JP2004101793A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Tamotsu Kajiwara
梶原 保
Makoto Hino
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Abstract

【課題】本発明は記録媒体または中間転写媒体上に形成した色ずれ検知用の検知マークを正確に検出して、色ずれを安価にかつ高精度に補正するカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】カラー画像形成装置1は、中間転写ベルト51上に基準マーク66A〜66Fを形成し、当該基準マーク66A〜66Fをマーク検出部8で検出して、当該検出結果に基づいて、色ずれを補正するに際して、マーク検出部8を、基準マーク66A〜66Fに光を照射する光源71と、光源71からの照射光の配光分布を概略一定方向に規制するレンズ72と、基準マーク66A〜66Fで反射された照射光の反射光を検出する光センサ74と、を備えたものとしている。したがって、反射光量を高精度に高出力で検出することができるとともに、中間転写ベルト51の上下変動に伴う検出変動誤差を抑制して、基準マーク66A〜66Fの検出感度を向上させることができる。
【選択図】     図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像形成装置に関し、詳細には、記録媒体または中間転写媒体上に形成した色ずれ検知用の検知マークを正確に検出して、色ずれを安価にかつ高精度に補正するカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2001−312116号公報
【特許文献2】
特開2000−250286号公報
電子写真方式のカラー画像形成装置においては、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色の像を転写する方式が各種提案されている。
【0003】
このように複数の画像形成部を有するカラー画像形成装置は、機械精度等の要因で、複数の感光ドラムや搬送ベルトの移動むらや、各画像形成部の転写位置での感光ドラム外周面と搬送ベルトの移動量の関係等が各色毎にバラバラに発生し、画像を重ね合わせたときに、色ずれが生じ、画質が悪化する。
【0004】
そこで、従来から、色ずれを検知して修正することが行われており、この色ずれの検知方法としては、搬送ベルト等の中間記録媒体上に、各色毎に色ずれ検出用のパターンを形成し、当該色ずれ検出用パターン形成部よりも中間記録媒体の移動方向下流部に光センサを設けて、当該光センサで各色毎の色ずれを検出し、検出したずれ量に応じて、コントローラ等により各種調整を電気的あるいは機械的に行って、色ずれ補正制御を行っている。
【0005】
そして、従来のカラー画像形成装置では、図19に示すような乱反射光学系のパターン検出装置1000を用いて、搬送ベルト1001上に形成された色ずれ検出用パターン1002の検出を行っている。
【0006】
この従来のパターン検出装置1000は、発光素子1003と受光素子1004を備え、カラー画像形成装置の中間記録媒体である搬送ベルト1001上に形成される色ずれ検出用パターン(色ずれ検出用レジストマーク)1002を搬送ベルト3を反射面として検出する。発光素子1003としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)が用いられ、受光素子1004としては、例えば、フォトセンサが用いられている。色ずれ検出用パターン1002は、カラー画像形成装置の各色の画像形成部で搬送ベルト1001上に画像を形成する当該各色の記録材(トナー)毎に所定の間隔で形成される。
【0007】
この発光素子1003は、色ずれ検出用パターン1002の形成される搬送ベルト1001の位置に斜め方向から発光光1005aを照射し、受光素子1004は、色ずれ検出用パターン1002の形成される搬送ベルト1001の真上の位置に配設されて、搬送ベルト1001及び色ずれ検出用パターン1002で乱反射された反射光1005bを、受光する。パターン検出装置は、受光素子の検出結果に基づいて、各色間の色ずれ量を検出する。
【0008】
ところが、この乱反射光学系を利用した従来のパターン検出装置1000は、発光素子1003の照射光量と比較して、受光素子1004で受光する光量が僅かであるため、色ずれを検出するのに十分な光量が得にくいという問題があった。
【0009】
この問題を解決するには、例えば、発光素子1003を受光素1004の周りに複数個配置したり、発光光量の大きな光源を発光素子1003として使用する必要があるが、いずれの場合にもコストが高くつくという問題がある。
【0010】
また、上記従来のパターン検出装置1000は、搬送ベルト1001及び色ずれ検出用パターン1002の分光感度の影響を受けるため、発光素子1003の波長や搬送ベルト1001の色、色ずれ検出用パターン1002の形成方法に種々の制約が生じ、利用性が悪いという問題がある。例えば、発光素子1003の波長としては、イエロー、マゼンタ、シアン3色共に反射特性を示す赤外領域を用いるのが一般的であるが、この場合、ブラックは吸収特性となる。したがって、ブラック測定時の受光素子の検出波形が、他の色検出時と極性が逆になり、検出レベルも他の色と異なる値とする必要がある。特に、搬送ベルト1001として、一般に用いられる黒色を用いると、搬送ベルト1001上に形成されるブラックの色ずれ検出用パターン1002を検出することができないという問題がある。この場合、搬送ベルト1001上の表面をグレーに着色したり、ブラックの色ずれ検出用パターン1002の下に、イエロー、マゼンタ、シアンのいずれかのベタパターン(パッチ画像パターン)を形成して下地の反射率を向上させるようにしてもよいが、前者の対策では、コストアップの要因となり、後者の対策では、廃トナー量の増加を招く等の問題があった。
【0011】
また、乱反射光学系を利用したパターン検出装置1000で色ずれ検出用パターン1002を検出する場合、予め定められた基準電圧値と色ずれ検出用パターン1002に対する測定波形を比較してパルス波形を生成し、色ずれ検出用パターン1002の位置情報としているが、この場合、以下に述べるような問題点があった。
【0012】
例えば、発光素子1003の光源としては、LEDを用いることが多いが、LEDは発光量の個体間のばらつきが大きいため、発光量を調節する機構か、I/V変換回路の感度を調整する機構、または、発光量にあわせて基準電圧値を調節する機構が必要となるが、一般的には、回路上にボリューム等を設けて、カラー画像形成装置の生産時に調節を行う方式を採用しているが、調節作業には人手がかかるため、コストが高くなるという問題があった。
【0013】
また、発光素子1003の光源が経時劣化等の要因により光量が低下した場合や測定対象物のグロス値が経時劣化により減少した場合には、測定波形と基準電圧値のバランスが崩れるという問題もあった。
【0014】
そこで、従来、カラー画像形成装置の中間記録媒体上に形成される色ずれパターンの検出機構を正反射光学系で構成した画像形成装置および画像形成装置の色ずれ検知処理方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0015】
すなわち、この従来公報記載の技術は、図20に示すように、パターン検出装置1010として、正反射光学系を用いており、搬送ベルト1011及び色ずれ検出用パターン1012を正反射面とする位置に、発光素子1013と受光素子1014が配置されている。発光素子1013としては、例えば、LEDが用いられ、受光素子1014としては、例えば、フォトセンサが用いられている。
【0016】
このパターン検出装置1010は、発光素子1013と受光素子1014が搬送ベルト1011及び色ずれ検出用パターン1012を反射面として、正反射光学系で構成されていて、搬送ベルト1011と色ずれ検出用パターン1012における正反射光の反射率の差、すなわち、グロスの差によって、色ずれ検出用パターン1012の位置を精度よく検出する。
【0017】
したがって、搬送ベルト1011上にブラックのトナーがのっていても、ブラックの色ずれ検出用パターン1012をグロスの差から検出することができ、上記乱反射光学系のパターン検出装置1000のように、ブラック用に、他の現像色トナーで下地画像(パッチ画像)を形成する必要がなくなり、色ずれ補正時に回収すべきトナー量を格段に減らすことができる。
【0018】
また、正反射光学系を用いたパターン検出装置1010では、グロス値の高い物体に対して光を照射すると、非常に大きな正反射光成分を得ることができる。例えば、搬送ベルト1011の表面に鏡面加工を施すことで、グロス値を高めることができ、この搬送ベルト1011上にトナー像として色ずれ検出用パターン1012を作成すると、その部分の鏡面性が失われてグロス値が減少して、このグロス値の変動を正反射光学系の受光素子1014で検知し、色ずれ検出用パターン1012を高精度に検出することができる。
【0019】
ところが、正反射光学系を用いたパターン検出装置1010は、中間記録媒体である搬送ベルト1011が上下に変動すると、色ずれ検出用パターン1012の検知能力が低減する。
【0020】
そこで、従来、パターン検出装置の対をなす光センサ(受光素子)と光源(発光素子)を、レジストマーク(色ずれ検出用パターン)検出のために該光源からレジストマークへ向かう入射光線とレジストマークから該光センサに向かう反射光線とを含む平面と該レジストマークが形成される搬送ベルト面との交線に平行なレジストマークラインを検出するように、且つ、搬送ベルト面の法線方向軸に対して軸対称に配置したカラー画像形成装置が提案されている(特許文献2参照)。
【0021】
すなわち、この従来のカラー画像形成装置は、図21に示すように、そのパターン検出装置1020が、搬送ベルト1021に光照射するための光源1022と光源1022からの光照射による搬送ベルト1021からの反射光を検出するための光センサ1023を有し、光センサ1023と光源1022は、レジストマーク検出のために光源1022から搬送ベルト1021へ向かう入射光線1024と搬送ベルト1021から光センサ1023に向かう反射光線1025とを含む平面と搬送ベルト1021の形成する搬送ベルト面との交線に平行な搬送ベルト1021aを検出するように、かつ、搬送ベルト面の法線方向軸に対して軸対称に配置されている。
【0022】
このパターン検出装置1020は、搬送ベルト1021の搬送方向の画像位置ずれを検出するときは、互いに対をなす光センサ1023と光源1022で、当該搬送方向における各色のレジストマークラインの検出位置のずれ量を求める。例えば、所定の検出基準時(例えば、光センサ1023が検出動作を行うに先立って光源1022からの光の射出を開始する時)から光センサ1023がレジストマークラインで正反射した光を検出するまでの時間を検出し、この検出時間と位置ずれのないときの当該時間との差異により、各色レジストマークラインの当該搬送方向の位置ずれ量、ひいては各色トナー像間の位置ずれ量を求める。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2記載のカラー画像形成装置のパターン検出装置1020にあっては、安価にかつ正確にレジストマークを検出して、位置ずれを正確に補正するには、改良の必要があった。
【0024】
すなわち、この従来のパターン検出装置1020は、光センサ1023と光源1022が所定の検出基準時(例えば、光センサ1023が検出動作を行うに先立って光源1022から光を射出開始する時)において、搬送ベルト1021が正規の読取位置から外れた位置(例えば、図21に示すように正規位置1021aより下方の1021bに変位した位置)に変位した場合には、位置ずれの検出時間が遅れ、位相がずれることになる。そして、上記公報記載の従来技術では、この検出時間の遅れを考慮することなく位置検出の基準時間としているので、位置ずれが生じる原因となっていた。
【0025】
また、このパターン検出装置1020は、レジストマークの正反射光成分を検出するためには、光源1022と検出装置である光センサ1023とレジストマークを同一平面上に正確に配置させる必要がある。
【0026】
すなわち、図22に示すように、レジストマーク1026と光源1022及び光センサ1023との配置では、光センサ1023の位置は、光源1022と搬送ベルト1021の位置関係のみで一意に決まる。すなわち、レジストマーク検出装置1020では、光センサ1023と光源1022は、レジストマーク1026を検出するために、光源1022からレジストマーク1026へ向かう入射光線1024と搬送ベルト1021の垂直法線方向軸とが形成する角度をθ、レジストマーク1026から光センサ1023に向かう反射光線1025と搬送ベルト1021の垂直法線方向軸とが形成する角度をΦとすると、θ=Φなる関係が成立し、かつ、設置距離を同じとする必要がある。
【0027】
したがって、位置精度を正確にする必要があり、位置精度が正確でない場合には、光センサ1023の取付直しを行ったり、光センサ1023部分を微調整する等のセンサ組付けを高精度に調整する必要性があるだけでなく、厳密な検査工程も必要であり、コストが高くつくという問題があった。
【0028】
そこで、請求項1記載の発明は、回転駆動される潜像担持体上に、書込手段で画像信号に対応する静電潜像を形成し、当該潜像担持体上の静電潜像を画像形成手段で現像剤を供給して顕像化させ、当該潜像担持体上の顕像を中間転写媒体上に転写する画像形成処理を複数色について順次行って、当該中間転写媒体上に複数色の現像剤像を重ね合わせてカラー画像を形成し、当該カラー画像を記録媒体に転写して、当該記録媒体上のカラー画像を定着させてカラー画像を形成するとともに、中間転写媒体または記録媒体上に色ずれ検出用の検知マークを形成し、当該検知マークを色ずれ検出手段で検出して、当該色ずれ検出手段の検出結果に基づいて、色ずれを補正するに際して、色ずれ検出手段を、検知マークに光を照射する光照射手段と、当該光照射手段からの照射光の配光分布を概略一定方向に規制する配光規制手段と、検知マークで反射された照射光の反射光を検出する光検出手段と、を備えたものとすることにより、検知マークの形成されている中間転写媒体または記録媒体が上下変動した場合にも、反射光量を高精度に高出力で検出するとともに、中間転写媒体または記録媒体の上下変動に伴う検出変動誤差を抑制して、検知マークの検出感度を向上させ、安価にかつ高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質を向上させることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0029】
請求項2記載の発明は、色ずれ検出手段を、光検出手段が、検知マークからの正反射光を検出するものとすることにより、検知マークをより一層高精度に検出し、安価にかつより一層高精度にいろずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0030】
請求項3記載の発明は、色ずれ検出手段を、光検出手段が、検知マークからの反射光を所定の焦点位置に結像する結像手段と、結像手段の焦点位置に配設され入射光を光電変換する光電変換手段と、を有するものとすることにより、検知マークをより一層高精度に検出し、安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0031】
請求項4記載の発明は、色ずれ検出手段を、光照射手段が、配光規制手段で配光分布の規制された照射光を前記検知マークに対して垂直に入射し、光検出手段が、検知マークからの反射光を当該検知マークへの入射光と分離する分離手段を有しているものとすることにより、入射光が光検出手段に混入することを防止して、検知マークをより一層高精度に検出し、安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0032】
請求項5記載の発明は、配光規制手段を、微細なルーバーの形成された薄膜フィルムで形成することにより、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとするとともに、検知マークを高精度に検出し、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0033】
請求項6記載の発明は、薄膜フィルムを、透明基板上に条線状の透明部分が形成されたものとすることにより、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとするとともに、検知マークを高精度に検出し、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0034】
請求項7記載の発明は、光規制手段を、薄膜フィルムが、当該薄膜フィルムのルーバーまたは条線状の透明部分が直交する状態で複数枚積層されたものとすることにより、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとするとともに、検知マークをより一層高精度に検出し、より一層安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質をより一層向上させることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0035】
請求項8記載の発明は、色ずれ検出手段を、配光規制手段で配光分布規制された照射光に対して、光検出手段を複数配設されたものとすることにより、例えば、1つの光照射手段で複数の検知マークを検出することで、色ずれ検出手段を簡素化して、より一層安価なものとするとともに、検知マークを高精度に検出し、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0036】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のカラー画像形成装置は、回転駆動される潜像担持体上に、書込手段で画像信号に対応する静電潜像を形成し、当該潜像担持体上の静電潜像を画像形成手段で現像剤を供給して顕像化させ、当該潜像担持体上の顕像を中間転写媒体上に転写する画像形成処理を複数色について順次行って、当該中間転写媒体上に複数色の現像剤像を重ね合わせてカラー画像を形成し、当該カラー画像を記録媒体に転写して、当該記録媒体上のカラー画像を定着させてカラー画像を形成するとともに、前記中間転写媒体または前記記録媒体上に色ずれ検出用の検知マークを形成し、当該検知マークを色ずれ検出手段で検出して、当該色ずれ検出手段の検出結果に基づいて、色ずれを補正するカラー画像形成装置であって、前記色ずれ検出手段は、前記検知マークに光を照射する光照射手段と、当該光照射手段からの照射光の配光分布を概略一定方向に規制する配光規制手段と、前記検知マークで反射された前記照射光の反射光を検出する光検出手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
【0037】
上記構成によれば、回転駆動される潜像担持体上に、書込手段で画像信号に対応する静電潜像を形成し、当該潜像担持体上の静電潜像を画像形成手段で現像剤を供給して顕像化させ、当該潜像担持体上の顕像を中間転写媒体上に転写する画像形成処理を複数色について順次行って、当該中間転写媒体上に複数色の現像剤像を重ね合わせてカラー画像を形成し、当該カラー画像を記録媒体に転写して、当該記録媒体上のカラー画像を定着させてカラー画像を形成するとともに、中間転写媒体または記録媒体上に色ずれ検出用の検知マークを形成し、当該検知マークを色ずれ検出手段で検出して、当該色ずれ検出手段の検出結果に基づいて、色ずれを補正するに際して、色ずれ検出手段を、検知マークに光を照射する光照射手段と、当該光照射手段からの照射光の配光分布を概略一定方向に規制する配光規制手段と、検知マークで反射された照射光の反射光を検出する光検出手段と、を備えたものとしているので、検知マークの形成されている中間転写媒体または記録媒体が上下変動した場合にも、反射光量を高精度に高出力で検出することができるとともに、中間転写媒体または記録媒体の上下変動に伴う検出変動誤差を抑制して、検知マークの検出感度を向上させることができ、安価にかつ高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質を向上させることができる。
【0038】
この場合、例えば、請求項2記載するように、前記色ずれ検出手段は、前記光検出手段が、前記検知マークからの正反射光を検出するものであってもよい。
【0039】
上記構成によれば、色ずれ検出手段を、光検出手段が、検知マークからの正反射光を検出するものとしているので、検知マークをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度にいろずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0040】
また、例えば、請求項3に記載するように、前記色ずれ検出手段は、前記光検出手段が、前記検知マークからの反射光を所定の焦点位置に結像する結像手段と、前記結像手段の焦点位置に配設され入射光を光電変換する光電変換手段と、を有するものであってもよい。
【0041】
上記構成によれば、色ずれ検出手段を、光検出手段が、検知マークからの反射光を所定の焦点位置に結像する結像手段と、結像手段の焦点位置に配設され入射光を光電変換する光電変換手段と、を有するものとしているので、検知マークをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0042】
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記色ずれ検出手段は、前記光照射手段が、前記配光規制手段で配光分布の規制された照射光を前記検知マークに対して垂直に入射し、前記光検出手段が、前記検知マークからの反射光を当該検知マークへの入射光と分離する分離手段を有しているであってもよい。
【0043】
上記構成によれば、色ずれ検出手段を、光照射手段が、配光規制手段で配光分布の規制された照射光を前記検知マークに対して垂直に入射し、光検出手段が、検知マークからの反射光を当該検知マークへの入射光と分離する分離手段を有しているものとしているので、入射光が光検出手段に混入することを防止して、検知マークをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0044】
また、例えば、請求項5に記載するように、前記配光規制手段は、微細なルーバーの形成された薄膜フィルムで形成されているものであってもよい。
【0045】
上記構成によれば、配光規制手段を、微細なルーバーの形成された薄膜フィルムで形成しているので、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとすることができるとともに、検知マークを高精度に検出することができ、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることができる。
【0046】
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記薄膜フィルムは、透明基板上に条線状の透明部分が形成されているものであってもよい。
【0047】
上記構成によれば、薄膜フィルムを、透明基板上に条線状の透明部分が形成されたものとしているので、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとすることができるとともに、検知マークを高精度に検出することができ、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることができる。
【0048】
また、例えば、請求項7に記載するように、前記光規制手段は、前記薄膜フィルムが、当該薄膜フィルムの前記ルーバーまたは前記条線状の透明部分が直交する状態で複数枚積層されているものであってもよい。
【0049】
上記構成によれば、光規制手段を、薄膜フィルムが、当該薄膜フィルムのルーバーまたは条線状の透明部分が直交する状態で複数枚積層されたものとしているので、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとすることができるとともに、検知マークをより一層高精度に検出することができ、より一層安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0050】
さらに、例えば、請求項8に記載するように、前記色ずれ検出手段は、前記配光規制手段で配光分布規制された照射光に対して、前記光検出手段を複数配設されているものであってもよい。
【0051】
上記構成によれば、色ずれ検出手段を、配光規制手段で配光分布規制された照射光に対して、光検出手段を複数配設されたものとしているので、例えば、1つの光照射手段で複数の検知マークを検出することで、色ずれ検出手段を簡素化して、より一層安価なものとすることができるとともに、検知マークを高精度に検出することができ、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることができる。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0053】
図1〜図4は、本発明のカラー画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のカラー画像形成装置の第1の実施の形態を適用した1ドラム方式(シングルエンジン)のカラー画像形成装置1の概略構成正面図である。本実施の形態は、中間転写ベルト上の基準マークをマーク検出部で検出して、この検出結果により得られた色ずれ量を感光体ベルトへの潜像の書込タイミングを調整することで補正するものである。
【0054】
図1において、カラー画像形成装置1は、本体筐体2内に、書込ユニット3、帯電ローラ4、感光体ユニット5、現像ユニット6、転写ユニット7、マーク検出部8(図2参照)、転写ローラ9、クリーニング部10、給紙ユニット11、定着ユニット12、排紙部13及び除電ランプ14等を備えており、画像データに基づいて、電子写真方式で、最終的に図示しない転写紙に画像を形成して、本体筐体2外に設けられた排紙台15上に転写紙を排出する。
【0055】
感光体ユニット5は、一対のローラ21、22と、これらのローラ21、22に張り渡されシームレスの環状に形成された可撓性の感光体ベルト(潜像担持体)23と、を備えており、感光体ベルト23は、少なくともローラ21、22の一方が回転駆動されることで、ローラ21、22に沿って図1中の時計方向に回転駆動される。
【0056】
帯電部4は、感光体ユニット5のローラ21の近傍で感光体ベルト23に近接して配設されており、感光体ベルト23を一様に帯電させる。
【0057】
書込ユニット(書込手段)3は、図示しないレーザ発光素子(以下、LDという。)、ポリゴンミラー31、ポリゴンミラー31を一定の角速度で回転駆動する駆動モータ32、fθレンズ33、折返しミラー34及び同期検知センサ(主走査方向同期検知手段)35等を備えており、レーザ発光素子31で画像データに基づいて変調されて発生されたレーザビーム36を、駆動モータ32で回転されるポリゴンミラー31により回転走査して、fθレンズ33を経て折返しミラー34により光路を曲げて、予め除電ランプ14により除電され帯電部4によって一様に帯電された感光体ベルト23の周面上に露光して、静電潜像を形成するとともに、レーザビーム36の主走査方向であって感光体ベルト23から外れた位置に設けられた同期検知センサ35にもレーザビーム36を照射して、当該同期検知センサ35が、検出結果を主走査同期信号として出力する。なお、ポリゴンミラー31は、鏡面数が6面である。
【0058】
現像ユニット(画像形成手段)6は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マジェンタ(M)及びブラック(B)の4色の現像器6Y、6C、6M、6Bが1つの回転ドラム41に配設されており、現像ユニット6は、回転ドラム41が回転することで、各色の現像器6Y、6C、6M、6Bが個別に感光体ベルト23に対向する状態となって、静電潜像の形成された感光体ベルト23に各色のトナー(現像剤)を順次付着させて、各色の画像を現像する。すなわち、現像ユニット6は、所定の位置で感光体ベルト23と近接あるいは接触する各現像スリーブを備え、感光体ベルト23上の潜像を非接触現像法あるいは接触現像法により顕像化する機能を有している。
【0059】
感光体ベルト23には、ローラ22部分で、転写ユニット7の中間転写ベルト(中間転写媒体)51が接しており、中間転写ベルト51は、シームレスの環状に形成されて、一対のローラ52、53に張り渡されている。中間転写媒体としての中間転写ベルト51は、少なくとも一方のローラ52、53が、図示しないモータにより回転駆動されることで、ローラ52、53に沿って図1中の反時計方向に回転駆動される。
【0060】
中間転写ベルト51内には、バイアスローラ54が配設されており、バイアスローラ54は、高圧電源からの転写バイアスを中間転写ベルト51に印可して、感光体ベルト23上のトナー画像を中間転写ベルト51上に転写させる。そして、中間転写ベルト51に接離するように転写ローラ9が設けられている。
【0061】
中間転写ベルト51には、感光体ベルト23上に形成された各色のトナー画像が順次重ねて転写され、カラーのトナー画像(カラートナー画像)を再現して、バイアスローラ54で中間転写ベルト51に転写して、最終的に、転写ローラ9で、中間転写ベルト51上のカラーのトナー画像を、給紙ユニット11から搬送されてきた転写紙(記録媒体)に転写する。具体的には、感光体ベルト23上の第一回目の顕像(トナー画像:現像剤像)が、中間転写ベルト51内に設けられたバイアスローラ54により中間転写ベルト51上に転写され、同様のプロセスを反復することで、第二回目の顕像、第三回目の顕像、第四回目の顕像が中間転写ベルト51上にそれぞれ重ね合わされて位置ズレを生じないように転写される。
【0062】
そして、トナー画像の転写された転写紙は、定着ユニット12に送られて、定着ユニット12で、加熱・加圧され、トナー画像が転写紙に定着されて、排紙部13で排紙台15上に順次排出される。
【0063】
上記給紙ユニット11は、給紙カセット61、給紙ローラ62、複数の搬送ローラ63及びレジストローラ64等を備え、給紙カセット61内には、複数枚の転写紙が収納される。給紙ユニット11は、給紙ローラ62により給紙カセット61内の転写紙を1枚ずつ分離して送り出し、複数の搬送ローラ63で順次転写紙をレジストローラ64に搬送する。レジストローラ64は、送られてきた転写紙をタイミング調整した後、転写ローラ9と中間転写ベルト51との間に搬送し、転写ローラ9で中間転写ベルト51上のトナー画像を転写紙に転写させる。
【0064】
そして、クリーニング部10は、感光体ベルト23に残留する残留トナーをクリーニングし、除電ランプ14は、感光体ベルト23の潜像による電位ムラを除去する。
【0065】
また、中間転写ベルト51は、中間転写ベルトクリーニング部65により残留トナーが除去され、中間転写ベルトクリーニング部65は、画像形成中には中間転写ベルト51の表面から離間した位置に保たれ、画像転写後のクリーニング時にのみ中間転写ベルト51の表面に圧接される。
【0066】
中間転写ベルト51には、図2に示すように、カラー画像に転写位置を正確なものとして各色のトナー画像の位置ずれを防止する6個の基準マーク(検知マーク)66A〜66Fが中間転写ベルト51の幅方向の一方側端部であってトナー画像の転写領域外に、所定の間隔で設けられており、上記マーク検出部8は、ローラ53よりも中間転写ベルト51の回転方向下流側で、中間転写ベルト51上の基準マーク66A〜66Fを検出して検出信号を出力する。なお、中間転写ベルト51への基準マーク66A〜66Fの形成方法としては、種々の方法を用いることができ、例えば、特開平11−212328号公報や特開平11−102098号公報等に記載の方法を用いることができる。
【0067】
このマーク検出部(色ずれ検出手段)8は、図2に示すように、光源(光照射手段)71、レンズ(配光規制手段)72、ハーフミラー73及び光センサ(光検出手段)74等を備えている。光源71は、レンズ72、ハーフミラー73を通して、中間転写ベルト51の基準マーク66A〜66F部分に光を照射し、レンズ72は、光源71から出射された光を配光規制してハーフミラー73に入射させる。
【0068】
すなわち、レンズ72は、入射光の配光分布を概略一方向に規制し、図3に示すように、透過光束の約90%が位相角0±20(deg)の範囲に存在していて、高い指向性の概略平行光とする。なお、図3において、その横軸が、位相角(deg)であり、縦軸が、光の強度(a.u.)である。
【0069】
ハーフミラー73は、レンズ72からの入射光を透過させて、中間転写ベルト51上に照射させ、中間転写ベルト51及び当該中間転写ベルト51上に形成された基準マーク66A〜66Fで反射された反射光が、再度ハーフミラー73に入射される。ハーフミラー73は、この中間転写ベルト51及び基準マーク66A〜66Fで反射された反射光を光センサ74方向に反射する。
【0070】
したがって、レンズ72を通過してハーフミラー73から中間転写ベルト51及び基準マーク66A〜66Fに照射されて中間転写ベルト51及び基準マーク66A〜66Fで反射され、さらに、ハーフミラー73で反射されて光センサ74に入射される光は、平行光となり、光センサ74は、正反射光成分を検出することとなる。
【0071】
光センサ74は、基準マーク66A〜66Fを検出すると、検出信号を出力する。
【0072】
そして、カラー画像形成装置1は、光センサ74の検出結果に基づいて、書込ユニット3が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像パターンの露光を行って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各静電潜像の感光体ベルト23への形成を開始する。
【0073】
すなわち、光センサ74が中間転写ベルト51上の任意の基準マーク66A〜66F(例えば、基準マーク66A)を検出すると、1色目の画像パターンの露光による1色目の画像の書き込みを開始し、中間転写ベルト51が所定の回数、または、所定の行程を経て、光センサ74が同じ基準マーク66A〜66F(例えば、基準マーク66A)を検出すると、2色目の画像パターンの露光による2色目の画像の書込を開始する。このとき、カラー画像形成装置1は、基準マーク66A〜66Fの検知結果により露光動作タイミングを変化させて、レーザ書込開始タイミングを変化させる。カラー画像形成装置1は、2色目以降の書き込みを上記同様に基準マーク66A〜66Fの検出結果に基づいて、順次行って、レーザ書込開始タイミングを調整することで、色ずれを防止する。
【0074】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態のカラー画像形成装置1は、光センサ74が中間転写ベルト51上の基準マーク66A〜66Fをマーク検出部8で検出して、当該マーク検出部8の検出結果に基づいてレーザ書込開始タイミングを変化させて、色ずれを防止している。
【0075】
このとき、マーク検出部8は、図2に示したように、光源71から出射された光をレンズ72で配光分布を概略一方向に規制してハーフミラー73を通して中間転写ベルト51及び基準マーク66A〜66Fに照射し、この中間転写ベルト51及び基準マーク66A〜66Fで反射された反射光をハーフミラー73で光センサ74方向に反射して、光センサ74で基準マーク66A〜66Fの正反射成分を検知している。
【0076】
いま、図4に示すように、中間転写ベルト51上に異なる色(例えば、イエローとマゼンタ)である基準マーク66A〜66Fを形成し、これを基準マーク66A及び基準マーク66Bとすると、色ずれがない場合は、両者の基準マーク66A、66Bが検出される検知時間には位相差が生じない。なお、図4では、光源71及びレンズ72と光センサ74との位置関係が、中間転写ベルト51に対して、垂直方向と平行方向とで逆転した状態で示されているが、光源71及びレンズ72と光センサ74との位置関係は、図2の状態であってもよいし、図4の状態であってもよい。
【0077】
そして、各色の基準マーク66A、66Bが、図4に示すように、色ずれすると、その色ずれ量(δd)は、次式(1)で表される。
【0078】
δd=V*Δt・・・(1)
ここで、Vは、中間転写ベルト51の移動速度、Δtは、各基準マーク66A、66Bの検知ずれ時間である。
【0079】
カラー画像形成装置1は、この色ずれ量δdを感光体ベルト23への書込みタイミングの補正量として利用して、各色の感光体ベルト23への色ずれを補正する。
【0080】
さらに、マーク検出部8は、中間転写ベルト51が正規位置にて作動する場合、光源71から照射された照射光を、レンズ72で照射光の配光分布が概略一定方向に規制してハーフミラー73で反射した後、図2に破線で示すように、中間転写ベルト51上に照射し、中間転写ベルト51または基準マーク66A〜66Fで反射された反射光をハーフミラー73を通して、光センサ74で検出する。
【0081】
このレンズ72による配光分布は、図3に示したようになっており、レンズ72を通過した光は、その透過光束の約90%が位相角0±20(deg)に存在し、高い指向性の概略平行光となっている。
【0082】
したがって、レンズ72を通過して中間転写ベルト51に入射する光、また、中間転写ベルト51で反射して光センサ74に入射する光は、平行光であり、光センサ74は、正反射光成分を検出することとなる。
【0083】
そして、このマーク検出部8を用いると、中間転写ベルト51が、図2に示すように、正規の位置から下方位置に変位すると、正規位置よりも下方垂直方向に離れた中間転写ベルト51’またはこの中間転写ベルト51’上に形成されている基準マーク66A’〜66F’では、位相のずれがない正反射光成分が反射され、この正反射光成分を光センサ74で検出することとなる。
【0084】
したがって、光センサ74で検出される正反射成分の光量は、常に一定に保持される。
【0085】
また、図2に示すように、中間転写ベルト51、51’及び基準マーク66A〜66F、66A’〜66F’には、光が垂直方向から入射するため、位相のずれがなく、正反射成分の減少がないため、基準マーク66A〜66F、66A’〜66F’の位置を高精度に検出することができる。
【0086】
さらに、光センサ74は、中間転写ベルト51と光センサ74との距離を任意に定めることができる。すなわち、マーク検知部8を設置する際の組み付け精度を比較的低減することができ、比較的安価にマーク検知部8、ひいては、カラー画像形成装置1を作製することができる。
【0087】
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、中間転写ベルト51上に基準マーク66A〜66Fを形成し、当該基準マーク66A〜66Fをマーク検出部8で検出して、当該検出結果に基づいて、色ずれを補正するに際して、マーク検出部8を、基準マーク66A〜66Fに光を照射する光源71と、光源71からの照射光の配光分布を概略一定方向に規制するレンズ72と、基準マーク66A〜66Fで反射された照射光の反射光を検出する光センサ74と、を備えたものとしている。
【0088】
したがって、基準マーク66A〜66Fの形成されている中間転写ベルト51が上下変動した場合にも、反射光量を高精度に高出力で検出することができるとともに、中間転写ベルト51の上下変動に伴う検出変動誤差を抑制して、基準マーク66A〜66Fの検出感度を向上させることができ、安価にかつ高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質を向上させることができる。
【0089】
また、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、マーク検出部8を、光センサ74が、基準マーク66A〜66Fからの正反射光を検出するものとしている。
【0090】
したがって、基準マーク66A〜66Fをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度にいろずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0091】
さらに、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、マーク検出部8を、光センサ74が、基準マーク66A〜66Fからの反射光を所定の焦点位置に結像するレンズ等の結像手段と、当該結像手段の焦点位置に配設され入射光を光電変換する光電変換手段と、を有するものとしてもよい。
【0092】
このようにすると、基準マーク66A〜66Fをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0093】
図5は、本発明のカラー画像形成装置の第2の実施の形態を適用したカラー画像形成装置に用いられているマーク検出部80の概略構成図である。
【0094】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様のカラー画像形成装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付してその詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0095】
図5において、マーク検出部(色ずれ検出手段)80は、光源71、拡散板81、薄膜フィルム(配光規制手段)82、ハーフミラー73及び光センサ74等を備えており、光源71、ハーフミラー73及び光センサ74は、上記第1の実施の形態と同様のものである。
【0096】
光源71は、拡散板81の方向に光を出射し、拡散板81は、入射光を拡散させて薄膜フィルム82に入射させる。薄膜フィルム82は、入射される光をその配光分布を概略一方向に規制して、ハーフミラー73に出射する。ハーフミラー73は、薄膜フィルム82から入射される光を透過させて中間転写ベルト51に照射させ、中間転写ベルト51に入射された光は、中間転写ベルト51または中間転写ベルト51上に形成された基準マーク66A〜66Fでハーフミラー73方向に反射される。
【0097】
ハーフミラー73は、中間転写ベルト51または基準マーク66A〜66Fで反射された光(反射光)を光センサ74方向に反射し、光センサ74は、入射光から基準マーク66A〜66Fを検出して、検出信号を出力する。
【0098】
上記薄膜フィルム82は、上記図3に示した配光分布と同様の配光分布を有しており、この薄膜フィルム82としては、例えば、微細なルーバーの形成された薄膜フィルム、または、透明基板上に条線状の透明部分が形成されたフィルム等を用いることができ、さらに、これらのルーバーまたは条線状の透明部分が直交する状態で薄膜フィルムが複数枚積層されているものを用いることができる。
【0099】
したがって、薄膜フィルム82を通過してハーフミラー73から中間転写ベルト51または基準マーク66A〜66Fに照射されて中間転写ベルト51または基準マーク66A〜66Fで反射され、さらに、ハーフミラー73で反射されて光センサ74に入射される光は、平行光となり、光センサ74は、正反射光成分を検出することとなる。
【0100】
したがって、マーク検出部80は、中間転写ベルト51上に形成される基準マーク66A〜66Fを正確に検出し、カラー画像形成装置1は、上記第1の実施の形態の場合と同様に、色ずれ量を感光体ベルト23への書込みタイミングの補正量として利用して、各色の感光体ベルト23への色ずれを正確に補正する。
【0101】
また、本実施の形態のマーク検出部80は、配光規制部材として、薄膜フィルム82を用いているため、簡単かつ安価に製造することができ、カラー画像形成装置1を安価なものとすることができる。
【0102】
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、マーク検出部80の光源71から出射された光の配光分布を規制する配光規制手段として、微細なルーバーの形成された薄膜フィルム82、透明基板上に条線状の透明部分が形成された薄膜フィルム82、または、ルーバーまたは条線状の透明部分が直交する状態で複数枚積層された薄膜フィルム82を用いている。
【0103】
したがって、マーク検出部80をより一層安価で設計の容易なものとすることができるとともに、基準マーク66A〜66Fをより一層高精度に検出することができ、より一層安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0104】
図6は、本発明のカラー画像形成装置の第3の実施の形態を適用したカラー画像形成装置に用いられているマーク検出部90の概略構成図である。
【0105】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様のカラー画像形成装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付してその詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0106】
図6において、マーク検出部(色ずれ検出手段)90は、光源71、レンズ72、ハーフミラー73、光センサ74及びピンホール板(分離手段)91等を備えており、光源71、レンズ72、ハーフミラー73及び光センサ74は、上記第1の実施の形態と同様のものである。
【0107】
光源71は、レンズ72の方向に出射し、レンズ72は、入射される光をその配光分布を概略一方向に規制して、ハーフミラー73に出射する。ハーフミラー73は、レンズ72から入射される光を透過させて中間転写ベルト51に照射させ、中間転写ベルト51に入射された光は、中間転写ベルト51または中間転写ベルト51上に形成された基準マーク66A〜66Fでハーフミラー73方向に反射される。
【0108】
ハーフミラー73は、中間転写ベルト51または基準マーク66A〜66Fで反射された光(反射光)を光センサ74方向に反射し、光センサ74の手前に、ピンホール板91が配設されている。
【0109】
ピンホール板91には、ピンホール92が形成されており、ピンホール板91に入射される光のうち、ピンホール92を通過した光のみが光センサ74に入射される。光センサ74は、入射光から基準マーク66A〜66Fを検出して、検出信号を出力する。
【0110】
そして、上記中間転写ベルト51または基準マーク66A〜66Fで反射される反射光には、拡散光成分が含まれるが、この反射光をピンホール板91のピンホール92を通過させることで、拡散光成分を除去して、光センサ74に入射させる。
【0111】
したがって、マーク検出部90は、中間転写ベルト51上に形成される基準マーク66A〜66Fをより一層高感度に検出し、カラー画像形成装置1は、上記第1の実施の形態の場合と同様に、色ずれ量を感光体ベルト23への書込みタイミングの補正量として利用して、各色の感光体ベルト23への色ずれをより一層正確に補正する。
【0112】
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、マーク検出部90を、光源71が、レンズ72で配光分布の規制された照射光を中間転写ベルト51、すなわち、基準マーク66A〜66Fに対して垂直に入射し、光センサ74の手前に、基準マーク66A〜66Fからの反射光を基準マーク66A〜66Fへの入射光と分離するピンホール板91を配設している。
【0113】
したがって、入射光が光センサ74に混入することを防止して、基準マーク66A〜66Fをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0114】
図7〜図11は、本実施の形態のカラー画像形成装置の第4の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、基準マークの検知結果に基づいて、光書込のスキュー角度を補正することで、色ずれを補正するものである。
【0115】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様のカラー画像形成装置に適用したものであるが、マーク検出部及び光学系の装置の構成が異なる。そこで、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付してその詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、同様の構成部分については、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0116】
図7は、本実施の形態のカラー画像形成装置1の光学系の1つであるイエロー色記録用の光学系100Yの斜視図であり、図示しないが、他の色の光学系も同様の構成であり、それらの説明は省略する。
【0117】
図7において、イエロー色記録用光学系100Yは、ポリゴンミラー101Y、半導体レーザ102Y、光学レンズ103Y、fθレンズ104Y、感光体ドラム105Y及び走査開始位置検知センサ106Y等を備えており、ポリゴンミラー101Yは、図示しないポリゴンミラー回転モータによって高速で回転駆動される。
【0118】
イエロー色記録用光学系100Yは、半導体レーザ102Yから射出されたレーザビーム107Yを、光学レンズ103Yで集束して、ポリゴンミラー101Yの1つの面に入射させる。ポリゴンミラー101Yは、入射光を感光体ドラム105Yの主走査方向に走査し、fθレンズ104Yは、ポリゴンミラー101Yの主走査した反射光を感光体ドラム105Y上に照射させるとともに、感光体ドラム105Yの走査開始位置のわずか手前のレーザビーム107Yの通過する経路上に配設されている走査開始位置検知センサ106Yにも照射させる。
【0119】
カラー画像形成装置1は、走査開始位置検知センサ106Yがレーザビームの検出を行ってからクロック信号のカウントを行い、所定のカウント値のカウントが行われた段階で、感光体ドラム105Y上におけるその画像の記録の開始を行う。
【0120】
カラー画像形成装置1は、上記イエロー色記録用光学系100Yに、図8に示すように、スキュー補正機構110Yが組み込まれており、図示しないが、他の色の光学系も同様の構成であり、それらの説明は省略する。
【0121】
すなわち、イエロー色記憶用光学系100Yは、感光体ドラム105Yの上方に、図示しないフレームに固定された光学ユニット111Yが配置されている。光学ユニット111Y内には、図示しないが、上記半導体レーザ102Y、光学レンズ103Y、ポリゴンミラー101Y及びポリゴンミラー駆動モータ等が配置されており、光学ユニット111Yの透明な窓112Yからレーザビーム107Yを出射する。光学ユニット111Yの透明な窓112Yから射出されたレーザビーム107Yは、第1反射ミラー113Y、シリンダミラー114Y及び第2反射ミラー115Yで順に反射された後、感光体ドラム105Yに到達し、1ラインずつ走査が行われる。
【0122】
第2反射ミラー115Yの背面の図示しないミラー保持部には、ステッピングモータ116Yが配置されている。このステッピングモータ116Yは、ギヤボックス等からなる減速機構を内蔵していて、その出力軸に、プーリ117Yが取り付けられている。
【0123】
上記シリンダミラー114Yは、シリンダミラー部118Yに固定されており、シリンダミラー部118Yは、その一端に回転軸119Yが垂直に取り付けられている。回転軸119Yは、回転することで、感光体ドラム105Yのドラム軸を含む水平面と平行な面内で、シリンダミラー114Yを回動させる。
【0124】
シリンダミラー部118Yの他端は、ミラー保持部120Yに所定の微小角度で回動自在に保持されており、ミラー保持部120Yには、先端部分にプーリの取り付けられたプーリスクリュー121Yが取り付けられている。このプーリスクリュー121Yのプーリの部分とステッピングモータ116Yのプーリ117Yとの間には、ベルト122Yが架け渡されている。
【0125】
カラー画像形成装置1は、検出されたスキューの程度に応じてステッピングモータ116Yを回転させ、シリンダミラー部118Yを、回転軸119Yを中心として微小角度回転させて、スキューの補正を行う。
【0126】
ステッピングモータ116Yには、図示しない減速機構が内蔵されており、図9に示すように、この減速機構の出力軸123Yには、上記プーリ117Yの他に回転角度検知板124Yが取り付けられている。
【0127】
カラー画像形成装置1は、この回転角度検知板124Yと光センサを用いてイエロー色記録用の光学系100Yにおける補正を行っている。
【0128】
すなわち、回転角度検知板124Yの回転は、ステッピングモータ116Yに供給される駆動パルスの数としてのステップ数で制御され、図9に枠125内に示されているライン126が光センサ134Y(図10参照)で設定される基準位置である。この基準位置におけるステップ数を「0」とし、出力軸123Yを中心として回転角度検知板124Yを時計方向(CW方向)に回転させたときを+(プラス)方向の補正とし、反時計方向(CCW方向)に回転させたときを−(マイナス)方向の補正とする。なお、図9において、「−100」及び「+150」と示しているのは、例えば、補正前の回転角度検知板124Yの回転位置が「−100」であり、補正後の回転位置が「+150」になったことを示している。このような補正は、必ず回転角度検知板124Yを初期的に基準位置まで回転させ、そこから所望のステップ数だけ時計方向あるいは反時計方向に回転させてスキューに対する補正作業を行う。
【0129】
そして、カラー画像形成装置1は、図10に示すようなイエロー用マーク検出部130Yを備えており、イエロー用マーク検出部130Yは、光源131Y、レンズ132Y、ハーフミラー133Y及び光センサ134Y等を備えており、光センサ134は、中間転写ベルト51の搬送方向と正確に直行する方向に配置された2つの光センサ134Ya、134Yb(図示略)を備えている。
【0130】
中間転写ベルト51上には、イエロー色用の色ずれ検査用パターンM及びM’が転写される。ある感光体ドラム105Y等に転写された1ライン上での2線分のトナー像が中間転写ベルト51上に転写されて得られた2つの色ずれ検査用パターンM、M’は、スキューが発生していないとすると、図10に矢印で示す中間転写ベルト51の搬送方向と正確に直交するように配置された2つの光センサ134Ya、134Ybによって同時に検知される。ところが、図10に示すように、2つの色ずれ検査用パターンM’が正規の方向よりもθだけずれた直線方向に形成されていると、このスキューの分だけ2つの光学センサ134Ya、134Ybの検出時間にずれが発生する。また、2つの光学センサ134Ya、134Ybのいずれが先に色ずれ検査用パターンM、M’の一方を検出するかによって、傾き(θ)及びその方向を判別することができる。
【0131】
そして、カラー画像形成装置1は、上記イエロー色の光学系100Yに対するスキューの補正量の検だけでなく、所定間隔で、かつ、所定の順序で各色の感光体ドラム105、すなわち、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローによる色ずれ検査用パターンを中間転写ベルト51に転写する。したがって、2つの光学センサ134Ya、134Ybは、明暗のみを判別するセンサであっても、基準とする時間からそれぞれ異なった所定の許容時間内で検出されるそれぞれ対の色ずれ検査用パターンMを基準として、それぞれの色の光学系について、スキューの程度に応じて、スキュー量を検出し、それらのスキュー補正量を算出することができる。
【0132】
なお、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、そのマーク検出部130Yは、上記図10に示したものに限るものではなく、例えば、イエロー用マーク検出部130Yの場合、図11に示すように構成されていてもよく、図11の場合、図10と同様の構成部分には、同一の符号を付している。図11において、マーク検出部140Yは、光源131Y、拡散板141Y、薄膜フィルム142Y、2枚のハーフミラー143Ya、143Yb及び光センサ144Y、145Y等を備えており、中間転写ベルト51上に色ずれ検査用パターンM、M’が転写される。
【0133】
このマーク検出部140Yは、光源131YIからの入射光を拡散板141Yで拡散し、レンズ142Yで配光規制した後、中間転写ベルト51上で反射された正反射光成分をハーフミラー143a、143bで光センサ144Y及び光センサ145Yにそれぞれ導入して、光センサ144Yと光センサ145Yで検出する。したがって、2対の光源と光センサを用いることなく、1つの光源131Yと光センサ144Yと光センサ145Yで複数の色ずれ検査用パターンM、M’を検出することができ、マーク検出部140Y、ひいては、カラー画像形成装置1を簡略化することができる。
【0134】
図12〜図17は、本発明のカラー画像形成装置の第5の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、基準マークの検知結果に基づいて、中間転写ベルトの回転速度を調整することで、色ずれを補正するものである。
【0135】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様のカラー画像形成装置に適用したものであるが、マーク検出部及び感光体制御部が異なる。そこで、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付してその詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、同様の構成部分については、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0136】
図12は、本実施の形態のカラー画像形成装置1の色ずれ補正制御部150の要部ブロック構成図であり、本実施の形態のカラー画像形成装置1では、上記同様に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色ずれ検出用の基準マークを重ね合わせた色ずれ検出用の基準マークを中間転写ベルト上に形成する。
【0137】
図12において、カラー画像形成装置1は、上記書込ユニット3のレーザ発光素子(LD)300、中間転写ベルト51、中間転写ベルト51を回転駆動させるベルトモータ301、中間転写ベルト51上に形成された基準マークを検出するための発光ダイオード302と受光素子303等を有するマーク検出部304を備えているとともに、色ずれ補正部150を備えており、色ずれ補正制御部150は、検出信号処理回路151、CPU(Central Processing Unit )152及びクロック供給回路153等を備えている。
【0138】
カラー画像形成装置1は、中間転写ベルト51の表面上に形成された色ずれ検出用の基準マークに、発光ダイオード302から光を照射し、その反射光を受光素子303で受光して、検出信号を検出信号処理回路151に出力する。
【0139】
検出信号処理回路151は、受光素子303から入力される色ずれ検出用基準マークの検出信号を処理するもので、オペアンプ151aとコンパレータ151bを備えている。検出信号処理回路151は、受光素子303からの色ずれ検出基準マークの検出信号をオペアンプ151aで増幅し、コンパレータ151bで矩形パルス信号に整形して、CPU152に出力する。
【0140】
CPU152は、色ずれ演算部154、色ずれ補正量演算部155、A/D変換器156、トナー付着量検出部157、レーザパワー制御部158及びレーザ制御回路159等を備えており、上記検出信号処理回路151のオペアンプ151aの増幅した検出信号とコンバータ151bの整形した検出信号がA/D変換器156に入力され、また、コンバータ151bの整形した検出信号が色ずれ演算部154に入力される。
【0141】
色ずれ演算部154は、コンバータ151bから入力される整形された検出信号に基づいて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色ずれ量(位置ずれ量)を演算して、色ずれ補正量演算部155に出力し、色ずれ補正量演算部155は、色ずれ量演算部154の演算した各色の色ずれ量に基づいて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の色ずれ補正量を演算して、クロック供給回路153に出力する。
【0142】
クロック供給回路153は、色ずれ補正量演算部155で演算された色ずれ補正量に基づいて、ベルトモータ301に供給するクロック周波数fを変更した後、ベルトモータ301の回転速度を変速して、中間転写ベルト51の回動速度vを変更することで、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色の色ずれを補正する。
【0143】
A/D変換器156は、オペアンプ151aで増幅された色ずれ検出用基準マークの検出信号をデジタル値に変換し、コンパレータ151bの出力信号と同期をとってトナー付着量検出部157に出力する。
【0144】
トナー付着量検出部157は、A/D変換器156から入力されるデジタル変換された色ずれ検出用基準マークの検出信号に基づいて、中間転写ベルト51上に付着しているイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック位置のトナーの検出電圧値を検知し、検出電圧値をレーザパワー制御部158に出力する。
【0145】
レーザパワー制御部158は、トナー付着量検出部157から入力されるトナーの検出電圧値、すなわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のトナー付着量に基づいて、レーザ制御回路159を制御し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎にレーザ発光素子300の露光タイミングを制御する。
【0146】
すなわち、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、図13に示すように、中間転写ベルト51上に色ずれ検知用基準マーク160が形成され、このときの副走査方向の基準位置信号HPSと、副走査方向印字許可信号Vsyncと、中間転写ベルト51を駆動するベルトモータ301に供給されるクロック周波数(BMクロック周波数)fと、そのときの感光体ベルト23の走行速度vは、図14のように示される。
【0147】
そして、カラー画像形成装置1では、色ずれ検知用基準マーク160の画像形成時に、色ずれ検知用基準マーク160を中間転写ベルト51上に形成するときには、図14に示すように、クロック周波数fは、一定に保たれ、中間転写ベルト51の走行速度vは、一定に保たれている。
【0148】
カラー画像形成装置1は、続いて色ずれ検知用基準マーク160の検出を行うが、この色ずれ検知用基準マーク160の検出処理では、中間転写ベルト51の表面上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのパターンが重ね合わされた色ずれ検出基準マーク160をマーク検出部304の受光素子303で検出する。
【0149】
カラー画像形成装置1は、中間転写ベルト51の表面上に色ずれ検知用基準マーク160を形成した後、ベルトモータ301のクロック周波数fを一定に保ったままでさらに中間転写ベルト51を1回転させ、受光素子303で色ずれ検知用基準マーク160を検出する。
【0150】
この受光素子303で色ずれ検知用基準マーク160を検出したときの信号処理回路151のオペアンプ151aの出力信号波形とコンパレータ151bの出力信号波形は、図15のように示される。なお、図15において、GNDは、接地電位、Vcmp は、コンパレータ151bの比較電圧を示しており、オペアンプ151aの出力電圧が比較電圧Vcmp より高い場合は、コンパレータ151bの出力信号がハイレベルとなり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色の印字位置となる。したがって、CPU152の色ずれ演算部154は、図15に示すようなコンパレータ151bの出力信号が入力されることで、このコンパレータ出力信号から各色の色ずれ量を検出することができる。
【0151】
上記色ずれ検知用基準マーク160を用紙に印刷すると、図16に示すように印刷され、中間転写ベルト51の表面上でも同様に形成される。
【0152】
そして、図16では、図示しないROMに格納されている色ずれ検知用基準マーク160の印字データにおけるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色の各印字位置が、図13に示した色ずれ検知用基準マーク160のY1、Y2、M1、M2、M3、M4、C1、C2、C3、C4、K1、K2、K3、K4であるのに対して、実際に感光体ベルト23の表面上に形成された色ずれ検知用基準マーク160の印字位置は、図16に示すように、それぞれ、Y1’、Y2’、M1’、M2’、M3’、M4’、C1’、C2’、C3’、C4’、K1’、K2’、K3’、K4’に対応している。
【0153】
ここで、イエロー基準マーク印字位置Y1’とマゼンタ基準マーク印字位置M1’との印字位置間隔は、図16に示すように、l(Y1’−M1’)である。図13に示した色ずれ検知用基準マーク160におけるイエロー基準マーク印字位置Y1とマゼンタ基準マーク印字位置M1の印字位置間隔は、l であるので、イエロー基準マークとマゼンタ基準マークの先端部の書き出し位置の色ずれ量l(YM)は、次式で示される値となる。
【0154】
l(YM)=l−l(Y1’−M1’)
また、図13に示したV(Y1’)、V(M1’)、V(C1’)、V(K1’)、V(Y2’)、V(M2’)、V(C2’)、V(K2’)は、それぞれ、中間転写ベルト51の表面上に形成された色ずれ検知用基準マーク160の印字位置、Y1’、M1’、C1’、K1’、Y2’、M2’、C2’、K2’に対応する検出電圧である。そして、中間転写ベルト51の表面上に形成された色ずれ検知用基準マーク160の印字位置Y1’、M1’に対応する検出電圧V(Y1’)、V(M1’)が検出される時間間隔は、s(Y1’−M1’)である。ここで、イエロー基準マークとマゼンタ基準マークの間に印字位置ずれが発生せずに、図13に示すように、印字位置がY1及びM1となる場合、検出電圧V(Y1)、V(M1)の期待される時間間隔をs とすると、イエロー基準マークとマゼンタ基準マークの印字位置ずれ量l(YM)に対応する検出信号の時間間隔ずれ量s(YM)は、次式で示される値となる。
【0155】
s(YM)=s −s(Y1’−M1’)
そして、色ずれ検知用基準マーク160の検出を行っているときの中間転写ベルト51の走行速度vは一定であり、また、感光体ベルト23と中間転写ベルト51は接触しながら回動しているため、中間転写ベルト51の表面の走行速度も感光体ベルト23の走行速度vと同じvである。したがって、中間転写ベルト51の表面上に形成された色ずれ検知用基準マーク160のイエローとマゼンタ色(M)の印字位置ずれ量l(YM)は、走行速度vと時間間隔ずれ量s(YM)の積で与えられる。すなわち、イエロー基準マークとマゼンタ基準マークの印字位置ずれ量l(YM)は、次式で演算することができる。
【0156】
l(YM)=s(YM)×v
上記同様に、イエロー基準マークとシアン基準マークの印字位置ずれ量l(YC)及びイエロー基準マークとブラック基準マークの印字位置ずれ量l(YK)も、侍史で演算することができる。
【0157】
l(YC)=s(YC)×v
l(YK)=s(YK)×v
また、イエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置の印字位置ずれ量も、同様に求めることができる。
【0158】
ここで、イエロー基準マーク印字位置Y1’とイエロー基準マーク印字位置Y2’の印字位置間隔は、図16に示すように、l(Y1’−Y2’)である。図13に示した色ずれ検知用基準マーク160におけるイエロー基準マーク印字位置Y1とイエロー基準マーク印字位置Y2の印字位置間隔はl1 であるので、イエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置の印字位置ずれ量l(Y)は、次式で与えられる。
【0159】
l(Y)=l −l(Y1’−Y2’)
また、図15に示したように、中間転写ベルト51の表面上に形成された色ずれ検知用基準マーク160の印字位置Y1’、Y2’に対応する検出電圧V(Y1’)、V(Y2’)が検出される時間間隔は、s(Y1’−Y2’)である。ここで、イエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置に位置ずれが発生せずに、図13に示したように、印字位置がY1及びY2となる場合は、検出電圧V(Y1)、V(Y2)の期待される時間間隔をs とすると、イエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置の位置ずれ量l(Y)に対応する検出信号の時間間隔ずれ量s(Y)は、次式で与えられる。
【0160】
s(Y)=s −s(Y1’−Y2’)
ここで、感光体ベルト23及び中間転写ベルト51の回動速度vは一定であるため、中間転写ベルト51の表面上に形成されたイエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置の位置ずれ量l(Y)は、走行速度vと時間間隔ずれ量s(Y)の積で与えられる。すなわち、イエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置の位置ずれ量l(Y)は、次式で演算することができる。
【0161】
l(Y)=s(Y)×v
同様に、マゼンタ、シアン、ブラック各基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置の位置ずれ量l(M)、l(C)、l(K)も次式で演算することができる。
【0162】
l(M)=s(M)×v
l(C)=s(C)×v
l(K)=s(K)×v
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、色ずれ量演算処理において、イエロー基準マークに対するマゼンタ基準マークの印字位置ずれ量l(YM)、イエロー基準マークに対するシアン基準マークの印字位置ずれ量l(YC)、イエロー基準マークに対するブラック基準マークの印字位置ずれ量l(YK)を演算し、さらに、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置の印字位置ずれ量l(Y)、l(M)、l(C)、l(K)も演算して求めている。
【0163】
そして、この色ずれ量演算処理は、前処理で求めた色ずれ量に基づいて色ずれ補正量を演算する処理である。すなわち、カラー画像形成装置1は、CPU152の色ずれ補正量演算部155の演算結果に基づいて、クロック供給回路153が、図17に示すように、各プロセス領域A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7毎の中間転写ベルト51の回動速度vを変えることで、色ずれ量を補正している。すなわち、クロック供給回路153は、図17に示すように、各プロセス領域A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7でベルトモータ301に供給するクロック周波数fを変えることで、中間転写ベルト51の回動速度vを変えている。このように、この処理にて求める色ずれ補正量とは、各プロセス領域A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7毎のベルトモータ301に供給するクロック周波数fの補正量である。
【0164】
そして、図17に示したように、色ずれ補正を行うために、各プロセス領域A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7毎にベルトモータ301に供給するクロック周波数fを変えることができる。例えば、図17で、プロセス領域A1は、イエローの印字プロセス領域であり、副走査方向印字許可信号Vsyncは、Vsync(Y)で、このときベルトモータ301に供給するクロック周波数fを、f(Y)とし、ベルトモータ301の回動速度を、v(Y)としている。このクロック周波数f(Y)は、前処理で求めたイエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置のずれ量l(Y)から求めている。例えば、イエローの先端部の印字位置と後端部の印字位置のずれ量l(Y)は、次式で与えれる。
【0165】
l(Y)=l −l(Y1’−Y2’)
したがって、l(Y)の値が正(+)の場合は、イエロー基準マークの後端部の印字位置が用紙の送紙方向に対して前方に移動している。すなわち、イエロー基準マークの印字画像が用紙の送紙方向に対して短くなっていることを意味している。この場合は、色ずれ量の補正は、イエロー基準マークの印字画像を用紙の送紙方向に対して伸長するような補正となる。
【0166】
この補正は、プロセス領域A1でイエロー基準マークの印字画像の静電潜像を中間転写ベルト51上に形成するとき、すなわち、イエロー基準マークの副走査方向印字許可信号Vsync(Y)が許可状態において、ローレベルのときに、中間転写ベルト51の回動速度v(Y)を増加させることにより行うことができる。すなわち、副走査方向印字許可信号Vsync(Y)の時間は変化しないので、中間転写ベルト51の回動速度v(Y)を増加させることにより、中間転写ベルト51の回動速度v(Y)の増加量に応じて用紙の送紙方向のイエロー基準マーク印字領域が伸び、イエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置のずれ量を補正することができる。
【0167】
そして、中間転写ベルト51の回動速度vは、ベルトモータ301に供給するクロック周波数fを変えることにより変化させることができる。すなわち、クロック周波数fを高くすると、中間転写ベルト51の回動速度vが上昇し、逆に、クロック周波数fを低くすると、中間転写ベルト51の回動速度vが低下する。
【0168】
したがって、プロセス領域A1のとき、すなわち、副走査方向印字許可信号Vsync(Y)が許可状態のとき(ローレベルのとき)、ベルトモータ301へ供給するクロック周波数f(Y)を上昇させることで、イエロー基準マーク先端部における、印字位置と後端部の印字位置のずれ量を補正することができる。
【0169】
また、逆に、イエロー基準マークの先端部の印字位置と後端部印字位置のずれ量l(Y)が負(−)の場合は、プロセス領域A1のとき、すなわち、イエローの副走査方向印字許可信号Vsync(Y)が許可状態において、ローレベルのときに、感光体ベルト23の回動速度v(Y)を低下させることにより、先端部の印字位置と後端部の印字位置のずれ量を補正することができる。
【0170】
したがって、プロセス領域A1において、副走査方向印字許可信号Vsync(Y)が許可状態のときに、ベルトモータ301へ供給するクロック周波数f(Y)を低くすることで、イエロー基準マーク先端部の印字位置と後端部の印字位置のずれ量を補正することができる。
【0171】
また、カラー画像形成装置1は、イエローの副走査方向印字許可信号Vsync(Y)が許可状態のときとマゼンタ色(M)の副走査方向印字許可信号Vsync(M)が許可状態間の非印字領域、すなわち、プロセス領域A2では、ベルトモータ301へ供給するクロック周波数をf(YM)とし、中間転写ベルト51の回動速度をv(YM)として制御している。このベルトモータ301へ供給するクロック周波数f(YM)は、色ずれ演算部154が検出処理で求めたイエロー基準マークとマゼンタ基準マークの色ずれ量l(YM)に基づいて、色ずれ補正量演算部155が演算する。すなわち、イエロー基準マークとマゼンタ基準マークの色ずれ量l(YM)は、次式で与えられる。
【0172】
l(YM)=l −l(Y1’−M1’)
そして、イエローとマゼンタの色ずれ量l(YM)が正(+)の場合は、イエロー基準マークに対するマゼンタ基準マークは、用紙の送紙方向に対して先端方向にずれていることになる。この場合は、イエローの副走査方向印字許可信号Vsync(Y)の許可状態とマゼンタの副走査方向印字許可信号Vsync(M)の許可状態間における非印字領域が短い場合である。したがって、イエローとマゼンタの色ずれ量l(YM)が正(+)の場合は、副走査方向印字許可信号Vsync(Y)の許可状態と副走査方向印字許可信号Vsync(M)の許可状態間の非印字領域期間、すなわち、プロセス領域A2において感光ベルトの回動速度v(YM)を速くし、副走査方向印字許可信号Vsync(Y)の許可状態と副走査方向印字許可信号Vsync(M)の許可状態間の非印字領域を長くすることで、イエローとマゼンタの色ずれを補正することができる。この場合は、具体的には、プロセス領域A2において、ベルトモータ301へ供給するクロック周波数f(YM)を高くすることで、副走査方向印字許可信号Vsync(Y)の許可状態と副走査方向印字許可信号Vsync(M)の許可状態間の非印字領域間隔を長くして、イエロー基準マークとマゼンタ基準マークの色ずれを補正することができる。
【0173】
逆に、イエローとマゼンタの色ずれ量l(YM)が負(−)の場合は、イエロー基準マークに対するマゼンタ基準マークは、用紙の送紙方向に対して後端方向にずれていることになる。この場合は、イエローの副走査方向印字許可信号Vsync(Y)の許可状態とマゼンタの副走査方向印字許可信号Vsync(M)の許可状態間、すなわちプロセス領域A2の非印字領域が長い場合である。この場合は、イエローの副走査方向印字許可信号Vsync(Y)の許可状態とマゼンタの副走査方向印字許可信号Vsync(M)の許可状態間、すなわち、プロセス領域A2において、ベルトモータ301へ供給するクロック周波数f(YM)を下げることで、副走査方向印字許可信号Vsync(Y)の許可状態と副走査方向印字許可信号Vsync(M)の許可状態間の非印字領域間隔を短くしてイエロー基準マークとマゼンタ基準マークの色ずれを補正することができる。
【0174】
さらに、マゼンタ基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置のずれ量l(M)、マゼンタ基準マークとシアン基準マークの間のずれ量l(MC)、シアン基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置のずれ量l(C)、シアン基準マークとブラック基準マークの間のずれ量l(CK)、ブラック基準マークの先端部の印字位置と後端部の印字位置のずれ量l(K)も同様に補正することができる。
【0175】
このように、色ずれ検知用基準マーク160により検出した色ずれ量l(Y)、l(YM)、l(M)、l(MC)、l(C)、l(CK)、l(K)に基づいて、各プロセス領域A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7において、ベルトモータ301へ供給するクロック周波数f(Y)、f(YM)、f(M)、f(MC)、f(C)、f(CK)、f(K)を変え、中間転写ベルト51の回動速度を、v(Y)、v(YM)、v(M)、v(MC)、v(C)、v(CK)、v(K)とすることにより、色ずれ補正を行なうことができる。
【0176】
なお、本実施の形態のカラー画像形成装置1に用いるマーク検出部としては、上記第4の実施の形態で用いたマーク検出部130Y、140Yと同様のマーク検出部を用いることができる。
【0177】
図18は、本発明のカラー画像形成装置の第6の実施の形態を適用したから画像形成装置のマーク検出部170の概略構成図である。
【0178】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様のカラー画像形成装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態のカラー画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付してその詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0179】
図18において、マーク検出部(色ずれ検出手段)180は、光源(光照射手段)181、レンズ(配光規制手段)182、3つのハーフミラー183〜185及び3つの光センサ(光検出手段)186〜188等を備えており、光源181及びレンズ182は、上記第1の実施の形態の光源71及びレンズ72と同様のものである。
【0180】
光源181は、レンズ182の方向に光を出射し、レンズ182は、入射される光をその配光分布を概略一方向に規制して、ハーフミラー183〜185に出射する。各ハーフミラー183は、レンズ182から入射される光を中間転写ベルト51方向に反射させて中間転写ベルト51上に照射させ、中間転写ベルト51に入射された光は、中間転写ベルト51または中間転写ベルト51上に形成された基準マーク(図示略)でハーフミラー183〜185方向に反射される。
【0181】
各ハーフミラー183〜185は、中間転写ベルト51または基準マーク66A〜66Fで反射された光(反射光)を透過させて、それぞれ対応して配設されている光センサ186〜188に入射させ、光センサ186〜188は、入射光から基準マークを検出して、検出信号を出力する。
【0182】
したがって、1つの光源181と3つの光センサ186〜188で色ずれ検知用基準マークを検出することができ、マーク検出部180を簡素な構造とするとともに、複数の要因による色ずれを検知することができる。
【0183】
例えば、色ずれの補正を感光体ベルト23の回転速度を制御して行う場合には、光センサ186と光センサ187の出力を用いて行うことができ、書込みのスキュー角度を補正するには、光センサ186及び光センサ188の出力を用いて行うことができる。
【0184】
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置1は、マーク検出部180を、レンズ182で配光分布規制された照射光に対して、光センサ186〜188を複数配設したものとしている。
【0185】
したがって、例えば、1つの光源181で複数の基準マークを検出することで、マーク検出部180を簡素化して、より一層安価なものとすることができるとともに、基準マークを高精度に検出することができ、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることができる。
【0186】
なお、上記各実施の形態においては、基準マークを中間転写ベルトに形成して、当該中間転写ベルト上の基準マークをマーク検出部で検出して、色ずれ補正を行っているが、このマーク検出部で検出する基準マークは、中間転写ベルト上に形成された基準マークに限るものではなく、用紙(記録媒体)上に中間転写ベルトから転写した基準マークを、上記各実施の形態で示したマーク検出部と同様のマーク検出部で検出してもよい。この場合にも、上記同様に適切に色ずれを補正することができる。
【0187】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0188】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のカラー画像形成装置によれば、回転駆動される潜像担持体上に、書込手段で画像信号に対応する静電潜像を形成し、当該潜像担持体上の静電潜像を画像形成手段で現像剤を供給して顕像化させ、当該潜像担持体上の顕像を中間転写媒体上に転写する画像形成処理を複数色について順次行って、当該中間転写媒体上に複数色の現像剤像を重ね合わせてカラー画像を形成し、当該カラー画像を記録媒体に転写して、当該記録媒体上のカラー画像を定着させてカラー画像を形成するとともに、中間転写媒体または記録媒体上に色ずれ検出用の検知マークを形成し、当該検知マークを色ずれ検出手段で検出して、当該色ずれ検出手段の検出結果に基づいて、色ずれを補正するに際して、色ずれ検出手段を、検知マークに光を照射する光照射手段と、当該光照射手段からの照射光の配光分布を概略一定方向に規制する配光規制手段と、検知マークで反射された照射光の反射光を検出する光検出手段と、を備えたものとしているので、検知マークの形成されている中間転写媒体または記録媒体が上下変動した場合にも、反射光量を高精度に高出力で検出することができるとともに、中間転写媒体または記録媒体の上下変動に伴う検出変動誤差を抑制して、検知マークの検出感度を向上させることができ、安価にかつ高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質を向上させることができる。
【0189】
請求項2記載の発明のカラー画像形成装置によれば、色ずれ検出手段を、光検出手段が、検知マークからの正反射光を検出するものとしているので、検知マークをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度にいろずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0190】
請求項3記載の発明のカラー画像形成装置によれば、色ずれ検出手段を、光検出手段が、検知マークからの反射光を所定の焦点位置に結像する結像手段と、結像手段の焦点位置に配設され入射光を光電変換する光電変換手段と、を有するものとしているので、検知マークをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0191】
請求項4記載の発明のカラー画像形成装置によれば、色ずれ検出手段を、光照射手段が、配光規制手段で配光分布の規制された照射光を前記検知マークに対して垂直に入射し、光検出手段が、検知マークからの反射光を当該検知マークへの入射光と分離する分離手段を有しているものとしているので、入射光が光検出手段に混入することを防止して、検知マークをより一層高精度に検出することができ、安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0192】
請求項5記載の発明のカラー画像形成装置によれば、配光規制手段を、微細なルーバーの形成された薄膜フィルムで形成しているので、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとすることができるとともに、検知マークを高精度に検出することができ、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることができる。
【0193】
請求項6記載の発明のカラー画像形成装置によれば、薄膜フィルムを、透明基板上に条線状の透明部分が形成されたものとしているので、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとすることができるとともに、検知マークを高精度に検出することができ、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることができる。
【0194】
請求項7記載の発明のカラー画像形成装置によれば、光規制手段を、薄膜フィルムが、当該薄膜フィルムのルーバーまたは条線状の透明部分が直交する状態で複数枚積層されたものとしているので、色ずれ検出手段をより一層安価で設計の容易なものとすることができるとともに、検知マークをより一層高精度に検出することができ、より一層安価にかつより一層高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質をより一層向上させることができる。
【0195】
請求項8記載の発明のカラー画像形成装置によれば、色ずれ検出手段を、配光規制手段で配光分布規制された照射光に対して、光検出手段を複数配設されたものとしているので、例えば、1つの光照射手段で複数の検知マークを検出することで、色ずれ検出手段を簡素化して、より一層安価なものとすることができるとともに、検知マークを高精度に検出することができ、より一層安価にかつ高精度に色ずれを補正して、より一層安価に画像品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の第1の実施の形態を適用したカラー画像形成装置の概略構成正面図。
【図2】図1の画像形成装置のマーク検出部及び中間転写ベルトの概略構成図。
【図3】図2のレンズの配光分布を示す図。
【図4】図2の色ずれ検出部による色ずれ検知用基準マークの検出処理の説明図。
【図5】本発明のカラー画像形成装置の第2の実施の形態を適用したカラー画像形成装置のマーク検知部及び中間転写ベルトの概略構成図。
【図6】本発明のカラー画像形成装置の第3の実施の形態を適用したカラー画像形成装置のマーク検知部及び中間転写ベルトの概略構成図。
【図7】本実施の形態のカラー画像形成装置の光学系の1つのイエロー色記録用の光学系の斜視図。
【図8】スキュー補正機構の組み込まれている図7のイエロー色記録用の光学系の斜視図。
【図9】図8の回転角度検知板と補正機構の平面図。
【図10】図6のカラー画像形成装置のイエロー用マーク検出部の概略構成と検出処理の説明図。
【図11】図10のイエロー用マーク検出部の他の例の概略構成図。
【図12】本実施の形態のカラー画像形成装置の第4の実施の形態を適用したカラー画像形成装置の色ずれ補正制御部の要部ブロック構成図。
【図13】図12のカラー画像形成装置で用いる色ずれ検知用基準マークの一例を示す図。
【図14】図12のカラー画像形成装置による色ずれ検知用基準マーク形成及び検出時の副走査方向印字許可信号、ベルトモータ周波数及び感光体ベルトの回動速度の関係を示す図。
【図15】図12のカラー画像形成装置の色ずれ補正制御部の色ずれ検知用基準マークの検出信号のオペアンプ出力及びコンバータ出力と副走査方向印字許可信号、ベルトモータ周波数及び感光体ベルトの回動速度との関係を示す図。
【図16】図12のカラー画像形成装置で用いる色ずれ検知用基準マークを形成させ用紙の平面図。
【図17】図12のカラー画像形成装置で色ずれ量補正制御を行った場合の副走査方向印字許可信号、ベルトモータ周波数及び感光体ベルト回動速度との関係を示す図。
【図18】本発明のカラー画像形成装置の第5の実施の形態を適用したカラー画像形成装置のマーク検知部及び中間転写ベルトの概略構成図。
【図19】従来のカラー画像形成装置で用いられている乱反射光学系のパターン検出装置の概略構成図。
【図20】従来のカラー画像形成装置で用いられている正反射光学系のパターン検出装置の概略構成図。
【図21】従来のカラー画像形成装置で用いられている正反射光学系のパターン検出装置の概略構成及び中間転写ベルトの位置変位に伴う位相ずれが生じる原因の説明図。
【図22】従来のカラー画像形成装置で用いられている正反射光学系のパターン検出装置の概略構成及び中間転写ベルトの位置変位に伴う位相ずれが生じる原因の説明図。
【符号の説明】
1 カラー画像形成装置
2 本体筐体
3 書込ユニット
4 帯電ローラ
5 感光体ユニット
6 現像ユニット
7 転写ユニット
8 マーク検出部
9 転写ローラ
10 クリーニング部
11 給紙ユニット
12 定着ユニット
13 排紙部
14 除電ランプ
15 排紙台
21、22 ローラ
23 感光体ベルト
31 ポリゴンミラー
32 駆動モータ
33 fθレンズ
34 折返しミラー
35 同期検知センサ
36 レーザビーム
6Y、6C、6M、6B 現像器
41 回転ドラム
51、51’ 中間転写ベルト
52、53 ローラ
54 バイアスローラ
61 給紙カセット
62 給紙ローラ
63 搬送ローラ
64 レジストローラ
65 中間転写ベルトクリーニング部
66A〜66F 基準マーク
71 光源
72 レンズ
73 ハーフミラー
74 光センサ
80 マーク検出部
81 拡散板
82 薄膜フィルム
90 マーク検出部
91 ピンホール板
92 ピンホール
100Y イエロー色記録用光学系
101Y ポリゴンミラー
102Y 半導体レーザ
103Y 光学レンズ
104Y fθレンズ
105Y 感光体ドラム
106Y 走査開始位置検知センサ
110Y スキュー補正機構
111Y 光学ユニット
112Y 窓
113Y 第1反射ミラー
114Y シリンダミラー
115Y 第2反射ミラー
116Y ステッピングモータ
117Y プーリ
118Y シリンダミラー部
119Y 回転軸
120Y ミラー保持部
121Y プーリスクリュー
122Y ベルト
123Y 出力軸
124Y 回転角度検知板
125 枠
126 ライン
130Y イエロー用マーク検出部
131Y 光源
132Y レンズ
133Y ハーフミラー
134Y、134Ya、134Yb 光センサ
140Y マーク検出部
131Y 光源
141Y 拡散板
142Y 薄膜フィルム
143Ya、143Yb ハーフミラー
144Y、145Y 光センサ
150 色ずれ補正制御部
151 検出信号処理回路
151a オペアンプ
151b コンパレータ
152 CPU
153 クロック供給回路
154 色ずれ演算部
155 色ずれ補正量演算部
156 A/D変換器
157 トナー付着量検出部
158 レーザパワー制御部
159 レーザ制御回路
160 色ずれ検知用基準マーク
180 マーク検出部
181 光源
182 レンズ
183〜185 ハーフミラー
186〜188 光センサ
300 レーザ発光素子(LD)
301 ベルトモータ
302 発光ダイオード
303 受光素子

Claims (8)

  1. 回転駆動される潜像担持体上に、書込手段で画像信号に対応する静電潜像を形成し、当該潜像担持体上の静電潜像を画像形成手段で現像剤を供給して顕像化させ、当該潜像担持体上の顕像を中間転写媒体上に転写する画像形成処理を複数色について順次行って、当該中間転写媒体上に複数色の現像剤像を重ね合わせてカラー画像を形成し、当該カラー画像を記録媒体に転写して、当該記録媒体上のカラー画像を定着させてカラー画像を形成するとともに、前記中間転写媒体または前記記録媒体上に色ずれ検出用の検知マークを形成し、当該検知マークを色ずれ検出手段で検出して、当該色ずれ検出手段の検出結果に基づいて、色ずれを補正するカラー画像形成装置であって、前記色ずれ検出手段は、前記検知マークに光を照射する光照射手段と、当該光照射手段からの照射光の配光分布を概略一定方向に規制する配光規制手段と、前記検知マークで反射された前記照射光の反射光を検出する光検出手段と、を備えていることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記色ずれ検出手段は、前記光検出手段が、前記検知マークからの正反射光を検出することを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記色ずれ検出手段は、前記光検出手段が、前記検知マークからの反射光を所定の焦点位置に結像する結像手段と、前記結像手段の焦点位置に配設され入射光を光電変換する光電変換手段と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記色ずれ検出手段は、前記光照射手段が、前記配光規制手段で配光分布の規制された照射光を前記検知マークに対して垂直に入射し、前記光検出手段が、前記検知マークからの反射光を当該検知マークへの入射光と分離する分離手段を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記配光規制手段は、微細なルーバーの形成された薄膜フィルムで形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記薄膜フィルムは、透明基板上に条線状の透明部分が形成されていることを特徴とする請求項5記載のカラー画像形成装置。
  7. 前記光規制手段は、前記薄膜フィルムが、当該薄膜フィルムの前記ルーバーまたは前記条線状の透明部分が直交する状態で複数枚積層されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載のカラー画像形成装置。
  8. 前記色ずれ検出手段は、前記配光規制手段で配光分布規制された照射光に対して、前記光検出手段を複数配設されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007225969A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Oki Data Corp ベルトユニット及びこれを有する画像形成装置
JP2011237732A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Canon Inc 画像情報検出装置及びそれを有する画像形成装置

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