JP2008517950A - アミノ官能基化またはチオール官能基化された核酸の合成のためのアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック、並びにこれらを作製および使用する方法 - Google Patents

アミノ官能基化またはチオール官能基化された核酸の合成のためのアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック、並びにこれらを作製および使用する方法 Download PDF

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ステファン ピッシュ,
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/22Amides of acids of phosphorus
    • C07F9/24Esteramides
    • C07F9/2404Esteramides the ester moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic
    • C07F9/2408Esteramides the ester moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic of hydroxyalkyl compounds

Abstract

アミノ官能基化またはチオール官能基化されたアミノ酸の合成のための、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックであって、一般的に以下の構造式XIIのものが提供される。このような構築ブロックは、標準的なカップリング条件下で、アミノ酸の5’末端位に導入され得る。このような構築ブロックは、インラインカップリング制御、「トリチル−オン」精製、および固体支持体の官能基化/誘導体化を許容する。このような構築ブロックは安定な、固体化合物であって、従って、簡単に扱うことができる。本発明の構築ブロックにより、標準的な脱トリチル化条件下で、脱保護が行われ得る。

Description

(発明の分野)
本発明は一般的に、核酸化学の分野に関する。本発明は、特に、アミノ官能基化またはチオール官能基化された核酸(リボ核酸またはデオキシリボ核酸およびそれらの誘導体)の合成に適用され得る、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックに関する。本発明は、さらに詳細には、アミノリンカーまたはチオールリンカーのホスホルアミダイト構築ブロックを生産するための方法に関する。
(発明の背景)
核酸の化学合成に共通の手順は、固相上における、適した、保護された構築ブロックの段階的な構築、その後、保護基の除去および固相からの分離を含む。リボヌクレオチドまたはデオキシリボヌクレオチドの組み込みに加えて、この手順は、ヌクレオチド類似体(修飾された糖部分および/または修飾された核酸塩基部分を含む)を含む、他の付加的な化合物、並びに、特異的検出および特徴づけを促進する他の分子(例えば、色素)または特異的結合を促進する他の分子(例えば、ビオチン)の導入を許容する。これらの化合物の核酸への導入には、構築に適合する、反応基および保護基、並びに、核酸の構築および脱保護において用いられる、脱保護のプロトコールの存在が必要である。理想的には、これらの付加的な化合物は、カップリング効率のインラインの監視を許容する、除去可能なレポーター/保護基を含む。
指定された修飾は、構築条件および脱保護条件下の両方において安定な場合にのみ、核酸に導入され得る。多様な、非常に有用な、慣用的に用いられる色素およびレポーター基は十分には安定でなく、従って、これらは、核酸の構築および脱保護の後にのみ、いわゆる結合体化反応によって導入される。選択的かつ効率的な結合体化のため、官能基化されていない、反応性の安定な官能基が構築の間に、核酸に導入される。反応性の官能基は通常、アミノ基またはチオール基である。対応する構築ブロック、通称「アミノリンカー」または「チオールリンカー」はそれぞれ、典型的に、核酸に結合するためのホスホルアミダイト部分、リンカー鎖(様々な長さのアルキル鎖またはオリゴエチレングリコール鎖)、およびそれぞれ適切に保護された反応性のアミノ基またはチオール基を含む。
現在公知のアミノリンカーの構築ブロックの、反応性のアミノ基は、N−トリフルオロアセチル基(式I)またはN−モノメトキシトリチル基(式II)のいずれかにより保護されている。トリフルオロアセチル誘導体として保護される一級アミノ基を含む、アミノリンカーのホスホルアミダイト誘導体(式I)は、通常の手順において、核酸の5’末端に結合され得る;カップリング、キャッピングおよび酸化の後、依然として保護されているアミノリンカーが、リン酸トリエステル部分を介して核酸へと連結される。次いで、生成物をアンモニアおよびメチルアミンで処理すると、このトリフルオロアセトアミド保護基は、核酸塩基およびホスホジエステルの保護基と共に切断される。
Figure 2008517950
N−トリフルオロアセチル保護されたアミノリンカーは、一連の単純な反応により安価な化合物から調製され得る。そして、これらの脱保護は非常に簡単である。不幸にも、これらの保護基はカップリング効率の制御に用いることができない。また、「トリチル−オン」精製も固体支持体の官能基化/誘導体化反応も、不可能である。
モノメトキシトリチル基により保護された一級アミノ基を含む、アミノリンカーのホスホルアミダイト誘導体(化学式II)も、通常の手順に従って核酸に結合され、そしてキャッピングおよび酸化の後、核酸配列はまだ固体支持体の上に結合されているままで、モノメトキシトリチル保護基は(酸性の)脱トリチル化条件下で切断される。式IIに表示される、これらの式IIのモノメトキシトリチル保護されたアミノリンカーは、「トリチル−オン」精製および固体支持体の官能基化/誘導体化を許容すると同時に、単純な調製という利点を提供する。このような式IIのアミノリンカーは、しかしながら、カップリング効率の定性的制御のみを許容し、保存中および核酸へ組み込み中に完全には安定でない。
従って、簡単に生産されて、安定であり、かつ、カップリング効率の制御、「トリチル−オン」精製および固体支持体の官能基化/誘導体化を許容する、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを提供することが望ましい。
(発明の要旨)
本発明は、アミノ官能基化またはチオール官能基化された核酸の合成に適用され得る、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックに関する、様々な、先行する制限および欠点などを認識して、取り組む。従って、本発明はアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック、およびそれぞれを生産するための方法に関する。
従って、本発明の原理的な目的は、簡単に生産される、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを提供することである。さらに詳細には、本発明の目的は、安定した、このようなアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを提供することである。このような情況では、本発明のなお一層格別の目的は、カップリング効率の制御を許容する、このようなアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを提供することである。
その上さらに、本発明の原理的な目的は、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを提供することである。本発明のさらなる目的は、簡単に生産されて、安定であって、かつ、カップリング効率の制御を許容する、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを提供することである。このような情況では、本発明の目的は、「トリチル−オン」精製および固体支持体の官能基化/誘導体化を許容する、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを提供することである。
本発明のさらなる目的および利点は、以下の詳細な説明に示されているか、または以下の詳細な説明から当業者にとって明白であり得る。また、ここで具体的に例示され、そして議論された特徴および材料に対する改変およびバリエーションは、これらをここで参照することにより、本発明の精神およびこの範囲から逸脱することなく、本発明の多様な実施形態および用途において実施され得ることがさらに理解されるべきである。このようなバリエーションとしては、示され議論されている方法、特徴および材料を均等なもので置換すること、ならびに多様な部分、特徴、方法の工程などを機能的または位置的に反転させることが挙げられ得るがこれらに限定されない。
その上さらに、本発明の異なる実施形態、並びに現在好ましい異なる実施形態は、現在開示されている特徴、要素、方法の工程またはこれらの均等物(図面に明示的に示されておらず、詳細な説明に記載されてもいないその特徴または配置の組合せを含む)の多様な組合せまたは配置を含み得ることが理解されるべきである。
本発明についてのこれらおよび他の特徴、局面および利点は、以下の説明および添付の特許請求の範囲を参照すると、よりよく理解される。本明細書に組み込まれ、そして本明細書の一部を構成する、添付の図面は、本発明の実施形態を例示し、明細書と共に、本発明の原理を説明するのに役立つ。
一つの典型的な実施形態では、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックであって、以下の構造のものが、提供され得る:
Figure 2008517950
ここで、PNは適切に保護されたホスホルアミダイト部分であり、ここでLCはリンカー鎖(例えば、アルキル鎖またはオリゴエチレングリコール鎖)であり、ここでXはNH(アミノリンカー)またはS(チオールリンカー)であり、そして、ここでYは式IVからXまでのうちの一つによる構造を有する。さらに、REはレポーター基(例えば、モノメトキシトリチルまたはジメトキシトリチル)であり、ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、または1個から4個のC原子を含む、アルキル基もしくはアルキルオキシ基である。
本発明による、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックのY基は、式IVからXまでのうちの一つによる構造を有する。
Figure 2008517950
ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルコキシ基である。
Figure 2008517950
ここで、Rは水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である。
Figure 2008517950
ここで、R、R、RおよびRは、独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である。
Figure 2008517950
ここで、R10は水素または1個から4個のC原子を含むアルキル基である。
Figure 2008517950
ホスホルアミダイト部分(式IIIのPN)は以下の構造を有する:
Figure 2008517950
ここで、R11およびR12は独立して、1個から4個のC原子を含むアルキル基であり、R13はシアノエチル−またはメチル−基であり、R14は(式IIIに規定される通りの)リンカー鎖である。
本発明の構築ブロックでは、アミノ基またはチオール基がアミド結合またはチオエステル結合により保護されており、レポーター基はエーテル結合により保護基に結合されており、これらは全て、塩基性条件下では安定である。酸性条件(例えば、標準的な脱トリチル化条件)下にてレポーター基を脱保護する時には、初めにエーテル結合が、引き続いてアミド結合またはチオエステル結合が切断される。結果として、本発明による、アミノ基リンカーまたはチオール基リンカーの構築ブロックは、非常に安定な固体化合物であり、従って、簡単に扱うことができるが、レポーター基を除去する時に、アミド結合またはチオエステル結合が自然発生的に切断される。
(発明の詳細な説明)
本発明の現在好ましい実施形態(その実施例は、添付の式に十分に表現されている)を参照することが現在、詳細になされる。このような実施例は、本発明の説明のために提供され、本発明を限定するために提供されるわけではない。実際、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明において多様な改変およびバリエーションがなされ得ることは、当業者にとっては明白である。例えば、1つの実施形態の一部として例示または記載された特徴は、別の実施形態において使用されて、またさらなる実施形態を生み出すこともあり得る。その上さらに、化学物質または材料および/または特質のバリエーションおよび選択は、特に所望される使用者規準を満たすために実行され得る。従って、本発明は、本発明の特徴およびそれらの均等物の範囲内に入るような、改変およびバリエーションを保護することを意図している。
本発明による、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックの1つの典型的な実施形態は、式XIIによる化学構造を有する。
Figure 2008517950
式XIIによるアミノリンカー構築ブロックでは、アミノ基は、3,4,5,6−テトラクロロ−2−[(ジメトキシトリチル)オキシメチル]ベンゾイル基により保護されている。その結果、アミノ基は安定なアミド結合を介して、保護基と連結している。標準的な酸性条件下においてジメトキシトリチル基を除去する時、このアミド結合は遊離HO基により攻撃されて、その結果ラクトンを形成して、アミノ基を遊離させる。このような反応は、合成装置で、あるいは「トリチル−オン」精製の過程においてのいずれかで、実行され得る。
式XIIによる例示的なアミノリンカー構築ブロックの核酸へのカップリングおよびその脱保護は、以下の開示された方法論により実現される:
Figure 2008517950
ここで、工程Aは核酸合成装置での標準的な条件(カップリング、キャッピング、酸化反応)下でのカップリング工程であり、工程Bは脱トリチル化条件(例えば、ジクロロエタン中における3%のジクロロ酢酸)下での脱保護工程である。
本発明による、本発明の例示的な実施形態のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックの合成は、還元されて環状エステルとなる、適切に置換されたベンゼン1,2−ジカルボン酸の環状無水物(例えば、置換された無水フタル酸)から始まり得る。エステルはその後、塩基性条件下で加水分解され得る。加水分解されたエステルの水酸基はレポーター基(例えば、塩化ジメトキシトリチル)と反応させられる。加水分解されたエステルのカルボキシ基は、次に、一方の末端にアミノ基またはチオール基、および他方の末端に水酸基を保有するリンカー鎖を含むリンカー単位との反応により、アミド基またはチオエステル基に変換される。リンカー鎖の水酸基は最終的に、ホスフィチル化される(phosphitylated)。
下記の方法論は、式XIIに従い、かつ本発明に従う本発明の例示的な実施形態のアミノリンカー構築ブロックの合成を描写する。
Figure 2008517950
ここで、工程AはTHF中のLiBHによる、環状無水物の還元であり、工程BはMeOH/HO中のKOHによる、エステルの加水分解であり、工程CはDMF/ピリジン中の塩化ジメトキシトリチルおよびEtNによるトリチル化工程であり、工程DはCHCl中のHN−リンカー−OHおよびBOPによるアミド形成の工程であり、そして工程EはCHCl中でのホスフィチル化(phosphitylation)である。
本発明の好ましい実施形態は、特定の用語および装置を用いて記載されてきたが、このような説明は、例示の目的のみのためである。用いられた言葉は、限定というよりむしろ説明のための言葉である。特許請求の範囲に示されている本発明の精神または範囲から逸脱することなく、当業者によって変更およびバリエーションがなされ得ることが理解されるべきである。これに加えて、様々な他の実施形態の局面が、全体または部分の両方において、相互交換され得ることが理解されるべきである。従って、添付の特許請求の範囲の精神および範囲は、ここに含まれる、好ましいバージョンの説明に限定されるべきではない。

Claims (29)

  1. アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックであって、以下:
    a)リンカー鎖;
    b)ホスホルアミダイト部分;
    c)レポーター基;および
    d)保護基
    を含む、構築ブロック。
  2. 前記リンカー鎖はアルキル鎖である、請求項1に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  3. 前記ホスホルアミダイト部分は以下の構造:
    Figure 2008517950
    を有しており、ここで、R11およびR12は、1個から4個のC原子を含む独立したアルキル基であり;
    13はシアノエチル−またはメチル−基のうちの一つであり;そして
    14は前記アルキルリンカー鎖である、請求項2に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  4. 前記保護基は、以下:
    Figure 2008517950
    ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;
    Figure 2008517950
    ここで、Rは水素または1個から4個のC原子を含むアルキル基である;
    Figure 2008517950
    ここで、R、R、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;並びに、
    Figure 2008517950
    ここで、R10は水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である、
    を包含する群から選択されるサブ構造を含む、請求項3に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  5. 前記リンカー鎖はオリゴエチレングリコール鎖である、請求項1に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  6. 前記ホスホルアミダイト部分は以下の構造:
    Figure 2008517950
    を有しており、そして、ここで、R11およびR12は、1個から4個のC原子を含む、独立したアルキル基であり;
    13はシアノエチル−またはメチル−基であり;並びに、
    14は前記オリゴエチレングリコールリンカー鎖である、請求項5に記載のリンカーの構築ブロック。
  7. 前記保護基は、以下:
    Figure 2008517950
    ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;
    Figure 2008517950
    ここで、Rは水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である;
    Figure 2008517950
    ここで、R、R、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;並びに、
    Figure 2008517950
    ここで、R10は水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である、
    を包含する群から選択されるサブ構造を含む、請求項6に記載のリンカーの構築ブロック。
  8. アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックであって、以下:
    a)リンカー鎖;
    b)構造:
    Figure 2008517950
    を有するホスホルアミダイト部分であって、ここで、R11およびR12は1個から4個のC原子を含む、独立したアルキル基であり;
    13はシアノエチル−またはメチル−基であり;
    そして、R14は該リンカー鎖である、ホスホルアミダイト部分;
    c)レポーター基;並びに、
    d)保護基
    を包含する、構築ブロック。
  9. 前記リンカー鎖(R14)はアルキル鎖である、請求項8に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  10. 前記保護基は構造:
    Figure 2008517950
    を有しており、そして、ここで、XはNHまたはSであり;並びに、
    およびRは独立して、ハロゲン、1個から4個のC原子を含む、アルキル基またはアルキルオキシ基である、請求項9に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  11. Yは以下:
    Figure 2008517950
    ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;
    Figure 2008517950
    ここで、Rは水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である;
    Figure 2008517950
    ここで、R、R、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;並びに
    Figure 2008517950
    ここで、R10は水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である、
    を包含する群から選択される、請求項10に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  12. 前記リンカー鎖(R14)はオリゴエチレングリコール鎖である、請求項8に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  13. 前記保護基は構造:
    Figure 2008517950
    を有しており、そして、ここで、XはNHまたはSであり;並びに、
    およびRは独立して、ハロゲン、1個から4個のC原子を含む、アルキル基またはアルキルオキシ基である、請求項12に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  14. Yは以下:
    Figure 2008517950
    ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;
    Figure 2008517950
    ここで、Rは水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である;
    Figure 2008517950
    ここで、R、R、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;並びに、
    Figure 2008517950
    ここで、R10は水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である、を包含する群から選択される、請求項13に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  15. 構造:
    Figure 2008517950
    を有する、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックであって、ここで、XはNHまたはSであり;
    LCはリンカー鎖であり;そして
    PNはホスホルアミダイト部分であり;
    REはレポーター基であり;そして
    ここで、残りの構造は保護基であって、ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、1個から4個のC原子を含むアルキル基またはアルキルオキシ基である、構築ブロック。
  16. 前記ホスホルアミダイト部分は以下の構造:
    Figure 2008517950
    を有しており、ここで、R11およびR12は、1個から4個のC原子を含む、独立したアルキル基であり;
    13はシアノエチル−またはメチル−基であり;並びに、
    14は前記リンカー鎖である、請求項15に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  17. 前記リンカー鎖(R14)はアルキル鎖である、請求項16に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  18. 前記リンカー鎖(R14)はオリゴエチレングリコール鎖である、請求項16に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  19. Yは、以下:
    Figure 2008517950
    ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;
    Figure 2008517950
    ここで、Rは水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である;
    Figure 2008517950
    ここで、R、R、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;並びに、
    Figure 2008517950
    ここで、R10は水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である、を包含する群から選択される、請求項17に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  20. Yは、以下:
    Figure 2008517950
    ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;
    Figure 2008517950
    ここで、Rは水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である;
    Figure 2008517950
    ここで、R、R、RおよびRは独立して、ハロゲン、水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基、または1個から4個のC原子を含むアルキルオキシ基である;並びに、
    Figure 2008517950
    ここで、R10は水素、または1個から4個のC原子を含むアルキル基である、
    を包含する群から選択される、請求項18に記載のアミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロック。
  21. アミノ官能基化またはチオール官能基化されたアミノ酸の合成に適した、アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックであって、一般構造:
    Figure 2008517950
    を有しており、ここで、XはNHまたはSであり;
    LCはリンカー鎖であり;そして
    PNはホスホルアミダイト部分であり;
    REはレポーター基であり;
    ここで、残りの構造は保護基であって、ここで、RおよびRは独立して、ハロゲン、1個から4個のC原子を含む、アルキル基またはアルキルオキシ基であり、そして、ここで、該リンカーの構築ブロックは、アミノ酸の5’末端位に結合される、構築ブロック。
  22. アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを合成するための方法であって、以下の工程:
    a)適切に置換されたα,β−ジカルボン酸の環状無水物を提供する工程;
    b)該無水物を還元して、環状エステルとする工程;
    c)該環状エステルを加水分解する工程;
    d)該該加水分解された環状エステルの水酸基をレポーター基で誘導体化して、レポーター基に対するエーテル結合を形成する工程;
    e)該加水分解された環状エステルのカルボキシ基を、リンカー単位水酸基を有するリンカー単位との反応により誘導体化してアミド基にする工程;
    f)該リンカー単位水酸基をホスフィチル化する工程
    を包含する、方法。
  23. 前記リンカー単位は第一端および第二端を有するリンカー鎖を含み、ここで、該リンカー単位の該第一端にあるのはアミノ基またはチオール基であり、該第二端にあるのは該リンカー単位水酸基である、請求項22に記載の方法。
  24. 工程(d)での前記水酸基の誘導体化はさらに、塩化トリチルとの反応を含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記リンカーの構築ブロックは、アミノ酸の5’末端位に結合される、請求項22に記載の方法。
  26. アミノリンカーまたはチオールリンカーの構築ブロックを合成するための方法であって、以下の工程:
    a)適切に置換されたα,β−ジカルボン酸の環状無水物を提供する工程;
    b)該無水物を還元して、環状エステルとする工程;
    c)該環状エステルを加水分解する工程;
    d)該加水分解された環状エステルの水酸基をレポーター基で誘導体化して該レポーター基に対するエーテル結合を形成させる工程;
    e)該加水分解された環状エステルのカルボキシ基を、リンカー単位水酸基を有するリンカー単位との反応により誘導体化してチオエステル基とする工程;および
    f)該リンカー単位水酸基をホスフィチル化する工程
    を包含する、方法。
  27. 前記リンカー単位は第一端および第二端を有するリンカー鎖を含み、ここで、該リンカー単位の該第一端にあるのはアミノ基またはチオール基であり、該第二端にあるのは該リンカー単位水酸基である、請求項26に記載の方法。
  28. 工程(d)での前記水酸基の誘導体化はさらに、塩化トリチルとの反応を含む、請求項27に記載の方法。
  29. 請求項26の方法であって、ここで、前記リンカーの構築ブロックは、アミノ酸の5’末端位に結合される、方法。
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