JP2008518042A - ローズマリー(Rosmarinusofficinalis)植物抽出物、アルピニア(Alpinia)植物抽出物、及びDNA修復酵素を含む組成物。 - Google Patents

ローズマリー(Rosmarinusofficinalis)植物抽出物、アルピニア(Alpinia)植物抽出物、及びDNA修復酵素を含む組成物。 Download PDF

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Abstract

【解決手段】 老化の徴候を防止し、肌の審美的外観を改善し、環境によるストレスからの回復を促進する成分を有する化粧治療システムを提供する。組成物は、少なくとも1つのローズマリー由来の成分又は抽出物と、少なくとも1つのアルピニア(Alpinia)由来の成分又は抽出物と、DNA修復酵素と、少なくとも1つの薬学的又は化粧品的に許容される賦形剤とを含んでいる。治療システムは、化粧成分を塗布するためのパッチ及び/又は化粧治療システムの構成要素を保持するためのパッケージシステムを更に含んでいる。

Description

本出願は、2004年10月7日出願のPCT/US第04/033419号の一部継続出願であり、同出願は、2003年10月10日出願の米国特許出願第60/510,307号に対する優先権を請求しており、前記各出願の全内容を参考文献として本願に援用する。
本発明は、DNA修復機構を刺激して皮膚細胞を修復する物質を組み込んだ、局所用の化粧用組成物に関するものである。開示する組成物及び方法は、過早老化の徴候を防止し、軽減し、又は逆行させ、及び/又は、皮膚の審美的外観を改善する。この組成物を使用すると、皮膚に備わっている能力を刺激して、環境によるストレスから回復させ、過早老化の徴候を防止することができる。この組成物は、天然植物材料由来の天然活性成分、並びにDNAの損傷を修復するための酵素を含んでいる。
皮膚は大きく分けて2つの層から成り立っている。角質層又は表皮は、皮膚の表面又は外側の層である。角質層の主な機能は、保護膜となって、内部の水分を含んだ層から水分が蒸発して失われるのを遅らせることである。この機能はバリア機能と呼ばれている。角質層は、機械的外傷、異物性の化学物質の侵入、微生物による攻撃から皮膚を保護する。また、角質層は、紫外線に対する第1の防御手段を提供し、入射してくるB紫外線照射の80%以上を遮って皮膚を守っている。
表皮の下には真皮があり、皮膚の厚さの90%を占めている。真皮は、コラーゲンとエラスチンの高密度な網構造を含んでおり、皮膚に強度と弾力性を与えている。線維芽細胞は、真皮に存在する主要な細胞型式を構成している。線維芽細胞は、コラーゲン、エラスチン及びグリコサミノグリカン(ヒアルロン酸など)を含む、真皮の基質成分の合成及び分泌を担っている。コラーゲンは皮膚に強度を与え、エラスチンは弾力性を与え、そしてグルコサミノグリカンには、皮膚の保湿性を維持し皮膚をふくよかに保つ働きがある。
健康を維持するため、皮膚は変化する環境条件に対処すると同時に、損傷を修復せねばならない。環境因子は、老化、しわ、皮膚の変色、皮膚の各変性症状の最大要因である。日光及び紫外線放射を浴びることは、皮膚に損傷を引き起こす主原因であり、過早老化の症候の90%がこれに起因する。酸素、日光、及び他の環境、又は生活様式によるストレスによって遊離基が形成されることも大事な点である。遊離基は、皮膚の結合組織(コラーゲンとエラスチン)の分解を担当するコラゲナーゼのようなメタロプロテイナーゼを活性化することにより、しわを発生させる原因となる。その結果が過早期老化である。遊離基は、真皮層の肉厚を減少させる原因にもなる。これにより皮膚にたるみが生じる。皮膚のたるみは、老化の最初の、且つ最も目に付きやすい徴候であり、しわや線の原因である。
日光は、メタロプロテアーゼの過剰産生を誘発させることにより、異常エラスチンの蓄積の原因にもなる。普通メタロプロテイナーゼは、コラーゲンを生産及び再形成することにより、日光で傷ついた皮膚を作り直す。皮膚がこのような不完全な再建作用を繰り返し受けることは、しわや日光瘢痕の原因となる。また、日光を浴びることによって、皮膚から必須水分が奪われ、バリアにストレスが生じて正常に機能しなくなってしまう。水分が失われ刺激が増すにつれ、皮膚は過敏になり、かさつき、乾燥してしまう。
酸素と日光は、遊離基による損傷の主原因ではあるものの、タバコの煙、環境毒素、除草剤、殺虫剤、天候、食習慣、ストレス、睡眠不足、過剰なアルコールの摂取、及び汚染など、他にも原因はある。
日光のUV放射も、DNAを傷つけ、細胞死、突然変異、及び腫瘍性変態を含め、幾つか有害な影響を与える。これら有害な影響の幾つかは、バイピリミジンDNA光分解生成物主要分類種の2つ、即ち、シクロブタンピリミジン二量体(CPD)と(6−4)光分解生成物(6−4PP)、の形成によるものであることが研究によって示されている。生物は、CPDと6−4PPを細胞DNAから取り除くことに関して、いくつか異なる様式で進化を遂げてきた。それらの様式には、様々な除去修復様式が含まれるが、それらはCPD及び6−4PPに対して特異性の強いものもあれば特異性の無いものもある。
多くの有害な影響が皮膚に衝撃を与えているという点から、皮膚の外観と状態を改善するための化粧用組成物、及び化粧法が求められている。消費者は、しわ、線、たるみ、過多色素沈着、及び加齢シミなど、実際の老化及び耐候性に関わる皮膚の眼に見える徴候を治療し、又は遅らせる「老化防止」的な美容製品を求めている。消費者は、美容製品に老化防止効果だけでなく、それ以外の効果も求めている。例えば「敏感肌」という概念により、敏感、乾燥、及び/又は、かさつく皮膚の外観及び状態を改善すると共に、発赤し、及び/又は、炎症を起こした皮膚を鎮静化する、美容製品への需要を高めた。消費者は、シミ、吹き出物、斑点などを治療し、又は皮膚がんの危険を減らす美容製品も求めている。
皮膚の治療に関わる市場には、様々な老化防止美容製品が出回っているにもかかわらず、有効成分として天然成分を使用し、皮膚、毛髪、及び/又は、爪に対して老化防止、又は若返り効果を与える、効果的な局所使用のための化粧用組成物がなお必要とされている。天然ではない化学的に合成された製品は、環境又は個人にとって安全ではないと考えられる。対照的に、天然の産物は、純粋で、穏やかで、化学合成による製品よりも優れていると認知されている。植物や薬草から抽出された天然系の製品は、遊離基による損傷の影響を中和することができる抗酸化/遊離基掃去のための作用物質を含んでいると信じられている。更には、天然系の製品は、損傷した真皮の結合組織構造、並びに表皮のバリア機能の合成及び復元を促す作用物質を含んでいるとも考えられる。
しかしながら、植物や薬草など「天然」資源から美容上の有益性を引き出すのは生易しいことではない。そのような資源から真の有益性を引き出すには、特定の植物/薬草抽出物、又は成分、それらの最小有効濃度、並びに老化防止、及び/又は、皮膚改善の有効性を与えるために、他の成分と組み合わせた場合の加法的又は相乗的活性を確認する必要がある。
本発明の組成物は、レチノイド(例えば、トレチノイン、レチノール及びレチナール)、及びα−ヒドロキシ酸(例えば、乳酸、グリコール酸)、β−ヒドロキシ酸(例えば、サリチル酸)、α−ケト酸、酢酸、トリクロロ酢酸、1−ピロリドン−5−カルボン酸、カプリロイルサリチル酸、α−ヒドロキシデカン酸、α−ヒドロキシオクタン酸、グルコノラクトン、メトキシプロピルグルコンアミド(methoxypropyl gluconamide)、シュウ酸、リンゴ酸、酒石酸、マンデル酸、ベンジル酸、グルコン酸、過酸化ベンゾールを始めとするカルボン酸及びフェノール類のような角質除去剤に伴って起きる頻発な刺激という問題の解決にも取り組んでいる。角質除去作用物質及びその他の成分は、日光、風、低温、乾燥した空気のような環境条件に対する皮膚の感受性を高めたり、既存の皮膚疾患に起因する刺激を悪化させる場合もある。
従って、本発明は、老化防止、抗酸化、非刺激、抗炎症、及び/又は、審美的改善の特性を備えた、局所使用のための化粧用組成物を提供する。本発明の化粧用組成物は、従来の剥脱作用物質に伴って発現する刺激の問題を少なくすることができる。
PCT/US第04/033419号 米国特許出願第60/510,307号 米国特許第6,368,594号 米国特許第5,296,231号 米国特許第6,096,334号 米国特許第6,120,792号 米国特許第6,495,158号 米国特許第6,623,751号 米国特許出願第2002/0086043号 米国特許出願第2003/0152610号 米国特許出願第2003/0175328号 米国特許第6,623,751号 J. Pharmacol. Exp. Ther.、305:925−931 Int'l. J. Cosmetic Science、21(2):71、1999年4月 CTFA化粧用成分手引書、The Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association.Inc.,pp.272−273、1992年
或る実施形態では、本発明は、ローズマリー(Rosmarinus officinalis)植物成分又は抽出物;少なくとも1つの、ツボクサ(Centella)、ムラサキバレンギク(Echinacea)又はアルピニア(Alpinia)由来の植物成分又は抽出物、或いはそれらの混合物;DNA修復酵素;及び薬学的又は化粧品的に許容される賦形剤、を有する局所用組成物を含んでいる皮膚治療システムを提供している。
或る特定の実施形態では、局所用組成物は、ローズマリー植物成分又は抽出物、ツボクサ(Centella asiatica:以下ツボクサとする)植物成分又は抽出物、ムラサキバレンギク植物成分又は抽出物、アルピニアスペシオサ(Alpinia speciosa:以下アルピニアスペシオサとする)植物成分又は抽出物、及びリポソームに封入されたミクロコッカス菌N−グリコシラーゼ/APリアーゼ酵素(Micrococcus luteus N-glycosylase/AP lyase enzyme)を含んでいる。
別の実施形態では、局所用組成物は、ローズマリー植物成分又は抽出物、アルピニアスペシオサ植物成分又は抽出物、及びリポソームに封入されたミクロコッカス菌N−グリコシラーゼ/APリアーゼ酵素(Micrococcus luteus N-glycosylase/AP lyase enzyme)を含んでいる。
本組成物は、トウゴマ種子油、甘草根抽出物、甘草抽出物、レモン抽出物、きゅうり抽出物、ヒマワリ種子抽出物、加水分解したオートムギ、オートムギ(Avena sativa)穀粒抽出物、月見草抽出物(例えば、ルナホワイトビー(Lunawhite B))、大豆蛋白加水分解物、酵母抽出物(例えば、トニスキン(Toniskin))、シイタケ抽出物(例えば、フェルミスキン(Fermiskin))、シソの葉抽出物(例えば、シソ抽出物)、ヒツジグサの花抽出物(例えば、ニフェリン(Nympheline))、絹タンパク質、及び/又は、上記成分の組み合わせ又は誘導体、として又はその形態で存在している、他の化粧品的に有効な植物又は植物性成分を含んでおり、更に、各種ビタミン類、ミネラル類、抗酸化物質、及び/又は、他の化粧品的に有効な作用物質を含んでいる。これら植物又は植物性成分の適した供給源としては、ニュージャージー州イングルウッドクリフのバーネット・プロダクト社(Barnet Products Corp.)がある。
皮膚治療システムは、局所用組成物の配送を助けるパッチと、皮膚治療システムの構成要素を保持するためのパッケージシステムと、を更に含んでいる。
或る特定の実施形態では、目の周りの領域を治療するために処方された、本発明の局所用組成物を含浸させたパッチを使用している皮膚治療システムが提供されている。
有効成分は、種子、針状葉、葉、根、皮、球果、茎、根茎、癒合組織細胞、原形質体、器官又は器官系、又は分裂組織から得ることができる。有効成分は、様々な形態で本組成物に組み込むことができる。その様な形態には、純粋又は半純粋成分、固体又は液体(例えば、オイル)抽出物又は誘導体、又は固形植物体が含まれる。植物体は、そのまま丸ごと、刻んで、挽いて、又はつぶして、というように様々な二次的形態で組み入れることができる。
本発明は、皮膚の審美的外観を改善する方法も提供しており、その方法では、本発明の組成物は化粧用に有効な量が皮膚に局所的に用いられる。更に別の態様では、本発明は、生まれつき皮膚に備わっている能力を刺激して、環境ストレスから回復させ、及び/又は、老化の徴候を防止又は逆行させる方法を提供しており、この方法では、本発明の組成物は、代表的にはUV光線又は他の環境ストレスに曝された皮膚領域に局所的に用いられる。
本発明の化粧用組成物は、少なくとも1日1回の頻度で皮膚に用いられる。この化粧用組成物を1日1回皮膚に用いる場合は、環境から皮膚に対するそれ以上の刺激が減るように、組成物は晩に用いることが望ましい。化粧品用組成物は、老化防止という効果、及び/又は、審美的外観の改善効果を与えるのに有効な期間に亘って皮膚に用いてもよい。或る実施形態では、組成物は少なくとも1日1回として14日以上の期間に亘って用いられる。
本明細書及び特許請求の範囲に記載のパーセンテージは、全て、特に指定のない限り、重量/重量の比率での表記である。
明細書並びに請求項の内容を明確に矛盾なく理解していただくために、以下のように定義する。
「少なくとも1つの老化の徴候を改善する」と「老化の徴候を改善する」は、ここでは置き換え可能に使用しており、老化の徴候を防止すること、食い止めること、逆行させること、改善すること、減縮すること、及び/又は、減少させること、を指す。老化の代表的な徴候には、限定するわけではないが、線、細かい線、しわ、目じりのしわ、くま、シミ、老人性斑点、伸展裂創、又はそれらの複合症状が含まれる。
「皮膚の外観を改善する」と「皮膚の審美的外観を改善する」は、ここでは置き換え可能に使用しており、皮膚の外観の審美的改善を指す。代表的な改善結果としては、限定するわけではないが、皮膚の肉厚、伸展性、弾性、保湿力、滑らかさ、色調、肌理、輝度、つや、明度、透明度、輪郭、堅さ、張り、柔軟性、柔らかさ、感受性、毛穴径、又はそれらを複合したもの、に関わる特徴、及び/又は、特性が好ましいことが挙げられる。上記用語は、健康でない皮膚の状態の改善をいう場合にも使用している。そのような健康でない皮膚の状態により影響を受け、結果として生じ、又は起因する、好ましくない症状の代表例を挙げると、限定するわけではないが、乾癬、湿疹、脂漏症、皮膚炎、日焼、エストロゲン平衡失調、過多色素沈着、過少色素沈着、変色、黄変、雀斑、皮膚萎縮、皮膚吹き出物、脆弱性皮膚、乾燥、触感的粗さ、ひび、たるみ、やせ、肥厚、線維形成、毛穴拡大、セルライト形成、あざ、にきび、アポトーシス、細胞分化、細胞逆分化、腫瘍誘発、又は腫瘍進行の防止、ウイルス感染、真菌感染、細菌感染、クモ状静脈(毛細血管拡張症)、多毛症、酒さ、掻痒、たこ、いぼ、うおのめ、又は上記の複合症状がこれに該当する。
本発明は、ローズマリー(Rosmarinus officinalis)植物成分又は抽出物;少なくとも1つの、ツボクサ(Centella)、ムラサキバレンギク(Echinacea)又はアルピニア(Alpinia)由来の植物成分又は抽出物、或いはそれらの混合物;DNA修復酵素;及び薬学的又は化粧品的に許容される賦形剤、を含んでいる局所用組成物を有する皮膚治療システムを提供している。
本発明の局所用組成物を用いることにより、皮膚の外観が改善され、皮膚が若返り又は質が高められる。本発明の組成物は、老化を防ぎ肌理を整える様々な利点を提供する。本発明に使用している成分は、組み合わせることによって、単独の場合よりも老化を防ぎ肌理を整える効果が著しく高まる。成分を組み合わせて局所的に使用すると、単独で用いた場合に比較して、加法的又は相乗的効果が得られる。
本発明は、老化防止及び審美的外観の改善に関係する有益性を皮膚に与える。従って、本発明は、暦年齢老化、ホルモン性老化、及び/又は、光老化を含め、又はそれらに付帯する老化の徴候を防止し、食い止め、逆行させ、改良し、減退させ、減らし、又は改善するために皮膚を処置する際に使用する局所用組成物、並びにその使用法を提供している。老化の徴候には、限定するわけではないが、皮膚脆弱性、コラーゲン、及び/又は、エラスチンの喪失、皮膚のエストロゲン平衡失調、皮膚萎縮、線、及び/又は、細かい線を含むしわの外観と深さ、くまを含む皮膚の変色、目尻の皺、皮膚のたるみ、例えば汚染、及び/又は、温度変化のような環境ストレスによる皮膚の吹き出物などの皮膚の疲労、及び/又は、ストレス、皮膚の乾燥、皮膚の乾燥による細かい線、皮膚の粗さ、皮膚のぱさつき、細胞老化、皮膚の色調、弾力、透明度、明度、及び/又は、つやの喪失、皮膚の堅さの喪失、みすぼらしい肌理、皮膚の伸展性、及び/又は、弾性の喪失、やせた皮膚、及び炎症が含まれる。
皮膚の審美的外観に対する有益性及び改善は、以下のいずれかのものによって表される。即ち、毛穴径、細かい線、しわ、触感的粗さ及び炎症の減少、皮膚の色調、輝き、透明度、及び/又は、張りの改善、抗酸化活性の促進、皮膚の堅さ、ふくよかさ、柔軟性、及び/又は、柔らかさの改善、プロコラーゲン、及び/又は、コラーゲン産生の改善、皮膚の肌理の改善、及び/又は、肌理再建の促進、皮膚のバリア修復、及び/又は、機能の改善、皮膚輪郭の外観の改善、皮膚のつや、透明度、及び/又は、明度の回復、老化、及び/又は、更年期障害により減少した皮膚の必須栄養素、及び/又は、成分の補充、皮膚細胞間の連絡の改善、細胞増殖、及び/又は、増倍の高まり、老化及び更年期障害により減少した皮膚細胞代謝の高まり、皮膚保湿力の改善、細胞交替の促進、及び/又は、加速、皮膚肉厚の増進、皮膚伸展性、及び/又は、弾力性の高まり、α−又はβ−ヒドロキシ酸、ケト酸、又はその他の剥脱作用物質の使用の有無を問わず剥脱作用の増進である。
その他の有益な点としては、皮膚の滑らかさ、及び/又は、柔らかさの向上、皮膚状態の知覚的な向上、皮膚保湿力の増加、皮膚ストレス及び細かい線の減少、明度の高まり、皮膚の肌理及び皮膚の堅さの改善などがある。
本発明の或る実施形態では、局所用組成物は、ローズマリー(Rosemary officinalis)由来の植物成分又は植物抽出物(ローズマリー抽出物)、少なくとも1つの、ツボクサ(Centella)、ムラサキバレンギク(Echinacea)又はアルピニア(Alpinia)由来の植物成分又は抽出物、或いはそれらの混合物、DNA修復酵素、及び薬学的、又は化粧品的に許容される賦形剤を含んでいる。
本発明の組成物は、ローズマリー由来の成分又は抽出物(例えばローズマリー抽出物)を含んでいる。ローズマリー由来の成分は、老化防止、制癌、抗炎症、抗菌特性を有し、且つ/又は、毒性が低いと考えられている。ローズマリーの有効成分は、限定するわけではないが、ウルソル酸、カルノソル、カルノシン酸、ローズマリー酸、及びオレアノール酸を含んでいると考えられている。ローズマリーの有効成分は、皮膚のコラーゲン結合構造と弾力性を復元し、及び/又は、線、細かい線、しわ、及び/又は、しみを防止又は改善すると考えられている。これは、一部にはウルソル酸及びカルノシン酸のおかげであると思われるが、このウルソル酸及びカルノシン酸は、コラーゲンとエラスチンの分解を担当するメタロプロテイナーゼ酵素の酵素活性を抑制すると考えられている。ローズマリー抽出物成分は、抗酸化作用物質として働き、限定するわけではないが、カルノソル、カルノシン酸、ローズマリー酸、及びウルソル酸を含んでいる。ウルソル酸は、抗炎症効能を有し、皮膚に耐油性バリアを形成すると共に、皮膚のバリア機能を改善すると考えられている。更に、ウルソル酸とオレアノール酸も、腫瘍の促進を阻害することが示されている。従って、これらの作用物質を使用することにより、皮膚がんの発症又は促進から保護するという更なる有益性を得ることができる。
本発明に使用されるウルソル酸を含んでいる他の植物又は植物性資源には、限定するわけではないが、ホーリーバジル(tulsi;Ocimum sanctum)、ビルベリー(Vaccinum myrtillus)、デビルズクロー(Harpagophytum procumbens)、エルダーフラワー(Sambucus nigra)、ペパーミントの葉(Mentha piperita)、ペリウィンクル(Vinca minor)、ラベンダー(Lavendula augustifolia)、オレガノ(Origanum vulgare)、タイム(Thymus vulgaris)、サンザシ(Crataegu laevigata)、チェリーローレルの葉(Prunus laurocerasus)、及びカキドウシ(Glechoma hederacea)が含まれる。
本発明は、センテラ、ムラサキバレンギク、アルピニア(Alpinia)由来の植物性分又は植物抽出物、或いはそれらの混合物も含んでいる。これらの成分又は抽出物は、それらと同属であれば何れの分類種由来のものでもよい。
或る特定の実施形態では、局所用組成物は、ローズマリー植物成分又は抽出物、ツボクサ植物成分又は抽出物、ムラサキバレンギク植物成分又は抽出物、アルピニアスペシオサ植物成分又は抽出物、及びリポソームに封入されたミクロコッカス菌N−グリコシラーゼ/APリアーゼ酵素(Micrococcus luteus N-glycosylase/AP lyase enzyme)を含んでいる。
別の実施形態では、局所用組成物は、ローズマリー植物の成分又は抽出物、アルピニアスペシオサ植物成分又は抽出物、及びリポソームに封入されたミクロコッカス菌N−グリコシラーゼ/APリアーゼ酵素(Micrococcus luteus N-glycosylase/AP lyase enzyme)を含んでいる。
センテラあるいはツボクサはせり属に属しており、ゴツコラ(Gotu Kola)又はインディアンペニーワート(Indian Pennywort)としても知られている。ツボクサには、3つのトリテルペン類(triterpenes)、即ちアジアティック酸(asiatic acid)、マデカシン酸(madecassic acid)、及びアジアチコシド(asiaticoside)を含め、幾つかの有効成分が含まれていると考えられている。これらの成分は、認知されている幾つかの性質に基づき、有用なしわ防止/老化防止成分であると考えられる。特に、センテラ作用物質は、結合組織に作用し、そこでコラーゲンとグリコサミノグリカンの合成を増加させ、結合組織の再建と弾力性を高め、線維芽細胞活性、及び/又は、代謝を調整し、抗炎症作用物質として働くと考えられている。更に、センテラのトリテルペン類(Centella triterpenes)は、遊離基に起因するコラーゲン分解を投与量依存的に阻害することが分っている。3つのトリテルペン(triterpenes)類のうち、アジアチコシド(asiaticoside)は、コラーゲン合成を誘導し、ビタミンE、ビタミンC、スーパーオキシドジスムターゼ(superoxide dismutatse)、カタラーゼ、及びグルタチオンペルオキシターゼ(glutathione peroxidase)の酵素的及び非酵素的抗酸化活性を高めることが分っている。ツボクサは、炎症防止特性を有していることも分っており、湿疹の治療及び軽度の痒みや虫さされに従来から使用されている。
ムラサキバレンギク(Echinacea)又はオオハンゴンソウ(coneflower)は、紫色ムラサキバレンギク(Echinacea purpurea)、幅狭葉ムラサキバレンギク(Echinacea angustifolia)及び青色ムラサキバレンギク(Echinacea pallida)の少なくとも3種類が存在すると考えられている。ムラサキバレンギク抽出物とそれに含まれるカフェオイルであるエチノシド(echinoside)は、全体として皮膚の結合組織に対する保護効果をもたらすので、創傷治癒効果を増強すると考えられている。ムラサキバレンギクの成分は、抗菌及び抗炎症活性を有し、皮膚の発赤を和らげ、又は湿疹、虫さされ及び乾癬などの症状を緩和すると考えられている。
アルピニアは根茎の薬草である。アルピニアに属するものとして、限定するわけではないが代表的なものを挙げると、アルピニアガランガ(Alpinia galanga)、アルピニアカツマダイ(Alpinia katumadai)、アルピニアオフィシナリス(Alpinia officinalis)、アルピニアオキシフィラ(Alpinia oxyphylla)、アルピニアプルプラタ(Alpinia purpurata)、アルピニアスペシオサ(Alpinia speciosa)、及びアルピニアゼルンベト(Alpinia zerumbet)がある。アルピニア種は、コラーゲンの合成と細胞の成長を促進すると共に、NF−kB経路によって律せられる過程でコラーゲンとエラスチンを分解するコラゲナーゼ、及び/又は、エラスターゼという酵素の活性を阻害すると考えられている。而して、アルピニアオフィシナルム(Alpinia officinarum)薬草由来のダイアリールヘプタノイド(diarylheptanoid)は、マイトジェン活性プロテインキナーゼp44/42及び転写調整因子NF−kBを阻害することにより炎症促進の媒介物を阻害することが示された(「J. Pharmacol. Exp. Ther.、305:925−931」、及び「インターナショナル・ジェイ・コスメティック・サイエンス(Intl. J. Cosmetic Science)、21(2):71、1999年4月、を参照」)。都合のよいことに、アルピニア抽出物は、腫瘍の進行を阻害することも分っている。従って、アルピニア成分又は抽出物の使用は皮膚がんにも効く。本発明の他の組成物としてはアルピニアスペシオサ(Alpinia speciosa)が挙げられる。
或る特定の好適な実施形態では、本発明は、目の周りの領域を治療するのに適するように処方された、局所用組成物を活用している化粧治療システムを提供している。学説と結びつけるつもりはないが、目の領域の治療は、ローズマリー(Rosemary officinalis)の植物成分又は植物抽出物;アルピニアスペシオサ(Alpinia speciosa)の植物成分又は抽出物;少なくとも1つのDNA修復酵素;及びオートムギ(Avena sativa(oat))穀粒抽出物、月見草種子抽出物、エルゴサイオネイン(L-ergothioneine)、大豆蛋白加水分解物、酵母抽出物、シイタケ(Lentinus enodes)抽出物、ヒツジグサ(Nymphaea alba)の花抽出物、及び/又は、アオジソ(Perilla frutescens)の葉抽出物、を含む1つ又は複数の追加的成分、が入っている組成物を含浸させたパッチを使用する場合に改善されると考えられている。追加的成分は、細かい線の現れ方を改善すること、皮膚を明るくすること、及び/又は、堅さを向上させること(月見草種子抽出物、エルゴサイオネイン(L-ergothioneine)、大豆蛋白加水分解物、酵母抽出物、シイタケ抽出物);又は、皮膚を鎮静化すること、皮膚を滑らかにすること、及び/又は、皮膚に潤いを与えること(オートムギ穀粒抽出物、アオジソの葉抽出物)に関係付けられる有効な特性を有すると考えられる。
本発明に使用される植物成分又は植物抽出物は、全体として組成物総重量の約0.0001重量%から5重量%までの範囲の量が含まれるが、望ましくは約0.001重量%から約0.5重量%、更に望ましくは約0.01重量%から約0.1重量%の範囲の量が含まれている。
ローズマリー抽出物又はその成分は、組成物重量の約0.001重量%から約10重量%の範囲の量が含まれる。望ましくは、ローズマリー成分又は抽出物は、組成物総重量の、約0.05重量%から約5重量%の範囲の量が含まれ、更に望ましくは0.01重量%から約1重量%の範囲の量が含まれ、更に望ましくは約0.01重量%から約0.05重量%の範囲の量が含まれる。
本発明は、センテラ又はアルピニア(又はその混合物)からの植物成分、又は植物抽出物を含んでおり、且つこの組成物に含まれている少なくとも1つの植物成分又は植物抽出物は、個々にでも合わせてでもよいが、組成物総重量の約0.001%から約10%の範囲の量が含まれ、望ましくは約0.005重量%から約2重量%の範囲の量、更に望ましくは約0.02重量%から約0.08重量%の範囲の量が含まれる。代わりに又は追加的に、本発明は、ムラサキバレンギク種の何れかに由来する成分又は抽出物も含んでおり、且つこの組成物に含まれている成分又は抽出物は、個々にでも合わせてでもよいが、組成物総重量の約0.0001%から約1%の範囲の量が含まれ、望ましくは約0.001重量%から約0.1重量%の範囲の量、更に望ましくは約0.0005重量%から約0.02重量%の範囲の量が含まれる。
オートムギ穀粒抽出物、月見草種子抽出物、エルゴサイオネイン(L-ergothioneine)、大豆蛋白加水分解物、酵母抽出物、シイタケ抽出物、ヒツジグサの花抽出物、及びアオジソの葉抽出物を含んでいる一覧から選択される成分のそれぞれは、全組成物の約0.001重量%から約10重量%の範囲で適用され、望ましくは約0.01重量%から約5重量%の範囲、更に望ましくは約0.1重量%から約2.5重量%の範囲で適用される。
本発明の植物成分は、植物抽出物とは別に用意してもよいし、或いは混合物の中に存在する植物抽出物と共に含まれていてもよい。例えば、ローズマリーの葉の抽出物にレシチンと水を加えたものが、ニューヨーク州フリーポートダーマティックスの、アプライドジェネティック社(Applied Genetics, Inc.)からMEROSPHERESとして市販されている。アルピニアスペシオサ(Alpinia speciosa)の葉の抽出物を水とブチレングリコールに配合したものが、日本国広島県のマルゼン製薬からALPINIA LEAF EXTRACT BGとして市販されている。ツボクサ抽出物、ムラサキバレンギク抽出物、及びローズマリーの葉の抽出物を、エトキシジグリコール、又はジプロピレングリコールとSD-アルコールに配合したものが、テキサス州ルイスビルのアクティブオーガニックス(Active Organics)から、それぞれ、ACTIFIRM ULTRA又はACTIFIRM ULTRA DiPGとして市販されている。本発明の望ましい実施形態は、ツボクサ、ムラサキバレンギク、及びアルピニアスペシオサ(Alpinia speciosa)から成るグループの内の少なくとも2つ、又は更に望ましくは3つから得られた、少なくとも1つの植物成分又は抽出物を含んでいる。
本発明に使用されるDNA修復酵素としては、塩基除去修復(BER)経路、ヌクレオチド除去修復(NER)経路、又は例えば米国特許第6,368,594号に記載の除去修復経路、に関わる酵素類が含まれる。これらの経路は、DNA切断、損傷除去、填隙、連結反応を行うことが可能なタンパク質の各セットにより仲介される。
NER経路は、結果として損傷を含むオリゴヌクレオチドを放出する損傷部位から、上流と下流への二重切断反応によりDNA損傷部除去を統括している広範囲分散型損傷不特定修復経路である。損傷したDNAの除去に続いて、生じた隙間を補充してDNAの両端部が一緒に結紮される。
BER経路は、DNA塩基損傷の全主要形態に対する一次的な防御である。この経路は、まだ傷ついていないDNAの大きな予備貯留所内の様々な特定の個別塩基損傷を検知して取り除くことに責任を持っている。BER経路は、一般には、CPD専用のN−グリコシラーゼ/APリアーゼ酵素の活性に関わっている。N−グリコシラーゼ/APリアーゼ酵素は、最初に、CPD5’ピリミジンのN−グリコシル結合を開裂し、次いでリン酸ジエステルの背骨を脱塩基部位でβ−リアーゼ機構を介して開裂する。
本発明に使用するのに適したDNA修復酵素には、CPD及び(6−4)光分解生成物のような傷ついたDNAを認識、切除し修復することができるN−グリコシラーゼ/APリアーゼ活性がある。これらの酵素の活性は、光依存性が有っても(例えば、フォトリアーゼ)、無くてもよい。当グループのDNA修復酵素の一例としては、限定するわけではないが、バクテリオファージT4ピリミジン二量体特定エンドヌクレアーゼ(denV endonuclease)、ミクロコッカス菌N−グリコシラーゼ/APリアーゼ(Micrococcus luteus
N-glycosylase/AP lyase)、サッカロミセスセレビシアエN−グリコシラーゼ/アプリン−アピリミジンリアーゼ(Saccharomyces cerevisiae N-glycosylase/apurinic-apyrimidinic lyase)、シゾサッカロミセスポンベUV損傷エンドヌクレアーゼ(Schizosaccharomyces pombe UV damage endonuclease)(UVDE)、クロレラウイルス隔離PBCV−1ピリミジン二量体特定グリコシラーゼ、アナシスチスニヅランスフォトリアーゼ(Anacystis nidulans photolyase)、及びそれらの改質された非天然(例えば、組み換え)酵素生成物類がある。
DNA修復酵素は、BER、NER、又は代わりの経路による他の要素を含んでいてもよい。そのような酵素としては、O−メチルグアニン−DNAメチルトランスフェラーゼ、ウラシル系及びヒポキサンチン系DNAグリコシラーゼ、DNAエクソヌクレアーゼ、損傷塩基グリコシラーゼ(例えば、3−メチルアデニン−DNAグリコシラーゼ)、エンドヌクレアーゼ単独又は複合体(例えば、大腸菌uvrA株/uvrB株/uvrC株エンドヌクレアーゼ複合体)及び、その活性について現在では一部しか理解されていないが、ヒトのERCC遺伝子や酵母のRAD遺伝子のような、その他の酵素類及び酵素複合体類がある。代表的なDNA修復酵素としては、限定するわけではないが、ウラシルDNAグリコシラーゼ、3−メチルアデニンDNAグリコシラーゼ、エンドヌクレアーゼIII/チミングリコールDNAグリコシラーゼ、エンドヌクレアーゼVIII、fapy/8−オキソグアニンDNAグリコシラーゼ、A−G−不整合DNAグリコシラーゼ、G−T不整合DNAグリコシラーゼ、ホルミルウラシルDNAグリコシラーゼ、ヒドロキシメチルウラシルDNAグリコシラーゼ、XPC−hHR23B、XPA、RPA、XPB、TFIIH、XPG、XPF−ERCC1、Rad4−Rad23、Rad14、Rfa、Rad25/Ss12、Rad3、Rad2、Rad1−Rad10、各種DNAポリメラーゼ、DNAリガーゼなどがある。それら酵素の代表的供給源としては、限定するわけではないが、大腸菌、サッカロミセス・セレヴィシエ(S. cerevisiae)、分裂酵母(S.pombe)、ヒト、ヒト、サル、マウス、ラット、ハムスターなどを含む、細菌又は哺乳類の細胞源がある。
本願で用いる「DNA修復酵素」という用語は、上に述べた酵素類、並びに現在知られているか又は追って発見され又は開発されるその他の酵素を含んでおり、グリコシラーゼ、アプリン−アピリミジンエンドヌクレアーゼ、又は損傷したDNAを修復することのできる活性を有するその他の酵素が含まれるものとする。
本発明のDNA修復酵素は、大腸菌、ミクロコッカス菌(Micrococcus)などの適した供給源から誘導又は抽出される。DNA修復酵素は、米国特許第5,296,231号に記載のようにリポソームに封入されたものでもよく、同特許の内容全体を参考文献として本願に援用する。例えば、ミクロコッカス菌(Micrococcus luteus)細胞溶解物から誘導されたDNA修復酵素は、レシチンと水を含んだリポソーム製剤として、ニューヨーク州フリーポートダーマティックスのアプライド・ジェネティックス社(Applied Genetics, Inc.)からULTRASOMES(商標)として、又はニュージャージー州イングルウッドクリフのバーネット・プロダクツ社(Barnet Products Corporation)からULTRASOMES-V(商標)として市販されている。アナシスティスニデュランス(Anacystis nidulans)フォトリアーゼを含んでいるアナシスティスニデュランス(Anacystis nidulans)溶解物が封入されたリポソームは、(ニューヨーク州フリーポート)ダーマティックスのアプライド・ジェネティックス社(Applied Genetics, Inc.)からPHOTOSOMES(商標)として市販されている。リポソームは、従来からのホスホリピド、オレイン酸、及び/又は、例えば大豆のような植物誘導体を供給源とするコレステロールヘミサクシネート(cholesterol hemisuccinate)を含んでいてもよいし、又は当業者には従来より既知であるその他の適した供給源から生成されていてもよい。
或る代表的な実施形態では、組成物は、ULTRASOMES(商標)、ULTRSOMES-V(商標)、PHOTOSOMES(商標)、又はPHOTOSOMES-V(商標)を、総組成物の約0.01重量%から20重量%までの範囲で組み込んでおり、望ましくは約0.1重量%から約10重量%までの範囲で、更に望ましくは約0.5重量%から約3重量%までの範囲で組み込んでいる。
リポソームは、DNA修復酵素又は本発明の植物又は植物性成分のような化粧品的に活性を有する作用物質の皮膚真皮への移入を促すための受渡作用物質として使用される。リポソームに代わって真皮への配送に使用できる他の配送剤としては、限定するわけではないが、エマルジョン、マイクロエマルジョン、ナノエマルジョン、ナノパーティクル、ミクロスフィア、エトソーム(ethosomes)、トランスファーソーム(transfersomes)、ニオソーム(niosomes)など、当業者には既知の受渡用賦形剤がある。
本発明の化粧用組成物は、他の化粧用成分を含んでいてもよく、それらには、限定するわけではないが、以下の物質、即ち、甘草、甘草抽出物、甘草誘導体(例えば、グリチルリチン酸(glycyrrhizinates))、レモン抽出物、きゅうり抽出物、ヒマワリの種抽出物、トウゴマ種子油、オートムギタンパク質、オートムギ抽出物、加水分解したオートムギ、絹プロテイン(例えば、絹膠)、ヒアルロン酸及びその誘導体(例えば、ヒアルロン酸ナトリウム)、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、ホスホリピド(phospholipids)、スフィンゴリピド(sphingolipids)、コレステロール、に存在する成分、及び/又は、老化防止、抗酸化、抗炎症、抗刺激、制がんなどの特性又は他の皮膚保護特性、審美的外観向上特性、及び/又は、皮膚受渡量増加特性を有するその他の成分又はそれら成分の組み合わせが含まれる。
本発明による局所使用用の化粧品的に有用なビタミン、ミネラル、及び/又は、酸化防止剤には、抗酸化特性を有する植物成分及び抽出物(例えば、ローズマリー抽出物、センテラアジアチコサイド(Centella asiaticoside)など)、ビタミンAとその前駆物質又は誘導体(例えば、ベータカロチン、レチニルパルミテート)、ビタミンB3とその前駆物質又は誘導体(例えば、ナイアシンアミド)、ビタミンB5とその前駆物質又は誘導体(例えば、パンテノール)、ビタミンCとその前駆物質又は誘導体(例えば、テトラヘキシルデシルアスコルビン酸塩(tetrahexyldecyl ascorbate)、アスコルビン酸パルミテート)、ビタミンEとその前駆物質又は誘導体(例えば、d−アルファ−トコフェロール、酢酸トコフェロール)、ビタミンKとその前駆物質又は誘導体、セレニウムとその誘導体(例えば、L−セレノメチオニン)及びアルファリポ酸(ALA)が含まれる。
ALAは、自然に発現する効果が強力な酸化防止剤であり、水と脂質の両方において活性及び溶解性を有することから「万能酸化防止剤」と呼ばれることもある。ALAは、皮膚細胞に浸透することができ、コラーゲンとエラスチンの分解を担う炎症促進NF−kB経路の活動を阻害することができると共に、ビタミンE及びC群の保護作用を亢進し、これにより細胞内で自然に発現する抗酸化作用を亢進する。
或る実施形態では、本発明の組成物にはテトラヘキシルデシルアスコルビン酸塩(tetrahexyldecyl ascorbate)が組み込まれている。テトラヘキシルデシルアスコルビン酸塩(tetrahexyldecyl ascorbate)は、安定した脂質溶解性のビタミンCエステル誘導体である。ビタミンCは、コラーゲン合成を促進し、脂質分解を阻害し、ビタミンEを再生し、細かな線やしわを減らし、日焼けを治すこと、及び遊離基に対する効果の高い酸化防止スカベンジャーであって、強力な抗炎症特性を有しており、例えばアラキドニン酸の生成を阻害することが報告されている。
別の実施形態では、パンテノール又はその等価物を本発明と共に使用することを考えている。パンテノールは、抗炎症特性を有する、効果的な膜形成保湿剤である。パンテノールの等価物には、パントテン酸のアルコール誘導体が含まれるが、例えば「CTFA化粧用成分手引書、化粧品、化粧用具および化粧品香料協会(The Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association. Inc.)、272頁−273頁、1992年」に記載ものなどがある。実用性を最適化するため、パンテノールの量は、組成物が適度に速やかに乾燥するように選定せねばならない。組成物に含まれるパンテノールの量が多いほど、組成物を皮膚又は他の表面に塗布したときに組成物が乾くのに要する時間が長くなる。
ビタミン、ミネラル、及び/又は、酸化防止剤は、合計した量が、全組成物の約0.01重量%から20重量%の範囲で含まれ、望ましくは約0.1重量%から約10重量%の範囲、更に望ましくは約0.5重量%から約3重量%の範囲で含まれる。
随意的にではあるが、本発明の組成物は、更に、1つ又は複数の、麻酔剤、抗アレルギー剤、抗刺激剤、抗真菌剤、抗菌剤、抗炎症剤、防腐剤、キレート剤、着色剤、脱色剤、皮膚軟化剤、乳化剤、膜形成剤、香料、保潤剤、防虫剤、滑剤、保湿剤、製薬剤、光安定剤、保存剤、皮膚保護剤、皮膚浸透エンハンサ(skin penetration enhancers)、日焼け止め剤、安定剤、界面活性剤、増粘剤、粘度調整剤、又は上記物質の組み合わせ、を含んでいてもよい。
本発明は、皮膚に対する予想される刺激に対処するため、抗刺激特性又は抗炎症特性を有する植物、又は植物性成分及び天然の有効成分を提供している。実施形態の中には、角質除去剤の使用を欠いているものもあるが、角質除去剤の刺激作用を緩和するために十分な抗刺激/抗炎症剤が含まれることを条件に、角質除去剤を含んでいてもよい。代表的な抗刺激剤には、限定するわけではないが、アロエベラ(aloe vera)、α−ビサボロール(α-bisabolol)、カフェイン又は他のキサンチン類、カモミール(chamomile)、コーラニアダ(cola nitada)抽出物、グリチルリチン酸2カリウム(dipotassium glycyrrhizinate)、グリチルリチン酸とその誘導体、緑茶抽出物、レシチン又は水素化レシチン、甘草抽出物、チャノキ油及びステロイド系、又は非ステロイド系抗炎症剤として限定するわけではないが、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(例えば、サリチル酸、アセチルサリチル酸)、NF−kB阻害剤、酢酸ストロンチウム、塩化ストロンチウム、硝酸ストロンチウム、尿素、又は上記物質の組み合わせ、が含まれる。望ましい抗刺激剤には、グリチルリチン酸2カリウム、レシチン、及び水素化レシチン(hydrogenated lecithin)が含まれる。
抗刺激又は抗炎症剤は、個々にでも合わせてでもよいが、全組成物の約0.01重量%から10重量%の範囲で含まれ、望ましくは約0.05重量%から約5重量%、更に望ましくは約0.2重量%から約1.5重量%の範囲で含まれる。
植物成分、植物抽出物、オイル、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、抗刺激剤又は他の活性剤は、個々に、又は合わせて、薬剤的又は化粧品用に許容される賦形剤に含まれる。本発明の実施形態に適した薬剤的又は化粧品用に許容される賦形剤の例としては、限定するわけではないが、水、C1−C4アルコール、脂肪アルコール(fatty alcohols)、脂肪エーテル(fatty ethers)、脂肪エステル(fatty esters)、グリセリン、グリコール、植物油、鉱油、レシチン、水素化レシチン(hydrogenated lecithin)、リポソーム、薄層脂質物質、リン脂質、ポリグリコール、ポリオール、プロピルアルコール、シリコン油、植物油、又は上記物質のあらゆる組み合わせなどが挙げられる。
本発明の薬剤的又は化粧品用に許容される賦形剤は、均一相処方の形態であってもよいし、限定するわけではないが、水中油型、油中水型、及び3相を含め多相、フェイスエマルジョンを含め、エマルジョン又はマイクロエマルジョンの形態で含まれてもいてもよい。これらのエマルジョンは、薄いローション(スプレイ又はエアロゾル送出にも適当といえる)、クリーム状ローション、軽質クリーム、重質クリームを含め、広範囲の粘ちゅう度をカバーしている。他の適した局所用途担体には、油とアルコールのような無水液体溶剤、水を主成分とする単相液体溶剤(例えば、水−アルコール溶剤系)、無水固体及び半固体(ゲル及びスティック)、及び水を主成分とするゲル及びムース系が含まれる。
薬剤的又は化粧品用に許容される賦形剤は、通常は、全組成物の約5重量%から99.9重量%の範囲で含まれ、望ましくは約25重量%から約80重量%の範囲で、更に望ましくは約50重量%から約70重量%の範囲で含まれ、他の化粧品的添加物が含まれていない場合には組成物の平衡を形成する。
皮膚軟化剤は、皮膚軟化性保護膜を提供することにより皮膚の水分補給を維持し、又は再水和を行う。皮膚軟化剤は、エステル系、脂肪酸及びアルコール系、ポリオール系、及び炭化水素系のような一般的な化学分類に従って分類される。エステル系は、モノ−又はジ−エステルである。脂肪酸ジエステルの代表例としては、限定するわけではないが、グリチルリチン酸2カリウム、ジブチルアジペート、ジエチルセバケート(diethyl sebacate)、ジイソプロピルジメレート(diisopropyl dimerate)、及びジオクチルサクシネート(dioctyl succinate)が挙げられる。許容される分鎖脂肪酸エステルとしては、限定するわけではないが、2−エチル−ヘキシルミリステート、イソプロピルステアレート及びイソステアリルパルミテートがある。許容される3塩基酸エステルには、限定するわけではないが、トリイソプロピルトリリノレエート(triisopropyl trilinoleate)及びトリラウリルシトレート(trilauryl citrate)が含まれる。許容される直鎖脂肪酸エステルには、限定するわけではないが、ラウリルパルミテート(lauryl palmitate)、ミリスチルラクテート(myristyl lactate)及びステアリルオレエート(stearyl oleate)が含まれる。
適した脂肪アルコール及び酸には、限定するわけではないが、炭素原子数が約10から20のアルコール又は酸が含まれる。例えば、セチル系、ミリスチル系、パルミチン酸系、ステアリル系のアルコール及び酸のようなアルコール類が使用できる。
ポリオールは、皮膚軟化剤として機能し、限定するわけではないが、直鎖及び分鎖アルキルポリヒドロキシル(alkyl polyhydroxyl)化合物が含まれる。代表的なポリオールには、限定するわけではないが、ブチレン、プロピレングリコール、ソルビトール、グリセリン、ポリプロピレングリコール及びポリエチレングリコールのような高分子ポリオール、などがある。
炭化水素は、皮膚軟化剤として機能し、炭素原子数が約12から30の炭化水素鎖を含んでおり、限定するわけではないが、鉱油、ペトロリュームジェリー(petroleum jelly)、スクアレン(squalene)、及びイソパラフィン(isoparaffins)がこれに含まれる。
代表的な皮膚軟化剤としては、限定するわけではないが、ブチレン、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、キャスターオイル(castor oil)、セテアレス−20(ceteareth-20)、セテアレス−30(ceteareth-30)、セテアリルアルコール(cetearyl alcohol)、セテス20(ceteth 20)、セトステアリルアルコール(cetostearyl alcohol)、セチルアルコール、セチルステアリルアルコール、コレステロール、ココアバター、ジイソプロピルアジペート、グリセリン、グリセリルモノオレエート(gyceryl monooleate)、グリセリルモノステアレート、グリセリルステアレート、イソパラフィン、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、ラノリン、ラノリンアルコール、水素化ラノリン(hydrogenated lanolin)、イソパラフィン、液体パラフィン、リノレン酸、鉱油、オレイン酸、ペトロラタム(petroleum jelly)、リン脂質、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール−7グリセリルココエート、ポリエチレングリコール−18メチルエステルジメチルシラン、ポリオキシエチレングリコール脂肪酸アルコールエーテル(polyoxyethylene glycol fatty alcohol ethers)、ポリオキシプロピレン15−ステアリルエーテル、ポリプロピレングリコールプロピレングリコール、プロピレングリコールステアレート、ソルビトール、スフィンゴリピド(sphingolipids)、スクアレン(squalene)、ステアレス−2又は−100(steareth-2 or -100)、ステアリン酸、ステアリルアルコール、尿素、白色ペトロラタム、などが挙げられる。
皮膚軟化剤は、個々に又は合わせて、全組成物の約0.005重量%から20重量%の範囲で含まれ、望ましくは約0.1重量%から約10重量%の範囲で、更に望ましくは約1.0重量%から約5.0重量%の範囲で含まれる。
保潤剤は、水を皮膚に結合させて保持することができる保湿剤である。代表的な保潤剤としては、限定するわけではないが、アセチルグルコサミン、二糖ガム、ブチレングリコール、エトキシジグリコール、エチレングリコールポリプロピレン、グルコース、グリセレス−26、グリセリン、グリセロール、グリコール、ラクチトール、マルチトール、プロピレングリコール、絹膠、ヒアルロン酸ナトリウム、ソルビトール、キシリトール、クエン酸ナトリウム、グルコース、などが挙げられる。
保潤剤は、合わせて、全組成物の約0.1重量%から40重量%の範囲で含まれ、望ましくは約2.5重量%から約25重量%の範囲で、更に望ましくは約5重量%から約15重量%の範囲で含まれる。
本発明の組成物は、1つ又は複数の保存剤を提供している。適した保存剤としては、ジソジウムEDTA(disodium EDTA)、ベンジルアルコール、メチルパラベン、フェノキシエタノール、プロピルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、及びイソブチルパラベンがある。
本発明の化粧用組成物に含まれる他の種類の機能成分として増粘剤がある。増粘剤は、通常、合わせて、全組成物の約0.01重量%から10重量%の範囲で含まれ、望ましくは約0.05重量%から約5重量%の範囲で、更に望ましくは約0.1重量%から約1重量%の範囲で含まれる。代表的な増粘剤としては、架橋結合ポリアクリレート材がある。キサン(xanthan)、カラギーナン(carrageenan)、ゼラチン、カラヤ、ペクチン、及びイナゴマメガムのようなガムを使用してもよい。或る状況の下では、増粘機能は、シリコーン又は皮膚軟化剤として機能する材料によって実現される。例えば、10センチストーク超のシリコンガムとグリセロールステアレートのようなエステルは、二重の機能を有している。
本発明の化粧用組成物には粉末を組み込んでもよい。これらの粉末としては、チョーク、タルク(talc)、カオリン(kaolin)、でんぷん、スメクタイトクレイ(smectite clays)、化学的に改質されたマグネシウムアルミニウムシリケート、有機的に改質されたモンモリロナイトクレイ(montmorillonite clay)、アルミニウムシリケート水和物(hydrated aluminum silicate)、ヒュームドシリカ(fumed silica)、アルミニウムスターチオクテニルサクシネート(aluminum starch octenyl succinate)、及び上記物質の混合物が挙げられる。
化粧用組成物には、量は少ないながら他の添加物成分も組み込むことができる。これらの成分としては、着色剤、乳白剤、及び香料が含まれる。これらの添加物成分は、全組成物の0.001重量%から20重量%までの範囲で含まれる。
本発明の組成物は、皮膚に対する局所使用に適していれば、どの様な便利な形態に処方してもよい。そのような製品形態としては、限定するわけではないが、エアロゾールスプレイ、クリーム、分散液、乳剤、泡沫、ゲル、液体、ローション、ムース、軟膏、パッチ、ポマード、粉末、ポンプスプレイ、固体、溶液、スティック、トワレなどがある。望ましい化粧品の形態は、水中油型(oil-in-water)乳剤のクリームである。油中水(water-in-oil)型及びシリコン中水(water-in-silicone)型の乳剤も考えられる。
或る実施形態では、本発明は、本発明の局所用組成物を含浸させたパッチを含んでいる化粧治療システムを提供している。本発明に使用するためのパッチは、特定の目標領域を治療するのに適していればどの様な形状になってもよい。パッチは、特定の領域を狙って小さい面積を対象にしてもよいし、マスクの形で、顔面の様な広い面積を覆うものでもよい。目の周りに薬剤を塗布するために現在用いられているパッチの全体的寸法と形状では、目の治療剤を目に近接させて塗布することが難しい。
図9は、本発明の代表的なパッチ1を示している。このパッチは、表面側3と、局所用組成物5を含浸させた裏面側7を含んでいる。目の領域を治療する場合、パッチ1は、出っ張った両端部、即ち半径が小さい第1端部9と、第1端部9とは反対側の半径が大きい第2端部11と、被験者の目に隣接する頬骨の湾曲と実質的に平行な面を有する上側部分10を備えた腎臓の形をしている。図9に示すように目の周り用のパッチ1を、比較的小径の丸味の付いた設計にしたことで、被験者13がパッチ1を、目の下17と目の横19の両方で、目15に近接させて容易に配置できるようになる。しかしながら、目の周りの領域を治療するには、例えば図9に示しているパッチ1の長さ、幅、及び幾何学形状は、その有効性に悪影響を及ぼすこと無く変更することができる。また、本発明は、各目15を別々に治療するため一対のパッチ1を含んでいてもよいし、両目を一度に治療するため、単一の連続したパッチを含んでいてもよい。本発明で使用するパッチ1は、治療対象領域の具体的な輪郭又は形状に従って、更に改造し、適合させ、及び/又は、切断してもよい。当業者には当然理解頂けるように、パッチ1又は治療対象の具体的な目の配置方向によって、パッチ1の表面5又は裏面7に局所用組成物5を含浸させることができる。
パッチ1は、本発明の組成物を吸収、含有、及び放出させるのに適していればどの様な剥がせる材料で作ってもよい。例えば、パッチ1は、不織材料で作ってもよい。不織材料としては、綿、綿/ポリエステル配合物、又は他の天然又は合成材料の適した組み合わせが挙げられる。パッチは、閉塞性、半閉塞性、又は非閉塞性のバリアを提供するように、更に改造を加えてもよい。パッチは、接着性であっても、非接着性であってもよい。図9に示すように、パッチ1は、材料21の単一層を含んでいてもよいし、追加的な構造上の完全性、及び/又は、可撓性を提供するため同一、及び/又は、異なる材料の複数の層を含んでいてもよい。適したパッチ又はパッチ材料は、例えば、米国特許第6,096,334号、同第6,120,792号、同第6,495,158号、同第6,623,751号、米国特許出願第2002/0086043号、同第2003/0152610号、同第2003/0175328号とそこで引用された文献に開示されており、その内容を参考文献としてここに援用する。
パッチ1を被験者13に貼る直前に、パッチ1の少なくとも一部の上に局所用組成物5を塗ることができる。代わりに、パッチ1は、局所用組成物が事前に塗られていて、使用できる状態になっていてもよい。局所用組成物5は、パッチ1の裏面7の実質的に全体に塗布されているのが望ましい。パッチ1、及び/又は、局所用組成物5は、接着剤23を更に含んでいてもよい。接着剤23は、局所用組成物5をパッチ1に塗布する前か後に、パッチ1の裏面7に塗布されてもよい。接着剤23は、当業者に既知で且つパッチ、及び/又は、局所用組成物を、ヒトの皮膚の様な基質に取り外し可能に張り付けるのに適していればどの様な接着剤でもよい。接着剤は、パッチ1の配置方向又は局所用組成物を含浸させた特定の側次第で、パッチ1の表面5又は裏面7に塗布することができる。
本発明の化粧治療システムは、化粧治療システムの個別の構成要素を保持するためのパッケージシステムを含んでいてもよい。或る好適な実施形態では、化粧治療システムは、パッチと、少なくとも1つの容器と、目に近接した領域を治療するために処方された局所用組成物と、を含んでいる。
1つ又は複数の容器を使って、化粧治療システムの1つ又はそれ以上の構成要素を保持することができる。化粧治療システムの構成要素を保持するのに適していれば、どの様な単数又は複数の容器を、当業者には既知の従来の実施方法に従って使用してもよい。図11は、パッチ1を保持するのに適合させた典型的な容器25を示している。矩形の容器25は、内装部27と、上カバー29と、底部31とを含んでいる。上カバー29は、上カバー29を開き、又は底部31から離すための凹み33を含んでおり、図9のパッチ1を底部31にしっかりと保持するよう補足的に適合させた十分な深さ35と形状37を有する窪んだ空洞部によって所定の位置に保持されているパッチ1を、取り出し易くしている。代わりに、窪んだトレイに密封式取り外し可能なカバーを被せる形態の容器にパッチを詰めて、使用前にはパッチを窪んだトレイ内にしっかりと保持するようにしてもよい。
容器は、ポリプロピレンのような適した材料を熱成形又は薄肉射出成形することにより用意される。容器25の設計は、具体的なパッチの形状に合うように変更し適合させることができる。容器25は、パッチだけを保持するように作ってもよいし、パッチ1の他に、局所用組成物5、及び/又は、局所用組成物5及び/又はパッチ1を、図10に例示するように被験者13へ貼り付け易くための接着剤23、を含めて、化粧治療システムの他の構成要素も保持するように作ってもよい。本発明のパッチを保持するのに適した容器は、米国特許第6,623,751号に開示されており、同特許を参考文献としてここに援用する。
本発明の単数又は複数の局所用組成物は、その粘度及び顧客による使用目的に合わせて適した容器に詰められる。例えば、ローション又はクリームは、ビン又は回転ボール式塗布器、又は高圧ガス駆動式噴霧装置、又は指での操作に適したポンプ付き容器に詰められる。組成物がクリームの場合は、変形しないビン又は絞出し容器、例えばチューブやふた付きジャーなどに入れるだけでもよい。本発明は、従って、ここで定義している化粧品的に許容される組成物が入った密閉容器も提供している。
本発明は、14日間のような所望の期間に適した化粧用組成物の適量が入れられたパッケージシステムを含んでいる化粧治療システムも考えている。この実施形態によれば、化粧治療システムは、複数の容器が入ったパッケージシステムを含んでおり、各容器には、本発明による化粧用組成物の1回の使用に適した量が入っている。容器は小瓶又は他の適した保持装置の形態をしていてもよい。
或る実施形態では、化粧治療システムは、複数の小瓶を有するパッケージシステムを含んでおり、各小瓶には、本発明の化粧用組成物を皮膚へ1回使用するのに適した十分な量が入っている。パッケージシステムは、この化粧用組成物を皮膚に使用する日数に一致する個数の小瓶を提供するように作ってもよい。代わりに、パッケージシステムは、1日当たり2回以上使用するのに合わせて作ってもよい。或る実施形態では、パッケージシステムは、14日間に亘って毎日皮膚を治療するため14個の小瓶を含んでいる。更に、パッケージシステムは、組成物を塗布するための1つ又は複数のアプリケータを含んでいてもよいし、また化粧治療システムに関係付けられたパッケージシステムの使用に関する取扱説明書を含んでいてもよい。
本発明は、本発明の化粧用組成物を局所的に用いることにより皮膚を治療する方法も含んでいる。使用の際は、組成物を少量、例えば1mlから100mlだけ、適した容器又は塗布器から皮膚の露出した領域に塗布して、更にその後、必要に応じて、手や指、或いは適した装置を使って皮膚に伸ばし、及び/又は、擦り込む。代わりに、組成物は、組成物を含浸させたパッチの形態で皮膚に貼り付けてもよい。パッチは、不織材料で形成され、パッチを皮膚に貼り付けるための接着剤を更に含んでいる。
或る実施形態では、本発明は、老化の徴候を防止し、食い止め、逆行させ、改良し、軽減し、減少させ、又は改善する方法を提供しており、この方法では、本発明の組成物は、皮膚の老化の徴候を防止し、食い止め、逆行させ、改良し、軽減し、減少させ、又は改善するのに化粧品として十分な効果が発揮される量が皮膚に局所的に使用される。老化の代表的な徴候には、限定するわけではないが、顔面の線、細かい線、しわ、目尻のしわ、くま、しみ、老人性斑点、伸展裂創、又はそれらの組み合わせ、がある。
別の実施形態では、本発明は、皮膚の審美的外観を改善するための方法を提供しており、この方法では、本発明の組成物は、皮膚の審美的外観を改善するのに化粧品として十分な効果が発揮される量が皮膚に局所的に使用される。改善点は、皮膚の肉厚、伸展性、弾性、保湿力、色調、肌理、輝度、つや、明度、透明度、輪郭、堅さ、張り、柔軟性、柔らかさ、感受性、毛穴径、又はそれらの組合せに関係する。
改善点は、更に、乾癬、湿疹、脂漏症、皮膚炎、日焼、エストロゲン平衡失調、過多色素沈着、過少色素沈着、変色、黄変、雀斑、皮膚萎縮、皮膚吹き出物、脆弱性皮膚、乾燥、ひび、たるみ、やせ、肥厚、線維形成、毛穴拡大、セルライト形成、あざ、にきび、アポトーシス、細胞分化、細胞逆分化、腫瘍誘発又は腫瘍進行の防止、ウイルス感染、真菌感染、細菌感染、クモ状静脈(毛細血管拡張症)、多毛、酒さ、掻痒、たこ、いぼ、うおのめ、又は上記の複合症状、から成る症状群により影響を受け、症状群を結果として発症し、又は症状群に起因する、健康でない皮膚の状態を改善することに関係する。
老化の徴候又は健康でない皮膚状態は、遊離基による損傷、環境作用物質、汚染物質、食習慣、暦年齢による老化、過早老化、ホルモン性老化、光老化、又はそれらの組合せが原因である。従って、老化防止特性又は皮膚の不健康な状態を改善するために選択された本発明の組成物及び方法は、老化、損傷、遊離基の形成、又は皮膚構成要素の分解を加速又は亢進する酵素又は媒介物を、限定するわけではないが、メタロプロテイナーゼ、コラゲナーゼ、エラスターゼ、ヒアルロニダーゼ及びプロテアーゼを含めて、抑制する有効成分の局所使用を採用している。有効成分は、抗酸化活性、遊離基掃去又は抗炎症活性を有し、及び/又は、それら有効成分は、コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチン、ヒアルロン酸、グリコサミノグリカン(GAG)、又は他の細胞外基質要素の分解を抑制し、又はNF−kB信号伝達経路の調節酵素又は媒介物を抑制する。有効成分は、老化に関わる他の信号伝達経路も、それらの経路に関わる媒介物及び調整物を含め、又その組合せも、抑制する。
皮膚の審美的又は美容的外観を改善することに加えて、本発明の局所用組成物は、皮膚の一般的な健康状態、活力、及び外観を増強するためにも局所的に使用される。例えば、本発明の組成物は、微小循環、皮膚細胞間の連通、皮膚の必須栄養素又は成分の補充、を改善し、又は皮膚細胞の代謝、増殖、倍増、交替、及び/又は、剥脱、を改善するために、皮膚に用いられる。
剥脱は、アルファ−又はベータ−ヒドロキシ酸、又は他の剥脱剤、又はそれらを組み合わせて、皮膚に局所的に塗布して使用しながら行ってもよいし、使用せずに行ってもよい。本発明の組成物に剥脱剤を使用する場合は、当該組成物には、十分な量の抗刺激又は抗炎症剤が、そのような中和剤が無い場合に剥脱剤に伴って現れると予想される刺激を中和するために、含まれる。
以下に本発明の実施例を提示するが、本発明はこれに限定されるものではない。特に指定しない限り、全ての比率及びパーセンテージは重量基準である。
(実施例1)
以下に、本発明による処方の実施例を示す。
Figure 2008518042

表1に示す処方は、少量用意し、定期的に顔面に直接塗布する。





Figure 2008518042

表2に示す処方は、少量をパッチとして用意し、定期的に目の下に貼る。
Figure 2008518042

表3に示す処方は、少量をパッチとして用意し、定期的に目の下に貼る。
(実施例2)
実施例1の表1の組成物を以下のように試験した。35歳から70歳までの女性で、洗顔料、化粧水、及び保湿剤を1日2回使用するという顔の手入れを現在行っており、普通からやや乾燥又は乾燥肌であると自身が実感しており、左の目の周囲に経度から中程度の細かい線がある(臨床学的評価により判定)人を被験者として選定した。被験者には、肌又は髪の手入れ用として新しい製品の使用を開始せずに、被験者が常用している肌手入れ用の製品を継続して使用してもらい、実験期間中は日に当たること(日焼け用ベッドを含む)もスイミングプールも避けてもらった。
被験者は通常の肌の手入れのやり方(洗顔料、化粧水、及び保湿剤を1日2回使用)を採用するが、化粧水使用後で、且つ保湿剤使用前に、実施例1による表1の組成物を用いることとした。被験者は毎日、14日間に亘ってこの組成物を使用し、開始時(第1日目)と第4日目、第7日目、第10日目、及び第14日目に臨床評価を受けた。評価時には(1)軽度から中程度の細かい線、(2)触感的な粗さ、(3)透明度、(4)乾燥度/剥がれ、に関して臨床医が皮膚を評価した。各属性は以下の尺度による等級付けである。
細かい線 (0=なし、10=重度)
触感的な粗さ (0=滑らか、10=粗い)
透明度 (0=くすんでつやの無い外観、10=明るく輝いた外観)
乾燥度/落屑 (0=潤っている、10=重度の乾燥)
更に、角質測定装置による測定を採用し、基準時と第4日目、第7日目、第10日目、及び第14日目に左側頬の皮膚の水分を評価した。角質測定装置(CM825)を、眼の骨の上で目の中心に一致するようにして頬に当てた。測定は3回行った。角質測定装置は、静電容量法によって角質層(SC)の水分を定量化する。測定値には単位が無いが、皮膚の表面層の誘電率に比例し、皮膚に潤いが与えられるにつれて上昇する。測定値は皮膚の静電容量(ピコファラッド)に直接関係する。
図1aは、実施例1の組成物を62人の被験者に対して14日間に亘って毎日用いた場合の細かい線の減少を示している。Y軸は、評価時点(基準時と第4日目、第7日目、第10日目及び第14日目)における被験者62人に対する平均評点の変化を示している。図1aに示すように、第14日目の評点は、基準時の評点に対して−4.8の評点変化を示した。図1bは、14日間に亘って実施例1の組成物を毎日使用した場合の細かい線の%減少率で表わされる細かい線の%改善率を示すグラフである。グラフは、第4日目までの細かい線の減少率は>70%で、第14日目までには細かい線の減少率は99%になっていることを示している。
図2aは、実施例1の組成物を、14日間に亘って毎日用いた場合の、触感的な粗さの低下を示している。Y軸は、基準時と第4日目、第7日目、第10日目及び第14日目との評点の変化(基準日の評点から各評価時の評点を差し引いたもの)を示している。図2aに反映されるように、第14日目の評点は、基準時の評点に対して−0.85の評点変化を示した。図2bは、14日間に亘って、実施例1の組成物を毎日使用した場合の、触感的な粗さの%低下率で表わされる、皮膚の滑らかさにおける%改善率を示すグラフである。グラフは、第4日目までの触感的な粗さの低下率は>50%で、第10日目から第14日目までには低下率は>80%になっていることを示している。
図3aは、実施例1の組成物を、14日間に亘って毎日用いた場合の、皮膚の透明度の上昇を示している。Y軸は、基準時と第4日目、第7日目、第10日目及び第14日目との評点の変化(基準日の評点から各評価時の評点を差し引いたもの)を示している。図3aに反映されるように、第14日目の評点は、基準時の評点に対して2.91の評点変化を示した。図3bは、14日間に亘って、実施例1の組成物を毎日使用した場合の、皮膚の透明度の%上昇率で表わされる皮膚の透明度における%改善率を示すグラフである。グラフは、第4日目までの皮膚の透明度の上昇率は>150%であるが、第14日目までには皮膚の透明度の上昇率は>250%になっていることを示している。
図4aは、実施例1の組成物を、14日間に亘って毎日用いた場合の、皮膚の乾燥度の低下を示している。Y軸は、基準時と第4日目、第7日目、第10日目及び第14日目との評点の変化(基準日の評点から各評価時の評点を差し引いたもの)を示している。図4aに反映されるように、第14日目の評点0.06は、基準時の評点に対して−4.50の評点変化を示した。図4bは、14日間に亘って、実施例1の組成物を毎日使用した場合の、皮膚の乾燥度の%低下率で表わされる皮膚の乾燥度における%改善率を示すグラフである。グラフは、第4日目までの細い線の低下率は>90%であるが第第14日目までには細い線の低下率は99%になっていることを示している。
図5aは、実施例1の組成物を、14日間に亘って毎日用いた場合の、皮膚の水分の増加を示している。Y軸は、基準時と第4日目、第7日目、第10日目及び第14日目との評点の変化(基準日の評点から各評価時の評点を差し引いたもの)を示している。図5aに反映されるように、第14日目の評点は、基準時の評点に対して10.04の評点変化を示した。図5bは、14日間に亘って実施例1の組成物を毎日皮膚に対して局所的に使用した場合の%保湿率を示すグラフである。
図6aは、基準時測定の直後に、実施例1の組成物を使用した場合の、12時間に亘る皮膚の水分の増加を示している。Y軸は、基準時(即ち、開始時)と4時間、8時間後、及び12時間後との評点の変化を示している。図6bは、基準時測定の直後に、実施例1の組成物を使用した場合の、12時間に亘る保湿力の%改善率で表わされる皮膚の水分の%改善率を示すグラフである。このグラフは、12時間後の保湿力の増加が25%を超えていることを示している。
図7aは、実施例1の表1の組成物を毎日用いる前の被験者の顔の一部の写真である。図7bは、実施例1の表1の組成物を14日間に亘って使用した後の同じ被験者の顔の一部の写真である。実施例1の表1の組成物を使用した結果、細かい線が減少したことが分る。
図8aは、実施例1の表1の組成物を毎日用いる前の別の被験者の顔の一部の写真である。図8bは、実施例1の表1の組成物を14日間に亘って使用した後の同じ被験者の顔の一部の写真である。実施例1の表1の組成物を使用した結果、やはり細かい線が減少したことが分る。
以上、本発明を特定の実施形態に関連付けて説明してきたが、当業者には自明のように、上記記載内容に鑑み、本発明には多くの代替、修正、及び変更を加えることができる。従って、本発明は、特許請求の範囲に述べる本発明の精神と範囲に入るその様な代替、修正、及び変更の全てを包含するものとする。
図1aは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、細かな皮膚の線の減少を示すグラフである。 図1bは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、細かな皮膚の線の減少を示すグラフである。 図2aは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の滑らかさの改善(即ち、触感的皮膚の粗さの減少)を示すグラフである。 図2bは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の滑らかさの改善(即ち、触感的な皮膚の粗さの減少)を示すグラフである。 図3aは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の透明度の改善を示すグラフである。 図3bは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の透明度の改善を示すグラフである。 図4aは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の乾燥の減少を示すグラフである。 図4bは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の乾燥の減少を示すグラフである。 図5aは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の保湿力の増加を示すグラフである。 図5bは、本発明の代表的な組成物を14日間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の%保湿力を示すグラフである。 図6aは、本発明の代表的な組成物を12時間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の水分の増加を示すグラフである。 図6bは、本発明の代表的な組成物を12時間に亘って皮膚に局所的に用いた場合の、皮膚の水分の%改善率を示すグラフである。 図7aは、本発明の組成物を用いる前の被験者の顔の一部の写真である。 図7bは、本発明の組成物を毎日14日間に亘って用いた後の被験者の顔の一部の写真である。 図8aは、本発明の組成物を用いる前の別の被験者の顔の一部の写真である。 図8bは、本発明の組成物を毎日14日間に亘って用いた後の同じ被験者の顔の一部の写真である。 目の周りの領域を治療するための代表的なパッチを示している。 図9のパッチを被験者の顔面の左目の下の部分に貼り付けた状態を示している。 図9のパッチを保持するための代表的な容器を示している。

Claims (20)

  1. 化粧治療システムにおいて、
    a.局所用組成物であって、
    (1)少なくとも1つのローズマリー(Rosmarinus officinalis)由来の植物成分又は植物抽出物であって、前記少なくとも1つのローズマリー(Rosmarinus officinalis)由来の植物成分又は植物抽出物は、植物抽出物、ウルソル酸、ロスマリン酸、オレアノール酸から成るグループの一部を含む、と、
    (2)1つの植物抽出物、又はアルピニア(Alpinia)由来のジアリールヘプタノイド(diarylheptanoid)と、
    (3)少なくとも1つのDNA修復酵素と、
    (4)少なくとも1つの薬学的、又は化粧品的に許容される賦形剤と、を含んでいる局所用組成物と、
    b.前記化粧治療システムの構成要素を保持するのに適している、少なくとも1つのパッチ、又はパッケージシステムと、を備えている化粧治療システム。
  2. 前記少なくとも1つのローズマリー(Rosmarinus officinalis)由来の植物抽出物を含んでいる、請求項1に記載の化粧治療システム。
  3. 前記少なくとも1つのローズマリー(Rosmarinus officinalis)植物抽出物は、前記組成物全体の約0.001重量%から約10重量%の量で存在している、請求項2に記載の化粧治療システム。
  4. 少なくとも1つのアルピニア(Alpinia)植物抽出物を含んでいる、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  5. 1つのアルピニアスペシオサ(Alpinia speciosa)植物抽出物を含んでいる、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  6. 前記少なくとも1つのアルピニア(Alpinia)植物抽出物を、前記組成物全体の約0.001重量%から約10重量%の量を含んでいる、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  7. 前記少なくとも1つのDNA修復酵素は、ピリミジングリコシラーゼ(pyrimidine glyosylase)/アバシックリアーゼ(abasic lyase)である、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  8. 前記少なくとも1つのDNA修復酵素は、バクテリオファージT4ピリミジン特定ダイマーエンドヌクレアーゼ(bacteriophage T4 pyrimidine dimer-specific endonuclease)、ミクロコッカスルテウスN−グリコシラーゼ(Micrococcus luteus N-glycosylase)/APリアーゼ、サッカロマイセスセレビシエN−グリコシラーゼ(Saccharomyces cerevisiae N-glycosylase)/アプリン−アピリミジンリアーゼ(apurinic-apyrimidinic lyase)、分裂酵母UV損傷エンドヌクレアーゼ(UVDE)、クロレラウイルス分離PBCV−1ピリミジン特定ダイマーグリコシラーゼ(Chlorella virus isolate PBCV-1 pyrimidine dimer-specific glycosylase)、及びアナサイスティスニデュランスフォトリアーゼ(Anacystis nidulans photolyase)、から成るグループより選択される、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  9. 前記局所用組成物は、オートムギ(Avena sativa(oat))穀粒抽出物、月見草種子抽出物、エルゴサイオネイン(L-ergothioneine)、大豆蛋白加水分解物、酵母抽出物、シイタケ(Lentinus enodes)抽出物、ニンファエアアルバ(Nymphaea alba)の花抽出物、及び/又は、シソ(Perilla frutescens)の葉抽出物、から成るグループより選択される、少なくとも2つの成分又は抽出物を備えている、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  10. 前記局所用組成物は、オートムギ(Avena sativa(oat))穀粒抽出物、月見草種子抽出物、エルゴサイオネイン(L-ergothioneine)、大豆蛋白加水分解物、酵母抽出物、シイタケ(Lentinus enodes)抽出物、ニンファエアアルバ(Nymphaea alba)の花抽出物、及びシソ(Perilla frutescens)の葉抽出物、を備えている、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  11. 前記少なくとも1つの賦形剤は、水、グリセリン、C1−C4アルコール、脂肪アルコール、脂肪エーテル、脂肪エステル、ポリオール、グリコール、植物油、鉱油、リポソーム、層状脂質物質、シリコーンオイル、及びそれらの組み合わせ、から成るグループより選択された1つ、又は複数の成分を含んでいる、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  12. 前記少なくとも1つの薬学的、又は化粧品的に許容される賦形剤はリポソームである、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  13. 少なくとも1つのパッチを備えている、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  14. 前記パッチは、少なくとも1つの接着剤を更に備えている、請求項13に記載の化粧治療システム。
  15. パッケージシステムを備えている、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  16. 少なくとも1つのパッチとパッケージシステムとを備えている、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  17. 前記パッケージシステムは、少なくとも1つの容器を備えている、請求項15に記載の化粧治療システム。
  18. 前記パッチを取り外し可能に保持するパッケージシステムを備えている、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  19. 前記パッチは、少なくとも1つの老化の徴候を改善するのに十分な期間、皮膚に貼られる、上記請求項の何れかに記載の化粧治療システム。
  20. 前記少なくとも1つの老化の徴候は、線、細かい線、しわ、くま、しみ、老人性斑点、から成るグループより選択される、請求項19に記載の化粧治療システム。
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