JP2008523530A - モータ駆動のスピンドルに沿って対象を誘導する誘導システム及び該誘導システムを備えるモジュール - Google Patents

モータ駆動のスピンドルに沿って対象を誘導する誘導システム及び該誘導システムを備えるモジュール Download PDF

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本発明は、例えば、光学式ディスクプレイヤーにおける光学式読み取り/書き込みユニット(3)のような対象(3)をモータ駆動のスピンドル(5)に沿って誘導するための誘導システム(10、10’)に関する。誘導システム(10、10’)は、スピンドル(5)をかみ合わせるための係合手段(12)と、一定のスピンドル力(Fspindle)で係合手段(12)をスピンドル(5)にかみ合わせるためのバイアス手段(15)とを有する。改善のため、すなわち、スピンドルの負荷を極小化するため、係合手段(12)及びバイアス手段(15)は、スピンドル(5)に働くスピンドル力(Fspindle)を相殺できるよう配置され、合力、好適には、スピンドル(5)におけるモーメントの合計もがゼロにほぼ等しくなるようにする。本発明は、更に、光学式読み取り/書き込みユニット(3)、駆動システム及び本発明に従った誘導システム(10、10’)を備えた光学式ディスクプレイヤーのためのモジュール(1)に関する。

Description

本発明は、例えば、モータ駆動のスピンドルに沿って、光学式読み取り/書き込みユニットのような対象を誘導するための誘導システムに関する。
モータ駆動のスピンドルは、例えば、CD、DVD、又は、ブルーレイディスクプレイヤーにおいて、読み取り/書き込みユニットをディスクに沿って動かすために一般に使用されている。スピンドルと読み取り/書き込みユニットとの間の良好な係合接触を確保するために、上記ユニットは、誘導システムを備え、ナット、歯車又は他のネジ山付き若しくは歯付き部品のようなスピンドル係合手段と、上記スピンドルに係合接触させ、かつ、例えば、製作公差又は摩耗が原因で上記スピンドルと上記係合要素との間に生じ得る遊びを克服するために上記係合手段にバイアスを掛けるための、プレロードスプリングのようなバイアス手段とを有する。
この既知の誘導システムにおける不利点は、上記係合手段によって上記スピンドルに及ぼされる力が、モータ及び上記スピンドルを支えるベアリングに反力を生じさせてしまうことである。さらに、スピンドル力及び反力は、上記スピンドルに曲げモーメントを加えてしまう。これら力及びモーメントは、合計すると、総モータ負荷の約50〜80%の割合を占めてしまうこととなる。このことは、モータの小型化を妨げ、消費者が継続的に小型化を求める上述のCD及びDVDへの適用において特に煩わしいものとなる。さらに、モータ及びベアリングへの負荷は、それら自身の寿命にも影響する。それは、また、ベアリングとスピンドルとの間の摩擦の増大を引き起こし、スティックスリップのような非線形の動的挙動を引き起こしてしまい、言い換えると、システムの精度、特に、対象が所定距離を迅速にカバーしなければならないときにそのジャンプ性能を著しく損ねてしまう。
従って、本発明の目的は、自身の利点を維持しながらも、既知の誘導システムにおける不利点の少なくとも一部が克服された、上述のようなタイプの誘導システムを提供することである。より詳細には、本発明の目的は、係合手段とスピンドルとの密接な接触を維持させながら、スピンドル、ベアリング及び/又はモータへの負荷を極小化させることである。
この目的を達成するために、本発明に係る誘導システムは、請求項1における機能により特徴付けられる。特に、本目的は、本発明に従った誘導システムによって実現される。そのシステムは、スピンドルをかみ合わせるための係合手段と、一定のスピンドル力でスピンドルと係合手段とを係合させるバイアス手段と、有し、その係合手段及びそのバイアス手段は、スピンドルをその周囲に沿ったいくつかの位置で係合させるために配置され、それにより、各位置でスピンドル力を働かせ、これら力の合計が釣り合うようにするか、或いは、ゼロにほぼ等しくなるよう、スピンドル力の上記位置、方向、及び/又は、大きさが選択される。
スピンドルの外周におけるいくつかの位置に係合手段を配置することにより、かつ、適切にバイアス手段をセットすることにより、合力(個々のスピンドル力の合計)が釣り合うよう、或いは、ゼロにほぼ等しくなるように、係合手段が及ぼすスピンドル力を相殺させることが可能である。このように、良好な係合接触は、スピンドル及びモータにおける負荷を増大させることなく、係合手段とスピンドルとの間で実現され得る。
最も単純な実施例において、係合手段及びバイアス手段は、スピンドルにおける正反対の側に配置され、大きさが等しいが向き(サイン)が反対となるバイアス力を係合手段に働かせるようにしてもよい。より複雑な形態において、係合手段は、二個所より多い位置でスピンドルと係合し、それらの水平及び垂直要素の和が相殺されるよう、作用点、方向及び大きさが選択されてもよい。
同様に、多様な係合手段を適切に配置することにより、それぞれの係合手段がスピンドルに及ぼす個々のモーメントを、総合計がゼロとなり、或いは、ゼロにほぼ等しくなるよう、相殺することが実現され得る。これはまた、スピンドルに掛かる負荷を極小化させるのに役立ち、その支持ベアリング及び駆動モータと一緒に、このスピンドルが最小化され、かつ、その寿命が延長され得る。
好適な実施例において、誘導システムは、スピンドルの中心線に実質的に平行に伸びるピボット軸の周りに、駆動される対象に枢動可能に接続されてもよい。このようなピボット接続のおかげで、誘導システムは、例えば、製造誤差を原因として生じ得る、対象に対するスピンドル位置の横への小さな偏倚に合わせた調節ができる。このような場合、誘導システムは、単に、上記ピボット軸の周りを回転し、それにより、係合手段のスピンドルに関する配置が実質的に臨機応変となるよう維持し、スピンドルに沿った有利な負荷分散を維持する。
別の好適な実施例において、誘導システムは、駆動される対象に係合手段を結合するために長さが調節可能な結合手段を有していてもよい。このように調節可能な長さは、例えば、パンタグラフのような構造、又は、伸縮自在な装置により実現されてもよい。長さ調整は、誘導システムが、駆動対象に対するスピンドルの位置の上向き/下向き方向への偏倚を補えるようにし、そのような偏倚の場合にも、係合手段が上記スピンドルに関する有利な位置を維持できるようにする。このような調整可能な長さは、更に、上記ピボット接続と相まって、誘導システムが、上記スピンドルに関する係合手段の位置に影響を与えることなく、スピンドル位置の横への比較的大きな偏倚に対して、その方向を調節できるようにする。
本発明はまた、例えば、CD、DVD又はブルーレイディスクといった、本発明に従った誘導システムが備えられた光学式ディスクプレイヤーのためのモジュールに関する。このような誘導システムのおかげで、スピンドルが余計に搭載されることもなく、駆動モータ及び支持ベアリングは最小化され、装置全体を小型化することができる。さらに、スピンドルと支持ベアリングとの間の摩擦の低減のおかげで、寿命が延び、かつ、性能が向上し得る。本発明は、更に、このようなモジュールを備えた光学式ディスクプレイヤーに関する。
誘導システムの更に別の有利な実施例である、本発明に従ったモジュール及びディスクプレイヤーは、従属項において示される。
本発明を説明するために、典型的な実施例が、添付図面を参照しながら、以下に説明される。
図1は、例えば、CD、DVD又はブルーレイディスクプレイヤーといった読み取り/書き込みモジュール1を平面図により図式的に示す。モジュール1は、ディスク(図示せず。)を受け入れ、かつ、回転させるモータ駆動のターンテーブル2、上記ディスクにおける情報の読み取り、書き込み、かつ/或いは、そうでなければ、処理を行う(光学式)読み取り/書き込みユニット3、及び、上記ディスクの表面に沿って読み取り/書き込みユニット3を移動させるモータ駆動のスピンドル5を有する。スピンドル5は、一方の端部付近で回転可能にベアリング7により支持され、かつ、他方の端部付近で駆動モータ8により支持される。読み取り/書き込みユニット3は、レール、ロッド又は他の適切な誘導(ガイド)手段4上で摺動可能に支持され、本発明に従った、係合のための誘導システム10を備え、スピンドル5に沿って誘導される。
本発明に従った誘導システム10の基礎をなす基本原理は、これより、誘導システム10の第一図解実施例によって拘束された図1のスピンドル5の断面図を示す図2を参照しながらより詳細に説明される。この実施例において、誘導システム10は、2つのナットセグメントの形をとり、正反対の位置でスピンドル5とかみ合わせる係合手段12を有する。ナットセグメント12のそれぞれは、スピンドル5におけるネジ山付き又は歯付きの円筒形外面14と適合する、ネジ山付き又は歯付きの円筒形の接触面13を備える。
誘導システム10は、図2に示すように、一定のスピンドル力Fspindleで係合手段12をスピンドル5にかみ合わせるバイアス手段15を更に有する。このために、バイアス手段15は、少し曲がった、或いは、鉤型の2つのアーム16を有し、2つのアーム16は、一方の端部付近においてそれぞれナットセグメント12に接続され、他方の端部付近においてスピンドル5の中心線Cに実質的に平行に伸びる第一ピボット軸Rの周りで枢動可能に読み取り/書き込みユニット3に接続される。図示された実施例において、両アームは、単一のピボットジョイント18を介してユニット3に接続されるが、当然のことながら、別の実施例において、アーム16は、それぞれのピボット軸が一致する必要さえない2つの別々のピボットジョイントによって接続されてもよい。しかしながら、後者の場合、上記軸は、以下で説明するように、好適には、対称面Sに対し鏡面対称に伸びる。バイアス手段15は、更に、アーム16間に取り付けられるプリテンションのスプリング19を有し、バイアス力Fbiasにより互いの方向にアーム16を引っ張るようにする。
図2において最も良く見られるように、アーム16、ナットセグメント12及びスプリング19は、スピンドル5の中心線C及び第一ピボット軸Rを通って延びる、対称面Sに対して対称に配置される。スプリング19のバイアス力Fbiasは、スピンドル力Fspindleの作業線Wに実質的に平行に伸び、作業線Wは、スピンドル5の中心線Cを通って、対称面Sに実質的に垂直に伸びる。
このような対称配置のおかげで、ナットセグメント12が及ぼすスピンドル力Fspindleは、それぞれ大きさ(すなわち、バイアス力Fbiasの半分の大きさである。)が等しいが反対向きであり、それにより、スピンドル5にゼロ又は少なくともゼロに近い合力をもたらす。結果として、係合手段12を介して読み取り/書き込みユニット3がスピンドルベアリング7及び/又はモータ8に及ぼす負荷は、完全に無視できるものではないとしても、極小化される。
好適な実施例において、アーム16は、それぞれ追加的なピボットジョイント20を備え、それにより、アームを遠位部22及び近位部23に分け、第一ピボット軸Rに実質的に平行に伸びる第二ピボット軸R、第三ピボット軸Rのそれぞれの周りを相互に旋回可能とする。この追加的なピボットジョイント20のおかげで、本発明に従った誘導システム10は、たとえスピンドル位置が読み取り/書き込みユニット3に対し偏倚した場合(例えば、製造誤差を原因とする。)であっても、上述の有利な対称的スピンドル負荷を維持することができる。このことは、スピンドル5が、左方に距離Yにわたって、或いは、上方に距離Zにわたって、それぞれシフトされた2つの状況を図解する図3A及び図3Bを参照しながら説明される。
図3Aから始めると、スピンドル5の横へのシフトが、アーム16、ナットセグメント12、作業線W及び対称面Sを角度φだけ第一ピボット軸R周りに回転させ、言及した部品がそれらの各幾何学的配置を相互に維持している点が示される。しかしながら、この回転により、ナットセグメント12の作業線Wは、もはやスピンドル5の中心Cを正確に通って伸びておらず、そこから距離ΔLのところにある(図3Aでは、明確化のため誇張されている。)。結果として、ナットセグメント12が及ぼすスピンドル力Fspindleは、全く正反対ということにはならない。この作用は、小さい角度φでは無視できるものであるが、より大きな角度φ(より大きな偏倚Yに対応する。)では影響力が出てくる。このことは、作業線Wと対称面Sとの交点により描かれる経路である、破線で示されるカーブ17から見て取れる。基本的に、このカーブ17は、第一ピボット軸Rの周りの半径Lの円に対応し、Lは、第一ピボット軸Rと図2に示される歪みのない位置における誘導システム10の作業線Wとの間の(最初の)距離を表す。
上記議論から、Y方向における比較的大きな偏倚(又は、大きな角度φ)を調整するために、誘導システム10の長さLが調整可能である必要があることは明らかである。(図3Bに図示されるように)スピンドル位置が上向き又は下向きの方向Zへの偏倚を特徴とするときにも同じような調整が必要とされる。本実施例では、ピボットジョイント20のおかげで、このような調整が可能となる。ここで、図3Bを参照すると、スピンドル5がその元の位置(破線で示される。)からZ方向へ上向きにシフトされ、アーム16が伸ばされる点が示される。より詳細には、近位アームセグメント23が第一ピボット軸R1の周りを相互に回転し、それにより、アーム23間の角度αが減少する一方で、遠位アームセグメント22がそれぞれ第二及び第三ピボット軸R2、R3の周りを反対方向に回転し、それにより、遠位アームセグメント22と近位アームセグメント23との間の角度βが増大する。
好適には、係合手段12は、図3Bに示すように、2つの追加的なピボットジョイントを介して遠位アームセグメント22に枢動可能に接続され、アームセグメント22に対してそれらの方向(角度γ)を適応させることにより、係合手段12が正反対に位置合わせされたままとなるようにすることができる。
このように、バイアス手段15は、対称面Sに関するそれらの対称配置を保持することができ、それにより、確実にスピンドル力Fspindleが実質的に等しく反対向きの大きさとなるようにし、スピンドル5に掛かる合力がゼロか、或いは、ゼロに近いものとなるようにする。当然のことながら、スピンドル5が反対側にシフトされた場合(図示せず。)にも、近位セグメント22及び遠位アームセグメント23は、それら各自のピボット軸R1、R2、R3の周りを逆方向に旋回する。更に、実際には、スピンドル位置は、横方向及び上下方向の両方に偏倚可能であり、誘導システム10は、図3A及び図3Bに示す調整を組み合わすことができるようにする。
多くの用途において、とりわけ上述のCD、DVD又はブルーレイディスクモジュール1においても、スピンドルの直径は、非常に小さく、例えば、数ミリメートルのオーダーでしかない。結果として、アーム16間のスプリング19のために利用できる空間は、小さすぎることはないにしても、非常に小さいものである。図4Aは、それ故に、本発明に従った誘導システム10’における、このような限られた空間での用途に特に適した(但し限定されるものではない。)別の実施例を提示する。前述の実施例における部品に対応する部品は、対応する参照番号で示される。
図4Aに示す実施例は、以下、ヘルプアーム24として参照される2つの追加的なアームを備える点において図2に示す実施例と相違する。これらヘルプアーム24は、それぞれ相互に実質的に平行で、かつ、他のピボット軸R1〜R3とも実質的に平行に伸びる第四ピボット軸R4及び第五ピボット軸R5の周りを枢動可能としながら、読み取り/書き込みユニット3に接続される。ヘルプアーム24のそれぞれは、他方の端部付近において第一アーム16に、そのアーム16の第二及び第三ピボットジョイント20付近で、結合される。図2の実施例との別の相違点は、第一ピボットジョイント18が、その関連するピボット軸R1と共に、もはや誘導システム10’を読み取り/書き込みユニット3に接続しないが(この機能は、ヘルプアーム24により取って代わられている。)、代わりに、読み取り/書き込みユニット3の本体に枢動可能に接続される、読み取り/書き込みユニット3の一部分21に対してピボットジョイント18を押し付けるよう配置されるスプリング手段19によりスピンドル5の方向にバイアスが掛けられる点である。第一ピボットジョイント18は、アーム16を枢動可能に接続する。好適には、スプリング手段19は、比較的高いプリテンションと組み合わせて比較的弱いスプリング剛性を有するよう選択される。このことは、本システムにおける機械的公差に対してスプリング手段19が耐性を備えるのに役立つ。
この方法でピボットジョイント18にバイアスを掛けることにより、メインアーム16の近位端23は、相互に遠ざけるように押し付けられ、遠位端22を互いの方向に移動させ、ナットセグメント12が、正反対の位置で、スピンドル力Fspindleをスピンドル5に及ぼすようにする。対称面Sに関するバイアス手段の対称配置のおかげで、これらスピンドル力Fspindleは、前述の実施例のように、実質的に同じ大きさとなる。更に、当然のことながら、アーム16及び24のそれぞれは、それらのピボットジョイント18、20、25のおかげで、Y及びZ方向におけるスピンドル位置の偏倚を相殺するために、図3A及び図3Bの実施例で議論されたものと同様の方法により、それらの相対的な位置付けを調整することができる。
このことは、Y方向におけるスピンドル5の偏倚に対し、図4Bにおいて図解される。この図4Bから見て取れるように、偏倚yは、アーム16をピボットジョイント18周りに、それらの相対位置を変えることなく、回転させる。ヘルプアーム24は、それぞれ、それら各自のピボットジョイント25の周りを、それらの反対側のアーム端がピボットジョイント20でアーム16を継続的に支持するようにしながら、旋回させられる。
図5A及び5Bは、図4で図解される誘導システム10’の実践的な実施例の正面図及び斜視図をそれぞれ示す。図4の実施例から既知となる部品は、対応する参照番号で特定される。この実施例の動作原理は、図4に関して説明されたものである。この実践的な実施例では、全ての部品が、好適にはプラスチックにより、例えば、射出成形により、一体的に製造される。当然のことながら、一部材で一体的に製造されない別の実践も可能である。
本発明は、如何なる場合にも、明細書及び図面で提示された典型的な実施例に限定されるものではない。この明細書で図示され、かつ、説明された実施例(部品)の組み合わせもまた、明確に、本発明の範囲内に含まれるものとする。さらに、請求項で述べられるように、本発明の範囲内に含まれる多数の変形例が考えられる。
本発明に従った誘導システムを備える読み取り/書き込みモジュールの平面図である。 動作原理を説明するために本発明に従った誘導システムの第一図解実施例をより詳細に示す図である。 Y方向において読み取り/書き込みユニットに対する横向きの偏倚を有するスピンドルを備えた図2の誘導システムを示す図である。 Z方向において読み取り/書き込みユニットに対する上向きの偏倚を有するスピンドルを備えた図2の誘導システムを示す図である。 偏倚がゼロであるスピンドルを備える、本発明に従った誘導システムの図解実施例を示す図である。 横向きの小さな偏倚を有するスピンドルを備える、本発明に従った誘導システムの図解実施例を示す図である。 図4における誘導システムの実用的な実装を示す正面図である。 図4における誘導システムの実用的な実装を示す斜視図である。

Claims (14)

  1. 例えば、光学式ディスクプレイヤーの光学式読み取り/書き込みユニットのような対象をモータ駆動のスピンドルに沿って誘導するための誘導システムであって、
    スピンドルをかみ合わせるための係合手段と、
    一定のスピンドル力で前記係合手段を前記スピンドルにかみ合わせるためのバイアス手段と、を備え、
    前記係合手段及び前記バイアス手段は、前記スピンドルの外周に沿った複数の位置で前記スピンドルをかみ合わせるよう配置され、それにより各位置でスピンドル力を働かせ、
    前記スピンドル力の前記位置、方向及び/又は大きさは、それら力の和が値ゼロに等しくなるか、或いは、ほぼ等しくなるようにされる、
    ことを特徴とする誘導システム。
  2. 前記スピンドル力の前記位置、方向及び/又は大きさは、前記スピンドル力によってもたらされる、前記スピンドルで結果として生じるモーメントがゼロに等しくなるか、或いは、ほぼ等しくなるよう、選択される、
    ことを特徴とする請求項1の誘導システム。
  3. 前記係合手段は、正反対の位置で前記スピンドルをかみ合わせるよう配置され、それにより、実質的に等しい大きさで反対サインのスピンドル力を前記スピンドルに及ぼす、
    ことを特徴とする請求項1又は2の誘導システム。
  4. このシステムは、前記スピンドルの中心線に実質的に平行に伸びる第一ピボット軸周りに枢動可能となるよう、ピボットジョイントを用いて前記対象に結合される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかの誘導システム。
  5. 前記バイアス手段は、前記スピンドルの前記中心線及び前記第一ピボット軸を通って延びる対称面に対して対称に配置される、
    ことを特徴とする請求項4の誘導システム。
  6. 前記誘導システムは、特にその係合手段において、調整可能な長さを有する結合手段によって、駆動される前記対称に結合される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかの誘導システム。
  7. 前記バイアス手段は、少なくとも2つのアームとスプリング手段とを有し、
    前記アームは、正反対にある一組の係合手段に接続され、
    更に、各アームは、前記スピンドルの前記中心線に実質的に平行に伸びるピボット軸周りに枢動可能に接続され、
    前記スプリング手段は、前記係合手段を互いに向かって押し進めるよう、前記アームを連動させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかの誘導システム。
  8. 前記アーム群は、共通のピボット軸周りに枢動可能に接続される、
    ことを特徴とする請求項7の誘導システム。
  9. 前記アーム群の前記共通のピボット軸は、当該誘導システムが前記対象に結合されるところのピボットジョイントの第一ピボット軸に実質的に一致する、
    ことを特徴とする請求項8の誘導システム。
  10. 前記スプリング手段は、実質的には、前記アーム及び前記係合手段によって規定される空間の外側に位置付けられる、
    ことを特徴とする請求項7乃至9の何れかの誘導システム。
  11. 各アームは、少なくとも1つの追加ピボットジョイントを備え、それぞれのピボット軸は、前記アームにおける他のピボット軸に実質的に平行に伸びる、
    ことを特徴とする請求項7乃至10の何れかの誘導システム。
  12. 前記係合手段及び前記バイアス手段は、例えば、プラスチックから成形されて、一体的に製造される、
    ことを特徴とする請求項1乃至11の何れかの誘導システム。
  13. 光学式ディスクプレイヤーための、特に、CD、DVD又はブルーレイディスクにおける、読み取り、書き取り、或いは、ディスク上のデータの加工のためのモジュールであって、
    光学式読み取り/書き込みユニットと、
    前記読み取り/書き込みユニットをディスクに沿って駆動させるためのモータ駆動のスピンドルと、を有し、
    前記読み取り/書き込みユニットは、先行する請求項の何れかの誘導システムにより、前記スピンドルをかみ合わせる、
    ことを特徴とするモジュール。
  14. 請求項13のモジュールを備える光学式ディスクプレイヤー。
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