JP2008301985A - ゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【課題】飛行性能及び打球感に優れたゴルフボール2の提供。
【解決手段】ゴルフボール2は、球状のコア4と、このコア4を覆うカバー6とを備えている。コア4は、球状のセンター8と、このセンター8を覆う中間層10とからなる。センター8は、スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーからなる。中間層10は、ゴム組成物が架橋されることによって得られる。カバー6は、樹脂組成物からなる。センター8の直径は、18mm以上35mm以下である。センター8の硬度H1は、25以下である。初荷重が1kgfであり終荷重が10kgfであるときのセンター8の圧縮変形量は、5.0mm以上10.0mm以下である。コアの表面硬度H2とセンターの硬度H1との差(H2−H1)は、25以上60以下である。カバー6の硬度H3とセンター8の硬度H1との差(H3−H1)は、40以上65以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフボールに関する。詳細には、本発明は、センター、中間層及びカバーを備えたマルチピースゴルフボールに関する。
ゴルフボールは、バックスピンを伴って飛行する。アイアンショットでは、十分なバックスピンにより、落下後のゴルフボールのランが抑制される。バックスピンは、アイアンショットでのコントロール性能に寄与する。
ゴルフボールに対するゴルファーの最大の関心事は、飛行性能である。ゴルファーは、ドライバーショットでの飛距離が大きなゴルフボールを好む。ドライバーショットでは、過剰のスピンは飛行性能を阻害する。ドライバーショットにおいてスピンが抑制されうるゴルフボールが望まれている。
ゴルファーは、ゴルフボールの打球感も重視する。ゴルファーは、ソフトな打球感を好む。飛行性能と打球感との両立が、望まれている。
特開平11−417号公報には、コアとカバーとからなるゴルフボールが開示されている。このコアは、内層と外層とを備えている。内層は、熱可塑性エラストマーからなる。この内層は、高硬度である。この内層は、打球感を阻害する。高硬度な内層は、ドライバーショットでのスピンの抑制に寄与しない。このゴルフボールは、飛行性能に劣る。
特開平11−57070号公報には、コアとカバーとからなるゴルフボールが開示されている。このコアは、内層と外層とを備えている。内層は樹脂からなり、外層はゴム組成物からなる。この内層は、高硬度である。この内層は、打球感を阻害する。高硬度な内層は、ドライバーショットでのスピンの抑制に寄与しない。このゴルフボールは、飛行性能に劣る。
特開2000−229133公報には、コアとカバーとからなるゴルフボールが開示されている。このコアは、芯(センター)と外層とを備えている。芯は熱可塑性樹脂からなり、外層はゴム組成物からなる。この芯の直径は、3−15mmである。この芯は小さいので、打球感に十分には寄与しない。この芯は、外層よりも高硬度である。このゴルフボールでは、スピンは十分には抑制されない。
特開2001−17571公報には、コアとカバーとからなるゴルフボールが開示されている。このコアは、芯(センター)と外層とを備えている。芯は、熱可塑性樹脂からなる。この芯の直径は、3−18mmである。この芯は小さいので、打球感及び飛行性能に、十分には寄与しない。
特開平11−417号公報 特開平11−57070号公報 特開2000−229133公報 特開2001−17571公報
ゴルファーは、ゴルフボールの諸性能のさらなる向上を望んでいる。本発明の目的は、飛行性能及び打球感に優れたゴルフボールの提供にある。
本発明に係るゴルフボールは、コアと、このコアの外側に位置するカバーとを備える。このコアは、センターと、このセンターの外側に位置する中間層とを有している。このセンターの基材ポリマーの主成分は、熱可塑性エラストマーである。このセンターの直径は、18mm以上35mm以下である。このセンターの硬度H1は、25以下である。このセンターの、初荷重が1kgfであり終荷重が10kgfであるときの圧縮変形量は、5.0mm以上10.0mm以下である。このコアの表面硬度H2とセンターの硬度H1との差(H2−H1)は、25以上60以下である。
好ましくは、カバーの硬度H3と上記センターの硬度H1との差(H3−H1)は、40以上65以下である。
好ましくは、センターの基材ポリマーの主成分は、スチレンブロック含有熱可塑性樹脂エラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー又は熱可塑性ポリアミドエラストマーである。
好ましくは、中間層は、ゴム組成物が架橋されることで成形される。
このゴルフボールでは、軟質でかつ大きなセンターが、打球感に寄与する。このセンターはさらに、ドライバーショットでのスピンを抑制する。スピンの抑制により、大きな飛距離が達成される。このゴルフボールは、飛行性能及び打球感に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール2が示された模式的断面図である。このゴルフボール2は、球状のコア4と、このコア4を覆うカバー6とを備えている。コア4は、球状のセンター8と、このセンター8を覆う中間層10とからなる。カバー6の表面には、多数のディンプル12が形成されている。ゴルフボール2の表面のうちディンプル12以外の部分は、ランド14である。このゴルフボール2は、カバー6の外側にペイント層及びマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。センター8と中間層10との間に、他の層が形成されてもよい。中間層10とカバー6との間に、他の層が設けられてもよい。ゴルフボール2が、コア4の表面又はセンター8の表面に位置するリブを備えてもよい。
このゴルフボール2の直径は、40mm以上45mm以下である。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上がより好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下がより好ましく、42.80mm以下が特に好ましい。このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下である。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上がより好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下がより好ましい。
センター8の硬度H1は、25以下である。このセンター8は、軟質である。軟質なセンター8により、ソフトな打球感が達成される。さらに、軟質なセンター8により、ドライバーショットでのスピンが抑制される。従ってこのゴルフボール2は、ドライバーショットでの飛行性能に優れる。打球感及び飛行性能の観点から、硬度H1は20以下がより好ましく、18以下が特に好ましい。硬度H1は、5以上が好ましい。
本発明では、硬度H1は、「ASTM−D 2240−68」の規定に準拠して、自動ゴム硬度測定装置(高分子計器社の商品名「LA1」)に取り付けられたショアD型のスプリング式硬度計によって測定される。測定には、熱プレスで成形された、厚みが約2mmであるスラブが用いられる。23℃の温度下に2週間保管されたスラブが、測定に用いられる。測定時には、3枚のスラブが重ね合わされる。測定には、センター8の組成物からなるスラブが用いられる。
センター8は、エラストマー組成物からなる。この組成物の基材ポリマーの主成分は、熱可塑性エラストマーである。熱可塑性エラストマーにより、軟質なセンター8が得られうる。好ましい熱可塑性エラストマーとして、スチレンブロック含有熱可塑性エラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー及び熱可塑性ポリアミドエラストマーが例示される。2種以上の熱可塑性エラストマーが併用されてもよい。
スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーは、ハードセグメントとしてのポリスチレンブロックと、ソフトセグメントとを備えている。典型的なソフトセグメントは、ジエンブロックである。ジエンブロックの化合物としては、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン及び2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンが例示される。ブタジエン及びイソプレンが好ましい。2以上の化合物が併用されてもよい。
スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーには、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−イソプレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SIBS)、SBSの水添物、SISの水添物及びSIBSの水添物が含まれる。SBSの水添物としては、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)が挙げられる。SISの水添物としては、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)が挙げられる。SIBSの水添物としては、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)が挙げられる。
反発性能の観点から、この熱可塑性エラストマーにおけるスチレン成分の含有率は10質量%以上が好ましく、12質量%以上がより好ましく、15質量%以上が特に好ましい。ソフトな打球感の観点から、含有率は50質量%以下が好ましく、47質量%以下がより好ましく、45質量%以下が特に好ましい。
本発明において、スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーには、SBS、SIS、SIBS、SEBS、SEPS及びSEEPS並びにこれらの水添物からなる群から選択された1種又は2種以上と、オレフィンとのアロイが含まれる。好ましくは、炭素数が2以上10以下のオレフィンが用いられる。好適なオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブテン及びペンテンが例示される。エチレン及びプロピレンが特に好ましい。
ポリマーアロイの具体例としては、三菱化学社の商品名「ラバロンT3221C」、「ラバロンT3339C」、「ラバロンSJ4400N」、「ラバロンSJ5400N」、「ラバロンSJ6400N」、「ラバロンSJ7400N」、「ラバロンSJ8400N」、「ラバロンSJ9400N」、「ラバロンMJ5302C」、「ラバロンMJ7301C」及び「ラバロンSR04」が挙げられる。スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーの他の具体例としては、ダイセル化学工業社の商品名「エポフレンドA1010」及びクラレ社の商品名「セプトンHG−252」が挙げられる。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、ハードセグメントとしてのポリウレタン成分と、ソフトセグメントとしてのポリエステル成分又はポリエーテル成分とを含む。ポリウレタン成分の硬化剤としては、脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネートが例示される。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーの具体例としては、BASFジャパン社の商品名「エラストランXNY80A」、「エラストランXNY85A」、「エラストランXNY90A」、商品名「エラストランXNY97A」、商品名「エラストランXNY585」及び商品名「エラストランXKP016N」;並びに大日精化工業社の商品名「レザミンP4585LS」及び商品名「レザミンPS62490」が挙げられる。
熱可塑性ポリエステルエラストマーの具体例としては、東レ・デュポン社の商品名「ハイトレル4047」、「ハイトレル4767」及び「ハイトレル5557」並びに三菱化学社の商品名「プリマロイA1500」が挙げられる。熱可塑性ポリアミドエラストマーの具体例としては、東レ社の商品名「ペバックス2533」が挙げられる。
センター8には、スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーが特に適している。このエラストマーは、ソフトな打球感に寄与する。このエラストマーは、ゴルフボール2の反発性能にも寄与する。さらに、このエラストマーにより、センター8が容易に成形されうる。スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーと他のエラストマーとが併用される場合、スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーが主成分とされることが好ましい。基材ポリマーに対するスチレンブロック含有熱可塑性エラストマーの比率は、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましい。
センター8の直径は、18mm以上である。このセンター8は、大径である。軟質でかつ大径なセンター8により、ソフトな打球感が達成され、かつスピンが抑制される。この観点から、直径は19mm以上がより好ましく、20mm以上が特に好ましい。過大なセンター8は、ゴルフボール2の耐久性を阻害する。この観点から、直径は35mm以下が好ましく、33mm以下がより好ましく、31mm以下が特に好ましい。
センター8の圧縮変形量は、5.0mm以上が好ましい。このセンター8により、スピンが十分に抑制される。この観点から、圧縮変形量は5.5mm以上がより好ましい。ゴルフボール2の耐久性の観点から、圧縮変形量は10.0mm以下が好ましく、7.0mm以下がより好ましい。
圧縮変形量の測定では、まずセンター8が金属製の剛板の上に置かれる。次に、センター8に向かって金属製の円柱が、徐々に降下する。この円柱の底面と剛板との間に挟まれたセンター8は、変形する。センター8に1kgfの初荷重がかかった状態から10kgfの終荷重がかかった状態までの円柱の移動距離が、測定される。
センター8は、射出成形法によって得られる。金型の球状キャビティに向けて、溶融したエラストマー組成物が射出される。キャビティ内で組成物が凝固し、センター8が得られる。センター8が、圧縮成形法で得られてもよい。
センター8のエラストマー組成物が、充填剤、着色剤、分散剤等の添加剤を含んでもよい。
センター8の比重は、0.80以上1.00以下が好ましい。センター8の比重が小さいと、ゴルフボール2の適切な質量が達成されるために、中間層10が多量の充填剤を含む必要がある。この中間層10は、ゴルフボール2の反発性能を阻害する。比重が過大であるセンター8は、多量の充填剤を含む。このセンター8は、ゴルフボール2の反発性能を阻害する。センター8の比重が0.80以上1.00以下に設定されることにより、センター8及び中間層10が、ゴルフボール2の反発性能に寄与しうる。比重は、0.85以上がより好ましい。比重は、0.95以下がより好ましい。
中間層10は、熱可塑性材料又は熱硬化性材料からなる。反発性能の観点から、ゴム組成物が架橋されることで得られる中間層10が好ましい。好ましい基材ゴムとして、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体及び天然ゴムが例示される。反発性能の観点から、ポリブタジエンが好ましい。ポリブタジエンと他のゴムとが併用される場合は、ポリブタジエンが主成分とされることが好ましい。具体的には、全基材ゴムに対するポリブタジエンの比率が50質量%以上、特には80質量%以上とされることが好ましい。シス−1,4結合の比率が40%以上、特には80%以上であるポリブタジエンが好ましい。
中間層10の架橋には、好ましくは、共架橋剤が用いられる。反発性能の観点から好ましい共架橋剤は、炭素数が2から8であるα,β−不飽和カルボン酸の、1価又は2価の金属塩である。好ましい共架橋剤の具体例としては、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムが挙げられる。高い反発性能が得られるという理由から、アクリル酸亜鉛及びメタクリル酸亜鉛が特に好ましい。
共架橋剤として、炭素数が2から8であるα,β−不飽和カルボン酸と酸化金属とが配合されてもよい。両者はゴム組成物中で反応し、塩が得られる。この塩が、架橋反応に寄与する。好ましいα,β−不飽和カルボン酸としては、アクリル酸及びメタクリル酸が挙げられる。好ましい酸化金属としては、酸化亜鉛及び酸化マグネシウムが挙げられる。
ゴルフボール2の反発性能の観点から、共架橋剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して10質量部以上が好ましく、15質量部以上がより好ましい。ソフトな打球感の観点から、共架橋剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して50質量部以下が好ましく、45質量部以下がより好ましい。
好ましくは、中間層10のゴム組成物は、共架橋剤と共に有機過酸化物を含む。有機過酸化物は、架橋開始剤として機能する。有機過酸化物は、ゴルフボール2の反発性能に寄与する。好適な有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。特に汎用性の高い有機過酸化物は、ジクミルパーオキサイドである。
ゴルフボール2の反発性能の観点から、有機過酸化物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して0.1質量部以上が好ましく、0.3質量部以上がより好ましく、0.5質量部以上が特に好ましい。ソフトな打球感の観点から、有機過酸化物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して3.0質量部以下が好ましく、2.8質量部以下がより好ましく、2.5質量部以下が特に好ましい。
好ましくは、中間層10のゴム組成物は、有機硫黄化合物を含む。好ましい有機硫黄化合物としては、ジフェニルジスルフィド、ビス(4−クロロフェニル)ジスルフィド、ビス(3−クロロフェニル)ジスルフィド、ビス(4−ブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(3−ブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(4−フルオロフェニル)ジスルフィド、ビス(4−ヨードフェニル)ジスルフィド、ビス(4−シアノフェニル)ジスルフィド等のモノ置換体;ビス(2,5−ジクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(3,5−ジクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,6−ジクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,5−ジブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(3,5−ジブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(2−クロロ−5−ブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(2−シアノ−5−ブロモフェニル)ジスルフィド等のジ置換体;ビス(2,4,6−トリクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2−シアノ−4−クロロ−6−ブロモフェニル)ジスルフィド等のトリ置換体;ビス(2,3,5,6−テトラクロロフェニル)ジスルフィド等のテトラ置換体;及びビス(2,3,4,5,6−ペンタクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,3,4,5,6−ペンタブロモフェニル)ジスルフィド等のペンタ置換体が例示される。有機硫黄化合物は、反発性能に寄与する。特に好ましい有機硫黄化合物は、ジフェニルジスルフィド及びビス(ペンタブロモフェニル)ジスルフィドである。
ゴルフボール2の反発性能の観点から、有機硫黄化合物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して0.1質量部以上が好ましく、0.2質量部以上がより好ましい。ソフトな打球感の観点から、有機硫黄化合物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して1.5質量部以下が好ましく、1.0質量部以下がより好ましく、0.8質量部以下が特に好ましい。
中間層10に、比重調整等の目的で充填剤が配合されてもよい。好適な充填剤としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウムが例示される。充填剤として、高比重金属からなる粉末が配合されてもよい。高比重金属の具体例としては、タングステン及びモリブデンが挙げられる。充填剤の配合量は、中間層10の意図した比重が達成されるように適宜決定される。特に好ましい充填剤は、酸化亜鉛である。酸化亜鉛は、単なる比重調整のみならず架橋助剤としても機能する。中間層10には、硫黄、老化防止剤、着色剤、可塑剤、分散剤等の各種添加剤が、必要に応じて適量配合される。中間層10に、架橋ゴム粉末又は合成樹脂粉末が配合されてもよい。
中間層10の比重は、1.05以上1.40以下が好ましい。中間層10の比重が小さいと、ゴルフボール2の適切な質量が達成されるために、センター8が多量の充填剤を含む必要がある。このセンター8は、ゴルフボール2の反発性能を阻害する。比重が過大である中間層10は、多量の充填剤を含む。この中間層10は、ゴルフボール2の反発性能を阻害する。中間層10の比重が1.05以上1.40以下に設定されることにより、センター8及び中間層10が、ゴルフボール2の反発性能に寄与しうる。比重は、1.10以上がより好ましい。比重は、1.30以下がより好ましい。
中間層10の厚みは、4.0mm以上14.0mm以下が好ましい。厚みが4.0mm以上である中間層10は、ゴルフボール2の反発性能に寄与しうる。さらに、厚みが4.0mm以上である中間層10は、耐久性に優れる。これらの観点から、厚みは6.0mm以上がより好ましい。厚みが14.0mm以下である中間層10により、ゴルフボール2の大きな打ち出し角が達成されうる。この観点から、厚みは12.0mm以下がより好ましい。
コア4の表面硬度H2は、46以上62以下が好ましい。表面硬度H2が46以上であるコア4により、スピンが抑制されうる。この観点から、表面硬度H2は50以上がより好ましい。表面硬度H2が62以下であるコア4により、ソフトな打球感が達成されうる。この観点から、表面硬度H2は59以下がより好ましい。表面硬度H2は、自動ゴム硬度測定装置(高分子計器社の商品名「LA1」)に取り付けられたショアD型スプリング式硬度計が、コア4の表面に押しつけられることで測定される。
コア4の表面硬度H2とセンター8の硬度H1との差(H2−H1)は、25以上60以下が好ましい。差(H2−H1)が25以上であるコア4により、スピンが抑制されうる。この観点から、差(H2−H1)は35以上がより好ましく、42以上が特に好ましい。差(H2−H1)が60以下であるコア4は、耐久性に優れる。この観点から、差(H2−H1)は51以下がより好ましく、49以下が特に好ましい。
コア4の圧縮変形量は、2.7mm以上4.0mm以下が好ましい。圧縮変形量が2.7mm以上であるコア4により、ソフトな打球感が達成されうる。この観点から、圧縮変形量は3.0mm以上がより好ましい。圧縮変形量が4.0mm以下であるコア4は、ゴルフボール2の反発性能に寄与する。この観点から、圧縮変形量は3.7mm以下がより好ましく、4.8mm以下が特に好ましい。
圧縮変形量の測定では、コア4が金属製の剛板の上に置かれる。次に、コア4に向かって金属製の円柱が徐々に降下する。この円柱の底面と剛板との間に挟まれたコア4は、変形する。コア4に98Nの初荷重がかかった状態から1274Nの終荷重がかかった状態までの円柱の移動距離が、測定される。
コア4は、圧縮成形法によって得られる。未架橋のゴム組成物からなる2つのハーフシェルにセンター8が覆われ、このハーフシェル及びセンター8が金型に投入される。金型が閉じられ、ゴム組成物が加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、ゴム組成物が流動する。加熱により、ゴムが架橋反応を起こす。架橋温度は、140℃以上180℃以下である。架橋時間は、通常は10分以上60分以下である。中間層10が、射出成形法によって得られてもよい。
カバー6は、樹脂組成物からなる。樹脂組成物の好ましい基材樹脂は、アイオノマー樹脂である。アイオノマー樹脂を含むカバー6により、ゴルフボール2の優れた反発性能が達成されうる。
好ましいアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体が挙げられる。好ましい二元共重合体は、80質量%以上90質量%以下のα−オレフィンと、10質量%以上20質量%以下のα,β−不飽和カルボン酸とを含む。この二元共重合体は、反発性能に優れる。好ましい他のアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数が2以上22以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体が挙げられる。好ましい三元共重合体は、70質量%以上85質量%以下のα−オレフィンと、5質量%以上30質量%以下のα,β−不飽和カルボン酸と、1質量%以上25質量%以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとを含む。この三元共重合体は、反発性能に優れる。この二元共重合体及び三元共重合体において、好ましいα−オレフィンはエチレン及びプロピレンであり、好ましいα,β−不飽和カルボン酸はアクリル酸及びメタクリル酸である。特に好ましいアイオノマー樹脂は、エチレンと、アクリル酸又はメタクリル酸との共重合体である。
二元共重合体及び三元共重合体において、カルボキシル基の一部は金属イオンで中和されている。中和のための金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン及びネオジムイオンが例示される。中和が、2種以上の金属イオンでなされてもよい。ゴルフボール2の反発性能及び耐久性の観点から特に好適な金属イオンは、ナトリウムイオン、亜鉛イオン、リチウムイオン及びマグネシウムイオンである。
アイオノマー樹脂の具体例としては、三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1555」、「ハイミラン1557」、「ハイミラン1605」、「ハイミラン1706」、「ハイミラン1707」、「ハイミラン1856」、「ハイミラン1855」、「ハイミランAM7311」、「ハイミランAM7315」、「ハイミランAM7317」、「ハイミランAM7318」及び「ハイミランMK7320」;デュポン社の商品名「サーリン6120」、「サーリン6910」、「サーリン7930」、「サーリン7940」、「サーリン8140」、「サーリン8150」、「サーリン8940」、「サーリン8945」、「サーリン9120」、「サーリン9150」、「サーリン9910」、「サーリン9945」及び「サーリンAD8546」;並びにエクソンモービル化学社の商品名「IOTEK7010」、「IOTEK7030」、「IOTEK7510」、「IOTEK7520」、「IOTEK8000」及び「IOTEK8030」が挙げられる。2種以上のアイオノマー樹脂が併用されてもよい。1価の金属イオンで中和されたアイオノマー樹脂と2価の金属イオンで中和されたアイオノマー樹脂とが併用されてもよい。
カバー6に、スチレンブロック含有熱可塑性エラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー又は熱可塑性ポリオレフィンエラストマーが用いられてもよい。アイオノマー樹脂と他の樹脂とが併用されてもよい。併用される場合、反発性能の観点から、アイオノマー樹脂が主成分であることが好ましい。基材樹脂全量に対するアイオノマー樹脂の比率は70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましい。
カバー6には、必要に応じ、二酸化チタンのような着色剤、硫酸バリウムのような充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等が適量配合される。比重調整の目的で、カバー6にタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末が配合されうる。
カバー6の厚みは、0.3mm以上1.9mm以下が好ましい。厚みが0.3mm以上であるカバー6は、成形が容易である。この観点から、厚みは0.4mm以上がより好ましく、0.5mm以上が特に好ましい。厚みが1.9mm以下であるカバー6により、ゴルフボール2の大きな打ち出し角が達成されうる。この観点から、厚みは1.7mm以下がより好ましく、1.5mm以下が特に好ましい。
カバー6の硬度H3は、55以上66以下が好ましい。硬度H3が55以上であるカバー6により、スピンが抑制されうる。この観点から、硬度H3は57以上がより好ましく、58以上が特に好ましい。硬度H3が66以下であるカバー6は、コア4の変形に追従しやすい。このカバー6は、耐久性に優れる。この観点から、硬度H3は、65以下がより好ましく、63以下が特に好ましい。カバー6の硬度H3は、センター8の硬度H1の測定と同様の方法によって測定される。測定には、カバー6の樹脂組成物からなるスラブが用いられる。
カバー6は、射出成形法によって得られる。圧縮成形法により、カバー6が成形されてもよい。
カバー6の硬度H3とセンター8の硬度H1との差(H3−H1)は、40以上65以下が好ましい。差(H3−H1)が40以上であるゴルフボール2では、スピンが抑制されうる。この観点から、差(H3−H1)は45以上がより好ましく、50以上が特に好ましい。差(H3−H1)が65以下であるゴルフボール2では、コア4の変形にカバー6が追従しやすい。このゴルフボール2は、耐久性に優れる。この観点から、差(H3−H1)は62以下がより好ましく、60以下が特に好ましい。
ゴルフボール2の圧縮変形量は、2.5mm以上3.8mm以下が好ましい。圧縮変形量が2.5mm以上であるゴルフボール2は、打球感に優れる。この観点から、圧縮変形量は2.7mm以上がより好ましく、2.9mm以上が特に好ましい。圧縮変形量が3.8mm以下であるゴルフボール2は、反発性能に優れる。この観点から、圧縮変形量は3.5mm以下がより好ましく、3.4mm以下が特に好ましい。
圧縮変形量の測定では、ゴルフボール2が金属製の剛板の上に置かれる。次に、ゴルフボール2に向かって金属製の円柱が徐々に降下する。この円柱の底面と剛板との間に挟まれたゴルフボール2は、変形する。ゴルフボール2に98Nの初荷重がかかった状態から1274Nの終荷重がかかった状態までの円柱の移動距離が、測定される。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
100質量部のスチレンブロック含有熱可塑性エラストマー(前述の「ラバロンSR04)から、射出成形法にて球状のセンターを成形した。このセンターの直径は、22.0mmであった。100質量部のハイシスポリブタジエン(ジェイエスアール社の商品名「BR−51」)、36質量部のアクリル酸亜鉛、5質量部の酸化亜鉛、適量の硫酸バリウム、0.5質量部のジフェニルジスルフィド(住友精化社)及び0.8質量部のジクミルパーオキサイド(日本油脂社)を混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物から、ハーフシェルを成形した。2つのハーフシェルでセンターを覆った。このセンター及びハーフシェルを金型に投入し、170℃で20分間加熱して、直径が40.0mmであるコアを得た。52質量部のアイオノマー樹脂(前述の「サーリン8945」)、40質量部の他のアイオノマー樹脂(前述の「サーリン9945」)、8質量部のスチレンブロック含有熱可塑性エラストマー(前述の「ラバロンT3221C」)、3質量部の二酸化チタン及び0.1質量部のウルトラマリンブルーを二軸混練押出機で混練し、樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を射出成形法にてセンターの周りに被覆し、カバーを成形した。このカバーに、二液硬化型ポリウレタンを基材とするクリアー塗料を塗装し、直径が42.8mmであり質量が約45.4gである実施例1のゴルフボールを得た。
[実施例2から7及び比較例1から6]
センター、中間層及びカバーの仕様を下記の表4及び5に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2から7及び比較例1から6のゴルフボールを得た。センターの組成物の詳細が下記の表1に示されており、中間層の組成物の詳細が下記の表2に示されており、カバーの組成物の詳細が下記の表3に示されている。
Figure 2008301985
Figure 2008301985
Figure 2008301985
[耐久性の評価]
ツルテンパー社のスイングマシンに、チタンヘッドを備えたドライバー(SRIスポーツ社の商品名「XXIO」、シャフト硬度:S、ロフト角:10°)を装着した。このスイングマシンにて、ヘッド速度が45m/secである条件でゴルフボールを打撃して、このゴルフボールを金属板に衝突させた。ゴルフボールに破損が生じるまでの打撃回数を、測定した。5回測定されて得られたデータの平均値が、指数として、下記の表4及び5に示されている。
[飛距離テスト]
前述のスイングマシンにて、ヘッド速度が45m/secである条件でゴルフボールを打撃して、発射地点から静止地点までの距離を測定した。10回測定されて得られたデータの平均値が、下記の表4及び5に示されている。
[打球感の評価]
ゴルファーにドライバーでゴルフボールを打撃させ、打球感について下記の通りに格付けさせた。
A:極めて良好
B:良好
C:やや不良
D:不良
この結果が、下記の表4及び5に示されている。
Figure 2008301985
Figure 2008301985
表4及び5に示されるように、各実施例のゴルフボールは、耐久性、飛行性能及び打球感に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るゴルフボールは、ゴルフ場でのプレーや、ドライビングレンジにおける練習に用いられうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された模式的断面図である。
符号の説明
2・・・ゴルフボール
4・・・コア
6・・・カバー
8・・・センター
10・・・中間層
12・・・ディンプル
14・・・ランド

Claims (4)

  1. コアと、このコアの外側に位置するカバーとを備えており、
    このコアが、センターと、このセンターの外側に位置する中間層とを有しており、
    このセンターの基材ポリマーの主成分が、熱可塑性エラストマーであり、
    このセンターの直径が18mm以上35mm以下であり、
    このセンターの硬度H1が25以下であり、
    このセンターの、初荷重が1kgfであり終荷重が10kgfであるときの圧縮変形量が5.0mm以上10.0mm以下であり、
    このコアの表面硬度H2とセンターの硬度H1との差(H2−H1)が25以上60以下であるゴルフボール。
  2. 上記カバーの硬度H3と上記センターの硬度H1との差(H3−H1)が40以上65以下である請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 上記センターの基材ポリマーの主成分が、スチレンブロック含有熱可塑性樹脂エラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー又は熱可塑性ポリアミドエラストマーである請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. 上記中間層が、ゴム組成物が架橋されることで成形されている請求項1から3のいずれかに記載のゴルフボール。
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