JP2008517896A - C型肝炎ウイルスプロテアーゼの阻害剤並びにそれを用いた組成物及び治療 - Google Patents

C型肝炎ウイルスプロテアーゼの阻害剤並びにそれを用いた組成物及び治療 Download PDF

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Abstract

本発明はC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼ酵素の阻害剤として有用であり、そしてまたヒトを含むHCV感染哺乳動物におけるHCV感染の治療に有用である式I、II若しくはIVの化合物又は医薬上許容しうる塩及び溶媒和物を提供する。また、本発明は、式I、II又はIVの化合物、その医薬上許容しうる塩及び溶媒和物を含んでなる医薬組成物を提供する。さらにまた、本発明は式I、II及びIVの化合物の製造における中間化合物及び有用な方法を提供する。
【化1】

Description

本願は、2004年10月21日に出願された米国仮出願第60/621,302号、2005年2月3日に出願された米国仮出願第60/650,150号、及び2005年8月3日に出願された米国仮出願第60/705,558号の恩典を請求する。これらの出願のそれぞれの開示は、本明細書に組み込まれている。
本発明は、C型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼ酵素の阻害剤として有用な化合物、このような化合物を含んでなる医薬組成物、HCV感染した哺乳動物、例えばヒトの治療におけるこのような化合物及び製剤の使用方法、並びにこのような化合物の製造に有用な方法及び中間化合物に関する。
本発明は、C型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼを阻害する薬剤に関する。また、本発明は、医薬組成物におけるこのような化合物の使用及びHCV複製の阻害に有用な治療処置に関する。
HCVは、長さ約9.5kbの一本鎖プラスセンスRNAゲノムを含む、エンベロープを持つRNAウイルスである(Choo, et al., Science 244:359-362 (1989))。RNAゲノムは、341個のヌクレオチドの5'-非翻訳領域(5'NTR)(Brown, et al., Nucl. Acids Res. 20: 5041-5045 (1992); Bukh, et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 89:4942-4946 (1992)),3,010〜3,040個のアミノ酸の単一ポリペプチドをコードする大きなオープンリーディングフレーム(ORF)(Choo, et al. (1989), 前出)、及び約230個のヌクレオチドの可変長の3'-非翻訳領域(3'-NTR)(Kolykhalov, et al., J. Virol. 70:3363-3371 (1996); Tanaka, et al., J. Virol. 70:3307-3312 (1996)) を含む。
5'NTRは、ウイルスゲノムの最も保存された領域の1つであり、そしてウイルスのポリタンパク質の翻訳の開始において重要な役割を果たす。一本のORFは、細胞性又はウイルス性のいずれかのプロテイナーゼによって翻訳と共に又は翻訳後に構造的(コア、E1及びE2)及び非構造的(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A及びNS5B)ウイルスタンパク質にプロセスされるポリタンパク質をコードしている(Bartenschlager (1997), 前出)。3'NTRは、3つの異なった領域:ポリタンパク質の終止コドンの後にくる約38個のヌクレオチドの可変領域、シスチンの散在型の置換を伴う可変長のポリウリジントラクト(polyuridine tract)、及び3'末端の末端の分離された種々のHCV間で高度に保存される98個のヌクレオチド(nt)からなる。ゲノム内の遺伝子の順序は、NH2-C-E1-E2-p7-NS2-NS3-NS4A-NS4B-NS5A-NS5B-COOH(Grakoui, et al., J. Virol. 67:1385-1395 (1993))である。
C型肝炎ウイルス(HCV)は、Flaviviridae科のhepacivirus属の構成メンバーである。HCVは、非A型、非B型ウイルス性肝炎の主要な病原因子で、輸血に関連する肝炎の主要な原因であり、そしてHCVを原因とする肝炎は世界的に肝炎の症例のかなりの比率を占める。急性のHCV感染は無症候である症例が多いが、その症例の約80%が、慢性肝炎になる。HCV感染の持続的性質は、エンベロープタンパク質E2中の露出領域の高変異性を通して宿主の免疫監視機構から免れる能力によって説明されている(Weiner, et al., Virology 180:842-848 (1991); Weiner, et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 89:3468-3472 (1992)。
構造タンパク質のコア(C)、エンベロープタンパク質1及び(E1、E2)、並びにp7領域のプロセシングは、宿主のシグナルペプチダーゼが介在する。これに対して、非構造的(NS)領域の成熟は、2種のウイルス酵素によって実施される。HCVポリタンパク質は宿主のシグナルペプチダーゼによって最初に切断され、構造タンパク質C/E1、E1/E2、E2/p7及びp7/NS2を生成する(Hijikata, et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 88:5547-5551 (1991); Lin, et al., J. Virol. 68:5063-5073 (1994))。次いで、メタロプロテアーゼであるNS2-3プロテイナーゼは、NS2/NS3接合部で切断する。次いで、NS3/4Aプロテイナーゼ複合体(NS3セリンプロテアーゼ/NS4A補因子)は、全ての残りの切断部位で切断する(Bartenschlager, et al., J. Virol. 67:3835-3844 (1993); Bartenschlager, (1997), 前出)。また、RNAヘリカーゼ及びNTPase活性は、NS3タンパク質中でも確認されている。NS3タンパク質のN末端の1/3はプロテアーゼとして機能し、分子の残りの2/3は、ヘリカーゼ/ATPアーゼとして作用し、これはHCV複製に関与すると考えられる(Bartenschlager, (1997), 前出)。NS5Aはリン酸化され、NS5Bの推定上の補因子として作用し得る。第4のウイルス酵素、NS5Bは、RNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRp)であり、そしてウイルスRNAゲノムの複製に関与する鍵成分である(Lohmann, et al., J. Virol. 71:8416-8428 (1997))。
HCVの複製は、膜に関連する複製複合体中で生じると考えられる。これらの中で、ゲノムのプラス鎖RNAはマイナス鎖RNAに転写され、これは、順に後代ゲノムのプラス鎖合成のテンプレートとして用いることができる。2つのウイルスタンパク質:(1) NS3タンパク質(これはカルボキシ末端の2/3でヌクレオシドトリホスファターゼ/RNAヘリカーゼを担持する);及び(2) NS5Bタンパク質(これはRNA依存性RNAポリメラーゼ活性(RdRp)を有する膜関連のリンタンパク質である):が、この反応に関与すると思われる(Hwang et al.,
J. Virol. 227:439-446 (1997))。
HCVの持続感染は慢性肝炎、そして最終的には肝臓癌発生に関連するので、HCV複製は、HCV再生産を排除して肝細胞癌を予防する標的の1つである。いくつかのHCV治療法では、α−インターフェロン単独又はα−インターフェロンとリバビリンとの組み合わせ(Schering-Plough Corp.)が含まれる。残念なことに、HCV感染に対する現在の治療アプローチは、比較的劣った有効性及び好適でない副作用プロファイルを特徴としている。従って、HCV複製を阻害するために設計された薬物の発見を含む、この疾患を治療する分子の発見に集中的な努力が向けられており、医薬用途に適した望ましい又は改善された物理的及び化学的性質を有するHCVプロテアーゼ阻害剤である小分子が絶えず必要とされている。
本発明は、式IV:
Figure 2008517896
の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
式中:
R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルコキシ、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
Xは、CH又はNであり;そして
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S、及びNR2から独立して選ばれる。
さらに、本発明は、式IVにおいて、R1は、C1-C10アルキル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記C6-C10アリール、4-10員複素環、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1Aの前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6
アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R5、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる:
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IVにおいてR1はC1-C10アルキル、-OR5、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており、そしてここにおいて前記R1基の前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分のそれぞれにおける少なくとも1つの炭素は-NH-、O又はSによって場合により置き換えられているが、但し、前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、O-O又はS-S結合を有することはなく;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2はH、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分はそれぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換され;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換され;
R5及びR6はそれぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる:
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IVにおいて、R1は、
Figure 2008517896
であり;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、
及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる:
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IVにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる:
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IVにおいてR1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-OR5、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる:
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IVにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6
アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、及び2から独立して選ばれ;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる:
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IVにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0及び1から独立して選ばれ;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる;
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IVにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは1であり;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる:
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IVにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換され;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは0であり;
Xは、CH又はNであり;
Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S及びNR2から独立して選ばれる:
式IVの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式I
Figure 2008517896
の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
式中、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから独立して選ばれ、ここにおいて前記R2基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-
(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである。
さらに、本発明は、式Iにおいて、R1は、C1-C10アルキル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式Iにおいて、R1は、C1-C10アルキル、-OR5、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換され、そしてここにおいて前記R1基の前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分のそれぞれにおける少なくとも1つの炭素は、-NH-、O又はSによって場合により置き換えられているが、但し、前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、O-O又はS-S結合を有することはなく;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)O
R5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式Iにおいて、R1は、
Figure 2008517896
であり;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式Iにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されてお
り;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式Iにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-OR5、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである;
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式Iにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて
前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、及び2から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式Iにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換され;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0及び1から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式Iにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換され;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-
(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは1であり;そして
Xは、CH又はNである:
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IにおいてR1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換され;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、0であり;そして
Xは、CH又はNである:
式Iの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式II
Figure 2008517896
の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
式中、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記R2及びR2A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリール部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである。
さらに、本発明は、式IIにおいて、R1は、C1-C10アルキル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2A、これらは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IIにおいてR1は、C1-C10アルキル、-OR5、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており、そしてここにおいて前記R1基の前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分のそれぞれにおける少なくとも1つの炭素は、-NH-、O又はSによって場合により置き換えられているが、但し、前記C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、O-O又はS-S結合を有することはなく;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記C6-C10アリ
ール、4-10員複素環、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IIにおいて、R1は、
Figure 2008517896
であり;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記R2及びR2A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリール部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合に
より置換され;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IIにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IIにおいてR1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-OR5、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換され;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IIにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0、1、及び2から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである;
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IIにおいてR1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、それぞれ0及び1から独立して選ばれ;そして
Xは、CH又はNである:
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IIにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは1であり;そして
Xは、CH又はNである:
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式IIにおいて、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R1A基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて前記R3基の前記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて前記R4基の前記C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
tは、0であり;そして
Xは、CH又はNである:
式IIの化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物に関する。
さらに別の態様において、化合物は、以下から選ばれる:
Figure 2008517896
Figure 2008517896
Figure 2008517896
Figure 2008517896
又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
さらに別の態様において、化合物は、以下から選ばれる:
Figure 2008517896
又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
さらに、本発明は、哺乳動物に本明細書に提供された化合物のC型肝炎ウイルス阻害量を投与することからなるC型肝炎ウイルスに感染した前記哺乳動物の治療方法に関する。
さらに、本発明は、本明細書に提供された化合物のプロテアーゼ阻害量と前記プロテアーゼを接触させることからなるC型肝炎プロテアーゼ活性の阻害方法に関する。
さらに、本発明は、感染した哺乳動物においてC型肝炎ウイルスの治療に有効な本明細書に提供された化合物の量、及び医薬上許容しうる担体を含んでなる医薬組成物に関する。例えば、HCV活性は、哺乳動物の組織において本発明のHCV阻害剤を投与することによって阻害することができる。
さらに、本発明は、前記ウイルスを本明細書に提供された化合物の複製阻害量と接触させることからなるC型肝炎ウイルスの複製を阻害する方法に関する。
さらに、本発明は、本明細書に提供された化合物のC型肝炎ウイルスの複製阻害量を前記哺乳動物に投与することからなる哺乳動物におけるC型肝炎ウイルスの複製を阻害する方法に関する。
さらに、本発明は、タンパク質を本明細書に提供された化合物の有効量と接触させることからなる、C型肝炎ウイルスタンパク質プロテアーゼ活性の阻害方法に関する。
さらに、本発明は、C型肝炎ウイルスの感染にかかった哺乳動物を治療する薬剤の製造における本明細書に提供された化合物の使用に関する。薬剤は、本発明の一つ又は複数の化合物のC型肝炎ウイルス阻害量及び医薬上許容しうる一つ又は複数の担体を含むことができる。
本明細書に使用される「からなる」及び「含む」なる用語は、制限のない非限定的な意味で用いられる。
本明細書に使用される「C1-C6アルキル」なる用語は、特に明記しない限り、直鎖、分枝、又は環式部分(縮合及び架橋された二環式及びスピロ環式部分を含む)、又は前記部分の組み合わせを有し、そして1〜6個の炭素原子を含む飽和一価の炭化水素基を含む。環式部分を有するアルキル基については、基は少なくとも3個の炭素原子を有しなければならない。
「低級アルキル」は、その鎖中に1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を意味するものとする。「ヘテロアルキル」なる用語は、鎖中に2〜12個の原子を有し、そのうちの1つ又はそれ以上がS、O及びNから選ばれるヘテロ原子である直鎖又は分枝鎖アルキル基のことである。典型的なヘテロアルキルには、アルキルエーテル、第二級及び第三級アミン、アルキルスルフィドなどが含まれる。
本明細書に使用される「C2-C6アルケニル」なる用語は、特に明記しない限り、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を有する2〜6個の炭素原子を有するアルキル部分であって、ここにおいてアルキルは、上記定義された通りであり、そして前記アルケニル部分のE及びZ異性体が含まれる。
本明細書に使用される「C2-C6アルキニル」なる用語は、特に明記しない限り、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を有し、2〜6個の炭素原子を含むアルキル部分を含み、ここにおいてアルキルは上記定義された通りである。
「炭素環」なる用語は、炭素環原子のみを有する(ヘテロ原子、すなわち、非炭素環原子がない)飽和、部分的に飽和、不飽和の、又は芳香族の、単環式又は縮合若しくは非縮合多環式の環構造のことである。典型的な炭素環には、シクロアルキル、アリール及びシクロアルキル-アリール基が含まれる。
「C3-C10シクロアルキル基」は、全部で3〜10個の炭素環原子を有する(しかし、ヘテロ原子はない)飽和又は部分的に飽和の、単環式又は縮合若しくはスピロ多環式の環構造を意味するものとする。典型的なシクロアルキルには、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチルなどの基が含まれる。
「ヘテロシクロアルキル基」は、飽和又は部分的に飽和しており、全部で3〜18個の環原子を有し、窒素、酸素及び硫黄から選ばれる1〜5個のヘテロ原子を含む単環式又は縮合若しくはスピロ多環式の環構造を意味するものとする。ヘテロシクロアルキル基の具体的な例としては、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、アジリジニルなどの基が含まれる。
本明細書に使用される「C6-C10アリール」なる用語は、特に明記しない限り、芳香族炭化水素から1つの水素を除去することによって誘導された有機基、例えばフェニル又はナフチルを含む。本明細書に使用される「フェニル」及び記号「Ph」なる用語は、C6H5基のことである。
本明細書に使用される「4-10員複素環」なる用語は、特に明記しない限り、それぞれO、S及びNから選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含む芳香族及び非芳香族の複素環式基を含み、ここにおいて、それぞれの複素環式基はその環系中に4〜10個の原子を有するが、但し、前記基の環は2つの隣接したO又はS原子を含まない。さらにまた、このような複素環式基に含まれる硫黄原子は、1又は2個の硫黄原子で酸化されていてもよい。非芳香族の複素環式基には、その環系中に4個の原子しか有しない基が含まれるが、芳香族の複素環式基は、その環系中に少なくとも5個の原子を有しなければならない。 複素環式基は、ベンゾ縮合環系を含む。4員複素環式基の例は、アゼチジニル(アゼチジンから誘導される)である。5員複素環式基の例は、チアゾリルであり、そして10員複素環式基の例はキノリニルである。非芳香族の複素環式基の例は、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル、2-ピロリニル、3-ピロリニル、インドリニル、2H-ピラニル、4H-ピラニル、ジオキサニル、1,3-ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、3H-インドリル及びキノリジニルである。芳香族の複素環式基の例は、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル及びフロピリジニルである。上に挙げた基から誘導された前記の基は、可能ならば、C−結合又はN−結合することができる。例えば、ピロールから誘導された基は、ピロール-1-イル(N−結合した)又はピロール-3-イル(C−結合した)であることができる。さらに、イミダゾールから誘導された基は、イミダゾール-1-イル(N−結合した)又はイミダゾール-3-イル(C−結合した)であることができる。2個の環炭素原子がオキソ(=O)部分で置換された複素環式基の例は、1,1-ジオキソ-チオモルホリニルである。
用語「5-6員複素環」は、それぞれO、S及びNから選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含み、ここにおいて、それぞれの複素環式基は、その環系中に全部で5〜6個の原子を有するが、但し、前記基の環は2つの隣接したO又はS原子を含まない芳香族及び非芳香族の複素環式基を意味する。このような複素環式基中に含まれる硫黄原子は、1又は2個の硫黄原子で酸化されていてもよい。さらに、5〜6員複素環式基中のいずれかの原子は、置換により安定な化合物が生成する場合、オキソ(=O)基で置換されていてもよい。非芳香族の複素環式基の例としては、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル、2-ピロリニル、3-ピロリニル、インドリニル、2H-ピラニル、4H-ピラニル、ジオキサニル、1,3-ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、3H-インドリル及びキノリジニルが含まれるが、これらに限定されない。芳香族の複素環式基の例としては、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、キナゾリニル及びキノキサリニルが含まれるが、これらに限定されない。上に挙げた基から誘導された前記基は、可能ならば、C−結合又はN−結合することができる。例えば、ピロールから誘導された基は、ピロール-1-イル(N−結合した)又はピロール-3-イル(C−結合した)であることができる。さらに、イミダゾールから誘導された基は、イミダゾール-1-イル(N−結合した)又はイミダゾール-3-イル(C−結合した)であることができる。2個の環炭素原子がオキソ(=O)部分で置換された複素環式基の例は、1,1-ジオキソ-チオモルホリニルである。
「ヘテロアリール基」は、4〜18個の環原子を有し、窒素、酸素及び硫黄から選ばれる1〜5個のヘテロ原子を含む単環式又は縮合若しくはスピロ多環式、芳香族の環構造を意味するものとする。ヘテロアリール基の具体的な例としては、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、フリル、ピリジニル、ピラジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、インドリル、キノリニル、キノキサリニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾジオキシニル、ベンゾジオキソリル、ベンゾオキサゾリル、オキサジアゾリルなどが含まれる。
本明細書に使用される「アルコキシ」なる用語は、特に明記しない限り、O−アルキル基を含み、ここにおいてアルキルは上記定義された通りである。
「アミノ」なる用語は、-NH2基を意味するものとする。
本明細書に使用される「ハロゲン」及び「ハロ」なる用語は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を表す。本明細書に使用される「オキソ」なる用語は、基(=O)を意味する。このような基は、このような置換により安定化合物が生成する場合、本発明の化合物中で炭素原子又はヘテロ原子に結合することができる。
本明細書に使用される「トリフルオロメチル」なる用語は、基-CF3を表すものとする。
本明細書に使用される「トリフルオロメトキシ」なる用語は、基-OCF3を表すものとする。
本明細書に使用される「シアノ」なる用語は、基-CNを表すものとする。
「置換された」なる用語は、特定の基又は部分が1つ又はそれ以上の置換基を担持することを意味する。「非置換」なる用語は、特定の基が置換基を担持しないことを意味する。「場合により置換された」なる用語は、特定の基が非置換又は1つ又はそれ以上の置換基によって置換されていることを意味する。
本明細書に使用される「HCV」なる用語は、C型肝炎ウイルスのことである。
「C型肝炎ウイルスを阻害する」及び「C型肝炎ウイルスの複製を阻害する」なる用語は、C型肝炎ウイルスを本発明の化合物又はその医薬上許容しうる塩又は溶媒和物のHCV複製阻害量と接触させることによって生体外又は生体内のいずれか、例えば哺乳動物、例えばヒトにおいてC型肝炎ウイルスの複製を阻害することを意味する。このような阻害は、本発明の化合物のC型肝炎ウイルス阻害量を哺乳動物に投与することによって生体内、例えば哺乳動物、例えばヒトにおいて行うことができる。生体外又は生体内、例えば哺乳動物、例えばヒトにおいてHCVウイルスの複製を阻害するのに必要な本発明の化合物の量は、当業者に知られている方法を用いて決定することができる。例えば、本発明の化合物の量は、単独で又は医薬上許容しうる製剤の一部としていずれかで哺乳動物に投与することができる。次いで、血液試料を、哺乳動物から回収することができ、試料中のC型肝炎ウイルスの量は、当業者に知られている方法を用いて定量化することができる。本発明の化合物の投与前に血液中に見出された量と比較した試料中のC型肝炎ウイルス量における減少は、哺乳動物におけるC型肝炎ウイルスの複製阻害を表すことになる。哺乳動物への本発明の化合物の投与は、単回投与又は連続した日にわたる一連の投与の形態であることができる。
「HCV阻害剤」は、本発明の化合物又はその医薬上許容しうる塩又は溶媒和物を意味する。
本明細書に使用される「HCV阻害量」なる用語は、哺乳動物、例えばヒトに投与したときにC型肝炎ウイルスの複製を阻害するのに十分である本発明の化合物の量のことである。
本明細書に使用される「HCVプロテアーゼ阻害量」なる用語は、化合物が酵素と接触して置かれた時にC型肝炎ウイルスプロテアーゼ酵素の機能を阻害するのに十分である本発明の化合物の量を意味する。
「溶媒和物」は、特定の化合物の生物学的効果を保持するこのような化合物の医薬上許容しうる溶媒和物の形態を意味するものとする。溶媒和物の例としては、水、イソプロパノール、エタノール、メタノール、DMSO、酢酸エチル、酢酸又はエタノールアミンのような溶媒と組み合わせた本発明の化合物が含まれるが、これらに限定されない。「医薬上許容しうる塩」は、特定の誘導体の遊離酸及び塩基の生物学的効果を保持し、生物学上又はその他の点で望ましくないとされない塩を意味するものとする。医薬上許容しうる塩の例としては、硫酸塩、ピロ硫酸塩、硫酸水素塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、ギ酸塩、イソ酪酸塩、カプロン酸塩、ヘプタン酸塩、プロピオル酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ブチン-1,4-二酸塩、ヘキシン-1,6-二酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、フタル酸塩、スルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、γ-ヒドロキシ酪酸塩、グリコール酸塩、酒石酸、メタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ナフタレン-1-スルホン酸塩、ナフタレン-2-スルホン酸塩及びマンデル酸塩が含まれる。
本明細書に使用される「治療すること」なる用語は、特に明記しない限り、このような用語が適用される障害若しくは状態、又はこのような障害若しくは状態の1つ若しくはそれ以上の症状の進行を後退、緩和、阻害すること、又はそのような障害若しくは状態を予防することを意味する。本明細書に使用される「治療」なる用語は、特に明記しない限り、治療する行為のことであり、「治療すること」は直ぐ上に定義された通りである。
本明細書に使用される「医薬上許容しうる塩(複数可)」なる語句は、特に明記しない限り、本発明の化合物中に存在することができる酸性又は塩基性の基の塩を含む。塩基性の性質である本発明の化合物は、種々の無機及び有機酸と様々な塩を形成することができる。本発明のこのような塩基性化合物の医薬上許容しうる酸付加塩を製造するために用いることができる酸は、非毒性酸付加塩、すなわち薬理学上許容しうるアニオンを含んでなる塩、例えば酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、炭酸水素塩、硫酸水素塩、酒石酸水素塩、ホウ酸塩、臭化物、エチレンジアミンテトラアセタトカルシウム塩、カンシル酸塩、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、二塩酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩(edislyate)、エストレート、エシル酸塩、エチルコハク酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニル酸塩、ヘキシルレゾルシナート、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化物、イソチオネート、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、粘液酸塩、ナプシル酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩(エンボン酸塩)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸、テオクル酸塩、トシル酸塩、トリエチオジド(triethiodode)及び吉草酸塩の塩を形成するものである。
「治療上有効量」、「有効量」及び「HCV阻害量」なる語句は、治療を必要とする哺乳動物に投与した時に、本発明の薬剤の量が、HCV RNA複製の阻害によって緩和される損傷又は疾患状態、例えば抗癌治療の増強又は卒中、頭部外傷及び神経変性疾患に伴う神経毒性の阻害について治療を実施するのに十分であることを意味するものとする。治療上有効となる本発明の方法に使用される所定のHCV阻害剤の量は、特定のHCV阻害剤、疾患状態及びその重症度、治療の必要のある哺乳動物の同一性及び特徴のような要因に応じて変化することがあり、この量は、技術者によって型どおりに決定することができる。
本明細書に使用される「触媒」なる用語は、活性化エネルギーを低くすることによって化学反応の速度を高めるが、反応によって変化しないままである元素又は化合物を意味する。触媒の例としては、パラジウム(0)及び白金(0)が含まれるが、これらに限定されない。本発明においては、特に、このような触媒は、化学反応の経過中にいわゆる「プレ触媒」からその場で形成することができるが、実際には決して観察又は単離することができないものを考えている。このようなプレ触媒は、化学反応の経過中に化学的及び触媒的に十分な反応能をもつ元素又は化合物に、その場で変換され得る化学物質である。適切なプレ触媒の例としては、PdCl2、PdCl2(PPh3)2、Pd(OH)2、Pd(PPh3)4、Pt(OH)2及びPtCl2が含まれるが、これらに限定されない。
本明細書に使用される「還元剤」なる用語は、反応混合物中他の化学元素又は化合物に電子を供与する化学元素又は化合物を意味する。別の意味として、それは水素添加によって不飽和化学物質から飽和化学物質を与えることができる化学元素又は化合物を意味する。例えば、飽和アルカンを提供するための本発明のアルケンへの水素添加は、「還元」と称する。還元剤は、通常、触媒の存在下でこのような還元に作用を及ぼすことができる化学元素又は化合物である。還元剤の例としては、水素、ギ酸及びギ酸塩、例えばギ酸アンモニウムが含まれるが、これらに限定されない。
本明細書に使用される「保護すること」なる用語は、化学化合物上の他の場所で生じる選択的反応(複数可)を可能にするため化学化合物中の官能基を非反応性の官能基によって選択的に遮蔽するプロセスのことである。このような非反応性の官能基は、本明細書において「保護基」と称する。例えば、本明細書に使用される「ヒドロキシル保護基」なる用語は、ヒドロキシル(-OH)基の反応性を選択的に遮蔽することができるそれらの基のことである。本明細書に使用される「適切な保護基」なる用語は、本発明の化合物の製造に有用であるそれらの保護基のことである。このような基は、一般に対象化合物の他の部分と干渉しない穏やかな反応条件を用いて選択的に導入及び除去することができる。本発明のプロセス及び方法に使用するのに適切な保護基は、当業者に知られている。このような保護基の化学的性質、それらの導入及びそれらの除去の方法は、例えばT. Greene and P. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis (3rd ed.), John Wiley & Sons, NY (1999)に見出すことができる。本明細書に使用される「脱保護すること」、「脱保護された」又は「脱保護する」なる用語は、化合物から保護基を除去する工程を意味する。
本明細書に使用される「加水分解する」、「加水分解すること」、「加水分解」及び「加水分解された」なる用語は、全て、通常、塩基性の水性溶液中に存在するようなヒドロキシルアニオン(-OH)の作用を通してエステル、アミド又は両方がそれらの対応するカルボン酸誘導体に変換される化学反応を意味し、適用される。
本明細書に使用される「脱離基」なる用語は、一般にそれが結合した原子で求核置換反応の実施が可能となる化学官能基のことである。例えば、式Cl-C(O)R(ここにおいて、Rはアルキル、アリール又は複素環である)の酸塩化物では、それが結合したカルボニル炭素で求核置換反応の実施が可能となるため、この-Cl基を一般に脱離基と称する。適切な脱離基は、当業者に知られており、それにはハライド、芳香族複素環、シアノ、アミノ基(一般に酸性条件下)、アンモニウム基、アルコキシド基、炭酸塩基、ホルメート、及びカルボジイミドのような化合物との反応によって活性化されているヒドロキシ基が含まれうる。例えば、適切な脱離基としては、クロリド、ブロミド、ヨージド、シアノ、イミダゾール、及びカルボジイミド、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(場合によりヒドロキシベンゾトリアゾールのような添加剤の存在下で)又はカルボジイミド誘導体との反応が可能となっているヒドロキシ基が含まれるが、それらに限定されない。
「試薬の組み合わせ」なる用語は、所望の化学反応に作用を及ぼすために用いることができる化学試薬、又は必要な場合、複数の試薬を意味する。特定の試薬又は組み合わせ若しくは複数の試薬の選択は、当業者によく知られている要因に左右され、そして反応体の同一性、反応体中の他の官能基の存在、特定の化学反応に用いられる溶媒又は複数の溶媒、化学反応を実施することになる温度、及び所望の化学反応生成物の精製方法又は複数の精製方法が含まれるが、これらに限定されない。特定の化学反応を実施するのに必要な試薬又は試薬の組み合わせの選択は、当業者の知識の範囲内にあり、このような選択は、過度の実験をすることなく行うことができる。
本明細書に使用される「塩基」なる用語は、いわゆるブレンステッド−ローリー塩基を意味する。ブレンステッド−ローリー塩基は、反応混合物中に存在する酸からプロトン(H+)を受け取ることができる試薬である。ブレンステッド−ローリー塩基の例としては、無機塩基、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウム、及び炭酸セシウム、無機塩基、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジシクロヘキシルアミン、モルホリン、ピロリドン、ピペリジン、ピリジン、4-N,N-ジメチルアミノピリジン(DMAP)及びイミダゾールが含まれるが、これらに限定されない。
本明細書に使用される「キラルな非ラセミ体の塩基」なる用語は、鏡像異性体形態で存在することができ、そしてその対応する反対の鏡像異性体が等量で存在しない塩基性化合物を意味する。例えば、化合物2−フェニルグリシノールは、反対の立体配置の2つの鏡像異性体、いわゆる(R)−及び(S)−鏡像異性体として存在する。(R)−及び(S)−鏡像異性体が等量で存在する場合、このような混合物は、「ラセミ体」と称する。しかしながら、一方の鏡像異性体が、もう一方より多い量で存在する場合、混合物は「非ラセミ体」と称する。「立体異性体」なる用語は、同一の化学構造を有するが、空間におけるそれらの原子又は基の配置に関して異なる化合物のことである。特に、「鏡像異性体」なる用語は、互いに重ね合わせることができない鏡像である、化合物の2つの立体異性体のことである。本明細書に使用される「ラセミ体」又は「ラセミ混合物」なる用語は、特定の化合物の鏡像異性体の1:1混合物のことである。一方、「ジアステレオマー」なる用語は、2つ又はそれ以上の不斉中心を含み、互いに鏡像でない一対の立体異性体間の関係のことである。
本明細書に使用する場合の「立体化学的に富んだ」生成物なる用語は、特定の立体異性体が、他の可能な立体異性体の生成物と比較して統計学的に有意により多い量で存在する反応生成物のことである。例えば、一方の鏡像異性体が他のものよりも多く含んでなる生成物は、立体化学的に富んだ生成物を構成することになる。また、同じように、一方のジアステレオ異性体が他のものよりも多く含んでなる生成物は、また立体化学的に富んだ生成物を構成することになる。本発明に含まれる方法及びプロセスは、「立体化学的に富んだ」生成物を与えると言われている。そのような場合、本発明に含まれる方法及びプロセスは、全ての可能な立体異性体が約等量で存在する、立体異性体の化合物の混合物を用いて開始し、少なくとも1つの立体異性体が他のものより統計学的に有意に多い量で存在する生成物を与える。
本明細書に使用される「ジアステレオ異性」なる用語は、2つ又はそれ以上の不斉中心を含む一対の立体異性体間の関係のことであり、互いに重ね合わせることができない鏡像である。本明細書に使用される「ジアステレオマー塩」又は複数の「ジアステレオマー塩」なる語句は、ジアステレオマー化合物の塩を意味し、ここにおいて、「ジアステレオマー」は、本明細書に定義された通りである。本明細書に使用される「ラセミ体」なる用語は、1:1の比率の鏡像異性体を含んでなる組成物を意味する。本明細書に使用される「スカレミック(scalemic)」なる用語は、等しくない量の鏡像異性体を含んでなる組成物を意味する。例えば、本発明の化合物の(R)−及び(S)−鏡像異性体の1:1混合物を含んでなる組成物は、ラセミ体の組成物又は混合物と称する。さらなる例として、本発明の化合物の(R)−及び(S)−鏡像異性体の2:1混合物を含んでなる組成物は、スカレミック組成物又は混合物と称する。特に、本発明の方法は、本発明のラセミ化合物から本発明のスカレミック化合物を製造するために有利に使用されうるものを考えている。
「分割」及び「分割すること」なる用語は、立体異性体の混合物、例えば特定の化合物の2つの鏡像異性体を含んでいるラセミ混合物から立体異性体の化合物を物理的に分離する方法を意味する。本明細書で使用される「分割」及び「分割すること」は、部分的な及び完全な分割の両方を含むことを意味する。
本明細書に使用される「分離する」又は「分離された」なる用語は、少なくとも2つの異なる化学化合物を互いから物理的に単離する工程を意味する。例えば、化学反応を行なって少なくとも2つの生成物(A)及び(B)を製造する場合、(A)及び(B)の両方を互いから単離する工程を(A)及び(B)を「分離する」と称する。特に、本発明の分離は、当業者に知られている分析技術及び本明細書に記載されたものによって測定して部分的又は完全であってもよいと考える。
本明細書に使用される「変換すること」なる用語は、出発物質又は物質を用いて化学反応が起こり、異なる化学生成物の製造が可能であることを意味する。例えば、化学反応体(A)及び(B)が互いに反応して生成物(C)を製造することが可能な場合、出発物質(A)及び(B)は生成物(C)に「変換された」と称することができ、又は(A)は(C)に「変換された」若しくは(B)は(C)に「変換された」と称することができる。
「置換された」なる用語は、特定の基又は部分が1つ又はそれ以上の置換基を担持することを意味する。「非置換」なる用語は、特定の基が置換基を担持しないことを意味する。「場合により置換された」なる用語は、特定の基が非置換又は1つ又はそれ以上の置換基によって置換されていることを意味する。
当技術分野で用いられる慣例に従って、記号
Figure 2008517896
は、本明細書において部分又は置換基がコア構造又は主鎖構造に付く位置の結合を示すために構造式中に用いられる。別の慣例に従って、本明細書におけるいくつかの構造式では、炭素原子及びその結合した水素原子は、明確に示されておらず、例えば、
Figure 2008517896
はメチル基を表し、
Figure 2008517896
はエチル基を表し、
Figure 2008517896
はシクロペンチル基を表す、など。
本発明の化合物は、不斉炭素原子を有することができる。本発明の化合物の炭素−炭素結合は、本明細書において
Figure 2008517896
を用いて示すことができる。不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用は、その炭素原子の全ての可能な立体異性体が含まれることを示す意味である。不斉炭素原子に結合を示すためのくさび型の実線又は破線の使用は、示された立体異性体のみが含まれることを示す意味である。本発明の化合物は、複数の不斉炭素原子を含むことがありうる。それらの化合物では、不斉炭素原子に結合を示すための実線の使用は、全ての可能な立体異性体が含まれることを示す意味である。本発明の化合物における1つ又はそれ以上の不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用及び同じ化合物における他の不斉炭素原子への結合を示すためのくさび型の実線又は破線の使用は、ジアステレオマーの混合物が存在することを示す意味である。
本発明の個々の立体異性体化合物の溶液は、平面偏光を回転させることができる。本発明の化合物の名称において「(+)」又は「(−)」記号の使用は、特定の立体異性体の溶液が当業者に知られている技術を用いて測定して、(+)又は(−)方向に平面偏光を回転させることを示す。
ジアステレオマー混合物は、それらの物理化学的差異に基づいて当業者に知られている方法、例えばクロマトグラフィ又は分別結晶によってそれらの個々のジアステレオマーに分離することができる。鏡像異性体は、適切な光学活性化合物(例えばアルコール)との反応により鏡像異性混合物をジアステレオマー混合物に変換し、ジアステレオマーを分離し、そして個々のジアステレオマーを対応する純粋な鏡像異性体に変換(例えば、加水分解する)することによって分離することができる。ジアステレオマー混合物及び純粋な鏡像異性体を含む全てのこのような異性体は、本発明の一部と認められる。
別法として、本発明の個々の立体異性体化合物は、不斉合成によって鏡像体的に富んだ形態で製造することができる。不斉合成は、当業者に知られている技術、例えば、商業的に入手可能な又は当業者に知られている方法を用いて容易に製造される非対称の出発物質の使用、合成終了時に除去できる非対称補助剤の使用、又は酵素法を用いた中間化合物の分割により実施することができる。このような方法の選択は、出発物質の有用性、方法の相対的効率、及びこのような方法が特定の官能基を含む本発明の化合物に有用であるかどうかといった要因に左右されるが、これらに限定されない。このような選択は、当業者の知識の範囲内にある。
本発明の化合物が不斉炭素原子を含む場合、誘導体塩、プロドラッグ及び溶媒和物は、単一の立体異性体、ラセミ体並びに/又は鏡像異性体及び/若しくはジアステレオマーの混合物として存在することができる。全てのこのような単一の立体異性体、ラセミ体及びそれらの混合物は、本発明の範囲内にあるものとする。
一般に当業者によって理解されるように、光学的に純粋な化合物は、鏡像体的に純粋なものである。本明細書で使用される「光学的に純粋な」なる用語は、少なくとも十分な活性を含む化合物を意味するものとする。好ましくは、本発明の所望の薬理学的に純粋な化合物を有する化合物を得るための単一の鏡像異性体の光学的に純粋な量は、少なくとも90%の単一の異性体(鏡像体余剰率80%)、より好ましくは少なくとも95%(90%e.e.)、さらにより好ましくは少なくとも97.5%(95%e.e.)、そして最も好ましくは少なくとも99%(98%e.e.)を含む。
本発明の方法に使用される誘導体が塩基である場合、所望の塩は、無機酸、例えば:塩酸;臭化水素酸;硫酸;硝酸;リン酸;など、又は有機酸、例えば:酢酸;マレイン酸;コハク酸;マンデル酸;フマル酸;マロン酸;ピルビン酸;シュウ酸;グリコール酸;サリチル酸;ピラノシジル酸、例えばグルクロン酸又はガラクツロン酸;アルファ−ヒドロキシ酸、例えばクエン酸又は酒石酸;アミノ酸、例えばアスパラギン酸又はグルタミン酸;芳香族酸、例えば安息香酸又はケイ皮酸;スルホン酸、例えばp−トルエンスルホン酸又はエタンスルホン酸;などを用いた遊離塩基の処理を含む、当技術分野に知られているなんらかの適切な方法によって製造することができる。
本発明の方法に使用される誘導体が酸である場合、所望の塩は、無機又は有機塩基、例えばアミン、第一級、第二級、又は第三級;アルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物;などを用いた遊離酸の処理を含む当技術分野に知られているなんらかの適切な方法によって製造することができる。適切な塩の具体的な例としては、アミノ酸、例えばグリシン及びアルギニン;アンモニア;第一級、第二級、及び第三級アミン;及び環式アミン、例えばピペリジン、モルホリン及びピペラジンから誘導された有機塩;と同様にナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム及びリチウムから誘導された無機塩が含まれる。
固体である誘導体、プロドラッグ、塩又は溶媒和物の場合、本発明の方法に使用される誘導体、プロドラッグ、塩及び溶媒和物は、異なる多形体又は結晶形態で存在することができ、これらはすべて本発明及び明記された式の範囲内にあるものとすることは、当業者であれば当然と思う。さらに、本発明の方法に使用される誘導体、塩、プロドラッグ及び溶媒和物は、互変異性体として存在することができ、これらはすべて本発明の広い範囲内にあるものとする。
塩基性の性質である本発明の化合物は、種々の無機及び有機酸と様々な異なる塩を形成することができる。このような塩は動物に投与するために医薬上許容されるものでなければならないが、実際には多くの場合、最初に反応混合物から医薬上許容しえない塩として本発明の化合物を単離し、次いでアルカリ性試薬で処理してこれを遊離塩基化合物に変換して戻し、続いてこの遊離塩基を医薬上許容しうる酸付加塩に変換することが望ましい。本発明の塩基化合物の酸付加塩は、水性溶媒媒体中又は適切な有機溶媒、例えばメタノール又はエタノール中、実質的に等量の選択された無機又は有機酸で塩基化合物を処理することによって容易に製造される。溶媒を注意深く蒸発させると、所望の固体塩は容易に得られる。適切な無機又は有機酸を溶液に加えることによって、有機溶媒中の遊離塩基の溶液から所望の酸の塩を沈殿させることもできる。
酸性の性質である本発明のそれらの化合物は、種々の薬理学上許容しうるカチオンと塩基塩を形成することができる。このような塩の例としては、アルカリ金属又はアルカリ土金属塩、そして特にナトリウム及びカリウム塩が含まれる。これらの塩は、全て従来の技術によって製造される。本発明の医薬上許容しうる塩基塩を製造するために試薬として用いられる化学塩基は、本発明の酸性化合物と非毒性の塩基塩を形成するものである。このような非毒性の塩基塩には、ナトリウム、カリウム カルシウム及びマグネシウムなどのような薬理学上許容しうるカチオンから誘導されたものが含まれる。これらの塩は、対応する酸性化合物を所望の薬理学上許容しうるカチオンを含む水溶液で処理し、次いで生成した溶液を、好ましくは減圧下で蒸発乾固することによって容易に製造することができる。別法として、酸性化合物の低級アルカノール溶液及び所望のアルカリ金属アルコキシドを一緒に混合し、次いで生成した溶液を前と同じやり方で蒸発乾固することによって製造することもできる。いずれの場合も、反応の完了、所望の最終生成物の最大収率を確実にするには、化学量論量の試薬を使用することが好ましい。
HCV活性の阻害剤として化合物の活性は、in vivo及びin vitroアッセイを含む当技術分野で利用可能ないずれか適切な方法によって測定することができる。活性測定に適切なアッセイの例は、本明細書に記載されたHCVレプリコンアッセイである。
化合物及びその医薬上許容しうるプロドラッグ、塩、活性代謝物及び溶媒和物の投与は、当業者が利用可能な許容されるいずれかの投与方式に従って実施することができる。適切な投与方式の具体的な例としては、経口、鼻腔、非経口、局所、経皮及び直腸が含まれる。経口及び静脈内送達が好ましい。
本発明のHCV阻害剤は、いずれか適切な医薬形態中の医薬組成物として投与することができる。適切な医薬形態としては、固体、半固体、液体又は、凍結乾燥された製剤、例えば錠剤、散剤、カプセル剤、坐剤、懸濁剤、リポソーム剤及びエアゾール剤が含まれる。HCV阻害剤は、種々の方法論のいずれかを用いて溶液として製造することができる。例えば、HCV阻害剤は、酸(例えば1M HCl)を用いて溶解し、水(D5W)中の5%ブドウ糖溶液の十分な体積で希釈し、HCV阻害剤(例えば約15mM)の所望の最終濃度を得ることができる。別法として、約15mM HClを含むD5Wの溶液を用いて適切な濃度のHCV阻害剤の溶液を得ることができる。さらに、HCV阻害剤は、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)の1%溶液を用いて懸濁液として製造することができる。
医薬組成物の適切な医薬形態を製造する許容しうる方法は、知られているか又は当業者によって型どおりに決定することができる。例えば、医薬製剤は、必要に応じて成分を混合、造粒及び錠剤形態で必要な場合圧縮、又は混合、充填及び溶解といった工程を含む製薬化学者の従来の技術に従って製造し、経口、非経口、局所、腟内、鼻腔内、気管支内、眼内、耳内、及び/又は直腸投与のための所望の生成物を得ることができる。
また、本発明の医薬組成物は、適切な賦形剤、希釈剤、ビヒクル及び担体、と同様に意図する用途に応じて他の医薬上活性な薬剤を含むこともできる。固体又は液体の医薬上許容しうる担体、希釈剤、ビヒクル又は賦形剤は、医薬組成物中に使用することができる。固体担体の例としては、デンプン、乳糖、硫酸カルシウム二水和物、白土、ショ糖、タルク、ゼラチン、ペクチン、アカシア、ステアリン酸マグネシウム及びステアリン酸が含まれる。液体担体の例としては、シロップ、ラッカセイ油、オリーブ油、食塩溶液及び水が含まれる。担体又は希釈剤は、適切な持続放出物質、例えばモノステアリン酸グリセリン又はジステアリン酸グリセリンを単独で又はワックスと共に含むことができる。液体担体を用いる場合、その調製物は、シロップ、エリキシル、乳濁液、ゼラチン軟カプセル、滅菌注射液(例えば溶液)又は非水性若しくは水性液体の懸濁液の形態であることができる。
医薬組成物の用量は、少なくとも治療上有効量のHCV阻害剤を含むことができ、そして好ましくは1つ又はそれ以上の医薬投薬単位から構成される。選ばれた用量は、用量を、例えば局所的に、例えば軟膏剤又はクリーム剤として;経口的に;直腸に、例えば坐剤として;注射によって非経口的に;静脈内に;又は腟内の、鼻腔内、気管支内、耳内又は眼内注入によって連続的に投与するいずれかの知られている又は適切な方法によってHCV活性阻害が介在する治療を必要とする哺乳動物、例えばヒトに投与することができる。組成物を細胞毒性薬と同時に投与する場合、組成物は、細胞毒性薬の導入の前に、と共に、及び/又は後に投与することができる。しかし、放射線療法と併せて組成物を投与する場合、放射線療法を始める前に、組成物を導入することが好ましい。
所定量の活性化合物を有する種々の医薬組成物を製造する方法は、知られているか又は当業者に明らかである。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Company, Easter, Pa., 15th Edition (1975)参照。本発明の医薬組成物に使用されるHCV阻害剤の実際の投与量は、使用する特定の薬剤の性質、処方する特定の組成物、投与方式及び特定部位、並びに治療しているホスト及び状態に従って選ばれることは十分理解できるだろう。所与の状態に対する最適投与量は、従来の投与量−測定試験を用いて当業者によって確認することができる。経口投与では、例えば使用できる用量は、適切な間隔で繰り返す治療コースを伴って、約0.001〜約1000mg/kg体重、又は約0.1〜約100mg/kg体重、又は約1〜約50mg/kg体重、又は約0.1〜約1mg/kg体重である。本明細書に記載された医薬製剤の投与形態は、当業者によって適切であると考えられる本発明の化合物、又はその溶媒和物の医薬上許容しうる塩の量を含むことができる。例えば、このような投与形態は、本発明の化合物約1mg〜約1500mgを含むことができるか、又は本発明の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物約5mg〜約1500mg、又は約5mg〜約1250mg、又は約10mg〜約1250mg、又は約25mg〜約1250mg、又は約25mg〜約1000mg、又は約50mg〜約1000mg、又は約50mg〜約750mg、又は約75mg〜約750mg、又は約100mg〜約750mg、又は約125mg〜約750mg、又は約150mg〜約750mg、又は約150mg〜約500mg を含むことができる。
また、本主題発明は、本発明の化合物において列挙されたものと同一であるが、1つ又はそれ以上の原子が、通常自然界で見出される原子質量又は質量数と異なる原子質量又は質量数を有する原子によって置き換えられたものである同位体で標識化された化合物を含む。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素及び塩素の同位体、例えばそれぞれ2H、3H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F及び36Clが含まれる。上記の同位体及び/又は別の原子の別の同位体を含む本発明の化合物、そのプロドラッグ、及び前記化合物又は前記プロドラッグの医薬上許容しうる塩は、本発明の範囲内にある。本発明のある種の同位体で標識化された化合物、例えば、3H及び14Cのような放射性同位体が組み込まれたものは、薬物及び/又は基質の組織分布アッセイに有用である。トリチウム化された、すなわち、3H及び炭素-14、すなわち14C、同位体は、特にそれらの調製の容易さ及び検出能のため好ましい。さらに、重水素、すなわち2Hのようなより重い同位体での置換は、より大きい代謝安定性を生じ、ある種の治療上の利点を得ることができ、例えばin vivo半減期が高められ又は必要な投与量が減少し、このため、いくつかの状況で好ましいことがある。本発明の同位体的に表示された化合物及びそのプロドラッグは、一般に、同位体で標識されていない試薬の代わりに容易に利用可能な同位体で標識された試薬を用いて以下のスキーム及び/又は実施例及び製造に開示される方法を実施して製造することができる。本発明の化合物は、C型肝炎ウイルスの、特にHCV複製の、なおさら格別にはHCVプロテアーゼの、強力な阻害剤である。化合物は、全て哺乳動物、特にヒトにおける抗HCV剤として治療上の使用に適合させられる。
活性化合物は、単独療法として適用することもできるし、又は1つ又はそれ以上の他の抗ウイルス性物質、例として、例えばHCV阻害剤、例えばインターフェロンアルファコン-1、天然インターフェロン、インターフェロンベータ-1a、インターフェロンオメガ、インターフェロンガンマ-1b、インターロイキン-10、BILN 2061(セリンプロテアーゼ)、アマンタジン(Symmetrel)、チモジンアルファ-1(thymozine alpha-1)、ビラミジン(viramidine);HIV阻害剤、例えばネルフィナビル、デラビルジン、インジナビル、ネビラピン、サキナビル及びテノホビルから選ばれるものを伴うこともできる。このような併用治療(conjoint treatment)は、治療の個々の成分を同時に、逐次的に又は別々に投与する方法で実施することができる。
一般に、本発明の化合物は、本明細書に記載された方法、並びに当業者に知られている方法に従って製造することができる。本明細書に記載された方法は、なんら本発明の範囲を制限することを意味せず、そのように解釈すべきではない。
チエノピリミジン異性体の製造について一般的なスキームは、商業的に入手可能な化合物Aから出発して以下に示す。
Figure 2008517896
R=アリール又はヘテロアリール、R1=O-アルキル又はアルキル。II型の他のチエノピリミジン異性体は、商業的に入手可能な化合物Aを商業的に入手可能な化合物Bで置き換える他は同様の方法で製造される。
Figure 2008517896
チエノピリジン異性体(I型)の製造について一般的なスキームは、商業的に入手可能な化合物Aから出発して以下に示す。
Figure 2008517896
化合物5の合成では、WO 00/09543に開示され、以下の通り変更された方法を用いた:
Figure 2008517896
化合物8の合成では、WO 00/59929に開示された方法を用いた:
Figure 2008517896
以下は、化合物12の合成についての代表例である:
Figure 2008517896
以下は、チエノピリミジンの合成についての代表例である:
Figure 2008517896
以下は、化合物チエノピリジンの合成についての代表例である:
Figure 2008517896
化合物I又はIIを合成する別の一般的なスキームを、以下に概説する:
Figure 2008517896
これらの反応に使用するための適切な塩基には、無機塩基及び有機塩基が含まれる。適切な無機塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び炭酸セシウムが含まれるが、これらに限定されない。好ましくは、塩基は炭酸カリウムである。適切な有機塩基としては、ピリジン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン、N-メチルモルホリン、N-エチル-N,N-ジイソプロピルアミン、DBU及び4-N,N-ジメチルアミノピリジンが含まれるが、これらに限定されない。また、これらの反応は、触媒量の適切な酸の存在下で実施することもできる。適切な酸には、ブレンステッド−ローリー酸及びルイス酸の両方が含まれる。さらに、これらの反応は、所望の化学反応を妨げない溶媒又は溶媒の混合物中で一般に実施される。さらに、適切な溶媒としては、その反応条件に適合することが当業者に知られているものが含まれ、アルキルエステル及びアリールエステル、アルキル、複素環及びアリールエーテル、炭化水素、アルキル及び芳香族アルコール、アルキル及びアリールハロゲン化化合物、アルキル又はアリールニトリル、アルキル及びアリールケトン及び非プロトン性複素環の溶媒が含まれる。例えば、適切な溶媒としては、酢酸エチル、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、n-ブチルアセテート、メチルイソブチルケトン、ジメトキシエタン、ジイソプロピルエーテル、クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、プロピオニトリル、ブチロニトリル、t-アミルアルコール、酢酸、ジエチルエーテル、メチルt-ブチルエーテル、ジフェニルエーテル、メチルフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、t-ブタノール、n-ブタノール、2-ブタノール、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、アセトニトリル、ベンゾニトリル、アセトン、2-ブタノン、ベンゼン、トルエン、アニソール、キシレン及びピリジン、又は上記の溶媒のいずれかの混合物が含まれるが、これらに限定されない。さらに、水は、それが所望の変換で妨げない場合、共溶媒として用いることができる。最後に、このような反応は、約0℃〜約100℃の範囲、又は約25℃〜約100℃の範囲、又は約35℃〜約75℃の範囲、又は約45℃〜約55℃の範囲、又は約50℃の温度で実施することができる。特定の還元剤、溶媒及び温度の選択は、具体的な反応体の同一性、及びこのような反応体中に存在する官能基を含むいくつかの要因に左右されるが、これらに限定されない。このような選択は、当業者の知識の範囲内であり、そして過度の実験をすることなく行うことができる。
このような反応は、適切な溶媒中の適切な塩基を用いて実施することができる。適切な塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムが含まれるが、これらに限定されない。使用できる溶媒としては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n-プロピルアルコール、アセトニトリル及びDMF又はそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。さらに、水は、必要に応じて共溶媒として用いることができる。これらの反応は、約0℃〜約150℃の温度で実施することができる塩基又は塩基の組み合わせ、溶媒又は溶媒の組み合わせ、及び反応温度の具体的な選択は、使用する具体的な出発物質に左右され、このような選択は、当業者の知識の範囲内にあり、そして過度の実験をすることなく行うことができる。
これらの反応は、一般に適切な触媒の存在下、還元剤、例えばボラン源又は水素の存在下で実施する。適切なボラン源としては、ボラン−トリメチルアミン錯体、ボラン-ジメチルアミン錯体、ボランt−ブチルアミン錯体及びボラン−ピリジン錯体が含まれるが、これらに限定されない。水素のような還元剤の存在下で使用するための適切な触媒としては、ニッケル、パラジウム、ロジウム及びルテニウムが含まれるが、これらに限定されない。さらに、このような反応は、所望の化学反応で妨げない溶媒又は溶媒の混合物中で実施される。さらに、適当な溶媒としては、その反応条件に適合する当業者に知られているものが含まれ、アルキルエステル及びアリールエステル、アルキル、複素環及びアリールエーテル、炭化水素、アルキル及び芳香族アルコール、アルキル及びアリールハロゲン化化合物、アルキル又はアリールニトリル、アルキル及びアリールケトン及び非プロトン性複素環の溶媒が含まれる。例えば、適切な溶媒としては、酢酸エチル、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、n-ブチルアセテート、メチルイソブチルケトン、ジメトキシエタン、ジイソプロピルエーテル、クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、プロピオニトリル、ブチロニトリル、t-アミルアルコール、酢酸、ジエチルエーテル、メチルt-ブチルエーテル、ジフェニルエーテル、メチルフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、t-ブタノール、n-ブタノール、2-ブタノール、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、アセトニトリル、ベンゾニトリル、ベンゼン、トルエン、アニソール、キシレン、及びピリジン、又は上記の溶媒のいずれかの混合物が含まれるが、これらに限定されない。さらに、水は、それが所望の変換で妨げない場合、共溶媒として用いることができる。最後に、このような反応は、約0℃〜約75℃の範囲の温度、好ましくは約0℃〜約32℃の範囲、最も好ましくは室温又は周囲温度で実施することができる。特定の還元剤、溶媒及び温度の選択は、具体的な反応体の同一性及びこのような反応体中に存在する官能基を含むいくつかの要因に左右されるが、これらに限定されない。このような選択は、当業者の知識の範囲内にあり、そして過度の実験をすることなく行うことができる。
以下の実施例は、本発明の特定の実施態様を説明するためだけのものであって、なんらその範囲を制限しようとするものではない。
特に明記しない限り、明細書及び特許請求の範囲に用いられる成分の量、分子量のような特性、反応条件などを表す全ての数は、全ての場合において「約」なる用語によって修飾されているものとして理解すべきである。従って、異なる指示がない限り、以下の明細書及び添付の特許請求の範囲に記載された数のパラメーターは、本発明によって得ようと努める所望の性質に応じて変化しうる近似値である。最低限でも、特許請求の範囲に対する均等論の適用を制限しようとするものではなく、それぞれの数のパラメーターは、少なくとも報告された有効数字の数を考慮して通常の概数技術を適用することによって解釈すべきである。
以下に記載された実施例において、特に明記しない限り、以下の説明における全ての温度は、摂氏の度(℃)であり、特に明記しない限り、すべての部及びパーセンテージは質量による。
種々の出発物質及び他の試薬は、市販供給者、例えばAldrich Chemical Company又はLancaster Synthesis Ltd.から購入し、そして特に明記しない限り、さらに精製することなく使用した。
以下に記載した反応は、窒素、アルゴンの陽圧下で又は乾燥管を用いて、周囲温度(特に明記しない限り)で、無水溶媒中で実施した。分析薄層クロマトグラフィは、ガラス支持されたシリカゲル60°F 254プレート(Analtech(0.25mm))で実施し、適切な溶媒比率(v/v)で溶離した。反応は、高圧液体クロマトグラフィ(HPLC)又は薄層クロマトグラフィ(TLC)によって分析し、出発物質の消費により判断して終了した。TLCプレートは、UV、リンモリブデン酸染色又はヨード染色によって視覚化した。
1H-NMRスペクトルは、Bruker機器において300MHz又は400MHzで操作して記録し、そして13C NMRスペクトルは75MHzで記録した。NMRスペクトルは、参照基準としてクロロホルム(7.25ppm及び77.00ppm)又はDMSO-d6(2.50ppm及び39.52ppm)を用いてDMSO-d6又はCDCl3溶液(ppmで報告)として得た。必要に応じて、他のNMR溶媒を用いた。ピークの多重度を報告される際、以下の略語を用いた:s=一重線、d=二重線、t=三重線、m=多重線(br=幅広い)、dd=二重線の二重線、dt=三重線の二重線。結合定数を記載する場合、ヘルツで報告した。
赤外線スペクトルは、パーキン−エルマーFT-IR分光計において、ニート油として、KBrペレットとして又はCDCl3溶液として記録し、波数(cm-1)で報告した。質量スペクトルは、LC/MS又はAPCIを用いて得た。全ての融点は未補正である。
全ての最終生成物は、95%を超える純度を有した(220nm及び254nmの波長のHPLCによって)。以下の実施例及び製造において、「Et」はエチルを意味し、「Ac」はアセチルを意味し、「Me」はメチルを意味し、「Ph」はフェニルを意味し、「(PhO)2POCl」はクロロジフェニルリン酸を意味し、HClは塩酸を意味し、「EtOAc」は酢酸エチルを意味し、「Na2CO3」は炭酸ナトリウムを意味し、「NaOH」は水酸化ナトリウムを意味し、「NaCl」は塩化ナトリウムを意味し、「NEt3」はトリエチルアミンを意味し、「THF」はテトラヒドロフランを意味し、「DIC」はジイソプロピルカルボジイミドを意味し、「HOBt」はヒドロキシベンゾトリアゾールを意味し、「H2O」は水を意味し、「NaHCO3」は炭酸水素ナトリウムを意味し、「K2CO3」は炭酸カリウムを意味し、「MeOH」はメタノールを意味し、「i-PrOAc」は酢酸イソプロピルを意味し、「MgSO4」は硫酸マグネシウムを意味し、「DMSO」はジメチルスルホキシドを意味し、「AcCl」は塩化アセチルを意味し、「CH2Cl2」は塩化メチレンを意味し、「MTBE」はメチルt-ブチルエーテルを意味し、「DMF」はジメチルホルムアミドを意味し、「SOCl2」は塩化チオニルを意味し、「H3PO4」はリン酸を意味し、「CH3SO3H」はメタンスルホン酸を意味し、「Ac2O」は無水酢酸を意味し、「CH3CN」はアセトニトリルを意味し、「KOH」は水酸化カリウムを意味し、「CDI」はカルボニルジイミダゾールを意味し、「DABCO」は1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンを意味し、「IPE」はイソプロピルエーテルを意味し、「MTBE」はメチルtert-ブチルエーテルを意味し、「Et2O」はジエチルエーテルを意味し、「Na2SO4」は硫酸ナトリウムを意味し、「NBS」はN-ブロモスクシンイミドを意味し、「TEA」はトリエチルアミンを意味し、「DCM」はジクロロメタンを意味し、「TBAB」はテトラブチルアンモニウムブロミドを意味し、「HMPA」はヘキサメチルホスホルアミドを意味し、「NMP」は1-メチル-2-ピロリドンを意味し、「DMAC」はN,N-ジメチルアセトアミドを意味し、「h」は時間を意味し、「min」は分を意味し、「mol」はモルを意味し、そして「rt」は室温を意味する。
実施例1:3-チエニルアミンオキシレート
Figure 2008517896
メチル3-アミノチオフェン-2-カルボキシレート(10.0g,64mmol,1.0当量)を1N水酸化ナトリウム(NaOH)(318mL,320mmol,5.0当量)中で2時間還流させた。反応混合物を0℃に冷却し、そして12.4N塩酸(HCl)を用いてpH5に酸性化した。粗製のベージュ色の酸を濾過し、固形物を1-プロパノール(100mL)中に溶解し、シュウ酸(11.58g,128mmol,2.0当量)で処理して38℃で1時間加熱した。オフホワイト色の生成物を濾過し、さらに精製することなく固形物を取扱った(5.55g,収率46%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.24 (dd, J = 5.0, 3.0Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 5.0, 1.3Hz, 1H), 6.17 (dd, J = 3.0, 1.5Hz, 1H);LCMS (ESI+)(C4H5NS・C2H3O4について)m/z 191 (M + H)+
実施例2:5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-オール
Figure 2008517896
3-チエニルアミンオキシレート(5.55g,30mmol,1.0当量)及びメチル3-オキソ-3-ピリジン-2-イルプロパノエート(5.67g,30mmol,1.0当量)を、ディーンスターク還流冷却器を備えた丸底フラスコ中で合わせ、そして無水トルエン(100mL)中に溶解した。1,4-ジオキサン中の4N HCl(0.733mL,3mmol,0.10当量)を加え、反応混合物を12時間還流した。粗生成物を濾過し、そしてさらに精製することなく黒色固形物を取扱った(6.02g,収率90%):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 8.79 (d, J = 4.5Hz, 1H), 8.26 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.01-7.97 (m, 1H), 7.92 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.53 (dd J = 7.2, 4.9Hz, 1H), 7.07(s, 1H), 7.05 (d, J = 5.3Hz, 1H); LCMS (ESI+)(C12H8N2OSについて)m/z 229 (M + H)+
実施例3:7-クロロ-5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン
Figure 2008517896
5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-オール(3.0g,13mmol,1.0当量)を塩化ホスホリル(POCl3)(100mL)中に溶解し、そして6時間還流した。反応混合物を真空下で濃縮し、1N NaOHでゆっくり洗浄した。有機層を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして真空下で濃縮し、これにより褐色の固形物を得、これをさらに精製することなく取扱った(2.00g,収率62%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ8.87 (d, J = 4.04Hz, 1H), 8.50 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.31 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.07 (dt, J = 7.8, 1.8Hz, 1H), 7.61-7.56 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C12H7ClN2Sについて)m/z 247(M +H)+
実施例4:(4R)-1-(Tert-ブトキシカルボニル)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリン
Figure 2008517896
7-クロロ-5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン(1.97g,8mmol,1.0当量)及び(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-L-プロリン(1.85g,8mmol,1.0当量)を無水DMSO(32mL)中に溶解し、そしてカリウムtert-ブトキシド(1.88g,17mmol,2.1当量)で処理した。反応混合物を周囲温度で撹拌した。6時間及び22時間後、さらに(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4ヒドロキシ-L-プロリン(1.85g,8mmol,1.0当量)及びカリウムtert-ブトキシド(1.88g,17mmol,2.1当量)を加えた。生成した反応混合物を48時間撹拌した。反応混合物を0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)で希釈し、有機層を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより褐色の油状物(3.56g,収率100%)を得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.62 (s, 1H), 8.83 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.42 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.13-8.09 (m, 1H), 8.01 (td, J = 7.8, 1.8Hz, 1H), 7.62-7.59 (m, 1H), 7.53 (dd, J = 7.1, 5.0Hz, 1H), 7.47-7.43 (m, 1H), 5.68-5.62 (m, 1H), 4.30-4.23 (m, 1H), 3.80 (ddd, J = 16.3, 11.8, 4.8Hz, 1H), 3.60 (t, J = 11.6Hz, 1H), 2.60-2.52 (m, 1H), 2.37-2.28 (m, 1H), 1.41-1.31 (m, 9H);LCMS(ESI+)(C22H23N3O5Sについて)m/z 442(M +H)+
実施例5:tert-ブチル(2S,4R)-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2008517896
(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリン(1.41g,8mmol,1.0当量)及びメチル(1R,2S)-1-アミノ-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩(1.41g,8mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(264mL)中に溶解し、そしてジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(6.9mL,40mmol,5.0当量)及びO−(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(3.01g,8mmol,1.0当量)で順次処理した。反応混合物を40℃で47分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液及び飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより黄色のフォームを得た。粗生成物をシリカ(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製し、ジクロロメタン(0.1%水酸化アンモニウム)中の2.5%メタノールで溶離し、これによりオフホワイト色の固形物(3.58g,収率80%)を得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.84 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.43 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.12 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.01 (dt, J = 7.8, 1.5Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.53 (dd, J = 7.1, 4.8 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 5.6Hz, 1H), 5.73-5.54 (m, 2H), 5.26 (dd, J = 16.9, 1.3Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 10.2, 1.6Hz, 1H), 4.27-4.18 (m, 1H), 3.90-3.78 (m, 1H), 3.60 (s, 3H), 2.34-2.06 (m, 2H), 1.72-1.63 (m, 1H), 1.38-1.33 (m, 10H), 1.32-1.18 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C29H32N4O6Sについて)m/z 565(M +H)+
実施例6:メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
tert-ブチル(2S,4R)-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]ピロリジン-1-カルボキシレート(3.58g,6mmol,1.0当量)を1,4-ジオキサン(16mL)中に溶解し、そしてジオキサン中の4N HCl(16mL,64mmol,10.7当量)で処理した。溶液を周囲温度で24時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、ヘキサンを加え、粗生成物を固形物(3.58g,収率100%)として収集した:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.51 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.85 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.37 (t, J = 8.5Hz, 1H), 8.19-8.12 (m, 1H), 8.04 (td, J = 7.8, 1.8Hz, 1H), 7.59-7.53 (m, 2H), 7.49-7.44 (m, 1H), 5.73 (s, 1H), 5.65 (dt, J = 17.2, 9.7Hz, 1H), 5.28 (dd, J = 17.2, 1.5Hz, 2H), 4.41 (dd, J = 10.0, 6.7Hz, 1H), 3.84-3.74 (m, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.52-3.41 (m, 1H), 2.75-2.66 (m, 1H), 2.34-2.19 (m, 2H), 1.67 (dd, J = 8.1, 5.3Hz, 1H), 1.43 (dd, J = 9.5, 5.2Hz, 1H);LCMS(ESI+)(C24H24N4O4Sについて)m/z 465(M +H)+
実施例7:メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート(1.7g,3.6mmol,1.0当量)及び(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エン酸(0.98g,3.6mmol,1.0当量)を無水DMA(37mL)中に溶解し、これにトリエチルアミン(1.0mL,7.2mmol,2.0当量)、続いてHATU(1.37g,3.6mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を50℃で2時間撹拌し、50%飽和炭酸水素ナトリウム中へ注いだ。有機層をtert-ブチルメチルエーテル(MTBE)で抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して真空下で濃縮した。さらになんら精製することなく粗生成物を取扱った(2.0g,収率98%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ8.87-8.83 (m, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.43-8.34 (m, 1H), 8.13 (m, 1H), 8.01-7.98 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.54-7.51 (m, 1H), 7.49-7.44 (m, 1H), 5.78 (s, 1H), 5.72-5.61 (m, 1H), 5.23 (dd, J = 17.1, 1.6Hz, 1H), 5.10 (dd, J =10.1, 1.8Hz, 1H), 5.00-4.89 (m, 3H), 4.41 (t, J = 8.18Hz, 1H), 4.08-4.01 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.32-2.23 (m, 1H), 1.99-1.94 (m, 3H), 1.64-1.58(m, 2H), 1.36-1.27(m, 11H), 1.18 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C38H47N5O7Sについて)m/z 718(M +H)+
実施例8:メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート(1.2g,14.2mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(705mL)中に溶解した。反応容器を排気して窒素ガスでパージした。1,3-ビス-(2,4,6-トリメチルフェニル)-2-イミダゾリジニリデン)ジクロロ(フェニルメチレン)−(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム(第2世代グラブス触媒)を加え(0.301g,0.355mmol,0.25当量)、得られた混合物を40℃で4時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製し、これをジクロロメタン(0.1%水酸化アンモニウム)中の1−2.5%メタノールで溶離した。固形物をMTBE/ヘキサンで摩砕してベージュ色固形物(0.221g,収率24%)を得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ8.83 (d, J = 4.3Hz, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.38 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.12-8.09 (m, 1H), 8.01-7.97 (m, 1H), 7.54-7.51 (m, 2H), 7.47 (d, J = 5.6Hz, 1H), 6.89 (d, J = 7.1Hz, 1H), 5.81 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.51 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.34-4.31 (m, 1H), 4.06-4.01 (m, 2H), 3.93-3.89 (m, 1H), 3.57 (s, 3H), 2.39-2.37 (m, 2H), 2.31-2.21 (m, 2H), 1.38-1.23 (m, 10H), 1.10 (d, J = 5.8Hz, 9H);LCMS(ESI+)(C36H43N5O7Sについて)m/z 690(M +H)+
実施例9:メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.452g,0.7mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(5mL)中に溶解し、これにトリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。得られた混合物を周囲温度で0.5時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムでクエンチし、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより褐色のフォーム(foam)(0.151g,収率>95%)を得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.83 (d, J = 4.0Hz, 2H), 8.71 (s, 1H), 8.42 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.12 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.00 (td, J = 7.8, 1.6Hz, 1H), 7.60-7.56 (m, 1H), 7.53 (dd, J = 7.2, 5.2Hz, 1H), 7.46 (t, J = 5.6Hz, 1H), 5.84-5.79 (m, 1H), 5.30 (t, J = 9.9Hz, 1H), 4.49 (t, J = 7.8Hz, 1H), 3.95 (s, 2H), 3.66-3.58 (m, 2H), 3.58-3.54 (m, 3H), 2.54-2.51 (m, 1H), 2.44-2.40 (m, 1H), 2.37 (s, 2H), 2.31 (dd, J = 3.8, 1.8Hz, 2H), 1.56-1.46 (m, 4H), 1.24 (s, 6H);LCMS(ESI+)(C31H35N5O5Sについて)m/z 590(M +H)+
実施例10:メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(275mg,0.47mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.078mL,0.56mmol,1.2当量)を無水DMA(1.3mL)中に溶解した。シクロペンチル4-ニトロフェニルカーボネート(0.117g,0.47mmol,1.0当量)を加え、反応混合物を80℃で15.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより褐色の油状物を得た。粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製し、ジクロロメタン(0.1%水酸化アンモニウム)中の1-2.5%メタノールで溶離し、これにより褐色の残留物として生成物を得た(0.068g,収率94%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.83 (d, J = 4.3Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.42 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.10 (m, 2H), 8.00 (s, 1H), 7.57-7.50 (m, 2H), 7.50-7.44 (m, 1H), 6.93-6.87 (m, 1H), 5.83 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.49 (t, J = 8.0Hz, 1H), 3.96-3.92 (m, 1H), 3.57 (m, 3H), 2.44 (m, 1H), 2.41-2.31 (m, 2H), 2.26-2.19 (m, 1H), 1.93-1.48 (m, 12H), 1.30 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C37H43N5O7Sについて)m/z 702(M +H)+
実施例11:(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.307g,0.44mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン/無水メタノール1:1中に溶解し、水性水酸化リチウム(40mg/ml LiOH-H2Oの4.6mL,10.0当量)で処理した。生成した溶液を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルで希釈し、0.05Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中に注ぎ、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水中の30−75%アセトニトリル(0.1%酢酸)で溶離し、これにより白色固形物として生成物を得た(0.053g,収率18%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.22 (br. s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.11 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.05-7.96 (m, 1H), 7.59-7.50 (m, 2H), 7.47 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.29-7.09 (m, 2H), 5.82 (s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.29 (t, J = 9.5Hz, 1H), 4.59-4.52 (m, 1H), 4.52-4.42 (m, 1H), 4.29-4.19 (m, 1H), 4.17-4.05 (m, 1H), 3.99-3.89 (m, 1H), 1.56-1.14 (m, 22H);LCMS(ESI+)(C36H41N5O7Sについて)m/z 688(M +H)+;元素分析(C36H41N5O7S・0.37MTBE・1.08酢酸・1.26H2Oについて)計算値:C, 59.48; H, 6.52; N, 8.67;実測値:C, 59.74; H, 6.13; N, 8.27.
実施例12:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(75mg,0.127mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.021mL,0.153mmol,1.2当量)を無水DMA(1.3mL)中に溶解した。シクロブチル4-ニトロフェニルカーボネート(0.030g,0.127mmol,1.0当量)を加え、反応混合物を80℃で15.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより褐色の油状物を得た。粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル,12Sカラム)で精製し、これをジクロロメタン(0.1%水酸化アンモニウム)中の1-2.5%メタノールで溶離して褐色の残留物として生成物を得た(62mg,収率71%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.83 (d, J = 4.6Hz, 2H), 8.71 (s, 1H), 8.44 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.02-7.99 (m, 1H), 7.47-7.46 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.27-7.25 (d, J = 7.6Hz, 2H), 5.83 (s, 1H), 5.54-5.51 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.49 (t, J = 8.3Hz, 1H), 4.41 (t, J = 7.3Hz, 1H), 4.26-4.23 (m, 1H), 3.94-3.89 (m, 1H), 3.66-3.58 (m, 2H), 3.57 (s, 3H), 2.54 (m, 1H), 2.44-2.38 (m, 4H), 2.26-2.19 (m, 1H), 1.91-1.82 (m, 4H), 1.75-1.63 (m, 4H), 1.59-1.42 (m, 6H);LCMS(ESI+)(C36H41N5O7Sについて)m/z 688(M +H)+
実施例13:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.060g,0.087mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン/無水メタノール1:1(2mL)中に溶解し、水性水酸化リチウム(40mg/ml LiOH-H2Oの0.92mL,10.0当量)で処理した。生成した混合物を周囲温度で17時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルで希釈し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注ぎ、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.024g,収率41%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.25 (s, 1H), 8.83 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.44 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.10 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.03-7.98 (m, 1H), 7.56-7.52 (m, 2H), 7.47 (d, J = 5.8Hz, 1H), 7.24 (d, J = 7.3Hz, 1H), 5.82 (s, 1H), 5.49 (m, 1H), 5.29 (t, J = 9.7Hz, 1H), 5.17 (br. s, 1H), 4.49-4.39 (m, 2H), 4.26-4.22 (m, 1H), 4.09-4.07 (m, 1H), 3.94-3.91 (m, 1H), 2.44-2.32 (m, 3H), 2.18 (q, J = 8.8Hz, 1H), 1.90-1.81 (m, 3H), 1.74-1.65 (m, 3H), 1.54-1.42 (m, 4H), 1.40-1.22 (m, 6H);LCMS(ESI+)(C35H39N5O7Sについて)m/z 674(M+H)+;元素分析(C35H39N5O7S・0.96酢酸エチル・1.41TFA・1.0H2Oについて)計算値:C, 53.39; H, 5.39; N, 7.47;実測値:C, 53.74; H, 5.61; N, 7.17.
実施例14:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.070g,0.102mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(2mL)中に溶解し、水性水酸化リチウム(40mg/ml LiOH-H2Oの1.07mL,1.02mmol,10.0当量)で処理した。生成した混合物を周囲温度で17時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルで希釈し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注ぎ、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.021g,収率30%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.26 (s, 1H), 8.83 (d, J = 4.3Hz, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.38 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.10 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.04-7.96 (m, 1H), 7.57-7.50 (m, 2H), 7.47 (d, J = 5.8Hz, 1H), 6.88 (d, J = 7.1Hz, 1H), 5.81 (s, 1H), 5.58-5.43 (m, 1H), 5.29 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 4.50 (t, J = 8.0Hz, 1H), 4.31 (d, J = 11.1Hz, 1H), 4.04 (m, 1H), 3.92 (dd, J = 11.2, 3.9Hz, 1H), 2.42-2.29 (m, 3H), 2.18 (q, J = 8.9Hz, 1H), 1.85-1.65 (m, 3H), 1.55-1.41 (m, 3H), 1.40-1.27 (m, 5H), 1.04 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C35H41N5O7Sについて) m/z 676(M +H)+;元素分析(C35H41N5O7S・0.90酢酸エチル・0.89TFA・0.99H2Oについて)計算値:C, 55.47; H, 5.89; N, 8.01;実測値:C, 55.77; H, 5.95; N, 7.88.
実施例15:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(249mg,0.423mmol,1.0当量)及びシクロプロピル酢酸(0.042g,0.423mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(14mL,0.03M)中に溶解した。ジイソプロピルエチルアミン(0.496mL,2.1mmol,5.0当量)、続いてHATU(0.161g,0.423mmol,1.0当量)を加え、得られた溶液を15.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、真空下で濃縮し、これにより褐色の油状物を得た(0.278g,収率99%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.86-8.83 (m, 2H), 8.73-8.70 (m, 1H), 8.42 (m, 1H), 8.12 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.02-7.98 (m, 1H), 7.93 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.47 (d, J = 5.6Hz, 1H), 5.85 (s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.28 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.49-4.44 (m, 2H), 4.15 (d, J = 11.6Hz, 1H), 4.02 (dd, J = 11.5, 4.4Hz, 1H), 3.64-3.61 (m, 1H), 3.57 (s, 3H), 1.91-1.89 (m, 2H), 1.54-1.49 (m, 4H), 1.49-1.11 (m, 15H);LCMS(ESI+)(C36H41N5O6Sについて) m/z 672(M +H)+
実施例16:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.261g,0.39mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(2mL)中に溶解し、水性水酸化リチウム(40mg/ml LiOH-H2Oの4.1mL,9mmol,10.0当量)で処理した。生成した混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルで希釈し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注ぎ、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.065g,収率25%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.28 (br. s, 1H), 8.83 (m, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.42 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.12 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.02-7.98 (m, 1H), 7.92 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.55-7.51 (m, 1H), 7.48 (d, J = 7.3Hz, 1H), 5.86 (s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.31 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.48-4.41 (m, 2H), 4.15 (d, J = 12.1Hz, 1H), 2.44-2.31 (m, 4H), 2.23-2.16 (m, 1H), 1.91-1.89 (m, 3H), 1.73 (br. s, 1H), 1.47-1.35 (m, 8H), 1.28-1.21 (m, 4H), 0.27-0.24 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C35H39N5O6Sについて) m/z 658(M +H)+;元素分析(C35H39N5O6S・0.75酢酸エチル・0.35酢酸・0.62H2Oについて)計算値:C, 61.48; H, 6.35; N, 9.26;実測値:C, 61.67; H, 6.02; N, 8.94.
実施例17:2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-オール
Figure 2008517896
メチル2-アミノチオフェン-3-カルボキシレート(5.0g,31.8mmol,1.0当量)及びピリジン-2-カルボニトリル(3.1mL,31.8mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン(125mL)中に溶解した。生成したベージュ色混合物を0℃に冷却し、これにカリウムtert-ブトキシド(5.3g,48.0mmol,1.5当量)が加えた。反応混合物を1時間撹拌し、真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈して50%飽和塩化アンモニウム中へ注いだ。有機層を水、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。固形物をMTBEで摩砕して黄褐色固形物を得た(1.4g,収率20%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.98 (s, 1H), 8.75 (d, J = 4.3Hz, 1H), 8.37 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.05 (td, J = 7.8, 1.6Hz, 1H), 7.68-7.62 (m, 2H), 7.47 (d, J = 5.8Hz, 1H);LCMS(ESI+)(C11H7N3OSについて) m/z 230(M +H)+
実施例18:1-tert-ブチル2-メチル(2S,4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート
Figure 2008517896
2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-オール(1.6g,7.0mmol,1.0当量)、1-tert-ブチル2-メチル(2S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-1,2-ジカルボキシレート(1.7g,7.0mmol,1.0当量)及びトリフェニルホスフィン(3.7g,14mmol,2.0当量)を無水テトラヒドロフラン(140mL)中に溶解した。生成した白色スラリーを0℃に冷却し、これにジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)(2.7mL,14mmol,2.0当量)を加えた。琥珀色の溶液を室温に加温し、17時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、5%飽和炭酸水素塩中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、真空下で濃縮した。粗生成物をMTBEで摩砕し、そして黄褐色固形物として生成物を得た(2.2g,収率69%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.44 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.00-7.96 (s, 1H), 7.89 (d, J = 6.1Hz, 1H), 7.54-7.48 (m, 2H), 5.94 (s, 1H), 4.48-4.43 (m, 1H), 3.92-3.85 (m, 1H), 3.76-3.65 (m, 4H), 2.73-2.64 (m, 1H), 2.47-2.40 (m, 1H), 1.35 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C22H24N4O5Sについて) m/z 457(M +H)+
実施例19:(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリン
Figure 2008517896
1-tert-ブチル2-メチル(2S,4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート(2.2g,4.8mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1溶液(50mL)中に溶解した。水酸化リチウム水溶液(40mg/mのLiOH-H2O 7.5mL,1.5当量)を加え、反応混合物を室温で35分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これによりベージュ色固形物を得た(2.10g,収率95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ12.77 (s, 1H), 8.77 (d, J = 3.8Hz, 1H), 8.45 (t, J = 7.4Hz, 1H), 7.99 (td, J = 7.8, 1.5Hz, 1H), 7.89 (d, J = 5.8Hz, 1H), 7.57-7.48 (m, 2H), 5.92 (d, J = 2.0Hz, 1H), 4.38-4.31 (m, 1H), 3.88 (td, J = 12.1, 4.7Hz, 1H), 3.76-3.68 (m, 1H), 2.72-2.61 (m, 1H), 2.43 (td, J = 13.2, 7.2 Hz, 1H), 1.38-1.34 (m, 9H);LCMS(ESI+)(C21H22N4O5Sについて)m/z 443(M +H)+
実施例20:tert-ブチル(2S,4R)-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2008517896
(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリン(2.1g,4.7mmol,1.0当量)及びメチル(1R,2S)-1-アミノ-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩(0.83g,4.7mmol,1.0当量)を無水DMA(50mL)中に溶解し、これにトリエチルアミン(2.0mL,14.1mmol,3.0当量)、続いてHATU(1.8g,4.7mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を50℃で18時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、そして粗生成物は固形物として収集した。粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製してクロロホルム(0.1%水酸化アンモニウム)中の0.5−5%メタノールで溶離した。純粋に近い(semi-pure)固形物をMTBE/クロロホルム/ヘキサンで摩砕し、淡いベージュ色固形物を得た(1.9g,収率73%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.96 (m, 2H), 7.63 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.20-7.14 (m, 1H), 7.08 (d, J = 6.1Hz, 1H), 6.72 (m, 2H), 6.65 (d, J = 5.8Hz, 1H), 5.08 (m, 1H), 4.87-4.78 (m, 1H), 4.49-4.42 (m, 1H), 4.31 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.10 (m, 1H), 2.90 (m, 1H), 2.78 (s, 3H), 1.58 (m, 2H), 1.34 (m, 1H), 0.87 (m, 1H), 0.54 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C28H31N5O6Sについて)m/z 566(M +H)+
実施例21:メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
tert-ブチル(2S,4R)-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1-カルボキシレート(1.9g,3.4mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(20mL)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(10mL)で処理し、周囲温度で10時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素塩中へ注いだ。有機層をジクロロメタンで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物をMTBE/ジクロロメタン/ヘキサンで摩砕し、ベージュ色固形物を得た(1.5g,収率94%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.86 (s, 1H), 8.76 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.46 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.99 (td, J = 7.8, 1.6Hz, 1H), 7.93-7.88 (m, 1H), 7.54 (dd, J = 7.2, 5.2Hz, 1H), 7.49 (d, J = 5.8Hz, 1H), 5.89 (s, 1H), 5.69-5.58 (m, 1H), 5.28 (dd, J = 17.2, 1.8Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 10.4, 1.8Hz, 1H), 4.05 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.47 (m, 1H), 3.38 (m, 1H), 2.32-2.22 (m, 2H), 1.67 (dd, J = 7.8, 5.3Hz, 1H), 1.37 (dd, J = 9.4, 5.0Hz, 1H), 1.23 (s, 1H), 0.87-0.81 (m, 1H);LCMS(ESI+)(C23H23N5O4Sについて)m/z 466(M +H)+
実施例22:メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート(1.5g,3.2mmol,1.0当量)及び(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エン酸(0.87g,3.2mmol,1.0当量)を無水DMA(30mL)中に溶解し、これにトリエチルアミン(0.53mL,3.8mmol,1.2当量)、続いてHATU(1.2g,3.2mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を50℃で3時間撹拌し、次いで5%飽和炭酸水素ナトリウム中へ注いだ。有機層をMTBEで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製して、クロロホルム(0.1%水酸化アンモニウム)中の0.5−5%メタノールで溶離し、これにより褐色の油状物を得た(2.1g,収率91%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (d, J = 8.8Hz, 1H), 8.47 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.01-7.97 (m, 1H), 7.86 (d, J = 6.1HZ, 1H), 7.55-7.52 (m, 1H), 7.46 (d, J = 5.8Hz, 1H), 7.05 (d, J = 7.3Hz, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.79-5.74 (m, 1H), 5.65-5.59 (m, 1H), 5.23 (dd, J = 17.1, 1.8Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 10.4, 1.8Hz, 1H), 5.07-4.89 (m, 2H), 4.48 (t, J = 8.1Hz, 1H), 4.25 (d, J = 12.1Hz, 1H), 4.11-4.02 (m, 2H), 3.58 (s, 3H), 2.60-2.54 (m, 1H), 2.40-2.32 (m, 1H), 2.10-2.06 (m, 1H), 1.99-1.94 (m, 2H), 1.65-1.58 (m, 2H), 1.49-1.23 (m, 9H), 1.17 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C37H46N6O7Sについて)m/z 719(M +H)+
実施例23:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート(2.1g,3mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(600mL,0.005M)中に溶解した。反応容器を排気して窒素ガスでパージした。第2世代グラブス触媒を加え(0.363g,0.43mmol,0.15当量)、反応混合物を40℃で2時間撹拌した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製し、クロロホルム(0.1%水酸化アンモニウム)中の1−2.5%メタノールで溶離した。純粋に近い生成物をMTBE/ヘキサンで摩砕し、白色固形物を得た(0.788g,収率38%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.79-8.72 (m, 2H), 8.48 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.99 (td, J = 7.7, 1.8Hz, 1H), 7.88-7.82 (m, 1H), 7.56-7.52 (m, 1H), 7.40 (d, J = 6.1Hz, 1H), 6.98 (d, J = 6.3Hz, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.58-5.49 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 4.61-4.52 (m, 2H), 3.96 (d, J = 8.3Hz, 2H), 3.51 (s, 3H), 2.42 (m, 1H), 2.21 (q, J = 8.8Hz, 1H), 1.75-1.63 (m, 2H), 1.58-1.47 (m, 2H), 1.36-1.12 (m, 9H), 1.06 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C35H42N6O7Sについて)m/z 691(M +H)+
実施例24:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.700g,1.0mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(7.5mL)中に溶解し、これにトリフルオロ酢酸(2.5mL)を加えた。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウムでクエンチし、有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物をMTBEで摩砕し、黄褐色固形物を得た(0.590g,収率>95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (d, J = 3.8Hz, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.48 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.01-7.97 (m, 1H), 7.90 (d, J = 5.8Hz, 1H), 7.55-7.52 (m, 1H), 7.46 (d, J = 5.8Hz, 1H), 6.08 (s, 1H), 5.51 (q, J = 8.9Hz, 1H), 5.29 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.55 (t, J = 7.5Hz, 1H), 4.13-4.02 (m, 2H), 3.61-3.54 (m, 4H), 2.40-2.29 (m, 1H), 2.21 (q, J = 8.8Hz, 1H), 1.99-1.92 (m, 2H), 1.57-1.13 (m, 4H), 1.28 (s, 7H);LCMS(ESI+)(C30H34N6O5Sについて)m/z 591(M +H)+
実施例25:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.200g,0.34mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.056mL,0.34mmol,1.2当量)を無水DMA(3.4mL)中に溶解した。シクロペンチル4-ニトロフェニルカーボネート(0.086g,0.34mmol,1.0当量)を加え、反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物を50%飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、淡黄色固形物を収集した(0.210g,収率88%):LCMS(ESI+)(C36H42N6O7Sについて)m/z 703(M +H)+
実施例26:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.205g,0.29mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(2mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 1.2mL,1.16mmol,4.0当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、次いで0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注いだ。水層をジクロロメタンで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.063g,収率31%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.23 (s, 1H), 8.77 (d, J = 3.8Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.49 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.00 (td, J = 7.7, 1.5Hz, 1H), 7.87 (d, J = 5.8Hz, 1H), 7.54 (dd, J = 6.8, 5.0Hz, 1H), 7.42 (d, J = 6.1Hz, 1H), 7.24-7.13 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 5.56-5.45 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.5Hz, 1H), 4.55-4.44 (m, 3H), 4.07-3.98 (m, 2H), 3.16 (d, J = 5.3Hz, 1H), 2.16 (q, J = 8.6Hz, 1H), 1.77-1.66 (m, 2H), 1.59-1.14 (m, 18H);LCMS(ESI+)(C35H40N6O7Sについて)m/z 689(M +H)+;元素分析(C35H40N6O7S・0.20MTBE・0.65H2Oについて)計算値:C, 60.21; H, 6.13; N, 11.70;実測値:C, 60.22; H, 6.10; N, 11.30.
実施例27:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.183g,0.31mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.051mL,0.372mmol,1.2当量)を無水DMA(3.0mL)中に溶解した。シクロブチル4-ニトロフェニルカーボネート(0.074g,0.31mmol,1.0当量)を加え、反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物を50%飽和炭酸水素ナトリウム中へ注いだ。有機層を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより褐色の油状物を得た(0.283g,収率>95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.04 (s, 1H), 8.77 (d, J = 3.8Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.49 (d, J = 5.8Hz, 1H), 8.13-8.09 (m, 2H), 8.00 (m, 1H), 7.89(d, J = 5.8Hz, 1H), 7.56-7.54 (m, 2H), 7.42 (d, J = 6.1Hz, 1H), 7.31 (d, J = 6.6Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.5-5.51 (m, 1H), 5.56-5.45 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.5Hz, 1H), 4.55-4.44 (m, 1H), 4.35-4.27 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.56-2.51 (m, 1H), 2.44-2.35 (m, 1H), 2.21 (m, 1H), 1.81-1.66 (m, 4H), 1.62-1.48 (m, 3H), 1.36-1.20 (m, 19H);LCMS(ESI+)(C35H40N6O7Sについて) m/z 689(M +H)+
実施例28:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.263g,0.38mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(4mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 1.6mL,1.53mmol,4.0当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注いだ。水層をジクロロメタンで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製し、水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.047g,収率18%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.93 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.49 (m, 1H), 8.00 (m, 1H), 7.89 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.44 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.29 (d, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.56-5.45 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.51 (t, J = 7.7Hz, 1H), 4.48 (d, J = 11.4Hz, 1H), 4.34-4.30 (m, 1H), 4.02-3.97 (m, 2H), 2.45-2.42 (m, 2H), 2.16 (q, J = 8.6Hz, 1H), 1.85-1.63 (m, 6H), 1.52-1.29 (m, 9H), 1.23 (br. s, 3H);LCMS(ESI+)(C34H38N6O7Sについて)m/z 675(M +H)+;元素分析(C34H38N6O7S・0.3MTBE・1.0H2O・0.3酢酸について)計算値:C, 57.56; H, 6.18; N, 10.74;実測値:C, 57.17; H, 5.96; N, 10.46.
実施例29:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.100g,0.15mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(1.2mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 0.61mL,0.58mmol,4.0当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で2.5時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注いだ。白色固形物を収集し、逆相クロマトグラフィ(C18)によって精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.008g,収率8%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.88 (m, 1H), 8.75-8.68 (m, 2H), 8.39-8.37 (m, 1H), 8.00-7.95 (m, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.50-7.45 (m, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 6.12 (s, 1H), 5.52-5.48 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.4Hz, 1H), 4.62-4.52 (m, 3H), 4.03-3.83 (m, 5H), 2.58-2.51 (m, 1H), 2.40-2.38 (m, 1H), 2.16 (q, J = 9.4Hz, 1H), 1.74-1.60 (m, 3H), 1.54-1.41 (m, 3H), 1.39-1.27 (m, 6H), 1.22 (br. s, 3H), 1.16-1.10 (m, 3H);LCMS(ESI+)(C34H40N6O7Sについて)m/z 677(M +H)+
実施例30:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.187g,0.32mmol,1.0当量)及びシクロプロピル酢酸(0.032g,0.32mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(10.6mL,0.03M)中に溶解した。ジイソプロピルエチルアミン(0.275mL,1.6mmol,5.0当量)、続いてHATU(0.120g,0.32mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を15時間撹拌し、次いで酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム中へ注いだ。次いで、有機層を0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより白色固形物を得た(0.231g,収率>95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (m, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.49 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.05 (d, J = 6.8Hz, 1H), 8.02-7.98 (m, 1H), 7.88 (d, J = 5.8Hz, 1H), 7.56-7.52 (m, 2H), 7.43 (d, J = 6.1Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.56-5.50 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.53-4.49 (m, 1H), 4.40-4.33 (m, 2H), 4.12-4.09 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.67-2.64 (m, 2H), 2.59-2.53 (m, 1H), 2.50-2.42 (m, 1H), 2.28-2.21 (m, 1H), 1.91-1.68 (m, 2H), 1.55-1.50 (m, 2H), 1.43-1.29 (m, 5H), 1.29-1.22 (m, 2H), 0.73-0.69 (m, 1H), 0.27-0.24 (m, 2H), -0.01-(-0.02) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C35H40N6O6Sについて)m/z 673(M +H)+
実施例31:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.211g,0.314mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(2mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 1.3mL,1.25mmol,4.0当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注いだ。生成した固形物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.045g,収率22%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.20 (s, 1H), 8.77 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.49 (d, J = 7.6Hz, 1H), 8.02-7.87 (m, 3H), 7.55-7.53 (m, 1H), 7.43 (d, J = 5.8Hz, 1H), 7.25-7.15 (m, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.51-5.45 (m, 1H), 5.29 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.49 (t, J = 7.7Hz, 1H), 4.37 (m, 2H), 4.12-4.08 (m, 1H), 3.15 (d, J = 4.8Hz, 2H), 2.23-2.16 (m, 1H), 1.92-1.69 (m, 2H), 1.49-1.23 (m, 9H), 0.90-0.67 (m, 3H), 0.28-0.26 (m, 2H), -0.02-(-0.03) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C34H38N6O6Sについて)m/z 659(M +H)+;元素分析(C34H38N6O6S・0.29MTBE・0.64酢酸・0.96H2Oについて)計算値:C, 59.61; H, 6.26; N, 11.36;実測値:C, 59.46; H, 5.86; N, 10.98.
実施例32:2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール
Figure 2008517896
メチル3-アミノチオフェン-2-カルボキシレート(4.0g,25.4mmol,1.0当量)及びピリジン-2-カルボニトリル(2.4mL,25.4mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン(100mL)中に溶解した。生成したベージュ色混合物を0℃に冷却し、これにカリウムtert-ブトキシド(4.3g,38.1mmol,1.5当量)を加えた。反応混合物を12時間撹拌し、真空下で濃縮し、そして50%飽和塩化アンモニウム中へ注いだ。濾過によってベージュ色の粗固形物を収集した。(3.9g,収率67%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.01 (s, 1H), 8.75 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.39 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 8.25 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.06 (t, J = 7.8Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 7.3, 4.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 5.3Hz, 1H);LCMS(ESI+)(C11H7N3OSについて)m/z 230(M +H)+
実施例33:1-tert-ブチル2-メチル(2S,4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート
Figure 2008517896
2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール(1.6g,7.0mmol,1.0当量)
及び1-tert-ブチル2-メチル(2S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-1,2-ジカルボキシレート(1.7g,7.0mmol,1.0当量)及びトリフェニルホスフィン(3.7g,14mmol,2.0当量)を無水テトラヒドロフラン(140mL)中に溶解した。生成した白色スラリーを0℃に冷却し、続いてDIAD(2.7mL,14mmol,2.0当量)を添加した。琥珀色溶液を周囲温度に加温し、16時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、5%飽和炭酸水素塩中に注ぎ、そして有機層を酢酸エチルで抽出した。有機層を1N HCl中に抽出した。水層を酢酸エチルで洗浄し、次いで炭酸水素ナトリウムを用いてpH9の塩基性にした。塩基性の水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。生成した固形物をMTBE/ヘキサンで摩砕して白色のフォームを得た(2.2g,収率69%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (d, J = 4.3Hz, 1H), 8.42 (t, J = 6.9Hz, 2H), 7.98 (t, J = 7.7Hz, 1H), 7.69 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.54-7.51 (m, 1H), 5.97 (s, 1H), 4.42-4.38 (m, 1H), 3.89-3.84 (m, 1H), 3.76-3.65 (m, 4H), 2.72-2.68 (m, 1H), 2.47-2.41 (m, 1H), 1.35 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C22H24N4O5Sについて)m/z 457(M +H)+
実施例34:(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリン
Figure 2008517896
1-tert-ブチル2-メチル(2S,4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート(2.2g,4.8mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1溶液(2mL)中に溶解した。水酸化リチウム水溶液(40mg/mlのLiOH-H2O 20mL,2当量)を加え、反応混合物を周囲環境で25分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより白色固形物を得た(2.10g,収率>95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.81 (s, 1H), 8.77 (d, J = 3.8Hz, 1H), 8.48-8.38 (m, 2H), 8.04-7.95 (m, 1H), 7.69 (d, J = 5.3Hz 1H), 7.57-7.48 (m, 1H), 5.96 (d, J = 2.0Hz, 1H), 4.31 (q, J = 8.3Hz, 1H), 3.91-3.81 (m, 1H), 3.71 (d, J = 11.1Hz, 1H), 2.72-2.61 (m, 1H), 2.46-2.38 (m, 1H), 1.6 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C21H22N4O5Sについて)m/z 443(M +H)+
実施例35:tert-ブチル(2S,4R)-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2008517896
(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリン(2.1g,4.7mmol,1.0当量)及びメチル(1R,2S)-1-アミノ-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩(0.84g,4.7mmol,1.0当量)を無水DMA(47mL)中に溶解し、これにトリエチルアミン(2.0mL,14.1mmol,3.0当量)、続いてHATU(1.8g,4.7mmol,3.0当量)を加えた。反応混合物を50℃で1時間撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム中へ注いだ。固形物を収集し、シリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製してこれをクロロホルム(0.1%水酸化アンモニウム)中の0−5%メタノールで溶離した。純粋に近い生成物をMTBE/ヘキサンで摩砕し、これにより白色フォームを得た(2.4g,収率90%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (d, J = 9.8Hz, 2H) 8.47-8.40 (m, 2H) 8.02-7.96 (m, 1H) 7.70 (d, J = 5.3Hz, 1H) 7.53 (dd, J = 7.2, 4.7Hz, 1H) 5.93 (s, 1H) 5.64 (d, J = 9.8Hz, 1H) 5.29 (s, 1H) 5.12 (s, 1H), 4.33- 4.23 (m, 1H) 3.93-3.86 (m, 1H), 3.73 (s, 1H) 3.63-3.56 (m, 3H) 2.35 (t, J = 13.0Hz, 1H), 2.16 (d, J = 8.8Hz, 1H) 1.67 (d, J = 7.6Hz, 1H) 1.39-1.29 (m, 11H);LCMS(ESI+)(C28H31N5O6Sについて) m/z 566(M +H)+
実施例36:メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
tert-ブチル(2S,4R)-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1-カルボキシレート(2.4g,4.2mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(30mL)中に溶解し、これにトリフルオロ酢酸(10mL)を加えた。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、飽和炭酸水素塩中へ注いだ。水層をジクロロメタンで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。純粋に近い生成物をMTBEで摩砕し、これによりベージュ色固形物を得た(0.46g,収率75%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (d, J = 3.8Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.45 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.40 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.98 (td, J = 7.7, 1.8Hz, 1H), 7.68 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.54-7.49 (m, 1H), 5.87 (t, J = 4.9Hz, 1H), 5.67-5.57 (m, 1H), 5.28 (dd, J = 17.2, 2.0Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 10.2, 1.9Hz, 1H), 3.82 (t, J = 7.8Hz, 1H), 3.60 (s, 3H), 3.35 (dd, J = 12.6, 4.8 Hz, 1H), 3.17 (d, J = 12.6Hz, 1H), 2.32-2.27 (m, 1H), 2.25-2.20 (m, 2H), 1.65 (dd, J = 8.0, 5.2Hz, 1H), 1.33 (dd, J = 9.2, 5.2Hz, 1H);LCMS(ESI+)(C23H23N5O4Sについて)m/z 466(M +H)+
実施例37:メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート(1.0g,2.15mmol,1.0当量)及び(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エン酸(0.58g,2.15mmol,1.0当量)を無水DMA(22mL)中に溶解し、これにトリエチルアミン(0.356mL,2.6mmol,1.2当量)、続いてHATU(0.817g,2.15mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を50℃で1時間撹拌し、50%飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、これによりベージュ色固形物を得た(1.26g,収率84%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.48-8.38 (m, 2H), 8.02-7.96 (m, 1H), 7.74-7.66 (m, 1H), 7.58-7.50 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.81-5.59 (m, 2H), 5.09 (d, J = 11.6Hz, 1H), 4.98-4.89 (m, 3H), 4.48-4.44 (m, 1H), 4.27-4.23 (m, 1H), 4.11-4.00 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 2.42-2.31 (m, 1H), 2.12-2.03 (m, 1H), 2.02-1.92 (m, 2H), 1.65-1.53 (m, 2H), 1.32-1.19 (m, 9H), 1.50 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C37H46N6O7Sについて)m/z 719(M +H)+
実施例38:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート(1.2g,1.7mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(340mL,0.005M)中に溶解した。反応容器を排気して窒素ガスでパージした。第2世代グラブス触媒を加え(0.216g,0.26mmol,0.15当量)、反応混合物を40℃で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製してこれをジクロロメタン(0.1%水酸化アンモニウム)中の1−2.5%メタノールで溶離した。純粋に近い生成物をMTBE/ヘキサンで摩砕し、これにより白色固形物を得た(0.275g,収率25%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (s, 2H), 8.46 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.35 (d, J = 5.1Hz, 1H), 7.99 (td, J = 7.7, 1.5Hz, 1H), 7.66 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.53 (dd, J = 7.3, 4.8Hz, 1H), 6.97 (d, J = 6.6Hz, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.58-5.48 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.54 (t, J = 8.1Hz, 1H), 4.03-3.92 (m, 2H), 3.61-3.54 (m, 3H), 2.41 (ddd, J = 13.1, 8.9, 4.0Hz, 2H), 2.24 (q, J = 8.8Hz, 1H), 1.77-1.65 (m, 3H), 1.58-1.47 (m, 2H), 1.36 (s, 1H), 1.31 (s, 4H), 1.20-1.12 (m, 3H), 1.08-0.99 (m, 9 H);LCMS(ESI+)(C35H42N6O7Sについて)m/z 691(M +H)+
実施例39:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.100g,0.14mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(1mL)中に溶解し、これにトリフルオロ酢酸を加えた(0.5mL)。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウムでクエンチした。有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。純粋に近い生成物をジクロロメタン/ヘキサンで摩砕し、これにより白色固形物を得た(0.088g,収率>95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.79-8.74 (m, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.47 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.41 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.99 (td, J = 7.7, 1.8Hz, 1H), 7.70 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.56-7.51 (m, 1H), 6.12 (d, J = 2.5Hz, 1H), 5.55-5.45 (m, 1H), 5.28 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.54 (t, J = 7.4Hz, 1H), 4.13-4.01 (m, 2H), 3.59-3.55 (m, 3H), 3.50 (dd, J = 8.2, 2.6Hz, 1H), 2.33-2.22 (m, 2H), 1.97-1.85 (m, 1H), 1.81-1.67 (m, 2H), 1.58-1.46 (m, 4H), 1.26-1.13 (m, 8H);LCMS(ESI+)(C30H34N6O5Sについて)m/z 591(M +H)+
実施例40:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.086g,0.14mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.023mL,0.18mmol
,1.2当量)を無水DMA(1.5mL)中に溶解した。シクロペンチル4-ニトロフェニルカーボネート(0.037g,0.14mmol,1.0当量)を加え、反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより褐色の油状物を得た。粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製して、これをクロロホルム(0.1%水酸化アンモニウム)中の1−5%メタノールで溶離して白色固形物を得た(0.084g,収率86%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76
(d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.48 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.38 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.01 (m, 1H), 7.67 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.55-7.52 (m, 1H), 7.17 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.11 (s, 1H), 5.53 (q, J = 8.7 Hz, 1H), 5.26 (t, J = 9.7 Hz, 1H), 4.55-4.48 (m, 2H), 4.37 (s, 1H), 4.03-3.99 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 2.47-2.41 (m, 1H), 2.26-2.22 (m, 1H), 1.80-1.60 (m, 3H), 1.57-1.20 (m, 18H);LCMS(ESI+) (C36H42N6O7Sについて)m/z 703(M +H)+
実施例41:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.082g,0.12mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(1mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 0.50mL,0.48mmol,4当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌し、真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)で処理した。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。純粋に近い生成物をMTBE/ヘキサンで摩砕して白色固形物を得た(0.036g,収率43%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.19 (br. s, 1H), 8.77 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.48 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.39 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.00 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.55-7.52 (m, 1H), 7.16 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.10 (s, 1H), 5.53 (q, J = 8.8 Hz, 1H), 5.27 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 4.52 (q, J = 9.9 Hz, 2H), 4.39 (s, 1H), 4.04-3.99 (m, 2H), 2.44-2.41 (m, 1H), 2.22-2.12 (m, 1H), 1.80-1.60 (m, 3H), 1.51-1.20 (m, 18H);LCMS(ESI+)(C35H40N6O7Sについて)m/z 689(M +H)+;元素分析(C35H40N6O7S・0.70MTBE・0.32TFA・1.3H2Oについて)計算値:C, 58.38; H, 5.96; N, 10.32;実測値:C, 58.32; H, 6.21; N, 10.01.
実施例42:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.063g,0.107mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.018mL,0.13mmol,1.2当量)を無水DMA(1.5mL)中に溶解した。シクロペンチル4-ニトロフェニルカーボネート(0.025g,0.107mmol,1.0当量)を加え、反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより黄色固形物を得た(0.092g,収率>95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.04 (s, 1H), 8.81-8.72 (m, 2H), 8.50-8.39 (m, 2H), 8.13-8.08 (m, 2H), 7.99 (td, J = 7.7, 1.5Hz, 1H), 7.70 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.53 (dd, J = 7.2, 4.6Hz, 1H), 7.29 (d, J = 7.1Hz, 1H), 6.97-6.89 (m, 2H), 5.56-5.49 (m, 1H), (d, J = 10.11 Hz, 1H), 5.28 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.55-4.46 (m, 2H), 4.24-4.14 (m, 1H), 3.99-3.94 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.44-2.20 (m, 4H), 1.91-1.85 (m, 4H), 1.64-1.46 (m, 4H), 1.42-1.26 (m, 5H);LCMS(ESI+)(C35H40N6O7Sについて)m/z 689(M +H)+
実施例43:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.091g,0.132mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(1mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 1.4mL,1.32mmol,10当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で5時間撹拌し、真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注いだ。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水中の30−75%アセトニトリル(0.1%酢酸)で溶離し、これにより白色固形物を得た(0.026g,収率39%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.98 (s, 1H), 8.78 (d, J = 4.3Hz, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.48 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.40 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.01-7.90 (m, 1H), 7.69 (d, J = 6.8Hz, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.28 (d, J = 6.8Hz, 1H), 6.10 (s, 1H), 5.50-5.45 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.4Hz, 1H), 4.53-4.45 (m, 2H), 4.25-4.16 (m, 1H), 4.04-3.98 (m, 3H), 2.21-2.16 (m, 1H), 1.76-1.66 (m, 5H), 1.62-1.42 (m, 5H), 1.32 (br. s, 9H);(C34H38N6O7Sについて)m/z 675(M +H)+LCMS(ESI+)
実施例44:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.065g,0.09mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(0.8mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 0.40mL,0.38mmol,4当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注いだ。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水中の30−75%アセトニトリル(0.1%酢酸)で溶離し、これにより白色固形物を得た(0.044g,収率72%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.22 (s, 1H), 8.78 (d, J = 4.5Hz, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.48 (d, J = 8.1Hz, 1H), 8.36 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.02 (t, J = 7.6Hz, 1H), 7.66 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.56-7.52 (m, 1H), 6.95 (d, J = 6.8Hz, 1H), 6.07 (s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.26 (t, J = 9.4Hz, 1H), 4.60 (d, J = 11.9Hz, 1H), 4.52 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.03-3.93 (m, 2H), 2.42-2.34 (m, 2H), 2.44-2.38 (m, 1H), 2.23-2.16 (m, 1H), 1.74-1.67 (m, 2H), 1.53-1.43 (m, 3H), 1.41-1.32 (m, 6H), 1.21-0.98 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C34H40N6O7Sについて)m/z 677(M +H)+;元素分析(C34H40N6O7S・1.68TFA・1.0H2Oについて)計算値:C, 50.63; H, 4.97; N, 9.48;実測値:C, 50.27; H, 5.49; N, 9.13.
実施例45:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.140g,0.24mmol,1.0当量)及びシクロプロピル酢酸(0.024g,0.24mmol,1.0当量)を無水DMA(2.5mL,0.03M)中に溶解した。トリエチルアミン(0.070mL,0.48mmol,2.0当量)、続いてHATU(0.091g,0.24mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を50℃で1.5時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム中へ注いだ。有機層を0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。さらに精製することなく粗生成物を取り扱った(0.140g,収率89%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.77-8.76 (m, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.48 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.01-7.97 (m, 1H), 7.93 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.68 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.55-7.52 (m, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.51 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.38-4.34 (m, 2H), 4.12 (dd, J = 11.6, 4.3Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.42-2.38 (m, 2H), 2.32-2.24 (m, 1H), 1.88-1.81 (m, 4H), 1.56-1.48 (m, 2H), 1.41-1.14 (m, 8H), 0.69-0.64 (m, 1H), 0.25-0.21 (m, 2H), -0.04-(-0.07) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C35H40N6O6Sについて)m/z 673(M +H)+
実施例46:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.135g,0.20mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(1.6mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 0.84mL,0.8mmol,4当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で2.5時間撹拌し、真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注いだ。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水中の30−75%アセトニトリル(0.1%酢酸)で溶離し、これにより白色固形物を得た(0.031g,収率23%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.23 (s, 1H), 8.77 (d, J = 4.0Hz, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.48 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.02-7.98 (m, 1H), 7.92 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.68 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.54 (m, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.51 (q, J = 8.9Hz, 1H), 5.29 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.50 (t, J = 7.7Hz, 1H), 4.44-4.27 (m, 2H), 4.12 (dd, J = 11.6, 4.3Hz, 1H), 2.47-2.41 (m, 1H), 2.22 (q, J = 8.9Hz, 1H), 1.85-1.76 (m, 3H), 1.50-1.14 (m, 12H), 0.76-0.65 (m, 1H), 0.25-0.22 (m, 2H), -.03-(-0.07) (m, 2H);LCMS(ESI+) (C34H38N6O6Sについて)m/z 659(M +H)+;元素分析(C34H38N6O6S・1.2酢酸について)計算値:C, 59.80; H, 5.90; N, 11.50;実測値:C, 59.79; H, 6.13; N, 11.18.
実施例47:1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド
Figure 2008517896
2,5-ジメチル-2H-ピラゾール-3-カルボン酸エチルエステル(9.5g,56.5mmol,1.0当量)を水酸化アンモニウム中に溶解し、周囲温度で16.5時間撹拌した。有機層を10%イソプロパノール/クロロホルムで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、真空下で濃縮した。これにより白色固形物を得た(6.0g,収率77%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.78 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), LCMS (ESI+)(C6H9N3Oについて)m/z 140 (M + H)+.
実施例48:1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-カルボニトリル
Figure 2008517896
1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド(6.0g,43.2mmol,1.0当量)を無水ピリジン(90mL)中に溶解し、そして−5℃に冷却した。塩化ホスホリル(5.8mL,60.4mmol,1.4当量)を白色スラリーに加え、生成したベージュ色反応混合物を周囲温度で2.5時間撹拌した。反応混合物を氷水(300mL)へ注ぎ、6N HCl、続いて1N塩酸を用いてpHを3.1に調整した。有機層を10%イソプロパノール/クロロホルムで抽出した。5%炭酸水素ナトリウム及び飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより透明な油状物を得た。粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製して、ジクロロメタン/ヘキサン(1:1)中の5−7%酢酸エチルで溶離して、これにより透明な油状物を得た(4.5g,収率86%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 6.88 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.19 (s, 3H);LCMS(ESI+)(C6H7N3について)m/z 122(M +H)+
実施例49:2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール
Figure 2008517896
3-アミノ-チオフェン-2-カルボン酸メチルエステル(2.8g,18.2mmol,1.0当量)及び1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-カルボニトリル(2.2g,18.2mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン(100mL)中に溶解した。生成したベージュ色混合物を0℃に冷却し、これにカリウムtert-ブトキシドを加えた(3.0g,27.3mmol,1.5当量)。反応混合物を14.5時間撹拌し、真空下で濃縮し、そして50%飽和塩化アンモニウム中へ注ぎ、これにより白色固形物を得た(1.6g,収率35%):1H NMR (DMSO-d6), δ 12.56 (s, 1H), 8.22 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.44 (d, J = 5.0Hz, 1H), 6.93 (s, 1H), 4.11 (s, 3H), 2.19 (s, 3H);LCMS(ESI+)(C11H10N4OSについて)m/z 247(M +H)+
実施例50:1-tert-ブチル2-メチル(2S,4R)-4-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート
Figure 2008517896
2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール(1.6g,6.5mmol,1.0当量)、シス-4-ヒドロキシ-ピロリジン-1,2-ジカルボン酸1-tert-ブチルエステル(1.6g,6.5mmol,1.0当量)及びトリフェニルホスフィン(3.4g,13mmol,2.0当量)を無水テトラヒドロフラン(130mL)中に溶解した。生成した白色スラリーを0℃に冷却し、続いてDIAD(2.5mL,13mmol,2.0当量)を添加した。琥珀色の混合物を周囲温度に加温し、17.5時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、5%飽和炭酸水素塩中に注ぎ、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製してクロロホルム(0.1%水酸化アンモニウム)中の0−5%メタノールで溶離し、これにより透明で濃厚な油状物を得た(2.95g,収率95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 5.87 (d, J = 2.3Hz, 1H), 4.42-4.36 (m, 1H), 4.21 (s, 3H), 3.85-3.76 (m, 2H), 3.70 (s, 3H), 2.73-2.68 (m, 1H), 2.45-2.35 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.34 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C22H27N5O5Sについて)m/z 474(M +H)+
実施例51:(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリン
Figure 2008517896
1-tert-ブチル2-メチル(2S,4R)-4-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート(2.92g,6.2mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1溶液(60mL)中に溶解した。水酸化リチウム水溶液(40mg/mlのLiOH-H2O 12.9mL,12.4mmol,2当量)を加え、反応混合物を周囲温度で10分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)中へ注いだ。水層を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより白色固形物を得た(2.00g,収率71%)を得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.81 (s, 1H), 8.39 (d, J = 5.4Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 5.86 (s, 1H), 4.32-4.24 (m, 1H), 4.21 (s, 3H), 3.84-3.77 (m, 1H), 3.72 (d, J = 12.1Hz, 1H), 2.70-2.64 (m, 1H), 2.44-2.37 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.36 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C21H25N5O5Sについて)m/z 460(M +H)+
実施例52:tert-ブチル(2S,4R)-4-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2008517896
(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリン(1.97g,4mmol,1.0当量)及びメチル(1R,2S)-1-アミノ-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩(0.759g,4mmol,1.0当量)を無水DMA(30mL)中に溶解し、これにトリエチルアミン(1.8mL,13mmol,3.0当量)、続いてHATU(1.63g,4mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を40℃で1時間撹拌し、真空下で濃縮し、そして酢酸エチルで希釈した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH 4.5)、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより褐色の濃厚な油状物を得た(3.07g,収率>95%)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 5.84 (s, 1H), 5.69-5.60 (m, 1H), 5.31-5.21 (m, 1H), 5.12-5.09 (m, 1H), 4.28-4.24 (m, 1H), 4.22 (s, 3H), 3.83 (dd, J = 12.2, 4.4Hz, 1H), 3.77-3.67 (m, 1H), 3.59 (s, 3H), 2.60-2.52 (m, 1H), 2.38-2.28 (m, 1H), 2.17-2.10 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.70-1.60 (m, 1H), 1.36 (m, 9H), 1.31-1.29 (m, 1H);LCMS(ESI+)(C28H34N6O6Sについて)m/z 583(M +H)+
実施例53:メチル(1R,2S)-1-[((4R)-4-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリル)アミノ]-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
tert-ブチル(2S,4R)-4-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(3.05g,5.24mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(18mL)中に溶解し、これにトリフルオロ酢酸(6mL)を加え、周囲温度で10時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素塩中へ注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより濃厚な褐色の油状物として粗生成物を得た(2.19g,収率87%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.84 (s, 1H), 8.38 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.82 (s, 1H), 5.81 (s, 1H), 5.63 (dt, J = 17.2, 9.6Hz, 1H), 5.31-5.26 (m, 1H), 5.10 (dd, J = 10.2, 1.6Hz, 1H), 4.22 (s, 3H), 3.98-3.94 (m, 1H), 3.59 (s, 3H), 3.46-3.42 (m, 1H), 2.42-2.38 (m, 1H), 2.26-2.22 (m, 1H), 2.22 (s, 3H), 1.67 (dd, J = 7.8, 5.0Hz, 1H), 1.38-1.34 (m, 2H), 1.19-1.10 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C23H26N6O4Sについて)m/z 483(M +H)+
実施例54:1-({1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2,5-ジメチル-2H-ピラゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボニル}-アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボン酸メチルエステル
Figure 2008517896
メチル(1R,2S)-1-[((4R)-4-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリル)アミノ]-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート(2.17g,4.5mmol,1.0当量)及び(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エン酸(1.22g,9mmol,1.0当量)を無水DMA(30mL)中に溶解し、これにトリエチルアミン(1.29mL,0.009mmol,2.0当量)、続いてHATU(1.71g,4.5mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を50℃で1.25時間撹拌し、50%飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製してジクロロメタン(0.1%水酸化アンモニウム)中の1−2.5%メタノールで溶離し、これにより褐色の油状物を得た(2.12g,収率64%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.36 (s, 1H), 8.12-8.08 (m, 1H), 7.27 (m, 1H), 6.76 (d, J = 7.6Hz, 1H), 6.54 (s, 1H), 5.66 (s, 1H), 5.51-5.31 (m, 2H), 5.47 (s, 3H), 4.96-4.92 (m, 1H), 4.82-4.79 (m, 1H), 4.72-4.70 (m, 1H), 4.68-4.60 (m, 2H), 4.18-4.14 (m, 1H), 4.03 (d, J = 11.9Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.76-3.71 (m, 2H), 2.21(s, 6H), 2.06-1.98 (m, 1H), 1.82-1.75 (m, 1H), 1.36-1.28 (m, 2H), 1.02-0.94 (m, 7H), 0.84 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C37H49N7O7Sについて)m/z 736(M +H)+
実施例55:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
1-({1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2,5-ジメチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボニル}-アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボン酸メチルエステル(2.1g,3mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(570mL,0.005M)中に溶解した。反応容器を排気して窒素ガスでパージした。グラブスの第2世代ルテニウム触媒を加え(0.363g,0.43mmol,0.15当量)、反応混合物を40℃で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、粗生成物をシリカゲル(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製してジクロロメタン(0.1%水酸化アンモニウム)中の1−2.5%メタノールで溶離した。純粋に近い生成物をMTBE/ヘキサンで摩砕してこれにより白色固形物を得た(0.788g,収率38%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (s, 1H), 8.34 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.58 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.00 (d, J = 6.6Hz, 1H), 6.82 (s, 1H), 5.94 (s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.67 (d, J = 11.4Hz, 1H), 4.54-4.50 (m, 1H), 4.23 (s, 3H), 3.94-3.91 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 2.60-2.52 (m, 1H), 2.41-2.38 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.71-1.65 (m, 2H), 1.57-1.48 (m, 2H), 1.36-1.23 (m, 9H), 0.98 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C35H45N7O7Sについて)m/z 708(M +H)+
実施例56:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.623g,0.96mmol,1.0当量)をジクロロメタン(9mL)中に溶解し、これにトリフルオロ酢酸を加えた(3mL)。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウムでクエンチし、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより白色固形物を得た(0.554g,収率>95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.71 (s, 1H), 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.63 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.55-5.47 (m, 1H), 5.28 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.52 (t, J=7.6Hz, 1H), 4.23 (s, 3H), 4.08-3.99 (m, 2H), 3.59-3.51 (m, 4H), 2.48-2.41 (m, 4H), 2.39-2.28 (m, 2H), 2.25-2.15 (m, 4H), 1.98-1.87 (m, 1H), 1.56-1.47 (m, 3H), 1.38 (s, 1H), 1.25 (s, 3H), 1.21-1.11 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C30H37N7O5Sについて)m/z 608(M +H)+
実施例57:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.151g,0.22mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.036mL,0.26mmol,1.2当量)を無水DMA(2.2mL)中に溶解した。シクロペンチル4-ニトロフェニルカーボネート(0.054g,0.22mmol,1.0当量)を加え、そして反応混合物を80℃で21時間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより白色固形物を得た(0.185g,収率100%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.74 (s, 1H), 8.40-8.29 (m, 1H), 7.56-7.54 (m, 1H), 7.21-7.19 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.56-4.48 (m, 2H), 4.32 (m, 1H), 4.24 (s, 3H), 3.98-3.94 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.20 (s, 4H), 1.79-1.20 (m, 22H);LCMS(ESI+)(C36H45N7O7Sについて)m/z 720(M +H)+
実施例58:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.182g,0.25mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(12mL)中に溶解し、これに水酸化リチウム水溶液(40mg/mlのLiOH-H2O 1.06mL,1.0mmol,4当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.059g,収率33%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.23 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.83 (s, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.49 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.52-4.50 (m, 2H), 4.34 (s, 1H), 4.23 (s, 3H), 4.02-3.97 (m, 2H), 2.75-2.58 (m, 1H), 2.43-2.32 (m, 1H), 2.20 (s, 4H), 1.71 (br. s, 2H), 1.54-1.10 (m, 19H);LCMS(ESI+)(C35H43N7O7Sについて)m/z 706(M +H)+
実施例59:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.131g,0.188mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.031mL,0.23mmol,1.2当量)を無水DMA(2mL)中に溶解した。シクロブチル4-ニトロフェニルカーボネート(0.045g,0.188mmol,1.0当量)を加え、反応混合物を80℃で22時間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより白色固形物を得た(0.152g,収率>95%):LCMS(ESI+)(C35H43N7O7Sについて)m/z 706(M +H)+
実施例60:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.148g,0.21mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(2mL)中に溶解し、これに水酸化リチウム水溶液(40mg/mlのLiOH-H2O 0.879mL,0.84mmol,4当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)中へ注いだ。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.026g,収率18%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.25 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.29 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.83 (s, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.49 (m, 1H), 5.29 (t, J = 9.6Hz, 1H), 5.17 (br. s, 1H), 4.52-4.47(m, 2H), 4.23 (s, 3H), 4.19-4.14 (m, 1H), 4.01-3.94 (m, 2H), 2.42-2.32 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 2.19-2.14 (m, 1H), 1.92-1.81 (m, 2H), 1.79-1.62 (m, 4H), 1.60-1.41 (m, 4H), 1.40-1.27 (m, 6H), 1.25-1.12 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C34H41N7O7Sについて)m/z 692(M +H)+
実施例61:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2−{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.075g,0.106mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(2mL)中に溶解し、これに水酸化リチウム水溶液(40mg/mlのLiOH-H2O 0.445mL,0.424mmol,4当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で3.5時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)へ注いだ。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.010g,収率13%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.66 (br. s, 1H), 8.63 (br. s, 1H), 8.30 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.58 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.97 (d, J = 6.6Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 5.94 (s, 1H), 5.46 (br. s, 1H), 5.31 (br. s, 1H), 4.60 (d, J = 11.4Hz, 1H), 4.50 (t, J = 8.2Hz, 1H), 4.22 (s, 3H), 4.01-3.89 (m, 2H), 2.43-2.28 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 2.17-2.06 (m, 1H), 1.89 (s, 1H), 1.79-1.59 (m, 2H), 1.58-1.16 (m, 10H), 0.99 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C34H43N7O7Sについて)m/z 694(M +H)+
実施例62:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.142g,0.23mmol,1.0当量)及びシクロプロピル酢酸(0.020g,0.23mmol,1.0当量)を無水ジクロロメタン(6.8mL,0.03M)中に溶解した。ジイソプロピルエチルアミン(0.179mL,1.03mmol,5.0当量)、続いてHATU(0.078g,0.20mmol,1.0当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で22時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム中へ注いだ。有機層を0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより粗生成物(0.126g,収率77%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.77-8.70 (m, 1H), 8.42-8.35 (m, 1H), 8.00-7.92 (m, 1H), 7.63-7.55 (m, 1H), 6.85- 6.80 (m, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.57-5.49 (m, 1H), 5.27 (t, J = 10.1Hz, 1H), 4.50 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.42-4.31 (m, 2H), 4.26-4.21 (m, 3H), 4.08-4.04 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.46-2.36 (m, 2H), 2.33-2.23 (m, 1H), 2.21-2.16 (m, 3H), 1.84-1.76 (m, 4H), 1.52 (ddd, J = 20.0, 8.8, 4.8Hz, 2H), 1.38-1.20 (m, 8H), 0.69-0.58 (m, 1H), 0.25-0.17 (m, 2H), -0.04-(-0.11) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C35H43N7O6Sについて)m/z 690(M +H)+
実施例63:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.119g,0.172mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン及び無水メタノール1:1(2mL)中に溶解し、これに水性水酸化リチウム(40mg/mlのLiOH-H2O 0.723mL,0.689mmol,4当量)を加えた。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌し、0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)中へ注ぎ、粗生成物を濾過して白色固形物として収集した。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(0.1%酢酸)中の30−75%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物を得た(0.052g,収率44%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.22 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.37 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.94 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.60 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.83 (s, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.29 (t, J = 10.1Hz, 1H), 4.48 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.42-4.32 (m, 2H), 4.24 (s, 3H), 4.08-4.00 (m, 1H), 2.72-2.57 (m, 2H), 2.45-2.31 (m, 1H), 2.23-2.19 (m, 4H), 1.90-1.73 (m, 4H), 1.50-1.44 (m, 2H), 1.34 (br. s, 5H), 1.27-1.13 (m, 2H), 0.69-0.60 (m, 1H), 0.24-0.19 (m, 2H), -0.05-(-0.09) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C34H41N7O6Sについて)m/z 676(M +H)+;元素分析(C34H41N7O6S・1.2H2O・1.4酢酸について)計算値:C, 56.53; H, 6.32; N, 12.52;実測値:C, 56.31; H, 5.88; N, 12.25.
実施例64:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-6-({[(3S)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ]カルボニル}アミノ)-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.109g,0.18mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(0.075mL,0.54mmol,3.0当量)を無水ジクロロメタン(4.0mL)中に溶解した。(3S)-テトラヒドロフラン-3-イルクロリドカーボネート(0.032g,0.21mmol,1.2当量)を加え、反応混合物を周囲温度で0.2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、そして酢酸エチルで希釈した。有機物を水及び飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これにより白色固形物を得た(0. 093g,収率72%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.74 (s, 1H), 8.40 (m, 1H), 7.60 (m, 2H) 7.40 (d, J = 6.8Hz, 1H), 6.83 (s, 1H), 6.00 (s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.54-4.47 (m, 3H), 4.24 (m, 3H), 3.98-3.94 (m, 1H), 3.60-3.54 (m, 5H), 3.47-3.44 (m, 1H), 3.39-3.37 (m, 1H), 2.47-2.39 (m, 3H), 2.20 (s, 3H), 1.76-1.17 (m, 14H);LCMS(ESI+)(C35H43N7O8Sについて)m/z 722(M +H)+
実施例65:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-6-({[(3S)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ]カルボニル}アミノ)-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例58に記載の方法を用い、メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-2-{[2-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-6-({[(3S)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ]カルボニル}アミノ)-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例65の標題化合物を得た(0.010g,収率13%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.09 (br. s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.37 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.60 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.40 (d, J = 6.8Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.00 (s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.27 (t J = 9.6Hz, 1H), 4.53-4.45 (m, 3H), 4.23 (s, 3H), 4.06-3.95 (m, 2H), 3.60-3.55 (m, 2H), 3.47-3.45 (m, 1H), 3.40-3.37 (m, 1H), 2.42-2.36 (m, 2H), 2.20 (s, 4H), 1.90-1.70 (m, 3H), 1.53-1.44 (m, 3H), 1.31 (m, 7H);LCMS(ESI+)(C34H41N7O8Sについて)m/z 708(M +H)+
実施例66:tert-ブチル(6-ブロモピリジン-2-イル)カルバメート
Figure 2008517896
ジフェニルホスホリルアジド(10.7mL,50mmol,1.0当量)を無水tert-ブチルアルコール(250mL)中6-ブロモピリジン-2-カルボン酸(10.0g,50mmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(6.8mL,50mmol,1.0当量)の溶液に加えた。反応混合物を2時間還流し、真空下で濃縮し、酢酸エチルで希釈した。有機層を0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)、飽和炭酸水素ナトリウム及び飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物をシリカ(Biotage Horizonシリカゲル40Mカラム)で精製してヘキサン中の8%酢酸エチルで溶離し、淡黄色固形物を得た(8.9g,収率66%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.13 (s, 1H), 7.78 (d, J = 8.1Hz, 1H), 7.65 (t, J = 8.0Hz, 1H), 7.20 (d, J = 7.6Hz, 1H), 1.45 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C10H13BrN2O2について)m/z 295/297(M + Na)+
実施例67:tert-ブチル(6-ブロモピリジン-2-イル)イソプロピルカルバメート
Figure 2008517896
水素化ナトリウム(2.2g,65mmol,2.0当量)をDMF(120mL)中のtert-ブチル(6-ブロモピリジン-2-イル)カルバメート(8.9g,32mmol,1.0当量)の溶液に0℃でゆっくりと加え、0.25時間撹拌した。2-ヨードプロパン(6.5mL,65mmol,2.0当量)を加え、反応混合物を周囲温度に加温し、23時間撹拌した。さらに2-ヨードプロパン(6.5mL,65mmol,2.0当量)を23.5時間、25時間及び25.5時間後に加えた。反応を0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)でクエンチし、水層をMTBEで抽出した。有機物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、淡黄色の固形物を得(11.69g,収率>100%)、これをさらに精製することなく取り扱った:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.74 (t, J = 7.8Hz, 1H), 7.50 (t, J = 7.8Hz, 1H), 7.30 (d, J = 7.8Hz, 1H), 4.43-4.33 (m, 1H), 1.37 (s, 9H), 1.17 (d, J = 6.8Hz, 6H);LCMS(ESI+)(C13H19BrN2O2について) m/z 337/339(M + Na)+
実施例68:tert-ブチル(6-シアノピリジン-2-イル)イソプロピルカルバメート
Figure 2008517896
tert-ブチル(6-ブロモピリジン-2-イル)イソプロピルカルバメート(11.69g,37mmol,1.0当量)、トリフェニルホスフィン(2.14g,1.8mmol,0.05当量)、シアン化亜鉛(4.34g,37mmol,1.0当量)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.971g,37mmol,1.0当量)の混合物を無水DMF(200mL)中で懸濁した。反応容器は脱気して窒素ガスでパージし、125℃で2.25時間加熱した。冷却した反応混合物を水(1L)中へ注ぎ、水層をMTBEで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。粗生成物をシリカ(Biotage Horizonシリカゲル65Mカラム)で精製してヘキサン中の6%酢酸エチルで溶離し、これにより透明な油状物を得た(5.5g,収率57%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.0 (m, 1H), 7.89-7.87 (m, 1H), 7.64-7.62 (m, 1H), 4.49-4.39 (m, 1H), 1.38 (s, 9H), 1.21 (d, J = 6.8Hz, 6H);LCMS(ESI+)(C14H19N3O2について)m/z 284(M + Na)+
実施例69:tert-ブチル[6-(4-ヒドロキシチエノ[3,2-d]ピリミジン-2-イル)ピリジン-2-イル]イソプロピルカルバメート
Figure 2008517896
実施例32に記載の方法を用い、そしてピリジン-2-カルボニトリルの代わりにtert-ブチル(6-シアノピリジン-2-イル)イソプロピルカルバメートを用いて白色固形物として実施例69の標題化合物を得た(2.4g,収率38%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.66 (s, 1H), 8.25 (d, J = 5.1Hz, 1H), 8.19 (d, J = 7.1Hz, 1H), 8.04-8.00 (m, 1H), 7.53-7.50 (m, 2H), 4.66-4.60 (m, 1H), 1.40 (s, 9H), 1.30 (d, J = 6.6Hz, 6H);LCMS(ESI+) (C19H22N4O3Sについて)m/z 387(M +H)+
実施例70:1-tert-ブチル-2-メチル(2S,4R)-4-[(2-{6-[(tert-ブトキシカルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピリジン-2-イル}チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート
Figure 2008517896
実施例33に記載の方法を用い、そして2-(2,5-ジメチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オールの代わりにtert-ブチル[6-(4-ヒドロキシチエノ[3,2-d]ピリミジン-2-イル)ピリジン-2-イル]イソプロピルカルバメートを用いてオフホワイト色のフォームとして実施例70の標題化合物を得た(5.78g,収率>100%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.41 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.27 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.94 (t, J = 7.8Hz, 1H), 7.69 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.38 (d, J = 7.8Hz, 1H), 5.89 (br. s, 1H), 4.57-4.53 (m, 1H), 4.45-4.38 (m, 1H), 3.97-3.88 (m, 1H), 3.73-3.67 (m, 4H), 2.77-2.66 (m, 1H), 2.44-2.39 (m, 1H), 1.40 (s, 9H), 1.35-1.34 (m, 9H), 1.18-1.16 (m, 6H);LCMS(ESI+)(C30H39N5O7Sについて)m/z 614(M +H)+
実施例71:(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(2-{6-[(tert-ブトキシカルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピリジン-2-イル}チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリン
Figure 2008517896
実施例に記載の方法を用い、そして1-tert-ブチル2-メチル(2S,4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1,2-ジカルボキシレートの代わりに1-tert-ブチル2-メチル(2S,4R)-4-[(2-{6-[(tert-ブトキシカルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピリジン-2-イル}チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1,2-ジカルボキシレートを用いて白色フォームとして実施例71の標題化合物を得た(5.46g,収率97%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.82 (br. s, 1H), 8.42 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.28 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.95 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.69 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.1Hz, 1H), 5.91-5.89 (m, 1H), 4.60-4.51 (m, 1H), 4.34-4.28 (m, 1H), 3.96-3.85 (m, 1H), 3.72-3.70 (m, 1H), 2.74-2.59 (m, 1H), 2.46-2.38 (m, 1H), 1.41 (s, 9H), 1.36 (d, J = 2.8Hz, 9H), 1.18-1.17 (m, 6H);LCMS(ESI+)(C29H37N5O7Sについて)m/z 600(M +H)+
実施例72:tert-ブチル(2S,4R)-4-[(2-{6-[(tert-ブトキシカルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピリジン-2-イル}チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例35に記載の方法を用い、そして(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリンの代わりに(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(2-{6-[(tert-ブトキシカルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピリジン-2-イル}チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリンを用いて琥珀色の油状物として実施例72の標題化合物を得た(8.87g,収率>100%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.70 (d, J = 13.6Hz, 1H), 8.41 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.28 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.95 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.70-7.68 (m, 1H), 7.39 (d, J = 8.1Hz, 1H), 5.88 (s, 1H), 5.68-5.59 (m, 1H), 5.29-5.23 (m, 1H), 5.12-5.08 (m, 1H), 4.58-4.50 (m, 1H), 4.31-4.22 (m, 1H), 3.63-3.56 (m, 4H), 2.68 (m, 4H), 2.32-2.24 (m, 1H), 2.18-2.08 (m, 1H), 1.40 (s, 9H), 1.35-1.34 (m, 9H), 1.18-1.16 (m, 6H);LCMS(ESI+) (C36H46N6O8Sについて)m/z 723(M +H)+
実施例73:メチル(1R,2S)-1-{[(4R)-4-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-L-プロリル]アミノ}-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
実施例36に記載の方法を用い、そしてtert-ブチル(2S,4R)-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]ピロリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(2S,4R)-4-[(2-{6-[(tert-ブトキシカルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピリジン-2-イル}チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)ピロリジン-1-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例73の標題化合物を得た(2.1g,収率33%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.74 (s, 1H), 8.34 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.63 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.56-7.49 (m, 2H), 6.56-6.54 (m, 1H), 6.46-6.44 (m, 1H), 5.79 (br. s, 1H), 5.67-5.58 (m, 1H), 5.30-5.25 (m, 1H), 5.10-5.07 (m, 1H), 4.15-4.07 (m, 1H), 3.89-3.85 (m, 1H), 3.58 (s, 3H), 3.41-3.38 (m, 1H), 3.28-3.23 (m, 2H), 2.43-2.32 (m, 1H), 2.26-2.18 (m, 2H), 1.68-1.64 (m, 1H), 1.35-1.31 (m, 1H), 1.19 (d, J = 6.3Hz, 6H);LCMS(ESI+)(C26H30N6O4Sについて)m/z 523(M +H)+
実施例74:メチル(1R,2S)-1-{[(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-L-プロリル]アミノ}-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
実施例37に記載の方法を用い、そしてメチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりにメチル(1R,2S)-1-{[(4R)-4-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-L-プロリル]アミノ}-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートを用いてベージュ色のフォームとして実施例74の標題化合物を得た(2.8g,収率90%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.83 (s, 0.2H), 8.63 (s, 0.8H), 8.37-8.33 (m, 1H), 7.66-7.62 (m, 1H), 7.56-7.49 (m, 2H), 6.99 (d, J = 7.6Hz, 0.8H), 6.69 (d, J = 7.6Hz, 0.2H), 6.55 (d, J = 8.1Hz, 1H), 6.46 (d, J = 7.3Hz, 1H), 5.97 (s, 0.8H), 5.85 (s, 0.2H), 5.79-5.71 (m, 1H), 5.69-5.59 (m, 1H), 5.28-5.20 (m, 1H), 5.09 (dd, J = 10.4, 1.8Hz, 1H), 4.99-4.88 (m, 2H), 4.51 (t, J = 7.3Hz, 0.2H), 4.44 (t, J = 8.2Hz, 0.8H), 4.30 (d, J = 11.9Hz, 0.8H), 4.15-4.10 (m, 1.2H), 4.06-4.00 (m, 2H), 3.57 (s, 3H), 2.34-2.30 (m, 1H), 2.08-1.95 (m, 3H), 1.64-1.50 (m, 2H), 1.37-1.16 (m, 24H);LCMS(ESI+)(C40H53N76O7Sについて)m/z 776(M +H)+
実施例75:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例38に記載の方法を用い、そしてメチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりにメチル(1R,2S)-1-{[(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-L-プロリル]アミノ}-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートを用いて灰色の固形物として実施例75の標題化合物を得た(1.05g,収率39%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (s, 1H), 8.30 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.61 (d, J = 5.6Hz,
1H), 7.56-7.49 (m, 2H), 6.98 (d, J = 6.6Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 8.0, 0.9Hz, 1H),
6.47 (d, J = 7.6Hz, 1H), 5.97 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.68 (d, J = 11.6Hz, 1H), 4.52 (t, J = 8.2Hz, 1H), 4.16-4.11 (m, 1H), 3.93-3.89 (m, 2H), 3.55 (s, 3H), 2.60-2.50 (m, 2H), 2.40-2.32 (m, 1H), 2.25-2.20 (m, 1H), 1.80-1.70 (m, 2H), 1.56-1.53 (m, 1H), 1.50-1.47 (m, 1H), 1.37-1.25 (m, 5H), 1.21 (d, J = 6.3Hz, 6H), 1.16-1.08 (m, 2H), 1.03 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C38H49N76O7Sについて)m/z 748(M +H)+
実施例76:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例39に記載の方法を用い、そしてメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて灰色の固形物として実施例76の標題化合物を得た(0.903g,収率>100%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.70 (s, 1H), 8.37 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.66 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.58-7.50 (m, 2H), 6.57 (dd, J = 8.01, 0.9Hz, 1H), 6.49 (d, J = 7.6Hz, 1H), 6.02 (s, 1H), 5.55-5.48 (m, 1H), 5.32-5.27 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.52 (t, J = 7.7Hz, 1H), 4.18-4.12 (m, 2H), 4.05-4.0 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.47-2.42 (m, 1H), 2.36-2.28 (m, 1H), 1.99 (s, 3H), 1.96-1.90 (m, 1H), 1.57-1.48 (m, 6H), 1.32-1.21 (m, 12H);LCMS(ESI+) (C33H41N7O5Sについて)m/z 648(M +H)+
実施例77:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例40に記載の方法を用い、そしてメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて緑色フォームとして実施例77の標題化合物を得た(1.12g,収率>100%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.72 (s, 1H), 8.33 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.64-7.62 (m, 1H), 7.60-7.49 (m, 2H), 7.17 (d, J = 7.1Hz, 1H), 6.55 (d, J = 7.3Hz, 1H), 6.46 (d, J = 7.3Hz, 1H), 6.01 (br. s, 1H), 5.55-5.49 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.56-4.49 (m, 2H), 4.44-4.38 (m, 1H), 4.19-4.08 (m, 1H), 4.04-3.92 (m, 2H), 3.55 (s, 3H), 2.42-2.37 (m, 1H), 2.27-2.17 (m, 1H), 1.94 (s, 6H), 1.67-1.47 (m, 8H), 1.40-1.26 (m, 7H), 1.21 (d, J = 6.3Hz, 6H);LCMS(ESI+) (C39H49N7O7Sについて)m/z 760(M +H)+
実施例78:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[2,3-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例11に記載の方法を用い、そしてメチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例78の標題化合物を得た(115mg,収率11%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.79 (br. s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.34 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.60-7.48 (m, 2H), 7.16 (d, J = 6.8Hz, 1H), 6.61-6.43 (m, 2H), 6.01 (s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.26 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.56-4.48 (m, 2H), 4.41 (br. s, 1H), 4.15-4.10 (m, 1H), 4.03-3.93 (m, 2H), 2.53 (s, 3H), 2.44-2.35 (m, 2H), 2.22-2.15 (m, 1H), 1.82-1.62 (m, 2H), 1.55-1.44 (m, 7H), 1.42-1.27 (m, 8H), 1.21 (d, J = 6.3Hz, 6H);LCMS(ESI+) (C38H47N7O7Sについて)m/z 746(M +H)+;元素分析(C38H47N7O7S・0.09酢酸エチル・0.34酢酸・2.91H2Oについて)計算値:C, 56.72; H, 6.69; N, 11.86;実測値:C, 56.48; H, 6.33; N, 11.50.
実施例79:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例11に記載の方法を用い、そしてメチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-({2-[6-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル}オキシ)-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例79の標題化合物を得た(13mg,収率8.5%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.14 (br. s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.50-8.48 (m, 1H), 7.88 (br. s, 1H), 7.70-7.68 (m, 1H), 7.00 (d, J = 6.6Hz, 1H), 6.15 (br. s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.5Hz, 1H), 4.66 (d, J = 11.6Hz, 1H), 4.52 (t, J = 8.2Hz, 1H), 4.19-4.00 (m, 2H), 3.95-3.89 (m, 3H), 2.42-2.29 (m, 3H), 2.20-2.16 (m, 1H), 1.77-1.63 (m, 2H), 1.53-1.44 (m, 3H), 1.27 (d, J = 6.3Hz, 1H), 1.17-1.11 (m, 3H), 0.99 (s, 9H), 0.88-0.83 (m, 1H);LCMS(ESI+)(C37H47N7O7Sについて)m/z 734(M +H)+
実施例80:7-クロロ-2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン
Figure 2008517896
7-クロロ-2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジンは、WO 9924440及びUS 6492383の方法に従って製造した。
実施例81:4-[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イルオキシ]-ピロリジン-1,2-ジカルボン酸1-tert-ブチルエステル
Figure 2008517896
実施例4に記載の方法を用い、そして7-クロロ-5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジンの代わりに7-クロロ-2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジンを用いて黄褐色固形物として実施例81の標題化合物を得た(1.9g,収率76%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.78 (br. s, 1H), 8.53 (dd, J = 5.3, 1.5Hz, 1H), 7.81 (d, J = 1.5Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.05 (dd, J = 5.4, 1.1Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 5.36 (br. s, 1H), 4.31-4.24 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.73-3.65 (m, 2H), 2.60-2.57 (m, 1H), 2.35-2.29 (m, 1H), 1.35 (s, 9H);MS(ESI+)(C21H24N4O5Sについて)m/z 445(M +H)+
実施例82:2-(1-メトキシカルボニル-2-ビニルシクロプロピルカルバモイル)-4-[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イルオキシ]-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
Figure 2008517896
実施例5に記載の方法を用い、(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリンの代わりに4-[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イルオキシ]-ピロリジン-1,2-ジカルボン酸1-tert-ブチルエステル5165-171-3を用いて、ベージュ色フォームとして実施例82の標題化合物を得た(1.9g,収率83%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (s, 0.7H), 8.73 (s, 0.3H), 8.54 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.06 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.02 (d, J = 1.0Hz, 1H), 5.68-5.59 (m, 1H), 5.35 (br. s, 1H), 5.29-5.24 (m, 1H), 5.11-5.07 (m, 1H), 4.26-4.20 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.72 (s, 2H), 3.60-3.58 (m, 3H), 2.25-2.11 (m, 2H), 1.68-1.66 (m, 1H), 1.34 (s, 9H), 1.32-1.27 (m, 1H);MS(ESI+)(C28H33N5O6Sについて)m/z 568(M +H)+
実施例83:1-({4-[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボニル}-アミノ)-2-ビニル-シクロプロパンカルボン酸メチルエステル
Figure 2008517896
2-(1-メトキシカルボニル-2-ビニルシクロプロピルカルバモイル)-4-[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イルオキシ]-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(5165-173-2)をジクロロメタン(15mL)中に溶解し、TFA(15mL)で処理した。赤色の溶液を1時間撹拌し、減圧下で濃縮し、クロロホルム及びトルエンから再濃縮し、これにより琥珀色の油状物を得た(1.6g; 収率100%);MS(ESI+)(C23H25N5O4Sについて)m/z 468(M +H)+及び490(M + Na)+
実施例84:1-({1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボニル}-アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボン酸メチルエステル
Figure 2008517896
実施例7に記載の方法を用い、メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりに1-({4-[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボニル}-アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボン酸メチルエステルを用いてベージュ色固形物として実施例84の標題化合物を得た(1.4g,収率58%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ8.88 (s, 0.3H), 8.58-8.53 (m, 1.7H), 7.80-7.79 (m, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.10-6.99 (m, 2.7H), 6.64 (d, J = 8.1Hz, 0.3H), 5.81-5.72 (m, 1H), 5.70-5.58 (m, 1H), 5.48 (br. s, 0.7H), 5.42 (br. s, 0.3H), 5.27-5.19 (m, 1H), 5.10-5.06 (m, 1H), 4.99-4.79 (m, 2H), 4.44 (t, J = 8.0Hz, 0.3H), 4.38 (t, J = 8.3Hz, 0.7H), 4.18 (d, J = 12.4Hz, 0.5H), 4.06-4.00 (m, 1.5H), 3.95 (s, 3H), 3.60-3.58 (m, 3H), 2.63-2.53 (m, 0.4H), 2.45-2.43 (m, 1.6H), 2.26-2.17 (m, 1H), 2.11-2.05 (m, 1H), 2.00-1.85 (m, 2H), 1.64-1.50 (m, 2H), 1.31-1.14 (m, 17H);MS(ESI+)(C37H48N6O7Sについて)m/z 721(M +H)+
実施例85:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例8に記載の方法を用い、メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりに1-({1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボニル}-アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボン酸メチルエステルを用いて、ベージュ色の固形物として実施例85の標題化合物を得た(940mg,収率72%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (s, 1H), 8.52 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.04 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.97 (d, J = 6.8Hz, 1H), 5.56-5.49 (m, 2H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 5.53-4.46 (m, 2H), 4.01-3.99 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.89-3.84 (m, 1H), 3.55 (s, 3H), 2.44-2.22 (m, 4H), 1.72-1.70 (m, 2H), 1.57-1.53 (m, 1H), 1.50-1.46 (m, 1H), 1.36-1.25 (m, 4H), 1.19-1.14 (m, 3H), 1.04 (s, 9H);MS(ESI+) (C35H44N6O7Sについて)m/z 693(M +H)+
実施例86:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例14に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例86の標題化合物を得た(21mg,収率28%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.96 (br. s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.52 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.03 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.95 (d, J = 7.1Hz, 1H), 5.53-5.47 (m, 2H), 5.26 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.51-4.44 (m, 2H), 4.03-3.99 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.90-3.85 (m, 1H), 2.44-2.29 (m, 2H), 2.24-2.17 (m, 1H), 1.77-1.66 (m, 2H), 1.49-1.42 (m, 2H), 1.36-1.28 (m, 5H), 1.20-1.10 (m, 3H), 1.05 (s, 9H);MS(ESI+)(C34H42N6O7Sについて)m/z 679(M +H)+
実施例87:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例9に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてベージュ色固形物として実施例87の標題化合物を得た(0.58g,収率81%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.71 (s, 1H), 8.55 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.38 (d, J = 1.0Hz, 1H), 7.07 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.02 (d, J = 1.0Hz, 1H), 5.54-5.47 (m, 2H), 5.29 (t, J = 10.0Hz, 1H), 4.48 (t, J = 8.0Hz, 1H), 4.04-3.89 (m, 5H), 3.61-3.54 (m, 4H), 2.45-2.21 (m, 4H), 1.90-1.80 (m, 3H), 1.56-1.53 (m, 2H), 1.49-1.42 (m, 2H), 1.30-1.20 (m, 6H);MS(ESI+)(C30H36N6O5Sについて)m/z 593(M +H)+
実施例88:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例10に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてベージュ色の固形物として実施例88の標題化合物を得た(130mg,収率74%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.53 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.20 (d, J = 7.1Hz, 1H), 7.06 (d, J = 5.6Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 5.56-5.49 (m, 2H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.57 (br. s, 1H), 4.48-4.41 (m, 2H), 4.06-4.03 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.88-3.85 (m, 1H), 3.55 (s, 3H), 2.34-2.24 (m, 4H), 1.75-1.70 (m, 2H), 1.57-1.16 (m, 17H);MS(ESI+)(C36H44N6O7Sについて)m/z 705(M +H)+
実施例89:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例14に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてベージュ色の固形物として実施例89の標題化合物を得た(47mg,収率40%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ12.22 (br. s, 1H), 8.65 (s, 1 H), 8.57 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.26-7.04 (m, 4H), 5.54-5.47 (m, 2H), 5.26 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.55 (br. s, 1H), 4.47-4.41 (m, 2H), 4.07-4.03 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.91-3.86 (m, 1H), 2.44-2.41 (m, 1H), 2.33-2.29 (m, 2H), 2.23-2.17 (m, 1H), 1.80-1.70 (m, 2H), 1.58-1.17 (m, 16H);MS(ESI+)(C35H42N6O7Sについて)m/z 691(M +H)+;元素分析(C35H42N6O7S・1.41酢酸について)計算値:C, 58.58; H, 6.19; N, 10.84;実測値:C, 58.57; H, 6.15; N, 10.59.
実施例90:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例15に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用
いてベージュ色の固形物として実施例90の標題化合物を得た(160mg,収率95%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.94 (d, J = 7.8Hz,
1H), 7.79 (s, 1H), 7.36 (d, J = 1.0Hz, 1H), 7.07 (d, J = 5.8Hz, 1H), 7.00 (d, J = 1.3Hz, 1H), 5.55-5.50 (m, 2H), 5.27 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.47-4.40 (m, 2H), 4.32 (d, J = 11.6Hz, 1H), 3.97-3.93 (m, 4H), 3.55 (s, 3H), 2.45-2.28 (m, 3H), 1.88-1.75 (m, 4H), 1.56-1.52 (m, 1H), 1.50-1.47 (m, 1H), 1.40-1.15 (m, 8H), 0.74-0.68 (m, 1H), 0.25-0.21 (m, 2H), 0.04-(-0.07) (m, 2H);MS(ESI+)(C35H42N6O6Sについて)m/z 675(M +H)+
実施例91:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例14に記載の方法を用い、そしてメチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてオフホワイト色の固形物として実施例91の標題化合物を得た(59mg,収率42%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.24 (br. s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.56 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.93 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.10 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 5.52-5.47 (m, 2H), 5.29 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.46-4.40 (m, 2H), 4.30 (d, J = 11.6Hz, 1H), 3.98-3.97 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.41-2.23 (m, 4H), 1.90-1.70 (m, 4H), 1.50-1.34 (m, 9H), 0.80-0.70 (m, 1H), 0.25-0.22 (m, 2H), -0.04-(-0.07) (m, 2H);MS(ESI+)(C34H40N6O6S)m/z 661(M +H)+;元素分析(C34H40N6O6S・1.1酢酸・2.0 H2Oについて)計算値:C, 56.99; H, 6.39; N, 11.02;実測値:C, 56.57; H, 5.91; N, 10.81.
実施例92:2-メチル-2H-ピラゾール-3-カルボン酸メチルエステル
Figure 2008517896
2-メチル-2H-ピラゾール-3-カルボン酸(3.0g,24mmol,1.0当量)をメタノール(100mL)及びトルエン(100mL)中に溶解した。透明な溶液を(トリメチルシリル)ジアゾメタン(エーテル中2.0M 24mL,48mmol,2.0当量)でゆっくり処理し、1時間撹拌し、真空下で濃縮し、そして透明な油状物を得た(3.1g,収率94%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.52 (d, J = 2.0Hz, 1H), 6.86 (d, J = 2.0Hz, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.82 (s, 3H).
実施例93:2-メチル-2H-ピラゾール-3-カルボン酸アミド
Figure 2008517896
濃水酸化アンモニウム(30mL)を2-メチル-2H-ピラゾール-3-カルボン酸メチルエステル(3.1g,22mmol)に加えた。二相混合物を16時間撹拌し、クロロホルム中10%IPAで抽出し、これにより白色固形物を得た(2.3g,収率82%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.88 (br. s, 1H), 7.44 (br. s, 1H), 7.41 (d, J = 2.0Hz, 1H), 6.83 (d, J = 2.0Hz, 1H), 4.03 (s, 3H).
実施例94:2-メチル-2H-ピラゾール-3-カルボニトリル
Figure 2008517896
2-メチル-2H-ピラゾール-3-カルボン酸アミド(2.3g,18mmol,1.0当量)をピリジン(36mL)中に溶解し、POCl3(2.5mL,26mmol,1.4当量)で処理した。生成した琥珀色の溶液を室温で3時間撹拌した。反応混合物を氷で希釈し、水層を6M HClでpH3に調整し、MTBEで抽出した。MTBE抽出液を水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過し、真空下で濃縮し、そして透明な油状物として生成物を得た(1.8g,収率90%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.68 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.0Hz, 1H), 4.00 (s, 3H).
実施例95:2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール
Figure 2008517896
メチル3-アミノチオフェン-2-カルボキシレート(2.6g,17mmol,1.0当量)及び2-メチル-2H-ピラゾール-3-カルボニトリル(1.8g,17mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン(70mL)中に溶解した。生成した溶液を0℃に冷却し、カリウムtert-ブトキシド(3.2g,29mmol,2.0当量)で処理した。生成した橙色スラリーを18時間撹拌し、真空下で濃縮し、飽和塩化アンモニウム(100mL)中へ注いだ。濾過によりオフホワイト色の固形物を収集した(1.4g,収率36%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.68 (s, 1H), 8.23 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.56 (d, J = 2.3Hz, 1H), 7.46 (d, J = 5.0Hz, 1H), 7.17 (d, J = 2.0Hz, 1H), 4.19 (s, 3H);LCMS(ESI+)(C10H8N4OS) m/z 233(M +H)+
実施例96:4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボン酸メチルエステル
Figure 2008517896
2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール(1.4g,6.0mmol,1.0当量)、シス4-ヒドロキシ-ピロリジン-1,2-ジカルボン酸1-tert-ブチルエステル(1.5g,6.0mmol,1.0当量)及びトリフェニルホスフィン(3.1g,12mmol,2.0当量)を無水テトラヒドロフラン(120mL)中に溶解した。生成した白色スラリーをDIAD(2.3mL,12mmol,2.0当量)で処理した。薄橙色の溶液を周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物をLCMS(ESI+)によって分析し、そして生成物[C21H25N5O5S m/z 460(M +H)+]を得、出発物質はなかった。溶媒を真空下で濃縮し、生成した琥珀色の油状物を酢酸エチル中に溶解し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、真空下で濃縮し、そして琥珀色の油状物を得た(10.3g)。粗生成物をジクロロメタン(12mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(12mL)で処理した。琥珀色の溶液を周囲温度で2時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、生成した琥珀色の油状物をジクロロメタン中に溶解した。有機層を50%飽和炭酸水素ナトリウム、ブラインで洗浄し、1.2M HClで抽出した。酸性抽出物をジクロロメタンで洗浄した。合わせた有機抽出物を捨てた。酸性水層を炭酸水素ナトリウムで飽和させてジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、白色固形物として生成物を得た(1.5g,2-工程で収率71%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.36 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.61 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.51 (d, J = 1.8Hz, 1H), 7.02 (d, J = 1.8Hz, 1H), 5.79 (br. s, 1H), 4.30 (s, 3H), 3.96 (t, J = 7.6Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.37 (dd, J = 12.4, 5.0Hz, 1H), 3.12 (dd, J = 12.4, 1.3Hz, 1H), 3.04 (br. s, 1H), 2.34-2.31 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C16H17N5O3S)m/z 360(M +H)+
実施例97:1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボン酸メチルエステル
Figure 2008517896
実施例7に記載の方法を用い、メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりに4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボン酸メチルエステルを用いてベージュ色のフォームとして実施例97の標題化合物を得た(2.4g,収率100%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.40-8.37 (m, 1H), 7.63-7.61 (m, 1H), 7.52 (d, J = 1.8Hz, 1H), 7.03 (s, 2H), 5.95 (br. s, 1H), 5.81-5.73 (m, 1H), 5.01-4.91 (m, 2H), 4.52 (t, J = 8.7Hz, 1H), 4.45 (d, J = 11.9Hz, 1H), 4.30 (s, 3H), 4.12-4.05 (m, 1H), 4.00 (dd, J = 11.9, 4.0Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 2.70-2.60 (m, 1H), 2.39-2.32 (m, 1H), 2.02-1.97 (m, 2H), 1.59-1.54 (m, 1H), 1.45-1.40 (m, 1H), 1.36-1.21 (m, 6H), 1.18-1.09 (m, 9H);LCMS(ESI+)(C30H40N6O6S)m/z 612(M +H)+
実施例98:1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボン酸カリウム塩
Figure 2008517896
1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボン酸メチルエステル(2.4g,3.9mmol,1.0当量)をエーテル(25mL)中に溶解し、カリウムトリメチルシラノラート(0.67g,4.7mmol,1.2当量)で処理した。琥珀色の溶液を15分間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、これにより白色固形物として生成物を得た(2.3g,92%):LCMS(ESI+)(C29H38N6O6S)m/z 599(M +H)+
実施例99:1-({1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボニル}-アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボン酸メチルエステル
Figure 2008517896
実施例7に記載の方法を用い、メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりに1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボン酸カリウム塩を用いて白色フォームとして実施例99の標題化合物を得た(1.8g,収率50%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ8.88 (s, 0.2H), 8.63 (s, 0.8H), 8.41-8.38 (m, 1H), 7.65-7.61 (m, 2H), 7.53-7.52 (m, 1H), 7.06-7.03 (m, 1.8H), 6.70 (d, J = 7.8Hz, 0.2H), 5.95 (br. s, 0.8H), 5.92 (br. s, 0.2H), 5.80-5.74 (m, 1H), 5.73-5.59 (m, 1H), 5.28-5.20 (m, 1H), 5.09 (dd, J = 10.2, 1.6Hz, 1H), 5.00-4.98 (m, 2H), 4.49-4.42 (m, 1H), 4.32 (s, 2.5H), 4.31 (s, 0.5H), 4.06-3.99 (m, 2H), 3.57 (s, 3H), 2.54-2.53 (m, 1H), 2.32-2.30 (m, 1H), 2.09-2.00 (m, 1H), 1.98-1.95 (m, 2H), 1.64-1.58 (m, 2H), 1.39-1.27 (m, 9H), 1.12 (m, 9H);LCMS(ESI+)(C36H47N7O7S)m/z 722(M +H)+
実施例100:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例8に記載の方法を用い、メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりに1-({1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボニル}-アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボン酸メチルエステルを用いて黄褐色固形物として実施例100の標題化合物を得た(1.0g,収率59%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (s, 1H), 8.34 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.60 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.52 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.04 (d, J = 1.8Hz, 1H), 6.98 (d, J = 6.6Hz, 1H), 5.96 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.68 (d, J = 11.9Hz, 1H), 4.53 (t, J = 8.2Hz, 1H), 4.31 (s, 3H), 3.95-3.92 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 2.60-2.52 (m, 1H), 2.42-2.36 (m, 1H), 2.23 (q, J = 8.6Hz, 1H), 1.72-1.67 (m, 2H), 1.58-1.55 (m, 1H), 1.51-1.46 (m, 1H), 1.38-1.27 (m, 5H), 1.15-1.11 (m, 3H), 0.98 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C34H43N7O7S)m/z 694(M +H)+
実施例101:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
エーテル(2mL)中のメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(45mg,0.065mmol,1.0当量)及びカリウムトリメチルシラノラート(18mg,0.143mmol,2.2当量)の混合物を2時間撹拌した。白色固形物を収集した(44mg,収率94%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ8.36 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.60 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.51 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.06 (d, J = 1.8Hz, 1H), 6.85 (d, J = 6.8Hz, 1H), 5.96 (br. s, 1H), 5.41 (t, J = 10.0Hz, 1H), 5.12-5.05 (m, 1H), 4.59 (d, J = 11.6Hz, 1H), 4.36-4.33 (m, 1H), 4.32 (s, 3H), 4.15-4.11 (m, 2H), 2.59-2.54 (m, 1H), 2.44-2.32 (m, 1H), 2.12-1.95 (m, 3H), 1.73-1.64 (m, 2H), 1.39-1.14 (m, 7H), 1.05 (s, 9H);LCMS(ESI+)(C33H41N7O7S)m/z 680(M +H)+。白色固形物をジクロロメタンに溶解し、有機層を0.5Mクエン酸ナトリウム(pH 4.5)、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これによりMTBE-ヘキサンから白色固形物を得た(15mg):元素分析(C33H41N7O7S・1.0H2O・0.18CH2Cl2について)計算値:C, 55.89; H, 6.13; N, 13.75;実測値:C, 56.39; H, 6.16; N, 13.34.
実施例102:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例9に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例102の標題化合物を得た(0.72g,収率94%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.70 (s, 1H), 8.40 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.64 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.53 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.05 (d, J = 2.0Hz, 1H), 6.05 (br. s, 1H), 5.54-5.48 (m, 1H), 5.29 (t, J = 9.9Hz, 1H), 4.52 (t, J = 7.6Hz, 1H), 4.32 (s, 3H), 4.09-3.99 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 3.54-3.52 (m, 1H), 2.47-2.44 (m, 1H), 2.37-2.29 (m, 1H), 2.25-2.00 (m, 3H), 1.96-1.85 (m, 1H), 1.57-1.33 (m, 5H), 1.24-1.23 (m, 6H);LCMS(ESI+)(C29H35N7O5S) m/z 594(M +H)+
実施例103:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例15に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例103の標題化合物を得た(141mg,収率83%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.38 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.94 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.53 (d, J = 1.8Hz, 1H), 7.05 (d, J = 2.0Hz, 1H), 6.05 (br. s, 1H), 5.56-5.50 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.50 (t, J = 8.0Hz, 1H), 4.42 (d, J = 11.9Hz, 1H), 4.36-4.34 (m, 1H), 4.33 (s, 3H), 4.05 (dd, J = 11.6, 4.3Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.46-2.39 (m, 1H), 2.27 (q, J = 8.8Hz, 1H), 1.84-1.77 (m, 4H), 1.56-1.53 (m, 1H), 1.52-1.48 (m, 1H), 1.33-1.23 (m, 9H), 0.67-0.60 (m, 1H), 0.24-0.19 (m, 2H), -0.05-(-0.09) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C34H41N7O6S)m/z 676(M +H)+
実施例104:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
エーテル(6mL)中のメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)
アミノ]-2-{[2-(1-メチル1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(120mg,0.18mmol,1.0当量)及びカリウムトリメチルシラノラート(100mg,0.78mmol,4.4当量)の混合物を41時間撹拌した。白色固形物を濾過によって収集し、これをジクロロメタン中に溶解した。有機層を0.5Mクエン酸ナトリウム(pH 4.5)、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、これによりMTBE-ヘキサンから白色固形物を得た(64mg,収率54%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.22 (br. s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.38 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.92 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.8Hz, 1H), 7.05 (d, J = 2.0Hz, 1H), 6.04 (br. s, 1H), 5.53-5.46 (m, 1H), 5.30 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.49 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.42-4.33 (m, 2H), 4.32 (s, 3H), 4.06 (dd, J = 11.6, 4.0Hz, 1H), 2.46-2.43 (m, 2H), 2.31-2.17 (m, 1H), 1.88-1.78 (m, 4H), 1.50-1.45 (m, 2H), 1.34-1.08 (m, 8H), 0.68-0.61 (m, 1H), 0.25-0.19 (m, 2H), -0.03-(-0.09) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C33H39N7O6S)m/z661(M +H)+ ;元素分析(C33H39N7O6S・1.0H2Oについて)計算値:C, 58.31; H, 6.08; N, 14.42;実測値:C, 58.32; H, 5.85; N, 14.17.
実施例105:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロペンチルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例15に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートそしてシクロプロピル酢酸の代わりにシクロペンチル酢酸を用いて、白色固形物として実施例105の標題化合物を得た(135mg,収率91%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.38 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.00 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.53 (d, J = 1.8Hz, 1H), 7.04 (d, J = 2.0Hz, 1H), 6.02 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.26 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.51-4.47 (m, 2H), 4.32 (s, 3H), 4.02 (dd, J = 11.6, 4.0Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.54-2.51 (m, 1H), 2.40-2.34 (m, 1H), 2.29 (q, J = 8.8Hz, 1H), 1.88-1.85 (m, 2H), 1.81-1.67 (m, 3H), 1.57-1.52 (m, 1H), 1.51-1.48 (m, 1H), 1.44-1.23 (m, 14H), 0.89-0.82 (m, 3H);LCMS(ESI+)(C36H45N7O6S) m/z 704(M +H)+
実施例106:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロペンチルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例104に記載の方法を用い、メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロペンチルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例106の標題化合物を得た(44mg,収率38%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ12.23 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.38 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.99 (d, J = 6.3Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.52 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.04 (d, J = 1.8Hz, 1H), 6.02 (br. s, 1H), 5.53-5.47 (m, 1H), 5.28 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.49-4.46 (m, 2H), 4.32 (s, 3H), 4.05-4.02 (m, 1H), 2.59-2.53 (m, 1H), 2.42-2.40 (m, 2H), 2.26-2.21 (m, 1H), 1.88-1.86 (m, 2H), 1.81-1.67 (m, 3H), 1.49-1.15 (m, 16H), 0.93-0.82 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C35H43N7O6S)m/z 690(M +H)+;元素分析(C35H43N7O6S・0.6H2O・0.3MTBEについて)計算値:C, 60.30; H, 6.63; N, 13.48;実測値:C, 59.97; H, 6.43; N, 13.22.
実施例107:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]-アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例15に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートそしてシクロプロピル酢酸の代わりに(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタン酸を用いて白色固形物として実施例107の標題化合物を得た(36mg,収率52%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.79 (s, 1H), 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.68 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.64 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.06 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.30 (t, J = 9.8Hz, 1H), 5.19 (d, J = 6.1Hz, 1H), 5.53 (t, J = 7.6Hz, 2H), 4.33-4.28 (m, 4H), 4.08 (dd, J = 11.8, 4.2Hz, 1H), 3.57 (s, 3H), 3.56-3.52 (m, 1H), 2.47-2.37 (m, 2H), 2.20 (q, J = 8.8Hz, 1H), 1.95-1.87 (m, 1H), 1.78-1.75 (m, 2H), 1.57-1.13 (m, 10H), 0.76 (d, J = 6.8Hz, 3H), 0.64 (d, J = 6.8Hz, 3H);LCMS(ESI+)(C34H43N7O7S)m/z 694(M +H)+
実施例108:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
エーテル(2mL)及びTHF(1mL)中のメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(35mg,0.05mmol,1.0当量)及びカリウムトリメチルシラノラート(19mg,0.15mmol,3.0当量)の混合物を6時間撹拌した。白色固形物を濾過によって収集し、それをジクロロメタン中に溶解した。有機層を0.5Mクエン酸ナトリウム(pH 4.5)、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、MTBE-ヘキサンから白色固形物を得た(18mg,収率53%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.03 (br. s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.68 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.63 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.05 (br. s, 1H), 5.53-5.47 (m, 1H), 5.33 (t, J = 10.0Hz, 1H), 5.22 (d, J = 6.1Hz, 1H), 4.54-4.50 (m, 2H), 4.32 (s, 3H), 4.28 (d, J = 11.9Hz, 1H), 4.08 (dd, J = 11.5, 3.9Hz, 1H), 3.58-3.53 (m, 1H), 2.44-2.32 (m, 1H), 2.15 (q, J = 8.6Hz, 1H), 1.95-1.90 (m, 1H), 1.81-1.73 (m, 2H), 1.49-1.14 (m, 11H), 0.76 (d, J = 6.8Hz, 3H), 0.63 (d, J = 6.6Hz, 3H);LCMS(ESI+)(C33H41N7O7S)m/z 680(M +H)+
実施例109:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例40に記載の方法を用い、メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて、白色固形物として実施例109の標題化合物を得た(0.136g,収率76%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.74 (s, 1H), 8.37 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.53 (d, J = 2Hz, 1H), 7.20 (d, J = 7.1Hz, 1H), 7.05 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.56-4.50 (m, 2H), 4.32 (s, 4H), 4.04-3.92 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 2.44-2.20 (m, 3H), 1.87-1.19 (m, 20H);LCMS(ESI+)(C35H43N7O7Sについて)m/z 706(M +H)+
実施例110:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例108に記載の方法を用い、メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて粗残留物を得、これを0.5Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH = 4.5)、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、白色固形物として実施例110の標題化合物を得た(0.103g,収率84%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.19 (br. s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.38 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.8Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.1Hz, 1H), 7.05 (d, J = 1.8Hz, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.52-5.46 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.55-4.49 (m, 2H), 4.32 (s, 4H), 4.04-3.95 (m, 2H), 2.33-2.45 (m, 2H), 2.07-2.25 (m, 1H), 1.83-1.60(m, 2H), 1.57-1.20 (m, 18H);LCMS(ESI+)(C34H41N7O7Sについて)m/z 692(M +H)+;元素分析(C34H41N7O7S・0.11MTBE・1.17H2O・0.48EtOAcについて)計算値:C, 57.27; H, 6.39; N, 12.82;実測値:C, 57.26; H, 6.06; N, 12.82.
実施例111:1,3-オキサゾール-2-カルボキサミド
Figure 2008517896
濃水酸化アンモニウム(30mL)をエチル1,3-オキサゾール-2-カルボキシレート(J & W Pharmlab; 1.5g,10.6mmol)に加えた。生成した濁った懸濁液を一夜撹拌して白色スラリーを得た。白色固形物を収集した(0.98g,収率82%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.28 (s, 1H), 8.21 (br. s, 1H), 7.87 (br. s, 1H), 7.42 (s, 1H).
実施例112:1,3-オキサゾール-2-カルボニトリル
Figure 2008517896
1,3-オキサゾール-2-カルボキサミド(0.98g,8.8mmol,1.0当量)をピリジン(17mL)中に溶解し、POCl3(1.2mL,12.2mmol,1.4当量)で処理した。生成したベージュ色スラリーから褐色の溶液を得、室温で5時間撹拌した。反応混合物を氷で希釈し、そして水層を6M HClでpH3に調整し、エーテルで抽出した。エーテル抽出物を水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、真空下で濃縮し、琥珀色の油状物として生成物を得た(0.61g,収率74%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.608 (s, 1H), 7.67 (s, 1H).
実施例113:2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール
Figure 2008517896
メチル3-アミノチオフェン-2-カルボキシレート(0.95g,6.1mmol,1.0当量)及び1,3-オキサゾール-2-カルボニトリル(0.57g,6.1mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン(24mL)中に溶解した。生成した溶液を0℃に冷却し、カリウムtert-ブトキシド(1.0g,9.2mmol,1.5当量)で処理した。生成した黄色スラリーを2時間撹拌し、真空下で濃縮して飽和塩化アンモニウム(100mL)中へ注いだ。オフホワイト色の固形物を濾過によって収集し、これをMTBEで摩砕し、そしてオフホワイト色の生成物を得た(0.56g,収率43%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.24 (s, 1H), 7.94 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.70 (br. s, 1H), 7.32 (d, J = 5.3Hz, 1H);LCMS(ESI+)(C9H5N3O2S)m/z 220(M +H)+
実施例114:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
テトラヒドロフラン(36mL)中メチル(2S,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-ヒドロキシ-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.87g,1.8mmol,1.0当量)、2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール(0.39g,1.8mmol,1.0当量)及びトリフェニルホスフィン(1.4g,5.4mmol,3.0当量)の混合物をジイソプロピルアゾジカルボキシレート(1.0mL,5.4mmol,3.0当量)で処理した。反応混合物は、数分内に均一になり、24時間撹拌し、真空下で濃縮した。LCMS(ESI+)による粗生成物の分析は、主に生成物を示した。(681; M +H)+ 粗生成物(琥珀色の油状物)をジクロロメタン(9mL)に溶解し、TFA(9mL)で処理した。1.0時間後、反応混合物を真空下で濃縮し、生成した油状物を酢酸エチル中に溶解した。有機層を1.2M HClで抽出した。水性抽出液を酢酸エチルで洗浄し、そして合わせた酢酸エチル抽出液を捨てた。水層を炭酸水素ナトリウムで飽和させ、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を5%NaHCO3、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥、濾過した。溶媒を真空下で除去し、白色固形物をCH2Cl2-MTBE-ヘキサンから収集した(0.43g,収率43%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.69 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.72 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 6.04 (br. s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.28 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.52 (t, J = 7.7Hz, 1H), 4.07-4.01 (m, 1H), 3.58-3.54 (m, 3H), 3.48 (dd, J = 8.2, 2.2Hz, 1H), 3.32 (s, 3H), 2.46-2.42 (m, 2H), 2.40-2.28 (m, 2H), 1.98-1.85 (m, 2H), 1.56-1.47 (m, 2H), 1.25-1.21 (m, 7H);LCMS(ESI+)(C28H32N6O6S)m/z 581(M +H)+
実施例115:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例10に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例115の標題化合物を得た(85mg,収率56%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ8.69 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.72 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 6.04 (br. s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.28 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.52 (t, J = 7.7Hz, 1H), 4.07-4.01 (m, 1H), 3.58-3.54 (m, 3H), 3.48 (dd, J = 8.2, 2.2Hz, 1H), 3.32 (s, 3H), 2.46-2.42 (m, 2H), 2.40-2.28 (m, 2H), 1.98-1.85 (m, 2H), 1.56-1.47 (m, 2H), 1.25-1.21 (m, 7H);LCMS(ESI+)(C34H40N6O8S)m/z 693(M +H)+
実施例116:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例108に記載の方法を用い、(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例116の標題化合物を得た(8mg,収率5%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.62 (br. s, 1H), 8.42 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.69 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.15 (d, J = 6.6Hz, 1H), 6.01 (br. s, 1H), 5.47 (br. s, 1H), 5.30 (br. s, 1H), 4.55-4.48 (m, 2H), 4.27 (br. s, 1H), 4.00-3.92 (m, 2H), 2.44-2.32 (m, 2H), 2.15 (br. s, 1H), 1.73-1.68 (m, 2H), 1.49-1.17 (m, 18H);MS(ESI+)(C33H38N6O8S)m/z 679(M +H)+
実施例117:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例15に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色残留物として実施例117の標題化合物を得た(0.090g,収率84%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.43 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.92 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.70 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 6.05 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.50 (t, J = 8.0Hz, 1H), 4.40 (d, J = 11.3Hz, 1H), 4.33-4.29 (m, 1H), 4.04 (dd, J = 11.5, 3.9Hz, 1H), 3.57 (s, 3H), 2.33-2.23 (m, 1H), 1.85-1.73 (m, 4H), 1.57-1.47 (m, 2H), 1.44-1.11 (m, 10H), 0.68-0.58 (m, 1H), 0.24-0.20 (m, 2H), -0.06-(-0.09) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C33H38N6O7Sについて)m/z
663(M +H)+
実施例118:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例108に記載の方法を用い、(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1,3-オキサゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてオフホワイト色の固形物を得た。粗生成物を逆相クロマトグラフィ(C18)で精製して水(50mM NH4OAc/アセトニトリル)中の5−95%アセトニトリルで溶離し、これにより白色固形物として実施例118の標題化合物を得た(0.046g,収率56%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.14 (br. s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.437 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.93 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.70 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.29 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.50-4.43 (m, 2H), 4.31 (t, J = 8.6Hz, 1H), 4.05-4.01 (m, 1H), 3.90-3.88 (m, 1H), 3.57-2.54 (m, 1H), 2.20 (q, J = 8.7Hz, 1H), 1.86-1.74 (m, 4H), 1.55-1.26 (m, 10H), 0.66-0.61 (m, 1H), 0.22 (d, J = 7.3 Hz, 2H), -0.07 (d, J = 4.0Hz, 2H);LCMS(ESI+)(C32H36N6O7について)m/z 649(M +H)+
実施例119:5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸アミド
Figure 2008517896
実施例47に記載の方法を用い、2,5-ジメチル-2H-ピラゾール-3カルボン酸エチルエステルの代わりに5-メチル-イソオキサゾール-3-カルボン酸メチルエステル(Avocado)を用いて白色固形物として実施例119の標題化合物を得た(5.9g,収率66%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.01 (br. s, 1H), 7.73 (br. s, 1H), 6.48 (s, 1H), 2.44 (s, 3H);LCMS(ESI+)(C5H6N2O2)m/z 127(M +H)+
実施例120:5-メチル-イソオキサゾール-3-カルボニトリル
Figure 2008517896
実施例48に記載の方法を用い、1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-カルボキサミドの代わりに5-メチル-イソオキサゾール-3-カルボン酸アミドを用いて、淡い琥珀色の油として実施例120の標題化合物を得た(4.8g,収率96%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 6.98 (s, 1H), 2.53 (s, 3H).
実施例121:2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール
Figure 2008517896
メチル3-アミノチオフェン-2-カルボキシレート(6.8g,44mmol,1.0当量)及び5-メチル-イソオキサゾール-3-カルボニトリル(4.7g,44mmol,1.0当量)を無水テトラヒドロフラン(170mL)中に溶解した。得られた溶液を0℃に冷却し、カリウムtert-ブトキシド(7.3g,65mmol,1.5当量)で処理した。反応混合物は、30分後、濃厚なスラリーとなり、THF100mLで希釈した。生成したスラリーを2時間撹拌し、真空下で濃縮し、50%飽和塩化アンモニウム(100mL)中へ注ぎ、MTBEで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮した。生成した固形物をMTBEで摩砕し、オフホワイト色の生成物を得た(6.1g,収率60%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.90 (br. s, 1H), 8.22 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.48 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.82 (d, J = 1.0Hz, 1H), 2.51 (d, J = 0.8Hz, 3H);LCMS(ESI+)(C10H7N3O2S) m/z 234(M +H)+
実施例122:メチル(4R)-4-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリネート
Figure 2008517896
2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール(3.0g,13mmol,1.0当量)、シス4-ヒドロキシ-ピロリジン-1,2-ジカルボン酸1-tert-ブチルエステル(3.2g,13mmol,1.0当量)及びトリフェニルホスフィン(6.8g,26mmol,2.0当量)を無水テトラヒドロフラン(250mL)中に溶解した。琥珀色の溶液を0℃に冷却し、DIAD(5.0mL,26mmol,2.0当量)で処理した。淡い橙色溶液を徐々に周囲温度に加温し、15時間撹拌した。反応混合物をLCMS(ESI+)によって分析し、そして生成物[C21H24N4O6S m/z 461(M +H)+]を得、出発物質はなかった。溶媒を真空下で濃縮し、生成した琥珀色の油状物をMTBE中に溶解し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、琥珀色の油状物(20g)を得た。粗生成物をシリカ(500g)で精製して0−5%メタノール-ジクロロメタンで溶離し、琥珀色の油状物として純粋でない生成物10gを得た。粗生成物をジクロロメタン(25mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(25mL)で処理した。琥珀色の溶液を周囲温度で2時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、生成した琥珀色の油状物をジクロロメタン中に溶解した。有機層を50%飽和炭酸水素ナトリウム、ブラインで洗浄し、1.2M HClで抽出した。酸性抽出物をジクロロメタンで洗浄した。合わせた有機抽出物を捨てた。酸性水層を炭酸水素ナトリウムで飽和させてジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して真空下で濃縮し、MTBEから白色固形物として実施例122の標題化合物を得た(2.6g,2-工程で収率56%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.42 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.67 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.84 (d, J = 1.0Hz, 1H), 5.81-5.80 (m, 1H), 3.96 (t, J = 7.6Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.37 (dd, J = 12.4, 5.0Hz, 1H), 3.08 (dd, J = 12.4, 2.0Hz, 1H), 2.50 (d, J = 1.0Hz, 3H), 2.34-2.31 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C16H16N4O4S)m/z 361(M +H)+
実施例123:メチル(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリネート
Figure 2008517896
実施例7に記載の方法を用い、メチル(1R,2S)-1-({(4R)-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりに、メチル(4R)-4-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリネートを用いてMTBE-ヘキサンから白色フォームとして実施例123の標題化合物を得た(3.5g,収率80%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.44-8.41 (m, 1H), 7.69-7.65 (m, 1H), 7.00 (d, J = 7.6Hz, 1H), 6.84 (s, 1H), 5.94 (br. s, 1H), 5.83-5.73 (m, 1H), 5.01-4.91 (m, 2H), 4.53 (t, J = 8.3Hz, 1H), 4.39 (d, J = 12.1Hz, 1H), 4.10-3.99 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 2.70-2.64 (m, 1H), 2.50 (d, J = 0.8Hz, 3H), 2.39-2.32 (m, 2H), 2.02-1.97 (m, 2H), 1.59-1.53 (m, 1H), 1.46-1.41 (m, 1H), 1.34-1.29 (m, 5H), 1.14-1.10 (m, 9H);LCMS(ESI+)(C30H39N5O7S)m/z 614(M +H)+
実施例124:カリウム(2S,4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}ピロリジン-2-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例98に記載の方法を用い、1-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-ノナ-8-エノイル)-4-[2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イルオキシ]-ピロリジン-2-カルボン酸メチルエステルの代わりにメチル(4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリネートを用いて、白色固形物として実施例124の標題化合物を得た(3.3g,収率100%):LCMS(ESI+)(C29H37KN5O7S)m/z 600(M +H)+
実施例125:メチル(1R,2S)-1-[((4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリル)アミノ]-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
実施例20に記載の方法を用い、(4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-L-プロリンの代わりにカリウム(2S,4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}ピロリジン-2-カルボキシレートを用いてベージュ色固形物として実施例125の標題化合物を得た(2.5g,収率69%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.89 (s, 0.25H), 8.65 (s, 0.75H), 8.45-8.41 (m, 1H), 7.70-7.66 (m, 1H), 7.03 (d, J = 7.3Hz, 0.75H), 6.86-6.85 (m, 1H), 6.69 (d, J = 8.0Hz, 0.25H), 6.02-5.81 (m, 1H), 5.80-5.71 (m, 1H), 5.68-5.59 (m, 1H), 5.29-5.10 (m, 1H), 5.09 (dd, J = 10.2, 1.9Hz, 1H), 5.00-4.88 (m, 2H), 4.50 (t, J = 7.3Hz, 0.25H), 4.44 (t, J = 8.0Hz, 0.75H), 4.26 (d, J = 11.6Hz, 1H), 4.06-3.99 (m, 2H), 3.60 (s, 0.75H), 3.58 (s, 2.25H), 2.51 (s, 3H), 2.37-2.28 (m, 1H), 2.11-2.05 (m, 1H), 1.64-1.40 (m, 3H), 1.36-1.18 (m, 10H), 1.13-1.09 (m, 9H);LCMS(ESI+)(C36H46N6O8S)m/z 723(M +H)+
実施例126:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例8に記載の方法を用い、メチル(1R,2S)-1-({(4R)-1-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-L-プロリル}アミノ)-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートの代わりにメチル(1R,2S)-1-[((4R)-1-{(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-L-プロリル)アミノ]-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレートを用いてオフホワイト色の固形物として実施例126の標題化合物を得た(193mg,収率9%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (s, 1H), 8.38 (d, J = 5.0Hz, 1H), 7.65 (d, J = 5.0Hz, 1H), 6.97 (d, J = 6.6Hz, 1H), 6.86 (s, 1H), 5.96 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.25 (t,
J = 9.4Hz, 1H), 4.65-4.62 (m, 1H), 4.52 (t, J = 8.1Hz, 1H), 3.94-3.89 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.41-2.39 (m, 1H), 2.24-2.20 (m, 1H), 1.74-1.67 (m, 2H), 1.57-1.54 (m, 1H), 1.51-1.47 (m, 1H), 1.36-1.27 (m, 6H), 1.13-1.09 (m, 4H),
0.98 (s, 8H);LCMS(ESI+)(C34H42N6O8S)m/z 695(M +H)+
実施例127:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例9に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例127の標題化合物を得た(124mg,収率78%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.22 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.57 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.84 (d, J = 1.0Hz, 1H), 6.15 (br. s, 1H), 5.63-5.56 (m, 1H), 5.37 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.71 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.22-4.15 (m, 2H), 3.88-3.85 (m, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.67-2.61 (m, 2H), 2.54 (s, 3H), 2.36-2.30 (m, 2H), 2.16-2.09 (m, 1H), 1.77-1.60 (m, 4H), 1.55-1.22 (m, 9H).
実施例128:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例10に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例128の標題化合物を得た(42mg,収率58%):1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ8.20 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.56 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.13 (br. s, 1H), 5.63-5.56 (m, 1H), 5.33 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.74-4.67 (m, 2H), 4.39 (br. s, 1H), 4.19 (dd, J = 10.4, 2.8Hz, 1H), 4.08 (dd, J = 11.9, 3.8Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.68-2.63 (m, 1H), 2.59-2.55 (m, 4H), 2.50-2.44 (m, 1H), 1.96-1.91 (m, 1H), 1.82-1.71 (m, 1H), 1.67-1.21 (m, 18H);LCMS(ESI+)(C35H42N6O8S)m/z 707(M +H)+
実施例129:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例14に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いて白色固形物として実施例129の標題化合物を得た(9mg,収率21%):1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.74 (s, 1H), 8.20 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.56 (d, J = 5.6Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.13 (br. s, 1H), 5.61-5.56 (m, 1H), 5.35 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.75-4.67 (m, 2H), 4.36 (s, 1H), 4.18-4.15 (m, 1H), 2.66-2.63 (m, 1H), 2.59-2.55 (m, 5H), 2.36-2.30 (m, 1H), 1.98-1.95 (m, 1H), 1.84-1.75 (m, 1H), 1.66-1.38 (m, 18H);LCMS(ESI+)(C34H40N6O8S)m/z 693(M +H)+
実施例130:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例15に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてMTBE-ヘキサンから白色固形物として実施例130の標題化合物を得た(42mg,収率62%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.42 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.93 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.64 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.87 (d, J = 0.8Hz, 1H), 6.04 (br. s, 1H), 5.56-5.46 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.50 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.40-4.31 (m, 2H), 4.06-4.01 (m, 1H), 3.57 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.45-2.38 (m, 2H), 2.32-2.23 (m, 1H), 1.84-1.74 (m, 4H), 1.56-1.53 (m, 1H), 1.51-1.48 (m, 1H), 1.40-1.10 (m, 8H), 0.68-0.62 (m, 1H), 0.25-0.20 (m, 2H), -0.05-(-0.08) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C34H40N6O7S)m/z 677(M +H)+
実施例131:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例108に記載の方法を用い、(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてMTBEから白色固形物として実施例131の標題化合物を得た(16mg,収率40%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.23 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.42 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.92 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.67 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.04 (br. s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.30 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.48 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.40-4.31 (m, 2H), 4.04 (dd, J = 11.6, 4.0Hz, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.45-2.41 (m, 1H), 2.25-2.19 (m, 1H), 1.84-1.74 (m, 4H), 1.50-1.45 (m, 2H), 1.35-1.15 (m, 9H), 0.25-0.20 (m, 2H), 0.67-0.61 (m, 1H), -0.05-(-0.08) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C33H38N6O7S)m/z 663(M +H)+
実施例132:1-メチル-1H-イミダゾール-2-カルボキサミド
Figure 2008517896
実施例47に記載の方法を用い、2,5-ジメチル-2H-ピラゾール-3-カルボン酸エチルエステルの代わりにエチル1-メチル1H-イミダゾール-2-カルボキシレート(Toronto Research Chemicals)を用いて白色固形物として実施例132の標題化合物を得た(2.16g,収率53%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.69 (br. s, 1H), 7.37 (br. s, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.94 (s, 1H), 3.91 (s, 3H).
実施例133:1-メチル-1H-イミダゾール-2-カルボニトリル
Figure 2008517896
実施例48に記載の方法を用い、1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-カルボキサミドの代わりに1-メチル-1H-イミダゾール-2-カルボキサミドを用いて、褐色の油状物として実施例133の標題化合物を得た(1.29g,収率71%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.58 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 3.83 (s, 3H).
実施例134:2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール
Figure 2008517896
実施例32に記載の方法を用い、ピリジン-2-カルボニトリルの代わりに1-メチル-1H-イミダゾール-2-カルボニトリルを用いて、淡いベージュ色の固形物として実施例134の標題化合物を得た(0.527g,収率20%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.2 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.44 (d, J = 5.3, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.09 (s, 3H);LCMS(ESI+)(C10H8N4OSについて)m/z 233(M +H)+
実施例135:メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)(0.511mL,2.63mmol,2.0当量)を0℃で無水THF(22mL,0.06M)中のメチル(2S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-ヒドロキシ-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.630g,1.31mmol,1.0当量)、2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[2,3-d]ピリミジン-4-オール(0.306g,1.31mmol,1.0当量)及びトリフェニルホスフィン(0.689g,2.63mmol,2.0当量)の懸濁液に滴加した。反応液を周囲温度に加温し、16時間撹拌し、真空下で濃縮した。粗残留物をジクロロメタン(10mL)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(10mL)で処理した。反応混合物を1時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。MTBE/ヘキサンから摩砕して黄褐色固形物として実施例135の標題化合物を得た(0.576g,74%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.86 (s, 1H), 8.39 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.63 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.07 (d, J = 1.0Hz, 1H), 6.04 (br. s, 1H), 5.54-5.47 (m, 1H), 5.28 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.79-4.73 (m, 1H), 4.5 (t, J = 7.7Hz, 1H), 4.08 (s, 3H), 4.06-3.98 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 3.54-3.47 (m, 2H), 2.46-2.40 (m, 2H), 2.38-2.27 (m, 2H), 2.22 (q, J = 9.1Hz, 1H), 1.97-1.85 (m, 1H), 1.56-1.47 (m, 4H), 1.29-1.20 (m, 4H);LCMS(ESI+)(C29H35N7O5Sについて)m/z 594(M +H)+
実施例136:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例40に記載の方法を用い、メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりに、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてオフホワイト色の固形物として実施例136の標題化合物を得た(0.033g,収率28%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.36 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.61 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.19 (d, J = 7.1Hz, 1H), 7.07 (d, J = 1.0Hz, 1H), 6.00 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.25 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.61-4.44 (m, 2H), 4.33 (d, J = 3.5Hz, 1H), 4.08 (s, 3H), 3.98-3.85 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.42-2.22 (m, 2H), 1.71-1.20 (m, 21H), 1.14-1.07 (m, 1H);LCMS(ESI+)(C35H43N7O7Sについて)m/z 706(M +H)+
実施例137:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロペンチルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例15に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート、そしてシクロプロピル酢酸の代わりにシクロペンチル酢酸を用いて黄褐色固形物として実施例137の標題化合物を得た(0.032g,収率27%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.38 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.01 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 6.41 (s, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.02 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.28-5.26 (m, 1H), 4.51-4.47 (m, 2H), 4.32 (t, J = 9.1Hz, 1H), 4.10 (s, 3H), 4.01 (dd, J = 11.6, 3.8Hz, 1H), 3.56 (s, 1H), 2.41-2.26 (m, 2H), 1.91-1.68 (m, 5H), 1.53-1.15 (m, 19H), 0.91-0.84 (m, 2H);LCMS(ESI+)(C36H45N7O6Sについて)m/z 704(M +H)+
実施例138:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例15に記載の方法を用い、メチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-5,16-ジオキソ-2-[(5-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ]-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてオフホワイト色の固形物として実施例138の標題化合物を得た(0.062g,収率61%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (s, 1H), 8.36 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.94 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.61 (d, J = 5.6Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.04 (br. s, 1H), 5.56-5.49 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.50 (t, J = 8.0Hz, 1H), 4.42-4.32 (m, 2H), 4.09 (s, 3H), 4.03 (dd, J = 11.7, 4.2Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 2.31-2.24 (m, 1H), 1.85-1.78 (m, 4H), 1.58-1.23 (m, 12H), 0.67-0.63 (m, 1H), 0.25-0.18 (m, 2H), -0.05-(-0.09) (m, 2H);LCMS(ESI+)(C34H41N7O6Sについて)m/z 676(M +H)+
実施例139:(2R,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例108に記載の方法を用い、(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてオフホワイト色の固形物として実施例139の標題化合物を得た(0.01g,収率34%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.58 (s, 1H), 8.36 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.7Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.14-7.09 (m, 3H), 6.02 (s, 1H), 5.46-5.45 (m, 1H), 5.28-5.29 (m, 1H), 4.53-4.39 (m, 3H), 4.09-3.96 (m, 4H), 2.21-1.23 (m, 24H);LCMS(ESI+)(C34H41N7O7Sについて)m/z 692(M +H)+
実施例140:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロペンチルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例108に記載の方法を用い、(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロペンチルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてオフホワイト色の固形物として実施例140の標題化合物を得た(0.030g,収率61%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.57 (br. s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.37 (d, J = 5.3Hz, 1H), 8.00 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.53-5.47 (m, 1H), 5.28 (t, J = 10.1Hz, 1H), 4.48 (t, J = 7.8Hz, 1H), 4.42-4.35 (m, 2H), 4.09 (s, 3H), 2.38-2.18 (m, 2H), 2.10-2.00 (m, 1H), 1.93-1.71 (m, 6H), 1.56-1.29(m, 18H);LCMS(ESI+)(C35H43N7O6Sについて)m/z 690(M +H)+;元素分析(C35H43N7O6S・0.36DCM・1.08H2O・0.88ヘキサンについて)計算値:C, 59.84; H, 7.19; N, 12.02;実測値:C, 59.86; H, 6.84; N, 11.62
実施例141:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例108に記載の方法を用い、(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル]アミノ}-2-{[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートの代わりにメチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-2-{[2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]オキシ}-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレートを用いてオフホワイト色の固形物として実施例141の標題化合物を得た。(0.017g,収率31%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ12.57 (br. s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.37 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.92 (d, J = 7.3Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.10 (s, 1H), 6.07 (s, 1H), 5.52-5.46 (m, 1H), 5.30 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.50 (t, J = 7.4Hz, 1H), 4.39-4.31 (m, 2H), 4.10 (s, 3H), 2.20 (d, J = 8.9Hz, 1H), 1.94-1.66 (m, 4H), 1.53-1.19 (m, 13H), 0.73-0.62 (m, 1H), 0.23 (d, J = 8.1 Hz, 2H), -0.05 (d, J = 4.5Hz, 2H);LCMS(ESI+)(C33H39N7O6Sについて)m/z 662(M +H)+
実施例142:(4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-L-プロリンtert-ブチルジメチルシリルエーテル
Figure 2008517896
(4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-L-プロリン(14.4g,62mmol,1.0当量)及びイミダゾール(21.1g,310mmol,5当量)をジクロロメタン(100mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(20mL)中に溶解した。tert-ブチルクロロジメチルシラン(20.6g,137mmol,2.2当量)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を水(600mL)中へ注ぎ、ジクロロメタン層を回収し、真空下で濃縮し、次いで20%エーテル/ヘキサン中に溶解した。有機層をブラインで洗浄し、真空下で濃縮した。粗生成物をメタノール(80mL)に溶解し、水(100mL)中の水酸化リチウム一水和物(4.4g,105mmol,1.7当量)の溶液を加えた。均一な混合物を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を水(600mL)中へ注ぎ1N塩酸(HCl)を用いてpH 3.0に酸性化した。水層を10%エーテル/ヘキサンで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、真空下で18時間濃縮し、これにより固形物として実施例142の標題化合物を得た。(22.0g,収率100%):LCMS(ESI+)(C16H31NO5Siについて)m/z 346(M +H)+
実施例143:tert-ブチル(2S,4S)-4-ヒドロキシ-2-({[(1R,2S)-1-(メトキシカルボニル)-2-ビニルシクロプロピル]アミノ}カルボニル)ピロリジン-1-カルボキシレートtert-ブチルジメチルエーテル
Figure 2008517896
実施例5に記載の方法、そして実施例4の化合物の代わりに実施例142の化合物を用いてオフホワイト色のフォームとして実施例143の標題化合物を得た(13.3g,収率100%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.51 (s, 1H), 5.69-5.49 (m, 1H), 5.29-5.19 (m, 1H), 5.11-5.05 (m, 1H), 4.38-4.30 (m, 1H), 3.97(t, J = 8.0Hz, 1H), 3.61-3.57(m, 4H), 3.17-3.02 (m, 1H), 3.14-3.04 (m, 1H), 2.43-2.29 (m, 1H), 2.17-2.10 (m, 1H), 1.72-1.64 (m, 2H), 1.37 (s, 2H), 1.31 (s, 7H), 0.84 (s, 9H), 0.04 (s, 6H);LCMS(ESI+)(C23H40N2O6Siについて)m/z 469(M +H)+
実施例144:メチル(1R,2S)-1-{[(4S)-4-ヒドロキシ-L-プロリル]アミノ}-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩
Figure 2008517896
ジオキサン(15mL)中の4N HClをジオキサン(15mL)中の実施例143の化合物に加え、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮して白色固形物を得た(3.44g,収率100%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.23 (s, 1H), 5.70-5.55 (m, 1H), 5.30 (d, J = 17.2Hz, 1H), 5.24 (s, 1H), 5.12 (d, J = 10.1Hz, 1H), 4.33 (s, 1H), 4.15 (s, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.24-3.16 (m, 1H), 3.14-3.04 (m, 1H), 2.22 (q, J = 8.8Hz, 1H), 1.95-1.82 (m, 1H), 1.69 (t, J = 6.8Hz, 1H), 1.33 (dd, J = 9.6, 5.1Hz, 1H);LCMS(ESI+)(C12H18N2O4について)m/z 255(M +H)+
実施例145:メチル(1R,2S)-1-[((4S)-1-{(2S)-2-[(3,3-ジメチルブタノイル)アミノ]ノナ-8-エノイル}-4-ヒドロキシ-L-プロリル)アミノ]-2-ビニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2008517896
実施例7の化合物について記載の方法を用い、そして実施例6の化合物の代わりに実施例144の化合物を用いて琥珀色の油状物として実施例145の標題化合物を得た(13.4g,収率88%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.67-8.56 (m, 1H), 6.95 (d, J = 7.3 Hz, 0.75H), 6.68 (d, J = 7.1Hz, 0.15H), 6.53 (br., s, 0.1H), 5.83-5.73 (m, 1H), 5.65-5.56 (m, 1H), 5.30-4.91 (m, 5H), 4.22-3.81 (m, 4H), 3.56 (s, 3H), 2.32-2.27 (m, 1H), 2.08-1.98 (m, 3H), 1.73-1.66 (m, 1H), 1.61-1.58 (m, 2H), 1.51-1.16 (m, 18H);LCMS(ESI+)(C26H41N3O7について)m/z 508(M +H)+
実施例146:メチル(2S,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-ヒドロキシ-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例8の化合物について記載の方法を用い、そして実施例7の化合物の代わりに実施例145の化合物、そして第2世代グラブス触媒の代わりに第2世代ホベイダ−グラブス触媒(CAS# 301224-40-8)を用いてオフホワイト色の固形物として実施例146の標題化合物を得た(4.8g,収率43%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.81 (s, 1H), 6.92 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.56-5.49 (m, 2H), 5.25 (t, J = 9.7Hz, 1H), 4.26-4.20 (m, 2H), 4.13-4.08 (m, 1H), 3.95-3.91 (m, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.39-3.36 (m, 1H), 2.44-2.40 (m, 1H), 2.32-2.26 (m, 1H), 2.11-2.07 (m, 1H), 1.79-1.74 (m, 2H), 1.64-1.60 (m, 1H), 1.57-1.52 (m, 1H), 1.50-1.47 (m, 1H), 1.33-1.15 (m, 16H);LCMS(ESI+)(C24H37N3O7について)m/z 479(M +H)+
実施例147:7-メチル-2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール
Figure 2008517896
HCl-ジオキサン(4M,120mmol 4当量)30mL中のメチル3-アミノ-4-メチルチオフェン-2-カルボキシレート(5g,29mmol 1当量)及び2-シアノピリジン(3g,29mmol,1当量)を85℃に18時間加温した。反応混合物を氷中へ注ぎ、水酸化アンモニウムで塩基性にした。生成した固形物を濾過によって収集し、シリカゲル(2−10%メタノール−ジクロロメタン)で精製し、これによりベージュ色固形物として生成物を得た(4g,収率57%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.54 (br., 1H), 8.72-8.45 (m, 1H), 8.15-8.11 (m, 1H), 7.99-7.87 (m, 1H), 7.85-7.68 (m, 1H), 7.60-7.43 (m, 1H), 2.47 (s, 3H);LCMS(ESI+)(C12H9N3OSについて)m/z 244(M +H)+
実施例148:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-アミノ-2-[(7-メチル-2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)(0.17mL,0.87mmol,2.0当量)を無水THF(10mL)中のメチル(2S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-ヒドロキシ-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート(0.21g,0.43mmol,1.0当量)、7-メチル-2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-オール(0.105g,0.43mmol,1.0当量)及びトリフェニルホスフィン(0.23g,0.87mmol,2.0当量)の溶液に滴加した。反応液を18時間撹拌し、真空下で濃縮した。粗残留物をジクロロメタン(1mL)及びトリフルオロ酢酸(1mL)に溶解した。反応混合物を1.5時間撹拌し、真空下で濃縮し、そして酢酸エチル中に溶解した。有機層を1.2M HClで抽出した。水抽出液を酢酸エチルで洗浄し、合わせた酢酸エチル抽出液は捨てた。水層を固体炭酸水素ナトリウムで飽和させてジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を5%NaHCO3、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥、濾過し真空下で濃縮し、そして白色固形物として生成物を得た(0.116g,収率45%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.82-8.80 (m, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.53-8.51 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.06-8.00 (m, 2H), 7.57-7.54 (m, 1H), 6.13 (br. s, 1H), 5.51-5.49 (m, 1H), 5.29 (t, J = 9.6Hz, 1H), 4.60-4.56 (m, 1H), 4.54-4.51 (m, 1H), 4.13-4.05 (m, 2H), 3.58 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.44-2.36 (m, 3H), 1.97-1.11 (m, 13H);LCMS(APCI+)(C30H34N6O5Sについて)m/z 591(M +H)+
実施例149:メチル(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-[(7-メチル-2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボキシレート
Figure 2008517896
実施例40に記載の方法を用い、そして実施例39の化合物の代わりに実施例148の化合物を用いてオフホワイト色の固形物として実施例149の標題化合物を得た(0.107g,収率91%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.80-8.75 (m, 2H), 8.53-8.51 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.13-8.10 (m, 1H), 8.03-7.99 (m, 1H), 7.57-7.54 (m, 1H), 7.22-7.15 (m, 1H), 6.94-6.90 (m, 1H), 6.11 (br. s, 1H), 5.56-5.50 (m, 1H), 5.27 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.56-4.48 (m, 2H), 4.36 (br. s, 1H), 4.08-397 (m, 1H), 3.58 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.42-2.20 (m, 2H), 1.80-1.11 (m, 21H);LCMS(APCI+)(C37H44N6O7Sについて)m/z 717(M +H)+
実施例150:(2R,6S,12Z,13aS,14aR,16aS)-6-{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-[(7-メチル2-ピリジン-2-イルチエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)オキシ]-5,16-ジオキソ-1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a-テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアザシクロペンタデシン-14a(5H)-カルボン酸
Figure 2008517896
実施例108に記載の方法を用い、そして実施例107の化合物の代わりに実施例149の化合物を用いて白色固形物として実施例150の標題化合物を得た(0.028g,収率35%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.25 (br. s, 1H), 8.80 (d, J = 4.3Hz, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.52 (d, J = 8.08Hz, 1H), 8.04-8.00 (m, 2H), 7.57-7.54 (m, 1H), 7.19 (d, J = 7.1Hz, 1H), 6.11(br. s, 1H), 5.55-5.48 (m, 1H), 5.28 (t, J = 9.8Hz, 1H), 4.54-4.48 (m, 2H), 4.40-4.33 (m, 1H), 4.06-3.96 (m, 2H), 2.48 (s, 3H), 2.45-2.35 (m, 1H), 2.33-2.20 (m, 1H), 1.83-1.08 (m, 21H);LCMS(APCI)(C36H42N6O7Sについて)m/z 703(M +H);元素分析(C36H42N6O7・1.05H2Oについて)計算値:C, 56.75; H, 6.42; N, 11.03;実測値:C, 56.87; H, 6.52; N, 10.89.
HCVプロテアーゼアッセイ
連続的な蛍光共鳴エネルギー転移(FRET)アッセイを用いてHCVプロテアーゼ活性及び化合物の阻害をモニターした。白色の非結合性96穴プレート(Corning)中の3μMデプシペプチドFRET基質S1(Anaspec)を含むアッセイ緩衝液(50mM MOPS pH 7.5,50mM NaCl,20%グリセロール,0.025%トリトン-X 100,1mMトリス(2-カルボキシエチル)ホスフィン)(Taliani et al. Analytical Biochemistry, 240, 60-67 (1996)参照)に種々の濃度の試験化合物を加えた。反応は、3nM完全長NS3-NS4A酵素の添加によって開始した。サファイア蛍光プレートリーダー(Tecan)を用いてペプチド切断後の蛍光強度における増加をモニターした。励起及び発光波長は、それぞれ340nm及び500nmであった。競合阻害について誘導された式を用いて非線形回帰分析によって阻害定数(Ki)を算出した。
抗ウイルス活性
2004年4月5日に出願された米国特許出願第10/818075号(e075出願)に記載されたデュアルレポーターレプリコンアッセイを用いて本明細書に記載された化合物を、抗ウイルス活性について試験した。‘075出願の開示は、本明細書に組み込まれる。
前述したHCVデュアルレポーターサブゲノムレプリコン系(‘075出願)で細胞ベースの抗ウイルス活性を評価した。この系では、二種の別々のレポータータンパク質の細胞内レベルを測定することによってHCV複製及び細胞の生存に対する化合物の効果を、両方同時に測定することができる。2シストロン性の選択可能なレプリコンは、安定にトランスフェクションされた細胞内のレニラルシフェラーゼ活性がHCV複製のマーカーとして機能するようなレニラルシフェラーゼ遺伝子を含む。ホタルルシフェラーゼ遺伝子をHuh-7宿主細胞に安定に組み込み、発現させた。ホタルルシフェラーゼ活性は、細胞の転写及び翻訳に依存するため、ホタルルシフェラーゼ活性は細胞生存率の指標として役立つ。
デュアルレポーター選択可能なレプリコン細胞株(B6b)を10%FBS、L-グルタミン、非必須アミノ酸、ペニシリン、ストレプトマイシン及び選択薬剤(200μg/ml G418及び6μg/ml ブラストシジン)で補充されたDMEM中に維持した。実験の初日に、細胞をトリプシン処理し、洗浄し、そして選択薬剤がない媒地中に希釈した。細胞を、ウェル当たり媒地150μl中の2x104細胞密度で、黒色壁の底部が透明な96穴プレートに移した。化合物を調製している間、細胞を60〜90分間沈降させた。最初に各化合物を4x作用保存液に希釈し(組織培養液中2.56%DMSO)、次いで、これを2.56%DMSO入りの媒地中で、ハーフログ(half log)増分で段階的に9回希釈した。次いで、0.64%DMSOを用いて最終的な化合物の1x濃度を得るために、各希釈の50マイクロリットルを、培養された細胞に三連で加えた。典型的な試験濃度は320μM〜10nMの範囲であった。また、化合物なしで0.64%DMSOを含む対照ウェルがそれぞれのプレート上に含まれる。
5%CO2、37℃、湿気下で3日インキュベーションした後、化合物の沈殿及び細胞死についてプレートを顕微鏡的に検査した。次いで、組織培養培地を吸い出し、細胞を1xPassive Lysis Buffer (Promega, Madison, WI)20μlで溶解した。製造業者のプロトコール(Promega)に記載されたようにホタル及びレニラルシフェラーゼ基質を逐次的に50μl添加した後、MicroBeta Jet 1450 (Perkin Elmer, Boston, MA)を用いてレポーター活性を測定した。ルシフェラーゼ活性は、化合物を含まない対照ウェル中で観察されたシグナルのパーセンテージとして表した。レニラルシフェラーゼ発現を50%減らすのに必要な化合物の量を50%有効濃度、すなわちEC50として定義した。
ホタルルシフェラーゼ発現を50%減らす化合物の量を50%細胞毒性濃度、すなわちCC50として定義した。治療指数(TI)は、CC50をEC50によって割ることによって算出した。
同じように、EC90値は、ウイルス複製の50%阻害が達成される阻害剤の濃度であり、設定されたデータの抗ウイルス性成分の分析により、90パーセント有効濃度(EC90)の計算が可能となる。
本発明の典型的な化合物について測定されたCC50及びEC50データを以下の表1中に示す。
Figure 2008517896

Claims (15)

  1. 式IV:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、
    R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基のヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基のヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R2の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基のヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルコキシ、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
    Xは、CH又はNであり;そして
    Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S、及びNR2から独立して選ばれる。
  2. 式IV:
    Figure 2008517896

    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、
    R1は、C1-C10アルキル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基のC6-C10アリール、4-10員複素環、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1Aの-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくと も1つのR4基で場合により置換されており;
    R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R2基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
    Xは、CH又はNであり;
    Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S、及びNR2から独立して選ばれる。
  3. 式IV:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1はC1-C10アルキル、-OR5、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基のC1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており、そしてここにおいて上記R1基のC1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分のそれぞれにおける少なくとも1つの炭素は-NH-、O又はSによって場合により置き換えられているが、但し、該C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、O-O又はS-S結合を有することはなく;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて該R1A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2はH、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R2基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分はそれぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換され;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及び
    C2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換され;
    R5及びR6はそれぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
    Xは、CH又はNであり;
    Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S、及びNR2から独立して選ばれる。
  4. 式IV:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、
    Figure 2008517896
    であり;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R2基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;
    Xは、CH又はNであり;
    Y1及びY2は、それぞれCH、CR1、O、S、及びNR2から独立して選ばれる。
  5. 式I:
    Figure 2008517896

    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基のヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基のヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、ヘテロアリール、及びC3-C10シクロアルキルから独立して選ばれ、ここにおいて上記R2基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基のヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
    Xは、CH又はNである。
  6. 式I:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、C1-C10アルキル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて該-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
    Xは、CH又はNである。
  7. 式I:
    Figure 2008517896

    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、C1-C10アルキル、-OR5、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基のC1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換され、そしてここにおいて上記R1基のC1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分のそれぞれにおける少なくとも1つの炭素は、-NH-、O又はSによって場合により置き換えられているが、但し、該C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、O-O又はS-S結合を有することはなく;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコ
    キシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて該-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
    Xは、CH又はNである。
  8. 式I:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、
    Figure 2008517896
    であり;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて該-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
    Xは、CH又はNである。
  9. 式II:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-C(O)NR5R6、-SO2NR5R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基のヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、ヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基のヘテロアリール、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2及びR2Aは、同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて上記R2及びR2A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリール部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
    Xは、CH又はNである。
  10. 式II:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、C1-C10アルキル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2及びR2A、これらは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて上記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
    Xは、CH又はNである。
  11. 式II:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、C1-C10アルキル、-OR5、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1基のC1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており、そしてここにおいて上記R1基のC1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分のそれぞれにおける少なくとも1つの炭素は、-NH-、O又はSによって場合により置き換えられているが、但し、該C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、O-O又はS-S結合を有することはなく;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基のC6-C10アリール、4-10員複素環、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2及びR2Aは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて上記-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリールは、少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
    Xは、CH又はNである。
  12. 式II:
    Figure 2008517896
    の化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
    式中、R1は、
    Figure 2008517896
    であり;
    R1Aは、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R1A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、C3-C10シクロアルコキシ、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R2及びR2Aは同じか又は異なっていてもよく、それぞれH、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)NR5R6、-OR5、-C(O)R5、-C(O)OR5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-NR5R6、-NR5OR6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及びヘテロアリールから独立して選ばれ、ここにおいて上記R2及びR2A基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)及びヘテロアリール部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換され;
    R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-C10アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-C(O)R5、-OR5、-C(O)OR5、-OC(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、-C(O)NR5R6、-NR5R6、-NR5OR6、-SO2NR5R6、-NR5SO2R6、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキルから選ばれ、ここにおいて上記R3基の-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、-(CR7R8)t(4-10員複素環)、及びC3-C10シクロアルキル部分は、それぞれ少なくとも1つのR4基で場合により置換されており;
    R4は、それぞれC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ハロ、ニトロ、-OR5、-NR5R6、-CF3、-SO2R5R6、-C(O)NR5R6、-C(O)R5、-NR5C(O)R6、-NR5C(O)NR6、及び-CNから独立して選ばれ、ここにおいて上記R4基のC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、及びC2-C6アルキニル部分は、少なくとも1つのNR5、O又はSで場合により置換されており;
    R5及びR6は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H、C1-C6アルキル、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、-(CR7R8)t(C6-C10アリール)、及び-(CR7R8)t(4-10員複素環)から独立して選ばれ;
    R7及びR8は、それぞれ同じか又は異なっていてもよく、H及びC1-C6アルキルから独立して選ばれ;
    tは、それぞれ0、1、2、3、4、及び5から独立して選ばれ;そして
    Xは、CH又はNである。
  13. 下記式:
    Figure 2008517896
    Figure 2008517896
    Figure 2008517896
    Figure 2008517896
    から選ばれる化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
  14. 下記式:
    Figure 2008517896
    から選ばれる化合物又はその医薬上許容しうる塩若しくは溶媒和物。
  15. 感染した哺乳動物においてC型肝炎ウイルスの治療に有効な量の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物、及び医薬上許容しうる担体を含む医薬組成物。
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