JP5352981B2 - 位置検出装置、回転体走行検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

位置検出装置、回転体走行検出装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は位置検出装置、回転体走行検出装置及び画像形成装置に関わり、特に電子写真やインクジェット方式などの複写機、プリンタ、FAXなどの画像形成装置に好適なものである。
従来、イメージセンサを用いた変位計測について、変位計測器や光学式マウスデバイスなどに利用されている技術が各種提案されている(特許文献1乃至7)。
従来の変位測定装置においては、イメージセンサで取り込んだ画像を、前回取り込み時の画像データと比較して画像の移動位置を計算する。移動位置の計算には前回の画像と、今回取り込んだ画像について、前回取り込んだ画像を一画素ずつずらして自己相関を計算し、相関係数の最も高い位置を移動した位置として認識する仕組みとなっている。
このような変位測定方法では、通常のエンコーダ等と異なり基準スケールを用いなくても検出面の画像パターンが得られれば計測できるため、検出器単独で計測ができ、使い勝手が良い。また、スケールを使ったエンコーダでは、信号エッジがインクリメントされないとデータが更新されないのに対して、位置データはサンプリングごとに更新されるため、無駄な時間が少なくリアルタイム性が高い。
特開2004−205308公報 特開2004−117010公報 特開2003−076486公報 特開2003−222505公報 特許第3693168号 特許第2668937号 特開平10−281811号公報
しかしながら、上記したような従来技術においては以下のような問題点があった。
(1)イメージの相関を用いた移動位置検出では、全ての画素に対して相関係数を計算する必要があり、膨大な計算量を必要としリアルタイムでの計測が困難となる。
(2)積移動距離が必要な場合には、1サンプルごとの相対移動距離を積算する必要があるため、計測誤差が累積してしまう。
また、高精度な位置計測を必要とする場合、画素数を増やす必要があり、上記計算量がさらに増加してしまう。
また上記(2)の問題に対して、特許文献7のロータリーエンコーダでは円盤の回転に従って、傾斜した線の像がラインセンサ上をライン方向に移動するので、円盤の回転角度がラインセンサの画素単位の分解能で検知され、画素ピッチ粗いラインセンサを用いても高分解能の回転検知を行うことができる。
しかしながら、特許文献7の方法ではロータリーエンコーダスケールの偏心があると偏心方向の移動が回転方向の移動として検出されてしまう問題がある。従来技術においてはこの問題に対して、円盤の回転方向にも円状のラインパターンを形成し、同じラインセンサにて読み取ることで、円盤の偏心を検出して補正する方法を提案している。
本発明では、ラインセンサを用いた計測において、画素ピッチの粗いラインセンサを用いても高分解能で検知ができ、さらにスケールの偏心や蛇行が発生しても誤差が生じない位置検出装置、回転体走行検出装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、所定の反射率あるいは透過率の変化による連続したパターンにより形成されたスケールと、前記スケールを照明する光源と、前記スケールのパターンを読み取る受光手段と、前記受光手段の出力信号を処理する信号処理部と、を有し、少なくとも前記スケールの移動方向の位置を検出する位置検出装置において、前記スケールのパターンは、前記スケールの移動方向に一定の幅であるとともに、前記スケールの移動方向に一定間隔で、前記スケールの移動方向に直交するように形成されており、前記受光手段は、前記パターンに対して所定の角度を持って配設され、前記パターンの幅よりも広い領域を読み取り、前記受光手段で読み取ったパターンに基づいて前記スケールのスケール移動方向の位置変化を検知するとともに、前記受光手段で読み取ったパターンの幅方向の端部の位置に基づいて前記スケールのスケール移動方向に直交する方向の位置変化を検知することを特徴とする位置検出装置である。
請求項に記載の発明は、前記スケールのパターンは、前記スケールの移動方向に対して直交するラインパターンと前記スケールの移動方向と平行で連続したラインパターンにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置である。
請求項に記載の発明は、前記受光手段は、前記スケールのパターンの少なくとも2つを読み取り前記受光手段によって読み取られた複数のパターンの間隔を演算することにより、前記パターン周期の誤差もしくはスケールの伸縮を補正する演算処理手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置検出装置である。
請求項に記載の発明は、前記受光手段は、前記スケールの移動方向に複数配設されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の位置検出装置である。
請求項に記載の発明は、前記受光手段は、2次元イメージセンサであり、前記スケールは、2次元方向に配列されたスケールであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の位置検出装置である。
請求項に記載の発明は、前記受光手段は、受光素子アレイであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の位置検出装置である。
請求項に記載の発明は、前記受光手段の出力を信号処理して、電気角として90°の位相差を持ったAB相のパルス信号を出力する信号処理手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の位置検出装置である。
請求項に記載の発明は、前記スケールは、円盤上に放射方向に形成されたラインパターンにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の位置検出装置である。
請求項9に記載の発明は、所定の反射率あるいは透過率の変化による連続したパターンにより形成されたスケールと、前記スケールを照明する光源と、前記スケールのパターンを読み取る受光手段と、前記受光手段の出力信号を処理する信号処理部と、を有し、少なくとも前記スケールの移動方向の位置を検出する位置検出装置において、前記スケールのパターンは、前記スケールの移動方向に一定の幅であるとともに、前記スケールの移動方向に一定間隔で、前記スケールの移動方向に直交するように形成されており、前記受光手段は、複数の受光領域を有し、該受光領域が前記スケールの移動方向及び前記スケールの移動方向と直交方向にずれた位置検出するように、かつ前記複数の受光領域の各々が前記スケールのパターンの幅方向の端を読み取れるように配設され、前記複数の受光領域で読み取ったパターンに基づいて前記スケールの移動方向の位置および移動方向に直交する方向の位置変化を検知することを特徴とする位置検出装置である。
請求項10に記載の発明は、前記受光手段は、複数の受光領域を有する受光素子と、前記受光領域が前記スケールの移動方向及び前記スケールの移動方向と直交方向にずれた開口を有し、それぞれの受光領域が受光する部分を制限するマスクと、により構成されていることを特徴とする請求項9に記載の位置検出装置である。
請求項11に記載の発明は、前記スケールを照明する光源は、略平行光線を発することを特徴とする請求項9又は10に記載の位置検出装置である
請求項12に記載の発明は、前記光源と前記受光手段との間に前記スケールの像を受光領域上に結像するレンズ手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の位置検出装置である。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12の何れか1項に記載の位置検出装置と、該位置検出装置の出力から回転走行体の位置を検知し駆動手段の制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする回転体走行検出装置である。
請求項14に記載の発明は、前記回転体の回転方向と直交するスラスト方向を調整するスラスト調整手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段及び前記スラスト調整手段を制御することを特徴とする請求項13に記載の回転体走行検出装置である。
請求項15に記載の発明は、請求項1乃至12の何れか1項に記載の位置検出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、スケールのスケール移動方向の位置変化を検知するとともに、スケール移動方向と直交する方向の位置変化を検知することができる
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る相対位置検出装置の構成を示す概略斜視図、図2は第1の実施形態に係る相対位置検出装置の構成を示すブロック図、図3は第1の実施形態に係る相対位置検出装置が適用される無端ベルト搬送装置の構成を示した図、図4は搬送ベルトに構成されるスケールの一例を示した図である。
第1の実施形態に係る相対位置検出装置は、図1、図2に示すように、光源1と、スケール2と、受光手段であるラインセンサ4と、信号処理部5と、位置演算部6とを含んで構成されている。スケール2には、所定の反射率あるいは透過率の変化によるマークパターンが一定周期で形成された光学マーク2aが設けられている。なお、本実施形態の相対位置検出装置を図3に示すような無端ベルト搬送装置に適用する場合には、無端ベルト3の表面あるいは裏面にスケール2が形成される。
ラインセンサ4は、スケール2の光学パターン2aを一定のサンプリング周期で取り込む撮像素子である。
信号処理部5は、ラインセンサ4からのデータをA/D変換するA/D変換回路5−1と、フィルタリングを行うノイズ除去用のフィルタ5−2と、濃度データからマークの中心を抽出するマーク中心抽出回路5−3とを含んで構成されている。また、位置演算部6は、信号処理部5からの濃度データからスケールの位置を演算するものであり、光学マーク2aが基準位置を通過したときにカウントをインクリメントするマークカウンタ6−1と、後述する演算処理により基準位置からの変位を計算するマーク位置演算回路6−2と、マークカウント値とマーク位置から現在位置を計算する累積位置演算部6−3とを含んで構成されている。
なお、スケール2は、反射率あるいは透過率が基材とは異なる光学マーク2aが一定周期で連続して形成されたものであり、光学マーク2aはラインセンサ4で撮像したときに受光光量変動があるものであればよい。なお、本実施形態では、光学パターン2aを黒いラインパターンで例示しているが、ベース色が黒で、白いマークパターンであっても良いし、金属スリットのような透過型のパターンであっても構わない。
図2に示すように、ラインセンサ4の前には結像レンズ7を配置し、スケール2上の光学マーク2aが結像するようにする。このとき必要に応じて照明装置1によりスケール2を照明すると受光効率が良くS/Nの高い信号が得られる。
図5は、一般的な相対位置検出装置におけるラインセンサの配置例を示した図、図6は本実施形態に係る相対位置検出装置におけるラインセンサの配置例を示した図である。
ラインセンサ4は、図5のようにスケール2の移動方向に平行に配置し、スケールパターンを検出する方法が一般的である。これに対して、本実施形態では図6のようにスケール2の移動方向に対して所定の角度を持って配設することで、ラインセンサの分解能を向上させるようにした点に特徴がある。
以下、図7を用いてラインセンサを傾けて配置することによる分解能の向上について説明する。
図7は、スケール2上の光学マーク(以下、「ラインパターン」と称する)2aとラインセンサ4の配置例を示した図である。
ここで、dをラインパターン2aの幅、P0をラインパターン2aのピッチ、Lをラインセンサ4の長さ、Xをスケールの移動方向、θをスケールの移動方向Xからラインセンサ4を傾けた角度とすると、スケールがX方向に進むと、ラインセンサ4上ではラインセンサ4の長さ方向にラインパターン2aが移動する。そして、スケール2がラインパターンピッチP0だけ移動したときは、ラインセンサ4上をラインパターン2aが動く距離Lは、P0/L=cosθより、
L=P0/cosθ・・・(1)
となる。
またラインセンサ4上でラインパターン2aがx’だけ移動したときの実際のスケール移動距離xは、
x=x’・cosθ・・・(2)
により計算される。
ここで、スケール2がスケール移動方向Xと直交する方向Yに移動してしまった場合を考えてみると、従来技術ではスケールパターンに角度がついているため、Y方向にスケールが移動すると、あたかもX方向にスケールが移動するようにラインセンサ上でパターンが移動する(特許文献7の図10参照)。
これに対して、本実施形態ではスケール2のラインパターン2aはスケール移動方向と直交する方向Yのラインパターンであるため、ラインセンサ4上の像には変化が生じないこととなる。
従って、このような本実施形態の相対位置検出装置によれば、ラインセンサ4を傾けて配置することにより、スケール2の移動を1/cosθ倍に拡大する効果を持たせつつ、スケール2の移動方向と直交する方向への移動による計測誤差が生じない高精度な相対位置検出装置を実現することができる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る相対位置検出装置は、スケール2上のラインパターン2aはスケール移動方向に一定の幅で形成され、ラインセンサ4が読み取るラインパターン2aの領域はラインパターンの幅よりも広い領域であり、ラインセンサ4で読み取ったラインパターン2aの幅方向の上下限値より、スケール2とラインセンサ4のスケール移動方向に直交する方向の位置変化を同時に検知するようにしたものである。
ここで、第2の実施形態に係る相対位置検出装置の動作を図7、図8を用いて説明する。
第2の実施形態では、スケール2上のラインパターン2aの幅が一定の長さdに規定されている。図8に示すように、スケールが移動するとラインセンサ4上のラインパターン2aが移動するが、ラインパターン2aの幅が一定であると、ラインセンサ4の長さ方向での上限と下限が決まる。ラインセンサ4上でのラインパターン2aの投影幅d’は、
d’=d/sinθ・・・(3)
であるため、スケール2の移動速度よりも十分速い速度でサンプリングを行えば、スケールの像はd’の幅の中で変化する。このd’の中心位置をラインセンサの上限、下限位置から求めることで、スケールの移動方向と直交方向の位置変化が検知できる。
従って、このような相対位置検出装置の構成を用いれば、スケール2とヘッドのX方向の移動のみならず、Y方向の変位も観測することができる。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態に係る相対位置検出装置は、第2の実施形態のY方向検知精度を高めるために、スケール2のマークパターン2aにY方向検出用のパターンを設けるようにしている。
図9に示すように、スケール移動方向Xと平行に連続したラインパターン2bを設けるようにすればよい。図9では左右にラインパターン2bがある例を示したが、片方だけでも構わない。図9のようなスケール2をラインセンサ4で読み取ると、図10に示すような信号が得られる。なお、図10中の両端の信号がY方向検出用パターン2bの像に相当する。スケールのY方向移動がなければ、この信号は常に同じ位置に観測され、3本の信号がスケールのX方向移動に伴い移動する。
第2の実施形態では、上下限を見極めるために何サンプリングかのデータを監視する必要があるが、第3の実施形態に係る相対位置検出装置によれば、1回のサンプルでY方向位置を検知することができるようになる。
次に本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態に係る相対位置検出装置は、ラインセンサ4がスケール2上のラインパターン2aの少なくとも2本のラインを常に検出し、取得された複数のラインパターン2aの間隔を演算することにより、ラインパターン周期の誤差もしくはスケール2の伸縮を補正する演算処理手段を有することである。
図11はスケール上のマークがイメージセンサの受光面に結像されている例を示した図である。なお、動作については第1の実施形態と同じであるので説明は省略する。
図11では2本のライン状マークがラインセンサ上に結像している。従来技術では、マークの濃度データの相関計数を計算して最も相関の高い位置を相対移動位置として採用する方式が一般的であるが、本実施形態ではマークが基準位置を通過したかどうかをカウントしたマークカウント値(N)と、マークのピッチ(P)及びイメージセンサでの基準位置からマークの位置(x)を使って、移動距離:Xを
X=P×N+x
して計算する。
従来の相関の計算は全ての画素に対して相関係数を求めるため、非常に多くの計算量を必要とするが、本実施形態では濃度データからマーク中心位置データを生成し、マーク位置を計算するだけで移動距離を得ることができる。
また、累積移動距離を計算する場合に得られた移動距離Xを積算するのではなく、マークの通過個数と現在のマークの位置(x)を使って計算するので、マークの精度に応じた精度で位置検出ができる。
図11においては、M1とM2がマークの中心位置であり、P(1)がマークM1とマークM2のピッチである。
スケール上のマークピッチが正確でない場合、もしくは非常に高精度な計測が求められる場合、マークのピッチを演算して、マークの位置Xを、
X=Σ(P(k))+x
として求めればよい。マークの間隔を補正しながら移動距離を演算することで非常に高精度な累積位置計測ができる。
次に本発明の第5の実施形態について説明する。
図12は第5の実施形態に係る相対位置検出装置を説明する図であり、第5の実施形態ではラインセンサ4がスケール2の移動方向に複数設置されていることを特徴とする。
図12に示すようにラインセンサ4a、4bがセンサ間隔g(g=N×P0)の距離を置いて設置されている場合に、図13に示すようなマーク像が得られた場合、それぞれのラインセンサ4a、4bにより得られるマーク位置データは、xa−xbがマークピッチのP0からのずれを表しており、
P’=P0+(xa−xb)/N
によりマークピッチの補正ができる。ラインセンサ4a、14bの間隔を離すことにより、マークピッチの誤差をN倍に拡大していることになり高精度なマークピッチ補正ができる。
次に本発明の第6の実施形態について説明する。
図14は第6の実施形態を示した図であり、この図14に示すようにラインセンサの代わり2次元イメージセンサを用いることを特徴としている。このように構成すれば、より多くのラインパターンを検知することができることから、平均化処理によりスケールのラインパターンのムラを吸収でき、より高精度な計測が可能となる。X方向のみならずY方向の検知にも効果があることは言うまでもない。なお、イメージセンサの替わりに受光素子アレイを用いることも可能である。
また、ラインセンサの出力を信号処理して、電気角として90°の位相差を持ったAB相のパルス信号を出力することにより、一般的に用いられているエンコーダセンサとの置き換えが可能となる。その場合は、図15に示すように信号処理部5の後段にパルス発生部8を設け、パルス発生部8においてAB相パルスを生成すればよい。
次に本発明の第8の実施形態について説明する。
なお、第8の実施形態に係る相対位置検出装置の構成は、図1、図2に示した第1の実施形態に係る相対位置検出装置の構成と同一であるので説明を省略する。
第8の実施形態では、図16に示すように受光手段としてラインセンサ4の代わりに2つの受光素子81、82を設けるようにしている。なお、本実施形態では2つの受光素子81、82を設ける場合を例に挙げて説明するが、受光素子に個数はそれ以上でも構わない。また、本実施形態では受光素子81、82がそれぞれ独立した構成する場合を例示しているが、1つのラインセンサ4で受光領域が別々に形成されているものを利用しても構わない。
このように第8の実施形態では、2つの受光素子81、82をスケール2の移動方向及び直交方向に位置をずらして配置した点に特徴がある。2つの受光素子81、82をスケール2の移動方向に位置をずらすことでスケール2上のマーク周期の誤差を補正することができる。また2つの受光素子81、82をスケール2の移動方向に対して直交する直交方向にずらすことで、スケール2の寄り方向を同時に検出することが出来るようになる。
ここで、寄り検出の原理について説明する。
図17に寄り方向の検出原理の説明図を示す。
図16において、スケール2がR方向(受光素子81)に寄ってきたときには、受光素子81で受光するマークパターンの面積が大きくなるため、図17(a)に示すように、受光素子81で受光する信号強度が大きくなり、逆に受光素子82の信号強度が低下する。逆にL側に寄ってきたときは図17(b)のように受光素子81の信号が小さく、受光素子82の信号が大きくなる。
このように受光素子81、82の信号強度を比較することで、スケール2の寄りが検出できる。この相対位置検出装置をベルト搬送装置に適用した場合、ベルト搬送装置にステアリングローラなどの寄り方向制御装置を組み込み、受光素子81と受光素子82の信号強度が図17(c)のように同じ強度になるように制御を行うことで安定したベルト搬送が実現できる。
次に、マーク周期の補正方法について説明する。
図18は2個の受光素子81、82の出力信号波形の一例である。なお、図18においては説明の簡略化のため、スケール2の寄りがなく受光素子81、82の間隔がマーク周期の整数(N)倍に設定されているものとする。
このとき、マーク周期に誤差がないときは、図18(a)に示すように2つの信号は同位相になるが、マーク周期が延びているときは、図18(b)に示すように受光素子82の信号位相が遅れ、マーク周期が縮んでいるときには、図18(c)に示すように受光素子82の信号位相が進む。
マーク周期の変化率Rは、受光領域の間隔をL、ベルト線速をV、位相差をCabとすると、下記のように計算できる。
R=Cab・V/L
スケールピッチPと受光領域の間隔Lはマーク周期Pの整数N倍に設定しているので、信号周期をCa、L=N・P、V=P/Ca(n)とすると、
R=Cab・(P/Ca)/(N・P)=Cab/(N・Ca)
で求められる。
実際のベルト線速Vrealは、マーク周期の変化率Rをつかって表すと
Vreal=P(1+R)/Ca
で計算される。
累積位置はセンサ信号のエッジカウント値「n」にスケールピッチ「P」をかけて算出できるので、補正後の累積位置:Lrealは、マークピッチごとのマーク周期誤差率をR(k)とすると、
Lreal=n・P+Σ(P・R(k))
となり、ピッチ誤差の積分値を足した分が実際の累積移動距離になる。
以上のように、第8の実施形態では、2つの受光素子81、82で受光した信号の位相差によってマーク周期補正を行うことで、マーク周期誤差が生じても実際の走行体の速度を正確に計測できるようになる。
また第8の実施形態では、寄り計測とマーク周期補正の2つ機能を一つのセンサで実現できるため、低コストや小型化に効果があるばかりではなく、2つのセンサの位置誤差、環境変化による間隔変動によって発生するマーク周期補正の誤差や、2つのセンサの特性の違いによる計測誤差も除去でき、高精度な速度、位置計測を提供できる。
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。
図19はマスクパターンと受光素子の一例を示した図である。
第9の実施形態では複数の受光領域83、84を有する受光素子85と所望の開口86、87を有するマスク88を組み合わせることで位置のずれた2つの受光素子と同様の機能を実現することができる。位置のずれた受光領域83、84を有する受光素子85はカスタム製品になりコストがかかってしまうが、このように構成すれば、安価にまた高精度な位置精度を確保することが出来る。
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。
図20及び図21は本発明の第10の実施形態の説明図であり、第10の実施形態の特徴は、光源1からの光に平行ビームを用いることである。これまで説明した本実施形態では、光源1はスケール2を照明する機能であったが、本実施形態では、光源1はスケール2のマークを照明するだけでなく、マークパターンを受光素子92に投影する役割をもつ、このときスケール2のマークパターンは全反射型あるいは透過型のパターンを用いる。
図20ではスケール2が反射型のマークパターンの時の例を示している。この場合、図20のように光源1からの光をコリメータレンズ91により平行ビームに変換し、この平行ビームをスケール2に照射すると、その反射光は図21のように反射マークのある部分のみが反射され、受光素子92にスケール2上のマークと同じようなパターンの光ビームが形成できる。このとき、光源1の光が散乱光であったり、収束光で会ったりすると、光は発散したり収束したりして、スケール上のパターンを再現できなくなる。
また、本実施形態に用いる光源1は空間的なコヒーレンスを必要とするので、光源1の面積が小さい光源が望ましい。低コストで発光面積が小さい光源としては半導体レーザや点光源LEDなどが利用できる。
このように光源からの光に平行ビームを用いると、受光素子92にスケールパターンが直接投影できるので、結像光学系が不要になるばかりでなく、スケール2と受光素子92の間隔変化によるフォーカスずれ(ピンぼけ)が発生せず、安定した計測を行うことができる。このような構成は、ベルト搬送装置やドラム回転装置など、被検値物の上下動が大きいものに対して非常に有効である。
また、これまで説明した本実施形態に係る相対位置検出装置は、ロータリーエンコーダに対しても適用可能である。
図22は本実施形態に係る相対位置検出装置をロータリーエンコーダに適用する場合の一例を示した図であり、この場合はロータリーエンコーダ9に円盤状のスケール2を設けるようにすればよい。
また、これまで説明したように本実施形態に係る相対位置検出装置では、マークピッチを補正しながら計測することができるので環境により伸縮が発生するベルト状の走行対や検出高さが変動し、エンコーダヘッドを近接できない円筒面の回転体に対しても有効である。
図23は本実施形態に係る相対位置検出装置をベルト搬送装置への適用例を示す概略図である。
この図23においては、搬送ベルト71の所定の端部に上述のスケール2を設けて、当該搬送ベルト71を張架する駆動ローラをモータで回転させて搬送ベルト71を移動させている。そして、上述した本実施形態の相対位置検出装置によって搬送ベルト71上のスケール2によって位置を検出するものである。モータドライバ73を制御する制御コントローラとしてはソフトウェア制御を行うようにCPU又はDSP72を利用することが多いが、位置演算もプログラム上で実行できるので、共通に使えば簡略な構成で実現可能である。
図24は本実施形態に係る相対位置検出装置をベルト搬送装置への他の適用例を示す概略図である。上記した第2及び第3の実施形態に係る相対位置検出装置では、X方向とともにY方向も検出できるので、図24に示すようなベルト搬送装置において、回転走行体を駆動するモータドライバ73(駆動手段)と回転体の回転方向と直交するスラスト方向を調整するスラスト調整手段74とを用いればベルトの回転制御とスラスト調整が同時に行える。
図25は、本実施形態に係る相対位置検出装置を画像形成装置への適用例を示す概略図である。タンデム型間接転写方式のカラー画像形成装置を示す。符号100は複写機本体、200はそれを載せる給紙テーブル、300は複写機本体100上に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
複写機本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を設ける。この中間転写体10は、3つの支持ローラ(張架ローラ)14、15、16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。この図示例では、3つ支持ローラのうちの第2の支持ローラ15の左側に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17を設ける。また、3つの支持ローラうちの第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、ブラック・シアン・マゼンタ・イエロの4つの画像形成手段18を横に並べて配置してタンデム画像形成部20を構成する。
タンデム画像形成部20の直上には、さらに露光装置21を設ける。一方、中間転写体10を挟んでタンデム画像形成部20と反対の側には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像を記録紙に転写する。
2次転写装置22の横には、記録紙上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。上述した2次転写装置22は、画像転写後の記録紙をこの定着装置25へと搬送する記録紙搬送機能も備えている。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよい。
なお、図示例では、このような2次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、記録紙の両面に画像を記録すべく記録紙を反転する記録紙反転装置28を備える。
このカラー複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ14、15、16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転させ、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18で各感光体40(40K、40Y、40M、40C)を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから記録紙を繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間に記録紙を送り込み、2次転写装置22で転写して記録紙上にカラー画像を記録する。
画像転写後の記録紙は、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。
一方、画像転写後の中間転写体10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去され、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
次に、1次転写装置62は、ローラ状とし、中間転写体10を挟んで感光体40に押し当てて設ける。ローラ状に限らず、非接触のコロナチャージャなどであってもよい。
そして、感光体40の回転とともに、まず帯電装置で感光体40の表面を一様に帯電し、次いでスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露光装置21からレーザやLED等による書込み光Lを照射して感光体40上に静電潜像を形成する。
このようにカラー電子写真装置における中間転写ベルトと呼ばれる像担持手段では複数のカラー像を順次重ね合わせることからベルト搬送速度を一定に保つ事が必要とされるため本発明の適用が効果的である。
本発明の第1の実施形態に係る相対位置検出装置の構成を示す概略斜視図である。 第1の実施形態に係る相対位置検出装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る相対位置検出装置が適用される無端ベルト搬送装置の構成を示した図である。 搬送ベルトに構成されるスケールの一例を示した図である。 一般的な相対位置検出装置におけるラインセンサの配置例を示した図である。 第1の実施形態に係る相対位置検出装置におけるラインセンサの配置例を示した図である。 スケール2上のラインパターンとラインセンサの配置例を示した図である。 第1の実施形態に係る相対位置検出装置におけるラインパターンの検出波形を示した図である。 第2の実施形態に係る相対位置検出装置におけるラインセンサの配置例を示した図である。 第2の実施形態に係る相対位置検出装置におけるラインパターンの検出波形を示した図である。 スケール上のマークがイメージセンサの受光面に結像されている例を示した図である。 第5の実施形態に係る相対位置検出装置を説明する図である。 第5の実施形態に係る相対位置検出装置を説明する図である。 第6の実施形態に係る相対位置検出装置を説明する図である。 第7の実施形態に係る相対位置検出装置を説明する図である。 第8の実施形態に係る相対位置検出装置のスケール上のラインパターンと受光素子の配置例を示した図である 寄り方向の検出原理の説明図である。 2個の受光素子81、82の出力信号波形の一例である。 第9の実施形態に係る相対位置検出装置のマスクパターンと受光素子の一例を示した図である。 第10の実施形態の説明図である。 第10の実施形態の説明図である。 円盤状のスケール2を示した図である。 本実施形態に係る相対位置検出装置をベルト搬送装置への適用例を示す概略図である。 本実施形態に係る相対位置検出装置をベルト搬送装置への他の適用例を示す概略図である。 本実施形態に係る相対位置検出装置を画像形成装置への適用例を示す概略図である。
符号の説明
1…光源、2…スケール、2a、2b…ラインパターン、3…無端ベルト、4、4a、4b…ラインセンサ、5…信号処理部、5−1…A/D変換回路、5−2…フィルタ、5−3…マーク中心抽出回路、6…位置演算部、6−1…マークカウンタ、6−2…マーク位置演算回路、6−3…累積位置演算部、7…結像レンズ、8…パルス発生部、9…ロータリーエンコーダ、71…搬送ベルト、72…DSP、73…モータドライバ、74…スラスト調整手段、81 82 85 92…受光素子、83 84…受光領域、91…コリメータレンズ

Claims (15)

  1. 所定の反射率あるいは透過率の変化による連続したパターンにより形成されたスケールと、前記スケールを照明する光源と、前記スケールのパターンを読み取る受光手段と、前記受光手段の出力信号を処理する信号処理部と、を有し、少なくとも前記スケールの移動方向の位置を検出する位置検出装置において、
    前記スケールのパターンは、前記スケールの移動方向に一定の幅であるとともに、前記スケールの移動方向に一定間隔で、前記スケールの移動方向に直交するように形成されており、
    前記受光手段は、前記パターンに対して所定の角度を持って配設され、前記パターンの幅よりも広い領域を読み取り、
    前記受光手段で読み取ったパターンに基づいて前記スケールのスケール移動方向の位置変化を検知するとともに、前記受光手段で読み取ったパターンの幅方向の端部の位置に基づいて前記スケールのスケール移動方向に直交する方向の位置変化を検知することを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記スケールのパターンは、前記スケールの移動方向に対して直交するラインパターンと前記スケールの移動方向と平行で連続したラインパターンにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記受光手段は、前記スケールのパターンの少なくとも2つを読み取り、
    前記受光手段によって読み取られた複数のパターンの間隔を演算することにより、前記パターン周期の誤差もしくはスケールの伸縮を補正する演算処理手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置検出装置。
  4. 前記受光手段は、前記スケールの移動方向に複数配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の位置検出装置。
  5. 前記受光手段は、2次元イメージセンサであり、
    前記スケールは、2次元方向に配列されたスケールであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の位置検出装置。
  6. 前記受光手段は、受光素子アレイであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の位置検出装置。
  7. 前記受光手段の出力を信号処理して、電気角として90°の位相差を持ったAB相のパルス信号を出力する信号処理手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の位置検出装置。
  8. 前記スケールは、円盤上に放射方向に形成されたラインパターンにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の位置検出装置。
  9. 所定の反射率あるいは透過率の変化による連続したパターンにより形成されたスケールと、前記スケールを照明する光源と、前記スケールのパターンを読み取る受光手段と、前記受光手段の出力信号を処理する信号処理部と、を有し、少なくとも前記スケールの移動方向の位置を検出する位置検出装置において、
    前記スケールのパターンは、前記スケールの移動方向に一定の幅であるとともに、前記スケールの移動方向に一定間隔で、前記スケールの移動方向に直交するように形成されており、
    前記受光手段は、複数の受光領域を有し、該受光領域が前記スケールの移動方向及び前記スケールの移動方向と直交方向にずれた位置検出するように、かつ前記複数の受光領域の各々が前記スケールのパターンの幅方向の端を読み取れるように配設され、
    前記複数の受光領域で読み取ったパターンに基づいて前記スケールの移動方向の位置および移動方向に直交する方向の位置変化を検知することを特徴とする位置検出装置。
  10. 前記受光手段は、複数の受光領域を有する受光素子と、
    前記受光領域が前記スケールの移動方向及び前記スケールの移動方向と直交方向にずれた開口を有し、それぞれの受光領域が受光する部分を制限するマスクと、
    により構成されていることを特徴とする請求項9に記載の位置検出装置。
  11. 前記スケールを照明する光源は、略平行光線を発することを特徴とする請求項9又は10に記載の位置検出装置。
  12. 前記光源と前記受光手段との間に前記スケールの像を受光領域上に結像するレンズ手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の位置検出装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の位置検出装置と、該位置検出装置の出力から回転走行体の位置を検知し駆動手段の制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする回転体走行検出装置。
  14. 前記回転体の回転方向と直交するスラスト方向を調整するスラスト調整手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段及び前記スラスト調整手段を制御することを特徴とする請求項13に記載の回転体走行検出装置。
  15. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の位置検出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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