JP2008523210A - ポリシロキサン加工助剤および触媒中和剤を含むポリマー - Google Patents

ポリシロキサン加工助剤および触媒中和剤を含むポリマー Download PDF

Info

Publication number
JP2008523210A
JP2008523210A JP2007545495A JP2007545495A JP2008523210A JP 2008523210 A JP2008523210 A JP 2008523210A JP 2007545495 A JP2007545495 A JP 2007545495A JP 2007545495 A JP2007545495 A JP 2007545495A JP 2008523210 A JP2008523210 A JP 2008523210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
polymer
catalyst
hydroxyl
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007545495A
Other languages
English (en)
Inventor
ホ,トイ,エイチ.
ラケマン,パスカル,イー.アール.イー.ジェイ.
リー,ロビン,ジェイ.
ウエバーズ,ロナルド
Original Assignee
ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド filed Critical ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド
Publication of JP2008523210A publication Critical patent/JP2008523210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/08Copolymers of ethene
    • C08L23/0807Copolymers of ethene with unsaturated hydrocarbons only containing more than three carbon atoms
    • C08L23/0815Copolymers of ethene with aliphatic 1-olefins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/03Polymer mixtures characterised by other features containing three or more polymers in a blend
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/06Polymer mixtures characterised by other features having improved processability or containing aids for moulding methods
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L71/00Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L71/02Polyalkylene oxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

A)オレフィンポリマー、B)ポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体を含む触媒中和剤、ならびに、C)ヒドロキシル−、カルボン酸−、ジ(C1〜20ヒドロカルビル)アミノ−、または、C2〜10アルケニル−官能基を含む相互作用性ジオルガノポリシロキサン化合物を含む加工助剤を含む、溶融押出特性が改良されたポリマー組成物。

Description

(相互参照の記載)
本発明は、2004年12月7日に提出された米国Provisional Application No.60/633,869の利益を請求する。
本発明は、相互作用性ジオルガノポリシロキサン加工助剤およびカチオン性ポリアルコキシラート触媒中和剤を含むオレフィンポリマーに関する。本発明のポリマーは、溶融レオロジー特性が改良され、特に溶融押出条件下における圧力差が減少する。
ポリエチレンおよびポリプロピレンのようなオレフィンポリマーは、多くの場合遷移金属重合触媒を用いて製造されるが、そのため少量の触媒残渣がポリマー中に残存する。少量の中和化合物をポリマー中に均一に混合することによって、このような残渣は一般的に不活性化または中和され、着色物の生成が低減される。これは通常、ポリマーが溶融状態または重合反応器から排出されるポリマーストリームである間に、ポリマーに添加剤を混合することにより行われる。
WO−93/55920は、オレフィンポリマーの触媒中和剤にポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体を用いることを開示した。例として、ポリ(オキシアルキレン)化合物類のアルカリ金属−、アルカリ土類金属−、および、アンモニウム誘導体、特に混合ポリ(オキシアルキレン)化合物のカリウムアルコキシラート塩が挙げられていた。好適な中和剤は、数平均分子量が1000から3000amuのものであった。
米国特許第4,740,341号には、押出特性が改良された、直鎖状エチレンポリマー、フルオロポリマーおよびポリシロキサンのブレンドが開示された。米国特許第5,708,085号は、特定の相互作用性ポリマー性シロキサン、特にヒドロキシル−、カルボン酸−、窒素−、またはビニル基のような官能基を含むジオルガノポリシロキサン化合物であり、オレフィンポリマー、特に低密度ポリエチレンと混合すると、そのオレフィンポリマーの溶融加工特性を改善したものを開示する。好適な加工添加剤は、分子量が100,000から1,000,000amuであった。ジオルガノポリシロキサン中の官能基の存在が化合物をより疎水性にし、化合物が金属製押出機器およびダイの表面へ移行することを許容する結果、生成物の表面疎水性が改良されると推測された。このジオルガノポリシロキサン化合物を混合することによって、得られるポリマーは一般的に、メルトフラクチャーおよび押出機トルクが減少し、金型の充填および離型が改善され、ならびに、滑り性および表面の耐スクラッチ性が改善される。しかし、このような化合物が移行する前記性質はまた、溶融加工操作時に押出機器の金属表面へのプレートアウトが増加することにもつながるおそれがあり、不都合である。これは、金型および押出機器の表面に蓄積する多量の残存物を、定期的に清掃したり他の方法で除去したりする必要性が増大することにつながりかねない。
従って、前記ポリマーブレンドによって先行技術は進歩したとはいえ、さらにポリマー加工特性を改良することが望まれる。詳細には、加工添加剤を減量しつつも、同等ないし改良されたポリマー特性を達成することが望まれる。減量したジオルガノポリシロキサン化合物を用いて、プレートアウトを低減または排除し、添加剤の費用を低減することが、特に望まれる。
本発明は、
A)オレフィンポリマー、
B)ポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体を含む触媒中和剤、ならびに、
C)ヒドロキシル−、カルボン酸−、ジ(C1〜20ヒドロカルビル)アミノ−、または、C2〜10アルケニル−官能基を含む相互作用性ジオルガノポリシロキサン化合物を含む加工助剤、
を含む、溶融押出特性が改良されたポリマー組成物を提供する。
ポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体が前述のポリマー性組成物に存在することによって、加工特性を著しく損なわずに相互作用性ジオルガノポリシロキサン化合物を減量することが可能となることが発見され、一部の加工条件下では加工特性の改善が観察された。相互作用性ジオルガノポリシロキサン化合物の使用量を低減することによって、最終的なポリマー性組成物のコストが低くなることに加えて、本発明の組成物はプレートアウトの発生率が下がり、ポリ(オキシアルキレン)化合物の加工助剤への悪影響が低減することにより特徴づけられる。
米国特許実務を目的として、本明細書で参照する任意の特許、特許出願または公開の内容、特に合成手法、原材料、および技術分野の一般的知見の開示に関しては、参照することによってその全体を本明細書に援用(または、参照することによってそれらの対応米国出願を同様に援用)する。特に反する記載がされたり、文脈から黙示されたり、または、当該技術分野ではそれが通常といえる場合を除いては、全ての部およびパーセントは重量を基準とする。
本明細書に「含む」の語やその派生語を示す場合は、任意の追加の成分、ステップ、または方法の存在を排除することを意図するものでなく、これは、それらが本明細書中に記載されているか否かによって異なるものではない。あらゆる疑義を避けるため、「含む」の語を用いることにより本明細書中に記載される組成物は全て、反する記載のない限り、任意の追加の添加剤、補助剤、またはコンパウンドを含み得る。これと対照的に「〜から実質的になる」の語を本明細書に示す場合は、それに続く列挙の範囲からはいかなる他の成分、ステップまたは方法をも除外するが、実施可能にするため必須ではないものは例外とする。「〜からなる」の語を用いる場合は、特に表されまたは列挙されていない成分、ステップまたは方法をすべて除外する。「または」の語は、特に反する記載のない限り、列挙された構成要素を単独でさすだけではなく、任意の組み合わせをもさす。
成分A)
本発明で使用するポリマーとしては、1つ以上のオレフィンの付加重合により製造した任意のポリマー、特に、1つ以上のC2〜10α−オレフィンのホモポリマーおよびインターポリマーが挙げられる。例としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、または、4−メチル−1−ペンテンのホモポリマー、エチレンと1つ以上のC3〜10α−オレフィンもしくはスチレンとのインターポリマー、2つ以上のC3〜10α−オレフィンのインターポリマー、エチレン、1つ以上のC3〜10α−オレフィンおよび場合によりスチレンもしくはC4〜20ジオレフィンのインターポリマー、ならびに、1つ以上のC3〜10α−オレフィンと、スチレン、C4〜20ジオレフィンもしくはスチレンとC4〜20α−オレフィンとの混合物とのインターポリマーが挙げられる。好適なインターポリマーとしては、各ポリマー鎖中に複数のモノマー残基を含む、ブロックもしくはランダムコポリマー、個別に製造されたポリマーからペンダント様にぶらさがった1つ以上のモノマーのポリマーセグメントを含む、グラフトコポリマー、ならびに、個別のポリマー成分の混合物を含むコポリマーブレンド、例えば、比較的結晶性の高いポリマー成分と比較的弾性の高いポリマーのオカルジョン(occlusion)もしくはドメイン(domain)とのマトリックスを含むブレンド、または、2つ以上のオレフィンポリマーを含む均一ブレンドが挙げられる。
本発明の成分A)として使用するのに好適なオレフィンポリマーとしては、アイソタクチックポリプロピレン(isotactic)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、および、高密度ポリエチレン(HDPE)が挙げられる。非常に好適なオレフィンポリマーは、エチレンと1つ以上のC3〜10α−オレフィン、特に1−ブテン、1−ヘキセン、または、1−オクテンとを、遷移金属含有触媒を用いて共重合させて製造したLLDPE樹脂である。好適には、成分A)として用いるポリマーは、密度が0.85から0.98g/cc、より好適には0.87から0.95g/ccであり、重量平均分子量(Mw)が60,000から20,0000である。
非常に好適なオレフィンポリマーは、1つ以上の遷移金属誘導体および共触媒または活性化剤を含む触媒を用いて製造される。好適な遷移金属は、周期表第3〜10族の金属である。好適な化合物の例としては、ハロゲン化チタン、ハロゲン化バナジウム、および、オキシハロゲン化もしくは酸化バナジウム、具体的には三酸化クロムおよび三酸化モリブデンが挙げられる。混合オキシハライド、ヒドロカルビルオキシド、混合ハライドおよびヒドロカルビルオキシドもまた好適に用いられる。共触媒または活性化剤としては、有機アルミニウム化合物、例えばトリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニウムクロリド、混合有機アルミニウム−マグネシウム錯体、または、ポリマー性もしくはオリゴマー性アルミニウムオキシアルコキシド、例えばメチルアルモキサンを用いてもよい。
好適な触媒としてはチーグラー−ナッタ触媒とフィリップス系触媒の両方が挙げられ、さらに、1つ以上の非局在化されたπ電子含有リガンドもしくは電子供与体リガンドを有する遷移金属含有錯体も挙げられる。好適な化合物としてはメタロセン、ハーフメタロセン、幾何拘束性触媒、シングルサイト触媒、および、電子供与性錯体が挙げられ、これらの合成および使用は当業者に周知である。
好適には、本発明で用いられるオレフィンポリマーは、ハロゲン、周期表第3〜6族の遷移金属、および、場合によりマグネシウムおよび/またはアルコキシド、ならびに、有機アルミニウム共触媒を含む触媒組成物、特にチーグラー−ナッタ触媒またはフィリップス系触媒を用いて製造される。
成分B)
好適なポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体は、1つ以上のアルキレンオキシド、好適にはエチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド(PO)および/またはブチレンオキシド(BO)を一価または多価の反応性プロトン基含有開始剤化合物と塩基触媒重合することよって得られた化合物である。1つより多くのアルキレンオキシドを添加剤組成物の製造に用いる場合は、そのアルキレンオキシドは同時にまたは順次反応させてよく、その結果アルキレンオキシ基がランダム分布または連続分布する。異なるアルキレンオキシドを順次反応させることによって、構成単位の異なるブロックが存在することになる。あるアルキレンオキシドの反応終了時に異なるアルキレンオキシドを加える場合、いわゆるキャップされた(capped)または勾配のある(tapered)ポリ(アルキレンオキシ)化合物が得られる。キャッピングモノマーを加える時に反応器中に残存している当初アルキレンオキシドの量によって、生成ポリマーのシーケンスが、ほとんどまたは完全にホモポリマー様またはコポリマー様となることがある。
好適な化合物は、式
A[(OROX]
で表されるポリ(オキシアルキレン)化合物およびポリエステルポリオールのカチオン性誘導体から選択される。
[式中、
Aは1つ以上の活性水素原子を有する開始剤の残基であり、
yは1から10までの数であり、
は独立にそれぞれの場合、同一であっても異なっていてもよく、C2〜4アルキレン、好適には1,2−エチレン、1,2−プロピレンまたは1,2−ブチレンから構成される群より選択され、
xは1から1000まで、好適には5から500まで、および、最も好適には10から300までの数であり、ならびに、
Xはカチオンである。]
好適な開始剤化合物としては、水、アンモニア、または、OH、SH、COOH、COSH、CSSH、NHR(式中、Rは水素であるか、または、50以下の炭素原子を含むヒドロカルビル基である)から構成される群より選択される1つ以上の置換基を含む有機化合物が挙げられる。この開始剤化合物およびRは、飽和または不飽和であり、直鎖状または分枝状の、脂肪族または脂環式原子団を含んでいてもよい。モノマー性およびポリマー性の開始剤を用いることができる。好適な開始剤は、水、アルコール、アルキレングリコール、アルキレングリコールモノエーテル、ポリ(オキシアルキレン)グリコール化合物、ポリカプロラクタムポリオール、および、ポリ(オキシアルキレン)グリコールモノエーテルである。最も好適な開始剤化合物は、水、エチレングリコール、または、プロピレングリコールである。
添加剤組成物中のカチオンの数は、開始剤分子の官能性、アルキレンオキシドを開始剤化合物を用いて重合した後に残存する反応性プロトンの数、および、塩基による中和の程度によって異なってくる。好適には官能価が1〜10、より好適には官能価が1〜2の開始剤化合物を用いる。好適なカチオンはアルカリ金属カチオンであり、特にカリウムまたはナトリウムである。あるいは、式
[R N]
(式中、Rは独立にそれぞれの場合、水素であるか、または、1から25の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり、好適には1から18の炭素原子を有するアルキル基であり、より好適には1〜10の炭素原子を有するアルキル基である)のアンモニウムカチオンを用いてもよい。
本発明での使用に好適なポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体は、エチレンオキシ−、プロピレンオキシ−もしくはブチレンオキシ−繰り返し炭素を含む、モノカリウム−もしくはジカリウム−ポリ(アルキレンオキシ)アルコキシラート、または、その混合物であり、その数平均分子量は500から5,000、より好適には1,000から2,500である。特に望ましくは、前記触媒中和剤は、50から99重量パーセント以上、より好適には60から98重量パーセントのプロピレンオキシ−またはブチレンオキシ−単位を含み、50から1重量パーセント、より好適には40から2重量パーセントのエチレンオキシド誘導単位がキャップされている。
カチオン性ポリ(オキシアルキレン)誘導体は、オレフィンポリマーの触媒残渣および副生成物の中和の際に、ニート化合物として、ニート化合物の混合物として、または、追加の化合物、特に中性アルキレングリコールおよびポリ(オキシアルキレン)化合物もしくはそれらの混合物、炭化水素希釈剤、または、一般的な触媒中和剤もしくは不活性化剤との混合物として、使用してもよい。1つの実施態様においては、カチオン性ポリ(オキシアルキレン)誘導体は、重合プロセス中の一般的な触媒停止剤、例えば水、COまたはアルコールの一部または全部を置き換えてもよい。
本発明のポリマー組成物に混合される触媒中和剤の量は、最終組成物の触媒の中和と押出特性の改良を達成するため十分な量である。この改良の指標の1つとしては、押出ポリマーに溶融欠陥(melt defect)が発生する押出剪断速度が触媒中和剤未添加の場合よりも高くなること、または、押出機が安定し溶融欠陥のない押出物を得るために要する時間が、同押出条件で触媒中和剤未添加の比較ポリマー組成物よりも短いことが挙げられる。これによって、使用するジオルガノポリシロキサン添加剤を少量にできるだけではなく、押出量を高くし、押出機の起動時間を短くすることが可能となり、結果として押出操作がより経済的となる。オレフィンポリマー組成物は、ポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体を、組成物の総重量を基準として、0.01重量パーセント以上、好適には0.02重量パーセント以上、最も好適には0.05重量パーセント以上、および、15重量パーセント以下、好適には5重量パーセント以下、最も好適には2.5重量パーセント以下含むことが望ましい。
成分C)
相互作用性ジオルガノシロキサンとしては、1つまたは2つのヒドロキシル官能基を含む、ヒドロキシル基官能化ジオルガノポリシロキサンが好適である。特に好適には、官能基は化合物の末端ジオルガノポリシロキサン単位に結合している。好適な化合物は、ヒドロキシル官能化ジ(C1〜4アルキル)ポリシロキサンであり、より好適には、末端がヒドロキシル官能化されたジメチルポリシロキサンで、1分子あたり1つまたは2つのヒドロキシル基を含むものである。特に好適な化合物は、数平均分子量(Mn)が40,000から1,000,000、より特に好適には50,000から750,000、および、最も好適には60,000から500,000のものである。
本発明の組成物に用いる相互作用性ジオルガノポリシロキサンの量は、目的とするプロセス改善効果の程度によって異なる。適切な量は、組成物の総重量を基準として0.01重量パーセント以上、好適には0.05重量パーセント以上、より好適には0.1重量パーセント以上、そして、最も好適には0.5重量パーセント以上である。最大量は、組成物の総重量を基準として10.0パーセント未満、好適には5.0パーセント未満、より好適には2.0パーセント未満、および、最も好適には1.0パーセント未満である。本発明によれば、相互作用性ジオルガノポリシロキサンを減量して用いても、有益なポリマー特性をなお得ることができて有益である。
それぞれの添加剤組成物をポリマーに混合する方法は、良好な実施をするためには重要ではない。1つの実施態様においては、触媒中和剤は重合領域の終端か、または、重合領域からのダウンストリームに加えることができる。重合反応器または重合完了後の領域から出てくる反応混合物は、オレフィンポリマー、未反応モノマー、その一部が未だ活性なことがある重合触媒、および、場合により不活性炭化水素希釈剤および/または触媒停止剤を含むことがある。適切な触媒停止剤としては、水、アルコール、COおよびCOが挙げられる。
触媒中和剤を、そのままか、その不活性希釈剤の溶液としてのいずれかの形態で、揮発分除去の前または後のポリマーストリームとあわせることによって、前記中和剤をポリマーストリームに単純混合してもよい。好適には、触媒の停止後、ポリマーと場合により希釈剤が分離工程に供され未反応モノマーまたは溶媒が除去される前に、触媒中和剤をポリマーストリームに加える。このような除去は、一般的には温度を上昇させもしくは圧力を減じ、または、その両方を行いながら、モノマーおよび希釈剤を蒸発させて行う。このような分離工程は1つであっても、2つ以上を直列にしてもよい。溶液重合プロセスまたは高温高圧重合プロセスにおいては、ポリマー、触媒残渣、および、触媒中和剤は溶融ポリマーストリーム中に残存するのに対して、未反応モノマー、希釈剤および他のガス類はポリマーストリームより除去される。
揮発分除去以前のポリマーストリーム中に添加剤を混合することは容易なため、また、後に溶融コンパウンドによって添加剤を混合するため、ポリマーを再溶融することを回避するため、フルオロポリマーを成分B)の添加と同時か添加に近接した時、すなわち生成ポリマー製品の揮発分除去および回収の前にポリマーストリームに加えてもよい。あるいは、成分A)と成分B)の両方を、周知の溶融コンパウンド技術、例えばいずれかの成分のマスターバッチを用いて、オレフィンポリマーと後に混合してもよく、ここで、この添加剤を含むポリマーキャリアまたは濃縮形態の添加剤を処理しようとするポリマーとブレンドして、得られた混合物をペレット化または成形物への押出前に溶融し均一に混合する。
得られるオレフィンポリマーはまた、一般的な添加剤、例えば安定剤、UV吸収剤、耐電防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤、着色剤、無機もしくは有機フィラー、難燃剤化合物、防滴剤、または、追加のポリマー、例えばゴムもしくはフッ化ポリマー、特にフルオロエラストマーを、場合によりポリ(オキシアルキレン)ポリマーのような界面剤(interfacial agent)との組み合わせとして含んでいてもよい。
本発明によって得られるポリマーは多種類の用途に適切であり、前記用途としては、優秀な光学特性および高延伸比が要求される用途、例えば紡糸用途、射出成形、ブロー成形、ロト成形、および、ブロウンまたはキャストフィルム用途が挙げられる。
以下に列挙する特定の実施態様は、特許請求の範囲を実施可能とするため提供されるものである。
1. A)オレフィンポリマー、
B)ポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体を含む触媒中和剤、ならびに、
C)ヒドロキシル−、カルボン酸−、ジ(C1〜20ヒドロカルビル)アミノ−、または、C2〜10アルケニル−官能基を含む相互作用性ジオルガノポリシロキサン化合物を含む加工助剤、
を含む、溶融押出特性が改良されたポリマー組成物。
2. 前記オレフィンポリマーが、アイソタクチックポリプロピレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、および、高密度ポリエチレン(HDPE)からなる群より選択される、実施態様1に記載の組成物。
3. オレフィンポリマーが、遷移金属を含有する触媒組成物を用いて製造された、エチレンと1つ以上のC3〜10α−オレフィンとのコポリマーである、実施態様1に記載の組成物。
4. 前記触媒組成物が、ハロゲン、周期表第3〜6族の遷移金属、および、場合によりマグネシウムおよび/またはアルコキシド、ならびに、有機アルミニウム共触媒を含む、実施態様3に記載の組成物。
5. 前記成分B)が、エチレンオキシ−、プロピレンオキシ−、または、ブチレンオキシ−繰り返し単位もしくはそれらの混合物を含み、数平均分子量が500から5000である、モノカリウム−またはジカリウムポリ(アルキレンオキシ)アルコキシラートを含む、実施態様1〜4のいずれかに記載の組成物。
6. 組成物の総重量を基準として0.01から15パーセントのモノカリウム−またはジカリウムポリ(アルキレンオキシ)アルコキシラートを含む、実施態様5に記載の組成物。
7. 前記成分C)が、ヒドロキシル官能化ジ(C1〜4アルキル)ポリシロキサンを含む、実施態様1〜4のいずれかに記載の組成物。
8. 前記成分C)が、1分子あたりヒドロキシル基を1つまたは2つ含む末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンを含む、実施態様7に記載の組成物。
9. 前記末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンの数平均分子量(Mn)が40,000から1,000,000である、実施態様8に記載の組成物。
10. 組成物の総重量を基準として0.01から10.0パーセントの末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンを含む、実施態様9に記載の組成物。
11. 前記成分C)が、ヒドロキシル官能化ジ(C1〜4アルキル)ポリシロキサンを含む、実施態様5に記載の組成物。
12. 前記成分C)が、1分子あたりヒドロキシル基を1つまたは2つ含む末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンを含む、実施態様11に記載の組成物。
13. 前記末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンの数平均分子量(Mn)が40,000から1,000,000である、実施態様12に記載の組成物。
14. 組成物の総重量を基準として0.01から10.0パーセントの末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンを含む、実施態様13に記載の組成物。
本発明は以下の実施例によってさらに説明されるが、これらは本発明を制限するものと考えてはならない。特に反する記載がされたり、当該技術分野ではそれが通常といえる場合を除いては、全ての部およびパーセントは重量を基準とする。
実施例
触媒中和剤化合物の相対平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて決定する。50マイクロリットルのサンプル溶液(10mlのTHF中に150mgのサンプルを含む)をGPCカラム(PL−Gel(5μm)を充填した多孔性粒体カラム。50、100、500および1000ÅのPS/DVBを充填したカラム(各30cm)を直列とする)に導入する。THFを溶離剤として用い、流速は1ml/分である。カラムボックスの温度を35℃に維持する。Waters DRI 410(商標)示差屈折計を検出器として用いる。
オレフィンポリマーのメルトインデックスは、ASTM D−1238、方法A、条件Eに基づき、190℃/2.16kgにおいて決定する。
触媒中和剤中のカリウム含有量は、標準的な酸塩基滴定法によって算出する。添加剤組成物サンプルを2−プロパノールに溶解し、塩酸で目的の中和点まで滴定する。カリウム含有量はまた、炎光測光AOD−S法で測定してもよい。
触媒中和剤のOH量は、ASTM−D−4274Dに基づき滴定によって測定する。
実施例1
750グラムの二官能性ジプロピレングリコール開始剤、および、430.6グラムのKOHの45%水溶液を、ステンレス鋼製10リットル反応器に充填し、これを窒素置換して、115℃まで加熱し、そして、水分を3.0kPaで3時間蒸発分離する。蒸発分離後には、開始剤は0.77パーセントの水および7.76パーセントのKOHを含む。9608gのプロピレンオキシドを5.5時間かけて125℃および300〜400kPaで加え、3時間、125℃でダイジェスト(digest)する。724gのエチレンオキシドを0.5時間かけて125℃および200〜300kPaにおいて添加し、5時間、125℃に維持する。40℃まで冷却後、反応器の内容物を窒素雰囲気下で鉄製容器に排出する。得られた生成物(KAOという)は、分子量が1800、エチレンオキシド含有量が7パーセントで、カリウム含有量が1パーセントである。
エチレン/1−オクテンポリマーは、容量がそれぞれ5リットルで、直列に稼働される2つの連続撹拌タンク型反応器(CSTR)中で製造する。反応器は外殻を備え、反応器内容物は断熱状態に維持される。第1の反応器への供給原料は、20パーセントエチレンを含むC8〜10n−アルカン混合物を含み、30kg/時の速度で充填される。溶媒/エチレン供給原料の温度は15℃であり、圧力を3.5MPaに維持する。1−オクテンを別個のストリームとして第1の反応器に添加する。さらに別個のストリームによって、新たな溶媒、および、MgClに担持されたTiClと前述と同一のn−アルカン混合物との懸濁物を含むチーグラー−ナッタプロ触媒(procatalyst)を、第1の反応器に約0.01グラムTi/時の速度で注入する。このプロ触媒は、実質的に米国特許第4,547,475号の方法に基づき調製し、Mg/Cl/Al/Tiのモル比率が13/35/4/1である。プロ触媒と一緒に、トリエチルアルミニウム共触媒を、Ti1モルあたりAl3.5モルとなる量で投入する。その後のエチレン/オクテン混合物の重合の間、約80パーセントのエチレンが転換され、反応器温度は180℃に上昇する。溶解したポリマーを含む反応混合物を第2の反応器に投入し、ここでは約10パーセントのエチレンがさらに転換され、反応温度は200℃に上昇し、圧力は3.5MParである。1時間あたり約5.2kgのポリマーが製造され、そのメルトインデックスは3.0であり、密度は0.914g/cmであり、そして、重合された1−オクテンの含有量は約12パーセントである。
ポリマー、モノマー、溶媒および触媒を含む生成物ストリームを第2反応器より排出後に、投入ポリマーを基準として20重量ppmの水を注入し、生成物ストリームをインラインスタティックミキサーに通す。水は、ポリマーストリーム中の水分が、4.0MPa、150℃において1000ppmとなるように投入する。水を触媒残渣と10秒間反応させた後に、0.2パーセントのKAOまたはステアリン酸カルシウム触媒中和剤組成物のいずれかを、C8〜10アルカン混合溶媒の10重量パーセント溶液として添加する。ヒンダードフェノール酸化防止剤(チバガイギー・コーポレーション製のIrganox(商標)1010)およびリン系安定剤(チバガイギー・コーポレーション製のIrgafos(商標)168)をポリマーストリームに、それぞれ500ppmおよび1200ppmの量添加する。
ポリマー、溶媒、エチレン、1−オクテン、不活性化触媒、添加剤、または、それらの反応生成物もしくは残渣を含む生成物ストリームを、2ステージの脱溶媒プロセスで脱溶媒する。次に、得られた溶融ポリマーストリームを溶融成形ダイおよびカッターに通し、そして水浴で冷却して固体ペレットを得る。2つの樹脂のサンプルを、数平均分子量が約400,000(DMSO)である、超高分子量でヒドロキシル末端処理済のジメチルポリシロキサンを含む市販のポリエチレン樹脂濃縮物(ダウ・コーニング・コーポレーションより市販のMB50−314)と配合(compound)。2軸押出機を用いて、様々な量の各添加剤を含むポリマーサンプルを溶融配合する。全部で4種の樹脂を溶融押出試験における評価(スパート/スリップスティック(spurt/slip stick)押出試験)のため製造する。試験した樹脂の詳細を表2に示す。結果を図1に図示する。
Figure 2008523210
評価においては、差圧対見かけ壁剪断速度を測定する。得られる「S字」曲線は、押出物の外観および表面歪みに基づき、C. F. J. Den Doelder, "Design and Implementation of Polymer Melt Fracture Models", Proefontwerp, Eindhoven University of Technology, Eindhoven, (1999)およびJ. Non-Newtonian Fluid Mech., 79, 503-514 (1998)の命名法および定義を用いて、「平滑(smooth)」「シャークスキン(sharkskin)」「スパート/スリップスティック」および「無秩序(chaotic)」とよぶ4つの区域に分割できる。図1では曲線の様々な区域がこの命名規則を用いて分類されている。図1にみられるように、KOA中和ポリマーブレンド曲線(実験3および4)は、参考樹脂(実験1および2)と比較して明白な差異を示す。実験3および4の樹脂を実験1および2と比較すると、シャークスキンにおいては顕著に、および、スパート/スリップスティック区域では顕著さは劣るものの、ダイ差圧は両方とも低い。さらに、実験3および4の樹脂は、実験1および2と比較すると、スパート/スリップスティック領域の幅が、帯域および振動レベルの両方で狭い(図示無し)。これらの結果に基づくと、KAO触媒中和剤は、一般的な触媒中和剤、たとえばステアリン酸カルシウムと比較して、相互作用性ジメチルポリシロキサンポリマー加工助剤への悪影響が小さいと考えられる。
図1は、実施例1で試験した樹脂の、差圧対見かけ壁剪断速度(apparent wall shear rate)のグラフである。

Claims (14)

  1. A)オレフィンポリマー、
    B)ポリ(オキシアルキレン)化合物のカチオン性誘導体を含む触媒中和剤、ならびに、
    C)ヒドロキシル−、カルボン酸−、ジ(C1〜20ヒドロカルビル)アミノ−、または、C2〜10アルケニル−官能基を含む相互作用性ジオルガノポリシロキサン化合物を含む加工助剤、
    を含む、溶融押出特性が改良されたポリマー組成物。
  2. 前記オレフィンポリマーが、アイソタクチックポリプロピレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、および、高密度ポリエチレン(HDPE)からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. オレフィンポリマーが、遷移金属を含有する触媒組成物を用いて製造された、エチレンと1つ以上のC3〜10α−オレフィンとのコポリマーである、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記触媒組成物が、ハロゲン、周期表第3〜6族の遷移金属、および、場合によりマグネシウムおよび/またはアルコキシド、ならびに、有機アルミニウム共触媒を含む、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記成分B)が、エチレンオキシ−、プロピレンオキシ−、または、ブチレンオキシ−繰り返し単位もしくはそれらの混合物を含み、数平均分子量が500から5000である、モノカリウム−またはジカリウムポリ(アルキレンオキシ)アルコキシラートを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 組成物の総重量を基準として0.01から15パーセントのモノカリウム−またはジカリウムポリ(アルキレンオキシ)アルコキシラートを含む、請求5に記載の組成物。
  7. 前記成分C)が、ヒドロキシル官能化ジ(C1〜4アルキル)ポリシロキサンを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  8. 前記成分C)が、1分子あたりヒドロキシル基を1つまたは2つ含む末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンを含む、請求項7に記載の組成物。
  9. 前記末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンの数平均分子量(Mn)が40,000から1,000,000である、請求項8に記載の組成物。
  10. 組成物の総重量を基準として0.01から10.0パーセントの末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンを含む、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記成分C)が、ヒドロキシル官能化ジ(C1〜4アルキル)ポリシロキサンを含む、請求項5に記載の組成物。
  12. 前記成分C)が、1分子あたりヒドロキシル基を1つまたは2つ含む末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンを含む、請求項11に記載の組成物。
  13. 前記末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンの数平均分子量(Mn)が40,000から1,000,000である、請求項12に記載の組成物。
  14. 組成物の総重量を基準として0.01から10.0パーセントの末端ヒドロキシル官能化ジメチルポリシロキサンを含む、請求項13に記載の組成物。
    ポリシロキサン加工助剤および触媒中和剤を含むポリマー
JP2007545495A 2004-12-07 2005-11-17 ポリシロキサン加工助剤および触媒中和剤を含むポリマー Pending JP2008523210A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US63386904P 2004-12-07 2004-12-07
PCT/US2005/041744 WO2006062718A1 (en) 2004-12-07 2005-11-17 Polymer containing polysiloxane processing aid and catalyst neutralizer

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008523210A true JP2008523210A (ja) 2008-07-03

Family

ID=35954083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007545495A Pending JP2008523210A (ja) 2004-12-07 2005-11-17 ポリシロキサン加工助剤および触媒中和剤を含むポリマー

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20080132654A1 (ja)
EP (1) EP1824925B1 (ja)
JP (1) JP2008523210A (ja)
KR (1) KR20070097492A (ja)
CN (1) CN101098924B (ja)
AR (1) AR053792A1 (ja)
AT (1) ATE527310T1 (ja)
BR (1) BRPI0517150A (ja)
CA (1) CA2593026A1 (ja)
MX (1) MX2007006848A (ja)
WO (1) WO2006062718A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3802704B1 (en) 2019-08-07 2022-06-15 Dow Silicones Corporation Alkenyl-functional polydiorganosiloxane compositions and methods for use thereof in forming wood plastic composites
CN116875074A (zh) 2019-08-07 2023-10-13 美国陶氏有机硅公司 聚二有机硅氧烷组合物及其在形成木塑复合材料中的使用方法
JP7092894B2 (ja) 2019-08-07 2022-06-28 ダウ シリコーンズ コーポレーション 液状ポリオルガノシロキサンを含む固体担体成分、並びに該固体担体成分の調製及び使用方法
WO2021025773A1 (en) 2019-08-07 2021-02-11 Dow Silicones Corporation Solid carrier component including a liquid polydiorganosiloxane and methods for preparation and use of the solid carrier component
WO2023056207A1 (en) 2021-09-30 2023-04-06 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Fluorine-free polymer processing aids
EP4219617A1 (en) * 2022-01-31 2023-08-02 Ingenia Polymers International S.A. Functionalized-silicone based polyolefin processing aids
WO2023149985A1 (en) 2022-02-07 2023-08-10 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polyethylene glycol-based polymer processing aids
WO2023154744A1 (en) 2022-02-14 2023-08-17 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polyethylene glycol-based polymer processing aids

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08239517A (ja) * 1995-01-17 1996-09-17 Dow Corning Corp ジオルガノポリシロキサン加工助剤でポリオレフィンを変性する方法
JPH1087905A (ja) * 1996-08-28 1998-04-07 Dow Corning Corp シリコーン材料で変性された有機ポリマー
JPH10120836A (ja) * 1996-08-28 1998-05-12 Dow Corning Corp シリコーンで変性された低密度ポリエチレン及びその製造方法
JP2005514468A (ja) * 2001-12-21 2005-05-19 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド オレフィンポリマーに含まれている酸性化合物又はハロゲン含有化合物を不活性にするための添加剤

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1049682A (en) * 1974-06-10 1979-02-27 Albert W. Duncan Carboxyfunctional silicone containing thermoplastics
US4547475A (en) * 1984-09-07 1985-10-15 The Dow Chemical Company Magnesium halide catalyst support and transition metal catalyst prepared thereon
US4740341A (en) * 1986-08-29 1988-04-26 Mobil Oil Corporation Linear polyethylene, fluorocarbon polymer and polyalkylsiloxane compositions, and improved method of film extrusion using same
US5003023A (en) * 1988-03-31 1991-03-26 Union Carbide Chemicals Olefin polymer compositions containing polyorganosiloxanes and the use thereof in the production of film material and polyorganosiloxanes

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08239517A (ja) * 1995-01-17 1996-09-17 Dow Corning Corp ジオルガノポリシロキサン加工助剤でポリオレフィンを変性する方法
JPH1087905A (ja) * 1996-08-28 1998-04-07 Dow Corning Corp シリコーン材料で変性された有機ポリマー
JPH10120836A (ja) * 1996-08-28 1998-05-12 Dow Corning Corp シリコーンで変性された低密度ポリエチレン及びその製造方法
JP2005514468A (ja) * 2001-12-21 2005-05-19 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド オレフィンポリマーに含まれている酸性化合物又はハロゲン含有化合物を不活性にするための添加剤

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070097492A (ko) 2007-10-04
EP1824925B1 (en) 2011-10-05
CA2593026A1 (en) 2006-06-15
MX2007006848A (es) 2007-08-15
ATE527310T1 (de) 2011-10-15
EP1824925A1 (en) 2007-08-29
AR053792A1 (es) 2007-05-23
US20080132654A1 (en) 2008-06-05
BRPI0517150A (pt) 2008-09-30
CN101098924A (zh) 2008-01-02
WO2006062718A1 (en) 2006-06-15
CN101098924B (zh) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008523210A (ja) ポリシロキサン加工助剤および触媒中和剤を含むポリマー
CN101891921B (zh) 包含丙烯均聚物组分的聚丙烯组合物
EP0416379B1 (en) Thermoplastic olefin polymer and method of preparing same
US7652102B2 (en) Polymer containing fluoropolymer processing aid and catalyst neutralizer
EP0688820A1 (en) Linear low density polyethylene based compositions with improved optics
JP5236634B2 (ja) リン酸若しくはホスホン酸塩を用いる非活性化重合触媒の中和
US5231144A (en) Highly crystalline polypropylene for forming film
JP5285605B2 (ja) アイオノマーを使用するポリマー触媒非活性化及び酸中和
JPS63256649A (ja) ポリフエニレンエ−テル組成物
US10907035B2 (en) Propylene resin composition and injection-molded article thereof
JP3364894B2 (ja) 軟質ポリプロピレンの製造方法
JP2000351851A (ja) 新規な熱可塑性樹脂改質用マスターバッチの製造方法およびそれに用いるストランド
JPH0687985A (ja) 熱可塑性樹脂組成物およびそれに含有される相溶化剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111220

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120727

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120911

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20121109

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130619

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130624

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130718

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130723