JP2008309691A - マイクロリアクター及びマイクロリアクターシステム - Google Patents

マイクロリアクター及びマイクロリアクターシステム Download PDF

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Abstract

【課題】測定開始時に反応槽内に空気が残留することを防止することができ、確実且つ高精度に測定を行うこと。
【解決手段】液体導入口10a及び液体排出口10bを有する基板と、基板の表面にパッキン23を挟んで接合されたセンサと、を備え、パッキンが、反応槽30、液体導入路31及び液体排出路32を基板とセンサとの間に一体的に形成するパッキンであり、液体導入路及び液体排出路の幅Wが0.4mm〜0.6mm、液体導入口と液体排出口との中心間距離Lが6.1mm〜6.4mm、反応槽が液体導入口と液体排出口との中心に位置し、且つ、その半径Rが1.9mm〜2.1mmとされ、液体導入路及び液体排出路と反応槽とが半径Rの70%〜95%の半径R1で形成された曲面33で連結されているマイクロリアクターを提供する。
【選択図】図12

Description

本発明は、生化学物質を固定化し、これに特異的に吸着或いは結合する酵素、抗体、蛋白質、ホルモン、糖鎖、化合物等の特定物質の重量を測定するマイクロリアクター、及び該マイクロリアクターを有するマイクロリアクターシステムに関するものである。
近年、ヒトゲノム(人の遺伝子情報)の解析が終了し、異常な遺伝子構造が生成する異常蛋白質と病気との関係解明が進められつつある。これに伴って、新薬の開発手法が、開発者の薬剤や化合物に対する経験と勘を頼りに行う既存手法から、異常蛋白質に直接作用する化合物を探索して新薬とする手法へと変化している。この手法の採用により、従来20年近く必要としていた新薬開発の期間が、今後5年程度に短縮すると見込まれている。
新薬候補の化合物の探索には、異常蛋白質と新薬候補の化合物との物理的な結合量を指標として用いるのが一般的である。この結合量の測定方法としては、以前は、酵素、発光物質、放射性同位元素等の標識物質を結合させた化合物を用い、この化合物と異常蛋白質とをさらに結合させた後、標識物質の量を測定することで結合した化合物を定量していた。しかしながら現在においては、標識物質を用いずに測定を行う方法が注目されている。
この測定方法の一例として、反応器を利用した測定方法について簡単に説明する。始めに反応器とは、半導体やガラス、樹脂等で形成されたチップの中に導入路及び廃液路を形成し、その間に反応槽を設けたデバイスである。なお反応槽には、予め異常蛋白質を固定したセンサが設置されている。
このように構成された反応器において、導入路からポンプ等により化合物を含む被測定試料液を流し込むと、被測定試料液中の化合物が反応槽に予め設置されたセンサの異常蛋白質と反応し、反応後の廃液が廃液路から排出される。なお、センサに予め固定されている物質はリガンドと呼ばれ、溶液として供給される物質はアナライトと呼ばれている。
つまり、反応槽においては、被測定試料液中のアナライトのうち、あるものはリガンドと結合してセンサに固定される。ここでアナライトとリガンドとの反応が平衡状態に達する(即ち、センサに固定されるアナライトの量とセンサから離れるアナライトの量とが等しくなる)と、リガンドに固定されているアナライトの量が一定量となる。この量が、新薬開発に必要なデータとなる。
ところで、このような反応器に関する技術としては、以下のものが知られている。即ち、センサに圧電振動子(特に水晶振動子)の振動を利用し、圧電振動子の表面に接する試料の粘性や、圧電振動子の表面に付着した微小な重量を測定する技術である。詳細に説明すると、圧電振動子の両面に形成した電極、即ち、検出電極と対向電極との間に交流電圧を印加すると、圧電振動子の材料及び形状から決定される特定の周波数で共振する。そして、検出電極に物質が付着すると、付着した重量に応じて圧電振動子全体の共振周波数が変化する。この変化を測定することで、検出電極に付着した物質の重量を測定するという技術である。
しかし、この方法では特定の物質の検出はできないため、特定の物質のみを吸着若しくは捕獲する手段を所定位置に固定し、特定の物質のみを検出する技術を用いている。一例を挙げると、蛋白質の検出に抗原抗体反応を用いる技術が知られている(特許文献1参照)。このような技術をセンサに応用すると、ある特定の被測定対象物質の微小な重量を測定することが可能となり、上述したようにリガンドに固定されているアナライトの量を高精度に測定することが可能となる。
また、1つのチップ基板内に、上述した反応槽と同時に、送液流路や液体の導入口や液体の排出口等を作りこんだものがマイクロリアクターと呼ばれ、マイクロリアクターに対して送液制御を行う機構を付加したものをマイクロリアクターシステムと呼んでいる。
特開2000−338022号公報
マイクロリアクターを用いて測定を行う場合には、反応槽に液体を流すことにより測定が開始される。しかしながら反応槽は、測定前の段階においては通常内部が空気(ガス)で満たされた状態となっている。そのため測定開始時には、空気が満たされた内部に液体を流すことになる。
一方、反応槽内に配置されるセンサは、感度等を考慮して小さく設計することが難しく、ある程度のサイズが必要とされている。そのため、反応槽のサイズは、反応槽に液体を導く導入路に対して大きく作られている。従って、測定開始に伴って導入路から反応槽に液体が流れ込むときに急激に流路が広がって流速に大きな不均一が生じてしまい、反応槽全体に液体がうまく充填されずに空気が内部に残留する恐れがあった。
その結果、残留した空気が溶液の流れに影響を与えてしまい、正確な測定を行うことが難しかった。特に、残留した空気がセンサの電極上に留まってしまった場合には、測定自体が困難となるものであった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、測定開始時に反応槽内に空気が残留することを防止することができ、確実且つ高精度に測定を行うことができるマイクロリアクター、及び該マイクロリアクターを有するマイクロリアクターシステムを提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明に係るマイクロリアクターは、液体に含有される特定物質の重量を測定するマイクロリアクターであって、前記液体が導入される液体導入口及び液体が排出される液体排出口を有する基板と、前記基板の表面にパッキンを挟んで接合され、圧電基板の両面に設けられた一対の電極により該圧電基板を所定の周波数で共振させるセンサと、を備え、前記パッキンが、前記一対の電極のうち一方の電極の周囲を囲って前記液体を貯留させ、前記特定物質を該一方の電極に吸着或いは結合させる反応槽と、前記液体導入口と反応槽とを連通させて液体を反応槽に導入させる液体導入路と、前記液体排出口と反応槽とを連通させて反応槽から液体を排出させる液体排出路と、を前記基板と前記センサとの間に一体的に形成するパッキンであり、前記液体導入路及び前記液体排出路の幅Wが0.4mm〜0.6mm、前記液体導入口と前記液体排出口との中心間距離Lが6.1mm〜6.4mm、前記反応槽が前記液体導入口と前記液体排出口との中心に位置し、且つ、その半径Rが1.9mm〜2.1mmとされ、前記液体導入路及び前記液体排出路と前記反応槽とが前記半径Rの70%〜95%の半径で形成された曲面で連結されていることを特徴とするものである。
この発明に係るマイクロリアクターにおいては、測定を開始する前に、予めセンサを作動させておく。つまり、一対の電極間に所定の電圧を印加させて圧電基板を共振させておく。次に、液体導入口を介して液体導入路に液体を供給する。すると、供給された液体は、液体導入路から反応槽に流れ込んで、該反応槽を満たした後、液体排出路を介して液体排出口から外部に排出される。特に、反応槽が液体で満たされると、一方の電極が液体の中に浸された状態となる。そのため、液体に含有されている特定物質(例えば、抗原等)が、一方の電極に吸着或いは結合して捕獲される。
そのため、一方の電極の重量は、吸着膜に付着した特定物質の重量の分だけ増加する。すると、この重量変化に伴って、センサの共振周波数が変化する。従って、この周波数変化を検出することで、特定物質の重量を測定することができる。その結果、抗原−抗体反応や、DNAのハイブリダイゼーション反応や、蛋白質の結合反応や、酵素反応等の各種の生化学反応を測定することが可能である。
特に、液体導入口と液体排出口との中心間距離Lが、6.1mm〜6.4mm離れている上、液体導入路及び液体排出路と反応槽とが、反応槽の半径Rの70%〜95%の半径で形成された曲面で連結されている。そのため、測定開始時に反応槽内に液体が流れ込むときに、曲面に沿って均一な流速で滑らかに流れ込む。従って、反応槽内に淀み等が発生する恐れがなく、反応槽内の空気を残すことなく押し流して排除することができる。よって、従来のように反応層内に空気が残留することがない。その結果、残留空気の影響を受けずに測定できるので、確実且つ高精度な測定を行うことができる。
また、パッキンによって基板とセンサとの間に形成される反応槽は、液体導入口と液体排出口との中心に位置しており、半径Rが1.9mm〜2.1mmのサイズに形成されている。つまり、直径が3.8mm〜4.2mmの反応槽となっている。そのため、一方の電極のサイズを、インピーダンスが1KΩ以下で安定に発振させることが可能な直径3mm程度にしたとしても、該電極を反応槽から0.5mm程度離間させることができる。このように、電極と反応槽との間を0.5mm程度離間させることで、発振時の位相角度の傾きを急峻にすることができ、発振特性を向上させることができる。
しかも、反応槽の直径を4mm程度にしているので、小型化を図ることができると共に、反応層内の容積を極力小さく(1μl以下)することができる。よって、液体を無駄に消費せずに、微量の液体で効率の良い測定を行うことができる。
また、液体導入路及び液体排出路の幅Wが、0.4mm〜0.6mmとなっているので、これら流路で無駄な容積を確保することなく、液体を効率良く反応槽に導入したり、反応槽内に貯留させ続けたりすることができる。
また、本発明に係るマイクロリアクターシステムは、上記本発明のマイクロリアクターと、前記センサの周波数変化を測定する測定手段と、前記液体導入口及び前記液体排出口に接続されて、前記液体を送液する送液手段と、を備えていることを特徴とするものである。
この発明に係るマイクロリアクターシステムにおいては、測定手段でセンサの周波数変化を測定しながら、送液手段により各種の液体を任意のタイミング、任意の流速で送液することができるので、より多角的な測定を確実かつ高精度に行うことができる。
本発明に係るマイクロリアクター及びマイクロリアクターシステムによれば、測定開始時に反応槽内に空気が残留することを防止でき、確実且つ高精度な測定を行うことができる。しかも、発振特性に優れ、安定に発振するセンサを利用して測定を行うことができる。
以下、本発明に係るマイクロリアクター及びマイクロリアクターシステムの一実施形態について、図1から図13を参照して説明する。
本実施形態のマイクロリアクターシステム1は、図1に示すように、マイクロリアクター2と、後述するセンサ12の周波数変化を測定する測定手段3と、サンプル液(液体)Fをマイクロリアクター2内に送液する送液手段4と、を備えている。なお、図1は、マイクロリアクターシステム1の簡略構成図である。
上記マイクロリアクター2は、サンプル液Fに含有される特定物質の重量を測定するものである。なお、本実施形態では、特定物質(アナライト)を抗原とし、抗原−抗体反応測定を行う場合を例に挙げて説明する。
このマイクロリアクター2は、図2から図5に示すように、ホールド基板(基板)10と、樹脂プレート11と、センサ12と、が3層に積層されることで構成されている。なお、図2は、マイクロリアクター2を表面側から見た図である。図3は、マイクロリアクター2を裏面側から見た図である。図4は、マイクロリアクター2の分解斜視図である。図5は、図4における断面矢視A−A図である。但し、図4及び図5においては、図を見易くするため、パッキン23の厚みを誇張した状態で図示している。
ホールド基板10は、アクリル樹脂等から形成された透明な基板であり、外形がSDメモリカードの如く形成されている。このホールド基板10には、サンプル液Fを表面側から裏面側に流して後述する液体導入路31に導入させるための液体導入口10aと、サンプル液Fを裏面側から表面側に流して後述する液体排出路32から排出させるための液体排出口10bと、がそれぞれ形成されている。なお、液体導入口10a及び液体排出口10bは、それぞれ直径0.5mmに形成されており、互いの中心間距離Lが6.3mmになるように位置調整されている。
また、ホールド基板10の裏面には、センサ12を接合するための図示しないSiO2膜が全面に亘って蒸着されている。そして、このSiO2膜上に、後述する検出電極21と対向電極22とにそれぞれ電気接続される配線パターン部13が形成されている。この配線パターン部13は、外部接続端子として機能するものである。なお、この配線パターン部13は、1種類の金属或いは異なる金属を積層(例えば、チタンと金とを2層に積層)して形成されたものである。
樹脂プレート11は、図6から図8に示すように、シリコン樹脂により板状に形成されている。なお、図6は、樹脂プレート11を表面側から見た図である。図7は、樹脂プレート11を裏面側から見た図である。図8は、樹脂プレート11の側面図である。
この樹脂プレート11には、ホールド基板10に対向する面上において、導入溝14及び排出溝15がそれぞれ形成されている。導入溝14及び排出溝15は、一端側が直径1.5mm程度の凹部14a、15aとなっており、他端側が液体導入口10a及び液体排出口10bと同じサイズである直径0.5mm程度の凹部14b、15bとなっている。そして、樹脂プレート11は、図5に示すように、凹部14b、15bと、液体導入口10a及び液体排出口10bと、がそれぞれ連通するようにホールド基板10の表面に接着されている。よって、本実施形態のマイクロリアクター2は、樹脂プレート11の導入溝14を介して液体導入口10aからサンプル液Fを導入すると共に、樹脂プレート11の排出溝15を介して液体排出口10bからサンプル液Fを排出するようになっている。
上記センサ12は、図9から図11に示すように、水晶基板(圧電基板)20と、該水晶基板20の両面に設けられて水晶基板20を所定の周波数で共振させる一対の電極、即ち、検出電極21及び対向電極22と、から構成されたQCMセンサである。なお、図9は、センサ12の斜視図である。図10は、センサ12を裏面側から見た図である。図11は、図9に示す断面矢視B−B図である。
水晶基板20は、例えばATカット水晶板であり、8mm角ウエハから正方形状に形成された透明な基板である。検出電極21及び対向電極22は、それぞれ水晶基板20の略中心に位置するように、蒸着やスパッタリング等によって形成されている。つまり、検出電極21及び対向電極22は、水晶基板20を間に挟んで対向した状態となっている。
また、水晶基板20の両面には、検出電極21及び対向電極22にそれぞれ電気接続されるリード電極21a、22aが形成されている。これら検出電極21、対向電極22及びリード電極21a、22aは、配線パターン部13と同様に、1種類の金属或いは異なる金属を積層(例えば、チタンと金とを2層に積層)して形成されたものである。
なお、検出電極21は、インピーダンスが1KΩ以下で、液中で安定に発振する直径3mmに形成されている。また、対向電極22も同様のサイズとされている。
このように構成されたセンサ12は、図4及び図5に示すように、パッキン23を間に挟んだ状態でホールド基板10の裏面側に接合されている。この際センサ12は、検出電極21がホールド基板10に対向するように接合されている。
このパッキン23は、ホールド基板10とセンサ12との間に、図12に示すように、反応槽30と液体導入路31と液体排出路32とを一体的に形成するパッキンであり、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPDMS(ポリジメチルシロキサン)等の高分子樹脂から形成されている。なお、図12は、パッキン23の平面図である。
反応槽30は、検出電極21の周囲を囲ってサンプル液Fを貯留させ、サンプル液Fに含有される特定物質を検出電極21に吸着或いは結合させる空間である。また、液体導入路31は、ホールド基板10の液体導入口10aと反応槽30とを連通させてサンプル液Fを反応槽30に導入させる流路である。また、液体排出路32は、ホールド基板10の液体排出口10bと反応槽30とを連通させてサンプル液Fを反応槽30から排出させる流路である。
ここで、本実施形態のパッキン23は、反応槽30、液体導入路31及び液体排出路32が、以下のサイズとなるように形成されている。
まず反応槽30は、上述した液体導入口10aと液体排出口10bとの中心間距離Lの中心に位置し、半径Rが1.95mmで形成されている。即ち、直径が3.9mmに形成されている。また、液体導入路31及び液体排出路32の幅Wは、液体導入口10a及び液体排出口10bの直径と同じ0.5mmで形成されている。また、これら液体導入路31及び液体排出路32と反応槽30とは、半径R1が1.8mm(反応槽30の半径Rの略92%)の曲面33で連結されている。
この曲面33についてより詳細に説明すると、液体導入路31又は液体排出路32と、液体導入口10a又は液体排出口10bと、の交点Pに接し、且つ、反応槽30の輪郭線に接する仮想円Sによって描かれる曲面33である。なお、パッキン23の厚みは、略80μmとされている。
このように構成されたパッキン23は、図5に示すように、反応槽30の中心と検出電極21との中心が一致し、且つ、液体導入口10a及び液体排出口10bと、液体導入路31及び液体排出路32と、が連通するようにホールド基板10とセンサ12との間に挟まれた状態で両者に接合されている。
この接合方法は、特に1つの方法に限定されるものではないが、例えば珪素と酸素とが交互に接合するシロキサン結合により接合されている。この接合を行う場合には、まずセンサ12の所定位置にパッキン23を重ね合わせた後、紫外線を照射する。すると、センサ12の水晶基板20とパッキン23とが、シロキサン結合により接合される。特に、このシロキサン接合は、共有結合であるので、センサ12とパッキン23とを高い強度で結合させることができ、好ましい方法である。また、紫外線を照射するだけであるので、いずれも加熱されることがなく、接合後に水晶基板20に残留応力が発生しない。この点においても、好ましい。
なお、水晶基板20とパッキン23とは、シロキサン結合により共有結合しているが、水晶基板20上のリード電極21a、22aとパッキン23とは接合ではなく自己吸着しているだけである。しかしながら、リード電極21a、22aの厚みは僅かな厚み(数百nm程度)であるので、結合していなくても液漏れ等の恐れはない。
次に、ホールド基板10の裏面側とセンサ12が接合されたパッキン23とに紫外線を照射した後、ホールド基板10とパッキン23とを重ね合わせる。これにより、ホールド基板10の裏面に蒸着されたSiOとパッキン23とがシロキサン結合により接合される。その結果、ホールド基板10とパッキン23とを接合することができる。また、検出電極21及び対向電極22にそれぞれ電気接続されているリード電極21a、22aは、図3に示す導電性接着剤Eを介して配線パターン部13に電気接続されている。
また、本実施形態の検出電極21上には、図4に示すように、サンプル液Fに含有されている抗原を吸着する吸着膜35が形成されている。なお、本実施形態では、吸着膜35が形成されている場合を例に挙げて説明するが、該吸着膜35は必須なものではなく、形成しなくても構わない。また、図を見易くするため、各図において吸着膜35の図示を適宜省略している。
この吸着膜35は、例えばSAM(自己組織膜:Self-assembled Monolayer)と、該SAMに修飾された抗体(リガンド)とから構成されており、以下の方法により形成されている。
まず、純水で検出電極21の表面を洗浄した後、SAM試薬(カルボキシル基末端ジスルフィド型)により検出電極21上にSAMを形成する。続いて、リン酸バッファにより洗浄を行う。続いて、ヒドロキシこはく酸イミドによりSAMを活性化した後、再度リン酸バッファにより洗浄を行う。その後、SAMに抗体を固定化させる。このようにして、吸着膜35は形成されている。なお、この吸着膜35の形成は、センサ12を接合する前に行っても構わないし、センサ12を接合した後に行っても構わない。
上記測定手段3は、図1に示すように、周波数可変の交流電源40と、電流計41とを備えている。これら交流電源40及び電流計41は、直列に接続されており、一端側が検出電極21に電気接続されている配線パターン部13に電気接続され、他端側が対向電極22に電気接続されている配線パターン部13に電気接続されている。そして、交流電源40から検出電極21及び対向電極22に交流電圧を印加することで、水晶基板20を共振させることができるようになっている。なお、交流電圧の周波数に応じて電流計41に流れる電流が変化するが、電流値が極大となる印加電圧の周波数が共振周波数となる。そして、電流計41の電流値をモニタすることで、共振周波数の変化を測定することができるようになっている。
送液手段4は、サンプル液Fをマイクロリアクター2に供給する供給ポンプ43と、マイクロリアクター2から排出されてきたサンプル液Fを回収する廃液タンク44と、を備えている。供給ポンプ43には、先端が針部となった供給チューブ43aが接続されており、該供給チューブ43aを介してサンプル液Fを送り込むことができるようになっている。この供給チューブ43aの針部は、樹脂プレート11を穿刺して、導入溝14の凹部14a内に先端が達した状態となっている。これにより、供給ポンプ43は、導入溝14及び供給チューブ43aを介してホールド基板10の液体導入口10aに接続された状態となっており、サンプル液Fを液体導入口10a内に送り込むことができるようになっている。
同様に廃液タンク44には、先端が針部となった廃液チューブ44aが接続されており、該廃液チューブ44aを介してサンプル液Fを回収できるようになっている。この廃液チューブ44aの針部は、樹脂プレート11を穿刺して、排出溝15の凹部15a内に先端が達した状態となっている。これにより、廃液タンク44は、排出溝15及び廃液チューブ44aを介してホールド基板10の液体排出口10bに接続された状態となっており、サンプル液Fを回収することができるようになっている。
次に、このように構成されたマイクロリアクターシステム1及びマイクロリアクター2により、抗体に付着する抗原の重量を測定することで、抗原−抗体反応を測定する場合について説明する。
始めに測定を開始する前に、予めセンサ12を作動させておく。つまり、交流電源40により検出電極21と対向電極22との間に交流電圧を印加して水晶基板20を共振させておく。そして、この状態での共振周波数を電流計41の電流値より測定しておく。
次に、供給ポンプ43を作動させて、供給チューブ43aを介して樹脂プレート11の導入溝14内にサンプル液Fを供給する。すると、導入されたサンプル液Fは、導入溝14を流れた後にホールド基板10の液体導入口10a内に流れ込む。続いて、液体導入口10aを通過した後、パッキン23で形成された液体導入路31を介して反応槽30に流れ込む。そして、反応槽30に流れ込んだサンプル液Fは、該反応槽30を満たした後、液体排出路32を介して液体排出口10bから排出される。そして、液体排出口10bから樹脂プレート11の排出溝15に流れたサンプル液Fは、該排出溝15を通過した後、廃液チューブ44aを介して廃液タンク44に回収される。
ところで、反応槽30がサンプル液Fで満たされると、検出電極21及び該検出電極21上に形成された吸着膜35がサンプル液Fの中に浸された状態となる。そのため、サンプル液Fに含有されている抗原が、吸着膜35を構成している抗体に付着して捕獲される。そのため、検出電極21の重量は、抗体に捕獲された抗原の重量分だけ増加する。すると、この重量増加に伴って、センサ12の共振周波数が変化するので、電流計41の電流値が変化する。従って、この電流値変化から共振周波数の変化を測定することができ、抗体に付着した抗原の重量を測定することができる。その結果、抗原−抗体反応をリアルタイムで測定することができ、反応の定量化等を図ることができる。
特に、本実施形態のマイクロリアクター2は、液体導入口10aと液体排出口10bとの中心間距離Lが6.3mm離れている上、液体導入路31及び液体排出路32と反応槽30とが、反応槽30の半径Rの略92%の半径R1で形成された曲面33で連通されている。そのため、測定開始時に反応槽30内にサンプル液Fが流れ込むときに、図13に示すように、曲面33に沿って均一な流速で滑らかに流れ込む。なお、図13は、パッキン23内でのサンプル液Fの流れを示した図である。従って、反応槽30内に淀み等が発生する恐れがなく、反応槽30内に空気を残すことなく押し流して排除することができる。その結果、残留空気の影響を受けずに測定を行うことができ、確実且つ高精度な測定を行うことができる。
また、本実施形態の反応槽30は、直径が3.9mmであるので、検出電極21のサイズを、インピーダンスが1KΩ以下で、液中で安定に発振させることが可能な直径3mmにすることができる。しかも、検出電極21をこのサイズにしたとしても、検出電極21と反応槽30との間を0.5mm程度離間させることができる。そのため、発振時の位相角度の傾きを急峻にすることができ、発振特性を向上させることができる。
更に、反応槽30の直径が3.9mm程度であるので、小型化を図ることができると共に、パッキン23の厚さと面積とで決定される反応槽30内の容積を極力小さく(1μl以下)することができる。よって、サンプル液Fを無駄に消費せずに、微量のサンプル液Fで効率の良い測定を行うことができる。
また、液体導入路31及び液体排出路32の幅Wが、液体導入口10a及び液体排出口10bの直径と同じ0.5mmとなっているので、これら流路で無駄な容積を確保することなく、サンプル液Fを効率良く反応槽30内に導入したり、反応槽30内に貯留させ続けたりすることができる。
また、上記実施形態において、サンプル液Fをマイクロリアクター2内に導入した後、洗浄機能や緩衝機能(解離機能)を持つ緩衝液を供給ポンプ43によりマイクロリアクター2に供給しても構わない。このように緩衝液を供給すると、抗体に捕獲されていた抗原が解離するので、共振周波数が再び変化する。このときの共振周波数を測定することで、抗体と抗原との結合係数や、解離定数等の反応速度に関するアフィニティー特性に関しても迅速に測定することが可能となる。しかも、残留空気の影響がないマイクロリアクター2を利用して測定できるので、このような多角的な測定を確実且つ高精度に行える。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、抗原−抗体反応を例に挙げて説明したが、この場合に限られず、アナライト及びリガンドを適宜選択することで、DNAのハイブリダイゼーション反応や、蛋白質の結合反応や、酵素の結合反応等、様々な生化学反応にも応用することができる。
また、上記実施形態では、反応槽30の半径Rを1.95mmとしたが、1.9mm〜2.1mmの範囲内であれば自由に変更して構わない。また、液体導入口10aと液体排出口10bとの中心間距離Lを6.3mmとしたが、6.1mm〜6.4mmの範囲内であれば自由に変更して構わない。また、液体導入路31及び液体排出路32の幅Wを0.5mmとしたが、0.4mm〜0.6mmの範囲内であれば構わない。また、液体導入路31及び液体排出路32と反応槽30との間の曲面33の半径R1を、反応槽30の半径Rの略92%としたが、70%〜95%の範囲内であれば自由に変更して構わない。
上述した範囲内での組み合わせであれば、測定開始時にサンプル液Fを反応槽30内に流し込んだときに、反応槽30内の空気を確実に排除することができ、空気が残留してしまうことを防止することができる。
本発明のマイクロリアクターシステムの一実施形態を示す簡略構成図である。 図1に示すマイクロリアクターを表面側から見た図である。 図1に示すマイクロリアクターを裏面側から見た図である。 図1に示すマイクロリアクターの分解斜視図である。 図2に示す断面矢視A−A図である。 マイクロリアクターを構成する樹脂プレートを表面側から見た図である。 図6に示す樹脂プレートを裏面側から見た図である。 図6に示す樹脂プレートの側面図である。 マイクロリアクターを構成するセンサの斜視図である。 図9に示すセンサを裏面側から見た図である。 図9に示す断面矢視B−B図である。 マイクロリアクターを構成するパッキンの平面図である。 パッキンで形成される液体導入路、反応槽及び液体排出路に沿って液体が流れている状態を示した図である。
符号の説明
F サンプル液(液体)
1 マイクロリアクターシステム
2 マイクロリアクター
3 測定手段
4 送液手段
10 ホールド基板(基板)
10a 液体導入口
10b 液体排出口
12 センサ
20 水晶基板(圧電基板)
21 検出電極(一方の電極)
22 対向電極(他方の電極)
23 パッキン
30 反応槽
31 液体導入路
32 液体排出路

Claims (2)

  1. 液体に含有される特定物質の重量を測定するマイクロリアクターであって、
    前記液体が導入される液体導入口及び液体が排出される液体排出口を有する基板と、
    前記基板の表面にパッキンを挟んで接合され、圧電基板の両面に設けられた一対の電極により該圧電基板を所定の周波数で共振させるセンサと、を備え、
    前記パッキンは、前記一対の電極のうち一方の電極の周囲を囲って前記液体を貯留させ、前記特定物質を該一方の電極に吸着或いは結合させる反応槽と、前記液体導入口と反応槽とを連通させて液体を反応槽に導入させる液体導入路と、前記液体排出口と反応槽とを連通させて反応槽から液体を排出させる液体排出路と、を前記基板と前記センサとの間に一体的に形成するパッキンであり、
    前記液体導入路及び前記液体排出路の幅Wが0.4mm〜0.6mm、前記液体導入口と前記液体排出口との中心間距離Lが6.1mm〜6.4mm、前記反応槽が前記液体導入口と前記液体排出口との中心に位置し、且つ、その半径Rが1.9mm〜2.1mmとされ、前記液体導入路及び前記液体排出路と前記反応槽とが前記半径Rの70%〜95%の半径で形成された曲面で連結されていることを特徴とするマイクロリアクター。
  2. 請求項1に記載のマイクロリアクターと、
    前記センサの周波数変化を測定する測定手段と、
    前記液体導入口及び前記液体排出口に接続されて、前記液体を送液する送液手段と、を備えていることを特徴とするマイクロリアクターシステム。
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