JP2008521839A - 大葉(叶)蒟抽出物の調製方法、抽出物及びその応用 - Google Patents

大葉(叶)蒟抽出物の調製方法、抽出物及びその応用 Download PDF

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Abstract

【課題】
【解決手段】 本発明は、1種の薬用植物の大葉蒟Piper laetispicum C.DC.の中から抽出、精製抽出物の方法、この方法により獲得した抽出物、及びこの抽出物が5−ヒドロキシトリプタミンと/或いはノルアドレナリンと/或いはドーパミン(再度)摂取の抑制剤として、5−ヒドロキシトリプタミン、ノルアドレナリンとドーパミンなどのモノアミン神経伝達物質と関係ある(精神)疾病方面の医療、保健及び食品添加剤などの領域での応用を公開した。

Description

本発明は、中国産の薬用植物である大葉(叶)蒟Piper laetispicum C.DC.に関する。具体的に言えば、大葉蒟Piper laetispicum C.DC.抽出物の調製方法、及び該方法を利用して調製した抽出物、該抽出物の応用に関している。
5−ヒドロキシトリプタミン(5−HT)、ノルアドレナリン(NA)、ドーパミン(DA)などのモノアミン神経伝達物質代謝に関する疾病は、すでに人類の健康を妨害する最も主要な病気になっている。WHOの資料によると、先進国で、それがもたらしてきた疾病総負担は冠状動脈心臓病に続いている。神経精神病は我が国の疾病総負担で首位に並び、およそ疾病総負担の1/5を占めている。例えば、多くのコミュニティや医療研究が、憂鬱と焦慮障害はすべてわりに高い発病率があることを表して、全米合病調査では、17.3%の普通の人は憂鬱が現れ、24.5%の人は一生のある時期に焦慮障害を経験したことがあるそうである。これらの研究は、未来で鬱病または焦慮症の悩みに直面する人が多くいると一致して表している。身体障害者、慢性疾病患者、薬物濫用者、アルコール依存者及び独身主義者などいくつかの特殊な人の群れは、5−ヒドロキシトリプタミン(5−HT)、ノルアドレナリン(NA)、ドーパミン(DA)などのモノアミン神経伝達物質代謝に関する疾病の疾病率、発病率はもっと高い。老齢化社会に従い、老人の精神病発病率はますます高くなり、その中は、老年性痴呆、鬱病と/或いは焦慮症が最も際立っている。
高発かつ根治しにくいこの疾患は、すでに巨大な5−ヒドロキシトリプタミンと/或いはノルアドレナリンと/或いはドーパミン(再度)の摂取抑制剤市場を形成した。
大葉蒟の応用に関しては、めったに記録がなくて、「中国植物志」、「中華本草」(2000版)などに少量の植物学専門について記述がある。「中華本草」において、「この漢方薬材料は性が暖かく、味が辛くて、血行をよくし、腫れを直して痛みを止めるのに用いて、主に捻挫、鬱血、はれ、痛みを治療し、煎じて内服するか酒に浸漬……」という関連記録がある。
発明者は、長年の系統的な研究を経て、実験により、その関連抽出物は著しい憂鬱抵抗活性を持ち、その上、一定の焦慮抵抗、鎮痛及び鎮静などの生物活性を持っていることを発見した。
この前、発明者はすでに2項の大葉蒟と関係がある中国発明特許を申請したことがある。その中、第一項(申請番号は00119452.6)は大葉蒟及びその抽出物の薬物調製組合物での応用を公布し、第二項(申請番号は03115911.7)は1種の大葉蒟有効部位抽出物の調製方法を公布して、この方法によって調整した抽出物は鬱病或いはその他の感情障害性疾病の治療と予防などに用いることができる。
しかし、後続研究の中では、もとの抽出過程中で採用していた逆流法は、加熱、濾過、濃縮などの操作がなければならないので、措置は煩瑣になり、時間がわりに長く、しかも実施するにも一定の難度があることを発見した。もっと重要なのは、逆流法は抽出物の中の有効成分に対する破壊性がわりに大きくて、抽出物の薬理活性と安全性をよくなくするので、改善する必要がある。
本発明の最も重要な目的は、以前の大葉蒟抽出物の調製方法に存在する欠点を克服して、それによって1種の改善された高効率の大葉蒟抽出物の調製方法を提供することにある。抽出過程中での高温加熱が活性成分に対する破壊を免れるだけでなく、また調製技術を簡便で実行でき、操作しやすくなる。
本発明の別の一つの目的は、上述した方法を利用して調製した大葉蒟抽出物を提供することである。
本発明のまた一つの目的は、上述した大葉蒟抽出物の応用を提供することである。
上述の目的を達成するため、本発明の大葉蒟抽出物の調製方法は以下の手順を含んでいる。
まず、大葉(叶)蒟薬材(根、根茎、藤茎、葉と果実又は全草を含む)に前処理をし、それから有機溶剤で常温又は≦70℃の条件でディップ或いはしみることによって粗抽出物溶液を獲得してから、≦70℃の条件で濃縮し乾燥して、抽出物を獲得する。
また、上述の手順中の粗抽出物溶液を精製してから、≦70℃の条件で濃縮し乾燥し、精製した抽出物を獲得することもできる。精製の方法は、大孔吸着樹脂法、ポリアミド柱法、シリカゲル柱法、イオン交換法、エタノール抽出水沈殿法及び酸抽出アルカリ沈殿法などを含んでこれに限らない。
或いは大葉蒟薬材に前処理をした後に直接超臨界流体抽出法(SFE)で調整をし抽出物を獲得する。
上述の方法によって獲得する本発明の大葉蒟粗抽出物又は精製抽出物は膏状の半分固体で、粘着、色は薄茶色から黒褐色、水に溶けない。その中に含んでいるアルカロイドは:N−イソブチル癸−反−2−反−4−ジエンジオレフィン酸アミド、 1−[(2E, 4E)−2, 4−癸ジエンジオレフィンアシル基] ピロリジン、3’、 4’−メチレン2オキシ桂皮酸−イソブチル酸アミド、5’−メトキシ−3’、 4’−メチレン2オキシ桂皮酸−イソブチル酸アミド、ピペロニ酸アシドC5:1(2E)、5’−メトキシ−3’、 4’−メチレン2オキシ桂皮酸−ピロリジンル、4、 5−2水素ピパーロングミニン、ピペロニ酸アシドなどである。
精製抽出物の有効分量として小ネズミはED50:4.56 mg/kg(FST),3.49 mg/kg(FHT)。大ネズミはED50:1.85 mg/kg(FST)。精製抽出物の安全性として小ネズミはLD50/ED50=116−124(FST)である。
体外試験及び作用構造試験は、本発明の方法により獲得した大葉蒟抽出物には著しいノルアドレナリン(NA)と/或いは5−ヒドロキシトリプタミン(5−HT)と/或いはドーパミン(DA)(再度)の摂取抑制作用を持ち、その上、従来の逆流法によって調整した抽出物と比較したら、アルカロイドの含有量及び抽出物の生物活性を高めたなどの優位を持っていることを表している。そのため、本発明による大葉蒟抽出物は、ノルアドレナリン(NA)と/或いは5−ヒドロキシトリプタミン(5−HT)と/或いはドーパミン(DA)(再度)の摂取抑制剤として、憂鬱抵抗薬、焦慮抵抗薬、鎮静催眠薬及び老年性痴呆抵抗薬などに開発される可能性がある。そのため、薬品、健康食品或いは食品添加剤の成分または部分成分として、精神分裂症、躁病、心境障害、沈黙症、器質的精神症候群、強迫症、鬱病、焦慮症、睡眠障害、てんかん、パーキンソン病、頭痛、神経痛、老年性痴呆などNA、5−HT、DAなどの神経伝達物質代謝不調と関係がある(精神)疾病の治療と/或いは予防にすることができる。
次は、具体的な実施例を用いて、本発明についてさらなる説明を行う。下記の実施例は当発明の説明に用いているが、本発明の範囲を制限するものではない。
大葉蒟抽出物の調製
表1により、それぞれ大葉蒟の根、根茎、藤茎、葉と果実或いは全草を取って、大葉蒟抽出物を調製する。具体的には次の通りである。
サンプル1−1:大葉蒟の乾燥している根と根茎を1kg取り、段状に切って、約90%アルコールをプラスし、常温で約48時間浸漬してから、20L(リットル)まで同等濃度のアルコールをプラスして、濾過によって粗抽出物を獲得し、濾過液にぬるま湯を15Lプラスし平均に攪拌し混じって、それから希釈された濾過液を、D101大孔吸着樹脂(天津市大鈞科技開発有限公司樹脂支社)の配したガラス柱に注入し、該柱から注出した後は順次に40%、90%のアルコールで洗い、90%のアルコール洗脱液を収集して、≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル1−2:大葉蒟の根と根茎を1kg取って段状に切り、約80%のアルコールをプラスし、常温で約48時間浸漬してから、10Lまで同等濃度のアルコールをプラスし、微熱で50℃まで加熱し、熱濾過により粗抽出物を獲得する。それから粗抽出物溶液を60℃真空で2Lまで濃縮し、そして10Lまで40%のアルコールをプラスし平均に攪拌する。それから溶液を、HPD100大孔吸着樹脂(河北宝恩生物科技有限公司)の配したガラス柱に注入し、該柱から注出した後は順次に50%、80%のアルコールで洗い、80%のアルコール洗脱液を収集して、≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル2:大葉蒟の藤茎と葉を1kg取り、粉末にして、約90%のアルコールをプラスし、常温で約24時間浸漬してから、16Lまで同等濃度のアルコールをプラスし、濾過により粗抽出物溶液を獲得する。それから粗抽出物を60℃で総体積の1/3まで減圧し濃縮して、等量の生水をプラスし攪拌して、3日冷蔵してから沈殿物に濾過し、最後に≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル3:大葉蒟の全草を1kg取り、段状に切って、0.5%の酢酸溶液を10Lプラスし、24時間浸漬してから、濾過により粗抽出物を獲得する。それから2%のアンモニア水を2Lプラスしてそっと揺動してから、クロロフォルムをプラスし抽出をして、抽出液を≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル4:大葉蒟の根と根茎を1kg取り、段状に切って、55%のアルコールをプラスし常温で約24時間浸漬してから、20Lまで同等濃度のアルコールをプラスし、微熱で60℃まで加熱し、熱濾過により粗抽出物を獲得する。濃縮し乾燥してからシリカゲル(シリカゲルH、山東青島海洋化工集団公司)の配したガラス柱に注入して分離し、順次にシクロヘキサン−酢酸エチル及び石油エーテル−アセトンをガラス柱に流して互いに洗い、石油エーテル−アセトンの10:1〜2:1部分の流出液を収集し、≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル5:大葉蒟の根と藤茎を1kg取り、粉末にして、エーテルを5Lプラスし、密封して常温で約24時間浸漬し、それから抽出液を収集して、3回繰り返す。抽出液を合併しエーテルを回収して、それからアセトンで溶解し、ポリアミド(湘潭市昭潭化学製品工場)の配したガラス柱に注入処理して、≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル6:大葉蒟の根と根茎を1kg取り、段状に切って、0.5%の酢酸水を5Lプラスして24時間冷却して浸漬してから、≦70℃条件の下で口を開いて微熱で加熱し、それから水溶液を、イオン交換(732陽イオン交換樹脂、鶴壁市向陽樹脂工場)樹脂の配したガラス柱に注入して交換処理をし、集結した後で2%のアンモニア水で洗脱し、洗脱液を≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル7:大葉蒟の根と藤茎を1kg取り、粉末にして、クロロフォルムをプラスし、密封して常温で約24時間浸漬し、それから10Lまでクロロフォルムをプラスし濾過により粗抽出物を獲得する。クロロフォルムを回収してから直接に≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル8:大葉蒟の全草を1kg取り、粉末にして、適量の酢酸エチルをプラスし常温で約24時間浸漬してから、10Lまで酢酸エチルをプラスして粗抽出物を獲得する。酢酸エチルを回収してから、アルコールをプラスして溶解し、それからアルコール溶液を、D860021大孔吸着樹脂(山東魯抗医薬株式有限公司)の配したガラス柱に注入し、かつ注出して精製し、順次に40%、90%のアルコールで洗脱し、90%のアルコール洗脱液を収集し、≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル9:大葉蒟の根を1kg取り、段に切って、0.5%アンモニア水を2Lプラスして24時間浸漬し、エーテルをプラスし3回抽出して、抽出液を合併しエーテルを回収して、≦70℃の濃縮、乾燥を経て精製した抽出物を獲得する。
サンプル10(対比):大葉蒟の根と根茎を1kg取り、大きい粉にして、60%のアルコールをプラスして2回水浴び逆流をし、濾過し濾液を合併して、原の濾液体積の14%まで濃縮して、そして30%のアルコール溶液をプラスして透明しなく、澄ましてまばらな溶液を獲得する。それから大孔吸着樹脂の配したガラス柱で分離し精製して、順次に40%、55%、80%のアルコールで洗脱し、80%のアルコールの洗脱液を収集して、濃縮、乾燥を経て有効部位の抽出物を獲得する(出願番号03115911.7の中国特許出願の実施例1によって操作する)。
サンプル11:大葉蒟の全草を取り、超臨界抽出法によって抽出物を調製する。具体的には次の通りである。
大葉蒟薬材を取り、大きい粉にして抽出缶に詰めて、それぞれの抽出分離缶を予定の状態まで加熱し、圧力を予定値まで上がってから、流動抽出を始める。一回ごとに材料を200g投入し、採用される抽出条件は:圧力30MPa、温度40℃、抽出時間2hr、CO流量の20 m/h。分離缶が減圧バルブを通して常圧まで減圧し、獲得した物が抽出物である。
Figure 2008521839
大葉蒟抽出物の薬物調製への応用
実施例1によって獲得した大葉蒟抽出物を薬物の原料として、薬学分野の常規生産方法によってカプセル剤、錠剤、粒剤、散薬、ピルス、微丸、注射剤、粉注射薬、内服液調合剤、持続リリース調合剤、コントロールリリース調合剤、標的調合剤などに調製できる。各薬剤の形の生産方法は現有技術の常規方法に属していることにかんがみて、本実施例では実施例1によって獲得した大葉蒟精製抽出物のサンプル1−1を例にして、カプセル剤、粒剤と錠剤だけを調製する。
2.1、カプセル剤
− 処方:
大葉蒟抽出物10g、トウモロコシ澱粉 80g、ステアリン酸マグネシウム 8g、酸化防止剤 2g。
− 調製方法:
抽出物とでんぷん、ステアリン酸マグネシウム、酸化防止剤を平均に混合し、ふるいにかけて、平均的に予め支度された1000粒の空カプセル中に入れ、口を閉めて出来上がる。一粒ごとに入れる材料の重さは100mg、その中、精製抽出物の量は10mgとする。
2.2、粒剤
− 処方:
大葉蒟抽出物20g、可溶性澱粉 380g、デキストリン200g。
− 調製方法:
抽出物、可溶性澱粉及びデキストリンを平均に混合して大きい片で押し、それから粒を整え、ふるいにかけて、乾燥して、分けて1000袋に詰める。
2.3、錠剤
− 処方:
大葉蒟抽出物30g、澱粉 100g、デキストリン 30g、蔗糖20g、タルク12g、ステアリン酸マグネシウム5g、酸化防止剤3g。
− 調製方法:
抽出物を乾燥する前に澱粉、糊精、蔗糖をプラスして、顆粒にし、乾燥してからタルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化防止剤をプラスし平均に混じり、1000粒におさえて、衣服を包んで出来上がる。
体外の5−ヒドロキシトリプタミン及びノルアドレナリン、ドーパミン再度摂取に対する抑制作用
研究によると、シナプスの中のノルアドレナリンの除去及び消滅について、最も主要な生理構造は末梢神経の再摂取であり、コカイン、いくつかのベンゼンエチル・アミン類の化合物と憂鬱抵抗薬は全てその再摂取過程を抑えることができて、憂鬱抵抗薬がアドレナリン受体降下を引き起こす最も重要な構造である。5−ヒドロキシトリプタミン及びドーパミンの神経機能の生理構造は5−ヒドロキシトリプタミンと相似の場所がある。臨床では、多くの効き目がある憂鬱抵抗薬はノルアドレナリンと/或いは5−ヒドロキシトリプタミンと/或いはドーパミンの再摂取を抑えることができる。本実験は、化合物が大きいネズミの脳シナプスの再摂取機能を抑えられるかどうか及び憂鬱抵抗薬などのモノアミン神経伝達物質(再度)摂取抑制剤にする潜在価値の検査・測定に用いられる。
まず、Whittakerなどの方法(のWhittaker VP & Barker LAを参考にします. The subcellular tractionation of brain tissue with special reference to the preparation of synaptosomes and their component organelles. In: Fried R. ed. In Methods in Neurochemistry, Vol. New York: Marcel Dakker, Inc, 1972)を参考にして脳シナプスを調製し、具体的は次の通りである。大きいネズミの首を切断した後、迅速に大脳を取り出し、予冷した生理食塩水に置いて、軟脳膜と血管組織を取り除く。大脳皮質を取って、冷蔗糖溶液に入れる。超音波細胞粉砕器でホモゲネート、遠心をし、精製した脳シナプスを得て置く。
「現代医学実験方法」(汪謙 編集長、北京人民衛生出版社、1997)と「現代薬理実験方法学」(張均田 編集長、北京医科大学中国協和医科大学聯合出版社、1998)の方法を参考し、まず試験管の中にTris−Krebs緩衝液を入れ、それからシナプス小体懸液を入れて、それから大葉蒟抽出物(サンプル番号1−1)を10μl入れて、平均に混合し、37℃の水浴で暖かく浴びる。4℃の環境で10μlの底物(H−HT、H−NA或いはH−DA。終反応濃度:300nM)をプラスし、平均に混じり、37℃の水浴で5min暖かく浴る。それから、試験管ごとに予冷されたTris−Krebs緩衝液を入れて反応を停止し、そして迅速に多端細胞収集器でガラス繊維濾過膜を通じて抽出濾過し、また、同等体積の相同溶液で試験管と濾過器を洗い流す。濾過膜を取り外して火あぶりをして、濾過膜を明滅瓶内に入れ、トルエン明滅液を入れて、β−液明滅カウンターで数を数え、結果は表3の通りである。
Figure 2008521839
表3の結果によって、正常体温(37℃)で(この条件で、それぞれのモノアミンに対する摂取は正常で、自発的な摂取である)の3種類モノアミンの再摂取量値(CPM値)と比べて、本発明による大葉蒟抽出物は0.064μg/mlの濃度を超えた場合、すぐ3種類のモノアミンの自発的摂取に対する抑制作用が現して(CPM値が正常値より低い)、40μg/mlの濃度では、完全に脳シナプスの5−HTに対する摂取を抑制し、その作用は0.1mMのフルオキセチンと相当する。濃度が約200〜1000μg/mlに増加された場合、CPM値は0℃におけるCPM値より低くて、シナプスが5−HTに対する非特異性拡散も抑えられて、そのIC50は4.2μg/ml(終反応濃度)。また、そのNAに対する抑制作用はもっと強くて、ただ1.6μg/mlの場合にさえほとんど完全に脳シナプスのNAに対する摂取を抑制し、その作用強度は0.1mMのデシプラミンと相当する。同様で、濃度が約200μg/ml以上に増加される場合、シナプスのNAに対する非特異性拡散も完全に抑えられて、そのIC50は0.34μg/ml(終反応濃度)。受験薬物AのDAに対する抑制作用は5−HTとNA間に介在して、そのIC50は1.1μg/ml(終反応濃度)。
そのため、本発明による大葉蒟抽出物は、大きいネズミの脳シナプスの5−DAHT、NA(再度)摂取に対して明らかな抑制作用があり、5−ヒドロキシトリプタミン、ノルアドレナリンとドーパミンなどのモノアミン神経伝達物質代謝と関係ある(精神)疾病を治療と/或いは予防する薬物、健康食品又は食品添加剤の調製に用いられる。
5−ヒドロキシトリプタミン酸に誘導される小ネズミの頭振り行為
5−ヒドロキシトリプタミン酸(5−HTP)は5−HTの前体物質で、モノアミン酸化酵素抑制剤であるパルギリンはその代謝を抑えることができ、その上憂鬱抵抗薬を与えれば、小ネズミの特徴性病状の頭振り行為を観察できる。
小ネズミをランダムにグループに分け、各グループは表4に示している相応分量によって胃に薬を与えて、受験薬物Aは実施例で獲得した大葉蒟抽出物のサンプル1−1である。毎日一回、7日続いて薬を与えて、同時に生理食塩水で対照する。最後の一回で薬を与えた1時間の後、4グループのすべての小ネズミに塩酸アパルシリンを皮下注射し、90 minの後ですべての小ネズミに5−HTPを尾静脈注射をして、給薬後の動物の反応を観察し記録して、結果は表4の通りである。
Figure 2008521839
表4の結果は、5−HTP を15min与えた後、小ネズミは異なった程度の頭振り反応が現れ、その中、分量は20mg/kgのグループの頭振り病状が最も明らかで、しかも陽性反応を現れた動物数が最も多く、空白対照グループの病状が最も軽い。2hrの後、空白対照グループは皆正常に回復し、3つの分量の受験薬物Aを与えられたグループは依然として異なる程度の頭振り病状があると表明しました。本発明による大葉蒟抽出物は、5−HTPに誘導される小ネズミの頭振り行為を強めることができ、それによって体内でその5−HT摂取の抑制作用を検証した。
小ネズミヨヒンビン増強モデル
ヨヒンビンはα受体拮抗剤であるため、α受体と結合することができ、それによってNAの受体との結合を阻止した。NAの再度摂取とNAの活性失いを抑制する憂鬱抵抗薬は、ヨヒンビンと共同使用したらNAの濃度を増加するため、動物を中毒させて死亡させることができる。そのため、本実験の目的が体内実験を通して本発明による大葉蒟抽出物のNAの再摂取を抑制する作用を検証する。
小ネズミをランダムにグループに分け、各グループは表5に示している相応分量によって胃に薬を与えて、受験薬物Aは実施例で獲得した大葉蒟抽出物のサンプル1−1である。毎日一回、7日続いて薬を与えて、同時に生理食塩水で対照する。最後の一回で薬を与えた1時間の後、4グループのすべての小ネズミにヨヒンビンを皮下注射し、ヨヒンビンを与えた1、2、4、5と24時間の各グループの動物の死亡率を観察し記録して、結果は表5の通りである。
Figure 2008521839
各グループの動物にヨヒンビンを与えた20 minの後、皆異なる程度の中枢神経系の興奮性向上の現象が現れ、表現は短気、筋肉震えなどの病状で、一部で小ネズミは鼻血があり、20 mg/kgのADPグループの動物は最も反応が強烈である。表5の結果によって、1時間後、20mg/kgと10mg/kgの受験薬物A分量のグループに死亡の発生があると示している。本発明による大葉蒟抽出物はヨヒンビンの毒性作用を強めることができると説明して、それによって体内で本発明による大葉蒟抽出物のをNAの摂取抑制作用を検証した。
小ネズミ脳内におけるモノアミンオキシダーゼに対する抑制作用
モノアミンオキシダーゼ(MAO)の生物学作用は体内の内因性アミン(ノルアドレナリン、ドーパミン及び5−ヒドロキシトリプタミン)と外因性アミンの物質レベルを調節することである。その底物と抑制剤の特異性によって、モノアミンオキシナーゼを2つのタイプ(MAO−A、MAO−B)に分けられる。ドーパミンとチラミンは2種類のMAO底物であり、5−HTとノルアドレナリンはA型底物で、b−ベンエチラミンとベンジルアミンはB型底物で、イソプロピル・リミフォンとトラニルシプロミンはMAOの非選択性抑制剤である。clorgylineはMAO−Aの選択性抑制剤で、deprenylとパルギリンはMAO−Bの選択性抑制剤である。MAO抑制剤は憂鬱抵抗の作用があるので、本抽出物の憂鬱抵抗作用構造をできるだけ多く了解するため、それに対してMAO作用を抑制するかどうかの研究をしなければならない。
小ネズミをランダムにグループに分け、各グループは表6に示している相応分量によって胃に受験薬物A(実施例1のサンプル1−1)を与える。毎日一回、14日続き、同時に生理食塩水で対照し、陽性対照はアパルシリンとする。最後の一回で薬を与えた1時間の後、頸椎を脱いで動物を殺し、迅速に脳を取って置き、MAO活性を測るのに用意する。鄭莉などの方法(貫葉連翹抽出物のモノアミンオキシダーゼとモノアミン神経伝達物質に対する影響、中国薬科大学学報、2002、33(2):138−141)によって紫外分光光度計で光の密度値を測定し、結果は表6の通りである。
Figure 2008521839
表6の結果によって、受験薬物Aの3つの分量グループは小ネズミ脳内のMAO−AとBの活性に対してすべて抑制作用がないと表している。本発明による大葉蒟抽出物の憂鬱抵抗作用はMAO−AとBの活性と関係がないと説明している。
小ネズミの水泳試験
Porsoltなどが提出した行為絶望試験は、憂鬱抵抗薬作用の評価モデルにすることができる。このモデルでは、小ネズミ或いは大ネズミを1つの制限されて逃げ出されない空間に置いて泳がせ、動物を誘導して動かない状態を現すことができる。この状態は動物の絶望行為を反映して、この状態はいくつかの効き目がある憂鬱抵抗薬に抑制られることができる。
表7に示しているように、小ネズミをランダムにグループに分け、各グループにそれぞれ示した分量によって薬A(実施例1のサンプル1−1)、B(実施例1のサンプル10)、C(実施例1のサンプル7)、D(実施例1のサンプル3)、E(実施例1のサンプル5)、F(実施例1のサンプル9)とG(実施例1のサンプル11)を胃に給薬し、毎日一回、14日続き、同時に生理食塩水で対照とし、陽性対照はフルオキセチンとする。14日目に薬を与えた1時間の後、動物を10×20cm、水深8〜10cmのガラス円筒内に置いて、水温は22〜24℃とする。第2分間から、4分以内の動かない累計時間を記録して、結果は表7の通りである。
Figure 2008521839
結果は、フルオキセチンと受験薬物Aの20、10と5mg/kgの3つの分量のグループは皆明らかに小ネズミの水泳の時の動かない時間を短縮し、空白対照と比較したら、P値は皆0.01より小さくて、5 mg/kgの分量でさえ良好なの憂鬱抵抗作用を表して、しかもその薬の効果は良好な量−効果の関係が現れている。受験薬物のC−Gが30mg/kgの分量で受験薬物Aの活性と相当し、同時に同等分量の受験薬物Bより明らかに優れている。
以上から、本発明による大葉蒟抽出物(受験薬物A、C−G)はもっと著しい憂鬱抵抗作用を持ち、しかも濾過によって精製した抽出物の活性は、明らかに現有の逆流技術により調製して得た大葉蒟抽出物(受験薬物B)より高いことをわかることができる。
大ネズミの水泳試験
大ネズミを4hr断食させた後、40×18cm、水深15cm(水温25℃)のガラス円筒内に15min水泳をさせて、水泳の後は熱ドライヤーで吹き乾す。それから表8に示し手いるように大ネズミをランダムに6グループに分け、各グループは表8によって相応分量の薬A(実施例1のサンプル1−1)、B(実施例1のサンプル10)を胃に入れて、毎日一回、14日続き、そして生理食塩水で対照とし、陽性対照はベンラファシンとする。最後の一回に薬を与えた1hrの後、大ネズミの水泳試験を行い、水泳の持続時間は5minとし、5min内の水泳を停止して動かない時間を記録し、結果は表8の通りである。
Figure 2008521839
結果によると、ベンラファシンと受験薬物Aの10、5と2.5mg/kgの3つの分量のグループは皆明らかに大ネズミの水泳を停止して動かない時間を短縮し、空白対照グループと比較して、P値は皆0.05より小さく、2.5 mg/kgの分量でさえ良好なの憂鬱抵抗作用を表して、しかもその薬の効果は良好な量−効果の関係が現れている。
対比によると、本発明による大葉蒟抽出物(受験薬物A)の分量が2.5mg/kgにある時の生物活性は、受験薬物B(逆流法調製)の20mg/kgより明らかに高いことを発見して、本発明の濾過精製調製技術により獲得した大葉蒟抽出物の生物活性は明らかに逆流技術調製によって獲得した大葉蒟抽出物(受験薬物B)より高いと示している。
小ネズミの尾掛け試験
尾掛け試験はSternなどが1985年に紹介した憂鬱抵抗薬を評価する簡単で行いやすい実験方法である。逃れられないストレス条件で、齧歯類動物が表した動かない状態はその行為絶望を反映し、人類の憂鬱状態を模擬できる。臨床で有効な憂鬱抵抗薬は、小ネズミが尾を掛けられた後に、努力しても逃れられない場合の動かない時間を減らすことができる。
小ネズミをランダムにグループに分け、各グループに相応の分量によって薬A(実施例1のサンプル1−1)、B(実施例1のサンプル10)、C(実施例1のサンプル7)、D(実施例1のサンプル3)、E(実施例1のサンプル5)を胃に入れ、毎日一回、14日続き、そして生理食塩水を対照とし、陽性対照はベンラファシンとする。最後の一回に薬を与えた1hrの後、小ネズミの尾掛け試験を行い、持続時間は6minとし、6min内の静止で動かない時間を記録して、結果は表9の通りである。
Figure 2008521839
結果によると、ベンラファシンと受験薬物Aの20、10、と5mg/kgの3つの分量のグループは皆明らかに小ネズミの停止して動かない時間を短縮し、空白対照グループと比較したら、P値は皆0.05より小さく、3つの分量のグループの薬効果強度の違いが明らかではなく、5 mg/kgの分量でさえ良好なの憂鬱抵抗作用を表して、しかもその薬の効果は良好な量−効果の関係が現れている。3つの分量グループの受験薬物Aの薬効果強度は50mg/kgのベンラファシンより少し弱いが、統計学での著しい相違がない。受験薬物C−Eは20mg/kgの分量での活性は受験薬物Aと相当し、同時に明らかに同等分量の受験薬物Bより優れている。
対比によると、本発明による提出物(例えば受験薬物A)の分量が2.5mg/kgにある時さえ、生物活性が受験薬物Bの20mg/kgより高いことを発見した。本発明の濾過精製調製技術により獲得した抽出物の生物活性は、明らかに以前の特許03115911.7の逆流に関する技術により獲得した抽出物(受験薬物B)の活性より明らかに高いと示している。
焦慮抵抗作用−小ネズミ4板試験
小ネズミをランダムにグループに分け、それぞれ表10によって受験薬物A(実施例1のサンプル1−1)、B(実施例1のサンプル10)、C(実施例1のサンプル7)、F(実施例1のサンプル9)とG(実施例1のサンプル11)を与え、そして生理食塩水を対照とし、陽性対照グループはジアゼパムとする。給薬30minの後、小ネズミを板の上に置き、それに15s探究させる。それから、小ネズミが一つの板から別の一つの板まで一回またがると、電撃を与え、電流強度は0.35mA、0.5sを続ける。小ネズミがそのため明らかな逃れる反応を生じて、通常2つの板或いは3つの板を横切る。もし小ネズミが引き続き走るならば、その以後の3minは電撃しない。10min内の電撃回数を記録して、結果は表10の通りである。
Figure 2008521839
表10の結果によると、電撃は小ネズミの運動活性を著しく減らすことができ、ジアゼパムと本発明による大葉蒟抽出物(受験薬物A、C、F、G)は電撃回数を高めることができて、本発明による大葉蒟抽出物はより強い焦慮抵抗作用を持ち、しかも同等分量で生物活性は現有の逆流技術調製により獲得した大葉蒟抽出物(受験薬物B)より高いと示している。
鎮静作用−開闊法試験
小ネズミをランダムにグループに分け、それぞれ表11によって受験薬物A(実施例1のサンプル1−1)、C(実施例1のサンプル7)とB(実施例1のサンプル10)を給薬し、同時に生理食塩水を対照とし、陽性対照グループはカバラクトネスとする。30minの後、小ネズミを高35cmの円柱形箱内に入れ、箱底を平均的に辺の長さが5cmの正方形格子に区分する。小ネズミが環境に適応した3minの後、第4minからそれ以後の5min内の小ネズミが這った格子数を記録して、結果は表11の通りである。
Figure 2008521839
表11の結果によると、カバラクトネスと本発明による大葉蒟抽出物は皆小ネズミの格子を這う回数を減らすことができて、本発明による大葉蒟抽出物(受験薬物A、C)はより強い鎮静作用を持ち、しかも生物活性は現有の逆流技術調製により獲得した大葉蒟抽出物(受験薬物B)より高いと示している。
鎮痛作用−変体試験
一定の溶剤と濃度の化学刺激物質を小ネズミの腹腔内を注ぎ込み、臓層と壁層の腹膜を刺激し、深い部のわりに大きい面積の長時間炎性疼痛を引き起こして、小ネズミに腹部へこみ、胴と後肢が広げ、臀部が高くなるなどの行為を反応させるのを、変体反応と称する。この反応は注射後15min内に出現する頻度が高いため、注射後15min内の発生した変体回数又は反応が発生したネズミの数量を疼痛の定量指標とする。
小ネズミをランダムにグループに分けて、それぞれ表12によって受験薬物A(実施例1のサンプル1−1)、C(実施例1のサンプル7)とB(実施例1のサンプル10)を給薬し、同時に生理食塩水を対照として、陽性対照グループはアセチル・サリチル酸とする。30min.後、それぞれ0.02%のキノン水溶液を0.20ml腹腔注射してから、直ちに小ネズミを周りが閉鎖した箱内に入れ、小ネズミが現れた第1回の変体反応から、10min続いて、10min内の小ネズミ変体回数を記録し、結果は表12の通りである。
Figure 2008521839
表12の結果によると、アセチル・サリチル酸と本発明による大葉蒟抽出物(受験薬物A、C)は皆明らかに小ネズミ変体回数を減らすことができ、本発明による大葉蒟抽出物はより強い鎮痛作用を持って、しかも生物活性は現有の逆流技術調製により獲得した大葉蒟抽出物(受験薬物B)より高いと示している。
この前で出願者が申請した申請号はそれぞれ00119452.6と03115911.7の中国特許出願の中に公開した大葉蒟抽出物について、逆流法を採用して調整するため、その過程中に採用した相対的な高温操作は抽出物の中の活性成分に対する破壊がわりに大きく、抽出物の薬理活性と安全性がよくなくならせてしまう。本発明の方法は浸漬、濾過及び低温濃縮乾燥などの方式を採用したので、抽出物の中の活性成分に対する破壊はより小さくなり、とても大きい程度でアルカロイドとリグナンなどの成分を保存して、現有の逆流法により調整して得た抽出物と比べて、本発明による大葉蒟抽出物は生理活性の上で明らかに高まっている。
上述の実施例から、本発明の方法により調整して獲得した大葉蒟抽出物は、効果的に5−ヒドロキシトリプタミン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどのモノアミン神経伝達物質の再摂取を抑制することができるので、モノアミン神経伝達物質と関係ある精神病を治療と/或いは予防する薬物、健康食品又は食品添加剤の調製に用いられると明らかになった。これらのモノアミン神経伝達物質代謝と関係ある疾病は下記を含むが、これに限らない。精神分裂症、躁病、心境障害、沈黙症、器質的精神症候群、強迫症、鬱病、焦慮症、睡眠障害、てんかん、パーキンソン病、頭痛、神経痛、老年性痴呆等に適応できる。

Claims (11)

  1. 大葉蒟薬材を取り、前処理を行ってから有機溶剤をプラスし浸漬か濾過により抽出物を獲得する手順を含むことを特徴とする大葉蒟抽出物の調製方法。
  2. 前記大葉蒟薬材は、大葉蒟の根、根茎、藤茎、葉と果実或いは全草を含むことを特徴とする請求項1記載の大葉蒟抽出物の調製方法。
  3. 前記浸漬或いは前記濾過に用いる有機溶剤は、アルコール、メチル・アルコール、クロロフォルム、酢酸エチル、エーテルを含むが、これらに限らないことを特徴とする請求項1記載の大葉蒟抽出物の調製方法。
  4. 浸漬或いは濾過により獲得した粗抽出物を精製する手順を含むことを特徴とする請求項1、2あるいは3記載の大葉蒟抽出物の調製方法。
  5. 前記精製方法は、大孔吸着樹脂処理、シリカゲル柱処理、ポリアミド処理、イオン交換法、エタノール抽出水沈殿法、塩基潤有機溶剤抽出法及び酸抽出アルカリ沈殿法を含むが、これらに限らないことを特徴とする請求項4記載の大葉蒟抽出物の調製方法。
  6. 大葉蒟薬材を取り、前処理を行った後、超臨界流体抽出法で調製し抽出物を獲得する手順を含むことを特徴とする大葉蒟抽出物の調製方法。
  7. 請求項1−6の中の任一項に記載した方法により調製して獲得した大葉蒟抽出物。
  8. 請求項7に記載した大葉蒟抽出物をモノアミン神経伝達物質と関係ある(精神)疾病を治療と/或いは予防する薬物、健康食品又は食品添加剤の調製に応用することを特徴とする大葉蒟抽出物の応用物。
  9. 前記モノアミン神経伝達物質単は、5−ヒドロキシトリプタミン、ノルアドレナリンとドーパミンを含むことを特徴とする請求項8記載の大葉蒟抽出物の応用物。
  10. 前記モノアミン神経伝達物質と関係ある疾病は、精神分裂症、躁病、心境障害、沈黙症、器質的精神症候群、強迫症、鬱病、焦慮症、睡眠障害、てんかん、パーキンソン病、頭痛、神経痛、老年性痴呆を含むが、これらに限らないことを特徴とする請求項8記載の大葉蒟抽出物の応用物。
  11. 前記薬物の形式は、カプセル剤、錠剤、粒剤、散薬、ピルス、微丸、注射剤、粉注射薬、内服液調合剤、持続リリース調合剤、コントロールリリース調合剤、標的調合剤を含むが、これらに限らないことを特徴とする請求項8記載の大葉蒟抽出物の応用物。
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