JP2008500375A5

JP2008500375A5 -

Info

Publication number: JP2008500375A5
Application number: JP2007515532A
Authority: JP
Filing date: 2005-05-26
Publication date: 2008-05-22

Claims

ナトリウム利尿分子ＮＰＲ−Ａ結合部位と、少なくとも１つの修飾部分複合部位と、を含む生物活性ナトリウム利尿化合物と、
前記修飾部分複合部位に付着した少なくとも１つの修飾部分と、
を含むナトリウム利尿化合物複合体であって、
前記ナトリウム利尿化合物複合体が、対応する非複合ナトリウム利尿化合物に対して酵素分解に対する耐性の増大、循環半減期の増大、バイオアベイラビリティの増大、および効果の持続期間の延長から成る群から選択される１つもしくはそれ以上の利点を示す、ナトリウム利尿化合物複合体。
前記ナトリウム利尿化合物が、ペプチド、もしくは脳ナトリウム利尿ペプチドの生物活性ペプチド断片、心房性ナトリウム利尿ペプチド、Ｃ型ナトリウム利尿ペプチド、またはデンドロアスピス（ｄｅｎｄｒｏａｓｐｉｓ）ナトリウム利尿ペプチドを含む、請求項１に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記ナトリウム利尿化合物が、Ｌｙｓ３Ａｒｇ、Ｌｙｓｌ４Ａｒｇ、Ａｒｇ３０Ｌｙｓ、Ｌｙｓ２７Ａｒｇ、およびＡｒｇ３１Ｌｙｓから成る群から選択される１つもしくはそれ以上の変異体を有する天然ｈＢＮＰ配列を含む、請求項１に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記ナトリウム利尿化合物が、１つもしくはそれ以上の挿入、欠失、または伸長を有する天然ｈＢＮＰ配列を含む、請求項１に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記修飾部分が、

［式中、各々のＣは、独立して選択され、ｍ個の炭素を有するアルキル部分であり、かつ、ｍは１、２、３、４、５、６、７、８、９、１０、１１、１２、１３、１４、１５、１６、１７、１８、１９、または２０であるとともに、
各々のＰＡＧは、独立して選択され、ｎ個のサブユニットを有するポリアルキレングリコール部分であり、かつ、ｎは１、２、３、４、５、６、７、８、９、１０、１１、１２、１３、１４、１５、１６、１７、１８、１９、２０、２１、２２、２３、２４、または２５であり、
各々Ｘは、独立して選択され、架橋部分である。］を有する、請求項１に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記修飾部分が、式

（式１Ａ）
を有する、請求項５に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記修飾部分が、式

（式１Ｂ）
を有する、請求項５に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
過剰なレベルの細胞外液の治療のための薬剤の製造における、請求項１ないし７のいずれに記載のナトリウム利尿化合物複合体の使用。
前記修飾部分が、式

を有する、請求項１に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記修飾部分が、式

を有する、請求項５に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記修飾部分が、式

を有する、請求項１に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記修飾部分が、式

を有する、請求項５に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記修飾部分が、式

を有し、
かつ、前記ナトリウム利尿化合物がｈＢＮＰであり、前記修飾部分がＬｙｓ３で結合されるとともに、前記ナトリウム利尿化合物複合体がモノ複合体である、請求項５に記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記ナトリウム利尿化合物が、ｈＢＮＰである、請求項５ないし１３のいずれかに記載のナトリウム利尿化合物複合体。
前記ナトリウム利尿化合物が、ｈＢＮＰであり、前記修飾部分がＬｙｓ３で結合されており、かつ前記ナトリウム利尿化合物複合体が、モノ複合体である、請求項５ないし１３のいずれかに記載のナトリウム利尿化合物複合体。
上記請求項のいずれかに記載のナトリウム利尿化合物複合体および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
請求項５ないし１３に記載のナトリウム利尿化合物複合体を製造する方法であって、前記方法が前記修飾部分を前記ナトリウム利尿化合物に化学的に結合する工程を含む、方法。
上記請求項のいずれかに記載のナトリウム利尿化合物複合体の薬学的に純粋な組成物。
ｍが１であり、Ｘが−Ｏ−であり、ｎが４であり、Ｃが−ＣＨ_３である、請求項５に記載のナトリウム利尿化合物複合体。