JP2003307480A - 微少質量測定装置、微少質量測定システムおよび電極取り出し方法 - Google Patents

微少質量測定装置、微少質量測定システムおよび電極取り出し方法

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JP2003307480A JP2002114314A JP2002114314A JP2003307480A JP 2003307480 A JP2003307480 A JP 2003307480A JP 2002114314 A JP2002114314 A JP 2002114314A JP 2002114314 A JP2002114314 A JP 2002114314A JP 2003307480 A JP2003307480 A JP 2003307480A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高感度のQCMセンサを配線抵抗の影響を受け
ず信頼性と歩留の向上を可能とする微少質量測定装置、
微少質量測定システムおよび電極取り出し方法を提供す
ること。 【解決手段】圧電材料基板の両面に金属電極があり、こ
の電極に電圧を印加し、圧電材料を振動させ、該金属電
極の表面に付着した被測定試料の質量を、該圧電材料の
振動数の変化またはインピーダンスの変化から読み取る
微少質量測定装置であり、該電極部が圧電材料基板の他
の部分より薄くなっており、かつ該電極は該圧電材料基
板の段差を乗り超えることがなく、該電極との導通に針
状または棒状のコンタクトプローブを用い、コンタクト
プローブの接触する部分の圧電材料の厚みを確保する
か、または裏側は適当な材料により補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微少質量測定装
置、微少質量測定システムおよび電極取り出し方法に関
し、例えば水晶等の圧電材料を用いた振動子の電極表面
を液体中またはガス中に晒し、その成分中の特定の物質
の検出を行うセンサーに関するものである。またその応
用分野としてDNAチップや蛋白チップ、マイクロタス
チップの計測部分に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】圧電材料を用いた微少質量測定装置は簡
便な装置で僅かの質量変化を検出できるため、広く一般
に用いられる方法である。圧電材料に水晶を用いたもの
はQCM(Quartz Crystal Micro
barance)と呼ばれもっとも良く使われる方法の
ひとつである。これはATカットの水晶板の両面に金属
薄膜電極を形成した構造をもつ。この金属薄膜電極対に
発振回路を接続し電圧を印可すると水晶板の厚さに反比
例した周波数で発振する。またこの金属薄膜電極上に物
質が付加されると振動子全体の固有振動数が変化する。
この振動数変化を利用し金属薄膜電極上に付着した物質
の質量を検出しようとするものである。一般に水晶板の
厚さは薄いほど振動数は高くなり、これにともなって質
量の検出感度も高くなる。
【0003】QCMをはじめとする微少質量測定装置
は、基本的に質量計測を行うものであり、それだけでは
特定の物質の検出はできない。そこで特定の物質のみを
捕獲するような受容体を金属薄膜電極上に固定し、特定
の物質のみを検出する工夫かなされている。代表的なも
のとしては蛋白質の検出に抗原抗体反応を用いる技術が
ある。たとえば特開2000−338022号公報に開
示されている。
【0004】QCMは気体中ばかりでなく液体中でも測
定が可能である。ただしこの際、液体が片面のみに触れ
るように工夫する必要がある。また液体の温度や粘度に
敏感であるため注意が必要である。たとえば、特開20
01−153777号公報に開示されている。
【0005】ケミカルセンサーやバイオセンサーなど、
検査の効率を高めるため同時に複数の物質の分析が必要
な用途のために、同一水晶基板上に複数のセンサーを配
置する試みもある。たとえば特開2000−33802
2号公報に開示されている。
【0006】水晶基板を薄くすると感度が上がるが、機
械的強度が不足し割れやすくなる。これを解決するため
に厚い基板の一部のみを薄くし、その部分に電極を形成
し、QCMを作る技術がある。たとえば特開2000−
338022号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】感度向上のためには水
晶板を薄くすることが有効である。しかし薄くすると割
れやすくなる。このため作製工程中や使用時の水晶基板
の取り扱いが困難となる。すなわち電極や配線の形成は
水晶基板を薄くして感度を上げようとすればするほど困
難になる。また研磨自体も困難になってくる。外部電極
とのコンタクト時にも水晶基板が割れる可能性が高くな
る。
【0008】水晶基板にドライエッチング(RIE)等
で穴を掘りセンサーとして使用する部分のみ薄くするこ
とは高感度化、マルチ化する上で大変有効であるが、配
線の乗り越え時に断線の不具合が発生しやすく、歩留ま
りや信頼性の低下を引き起こす。
【0009】水晶基板上の配線厚を厚くすると配線自体
の重さがの影響が大きくなり、振動部分の重さが増加す
ることとなり、振動数の低下を引き起こす。このため配
線はむやみに厚くできない。特に周波数を高くして感度
を上げようとする場合、水晶の厚さを薄くする必要があ
り、このために配線自体の重さを無視することができな
くなる。このため配線厚を厚くする余地はさらに小さく
なる。これを避けようとして配線厚さを薄くすると、配
線の電気抵抗が増大し高周波電流が流れにくい状態とな
る。しかも周波数が高くなるほどこの傾向が顕著とな
る。同一基板に複数のセンサーを配置するいわゆるマル
チ化する場合は配線の引き回しが多く必要になりさらに
配線抵抗が増すため周波数をあげて高感度化することが
さらに困難となる。
【0010】そこで、本発明は、上記課題を解決し、高
感度のQCMセンサを配線抵抗の影響を受けず信頼性と
歩留の向上を可能とする微少質量測定装置、微少質量測
定システムおよび電極取り出し方法を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するため、つぎの(1)〜(9)のように構成した微
少質量測定装置、微少質量測定システムおよび電極取り
出し方法を提供するものである。 (1)圧電材料基板の両面に金属電極があり、この電極
に電圧を印加し、圧電材料を振動させ、該金属電極の表
面に付着した被測定試料の質量を、該圧電材料の振動数
の変化またはインピーダンスの変化から読み取る微少質
量測定装置であり、該電極部が圧電材料基板の他の部分
より薄くなっており、かつ該電極は該圧電材料基板の段
差を乗り超えることがなく、該電極との導通に針状また
は棒状のコンタクトプローブを用い、コンタクトプロー
ブの接触する部分の圧電材料の厚みを確保するか、また
は裏側は適当な材料により補強されていることを特徴と
する微少質量測定装置。 (2)前記圧電材料が水晶であることを特徴とする上記
(1)に記載の微少質量測定装置。 (3)コンタクトプローブの接触する部分の圧電材料の
裏側の補強材料には凹部があり、この凹部と圧電材料基
板に囲まれた領域内の圧電材料基板上には電極があり、
この凹部と圧電材料基板に囲まれた領域が測定試料を含
む液体を流す流路であることを特徴とする上記(1)ま
たは上記(2)に記載の微少質量測定装置。 (4)圧電材料基板の両面の電極部分ともに掘り込まれ
ており、その掘り込まれた穴は一部重なりがあり、一部
重ならない部分を持ち、電極は重なる部分と、重ならな
い部分にまたがっており、重ならない部分にセンサープ
ローブを接触させることを特徴とする上記(1)または
上記(2)に記載の微少質量測定装置。 (5)コンタクトプローブの接触する部分の圧電材料の
裏側の補強材料にはコンタクトプローブ挿入用の穴が開
いていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれ
かに記載の微少質量測定装置。 (6)一つの圧電材料基板内に2つ以上の振動子が配置
してなる上記(1)〜(5)のいずれかに記載の微少質
量測定装置。 (7)前記電極において、片側の電極に被測定物質を選
択的に吸着する受容体を付けたことを特徴とする上記
(1)〜(6)のいずれかに記載の微少質量測定装置。 (8)前記微少質量測定装置にコンタクトプローブによ
り電極をコンタクトすることを特徴とする上記(1)〜
(7)のいずれかに記載の微少質量測定装置。 (9)微少質量測定装置にコンタクトプローブにより電
極をコンタクトすることを特徴とする上記(1)〜
(7)のいずれかに記載の微少質量測定装置。
【0012】
【発明の実施の形態】上記構成を適用することにより、
配線の乗り越えがなく配線が容易となり信頼性や歩留ま
りを向上させることが可能となる。また、配線部の引き
回しが少なくなり配線を最小限にできまた薄い配線が可
能となる。このため高周波電流の遅延時間の影響が少な
くなり、高周波でも測定が容易となると同時に素子の作
製が容易となり素子の高性能化、低コスト化が実現でき
る。また、素子をマルチ化したときの配線と電極取り出
しが容易となり素子の高性能化、低コスト化が実現でき
る。
【0013】
【実施例】[実施例1]図1に本発明の実施例1である
微少質量測定装置の概略図を示す。1はATカットの水
晶基板、2、3は電極、4は補強板兼流路形成基板、6
は被測定物質を選択的に吸着する受容体である。受容体
6はたとえばタンパク質の検出であれば被測定タンパク
質の抗原物質を用いればよい。またDNA等の検出に
は、cDNA等を受容体として固定すればよい。金電極
とcDNAとの間はチオール結合を利用すると強固な結
合を得ることができる。流路4はマイクロタスの前処理
部分と接続し、本装置により成分を検出することができ
る。
【0014】以下この素子の作製方法を述べる。図2に
示すような水晶基板1を準備する。断面図は一点鎖線A
−Bに沿って図示する。次にフォトリソグラフィーによ
り図3に示すようなレジストパターン7を形成する。
(図中の矢印Cは平面図を見ている方向を示している。
以下全ての図において同様である。)このレジストの開
口はたとえば1mmφとする。次にこのレジストパター
ンをマスクに水晶基板1をエッチングする。
【0015】このときたとえば水晶基板の厚さは100
μm、エッチング深さは90μmとする。次にフォトレ
ジストパターン7を、レジスト剥離液を用いて剥離す
る。次に図5に示すように金電極8、3を蒸着する。厚
さはたとえば1000Åとする。次に図6に示すように
フォトリソグラフィーにより図6に示すようなレジスト
パターン10を形成する。また裏面にはエッチング保護
用にレジスト膜11を塗布する。次にウェットエッチン
グにより金電極膜8をエッチングし、金電極パターン2
を形成する。レジスト10、11を剥離し図8の状態に
なる。次に図9に示すように金電極3の上の水晶基板1
が薄くなった部分に受容体6を付加する。次に補強板兼
流路形成基板4を図9で完成した素子に貼り付け図1の
ような微少質量測定装置が完成する。補強板兼流路形成
基板4はたとえば石英基板を用い、フォトリソグラフィ
ーとドライエッチング(RIE)を用いて作製すればよ
い。
【0016】このように完成した素子13への電気的コ
ンタクトは金属針状のコンタクトプローブ14、15に
より行う。コンタクトプローブ14は水晶基板を薄くし
た部分に当たってしまうが、裏側に補強板兼流路形成基
板4が接着されてあるので破損の恐れがない。
【0017】またコンタクトプローブ14は図11に示
すようなプローブカードを用いてもよい。基板にはたと
えばガラスエポキシ基板を用いる。16は配線、17は
取り出し電極である。配線16は十分な厚みをとること
ができ高周波電流の遅延等の問題は少ない。
【0018】これに対し水晶基板1上に配線を作りこむ
と配線自体の質量が重く水晶の振動に影響があるため配
線の厚さには限界がある。このプローブカード18を微
少質量測定装置にかるく押し当てることで遅延時間の影
響が少なく、配線が段差を乗り越えることによる断線等
の不具合を大幅に減らすことができた。
【0019】[実施例2]図12に本発明の実施例2で
ある微少質量測定装置の概略図を示す。1はATカット
の水晶基板、2、3は電極、4は補強板兼流路形成基
板、6は被測定物質を選択的に吸着する受容体である。
受容体6はたとえばタンパク質の検出であれば被測定タ
ンパク質の抗原物質を用いればよい。以下この素子の作
製方法を述べる。
【0020】図2に示すような水晶基板1を準備する。
断面図は一点鎖線A−Bに沿って図示する。次にフォト
リソグラフィーにより図3に示すようなレジストパター
ン7を形成する。(図中の矢印Cは平面図を見ている方
向を示している。以下全ての図において同様である。)
このレジストの開口はたとえば1mmφとする。次にこ
のレジストパターンをマスクに水晶基板1をエッチング
する。このときたとえば水晶基板の厚さは100μm、
エッチング深さは90μmとする。次にフォトレジスト
パターン7を、レジスト剥離液を用いて剥離する。次に
図5に示すように金電極8、2を蒸着する。厚さはたと
えば1000Åとする。ここまでは実施例1と同様の工
程である。
【0021】次に図13に示すようにフォトリソグラフ
ィーにより図13に示すようなレジストパターン10、
19を形成する。このとき両面アライナーを用いれば一
括で両面のパターニングができる。次にウェットエッチ
ングにより金電極膜3、8をエッチングし、金電極パタ
ーン2、20を形成する。レジスト10、19を剥離し
図14の状態になる。次に図15に示すように金電極3
の上の水晶基板1が薄くなった部分に受容体6を付加す
る。
【0022】次に補強板兼流路形成基板4を図15で完
成した素子に貼り付け図12のような微少質量測定装置
が完成する。補強板兼流路形成基板4はたとえば石英基
板を用い、フォトリソグラフィーとドライエッチング
(RIE)を用いて作製すればよい。補強板兼流路形成
基板4には電極コンタクト用の穴21を同じくフォトリ
ソグラフィーとドライエッチング(RIE)を用いて形
成する。
【0023】このように完成した素子22への電気的コ
ンタクトは図16に示す金属針状のコンタクトプローブ
14、23により行う。コンタクトプローブ14は水晶
基板を薄くした部分に当たってしまうが、裏側に補強板
兼流路形成基板4が接着されてあるので破損の恐れがな
い。
【0024】またコンタクトプローブ14、23は図1
7に示すようなプローブカード18、24を用いてもよ
い。基板にはたとえばガラスエポキシ基板を用いる。1
6は配線、17は取り出し電極である。配線16は十分
な厚みをとることができ高周波電流の遅延等の問題は少
ない。これに対し水晶基板1上に配線を作りこむと配線
自体の質量が重く水晶の振動に影響があるため配線の厚
さには限界がある。このプローブカード18、24を微
少質量測定装置にかるく押し当てることで遅延時間の影
響が少なく、配線が段差を乗り越えることによる断線等
の不具合を大幅に減らすことができた。
【0025】[実施例3]図18に本発明の実施例3で
ある微少質量測定装置の概略図を示す。25はATカッ
トの水晶基板、26、27は電極、29は被測定物質を
選択的に吸着する受容体である。受容体29はたとえば
タンパク質の検出であれば被測定タンパク質の抗原物質
を用いればよい。また28は電極26、27が重なる部
分を示しており、その形状は略円形である。以下この素
子の作製方法を述べる。
【0026】図19に示すような水晶基板25を準備す
る。断面図は一点鎖線A−Bに沿って図示する。次にフ
ォトリソグラフィーによりレジストパターン30を形成
する。(図中の矢印Cは平面図を見ている方向を示して
いる。以下全ての図において同様である。)。次にこの
レジストパターンをマスクに水晶基板25をエッチング
し図20に示すような状態となる。このときたとえば水
晶基板の厚さは100μm、エッチング深さは40μm
とする。次にフォトレジストパターン30を、レジスト
剥離液を用いて剥離する。
【0027】次に図21に示すように金電極31を蒸着
する。厚さはたとえば1000Åとする。次に図22に
示すようにフォトレジスト32を塗布する。次に図23
に示すようにフォトリソグラフィーによりレジストパタ
ーン33を形成する。次にウェットエッチングにより金
電極膜31をエッチングし、金電極パターン34を形成
する。レジスト33を剥離し図25の状態になる。
【0028】次に図26に示すようにフォトレジスト3
5を塗布する。次にフォトリソグラフィーによりレジス
トパターン36を形成する。次にこのレジストパターン
をマスクに水晶基板25をエッチングし図28に示すよ
うな状態となる。このときたとえばエッチング深さは4
0μmとする。次にフォトレジストパターン36を、レ
ジスト剥離液を用いて剥離する。次に図29に示すよう
に金電極37を蒸着する。厚さはたとえば1000Åと
する。次に図30に示すようにフォトレジスト38を塗
布する。
【0029】次に図31に示すようにフォトリソグラフ
ィーによりレジストパターン39を形成する。次にウェ
ットエッチングにより金電極膜37をエッチングし、金
電極パターン40を形成する。レジスト38を剥離し図
33の状態になる。次に金電極40の上の図示した部分
に受容体29を付加し図18のような微少質量測定装置
が完成する。
【0030】このように完成した素子41への電気的コ
ンタクトは図34に示す金属針状のコンタクトプローブ
42、43により行う。コンタクトプローブ42、43
は水晶基板を薄くした部分に当たってしまうことがなく
破損の恐れがない。
【0031】またプローブ42、43は図17に示すよ
うなプローブカード18、24を用いてもよい。基板に
はたとえばガラスエポキシ基板を用いる。16は配線、
17は取り出し電極である。配線16は十分な厚みをと
ることができ高周波電流の遅延等の問題は少ない。これ
に対し水晶基板1上に配線を作りこむと配線自体の質量
が重く水晶の振動に影響があるため配線の厚さには限界
がある。このプローブカード18、24を微少質量測定
装置にかるく押し当てることで遅延時間の影響が少な
く、配線が段差を乗り越えることによる断線等の不具合
を大幅に減らすことができた。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、配線の乗り越えがなく
配線が容易となり信頼性や歩留まりが向上する。また、
配線部の引き回しが少なくなり配線を最小限にできまた
薄い配線が可能となる。このため高周波電流の遅延時間
の影響が少なくなり、高周波でも測定が容易となると同
時に素子の作製が容易となり素子の高性能化、低コスト
化が実現できる。また、素子をマルチ化したときの配線
と電極取り出しが容易となり素子の高性能化、低コスト
化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図2】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図3】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図4】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図5】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図6】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図7】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図8】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図9】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図10】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図11】実施例1とその製造工程を示す図である。
【図12】実施例2とその製造工程を示す図である。
【図13】実施例2とその製造工程を示す図である。
【図14】実施例2とその製造工程を示す図である。
【図15】実施例2とその製造工程を示す図である。
【図16】実施例2とその製造工程を示す図である。
【図17】実施例2とその製造工程を示す図である。
【図18】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図19】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図20】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図21】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図22】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図23】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図24】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図25】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図26】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図27】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図28】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図29】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図30】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図31】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図32】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図33】実施例3とその製造工程を示す図である。
【図34】実施例3とその製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1:ATカットの水晶基板 2、3:電極 4:補強板兼流路形成基板 5:流路 6:受容体 7:レジストパターン 8:金電極膜 10:レジストパターン 11:レジスト膜 13:微少質量測定装置 14、15:コンタクトプローブ 16:配線 17:電極パッド 18:プローブカード 19:レジスト 20:金電極パターン 21:電極コンタクト用穴 22:微少質量測定装置 23:コンタクトプローブ 24:プローブカード 25:ATカット水晶基板 26、27:電極 28:上電極と下電極が重なる部分 29:受容体 30:レジストパターン 31:金電極 32:フォトレジスト 33:レジストパターン 34:金電極パターン 35:フォトレジスト 36:フォトレジストパターン 37:金電極 38:フォトレジスト 39:レジストパターン 40:金電極パターン 41:微少質量測定装置 42、43: コンタクトプローブ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電材料基板の両面に金属電極があり、こ
    の電極に電圧を印加し、圧電材料を振動させ、該金属電
    極の表面に付着した被測定試料の質量を、該圧電材料の
    振動数の変化またはインピーダンスの変化から読み取る
    微少質量測定装置であり、該電極部が圧電材料基板の他
    の部分より薄くなっており、かつ該電極は該圧電材料基
    板の段差を乗り超えることがなく、該電極との導通に針
    状または棒状のコンタクトプローブを用い、コンタクト
    プローブの接触する部分の圧電材料の厚みを確保する
    か、または裏側は適当な材料により補強されていること
    を特徴とする微少質量測定装置。
  2. 【請求項2】前記圧電材料が水晶であることを特徴とす
    る請求項1に記載の微少質量測定装置。
  3. 【請求項3】コンタクトプローブの接触する部分の圧電
    材料の裏側の補強材料には凹部があり、この凹部と圧電
    材料基板に囲まれた領域内の圧電材料基板上には電極が
    あり、この凹部と圧電材料基板に囲まれた領域が測定試
    料を含む液体を流す流路であることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の微少質量測定装置。
  4. 【請求項4】圧電材料基板の両面の電極部分ともに掘り
    込まれており、その掘り込まれた穴は一部重なりがあ
    り、一部重ならない部分を持ち、電極は重なる部分と、
    重ならない部分にまたがっており、重ならない部分にセ
    ンサープローブを接触させることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の少質量測定装置。
  5. 【請求項5】コンタクトプローブの接触する部分の圧電
    材料の裏側の補強材料にはコンタクトプローブ挿入用の
    穴が開いていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の微少質量測定装置。
  6. 【請求項6】一つの圧電材料基板内に2つ以上の振動子
    が配置してなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の微
    少質量測定装置。
  7. 【請求項7】前記電極において、片側の電極に被測定物
    質を選択的に吸着する受容体を付けたことを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の微少質量測定装
    置。
  8. 【請求項8】前記微少質量測定装置にコンタクトプロー
    ブにより電極をコンタクトすることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の微少質量測定システム。
  9. 【請求項9】微少質量測定装置にコンタクトプローブに
    より電極をコンタクトすることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の電極取り出し方法。
JP2002114314A 2002-04-17 2002-04-17 微少質量測定装置、微少質量測定システムおよび電極取り出し方法 Pending JP2003307480A (ja)

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