JP2008310371A - 同期型メモリコントローラ、同期型メモリ及びその制御方法 - Google Patents

同期型メモリコントローラ、同期型メモリ及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SDRAMとの互換性を確保しつつ、アクセス動作に遅れが生じることを抑制することができる同期型メモリコントローラ、同期型メモリ及びその制御方法を提供する。
【解決手段】データバスBUSに接続された一の同期型メモリ3を、データバスに接続された他の同期型メモリ(SDRAM)を制御する第1コマンド群とは異なる第2コマンド群によって制御する同期型メモリにおいて、一の同期型メモリ3は、第1コマンド群を受信する第1コマンド受信部10と、第1コマンド受信部10によって受信した第1コマンド群の実行中に、第1コマンド群とは異なり一の同期型メモリ3に固有のコマンドを受信する第2コマンド受信部40と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、同期型メモリコントローラ、同期型メモリ及びその制御方法に関する。
例えば、クロック同期型メモリであるシンクロナスDRAM(SDRAM)のパッケージピン配列に互換性のある不揮発性シンクロナスフラッシュメモリが知られている。特許文献1には、前記不揮発性シンクロナスフラッシュメモリとして、SDRAMのコマンドアーキテクチャをできるだけ維持し、フラッシュメモリ独自のコマンドのデコードも可能とする同期型メモリが開示されている。
特許文献1の同期型メモリにおいては、SDRAMのリフレッシュコマンドとして使用している3つのコマンドピンを、フラッシュメモリのロードコマンドレジスタ(LCR)コマンドのために使用している。特許文献1の同期型メモリでは、書き込み処理を行うために、SDRAMでは使用されずにフラッシュメモリにおいて行われるプログラムセットアップ、消去セットアップをデコードするために、前記LCRコマンドが用いられている。
特許文献1の同期型メモリでは、例えば、特定のブロックの消去処理を行うために、3つの連続的なコマンドが発行されるLCR−ACTIVE−WRITEコマンドサイクルが実行される。前記コマンドサイクルでは、1番目のサイクルにおいては、ERASEセットコマンドが発行され、2番目のサイクルにおいては、消去されるブロックのバンクアドレスが発行される。その後、前記コマンドサイクルの3番目のサイクルにおいて、WRITEコマンドが発行され、アドレスが指定されたブロックの消去処理が開始される。
特許第3725479号明細書
しかしながら、上記の同期型メモリにおいては、SDRAMとの互換性を持たせ、例えば、前記プログラムセットアップと前記消去セットアップとの内のいずれであるかを判別するため、同期型メモリへのアクセスを可能とするACTIVEコマンドを発行する前に、LCRコマンドを発行しなければならない。このため、上記の同期型メモリにおいては、ACTIVEコマンドの発行やWRITEコマンドの発行に加えて、LCRコマンドの発行が必要となり、LCRコマンドの発行に伴って、SDRAMのデータ出力が阻害されることが懸念される。そこで、上記の同期型メモリにおいては、SDRAMのデータ出力が阻害されると、SDRAMとの互換性を確保することが困難になると共に、アクセス動作に遅れが生じることが考えられる。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、SDRAMとの互換性を確保しつつ、アクセス動作に遅れが生じることを抑制することができる同期型メモリコントローラ、同期型メモリ及びその制御方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る同期型メモリは、データバスに接続された一の同期型メモリを、前記データバスに接続された他の同期型メモリを制御する第1コマンド群とは異なる第2コマンド群によって制御する同期型メモリにおいて、前記一の同期型メモリは、前記第1コマンド群を受信する第1コマンド受信部と、前記第1コマンド受信部によって受信した前記第1コマンド群の実行中に、前記第1コマンド群とは異なり前記一の同期型メモリに固有のコマンドを受信する第2コマンド受信部と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明に係る同期型メモリによれば、他の同期型メモリを制御する第1コマンド群の実行中に、第2コマンド受信部によって、一の同期型メモリに固有のコマンドを受信するため、前記第1コマンド群の実行期間とは別に、前記固有のコマンドを受信するための特別なサイクル期間を設ける必要がない。したがって、請求項1の発明に係る同期型メモリによれば、固有のコマンドを受信するための特別なサイクル期間を設ける必要がないため、データバスに、一の同期型メモリと、該一の同期型メモリとは異なる他の同期型メモリとを共通接続した場合においても、前記特別なサイクル期間が、他の同期型メモリのデータ出力期間と重なることを防ぐことができ、従来技術に比べて、他の同期型メモリのデータ出力が阻害されることを抑えることができる。このため、請求項1の発明に係る同期型メモリによれば、他の同期型メモリ及び一の同期型メモリが接続されたデータバスの使用効率を高めることができ、一の同期型メモリの読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
請求項10の発明に係る同期型メモリコントローラは、データバスに接続された一の同期型メモリを、前記データバスに接続された他の同期型メモリを制御する第1コマンド群とは異なる第2コマンド群によって制御する同期型メモリコントローラにおいて、前記同期型メモリコントローラは、クロック信号に応じ、前記第1コマンド群を発行すると共に、前記第1コマンド群の実行中に、前記第1コマンド群とは異なり前記一の同期型メモリに固有のコマンドを発行することを特徴とする。
請求項10の発明に係る同期型メモリコントローラによれば、クロック信号に応じ、第1コマンド群を発行すると共に、第1コマンド群の実行中に、第1コマンド群とは異なり一の同期型メモリに固有のコマンドを発行するため、前記第1コマンド群の実行期間とは別に、前記固有のコマンドを受信するための特別なサイクル期間を設ける必要がない。したがって、請求項10の発明に係る同期型メモリコントローラによれば、固有のコマンドを受信するための特別なサイクル期間を設ける必要がないため、データバスに、一の同期型メモリと、該一の同期型メモリとは異なる他の同期型メモリとを共通接続した場合においても、前記特別なサイクル期間が、他の同期型メモリのデータ出力期間と重なることを防ぐことができ、従来技術に比べて、他の同期型メモリのデータ出力が阻害されることを抑えることができる。このため、請求項10の発明に係る同期型メモリコントローラによれば、他の同期型メモリ及び一の同期型メモリが接続されたデータバスの使用効率を高めることができ、一の同期型メモリの読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
請求項18の発明に係る同期型メモリの制御方法は、データバスに接続された一の同期型メモリを、前記データバスに接続された他の同期型メモリを制御する第1コマンド群とは異なる第2コマンド群によって制御する同期型メモリの制御方法において、前記第1コマンド群を受信する第1コマンド受信ステップと、前記第1コマンド受信ステップによって受信した前記第1コマンド群の実行中に、前記第1コマンド群とは異なり前記一の同期型メモリに固有のコマンドを受信する第2コマンド受信ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項18の発明に係る同期型メモリの制御方法によれば、第1コマンド受信ステップによって受信した第1コマンド群の実行中に、第2コマンド受信ステップによって、第1コマンド群とは異なり一の同期型メモリに固有のコマンドを受信するため、前記第1コマンド群の実行期間とは別に、前記固有のコマンドを受信するための特別なサイクル期間を設ける必要がない。したがって、請求項18の発明に係る同期型メモリの制御方法によれば、固有のコマンドを受信するための特別なサイクル期間を設ける必要がないため、データバスに、一の同期型メモリと、該一の同期型メモリとは異なる他の同期型メモリとを共通接続した場合においても、前記特別なサイクル期間が、他の同期型メモリのデータ出力期間と重なることを防ぐことができ、従来技術に比べて、他の同期型メモリのデータ出力が阻害されることを抑えることができる。このため、請求項18の発明に係る同期型メモリの制御方法によれば、他の同期型メモリ及び一の同期型メモリが接続されたデータバスの使用効率を高めることができ、一の同期型メモリの読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
本発明の同期型メモリコントローラ、同期型メモリ及びその制御方法によれば、他の同期型メモリを制御する第1コマンド群の実行中に、一の同期型メモリに固有のコマンドを受信するため、前記第1コマンド群の実行期間とは別に、前記固有のコマンドを受信するための特別なサイクル期間を設ける必要がない。したがって、本発明の同期型メモリコントローラ、同期型メモリ及びその制御方法によれば、固有のコマンドを受信するための特別なサイクル期間を設ける必要がないため、データバスに、一の同期型メモリと、該一の同期型メモリとは異なる他の同期型メモリとを共通接続した場合においても、前記特別なサイクル期間が、他の同期型メモリのデータ出力期間と重なることを防ぐことができ、従来技術に比べて、他の同期型メモリのデータ出力が阻害されることを抑えることができる。このため、同期型メモリコントローラ、同期型メモリ及びその制御方法によれば、他の同期型メモリ及び一の同期型メモリが接続されたデータバスの使用効率を高めることができ、一の同期型メモリの読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1を、同期型メモリコントローラに、共通の制御信号、共通のアドレス信号および共通のデータ入出力信号によって制御するシンクロナスDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリを接続したメモリシステムを例に挙げて説明する。図1は、メモリシステム1の回路構成を示す概略ブロック図である。図中の矢印の方向は、各種信号の送信方向や発生電圧の供給方向を、それぞれ示す。メモリシステム1は、いわゆる同期型メモリコントローラであるコントロール回路2と、不揮発性メモリであるシンクロナスフラッシュメモリ3と、揮発性メモリであるシンクロナスDRAM(SDRAM)と、バスBUSとを備えている。バスBUSには、コントロール回路2と複数のメモリ装置間を共通に接続するクロック信号線、クロックイネーブル信号線、コマンドを送信する複数の信号線、複数のアドレス線と複数のI/O線(DQ線)などが接続されている。複数のメモリ装置(シンクロナスDRAM、シンクロナスフラッシュメモリ3)は、チップセレクト信号ピンを除き、ピンコンパチブルの構成にすることができる。
コントロール回路2が発行するアクティブコマンド、リードコマンド及びライトコマンドは、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3に共通なコマンド制御体系である。シンクロナスフラッシュメモリ3に固有のコマンドであるプログラムセットアップコマンド、消去セットアップコマンドは、ライト制御系のコマンドである。揮発性メモリであるSDRAMは、メモリセルデータを“0”から“1”、“1”から“0”へ変化させる場合、ビット線の電圧反転制御をライトアンプで行う。SDRAMでは、メモリセルデータを変化させるときに用いる電圧は、同一の電圧である。しかし、不揮発性メモリであるシンクロナスフラッシュメモリ3においては、ホットエレクトロン注入やFNトンネリングなどの物性を利用して、メモリセルデータを“0”から“1”(消去)、“1”から“0”(プログラム)へ変化させる不可逆性を備えている。シンクロナスフラッシュメモリ3では、消去に用いる電圧とプログラムに用いる電圧とが、異なる。よって、プログラムセットアップコマンド及び消去セットアップコマンドは、シンクロナスフラッシュメモリ3に固有のコマンドである。
コントロール回路2は、図示しないが、クロック発生回路を備えている。コントロール回路2は、本発明の同期型メモリコントローラに相当する。バスBUSには、コントロール回路2と、シンクロナスフラッシュメモリ3と、SDRAMとが、それぞれ接続されている。シンクロナスフラッシュメモリ3は、一の同期型メモリに相当する。SDRAMは、他の同期型メモリに相当する。
コントロール回路2は、上述した不可逆性を考慮し、図示しないソフトウェアによって、消去するメモリセルと、プログラムするメモリセルとをそれぞれ分離する。コントロール回路2は、シンクロナスフラッシュメモリ3及びSDRAMに共通に用いられるライトコマンドを発行することに加えて、消去であるかプログラムであるかを判別する付加情報(消去セットアップコマンド、プログラムセットアップコマンド)を発行する。この付加情報(消去セットアップコマンド、プログラムセットアップコマンド)は、本発明の固有のコマンドに相当する。
シンクロナスフラッシュメモリ3は、コントロール回路2が発行する各種コマンドを認識するコマンドデコーダ回路10と、内部電圧発生回路20と、ロウアドレス制御回路30と、第1データインプットバッファ40と、レイテンシ回路50と、電圧制御回路60と、コラムアドレス制御回路70と、メモリセルアレイ80と、データアウトプットバッファ90とを備えている。内部電圧発生回路20は、本発明の電圧発生部に相当する。コラムアドレス制御回路70には、メモリセルアレイ80のメモリセルデータを読み出すセンスアンプとメモリセルへの書き込みを行うライトアンプが含まれる。
コマンドデコーダ回路10は、コントロール回路2が発行するアクティブコマンドを認識するアクティブコマンドデコーダ回路11と、コントロール回路2が発行するリードコマンドを認識するリードコマンドデコーダ回路12と、コントロール回路2が発行するライトコマンドを認識するライトコマンドデコーダ回路13とを備えている。また、ライトコマンドデコーダ回路13は、シンクロナスフラッシュメモリ3に固有のプログラムセットアップコマンド及び消去セットアップコマンドを認識する。各デコーダ回路11〜13は、チップセレクト信号と、SDRAMのコマンドデコーダ回路に入力されるローアドレスストローブ信号RAS、カラムアドレスストローブ信号CAS、ライトイネーブル信号WE等が転送されるバスBUSに接続されている。アクティブコマンドデコーダ回路11は、本発明のアクティブコマンド受信部に相当する。また、アクティブコマンドデコーダ回路11、リードコマンドデコーダ回路12及びライトコマンドデコーダ回路13は、本発明の第1コマンド受信部に相当する。ライトコマンドデコーダ回路13は、本発明のライトコマンド受信部に相当する。
内部電圧発生回路20は、コマンドデコーダ回路10が備えるアクティブコマンドデコーダ回路11に接続されている。ロウアドレス制御回路30は、内部電圧発生回路20に接続されている。
第1データインプットバッファ40は、コマンドデコーダ回路10が備えるライトコマンドデコード回路13に接続されている。レイテンシ回路50は、リードコマンドデコーダ12及びライトコマンドデコーダ回路13に接続されている。レイテンシ回路50には、外部クロック信号CLKが入力される。
電圧制御回路60は、コマンドデコーダ回路10が備えるライトコマンドデコーダ回路13に接続されている。さらに、電圧制御回路60は、前記内部電圧発生回路20に接続されている。コラムアドレス制御回路70は、内部電圧発生回路20に接続されている。
メモリセルアレイ80は、前記内部電圧発生回路20及び前記ロウアドレス制御回路30に接続されている。さらに、メモリセルアレイ80は、前記コラムアドレス制御回路70を介し、データアウトプットバッファ90に接続されている。
前記第1データインプットバッファ40及び前記データアウトプットバッファ90は、シンクロナスフラッシュメモリ3のデータ入出力端子(DQ)に接続されている。前記第1データインプットバッファ40及び前記データアウトプットバッファ90には、前記レイテンシ回路50が接続されている。第1データインプットバッファ40は、本発明の第2コマンド受信部に相当する。
次に、メモリシステム1の動作を、図2に図示するタイミングチャートを用いて説明する。図中の符号CLKはクロック信号、CKEはクロックイネーブル信号、DQM0〜3は入力マスク端子、A0〜A11は信号入力端子、BAはバンクアドレス入力端子、DQはデータ入出力端子である。なお、コントロール回路2がSDRAMを選択するチップセレクト信号CS1と、コントロール回路2がシンクロナスフラッシュメモリ3を選択するチップセレクト信号CS2については、図示を省略している。
コントロール回路2が備える内部クロック発生回路は、図2に図示するクロック信号CLKを生成する。コントロール回路2が、時刻T0に先立って、SDRAMに、アクティブコマンドを与え、時刻T0において、図示するように、リードコマンドREADを与える。このとき、入力マスク端子DQM0〜3の入力は、ドントケアに維持されている。
SDRAMには、バスBUSを通じ、SDRAMの信号入力端子A0〜A11から、列アドレス値COLUMnが、入力される。加えて、SDRAMには、バスBUSを通じ、SDRAMのバンクアドレス入力端子BAから、バンクアドレス値BANKbが、入力される。
SDRAMでは、列アドレス値COLUMnによって、列アドレスが選択され、バンクアドレス値BANKbによって、SDRAMのメモリセルアレイのバンクアドレスが選択される。リードコマンドREAD、列アドレス及びバンクアドレスは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T0)において、ラッチされる。SDRAMは、リードコマンドREADがラッチされリードレイテンシであるCASレイテンシ(ここでは、図2に図示するCL=2)が経過した後に、SDRAMのコラムアドレス制御回路のセンスアンプ及びデータアウトプットバッファを経由させて、データ入出力端子DQから、データDout nを出力する。
時刻T1において、シンクロナスフラッシュメモリ3では、コントロール回路2によって、アクティブコマンドACTIVEが入力されると、メモリセルアレイ80に対してアクセスが可能となる。アクティブコマンドACTIVEは、コマンドデコーダ回路10のアクティブコマンドデコーダ回路11によってデコードされ、アクティブ動作指令信号S5(図1参照。)が、ハイレベル(活性化状態)に遷移する。アクティブコマンドACTIVEは、本発明のアクティブコマンドに相当する。
ハイレベルのアクティブ動作指令信号S5は、内部電圧発生回路20に与えられる。内部電圧発生回路20は、ハイレベルのアクティブ動作指令信号S5が与えられると、初期動作として、メモリセルアレイ80のメモリセルの読み出しアクセスに必要な読み出し電圧を発生させる。時刻T1においては、活性化されたメモリセルアレイ80は、リードモードであるかライトモードであるかを判別できない。更に、活性化されたメモリセルアレイ80は、ライトモードに含まれるシンクロナスフラッシュメモリ3に固有のプログラムモードであるか消去モードであるかも判別できない。時刻T1において読み出しアクセスに必要な読み出し電圧を発生させるのは、読み出しアクセス速度値を、書き込みアクセス速度値に比べ、優先して決定することができるからである。
シンクロナスフラッシュメモリ3のロウアドレス制御回路30は、図示しないアドレスバッファに接続された信号入力端子から入力された行アドレス値ROWによって、メモリセルアレイ80の行アドレスを選択する。加えて、ロウアドレス制御回路30は、図示しないアドレスバッファに接続されたバンクアドレス入力端子から入力されるバンクアドレス値BANKaによって、メモリセルアレイ80のバンクアドレスを選択する。選択された行アドレスと選択されたバンクアドレスは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T1)において、アクティブコマンドACTIVEと共にラッチされる。
アクティブコマンドACTIVEがラッチされることにより、メモリセルアレイ80に対する読み出しアクセス制御を開始する。ラッチされた行アドレス及びラッチされたバンクアドレスは、アクセス対象の行とアクセス対象のバンクとを選択するために使用される。読み出し電圧は、選択された行と選択されたバンクとに応じて、アクセス対象のメモリセルに印加される。これにより、図2に図示するように、時刻T1から、BANKaに対する読み出しアクセス制御が開始する。
シンクロナスフラッシュメモリ3では、列アドレス値及びバンクアドレス値に応じて、列アドレスとバンクアドレスが選択され、アクセス対象のメモリセルが選択される。選択されたメモリセルから読み出されたメモリセルデータは、リードコマンドREADからのリードレイテンシであるCASレイテンシ(ここでは、図2に図示するCL=2と同じ)が経過した後に、データアウトプットバッファ90を経由して、データ入出力端子DQから、データDoutを出力する。
本実施形態では、図1に図示するように、リードコマンドデコーダ回路12が、レイテンシ回路50に、リードコマンドラッチ信号S1を、送信する。レイテンシ回路50は、リードコマンドラッチ信号S1を受信すると、データアウトプットバッファ90に、CASレイテンシ指令信号S2を送信する。CASレイテンシ(CL=2)は、CASレイテンシ指令信号S2によって、設定される。
BANKaに対するシンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセスが行われている最中のクロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T2)においては、時刻T1においてコントロール回路2によって発行されたSDRAMに対するリードコマンドに対応させて、SDRAMの入出力端子DQから、データDout nが、バスBUSに出力される。
消去セットアップコマンドとプログラムセットアップコマンドについて説明する。シンクロナスフラッシュメモリ3においては、メモリセルアレイ80に対する書き込みアクセス制御を開始する前に、SDRAMに用いられるライトコマンドWRITEに加えて、プログラムセットアップコマンドや消去セットアップコマンドを受信する必要がある。また、プログラムセットアップコマンド及び消去セットアップコマンドは、外部信号端子の組み合わせによって表現されるか、コードによって表現される。プログラムセットアップコマンド及び消去セットアップコマンドが、コードによって表現される場合には、例えば、コントロール回路2が、メモリセルアレイ80に対するデータの書き込み処理を指令する場合に、16進数によって40で表現され、コントロール回路2が、メモリセルアレイ80に対するイレース処理を指令する場合には、16進数によって20で表現される。
プログラムセットアップコマンドは、メモリセルアレイ80に対するデータの書き込み処理のために用いられる。消去セットアップコマンドは、メモリセルアレイ80に対するイレース処理のために用いられる。プログラムセットアップコマンドは、本発明のプログラムモード動作コマンドに相当する。消去セットアップコマンドは、本発明のイレースモード動作コマンドに相当する。
コントロール回路2によって、コマンドデコーダ回路10のライトコマンドデコーダ回路13に、ライトコマンドWRITEが入力されると、該ライトコマンドWRITEは、ライトコマンドデコーダ回路13によってデコードされる。ライトコマンドデコーダ回路13は、データ入出力端子DQのデータをラッチする為の第1データインプットバッファ40に、ラッチ指令を出力する。
コントロール回路2は、時刻T3において、ライトコマンドを発行することに加えて、消去であるかプログラムであるかを判別する付加情報(消去セットアップコマンド、プログラムセットアップコマンド)を発行する。更に、コントロール回路2は、時刻T3からライトレイテンシ(例えば、図2に図示するWCL=1)が経過した時刻T4において、ライトデータDin mを発行する。これより、実施形態1と同様に、シンクロナスフラッシュメモリ3が、時刻T3において、ライトコマンド及びプログラムセットアップコマンドをラッチした後に、時刻T4において、ライトデータDin mをラッチする。
本実施形態では、時刻T3において、コントロール回路2によって、コマンドの入出力がなされていないデータ入出力端子DQ(図1参照。)に、データコマンドコードCOMCODE2(図2参照。)として、消去セットアップコマンドやプログラムセットアップコマンドが入力される。その時刻にコマンドの入出力がなされていないデータ入出力端子DQは、本発明の未入力信号端子に相当する。消去セットアップコマンドやプログラムセットアップコマンドは、第1データインプットバッファ40を通じて、ライトコマンドデコーダ回路13に入力される。コントロール回路2が発行しメモリセルに書き込むデータ情報は、ライトレイテンシであるCASレイテンシ(ここでは、図2に図示するWCL=1)が経過した後(時刻T4)に、データ入出力端子DQから入力される。なお、時刻T3においてライトデータが発行されている際には、入力マスク端子DQMの入力は、前記ライトデータを無効にしない意味であるローレベルに維持されている。入力マスク端子DQMの入力をローレベルに維持することは、データ入出力端子DQのグループ単位毎にライトデータを有効にするために必要であり、ユーザの選択によって行われる。
加えて、時刻T3において、コラムアドレス制御回路70は、図示しないアドレスバッファに接続された信号入力端子A0〜A11から入力された列アドレス値COLUMmによって、メモリセルアレイ80の列アドレスを選択する。さらに、コラムアドレス制御回路70は、図示しないアドレスバッファに接続されたバンクアドレス入力端子BAから入力されるバンクアドレス値BANKaによって、メモリセルアレイ80のバンクアドレスを選択する。選択された列アドレスと選択されたバンクアドレスは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T3)において、ライトコマンドWRITE、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)と共に、ラッチされる。なお、ライトコマンドWRITEが発行されている際には、入力マスク端子DQMの入力は、ドントケアに維持されている。
時刻T3において、電圧制御回路60により、BANKaに対する読み出しアクセス制御からBANKaに対する書き込みアクセス制御へ変更される。電圧制御回路60の制御により内部電圧発生回路20が発生する読み出しアクセスに必要な読み出し電圧は、メモリセルアレイ80に対するデータの書き込み処理のために必要な電圧またはメモリセルアレイ80に対するイレース処理のために必要な電圧に変更される。具体的には、ライトコマンドデコーダ回路13は、ライトコマンドWRITE、消去セットアップコマンドあるいはプログラムセットアップコマンドをラッチすると、図1に図示するように、電圧制御回路60に、セットアップコマンド信号S6を送信する。第1データインプットバッファ40によって、ライトコマンドデコーダ回路13に、プログラムセットアップコマンドが入力された場合には、ライトコマンドデコーダ回路13は、電圧制御回路60に、セットアップコマンドS6Aを送信する。一方、ライトコマンドデコーダ回路13に、消去セットアップコマンドが入力された場合には、ライトコマンドデコーダ回路13は、電圧制御回路60に、セットアップコマンドS6Bを送信する。
電圧制御回路60は、前記セットアップコマンドS6Aを受信すると、内部電圧発生回路20に、プログラム電圧制御信号S7Aを送信する。内部電圧発生回路20は、前記プログラム電圧制御信号S7Aを受信すると、前記読み出し電圧の発生を中止する。その後、内部電圧発生回路20は、メモリセルアレイ80のメモリセルにデータを書き込むために必要なプログラム電圧を発生させる。電圧制御回路60は、本発明の発生電圧変更部に相当する。
プログラム電圧は、ロウアドレス制御回路30によって選択された行、コラムアドレス選択回路70によって選択された列、バンクアドレス値によって選択されたバンクアドレスに応じて、アクセス対象のメモリセルに印加される。これにより、図2に図示するように、時刻T3から、BANKaに対する書き込みアクセス制御を開始する。本実施形態では、ライトコマンドWRITEがラッチされ、書き込みアクセス制御時のCASレイテンシ(ここでは、図2に図示するWCL=1)が経過した後に、データ入出力端子DQから入力されるデータDin mが、コラムアドレス制御回路70を通じてメモリセルに書き込まれる。本実施形態では、図1に図示するように、ライトコマンドデコーダ回路13が、レイテンシ回路50に、ライトコマンドラッチ信号S8を送信する。レイテンシ回路50は、ライトコマンドラッチ信号S8を受信すると、第1データインプットバッファ40に、CASレイテンシ指令信号S9を送信する。書き込みアクセス制御時のCASレイテンシ(WCL=1)は、CASレイテンシ指令信号S9によって、設定される。つまり、第1データインプットバッファ40は、時刻T3においてデータ入出力端子DQから消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)をラッチし、時刻T4においてライトデータをラッチするので、2回のラッチ動作を行う。
一方、電圧制御回路60は、前記セットアップコマンドS6Bを受信すると、内部電圧発生回路20に、消去電圧制御信号S7Bを送信する。内部電圧発生回路20は、前記消去電圧制御信号S7Bを受信すると、前記読み出し電圧の発生を中止する。その後、内部電圧発生回路20は、メモリセルアレイ80のメモリセルからデータを消去するために必要なイレース電圧を発生させる。
イレース電圧は、ロウアドレス制御回路30によって選択された行、コラムアドレス制御回路70によって選択された列、バンクアドレス値によって選択されたバンクアドレスに応じ、アクセス対象のメモリセルに印加される。これにより、図2に図示するように、時刻T3から、BANKaに対する書き込みアクセス制御が開始する。なお、データの消去を行うメモリセルアレイ領域は、セクタ単位であっても良い。プログラム電圧またはイレース電圧は、本発明の書き込み電圧に相当する。
本実施形態では、アクティブコマンドACTIVEがラッチされること、ライトコマンドWRITEがラッチされることが、それぞれ本発明の第1コマンド受信ステップに相当する。また、本実施形態では、消去セットアップコマンドがラッチされること、プログラムセットアップコマンドがラッチされることが、それぞれ本発明の第2コマンド受信ステップに相当する。
<実施形態1の効果>
本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3を備えたメモリシステム1では、シンクロナスフラッシュメモリ3のアクティブコマンドデコーダ回路11がラッチしたアクティブコマンドACTIVEと、SDRAMに用いられるライトコマンドWRITEとによって実行されるコマンド群の実行中であるアクティブコマンド−ライトコマンドサイクル実行サイクル内であるクロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T3)に同期して、シンクロナスフラッシュメモリ3のライトコマンドデコーダ回路13により、消去セットアップコマンドあるいはプログラムセットアップコマンドが、ラッチされる。そこで、本実施形態では、コマンド群の実行中である前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル以外には、シンクロナスフラッシュメモリ3にアクティブコマンドを投入する前に、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドをラッチするための特別なサイクル期間を、設ける必要がない。したがって、本実施形態では、特別なサイクル期間を設ける必要がないため、従来技術とは異なり、特別なサイクル期間とSDRAMのデータ出力期間が重なってSDRAMのデータ出力を阻害するということがない。このため、本実施形態では、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3を制御する方法によれば、アクティブコマンドACTIVEと、ライトコマンドWRITEとによって実行されるアクティブコマンド−ライトコマンドサイクル実行サイクル内であるクロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T3)に同期して、消去セットアップコマンドあるいはプログラムセットアップコマンドが、ラッチされる。そこで、本実施形態の制御方法によれば、前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル以外には、シンクロナスフラッシュメモリ3にアクティブコマンドを投入する前に、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドをラッチするための特別なサイクル期間を、設ける必要がない。したがって、本実施形態の制御方法によれば、特別なサイクル期間を設ける必要がないため、従来技術とは異なり、特別なサイクル期間とSDRAMのデータ出力期間が重なってSDRAMのデータ出力を阻害するということがない。したがって、本実施形態では、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3を備えたメモリシステム1では、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(ここでは、時刻T3)に同期して、前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル内において、コントロール回路2によって、データ入出力端子DQから、第1データインプットバッファ40に、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が入力されている。したがって、本実施形態では、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(時刻T3)においては、前記ライトコマンドが入力がされない未入力信号端子によって、両セットアップコマンド(COMCODE2)を第1データインプットバッファ40に受信するので、両セットアップコマンド(COMCODE2)を受信する特別なサイクル期間を設ける必要がない。したがって、本実施形態のように、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3をコントロール回路2のバスBUSに共通接続した場合には、前記特別なサイクル期間を設ける必要がないため、従来技術とは異なり、特別なサイクル期間とSDRAMのデータ出力期間が重なってSDRAMのデータ出力を阻害するということがない。したがって、本実施形態では、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3を備えたメモリシステム1では、メモリセルアレイ80に対する書き込みアクセス制御を開始する前に、アクティブコマンドACTIVE、ライトコマンドWRITEに加えて、コントロール回路2により、コマンドの入力がなされていないデータ入出力端子DQから、第1データインプットバッファ40に、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が入力されている。そこで、本実施形態によれば、SDRAMに用いられるライトコマンドWRITEに加えて、シンクロナスフラッシュメモリ3の書き込みアクセス制御に必要な消去セットアップコマンドあるいはプログラムセットアップコマンドが、第1データインプットバッファ40に入力されると、入力されたコマンドに対応させて、シンクロナスフラッシュメモリ3は、メモリセルアレイ80に対するデータの書き込み処理あるいはメモリセルアレイ80に対するイレース処理のいずれかを特定することができる。したがって、本実施形態では、シンクロナスフラッシュメモリ3が、アクティブコマンドACTIVEとライトコマンドWRITEを、SDRAMと互いに共通に使用しつつ、消去セットアップコマンドやプログラムセットアップコマンドを用いて、書き込みアクセス制御、メモリセルアレイ80に対する読み出しアクセス制御をそれぞれ行なうことができる。
本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3を制御する方法によれば、メモリセルアレイ80に対する書き込みアクセス制御を開始する前に、アクティブコマンドACTIVE、ライトコマンドWRITEに加えて、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が入力されている。そこで、本実施形態の制御方法によれば、SDRAMに用いられるライトコマンドWRITEに加えて、シンクロナスフラッシュメモリ3の書き込みアクセス制御に必要な消去セットアップコマンドあるいはプログラムセットアップコマンドを用いると、両セットアップコマンドに対応させて、シンクロナスフラッシュメモリ3は、メモリセルアレイ80に対するデータの書き込み処理あるいはメモリセルアレイ80に対するイレース処理のいずれかを特定することができる。したがって、本実施形態の制御方法によれば、シンクロナスフラッシュメモリ3が、アクティブコマンドACTIVE及びリードコマンドREADを、SDRAMと互いに共通に使用しつつ、消去セットアップコマンドやプログラムセットアップコマンドを用いて、書き込みアクセス制御、メモリセルアレイ80に対する読み出しアクセス制御をそれぞれ行なうことができる。
本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3を備えたメモリシステム1では、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(ここでは、時刻T3)に同期して、ライトコマンドWRITEと共に、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)を、ラッチすることができる。そこで、本実施形態によれば、時刻T3において、シンクロナスフラッシュメモリ3が、ライトコマンドWRITE及び消去セットアップコマンドを同時にラッチした時に、ラッチした両コマンドを用いて、前記イレース処理を直ちに行うことができる。
また、本実施形態によれば、時刻T3において、シンクロナスフラッシュメモリ3が、ライトコマンドWRITE及びプログラムセットアップコマンドを同時にラッチした時に、ラッチした両コマンドを用いて、前記書き込み処理を直ちに行うことができる。
また、本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3を備えたメモリシステム1では、レイテンシ回路50が、ライトコマンドラッチ信号S8を受信すると、該レイテンシ回路50が、第1データインプットバッファ40に、CASレイテンシ指令信号S9を送信する。第1データインプットバッファ40は、CASレイテンシ指令信号S9を受信すると、書き込みアクセス制御時のCASレイテンシ(ここでは、図2に図示するWCL=1)が経過した時刻T4(クロック信号CLKの立ち上がりエッジ)において、データ入出力端子DQから入力されるデータDin mをラッチする。そこで、本実施形態では、シンクロナスフラッシュメモリ3が、時刻T3において、ライトコマンド及びプログラムセットアップコマンドをラッチした後に、時刻T4において、ライトデータDin mをラッチするため、ライトコマンドWRITE、プログラムセットアップコマンド及びライトデータを用い、前記書き込み処理を直ちに行うことができる。
本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3を制御する方法によれば、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(ここでは、時刻T3)に同期して、ライトコマンドWRITEと共に、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)を、ラッチすることができる。そこで、本実施形態の制御方法によれば、時刻T3において、ライトコマンドWRITE及び消去セットアップコマンドを同時にラッチした時に、ラッチした両コマンドを用いて、前記イレース処理を直ちに行うことができる。
また、本実施形態の制御方法によれば、時刻T3において、ライトコマンドWRITE及びプログラムセットアップコマンドを同時にラッチした時に、ラッチした両コマンドを用いて、前記書き込み処理を直ちに行うことができる。
本実施形態のように、メモリシステム1が、バスBUSに共通接続されたSDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3を備えると、SDRAMの書き込み処理とシンクロナスフラッシュメモリ3の書き込み処理にそれぞれ必要なライトコマンドWRITEを、コントロール回路2により、前記バスBUSを通じて、SDRAM及びシンクロナスフラッシュッモリ3に、それぞれ送信することができる。なお、SDRAMは、本発明のシンクロナス揮発性メモリに相当し、シンクロナスフラッシュメモリ3は、本発明のシンクロナス不揮発性メモリに相当する。
本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメッモリ3を備えたメモリシステム1では、コントロール回路2によって、シンクロナスフラッシュメモリ3のアクティブコマンドデコーダ回路11に、アクティブコマンドACTIVEが入力され後には、アクティブコマンドデコーダ回路11が、ハイレベルのアクティブ動作指令信号S5を、内部電圧発生回路20に与える。内部電圧発生回路20は、ハイレベルのアクティブ動作指令信号S5が与えられると、初期動作として、メモリセルアレイ80のメモリセルの読み出しアクセスに必要な読み出し電圧を発生させる。そこで、本実施形態では、アクティブコマンドデコーダ回路11に、アクティブコマンドACTIVEが入力された後には、メモリセルに対する書き込み動作に先行して、メモリセルに対する読み出し動作を行うことができる。したがって、本実施形態では、初期動作として、シンクロナスフラッシュメモリ3が、メモリセルに対する読み出し動作を行うと、読み出し動作の遅れが生じることを抑制することができる。
本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメッモリ3を備えたメモリシステム1では、シンクロナスフラッシュメモリ3の内部電圧発生回路20が、メモリセルアレイ80のメモリセルの読み出しアクセスに必要な読み出し電圧を発生させている時に、ライトコマンドデコーダ回路13によって、ライトコマンドWRITE、プログラムセットアップコマンドあるいは消去セットアップコマンドがラッチされると、ライトコマンドデコーダ回路13は、電圧制御回路60に、セットアップコマンドS6AあるいはセットアップコマンドS6Bを送信する。セットアップコマンドS6Aは、メモリセルアレイ80のメモリセルにデータを書き込むために必要なプログラム電圧を発生させることを指示するコマンドである。セットアップコマンドS6Bは、メモリセルアレイ80のメモリセルからデータを消去するために必要なイレース電圧を発生させることを指示するコマンドである。本実施形態のメモリシステム1では、メモリセルに対する書き込み動作に先行して、メモリセルに対する読み出し動作を行っている場合であっても、ライトコマンドデコーダ回路13が、電圧制御回路60に、セットアップコマンドS6AあるいはセットアップコマンドS6Bを送信したことに起因して、内部電圧発生回路20により、書き込み電圧を発生させることができる。そこで、本実施形態のメモリシステム1では、内部電圧発生回路20によって発生する書き込み電圧を用いて、読み出し動作から書き込み動作に移行させることができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は、メモリシステム1Aの回路構成を示す概略ブロック図である。ここでは、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。メモリシステム1Aは、実施形態1のシンクロナスフラッシュメモリ3に代えて、シンクロナスフラッシュメモリ3Aを備えている。
シンクロナスフラッシュメモリ3Aにおいては、第1データインプットバッファ40がライトコマンドデコーダ回路13に接続される構成に代えて、第1データインプットバッファ40が、アクティブコマンドデコーダ回路11に接続されている。
次に、メモリシステム1Aの動作を、図4に図示するタイミングチャートを用いて説明する。ここでは、実施形態1と同一の動作については、その説明を省略する。本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3Aでは、実施形態1に比べて、プログラムセットアップコマンド(COMCODE2)あるいは消去セットアップコマンド(COMCODE2)をラッチするタイミングを、ライトコマンドWRITEをラッチするタイミングよりも早め、アクティブコマンドをラッチするタイミング(時刻T1)としている。
アクティブコマンドデコーダ回路11が、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T1)において、アクティブコマンドACTIVEをラッチすると、該アクティブコマンドデコーダ回路11は、第1データインプットバッファ40に、アクティブコマンドラッチ信号S11を送信する。その後、ライトコマンドデコーダ回路13には、第1データインプットバッファ40を経由して、データ入出力端子DQから入力された消去セットアップコマンド(COMCODE2)やプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が送信される。
シンクロナスフラッシュメモリ3Aでは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T1)において、アクティブコマンドACTIVEに加えて、行アドレス(ROW)、バンクアドレス(BANKa)と共に、消去セットアップコマンド(COMCODE2)やプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が、ラッチされる。
さらに、シンクロナスフラッシュメモリ3Aでは、実施形態1のシンクロナスフラッシュメモリ3と同様に、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T3)において、ライトコマンドWRITE、列アドレス(COLUMm)、バンクアドレス(BANKa)が、ラッチされる。なお、ここでは、CASレイテンシ指令信号S9によって、書き込みアクセス制御時のCASレイテンシ(WCL)は0(ゼロ)に設定され、時刻T3において、第1データインバッファ40は、データ入出力端子DQから入力されたライトデータを、ラッチする。よって、時刻T3においては、入力マスク端子DQMの入力が、ローレベルに設定されている。
時刻T1において、ライトコマンドデコーダ回路13が、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)を、ラッチしたことに続き、時刻T3において、ライトコマンドデコーダ回路13が、ライトコマンドWRITEをラッチすると、実施形態1と同様に、ライトコマンドデコーダ回路13は、電圧制御回路60に、セットアップコマンドS6AあるいはセットアップコマンドS6Bを送信する。
その後、実施形態1と同様に、内部電圧発生回路20は、プログラム電圧あるいはイレース電圧を発生させる。読み出し電圧の発生に用いられてアクティブコマンドデコーダ回路11から出力されるアクティブ動作指令信号S5と、プログラム電圧あるいはイレース電圧を発生させるために用いられるセットアップコマンドS6AあるいはセットアップコマンドS6Bとの内で、最も早く内部電圧発生回路20に入力される信号S5あるいはコマンドS6A、S6Bによって、内部電圧発生回路20の動作が、確定あるいは変更される。アクティブ動作指令信号S5、セットアップコマンドS6A、S6Bを内部電圧発生回路20に転送するための時間を決定することは、設計事項である。しかしながら、実施形態2においては、アクティブ動作指令信号S5、セットアップコマンドS6A、S6Bを内部電圧発生回路20に転送するための時間を考慮した設計をすることにより、実施形態1に比べて、内部電圧発生回路20が一旦発生した読み出し電圧を無駄にすることを抑制することができる。そこで、実施形態2では、実施形態1と同様に、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することに加えて、内部電圧発生回路20が一旦発生した読み出し電圧を無駄にすることを抑制することに伴って、実施形態1に比べて、消費電力の低減が可能となる。
<実施形態2の効果>
本実施形態の同期型メモリコントローラ、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3Aを備えたメモリシステム1Aでは、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(ここでは、時刻T1)に同期して、アクティブコマンドデコーダ回路11がラッチしたアクティブコマンドACTIVEによって、メモリセルアレイ80のメモリセルにアクセスが可能な状態のときに、前記時刻T1において、信号の入出力がされていないデータ入出力端子DQから、コントロール回路2が送信する消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)をラッチしている。これによって、本実施形態では、前記アクティブコマンドACTIVEと、時刻T1から遅れた時刻T3において、ライトコマンドデコーダ回路13がラッチしたライトコマンドWRITEとによって実行されるコマンド群の実行中であるアクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル内に、ライトコマンドデコーダ回路13が、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれを受信したかを特定しつつ、消去セットアップコマンドとライトコマンドWRITEとを用いて、メモリセルからデータを消去することや、プログラムセットアップコマンドとライトコマンドWRITEとを用いて、メモリセルにデータを書き込むことを、それぞれ可能にしている。そこで、本実施形態では、コマンド群の実行中である前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル以外には、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれかを受信して特定する特別なサイクル期間を、シンクロナスフラッシュメモリ3Aにアクティブコマンドを投入する前に、予め設ける必要がない。したがって、本実施形態では、特別なサイクル期間を設ける必要がないため、従来技術とは異なり、特別なサイクル期間とSDRAMのデータ出力期間が重なってSDRAMのデータ出力を阻害するということがない。このため、本実施形態では、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3Aを制御する方法によれば、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(時刻T1)に同期してラッチしたアクティブコマンドACTIVEによって、メモリセルアレイ80のメモリセルにアクセスが可能な状態のときに、前記時刻T1において、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)をラッチしている。これによって、本実施形態の制御方法では、前記アクティブコマンドACTIVEと、時刻T1から遅れた時刻T3においてラッチしたライトコマンドWRITEとによって実行されるコマンド群の実行中であるアクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル内に、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれを受信したかを特定しつつ、消去セットアップコマンドとライトコマンドWRITEとを用いて、メモリセルからデータを消去することや、プログラムセットアップコマンドとライトコマンドWRITEとを用いて、メモリセルにデータを書き込むことを、それぞれ可能にしている。そこで、本実施形態の制御方法によれば、コマンド群の実行中である前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル以外には、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれかを受信して特定する特別なサイクル期間を、シンクロナスフラッシュメモリ3Aのアクティブコマンド投入前に、予め設ける必要がない。したがって、本実施形態の制御方法によれば、特別なサイクル期間を設ける必要がないため、従来技術とは異なり、特別なサイクル期間とSDRAMのデータ出力期間が重なってSDRAMのデータ出力を阻害するということがない。このため、本実施形態の制御方法によれば、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を、図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は、メモリシステム1Bの回路構成を示す概略ブロック図である。ここでは、実施形態1及び実施形態2と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。メモリシステム1Bは、前記シンクロナスフラッシュメモリ3、3Aに代えて、シンクロナスフラッシュメモリ3Bを備えている。
シンクロナスフラッシュメモリ3Bにおいては、第2データインプットバッファ45が、アクティブコマンドデコーダ回路11及びライトコマンドデコーダ回路13に接続されている。さらに、第2データインプットバッファ45は、シンクロナスフラッシュメモリ3Bの入力マスク端子DQMに接続されている。第2データインプットバッファ45は、本発明の第2コマンド受信部に相当する。
次に、メモリシステム1Bの動作を、図6に図示するタイミングチャートを用いて説明する。ここでは、実施形態1及び実施形態2のそれぞれと同一の動作については、その説明を省略する。本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3Bでは、実施形態2と同様に、シンクロナスフラッシュメモリ3に比べて、プログラムセットアップコマンドあるいは消去セットアップコマンドをラッチするタイミングを、実施形態1のライトコマンドWRITEをラッチするタイミングよりも早めている。本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ1Bでは、実施形態1とは異なり、入力マスク端子の内でコマンドの入出力がなされていない入力マスク端子DQM(図5参照。)から、第2データインプットバッファ45に、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が入力される。入力マスク端子の内でコマンドの入出力がなされていない入力マスク端子DQMは、本発明の未入力信号端子に相当する。
アクティブコマンドデコーダ回路11が、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T1)に同期して、アクティブコマンドACTIVEをラッチすると、該アクティブコマンドデコーダ回路11は、第2データインプットバッファ45に、アクティブコマンドラッチ信号S11Aを送信する。その後、ライトコマンドデコーダ回路13には、第2データインプットバッファ45を経由して、入力マスク端子DQMから入力された消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が送信される。なお、時刻T1においては、データ入出力端子DQが、ドントケアに設定されている。
さらに、シンクロナスフラッシュメモリ3Bでは、時刻T1以降においては、実施形態1のフラッシュメモリ3及び実施形態2のフラッシュメモリ3Bのそれぞれと同一の処理を実行する。そして、実施形態1及び実施形態2と同様に、シンクロナスフラッシュメモリ3Bは、内部電圧発生回路20によって、プログラム電圧又はイレース電圧を発生させる。
本実施形態では、第2データインプットバッファ45を経由してライトコマンドデコーダ回路13に入力される消去セットアップコマンドをラッチすること、第2データインプットバッファ45を経由してライトコマンドデコーダ回路13に入力されるプログラムセットアップコマンドをラッチすることが、それぞれ本発明の第2コマンド受信ステップに相当する。
<実施形態3の効果>
本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3Bを備えたメモリシステム1Bでは、時刻T1において、アクティブコマンドデコーダ回路11がラッチしたアクティブコマンドACTIVEによって、メモリセルアレイ80のメモリセルにアクセスが可能な状態のときに、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(時刻T1)に同期して、信号の入出力がされていない入力マスク端子DQMから、コントロール回路2が送信する消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)をラッチしている。これによって、本実施形態では、前記アクティブコマンドACTIVEと、時刻T1から遅れた時刻T3において、ライトコマンドデコーダ回路13がラッチしたライトコマンドWRITEとによって実行されるコマンド群の実行中であるアクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル内に、ライトコマンドデコーダ回路13が、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれを受信したかを特定しつつ、消去セットアップコマンドとライトコマンドWRITEとを用いて、メモリセルからデータを消去することや、プログラムセットアップコマンドとライトコマンドWRITEとを用いて、メモリセルにデータを書き込むことを、それぞれ可能にしている。そこで、本実施形態では、コマンド群の実行中である前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル以外には、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれを受信して特定する特別なサイクル期間を、シンクロナスフラッシュメモリ3Bにアクティブコマンドを投入する前に、予め設ける必要がない。したがって、本実施形態では、特別なサイクル期間を設ける必要がないため、従来技術とは異なり、特別なサイクル期間とSDRAMのデータ出力期間が重なってSDRAMのデータ出力を阻害するということがない。このため、本実施形態では、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3Bを制御する方法によれば、時刻T1においてラッチしたアクティブコマンドACTIVEによって、メモリセルアレイ80のメモリセルにアクセスが可能な状態のときに、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(時刻T1)に同期して、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)をラッチしている。これによって、本実施形態の制御方法では、前記アクティブコマンドACTIVEと、時刻T1から遅れた時刻T3においてラッチしたライトコマンドWRITEとによって実行されるコマンド群の実行中であるアクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル内に、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれを受信したかを特定しつつ、消去セットアップコマンドとライトコマンドWRITEとを用いて、メモリセルからデータを消去することや、プログラムセットアップコマンドとライトコマンドWRITEとを用いて、メモリセルにデータを書き込むことを、それぞれ可能にしている。そこで、本実施形態の制御方法によれば、コマンド群の実行中である前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル以外には、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれかを受信して特定する特別なサイクル期間を、シンクロナスフラッシュメモリ3Bにアクティブコマンドを投入する前に、予め設ける必要がない。したがって、本実施形態の制御方法によれば、特別なサイクル期間を設ける必要がないため、従来技術とは異なり、特別なサイクル期間とSDRAMのデータ出力期間が重なってSDRAMのデータ出力を阻害するということがない。このため、本実施形態の制御方法によれば、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を、図7及び図8を参照しつつ説明する。図7は、メモリシステム1Cの回路構成を示す概略ブロック図である。ここでは、実施形態3と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。メモリシステム1Cは、前記シンクロナスフラッシュメモリ3Bに代えて、シンクロナスフラッシュメモリ3Cを備えている。
シンクロナスフラッシュメモリ3Cは、前記第2データインプットバッファ45に代えて、第3データインプットバッファ46を備えている。第3データインプットバッファ46は、シンクロナスフラッシュメモリ3Cのコマンドデコーダ回路10と共に、バスBUSに接続されている。サブレイテンシ回路55には、アクティブコマンドデコーダ回路11によって出力されるアクティブコマンドラッチ信号S11B及び外部クロック信号CLKが入力され、コマンドレイテンシ信号S12を、第3データインプットバッファ46に出力する。第3データインプットバッファ46には、バスBUSが接続され、コマンドレイテンシ信号S12が入力される。第3データインプットバッファ46は、ライトコマンドデコーダ回路13に、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)を出力する。第3データインプットバッファ46は、本発明の第2コマンド受信部に相当する。
次に、メモリシステム1Cの動作を、図8に示すタイミングチャートを用いて説明する。ここでは、実施形態3と同一の動作については、その説明を省略する。本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3Cでは、クロック信号CLKのレベルがローからハイに変化する立ち上がりエッジ(時刻T1)において、アクティブコマンドACTIVEをラッチしたことに続き、前記クロック信号CLKのレベルがハイからローに変化する立ち下がりエッジ(時刻T1´)において、プログラムセットアップコマンド(COMCODE2)あるいは消去セットアップコマンド(COMCODE2)をラッチする。なお、時刻T1においては、データ入出力端子DQと入力マスク端子DQMが、ドントケアに設定されている。また、時刻T1´においては、信号入力端子A0〜A11、バンクアドレス入力端子BA、データ入出力端子DQと入力マスク端子DQMは、それぞれドントケアに設定されている。
本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3Cでは、コマンドの入出力がなされていない時刻であって、アクティブコマンドACTIVEが入力される以降の時刻に、コマンド入出力端子から、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が入力される。コマンド入出力端子は、バスBUSに接続されている。
アクティブコマンドデコーダ回路11は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T1)において、アクティブコマンドACTIVEをラッチすると、該アクティブコマンドデコーダ回路11は、サブレイテンシ回路55に、アクティブコマンドラッチ信号S11Bを送信する。サブレイテンシ回路55は、コマンドレイテンシCOMLによって定められる所定周期(第4実施形態においては、COML=0.5)が経過した外部クロックCLKのエッジにおいて、第3データインプットバッファ46に、コマンドレイテンシ信号S12を出力する。第3データインプットバッファ46は、コマンドレイテンシ信号S12を受信すると、バスBUSのデータをラッチして、ライトコマンドデコーダ回路13に、コマンドコードが出力される。前記クロック信号CLKの立ち上がりエッジ(時刻T1)は、本発明の第1エッジに相当する。
具体的には、クロック信号CLKの立ち下がりエッジ(時刻T1´)に同期して、前記消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいは前記プログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が、第3データインプットバッファ46に入力される。そして、第3データインプットバッファ46は、ライトコマンドデコーダ回路13に、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)を送信する。前記クロック信号の立ち下がりエッジ(時刻T1´)は、本発明の第2エッジに相当する。
シンクロナスフラッシュメモリ3Cでは、時刻T1´以降においては、実施形態2のシンクロナスフラッシュメモリ3Aと同一の処理を実行する。シンクロナスフラッシュメモリ3Cは、内部電圧発生回路20によって、プログラム電圧又はイレース電圧を発生させる。
本実施形態では、第3データインプットバッファ46を経由してライトコマンドデコーダ回路13に入力される消去セットアップコマンドをラッチすること、第3データインプットバッファ46を経由してライトコマンドデコーダ回路13に入力されるプログラムセットアップコマンドをラッチすることが、それぞれ本発明の第2コマンド受信ステップに相当する。なお、コマンドレイテンシCOMLの値は、0.5に限られず、1であってもよい。この場合、アクティブコマンドACTIVのラッチ時刻と、ライトコマンドWRITEのラッチ時刻との間である時刻T2において、第3データインプットバッファ46が、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)をラッチする。
実施形態4では、サブレイテンシ回路55が出力するコマンドレイテンシ信号S12に応じて、第3データインプットバッファ回路46に、両セットアップコマンド(COMCODE2)が入力されてラッチしているが、これに限るものではない。例えば、第3データインプットバッファ46を、コマンドデコーダ回路10の機能を備えるように構成してもよい。具体的には、コマンドデコーダ回路46の機能を備えた第3データインプットバッファ46を、チップセレクト信号と、SDRAMのコマンドデコーダ回路に入力されるローアドレスストローブ信号RAS、カラムアドレスストローブ信号CAS、ライトイネーブル信号WE等が伝送されるバスBUSに接続し、アクティブコマンドラッチ信号S11Bを、該第3データインプットバッファ46に入力させるようにしてもよい。この場合には、アクティブコマンドラッチ信号S11Bがアクティブであるときに、コマンドデコーダ回路46の機能を備えた第3データインプットバッファ46が、バスBUS上の両セットアップコマンド(COMCODE2)を入力してラッチする。
実施形態4では、両セットアップコマンド(COMCODE2)をライトコマンドデコーダ回路13に入力することに代えて、両セットアップコマンド(COMCODE2)を、電圧制御回路60に、直接入力してもよい。これにより、電圧制御回路60は、時刻T3においてライトコマンドWRITEをラッチすることを待たずに、プログラム電圧制御信号S7Aまたは消去電圧制御信号S7Bを、内部電圧発生回路20に出力することができる。これによって、シンクロナスフラッシュメモリ3Cでは、読み出しアクセスに必要な読み出し電圧を、早急にプログラム電圧またはイレース電圧に変更することができる。実施形態2及び実施形態3においても、両セットアップコマンド(COMCODE2)を、電圧制御回路60に、直接入力してもよい。
<実施形態4の効果>
本実施形態のコントロール回路2、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3Cを備えたメモリシステム1Cでは、時刻T1において、アクティブコマンドデコーダ回路11がラッチしたアクティブコマンドACTIVEによって、メモリセルアレイ80のメモリセルへのアクセスが可能な状態のときに、アクティブコマンドACTIVEをラッチする時刻とライトコマンドWRITEをラッチする時刻との間の時刻であるクロック信号CLKの立ち下がりエッジ(時刻T1´)に同期して、第3データインプットバッファ46に、コマンド入出力端子の内でコマンドの入出力がなされていないコマンド入出力端子から、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が入力される。つまり、本実施形態では、コマンド群の実行中である前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル以外には、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれを受信して特定する特別なサイクル期間を、シンクロナスフラッシュメモリ3Cにアクティブコマンドを投入する前に、予め設ける必要がない。したがって、本実施形態では、コマンドの入出力がなされていないコマンド入出力端子によって、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)が、第3データインプットバッファ46に入力されるため、SDRAMから出力されたデータが、データ入出力端子DQに入力されることを阻害せずに、両セットアップコマンド(COMCODE2)を、第3データインプットバッファ46に入力することができる。加えて、本実施形態では、前記データ入出力端子DQを有効あるいは無効にする入力マスク端子DQMに、コントロール回路2から送信される信号が入力されることを阻害せずに、両セットアップコマンド(COMCODE2)を、第3データインプットバッファ46に入力することができる。このため、本実施形態では、SDRAMから出力されたデータが、データ入出力端子DQに入力されることが阻害されないため、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
本実施形態のシンクロナスフラッシュメモリ3Cを制御する方法によれば、時刻T1においてラッチしたアクティブコマンドACTIVEによって、メモリセルアレイ80のメモリセルへのアクセスが可能な状態のときに、アクティブコマンドACTIVEをラッチする時刻とライトコマンドWRITEをラッチする時刻との間の時刻であるクロック信号CLKの立ち下がりエッジ(時刻T1´)に同期して、第3データインプットバッファ46が、コマンド入出力端子の内でコマンドの入出力がなされていないコマンド入出力端子から、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)を受信している。つまり、本実施形態の制御方法によれば、コマンド群の実行中である前記アクティブコマンド−ライトコマンド実行サイクル以外には、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドのいずれを受信して特定する特別なサイクル期間を、シンクロナスフラッシュメモリ3Bにアクティブコマンドを投入する前に、予め設ける必要がない。したがって、本実施形態の制御方法によれば、コマンドの入出力がなされていないコマンド入出力端子によって、消去セットアップコマンド(COMCODE2)あるいはプログラムセットアップコマンド(COMCODE2)を、第3データインプットバッファ46によって受信するため、SDRAMから出力されたデータが、データ入出力端子DQに入力されることを阻害せずに、両セットアップコマンド(COMCODE2)を、第3データインプットバッファ46に入力することができる。加えて、本実施形態の制御方法によれば、前記データ入出力端子DQを有効あるいは無効にする入力マスク端子DQMに、コントロール回路2から送信される信号が入力されることを阻害せずに、両セットアップコマンド(COMCODE2)を、第3データインプットバッファ46に入力することができる。このため、本実施形態の制御方法によれば、SDRAMから出力されたデータが、データ入出力端子DQに入力されることが阻害されないため、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリ3が接続されたバスBUSの使用効率を高めることができ、シンクロナスフラッシュメモリ3の読み出しアクセス速度が低下することを抑制することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。上述した実施形態4とは異なり、クロック信号CLKの位相を反転させて、位相を反転させたクロック信号の立ち下がりエッジにおいて、アクティブコマンドACTIVE、行アドレス値(ROW)、バンクアドレス値(BANKa)のそれぞれをラッチすると共に、位相を反転させたクロック信号の立ち上がりエッジに同期させて、第3データインプットバッファ46に、前記消去セットアップコマンドや前記プログラムセットアップコマンドを入力してもよい。また、ダブルデータレートシンクロナスフラッシュメモリにおいても、本発明を適用することができることは言うまでもない。
さらに、上述した実施形態1ないし実施形態4とは異なり、既存の各端子であるデータ入出力端子DQ、入力マスク端子DQM、コマンド入出力端子とは別に、セットアップコマンド入力端子を設け、シンクロナスフラッシュメモリに、該セットアップコマンド入力端子から、前記消去セットアップコマンドあるいは前記プログラムセットアップコマンドを入力してもよい。
加えて、上記のコントロール回路2を、メモリデバイス(SDRAM、シンクロナスフラッシュメモリ)とは別個のLSIパッケージによって構成してもよい。例えば、SDRAM及びシンクロナスフラッシュメモリを1つのLSIパッケージに包含したMCPとしたり、前記コントロール回路2を、1つのLSIパッケージに包含してもよい。また、複数のメモリデバイスを、それぞれアッセンブリパッケージに収納してもよいし、パッケージオンパッケージ(POP)の形態としてもよい。
さらに、上述した実施形態1ないし実施形態4とは異なり、メモリシステムにおいては、SDRAM以外の同期型揮発性メモリを用いてもよく、フラッシュメモリ以外の同期型不揮発性メモリも用いてもよい。
実施形態1のメモリシステムの回路構成を示す概略ブロック図である。 実施形態1のメモリシステムの動作を示すタイミングチャートである。 実施形態2のメモリシステムの回路構成を示す概略ブロック図である。 実施形態2のメモリシステムの動作を示すタイミングチャートである。 実施形態3のメモリシステムの回路構成を示す概略ブロック図である。 実施形態3のメモリシステムの動作を示すタイミングチャートである。 実施形態4のメモリシステムの回路構成を示す概略ブロック図である。 実施形態4のメモリシステムの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 メモリシステム
3 シンクロナスフラッシュメモリ
10 コマンドデコーダ回路
A0〜A11 信号入力端子
ACTIVE アクティブコマンド
BA バンクアドレス入力端子
BUS バス
CLK クロック信号
COMCODE2 セットアップコマンド
DQ データ入出力端子
DQM 入力マスク端子
READ リードコマンド

Claims (20)

  1. データバスに接続された一の同期型メモリを、前記データバスに接続された他の同期型メモリを制御する第1コマンド群とは異なる第2コマンド群によって制御する同期型メモリにおいて、
    前記一の同期型メモリは、
    前記第1コマンド群を受信する第1コマンド受信部と、
    前記第1コマンド受信部によって受信した前記第1コマンド群の実行中に、前記第1コマンド群とは異なり前記一の同期型メモリに固有のコマンドを受信する第2コマンド受信部と、
    を備えることを特徴とする同期型メモリ。
  2. 前記第2コマンド受信部は、クロック信号に同期して、前記一の同期型メモリのコマンドが入力されない未入力信号端子によって、前記固有のコマンドを受信することを特徴とする請求項1に記載の同期型メモリ。
  3. 前記第1コマンド群は、アクティブコマンド及び前記アクティブコマンドに遅れて発行されるリードコマンド、または前記アクティブコマンド及び該アクティブコマンドに遅れて発行されるライトコマンドによってそれぞれ構成されると共に、
    前記固有のコマンドは、前記一の同期型メモリの記憶素子に対して書き込みを行うコマンドであるプログラムモード動作コマンドあるいは前記記憶素子に対して消去を行うコマンドであるイレースモード動作コマンドよって構成されることを特徴とする請求項2に記載の同期型メモリ。
  4. 前記第2コマンド受信部は、前記クロック信号に同期して、前記ライトコマンドの実行中に、前記未入力信号端子によって、前記プログラムモード動作コマンドあるいは前記イレースモード動作コマンドを受信することを特徴とする請求項3に記載の同期型メモリ。
  5. 前記ライトコマンドを受信した後に、前記クロック信号に同期して、前記ライトコマンドを受信してから前記記憶素子に書き込む書き込みデータを受信するまでのレイテンシを決定するレイテンシ回路を備えることを特徴とする請求項4に記載の同期型メモリ。
  6. 前記第2コマンド受信部は、前記クロック信号に同期して、前記アクティブコマンドの実行中に、前記未入力信号端子によって、前記プログラムモード動作コマンドあるいは前記イレースモード動作コマンドを受信することを特徴とする請求項3に記載の同期型メモリ。
  7. 前記第2コマンド受信部は、前記アクティブコマンドの実行中に、前記第1コマンド群を受信する前記クロック信号の第1エッジとは異なる該クロック信号の第2エッジに同期して、前記未入力信号端子によって、前記プログラムモード動作コマンドあるいは前記イレースモード動作コマンドを受信することを特徴とする請求項3に記載の同期型メモリ。
  8. 前記第1コマンド受信部は、前記アクティブコマンドを受信するアクティブコマンド受信部を備えると共に、前記記憶素子に印加する電圧を発生させる電圧発生部を備え、
    前記アクティブコマンド受信部によって受信した前記アクティブコマンドに基づいて、前記電圧発生部は、前記記憶素子に対する読み出しに必要な読み出し電圧を発生することを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の同期型メモリ。
  9. 前記第1コマンド受信部は、前記ライトコマンドを受信するライトコマンド受信部を備え、
    前記読み出し電圧の発生中に、前記ライトコマンド受信部が、前記ライトコマンドまたは前記第2コマンド受信部によって転送される前記固有のコマンドを受信したことを条件に、前記電圧発生部が発生する電圧を、前記記憶素子に対する書き込みに必要な書き込み電圧に変更する発生電圧変更部を備えることを特徴とする請求項8に記載の同期型メモリ。
  10. データバスに接続された一の同期型メモリを、前記データバスに接続された他の同期型メモリを制御する第1コマンド群とは異なる第2コマンド群によって制御する同期型メモリコントローラにおいて、
    前記同期型メモリコントローラは、
    クロック信号に応じ、前記第1コマンド群を発行すると共に、前記第1コマンド群の実行中に、前記第1コマンド群とは異なり前記一の同期型メモリに固有のコマンドを発行することを特徴とする同期型メモリコントローラ。
  11. 前記同期型メモリコントローラは、クロック信号に同期して、前記第1コマンド群の実行中に、前記一の同期型メモリのコマンドが入力されない未入力信号端子に対して、前記固有のコマンドを発行することを特徴とする請求項10に記載の同期型メモリコントローラ。
  12. 前記第1コマンド群は、アクティブコマンド及び前記アクティブコマンドに遅れて発行されるリードコマンド、または前記アクティブコマンド及び該アクティブコマンドに遅れて発行されるライトコマンドとによってそれぞれ構成されると共に、
    前記固有のコマンドは、前記一の同期型メモリの記憶素子に対して書き込みを行うコマンドであるプログラムモード動作コマンドあるいは前記記憶素子に対して消去を行うコマンドであるイレースモード動作コマンドによって構成されることを特徴とする請求項11に記載の同期型メモリコントローラ。
  13. 前記一の同期型メモリは、シンクロナス不揮発性メモリであり、前記他の同期型メモリは、シンクロナス揮発性メモリであることを特徴とする請求項12に記載の同期型メモリコントローラ。
  14. 前記同期型メモリコントローラは、前記クロック信号に同期して、前記ライトコマンドの実行中に、前記未入力信号端子に対して、前記プログラムモード動作コマンドあるいは前記イレース動作コマンドを発行することを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の同期型メモリコントローラ。
  15. 前記同期型メモリコントローラは、前記ライトコマンドを発行した後に、所定のレイテンシが経過したことを条件として、前記クロック信号に同期して、前記記憶素子に書き込む書き込むデータを発行することを特徴とする請求項14に記載の同期型メモリコントローラ。
  16. 前記同期型メモリコントローラは、前記クロック信号に同期して、前記アクティブコマンドの実行中に、前記未入力信号端子に対して、前記プログラムモード動作コマンドあるいは前記イレースモード動作コマンドを発行することを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の同期型メモリコントローラ。
  17. 前記同期型メモリコントローラは、前記アクティブコマンドの実行中に、前記第1コマンド群を受信する前記クロック信号の第1エッジとは異なる該クロック信号の第2エッジに同期して、前記未入力信号端子に対して、前記プログラムモード動作コマンドあるいは前記イレースモード動作コマンドを発行することを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の同期型メモリコントローラ。
  18. データバスに接続された一の同期型メモリを、前記データバスに接続された他の同期型メモリを制御する第1コマンド群とは異なる第2コマンド群によって制御する同期型メモリの制御方法において、
    前記第1コマンド群を受信する第1コマンド受信ステップと、
    前記第1コマンド受信ステップによって受信した前記第1コマンド群の実行中に、前記第1コマンド群とは異なり前記一の同期型メモリに固有のコマンドを受信する第2コマンド受信ステップと、
    を備えることを特徴とする同期型メモリの制御方法。
  19. 前記第1コマンド群は、アクティブコマンド及び前記アクティブコマンドに遅れて発行されるリードコマンド、または前記アクティブコマンド及び該アクティブコマンドに遅れて発行されるライトコマンドによってそれぞれ構成されると共に、
    前記固有のコマンドは、前記一の同期型メモリの記憶素子に対して書き込みを行うコマンドであるプログラムモード動作コマンドあるいは前記記憶素子に対して消去を行うコマンドであるイレースモード動作コマンドによって構成されることを特徴とする請求項18に記載の同期型メモリの制御方法。
  20. 前記第2コマンド受信ステップは、前記クロック信号に同期して、前記アクティブコマンドの実行を開始して前記ライトコマンドの実行中の間に、前記プログラムモード動作コマンドあるいは前記イレースモード動作コマンドを受信することを特徴とする請求項19に記載の同期型メモリの制御方法。
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