JP2000338022A - マルチチャンネルqcmセンサデバイス及びマルチチャンネルqcm測定システム - Google Patents

マルチチャンネルqcmセンサデバイス及びマルチチャンネルqcm測定システム

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JP2000338022A
JP2000338022A JP11144239A JP14423999A JP2000338022A JP 2000338022 A JP2000338022 A JP 2000338022A JP 11144239 A JP11144239 A JP 11144239A JP 14423999 A JP14423999 A JP 14423999A JP 2000338022 A JP2000338022 A JP 2000338022A
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electrodes
sensor device
channel
working
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JP11144239A
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English (en)
Inventor
Eiji Fujimoto
英二 冨士元
Kaoru Kitakizaki
薫 北寄崎
Takutaka Noguchi
卓孝 野口
Hoki Haba
方紀 羽場
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Hokuto Denko Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Hokuto Denko Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水晶振動子の表裏面に複数の電極を対向させ
て縦横に配列形成したマルチチャンネルQCMセンサデ
バイスでは、各電極のリード部及び端子部が多くなる
し、測定セルに必要な発振回路や接続切換回路が複雑に
なる。 【解決手段】 水晶基板41の表面に配列する電極は、
例えば電極42A1,42A4,42A7を電極リード部
431で1つの端子部441に引き出す。裏面に配列する
電極は、例えば電極42B7,42B8,42B9を電極
リード部453で1つの端子部463に引き出した構造と
する。このセンサデバイスを使った測定システムは、水
晶基板の表面に配列される電極から引き出された端子部
441〜443と、裏面に配列される電極から引き出され
た端子部461〜463とを個別の発振回路等に接続又は
順次切換えて1つの発振回路等に接続する測定セル構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶振動子の作用
電極表面を試料ガスや試料溶液に晒したときの水晶振動
子の発振周波数やインピーダンス等の電気的特性の変化
から作用電極表面での試料成分の吸脱着を検知・定量す
るQCM(Quartz CrystalMicrob
alance)センサデバイスに係り、特に同じ試料か
ら複数の成分を同時に検知・定量するのに適したマルチ
チャンネルQCMセンサデバイス及びこのセンサデバイ
スを使ったマルチチャンネルQCM測定システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ATカット水晶振動子を用いてマ
イクロバランス原理を応用したケミカル及びバイオセン
サが注目を集めている。ATカット水晶振動子は、その
主共振周波数が振動子の板厚と反比例する。この場合、
水晶振動子の電極面に試料成分が成膜したり、あるいは
物質の吸着が起きると表面に存在する物質の単位平面積
当たりの重量に対応した周波数のシフトが起きる。
【0003】QCMセンサは、上記の周波数シフト現象
を応用したもので、ATカット水晶振動子は広い温度範
囲において周波数が安定しているため、安定した検出感
度が期待でき、条件が揃えば1〜10ngの吸着物質の
検出がリアルタイムで可能である。以下に吸着物質量と
周波数のシフト量の関係を示す。
【0004】主共振周波数f0を持つ水晶振動子の、表
面に生じる質量変化(電極面の吸脱着量)Δmと、周波
数変化量(周波数のシフト量)Δfとの関係は、下記
(1)式に示すSauerberyの式により表され
る。
【0005】
【数1】
【0006】Δf:周波数変化量、f0:水晶振動子の
主共振周波数、APIEZO:電気的有効面積(電極面
積)、μq:水晶のせん断弾性定数、ρq:水晶の密度、
Δm:電極表面に生じる質量変化(電極面の吸脱着量) ここで、ATカット水晶振動子の共振周波数は、下記の
(2)、(3)式で表される。
【0007】
【数2】
【0008】ν:水晶中での音速、tq:水晶の厚さ、
また、Sauerberyの式は、主共振周波数と水晶
の厚さの関係を展開して、下記の(4)式のようにな
る。
【0009】
【数3】
【0010】上記の(4)式において、Cfは全体感度
である。
【0011】なお、これを液中にて使用する際には、周
波数変化量Δfは液の粘度と密度にも影響されるため、
下記の(5)式のように書き直される。
【0012】
【数4】
【0013】ηL:溶液の粘性率、ρL:溶液の密度、ω
0=2πf0 この式中の全体感度Cfは下記の(6)式で表わされ
る。
【0014】
【数5】
【0015】上記の各式から解るように、全体感度Cf
を上げるには主共振周波数f0を上げることが重要とな
る。また、全体感度Cf自身も周波数の関数であるた
め、実際の周波数変化量Δfは、主共振周波数f0の2
乗や3/2乗に依存することになる。
【0016】従って、センサとして用いる水晶振動子の
主共振周波数を高くするほど、高感度のセンサとするこ
とができる。例えば、図3は、15wt%(重量パーセ
ント)のグルコース溶液に浸した水晶振動子の周波数シ
フト量Δfを主共振周波数f 0の変化に対してプロット
したものである。主共振周波数f0が高ければ同じ電極
表面での振動ロスで共振周波数のずれが大きく取れるこ
とが分る。
【0017】上記のように、ATカット水晶振動子は、
厚みすべりのモードを使用しているため、主共振周波数
0はその厚みtqと反比例する。また、水晶振動子は、
十分なγ値(水晶振動子の等価回路では並列容量と直列
容量の比、通常はATカットで250ぐらいで少ない程
よい)を得るためには電極有効面積も周波数に比例して
小さくする必要がある。以上の理由で高周波用の水晶振
動子は電極面積が小さく、しかも水晶厚の薄いものが要
望される。
【0018】一方、QCMセンサを実現するには、小型
の水晶振動子をそれに機械的な歪みを与えることなく支
持でき、なおかつ振動子表面は試料ガスあるいは試料溶
液に晒すという条件を満たすため、センサデバイスの収
納装置は図4に示すような構成にしている。
【0019】同図において、絶縁材料製にされる筒形の
センサデバイス収納装置本体1は、その内部には発振回
路部2がネジ止めされる。センサデバイス収納装置本体
1の上面部には突出して一対の接触子3、4がバネ性を
有して設けられ、それらの他端が内部に引き出されて発
振回路部2に接続される。
【0020】センサデバイス収納装置本体1の上面の周
辺部にはピン5、6で位置合わせする円板状のスペーサ
7を設け、このスペーサ7によって水晶振動子8をセン
サデバイス収納装置本体1との間に挟み込み、水晶振動
子8の電極を接触子3、4の先端に接触させる。この挟
み込みには、水晶振動子8の周辺部両面に位置させたオ
ーリング9、10で緩衝及び気密構造とする。ネジ込み
蓋11は、スペーサ7をセンサデバイス収納装置本体1
に圧接し、水晶振動子8の上面を試料ガスや試料溶液に
晒すための孔を設ける。
【0021】センサデバイス収納装置本体1は、下部を
ネジ込み蓋12で気密性を有して覆い、側部には発振回
路部2からの信号線や電源線を通すための管13を設け
る。
【0022】上記のようなセンサデバイスの収納装置
は、水晶振動子8の作用電極面を試料ガスや試料溶液に
晒し、水晶振動子8の作用電極面で試料成分が吸脱着さ
れることによる電気的特性の変化として、例えば、発振
回路部2の発振周波数変化をカウンタ14の計数値変化
として測定する測定装置に構成される。
【0023】また、溶液系の電気化学的測定では、図5
に示すように、センサデバイス収納装置20を電解液を
導入する容器21内に浸漬し、該容器21内には電解液
の成分を作用電極面に吸脱着させるのに、作用電極の電
位を設定するための基準電位を発生する参照電極(基準
電極)22及び該作用電極表面に電解液成分を吸脱着さ
せるための対極電極23を設けた測定セル構成とし、こ
れら電極及び水晶振動子の電極(作用電極)にポテンシ
ョガルバノスタット(PGS)24を接続したQCM測
定システムに構成される。
【0024】ここで、水晶振動子は、基本的には、1つ
の水晶基板の表面に1つの作用電極が形成され、これに
対向して裏面に1つの裏面電極を設けることで振動を発
生させる構造にされるが、1つの水晶基板に作用電極及
び裏面電極を複数形成したマルチチャンネル構造のもの
を本願出願人等は既に提案している。図6は、マルチチ
ャンネル構造のQCMセンサデバイスを、(a)に平面
図を、(b)に側面図で示す。
【0025】水晶基板30は、4角形で一様な厚みを持
つATカット水晶で構成される。水晶基板30の表面に
は、その四方に円形の作用電極(金や白金など)31A
〜34Aが、これら作用電極に対向して裏面には裏面電
極31B〜34Bがスパッタリング法などにより形成さ
れ、各電極31A〜34A、31B〜34Bはそれぞれ
電極リード部(表面では35A〜35D)で基板周辺の
端子部に引き出される。なお、水晶基板30の厚みは、
前記の式(1)(2)に従った主共振周波数f 0(5M
Zや10MHZ)に応じて決定される。また、電極の面
積は前記の式(3)〜(5)での感度を決める要素とし
て決定される。
【0026】このような構造のセンサデバイスを使った
マルチチャンネルQCMシステムを構成するには、セン
サデバイスを前記のセンサデバイス収納装置に収納し、
作用電極面を試料に晒す構造にされる。このマルチチャ
ンネル構造では、複数の成分を含む試料から各作用電極
で各成分を個別に一括して検知・定量することができ
る。同図で示す構成の場合は、1サンプルから4つの成
分を一度に検知・定量することができる。
【0027】例えば、各作用電極には試料から検知・定
量しようとする成分に応じて互いに異なるレセプターを
形成しておくことで、例えば、1つの作用電極には「は
しか」のウイルスを検知・定量するための「抗はしかウ
イルス抗体」を固定化しておき、他の作用電極にはイン
フルエンザの抗体を検知・定量するための「インフルエ
ンザ抗体」を固定化しておくことで、試料の成分に「は
しか」と「インフルエンザ」の何れのウイルスが存在す
るかを検知さらには定量することができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】(第1の課題)従来の
マルチチャンネルQCMセンサデバイスを使ったQCM
測定システムでは、各電極31A〜34A、31B〜3
4Bから引き出された端子は、個別の発振回路やインピ
ーダンス測定回路などの電気的特性測定回路に接続、又
は1つの電気的特性測定回路に時分割で切り替え接続さ
れ、作用電極31A〜34Aが試料に晒されたときの各
チャンネルの発振周波数変化やインピーダンス変化が個
々に計測される。
【0029】したがって、従来のマルチチャンネルQC
Mセンサデバイスの構造としては、各チャンネル毎に電
極31A〜34A、31B〜34B部分を避けた電極リ
ード部及び端子部を形成する必要があり、チャンネル数
が多くなるほど、電極リード部のパターン形成が困難に
なってくる。
【0030】本発明の目的は、チャンネル数に比して電
極リード部及び端子部の必要個数を少なくすることがで
きるマルチチャンネルQCMセンサデバイスを提供する
ことにある。
【0031】(第2の課題)従来のマルチチャンネルQ
CMセンサデバイスを使ったQCM測定セル、さらには
QCM測定システムを構成するには、マルチチャンネル
QCMセンサデバイスの各端子部と個別の発振回路やイ
ンピーダンス回路等の電気的特性測定回路を接続する
か、1つの電気的特性測定回路に時分割で切替接続する
必要があり、チャンネル数が多くなるほど、必要とする
測定回路数が多くなるか、接触ピンとアナログスイッチ
等を使った切換接続回路が複雑になる。
【0032】本発明の目的は、マルチチャンネルQCM
センサデバイスと電気的特性測定回路の切換接続に、必
要とする測定回路数を減らし、又は切換接続回路を簡略
化できるマルチチャンネルQCM測定システムを提供す
ることにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、水晶基板の表面または裏面の一方の面で縦
方向又は横方向に配列される各電極を互いに接続した電
極リード部で1つの端子部に引き出した構造、または水
晶基板の両方の面で縦方向と横方向に配列される各電極
を互いに接続した電極リード部で1つの端子部に引き出
した構造とし、水晶基板の表裏面の一対の端子部の切り
替えによって複数チャンネルを切換・選択できるマルチ
チャンネルQCMセンサデバイス構造とするものであ
る。
【0034】このマルチチャンネルQCMセンサデバイ
スを使った測定システムは、水晶基板の表面に配列され
る電極から引き出された端子部と、裏面に配列される電
極から引き出された端子部とを個別の測定回路に接続又
は順次切換えて1つの測定回路に接続する測定セル構成
とするものである。
【0035】したがって、本発明は、以下のマルチチャ
ンネルQCMセンサデバイス及びマルチチャンネルQC
M測定システムを特徴とする。
【0036】(第1の発明)水晶基板の表面に複数の作
用電極を縦横に配列形成し、水晶基板の裏面に各作用電
極に対向させた複数の裏面電極を縦横に配列形成し、前
記各作用電極表面を試料ガスや試料溶液に晒したときの
各電極部の電気的特性の変化から、試料に晒される各電
極部別に試料成分の吸脱着を検知・定量するためのマル
チチャンネルQCMセンサデバイスにおいて、前記各作
用電極または各裏面電極のうち、一方の各電極を縦方向
又は横方向で互いに接続した電極リード部で1つの端子
部に引き出した構造、又は前記各作用電極及び各裏面電
極の一方を縦方向で、他方を横方向で互いに接続した電
極リード部で1つの端子部に引き出した構造、を特徴と
するマルチチャンネルQCMセンサデバイス。
【0037】(第2の発明)水晶基板の表面に複数の作
用電極を縦横に配列形成し、水晶基板の裏面に各作用電
極に対向させた複数の裏面電極を縦横に配列形成したマ
ルチチャンネルQCMセンサデバイスと、このセンサデ
バイスの前記各作用電極表面を試料ガスや試料溶液に晒
したときの各電極部別の電気的特性の変化を測定するた
めの測定セルとを備え、前記電気的特性から前記各作用
電極での試料成分の吸脱着を個別に検知・定量するマル
チチャンネルQCM測定システムにおいて、前記マルチ
チャンネルQCMセンサデバイスは、前記各作用電極ま
たは各裏面電極のうち、一方の各電極を縦方向又は横方
向で互いに接続した電極リード部で1つの端子部に引き
出した構造、又は前記各作用電極及び各裏面電極の一方
を縦方向で、他方を横方向で互いに接続した電極リード
部で1つの端子部に引き出した構造とし、前記測定セル
は、前記各作用電極から引き出された前記各端子部と前
記各裏面電極から引き出された前記各端子部とのうち、
一方の各端子部を複数の電気的特性測定回路に順次切り
替え接続する構成、又は両方の各端子部を1つの電気的
特性測定回路に順次切り替え接続する構成とした、こと
を特徴とするマルチチャンネルQCM測定システム。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を示すマルチチ
ャンネルQCMセンサデバイスの構造を図1の(a)に
平面図で、(b)にB−B’線に沿った側断面図で示
す。
【0039】水晶基板41は、四角形で一様な厚みをも
つATカット水晶で構成され、その表裏面には縦横それ
ぞれ3列配置の合計9個の掘り込み部を設け、この掘り
込み部の表面に作用電極42A1〜42A9が形成され、
これらに対向して裏面電極42B1〜42B9が形成され
る。
【0040】各作用電極42A1〜42A9は、縦方向に
配列される電極を互いに接続した電極リード部431
433でそれぞれの端子部441〜443に引き出され
る。例えば、電極42A1,42A4,42A7が電極リ
ード部431で互いに接続されて1つの端子部441に引
き出される。
【0041】この電極引き出し構造に対して、水晶基板
41の各裏面電極42B1〜42B9は、横方向に配列さ
れる電極を互いに接続した電極リード部451〜453
それぞれの端子部461〜463に引き出される。例え
ば、電極42B1,42B4,42B7が電極リード部4
1で互いに接続されて1つの端子部461に引き出され
る。
【0042】以上の構造になるマルチチャンネルQCM
センサデバイスを使用した測定システムは、水晶基板4
1の電極面を試料に晒し、縦方向に配列される電極から
引き出された端子部441〜443と、横方向に配列され
た電極から引き出された端子部461〜463とを個別の
発振回路等の電気的特性測定回路に接続又は順次切換え
て1つの電気的特性測定回路に接続する測定セル構成に
される。
【0043】例えば、端子部461と端子部441〜44
3の間に3つの発振回路を接続し、それぞれの発振回路
の周波数変化で作用電極になる各作用電極42A1〜4
2A3での試料成分の吸脱着でその検知・定量をするこ
とができる。
【0044】また、端子部461と端子部441〜443
の間で1つの発振回路を切換接続し、この接続切換えに
対応させて発振回路での周波数変化で各作用電極42A
1〜42A3での試料成分の吸脱着でその検知・定量をす
ることができる。
【0045】また、1つの発振回路を設けた測定セルに
おいて、この発振回路の電極接続端を一方は端子部44
1〜443に順次切換接続し、この切換接続の間に他方を
端子部461〜463に順次切換接続することにより、作
用電極になる各電極42A1〜42A9での試料成分の吸
脱着でその検知・定量をすることができる。
【0046】したがって、本実施形態のマルチチャンネ
ルQCMセンサデバイスは、9チャンネル構成にしなが
ら、電極リード部及び端子部は水晶基板面に6箇所だけ
パターン形成することで済む。同様に、電極を縦横4列
に配列した16チャンネル構成とする場合には、電極リ
ード部及び端子部は水晶基板面に8箇所だけパターン形
成することで済み、チャンネル数が多くなるほど電極リ
ード部及び端子部の低減率を高くすることができる。こ
のことにより、小面積の水晶基板に多数の電極を形成す
るマルチチャンネルQCMセンサデバイスの製造が容易
になる。
【0047】また、測定セル及び測定システム構成とし
ては、必要な発振回路やインピーダンス測定回路などの
電気的特性測定回路数及び切換接続回路が少なくなり、
装置のコストダウンや小型化を図ることができる。
【0048】図2は、測定システムの構成例を示す。マ
ルチチャンネルQCMセンサデバイス51は、図1に示
す9チャンネル構造と同等のものであり、水晶基板の表
面の作用電極A〜Iを縦方向にリード接続した端子52
1〜523と、裏面電極を横方向にリード接続した端子5
1〜533が外部接続端子として設けられ、一方の作用
電極面が試料に晒される。
【0049】1つの発振回路(またはインピーダンス測
定回路)54は、その一対の入力端子の一方が切替スイ
ッチ55によって端子521〜523に切替接続され、他
方が切替スイッチ56によって端子531〜533に切替
接続される。
【0050】制御部57は、測定に際して、切替スイッ
チ55、56を図示の初期状態にすることで電極Aにお
ける試料の吸脱着に応じた発振周波数を測定信号として
取り込み、カウンタ等による計数値を測定出力として得
る。次に、制御部57は、切替スイッチ55を端子52
2位置に切り替えることで電極Bにおける発振周波数を
得、さらに切替スイッチ55を端子523位置に切り替
えることで電極Cにおける発振周波数を得る。同様に、
切替スイッチ56を端子532位置に切替え、切替スイ
ッチ55を順次切替えることで電極D〜Fにおける発振
周波数をそれぞれ得る。最後に、切替スイッチ56を端
子533位置に切替え、切替スイッチ55の順次切替え
で電極G〜Iにおける発振周波数をそれぞれ得る。
【0051】したがって、図2の測定システム構成とし
ては、1つの発振回路(またはインピーダンス測定回
路)54と2つの切替スイッチ55、56及び制御部5
7を用意することで済む。
【0052】なお、図2での測定セル構成は、センサデ
バイス51の表裏面の各端子部を1つの発振回路(電気
的特性測定回路)54に順次切り替え接続するものを示
すが、3つの電気的特性測定回路を設け、一方の各端子
部は個々の測定回路に固定接続し、他方の各端子部を各
測定回路に順次切り替え接続する構成にできる。
【0053】なお、以上までの実施形態では、水晶基板
の表面と裏面の両面の電極をそれぞれ電極リード部で縦
方向または横方向に互いに接続する構造を示すが、水晶
基板の一方の面の電極を電極リード部で縦方向または横
方向に互いに接続し、他方の面の電極は個別の電極リー
ド部と端子部で引き出す構造とすることができる。この
場合、図1の構造に比べて、電極の引き出し数が多くな
るが、従来のものに比して電極の引き出し数を削減でき
る。
【0054】また、実施形態では、水晶基板面に対して
電極部を掘り下げたマルチチャンネルQCMセンサデバ
イスを示すが、少なくとも一方の電極部を水晶基板面と
同じ面にした平坦構造のセンサデバイスに適用できる。
特に、試料に晒される面の電極部を平坦にするもので
は、測定後の電極部の洗浄が簡単、確実になる。
【0055】また、センサデバイスの各電極形状は、楕
円、四角形などのものに適用して同等の作用効果を得る
ことができる。また、電極は表側と裏側の面積は同じに
する必要はない。
【0056】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、マルチ
チャンネルQCMセンサデバイスは、縦横に配列する電
極を互いに接続した電極リード部で同じ端子部に引き出
す構造としたため、電極リード部及び端子部の必要個数
を少なくすることができる。
【0057】また、本発明によれば、マルチチャンネル
QCM測定システムは、上記のマルチチャンネルQCM
センサデバイスを使用し、各電極から引き出された端子
部を個別の発振回路等に接続又は順次切換えて1つの発
振回路等に接続する測定セル構成とするため、センサデ
バイスと発振回路等の切換接続に、必要とする発振回路
等の回路数を減らし、又は切換接続回路を簡略化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すマルチチャンネルQC
Mセンサデバイスの構造。
【図2】本発明の実施形態を示すマルチチャンネルQC
M測定システムの構成。
【図3】QCMセンサによる周波数シフト特性例。
【図4】センサデバイス収納装置の例。
【図5】従来のQCM測定システムの例。
【図6】従来のマルチチャンネルQCMセンサデバイス
の構造。
【符号の説明】
30、41、51…水晶基板 42A1〜42A9…作用電極 42B1〜42B9…裏面電極 431〜433、451〜453…電極リード部 441〜443、461〜463、531〜539…端子部 54…発振回路 55、56…切換スイッチ 57…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北寄崎 薫 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 野口 卓孝 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 羽場 方紀 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶基板の表面に複数の作用電極を縦横
    に配列形成し、水晶基板の裏面に各作用電極に対向させ
    た複数の裏面電極を縦横に配列形成し、前記各作用電極
    表面を試料ガスや試料溶液に晒したときの各電極部の電
    気的特性の変化から、試料に晒される各電極部別に試料
    成分の吸脱着を検知・定量するためのマルチチャンネル
    QCMセンサデバイスにおいて、 前記各作用電極または各裏面電極のうち、一方の各電極
    を縦方向又は横方向で互いに接続した電極リード部で1
    つの端子部に引き出した構造、 又は前記各作用電極及び各裏面電極の一方を縦方向で、
    他方を横方向で互いに接続した電極リード部で1つの端
    子部に引き出した構造、を特徴とするマルチチャンネル
    QCMセンサデバイス。
  2. 【請求項2】 水晶基板の表面に複数の作用電極を縦横
    に配列形成し、水晶基板の裏面に各作用電極に対向させ
    た複数の裏面電極を縦横に配列形成したマルチチャンネ
    ルQCMセンサデバイスと、このセンサデバイスの前記
    各作用電極表面を試料ガスや試料溶液に晒したときの各
    電極部別の電気的特性の変化を測定するための測定セル
    とを備え、前記電気的特性から前記各作用電極での試料
    成分の吸脱着を個別に検知・定量するマルチチャンネル
    QCM測定システムにおいて、 前記マルチチャンネルQCMセンサデバイスは、前記各
    作用電極または各裏面電極のうち、一方の各電極を縦方
    向又は横方向で互いに接続した電極リード部で1つの端
    子部に引き出した構造、又は前記各作用電極及び各裏面
    電極の一方を縦方向で、他方を横方向で互いに接続した
    電極リード部で1つの端子部に引き出した構造とし、 前記測定セルは、前記各作用電極から引き出された前記
    各端子部と前記各裏面電極から引き出された前記各端子
    部とのうち、一方の各端子部を複数の電気的特性測定回
    路に順次切り替え接続する構成、又は両方の各端子部を
    1つの電気的特性測定回路に順次切り替え接続する構成
    とした、 ことを特徴とするマルチチャンネルQCM測定システ
    ム。
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