JP2008519243A - 爆破片及び弾丸の閉じ込めシステム並びにその製造方法 - Google Patents

爆破片及び弾丸の閉じ込めシステム並びにその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008519243A
JP2008519243A JP2007540394A JP2007540394A JP2008519243A JP 2008519243 A JP2008519243 A JP 2008519243A JP 2007540394 A JP2007540394 A JP 2007540394A JP 2007540394 A JP2007540394 A JP 2007540394A JP 2008519243 A JP2008519243 A JP 2008519243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
layer
elastomeric material
elastomer
blast resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007540394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008519243A5 (ja
Inventor
ブルース, エス. ホール,
Original Assignee
ライフ シールド エンジニアード システムズ,エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライフ シールド エンジニアード システムズ,エルエルシー filed Critical ライフ シールド エンジニアード システムズ,エルエルシー
Publication of JP2008519243A publication Critical patent/JP2008519243A/ja
Publication of JP2008519243A5 publication Critical patent/JP2008519243A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/62Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
    • E04B1/92Protection against other undesired influences or dangers
    • E04B1/98Protection against other undesired influences or dangers against vibrations or shocks; against mechanical destruction, e.g. by air-raids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H5/00Armour; Armour plates
    • F41H5/24Armour; Armour plates for stationary use, e.g. fortifications ; Shelters; Guard Booths
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C2/00Building elements of relatively thin form for the construction of parts of buildings, e.g. sheet materials, slabs, or panels
    • E04C2/02Building elements of relatively thin form for the construction of parts of buildings, e.g. sheet materials, slabs, or panels characterised by specified materials
    • E04C2/26Building elements of relatively thin form for the construction of parts of buildings, e.g. sheet materials, slabs, or panels characterised by specified materials composed of materials covered by two or more of groups E04C2/04, E04C2/08, E04C2/10 or of materials covered by one of these groups with a material not specified in one of the groups
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H9/00Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H9/00Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
    • E04H9/04Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate against air-raid or other war-like actions
    • E04H9/10Independent shelters; Arrangement of independent splinter-proof walls
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D11/00Lining tunnels, galleries or other underground cavities, e.g. large underground chambers; Linings therefor; Making such linings in situ, e.g. by assembling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H5/00Armour; Armour plates
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H5/00Armour; Armour plates
    • F41H5/013Mounting or securing armour plates
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H5/00Armour; Armour plates
    • F41H5/02Plate construction
    • F41H5/04Plate construction composed of more than one layer
    • F41H5/0471Layered armour containing fibre- or fabric-reinforced layers
    • F41H5/0478Fibre- or fabric-reinforced layers in combination with plastics layers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42DBLASTING
    • F42D5/00Safety arrangements
    • F42D5/04Rendering explosive charges harmless, e.g. destroying ammunition; Rendering detonation of explosive charges harmless
    • F42D5/045Detonation-wave absorbing or damping means

Abstract

本発明の一実施形態によれば、耐爆破パネル(700)は、所定の厚さ、本体部分(710)、及び複数のフランジ(713、714、715、716)を有する、事前硬化されたエラストマー材料の層を含むことができる。複数のフランジのそれぞれは、実質的に等しい幅を有すると共に、同じ側から、且つ本体部分に対して概ね等しい直角で延びている。耐爆破パネル(700)は、また、事前硬化されたエラストマー材料の層を、事前硬化されたエラストマー材料の層の複数のフランジ(713、714、715、716)を貫通して構造物の表面に固定するための複数の留め要素(920、930)を備えることができる。

Description

[発明の分野]
本発明は、包括的には、爆破による爆破片及び/又は弾丸発射機から発射される弾丸を閉じ込めるための構造物の壁、床若しくは天井、又は車両の側面、底面若しくは上面に設置されるか又は隣接すべきシステム、並びにこの種のシステムを製造する装置及び方法に関する。
本発明は、添付の図面を参照して次の明細書を読むことによって極めてよく理解されよう。図面には同様の要素には同様の参照符号が付されている。
[好ましい実施形態の詳細な説明]
本発明は、事前形成したパネルを製造することに関し、そのパネルは様々な形状に形成されてもよく、必要に応じて適切なサイズに切られてもよく、建築物の壁の表面及び/若しくはドアに設置されるか又はこれらに隣接して設置されてもよい。一般に、本発明によって提供される防護の有効性を向上させるために、壁は構造壁であり得る。パネルは、ポリ尿素、又は、向上した伸び特性及び引張強さ特性を有する材料を製造する際に、製造工程を容易にし且つ完成したパネルの性能を高めるように特に選択された他のエラストマー材料を吹き付けることによって製造され得る。パネルはまた、ポリ尿素材料又は他のエラストマー材料をはけ塗り、圧延及び/又はこて塗りして所望の厚さにし、完成したパネルを形成することによって製造されてもよい。代替案として、ポリ尿素材料又は他のエラストマー材料は、構造壁又は建築物の内表面に塗布(すなわち、吹き付け、はけ塗り、圧延及び/又はこて塗り)して、直接接着されてもよい。さらに別の代替案では、ポリ尿素材料又は他のエラストマー材料は、構造壁又は建築物の内表面に事前に塗布された分離剤(例えば、Teflon、シリコン、蝋及び/又は任意の他の分離剤)上に塗布(すなわち、吹き付け、はけ塗り、圧延及び/又はこて塗り)され、その後機械的留め具が挿入され、エラストマー材料及び分離剤を貫通して内表面に達すると共に内表面に固定されてもよい。エラストマー材料が塗布され、留められる内表面は、壁、天井、床、柱、ドア、窓等を含んでもよい。
パネルを構築する際、又は1つ若しくは複数の材料の層を直接壁に接着する際に、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物等のエラストマーをポリ尿素の代替として使用してもよい。
本発明はまた、2液型(two-part)で、高固形分(ハイソリッド)のポリ尿素エラストマー材料の2層以上の層を、剥離可能な基板の上に所望の厚さまで塗布することを含む、爆破、衝撃及び弾丸に耐えるパネルの製造方法に関する。エラストマー材料の2層以上の層は、このエラストマー材料の2層以上の層の間に配置される1つ若しくは複数の繊維補強材又は織物補強材の層を伴うか若しくは伴わずに塗布することができ、材料を硬化させ、硬化したパネルが剥離可能な基板から取り外される。パネルは、建築現場から離れた場所で製造されて建築物まで配送されてもよく、又は建築物の現場で製造されてもよい。パネルは、爆破片及び弾丸からの防護を提供するために、構造壁、ドア及び建築物の部分、構造体又は車両に設置されてもよい。さらに、パネルは、地震活動の場合にさらなる構造的完全性を提供するために、エレベータシャフト及び/又は階段(stair tower)の内側に設置されてもよく、また、付加的な強度及び風に対する耐性を提供するために、家屋の壁の内側に設置されてもよい。同様に、パネルは、窓及びドアを覆うように適切な場所に固定され、窓やドアを強風及び厳しい気象、例えば竜巻又はハリケーンの影響から防護するために使用されてもよい。
本発明の別の実施形態によれば、エラストマー材料を射出成形して、船体を他の船やドック等による損傷から防護するために船の船体の外部に使用することができる密閉管(tube)を形成してもよい。
図1において、パネル基板10は、ポリ尿素エラストマー材料が塗布(例えば、吹き付け、はけ塗り、圧延及び/又はこて塗り)され得る成形面の役割を果たし、本発明の好ましい実施形態による、爆破及び/若しくは弾丸に耐えるか又は爆破片を防止するパネル100を形成することができる。パネル基板10は平坦な平面として示されているが、パネル基板10が、パネル100が適用され得る特定の壁、ドア等の形にぴったり一致し得る凹型及び/又は凸型の外形及び/又は側面を有してもよい他の実施形態が考えられる。必要に応じて、硬化したパネルを基板から取り外しやすくするために、基板10を分離剤/分離化合物(release agent/compound)で加工してもよい。
標準的な、既知の吹き付け塗布装置を使用して、2液型ハイソリッドエラストマー組成物を液状(未硬化)で基板10の上に吹き付ける。吹き付け装置は、例示のために、可撓性チューブ22を介して塗布用ポンプ24に連結される吹き付けノズル20を含んでもよい。供給管路28、30を通ってエラストマー組成物を構成する成分を給送するために、リザーバ(reservoir)又は貯蔵タンク26を使用してもよく、バルブ32において成分が混合される。吹き付けノズル20を、パネルを製造するときに基板全体にわたってポリ尿素材料を塗布するように、手動で操作してもよい。代替案として、吹き付けノズル(2つ以上を使用することができる)を既知の構造のキャリッジ(図示せず)に取り付けてもよく、このキャリッジは横断方向又は水平方向に、及び垂直方向にノズル20を動かすための駆動手段を有し、確実に組成物が基板全体にわたって均一の厚さに塗布されるようにする。その他の吹き付け塗布構成も実現可能であり、図1に示すものはその一例にすぎない。
大規模生産では、吹き付け工程は実質的に完全に自動化されており、コンピュータ制御及びロボット式要素を使用して、吹き付け器の移動及び吹き付けようとする材料の配送を含めて、吹き付け装置及びパネルの取扱いを制御するように構成されることが予想される。しかし、同じ基礎的工程はほぼ同様のままであり、図33〜図36は、完成したパネルの大規模生産のための可能な自動化システムの2つの実施形態の図を提供する。例えば、自動化システムは、少なくとも5分毎に少なくとも1つの完成したパネルを製造することができる。
特に好ましい一実施形態では、パネルは、パネル100の外表面又は内表面のいずれかに配置してもよいか、又はパネルの内部に配置してもよい補強層102を含めることによって、さらに強化することができる。補強層がパネルの内部にあるこのようなパネルの製造方法は、補強織物材料を基板10に対して設けること、及びポリ尿素又はその他の吹き付け可能なエラストマーをその織物の上に、完成されたパネルの厚さの約2分の1の厚さにまで吹き付けることを含むことが好ましい場合がある。次に、ポリ尿素が上に吹き付けられた織物102を、ポリ尿素が基板に面し、織物102が吹き付け装置に面するように、回転又は裏返しする。次に、織物102の反対側に第2のポリ尿素塗布又は吹き付けを行い、所望の最終厚さすなわち完成厚さのパネルを製造する。
この好ましい工程順序に対して種々の変更形態を使用してもよい。パネル100の外表面に補強層を有することが望ましいときには、補強層を基板10に密に接触した状態で設けることができ、そしてエラストマーをその層の上に、所望のパネル厚さに達するまで吹き付けることができる。層102をパネル100の内部に置こうとする場合には、層を基板10から離隔してもよく、ポリ尿素は層102を通って吹き付けられ、層を封入する。代替案として、パネルの一部分を基板の上に吹き付けてもよく、次に層102を導入し、次にパネルの残りの厚さを吹き付けてパネルを完成してもよい。
吹き付け工程が完了すると、ポリ尿素材料は部分的に又は完全に硬化しており、この層は基板10から分離することができ、こうしてパネル100が形成される。
したがって、パネル100を経済的な方法で本質的に大量生産することができる。これは、実際の工場での設定において、又は同程度に経済的であるか若しくは何らかの理由で望ましいと分かった場合には、建築現場において建設される可搬式若しくは一時的な生産施設において完遂することができる。次に、パネル100は、これらの耐爆破パネルを装備すべき建築物まで運搬される。
パネルを固定すべき建築物の内側構造壁104は、初期建設中に露出したままであるか、又は建築物の改装の際に、内側化粧壁表面が取り外されて構造壁の内側表面が露出されるかのいずれかである。パネル100を必要に応じて適切なサイズに切断し、好ましくは任意の適当な接着剤によって、又は機械的な取り付け具によって壁104の内側表面に貼り付ける。構造壁104はブロック又は流し込みコンクリートのいずれによっても共通に形成されるので、適当な機械的取り付け形式には、ねじ付きコンクリート壁アンカー、又はねじ及びアンカーのセット、又は適切なコンクリート貫通釘による釘付けが含まれ得る。
図2は、本発明の一実施形態による、建築物の構造壁の内部における爆破片閉じ込めパネルの設置についての実質的な概略図である。
図3は、取り付けの準備ができたときのパネル100の好ましい一実施形態を示す。この実施形態では、パネル100はその周辺においてチャネル部材120によって境界付けられ、このチャネル部材120は、パネル100の対向する側(例えば前側と後側)に位置する2つのレール122、124の間にパネル100の縁部を保持している(図4参照)。ステンレス鋼で作られていることが好ましいチャネル部材は、パネルをその縁部において構造的に補強し、これに剛性を加えるのに役立つ。さらに、パネルの縁部においてチャネルを使用することによって、パネルを建築物の壁に固定する際に、限定はしないが、コンクリート壁アンカー、ねじ、釘等の機械的留め具121の信頼性が向上する。
図5は、2枚のパネルを接合して単一のパネルの幅よりも幅広い距離にわたるようにする場合の使用に適した、さらなるパネル留め部材126を示す。2枚のパネルの隣接する縁部は、このパネル留め部材の2つのレール128、130に適当な機械的留め具131を使用して固定される。レール128、130は、留め部材が2枚のパネルを本質的に縁部が当接する関係で保持するように、ウェブ132によって互いにずらされている。留め部材126を、接合しようとする縁部においてチャネル部材120に加えて、又はチャネル部材120の代わりに使用してもよい。留め部材を、同様に、適切な機械的留め具、例えば、限定はしないが、コンクリート壁アンカー等によって建築物の壁に固定することもできる。
建築物の外部における爆発物の爆破、又はその他の形式の衝撃力は、構造壁を破砕させ、一般に爆破片と呼ばれる様々なサイズの壁の破片を発生させることがある。改善された伸び特性及び引張強さ特性を有するパネル100は、個々の爆破片に分与される運動エネルギーのかなりの部分を効果的に吸収するように作用する。この運動エネルギーの吸収は、爆破片が建築物の内部を通って飛散することを防止する。爆発物の爆破がパネル100も破砕させる状況では、パネルによって吸収されるか又は消散される運動エネルギーは、建築物の内部に入る可能性がある爆破片の量及び/又は速度をかなり減らすことになる。したがって、建築物の内側にいる人たちは、建築物に対する攻撃に起因する負傷の主要な原因からよりよく保護される。
パネルはまた、特にパネルの周辺で機械的留め具によって壁に固定されているとき、壁自体の構造的完全性に貢献すると思われる。
爆発又は激震性事象に起因する可能性のある潜在的に高いレベルの運動エネルギーを効果的に吸収又は消散するために、パネルの厚さは約100ミル(約2.5mm)〜約250ミル(約6.4mm)の範囲にあることが好ましい。また、パネルの厚さが約180ミル(約4.6mm)であることがさらに好ましい。250ミル(約6.4mm)よりも厚いパネルを使用してもよいが、コスト/利益分析においては、より厚いパネルによって提供される爆破片閉じ込め又は耐爆破性の可能な漸増的増加よりも、コスト(材料費)の増加が上回るであろうと予期される。
爆破片閉じ込めパネルにおいて使用されるエラストマー材料は、その硬化した状態において、物理的性質又はその他の材料特性の特定の組み合わせを有することが好ましい。特に重要なものは破断時伸びパーセントと引張強さである。エラストマーは約100〜800%の範囲の破断時伸びを有することが好ましく、この範囲のより高い限界、例えば400〜800%にあることがさらに好ましい。エラストマーの引張強さは最低2000psi(約140kg/m)であることが好ましい。
加えて、エラストマーの接着性は、パネルを別個に構成するにしても、保護すべき建築物又はその他の構造物の壁の上の適所に形成するにしても、重要なものであると考えられる。エラストマーは最低300psi(約21kg/cm)の(すなわちコンクリート破断時における(or at concrete failure))コンクリートに対する接着、及び最低1200psi(約84kg/cm)の鋼に対する接着を示すことが好ましい。
先に述べたように、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物は、所望の物理的性質及び材料性質を実現することができる。現在、一実施形態では、100%固体の吹き付け塗布される芳香性ポリ尿素材料であるエラストマーが使用される。この材料は、主として可撓性の耐衝撃防水被覆及びライニング・システムとして設計された、2液型(イソシアネート擬似ポリマー、顔料とのアミン混合物)吹き付け可能材料として入手できる。
ライニングシステムを、織物補強層を伴って製造されたパネルで試験した。織物補強層は、パネル形状を形成する際に未硬化エラストマーが接着する骨組を提供する。爆破に耐える際、及び爆破片を閉じ込める際、特に爆破又はその他の衝撃のエネルギーが吸収されるときにエラストマーが経験する伸びの量の制限を助ける際に、パネルの構造的一体性に、織物補強材が貢献することも好ましい。
今まで、試験のためのパネルを製造する際に使用されてきた織物は、アラミド又はポリエステルの紡ぎ糸又は繊維から作られており、およそ幅0.25インチ(約6.4mm)×長さ0.25インチ(約6.4mm)、又はおよそ幅0.5インチ(約12.8mm)×長さ0.25インチ(約6.4mm)の開口グリッド(縦糸と横糸との間の開口部)を有する。しかし、より小さな又はより大きなグリッド開口部サイズも使用に適当であると考えられる。今までに試験されたパネルにおいて使用された繊維の引張強さは、およそ幅方向1200psi(約84kg/cm)×長さ方向1200psi(約84kg/cm)である。Teijin Fibersによって製造されるTechnora及びTwaronブランドのアラミド紡ぎ糸又は繊維から作られる織物は、この用途に使用するために特に適していると考えられる。
また、本発明の爆破片閉じ込めのシステム及び方法は、補強すべき壁又はその他の構造物に直接塗布されると共に接着されるエラストマー材料の層の形態であってもよい。この場合には、壁から遊離性の異物が取り除かれることが好ましく、パネル基板の上にパネルを吹き付ける際に採用される方法と同様の方法でエラストマーが吹き付けにより塗布される。上述したように、エラストマーは、最低300psi(約21kg/cm)のコンクリートに対する接着強度すなわち粘着性を有するように選択され、コンクリートは、一般に、機械的取り付けが粘着を強化する領域をエラストマーに与えるように、十分に多くの数の小さな表面不規則部を有することが好ましい。
本システムが織物補強要素又は繊維補強要素を有する場合には、エラストマーを部分的に塗布し、次いで補強要素を配置し、残りのエラストマー層を吹き付け塗布することも好ましい。代替案として、まず補強要素を壁に対して位置付けて、次にこれに全厚のエラストマー層を塗布することもできる。
本発明による耐爆破性/爆破片閉じ込めパネルの試験を実施した。1つの物理的試験レイアウト(縮尺は合っていない)を図6に概略平面図で示す。図6では、爆薬装填部200が、爆薬から30フィート(30')(約9.15m)半径の円の上に離隔した4つの同一に作られたコンクリート・ブロック積み標的壁202に対して中央に置かれている。標的壁と共に正方形のU字形を形成する2つの補強支持部204を有する積み標的壁202を構築し、こうして建築物において一般に見られるように、爆薬装填部に面する標的壁202は或る程度の構造補強部を有することになる。
パネルA、B、及びC(厚さは壁厚に対して縮尺通りではない)を壁のうちの3つの内側に取り付け、第4の壁にはパネルすなわちライニングを取り付けなかった。パネルは、これらの周辺を囲むステンレス鋼製チャネル120を含み、パネルをコンクリート・アンカー留め具を使用して壁202の内側に固定した。
すべてのパネルA、B、及びCはポリ尿素材料で公称厚さ180ミル(約4.6mm)に製造し、この中に織物補強層を配置した。パネルのさらなる構造上の詳細は次の通りである。
Figure 2008519243
爆薬装填部200には、各標的壁202の正面上に均一な爆破過度圧力を発生させるように構成されたC−4爆薬を42ブロック(52.5ポンド)(23.8kg)配置した。C−4爆薬のこの量は67.2ポンド(30.5kg)のTNTと等価である。装填部を地上4フィート(約1.22m)まで上げて、これを各壁の中心点と整列させた(壁202の高さは8フィート(約2.44m)であった)。爆薬装填部を静的に爆発させ、17.67psi(約1.24kg/cm)のピーク入射超過圧力及び51.22psi(約3.60kg/cm)の反射圧力を作り出した。
最初の爆発後の観察によれば、保護されてない壁(内側にパネルが固定されていない)は壊滅的な構造破壊を被り、事実上標的壁202又は補強支持部204のいずれのコンクリートも壁の基部の上の所定位置には残らないことがわかった。爆破によって生じた壁の破片すなわち爆破片は、壁の背後(すなわち壁の内側に)54フィート(約16.46m)まで見つかった。
対照的に、内表面にパネルを取り付けられた3つの標的壁は立ったままであり、コンクリート・ブロックに対する損害のレベルはそれぞれいくらか異なっていた。標的壁202が補強支持部204と接合する領域は、爆破によってその接合部に誘導された応力によって最も大きな損害を被るようであった。標的壁自体には、様々な度合いの亀裂又は破砕があった。
パネルの検査によって、パネルの内側表面上におけるマーキング・ペイント被覆の小さな区域が、おそらくは爆発時にパネルの反対側に衝撃を与えるコンクリート破片によって、剥落したか、又は打ち落とされたことがわかった。パネルの塑性変形はごく僅かであるか又は全く観察されず、パネルの破砕又は穴あきも観察されなかった。コンクリートの破片は、パネルの背後(パネルの内側への方向)には見当たらなかった。
パネルを取り外すと、標的壁の破片が各試験パネルの背後に見つかった。表2〜表5に、試験後に見つかった壁の破片(爆破片)に関するデータを示す。パネルが固定された壁についての「壁からの距離」のデータは提供されておらず、パネルを通過した破片はないことに留意されたい。
Figure 2008519243
図7は、本発明の一実施形態によるパネルの側面斜視図であり、当該パネルは、パネルの周辺付近にあり、且つパネルに対して実質的に垂直であるフランジを有する。図7において、パネル700は任意の必要なサイズに作られてもよく、内表面711及び外表面712を有する本体部分710を有することができ、また、本体部分710は、壁又はその部分を覆うために、例えば、限定はしないが、2フィート×2フィート(約1.0cm×約61.0cm)、2フィート×3フィート(約61.0cm×約91.4cm)、2フィート×4フィート(約61.0cm×約121.9cm)、4フィート×8フィート(約121.9cm×約243.8cm)、並びにより大きな及び/又はより小さなサイズであってもよい。パネル700はまた、2つ、3つ又は4つのフランジ、例えば上部フランジ713、下部フランジ714、左側フランジ715、右側フランジ716を有してもよく、各フランジは、一般に本体部分710の一方の側において、例えば内表面711の側において本体部分710から延びている(depend from)。しかしながら、フランジ、例えば上部フランジ713及び下部フランジ714が本体部分710の両側から延びてもよい(例えば上部フランジ713が本体部分710の外表面712の側から延びてもよく、下部フランジ714が本体部分710の内表面711の側から延びてもよい)実施形態が考えられる。
概して、図7のフランジ713、714、715、716は、本体部分710から実質的に90度の角度で延びているが、他の角度(90度よりも大きい角度及び小さい角度の両方)も考えられる。2つのみのフランジを有する実施形態では、フランジは一般にパネル700の対向する縁部、例えば上下又は左右に位置する。図7に見られるように、4つのフランジを有するパネル700は、比較的短い側部(フランジ713、714、715、716によって表される)を有する開放箱又は容器に類似する。各フランジは本体部分710から1インチ(約2.5cm)以上延びていてもよく、概して、フランジが位置するパネル700の側部の長さにわたって延びていてもよい。
図7のパネル700及びフランジ713、714、715、716は、様々な方法を使用して、実質的に均一な厚さを有する単一品として形成されてもよい。例えば、本発明の一実施形態によれば、一方法におけるパネル700及びフランジ713、714、715、716は、パネル700の形状と実質的に同様の形状を有する金型(図示せず)にエラストマー材料を吹き付けて、エラストマー材料を硬化させ、パネル700を金型から取り出すことによって形成されてもよい。2つ、3つ又は4つのフランジを有するパネルはこの方法を用いて製造することができる。これらのパネルは設置する準備ができているため、図7に示す形態のパネルを製造することは、設置工程を迅速化するのに役立ち得るが、このように構成されるパネルの出荷及び貯蔵に関するいくつかの物流の問題が存在する可能性がある。特に、フランジ713、714、715、716を有するパネル700を作製する場合、複数のこのようなパネル700を出荷のために積み重ねる及び/又は組み合わせることがより難しくなる可能性があり、したがって、平坦なパネルよりも高価になる可能性がある。
図7のパネル700は、構造体の壁に対して配置されてもよく、概して、上部フランジ713及び下部フランジ714はそれぞれ、構造体の壁の近くの天井及び床に留められまはた固定されてもよい。パネル700が1つ又は複数の側部フランジ714、715を有し、これらの側部フランジが構造体の壁(複数可)及び/又は柱部分(複数可)に当接する場合、側部フランジは壁(複数可)及び/又は柱部分(複数可)に対しても留められ得る。例えば、パネル700はコンクリートアンカー、ねじ及び/又は釘等の機械的留め具を使用して構造体に留められることができる。本発明の一実施形態では、留め具はコンクリート留め具であってもよく、例えば、限定はしないが、座金を伴うか又は伴わない、Hilti USA社製の直径1/4インチ(約0.6cm)×長さ1と3/4インチ(約4.4cm)のKwik−ConII+留め具であってもよく、留められるフランジの長さに沿って、中心でおよそ12インチ(約30.5cm)離隔される。代替案として、パネル700が2つ又は3つのみのフランジを有する場合、隣接するパネルの同様に構成されるフランジを有しない縁部に当接する、フランジを有しない縁部が、例えば図3、図4及び図5に関して上述したZ字チャネル留め部材を用いて、また、壁組、例えば木及び/若しくは金属の基部(すなわち下部)板及びキャップ(すなわち上部)板、並びに/又は本明細書の後続の段落で説明される側部フランジに沿ったスタッドを用いて互いに留められてもよい。
図8は、本発明の一実施形態による、線8−8に沿った図7のパネルの断面図である。図8において、パネル700の実質的に均一な厚さが、本体部分710と、上部フランジ713及び下部フランジ714との間で一貫していることが見て取れる。パネル700は、比較的鋭利な外縁(ここで、上部フランジ713及び下部フランジ714が本体部分710から延びている)を有するものとして示され得るが、丸められた及び/又はカーブした縁部を有する金型を使用することにより、わずかに丸められた及び/又はカーブした縁部も提供され得る。
図9は、本発明の一実施形態による、留め具がパネルのフランジの一部分をコンクリート表面に固定している状態の、連続した留めストリップの部分上面図である。図9では、フランジ910は、その上に連続した留めストリップ920を配置されていてもよく、複数の留め具930が連続した留めストリップ920及びフランジ910を貫通して、例えば構造体内の床、天井、壁及び/又は柱であってもよいコンクリート940に達してもよい。連続した留めストリップ920は金属製(例えば、厚さ1/8インチ(約0.3cm)、1/4インチ(約0.6cm)等×幅1インチ(約2.5cm)、2インチ(約5.1cm)、3インチ(約7.6cm)等の冷間圧延された鋼及び/又は鋼板)であってもよく、木製(例えば、2インチ×4インチ(約5.1cm×約10.2cm)、2インチ×6インチ(約5.1cm×約15.2cm)等の躯体壁に対する板及び/又はスタッドとして使用されるボード)であってもよく、並びに/又は金属及び/若しくは木と同様の強度及び耐久性を有する任意の他の材料製であってもよい。留め具930は、ねじ、例えばKwik−Con+IIねじ、コンクリート釘、ボルト及び/又は他のコンクリート留めシステムであってもよい。留め具930を、エポキシ樹脂及び/若しくは他の接着剤又は固着剤と組み合わせて使用して、留め具930のコンクリート940への固着を補助してもよい。
図10は、本発明の一実施形態による、留め具がパネルのフランジの一部分をコンクリート表面に固定している状態の、非連続の留めストリップの部分上面図である。図10において、フランジ1010は、その上に少なくとも1つの非連続の留めストリップ/部分1020を配置されていてもよく、複数の留め具1030が各非連続の留めストリップ/部分1020及びフランジ1010を貫通して、構造体内の床、天井、壁及び/又は柱であってもよいコンクリート1040に達してもよい。非連続の留めストリップ1020は金属製(例えば、厚さ1/8インチ(約0.3cm)、1/4インチ(約0.6cm)等×幅1インチ(約2.5cm)、2インチ(約5.1cm)、3インチ(約7.6cm)等の冷間圧延された鋼及び/又は鋼板)であっても、木製(例えば、2インチ×4インチ(約5.1cm×約10.2cm)、2インチ×6インチ(約5.1cm×約15.2cm)等の躯体壁に対する板及び/又はスタッドとして使用されるボード)であってもよく、並びに/又は金属及び/若しくは木と同様の強度及び耐久性を有する他の材料製であってもよい。留め具1030を、エポキシ樹脂及び/若しくは他の接着剤又は固着剤と組み合わせて使用して、留め具1030のコンクリート1040への固着を補助してもよい。
図11は、本発明の一実施形態による、パネルのフランジの一部分をコンクリート表面に固定している、いくつかの個々の留めシステム部分上面図である。図11において、複数の留め具1130の各々が座金1135及びフランジ1110を貫通して、構造体内の床、天井、壁及び/又は柱であってもよいコンクリート1140に達してもよい。座金1135は金属製(例えば、鋼、亜鉛等)、並びに/又は金属と同様の強度及び耐久性を有する他の材料製であってもよい。留め具1130を、エポキシ樹脂及び/若しくは他の接着剤又は固着剤と組み合わせて使用して、留め具1130のコンクリート1140への固着を補助してもよい。
図12は、本発明の一実施形態による、留め具によって既存のフレーム要素に留められる補強パネルで作製される壁システムの上断面図である。図12において、例えば、金属の建築物及び/又は車両における壁システム部分1200の一方の側が内壁1203の外側1202と連結され、壁システム1200の反対側が、外側部(siding)1205の内側1204に連結されて示されている。壁システム部分1200は1対の対向するU字チャネル部品、すなわち、壁システム部分1200の対向する側の縦の長さ全体にわたってそれぞれ延びることができる第1のU字チャネル部品1210及び第2のU字チャネル部品1215を有してもよい。各対向するU字チャネル部品は、左側フランジ1211、1216及び右側フランジ1212、1217の対をそれぞれ有してもよく、これらのフランジはそれぞれ本体部分1213及び1218から概ね90度の角度で延在し、また、概ね壁システム部分1200の縦の高さにわたって延在する。
図示していないが、U字チャネルの付加的な部分も、壁システム部分1200の上縁及び下縁に沿って、フレームを形成するように配置されてもよい。これらのU字チャネルの付加的な部分は、第1のU字チャネル部品1210及び第2のU字チャネル部品1215と均等に嵌合するようになっていてもよい。U字チャネル部品1210、1215の間に、右側フランジ1212の縦の高さに沿って留めることができる補強パネル1220、1225の1つ又は複数の部分(セクション)が配置されてもよい。概して、各補強パネル1220、1225は様々なサイズ、例えば、限定はしないが、2フィート×2フィート(約61.0cm×約61.0cm)、2フィート×3フィート(約61.0cm×約91.4cm)、4フィート×8フィート(約121.9cm×約243.8cm)等に作製されてもよく、また、およそ100ミル(約2.5mm)〜250ミル(約6.3mm)以上の範囲の厚さを有してもよい。必要であれば、壁システム部分1200はまた、第1のU字チャネル部品1210と第2のU字チャネル部品1215との間に、且つ第1のU字チャネル部品1210及び第2のU字チャネル部品1215と実質的に平行に配置される1つ又は複数のI字チャネル部品1230を有してもよい。各I字チャネル部品1230は、Iビームに類似しており、2対の対向するフランジ、すなわち、I字チャネル部品1230の本体部分1235から概ね垂直に延在する、第1のフランジ1231と第2のフランジ1232との対、及び第3のフランジ1233と第4のフランジ1234との対を有してもよい。
図12において、補強パネル1220は、例えば複数のナット1240及びボルト1242を使用して、第1のU字チャネル1210の右側フランジ1212に対して、且つ右側フランジ1212の長さに沿って留められてもよく、また、I字チャネル部品1230の第3のフランジ1233に対して、且つ第3のフランジ1233の長さに沿って留められてもよい。代替案として、この留めは複数のリベット1244及び座金1245を使用して達成されてもよい。壁システム部分1200はまた、補強パネル及びフランジ1211、1231、1232、1216間に1つ又は複数の発泡材部分1250、1255を有してもよい。
一般に、図12のU字チャネル部品1210、1215及びI字チャネル部品1230はそれぞれ、壁システム部分1200を支持すると共に、内壁部分及びそれに取り付けられる外側部並びに壁システム部分1200の上部に配置される壁部分及び床部分を支持するための構造強度を付与するのに十分な強度及び剛性を有する材料(例えば金属、複合材料等)製であってもよい。
図13は、本発明の一実施形態による、既存のフレーム要素に留められる補強パネルで作製される別の壁システムの部分上断面図である。図13では、図12の壁システム部分1200と同様の壁システム部分1300が示されており、ここでは、補強パネル1220を第1のU字チャネル1210及びI字チャネル1230のいずれかに連結するために機械的留め具は使用されない。代わりに、補強パネル1220を第1のU字チャネル1210及びI字チャネル1230のフランジに接着して取り付けることができる。代替案として、U字チャネル1210及びI字チャネル1230のフランジは、補強パネル1220の垂直縁部を挿入することができる溝部分を有するように構成されてもよい。この設計は、本明細書において、図14に関して図示されると共に説明される。溝部分は、U字チャネル1210及びI字チャネル1230の各々の一方又は両方のフランジの隣に配置されてもよい。
図14は、本発明の一実施形態による、パネルを既存のフレーム要素に留めるのに使用することができる、補強パネルで作製される壁システムにおけるフレームの溝部分の部分上断面図である。図14において、U字チャネル部品1410の右側が、U字チャネル部品1410の本体部分1415から実質的に垂直に延びる第1のフランジ1412と、第1のフランジ1412の下端から実質的に垂直な角度で、且つ本体部分1415に対して実質的に平行に延びる第1のフランジリップ1413とによって画定される溝部分1411を有するように示されている。同様に、第2のフランジ1414は、U字チャネル部品1410の本体部分1415の第1のフランジ1412と同じ側から実質的に垂直に延びた状態で示される。第2のフランジ1414も、フランジ1412の下端から実質的に垂直な角度で延びる第2のフランジリップ1414を有することができ、このフランジリップは本体部分1415に対して実質的に平行である。概して、第1のフランジリップ1413及び第2のフランジリップ1416は同一平面上にあり、実質的に等しい長さである。
図14に見られるように、補強パネル1420はその縁部に沿って、溝部分1411内に嵌合する適合(keyキー)部分1430を有することができ、適合部分1430は、補強パネル1420の縁部に沿って可変に位置することができ、それにより補強パネル1420の外表面1421が第1のフランジ1412の外縁と位置合わせされるようになるか、又は外表面1422が第1のフランジ1412の内縁と位置合わせされるようになる。適合部分1430を溝部分1411内に設置することは、例えば、適合部分1430を溝部分1411の中に滑動させるか、又は適合部分1430を溝部分1411に嵌め込む(snap)ことによって達成することができる。壁システム部分1200の考えられる実施形態では、壁システム部分1200を作るのに使用される補強パネル1220において、補強パネルは1つ若しくは複数の織物/繊維補強層を伴うか又は伴わずに作製されてもよい
図15は、本発明の一実施形態による、その内部が補強パネルで作製されているコンクリート床の部分側断面図である。図15において、コンクリートスラブ1500は、上側コンクリート部分1510及び下側コンクリート部分1520を有してもよく、それらの間に補強パネル1530が挟まれてもよい。補強パネル1530は、1つ若しくは複数の織物/繊維補強層をその内部に伴うか又は伴わない1つ又は複数のエラストマー層を有するパネルを含んでもよい。本発明の一実施形態では、コンクリートスラブ1500は、コンクリートを流し込んで下側コンクリート部分1520を作り、コンクリートが固まる前及び/又は後のいずれかに、1つ又は複数の補強パネル1530を下側コンクリート部分1520の上に置き、補強パネル1530の上にコンクリートを流し込んで上側コンクリート部分1510を形成することにより作製されてもよい。1つ又は複数の補強パネル1530は一般に、本明細書に記載した1つ若しくは複数の織物/繊維層を伴うか又は伴わない、事前作製され、硬化したパネルである。しかしながら、補強パネル1530はまた、1つ若しくは複数の織物/繊維層を伴う及び/又は伴わないに関わらず、下側コンクリート部分1520に吹き付け塗布されてもよく、その後上側コンクリート部分1510が補強パネル1530の上に流し込まれてもよい。
図15では示していないが、コンクリートスラブ1500はまた、Iビーム、鉄筋、ワイヤ(wire:針金)及び/若しくは他の補強材並びに/又は構造支持要素を有してもよい。例えば、上側コンクリート部分1510及び下側コンクリート部分1520の一方又は両方は、コンクリートスラブ1500の強度及び剛性を向上させるために、互いにワイヤでつながれて(wired)いてもよい鉄筋のメッシュ及び/又はかごを有してもよい。可能な補強要素及び/又は構造支持要素の例は、図16及び図17に関して説明される。
図16は、本発明の一実施形態による、その内側が鉄筋及び補強パネルで構築されるコンクリート壁の部分上断面図である。図16において、コンクリート壁1600は第1のコンクリート側面1610、第2のコンクリート側面1620、及びこの第1のコンクリート側面1610と第2のコンクリート側面1620との間に挟まれる補強パネル層1630を有してもよい。補強層1630は、1つ若しくは複数の織物/繊維補強層をその内部に伴うか又は伴わない1つ又は複数のエラストマー層を有するパネルを含んでもよい。コンクリート壁1600は図15のコンクリートスラブ1500と同様の外見であるが、構築方法が異なり得る。例えば、コンクリートが一般に4インチ〜12インチ(約10.2cm〜約30.5cm)以上の厚さ(高さ)であり、水平の平面に沿った向きにされるコンクリートスラブとは違い、コンクリート壁では、コンクリートは一般に4インチ〜12インチ(約10.2cm〜約30.5cm)以上の厚さ(幅)であり、垂直の平面に沿った向きにされ、4フィート〜10フィート(約1.22m〜約3.05m)以上の高さで立っており、構造体の側部/部分全体に沿って延びている。結果として、コンクリート壁は、一般に強化金属製であり、鉄筋の部品及び/又は他の金属の補強要素と合わせて保持されている背の高い型枠に流し込まれなければならない。一般に、家屋及び/又は建造物のコンクリート壁は約4フィート〜12フィート(約1.22m〜約3.7m)の高さであり得る。当然のことながら、壁は、特定の建物の用途による必要に応じてより低く及び/又はより高くてもよい。さらに、鉄筋及び/又はワイヤのメッシュ及び/又はかごも、型枠の内側に置かれてもよく、それにより、コンクリートが型枠に流し込まれる際に、コンクリートが鉄筋及び/又はワイヤを被覆することができるようになる。
例えば、本発明の一実施形態によれば、コンクリート壁1600の構築方法は、1つ若しくは複数の鉄筋及び/又はワイヤのメッシュ層を組み立てること、及びこの1つ若しくは複数の鉄筋及び/又はワイヤのメッシュ層を型枠の内側に置くことを含んでもよい。1つ又は複数の補強パネル1630が、型枠のおよそ中間、且つ1つ又は複数の鉄筋1640及び/又はワイヤのメッシュ層の間に配置されてもよい。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つ又は複数の補強パネル1630は、Z字チャネル及び/又はI字チャネル連結器1650、及び留め具、ボルト、ねじ、ステープル、テープ等を用いて連結されてもよい。さらに、1つ又は複数の鉄筋及び/又はワイヤのメッシュ層は、鉄筋及び/又はワイヤを1つ又は複数の補強パネル1630の孔に通すことによって、互いにワイヤでつながれてもよい。この方法では、コンクリートが型枠の中、且つパネル並びに鉄筋及び/又はワイヤのメッシュの周囲に流し込まれ、固めることができるようになる。コンクリートが固まると、型枠を取り外すことができ、補強層1630が内部に埋め込まれたコンクリート壁1600が現れる。
図17は、本発明の一実施形態による、鉄筋及び外表面の補強パネルで構築されるコンクリート壁の部分上断面図である。図17において、コンクリート壁1700はコンクリート部分1710、及びコンクリート壁1700の一方又は両方の側面にある少なくとも1つの補強パネル部分を有してもよい。コンクリート壁1700は、1つ又は複数の補強パネル1720を、型枠並びに型枠の実質的に中間にある鉄筋及び/又はワイヤのメッシュ及び/又はかごの片側若しくは両側に対して置くことによって構築することができる。コンクリートを型枠に流し込むことができ、そしてコンクリートが固まると型枠を取り外すことができ、一方の側面に補強パネル1720を有するコンクリート壁1700が現れる。図16におけるように、図17のコンクリート壁1700において用いられる隣接する補強パネルは、図16に関して上述したように互いに留められてもよい。
図18は、本発明の一実施形態による、コンクリート柱を防護するための単品型のパネルシステムの上断面図である。図18において、柱パネルカバー1800が、柱の外寸に合うように実質的に矩形(例えば正方形)又は任意の他の構成(例えば長円形、円形等)として形成されることができる。柱の形状に関わりなく、柱パネルカバー1800は、柱の形状に適合するように適切な形状にされた金型の周囲に事前成形されることができる。図18に見られるように、柱パネルカバー1800は、柱パネルカバー1800の外縁1802、1804が連結されず、それにより外縁1802、1804の長さに沿って延びる開口1810が提供されるように、実質的に正方形の形状にすることができる。
図18において、開口1810により、縁部1802、1804が離れて広がり、柱パネルカバー1800が柱の周囲に設けられることが可能になる。代替案として、柱パネルカバー1800は、平坦な補強パネルを加熱し、その後、柱の外側を囲むように平坦な補強パネルを曲げることによって形成されてもよい。概して、柱パネルカバー1800が柱の周囲に設置されると、外縁1802、1804は互いにできるだけ近接して開口1810を完全に閉じるか、又はできるだけ小さくする。代替案として、外縁1802、1804は実際には重なってもよい。外縁1802、1804が重なるか否かに関わりなく、本明細書に記載した機械的留め具を、エポキシ樹脂を伴うか又は伴わずに使用して、柱パネルカバー1800を柱に(少なくとも柱の角の周囲に)、縁部1802、1804によって形成される継ぎ目に沿って留めることができる。所望であれば、柱パネルカバー1800を各縁部の周囲に、また柱の各面/表面に留めてもよい。機械的留め具と共に接着剤も使用して、柱パネルカバー1800を柱に取り付けてもよい。
本発明の別の実施形態では、図18の柱パネルカバー1800は、2つ以上の別個のパネルを含んでもよく、これら別個のパネルは、柱の各角において当接する及び/又は重なるように、柱の各側面に対して合うように作製され及び/又は切られてもよい。例えば、柱パネルカバー1800は、2つのL字形状の半割体、3つの側面を覆う1つのU字形状の部分(piece:区画)及び第4の側面を覆う1つの平坦な部分、並びに/又は柱の各側面を覆う4つの別個の平坦な部分を含んでもよい。
図19は、本発明の一実施形態による、単品型又は複数品型のパネルシステムをコンクリート柱の周囲に留めるためのL字ブラケットの上断面図である。図19において、L字ブラケット1900は、例えば2インチ(約5.1cm)、3インチ(約7.6cm)、4インチ(約10.2cm)等である。1/2インチ(約1.3cm)〜4インチ(約10.2cm)以上の範囲の幅を有するL字ブラケットを機械的留め具と共に使用して、柱パネルカバー1800を柱の角の周囲に留めることができる。概して、1つのL字ブラケットにつき2つ以上の留め具を有する複数のL字ブラケット1900を、開口1810に沿って、且つ縁部1802、1804にわたって柱パネルカバー1800の下部から上部まで等間隔に並べて、柱に固定することができる。代替的な一実施形態では、L字ブラケット1900は、効率的且つ完全に柱パネルカバー1800の開口1810及び/又は各外縁を覆うために、柱パネルカバー1800の高さと実質的に等しくてもよい幅を有する単一品であってもよい。
図20は、本発明の別の実施形態による、単品型又は複数品型のパネルシステムをコンクリート柱の周囲に留めるためのL字チャネルブラケットの上断面図である。図20において、L字チャネルブラケット2000は、例えば2インチ(約5.1cm)、3インチ(約7.6cm)、4インチ(約10.2cm)等である。1/2インチ(約1.3cm)〜4インチ(約10.2cm)以上の範囲の幅を有するL字チャネルブラケットを機械的留め具と共に使用して、柱パネルカバー1800を、L字ブラケット1900と同様の柱の角の周囲に留めることができる。一般に、1つのL字ブラケットにつき2つ以上の留め具を有する複数のL字チャネルブラケット2000を、開口1810に沿って等間隔に並べ、L字チャネルブラケットのチャネル2005、2010に縁部1802、1804を柱パネルカバー1800の下部から上部まで挿入し、L字チャネルブラケット2000及び柱パネルカバー1800を貫通することができる留め具を用いて柱の角の周囲に且つ柱の中に固定することができる。概して、1つのL字チャネルブラケットにつき2つ以上の留め具を有する複数のL字チャネルブラケット2000を、開口1810に沿って、且つ縁部1802、1804にわたって柱パネルカバー1800の下部から上部まで等間隔に並べて、柱の中に固定することができる。代替的な一実施形態では、L字チャネルブラケット2000は、効率的且つ完全に柱パネルカバー1800の開口1810及び/又は各外縁を覆うために、柱パネルカバー1800の高さと実質的に等しくてもよい幅を有する単一品であってもよい。
図21は、本発明の一実施形態による、コンクリート柱を防護するためのパネルシステムをコンクリート柱の角に留めている、図18のL字ブラケットの部分上断面図である。図21において、L字ブラケット1900と、L字ブラケット1900及び柱パネルカバー1800を貫通してコンクリート柱2000に達する2つの留め具2110とを用いた、コンクリート柱2000の周囲への柱パネルカバー1800の完全な設置が示されている。図示していないが、エポキシ樹脂を使用して、柱パネルカバー1800をコンクリート柱2000に貼り付けると共に、留め具2110をコンクリート柱2000に取り付けてもよい。
図22は、本発明の一実施形態による、コンクリート柱を防護するための2品型のパネルシステムの上断面図である。図22において、2品型の柱パネルカバー2200が、第1の半割体2210及び第2の半割体2220を有するように示されている。2品型の柱パネルカバー2200は、2品型の柱パネルカバー2200に伴う2つの開口を覆うための、柱パネルカバー1800について上述したものと同様の方法及び留め材料を使用して設置され得る。
図23は、本発明の一実施形態による、補強層の菱形状の構成を示している、コンクリート柱を防護するためのパネルシステムの部分的に露出した側面図である。図23において、柱パネルカバー2300が、菱形状のパターンに構成された織物/繊維層2310を有していることが分かる。代替案として、織物/繊維層2310はまた、斜交平行パターン及び/又は重複パターンに構成されてもよい。
図24は、本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に配置されている中空の(hollow-core)ドアの部分上断面図である。図24において、中空のドア/壁部分2400は第1の側面2410、対向する第2の側面2420、第1の端部2430、及び対向する第2の端部2440を有し得る。構造支持部2450の1つ又は複数の部品が、第1の端部2430の内表面及び第2の端部2440の内表面の実質的にすべてにわたって、中空のドア/壁部分2400の下部から上部まで延びてもよい。例えば、構造支持部2450は木製であっても、金属製であっても、メイソナイト(masonite)製及び/又は複合材料製であってもよい。図示していないが、同様の構造支持部(複数可)が中空のドア/壁部分2400の上部及び下部にわたって延びて、完全な構造的内部フレームを提供してもよい。図24に見られるように、本明細書に記載した1つ又は複数の実施形態による補強パネル2460が、中空のドア/壁部分2400の内側且つ構造支持部2450間に配置されてもよい。概して、補強パネル2460は、中空のドア/壁部分2400の幅及び高さの実質的に全体にわたって延在してもよく、本明細書に記載した種々の留め方法のうちのいずれかを使用して留められてもよい。補強パネル2460と、第1の側面2410及び第2の側面2420との間の任意の空間2470、2475は空いていてもよく、並びに/或いは発泡材料、絶縁材料(insulation)、並びに/又はさらなる音/熱の絶縁性、密度及び/若しくは補強を提供する他の材料を充てんされてもよい。
図24の中空のドア/壁部分2400の基礎的な構造を、航空機の構築に適した材料、例えばアルミニウム、炭素複合材等を用いて航空機の操縦室のドア及び隔壁(bulkhead wall)を作製するために使用することができる。補強パネルはまた、1つ又は複数の織物/繊維層を有してもよく、様々な厚さであってもよい。補強パネルの可能な代替的な実施形態の例は、図27及び図28に関して後述される。
図24の中空のドア/壁部分2400はまた、標準的な建築材料を用いて事前作製された壁部分2400、例えば、2インチ×4インチ(約5.1cm×約10.2cm)又はそれより大きい(2×6(約5.1cm×約15.2cm)、2×8(約5.1cm×約20.3cm)等)幅広板として作られてもよい。本発明のこのような実施形態では、壁部分2400、第1の端部2430、第2の端部2440は、例えば2×4(5.1cm×10.2cm)の板であってもよく、補強パネル2460は、第1の縁部2430と第2の縁部2440との間に嵌まるのに丁度十分な幅であってもよく、構造支持部2450の対が、第1の縁部2340及び補強パネル2460の一方の縁部に、且つ第2の縁部2440及び補強パネル2460の他方の縁部に取り付けられてもよい。事前作製された壁部分2400はまた、第1の縁部2430と第2の縁部2440との間に実質的に等間隔で配置される1つ又は複数の中間支持部2480を有してもよい。例えば、第1の端部2430及び第2の端部2440が2×4(5.1cm×10.2cm)である壁2400において、各中間支持部2480は2×2(5.1cm×5.1cm)、2×3(5.1cm×7.6cm)及び/又は2×4(5.1cm×10.2cm)の板であってもよい。中間支持部2480が2×4(5.1cm×10.2cm)である場合、中間支持部2480は、4インチ(約10.2cm)の側面の実質的に中間に切り込まれると共に延び、且つ2×4(約5.1cm×約10.2cm)の実質的に全長に沿う溝を有することができ、それにより補強パネル2460がその中を通ることが可能になる。2×2(約5.1cm×約5.1cm)、2×3(約5.1cm×約7.6cm)及び/又は2×4(約5.1cm×約10.2cm)の板の対が使用される場合、補強パネル2460がその対の間に挟まれると共に取り付けられることができる。この実施形態では、第1の側面2410及び第2の側面2420は、限定はしないが、例えば乾式壁、合板、パーティクルボード、フォームコア絶縁材料等を含む、任意の標準的な建設材料であってもよい。
図25は、本発明の一実施形態による、2つの管のうちの一方の内部の外側に配置される爆破片及び弾丸に耐えるパネルを有する、2管型のトンネルシステムの部分前断面図である。図25において、2管型のトンネルシステム2500は、外側トンネル空間(open space)2520を画定する内表面2512及び外表面2514を有する外側トンネル2510、並びに内側トンネル空間2536を画定する内表面2532及び外表面2534を有するより小さい内側トンネル2530を有することができ、外表面2534は、内側トンネル2530が空間2520を完全に塞がないように、空間2520内に配置される。例えば、図25の実施形態に見られるように、内側トンネル2530及び外側トンネル2510はそれぞれ、実質的に平坦且つ同一平面上にある下部と実質的に円形の壁とを有してもよく、空間2520の一部分は、内側トンネル2530によって塞がれないままである。トンネルが、限定はしないが、例えば、直線的な側壁及びアーチ状の屋根を有するより矩形の形状、三角形の形状等を含む種々の形状を有してもよい、他の実施形態が考えられる。さらに、さらなる他の実施形態では、外側トンネル2510の内表面2512は、それらにパネルが設置される実施形態を有し得る。
図25では、本明細書で開示される設計のうちのいずれかを使用するエラストマーを用いて、1つ若しくは複数の織物/繊維層を伴うか又は伴わずに事前作製されてもよい複数の防護パネル2540が示されている。各防護パネル2540は、内側トンネル2530の外表面2534と概ね同じ形状を有する外形に事前作製されてもよく、内側トンネル2530の外表面2534を封止するために、機械的留め具及び/又はエポキシ樹脂を用いて外表面に取り付けられてもよい。代替案として、エラストマー層及び/又は繊維/繊維層が内側トンネル2530の外表面2534に直接塗布されてもよい。しかしながら、概して、直接塗布することを成功させるためには、内側トンネル2530の外表面2534は清潔であり且つ乾燥しているべきである。
図26は、本発明の一実施形態による、車両のドアの内表面に配置されている、取り外し可能な、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネルの側面図である。図26において、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600が、ドア2610に、すなわち、ドア2610の内面2616上のチャネル保持ユニット2614内に配置されて示される。図26に示す実施形態では、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600は取り外し可能であるが、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600が、ドア2610の内面2616、及び車両の内表面全体に永久的に留められてもよい実施形態が考えられる。
概して、チャネル保持ユニット2614は、左側直立チャネル2621と、右側直立チャネル2622と、左側直立チャネル2621及び右側直立チャネル2622のそれぞれの下端に連結される下部チャネル2623とを有してもよく、それらのすべてはドア2610の内面2616に永久的に留められてもよい。チャネル保持ユニット2614はまた、左側直立チャネル2621及び右側直立チャネル2622のそれぞれの上部端に両端が連結されることができる上部チャネル2624を有してもよい。概して、チャネル保持ユニット2614は、本明細書で、例えば図4、図13及び図14に関して上述したようなU字チャネル形状の材料から作られる。代替案として、上部チャネル2624は、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600に永久的に取り付けられ、左側直立チャネル2621及び右側直立チャネル2622のそれぞれに取り外し可能に連結されるように構成されてもよい。例えば、上部チャネル2623と、左側直立チャネル2621と、右側直立チャネル2622とは、協動するラッチ及び/又はロック機構を有してもよく、それにより爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600をチャネル保持ユニット2614内に取り外し可能に設置することが可能になる。さらに、手で締め付け可能な留め具が各チャネル2621、2622、2623、2624に永久的に固定されて、各チャネル2621、2622、2623、2624及び爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600を貫通し、ドア2610に係合すると共に固定されてもよい。
図26において、本発明の代替的な一実施形態によれば、左側直立チャネル2621及び右側直立チャネル2622は、図14に関して上述したものと同様の溝チャネルとして構成されてもよい。したがって、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600の左側縁部及び右側縁部も、図14に示し説明したように、左側直立チャネル2621及び右側直立チャネル2622の溝チャネル内に嵌合するように調節して(keyed)もよい。爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600の実施形態は、パネルが取り外し可能であることを含むため、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600は車両から取り外されて、車両で移動している人員が位置する可能性がある建築物の内壁に、同様に設置することができる。
さらに、本発明の別の実施形態によれば、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネル2600は、一般に車両の床に永久的に取り付けられる可能性が最も高い、床パネルであるように構成されてもよい。例えば、床パネルは床の形状に適合するような外形にすることができ、また、事前に孔を開けることができ、それにより床から上向きに延在するボルトを受け入れることが可能になり、その上に座金及びナットが固定されて、床パネルを車両の床に取り付けることができるようになる。床パネルは、車両の床の形状を有する金型で床パネルを作製するか、又は実質的に平坦なパネルを加熱及び加工して床の形状に適合させることによって、床の形状に適合するような外形にすることができる。一般に、床パネルはおよそ1/4インチ〜3/4インチ(約0.6cm〜約1.9cm)以上の範囲の厚さを有することができる。
図27は、本発明の一実施形態による、複数層の、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側面図である。図27において、2つの織物/繊維層が内部に埋め込まれる補強パネル2700が、エラストマーの上部層2710と、その下にある織物/繊維の上部層2720と、その下にあるエラストマーの中間層2730と、その下にある織物/繊維の下部層2740と、その下にあるエラストマーの下部層2750とを有する。
一般に、図28の織物/繊維層は、糸目の粗い織物、例えば、Teijin社製のTechnora及びTwaronブランドのアラミド紡ぎ糸又は繊維から作られる上述した織物等を含んでもよい。さらに、これらの層は、各織物/繊維層の目の粗い織物間のいずれの開口のサイズを最小にするために、交互のパターンにずらされる及び/又は積み重ねられてもよい。補強パネル2700の実施形態は、弾道弾丸(ballistic projectile)に対する耐性を提供し得る。
図28は、本発明の別の実施形態による、複数層の、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側面図である。図28において、3つの織物/繊維層が内部に埋め込まれる補強パネル28が、エラストマーの第1の層2810と、その下にある目の粗い織物/繊維の第1の層2820と、その下にあるエラストマーの第2の層2830と、その下にある目の細かい織物/繊維の第2の層2840と、その下にあるエラストマーの第3の層2850と、その下にある目の粗い織物/繊維の第3の層2860と、その下にあるエラストマーの第4の層2870とを有する。図28に見られるように、目の細かい織物/繊維層2840は、2つの目の粗い織物/繊維層2820、2860の間にあるが、織物/繊維層の順序が図28と逆、及び任意の他の様々な可能な組み合わせであってもよい他の実施形態が考えられる。図28の補強パネル2800は3つのみの織物/繊維層を有するが、より多数の織物/繊維層を使用してもよく、また、各層における織物/繊維の方向が他の織物層からずれていてもよい他の実施形態が考えられる。例えば、このずれは、後続の織物/繊維層のそれぞれの向きを、例えば、限定はしないが、或る円周に沿って一定の角度(1度、2度、3度等)だけ回転させることによって達成されてもよい。さらに、織物/繊維層が互いに積み重ねられてエポキシ樹脂で互いに接着され、その後エラストマーで被覆される実施形態が考えられる。
一般に、織物/繊維層は、例えば、Teijin社製のTechnora及びTwaronブランドのアラミド紡ぎ糸又は繊維から作られる上述した織物等の織物を含む。さらに、層は、各織物/繊維層の目の粗い織物間のいずれもの開口のサイズを最小にするために、交互のパターンにずらされる及び/又は積み重ねられてもよい。補強パネル2800の実施形態は、弾道弾丸に対する耐性を提供し得る。
図29は、本発明の一実施形態による、分離剤の上に直接貼り付けられており、構造物の表面に機械的留め具で留められている、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側断面図である。図29において、本発明の一実施形態による設置物(installation)2900は、建築物及び/又は構造物の構造壁2902を有することができ、分離剤2910が構造壁2902の表面2903に塗布される。分離剤2910は、吹き付け、はけ塗り、圧延、こて塗り等によって表面2903上に塗布されてもよく、分離剤2910は例えば、限定はしないが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、油、蝋、シリコン及び他の分離剤を含んでもよい。構造壁2902はまた、床及び/又は天井であってもよい。エラストマーの層2920を、表面2903に且つ分離剤2910上に同様に直接塗布して、機械的留めシステム2930を使用して構造壁2902に留めてもよい。機械的留めシステム2930は、連続した金属製の留めストリップ/フランジ2932と、複数の金属製の留め要素2934と、機械留め要素2934を構造壁2902に固定するのを補助する固定機構2936(例えば、エポキシ樹脂、コンクリートアンカー等)とを有してもよい。機械的留めシステム2930の他の実施形態は、図9、図10及び/又は図11において上述した留めシステムのうちのいずれかを含んでもよい。
図30は、本発明の別の実施形態による、分離剤の上に直接貼り付けられており、構造物の表面に機械的留め具で留められている、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側断面図である。図30において、本発明の一実施形態による設置物3000は、上端が構造的上部スラブ3004に連結され、且つ下端が構造的下部スラブ3006に連結される、建築物/構造物の構造壁3002を有することができ、分離剤3010が構造壁3002の表面3003と、上部スラブ3004の表面3005と、下部スラブ3006の表面3007に塗布される。分離剤3010は、吹き付け、はけ塗り、圧延、こて塗り等によって表面3003、3005、3007上に塗布されてもよく、分離剤3010は例えば、限定はしないが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、油、蝋、シリコン及び他の分離剤を含んでもよい。
エラストマーの層3020を、分離剤3010に、且つ分離剤3010上に、すなわち表面3003、3005、3007上に同様に直接塗布して、機械的留めシステム3030を使用して構造的上部スラブ3004及び構造的下部スラブ3006に留めてもよい。エラストマー3020はまた、機械的留めシステム3030を使用して、図29に示すように構造壁3002に留められてもよい。機械的留めシステム3030は、連続した金属製の留めストリップ/フランジ3032と、金属製の留め要素3034と、機械留め要素3034を構造壁3002に固定するのを補助する固定機構3036(例えば、エポキシ樹脂、コンクリートアンカー等)とを有してもよい。機械的留めシステム3030の他の実施形態は、図9、図10及び/又は図11において上述した留めシステムのうちのいずれかを含んでもよい。
図31は、本発明の別の実施形態による、2つのエラストマーの層の間に織物/繊維補強層を有し、分離剤の上に直接貼り付けられており、構造物の表面に機械的留め具で留められている、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側断面図である。図31において、本発明の一実施形態による設置物3100は、建築物/構造物の構造壁3102を有することができ、分離剤3110が構造壁3102の表面3103に塗布される。分離剤3102は、吹き付け、はけ塗り、圧延、こて塗り等によって表面3103上に塗布されてもよい。構造壁3102はまた、床及び/又は天井であってもよい。エラストマーの第1の層3120を、表面3103に且つ分離剤3110上に同様に直接塗布してもよい。
織物/繊維層3130が、エラストマーの第1の層3120に接着されてもよく、エラストマーの第2の層3140が、上述した方法のうちの1つを用いて織物/繊維層3130上に塗布されてもよく、すべての層は機械的留めシステム3150を使用して構造壁3102に留められてもよい。機械的留めシステム3150は、連続した金属製の留めストリップ/フランジ3152と、金属製の留め要素3154と、機械留め要素3154を構造壁3102に固定するのを補助する固定機構3156(例えば、エポキシ樹脂、コンクリートアンカー等)とを有してもよい。機械的留めシステム3150の他の実施形態は、図9、図10及び/又は図11において上述した留めシステムのうちのいずれかを含んでもよい。
図32は、本発明の別の実施形態による、2つのエラストマーの層の間に織物/繊維補強層を有し、分離剤の上に直接貼り付けられており、構造物の表面に機械的留め具で留められている、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側断面図である。図32において、本発明の一実施形態による設置物3200は、上端が構造的上部スラブ3204に連結され、且つ下端が構造的下部スラブ3206に連結される、建築物/構造物の構造壁3202を有することができ、分離剤3210が構造壁3202の表面3203と、上部スラブ3204の表面3205と、下部スラブ3206の表面3207とに塗布される。分離剤3210は、吹き付け、はけ塗り、圧延、こて塗り等によって表面3203、3205、3207上に塗布されてもよい。
エラストマーの層3220を、分離剤3210すなわち表面3203、3205、3207上に同様に直接塗布してもよい。織物/繊維層3230が、エラストマーの第1の層3220に接着されてもよく、エラストマーの第2の層3240が、上述した方法のうちの1つを用いて織物/繊維層3230上に塗布されてもよく、すべての層は機械的留めシステム3250を使用して構造的上部スラブ3204及び構造的下部スラブ3206に留められてもよい。エラストマー3220はまた、機械的留めシステム3250を使用して、図29、図30及び/又は図31に示すように構造壁3202に留められてもよい。機械的留めシステム3250は、連続した金属製の留めストリップ/フランジ3252と、金属製の留め要素3254と、機械留め要素3254を構造壁3202に固定するのを補助する固定機構3256(例えば、エポキシ樹脂、コンクリートアンカー等)とを有してもよい。機械的留めシステム3250の他の実施形態は、図9、図10及び/又は図11において上述した留めシステムのうちのいずれかを含んでもよい。
図33は、本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システムの側面図である。図33において、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システム3300は、第1の吹き付け塗布部3310を有することができ、この第1の吹き付け塗布部3310は、織物/繊維層3302を織物/繊維ローラシステム3305から第1の吹き付け塗布部3310へと引き出すのを補助する第1の対の駆動ローラ3311を有することができる。第1の吹き付け塗布部3310は、織物/繊維層3302の第1の側面にエラストマーを吹き付ける1つ又は複数の第1の自動吹き付けノズル3312と、組み合わされた織物/繊維層3302を動かす中間パネル層3315を形成するコンベヤシステム3313(例えば、限定はしないが、コンベヤベルトシステム)と、第1の吹き付け塗布部3310を通る、エラストマーの第1の層3314とをさらに有してもよい。第1の吹き付け塗布部3310はさらにまた、第1の吹き付け塗布部3310の出力端(output end:繰り出し端)に配置される第2の対の駆動ローラ3316を有してもよい。第2の対の駆動ローラ3316は、中間パネル層3315を第1の吹き付けテーブル部3310から引き出して、それを、第1の吹き付け塗布部3310の出力端に作動可能に連結して中間パネル層3315を受け取ることができる反転部3320に供給するように作動することができる。
図33では、反転部3320は、少なくとも1つの大きなローラ/ドラム3321、又は等価の機能を実行する構造物を有することができ、また、1つ又は複数のより小さいドラム3324も有することができ、それらの周りを中間パネル層3315が通って効率的に反転され、それにより、中間パネル層3315が第3の駆動ローラ3341を通って第2の吹き付けテーブル部3340に引き込まれるときに、中間パネル層3315の織物/繊維層3302の面を上にすることができる。反転部3320は、U字形状の反転を通して中間パネル層3315を裏返すように作動することが明らかであろうし、その結果、パネル自動製造システム3300は2段構成であることが明らかであろうが、他の構成及び反転形状も考えられる。
例えば、1つ又は複数のローラが、吹き付けテーブル部3310に対して或る角度(複数可)を成し、吹き付けテーブル部3310の後に、且つ吹き付けテーブル部3310よりも上の高さ位置に配置されて、中間パネル層3315を完全に反転させる。例えば、吹き付けテーブル部3310の端部に配置され且つ中間パネル層3315の移動経路から45度の角度にある単一のローラにより、中間パネル層3315がそのローラ上を移動するとき、織物層の第2の側面が露わにされ、中間パネル層3315はここで、吹き付けテーブル部3310における中間パネル層3315の移動経路に対して実質的に90度の角度で移動する。この地点で、中間パネル層3315はおそらく、吹き付けテーブル部3310の表面よりも上の高さ位置にあり、そのため、第2の吹き付けテーブル部3310がより高くなる必要がある可能性があるか、又は中間パネル層3315が以前の45度のローラの高さに戻される必要がある可能性がある。これは例えば、中間パネル層3315を、第2の吹き付けテーブル部3310から90度の角度に、且つ45度のローラの高さとほぼ同じ高さに配置されるローラの下に通すことによって達成することができる。
代替案として、図33の反転部3320の別の実施形態では、3ローラ・システムを実施することができ、例えば、第1のローラは上述した実施形態のように45度の角度にある。3ローラ・システムはまた、第2のローラを有することができ、この第2のローラは、吹き付けテーブル部3310の端部に対して90度の角度にあり、吹き付けテーブル部3310上の中間パネル層3315の移動経路に対して平行であり、且つ、中間パネル層3315が第2のローラの下を通ると共に第2のローラに巻き戻り、それにより中間パネル層3315が逆方向に180度移動することを可能にするように第1のローラよりも上にある。
3ローラ・システムは最後に、第1のローラに対して反対側の45度の角度にある第3のローラを有することができ、この第3のローラは、第1のローラ及び第2のローラよりも上の高さ位置に配置されることができ、また、第1のローラの実質的に真上に物理的に配置されることができ、それにより、上から見ると、第1のローラ及び第3のローラが「X」字形状を形成するように見え得る。中間パネル層3315は、第3のローラの下を移動すると共に第3のローラ上に巻き付き、それにより中間パネル層3315が再び、わずかに高くなった位置ではあるが、吹き付けテーブル部3310において移動していたときと実質的に同じ方向及び経路を移動することができる。
所望であれば、中間パネル層3315を吹き付けテーブル部3310における高さ位置と同じ高さ位置に戻すことは、第2の吹き付けテーブル部3340の直前に、第1のローラに対して実質的に等しい高さ且つ中間パネル層3315の経路を横切って90度の角度で配置されてもよい、第3のローラの後の付加的なローラを使用して、中間パネル層3315を付加的なローラの下に通して、第2の吹き付けテーブル部3340の上へ送ることによって達成されてもよい。当然のことながら、上記の代替案はまた、適切であれば、吹き付けテーブル部3310及び第2の吹き付けテーブル部3340のそれぞれの表面の上方及び/又は下方にローラを実装してもよい。
上記の反転部3320のための代替のローラの実施形態は単なる例示に過ぎず、決して、唯一の考えられる可能な実施形態としても、考えられる可能な実施形態を限定するものとしても解釈されるべきではないということが明らかであるべきである。
第2の吹き付けテーブル部3340は、エラストマーを織物/繊維層3302の第2の側面に吹き付けるための1つ又は複数の第2の自動吹き付けノズルと、最終パネル層3345を形成し、この最終パネル層3345を第2の吹き付けテーブル部3340を通して動かして、第2の吹き付けテーブル部3340から出すための別のコンベヤシステム3343(例えば、限定はしないが、コンベヤベルトシステム、複数の自由可動ローラ等)とをさらに有してもよい。第2の吹き付けテーブル部3340はさらにまた、第2の吹き付けテーブル部3340の出力端に位置する第4の対の駆動ローラ3346を有してもよい。第4の対の駆動ローラ3346は、最終パネル層3345を第2の吹き付けテーブル部3340から引き出して、それを、第2の吹き付けテーブル部3340の出力端に作動可能に連結され、最終パネル層3315を受け取ることができる仕上げ部3350に、第5の対の駆動ローラ3351を通して供給するように作動することができる。
第5の対の駆動ローラ3351は、最終パネル層3345を仕上げ部3350に引き込み仕上げ部3350を通し、仕上げ台3354を横切って、第6の対の駆動ローラ3356へと送るように作動することができる。第6の対の駆動ローラ3356は、最終パネル層3345を仕上げ台3354を横切って引き込み、仕上げ部3350から出すように作動することができる。切断装置3360が、第2の吹き付け塗布部3340と仕上げ部3350との間に配置されることができ、所望であれば、最終パネル層3345を切断して所定の長さのパネル3355にすることができる。切断装置3360は、大きいブレード、アンビル刃、高圧ウォータージェット切断機、及び/又は最終パネル層3345の幅全体にわたって迅速に切断することができ、且つ第2の吹き付けテーブル部3340を通る最終パネル層3345の動きを妨害しない任意の他の切断機構を含んでもよい。代替案として、別の実施形態では、切断装置3360は、第6の対の駆動ローラ3356に近接する、仕上げ部3350の出力端に配置されてもよい。代替案として、切断装置3360は、最終パネル層の送り孔に任意の向きで挿入されてもよい。
図33では、パネル自動製造システム3300はまた、最終パネル層3345が第6の対の駆動ローラ3356を通って仕上げ部3350を出るときに最終パネル層3345を受け取るための、巻取りローラシステム3371を有し得る、巻取りシステム3370を有してもよい。巻取りローラシステム3371は、モータ3373によって駆動されるローラ3372を有してもよく、このローラに最終パネル層3345の先端の幅を取り付けることができ、ローラの周りに最終パネル層が巻き付くことができる。ローラ3372は、空のプレス板等の巻取りロールを収容することができる。最終パネル層3345の先端は、巻取りロールに取り付けられることができ、薄いプラスチックのシート3375(例えばプラスチックラップに類似のもの)が、プラスチックシートのロール3380から供給され、最終パネル層3345がローラ3372に巻き取られるときに最終パネル層3345の側面に貼り付けられ、巻き取り中に最終パネル層3345同士が付着しないようにするのに役立つことができる。
図34は、本発明の別の実施形態による爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システムの側面図であり、図35はその上面図である。図34及び図35において、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システム3400は、織物をパネル製造システム3404に供給するための織物供給システム3402を有することができる。
織物供給システム3402は、織物3411をロール3412から織物供給機/切断機3420に供給するように作動する織物供給サブシステム3410を有してもよい。織物供給機/切断機3420は、ロール3412から織物3411を受け取るためのテンションローラ3421と、織物3411をテンションローラ3421を横切って引き出し、織物3411をパネル製造システム3404内の織物テーブル部3430に供給するように作動することができる供給機ローラ/駆動装置3423を有してもよい。供給機ローラ/駆動装置3423は、1つ又は複数のローラを駆動して、織物3411を織物テーブル部3430に供給するための電気駆動ユニットと、1つ又は複数のローラの後ろにある、織物3411を切断して、パネルを作製するために所望の長さを有するシートにするための切断機機構とを有してもよい。パネル製造システム3404はまた、織物供給機/切断機3420と反対側の端部において織物テーブル部3430に連結される、吹き付けテーブル部3460と、この吹き付けテーブル部3460の反対側の端部に連結されるパネル剥離部3480を有してもよい。
図34及び図35において、織物テーブル部3430は、供給機ローラ/駆動装置3423が織物3411を繰り出す(output)高さと実質的に同じ高さにテーブル表面3432を有する織物テーブル3431を有してもよい。テーブル表面3432は、固体表面、テーブル表面3432の幅にわたる一連の互いに実質的に平行なローラ、テーブル表面3432の長さに沿った実質的に等間隔のレールの組等として実装されてもよい。織物テーブル部3430は、織物テーブル3431に固定されると共に織物テーブル3431の上方に延びて、織物キャリッジ3434が織物テーブルに沿って前後に移動することを可能にすることができるガイドレール3433をさらに有してもよい。ガイドレール3433は、パネル製造システム3404の他の部分(吹き付けテーブル部3460及びパネル剥離部3470を含む)の全長に沿って延びると共に固定されてもよい。織物キャリッジ3434は、織物3411の切断されたシートを、切断されたシートの対向する側部に沿って長手方向に把持して、それをテーブル表面3432から持ち上げ、その幅にわたって引っ張る(pulling it taught it)ことによって、織物3411の切断されたシートをぴんと張る(tension)ように作動することができる織物締め付け機構3435を有してもよい。織物キャリッジ3434はさらにまた、織物キャリッジ3434の上部に可動連結され且つ織物キャリッジ3434の上部とテーブル表面3432との間に配置され得る織物タンピング機構3436を有してもよい。織物タンピング機構3436は、織物3411のシートと概ね同じサイズであってもよく、テーブル表面3432に対して上下動することができる単一の部分又は複数の別個に制御される部分を有してもよい。概して、織物タンピング機構3436は、パネルを製造するのに使用されるポリマーが付着しない材料から作製され且つ/又はその材料で被覆されるであろう。例えばこの材料は、限定はしないが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、油、蝋、シリコン、及び他の非付着性材料を含み得る。
織物キャリッジ3434はさらにまた、織物キャリッジ3434の前端3450の近くに配置される第1の駆動機構3437を有してもよく、第1の駆動機構3737は、織物キャリッジ3434を、ガイドレール3433に沿って吹き付けテーブル3460との間で動かすように作動することができるか、又は代替案として、パネル剥離アセンブリ3482を、ガイドレール3433に沿ってパネル剥離部3480と吹き付けテーブル3460との間で動かすことができる。織物キャリッジ3434はさらにまた、織物キャリッジ3434の前端3450に固定される吹き付けガン3440を有してもよい。一般に、吹き付けガン3440は、吹き付けガン3440からの均一且つ一貫したポリマーの散布が得られることを確実にするために、織物キャリッジ3434に強固に固定され得る。
本発明の一実施形態によれば、吹き付けテーブル部3460は、様々な異なる(一般に矩形の)パネルのサイズを製造するのに適した長さ及び幅の、実質的に平坦な吹き付けテーブル表面3462を有する吹き付けテーブル3461を有することができる。例えば、一実施形態では、吹き付けテーブル表面3462は矩形の形状であり且つ少なくとも幅48インチ(約121.9cm)×長さ約15フィート(約4.57m)であってもよい。代替案として、吹き付けテーブル表面3462はより小さい及び/又はより大きくてもよいが、一般には、吹き付けテーブル表面3462は迅速且つ容易に取り外される/交換されるようには設計されない。より小さいパネルの製造を促進するために、吹き付けテーブル表面3461に様々なより小さいテーブル表面を取り付けることが可能であり、また、システムは、織物を種々のサイズに切断して、特定のパターン(限定はしないが、例えば、より小さい矩形、長方形、長円形、楕円形、円形、平行四辺形等を含む)で、より小さいテーブル表面だけにエラストマーを吹き付け、切断された織物を、より小さいテーブル表面上に吹き付けられたエラストマー上に正確に配置し、より小さいテーブル表面からの完成したパネルを選択的に選別すると共に取り出すようにプログラミングされてもよい。これは、より大きなパネルを作製してからそれを切断して標準的な矩形のサイズ(例えば、2フィート×4フィート(約61.0cm×約121.9cm)等)のより小さい部分にするほどには効率的でない可能性があるが、これらの構成要素及びこの手順は、非矩形の形状を有する特別に構成されたパネルを製造する際に有益であることが分かるであろう。
さらに、システムは、吹き付けテーブル表面3462上にエラストマーを選択的に吹き付けて、所定のサイズを有し且つパネル上の所定の位置に配置される開口(例えば、窓及びドアの開口)を有する、事前作製されたパネルを提供するように構成されてもよい。概して、織物ロール3412から切断された織物3411のシートは、窓又はドアのために事前に切られた開口を有するのではなく、取り扱い及び出荷のための安定性を提供し、且つ適切に切断されると共に設置の際に構造壁要素の周囲に巻かれることを可能にするために、原形のままにされるであろう。例えば、事前作製された矩形の窓を有するパネルでは、織物3411のシートからの織物は、窓の枠の周囲に巻かれると共に枠に留められることができる、織物3411の4つの基本的に三角形のフラップを作るために、両方の対角線にわたって切断され得る。同様のプロセスを、異なる形状の窓及びドア及び他の開口(例えば、冷暖房用の孔(heating and cooling vent)、電気コンセント等)のために使用してもよい。
パネル剥離部3480は、パネル剥離フレーム3481と、このパネル剥離フレーム3481に可動に係合し、完成したパネルを選別すると共に戻すために吹き付けテーブル部との間で動くことが可能であるパネル剥離アセンブリ3482とを有してもよい。パネル剥離アセンブリ3482は、吹き付けテーブル表面3462に等しいサイズの面積にわたって或るパターンに対称に配列され得る、選択的に係合可能なパネル選別要素3483を有してもよい。パネル剥離アセンブリ3482は、パネル剥離アセンブリ3482の後端3488の近くに配置される第2の駆動機構3487をさらに有してもよく、第2の駆動機構3487は、織物キャリッジ3434を、ガイドレール3433に沿って吹き付けテーブル3460との間で動かすように作動することができるか、又は代替案として、パネル剥離アセンブリ3482を、ガイドレール3433に沿ってパネル剥離部3480と吹き付けテーブル3460との間で動かすことができる。
図35では、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システム3400は、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システム3400の各要素と別個に通信すると共に各要素を制御することができる制御パネル3505と、吹き付けガンアセンブリ3440と流体連通することができる複合部品計量機3510とをさらに有してもよい。計量機3510は、ポリマー基材及びイソシアネートを別個に貯蔵するための1対の流体貯蔵タンク3511、3513と、戻りポリマー(return polymer)基材及びイソシアネートがそれぞれの貯蔵タンク3511、3513に戻る際にそれらを冷却するための1対の熱交換器3512、3514を有してもよい。計量機3510はまた、それぞれが1対の流体貯蔵タンク3511、3513のうちの1つのみに連結されている油圧ポンプシステム3516、3518、3525を有してもよい。油圧ポンプシステム3516、3518、3525はまた、2部材の、固定された下部と回転可能な上部とを有する回転可能な直立部分3522を有してもよい揺動アームユニット3520によって支持され得る複数の供給ラインを介して、吹き付けガン3440と流体連通していてもよく、回転可能な直立部分3522は、回転可能な上部及びブーム部分3524が吹き付けガン3440と協調して動くことができるように、ブーム部分3524に固定して取り付けられてもよい。計量機3510はまた、吹き付けガン3440及び油圧ポンプシステム3516、3518、3525に、全て制御パネル3505の制御下で電力供給するための電源を有してもよい。
図36は、本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システムの、図34の線36−36に沿った断面図である。図36では、動作時の吹き付けガン3440が、吹き付けガン3440の吹き付けヘッド3441からの実質的に三角形の吹き付けパターンを図示することによって示されている。
図37は、本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルを車両に固定するための事前配置されたアンカー支柱を有する車両の部分の上面図である。図37では、車両の表面3700の一部は、例えば、限定はしないが、複数の実質的に等間隔の事前配置された支柱3720を有する床パン3710を含んでもよい。代替案として、車両の表面3700の一部はまた、壁パン、ドアパン及び/又は屋根パンを含んでもよい。事前配置された支柱3720が等間隔でないが、床パン3710の周囲に、床パン3710の形状に適合するような間隔で配置されて、床パン3710と、そこに設置される爆破片及び弾丸に耐えるパネルとの間の緩い且つ/又はあまり合っていない部分を最小限にすることができる他の実施形態が考えられる。事前に配置された支柱は強固且つ平滑であり及び/又はねじ山を付けられていてもよく、また、部分的に中空であり、雌ねじ及び/又は雄ねじを有していてもよい。
代替案として、図37では、車両の表面3700は実際には車両になくてもよく、その代わりに本明細書に記載した他の金型と同様の特徴を有する別個の金型であってもよい。その結果、車両の表面3700は、同様の構成を有する、車両に設置することができる新たな事前形成された爆破片及び弾丸に耐えるパネルを作成するように設計されると共に繰返し使用されることができる。一般に、車両表面3700が金型である場合、事前配置された支柱3720は、成形されたパネルの容易な取り外しを可能にするために、中実であり且つねじ山を付けられていないであろう。
図38は、本発明の一実施形態による、図37の車両の床パン、壁パン、ドアパン及び/又は屋根パンの部分の側面図である。図38において、分離剤層3810が床パン3710及び複数の実質的に等間隔に事前配置された支柱3720に直接塗布されてもよく、エラストマー層3820が、分離剤層3810及び複数の実質的に等間隔に事前配置された支柱3720に直接塗布されてもよい。分離剤層3810及びエラストマー層3820はいずれも、吹き付け、圧延、はけ塗り、こて塗り、鋳込等によって塗布されてもよく、複数の実質的に等間隔に事前配置された支柱3720を覆うことができる任意の分離剤層3810及びエラストマー層3820は、複数の実質的に等間隔に事前配置された支柱3720のそれぞれを露出させるために、鋭利な切断器具、例えば、万能ナイフ、円形カッタ等を使用して取り除かれてもよい。座金及び/又は他の留め機構3830、例えば、限定はしないが、少なくとも図9、図10、図11において上述したものは、床パン3710の形状に実質的に適合するように形成されることができる。ロック機構3840、例えば、限定はしないが、ナット、ロックナット等は、複数の実質的に等間隔に事前配置された支柱3720のそれぞれに固定されることができ、それぞれ、各々の留め機構3830上に締め付けられて、エラストマー層3820を床パン3710にしっかりと保持することができる。
本発明の他の実施形態では、図38のエラストマー層3820はまた、エラストマー層3820に埋め込まれる1つ又は複数の織物層を有してもよく、エラストマー層3820は、織物層を伴っても伴わなくても、床パン3710に直接塗布されることができる。
図39は、本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に埋め込まれている事前作製された壁システムの露出された側面図である。図39において、事前作製された壁システム3900は、様々な高さ(例えば、限定はしないが、6フィート(約1.83m)、8フィート(約2.44m)、9フィート(約2.74m)等)、幅(例えば、限定はしないが、18インチ(約45.7cm)、2フィート(約61.0cm)、4フィート(約121.9cm)、6フィート(約1.83m)、8フィート(約2.44m)等)、及び厚さ(例えば、限定はしないが、4インチ(約10.2cm)、6インチ(約15.2cm)、8インチ(約20.3cm)等)にすることができ、上部プレート3920の対向する端部及び下部プレートの対向する端部に取り付けられる2つの外側垂直支持部材3910を有することができる。図39は、単一の上部プレート及び下部プレート並びに中実の壁のみを示すが、2つ以上の上部プレート及び/又は下部プレートを使用してもよく、窓及びドアのための開口を構成(frame)してもよく、複数の当接する外側及び/又は内側の垂直支持部材及びヘッダ支持部を有してもよい代替的な実施形態が考えられる。事前作製された壁システム3900はまた、一般に外側垂直支持部材3910間に実質的に等距離で離隔される複数の内側垂直支持部材3940を有してもよく、この複数の内側垂直支持部材3940のそれぞれの対向する端部は、上部プレート3920及び下部プレート3930に取り付けられる。
図39では、事前作製された壁システム3900はまた、事前作製された壁システム3900の前側、後側及び/又は中間に取り付けることができる耐爆破パネル3950を有してもよい。事前作製された壁システム3900はまた、複数の垂直フレーム部材3960のそれぞれの内側3911に取り付けることができる複数の垂直フレーム部材3960を有してもよい。事前作製された壁システム3900はまた、外側垂直支持部材3910と複数の内側垂直支持部材3940との間の、下部プレート3930の内側3911に取り付けることができる複数の水平下部フレーム部材3970を有してもよく、また、外側垂直支持部材3910と複数の内側垂直支持部材3940それぞれの対向する端部との間の、上部プレート3920の内側3921に取り付けることができる複数の水平上部フレーム部材3980を有してもよい。耐爆破パネル3950は、各垂直支持部材3910、3940に取り付けられてもよく、各水平支持部材3970、3980は、個々の各フレーム部材3960、3970、3980にさらに取り付けられてもよい。
図40は、本発明の一実施形態による、図40の線40−40に沿った、爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に埋め込まれている事前作製された壁システムの部分断面図である。図40において、事前作製された壁システム3900は、複数の水平上部フレーム部材3980のそれぞれに垂直に挿入されて上部プレート3920に達し、複数の水平上部フレーム部材3980を上部プレート3920に取り付ける垂直留め手段4010を有することができる。同様に、水平留め手段4020が、事前作製された壁システム3900の一方の側の複数の水平上部フレーム3980それぞれに水平に挿入されて、爆破片及び弾丸に耐えるパネル3950を貫通し、爆破片及び弾丸に耐えるパネル3950の他方の側の別の複数の水平上部フレーム部材3980に達することができる。水平留め手段4020は、事前作製された壁システム3900の両方の側から複数の水平上部フレーム部材3980に挿入されることができる。同様に、垂直留め手段4010も、水平フレーム部材3980を貫通して上部プレート3920に達してもよく、又は上部プレート3920を貫通して水平フレーム部材3980に達してもよい。留め手段4010、4020はいずれも、限定はしないが、ねじ、釘、ラグボルト、ナット/ボルト/座金(複数可)等を含んでもよく、フレームとプレート/垂直支持部材との間に接着剤を伴って及び/又は伴わずに使用されてもよい。図解しやすくするために図示していないが、水平留め手段4020及び垂直留め手段4010は下部プレート3930において使用されてもよい。
図40に見られるように、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950は一般に、事前作製された壁システム3900の中心に配置され得る。その結果、複数の内側垂直支持部材3940は長手方向に分割されて、間に爆破及び弾丸に耐えるパネル3950が挟まれることができる2つの実質的に等しい半分になり得る。図示していないが、いくつかの実施形態では、2つの半分と爆破及び弾丸に耐えるパネル3950とを互いに留めるために、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950と水平留め手段3950との間に接着剤を伴っても伴わなくても、水平留め手段4020も使用できることがある。
図41は、本発明の別の実施形態による、図40の爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に埋め込まれている事前作製された壁システムの側面図である。図41において、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950が、開口を通って、且つ複数の内側垂直支持部材3940のうちの1つの長手方向軸に沿って延びて挿入されるように示されている。爆破及び弾丸に耐えるパネル3950は、その周辺をフレーム3960、3970、3980によって挟まれてもよく、また、本明細書に記載した留め手段及び接着手段を使用してフレーム3960、3970、3980に取り付けられてもよい。
図42は、本発明の一実施形態による、図41の爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に埋め込まれている事前作製された壁システムの上部の拡大側面図である。図42において、内側垂直支持部材3940が、内側垂直支持部材3940のうちの1つの長手方向軸に沿った溝/開口4210を有しているのが見て取れ、この溝/開口4210を通って爆破及び弾丸に耐えるパネル3950が配置される。爆破及び弾丸に耐えるパネル3950は、事前作製された壁システム3900の長さにわたって延在する単一品であってもよく、また、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950が事前作製された壁システム3900の内側垂直支持部材3940のそれぞれの溝/開口4210を通ることを可能にするために、その上部及び下部において所定の距離で切り欠きを付けられてもよい。水平留め手段4020は、事前作製された壁システム3900の一方の側の水平フレーム3980に挿入され、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950を貫通して、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950の他方の側の水平フレーム3980に達することができる。
図示していないが、水平留め手段4020はまた、内側垂直支持部材3940のそれぞれの一方の側において挿入され、内側垂直支持部材3940のそれぞれを、溝/開口4210に対して垂直に且つ溝/開口4210に沿って貫通して、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950を貫通して、内側垂直支持部材3940の他方の側に達してもよい。フレームと爆破及び弾丸に耐えるパネル3950との間に、また、内側垂直支持部材3904と、その中に挿入される爆破及び弾丸に耐えるパネル3950との間の溝/開口4210に、接着剤も使用することができる。
図42において、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950はまた、複数の別個の部品として提供されてもよく、例えば、限定はしないが、溝/開口4210において互いに留められてもよい。これは、爆破及び弾丸に耐えるパネル3950の隣接する部品の縁部を重ねて、複数の水平留め手段4020を、溝/開口4210において、内側垂直支持部材3940の一方の側から挿入して、重ねられた爆破及び弾丸に耐えるパネル3950を貫通させ、内側垂直支持部材3940の他方の側に到達させることによって達成することができる。これは、溝/開口4210において接着剤を伴って及び/又は伴わずに行うことができる。
したがって、本発明は、爆発物の爆破又はその他の形の大きな衝撃を受ける建築物又はその他の構造物の内部に置かれた従業者及び/又は設備又はその他の対象物の安全性を大幅に強化する経済的な手段であって、これがなければ壁の部分の爆破片を構造物の内部に貫通させることになる、経済的な手段を提供することが理解できる。本発明によるシステムを、特に事前吹き付けされたパネル・バージョンを採用するとき、既存の建築物及び構造物の中に容易に改装することができ、又は建設中のどのような新しい建築物又は構造物においても設置することができる。完成した内壁は、本発明のシステムを備えていない内壁と実質的に同一の外観を有してもよく、これによって作業場の美的感覚に関して妥協することはない。
本発明によるシステム及び方法を、主として、爆破事象又はその他の衝撃事象の際に壁の内部を遮蔽して、これらの事象から生じた爆破片を閉じ込める際に有用であるとして開示したが、特にパネルの形のシステムは、さらに焦点を絞った又は局部化された衝撃状況において、このシステム内への貫通に対して高レベルの耐性を提供すると考えられる。したがってパネル又はシステムは、事実上「徹甲弾」として設計された弾丸を破壊若しくはこれに対して防護する際に使用することを含めて、例えばライフル並びにその他の小火器及び銃によって発射された一般に小さな弾丸に対する、エネルギー吸収及び耐貫通性を必要とする用途において、装甲「プレート」としての使用に適していると期待される。この性質は、本明細書では、これらの用語が本明細書で使用される場合、用語「耐爆破性」によって包含されるものとして、及び「爆破片閉じ込め」のために使用されるものとみなされる。
上記の説明は例示的な目的のために提供されたものである。本明細書に記載した実施形態に対する変形及び変更は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示を検討することで当業者には理解されよう。
本発明の一実施形態によるパネル製造装置の概略図である。 本発明の一実施形態による、建築物の構造壁の内部における爆破片閉じ込めパネルの設置の実質的な概略図である。 本発明の一実施形態による爆破片閉じ込めパネルを示す図である。 本発明の一実施形態による、周囲にチャネル部材が固定されているパネルの断面図である。 本発明の一実施形態によるパネル留め部材によってそれぞれの縁部で接合された2つの当接パネルの断面図である。 本発明の発展形態によって行われた試験レイアウトの実質的な概略上面図である。 本発明の一実施形態によるパネルの側面斜視図であり、当該パネルは、パネルの周辺付近にあり、且つパネルに対して実質的に垂直であるフランジを有する。 本発明の一実施形態による、(図7の)線8−8に沿った図7のパネルの断面図である。 本発明の一実施形態による、留め具がパネルのフランジの一部分をコンクリート表面に固定している状態の、連続した留めストリップの部分上面図である。 本発明の一実施形態による、留め具がパネルのフランジの一部分をコンクリート表面に固定している状態の、非連続の留めストリップの部分上面図である。 本発明の一実施形態による、パネルのフランジの一部分をコンクリート表面に固定している、いくつかの留めシステムの部分上面図である。 本発明の一実施形態による、留め具によって既存のフレーム要素に留められる補強パネルで作製される壁システムの上断面図である。 本発明の一実施形態による、既存のフレーム要素に留められる補強パネルで作製される別の壁システムの部分上断面図である。 本発明の一実施形態による、パネルを既存のフレーム要素に留めるのに使用することができる、補強パネルで作製される壁システムにおけるフレームの溝部分の部分上断面図である。 本発明の一実施形態による、その内部が補強パネルで作製されているコンクリート床の部分側断面図である。 本発明の一実施形態による、その内部が鉄筋及び補強パネルで構築されたコンクリート壁の部分上断面図である。 本発明の一実施形態による、鉄筋及び外表面の補強パネルで構築されるコンクリート壁の部分上断面図である。 本発明の一実施形態による、コンクリートの柱を防護するための単品型のパネルシステムの上断面図である。 本発明の一実施形態による、単品型又は複数品型のパネルシステムをコンクリート柱の周囲に留めるためのL字ブラケットの上断面図である。 本発明の一実施形態による、単品型又は複数品型のパネルシステムをコンクリート柱の周囲に留めるためのL字チャネルブラケットの上断面図である。 本発明の一実施形態による、コンクリート柱を防護するためのパネルシステムをコンクリート柱の角に留めている、図18のL字ブラケットの部分上断面図である。 本発明の一実施形態による、コンクリート柱を防護するための2品型のパネルシステムの上断面図である。 本発明の一実施形態による、補強層の菱形状の構成を示している、コンクリート柱を防護するためのパネルシステムの部分側断面図である。 本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に配置されている中空のドアの部分上断面図である。 本発明の一実施形態による、2つの管のうちの一方の内部の外側に配置される爆破片及び弾丸に耐えるパネルを有する、2管型のトンネルシステムの部分前断面図である。 本発明の一実施形態による、ドアの内表面に配置されている、取り外し可能な、爆破片及び弾丸に耐えるドアパネルの側面図である。 本発明の一実施形態による、複数層の、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側面図である。 本発明の別の実施形態による、複数層の、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側面図である。 本発明の一実施形態による、分離剤の上に直接貼り付けられており、構造物の表面に機械的留め具で留められている、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側面図である。 本発明の別の実施形態による、分離剤の上に直接貼り付けられており、構造物の表面に機械的留め具で留められている、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側面図である。 本発明の別の実施形態による、2つのエラストマーの層の間に織物/繊維補強層を有し、分離剤の上に直接貼り付けられており、構造物の表面に機械的留め具で留められている、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側面図である。 本発明の別の実施形態による、2つのエラストマーの層の間に織物/繊維補強層を有し、分離剤の上に直接貼り付けられており、構造物の表面に機械的留め具で留められている、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの側面図である。 本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システムの側面図である。 本発明の別の実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システムの側面図である。 本発明の一実施形態による、図34の爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システムの上面図である。 本発明の別の実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルの自動製造システムの、図35の線36−36に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルを車両に固定するための事前配置されたアンカー支柱を有する車両の部分の上面図である。 本発明の一実施形態による、図37の車両の床パン、壁パン、ドアパン及び/又は屋根パンの部分の側面図である。 本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に埋め込まれている事前作製された壁システムの露出した側面図である。 本発明の一実施形態による、(図39の)線40−40に沿った、爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に埋め込まれている、図40の事前作製された壁システムの部分断面図である。 本発明の別の実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に埋め込まれている、図40の事前作製された壁システムの側面図である。 本発明の一実施形態による、爆破片及び弾丸に耐えるパネルが内部に埋め込まれている、図41の事前作製された壁システムの上部の拡大側面図である。

Claims (170)

  1. 所定の厚さを有し、本体部分及び複数のフランジを有する、事前硬化されたエラストマー材料の層であって、該複数のフランジのそれぞれが、実質的に等しい幅を有すると共に、同じ側から、且つ前記本体部分に対して概ね等しい直角で延びている、エラストマー材料の層と、
    前記事前硬化されたエラストマー材料の層の前記複数のフランジを貫通して、前記事前硬化されたエラストマー材料の層を構造物の表面に固定するための複数の留め要素と
    を備える、耐爆破パネル。
  2. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項1に記載の耐爆破パネル。
  3. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項2に記載の耐爆破パネル。
  4. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項2に記載の耐爆破パネル。
  5. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項4に記載の耐爆破パネル。
  6. 前記所定の厚さの事前硬化されたエラストマー材料の層は、未硬化のエラストマー材料の層を該所定の厚さまで吹き付けることによって形成される、請求項1に記載の耐爆破パネル。
  7. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項6に記載の耐爆破パネル。
  8. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項7に記載の耐爆破パネル。
  9. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項7に記載の耐爆破パネル。
  10. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項9に記載の耐爆破パネル。
  11. 前記エラストマー材料の層を吹き付けることは、該エラストマー材料を織物補強層の上に吹きつけることをさらに含む、請求項6に記載の耐爆破パネル。
  12. 前記所定の厚さの事前硬化されたエラストマー材料の層は、少なくとも2つの対向するフランジを備える、請求項1に記載の耐爆破パネル。
  13. 前記本体部分及び前記少なくとも2つの対向するフランジを有する前記エラストマー材料の層内に、織物補強層をさらに備える、請求項12に記載の耐爆破パネル。
  14. 前記複数の留め要素は、複数の長さのU字チャネル、複数の長さのZ字チャネル、複数の長さの連続した留めストリップ、複数の長さの非連続の留めストリップ、及び複数の座金のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の耐爆破パネル。
  15. 前記複数の留め要素は、複数の釘、複数のねじ、複数のコンクリート釘、及び複数のコンクリートねじのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項14に記載の耐爆破パネル。
  16. 前記複数の留め要素は、糊又はエポキシ樹脂をさらに含む、請求項14に記載の耐爆破パネル。
  17. 所定の厚さを有するエラストマー材料の層を吹き付けて、本体部分及び複数のフランジを有する耐爆破パネルを形成すること、ここで該複数のフランジのそれぞれは実質的に等しい幅を有すると共に、同じ側から、且つ前記本体部分に対して概ね等しい直角で延びていること、
    前記吹き付けられた耐爆破パネルを硬化させること、及び
    硬化されたエラストマー材料の層の前記複数のフランジを貫通して、前記硬化された耐爆破パネルを構造物の表面に固定するための複数の留め要素を設けること
    を含む、耐爆破パネルの製造方法。
  18. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項17に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  19. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項18に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  20. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項18に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  21. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項20に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  22. 前記所定の厚さの硬化されたエラストマー材料の層は、未硬化のエラストマー材料の層を該所定の厚さまで吹き付けることによって形成される、請求項17に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  23. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項22に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  24. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項23に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  25. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項23に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  26. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項25に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  27. 前記エラストマー材料の層を吹き付けることは、該エラストマー材料を織物補強層の上に吹きつけることをさらに含む、請求項22に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  28. 前記所定の厚さの事前硬化されたエラストマー材料の層は、少なくとも2つの対向するフランジを備える、請求項17に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  29. 前記本体部分及び前記少なくとも2つの対向するフランジを有する前記エラストマー材料の層内に、織物補強層をさらに備える、請求項28に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  30. 前記複数の留め要素は、複数の長さのU字チャネル、複数の長さのZ字チャネル、複数の長さの連続した留めストリップ、複数の長さの非連続の留めストリップ、及び複数の座金のうちの少なくとも1つを含む、請求項29に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  31. 前記複数の留め要素は、複数の釘、複数のねじ、複数のコンクリート釘、及び複数のコンクリートねじのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項30に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  32. 前記複数の留め要素は、糊(flue)又はエポキシ樹脂をさらに含む、請求項31に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  33. 所定の厚さを有するエラストマー材料の層を吹き付けて、本体部分及び複数のフランジを有する耐爆破パネルを形成するための手段と、ここで該複数のフランジのそれぞれが実質的に等しい幅を有すると共に、同じ側から、且つ前記本体部分に対して概ね等しい直角で延びているものであり、
    前記吹き付けられた耐爆破パネルを硬化させるための手段と、
    硬化されたエラストマー材料の層の前記複数のフランジを貫通して、前記硬化された耐爆破パネルを構造物の表面に固定するための複数の留め要素を設けるための手段と
    を備える、耐爆破パネルの製造システム。
  34. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項33に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  35. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項34に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  36. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項34に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  37. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項36に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  38. 前記所定の厚さの硬化されたエラストマー材料の層は、未硬化のエラストマー材料の層を該所定の厚さまで吹き付けるための手段によって形成される、請求項33に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  39. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項38に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  40. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項39に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  41. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項39に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  42. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項41に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  43. 前記エラストマー材料の層を吹き付けるための手段は、未硬化のエラストマー材料を織物補強層の上に吹きつけるための手段をさらに含む、請求項38に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  44. 前記所定の厚さの事前硬化されたエラストマー材料の層は、少なくとも2つの対向するフランジを備える、請求項33に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  45. 前記本体部分及び前記少なくとも2つの対向するフランジを有する前記エラストマー材料の層内に、織物補強層をさらに備える、請求項44に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  46. 前記複数の留め要素は、複数の長さのU字チャネル、複数の長さのZ字チャネル、複数の長さの連続した留めストリップ、複数の長さの非連続の留めストリップ、及び複数の座金のうちの少なくとも1つを含む、請求項45に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  47. 前記複数の留め要素は、複数の釘、複数のねじ、複数のコンクリート釘、及び複数のコンクリートねじのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項46に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  48. 前記複数の留め要素は、糊又はエポキシ樹脂をさらに含む、請求項47に記載の耐爆破パネルの製造システム。
  49. 対象物の少なくとも1つの壁の表面に分離剤(release agent)の層を直接塗布すること、
    前記分離剤の層にエラストマー材料の層を所定の厚さまで塗布すること、及び
    前記エラストマー材料の層及び前記分離剤の層を貫通して前記壁に達する機械的留め具により、該エラストマー材料の層を該壁に固定すると共に、該壁に前記機械的留め具を固定する(anchor)こと
    を含む、方法。
  50. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
  51. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項50に記載の方法。
  52. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項50に記載の方法。
  53. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項52に記載の方法。
  54. 前記エラストマー材料の層を所定の厚さまで塗布することは、該エラストマー材料の層を該所定の厚さまで吹き付けることを含む、請求項49に記載の方法。
  55. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項54に記載の方法。
  56. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項55に記載の方法。
  57. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項55に記載の方法。
  58. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項57に記載の方法。
  59. 前記エラストマー材料の層を吹き付けることは、該エラストマー材料を織物補強層の上に吹きつけることをさらに含む、請求項54に記載の方法。
  60. 前記対象物の少なくとも1つの壁の表面に分離剤の層を直接塗布することは、該分離剤の層を該対象物の壁の表面に直接吹き付けることを含む、請求項49に記載の方法。
  61. 前記エラストマー材料の層を吹き付けることは、織物補強層を前記分離剤の層に貼り付けると共に、該エラストマー材料を該織物補強層の上に吹き付けることをさらに含む、請求項60に記載の方法。
  62. 対象物の少なくとも1つの壁の表面に分離剤の層を直接塗布するための手段と、
    前記分離剤の層にエラストマー材料の層を所定の厚さまで塗布するための手段と、
    前記エラストマー材料の層及び前記分離剤の層を貫通して前記壁に達すると共に該壁に固定されることによって、前記エラストマー材料の層を前記壁に固定するための手段と
    を備える、システム。
  63. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項62に記載のシステム。
  64. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項63に記載のシステム。
  65. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項63に記載のシステム。
  66. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項65に記載のシステム。
  67. 前記分離剤の層にエラストマー材料の層を所定の厚さまで塗布するための手段は、該分離剤の層に該エラストマー材料の層を該所定の厚さまで吹き付けるための吹き付け機を含む、請求項62に記載のシステム。
  68. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項67に記載のシステム。
  69. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項68に記載のシステム。
  70. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項68に記載のシステム。
  71. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項70に記載のシステム。
  72. ポリマー材料の対象物の層の壁の表面に前記分離剤の層を直接塗布するための手段は、該分離剤の層を該対象物の壁の該表面に直接吹き付けるための分離剤吹き付け機を含む、請求項62に記載のシステム。
  73. 実質的にU字形状を有する第1の側部であって、第1の端部の長さに沿って開放端を有する第1の側部と、
    実質的にU字形状を有する第2の側部であって、第2の側部の長さに沿って開放端を有し、前記第1の側部及び該第2の側部のそれぞれの該開放端は互いに向き合っている、第2の側部と、
    第1の端部及び第2の端部を有する下部プレート部であって、該下部プレートの該第1の端部は前記第1の側部の下端に取り付けられており、該下部プレートの該第2の側部は前記第2の側部の下端に取り付けられている、下部プレート部と、
    第1の端部及び第2の端部を有する上部プレート部であって、該上部プレートの該第1の端部は前記第1の側部の上端に取り付けられており、該上部プレートの該第2の端部は前記第2の側部の上端に取り付けられている、上部プレート部と、
    前記第1の端部及び前記第2の端部のそれぞれの対向する直立部(an opposing upright)に該第1の端部及び該第2の端部のそれぞれの長さに沿って取り付けられると共に、該第1の端部及び該第2の端部の長さに沿って実質的に正方形の通路を画定するエラストマーパネルであって、該耐爆破エラストマーパネルは、前記下部プレート部に、該下部プレート部の長さに沿ってさらに取り付けられると共に、前記上部プレート部に、該上部プレート部の長さに沿って取り付けられる、エラストマーパネルと、
    前記実質的に正方形の通路に配置されると共に該実質的に正方形の通路を実質的に満たす発泡絶縁材と
    を備える、補強された壁部分。
  74. 実質的にI字形状を有する中間部であって、該中間部の長さに沿って第1の側の開放端を有する第1の側部、及び該中間部の長さに沿った第2の側の開放端を有する対向する第2の側部を有し、前記第1の端部と前記第2の端部との間に配置され、前記上部プレート部及び前記下部プレート部に取り付けられる、中間部をさらに備え
    前記エラストマーパネルは、前記中間部の対向する直立部に、該中間部の長さに沿って取り付けられる、請求項73に記載の補強された壁部分。
  75. 前記エラストマーパネルは、機械的留め具を使用して前記第1の側部及び前記第2の側部に取り付けられる、請求項74に記載の補強された壁部分。
  76. 前記エラストマーパネルは、機械的留め具を使用して前記上部プレート部及び前記下部プレート部にさらに取り付けられる、請求項75に記載の補強された壁部分。
  77. 前記エラストマーパネルは、機械的留め具を使用して前記第1の側部及び前記第2の側部に取り付けられる、請求項73に記載の補強された壁部分。
  78. 前記エラストマーパネルは、機械的留め具を使用して前記上部プレート部及び前記下部プレート部にさらに取り付けられる、請求項77に記載の補強された壁部分。
  79. 前記エラストマーパネルは、前記第1の側部に沿った、相補的な溝部分(slotted portion)に嵌合して取り付けられるようになっている適合部分(keyed portionキー部分)を各縁部に有する、請求項74に記載の補強された壁部分。
  80. 前記エラストマーパネルは、前記上部プレート部及び前記下部プレート部にさらに取り付けられる、請求項79に記載の補強された壁部分。
  81. 実質的にI字形状を有する中間部であって、該中間部の長さに沿った第1の側の開放端を有する第1の側部、及び該中間部の長さに沿った第2の側の開放端を有する対向する第2の側部を有し、前記第1の端部と前記第2の端部との間に配置され、前記上部プレート部及び前記下部プレート部に取り付けられる、中間部をさらに備え
    前記エラストマーパネルは、前記中間部の対向する直立部に、該中間部の長さに沿って取り付けられる、請求項73に記載の補強された壁部分。
  82. 耐爆破エラストマーパネルと、
    実質的に一定の中央位置で前記耐爆破エラストマーパネルを囲むと共に保持する金属製のかごと、
    前記金属製のかご及び前記耐爆破エラストマーパネルを実質的に完全に被覆するコンクリート部分と
    を備える、耐爆破コンクリート壁部分。
  83. 前記耐爆破エラストマーパネルは、少なくとも1つのチャネル連結器及び複数の留め具を使用して互いに連結される複数の耐爆破エラストマーパネルを含む、請求項82に記載の耐爆破コンクリート壁部分。
  84. 前記金属製のかごは、前記耐爆破エラストマーパネルの面に対して実質的に直交した角度に向けられると共に該耐爆破エラストマーパネルを貫通して前記金属製のかごの第1の側部と第2の側部とを互いに連結する複数の金属製の支持部品を備える、請求項82に記載の耐爆破コンクリート壁部分。
  85. 前記耐爆破エラストマーパネル及び前記金属製のかごは、前記耐爆破コンクリート壁の前記コンクリート部分内に実質的に完全に被覆される、請求項82に記載の耐爆破コンクリート壁部分。
  86. 耐爆破エラストマーパネルを、該耐爆破エラストマーパネルを囲むと共に保持するための金属製のかご内に、該金属製のかご内の実質的に一貫した中央位置に配置すること、
    前記金属製のかごと前記耐爆破エラストマーパネルとの組み合わせを、コンクリート壁の型枠の実質的に中間に配置すること、
    前記金属製のかごと前記耐爆破エラストマーパネルとの組み合わせを実質的に被覆すると共に密閉するように、前記コンクリート壁の型枠にコンクリートを流し込むこと、
    前記コンクリートを硬化させること、及び
    前記コンクリート壁の型枠を取り外すこと
    を含む、耐爆破コンクリート壁部分の作製方法。
  87. 複数の耐爆破エラストマーパネルを、少なくとも1つのチャネル連結器及び複数の留め具を使用して互いに連結することをさらに含む、請求項86に記載の耐爆破コンクリート壁部分の作製方法。
  88. 前記金属製のかごは、前記耐爆破エラストマーパネルの面に対して実質的に直交した角度に向けられると共に該耐爆破エラストマーパネルを貫通して前記金属製のかごの第1の側部と第2の側部とを互いに連結する複数の金属製の支持部品を備える、請求項87に記載の耐爆破コンクリート壁部分の作製方法。
  89. 前記耐爆破エラストマーパネル及び前記金属製のかごを、前記コンクリート部分内に実質的に完全に被覆することをさらに含む、請求項82に記載の耐爆破コンクリート壁部分の作製方法。
  90. 耐爆破エラストマーパネルと、
    実質的に一定の中央位置で前記耐爆破エラストマーパネルを囲むと共に保持する金属製のかごと、
    前記金属製のかご及び前記耐爆破エラストマーパネルを実質的に完全に被覆するコンクリート部分と
    を備える、耐爆破コンクリート壁部分。
  91. 前記耐爆破エラストマーパネルは、少なくとも1つのチャネル連結器及び複数の留め具を使用して互いに連結される複数の耐爆破エラストマーパネルを含む、請求項90に記載の耐爆破コンクリート壁部分。
  92. 前記金属製のかごは、前記耐爆破エラストマーパネルの面に対して実質的に直交した角度に向けられると共に該耐爆破エラストマーパネルを貫通して前記金属製のかごの第1の側部と第2の側部とを互いに連結する複数の金属製の支持部品を備える、請求項90に記載の耐爆破コンクリート壁部分。
  93. 前記耐爆破エラストマーパネル及び前記金属製のかごは、前記耐爆破コンクリート壁の前記コンクリート部分内に実質的に完全に被覆される、請求項90に記載の耐爆破コンクリート壁部分。
  94. 金属製のかごと、
    前記金属製のかごを実質的に完全に被覆するコンクリート部分と、
    前記コンクリート部分の垂直面に配置され且つ該垂直面を実質的に完全に覆う耐爆破エラストマーパネルと
    を備える、耐爆破コンクリート壁部分。
  95. 前記耐爆破エラストマーパネルは、少なくとも1つのチャネル連結器及び複数の留め具を使用して互いに連結される複数の耐爆破エラストマーパネルを含む、請求項94に記載の耐爆破コンクリート壁部分。
  96. 耐爆破エラストマーパネルを、コンクリート壁の型枠内に、且つ該コンクリート壁の型枠の側部に対して配置すること、
    金属製のかごを、前記コンクリート壁の型枠の実質的に中間に配置すること、
    前記金属製のかごを実質的に被覆すると共に密閉し、且つ前記耐爆破エラストマーパネルを前記コンクリート壁の型枠の前記側部に当接させると共に保持するように、該コンクリート壁の型枠にコンクリートを流し込むこと、
    前記コンクリートを硬化させること、及び
    前記コンクリート壁の型枠を取り外すこと
    を含む、耐爆破コンクリート壁部分の作製方法。
  97. 少なくとも1つのチャネル連結器及び複数の留め具を使用して、複数の耐爆破エラストマーパネルを互いに連結することによって前記耐爆破エラストマーパネルを形成することをさらに含む、請求項96に記載の耐爆破コンクリート壁部分の作製方法。
  98. 耐爆破エラストマーパネルを、コンクリート壁の型枠内に、且つ該コンクリート壁の型枠の側部に対して配置するための手段と、
    金属製のかごを、前記コンクリート壁の型枠の実質的に中間に配置するための手段と、
    前記金属製のかごを実質的に被覆すると共に密閉し、且つ前記耐爆破エラストマーパネルを前記コンクリート壁の型枠の前記側部に当接させると共に保持するように、該コンクリート壁の型枠にコンクリートを流し込むための手段と、
    前記コンクリートを硬化させるための手段と、
    前記耐爆破エラストマーパネル及びコンクリートの周囲から前記コンクリート壁の型枠を取り外すための手段と
    を備える、耐爆破コンクリート壁部分。
  99. 少なくとも1つのチャネル連結器及び複数の留め具を使用して、複数の耐爆破エラストマーパネルを互いに連結することによって前記耐爆破エラストマーパネルを形成するための手段をさらに備える、請求項98に記載の耐爆破コンクリート壁部分。
  100. 構造物の壁の近くの複数の表面に分離剤の層を直接塗布すること、
    前記構造物の前記壁の近くの前記複数の表面上の前記分離剤の層にエラストマー材料の層を所定の厚さまで塗布すること、
    前記エラストマー材料の層及び前記分離剤の層を貫通して前記構造物に達する機械的留め具により、該エラストマー材料の層を該壁の近くの該構造物に固定すると共に、該構造物に前記機械的留め具を固定すること
    を含む、方法。
  101. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項100に記載の方法。
  102. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項101に記載の方法。
  103. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項101に記載の方法。
  104. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項103に記載の方法。
  105. 前記エラストマー材料の層を所定の厚さまで塗布することは、該エラストマー材料の層を前記構造物の前記壁の近くの前記複数の表面に該所定の厚さまで吹き付けることを含む、請求項100に記載の方法。
  106. 前記エラストマー材料の層を機械的留め具により前記壁の近くの前記構造物に固定することは、該エラストマー材料の層及び前記分離剤の層を貫通して該壁の近くの天井及び床に達する機械的留め具により、該エラストマー材料の層を該床及び該天井に固定すると共に、該床及び該天井に前記機械的留め具を固定することを含む、請求項100に記載の方法。
  107. 前記構造物の前記壁の近くの前記複数の表面上に前記エラストマー材料の層を吹き付けることは、該構造物の該壁の近くの該複数の表面上の織物補強層の上に該エラストマー材料を吹き付けることをさらに含む、請求項105に記載の方法。
  108. 構造物の壁の近くの複数の表面に分離剤の層を直接塗布するための手段と、
    前記構造物の前記壁の近くの複数の表面上の前記分離剤の層にエラストマー材料の層を所定の厚さまで塗布するための手段と、
    前記エラストマー材料の層及び前記分離剤の層を貫通して前記構造物に達する機械的留め具により、前記エラストマー材料の層を前記壁の近くの前記構造物に固定すると共に、該構造物に前記機械的留め具を固定するための手段と
    を備える、システム。
  109. 前記エラストマー材料の層を所定の厚さまで塗布することは、前記構造物の前記壁の近くの前記複数の表面上に該エラストマー材料の該層を該所定の厚さまで吹き付けることをさらに含む、請求項108に記載のシステム。
  110. 前記エラストマー材料の層を機械的留め具により前記壁の近くの前記構造物に固定することは、該エラストマー材料の層及び前記分離剤の層を貫通して該壁の近くの床及び天井に達する機械的留め具により、該エラストマー材料の層を該床及び該天井に固定すると共に、該床及び該天井に前記機械的留め具を固定することを含む、請求項108に記載のシステム。
  111. 前記エラストマー材料の層を前記構造物の前記壁の近くの前記複数の表面上に吹き付けることは、該エラストマー材料を、該構造物の該壁の近くの該複数の表面上の織物補強層に吹き付けることをさらに含む、請求項109に記載のシステム。
  112. 硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、構造物内の柱に貼り付けることであって、該事前形成されたエラストマーパネルは該柱の形状に実質的に適合する、貼り付けること、及び
    前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、複数のブラケット及び複数の機械的留め具を使用して前記柱に留めること
    を含む、方法。
  113. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項112に記載の方法。
  114. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項113に記載の方法。
  115. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項113に記載の方法。
  116. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項115に記載の方法。
  117. 前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、複数のブラケット及び複数の機械的留め具を使用して前記柱に留めることは、該エラストマーパネルを、該ブラケット及び該機械的留め具により該エラストマーパネルの継ぎ目の周囲に固定すること、及び、前記機械的留め具を該ブラケット及び該エラストマーパネルに貫通させて前記柱に到達させると共に前記機械的留め具を前記柱に固定することを含む、請求項112に記載の方法。
  118. 硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、構造物内の柱に貼り付けるための手段であって、該事前形成されたエラストマーパネルは該柱の形状に実質的に適合する、貼り付けるための手段と、
    前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを前記柱に留めるための手段と
    を備える、システム。
  119. 前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを前記柱に留めるための手段は、前記柱の一部分の形状に適合するようになっている複数のブラケットと、該複数のブラケット及び前記事前形成されたエラストマーパネルを貫通して前記柱に達する複数の留め具とを含む、請求項118に記載のシステム。
  120. 前記複数のブラケットは、複数のL字ブラケット及び複数のL字チャネルブラケットのうちの少なくとも1つを含む、請求項118に記載のシステム。
  121. 前記複数の留め具は、複数のコンクリート釘、複数のコンクリートねじ、複数の釘、複数のねじのうちの少なくとも1つを含む、請求項118に記載のシステム。
  122. 前記複数の留め具は、糊及び/又は接着剤をさらに含む、請求項121に記載のシステム。
  123. 前記複数の留め具は、複数のコンクリート釘、複数のコンクリートねじ、複数の釘、複数のねじのうちの少なくとも1つを含む、請求項122に記載のシステム。
  124. 前記事前形成されたエラストマーパネルは少なくとも2つの部分を備える、請求項118に記載のシステム。
  125. 前記事前形成されたエラストマーパネルは、該エラストマーパネルに埋め込まれた織物層をさらに備える、請求項118に記載のシステム。
  126. 複数の硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルをトンネルの外表面に貼り付けること、ここで該事前形成されたエラストマーパネルは該トンネルの該外表面の形状に実質的に適合するものであること、及び
    前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、複数のブラケット及び複数の機械的留め具を使用して前記トンネルの前記外表面に留めること
    を含む、方法。
  127. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項126に記載の方法。
  128. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項127に記載の方法。
  129. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項127に記載の方法。
  130. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項126に記載の方法。
  131. 前記複数の硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、複数のブラケット及び複数の機械的留め具を使用して前記トンネルの前記外表面に留めることは、
    前記事前形成されたエラストマーパネルを、各パネルが各隣接するパネルと密接に接触するように、前記トンネルの前記外表面の周囲に固定すること、及び
    前記固定された事前形成されたエラストマー(elatomer)パネル間の複数の継ぎ目を封止すること
    を含む、請求項126に記載の方法。
  132. 複数の硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルをトンネルの外表面に貼り付けるための手段であって、該事前形成されたエラストマーパネルが該トンネルの該外表面の形状に実質的に適合するようにする手段と、
    前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、複数のブラケット及び複数の機械的留め具を使用して前記トンネルの前記外表面に留めるための手段と
    を備える、システム。
  133. 前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを前記トンネルの前記外表面に留めるための手段は、前記トンネルの前記外表面の一部の形状に適合するようになっている複数のブラケットと、該複数のブラケット及び前記事前形成されたエラストマーパネルを貫通して前記トンネルの前記外表面に達する複数の留め具とを含む、請求項132に記載のシステム。
  134. 前記複数のブラケットは、複数のカーブしたブラケット、複数の短い直線的なブラケット、及び複数の座金のうちの少なくとも1つを含む、請求項132に記載のシステム。
  135. 前記複数の留め具は、複数のコンクリート釘、複数のコンクリートねじ、複数の釘、複数のねじのうちの少なくとも1つを含む、請求項132に記載のシステム。
  136. 前記複数の留め具は、接着剤及び/又は糊をさらに含む、請求項135に記載のシステム。
  137. 前記複数の留め具は、複数のコンクリート釘及び複数のコンクリートねじのうちの少なくとも1つを含む、請求項136に記載のシステム。
  138. 所定の形状及び厚さを有し、構造物の内表面に適合するようになっている硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルであって、該構造物の該内表面の形状に実質的に適合する、硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルと、
    前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを前記構造物の前記内表面に留めるための留めシステムと
    を備える、耐爆破パネル。
  139. 前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを前記構造物の前記内表面に留めるための留めシステムは、
    複数のねじ山を付けられたボルトと、
    連続した留めストリップ、複数の非連続の留めストリップ、及び複数の座金のうちの少なくとも1つと、
    複数のナットと
    を含む、請求項138に記載の耐爆破パネル。
  140. 複数の硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、トンネルの外表面に貼り付けること、ここで該事前形成されたエラストマーパネルは該トンネルの該外表面の形状に実質的に適合するものであること、及び
    前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、複数のブラケット及び複数の機械的留め具を使用して前記トンネルの前記外表面に留めること
    を含む、方法。
  141. 前記エラストマー材料は、ポリ尿素、ポリシロキサン、ポリウレタン、及びポリ尿素/ポリウレタン混成物から成る群から選択される、請求項140に記載の方法。
  142. 前記エラストマー材料はポリ尿素材料である、請求項141に記載の方法。
  143. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約100〜800%の範囲内にあり、引張強さは約2000psi(約140kg/m)を超える、請求項141に記載の方法。
  144. 前記エラストマー材料の破断時伸びパーセントは約400〜800%の範囲内にある、請求項140に記載の方法。
  145. 前記複数の硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、複数のブラケット及び複数の機械的留め具を使用して前記トンネルの前記外表面に留めることは、
    前記事前形成されたエラストマーパネルを、各パネルが各隣接するパネルと密接に接触するように、前記トンネルの前記外表面の周囲に固定すること、及び
    前記固定された事前形成されたエラストマー(elatomer)パネルの複数の継ぎ目を封止すること
    を含む、請求項140に記載の方法。
  146. 複数の硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルをトンネルの外表面に貼り付けるための手段であって、該事前形成されたエラストマーパネルが該トンネルの該外表面の形状に実質的に適合するようにする手段と、
    前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを、複数のブラケット及び複数の機械的留め具を使用して前記トンネルの前記外表面に留めるための手段と
    を備える、システム。
  147. 前記硬化され且つ事前形成されたエラストマーパネルを前記トンネルの前記外表面に留めるための手段は、前記トンネルの前記外表面の一部の形状に適合するようになっている複数のブラケットと、該複数のブラケット及び前記事前形成されたエラストマーパネルを貫通して前記トンネルの前記外表面に達する複数の留め具とを含む、請求項146に記載のシステム。
  148. 前記複数のブラケットは、複数のカーブしたブラケット、複数の短い直線的なブラケット、及び複数の座金のうちの少なくとも1つを含む、請求項146に記載のシステム。
  149. 前記複数の留め具は、複数のコンクリート釘、複数のコンクリートねじ、複数の釘、複数のねじのうちの少なくとも1つを含む、請求項146に記載のシステム。
  150. 前記複数の留め具は、接着剤及び/又は糊をさらに含む、請求項149に記載のシステム。
  151. 前記複数の留め具は、複数のコンクリート釘及び複数のコンクリートねじのうちの少なくとも1つを含む、請求項149に記載のシステム。
  152. 実質的に本明細書に記載される発明。
  153. 材料を供給する第1の部分と、
    前記第1の部分に連結される第2の部分であって、前記材料を受け取ると共にエラストマーの第1の層を前記織物の第1の側面に塗布して中間パネルシートを製造する、第2の部分と、
    前記第2の部分に連結される第3の部分であって、前記中間パネルシートを受け取ると共に該中間パネルシートを反転させて前記材料の第2の側面を露出させる、第3の部分と、
    前記第3の部分に連結される第4の部分であって、エラストマーの第2の層を前記材料の前記第2の側面に塗布して最終パネルシートを製造する、第4の部分と、
    前記第4の部分に連結される第5の部分であって、前記最終パネルシートを受け取って、該最終パネルシートが硬化し続けることを可能にする、第5の部分と、
    前記第5の部分に連結される第6の部分であって、前記最終パネルシートを受け取って、該最終パネルシートを非付着性のシートと組み合わせると共に、該最終パネルシート及び該非付着性のシートを共に巻き取ってロールにする、第6の部分と
    を備える、機械。
  154. 前記材料を供給する前記第1の部分は、
    織物材料(woven material)のロール、及び
    細長い繊維のロール
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項153に記載の機械。
  155. 前記第2の部分は、前記織物を前記第1の部分から受け取るための手段を備える、請求項153に記載の機械。
  156. 前記第2の部分、前記第4の部分、及び前記第5の部分はそれぞれ、前記シートの動きを管理するための手段を備える、請求項153に記載の機械。
  157. 前記最終パネルシートを切断するための手段をさらに備える、請求項153に記載の機械。
  158. 材料を供給するための手段と、
    前記材料を受け取ると共にエラストマーの第1の層を該材料の第1の側面に塗布して、中間パネルシートを製造するための手段と、
    前記中間パネルシートを受け取ると共に該中間パネルシートを反転させて前記材料の第2の側面を露出させるための手段と、
    エラストマーの第2の層を前記材料の前記第2の側面に塗布して最終パネルシートを製造するための手段と、
    前記最終パネルシートを受け取って硬化させるための手段と、
    前記最終パネルシートを受け取り、該最終パネルシートを非付着性のシートと組み合わせ、且つ、該最終パネルシート及び該非付着性のシートを共に巻き取ってロールにするための手段と
    を備える、機械。
  159. 材料を供給すること、
    前記材料を受け取ると共にエラストマーの第1の層を前記材料の第1の側面に塗布して中間パネルシートを製造すること、
    前記中間パネルシートを受け取ると共に該中間パネルシートを反転させて前記材料の第2の側面を露出させること、
    エラストマーの第2の層を前記材料の前記第2の側面に塗布して、最終パネルシートを形成すること、
    前記最終パネルシートを受け取って硬化させること、及び
    前記最終パネルシートを受け取り、該最終パネルシートを非付着性のシートと組み合わせ、且つ、該最終パネルシート及び該非付着性のシートを共に巻き取ってロールにすること
    を含む、耐爆破シートの製造方法。
  160. 前記最終パネルシートを切断することをさらに含む、請求項159に記載の機械。
  161. 材料を供給するための手段と、
    前記材料を受け取ると共に保持するための手段と、
    エラストマーの第1の層をパネル形成表面に塗布するための手段と、
    前記材料を前記エラストマーの前記第1の層上に配置するための手段と、
    前記エラストマーの第2の層を前記材料及び前記エラストマーの前記第1の層に塗布して最終パネルを製造するための手段と、
    前記最終パネルを取り出すための手段と
    を備える、機械。
  162. 前記材料を前記エラストマーの前記第1の層に詰め込む(タンピング)ための手段をさらに備える、請求項161に記載の機械。
  163. 前記最終パネルを積み重ねるための手段をさらに備える、請求項161に記載の機械。
  164. 材料を供給すること、
    前記材料を受け取ると共に保持すること、
    エラストマーの第1の層をパネル形成表面に塗布すること、
    前記材料を前記エラストマーの前記第1の層上に配置すること、
    前記エラストマーの第2の層を前記材料及び前記エラストマーの前記第1の層に塗布して最終パネルを製造すること、及び
    前記最終パネルを取り出すこと
    を含む、耐爆破パネルの製造方法。
  165. 前記材料を前記エラストマーの前記第1の層に詰め込む(タンピング)ことをさらに含む、請求項164に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  166. 前記最終パネルを積み重ねることをさらに含む、請求項164に記載の耐爆破パネルの製造方法。
  167. 材料を供給することができる手段と、
    前記材料を受け取ると共に保持することができる手段と、
    エラストマーの第1の層をパネル形成表面に塗布するための手段と、
    前記材料を前記エラストマーの前記第1の層上に配置することができる手段と、
    前記エラストマーの第2の層を前記エラストマーの前記第1の層に塗布して最終パネルを製造するための手段と、
    前記最終パネルを取り出すための手段と
    を備える、機械。
  168. 前記最終パネルを積み重ねるための手段をさらに備える、請求項167に記載の機械。
  169. 前記パネル形成表面が非付着性材料である、請求項167に記載の機械。
    前記最終パネルを積み重ねるための手段。
  170. 請求項1〜16、73〜85、90〜95、98、99、138及び139に記載の製品のうちのいずれかを製造するための手段。
JP2007540394A 2004-11-02 2005-11-02 爆破片及び弾丸の閉じ込めシステム並びにその製造方法 Pending JP2008519243A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US62394304P 2004-11-02 2004-11-02
PCT/US2005/039619 WO2006050419A2 (en) 2004-11-02 2005-11-02 Schrapnel and projectile containment systems and methods for procuding same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008519243A true JP2008519243A (ja) 2008-06-05
JP2008519243A5 JP2008519243A5 (ja) 2008-12-18

Family

ID=36319795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007540394A Pending JP2008519243A (ja) 2004-11-02 2005-11-02 爆破片及び弾丸の閉じ込めシステム並びにその製造方法

Country Status (12)

Country Link
US (2) US7886651B2 (ja)
EP (1) EP1807578A4 (ja)
JP (1) JP2008519243A (ja)
KR (1) KR20070091279A (ja)
CN (1) CN101094962A (ja)
AU (1) AU2005302160A1 (ja)
CA (1) CA2585227A1 (ja)
EA (1) EA200700999A1 (ja)
IL (1) IL182917A0 (ja)
MX (1) MX2007005108A (ja)
WO (1) WO2006050419A2 (ja)
ZA (1) ZA200703483B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015143409A (ja) * 2015-03-06 2015-08-06 シバタ工業株式会社 貯蔵倉庫用シート及び貯蔵倉庫
JP2018505800A (ja) * 2015-02-09 2018-03-01 コベストロ、リミテッド、ライアビリティ、カンパニーCovestro Llc 軽量爆発軽減ポリカーボネート系積層体システム

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1625262A4 (en) 2003-04-07 2007-08-08 Life Shield Engineered Systems SCHRAPNELLASFFANGSYSTEM AND METHOD FOR THE MANUFACTURE THEREOF
CA2438802C (en) * 2003-08-27 2007-01-30 Sameh Guirgis A structural system with high absorption capacity to impactive and impulsive loads
EA200700999A1 (ru) * 2004-11-02 2008-04-28 ЛАЙФ ШИЛД ИНДЖИНИИРД СИСТЕМЗ, ЭлЭлСи Системы для удерживания осколков и пуль (снарядов) и способы их получения
US20110167997A1 (en) * 2005-09-27 2011-07-14 High Impact Technology, L.L.C. Up-armoring structure and method
US7520207B1 (en) * 2005-11-18 2009-04-21 Patriot3, Inc. Modular ballistic wall assembly
US7494298B2 (en) * 2006-06-28 2009-02-24 Bbl Falcon Industries, Ltd Method of constructing a secondary containment area
US20080047210A1 (en) * 2006-08-24 2008-02-28 Richard Bell Padding device for heavy equipment
US20080173167A1 (en) * 2006-09-15 2008-07-24 Armor Holdings Vehicular based mine blast energy mitigation structure
US8720314B2 (en) 2007-09-17 2014-05-13 The Boeing Company Methods and systems for fabrication of composite armor laminates by preform stitching
US8524023B2 (en) * 2007-09-17 2013-09-03 The Boeing Company Methods and systems for fabrication of composite armor laminates by preform stitching
US20090188383A1 (en) * 2008-09-19 2009-07-30 Ching-Min Huang Anti-penetrating Sandwich Structure
US20100098371A1 (en) * 2008-10-20 2010-04-22 Perkins Larry L Load-bearing products and method for making same
US8734052B2 (en) 2008-10-20 2014-05-27 Falcon Technologies And Services, Inc. Tank base
US8479464B2 (en) * 2009-02-26 2013-07-09 Leonard Holzworth Modular and portable target range shelter
IL198882A0 (en) * 2009-05-21 2010-02-17 Plasan Sasa Ltd Externally mounted window system, a bracket thereof and a method for its assembly
US8555583B2 (en) * 2010-04-02 2013-10-15 Romeo Ilarian Ciuperca Reinforced insulated concrete form
US8496404B1 (en) * 2010-08-24 2013-07-30 Fyfe Co., Llc Reinforcement system for increased lateral stability of flood wall
US9091511B2 (en) * 2011-09-09 2015-07-28 Bae Systems Land & Armaments, L.P. Common mounting provisions for an armored vehicle
US9790406B2 (en) 2011-10-17 2017-10-17 Berry Plastics Corporation Impact-resistant film
US9598826B2 (en) 2012-10-30 2017-03-21 Capstan Ag Systems, Inc. Paint spraying system
US10196850B2 (en) 2013-01-07 2019-02-05 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
US9691163B2 (en) 2013-01-07 2017-06-27 Wexenergy Innovations Llc System and method of measuring distances related to an object utilizing ancillary objects
US9845636B2 (en) 2013-01-07 2017-12-19 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
US9663983B2 (en) 2013-01-07 2017-05-30 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration incorporating infiltration blockers
US9234381B2 (en) 2013-01-07 2016-01-12 WexEnergy LLC Supplemental window for fenestration
US20160178329A1 (en) * 2014-01-10 2016-06-23 Mgm Holdings, Llc Portable ballistic divider wall
US20170003105A1 (en) * 2014-03-07 2017-01-05 Robert John Donnelly Bullet resistant wall art - shelter coverings
CN103950507A (zh) * 2014-04-09 2014-07-30 上海大学 一种复合型船用降噪结构
USD773012S1 (en) 2014-09-12 2016-11-29 Falcon Technologies And Services, Inc. Tank base
EP3271522B1 (en) * 2015-03-20 2020-10-07 Ballistic Furniture Systems, Inc. Ballistic barrier partition system and retrofit kit
US9908692B2 (en) 2015-05-06 2018-03-06 ASFI Partners, L.P. Multi-piece storage tank pad with separate connectors
US10101131B2 (en) 2016-02-12 2018-10-16 Sikorsky Aircraft Corporation Armor structures
CN109196185B (zh) * 2016-03-30 2022-09-20 福姆洛克斯公司 隧道壁元件和组装包括隧道壁元件的隧道壁的方法
US10677566B2 (en) * 2016-12-13 2020-06-09 Stone Protective Solutions, Llc Blast panel assembly
WO2018222467A1 (en) 2017-05-30 2018-12-06 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
US10495172B2 (en) 2017-06-06 2019-12-03 Asset Guard Products Inc. Equipment platform
KR20190070513A (ko) * 2017-12-13 2019-06-21 고려대학교 산학협력단 탄성중합체를 사용한 기둥 방폭 보강용 패널 및 그 시공 방법
CN108331204B (zh) * 2018-02-22 2021-01-22 内蒙古科技大学 一种多层框架结构公共建筑的填充墙泄爆结构
CN113027209A (zh) * 2021-02-05 2021-06-25 上海核工程研究设计院有限公司 一种半装配式超高性能混凝土(uhpc)组合屏蔽壳
CN113027210A (zh) * 2021-02-05 2021-06-25 上海核工程研究设计院有限公司 一种现浇式超高性能混凝土(uhpc)组合屏蔽壳
US11754377B1 (en) * 2021-08-05 2023-09-12 Graham Holloway Apparatus for shielding a structure from bullets and method of use

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020184841A1 (en) * 2001-06-12 2002-12-12 Diamond Jeffrey H. Structures, window protection systems and methods for protecting glass panes during storms
JP2003155796A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Sumitomo Metal Steel Products Inc 床パネルの取付構造

Family Cites Families (153)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US230228A (en) * 1880-07-20 Elastic lining for walls
US1444405A (en) * 1921-11-09 1923-02-06 Wagemaker Isaac Pad or covering for desks, tables, and the like
US1990656A (en) * 1933-11-14 1935-02-12 Guy F Kotrbaty Self-sustaining partition
US2104872A (en) * 1936-07-10 1938-01-11 Austin T Levy Building
US2235001A (en) * 1938-08-24 1941-03-18 Charles T Allen Method for the production of composite sectional building units
US2806277A (en) * 1950-05-10 1957-09-17 Hand Wall-forming process
US2718829A (en) * 1952-10-11 1955-09-27 Atlas Mineral Products Company Protective surface
US3029172A (en) * 1960-03-28 1962-04-10 Dow Chemical Co Polyurethane foam-coated expanded plastic insulation and roof board
US3235039A (en) * 1962-07-30 1966-02-15 Johns Manville Curtain wall support system
US3444033A (en) * 1964-06-22 1969-05-13 Aerojet General Co Lightweight armor with laminated base member resistant to delamination
US3522140A (en) * 1968-03-29 1970-07-28 Ppg Industries Inc Asbestos-foam laminates
US3649324A (en) * 1969-09-30 1972-03-14 Robertson Co H H Method of making coated panels
US3703201A (en) 1969-12-22 1972-11-21 William Musyt Flexible fabric container and method of making same
US3648615A (en) * 1970-02-02 1972-03-14 Olin Corp Fusee cap
US3648613A (en) * 1970-11-04 1972-03-14 Arthur Cunn Bomb blanket
US3962976A (en) * 1971-08-16 1976-06-15 Aluminum Company Of America Composite armor structure
US3736715A (en) * 1971-09-15 1973-06-05 Nomeco Building Specialties In Prefabricated walls
US3801416A (en) * 1972-01-07 1974-04-02 Us Army Flexible blast fragment blanket
US3866242A (en) * 1972-10-27 1975-02-18 Goodyear Aerospace Corp Protective shield
US4139591A (en) * 1973-02-16 1979-02-13 Jurisich Peter L Reinforced plastic molding material
US4175357A (en) 1973-12-10 1979-11-27 Goldhaber Marvin L Protective enclosure for building openings
JPS5318878A (en) 1976-08-06 1978-02-21 Nissan Motor Co Ltd Interior member made of shaped corrugated cardboard and method of making the same
US4062347A (en) 1976-08-24 1977-12-13 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Solar heating system
FR2380420A2 (fr) 1977-02-15 1978-09-08 Dervaux Ets Procede de fabrication d'organes mecaniques tels que des soupapes pour moteurs thermiques
US4104842A (en) * 1977-02-25 1978-08-08 Rockstead Raymond H Building form and reinforcing matrix
US4125984A (en) 1977-03-11 1978-11-21 Jonas Gerald L Building panel construction and connector therefor
NL174384C (nl) * 1977-08-15 1984-06-01 Cornelis Johannes Maria Schieb Explosiebestendig gebouw.
FR2405455A1 (fr) * 1977-10-06 1979-05-04 Wahl Verschleiss Tech Element en particulier sous forme de plaque, resistant au bombardement
US4297820A (en) * 1977-12-05 1981-11-03 Covington Brothers Technologies Composite structural panel with multilayered reflective core
IT1096114B (it) * 1978-04-12 1985-08-17 Vezzani Spa Off Procedimento e macchina per comprimere e tagliare rottami metallici
US4185437A (en) * 1978-10-10 1980-01-29 Olympian Stone Company Building wall panel and method of making same
US4253288A (en) * 1979-07-13 1981-03-03 Chun Joo H Prefabricated wall panel
US4226071A (en) * 1979-07-20 1980-10-07 The Dow Chemical Company Method for the preparation of low temperature structure
IL61054A (en) * 1980-09-17 1984-03-30 Goldman Ilan Protective filling,particularly for safe walls
US4498941A (en) * 1981-08-05 1985-02-12 Goldsworthy Engineering, Inc. Method for producing fiber reinforced sheet structures
US4416096A (en) 1981-09-25 1983-11-22 Schuster Allan C Insulating window insert
US4494348A (en) * 1981-12-15 1985-01-22 Kastelic Rudolph F Pre-engineered modular building panel assembly
JPS5929157A (ja) * 1982-08-11 1984-02-16 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 シリコーンエラストマー被覆布の製造方法
US4562666A (en) * 1983-04-18 1986-01-07 Young Iii Archie Burglar guard
US4616456A (en) * 1983-04-25 1986-10-14 Parker Gregory H Insulated window cover apparatus
US4558552A (en) * 1983-07-08 1985-12-17 Reitter Stucco, Inc. Building panel and process for making
US4911062A (en) * 1984-02-22 1990-03-27 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Impact tolerant material
CA1233304A (en) 1984-09-06 1988-03-01 Robert M. St. Louis Scored metal appliance frame
FI70966C (fi) * 1984-09-10 1986-10-27 Partek Ab Byggnadselement av betong med sandwich-konstruktion samt regelelement och isoleringsskiva foer ett dylikt byggnadselement
JPS6179145U (ja) * 1984-10-29 1986-05-27
US4646498A (en) * 1985-05-28 1987-03-03 National Gypsum Company Curtain wall panel and method
US4625484A (en) 1985-07-05 1986-12-02 High Tech Homes, Inc. Structural systems and components
JPS62230841A (ja) * 1985-11-29 1987-10-09 Mitsubishi Rayon Co Ltd 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
CA1271110A (en) 1985-12-19 1990-07-03 Barrday, Inc. Protective cover
US4664967A (en) * 1986-04-21 1987-05-12 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Ballistic spall liner
US4732803A (en) * 1986-10-07 1988-03-22 Smith Novis W Jr Light weight armor
US4877656A (en) 1986-11-06 1989-10-31 Academy Of Applied Science, Inc. Method of fabricating simulated stone surfaces and improved simulated stone product
US4822657A (en) * 1987-01-08 1989-04-18 Alliance Wall Corporation Bullet resistant panel
US4731972A (en) * 1987-03-05 1988-03-22 Accutrack, Systems, Inc. Method of installing fabric wall panels
US4842923A (en) * 1987-07-27 1989-06-27 Owens-Corning Fiberglas Corporation Ballistic materials
IT1222926B (it) * 1987-10-16 1990-09-12 Lasar Spa Schermo semirigido stratificato
NL186900C (nl) * 1987-11-27 1991-04-02 Groot Automotives Sandwichpaneel en werkwijze voor het vervaardigen van een sandwichpaneel.
US5563364A (en) 1988-12-06 1996-10-08 Alhamad; Shaikh G. M. Y. Anti-explosion pads and their method of use
US5576511A (en) 1988-12-06 1996-11-19 Alhamad; Shaikh G. M. Y. Anti-explosion pads with steel mesh, slitted metal foil and expanded metal net
US5190802A (en) * 1989-01-06 1993-03-02 Pilato Louis A Ballistic resistant laminate
US5200256A (en) * 1989-01-23 1993-04-06 Dunbar C R Composite lightweight bullet proof panel for use on vessels, aircraft and the like
JP2822423B2 (ja) 1989-02-16 1998-11-11 東洋紡績株式会社 発破作業用遮蔽シート
CA2020349C (en) * 1989-09-05 2001-10-09 Dudley J. Ii Primeaux Aliphatic spray polyurea elastomers
US5104726A (en) * 1989-12-29 1992-04-14 Woven Electronics Corporation Woven fabric and process for reinforced structural composites
US4970838A (en) * 1990-01-05 1990-11-20 Phillips Charles N Reinforced concrete building and method of construction
US5124195A (en) * 1990-01-10 1992-06-23 Allied-Signal Inc. Flexible coated fibrous webs
JPH0655467B2 (ja) * 1990-07-24 1994-07-27 三島製紙株式会社 電気絶縁層を有する耐熱難燃導電シートおよびその製造法
GB2251925A (en) 1991-01-11 1992-07-22 Dowty Armourshield Ltd Protective cover
US5811719A (en) * 1991-11-15 1998-09-22 Madden, Jr.; James R. Removable bullet resistant apparatus for vehicles
US5447765A (en) * 1992-02-19 1995-09-05 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy High-damping rib-stiffened composite hollow cylinder core configuration
IL105788A (en) * 1992-06-01 1996-10-16 Allied Signal Inc Tailor-made composite structures with improved penetration resistance
US5744221A (en) * 1992-09-15 1998-04-28 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Flexible high-damping composite structures and fabrication thereof
ES2096164T3 (es) * 1992-09-17 1997-03-01 Fmc Corp Sistema mejorado de revestimiento protector.
DE4234369C1 (de) * 1992-10-12 1994-03-17 Clouth Gummiwerke Ag Sprengschutzmatte
US5242207A (en) * 1992-12-21 1993-09-07 Transit Care Window protector
US5364681A (en) 1993-02-05 1994-11-15 Gencorp Inc. Acoustic lamina wall covering
US5681612A (en) 1993-06-17 1997-10-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Coated abrasives and methods of preparation
US5524412A (en) * 1993-07-23 1996-06-11 Eco Building Systems, Inc. Method and composition for constructing modular buildings
US5347775A (en) * 1993-07-27 1994-09-20 Jorge Santos Hurricane shutters for windows
US5487248A (en) * 1993-11-22 1996-01-30 Artzer; Richard F. Structural panel
US5522194A (en) * 1994-03-25 1996-06-04 Graulich; Peter W. P. Structural bearing panel and panel core for building
US5486256A (en) 1994-05-17 1996-01-23 Process Bonding, Inc. Method of making a headliner and the like
US5649398A (en) * 1994-06-10 1997-07-22 Hexcel-Fyfe L.L.C. High strength fabric reinforced walls
US5463929A (en) 1994-07-20 1995-11-07 Mejia; Santiago Armoring material mounting assembly
US6720277B1 (en) * 1994-08-29 2004-04-13 Warwick Mills, Inc. Protective fabric having high penetration resistance
US5761864A (en) * 1994-08-31 1998-06-09 Nonoshita; Tadamichi Thermally insulated building and a building panel therefor
US5962617A (en) 1995-02-02 1999-10-05 Simula Inc. Impact resistant polyurethane and method of manufacture thereof
US5654053A (en) 1995-06-15 1997-08-05 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy High-energy-absorbing enclosure for internal explosion containment
US5789327A (en) * 1995-08-28 1998-08-04 Rousseau; Wm. Richard Armor panel
US5647180A (en) * 1995-09-05 1997-07-15 Earth Products Limited Fire resistant building panel
US6112489A (en) * 1995-12-12 2000-09-05 Monotech International, Inc. Monocoque concrete structures
US5813174A (en) * 1996-03-28 1998-09-29 Waller; James E. Closet vault
US5822940A (en) * 1996-07-17 1998-10-20 Carlin; Steven Composite wall panel
US5655343A (en) * 1996-07-09 1997-08-12 Fred Seals Construction, Inc. Apparatus and method for an adjustable shim for doors and windows
US5749178A (en) * 1996-08-06 1998-05-12 Garmong; Victor H. Shielded enclosure
US5937595A (en) * 1997-05-05 1999-08-17 Miller; Matthew A. Window insulating air bag
US5970843A (en) 1997-05-12 1999-10-26 Northtrop Grumman Corporation Fiber reinforced ceramic matrix composite armor
US6455131B2 (en) * 1997-06-02 2002-09-24 West Virginia University Modular fiber reinforced polymer composite deck system
US6309732B1 (en) 1997-06-02 2001-10-30 Roberto A. Lopez-Anido Modular fiber reinforced polymer composite structural panel system
WO1999031457A1 (en) * 1997-12-12 1999-06-24 Her Majesty The Queen In Right Of Canada As Represented By The Solicitor General Acting Through The Commissioner Of The Royal Canadian Mounted Police Apparatus and method for blast suppression
US6034155A (en) * 1998-03-16 2000-03-07 Ect Incorporated Polymer concrete compositions, structures made therefrom and methods of manufacture
US7163731B2 (en) * 1998-03-20 2007-01-16 Rafael Armament Development Authority, Ltd. Lightweight armor against firearm projectiles
US6298607B1 (en) 1998-04-16 2001-10-09 The University Of Toledo Venting-membrane system to mitigate blast effects
IL124403A (en) 1998-05-10 1999-11-30 Mor Uzi Blast protection of curtain walls
US6026629A (en) * 1998-05-22 2000-02-22 Canam Manac Group, Inc. Modular building panel and method for constructing the same
US6176920B1 (en) * 1998-06-12 2001-01-23 Smartboard Building Products Inc. Cementitious structural panel and method of its manufacture
US6012260A (en) * 1998-09-03 2000-01-11 Hendrick; Robert W. Air vent insert
WO2000020200A1 (en) * 1998-10-02 2000-04-13 3M Innovative Properties Company Laminated elastic composites
US6174587B1 (en) * 1998-12-02 2001-01-16 Atlantic Research Corporation Shock attenuation barrier
US6269597B1 (en) * 1999-03-11 2001-08-07 John W. Haas Storm panel support apparatus for windows
US6161462A (en) 1999-03-19 2000-12-19 Michaelson; Eric Burton Bulletproof blanket for use with law enforcement vehicles such as police cars
US6460304B1 (en) 1999-04-07 2002-10-08 Choong-Yup Kim Waterproofing structure and construction method therefor
US6436120B1 (en) * 1999-04-20 2002-08-20 Allen J. Meglin Vena cava filter
US6298882B1 (en) 1999-04-26 2001-10-09 Spm, Inc. Explosion resistant blanket for flow line
US6212840B1 (en) * 1999-10-20 2001-04-10 Fredy Davidovitz Retrofit blast protection for walls and window frames of a structure
US6536176B1 (en) * 1999-10-20 2003-03-25 Pactiv Corporation Polymeric foam and scrim sheathings
US6543371B1 (en) * 2000-01-04 2003-04-08 Diebold, Incorporated Modular vault panel
US20020160144A1 (en) 2001-02-20 2002-10-31 Higgins Kenneth B. Adhesive-free carpet tiles and methods of installing adhesive-free carpet tiles
US6877349B2 (en) 2000-08-17 2005-04-12 Industrial Origami, Llc Method for precision bending of sheet of materials, slit sheets fabrication process
US6718722B2 (en) * 2000-12-20 2004-04-13 Dharma Properties Taos, Inc. Construction composition, structure, and method
US6469304B2 (en) 2000-12-28 2002-10-22 Raytheon Company Pseudo-randomized infrared blurring array
US6524679B2 (en) * 2001-06-06 2003-02-25 Bpb, Plc Glass reinforced gypsum board
AU2002348787B2 (en) * 2001-06-12 2007-03-22 Teijin Twaron Gmbh Laminated ballistic structure comprising alternating unidirectional and thermoplastic layers
US6899009B2 (en) * 2001-06-26 2005-05-31 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Flexible multi-shock shield
US6696011B2 (en) * 2001-07-02 2004-02-24 Sun Young Yun Extruding and blow-molding method for forming a plastic product
US20030159390A1 (en) * 2001-10-16 2003-08-28 Fonseca Fernando S. Method and apparatus for reinforcing construction sheeting
US20030096072A1 (en) * 2001-11-21 2003-05-22 Johnson Gregory D. Concrete formworks and method of making same
US7087296B2 (en) * 2001-11-29 2006-08-08 Saint-Gobain Technical Fabrics Canada, Ltd. Energy absorbent laminate
US6708457B1 (en) 2001-12-05 2004-03-23 William E. Ballough Concealed retaining channel for storm shutter attachment
US6737368B2 (en) * 2001-12-19 2004-05-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Multiple threat penetration resistant articles
US6878179B2 (en) * 2001-12-31 2005-04-12 Microbes, Inc. Fertilizer compositions and methods of making and using same
US6703104B1 (en) * 2002-01-04 2004-03-09 Murray L. Neal Panel configuration composite armor
US6806212B2 (en) * 2002-02-07 2004-10-19 Fyfe Co., Llc Coating and method for strengthening a structure
US6907811B2 (en) * 2002-03-05 2005-06-21 Defenshield, Inc. Bullet resistant barrier
JP4145535B2 (ja) * 2002-03-08 2008-09-03 シャープ株式会社 液晶表示装置のリターデーション設定方法
US6715245B2 (en) 2002-04-03 2004-04-06 Signature Door Co., Inc. Impact resistant pane and mounting
US6846758B2 (en) 2002-04-19 2005-01-25 Honeywell International Inc. Ballistic fabric laminates
US7137225B2 (en) 2002-06-25 2006-11-21 David Zuppan Foundation wall system
JP4184178B2 (ja) 2002-07-09 2008-11-19 株式会社クラレ 熱可塑性重合体組成物
US7913611B2 (en) * 2002-09-03 2011-03-29 University Of Virginia Patent Foundation Blast and ballistic protection systems and method of making the same
US6927183B1 (en) * 2002-09-04 2005-08-09 Diversitech Corporation Reinforced article
JP4307155B2 (ja) * 2002-12-03 2009-08-05 横浜ゴム株式会社 熱可塑性エラストマー組成物
US20040123541A1 (en) * 2002-12-27 2004-07-01 Jewett Scott E. Reinforced wall structure for blast protection
IL154083A (en) * 2003-01-22 2008-07-08 Rafael Advanced Defense Sys Ballistic protection system and method for its creator
US7276458B2 (en) * 2003-01-27 2007-10-02 Sheree H. Wen Anti-ballistic fabric or other substrate
US20040161989A1 (en) * 2003-02-19 2004-08-19 Mjd Innovations, L.L.C. Anti-projectile barrier fabric and method
EP1625262A4 (en) 2003-04-07 2007-08-08 Life Shield Engineered Systems SCHRAPNELLASFFANGSYSTEM AND METHOD FOR THE MANUFACTURE THEREOF
US7189456B2 (en) * 2004-03-04 2007-03-13 Transitions Optical, Inc. Photochromic optical article
US7148313B2 (en) 2004-03-26 2006-12-12 Teijin Chemicals, Ltd. Polycarbonate resin composition and molded articles thereof
US20050262999A1 (en) 2004-04-23 2005-12-01 David Tomczyk Projectile-retaining wall panel
EA200700999A1 (ru) * 2004-11-02 2008-04-28 ЛАЙФ ШИЛД ИНДЖИНИИРД СИСТЕМЗ, ЭлЭлСи Системы для удерживания осколков и пуль (снарядов) и способы их получения
EA200701197A1 (ru) * 2004-12-01 2008-04-28 ЛАЙФ ШИЛД ИНДЖИНИИРД СИСТЕМЗ, ЭлЭлСи Системы, задерживающие осколки и пули, и оборудование и способы для их производства
US20060265985A1 (en) * 2005-05-25 2006-11-30 Nichols Michael P Insulated wall panel for building construction and method and apparatus for manufacture thereof

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020184841A1 (en) * 2001-06-12 2002-12-12 Diamond Jeffrey H. Structures, window protection systems and methods for protecting glass panes during storms
JP2003155796A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Sumitomo Metal Steel Products Inc 床パネルの取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018505800A (ja) * 2015-02-09 2018-03-01 コベストロ、リミテッド、ライアビリティ、カンパニーCovestro Llc 軽量爆発軽減ポリカーボネート系積層体システム
JP2015143409A (ja) * 2015-03-06 2015-08-06 シバタ工業株式会社 貯蔵倉庫用シート及び貯蔵倉庫

Also Published As

Publication number Publication date
AU2005302160A1 (en) 2006-05-11
US20080092730A1 (en) 2008-04-24
EP1807578A2 (en) 2007-07-18
WO2006050419A2 (en) 2006-05-11
EP1807578A4 (en) 2009-03-04
US7886651B2 (en) 2011-02-15
MX2007005108A (es) 2007-09-10
EA200700999A1 (ru) 2008-04-28
AU2005302160A2 (en) 2006-05-11
WO2006050419A3 (en) 2006-12-14
CA2585227A1 (en) 2006-05-11
US20100147142A1 (en) 2010-06-17
ZA200703483B (en) 2009-12-30
KR20070091279A (ko) 2007-09-10
CN101094962A (zh) 2007-12-26
IL182917A0 (en) 2007-08-19
US8151687B2 (en) 2012-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008519243A (ja) 爆破片及び弾丸の閉じ込めシステム並びにその製造方法
JP2008522136A (ja) 爆破片及び弾丸閉じ込めシステム、並びに当該システムを製造する装置及び方法
US8713865B2 (en) Shrapnel containment system and method for producing same
US7637073B2 (en) Wall structure for protection from ballistic projectiles
US10683661B2 (en) Building module with pourable foam and cable
WO2009114319A2 (en) Transportable modular system permitting isolation of assets
WO2007027993A2 (en) Shrapnel and projectile containment systems and equipment methods for producing same
JP6710519B2 (ja) 強化外装材及び避難建物の防護構造
CN101146968A (zh) 碎片及射弹接纳系统以及用于制备该系统的装置和方法
MX2007006384A (en) Shrapnel and projectile containment systems and equipment and methods for producing same
CN215670215U (zh) 减震吸音挡弹装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081031

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111107