JP2008514505A - 安全装置 - Google Patents

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Abstract

安全装置は自動車に設けられる。自動車は、傾斜したスプラッシュウォール(3、4、5)を有する前端部で終結するフロアパン(1)を有する。初期位置にあるときにスプラッシュウォール(3、4、5)近傍に寄りかかる(接触する)領域(12、13、14)を有する可動フロア部材(10)を備える。事故センサ(16)と連動し、事故センサからの信号に応じて作動して、可動フロア部材を所定の位置まで後方に移動させる駆動装置(15)を備える。フロアパンの水平部分の上又は上方に固定されたプラットフォーム(17)が設けられ、プラットフォームは、車両乗員の足の直下に位置し、ペダルの確実な動作を保証するポイントを形成する。可動フロア部材(10)の動作は、当該可動フロア部材の何れの部分もフットペダル(6)の最大踏み込み状態への移動を妨害しないように、制限される。
【選択図】図1

Description

本発明は安全装置に関し、さらに具体的には、自動車内に配置される安全装置に関する。
本発明の安全装置は、自動車のドライバー又は前方座席の乗員を保護することを意図している。
多くの事故、特に、前面衝突の状況において、自動車のフロアパンが変形することがあり、その変形したフロアパンがドライバー又は乗員の足元にある場合には、ドライバー又は乗員の足、足首又は脚下側が損傷する場合がある。
車両内のドライバー又は前席乗員の下に位置するフットウェル内のフロア上に位置するエアバッグを備えた自動車用安全装置が提案されている。事故が検出された時には、エアバッグが膨張し、ドライバー又は乗員の足を車両のフロアパンの上方に効果的に持ち上げるようになっている。このような装置は多くの状況において成功することが証明されている、しかし、自動車の寿命の間ずっと、自動車のフロントカーペットの下に配置されるエアバッグの完全性を維持することは困難である。好ましくない環境をエアバッグが経ることにより、エアバッグは許容できないレベルまでパンクしたり、劣化したりすることがある。
また、下側フロアの上に移動可能に設置された上部フロア部材を備えた二重フロア構造の活用についても提案されている。しかしながら、全ての従来の構造は一つ又はそれ以上の欠点を有している。
本発明は、進歩的な安全装置を提供することを追求したものである。
この発明の第1の態様によれば、自動車に設けられる安全装置において、当該自動車は傾斜したスプラッシュウォールを有する前端部で終結するフロアパンによって形成されるフットウェルを有し、
安全装置は可動フロア部材を含み、
可動フロア部材は、当該可動フロア部材が初期位置にあるときにスプラッシュウォール近傍に寄りかかる(接触する)領域を有し、
可動部材は、事故センサと連動する駆動装置と連動し、事故センサからの信号に応じて作動し、
駆動装置は、可動フロア部材を初期位置から所定の位置まで移動させるように機能し、
フロアパンの一部の上又は上方には実質的に固定されたプラットフォームが設けられ、プラットフォームは、安全装置の使用状態において、車両乗員の足の直下に位置し、
可動フロア部材の少なくとも一部は、可動部材が上記所定の位置にあるときに、プラットフォームの下に位置する。
この明細書において、「スプラッシュウォール」の用語は、自動車のフットウェルの前方又は前部に設けられた、傾斜し又は垂直な壁の意味で使用される。この用語は、スプラッシュボード又はトーパンと同義である。
本発明の実施例に於いては、事故センサは一つ又は多数の異なるタイプのセンサとすることができ、そのセンサは衝突などの実際の事故、事故潜在状況を検知でき、あるいは、急ブレーキ又は横滑りを検知することができる。確かに、事故が発生すること又は発生直前であることを暗示し又は確証するために使用可能なあらゆるパラメーターに反応することができる。
好ましくは、スプラッシュウォールの前方にペダルが設けられ、
当該ペダルは、初期位置からフル(最大)に押しこまれた位置まで移動可能であり、
可動フロア部材が前記所定の位置まで移動した場合に、可動フロア部材がペダルの邪魔にならず、ペダルへのアクセスを邪魔することなく、ペダルがフル(最大)に押しこまれる状態まで移動できるように、可動フロア部材の移動が制限される。
本発明の他の態様によれば、自動車に設けられる安全装置において、当該自動車は傾斜したスプラッシュウォールを有する前端部で終結するフロアパンによって形成されるフットウェルを有し、
当該安全装置は可動フロア部材を含み、
可動フロア部材は、当該可動フロア部材が初期位置にあるときにスプラッシュウォール近傍に寄りかかる(接触する)領域を有し、
可動部材は、事故センサと連動する駆動装置と連動し、事故センサからの信号に応じて作動し、
駆動装置は、可動フロア部材を初期位置から所定の位置まで移動させるように機能し、
スプラッシュウォールの前方にペダルが設けられ、
当該ペダルは、初期位置からフル(最大)に押しこまれた位置まで移動可能であり、
可動フロア部材が前記所定の位置まで移動した場合に、可動フロア部材がペダルの邪魔にならず、ペダルへのアクセスを邪魔することなく、ペダルがフル(最大)に押しこまれる状態まで移動できるように、可動フロア部材の移動が制限される。
ペダルは、好ましくはブレーキペダルである。もちろん、慣用のように二つ又は三つのペダルであってもよく、両方の又は全てのペダルの動作が妨害されないように配置される。
好ましくは、フロアの一部の上又は上方には実質的に固定されたプラットフォーム(が設けられ、プラットフォームは、安全装置の使用状態において、車両乗員の足の直下に位置する。
都合良くは、前記プラットフォームは、1つ又はそれ以上の衝撃吸収部材によって、車両のフロアパンに設置される。
好ましくは、前記衝撃吸収部材の各々は、弾性材料のブロックである。
有利には、前記可動フロア部材を所定の位置にロックする機構を備える。
都合良くは、前記いずれか一の前記駆動装置は、可逆駆動機構である。
好ましくは、前記センサは、事故又は潜在的事故状況の終結を検知し、前記可動フロア部材を初期位置に戻すように前記駆動装置を作動させるようになっている。
有利には、前記駆動装置はラック・アンド・ピニオンドライブを組み込む。
他の代替例においては、前記駆動装置は、バイアススプリング(付勢ばね)と、前記可動フロア部材を初期位置に保持する可動保持部材とを備え、
前記保持部材は、前記信号によってリリースポジション(解放位置)まで移動可能である。
更に他の代替例においては、前記駆動装置は、ピストン・アンド・シリンダーユニット及び、前記信号に応じて前記ピストン・アンド・シリンダーユニットにガスを供給するガス発生器を備えている。
本発明の更なる態様によれば、自動車に設けられる安全装置において、
当該自動車は傾斜したスプラッシュウォールを有する前端部で終結するフロアパンによって形成されるフットウェルを有し、
当該安全装置は可動フロア部材を含み、
前記可動フロア部材は、当該可動フロア部材が初期位置にあるときにスプラッシュウォール近傍に寄りかかる(接触する)領域を有し、
前記可動部材は、事故センサと連動する駆動装置と連動し、事故センサからの信号に応じて作動し、
前記駆動装置は、可動フロア部材を初期位置から所定の位置まで移動させるように機能する。
好ましくは、前記装置は、前記可動フロア部材が前記所定の位置にあるとき又はそこに移動したときに、前記可動フロア部材に所定の力が加わったときに屈曲(変形)する屈曲可能な部材を組み込み、これによって、前記可動フロア部材が前記所定の位置の前方の位置に向かって移動でき、又はその位置に残ることを可能とする。
このタイプの発明の実施例においては、着座乗員の足は過剰な力により前方に移動するとき、エネルギーを吸収しながら、屈曲(変形)可能な部材が屈曲(変形)し移動可能なフロア部材を前方に移動させ、又は、所定の位置の前方に保持する。屈曲部材の存在により、可動フロア部材が強引に後方に移動し、乗員に好ましくない障害を与えることを回避することができる。
都合良くは、前記駆動装置は、可動フロア部材の2段階移動を行うように構成され、
即ち、2段階移動は、センサからの第1の信号に応じた第1の比較的短い移動と、前記センサからの第2の信号に応じた前記所定の位置までのフル(最大)移動である。
多数の異なる方法によって二段階動作が実行されることが着想された。例えば、第一段階の動作は、衝突又は事故が起きそうな状態を示す信号に反応して実行され、実際に事故が起こったことを示す第2信号に反応してのみ所定のポジションへの最大動作が実行される。他方、比較的小さな事故が検知されたときに第一段階の動作が実行され、過酷な事故が検知されたことを示す信号に反応してのみ最大動作が実行される。このような状況において、所定のポジションとは、車両内部に設けられたいずれかのペダルから乗員の足が完全に離れ又は外れるように可動フロア部材が動くポジションとすることができる。
好ましくは、前記可動フロア部材の移動は、水平後方への移動である。
本発明がさらに明確に理解されるように、またさらなる特徴が理解できるように、添付図面を参照した例に基づいて本発明を説明する。
添付の図1を最初に参照すると、車両のフロアパン1がフットウェルを形成しているのが示されている。フロアパン1は、最前部の端部が第一の傾斜領域3に含まれる概ね平面状の領域2を備え、傾斜領域3は水平から所定の角度だけ上方及び前方に傾斜し、さらに急な角度で上方及び前方に延びるさらなる領域4につながるように延びており、領域4自体は図示した実施例において概ね垂直方向に延びる最終領域5内で終結する。領域3、4及び5は、合わせて、車両フロアの「スプラッシュウォール」又は「ファイヤーウォール」と呼ぶことができる。領域3、4及び5は、一般的な車両の前方フットウェルの最前部に設けられ、垂直部5は車両のダッシュボードの後ろ側に向かって上方に延びる。
図1には、車両のドライバーによって操作されるペダル6が示されている。図4されたペダルはブレーキペダルである。ブレーキペダル6は、上端部を旋回ポイント9に連結された延長アーム8の下端に固定されたフットパッド7を備えている。ブレーキペダルは、図1の破線で示されたように踏み込まれていない状態から、図3に示すように最大限に踏み込まれた状態まで動くことができる。
車両のフロアパン1の近傍に設けられているのは、可動フロア部材10である。可動部材10は、硬いプラスチック材料によって成形することができる。可動フロア部材10は、フロアパン1の平面領域2に近接して重なる初期平面領域11を有している。平面領域11の最前縁部は、スプラッシュウォールの平面領域3に対してぴったりと一致し、前方及び上方に傾斜した平面領域12と連結されている。平面領域12の最前縁部は、さらに鋭い角度で上方及び前方に延びる更なる平面領域13と組み合わされ、平面領域13はスプラッシュウォールの平面領域4に対応する。可動フロア部材10は、傾斜領域13の最前縁部から上方に延びる略垂直領域14と結合され、垂直領域14はスプラッシュウォールの垂直領域5に対応する。このように、可動フロア部材は、可動フロア部材10の初期状態に於いて、固定フロアパンのスプラッシュウォール3、4、5と同一形状であり且つ近接して重なる領域を備えている。
可動フロア部材10を駆動するために駆動装置15が設けられ、この駆動装置15は適切な事故センサ16からの信号を受信するように接続されている。センサは、事故が起きそうな状況及び実際の事故又は衝突を検知することができる。このようなセンサは、光学式又はレーダー式のプリクラッシュセンサ、又は、車両の減速又は変形に反応するセンサを用いることができる。あるいは、センサは、横滑り防止装置システムの一部を形成し、又は、車両のパフォーマンスをモニターする他のシステムに組み込むことができる。このセンサは、多くの異なるパラメーターを検知する能力を有するマルチファンクションセンサとすることができる。
駆動装置15及びセンサ16は、車両内の適切な場所に配置することができ、駆動装置15はシートの下、センサは車両の前部のような位置に配置することができる。
車両フロア1の水平部2及び可動フロア部材10の平面領域11の上部には、立ち上がり固定プラットフォーム17が設けられている。プラットフォーム17は、衝撃吸収部材18によって、下に置かれた車両フロア1に対して設置されている。各衝撃吸収部材18は、ゴム又は類似の弾性材料から成るロッド又はブロックとすることができる。
プラットフォーム17は、ブレーキペダル6を踏み込む際にドライバーの足19のかかと部分を置くことができる確実な基礎台を形成する。プラットフォーム17は、上表面にカーペットを敷いた構造とすることができる。
可動フロア部材10の傾斜領域12、13、14は車両のフロアパン1のスプラッシュウォールに近接して配置され、駆動装置15は、可動フロア部材10を初期位置から第2の位置まで後方に動かすように構成され、これにより、可動フロア部材の傾斜領域12、13、14とスプラッシュウォールとの間にスペースが形成される。
図示した実施例においては、駆動装置15は、図3に示すように、ピニオンギア20を駆動するモーターを備えており、可動フロア部材10のレストに連結された駆動部材22の上に形成されたラック21と噛み合う歯がピニオンホイールの周囲に形成されている。一つの認識として、図2のAに示すように、ピニオン20が回転すると、可動フロア部材10は車両に対して水平方向の後方に第二の位置まで移動し、これによって、可動フロア部材の傾斜平面領域12、13、14と車両のスプラッシュウォールの傾斜領域3、4、5との間にスペースが形成される。モーターは作動していない状況に於いて、可動フロア部材の位置を固定する。図示の実施例において、プラットフォーム17はフロアパンの水平部分の上部にスペースを持って配置され、可動フロア部材10の水平部分11は可動フロア部材が動いたときにフロアパン11とプラットフォーム10との間の隙間に収容される。
事故が発生し又は事故が発生する直前の状況が検知された時、駆動装置15が駆動され、ラック21上でピニオン20が回転し、その結果、図3に示すように、可動フロア部材10が所定の位置まで水平後方に向かって移動する。ここで注意することは、可動フロア部材10が後方に移動するとき、たとえペダルをフル(最大)に踏み込んだ状態であっても、傾斜領域12、13、14がペダル6に接触する位置までは移動しないように当該可動フロア部材10の移動が規制される。このように、傾斜領域12、13、14は、フル(最大)に踏み込まれた状況においてもペダルによって固定される位置までは動かないようになっている。また、仮に傾斜領域12、13、14が切欠きを有する場合には、これらはペダルに当たることなくペダルを過ぎて移動可能となり、傾斜領域12、13、14の移動は、傾斜領域12、13、14がペダル6のフットパッド7の露出した面又は実効面を過ぎて移動することが制限され、その結果、足でペダルをフル(最大)に踏み込む位置まで押すことを傾斜領域によって遮られないことが保証される。このように、ペダルへのアクセスは遮られることがない。
その結果、仮に可動フロア部材の傾斜領域12、13、14と車両の固定フロアの傾斜領域3、4、5との間にクリアなスペースが形成されるような所定の後方位置まで可動フロア部材が移動したとしても、ペダル6の最大踏み込み状態までの移動は遮られることがなく、したがって、ペダルの移動は邪魔されることがない。
したがって、事故が発生した状況において、車両のドライバーはブレーキペダルを最大踏み込み位置まで踏み込むことが可能となる。ドライバーの足19のかかと部分をプラットフォーム17の上に乗せてあるため、ドライバーは比較的容易にこのような動作を行うことができる。事故の状況において、プラットフォーム17は大きくは動かない、なぜならば、仮に車両のフロアパンの水平部分2が変形したとしても、プラットフォーム17は衝撃吸収部材18によって車両に接続されているからである。その結果、衝突が発生した短い時間の間、プラットフォーム17は比較的安定した位置に維持され、プラットフォーム17に接触されるドライバーの足をかかとを支点として持ち上げることが可能となり、このため、図3に示すようにブレーキペダルを最も深い位置まで踏み込むことができる。
図3の変形領域23、24に示すように、車両のスプラッシュウォールが内側に向かって変形した場合、その変形部分はスプラッシュウォールと可動フロア部材の傾斜領域12、13、14との間に形成されるスペースに収まる。
その結果、車両のドライバーへの障害リスクが最小限に抑えられるものと考えられる。
実施例においては、プラットフォームが上昇し、可動フロア部材10の一部がプラットフォームの下に移動する。しかしながら、プラットフォームはフロアパン1の水平部分2の上に配置され、又は直接設置することができ、可動フロア部材10は、ボーデンケーブルなどによって駆動装置15に接続され得る傾斜領域12、13、14によって単純に構成することができる。
ペダルは、ドライバーの脚の長さやシートのポジションによって選択的に位置調整できるように設置可能である。このような構造において、センサはペダルの調整された位置を検知し、可動フロア部材10の移動量を制御し、これによって、ペダルの調整位置に応じた可動フロア部材10の適切な退避ポジションが得られる。
この発明については、車両のドライバー側に設けられた可動フロア部材について説明したが、助手席の可動フロア部材に適用することも可能であることは理解されるであろう。
本発明の若干の改良された実施例においては、パッドや膨張可能なエアバッグを車両のフロアパン1と可動フロア部材10との間に備えることができる。
好ましい実施例においては、センサ16が事故の終了又は事故が発生しそうな状況の終了を検知することができ、駆動装置15を逆方向に駆動し、ピニオン20が図2の矢印Aと反対方向に回転させ、その結果、可動フロア部材10が初期位置に戻る。このように、装置は自動的にリセットされる。
図1−図3に示した実施例に於いては、駆動装置15は可動フロア部材10の2段階移動を実行するように設計することが考えられる。したがって、センサからの第1の所定の信号に反応して、駆動装置15は可動フロア部材を所定の短い距離だけ水平後方に移動させる。センサからの第2の信号に反応して、可動フロア部材は最終ポジションまでフル(最大)に移動することになる。センサからの第1の信号は、事故の可能性が検知されたことを示すセンサ表示とすることができる。第2の信号は、事故が実際に発生したことを確認する信号とすることができる。別のケースにおいて、第1の信号は比較的小さな事故が発生したことを示す信号とすることができ、第2の信号は大きな事故が発生したことを確認する信号とすることができる。もちろん、このタイプの実施例においては、第2の信号が出力されると、第1の信号が事前に出力されるか否かにかかわらず、可動フロア部材をフル(最大)に移動させる。
このタイプの実施例においては、可動フロア部材の最終位置は、フットペダルの動作が邪魔されるような位置とすることができる。このように、大きな衝突の場合には、ドライバーの足がペダルから退くような距離だけ可動フロア部材を移動させ、可動フロア部材の傾斜部分がペダルを超えて移動することが好ましい。
可動フロア部材が2段階移動する本発明の実施例において、2段階目の移動は厳しい事故状況においてのみ実行させることができる。可動フロア部材と車両のフロアパン1のスプラッシュウォールとの間のスペースに、このような状況で膨張するエアバッグを備えることが好ましい。
図2からわかるように、ピニオン20はシャフト25上に設けられている。シャフト25は、所定の力が加わったときに曲がるように構成されたトーションバーとすることができる。このように、可動フロア部材10は、退避位置に移動した後、ある状況においてエネルギーを吸収しながら前方に移動可能となる。例えば、正面衝突のときに乗員の足が前方に投げ出された時に、乗員の足は可動フロア部材10の傾斜領域12、13、14に対して強い力で衝突し、そのため、フロア部材が前方に全く動かない場合には、重大な障害が発生することになる。このように、可動フロア部材10の自由な移動を防ぐために当該フロア部材の位置を固定することが好ましい一方、ある状況においてはフロア部材10を固定位置から前方に移動可能とすることが好ましい。
その結果、例えば乗員の足への衝突に起因して、可動フロア部材10に対して2kNのような所定の力が加わったときに、可動フロア部材10が初期位置の方向に向かって戻るように前方に移動可能とすべきであり、その距離は、好ましくは、所定の退避位置と初期位置との間の距離の約半分程度とする。この効果は、ピニオンホイール20が搭載されたトーションバー25によって達成される。トーションバーに対して力が加わったとき、トーションバーは「ねじれ」、可動フロア部材10の部分22によってラック21を適当な距離だけ前方に運ぶ。
もちろん、この効果を得るために他の機構を採用することができ、例えば、屈曲可能なエネルギー吸収シリンダ・ピストン構造によってピニオン20を駆動するモーター、又は、他の屈曲・変形可能なエネルギー吸収部材に設けられたモーターを搭載することができる。
図1から図3を参照して上述した実施例に於いて、可動フロア部材10は、歯付きラック21と連動するピニオンホイール20を組み込む駆動装置15を備えている。しかしながら、他の代替的な駆動装置の形態を採用することができる。
図4及び図5参照すると、可動フロア部材10に使用される他の駆動装置が示されている。図4及び図5に示された装置においては、可動フロア部材10は、弾性部材又はスプリング30によって後方に付勢(バイアス)され、スプリングは可動フロア部材に連結される一端31と車両部分に固定される他端32とを備えている。スプリングは、可動フロア部材10を後方に付勢(バイアス)する役割を担う。可動フロア部材10の一部と初期状態で連結された保持部材33は、可動フロア部材10を初期位置に保持する。この実施例においては、可動保持部材33はソレノイドを形成する電磁石34と関連し、電磁石34は事故センサ35からの信号を受信するように接続され、保持部材33をリリースポジションまで移動させる。
可動フロア部材10の一部はラック36を形成する鋸歯を備えており、フロア部材の近傍に爪37が設けられている。ストップ部材38は、可動フロア部材の移動を規制するように設けられている。
事故センサ35が事故又は潜在的事故を検知すると、電磁ソレノイド34が保持部材を図4に示す初期位置から図5に示す解放位置まで移動させる、ここで、保持部材は初期位置に於いて可動フロア部材10を初期位置に保持する。保持部材33は、以降は可動フロア部材を初期位置に保持することなく、これにより、可動フロア部材はスプリング30による付勢によって後方に移動可能となる。可動フロア部材の後方への移動はストップ部材38によって制限され、フロア部材は所定の第2位置までのみ移動可能となる。フロア部材が第2位置にあるとき、爪37は可動フロア部材上に設けられたラック36とかみ合い、これによって、可動フロア部材を所定の退避位置にロックする。これによって、例えば、車両乗員の足によって可動フロア部材に力が加わったとき、可動フロア部材は簡単に前方に自由に動くことはない。
この実施例においては、もし事故発生時にフロア部材が後方に移動すると、安全装置の種々の構成部品が即座に初期位置に戻ることができる、ということが評価される。このように、装置は比較的容易にリセットすることができる。
図6は、本発明のさらに他の実施例を示す。本発明のこの実施例においては、駆動装置がピストン・シリンダーユニット40と連動する。ピストン・シリンダーユニット40は、ピストン42を収容するシリンダー41を備えている。ピストン40には、ワイヤー43の手段により可動フロア部材の一部に接続されている。ガス発生器44は、事故又は潜在的事故の状況を検知するセンサ45からの信号に応じて、ガスをピストン・シリンダーユニット内部に供給する。この実施例においては、可動フロア部材10の一部は、鋸歯状になっており、図4及び図5に示した実施例において説明された爪37と連動するラック36を形成する。本発明のこの実施例においては、シリンダー41の前側壁は、ストップ部材として機能し、可動フロア部材の後方への移動を制限する。
本発明のこの実施例において注意すべきことは、爪が屈曲可能なエネルギー吸収部材46によって所定の位置にマウントされることである。エネルギー吸収部材46は所定の力が加わったときに屈曲可能な部材である。
事故の状況において、センサ45がガス発生器を作動させ、ガス発生器はガスをシリンダー41に供給する。これにより、ピストン42は図6の右方向に向かって移動し、可動フロア部材10を右方向に向かって移動する。一部がシリンダー41の前壁と噛み合った状態で可動フロア部材が所定の退避位置に移動完了すると、爪37がラック36とかみ合い、可動フロア部材を所定の退避位置にロックさせる。
爪37がラック36とかみ合い、これによって可動フロア部材を所定の退避位置にロックする一方、退避したフロア部材10に対して十分に大きな力が作用し、退避したフロア部材10を初期位置に向かって前方に移動させようとしたとき、エネルギー吸収屈曲(変形)可能部材46が屈曲(変形)し、爪を解除し可動フロア部材10を前方に移動可能な状態とする、ことが評価される。フロア部材が前方に動くと、屈曲(変形)可能部材46によってエネルギーが吸収され、また、シリンダー41の内部にいくらかのガスが残っている時には、シリンダー41内部のガスは再び圧縮される。ここで、シリンダー41は当該シリンダー41内部に於いて過剰圧力が発生することを防ぐために排気を行うことが可能であることは理解できる。
その結果、この実施例は、例えば2kNを超えるような非常に大きな力が作用したときに、可動フロア部材を前方に移動させるように再び動作することが理解される。
本発明の上述した全ての実施例において、可動フロア部材はプラスチック又は金属によって成形することができる。可動フロア部材は車両のフロアパンの上を容易にスライド可能であり、又は、ローラーのようなものを備えることができる。好ましい実施例においては、可動フロア部材の傾斜領域12、13、14は、塑性的又は弾性的に変形可能であり、その結果、事故の状況において、乗員の足が前方に投げ出され、足と脚との角度が実質的に替わらない状況の時に、所定の力を超えるような力が作用したときに傾斜領域12、13、14は屈曲(変形)する。これにより、乗員の足が逆方向に曲がることによる足首付近の障害リスクを最小限にすることができる。
本発明の好ましい実施例において、可動部材は水平後方向への移動行うことが理解される。これは、従来提案された装置のように通常上部後方への移動を行うものと対照的であり、典型的な従来提案された装置においては、車両のフットウェルのフロア上にエアバッグが装備されている。このような水平後方への移動は、初期の状態で足と接触しているフロアの一部が上部後方に動いたときに生じるであろう足首付近への障害リスクを最小限にすることができる。
本発明の好ましい実施例は、従来提案された装置と比較して、種々の利点を得ることができると評価される。
理解されるように、本発明のほとんどの実施例においては、エアバッグは使用されていない。一つの実施例においてエアバッグが備えられているが、非常に厳しい事故状況においてのみ膨張するようになっている。
多くのケースにおいてエアバッグは非常に早く膨張し、エアバッグが使用された場合に、すべての状況において、乗員の足が移動し、乗員の足がさまざまな形で障害を受け又はダメージを受けるリスクがあるため、このような構造は有益であることと考えられる。
本発明のいくつかの実施例は、潜在的事故状況に続いて容易にリセットされる。これは、もちろん有利な点である、それは新しい火薬の装填や新しいエアバッグの組み込みに比べて、安全装置をリセットすることははるかに容易であるためである。
本発明の多くの実施例は、可動フロア部材への非常に精密なレベルの力の印加を可能とする。力の量は、事故の厳しさに応じて調整可能である。可動フロア部材を移動させるために加えられる力は、もちろん、フロアパンの移動の結果として乗員の片足又は両足に実際に加わる力と密接に関係している。したがって、力のレベルの調整又は制御は、多くの状況において利点となる。
この明細書及び請求項で使用されている用語「含む」、「含んでいる」及びこれらのバリエーションは、特定の特徴、工程又は整数が含まれている意味である。これらの用語は、他の特徴、工程又は要素の存在を排除するように解釈されるものではない。
図1は、自動車の一部を示す概略断面図である。 図2は、図1に示す駆動機構の一部を示す概略図である。 図3は、衝突後の状態を示す図1に対応する図である。 図4は、可動フロア部材を有する、初期ポジションにおける他の実施例の一部を示す。 図5は、図4に対応するが、最終ポジションにおける可動フロア部材を示す。 図6は、図4に対応するが、本発明のその他の実施例を示す。

Claims (18)

  1. 自動車に設けられる安全装置において、当該自動車は傾斜したスプラッシュウォール(3、4、5)を有する前端部で終結するフロアパン(1)によって形成されるフットウェルを有し、当該安全装置は可動フロア部材(10)を含み、
    可動フロア部材は、当該可動フロア部材が初期位置にあるときにスプラッシュウォール(3、4、5)近傍に寄りかかる(接触する)領域(12、13、14)を有し、
    可動部材(10)は、事故センサ(16)と連動する駆動装置(15)に連動し、事故センサからの信号に応じて作動し、
    駆動装置は、可動フロア部材(10)を初期位置から所定の位置まで移動させるように機能し、
    フロアパンの一部の上又は上方には実質的に固定されたプラットフォーム(17)が設けられ、プラットフォームは、安全装置の使用状態において、車両乗員の足の直下に位置し、
    可動フロア部材(16)の少なくとも一部は、可動部材(10)が上記所定の位置にあるときに、プラットフォーム(17)の下に位置する、
    ことを特徴とする。
  2. 請求項1に係る安全装置において、
    スプラッシュウォール(3、4、5)の前方にペダル(6)が設けられ、
    当該ペダルは、初期位置からフル(最大)に押しこまれた位置まで移動可能であり、
    可動フロア部材が前記所定の位置まで移動した場合に、可動フロア部材がペダル(6)の邪魔にならず、ペダルへのアクセスを邪魔することなく、ペダルがフル(最大)に押しこまれる状態まで移動できるように、可動フロア部材(10)の移動が制限される。
  3. 自動車に設けられる安全装置において、当該自動車は傾斜したスプラッシュウォール(3、4、5)を有する前端部で終結するフロアパン(1)によって形成されるフットウェルを有し、
    当該安全装置は可動フロア部材(10)を含み、
    可動フロア部材は、当該可動フロア部材が初期位置にあるときにスプラッシュウォール(3、4、5)近傍に寄りかかる(接触する)領域(12、13、14)を有し、
    可動部材(10)は、事故センサ(16)と連動する駆動装置(15)と連動し、事故センサからの信号に応じて作動し、
    駆動装置は、可動フロア部材(10)を初期位置から所定の位置まで移動させるように機能し、
    スプラッシュウォール(3、4、5)の前方にペダル(6)が設けられ、
    当該ペダルは、初期位置からフル(最大)に押しこまれた位置まで移動可能であり、
    可動フロア部材が前記所定の位置まで移動した場合に、可動フロア部材がペダル(6)の邪魔にならず、ペダルへのアクセスを邪魔することなく、ペダルがフル(最大)に押しこまれる状態まで移動できるように、可動フロア部材(10)の移動が制限される、ことを特徴とする。
  4. 請求項2又は3に係る安全装置において、前記ペダル(6)はブレーキペダルである。
  5. 請求項3又は請求項3に従属する請求項4に係る安全装置において、
    フロアパンの一部の上又は上方には実質的に固定されたプラットフォーム(17)が設けられ、プラットフォームは、安全装置の使用状態において、車両乗員の足の直下に位置する。
  6. 請求項1、2又は5に係る安全装置において、
    前記プラットフォーム(17)は、1つ又はそれ以上の衝撃吸収部材(18)によって、車両のフロアパンに設置される。
  7. 請求項6に係る安全装置において、
    前記衝撃吸収部材(18)の各々は、弾性材料のブロックである。
  8. 前記いずれか一の請求項に係る安全装置において、
    前記可動フロア部材(10)を所定の位置にロックする機構(37)を備えている。
  9. 前記いずれか一の請求項に係る安全装置において、
    前記駆動装置(15)は、可逆駆動機構である。
  10. 請求項9に係る安全装置において、
    前記センサ(16)は、事故又は潜在的事故状況の終結を検知し、前記可動フロア部材を初期位置に戻すように前記駆動装置(15)を作動させるようになっている。
  11. 前記いずれか一の請求項に係る安全装置において、
    前記駆動装置はラック・アンド・ピニオンドライブ(20、21)を組み込む。
  12. 請求項1〜請求項10のいずれか一の請求項に係る安全装置において、
    前記駆動装置は、バイアススプリング(付勢ばね)(30)と、前記可動フロア部材を初期位置に保持する可動保持部材(33)とを備え、
    前記保持部材は、前記信号によってリリースポジション(解放位置)まで移動可能である。
  13. 請求項1〜請求項10のいずれか一の請求項に係る安全装置において、
    前記駆動装置は、ピストン・アンド・シリンダーユニット(40)及び、前記信号に応じて前記ピストン・アンド・シリンダーユニットにガスを供給するガス発生器(44)を備えている。
  14. 自動車に設けられる安全装置において、
    当該自動車は傾斜したスプラッシュウォール(3、4、5)を有する前端部で終結するフロアパン(1)によって形成されるフットウェルを有し、
    当該安全装置は可動フロア部材(10)を含み、
    前記可動フロア部材は、当該可動フロア部材が初期位置にあるときにスプラッシュウォール(3、4、5)近傍に寄りかかる(接触する)領域(12、13、14)を有し、
    前記可動部材は、事故センサ(14)と連動する駆動装置(15)と連動し、事故センサからの信号に応じて作動し、
    前記駆動装置は、可動フロア部材を初期位置から所定の位置まで移動させるように機能する。
  15. 前記いずれか一の請求項に係る安全装置において、
    前記装置は、前記可動フロア部材が前記所定の位置にあるとき又はそこに移動したときに、前記可動フロア部材(10)に所定の力が加わったときに屈曲(変形)する屈曲可能な部材(46)を組み込み、これによって、前記可動フロア部材(10)が前記所定の位置の前方の位置に向かって移動でき、又はその位置に残ることを可能とする。
  16. 前記いずれか一の請求項に係る安全装置において、
    前記駆動装置(15)は、可動フロア部材の2段階移動を行うように構成され、
    即ち、2段階移動は、センサ(16)からの第1の信号に応じた第1の比較的短い移動と、前記センサからの第2の信号に応じた前記所定の位置までのフル(最大)移動である。
  17. 前記いずれか一の請求項に係る安全装置において、
    前記可動フロア部材(10)の移動は、水平後方への移動である。
  18. 自動車に設けられる安全装置において、
    当該自動車は、傾斜したスプラッシュウォール(3、4、5)を有する前端部で終結し、概ね平面状の領域(2)を有するフロアパン(1)によって形成されるフットウェルを備え、
    当該安全装置は可動フロア部材(10)を含み、
    可動フロア部材は、フロアパンの平面領域(2)に重なる平面領域(11)を有し、当該可動フロア部材が初期位置にあるときにスプラッシュウォール(3、4、5)近傍に寄りかかる(接触する)領域(12、13、14)を有し、
    可動部材(10)は、事故センサ(16)と連動する駆動装置(15)と連動し、事故センサからの信号に応じて作動し、
    駆動装置は、可動フロア部材(10)を初期位置から所定の位置まで移動させるように機能し、
    フロアパン(1)の平面領域(2)の上方に立ち上がって固定されたプラットフォーム(17)が設けられ、プラットフォームは、安全装置の使用状態において、車両乗員の足の直下に位置し、
    可動フロア部材(10)の少なくとも一部(16)は、可動部材(10)が上記所定の位置にあるときに、プラットフォーム(17)の下に位置し、
    スプラッシュウォール(3、4、5)の前方に少なくとも1つのペダル(6)が設けられ、当該ペダルは、初期位置からフル(最大)に押しこまれた位置まで移動可能であり、
    可動フロア部材が前記所定の位置まで移動した場合に、可動フロア部材がペダル(6)の邪魔にならず、ペダルへのアクセスを邪魔することなく、ペダルがフル(最大)に押しこまれる状態まで移動できるように、可動フロア部材(10)の移動が制限され、
    前記装置は、前記可動フロア部材が前記所定の位置に移動しているときに、前記可動フロア部材(10)に所定の力が加わったときに屈曲(変形)する屈曲可能な部材(46)を組み込み、これによって、前記可動フロア部材(10)が前記所定の位置の前方に残ることを可能とする。
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