JP2008302933A - ブレーキ用マスターシリンダ - Google Patents

ブレーキ用マスターシリンダ Download PDF

Info

Publication number
JP2008302933A
JP2008302933A JP2008243266A JP2008243266A JP2008302933A JP 2008302933 A JP2008302933 A JP 2008302933A JP 2008243266 A JP2008243266 A JP 2008243266A JP 2008243266 A JP2008243266 A JP 2008243266A JP 2008302933 A JP2008302933 A JP 2008302933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
master cylinder
brake
sub tank
oil separator
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008243266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4688914B2 (ja
Inventor
Shigeto Inami
重人 稲見
Kazuhiko Gogo
和彦 後郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008243266A priority Critical patent/JP4688914B2/ja
Publication of JP2008302933A publication Critical patent/JP2008302933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4688914B2 publication Critical patent/JP4688914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

【課題】自動二輪車のブレーキ用マスターシリンダの小型化、省スペース化と構造の簡単化、メンテナンス性と信頼性の向上等を図る。
【解決手段】マスターシリンダ本体部6にブレーキ用作動油補給用のサブタンク7が一体に設けられてなるブレーキ用マスターシリンダ2において、サブタンク7内の袋状ダイアフラム29aの上端部は、サブタンク7上端の蓋29に取り付けられ、ダイアフラム29aの内部が外気に連通する。オイルセパレーター38はサブタンク7の円筒形内面径と略同径とされ、オイルセパレーター38は、袋状ダイアフラム29aの下端部より下方に離れた位置で、サブタンク7の円筒形内面に嵌着され、オイルセパレーター38には、作動油を通過させる小孔通路38aが形成される。サブタンク7は、オイル残量を確認することができる位置に開口部35を備え、オイルセパレーター38は開口部35よりも下方に位置する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、特に自動二輪車のブレーキ用マスターシリンダに関し、特にマスターシリンダ本体部にブレーキ用作動油補給用のサブタンクが一体に設けられ、その長軸方向が略上下方向になるようにして使用されるブレーキ用マスターシリンダに関する。
従来、特に自動二輪車において、フロントブレーキの作動油圧生成手段としてよく使用されるブレーキ用マスターシリンダは、そのマスターシリンダ本体部にブレーキ用作動油補給用のサブタンクが一体に設けられ、マスターシリンダ本体部の長軸方向を地面と略平行にしてレイアウトされている(特許文献1および特許文献2)。
実開平3−2962号公報 特開平10−236374号公報
このようなブレーキ用マスターシリンダにおいては、サブタンクとマスターシリンダ本体部とを仕切る隔壁に形成される複数のポートを作動油補給口から加工形成するために、該作動油補給口を塞ぐ蓋は、マスターシリンダ本体部の長軸に略平行に設けられている。
ここで、メンテナンス時の作動油補給を考えると、蓋は、地面に略平行に配置される必要があるため、マスターシリンダ本体部の長軸方向も、地面に略平行に配置するしかなく、そうしたときには、完成車において、ブレーキ用マスターシリンダを配置し取り付けるためのスペースの確保が困難になる。
そこで、このようなブレーキ用マスターシリンダの配置・取付けスペースの確保の困難を回避するために、ブレーキ用マスターシリンダを、その長軸方向を地面に略垂直にしてレイアウトしようとすると、ブレーキ用作動油補給用のサブタンクは、マスターシリンダ本体部とは別部品として設けられ、該サブタンクとマスターシリンダ本体部とは、ラバー製ブレーキホースにより連通接続されることになる(特許文献3)。
特開昭63−258285号公報参照)
しかしながら、別部品とされたサブタンクの取付け用スペースの確保やブレーキホースを通すためのスペースの確保も、それ程容易ではない。また、他にサブタンクやブレーキホースを固定するためのステーやボルト等が必要になり、部品点数も増加する。
本発明は、従来のブレーキ用マスターシリンダが有する前記のような問題点を解決して、特にマスターシリンダ本体部にブレーキ用作動油補給用のサブタンクが一体に設けられ、その長軸方向が略上下方向になるようにして使用されるブレーキ用マスターシリンダにおいて、装置の小型化と構造の簡単化、省スペース化を図るとともに、該ブレーキ用マスターシリンダが自動二輪車に搭載された場合の自動二輪車のスリム化を図ることができる、ブレーキ用マスターシリンダを提供することを課題にする。
本発明は、前記のような課題を解決したブレーキ用マスターシリンダに係り、その請求項1に記載された発明は、マスターシリンダ本体部に、ブレーキ用作動油補給用のサブタンクが一体に設けられてなるブレーキ用マスターシリンダにおいて、前記サブタンクは、上下方向へ縦長形状に形成され、その長軸方向が前記マスターシリンダ本体部の長軸方向と略平行になるように配設され、前記マスターシリンダ本体部の長軸方向の上端部には、マスターシリンダ本体部の前記長軸方向と直交する方向にブレーキホースの取付け座が形成され、前記サブタンクの長軸方向の端部が、前記ブレーキホースの取付け部を上方へ越えて延出させられ、そこに、前記ブレーキ用作動油の補給口が設けられ、前記サブタンクの内面形状は、円筒形状にされ、前記サブタンク内には、該サブタンクの縦長方向に沿って縦長に形成された袋状のダイアフラムと、該ダイアフラムの下方にオイルセパレーターとが配設され、前記袋状ダイアフラムの上端部は、前記サブタンク上端の蓋に取り付けられるとともに、該蓋の部分で前記ダイアフラムの内部が外気に連通し、前記袋状ダイアフラムは、その下端部が閉じており、内部が外気に連通することにより膨張もしくは収縮することができるようにされ、前記オイルセパレーターの径は前記サブタンクの円筒形内面の径と略同径とされ、前記オイルセパレーターは、前記袋状ダイアフラムの下端部より下方に離れた位置で、前記サブタンクの円筒形内面に嵌着されるとともに、前記オイルセパレーターには、作動油を通過させる小孔通路が形成され、前記サブタンクには、その内部のブレーキ用作動油の残量を確認することができる位置に開口部を備え、前記オイルセパレーターは前記開口部よりも下方に位置することを特徴とするブレーキマスタ用ーシリンダ。
請求項2に記載された発明は、請求項1記載のブレーキマスタ用ーシリンダにおいて、前記オイルセパレーターは、前記マスターシリンダ本体部に設けられた2つの車体取付け部の間に位置することを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1または2記載のブレーキマスタ用ーシリンダにおいて、前記オイルセパレーターは板状に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1、2または3記載のブレーキマスタ用ーシリンダにおいて、前記サブタンクの内面形状は、前記サブタンクの内面形状は、大径部と小径部とからなる段部付き円筒形状にされ、その段部に前記オイルセパレーターが嵌着させて取り付けられていることを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項2記載のブレーキマスタ用ーシリンダにおいて、前記マスターシリンダ本体部およびサブタンクは、前記開口部が車体の水平方向に指向するように前記車体取付け部により車体に取り付けられていることを特徴とする
請求項1に記載された発明は、前記のように構成されているので、マスターシリンダ本体部にブレーキ用作動油補給用のサブタンクが一体に設けられてなるブレーキ用マスターシリンダは、全体が縦長形状に形成されることになる。この結果、ブレーキ用マスターシリンダは、四方に嵩張ることがなくなり、その構造の簡単化とスリム化、省スペース化とを図ることができる。
そして、マスターシリンダ本体部と平行になるように配設されるサブタンクは、作動油のリザーブ量を確保するために縦長形状にしたことによりその内径を小さくすることができ、その結果、サブタンク内に設置されるオイルセパレータを小型化することができ、かつオイルセパレータを配置し易くすることができる。
また、マスターシリンダ本体部の長軸方向の一端部には、マスターシリンダ本体部の長軸方向と直交する方向にブレーキホースの取付け座が形成され、該取付け座には、ブレーキホースの取付け部が締着され、サブタンクの長軸方向の一端部が、ブレーキホースの取付け部を越えて延出させられ、そこに、ブレーキ用作動油の補給口が設けられる結果、ブレーキホースのマスターシリンダ本体部への接続部の構造が小型化、簡単化され、しかも、ブレーキホースの引回しがマスターシリンダ本体部の長軸回りに自由になるので、他の周囲部品のレイアウトの自由度が向上する。
さらに、ブレーキ用作動油の補給等のメンテナンス時には、ブレーキホースの取付け部が、このメンテナンス作業の作業性を阻害することがない。
さらに、サブタンクの内面形状が円筒形状にされ、該サブタンク内には、袋状のダイアフラムと、複数の小孔通路を有するオイルセパレーターとが配設され、ダイアフラムは、その内部が外気に連通して膨張もしくは収縮することができるようにされる結果、ブレーキ装置の初期作動時、ブレーキ用作動油の一部はサブタンク内に押し戻されるが、この押し戻された作動油は、ダイアフラムが収縮することにより吸収されるので、ブレーキ装置の初期作動が緩慢化されて、ドライバーの安全を図ることができる。
また、車両走行中、サブタンク内の作動油は、振動により空気を吸い込んで泡立つが、作動油に混じった気泡は、オイルセパレーターにより分離され、堰止められるので、マスターシリンダ本体部のシリンダ内に入り込むことがなく、ブレーキ装置は常に正確に作動して、ブレーキ用マスターシリンダの信頼性が向上する。
そして、オイルセパレーターの径がサブタンクの円筒形内面の径と略同径とされ、かつオイルセパレーターが、袋状ダイアフラムの下端部より下方に離れた位置で、サブタンクの円筒形内面に嵌着されるようになっていることにより、オイルセパレーターのサブタンク内面への位置決めおよび設置が嵌着により確実かつ容易に行われるようになる。また、小孔通路により、作動油がオイルセパレーターを確実に通過する。
そして、オイル残量を確認するサブタンクの開口部よりも下方にオイルセパレーターが位置することにより、オイルセパレーターより上方の開口部を経てオイルの減り等を確実に知ることができる。
オイルセパレーターを板状に形成することにより、オイルセパレーターの形状が簡単化される。
また、大径部と小径部とからなる段部付き円筒形状の段部にオイルセパレーターが嵌着されることにより、オイルセパレーターの設置、固定が容易かつ確実になる。
マスターシリンダ本体部およびサブタンクを、開口部が車体の水平方向に指向するように車体取付け部により車体に取り付けることにより、開口部を経て内部を観察することが容易になる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるブレーキ用マスターシリンダが適用されたディスク型ブレーキ装置を自動二輪車のリヤ側に取り付けた状態における取付け構造を示す右外側面図、図2は、図1の取付け構造を反対側から見た左内側面図、図3は、図1の部分拡大断面図、図4は、図3の部分拡大図、図5は、図1のブレーキ用マスターシリンダのサブタンク内に配設されるダイアフラムとオイルセパレーターの斜視図、図6は、図1のA方向から見たブレーキ用マスターシリンダとスウィングアームを中心とする部分の概略平面図である。
図1ないし図3において、本実施形態におけるブレーキ用マスターシリンダ2が適用されたディスク型ブレーキ装置1は、自動二輪車の後輪3の車軸に一体に結合されたブレーキディスク4と、該ブレーキディスク4を両側面から挟み付ける一対の摩擦パッド(図示されず)を有するキャリパ5と、該一対の摩擦パッドにピストン(図示されず)を介して加えられる作動油圧を発生するマスターシリンダ本体部6と、該マスターシリンダ本体部6と一体に設けられたブレーキ用作動油補給用のサブタンク7と、これらキャリパ5とマスターシリンダ本体部6との間を接続して作動油をマスターシリンダ本体部6からキャリパ5に導くブレーキホース8と、ブレーキペダル(図示されず)を備えてマスターシリンダ本体部6内のピストン9に連動連結されたリンク機構10とからなっている。
キャリパ5は、詳細には図示されていないが、スイングアーム11の後端部にボルトにより堅固に取り付けられている。
マスターシリンダ2は、マスターシリンダ本体部6とサブタンク7とからなり、マスターシリンダ本体部6に突設された2本の車体取付け部としてのステー12、13(図3参照)が、ピボットプレート14に突設されたブラケット15に形成された2つのボルト孔の位置で、該ブラケット15にそれぞれボルト連結されることにより、ピボットプレート14に堅固に取り付けられている。
ピボットプレート14は、図1に示されるように、右側面視くの字状をなし、自動二輪車の車体フレームの中枢部にあって、図1においてその上端部には、メインフレームの上半部分(図示されず)が右方(車両前方)斜め上方向に指向して一体に連結され、そのくの字の折曲部には、左方(車両後方)斜め上方向に指向してリヤフレームの一部をなすロアリヤフレーム16の下端部がボルト連結部17においてボルト連結されている。車体フレーム構造は、左右略対称に形成されている。なお、18はアッパリヤフレーム、19は排気マフラーである。
ブレーキホース8のマスターシリンダ本体部6側の端部は、目玉金具20を備えており、図3により良く図示されるように、該目玉金具20がマスターシリンダ本体部6の長軸方向の一端である上端部の取付け座33にバンジョウボルト21により締着されることにより、マスターシリンダ本体部6に取り付けられている。ブレーキホース8のマスターシリンダ本体部6側の取付け部は、目玉金具20とバンジョウボルト21とを含んでいる。
取付け座33は、マスターシリンダ本体部6の長軸方向と直交する方向に形成されている。目玉金具20と取付け座33との間および目玉金具20とバンジョウボルト21の頭部との間には、オイルシール34がそれぞれ介装されている。
なお、バンジョウボルト21の軸線は、マスターシリンダ本体部6内のシリンダ室6a の軸線に対し、サブタンク7がマスターシリンダ本体部6と一体に設けられる側と反対の方向にわずかにシフトされている。このようにすることにより、ブレーキホース8の取付け座を収めるスペースが確保されるとともに、バンジョウボルト21の締着作業がし易くなる。
このようにして、ブレーキホース8のマスターシリンダ本体部6側の端部は、目玉金具20の内部通路とバンジョウボルト21の内部通路とを介してマスターシリンダ本体部6内のシリンダ室6aと流体連通され、かた、該マスターシリンダ本体部6の長軸回りに取付け角度調節可能にされて、マスターシリンダ本体部6に取り付けられている。
ブレーキホース8は、図2に示されるように、マスターシリンダ本体部6への接続部から、ロアリヤフレーム16の下端部のボルト連結部17を外側から内側に巡って、スウィングアーム11の上端面に沿い、後方に延びている。そして、そのキャリパ5側の端部が、該キャリパ5に連結されている。
ブレーキホース8は、スウィングアーム11の上端面の複数個所において、締結具22により固定されている。したがって、いま、スウィングアーム11が上下に揺動すると、ブレーキホース8は、ロアリヤフレーム16の下端部のボルト連結部17を外側から内側に巡る部分の湾曲部が変形して、スウィングアーム11の上下揺動に追随することができる。
次に、ブレーキ用マスターシリンダ2の詳細構造について説明する。
図3に図示されるように、ブレーキ用マスターシリンダ2は、自動二輪車の車体フレーム(ピボットプレート14)に取り付けられた状態において、その軸線がやや車両後方(図3においてやや左方)に傾斜するが、車体の略上下方向になるようにして、車体の右側方に取り付けられている。
ブレーキ用マスターシリンダ2は、前記のとおり、マスターシリンダ本体部6とブレーキ用作動油補給用のサブタンク7とからなっていて、これらは、鋳造により一体に形成されている。
サブタンク7は、縦長形状に形成され、その長軸方向がマスターシリンダ本体部6の長軸方向(シリンダ室6a の長軸方向)と平行になるようにして、マスターシリンダ本体部6より車両後方側に配設されており、また、図に示されているように、その長軸がマスターシリンダ本体部6の長軸よりも車体右側方外方に位置するようにして、配設されている。
サブタンク7の内面形状は円筒形状にされ、その内径は、シリンダ室6a の内径よりやや大きくされ、その作動油貯留室7a は、シリンダ室6a に対して軸方向に位相をずらされて配置されている。
マスターシリンダ本体部6のシリンダ室6a には、ピストン9が摺動自在に嵌装されており、このピストン9は、リンク機構10を介してブレーキペダルの操作者(ドライバー)により往復動させられる。そして、車両走行に制動が必要とされるとき、シリンダ室6a 内の作動油を加圧して、ブレーキホース8を介して該作動油をキャリパ5に送り出す。32は、ピストン9の外端部とリンク機構10の末端部とを連結する自在継手である。
マスターシリンダ本体部6とサブタンク7とを仕切る隔壁23の図3において下方部分には、第1のポート24と第2のポート25とが、互いに接近し、軸線を平行にして、それぞれ貫通形成されている。第1のポート24は、径が比較的大きくされ、第2のポート25は、径が非常に小さくされた部分をもっていて、第2のポート25の絞り効果は、第1のポート24のそれより大きくされている。
他方、サブタンク7には、その長軸方向の下方部に第1の開口部26、上方端部(一端部)に第2の開口部27、これら第1、第2の開口部26、27の中間部に第3の開口部35が、それぞれ形成されている。
第1の開口部26は、第1のポート24の軸線と第2のポート25の軸線とが通る位置に形成されている。したがって、これら両ポート24、25は、第1の開口部26から図示されない工具を入れて、隔壁23に機械加工を施すことにより形成することが可能である。そして、この機械加工後に、第1の開口部26は、盲栓28により閉塞される。
サブタンク7の最も高い位置である上方端部(長軸方向の一端部)は、ブレーキホース8のマスターシリンダ本体部6側取付け部の頂部をなすバンジョウボルト21の頭部を越えて延出させられており、そこに、前記のとおり、第2の開口部27が形成されている。この第2の開口部27は、サブタンク7内のブレーキ用作動油の残量が少なくなったとき、新たにブレーキ用作動油を補給するために使用される。
図4に拡大して示されるように、第2の開口部27は、常時は袋状のダイアフラム29a を一体に備えたゴム製の蓋29と、該蓋29の上に被せられる樹脂製の押え板36と、金属製のキャップ30とにより、液密に閉塞されている。これらの蓋29と押え板36とキャップ30とは、ボルトねじ31により、サブタンク7の上方端壁に液密に共締めされている。
ダイアフラム29a は、サブタンク7の作動油貯留室7a 内に配設され、膨張、収縮が可能な袋状のものであって、蓋29と一体に形成されている。そして、図5により良く図示されているように、自然状態で細長い帯状の袋単体29a-1 、29a-2 、29a-3 を120度間隔で三方に配した形状をなしており、その図5において上端は、袋単体29a-1 、29a-2 、29a-3 に対応させて蓋29に120度間隔で貫通形成された細溝29b-1 、29b-2 、29b-3 を介して外部に連通されている。
ダイアフラム29a の図5において下端は閉じてあり、その袋状の内部空間は、ここで閉塞されている。ダイアフラム29aの下方にそれとは別体をなしてオイルセパレーター38が設けられる。
オイルセパレーター38は、円板状のものであって、その径はサブタンク7の作動油貯留室7a の径と略同径にされ、その外周面には、周方向に等間隔に半円状の小孔通路38a が形成されている。
サブタンク7の作動油貯留室7a の円筒形状は、大径部と小径部とからなる段付き円筒形状に形成され、その段部にオイルセパレーター38が嵌着されて取り付けられる。なお、ダイアフラム29a の袋単体29a-1 、29a-2 、29a-3 の下端部は、熱溶着により封じられることにより閉じられる。
作動油貯留室7a 内において、オイルセパレーター38より上位にあるブレーキ用作動油が、車両の走行に伴う振動により空気を吸い込んで泡立った場合、作動油は、小孔通路38aを介して行き来するが、作動油に混じった気泡は、オイルセパレーター38の板面により分離され、堰止められるので、マスターシリンダ本体部6のシリンダ6a 内に入り込むことはない。
ダイアフラム29a の膨張、収縮は、次のようにして行なわれる。
ダイアフラム29a の袋単体29a-1 、29a-2 、29a-3 は、蓋29に形成された細溝29b-1 、29b-2 、29b-3 を介し、さらに、図4に図示されるように、押え板36の内面に穿設された通路36a 、キャップ30の周壁に形成された通路30a を介して外部に連通されている。
押え板36の内面に穿設された通路36a は、詳細には図示されていないが、細溝29b-1 、29b-2 、29b-3 を共通に覆う円形凹所と、該円形凹所を通路30a に連通させる細溝とからなっている。
また、キャップ30の周壁に形成された通路30a は、詳細には図示されていないが、キャップ30の軸心に指向して断面U字状に切り落とされた部分と、該断面U字状に切り落とされた部分の溝底に連なり、周方向に所定長内周壁を削り取って形成された細溝部分30b とからなっている。
したがって、いま、マスターシリンダ本体部6のピストン9がシリンダ6a 内を往復動して、作動油がシリンダ6a とサブタンク7の作動油貯留室7a との間を行き来すると、作動油貯留室7a 内に配設されたダイアフラム29a は、作動油貯留室7a 内の作動油および充満空気により収縮もしくは膨張させられるが、このとき、ダイアフラム29a の内部に充填された空気は、細溝29b-1 、29b-2 、29b-3 、通路36a 、通路30a を介して外部との間を出入りするので、前記した、作動油貯留室7a 内の作動油および充満空気によるダイアフラム29a の収縮もしくは膨張作用によく応答することができる。
第3の開口部35には、蓋37が被着されている。この蓋37は、サブタンク7内に残存するブレーキ用作動油の残量を確認することができるように、窓を備えている。
次に、ディスク型ブレーキ装置1の作用について説明する。
いま、車両走行中に制動が必要とされたとき、ブレーキペダルが踏まれて、リンク機構10を介してピストン9がシリンダ室6a 内を前進すると、シリンダ室6a 内の作動油は加圧されるが、この加圧された作動油は、ブレーキホース8を介してキャリパ5に送られる。
同時に、一部の作動油は、第2のポート25を介してサブタンク7の作動油貯留室7a内に押し戻されるが、この押し戻された作動油は、作動油貯留室7a内においてダイアフラム29aが収縮することによって吸収されるとともに、第1のポート24を介してピストン9の大径頭部の背後の油室6b内に流れ込むことによっても吸収される。
このようにして、ピストン9によるシリンダ室6a 内の作動油の加圧作用は緩慢にされて、キャリパ5内の一対の摩擦パッドがブレーキディスク4を両側面から挟み付けることにより発揮されるディスク型ブレーキ装置1の制動作用の初期作動は緩やかなものにされ、ドライバーの安全が図られている。
そして、ピストン9がシリンダ室6a 内をさらに前進して、第2のポート25を塞ぐと、ピストン9によるシリンダ室6a 内の作動油の加圧作用は最高度に高まり、加圧された作動油は、その全量がブレーキホース8を介してキャリパ5に送られる。このようにして、ディスク型ブレーキ装置1の制動作用が全面的に発揮される。
本実施形態は、前記のように構成されているので、さらに、次のような効果を奏することができる。
マスターシリンダ本体部6にブレーキ用作動油補給用のサブタンク7が一体に設けられてなるブレーキ用マスターシリンダ2において、サブタンク7は、縦長形状に形成され、その長軸方向がマスターシリンダ本体部6の長軸方向と略平行になるようにして配設されている。
この結果、マスターシリンダ本体部6にブレーキ用作動油補給用のサブタンク7が一体に設けられてなるブレーキ用マスターシリンダ2は、全体が縦長形状に形成されるので、四方に嵩張ることがなくなり、その構造の簡単化とスリム化、省スペース化とを図ることができる。
また、マスターシリンダ本体部6の長軸方向の一端部には、マスターシリンダ本体部6の長軸方向と直交する方向にブレーキホース8の取付け座33が形成され、該取付け座33には、ブレーキホース8の取付け部が締着され、サブタンク7の長軸方向の一端部が、ブレーキホース8の取付け部を越えて延出させられ、そこに、ブレーキ用作動油の補給口である第2の開口部27が設けられている。
この結果、ブレーキホース8のマスターシリンダ本体部6への接続部の構造が小型化、簡単化される。
また、ブレーキ用作動油の補給等のメンテナンス時には、ブレーキホース8のマスターシリンダ本体部6側の取付け部(目玉金具20、バンジョウボルト21)が、このメンテナンス作業の作業性を阻害することがない。
さらに、サブタンク7の内面形状は、円筒形状にされ、該サブタンク7内には、袋状のダイアフラム29a と、複数の小孔通路38a を有するオイルセパレーター38とが配設され、ダイアフラム29a は、その内部が外気に連通して膨張もしくは収縮することができるようにされている。
この結果、ディスク型ブレーキ装置1の初期作動時、ブレーキ用作動油の一部はサブタンク7内に押し戻されるが、この押し戻された作動油は、ダイアフラム29a が収縮することにより吸収されるので、ブレーキ装置1の初期作動が緩慢化されて、ドライバーの安全を図ることができる。
また、車両走行中、サブタンク7内の作動油は、振動により空気を吸い込んで泡立つが、作動油に混じった気泡は、オイルセパレーター38により分離され、堰止められるので、マスターシリンダ本体部6のシリンダ6a 内に入り込むことがなく、ブレーキ装置1は常に正確に作動して、ブレーキ用マスターシリンダ2の信頼性を向上することができる。
さらに、本実施形態におけるブレーキ用マスターシリンダ2が搭載された自動二輪車においては、ブレーキ用マスターシリンダ2は、マスターシリンダ本体部6の長軸方向が車体の略上下方向になるようにして、車体側方に配設される。
この結果、ブレーキ用マスターシリンダ2は、その全体の縦長形状が車体の略上下方向に沿うようにして、車体側方に配設されるので、車体の前後方向への長さを短くすることができ、転倒等によりマスターシリンダ2に外力がかかっても、マスターシリンダ2の取付け部にかかるモーメントを小さくすることができる。これにより、マスターシリンダ2の取付部におけるステー12、13等を軽量化することができる。また、車幅方向への出っ張りも少なくすることができ、自動二輪車をスリム化することができる。
また、本実施形態におけるブレーキ用マスターシリンダ2が搭載された自動二輪車においては、ブレーキ用マスターシリンダ2は、サブタンク7の長軸がマスターシリンダ本体部6の長軸よりも車体右側方外方に位置するようにして配設されている。
この結果、ブレーキ用マスターシリンダ2がリヤブレーキ用マスターシリンダとして使用される場合、スウィングアーム11を後方に行くにしたがい幅広に構成することができ、ピボット幅(左右ピボットプレート14が配置される部分の車幅方向幅)を広げることなく、幅広タイヤを装着することができる。
本実施形態において、ブレーキ用マスターシリンダ2が適用されたディスク型ブレーキ装置1は、自動二輪車の後輪側に取り付けられたが、これに限定されず、前輪側に取り付けることも可能である。
本発明の一実施形態におけるブレーキ用マスターシリンダが適用されたディスク型ブレーキ装置を自動二輪車のリヤ側に取り付けた状態における取付け構造を示す右外側面図である。 図1の取付け構造を反対側から見た左内側面図である。 図1の部分拡大断面図である。 図3の部分拡大図である。 図1のブレーキ用マスターシリンダのサブタンク内に配設されるダイアフラムとオイルセパレーターの斜視図である。 図1のA方向から見たブレーキ用マスターシリンダとスウィングアームを中心とする部分の概略平面図である。
符号の説明
1…ディスク型ブレーキ装置、2…ブレーキ用マスターシリンダ、3…後輪、4…ブレーキディスク、5…キャリパ、6…マスターシリンダ本体部、6a …シリンダ室、7…サブタンク、7a …作動油貯留室、8…ブレーキホース、9…ピストン、10…リンク機構、11…スウィングアーム、12、13…ステー、14…ピボットプレート、15…ブラケット、16…ロアリヤフレーム、17…ボルト連結部、18…アッパリヤフレーム、19…排気マフラー、20…目玉金具、21…バンジョーボルト、22…締結具、23…隔壁、24…第1のポート、25…第2のポート、26…第1の開口部、27…第2の開口部、28…盲栓、29…蓋、29a …ダイアフラム、29a-1 、29a-2 、29a-3 …袋単体、29b-1 、29b-2 、29b-3 …細溝、30…キャップ、30a …通路、30b …細溝部分、31…ボルト、32…自在継手、33…取付け座、34…オイルシール、35…第3の開口部、36…押え板、36a …通路、37…蓋、38…オイルセパレーター、38a …小孔通路

Claims (5)

  1. マスターシリンダ本体部に、ブレーキ用作動油補給用のサブタンクが一体に設けられてなるブレーキ用マスターシリンダにおいて、
    前記サブタンクは、上下方向へ縦長形状に形成され、その長軸方向が前記マスターシリンダ本体部の長軸方向と略平行になるように配設され、
    前記マスターシリンダ本体部の長軸方向の上端部には、マスターシリンダ本体部の前記長軸方向と直交する方向にブレーキホースの取付け座が形成され、
    前記サブタンクの長軸方向の端部が、前記ブレーキホースの取付け部を上方へ越えて延出させられ、そこに、前記ブレーキ用作動油の補給口が設けられ、
    前記サブタンクの内面形状は、円筒形状にされ、
    前記サブタンク内には、該サブタンクの縦長方向に沿って縦長に形成された袋状のダイアフラムと、該ダイアフラムの下方にオイルセパレーターとが配設され、
    前記袋状ダイアフラムの上端部は、前記サブタンク上端の蓋に取り付けられるとともに、該蓋の部分で前記ダイアフラムの内部が外気に連通し、
    前記袋状ダイアフラムは、その下端部が閉じており、内部が外気に連通することにより膨張もしくは収縮することができるようにされ、
    前記オイルセパレーターの径は前記サブタンクの円筒形内面の径と略同径とされ、前記オイルセパレーターは、前記袋状ダイアフラムの下端部より下方に離れた位置で、前記サブタンクの円筒形内面に嵌着されるとともに、前記オイルセパレーターには、作動油を通過させる小孔通路が形成され、
    前記サブタンクには、その内部のブレーキ用作動油の残量を確認することができる位置に開口部を備え、前記オイルセパレーターは前記開口部よりも下方に位置することを特徴とするブレーキマスタ用ーシリンダ。
  2. 前記オイルセパレーターは、前記マスターシリンダ本体部に設けられた2つの車体取付け部の間に位置することを特徴とする請求項1記載のブレーキマスタ用ーシリンダ。
  3. 前記オイルセパレーターは板状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のブレーキマスタ用ーシリンダ。
  4. 前記サブタンクの内面形状は、大径部と小径部とからなる段部付き円筒形状にされ、その段部に前記オイルセパレーターが嵌着させて取り付けられていることを特徴とする請求項1、2または3記載のブレーキマスタ用ーシリンダ。
  5. 前記マスターシリンダ本体部およびサブタンクは、前記開口部が車体の水平方向に指向するように前記車体取付け部により車体に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載のブレーキマスタ用ーシリンダ。
JP2008243266A 2008-09-22 2008-09-22 自動二輪車 Expired - Lifetime JP4688914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008243266A JP4688914B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 自動二輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008243266A JP4688914B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 自動二輪車

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5836999A Division JP4248069B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 ブレーキ用マスターシリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008302933A true JP2008302933A (ja) 2008-12-18
JP4688914B2 JP4688914B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=40231993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008243266A Expired - Lifetime JP4688914B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 自動二輪車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4688914B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107554671A (zh) * 2016-06-30 2018-01-09 株式会社岛野 自行车操作装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4931047U (ja) * 1972-06-19 1974-03-18
JPS4926047Y1 (ja) * 1967-01-25 1974-07-15
JPS52166250U (ja) * 1976-06-10 1977-12-16
JPS5431867A (en) * 1977-08-13 1979-03-08 Honda Motor Co Ltd Disc-brake apparatus
JPS54127089U (ja) * 1978-02-25 1979-09-04
JPS5639353U (ja) * 1979-08-31 1981-04-13
JPS5774866U (ja) * 1980-10-28 1982-05-08
JPS63172769U (ja) * 1987-04-30 1988-11-09
JPH05246373A (ja) * 1992-03-06 1993-09-24 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車用テーパスイングアーム
JPH08324419A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の後ブレーキホース保持構造

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4926047Y1 (ja) * 1967-01-25 1974-07-15
JPS4931047U (ja) * 1972-06-19 1974-03-18
JPS52166250U (ja) * 1976-06-10 1977-12-16
JPS5431867A (en) * 1977-08-13 1979-03-08 Honda Motor Co Ltd Disc-brake apparatus
JPS54127089U (ja) * 1978-02-25 1979-09-04
JPS5639353U (ja) * 1979-08-31 1981-04-13
JPS5774866U (ja) * 1980-10-28 1982-05-08
JPS63172769U (ja) * 1987-04-30 1988-11-09
JPH05246373A (ja) * 1992-03-06 1993-09-24 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車用テーパスイングアーム
JPH08324419A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の後ブレーキホース保持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107554671A (zh) * 2016-06-30 2018-01-09 株式会社岛野 自行车操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4688914B2 (ja) 2011-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5638133B2 (ja) 自動二輪車
JP4911973B2 (ja) 自動2輪車用ブレーキ制御装置の配置構造
JPWO2009050961A1 (ja) ブレーキ液圧制御装置
BR102012007583B1 (pt) Motocicleta
JP2017047711A (ja) センサの支持構造及び自動二輪車
JP4248069B2 (ja) ブレーキ用マスターシリンダ
CN102310909B (zh) 摩托车
TWI557005B (zh) Brake hydraulic control device
JP4688914B2 (ja) 自動二輪車
JPWO2013147247A1 (ja) ボディリザーバ組立体
JP4615167B2 (ja) ブレーキ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車
JP2013220661A (ja) 鞍乗型車両
US6367255B1 (en) Braking master cylinder and method of making a master cylinder
JP3967651B2 (ja) 車両用液圧マスタシリンダのリザーバ
JP4565797B2 (ja) ブレーキ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車
JP2000255409A5 (ja)
JP2005231603A (ja) 二輪車用懸架装置
US6907732B2 (en) Master cylinder device for brake
JP2003104192A (ja) ブレーキ用マスターシリンダおよび該ブレーキ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車
JP4975284B2 (ja) 作業車両
JP2020060116A (ja) 自動車用内燃機関
CN218463638U (zh) 用于车辆制动系统的液压块、液压组件、制动系统及车辆
JP2009036223A (ja) 二輪車のフロントフォーク
BR102023025900A2 (pt) Veículo de conduzir montado em selim
KR100999964B1 (ko) 브레이크 마스터 실린더의 엘보우 조인트 고정 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080922

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081008

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

EXPY Cancellation because of completion of term