JP2008309909A - 画像形成装置および制御装置 - Google Patents

画像形成装置および制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008309909A
JP2008309909A JP2007155884A JP2007155884A JP2008309909A JP 2008309909 A JP2008309909 A JP 2008309909A JP 2007155884 A JP2007155884 A JP 2007155884A JP 2007155884 A JP2007155884 A JP 2007155884A JP 2008309909 A JP2008309909 A JP 2008309909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
scanning
start timing
timing
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007155884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5119755B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Oginoya
嘉章 萩野谷
Kosuke Kubota
浩介 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2007155884A priority Critical patent/JP5119755B2/ja
Publication of JP2008309909A publication Critical patent/JP2008309909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5119755B2 publication Critical patent/JP5119755B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

【課題】画像形成装置における露光位置の調整機構を安価な構成により実現する。
【解決手段】光源に対する画像データの出力タイミングを調整するための調整データを記憶する記憶部804と、所定のパターン画像の位置を検出する検出センサとを備え、光源に対する1走査線内での画像データの出力開始タイミングを記憶部804に記憶された調整データに基づいて設定し、1走査線内での画像データの出力終了タイミングを検出センサにて検出されたパターン画像の位置に関する情報に基づいて設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置および制御装置に関する。
プリンタや複写機等といった電子写真方式のカラー画像形成装置では、露光装置から各色毎にレーザ光が出射され、感光体を走査露光する。その際に、各色画像の位置を合わせるために、各色レーザ光についての各感光体上での露光位置の調整が行われる。
例えば特許文献1には、搬送ベルトの両端部2箇所に各色毎のレジストマークを形成して、それらを搬送ベルトの両端部2箇所それぞれに配置されたマーク検出器で検出し、その検出結果に基づいて各色レーザ光の露光位置の調整を行うことが記載されている。
特開平1−142567号公報
ここで一般に、レーザ光の露光位置の調整を全走査領域で精度よく合わせるには、感光体上での走査線の始点位置と終点位置との双方を調整することが効果的である。ところが、そのために走査線位置を検出する複数の検出手段を設けたり、検出手段を移動させるための機構を備えると、製造コストの上昇を招くという不都合があった。
本発明は、画像形成装置における露光位置の調整機構を安価な構成により実現することを目的とする。
請求項1に係る発明は、像保持体と、前記像保持体上を光源から出射された光束により走査露光する露光手段と、前記光源を画像データに基づいて駆動する駆動手段と、前記光源に対する前記駆動手段からの前記画像データの出力タイミングを調整するための調整データを記憶する記憶手段と、前記露光手段が前記光束を走査露光することで前記像保持体に形成された所定のパターン画像の位置を当該像保持体上または当該像保持体から当該パターン画像が転写された転写体上での位置として検出する検出手段とを備え、前記駆動手段は、前記光源に対する1走査線内での前記画像データの出力開始タイミングを前記記憶手段に記憶された前記調整データに基づいて設定し、1走査線内での当該画像データの出力終了タイミングを前記検出手段にて検出された前記パターン画像の位置に関する情報に基づいて設定して前記光源を駆動することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記記憶手段は、前記光束の走査中央部から走査開始点側の前記像保持体上での領域に形成された前記パターン画像に関する主走査方向の位置に基づいて求められた前記調整データを記憶することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記光源から前記像保持体に対して出射される前記光束の走査開始タイミングを検出する走査開始タイミング検出手段をさらに備え、前記駆動手段は、前記走査開始タイミング検出手段にて検出された前記走査開始タイミングに関する情報と前記調整データとに基づいて前記出力開始タイミングを設定し、前記光源を駆動することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記光源から前記像保持体に対して出射される前記光束の走査開始タイミングを検出する走査開始タイミング検出手段をさらに備え、前記記憶手段は、所定時に前記走査開始タイミング検出手段にて検出された前記走査開始タイミングに関する情報をさらに記憶し、前記駆動手段は、前記記憶手段に記憶された前記走査開始タイミングに関する情報と前記調整データとに基づいて前記出力開始タイミングを設定し、前記光源を駆動することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る画像形成装置にて、前記記憶手段は、所定の温度環境の下で前記走査開始タイミング検出手段にて検出された前記走査開始タイミングに関する情報を記憶したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記検出手段は、前記像保持体の前記光束の走査中央部から走査終点側の領域に形成された前記パターン画像の前記位置を検出することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記像保持体が複数配置され、前記露光手段は、前記複数の像保持体各々を当該複数の像保持体各々に対応して設けられた複数の前記光源から出射された光束により走査露光し、前記記憶手段は、前記駆動手段からの前記複数の光源各々に対する前記画像データの出力タイミングを調整するための前記調整データを記憶することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記像保持体が複数配置され、前記露光手段は、前記複数の像保持体各々を当該複数の像保持体各々に対応して設けられた複数の前記光源から出射された光束により走査露光し、前記記憶手段は、前記複数の像保持体における前記パターン画像に関する副走査方向の位置に基づいて求められた副走査方向の位置情報をさらに記憶し、前記駆動手段は、前記副走査方向の位置情報に基づいて前記複数の光源各々から出射される前記光束相互間に設定される時間差を調整して前記光源を駆動することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記検出手段を前記像保持体の軸方向端部位置に保持する保持手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、光源を画像データに基づいて駆動する駆動手段から当該光源への当該画像データの出力タイミングを調整するための調整データを記憶する記憶手段と、前記光源からの光束が走査露光されることで像保持体に形成された所定のパターン画像に関する当該像保持体上での位置または当該像保持体から当該パターン画像が転写された転写体上での位置に関する情報を取得する位置情報取得手段と、前記駆動手段から前記光源への1走査線内での前記画像データの出力開始タイミングを前記記憶手段に記憶された前記調整データに基づいて指示し、1走査線内での当該画像データの出力終了タイミングを前記位置情報取得手段にて取得された前記パターン画像の位置に関する情報に基づいて指示する指示手段とを備えたことを特徴とする制御装置である。
請求項11に係る発明は、請求項10に係る制御装置にて、前記記憶手段は、前記光束の走査中央部から走査開始点側の前記像保持体上での領域に形成された前記パターン画像に関する主走査方向の位置に基づいて求められた前記調整データを記憶することを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項10に係る制御装置にて、前記記憶手段は、複数の前記像保持体各々に対して前記光束を出射する複数の前記光源各々に対する前記画像データの出力タイミングを調整するための前記調整データを記憶することを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項10に係る制御装置にて、前記位置情報取得手段は、前記像保持体の前記光束の走査中央部から走査終点側の領域に形成された前記パターン画像の前記位置に関する情報を取得することを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項10に係る制御装置にて、前記光源から前記像保持体に対して出射される前記光束の走査開始タイミングに関する情報を取得する走査開始タイミング取得手段をさらに備え、前記記憶手段は、所定時に前記走査開始タイミング取得手段にて取得された前記走査開始タイミングに関する情報をさらに記憶し、前記指示手段は、前記記憶手段に記憶された前記走査開始タイミングに関する情報と前記調整データとに基づいて前記出力開始タイミングを指示することを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成装置における露光位置の調整機構を安価な構成により実現することができる。
本発明の請求項2によれば、光束の像保持体上での走査開始位置を位置調整用のパターン画像を形成せずに調整することができる。
本発明の請求項3によれば、画像データの出力開始タイミングを位置調整用のパターン画像を形成せずに設定することができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、走査開始タイミングが変動した場合にも走査開始位置の調整を精度良く行うことができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、温度環境が変動した場合にも走査開始位置の調整を精度良く行うことができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、出力終了タイミングの調整を精度良く行うことができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、複数の像保持体各々を露光する光束各々の走査開始タイミングのずれ量を低減することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、複数の像保持体各々を露光する複数の光束相互間の副走査方向のずれ量を低減することができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、記憶手段に記憶される調整データを算出する際に用いるパターン画像の位置の検出を正確に行うことができる。
本発明の請求項10によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成装置における露光位置の調整機構を安価な構成により実現することができる。
本発明の請求項11によれば、光束の像保持体上での走査開始位置を位置調整用のパターン画像を形成せずに調整することができる。
本発明の請求項12によれば、本発明を採用しない場合に比べて、複数の像保持体各々を露光する光束各々の走査開始タイミングのずれ量を低減することができる。
本発明の請求項13によれば、本発明を採用しない場合に比べて、出力終了タイミングの調整を精度良く行うことができる。
本発明の請求項14によれば、本発明を採用しない場合に比べて、走査開始タイミングが変動した場合にも走査開始位置の調整を精度良く行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであって、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部70、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部80、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3やスキャナ等の画像読取装置4等から受信した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部81、処理プログラムや画像データ等が記憶される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される主記憶部82、商用電源からの電力を所定の電圧に変換して各部に供給する電源部85を備えている。
画像形成プロセス部70は、4つの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10K(以下、「画像形成ユニット10」とも総称する)が上下方向(略鉛直方向)に一定の間隔で並列配置されている。画像形成ユニット10は、像保持体の一例としての感光体ドラム11、感光体ドラム11の表面を帯電する帯電ロール12、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する現像器13、転写後の感光体ドラム11表面を清掃するドラムクリーナ14を備えている。
そして、各画像形成ユニット10は、画像形成装置1本体に対して着脱自在に構成され、例えば現像器13内のトナーが消費されたり、感光体ドラム11が寿命に達した場合等には、画像形成ユニット10単位で交換される。
帯電ロール12は、アルミニウムやステンレス等の導電性の芯金上に、導電性弾性体層と導電性表面層とが順次積層されたロール部材で構成されている。そして、帯電電源(不図示)から帯電バイアス電圧の供給を受け、感光体ドラム11に対して従動回転しながら感光体ドラム11の表面を所定電位で一様に帯電する。
現像器13は、画像形成ユニット10それぞれにおいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を保持して、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する。
ドラムクリーナ14は、ウレタンゴム等のゴム材料により形成された板状部材を感光体ドラム11表面に接触させて、感光体ドラム11上に付着したトナーや紙粉等を除去する。
また、本実施の形態の画像形成装置1には、各画像形成ユニット10それぞれに配設された感光体ドラム11を露光する露光手段の一例としてのレーザ露光器20が設けられている。レーザ露光器20は、各色毎の画像データを画像処理部81から取得し、取得した各色画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光により、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11上をそれぞれ走査露光する。
さらに、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11と接触しながら移動するように、記録材(記録紙)である用紙Pを搬送する用紙搬送ベルト30が配置されている。用紙搬送ベルト30は、用紙Pを静電吸着するフィルム状の無端ベルトで形成されている。そして、上部側(排紙側)の駆動ロール32と下部側(給紙側)のアイドルロール33とに張り渡されて循環移動し、感光体ドラム11との間に用紙Pが略鉛直方向下方から上方に向けて搬送される用紙搬送路M1を形成している。
用紙搬送ベルト30の内側であって各感光体ドラム11と対向する位置には、それぞれ転写ロール31が配置されている。各転写ロール31は、感光体ドラム11との間に転写電界を形成することで、用紙搬送ベルト30に保持・搬送される用紙P上に、各画像形成ユニット10で形成された各色トナー像を順次転写する。さらに、用紙搬送ベルト30の外側であって各転写ロール31の下流側には、転写後の感光体ドラム11を除電する除電ランプ35が設けられている。
用紙搬送ベルト30の感光体ドラム11側の最上流部には、用紙搬送ベルト30を帯電する吸着ロール34が配置されている。用紙搬送ベルト30は、表面が吸着ロール34により所定電位に帯電されることで、用紙Pを安定的に静電吸着させる。
用紙搬送ベルト30が駆動ロール32に張り渡される領域の幅方向の一方の端部側位置には、レーザ露光器20の感光体ドラム11上での露光位置を調整する際に使用する検出手段の一例としての検出センサ60が配置されている。検出センサ60は、用紙搬送ベルト30上に形成された各色トナー像からなる位置補正用パターンの用紙搬送ベルト30上での位置を検出する。そして、検出した各色毎の位置補正用パターンについての位置データを制御部80に送信する。
本実施の形態の検出センサ60は、装置本体に対して着脱自在に構成されている。そして、レーザ露光器20に関する後段で説明する工場出荷前の調整を行う際には、用紙搬送ベルト30の一方の幅方向端部側位置から取り外され、他方の幅方向端部側位置に移動される。
また、用紙搬送ベルト30の各画像形成ユニット10が配置された領域とは反対側には、位置の検出が行われた後に用紙搬送ベルト30上に保持された位置補正用パターンを除去するためのベルトクリーナ36が設けられている。
また、用紙搬送路M1に沿って用紙搬送ベルト30の下流側には、用紙P上の未定着トナー像に対して熱および圧力による定着処理を施す定着器40が配置されている。
さらに、用紙搬送ベルト30以外の用紙搬送系として、給紙側に、用紙Pを収容する用紙収容部50、この用紙収容部50に収容された用紙Pを所定のタイミングで繰り出すピックアップロール51、ピックアップロール51により繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52、画像形成動作に合わせて用紙Pを用紙搬送ベルト30に送り出すレジストロール53が設けられている。
一方、排紙側には、定着器40にて定着処理された用紙Pを搬送する排紙ロール54、片面プリントの場合には用紙Pを装置本体上部に設けられた排紙部90に向けて排出し、両面プリントの場合には所定のタイミングで排紙部90に向けた回転方向から逆方向に反転することで、定着器40にて片面が定着された用紙Pを両面搬送路M2に向けて送り出す反転ロール55が配設されている。加えて、両面搬送路M2には、両面搬送路M2に沿って複数の搬送ロール56が設けられている。
本実施の形態の画像形成装置1においては、PC3や画像読取装置4等から入力された画像データは、画像処理部81によって所定の画像処理が施され、画像形成プロセス部70のレーザ露光器20に供給される。そして、画像形成プロセス部70の例えば黒(K)の画像形成ユニット10Kでは、感光体ドラム11表面が帯電ロール12により所定電位で一様に帯電され、さらにレーザ露光器20により黒色画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光で走査露光されて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器13により現像され、感光体ドラム11上には黒(K)のトナー像が形成される。画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおいても、同様にして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
一方、各画像形成ユニット10での各色トナー像の形成が開始されると、用紙収容部50から繰り出された用紙Pは、トナー像の形成タイミングに合わせてレジストロール53により用紙搬送ベルト30に供給される。用紙搬送ベルト30は、吸着ロール34により表面が所定電位に帯電される。それにより、用紙Pは用紙搬送ベルト30上に静電吸着され、図1の矢印方向に循環移動する用紙搬送ベルト30により、用紙搬送路M1に沿って搬送される。その途中で、転写ロール31により形成される転写電界によって各色トナー像が用紙P上に順次転写される。
各色トナー像が静電転写された用紙Pは、画像形成ユニット10Kの下流で用紙搬送ベルト30から剥離され、定着器40に搬送される。定着器40では、用紙P上の未定着トナー像が熱および圧力による定着処理を受けて用紙Pに定着される。各色トナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙部90に積載される。一方、両面プリント時には、両面搬送路M2を経由して再度の同様な画像形成動作が行われた後、排紙部90に積載されることとなる。
次に、本実施の形態のレーザ露光器20に関して行われる感光体ドラム11上での露光位置の調整について説明する。
まず、本実施の形態のレーザ露光器20の構成について説明する。図2は、本実施の形態のレーザ露光器20の概略構成を示す側面図である。図2に示したように、本実施の形態のレーザ露光器20は、例えば4つの半導体レーザからなる光源21と走査光学系とを備えている。走査光学系を構成する光学部材としては、光源21から出射されるレーザ光(光束)各々に対応して設けられた4つのコリメータレンズ22、シリンドリカルレンズ23、例えば正六角面体で形成された回転多面鏡(ポリゴンミラー)24、複数の折り返しミラー25、fθレンズ26を備えている。
また、レーザ露光器20に備えられた光源21および走査光学系は、保持部材の一例としてのハウジング27内に配置されている。そしてハウジング27には、各色レーザ光を感光体ドラム11に向けて出射する部分に、例えばガラス板からなる防塵ウィンドウ28が設けられている。それにより、光源21および走査光学系を構成する各種光学部材はハウジング27内に密封され、レーザ光の外部への漏洩や光源21および各種光学部材への埃等の付着を抑えている。
本実施の形態のレーザ露光器20では、光源21から出射された4つのレーザ光は、各コリメータレンズ22によって平行光に変換され、副走査方向にのみ屈折力(パワー)を持つシリンドリカルレンズ23により、ポリゴンミラー24の偏向反射面24aにて主走査方向に長い線像として結像される。そして、各レーザ光は、高速で定速回転するポリゴンミラー24の偏向反射面24aにより反射され、等角速度的に走査される。そして各レーザ光は、fθレンズ26を通過し、複数の折り返しミラー25により感光体ドラム11の表面に向けて方向を変えられながら、防塵ウィンドウ28から各画像形成ユニット10の感光体ドラム11の表面を走査露光する。
ここで、fθレンズ26は、4本のレーザ光各々の光スポットの走査速度を感光体ドラム11表面上で等速化する機能を有している。
また、上記したように、各光源21からの4本のレーザ光は、シリンドリカルレンズ23によりポリゴンミラー24の偏向反射面24aに線像として結像される。さらに、fθレンズ26は副走査方向に関して偏向反射面24aを物点として光スポットを感光体ドラム11の表面上に結像させる。それにより、レーザ露光器20の走査光学系は、偏向反射面24aの面倒れを補正する機能を有している。
また、本実施の形態のレーザ露光器20には、図2に示した光源21や走査光学系の他に、各色レーザ光の露光位置を調整するために用いるレーザ光検出系が設けられている。図3は、4本のレーザ光の中の1本のレーザ光を例として、各色レーザ光の露光位置の調整に用いられるレーザ光検出系を説明する図である。図3では、理解を容易とするため、折り返しミラー25の記載を省略している。
図3に示したように、本実施の形態のレーザ露光器20には、レーザ光検出系として、4本のレーザ光各々に対応して設けられた各レーザ光の走査開始タイミングを検出する走査開始タイミング検出手段の一例としての4つのSOS(Start of Scan)センサ(受光素子)291と4つの反射ミラー292、さらにはレーザ駆動回路29が備えられている。
なお、図3には、1本のレーザ光に関するレーザ光検出系の構成要素を記載しているが、他の3本のレーザ光に関しても同様の構成要素がそれぞれ設けられる。また、走査光学系の構成によっては、複数のレーザ光について共通のレーザ光検出系を用いてもよい。
4本のレーザ光各々は、感光体ドラム11表面上を走査露光するのに先立ち、反射ミラー292を介してSOSセンサ291に入射する。すなわち、SOSセンサ291には、各色レーザ光が感光体ドラム11の表面を走査する毎に、各走査線の最初のレーザ光が入射される。そして、SOSセンサ291は、レーザ光が感光体ドラム11の走査を開始するタイミング(走査開始タイミング)を走査線毎に検出し、各走査線の画像書き出しタイミングを同期させるための基準となる信号(以下、「SOS信号」と称する)を生成する。
SOSセンサ291は制御部80とレーザ駆動回路29とに接続されている。そして、通常の画像形成時には、生成したSOS信号をレーザ駆動回路29に送信する。一方、後段で述べる出力開始タイミング調整量を算出する際には、生成したSOS信号をレーザ駆動回路29および制御部80に送信する。
レーザ駆動回路29は、画像処理部81から所定の処理が施された各色画像データを取得する。そして、各光源21に対して、各色画像データに応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで出力する。すなわち、レーザ駆動回路29は、半導体レーザからなる光源21を駆動する駆動手段の一例である。なお、駆動手段は、単にレーザ駆動回路29だけで構成される場合に限定されない。レーザ駆動回路29に例えば制御部80、さらにはその他の機能部も含めて駆動手段を構成する場合も含まれる。
続いて、本実施の形態のレーザ露光器20に関する感光体ドラム11上での露光位置の調整について述べる。レーザ露光器20には、通常、上記の走査光学系やレーザ光検出系を構成する各種光学部材に、部品精度や組立て精度等のバラツキが存在する。また、画像形成動作中に機内昇温が発生することに起因して、各種光学部材の部品寸法や組立て位置、さらには光学性能やレーザ波長等に変動が生じる。そのため、各画像形成ユニット10において、各感光体ドラム11表面上での各色レーザ光が走査を開始する位置(走査開始点位置)や走査を終了する位置(走査終点位置)にバラツキが生じる。そのため、一般に走査開始点位置および走査終点位置を一致させるために、露光位置の調整が行われる。しかし、感光体ドラム11上での走査開始点位置と走査終点位置との双方を検出するには、走査開始点位置と走査終点位置との双方に検出手段を設けることが必要となる。その結果として、従来より、画像形成装置1の製造コストの低減に対する阻害要因となっていた。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1では、各色レーザ光の走査開始点位置に関しては、予め求めておいた位置調整データに基づきレーザ駆動回路29での各レーザ駆動信号の1走査線内における出力開始タイミングを調整することで、各色レーザ光の走査開始点位置のバラツキを低減している。
また、各色レーザ光の走査終点位置に関しては、走査終点位置に対応する位置の用紙搬送ベルト30上に所定の位置補正用パターンを形成し、位置補正用パターンの用紙搬送ベルト30上での主走査方向位置を検出する。そして、検出された位置補正用パターンの主走査方向位置に基づき、各レーザ駆動信号の1走査線内における出力終了タイミング(「印字幅」、「画像倍率」とも称する)を調整することで、各色レーザ光の走査終点位置のバラツキを低減している。
それにより、画像形成装置1に設置する、感光体ドラム11上での走査線の位置を検出する検出手段の数を最少限とすることで、画像形成装置1の製造コストの低廉化を図っている。
ここで図4は、制御部80におけるレーザ光の露光位置の調整を行う機能構成の一例を示したブロック図である。図4に示したように、本実施の形態の制御部80は、レーザ光の露光位置の調整を行う機能部として、SOSセンサ291からSOS信号の入力を受け付ける走査開始タイミング取得手段の一例としてのSOS信号入力部801、検出センサ60から位置補正用パターンに関する位置データの入力を受け付ける位置情報取得手段の一例としての位置データ入力部802を備えている。また、各光源21に対する画像データの出力開始タイミングに関する調整量(出力開始タイミング調整量)の算出等を行う演算部803、演算部803にて生成された出力開始タイミング調整量データ等を記憶する記憶手段の一例としての記憶部804、記憶部804に記憶された出力開始タイミング調整量データをレーザ駆動回路29に出力する調整データ出力部805、画像クロックを変更するための指示信号(画像クロック指示信号)をレーザ駆動回路29に出力する画像クロック指示信号出力部806を備えている。
ここで制御部80では、図示しないCPUがSOS信号入力部801、位置データ入力部802、演算部803、調整データ出力部805、画像クロック指示信号出力部806の各機能を実現するプログラムを主記憶部82から制御部80内のROM等に読み込んで各種処理を行う。
なお、上記した「画像クロック」とは、例えば画像データを記憶するメモリから画像データを読み出す際の基準となるクロックである。レーザ駆動回路29では、画像クロックを調整することで1走査線分の画像データの出力に要する時間の設定を変えることで、各レーザ駆動信号の出力終了タイミング(印字幅、画像倍率)の調整を行う。
引き続いて、各色レーザ光の走査開始点位置の調整について述べる。
本実施の形態のレーザ駆動回路29においては、各色画像データに応じたレーザ駆動信号の出力開始タイミングは次のように設定される。すなわち、制御部80は、後段で述べる調整データの一例としての出力開始タイミング調整量データを制御部80内に設けられた記憶部804に記憶している。そして、例えば画像形成装置1のメインスイッチがオンされた際に、制御部80はレーザ駆動回路29に対して記憶部804に記憶された出力開始タイミング調整量データをダウンロードする。したがって、制御部80は、出力開始タイミングの設定を指示する指示手段としても機能する。
レーザ駆動回路29は、制御部80から取得した出力開始タイミング調整量データをレーザ駆動回路29内に設けられた記憶手段(不図示)に記憶する。そして、画像形成時には、レーザ駆動回路29は、SOSセンサ291から取得したSOS信号と記憶手段に記憶された出力開始タイミング調整量データとに基づいて、各光源21に対するレーザ駆動信号の出力を開始するタイミング(出力開始タイミング)を設定する。
ここで、制御部80の記憶部804に記憶される出力開始タイミング調整量データについて説明する。本実施の形態の画像形成装置1においては、例えば画像形成装置1の工場出荷前に、制御部80により各光源21における出力開始タイミング調整量が算出されて、出力開始タイミング調整量データが記憶部804に記憶される。そして、出力開始タイミング調整量データが記憶部804に記憶された状態で、画像形成装置1は工場から出荷される。
本実施の形態の画像形成装置1が工場から完成品として出荷される際には、検出センサ60は、用紙搬送ベルト30が駆動ロール32に張り渡される領域に対向する位置であって、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11表面上での走査終点位置に対応する用紙搬送ベルト30の幅方向位置(これを、「第1の配置位置」とする)に配置される(後段の図12参照)。
これに対して、図5(検出センサ60が第1の配置位置から第2の配置位置に移動された状態を説明する図)に示したように、画像形成装置1の工場出荷前の時点で、検出センサ60は第1の配置位置から取り外される。そして、検出センサ60を各感光体ドラム11表面上でのレーザ光の走査開始点位置に対応する位置(これを、「第2の配置位置」とする)に移動させる。そして、第1の配置位置での検出センサ60と用紙搬送ベルト30との位置関係と同様の位置関係を保つように、検出センサ60は不図示の保持部材によって第2の配置位置に設置される。
なお、第2の配置位置にて検出センサ60を設置する方法としては、画像形成装置1の本体側に保持部材を設ける方法や、保持治具を用いる方法等が用いられる。また、検出センサ60を移動させる方法としては、手動で行う方法の他に、治具を用いて行ってもよい。さらに、本実施の形態では、第1の配置位置に設置される検出センサ60と、第2の配置位置に設置される検出センサ60とを同一のものを使用するが、第2の配置位置に設置されるものとして異なる検出手段を用いてもよい。
また、第2の配置位置は、走査開始点位置と走査終点位置との中間位置である走査中央部から走査開始点位置側の感光体ドラム11上での領域であれば、いずれの位置に設定してもよい。
そして、出力開始タイミング調整量データは、次のように生成される。まず、工場出荷前の例えば温度環境が所定の状態に維持された工場内で、検出センサ60が第2の配置位置に設置された画像形成装置1を動作させる。そして、各画像形成ユニット10により、所定のパターンの各色トナー像からなる位置補正用パターンを、第2の配置位置に対応する用紙搬送ベルト30上に形成する。第2の配置位置に設置された検出センサ60は、用紙搬送ベルト30上での位置補正用パターンそれぞれの位置を検出する。検出された位置補正用パターンの位置は、位置補正用パターンの位置データとして制御部80に送信される。制御部80では、位置データ入力部802が位置補正用パターンの位置データを取得し、演算部803に送る。
それと同時に、制御部80は、各SOSセンサ291から送られるSOS信号を受信する受信タイミングを検出する。具体的には、制御部80は、SOS信号入力部801が各SOSセンサ291からのSOS信号を取得する。そして、SOS信号の受信タイミングを示す情報を演算部803に送る。演算部803は、黒色レーザ光でのSOS信号の受信タイミングを基準信号とし、基準信号と各色レーザ光でのSOS信号の受信タイミングとの相対的な時間差Tk1(黒),Tc1(シアン),Tm1(マゼンタ),Ty1(イエロー)を算出する(後段の図6参照)。そして、この時間差Tk1(=0),Tc1,Tm1,Ty1は、走査開始タイミングに関する情報の一例として、例えば温度環境が所定の状態に維持された状態での画像形成装置1の初期設定時における各SOS信号の基準時間として記憶部804に記憶される。
ここでの各SOS信号の基準時間Tk1,Tc1,Tm1,Ty1の算出は、例えば制御部80内の基準クロックをカウントすることで行われる。すなわち、制御部80の演算部803では、レーザ駆動回路29から基準信号(ここでは黒色レーザ光のSOS信号)を取得することにより基準クロックによるカウント動作が開始され、各SOS信号を受信するまでにカウントされた基準クロック数から基準時間Tk1,Tc1,Tm1,Ty1をそれぞれ算出する。そして、基準時間Tk1,Tc1,Tm1,Ty1が走査開始タイミングに関する情報の一例として記憶部804に記憶される。
ここでの各SOS信号の基準時間は、後段で述べる画像形成動作中でのSOS信号の出力タイミングのずれを調整するために使用される。
なお、基準信号は、各SOS信号の受信タイミングとの間の時間差Tk1,Tc1,Tm1,Ty1を算出する際の基準となるものであれば、いかなる信号であってもよい。例えば、イエロー色レーザ光でのSOS信号の受信タイミングを基準信号としてもよい。
図6は、工場出荷前の初期設定時における各色レーザ光のSOS信号の受信タイミングとレーザ駆動信号(画像信号)の出力開始タイミングとを説明するタイミングチャートを示した図である。
上記したように、レーザ露光器20の走査光学系やレーザ光検出系を構成する各種光学部材には、部品精度や組立て精度等にバラツキが存在する。そのため、図6に示したように、レーザ駆動回路29において各SOSセンサ291からSOS信号が受信されるタイミング(基準時間Tk1,Tc1,Tm1,Ty1)は、各色レーザ光毎に異なる固有の値を有している。それに対して、レーザ駆動回路29においてSOS信号の受信タイミングから各画像信号が出力されるまでの時間Tk2,Tc2,Tm2,Ty2については、画像形成装置1の初期設定時には同一の時間(設計値)が設定されている。すなわち、設計値としてのTk2=Tc2=Tm2=Ty2が設定されている。そのために、それぞれ固有の値を有する基準時間Tk1,Tc1,Tm1,Ty1が影響して、各色レーザ光における画像信号が出力されるタイミングにずれが生じる。その結果として、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11表面上での走査開始点位置にバラツキが生じる。
図7は、初期設定時における各感光体ドラム11表面上での走査開始点位置のバラツキを説明する図である。図7に示したように、各SOSセンサ291でのSOS信号が受信されるタイミング(基準時間Tk1,Tc1,Tm1,Ty1)がそれぞれ固有の値を有し、かつ、画像信号が出力されるまでの時間がTk2=Tc2=Tm2=Ty2に設定されていることから、各感光体ドラム11表面上での走査開始点位置にはずれが生じる。例えば、用紙P上での黒色レーザ光の走査開始点位置を走査開始点側の基準位置と仮定すれば、シアン色レーザ光、マゼンタ色レーザ光、およびイエロー色レーザ光では、用紙P上においてそれぞれ△Dc,△Dm,△Dyの位置ずれ量が発生する。そして、これらの位置ずれ量△Dc,△Dm,△Dyが画像上での色ずれ等を引き起こすこととなる。
このシアン色レーザ光、マゼンタ色レーザ光、およびイエロー色レーザ光での位置ずれ量△Dc,△Dm,△Dyは、図6のタイミングチャート上において、それぞれ画像信号の出力開始タイミングの時間ずれ量として表れる。すなわち、各色レーザ光の画像信号の出力開始タイミングの時間ずれ量は、用紙P上での位置ずれ量△Dc,△Dm,△Dyに対応して、シアン色レーザ光では△Tc2、マゼンタ色レーザ光では△Tm2、イエロー色レーザ光では△Ty2となる。なお、図6では、黒色レーザ光における画像信号の出力開始タイミング(用紙P上での走査開始点側基準位置)のタイミングチャート上での位置を「SOS(Start of Scan)側基準」として破線で示している。
一方、上記した第2の配置位置の検出センサ60から送信された位置補正用パターンの位置データを取得した制御部80では、演算部803が各色の位置補正用パターンの位置データに基づいて、黒色の位置補正用パターンを基準とした各色の位置補正用パターンの位置ずれ量を算出する。算出された位置補正用パターンの位置ずれ量は、上記した図7の位置ずれ量△Dc,△Dm,△Dyに相当するものである。そして、制御部80では、算出した位置ずれ量(後述する図11での45°傾斜パターンLK,LC,LM,LYでのずれ量L1,L2,L3)に基づいて、図6のタイミングチャートに示した各色レーザ光での画像信号の出力開始タイミングの時間ずれ量△Tc2,△Tm2,△Ty2を算出する。
すなわち、制御部80の演算部803は、算出した各色の位置補正用パターンの位置ずれ量とレーザ光の感光体ドラム11表面での走査速度とに基づいて、画像信号の出力開始タイミングに関する時間ずれ量△Tc2,△Tm2,△Ty2を、調整データの一例としての出力開始タイミング調整量データ△Tk2,△Tc2,△Tm2,△Ty2として求める。出力開始タイミング調整量データを求めるに際しては、例えば感光体ドラム11と用紙搬送ベルト30との間の構成上の位置関係等が加味される。そして、求めた出力開始タイミング調整量データ△Tk2,△Tc2,△Tm2,△Ty2を記憶部804に記憶する。なお、本実施の形態では、黒色レーザ光での画像信号の出力開始タイミングを基準として設定していることから、黒色レーザ光に関する出力開始タイミング調整量データは、△Tk2=0である。
画像形成装置1が市場にて実際に稼動する場合には、レーザ駆動回路29は、制御部80の記憶部804から出力開始タイミング調整量データ△Tk2(=0),△Tc2,△Tm2,△Ty2を取得する。例えば画像形成装置1のメインスイッチがオンされた際に、調整データ出力部805からレーザ駆動回路29にダウンロードされる。そして、レーザ駆動回路29は、出力開始タイミング調整量データ△Tk2,△Tc2,△Tm2,△Ty2に基づいて、実際のSOS信号の受信タイミングから各画像信号が出力されるまでの時間Tk2,Tc2,Tm2,Ty2を調整して、各色レーザ光の走査開始点位置のずれ量を低減する。
具体的には、調整された後の各レーザ駆動信号が出力されるまでの時間(調整後時間)をTk2´,Tc2´,Tm2´,Ty2´とすると、レーザ駆動回路29は、以下の(1)〜(4)式の演算により調整後時間Tk2´,Tc2´,Tm2´,Ty2´を算出する。なお、ここでは、レーザ光の走査方向への調整量を正とする。
Tk2´=Tk2 …(1)
Tc2´=Tc2+△Tc2 …(2)
Tm2´=Tm2+△Tm2 …(3)
Ty2´=Ty2+△Ty2 …(4)
レーザ駆動回路29は、SOS信号の受信タイミングから各レーザ駆動信号が出力されるまでの時間を調整後時間Tk2´,Tc2´,Tm2´,Ty2´に設定変更する。
図8は、レーザ駆動回路29において、各画像信号が出力されるタイミングが調整後時間Tk2´,Tc2´,Tm2´,Ty2´に設定された状態のタイミングチャートを示した図である。図8に示したように、調整後時間Tk2´,Tc2´,Tm2´,Ty2´を用いることで、各画像信号の出力開始タイミングのずれが調整される。それにより、図9(調整後の各感光体ドラム11表面上での走査開始点位置を説明する図)に示したように、各画像形成ユニット10において生じる走査開始点位置のずれ量が低減される。
ここで、第2の配置位置に設置された検出センサ60が位置補正用パターンの位置データを生成する手順について説明しておく。
まず、制御部80は、各画像形成ユニット10に対して所定のパターンの各色トナー像からなる位置補正用パターンの形成を指示する。また、検出センサ60に対して用紙搬送ベルト30上に転写された位置補正用パターンの用紙搬送ベルト30上での位置を検出するように指示する。
図10は、本実施の形態の検出センサ60の構成の一例を示した図である。図10に示したように、検出センサ60は、用紙搬送ベルト30の幅方向(用紙搬送ベルト30の移動方向と直交する方向)に沿って光を出射する例えばLED等の発光素子61、発光素子61から出射された光の用紙搬送ベルト30での反射光を受光する例えばフォトダイオード等からなる受光素子63、用紙搬送ベルト30からの反射光を受光素子63に集光する集光レンズ62で構成されている。すなわち、本実施の形態の検出センサ60では、発光素子61から用紙搬送ベルト30の幅方向に沿って光を出射し、用紙搬送ベルト30上に保持された位置補正用パターンから幅方向に沿って反射された光を集光レンズ62で受光素子63に集光する。そして、受光素子63にて受光した光によって位置補正用パターンの用紙搬送ベルト30上での位置を検出する。検出された位置補正用パターンの位置は、位置補正用パターンの位置データとして制御部80に送信される。
なお、受光素子63としては、フォトダイオード等のほか、位置検出素子(PSD:Position Sensitive Detector)を用いることもできる。PSDは、0.1μsec程度の高速のレスポンスで数μm単位での測定を行うことから、位置補正用パターンの検出には好適である。
また、本実施の形態の検出センサ60は、用紙搬送ベルト30上に転写された位置補正用パターンの用紙搬送ベルト30上での位置を検出するが、感光体ドラム11において位置補正用パターンの感光体ドラム11上での位置を検出するように構成してもよい。
図11は、位置補正用パターンの一例を示した図である。本実施の形態の各画像形成ユニット10では、図11に示したような位置補正用パターンが形成される。
図11に示したように、画像形成ユニット10Kは、本実施の形態において各色レーザ光の走査開始点位置を一致させる際の基準となる黒の平行パターンPKと45°傾斜パターンLKとを形成する。また、画像形成ユニット10Cは、シアンの平行パターンPCと45°傾斜パターンLCとを形成する。画像形成ユニット10Mは、マゼンタの平行パターンPMと45°傾斜パターンLMとを形成する。画像形成ユニット10Yは、イエローの平行パターンPYと45°傾斜パターンLYとを形成する。なお、各画像形成ユニット10では、図11に示した順番で位置補正用パターンが形成されるように画像形成タイミングが制御される。
走査開始点位置のずれ量の調整には、45°傾斜パターンLK,LC,LM,LYが用いられる。すなわち、後述する平行パターンPK,PC,PM,PYを用いた各色レーザ光の走査線の副走査方向における位置調整が行われた後、検出センサ60は、受光素子63によって、45°傾斜パターンLK,LC,LM,LYそれぞれの用紙搬送ベルト30幅方向の位置を検出する。そして、検出された位置を主走査方向の位置データとして制御部80に送る。制御部80は、45°傾斜パターンLKの幅方向位置を基準として、45°傾斜パターンLC,LM,LYそれぞれのずれ量を算出する。すなわち、図11に示したように、45°傾斜パターンLKと45°傾斜パターンLCとのずれ量L1、45°傾斜パターンLKと45°傾斜パターンLMとのずれ量L2、45°傾斜パターンLKと45°傾斜パターンLYとのずれ量L3を算出する。そして、制御部80は、算出されたこれらのずれ量L1,L2,L3を、レーザ光の感光体ドラム11表面上での走査速度等を用いて時間に換算することで、出力開始タイミング補正量データ△Tk2,△Tc2,△Tm2,△Ty2を算出する。
なお、算出された45°傾斜パターンLK,LC,LM,LYでのずれ量L1,L2,L3は、上記した図7に示した位置ずれ量△Dc,△Dm,△Dyに対応するものである。
引き続いて、各色レーザ光の走査終点位置の調整について述べる。
本実施の形態の画像形成装置1においては、画像形成装置1が工場から出荷される段階では、検出センサ60は、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11表面上での走査終点位置に対応する用紙搬送ベルト30の幅方向位置(第1の配置位置)に不図示の固定部材によって固定される。なお、第1の配置位置は、走査開始点位置と走査終点位置との中間位置である走査中央部から走査終点位置側の感光体ドラム11上での領域であれば、いずれの位置に設定してもよい。
そして、本実施の形態の画像形成装置1では、装置の立ち上げ時や画像形成動作中における所定のインターバル(時間間隔やプリント枚数等)で、各レーザ駆動信号の出力終了タイミング(印字幅、画像倍率)を調整して、各色レーザ光の走査終点位置のバラツキを低減している。
本実施の形態の画像形成装置1における各レーザ駆動信号の出力終了タイミングの調整は、例えば画像形成動作と画像形成動作との間の非画像形成動作中に行われる。ここで図12は、第1の配置位置に設置された検出センサ60が位置補正用パターンの用紙搬送ベルト30上での位置を検出する状態を示した図である。各レーザ駆動信号の出力終了タイミングの調整時には、第1の配置位置に対応する用紙搬送ベルト30上に、図11に示した各色トナー像からなる位置補正用パターンが形成される。そして、位置補正用パターンの用紙搬送ベルト30上での位置を第1の配置位置に設置された検出センサ60により検出する。検出された位置補正用パターンの位置は、位置補正用パターンの位置データとして制御部80に送信される。
各レーザ駆動信号の出力終了タイミングの調整に際しては、後述する平行パターンPK,PC,PM,PYを用いた各色レーザ光の走査線の副走査方向における位置調整が行われた後、検出センサ60は、受光素子63によって、45°傾斜パターンLK,LC,LM,LYそれぞれの用紙搬送ベルト30幅方向の位置を検出する。そして、検出された位置を各色レーザ光の走査終点位置での主走査方向の位置データとして制御部80に送る。制御部80は、45°傾斜パターンLKの幅方向位置を基準として、45°傾斜パターンLC,LM,LYそれぞれのずれ量を算出する。すなわち、図11に示したように、45°傾斜パターンLKと45°傾斜パターンLCとの位置ずれ量L1、45°傾斜パターンLKと45°傾斜パターンLMとの位置ずれ量L2、45°傾斜パターンLKと45°傾斜パターンLYとの位置ずれ量L3を算出する。
ここで図13は、走査終点位置調整前の各色レーザ光のSOS信号の受信タイミングと画像信号の出力終了タイミングTk3,Tc3,Tm3,Ty3とを説明するタイミングチャートを示した図である。図13では、画像信号の出力終了タイミングTk3,Tc3,Tm3,Ty3を各色レーザ光のSOS信号からの時間として表している。
上記したように、レーザ露光器20の走査光学系やレーザ光検出系を構成する各種光学部材には、部品精度や組立て精度等にバラツキが存在する。また、画像形成動作中に機内昇温が発生することに起因して、各種光学部材の部品寸法や組立て位置、さらには光学性能やレーザ波長等に変動が生じる。そのため、図13に示したように、レーザ駆動回路29において画像信号の出力が開始されてから停止するまでの感光体ドラム11表面上での印字幅(画像倍率)は、各色レーザ光で異なるものとなる。その結果として、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11表面上での走査終点位置にバラツキが生じる。
ここで、図13に示した「EOS(End of Scan)側基準」は、黒色レーザ光の走査終点位置に対応する各色感光体ドラム11表面上での位置を各色レーザ光が通過するタイミングチャート上の位置として表したものである。それにより、例えば黒色レーザ光の走査終点位置を基準とした場合の各色レーザ光の走査終点位置のずれは、図13のタイミングチャート上では、画像信号の出力終了タイミングTk3,Tc3,Tm3,Ty3とEOS側基準との時間差として現れる。すなわち、各色レーザ光の走査終点位置のずれは、画像信号の出力終了タイミングとして、シアン色レーザ光では△Tc3、マゼンタ色レーザ光では△Tm3、イエロー色レーザ光では△Ty3だけの時間ずれ量となる。
一方、図13のタイミングチャートに示した各色レーザ光での時間ずれ量△Tc3,△Tm3,△Ty3は、制御部80の演算部803にて算出された各色の位置補正用パターンのずれ量L1,L2,L3に対応している。
そこで、演算部803は、算出した各色の位置補正用パターンのずれ量L1,L2,L3とレーザ光の感光体ドラム11表面での走査速度とに基づいて、画像信号の出力終了タイミングTk3,Tc3,Tm3,Ty3に関する調整量データ△Tk3,△Tc3,△Tm3,△Ty3を求める。出力終了タイミングに関する調整量データを求めるに際しては、例えば感光体ドラム11と用紙搬送ベルト30との間の構成上の位置関係等が加味される。なお、本実施の形態では、黒色レーザ光での画像信号の出力終了タイミングを基準として設定していることから、黒色画像信号の出力終了タイミングに関する調整量データは△Tk3=0である。
演算部803は、調整量データ△Tk3,△Tc3,△Tm3,△Ty3に基づいて、画像信号の出力終了タイミングTk3,Tc3,Tm3,Ty3とEOS側基準との時間差が“0”となる画像クロックを算出する。そして、画像クロックを変更するための指示信号(画像クロック指示信号)をレーザ駆動回路29に出力する。したがって、制御部80は、出力終了タイミングの設定を指示する指示手段としても機能する。レーザ駆動回路29は、画像クロック指示信号に対応した画像クロックで画像信号を出力する。
図14は、レーザ駆動回路29において、画像クロックが調整された状態のタイミングチャートを示した図である。図14に示したように、1走査線分の画像信号の出力に要する時間が調整(倍率補正)されることで、各画像信号の出力終了タイミングは、出力終了タイミングTk3´,Tc3´,Tm3´,Ty3´に設定される。それにより、出力終了タイミングTk3´,Tc3´,Tm3´,Ty3´のずれが調整され、各画像形成ユニット10において生じる走査終点位置のずれ量が低減される。
なお、画像クロックの調整に際しては、画像クロックの周波数を変化させる方法や、位相をずらす方法が用いられる。
また、印字幅の調整を行うに際しては、画像処理部81において画像信号の間引きや補間を行ってもよい。
ここで、各色レーザ光の走査線の副走査方向における位置調整を説明しておく。各色レーザ光の副走査方向の位置調整を行う際には、検出センサ60では、受光素子63によって平行パターンPK,PC,PM,PYそれぞれの用紙搬送ベルト30上での位置を検出して、検出された位置を副走査方向位置データとして制御部80に送る。制御部80は、例えば副走査方向位置データが送信されるタイミングを用いて、平行パターンPKを基準として他の各色平行パターンPC,PM,PYが検出センサ60を通過するタイミングの時間間隔を算出する。すなわち、図11に示したように、平行パターンPKの通過タイミングと平行パターンPCの通過タイミングとの時間間隔P1、平行パターンPKの通過タイミングと平行パターンPMの通過タイミングとの時間間隔P2、平行パターンPKの通過タイミングと平行パターンPYの通過タイミングとの時間間隔P3をそれぞれ算出する。そして、制御部80は、算出されたこれらの時間間隔に基づいて、それぞれの各画像形成ユニット10におけるレーザ露光器20からのレーザ光の副走査方向の露光位置相互間の調整を行う。
上記のようにして、本実施の形態の画像形成装置1では、1個の検出センサ60を用いて、レーザ露光器20に関する感光体ドラム11上での主走査方向および副走査方向の露光位置の調整が行われる。
ところで、レーザ露光器20の走査光学系やレーザ光検出系を構成する各種光学部材には、画像形成動作中に機内昇温が発生することに起因して、部品寸法や組立て位置の変動、さらには光学性能やレーザ波長等の変動が生じる。そのため、各SOSセンサ291でのSOS信号の出力タイミングにずれが生じる場合がある。その場合には、画像信号の出力開始タイミングとSOS側基準とのずれを調整するための調整後時間Tk2´,Tc2´,Tm2´,Ty2´を用いても、画像信号の出力開始タイミングにずれが発生する。
また、同様の理由に起因して、レーザ駆動回路29において画像信号の出力が開始されてから停止するまでの感光体ドラム11表面上での印字幅(画像倍率)も変動する。
図15は、SOS信号の出力タイミングのずれと印字幅の変動が生じた場合のタイミングチャートを示した図である。図15に示したように、SOS信号の出力タイミングのずれと印字幅の変動が生じた場合には、画像信号の出力開始タイミングとSOS側基準とのずれ、および画像信号の出力終了タイミングとEOS側基準とのずれの双方が発生する。
そこで、例えば画像形成装置1の機内温度またはレーザ露光器20内の温度が所定の温度を超えた場合には、制御部80は、記憶部804に記憶された画像形成装置1の初期設定時(所定の温度環境下)での各SOS信号の基準時間Tk1(=0),Tc1,Tm1,Ty1をレーザ駆動回路29に送る。
レーザ駆動回路29は、各SOSセンサ291から送信されるSOS信号を基準時間Tk1,Tc1,Tm1,Ty1に基づいて補正する処理を行う。そして、補正されたSOS信号(補正SOS信号)を基準として、調整後時間Tk2´,Tc2´,Tm2´,Ty2´を用いて画像信号を出力する。そのため、SOS信号の出力タイミングにずれが生じた場合にも、画像形成装置1の初期設定時と同様のタイミングで画像信号が出力される。それにより、画像信号の出力開始タイミングとSOS側基準とのずれが低減される。
また、各画像信号の出力終了タイミングTk3,Tc3,Tm3,Ty3の調整に関しては、上記したのと同様に、検出センサ60からの位置補正用パターンの位置データによる調整が行われる。それにより、画像信号の出力終了タイミングとEOS側基準とのずれが低減される。
なお、この場合に、制御部80は、記憶部804に記憶された画像形成装置1の初期設定時における各SOS信号の基準時間Tk1,Tc1,Tm1,Ty1を予めレーザ駆動回路29にダウンロードしておき、実際に検出されたSOS信号の受信タイミングが各SOS信号の基準時間からずれた場合に、上記の調整処理を行うように構成してもよい。
図16は、補正SOS信号を基準として画像信号の出力開始タイミングと出力終了タイミングとを定めた場合のタイミングチャートを示した図である。図16に示したように、各SOSセンサ291から送信されるSOS信号のずれや印字幅の変動が生じた場合にも、画像信号の出力開始タイミングとSOS側基準とのずれ、および画像信号の出力終了タイミングとEOS側基準とのずれが低減される。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1においては、レーザ駆動回路29での各レーザ駆動信号の出力開始タイミングについては、予め記憶部804に記憶された各光源21における出力開始タイミングに関する調整量に基づく調整を行う。また、各レーザ駆動信号の出力終了タイミングについては、検出センサ60からの位置補正用パターンの位置データに基づく調整を行う。
それにより、位置補正用パターンの検出手段を最少限の数だけ設けることで露光位置の調整を行うことが可能となり、露光装置における露光位置調整機構の低廉化が図られる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、各レーザ光の主走査方向の出力開始タイミングについて、予め記憶部804に記憶された各光源21における出力開始タイミングに関する調整量に基づく調整を行う構成について説明した。本実施の形態では、各レーザ光の副走査方向の出力開始タイミングについても、同様に、予め記憶部804に記憶された各光源21における出力開始タイミングに関する調整量に基づく調整を行う構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
本実施の形態のレーザ駆動回路29においては、各画像形成ユニット10における用紙P上での書き出しタイミングを設定する同期信号(Vsync)の出力タイミングを次のように設定する。すなわち、制御部80は、後段で述べる調整データの一例としてのVsync出力タイミング調整量データを制御部80内に設けられた記憶手段の一例としての記憶部804に記憶している。そして、制御部80は、Vsyncの出力タイミングを調整する。
レーザ駆動回路29は、画像形成時には、調整されたVsync(調整Vsync)を制御部80から取得する。そしてレーザ駆動回路29は、SOSセンサ291から取得したSOS信号と制御部80から取得した調整Vsyncとに基づいて、用紙P上での書き出しを開始する。
図17は、各画像形成ユニット10での書き出しタイミングを設定するVsyncと各色画像形成領域との関係を表すタイミングチャートを示した図である。図17に示したように、各画像形成ユニット10のレーザ駆動回路29では、各画像形成ユニット10が用紙搬送ベルト30に沿って異なる位置に配置されていることから、各画像形成ユニット10に対する各Vsyncが出力された後の最初のSOS信号により、画像信号の出力開始タイミングが設定される。
すなわち、制御部80では、用紙搬送ベルト30の搬送方向上流側に位置する画像形成ユニット10から順に画像形成が行われるように、所定の基準信号(トリガ信号)を基準として、トリガ信号から所定時間後に各画像形成ユニット10へのVsyncが出力される。ここでTVy1<TVm1<TVc1<TVk1として、トリガ信号から時間TVy1後にイエロー(Y)のVsyncが出力され、同様に、トリガ信号から時間TVm1後にマゼンタ(M)のVsync、トリガ信号から時間TVc1後にシアン(C)のVsync、トリガ信号から時間TVk1後に黒(K)のVsyncが出力される。そして、各画像形成ユニット10では、Vsyncを受けることで例えば図8に示したような画像信号の出力が開始される。なお、図17では、各画像形成ユニット10に対して画像信号が出力されるタイミングチャート上での領域を、各色画像形成領域と表現している。
ところが、画像形成装置1には、各画像形成ユニット10の用紙搬送ベルト30搬送方向における配置位置のバラツキや各画像形成ユニット10内の構成要素に関する配置位置のバラツキ等が存在する。そのため、通常、画像形成時の所定のタイミングで、図11に示した平行パターンPK,PC,PM,PYを用いて、Vsyncの出力タイミングを基準とする各色レーザ光の副走査方向の位置調整を行っている。しかし、平行パターンPK,PC,PM,PYを用いる副走査方向の位置調整には所定の時間を要するため、画像生産性を低下させる要因の一つとなっている。
そこで、実施の形態の画像形成装置1では、Vsyncの出力タイミングを調整するためのVsync出力タイミング調整量データを制御部80内に設けられた記憶部804に記憶しておく。そして、画像形成時には、制御部80は、記憶手段に記憶されたVsync出力タイミング調整量データに基づいてVsyncの出力タイミングを調整する。そして、レーザ駆動回路29は、SOSセンサ291から取得したSOS信号と制御部80から取得した調整Vsyncとに基づいて、用紙P上での副走査方向の書き出しタイミングを設定する。それにより、画像形成時での各色レーザ光の副走査方向の位置調整を簡略化し、画像生産性の低下を抑制している。
本実施の形態の画像形成装置1では、Vsync出力タイミング調整量データを生成するため、走査開始タイミング検出手段の一例としての各SOSセンサ291として、例えば位置検出素子(PSD)のような2次元方向のレーザ光の位置を検出できるセンサを用いる。そして、各SOSセンサ291により、主走査方向へのレーザ光の通過タイミングに加えて、副走査方向のレーザ光の通過位置に関するデータ(副走査方向位置データ)を検出する。
ここで図18および図19は、位置検出素子(PSD)以外の2次元方向のレーザ光の位置を検出できるセンサの一例を示した図である。図18では、SOSセンサ291として、副走査方向に沿って主走査方向の長さが長くなる三角形状に形成されたフォトダイオードを用いた構成である(図18(a))。このような構成により、図18(b)のように、フォトダイオードを通過するレーザ光の位置(a,b,c)に応じてSOSセンサ291からの信号の出力時間が異なることにより、出力波形が異なる信号が得られる。それにより、各走査線の副走査方向位置を検出する。
なお、フォトダイオードを用いるSOSセンサ291としては、フォトダイオード自体を正方形等のような副走査方向に沿って主走査方向の長さが同一である形状とし、副走査方向に沿って主走査方向の長さが長くなる三角形状に形成された開口を有するマスクにより、フォトダイオード表面を覆うようにして構成してもよい。
また、図19では、SOSセンサ291として、副走査方向に沿ってライン状に配列されたラインCCD(Charge Coupled Devices)を用いた構成である(図19(a))。このような構成により、図19(b)のように、ラインCCDを通過するレーザ光の位置(a,b,c)に従って、SOSセンサ291からの出力タイミングが異なる出力信号が得られる。それにより、各走査ラインの副走査方向位置を検出する。
このようなSOSセンサ291により、主走査方向だけでなく、副走査方向のレーザ光の通過位置も検出する。
一方、上記したように、画像形成装置1の工場出荷前の時点で、検出手段の一例としての検出センサ60を第2の配置位置に移動させ、不図示の保持部材によって第2の配置位置に設置する。そして、Vsync出力タイミング調整量データは、次のように生成される。
まず、工場出荷前の例えば温度環境が所定の状態に維持された工場内で、検出センサ60が第2の配置位置に設置された画像形成装置1を動作させる。そして、各画像形成ユニット10により、例えば図11に示した位置補正用パターンを、第2の配置位置に対応する用紙搬送ベルト30上に形成する。第2の配置位置に設置された検出センサ60は、位置補正用パターンの中の平行パターンPK,PC,PM,PYそれぞれの用紙搬送ベルト30上での位置を検出して、検出された位置を副走査方向位置データとして制御部80に送る。制御部80は、例えば副走査方向位置データが送信されるタイミングを用いて、平行パターンPKを基準として他の各色平行パターンPC,PM,PYが検出センサ60を通過するタイミングの時間間隔を算出する。
すなわち、図11に示したように、平行パターンPKの通過タイミングと平行パターンPCの通過タイミングとの時間間隔P1、平行パターンPKの通過タイミングと平行パターンPMの通過タイミングとの時間間隔P2、平行パターンPKの通過タイミングと平行パターンPYの通過タイミングとの時間間隔P3をそれぞれ算出する。そして、制御部80は、算出されたこれらの時間間隔と用紙搬送ベルト30の搬送速度とに基づいて、Vsyncの出力タイミングに関する時間ずれ量△TVy1,△TVm1,△TVc1,△TVk1を、調整データの一例としてのVsync出力タイミング調整量データ△TVy1,△TVm1,△TVc1,△TVk1として求める。Vsync出力タイミング調整量データを求めるに際しては、例えば各画像形成ユニット10と用紙搬送ベルト30との間の構成上の位置関係等が加味される。そして、求めたVsync出力タイミング調整量データ△TVy1,△TVm1,△TVc1,△TVk1を記憶部804に記憶する。なお、本実施の形態では、黒色画像形成ユニット10Kに対するVsyncの出力タイミングを基準(副走査位置基準)として設定していることから、黒色画像形成ユニット10Kに関するVsync出力タイミング調整量データは、△TVk1=0である。
図20は、平行パターンPCの通過タイミングに関する時間間隔P1、平行パターンPMの通過タイミングに関する時間間隔P2、および平行パターンPYの通過タイミングに関する時間間隔P3と、用紙搬送ベルト30の搬送速度とに基づいて算出された、Vsyncの出力タイミングに関する時間ずれ量△TVy1,△TVm1,△TVc1,△TVk1を示した図である。
図20に示した時間ずれ量△TVy1,△TVm1,△TVc1,△TVk1が、検出センサ60にて検出された位置補正用パターンの平行パターンPK,PC,PM,PYそれぞれの用紙搬送ベルト30上での位置ずれ量に対応する。
したがって、実施の形態の画像形成装置1では、画像形成時には、制御部80がVsyncの出力タイミングを記憶部804に記憶されたVsync出力タイミング調整量データに基づいてVsyncの出力タイミングを調整する。したがって、制御部80は、Vsyncの出力タイミングの設定を指示する指示手段としても機能する。
ここで図21は、調整されたVsyncを説明する図である。図21に示したように、制御部80は、Vsync出力タイミング調整量データ△TVy1,△TVm1,△TVc1,△TVk1に基づいて、トリガ信号からのVsyncの出力タイミングをそれぞれTVy1´,TVm1´,TVc1´,TVk1´(=TVk1)に設定変更する。そして、用紙P上での副走査方向の書き出しタイミングを設定する。それにより、画像形成時での各色レーザ光の副走査方向の位置調整を簡略化し、画像生産性の低下を抑制している。
上記のように、本実施の形態の画像形成装置1においては、レーザ駆動回路29での各レーザ駆動信号の主走査方向および副走査方向の双方の出力開始タイミングについて、予め記憶部804に記憶された各光源21における出力開始タイミングに関する調整量に基づく調整を行う。また、各レーザ駆動信号の出力終了タイミングについては、検出センサ60からの位置補正用パターンの位置データに基づく調整を行う。
それにより、位置補正用パターンの検出手段を最少限の数だけ設けることで露光位置の調整を行うことが可能となり、露光装置における露光位置調整機構の低廉化が図られる。また、画像生産性の低下が抑制される。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成の一例を示した図である。 レーザ露光器の概略構成を示す側面図である。 各色レーザ光の露光位置の調整に用いられるレーザ光検出系を説明する図である。 制御部におけるレーザ光の露光位置の調整を行う機能構成の一例を示したブロック図である。 検出センサが第1の配置位置から第2の配置位置に移動された状態を説明する図である。 工場出荷前の初期設定時における各色レーザ光のSOS信号の受信タイミングとレーザ駆動信号(画像信号)の出力開始タイミングとを説明するタイミングチャートを示した図である。 初期設定時における各感光体ドラム表面上での走査開始点位置のバラツキを説明する図である。 各画像信号が出力されるタイミングが調整後時間Tk2´,Tc2´,Tm2´,Ty2´に設定された状態のタイミングチャートを示した図である。 調整後の各感光体ドラム表面上での走査開始点位置を説明する図である。 検出センサの構成の一例を示した図である。 位置補正用パターンの一例を示した図である。 第1の配置位置に設置された検出センサが位置補正用パターンの用紙搬送ベルト上での位置を検出する状態を示した図である。 走査終点位置調整前の各色レーザ光のSOS信号の受信タイミングと画像信号の出力終了タイミングTk3,Tc3,Tm3,Ty3とを説明するタイミングチャートを示した図である。 画像クロックが調整された状態のタイミングチャートを示した図である。 SOS信号の出力タイミングのずれと印字幅の変動が生じた場合のタイミングチャートを示した図である。 補正SOS信号を基準として画像信号の出力開始タイミングと出力終了タイミングとを定めた場合のタイミングチャートを示した図である。 各画像形成ユニットでの書き出しタイミングを設定するVsyncと各色画像形成領域との関係を表すタイミングチャートを示した図である。 2次元方向のレーザ光の位置を検出できるセンサの一例を示した図である。 2次元方向のレーザ光の位置を検出できるセンサの一例を示した図である。 各平行パターンPC,PM,PYの通過タイミングに関する時間間隔P1,P2,P3と用紙搬送ベルトの搬送速度とに基づいて算出された、Vsyncの出力タイミングに関する時間ずれ量△TVy1,△TVm1,△TVc1,△TVk1を示した図である。 調整されたVsyncを説明する図である。
符号の説明
1…画像形成装置、10Y,10M,10C,10K…画像形成ユニット、11…感光体ドラム、20…レーザ露光器、30…用紙搬送ベルト、32…駆動ロール、60…検出センサ、80…制御部、291…SOSセンサ、803…演算部、804…記憶部

Claims (14)

  1. 像保持体と、
    前記像保持体上を光源から出射された光束により走査露光する露光手段と、
    前記光源を画像データに基づいて駆動する駆動手段と、
    前記光源に対する前記駆動手段からの前記画像データの出力タイミングを調整するための調整データを記憶する記憶手段と、
    前記露光手段が前記光束を走査露光することで前記像保持体に形成された所定のパターン画像の位置を当該像保持体上または当該像保持体から当該パターン画像が転写された転写体上での位置として検出する検出手段とを備え、
    前記駆動手段は、前記光源に対する1走査線内での前記画像データの出力開始タイミングを前記記憶手段に記憶された前記調整データに基づいて設定し、1走査線内での当該画像データの出力終了タイミングを前記検出手段にて検出された前記パターン画像の位置に関する情報に基づいて設定して前記光源を駆動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶手段は、前記光束の走査中央部から走査開始点側の前記像保持体上での領域に形成された前記パターン画像に関する主走査方向の位置に基づいて求められた前記調整データを記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記光源から前記像保持体に対して出射される前記光束の走査開始タイミングを検出する走査開始タイミング検出手段をさらに備え、
    前記駆動手段は、前記走査開始タイミング検出手段にて検出された前記走査開始タイミングに関する情報と前記調整データとに基づいて前記出力開始タイミングを設定し、前記光源を駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記光源から前記像保持体に対して出射される前記光束の走査開始タイミングを検出する走査開始タイミング検出手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、所定時に前記走査開始タイミング検出手段にて検出された前記走査開始タイミングに関する情報をさらに記憶し、
    前記駆動手段は、前記記憶手段に記憶された前記走査開始タイミングに関する情報と前記調整データとに基づいて前記出力開始タイミングを設定し、前記光源を駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶手段は、所定の温度環境の下で前記走査開始タイミング検出手段にて検出された前記走査開始タイミングに関する情報を記憶したことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記検出手段は、前記像保持体の前記光束の走査中央部から走査終点側の領域に形成された前記パターン画像の前記位置を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記像保持体が複数配置され、
    前記露光手段は、前記複数の像保持体各々を当該複数の像保持体各々に対応して設けられた複数の前記光源から出射された光束により走査露光し、
    前記記憶手段は、前記駆動手段からの前記複数の光源各々に対する前記画像データの出力タイミングを調整するための前記調整データを記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記像保持体が複数配置され、
    前記露光手段は、前記複数の像保持体各々を当該複数の像保持体各々に対応して設けられた複数の前記光源から出射された光束により走査露光し、
    前記記憶手段は、前記複数の像保持体における前記パターン画像に関する副走査方向の位置に基づいて求められた副走査方向の位置情報をさらに記憶し、
    前記駆動手段は、前記副走査方向の位置情報に基づいて前記複数の光源各々から出射される前記光束相互間に設定される時間差を調整して前記光源を駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記検出手段を前記像保持体の軸方向端部位置に保持する保持手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 光源を画像データに基づいて駆動する駆動手段から当該光源への当該画像データの出力タイミングを調整するための調整データを記憶する記憶手段と、
    前記光源からの光束が走査露光されることで像保持体に形成された所定のパターン画像に関する当該像保持体上での位置または当該像保持体から当該パターン画像が転写された転写体上での位置に関する情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記駆動手段から前記光源への1走査線内での前記画像データの出力開始タイミングを前記記憶手段に記憶された前記調整データに基づいて指示し、1走査線内での当該画像データの出力終了タイミングを前記位置情報取得手段にて取得された前記パターン画像の位置に関する情報に基づいて指示する指示手段と
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  11. 前記記憶手段は、前記光束の走査中央部から走査開始点側の前記像保持体上での領域に形成された前記パターン画像に関する主走査方向の位置に基づいて求められた前記調整データを記憶することを特徴とする請求項10記載の制御装置。
  12. 前記記憶手段は、複数の前記像保持体各々に対して前記光束を出射する複数の前記光源各々に対する前記画像データの出力タイミングを調整するための前記調整データを記憶することを特徴とする請求項10記載の制御装置。
  13. 前記位置情報取得手段は、前記像保持体の前記光束の走査中央部から走査終点側の領域に形成された前記パターン画像の前記位置に関する情報を取得することを特徴とする請求項10記載の制御装置。
  14. 前記光源から前記像保持体に対して出射される前記光束の走査開始タイミングに関する情報を取得する走査開始タイミング取得手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、所定時に前記走査開始タイミング取得手段にて取得された前記走査開始タイミングに関する情報をさらに記憶し、
    前記指示手段は、前記記憶手段に記憶された前記走査開始タイミングに関する情報と前記調整データとに基づいて前記出力開始タイミングを指示することを特徴とする請求項10記載の制御装置。
JP2007155884A 2007-06-13 2007-06-13 画像形成装置および制御装置 Expired - Fee Related JP5119755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007155884A JP5119755B2 (ja) 2007-06-13 2007-06-13 画像形成装置および制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007155884A JP5119755B2 (ja) 2007-06-13 2007-06-13 画像形成装置および制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008309909A true JP2008309909A (ja) 2008-12-25
JP5119755B2 JP5119755B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40237584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007155884A Expired - Fee Related JP5119755B2 (ja) 2007-06-13 2007-06-13 画像形成装置および制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5119755B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013205724A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Canon Inc 画像形成装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01142567A (ja) * 1987-11-30 1989-06-05 Canon Inc 画像形成装置
JPH0519586A (ja) * 1991-07-12 1993-01-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2001117030A (ja) * 1999-10-22 2001-04-27 Fuji Xerox Co Ltd 多色画像形成装置
JP2002160399A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2002267970A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2004330585A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Canon Inc 画像形成装置
JP2006256047A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006264173A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006337962A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Sharp Corp 画像形成装置
JP2007008152A (ja) * 2005-05-31 2007-01-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01142567A (ja) * 1987-11-30 1989-06-05 Canon Inc 画像形成装置
JPH0519586A (ja) * 1991-07-12 1993-01-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2001117030A (ja) * 1999-10-22 2001-04-27 Fuji Xerox Co Ltd 多色画像形成装置
JP2002160399A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2002267970A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2004330585A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Canon Inc 画像形成装置
JP2006256047A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006264173A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007008152A (ja) * 2005-05-31 2007-01-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2006337962A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Sharp Corp 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013205724A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5119755B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4745723B2 (ja) 画像形成装置
JP4367085B2 (ja) フォトセンサ装置
JP5976618B2 (ja) 画像形成装置
JP5397282B2 (ja) 位置ずれ補正装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5375127B2 (ja) 露光装置、画像形成装置、及び画像形成方法
US6697092B2 (en) Color image forming apparatus with color image shift correction
JP3768942B2 (ja) 画像形成装置
JP2003330243A (ja) 画像形成装置
JP5119755B2 (ja) 画像形成装置および制御装置
US20070115342A1 (en) Image forming apparatus and image write start position adjusting method for the same
JP5103967B2 (ja) 画像形成装置
JP3189097B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2006162884A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム
JP5309477B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5743539B2 (ja) 画像形成装置
JP2008230145A (ja) 露光装置および画像形成装置
JP6758906B2 (ja) 画像形成装置
JP2007327912A (ja) 相対位置検知装置・ベルト搬送装置・画像形成装置
JP2004101793A (ja) カラー画像形成装置
JP2006153676A (ja) 光学式エンコーダ装置及び画像形成装置
JP5822625B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2005091537A (ja) 画像形成装置
JP5098431B2 (ja) 画像形成装置
JP2004034487A (ja) 画像形成装置および画像形成装置のマルチビーム制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2004144876A (ja) 光走査装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5119755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees