JP2000011386A - 光ピックアップ送り装置 - Google Patents

光ピックアップ送り装置

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JP2000011386A
JP2000011386A JP17275398A JP17275398A JP2000011386A JP 2000011386 A JP2000011386 A JP 2000011386A JP 17275398 A JP17275398 A JP 17275398A JP 17275398 A JP17275398 A JP 17275398A JP 2000011386 A JP2000011386 A JP 2000011386A
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JP
Japan
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guide shaft
optical pickup
chassis
optical disk
tilt
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JP17275398A
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Shuichi Tasaka
修一 田坂
Tomio Yamamoto
富夫 山本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップの対物レンズと光ディスクと
の相対的な傾きを小型で簡易に調整できる機構を実現す
る。 【解決手段】 チルト調整ネジ6aが調整アングル5を
押圧することによって、ガイドシャフト支持部材3aが
固定されたシャーシの弾性変形部4aを傾斜させること
により、光ピックアップ1を光ディスク8の半径方向に
送るための駆動ガイドシャフト2aを傾斜させ、駆動ガ
イドシャフト2aに支持された光ピックアップ1の対物
レンズ17と光ディスク8の傾き調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクや
光ディスク(以下、光ディスクという)の如き記録媒体
に情報を記録再生する記録再生装置の中でも特に光ピッ
クアップ送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の光ピックアップ送り装置の
構成を示す平面図であり、光ピックアップ1を光ディス
ク8の半径方向に搬送する手段として、リードスクリュ
ーによる駆動方式が一般的に採用されている。
【0003】以下に図5の動作について説明する。この
駆動方式はシャーシ4上に配置されたトラバースモータ
14(ステッピングモータやDCモータ等)を駆動源と
しており、トラバースモータ14の回転軸からネジが形
成された駆動ガイドシャフト2aまで駆動ギヤ11,中
間ギヤ12,モータギヤ13によって連結されている。
基本的に光ピックアップ1を搬送するためには、2本の
ガイドシャフト(駆動ガイドシャフト2aとサブガイド
シャフト2b)と1本のリードスクリューの計3本の軸
が必要であるが、図5に例示する構成では、ネジが形成
された駆動ガイドシャフト2aと1本のサブガイドシャ
フト2bの計2本の軸になっていて、夫々シャフト支持
部材3aに支持されている。本構成は、CDやMD(ミ
ニディスク)のトラバースにも多く見られる。
【0004】次に、駆動ガイドシャフト2aの回転運動
をこの駆動ガイドシャフト2aに螺合したナット15に
よって直線運動に変換させる。ナット15が、ナット板
バネ16を介して光ピックアップ1に固定されているこ
とから、駆動ガイドシャフト2aの回転角に応じて光ピ
ックアップ1を半径方向に所定の距離まで移動させるこ
とができる。例えば光ディスク再生時は、光ディスク8
をスピンドルモータ10によって所定の回転数に回転さ
せ、光ディスク8のトラックに書き込まれた情報を光ピ
ックアップ1が読み取りながら、光ディスク8の内周か
ら外周まで移動追従できるように、光ピックアップ1を
光ディスク8の半径方向にトラバースモータ14で間欠
的に搬送する。
【0005】図6は図5の要部の断面図を示している。
ターンテーブル9上に搭載された光ディスク8に対して
信号を記録再生する場合、常に光ピックアップ1の対物
レンズ17が、光ディスク8の情報面に対しトラッキン
グ方向(T)、フォーカス方向(F)ともに移動追従で
き、その際、対物レンズ17で集光されたレーザ光が光
ディスク8の基板に対し、所定のチルト角度内で入反射
するように設定することにより、記録再生動作を正常に
行うことができる。
【0006】そのため、光ピックアップ1に搭載された
対物レンズ17と光ディスク8の基板面の距離d1は、
光ディスク8の内周から外周に至るまで、所定の範囲内
にある必要があることから、光ピックアップ1を摺動可
能に担持している駆動ガイドシャフト2aと一方の側の
サブガイドシャフト2bは一定の距離で互いに平行に、
光ディスク8の基板面に対しても平行に配備されなけれ
ばならない。しかも近年、光ディスクの高密度化による
レーザの短波長化が進むにつれ、チルト角度の許容値が
小さくなっており、トラバースメカのシャーシの平面
度,モータの軸垂精度,ガイドシャフト(駆動ガイドシ
ャフト2a,サブガイドシャフト2bの総称)の取り付
け精度等、高精度化が要求されている。
【0007】この課題を解決すべく、チルト角調整式の
光ピックアップ送り装置が考案されている。DVDプレ
ーヤーの光ピックアップ送り装置に見られるように、部
品や組み立て等のばらつきを吸収するために調整機構を
設けて、スピンドルモータ10やガイドシャフト、また
は光ピックアップの傾き補正を行っている。一例とし
て、ガイドシャフトを傾斜させて、チルト角度を調整す
る方法として、特公平8−167162号公報に述べら
れているように、一対のガイドシャフトが光ディスクの
ラジアル方向に傾斜可能に、一端部が軸受で支持され
て、他端部は可動ブロック駆動機構によって昇降可能に
なっている構成が発表されている。
【0008】また、類似した送り機構として、磁気ディ
スクに映像を記録する電子スチルカメラがある。特許第
2632150号の磁気ヘッド調整装置では、ベースと
調整板によってガイドレース(シャフト)を傾けて調整
を行うことにより、磁気ヘッドと磁気ディスクとの相対
位置を調整している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな、チルト角調整式の光ピックアップ送り装置は、ガ
イドシャフトによって傾き補正する場合、特公平8−1
67162号公報に述べられていることは、2本のガイ
ドシャフトが光ディスクのラジアル方向に傾斜可能にな
るように、片端部が軸受で支持されて、他端部はモータ
を使用した可動ブロック駆動機構によって昇降させる。
【0010】この構成では可動ブロック駆動機構はガイ
ドシャフトの端部を延長して構成する必要があるため、
光ピックアップの送り装置のサイズが大きくなってしま
い、小型の機器に対して不向きであった。また、チルト
角度調整用のモータを必要とする場合はコストも高くな
る。
【0011】特許第2632150号の磁気ヘッド調整
装置の場合では、ガイドシャフトが支持固定された調整
板がベースと重なるため2層構造となり、その結果、重
量が増えることとなる。また、基準となるベースが変形
しないように、調整板の剛性を低くすると、スピンドル
モータの回転振動や外部からの加振に対し調整板の共振
が発生しやすくなる。
【0012】また、図5の従来例のように、駆動ガイド
シャフト2aとサブガイドシャフト2bの2本の軸によ
って光ピックアップ1がガイドされた場合、駆動ガイド
シャフト2aを傾けることによってチルト調整を行う
と、傾斜角度が増えるにつれて、駆動ガイドシャフト2
aとメタル軸受19の間でこじれが発生してしまい、駆
動ガイドシャフトの回転負荷が増大してしまう。しいて
は省電力化の妨げや軸受寿命に影響を及ぼすこととな
る。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、小型
でしかも簡単な構成で傾き補正を行うことができる光ピ
ックアップ送り装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し目的を達成するために第1の手段は、光ディスクを記
録再生するための光ピックアップと、前記光ピックアッ
プを前記光ディスクの半径方向に案内駆動するガイドシ
ャフトと、前記ガイドシャフトを支持するためのガイド
シャフト支持部材と、前記ガイドシャフト支持部材が固
定されたシャーシの弾性変形部と、前記シャーシの弾性
変形部以外の位置に固定された調整アングルと、前記シ
ャーシの弾性変形部に螺合し、前記調整アングルに当接
配置されたチルト調整用押圧部材を具備し、前記チルト
調整用押圧部材が前記調整アングルを押圧することによ
り、前記シャーシの弾性変形部を傾斜せしめ、前記ガイ
ドシャフトの両端部もしくは片端部を微小に上下動させ
ることで、前記ガイドシャフトを傾動可能にしたことを
特徴とする。
【0015】また、第2の手段は光ディスクを記録再生
するための光ピックアップと、前記光ピックアップを前
記光ディスクの半径方向に案内駆動するガイドシャフト
と、前記ガイドシャフトを支持するためのガイドシャフ
ト支持部材と、前記ガイドシャフト支持部材が固定され
たシャーシの弾性変形部と、前記シャーシの弾性変形部
以外の位置に固定された調整アングルと、前記調整アン
グルに螺合し、前記シャーシの弾性変形部に当接配置さ
れたチルト調整用押圧部材を具備し、前記チルト調整用
押圧部材が前記シャーシの弾性変形部を押圧することに
より、前記シャーシの弾性変形部を傾斜せしめ、前記ガ
イドシャフトの両端部もしくは片端部を微小に上下動さ
せることで、前記ガイドシャフトを傾動可能にしたこと
を特徴とする。
【0016】また、第3の手段は光ディスクを記録再生
するための光ピックアップと、前記光ピックアップを前
記光ディスクの半径方向に案内駆動するガイドシャフト
と、前記ガイドシャフトの端部を支持する軸受部と、前
記軸受部を介して前記ガイドシャフトを支持するガイド
シャフト支持部材と、前記ガイドシャフト支持部材が固
定されたシャーシと、ガイドシャフトの傾斜機構を具備
し、前記軸受部が自動調芯軸受によって構成されたこと
を特徴とする。
【0017】本発明によれば、小型でしかも簡単な構成
で傾き補正を行うことができる光ピックアップ送り装置
を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1から図4を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における光ピックアップ送り装置の構成を示す平面
図、図2は図1の光ピックアップ送り装置の調整前の要
部断面図、図3は図1の光ピックアップ送り装置の調整
後の要部断面図である。
【0020】ここで、図1は従来例の図5に示す構成に
チルト調整機構を設けた例を示す。
【0021】図1〜図3において、1は光ピックアッ
プ、2aは駆動ガイドシャフト、2bはサブガイドシャ
フトであり、説明の便宜上、2a,2bを総称してガイ
ドシャフトという場合がある。3a,3bはガイドシャ
フト支持部材、4はシャーシ、4a,4bはシャーシの
弾性変形部、5は調整アングル、6a,6bはチルト調
整ネジ、7は連結部材、8は光ディスク、9はターンテ
ーブル、10はスピンドルモータ、11は駆動ギヤ、1
2は中間ギヤ、13はモータギヤ、14はトラバースモ
ータ、15はナット、16はナット板バネ、17は対物
レンズ、18はメタル軸受を示す。
【0022】次に図1のチルト調整の動作について図2
及び図3を用いて説明する。従来例と同様に、光ディス
ク8に信号を記録再生する場合、光ディスク8をスピン
ドルモータ10によって、所定の回転数に回転させ、光
ディスク8のトラックに書き込まれた情報を光ピックア
ップ1が読み取ることによって、信号の記録再生動作が
可能となる。光ディスク8の内周から外周まで、ラジア
ル方向に光ピックアップ1を搬送する場合、シャーシ4
に担持されたトラバースモータ14の回転は、回転軸に
圧入されたモータギヤ13と中間ギヤ12と駆動ギヤ1
1により減速され、駆動ギヤ11が圧入された駆動ガイ
ドシャフト2aに回転が伝達する。
【0023】駆動ガイドシャフト2aには送りネジが形
成されており、ナット15はナット板バネ16により、
一定の付勢力で駆動ガイドシャフト2aに螺合してい
る。ナット板バネ16は光ピックアップ1にネジで固定
されているため、光ピックアップ1は駆動ガイドシャフ
ト2aの回転に応じて、光ディスク8の半径方向に搬送
される。また、光ピックアップ1は駆動ガイドシャフト
2aとサブガイドシャフト2bによって、光ディスク8
に対して平行に摺動可能に担持されている。
【0024】チルト調整ネジ6a,6bは、駆動ガイド
シャフト2aとサブガイドシャフト2bの両端部近傍に
配置されており、シャーシの弾性変形部4a,4bは、
図のように切欠き40a,40bが設けられているた
め、切欠き40a,40bの先端付近に螺合したチルト
調整ネジ6a,6bの先端が調整アングル5を押圧する
反力によって微小なたわみが発生する。調整アングル5
は、シャーシ4に対してネジ、またはかしめ等の連結部
材7で固定されており、チルト調整ネジ6a,6bの押
圧力でたわみが発生しないように剛性の高い材料やシャ
ーシより厚い板で構成されている。
【0025】図2は、ラジアル方向の傾き補正前の図1
の要部断面図を示し、これは初期的にターンテーブル9
の軸が駆動ガイドシャフト2aに対してラジアル方向に
θ1の傾斜角度が発生している場合を示す。実際には、
光ディスク8や光ピックアップ1の対物レンズ17自体
の傾きも発生するが、傾きがないものと仮定している。
スピンドル(光ディスク8)の傾きに合わせて、駆動ガ
イドシャフト2aの両端付近にあるチルト調整ネジ6a
を回転させ、ガイドシャフト支持部材3aを介して、駆
動ガイドシャフト2aをラジアル方向へ傾けて角度を調
整する。
【0026】図3は図2のラジアル方向の傾き調整後の
状態を示す。図のように、駆動ガイドシャフト2aをθ
1傾けることにより、光ピックアップ1の対物レンズ1
7と光ディスク8の傾きが補正されることにより、光デ
ィスク8の記録再生の性能を確保することができる。
【0027】同様に、サブガイドシャフト2bを調整す
る場合も、チルト調整ネジ6bの先端部が調整アングル
5を押圧することにより、シャーシ4の弾性変形部4b
を傾斜させることで、ガイドシャフト支持部材3bを介
して、サブガイドシャフト2bを傾斜させる。これによ
って、駆動ガイドシャフト2aに対してラジアル方向の
傾きを補正することができ、光ディスクの内周から外周
まで、光ピックアップ1の対物レンズ17と光ディスク
8の傾きを補正することができる。また、ターンテーブ
ルの傾きが逆方向に傾斜した場合は、光ディスク内周側
のチルト調整ネジを主体に傾き調整を行うことになる。
【0028】チルト調整時の光ディスクの傾き測定は、
外部よりヘリウムネオンレーザ等の可視光レーザを基準
ディスクとなるガラスディスクに照射し、出射光と反射
光の角度誤差を求めることによって計測ができる。ま
た、光ピックアップの再生RF信号のジッタが最も低い
値になるように調整する方法もある。
【0029】また、ターンテーブル9または光ディスク
8が光ピックアップ1の対物レンズ17に対してタンジ
ェンシャル方向にも傾斜している場合は、ラジアル方向
の調整を行った後、どちらか片方のガイドシャフトを基
準として、残りのガイドシャフトの両端を同一量上下さ
せることによって、タンジェンシャル方向の傾き調整を
行うことができる。
【0030】調整アングル5をシャーシ4に固定する代
わりに板金シャーシの場合、外形の一部を延長してや
り、プレス加工時に外側より内側に向けて曲げ加工を行
って調整アングルを形成してもよい。シャーシと一体構
造なので組み立ての工数が削減できる。
【0031】(実施の形態2)次に実施の形態2では、
実施の形態1における駆動ガイドシャフト2a,サブガ
イドシャフト2bの両端部にあるチルト調整ネジ6a,
6bの光ディスク8の内周側または外周側のどちらか一
方のチルト調整ネジを廃止し、片方のチルト調整ネジだ
けで調整する。つまりガイドシャフトの両端部のどちら
か一方が支点となり、片側のみをチルト調整ネジ6aま
たはチルト調整ネジ6bで調整する構成である。
【0032】この場合、タンジェンシャル方向の傾き調
整が制限されるため、加工によってガイドシャフトの支
点部となるガイドシャフト支持部材の高さを初期の状態
で確保することによって、駆動ガイドシャフト2aとサ
ブガイドシャフト2bの相対高さズレを最小限にでき
る。これによってタンジェンシャルの傾きが抑えられ、
ラジアル方向主体の調整が可能となる。また、光ピック
アップ1の対物レンズ17と光ディスク8の距離のばら
つきも抑えることができる。もちろん、片方のガイドシ
ャフトは両端を調整できるようにして、残り一方のガイ
ドシャフトのみ片側を調整する組み合わせであってもよ
い。
【0033】これによって部品点数が削減できるだけで
なく、調整時間を短縮することができるため大幅なコス
トダウンができる。
【0034】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3における光ピックアップ送り装置の調整後の要部断
面図である。この実施の形態3は調整アングル5にチル
ト調整ネジ6a,6bを螺合させ、光ディスク8装着側
からシャーシ4の弾性変形部4aを押すことによりチル
ト調整を行う。光ピックアップ送り装置を調整検査する
場合、光ディスクの交換作業が必要であるため、光ディ
スク側を上にして水平置きの姿勢で行うのが一般的であ
る。この場合、前記実施の形態1または2では、下部よ
りドライバー先端をチルト調整ネジ6a,6bに挿入し
て、チルト調整ネジを回転させて調整作業を行うため、
作業時の視認性の問題がある。
【0035】この構成では、上部からドライバーをチル
ト調整ネジに挿入できるため、調整作業が容易であり、
自動化も対応しやすい。また、チルト調整ネジの緩み止
めに接着剤等を塗布する場合も上部から容易に作業でき
る。
【0036】光ディスク装着時は、内周側のチルト調整
ネジの調整を行うことは困難であるが、実施の形態2の
ように、駆動ガイドシャフト2aとサブガイドシャフト
2bの光ディスク内周部を支点として、外周部にあおり
調整ビスがあれば、光ディスク装着時でも上部から調整
することができる。
【0037】(実施の形態4)実施の形態4を前記図1
〜図4を使って説明する。光ディスク8の内周側に設け
られた図2〜図4に例示するメタル軸受18は、駆動シ
ャフト回転時の負荷低減とクリアランスを最小限にする
ために設けられている。従来のメタル軸受19(図6)
は図示するように、その外周が直線形状であるに対し、
本実施の形態4は図2〜図4に例示するようにメタル軸
受18の外周を鼓形状にすることにより、ガイドシャフ
ト支持部材3aとメタル軸受18との間で傾きが発生し
ても、メタル軸受18と駆動ガイドシャフト2aにこじ
れが発生しないような構成を提供することができる。
【0038】つまり、メタル軸受18を自動調芯型にす
ることで、駆動ガイドシャフト2a外径とメタル軸受1
8内径のクリアランス、メタル軸受18外径とガイドシ
ャフト支持部材3a内径とのクリアランスを、駆動ガイ
ドシャフト2aの傾きに影響されることなく精度を保つ
ことができる。チルト調整により、駆動ガイドシャフト
2aが大きく傾斜した場合でも回転負荷が増大したり、
メタルが損傷することはない。
【0039】従来のチルト調整機構では、回転しない固
定ガイドシャフトによって傾き調整が行われていたが、
この構成によってガイドシャフトとリードスクリューが
一体化した駆動シャフト方式においても、シャフト調整
式のチルト調整機構を実現することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ピックア
ップ送り装置では、送りネジが形成されたガイドシャフ
ト(駆動ガイドシャフト)でのチルト調整が可能とな
る。従来のようにモータを使用した調整機構が不要とな
り小型化が可能となる。また、従来のように2枚シャー
シ構成による共振の問題もないため、今後の光ディスク
の高速回転化によるスピンドルモータの振動や、ポータ
ブル機器での外部振動の発生時でも対応することができ
る。
【0041】また、ガイドシャフトとリードスクリュー
一体化構成と相まって、装置の小型化が実現できる。ま
た簡単な構成であるため低コスト化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ピックアップ
送り装置の構成を示す平面図
【図2】図1の調整前の要部断面図
【図3】図1の調整後の要部断面図
【図4】本発明の実施の形態4における光ピックアップ
送り装置の調整後の要部断面図
【図5】従来の光ピックアップ送り装置の構成を示す平
面図
【図6】図5の要部の断面図
【符号の説明】
1 光ピックアップ 2a 駆動ガイドシャフト 2b サブガイドシャフト 3a,3b ガイドシャフト支持部材 4 シャーシ 4a,4b シャーシの弾性変形部 5 調整アングル 6a,6b チルト調整ネジ 8 光ディスク 9 ターンテーブル 10 スピンドルモータ 17 対物レンズ 18 メタル軸受(自動調芯軸受)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを記録再生するための光ピッ
    クアップと、前記光ピックアップを前記光ディスクの半
    径方向に案内駆動するガイドシャフトと、前記ガイドシ
    ャフトを支持するためのガイドシャフト支持部材と、前
    記ガイドシャフト支持部材が固定されたシャーシの弾性
    変形部と、前記シャーシの弾性変形部以外の位置に固定
    された調整アングルと、前記シャーシの弾性変形部に螺
    合し、前記調整アングルに当接配置されたチルト調整用
    押圧部材を具備し、 前記チルト調整用押圧部材が前記調整アングルを押圧す
    ることにより、前記シャーシの弾性変形部を傾斜せし
    め、前記ガイドシャフトの両端部もしくは片端部を微小
    に上下動させることで、前記ガイドシャフトを傾動可能
    にしたことを特徴とする光ピックアップ送り装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクを記録再生するための光ピッ
    クアップと、前記光ピックアップを前記光ディスクの半
    径方向に案内駆動するガイドシャフトと、前記ガイドシ
    ャフトを支持するためのガイドシャフト支持部材と、前
    記ガイドシャフト支持部材が固定されたシャーシの弾性
    変形部と、前記シャーシの弾性変形部以外の位置に固定
    された調整アングルと、前記調整アングルに螺合し、前
    記シャーシの弾性変形部に当接配置されたチルト調整用
    押圧部材を具備し、 前記チルト調整用押圧部材が前記シャーシの弾性変形部
    を押圧することにより、前記シャーシの弾性変形部を傾
    斜せしめ、前記ガイドシャフトの両端部もしくは片端部
    を微小に上下動させることで、前記ガイドシャフトを傾
    動可能にしたことを特徴とする光ピックアップ送り装
    置。
  3. 【請求項3】 光ディスクを記録再生するための光ピッ
    クアップと、前記光ピックアップを前記光ディスクの半
    径方向に案内駆動するガイドシャフトと、前記ガイドシ
    ャフトの端部を支持する軸受部と、前記軸受部を介して
    前記ガイドシャフトを支持するガイドシャフト支持部材
    と、前記ガイドシャフト支持部材が固定されたシャーシ
    と、ガイドシャフトの傾斜機構を具備し、 前記軸受部が、自動調芯軸受で構成されたことを特徴と
    する光ピックアップ送り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6590854B2 (en) * 2001-09-07 2003-07-08 Gold Summit International Technology Corp. Read-wrte head fine adjustment and driving structure
US6901599B2 (en) 2002-01-16 2005-05-31 Canon Kabushiki Kaisha Optical-pickup feeding device, and optical-disk apparatus mounting the device

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