JP2006153676A - 光学式エンコーダ装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 必要位相精度と、インデックススケールとメインスケールとの距離と、平行光線のビーム発散角度と、周期パターンの周期との関係を規定することにより、所望の精度をもつ光学式エンコーダ装置を提供する。
【解決手段】 ビーム発散角θをもつコリメータ41から出射された平行光線がインデックススケール43を透過してギャップg離れたメインスケール42までに到達するまでに広がる距離(g×tanθ)の、メインスケール42のピッチPに対する割合((g×tanθ)/P)を、光電出力信号の位相で表した値は、光学式エンコーダ装置45の必要位相精度Aphよりも小さい。
【選択図】 図3

Description

この発明は、測長機器、計測装置、工作機械、複写機等を構成する各種の移動体の移動量を検出する光学式エンコーダ装置に関する。
画像形成装置は、感光体ドラム等の各種感光体、転写ベルト等の各種転写体、搬送ベルト等の各種搬送部材等の表面が移動する各種部材を有しており、位置ずれ等を防止して高精細で高画質な画像を形成するためには、感光体にトナー像を形成し、転写体にトナー像を転写し、搬送ベルトで用紙を搬送したりする際に、各部材の移動量を正確に測定して各部材を駆動制御する必要がある。さらに、移動量を測定する対象部材が振動しても正確に移動量を測定することが求められる。
特許文献1には、一定の格子定数をもつ光学格子で形成された移動するスケールに、平行光線を照射し、スケールと同じ格子定数をもち1/4波長ずれた2つの格子をもつインデックススケールに、スケールを透過した平行光線をさらに透過させ、インデックススケールの2つの格子を透過した2つの平行光線を2つの検出器でそれぞれ検出し、スケールとインデックススケールとの相対位置関係により変化する光量を検出して正弦波状の電気信号を形成してカウントすることにより、スケールの移動量を計測する相対位置検出装置が提案されている。
特許文献2及び特許文献3には、ベルト表面に形成したマークをセンサで検出し、検出して得られる信号のパルス間隔からベルト表面の速度を算出し、ベルト表面の速度を制御する画像形成装置が提案されている。特許文献4には、コヒーレント光と平行ビームを用いることでインデックススケールとメインスケールとのギャップを広くとっても、高精度に位置を検出できるエンコーダ装置が提案されている。
特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4のいずれにおいても、必要位相精度と、インデックススケールとメインスケールとの距離と、平行光線のビーム発散角度と、周期パターンの周期との関係が明らかでないため、所望の精度をもつ光学式エンコーダ装置を得ることができなかった。
特開昭59−132311号公報 特開平6-263281号公報 特開平9-114348号公報 特開平11-166809号公報
本発明は、必要位相精度と、インデックススケールとメインスケールとの距離と、平行光線のビーム発散角度と、周期パターンの周期との関係を規定することにより、所望の精度をもつ光学式エンコーダ装置を提供することを目的とする。
この発明の第1の光学式エンコーダ装置は、一方向に透過率を変化させた周期パターンをもつインデックススケールに平行光線を照射し、インデックススケールの周期パターンと同一方向かつ同一周期で透過率を変化させた周期パターンをもつメインスケールにインデックススケールを透過した平行光線を照射させ、メインスケールの透過光を受光して受光光の強度変化に基づいて、メインスケールとインデックススケールとの相対的な移動量を検出する光学式エンコーダ装置であって、光学式エンコーダ装置の必要位相精度をAphで表し、インデックススケールとメインスケールとの距離をgで表し、平行光線のビーム発散角度をθで表し、周期パターンの周期をPで表したとき、Aph>2πg×(tanθ)/Pの関係式を満たす。
この発明の第2の光学式エンコーダ装置は、一方向に透過率を変化させた周期パターンをもつインデックススケールに平行光線を照射し、インデックススケールの周期パターンと同一方向かつ同一周期で反射率を変化させた周期パターンをもつメインスケールにインデックススケールを透過した平行光線を照射させ、メインスケールの反射光を受光して受光光の強度変化に基づいて、メインスケールとインデックススケールとの相対的な移動量を検出する光学式エンコーダ装置であって、光学式エンコーダ装置の必要位相精度をAphで表し、インデックススケールとメインスケールとの距離をgで表し、平行光線のビーム発散角度をθで表し、周期パターンの周期をPで表したとき、Aph>2πg×(tanθ)/Pの関係式を満たす。
第1の光学式エンコーダ装置または第2の光学式エンコーダ装置において、平行光線は、最大径dをもつ光源から出射された波長λの光を焦点距離fのレンズで平行光に光学補正して形成され、インデックススケールの透過率の高い領域の幅をDで表したとき、ビーム発散角度θをd/(2f)としたときの関係式と、ビーム発散角度θを(1.22λ)/Dとしたときの関係式とをともに満たすとよい。
第1の光学式エンコーダ装置または第2の光学式エンコーダ装置において、平行光線はビームウエストでのスポットサイズw0をもつ波長λのコヒーレント光であり、ビーム発散角度θをλ/(πw0)としたときの関係式と、ビーム発散角θを(1.22λ)/Dとしたときの関係式とをともに満たすとよい。
第2の光学式エンコーダ装置において、メインスケールの反射光をインデックススケールに照射させ、インデックススケールを透過した反射光を受光するとよく、さらに、平行光線は、最大径dをもつ光源から出射された波長λの光を焦点距離fのレンズで光学補正して形成され、インデックススケールのスリット幅をDで表したとき、tan(d/2f)<D/2gと、tan(1.22λ/D)<D/2gとの少なくとも一方を満たすとよい。
上記いずれかの光学式エンコーダ装置において、メインスケールに照射される平行光線の進行方向は、インデックススケールに対するメインスケールの移動方向に直交する面内に含まれるとよい。
上記いずれかの光学式エンコーダ装置において、平行光線は、点光源LEDを光源として形成されるとよい。
上記いずれかの光学式エンコーダ装置において、インデックススケールは、メインスケールの周期パターンに対して位相のずれた位置に複数配置され、位相のずれた各位置のインデックススケールを透過した光を別々に受光するとよい。
上記いずれかの光学式エンコーダ装置において、メインスケールは、回転部材の表面に形成されているとよい。
この発明の画像形成装置は、メインスケールを回転部材の表面に形成し、回転部材の移動量を検出する上記いずれかの光学式エンコーダ装置を備える。
この発明の第1の光学式エンコーダ装置によれば、必要位相精度Aphに合ったビーム発散角度θ、ギャップg、スリットピッチPを選択することにより、目的にあった所望の精度で移動量を検出できる。
この発明の第2の光学式エンコーダ装置によれば、必要位相精度Aphに合ったビーム発散角度θ、ギャップg、スリットピッチPを選択することにより、目的にあった所望の精度で移動量を検出できる。
ビーム発散角度θをd/(2f)としたときの関係式と、ビーム発散角度θを(1.22λ)/Dとしたときの関係式とをともに満たすことにより、インデックススケールを透過した光をより集中してメインスケールに照射することができるため、より高い精度で移動量を検出できる。ビーム発散角度θをλ/(πw0)としたときの関係式と、ビーム発散角θを(1.22λ)/Dとしたときの関係式とをともに満たすことにより、インデックススケールを透過した光をより集中してメインスケールに照射することができるため、より高い精度で移動量を検出できる。
第2の光学式エンコーダ装置において、メインスケールの反射光をインデックススケールに照射させ、インデックススケールを透過した反射光を受光することにより、メインスケールギャップとインデックススケールとの間隔を近づけて配置することができ、メインスケールの反射光をインデックススケールに透過させずに外部で受光する場合より分解能を高めることができ、さらに、tan(d/2f)<D/2gと、tan(1.22λ/D)<D/2gとの少なくとも一方を満たすことにより、高効率に反射光をインデックススケールに透過させて、より高い精度で移動量を検出できる。
メインスケールに照射される平行光線の進行方向は、インデックススケールに対するメインスケールの移動方向に直交する面内に含まれることにより、メインスケールとインデックススケールとの距離の変動や傾きにより反射光が位置変化しても、受光光量を大きく維持できるため、高い精度で移動量を検出できる。
平行光線は、点光源LEDを光源として形成されることにより、発光面積の大きな光源を用いる場合に比較して、インデックススケールとメインスケールとの間隔を大きくしても同一の必要位相精度を満たすことができる。
インデックススケールは、メインスケールの周期パターンに対して位相のずれた位置に複数配置され、位相のずれた各位置のインデックススケールを透過した光を別々に受光することにより、より高い精度で移動量を検出できる。
メインスケールは、回転する部材の表面に形成されていることにより、必要位相精度Aphに合ったビーム発散角度θ、ギャップg、スリットピッチPを選択することにより、目的にあった所望の精度で回転部材の移動量を検出できる。
この発明の画像形成装置によれば、目的にあった所望の精度で回転部材の移動量を検出して高精度に画像を形成できる。
第1の実施形態の画像形成装置1は、図1の構成図に示すように、画像読取部10と処理部11と給紙部12と転写部13と定着部14と反転部15と排紙部16とを備える。
画像読取部10は、原稿台に置かれた原稿やトレーに収容されて自動送り装置で送られる原稿に光を走査し、反射光を受光して各原稿の画像を読み取って処理部11に出力する。処理部11は、読み取られた画像から各トナー色ごとにトナー像作成のための書込み信号を作成するとともに、画像形成装置1全体の動作を制御する。給紙部12は、転写部13の下方に配置されて種々の紙質や大きさごとに記録媒体としての用紙17を収容する複数の給紙トレーを有し、適宜、用紙17を選択して転写部13に送る。転写部13は、処理部11で作成された各トナー色ごとの書込信号の入力を受けて、各トナー色の画像を重ねたトナー像を用紙17上に形成する。定着部14は、トナー像を転写された記録媒体を、回転する高温の加熱ローラと、加熱ローラに対向して圧力を加える加圧ローラとの間に挟んで搬送し、トナー像を用紙17に定着させる。なお、定着方法は、熱転写方式、溶剤定着、UV定着、加圧定着等であってもよい。反転部15は、両面印刷時等の必要に応じて定着後の用紙17を反転させて転写部13に送る。排紙部16は、画像形成を終了した記録媒体を排紙トレー等に排紙する。
転写部13は、図2の構成図に示すように、搬送ベルト20と駆動ローラ21と従動ローラ22と4つの電子プロセス部23と光学式エンコーダ装置24とを有する。搬送ベルト20は、駆動ローラ21と従動ローラ22とに回転可能に支持されたエンドレスベルトで形成され、給紙部12から給紙される用紙17を静電吸着し、電子プロセス部23を通過して定着部14の前で剥離するまで搬送するエンドレスベルトである。駆動ローラ21は、回転しながら搬送ベルト20を一方向に回転させ、従動ローラ22は搬送ベルト20の回転に従って回転する。
4つの電子プロセス部23は、同様の構造をもつ黒のトナー像を転写する電子プロセス部23Kと、マゼンダのトナー像を転写する電子プロセス部23Mと、シアンのトナー像を転写する電子プロセス部23Cと、イエローのトナー像を転写する電子プロセス部23Yとを、搬送ベルト20に沿って用紙17の搬送方向上流側から直線状に順に配列して構成され、搬送ベルト20により搬送される用紙17にそれぞれ順に各色のトナー像を重ねて転写する。各色のトナー像を用紙17に転写する各電子プロセス部23は、入力される書込み信号の対応する色と、用紙17に転写するトナー像の色と、配置位置とが異なる他は同様の構成をもち、図1の構成図において各トナー色に対応した電子プロセス部23の構成要素を示す符号に、黒、マゼンダ、イエロー、シアンのそれぞれに対して、K、M、Y、Cの符号を付して表示している。
黒のトナー像を用紙17に転写する電子プロセス部23Kは、像担持体としての感光体ドラム30Kと、感光体ドラム30Kの周囲に配置された帯電器31Kと露光器32Kと現像機33Kと転写器34Kと感光体クリーナ35Kとをもつ。帯電器31Kは、暗中で感光体ドラム30Kの周面を一様に帯電する。露光器32Kは、処理部11から送られる黒画像に対応した書込み信号に基づいて、レーザースキャナーのレーザ光源からのレーザ光を点灯させて、ポリゴンミラー、fθレンズ、偏向ミラー等を用いた光学系により走査して、一様に帯電した感光体ドラム30Kを露光することにより感光体ドラム30Kに黒画像に対応した静電潜像を形成する。現像器10Kは、静電潜像を黒トナーにより可視像化し、感光体ドラム30Kに黒のトナー像を形成する。転写器34Kは、搬送ベルト20を挟んで感光体ドラム30Kと対向する位置に配置され、搬送ベルト20で搬送される用紙17が感光体ドラム30Kに接する転写位置において、感光体ドラム30Kとの間に印加された高電圧により黒のトナー像を用紙17に転写させる。感光体クリーナ35Kは、転写を終えた感光体ドラム30Kの周面に残留した不要なトナーを除去し、感光体ドラム30Kを次の画像形成に備えさせる。他の各電子プロセス部23も同様の構成をもつ。
光学式エンコーダ装置24は、図3の構成図に示すように、光源40とコリメータ41とメインスケール42とインデックススケール43とフォトディテクタ44と位置演算部45とを備える。
光源40は、フォトディテクタ44で検出される明暗のパターンに対して十分なコントラストを発生させる光を出射する。具体的に光源40は、発光ダイオード(LED)、電球、半導体レーザ等で構成されることが望ましく、より好ましくは、平行化する際にビーム発散角の小さい光源、例えば半導体レーザで構成する。コリメータ41は、光源40から出射された光を平行光線に光学補正し、例えば光源40から焦点距離fだけ離れた位置に配置されたレンズにより構成される。
メインスケール42は、図4(a)の斜視図及び図4(b)の平面図に示すように、搬送ベルト20の幅方向端部において搬送ベルト20の移動方向を一周するように、透過率の大きい幅P/2の高透過部51と透過率の小さい幅P/2の低透過部52とをストライプ状に並べたピッチPをもって形成されている。メインスケール42は、コリメータ41から出射される平行光線の光路上に配置されている。
インデックススケール43は、図5の平面図に示すように、透過率の大きい幅P/2の高透過部61と透過率の小さい幅P/2の低透過部62とを等幅で交互に並べたピッチPのストライプ状の周期パターン構造をもつ。インデックススケール43は、コリメータ41から出射される平行光線の光路上に固定され、コリメータ41とメインスケール42との間においてメインスケール42からギャップg離れて配置されている。メインスケール42とインデックススケール43とは、互いのストライプを平行にして配置される。インデックススケール43は、透過する平行光線を周期パターン構造に一致した形に成形して出射させる。なお、インデックススケール43の高透過部61は1つであってもよく、汚れや欠陥が存在しても安定して位置を検出するために複数設けたものであってもよい。
フォトディテクタ44は、インデックススケール43とメインスケール42とを透過した平行光線を受光し、受光した光を光電変換して受光量に比例した光電出力信号を生成する。
搬送ベルト20が等速で回転すると、搬送ベルト20に形成されたメインスケール42はストライプの並ぶ方向に等速で移動し、インデックススケール43を透過した平行光線と、メインスケール42の高透過部51との重なる量が変化するため、フォトディテクタ44から出力される光電出力信号はほぼ正弦波状に変化し、光電出力信号の一周期2πがメインスケール42のピッチPに相当する。例えば、インデックススケール43の高透過部61と、メインスケール42の低透過部52とが完全に重なると、フォトディテクタ44における受光量は極小となり光電出力信号は極小値をとる。インデックススケール43の高透過部61と、メインスケール42の高透過部51とが完全に重なると、フォトディテクタ44における受光量は極大となり光電出力信号は極大値をとる。インデックススケール43の高透過部61と、メインスケール42の高透過部51とが一部重なる場合は、光電出力信号は重なる量に比例した大きさをもつ。
位置演算部15は、フォトディテクタ44から出力される光電出力信号に対して比較等の演算処理を行うことにより、光電出力信号の周期2πの整数倍または整数分の1の周期的な矩形波を形成する。処理部11は、位置演算部15で形成された矩形波を計数することにより、搬送ベルト20の移動量を計測し、電子プロセス部23におけるトナー像の形成及び転写のタイミングや、駆動ローラ21の回転量等を調整する。
式(1)で表されるように、ビーム発散角θをもつコリメータ41から出射された平行光線がインデックススケール43を透過してギャップg離れたメインスケール42までに到達するまでに広がる距離(g×tanθ)の、メインスケール42のピッチPに対する割合((g×tanθ)/P)を、光電出力信号の位相で表した値は、光学式エンコーダ装置45の必要位相精度Aphよりも小さい。
Aph>2π×((g×tanθ)/P) …(1)
必要位相精度Aphは、光学式エンコーダ装置45の用途及び構成により決定され、例えば、矩形波を出力し、ピッチPに対して高いエッジの精度を要求する場合、必要位相精度Aphは小さい値をもち、ピッチPが0.36mmでありメインスケール42に到達した平行光線の広がりを0.18mm未満に収めるためにはπとする。例えば、90°位相のずれたA相とB相とを出力するエンコーダでは、エッジの精度をそれほど要求せずカウントミスを防止するためには、A相とB相とを重ねないように必要位相精度Aphを±45°にする。10μm以下の精度で移動量を計測する場合、メインスケール42に10μm程度のピッチPをもたせた場合には、搬送ベルト20の表面の振動によるギャップgの大きな変動により計測できないため、必要位相精度を36°〜18°よりも小さくしてメインスケール42のピッチPを100〜200μm程度にする。位相差をもつインデックススケール43を用いて、ベルトの上下動、汚れ、傷等によるオフセット成分をキャンセルするためには、より高い位相精度をもたせる。
ビーム発散角θは、コリメータ41から出射される平行光線の広がりを示す。具体的には、最大径dをもつ光源40を用いる場合、コリメータ41の焦点距離fとにより定まる幾何学的なビーム発散角度θ=d/2fを式(1)に代入した式(2)と、インデックススケール43の高透過部61の幅に等しい開口サイズDと光源40から出射される光の波長λとにより定まる回折広がりによるビーム発散角度θ=1.22λ/Dを式(1)に代入した式(3)とのいずれも満たすように、各パラメータを設定する。式(2)と式(3)とをともに満たすことにより、インデックススケール43を透過した光をより集中してメインスケール42に照射することができるため、より高い精度で移動量を検出できる。
Aph>2π×((g×tan(d/2f))/P) …(2)
Aph>2π×((g×tan(1.22λ/D))/P) …(3)
また、レーザ光のようなコヒーレント光によるガウシアンビームを出射する光源40を用いる場合、光源40から出射される光の波長λとビームウエストの幅w0とにより定まるビーム発散角θ=λ/πw0を式(1)に代入した式(4)と、インデックススケール43の高透過部61の幅に等しい開口サイズDと光源40から出射される光の波長λとにより定まる回折広がりによるビーム発散角度θ=1.22λ/Dを式(1)に代入した式(5)とのいずれも満たすように、各パラメータを設定する。式(4)と式(5)とをともに満たすことにより、インデックススケール43を透過した光をより集中してメインスケール42に照射することができるため、より高い精度で移動量を検出できる。
Aph>2π×((g×tan(λ/πw0))/P) …(4)
Aph>2π×((g×tan(1.22λ/D))/P) …(5)
コリメータ41の焦点距離f=3、メインスケール42及びメインスケール43のピッチP=100μm、インデックススケールの開口サイズD=50μm、必要位相精度Aph=π/20である場合、最大径d=500μmのLED光源を光源40に用いるとギャップg<30μmと非常に微少にする必要がある一方、最大径d=50μmの点光源LEDと呼ばれる発光面積の小さいLEDを光源40に用いるとギャップg<300μmと比較的大きくでき、半導体レーザを用いる場合に比較して低価格に光学式エンコーダ装置23を形成できるとともに駆動回路を簡素化できる。
光学式エンコーダ装置23によれば、必要位相精度Aphに合ったビーム発散角度θ、ギャップg、スリットピッチPを選択することにより、目的にあった所望の精度で移動量を検出できる。この画像形成装置1によれば、目的にあった所望の精度で移動量を検出して高精度に画像を形成できる。
なお、画像形成装置1は、搬送ベルト20で搬送される用紙17に感光体ドラム30から直接トナー像を転写するものだけでなく、感光体ドラム30から転写ベルトに各色のトナー像を重ねて転写した後、用紙17に一括して転写するものであってもよく、電子プロセス部23を並べたタンデム方式だけでなく、1ドラム式の現像器から各色のトナー像を1つの感光体ドラムに順次形成しながら、転写ベルトに重ねて転写した後、用紙17に一括して転写するものであってもよい。また、画像形成装置1は、電子写真方式やインクジェット方式を用いた複写機、プリンタ、FAX、複合機等であってもよい。なお、光学式エンコーダ装置23は、搬送ベルト20の移動量を検出するものに限られず、メインスケール42を形成したドラム形状やベルト形状の各種感光体、中間転写体、搬送装置等の回転体表面の移動量を検出するものであってもよく、画像形成装置その他の装置に搭載されてメインスケール42を形成した物体の移動量を検出するものであってもよい。
第2の実施形態の画像形成装置は、第1の実施形態の画像形成装置1が備える光学式エンコーダ装置23と異なる光学式エンコーダ装置70を備え、他の構成は第1の実施形態の画像形成装置1と同様である。光学式エンコーダ装置70は、図6の構成図に示すように、第1の実施形態の光学式エンコーダ装置24と同様の光源40とコリメータ41とメインスケール42と、第1の実施形態の光学式エンコーダ装置24と異なるインデックススケール71とフォトディテクタ72と位置演算部73とを有する。
インデックススケール71は、図7の平面図に示すようにA相形成部74と*A相形成部75とを有し、A相形成部74及び*A相形成部75はそれぞれ、透過率の大きい幅P/2の高透過部76と透過率の小さい幅P/2の低透過部77とを等幅で交互に並べたピッチPのストライプ状の周期パターン構造をもち、A相形成部74と*A相形成部75とは、メインスケール42の周期方向にP/2+nP(nは整数)だけずれた位置に形成されている。インデックススケール71は、コリメータ41から出射される平行光線の光路上に固定され、コリメータ41とメインスケール42との間においてメインスケール42からギャップg離れて配置されている。メインスケール42とインデックススケール71とは、互いのストライプを平行にして配置される。インデックススケール71は、透過する平行光線を周期パターン構造に一致した形に成形して出射させる。
第1の実施形態と同様に、式(1)で表されるように、ビーム発散角θをもつコリメータ41から出射された平行光線がインデックススケール71を透過してギャップP離れたメインスケール42までに到達するまでに広がる距離(g×tanθ)の、メインスケール42のピッチPに対する割合((g×tanθ)/P)を、光電出力信号の位相で表した値は、光学式エンコーダ装置70の必要位相精度Aphよりも小さい。
フォトディテクタ72はA相検出部78と*A相検出部79とを有し、A相検出部78はインデックススケール71のA相形成部74とメインスケール42とを透過した平行光線を受光し、*A相検出部79はインデックススケール71の*A相形成部75とメインスケール42とを透過した光を受光する。A相検出部78及び*A相検出部79はそれぞれ受光した光を光電変換して受光量に比例した光電出力信号を生成する。A相形成部74と*A相形成部75とは、メインスケール42の移動方向にP/4だけずれて配置されているため、A相検出部78及び*A相検出部79から出力される光電出力信号は、図8(a)の信号図に示すようにπずれて形成される。
位置演算部15は、A相検出部78及び*A相検出部79から出力される光電出力信号を、アンプやコンパレータを用いて飽和させたり加算や比較等の演算を行うことにより、光電出力信号の周期2πの整数倍または整数分の1の周期的な矩形波を形成する。例えば、図8(b)の信号図に示すように、A相検出部78から出力される光電出力信号と*A相検出部79から出力される光電出力信号とをコンパレータに入力して光電出力信号の周期2πと半分のπの幅をもつ矩形波を形成することにより、光電出力信号のオフセット変動により変動の少ない矩形波を形成する。処理部11は、位置演算部15で形成された矩形波の数を計数することにより、搬送ベルト20の移動量を計測し、位置演算部15で形成されたの演算結果に基づいて、電子プロセス部23におけるトナー像の形成及び転写のタイミングや、駆動ローラ21の回転量等を調整する。
なお、インデックススケール71は、A相形成部74と*A相形成部75とをP/4+nPだけずらして配置し、A相検出部78と*A相検出部79とからπ/2だけ位相のずれたいわゆるA相及びB相の光電出力信号を得て、メインスケール42の移動方向を検出できるようにしたものであってもよい。
光学式エンコーダ装置70によれば、必要位相精度Aphにみあったビーム発散角度θ、ギャップg、スリットピッチPを選択することにより、目的にあった所望の精度で移動量を検出できる。光学式エンコーダ装置70を備える画像形成装置によれば、目的にあった所望の精度で移動量を検出して高精度に画像を形成できる。
第3の実施形態の画像形成装置は、実施形態の画像形成装置1が備える光学式エンコーダ装置23と異なる光学式エンコーダ装置80を備え、他の構成は第1の実施形態の画像形成装置1と同様である。光学式エンコーダ装置80は、図9の構成図に示すように、光源81とコリメータ82とメインスケール83とインデックススケール84とフォトディテクタ85と位置演算部86とを有する。
光源81は、第1の実施形態の光源40と同様の構成で光を出射する。コリメータ82は、光源81から出射された光を平行光線に光学補正する。
メインスケール83は、図10(a)の斜視図及び図10(b)の断面図に示すように、搬送ベルト20の幅方向端部の表面において搬送ベルト20の移動方向を一周するように接着層91を介して搬送ベルト20に接着されており、反射率の大きい幅P/2の高反射部87と反射率の小さい幅P/2の低反射部88とをストライプ状に並べたピッチPをもって形成されている。メインスケール42は、コリメータ41から出射される平行光線の光路上に配置されている。具体的には、メインスケール42は、AlやCrなどの金属反射面をスリット形状にエッチングして形成する方法や、フォトエマルジョンフィルムを露光及び現像して所望の透過パターンや吸収パターンを形成し、さらに金属反射面を形成する方法等により形成される。メインスケール83をベルト形状やドラム形状をもつ物体の表面に形成する場合、フォトエマルジョンフィルムを用いる方法のほうが、樹脂フィルムに作成して容易に利用できるので望ましい。
インデックススケール84は、図10(c)の平面図に示すように第1の実施形態のインデックススケール43と同様に、透過率の大きい幅P/2の高透過部89と透過率の小さい幅P/2の低透過部90とを等幅で交互に並べたピッチPのストライプ状の周期パターン構造をもつ。インデックススケール84は、コリメータ82から出射される平行光線の光路上に固定され、コリメータ82とメインスケール83との間においてメインスケール83からギャップg離れて配置されている。メインスケール83とインデックススケール84とは、互いのストライプを平行にして配置される。インデックススケール84は、透過する平行光線を周期パターン構造に一致した形に成形して出射させる。
フォトディテクタ85は、コリメータ82から出射されてインデックススケール84を透過し、メインスケール83で反射して再度インデックススケール84を透過した平行光線を受光し、受光した光を光電変換して受光量に比例した光電出力信号を生成する。
図11の斜視図に示すように、コリメータ82から出射される平行光線の進行方向と、メインスケール83で反射した平行光線の進行方向とは、メインスケール83の移動方向に直交する面内に配置されているため、インデックススケール84を透過した平行光線がメインスケール83を照射する際に移動方向にずれることを防止でき、メインスケール83を反射した平行光線がインデックススケール84を再度透過する際にメインスケール83の移動方向にずれることを防止できるため、フォトディテクタ85において高効率かつ高精度に平行光線を受光できるとともに、メインスケール83の振動等によりインデックススケール84とメインスケール83とのギャップgが変動しても光強度信号の位相を安定に維持できる。
位置演算部86は、フォトディテクタ85から出力される光電出力信号に対して比較等の演算処理を行うことにより、光電出力信号の周期2πの整数倍または整数分の1の周期的な矩形波を形成する。処理部11は、位置演算部86で形成された矩形波を計数することにより、搬送ベルト20の移動量を計測し、電子プロセス部23におけるトナー像の形成及び転写のタイミングや、駆動ローラ21の回転量等を調整する。
式(1)で表されるように、ビーム発散角θをもつコリメータ82から出射された平行光線がインデックススケール84を透過してギャップg離れたメインスケール83までに到達するまでに広がる距離(g×tanθ)の、メインスケール83のピッチPに対する割合((g×tanθ)/P)を、光電出力信号の位相で表した値は、光学式エンコーダ装置80の必要位相精度Aphよりも小さい。
さらに、光源81の最大径dと、コリメータ82の焦点距離fと、メインスケール83の高反射部87及びインデックッススケール84の高透過部89の幅に等しい開口サイズDと、インデックススケール84とメインスケール83とのギャップgと、光源81から出射される光の波長λとの間に式(6)と式(7)とのいずれかを満たす。
tan(d/2f)<D/2g …(6)
tan(1.22λ/D)<D/2g …(7)
式(6)または式(7)を満たすことにより、ビーム発散角度d/2fあるいはビーム発散角度1.22λ/Dをもちインデックススケール84の高透過部89の一点を透過した平行光線は、メインスケール83で反射し、再度インデックススケール84を高効率に透過でき、ギャップを小さく取って必要位相精度またはビーム発散角度に余裕をもたせることができ、より高い精度で移動量を検出できる。
なお、光学式エンコーダ装置80は第2の実施形態と同様に、インデックススケール84がA相形成部と*A相形成部に分かれたものであって、フォトディテクタ85がA相検出部と*A相検出部とに分かれたものであってもよい。A相形成部と*A相形成部とのずれ方向は、メインスケール83とインデックススケール84とのギャップgが変動してもA相検出部と*A相検出部との受光光量のバランスを保つように、メインスケール83の移動方向に一致させることが望ましい。
光学式エンコーダ装置80によれば、必要位相精度Aphにみあったビーム発散角度θ、ギャップg、スリットピッチPを選択することにより、目的にあった所望の精度で移動量を検出できる。光学式エンコーダ装置80によれば、コリメータ82から出射される平行光線の進行方向と、メインスケール83で反射した平行光線の進行方向とは、メインスケール83の移動方向に直交する面内に配置されているため、メインスケール83の高さ変動や角度変動の影響を抑制して、搬送ベルト20の表面の位置を高精度に計測できる。光学式エンコーダ装置80を備える画像形成装置によれば、目的にあった所望の精度で移動量を検出して高精度に画像を形成できる。
第1の実施形態の画像形成装置の構成図である。 第1の実施形態の転写部の構成図である。 第1の実施形態の光学式エンコーダ装置の構成図である。 第1の実施形態の搬送ベルト及びメインスケールの構成図である。 第1の実施形態のインデックススケールの構成図である。 第2の実施形態の光学式エンコーダ装置の構成図である。 第2の実施形態のインデックススケールの構成図である。 第2の実施形態の位置演算部における入力及び出力の信号図である。 第3の実施形態の光学式エンコーダ装置の構成図である。 第3の実施形態の搬送ベルトとメインスケールとインデックススケールの構成図である。 第3の実施形態におけるメインスケールへの光の入射方向及び出射方向とメインスケールの移動方向との関係を示す図である。
符号の説明
1;画像形成装置、10;画像読取部、11;処理部、12;給紙部、13;転写部、
14;定着部、15;反転部、16;排紙部、17;用紙、20;搬送ベルト、
21;駆動ローラ、22;従動ローラ、23;電子プロセス部、
24;光学式エンコーダ装置、30;感光体ドラム、31;帯電器、32;露光器、
33;現像器、34;転写器、35;感光体クリーナ、40;光源、41;コリメータ、
42;メインスケール、43;インデックススケール、44;フォトディテクタ、
45;位置演算部、51;高透過部、52;低透過部、61;高透過部、
62;低透過部、70;光学式エンコーダ装置、71;インデックススケール、
72;フォトディテクタ、73;位置演算部、74;A相形成部、75;*A相形成部、
76;高透過部、77;低透過部、78;A相検出部、79;*A相検出部、
80;光学式エンコーダ装置、81;光源、82;コリメータ、83;メインスケール、
84;インデックススケール、85;フォトディテクタ、86;位置演算部、
87;高反射部、88;低反射部、89;高透過部、90;低透過部、91;接着層。

Claims (11)

  1. 一方向に透過率を変化させた周期パターンをもつインデックススケールに平行光線を照射し、前記インデックススケールの周期パターンと同一方向かつ同一周期で透過率を変化させた周期パターンをもつメインスケールに前記インデックススケールを透過した平行光線を照射させ、前記メインスケールの透過光を受光して受光光の強度変化に基づいて、前記メインスケールと前記インデックススケールとの相対的な移動量を検出する光学式エンコーダ装置であって、
    光学式エンコーダ装置の必要位相精度をAphで表し、前記インデックススケールと前記メインスケールとの距離をgで表し、平行光線のビーム発散角度をθで表し、前記周期パターンの周期をPで表したとき、
    Aph>2πg×(tanθ)/P
    の関係式を満たすことを特徴とする光学式エンコーダ装置。
  2. 一方向に透過率を変化させた周期パターンをもつインデックススケールに平行光線を照射し、前記インデックススケールの周期パターンと同一方向かつ同一周期で反射率を変化させた周期パターンをもつメインスケールに前記インデックススケールを透過した平行光線を照射させ、前記メインスケールの反射光を受光して受光光の強度変化に基づいて、前記メインスケールと前記インデックススケールとの相対的な移動量を検出する光学式エンコーダ装置であって、
    光学式エンコーダ装置の必要位相精度をAphで表し、前記インデックススケールと前記メインスケールとの距離をgで表し、平行光線のビーム発散角度をθで表し、前記周期パターンの周期をPで表したとき、
    Aph>2πg×(tanθ)/P
    の関係式を満たすことを特徴とする光学式エンコーダ装置。
  3. 前記平行光線は最大径dをもつ光源から出射された波長λの光を焦点距離fのレンズで平行光に光学補正して形成され、前記インデックススケールの透過率の高い領域の幅をDで表したとき、前記ビーム発散角度θをd/(2f)としたときの前記関係式と、前記ビーム発散角度θを(1.22λ)/Dとしたときの前記関係式とをともに満たす請求項1または請求項2に記載のエンコーダ装置。
  4. 前記平行光線はビームウエストでのスポットサイズw0をもつ波長λのコヒーレント光であり、前記ビーム発散角度θをλ/(πw0)としたときの前記関係式と、前記ビーム発散角θを(1.22λ)/Dとしたときの前記関係式とをともに満たす請求項1または請求項2に記載のエンコーダ装置。
  5. 前記メインスケールの反射光を前記インデックススケールに照射させ、前記インデックススケールを透過した反射光を受光する請求項2に記載の光学式エンコーダ装置。
  6. 前記平行光線は、最大径dをもつ光源から出射された波長λの光を焦点距離fのレンズで光学補正して形成され、前記インデックススケールの透過率の高い領域の幅をDで表したとき、
    tan(d/2f)<D/2g
    と、
    tan(1.22λ/D)<D/2g
    との少なくとも一方を満たす請求項5に記載の光学式エンコーダ装置。
  7. 前記メインスケールに照射される平行光線の進行方向は、前記インデックススケールに対する前記メインスケールの移動方向に直交する面内に含まれる請求項1から請求項6のいずれかに記載の光学式エンコーダ装置。
  8. 前記平行光線は、点光源LEDを光源として形成される請求項1から請求項7のいずれかに記載の光学式エンコーダ装置。
  9. 前記インデックススケールは、前記メインスケールの周期パターンに対して位相のずれた位置に複数配置され、位相のずれた各位置のインデックススケールを透過した光を別々に受光する請求項1から請求項8のいずれかに記載の光学式エンコーダ装置。
  10. 前記メインスケールは、回転部材の表面に形成されている請求項1から請求項9のいずれかに記載の光学式エンコーダ装置。
  11. 前記メインスケールを回転部材の表面に形成し、前記回転部材の移動量を検出する請求項1から請求項10のいずれかに記載の光学式エンコーダ装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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