JPS6386165A - フロツピ−デイスク装置のキヤリツジ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はリードスクリュ方式によってキャリッジをシー
ク移動させるフロッピーディスク装置のキャリッジｍ構
に関する。

（従来の技術） 可撓性の磁気ディスクに磁気ヘッドを接触摺動させ、情
報の記憶および再生を行なうフロッピーディスク装置で
は、リードスクリュ方式により磁気ヘッドをディスクの
所定位置にシーク移動させるキャリッジ機構が広く用い
られている。

このリードスクリュ方式のキャリッジ曙構は、第４図お
よび第５図に示すようにステッピングモ−タ１３によっ
て回転するリードスクリュ１４のねじ状の溝（以下、■
溝と称す）１５に、メインレール１１ａによって摺動支
持されたキャリッジ１１の側面から出ているニードル１
２を嵌め込んだ構成となっている。

以上の構成により、リードスクリュ方式のキャリッジ機
構では、ステッピングモータ１３の回転によりリードス
クリュ１４が回転し、この回転゛によりニードル１２が
リードスクリュ１４のＶ溝１５に沿って移動してキャリ
ッジ１１に搭載された磁気ヘッド（図示せず）をディス
クの所定位置にシーク移動させている。

ところで、上記に示したようなリードスクリュ方式のキ
ャリッジ機構にあっては、ニードル１２がステッピング
モータ１３の駆動力をキャリッジ１１に伝達するように
構成されているため、ニードル１２とＶ溝１５との嵌め
込み状態が重要なポイントの一つとなる。つまり、例え
ば、キャリッジ１１のシーク時にニードル１２が浮いた
り、あるいはニードル１２が摩耗してＶ溝１５から離れ
るような事があると、トラック誤差が生じて正確なデー
タの読み出し／ＩＩ込みを行なえなくなる。

そこで、従来は、リードスクリュ１４の上側にニードル
１２に対向するようにしてニーモル押えばね１６および
ばね押え板１７を設け、ニードル１２とＶ溝１５の嵌め
込み状態を安定させるような機構をとっていた。すなわ
ち、上記ニーモル押えばね１６は、そのばね圧がニード
ル１２方向にかかるように取付けられているものであり
、したがって、リードスクリュ１４は上記ばね圧により
ニードル１２方向に押されきみに回転運動をするように
なる。このため、ニードル１２は■８１１１５から外れ
ることなくステッピングモータ１３の回転運動を直ＩＩ
Ｉ動に換えてキャリッジ１１に伝°遠できるようになる
。なお、上記バネ押え板１７は、外部振動等によりニー
モル押えばね１６が必要以上に動くことを防止するもの
である。

しかしながら、このような構成のキャリッジ機構にあっ
ては、ニーモル押えばね１６の寸法や取付は方により、
リードスクリュ１４に作用するばね圧が異なってくる。

したがって、例えば、ニーモル押えばね１６のばね圧が
働かない場合は、ニードル１２とＶ溝１５との間に隙間
を生じることとなりキャリッジ１１をシーク移動させた
際に、トラッキング位置に誤差つまりヒステリスが大き
くなる。逆に、ニーモル押えばね１６のばね圧が大にな
った場合は、ステッピングモータ１３に負荷がかかるた
め、やはり、ヒステリスが大きくなる。また、ニーモル
押えばね１６のばね圧が弱い場合は、ニードル１２の摩
耗が生じた際にニードル１２と■溝１５との間の隙間に
対して追従できなくなり、やはり、ヒステリスが太き（
なる。

このように、ニーモル押えばね１６は、その取付は方や
寸法によりはね圧がばらつき、トラッキング精度に誤差
が生じ易くなるため、そのばね圧の調整が必要となって
くる。このばね圧の調整において、従来の機構の場合、
第６図に示すようなシム１８による調整となる。すなわ
ち、ニーモル押えばね１６の下にシム１８を介在させ、
このシム１８の厚さを変えることによりリードスクリュ
１４に作用するニーモル押えばね１６のばね圧の調整を
行なうこととなる。

しかしながら、上記シム１８による調整を行なう場合に
は、−旦組み立てたキャリッジ１１を分解してシム１８
を取付けるため、再組立て、再調整および確認をしなＧ
ｉればならず製造性が悪くなる。さらに、このようにし
てシム１８によるばね圧調整を行なった場合でも、キャ
リッジ１１を装置本体へ組み込んだ際に１ステツピング
モータ１３等の位置関係のばらつきなどの要素が入って
くるため再度調整する必要が起きてくる。このような場
合、キャリッジ１１を装置本体に組み込んだ状態での調
整が不可能（キャリッジ単位の調整が必要なため）なだ
め、再び分解しなければならず非常に製造性が悪くなる
。

（発明が解決しようとする問題点） 上記した如く、従来の機構では、ニーモル押えばねのば
ね圧ｗ４Ｗｉを行なう場合にはシムを用いなければなら
ず、キャリッジの分解、再組立て等の作業が必要であり
、また、キャリッジが装置本体に組立てられた状態での
調整が不可能となり非常に製造性を悪くするものであっ
た。

本発明は上記のよ゛うな点に鑑みなされたもので、キャ
リッジ分解、再組立て等の作業を必要とすることなく、
さらに、キャリッジが装置本体に組立てられた状態での
ニーモル押えばねのばね圧調整を行なうことができるよ
うなフロッピーディスク装置のキャリッジ機構を提供す
ることを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） すなわち、本発明に係わるフロッピーディスク装置のキ
ャリッジ機構にあっては、上記ニーモル押えばねのばね
圧をねじの締付けあるいは緩め加減によって調節するば
ね圧調整手段を備えて構成したことを特徴とする。

（作用） 上記のようにして構成されるフロッピーディめ付けある
いは緩めることによりリードスクリュにかがるはね圧が
変化する。したがって、キャリッジ分解、再組立て等の
作業を必要とすることなく、さらに、キャリッジが装置
本体に組立てられた状態でのばね圧調整を行なうことが
できるようになる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明のフロッピーディスク装置
のキャリッジ機構を説明する。第１図は一実施例に係わ
るフロッピーディスク’８Ｈのキャリッジ機構を示す図
であり、第２図は上記第１図のｉｓを取出して示した図
である。なお、第１図および第２図において第４図と同
一部分には同一符号を付して以下の説明は省略するもの
とする。

本実施例のキャリッジ機構にあっては、ばね押え板１７
に設けられたねじ穴１７ａに丸ねじ２１が設けられてい
る。この丸ねじ２１は、その頭部２２を回転させること
により矢印２３ａおよび矢印２３ｂ方向に移動するよう
にばね押え板１７に取付けられ、例えば矢印２３ａ方向
に移動した場合には、ニーモル押えばね１６を押圧する
ようなる。なお、この場合、ニーモル押えばね１６は、
最初はり一ドスクリュ１４に対して多少浮いた状態か必
要ばね圧より小さめ働くように、部品寸法あるいは取付
けを行なっておく。そして、上記丸ねじ２１を矢印２３
ａ方向に移動させて、ニーモル押えばね１６を押圧し、
リードスクリュ１４に所定のばね圧が働く状態に設定し
ておく。

このようにして構成されるキャリッジ機構にあっては、
リードスクリュ１４に対して動くニーモル押えばね１６
のばね圧は、丸ねじ２１の押圧力に依存して動くことに
なる。すなわち、例えば、丸ねじ２１を矢印２３ａ方向
に移動させることによりニーモル押えばね１６に対する
押圧力を強くした場合は、ニーモル押えばね１６のリー
ドスクリュ１４に対するばね圧も強く働くようになり、
逆に、丸ねじ２１を矢印２３ｂ方向に移動させて押圧力
を弱くした場合は、ニーモル押えばね１６のばね圧も弱
く働くようになる。

このように、本実施例のキャリッジ機構にあっては、丸
ねじ２１の調節により、ニーモル押えばね１６のばね圧
を変化させることができる。したがって、ニーモル押え
ばね１６の部品精度や取付けのばらつきによって生じて
いたばね圧のばらつきを丸ねじ２１の調節により補うこ
とができるものであり、安定した品質の確保が可能とな
る。また、丸ねじ２１の調節作業すなわちねじを締付け
るか緩めるかの作業だけで、ニーモル押えばね１６のば
ね圧を調整することができるため、ばね圧調整作業が非
常に簡単になる。また、従来のようなシム調整のときの
ようなキャリッジの分解、再組み立てといった作業がな
くなるため、キャリッジを装置本体に組み込ん状態でも
ばね圧調整が可能となる。

さらに、従来はニーモル押えばね１６のばね圧調整を行
なうためには、非常に高い精度の部品が必要であったが
、本実施例は通常レベルの精度で充分となり、コスト的
にも安価となる。

なお、第３図は他の実施例に係わるキャリッジ機構を示
すものであり、この場合は、ボルト３１およびナツト３
２を用いてニーモル押えばね１６のばね圧を調整するよ
うに構成したものであり、このようにして構成した場合
でも上記同様の効果が得られるものである。

また、上述した実施例は、ばね押え板１７をねじ保持部
材として兼用し、ばね圧調整手段を構成したが、本発明
はこの構成に限られるものではない。

例えば、ばね押え板１７が無いリードスクリュ方式のキ
ャリッジ機構の場合は、キャリッジ１１からニーモル押
えばね１６をねじ押圧することによりばね圧調整手段を
構成しても良い。また、上述した実施例ではキャリッジ
１１とニードル１２とは別部材であるが、当然のことな
がらニードルをキャリッジに一体性型したものを用いて
も良い。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、ニーモル押えばねのばね
圧をねじの締付けあるいは緩め加減によって調節するば
ね圧調整手段を備えて構成したことによりキャリッジ分
解、再組立て等の作業を必要とすることなく、さらに、
キャリッジが装置本体に組立てられた状態でのばね圧調
整を行なうことが可能となる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例に係わるキャリッジ機構を示
す図、第２因は上記第１図の要部を取出して示した図、
第３図は本発明の他の実施例に係わるキャリッジ機構の
要部を取出して示した図、第４図および第５図は従来の
キャリッジ機構を示す図、第６図はシムを取付けた場合
の従来のキャリッジ機構の要部を取出して示した図であ
る。 １１・・・キャリッジ、１２・・・ニードル、１３・・
・ステッピングモータ、１４・・・リードスクリュ、１
５・・・Ｖ溝、１６・・・ニーモル押えばね、１７・・
・ばね押え板、２１・・・丸ねじ、３１・・・ボルト、
３２・・・ナツト。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図 第３図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 キャリッジに搭載された磁気ヘッドを可撓性の磁気ディ
   スクに接触摺動させ、情報の記憶および再生を行なうフ
   ロッピーディスク装置において、ねじ状の溝が切られた
   リードスクリュを回転させるステッピングモータと、 上記キャリッジに設けられ上記リードスクリュの溝に嵌
   め込まれたニードル部と、 上記キャリッジに設けられ上記リードスクリュに上記ニ
   ードル部と上記リードスクリュとの接点方向へ押圧力を
   与えるよう上記リードスクリュに接触するニードル押え
   ばね手段と、 上記キャリッジに設けられ上記ニードル押えばね手段の
   上記リードスクリュ側と反対側にあって、上記ニードル
   押えばね手段と所定の距離を有して位置し、上記ニード
   ル押えばね手段の上記リードスクリュへ押圧力を与える
   部分に対応する部分にねじ穴を有するねじ保持部材と、 このねじ保持部材の上記ねじ穴に取付けられ上記ニード
   ル押えばね手段に接触し、上記ニードル押えばね手段の
   上記リードスクリュ押圧力を調整する調整用ねじとを具
   備したことを特徴とするフロッピーディスク装置のキャ
   リッジ機構。