JP2008301588A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マグネットロータの停止位置にかかわらずブラシレスモータを起動可能状態とすること。
停止のマグネットロータ位置に拘わらずブラシレスモータを起動可能状態とすること。
【解決手段】駆動回路は、ブラシレスモータについて、各相のコイルに対する通電を順次切り換えることによりマグネットロータを回転させると共に、各相のコイルに生じる誘起電圧に基づいてマグネットロータの位置を検出し、その検出位置に基づいて各相のコイルに対する通電を制御する誘起駆動を行う。駆動回路は、各相のコイルに対する通電はデューティ制御によるものであり、誘起駆動を行う前に、マグネットロータを所定の初期位置にセットするために各相のコイルに対する通電デューティをスイープさせる初期セットを連続して2回行う。
【選択図】 図2

Description

この発明は、センサレス駆動方式により誘起駆動を行うブラシレスモータの駆動装置に関する。
従来より、ブラシレスモータとして、マグネットロータの磁極位置を検出するセンサを用いない代わりに、マグネットロータが回転するときにステータのコイルに誘起される電圧信号(誘起電圧)を検出し、その検出信号に基づいてモータの通電信号を生成する、すなわち「誘起駆動」を行うセンサレス駆動方式を採用したものが知られている。しかし、コイルに電圧信号が誘起されるのは、マグネットロータが回転している場合だけであり、モータ停止時には、コイルに誘起電圧は発生しないことから、マグネットロータの位置情報が得られない。このため、モータ起動時には、マグネットロータを強制的に回転させる、すなわち「強制駆動」させる必要があった。
下記の特許文献1には、モータ起動時に強制駆動を行うセンサレス駆動方式のブラシレスモータの駆動装置が記載されている。この装置は、起動時にモータを強制駆動から誘起駆動に切り換える際、誘起駆動の回数が強制駆動の回数以下となるように、周波数とデューティ比とを所定のパターンで増加させてモータを駆動制御している。そして、所定の強制駆動時間が経過したときに、マグネットロータの位置に基づいてモータを誘起駆動させるようになっている。
特開2004−248387号公報 特開平10−070895号公報 特開平10−271881号公報 特開2005−315243号公報 特開2005−057922号公報
ところが、モータ起動時に強制駆動を行うようにした駆動装置では、強制駆動時に通電するコイルの相が不適切であると、マグネットロータを回転させることができず、誘起電圧が発生しなくなり、ブラシレスモータが不起動となってしまう。上記した特許文献1に記載の駆動装置では、初期に特定相のコイルに通電を行い、マグネットロータの位置を確定させ(初期セット)、適切な相のコイルに通電を行うようにするが、初期におけるマグネットロータの位置による不起動の対策が不十分で、延いてはモータが誤動作するおそれがあった。例えば、マグネットロータが目的位置に動く際、勢い余って目的位置を通り過ぎてしまったり、反対に動きが遅すぎて目的位置に達しないうちに強制駆動が始まってしまったりして、ブラシレスモータを起動させることができないことがある。また、強制駆動時にも、通電時間や通電タイミングが不適切であると、ブラシレスモータを駆動させることができないことがある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、マグネットロータが何れの位置に停止しているかにかかわらずブラシレスモータを起動可能な状態とすることを可能としたブラシレスモータの駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数相のコイルを有するステータと、ステータに設けられるマグネットロータとを備えたブラシレスモータについて、各相のコイルに対する通電を順次切り換えることによりマグネットロータを回転させると共に、各相のコイルに生じる誘起電圧に基づいてマグネットロータの位置を検出し、その検出位置に基づいて各相のコイルに対する通電を制御する誘起駆動を行うブラシレスモータの駆動装置であって、各相のコイルに対する通電はデューティ制御によるものであり、誘起駆動を行う前に、マグネットロータを所定の初期位置にセットするために各相のコイルに対する通電デューティをスイープさせる初期セットを行うことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、誘起駆動を行う前に、初期セットにより、ステータの各相のコイルに対する通電デューティをスイープさせるので、マグネットロータがゆっくりと回って所定の初期位置にセットされ、ステータとの間で起動可能な状態となる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、3相のコイルを有するステータと、ステータに設けられたマグネットロータとを備えたブラシレスモータについて、各相のコイルに対する通電を順次切り換えることによりマグネットロータを回転させると共に、各相のコイルに生じる誘起電圧に基づいてマグネットロータの位置を検出し、その検出位置に基づいて各相のコイルに対する通電を制御する誘起駆動を行うブラシレスモータの駆動装置であって、各相のコイルに対する通電はデューティ制御によるものであり、誘起駆動を行う前に、マグネットロータを所定の初期位置にセットするために各相のコイルに対する通電デューティをスイープさせる初期セットを少なくとも2回行うことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、誘起駆動を行う前に、少なくとも2回の初期セットにより、ステータの各相のコイルに対する通電デューティを少なくとも2回スイープさせるので、マグネットロータがゆっくりと回って所定の初期位置にセットされ、ステータとの間で起動可能な状態となる。また、初期セットが少なくとも2回行われるので、2回目以降のスイープによりマグネットロータがデッドポイントに止まることがない。デッドポイントは、後に強制駆動が行われてもマグネットロータが回転しない位置を意味する。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、各相のコイルに対する通電は、3相全波駆動方式であることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、マグネットロータが、ステータとの間で効率よく強制駆動可能な位置関係となる。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、初期セットのスイープは、通電デューティを短い時間から長い時間へ徐々に変化させることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の作用に加え、通電デューティを短い時間から長い時間へ徐々に変化させることでスイープが行われるので、マグネットロータが確実に回り始める。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、初期セットが行われてから誘起駆動を行う前に、特定相のコイルに対して強制的に通電する強制駆動を行うことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の作用に加え、マグネットロータが所定の初期位置にセットされた状態で特定相のコイルに強制的に通電が行われるので、マグネットロータが確実に起動し始める。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、強制駆動とマグネットロータの回転が安定するまでの一定期間の通電デューティ値は、所定の一定値であることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項5に記載の発明の作用に加え、一定値を、例えば、最大値と最小値との中間値に設定することにより、マグネットロータの起動の勢いが中程度に抑えられ、マグネットロータが目的位置を通り過ぎて回転することが抑えられる。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の発明において、誘起駆動は、各相のコイルに対する通電タイミングを進角させて行い、強制駆動とマグネットロータの回転が安定するまでの一定期間は、各相のコイルに対する通電タイミングを進角させないで行うことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項5又は6に記載の発明の作用に加え、誘起駆動では、通電タイミングを進角させるので、各相のコイルへの通電タイミングに対するマグネットロータの回転の追従性が良くなる。一方、強制駆動では、通電タイミングを進角させないので、各相のコイルへの通電タイミングに対するマグネットロータの回転の追従性が悪化することがない。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の発明において、ブラシレスモータは、ハイブリッド車又は電気自動車に使用されるウォータポンプの駆動源であることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、ハイブリッド車又は電気自動車に使用されるウォータポンプのブラシレスモータにつき、請求項1乃至7の何れかに記載の発明の作用が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、マグネットロータが何れの位置に停止しているかにかかわらず、ブラシレスモータを起動可能な状態とすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、特に3相のブラシレスモータにつき、マグネットロータが何れの位置に停止しているかにかかわらずブラシレスモータを起動可能な状態とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、特に、3相のブラシレスモータにつき、効率良く起動可能状態に設定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、ブラシレスモータを確実に起動可能な状態にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に加え、誘起駆動の前にブラシレスモータを確実に起動させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効果に加え、起動時にマグネットロータの脱調を防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の発明の効果に加え、起動時にマグネットロータの回転安定性を確保することができ、起動後にマグネットロータを効率良く回転させてモータ効率を向上させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、ハイブリッド車又は電気自動車に使用されるウォータポンプのブラシレスモータにつき、請求項1乃至7の何れかに記載の発明の効果を得ることができる。
以下、本発明におけるブラシレスモータの駆動装置を具体化した一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、エンジンの冷却装置にて電動ウォータポンプに使用されるブラシレスモータの駆動装置について説明する。このウォータポンプは、ハイブリッド車又は電気自動車にて使用される。図1に、ウォータポンプで使用されるブラシレスモータ11とそのコントローラ10の構成を電気回路図により示す。本発明の駆動装置に相当するコントローラ10は、制御回路12と駆動回路13とを含む。この実施形態で、ブラシレスモータ11は3相モータであり、駆動回路13は3相全波駆動方式を採用した回路である。ブラシレスモータ11は、マグネットロータ15の位置(ロータ位置)を検出するためにホール素子を用いずに、ブラシレスモータ11を構成するステータの各相(U相、V相、W相)のコイル14A,14B,14Cで生じる誘起電圧(発電電圧)を利用するようになっている。すなわち、ウォータポンプの可動部材でもあるマグネットロータ15が回転することで発生する誘起電圧からロータ位置を検出し、通電対象となる各コイル14A〜14Cを決定するようになっている。ただし、起動時は、誘起電圧が発生しないことから、「初期セット」と「強制駆動」によりマグネットロータ15を回転させるようになっている。「強制駆動」により誘起電圧が発生した後は、誘起電圧を検出して行われる「誘起駆動」に切り替えられるようになっている。
図1に示すように、駆動回路13は、スイッチング素子としてのPNP形の第1、第3及び第5のトランジスタTr1,Tr3,Tr5、並びに、NPN形の第2、第4及び第6のトランジスタTr2,Tr4,Tr6を3相ブリッジ接続して構成される。第1、第3及び第5のトランジスタTr1,Tr3,Tr5のエミッタはそれぞれ電源(+B)接続され、第2、第4及び第6のトランジスタTr2,Tr4,Tr6のエミッタはそれぞれ接地される。3相のブラシレスモータ11は、U相、V相及びW相の各コイル14A,14B,14Cを有するステータ14と、マグネットロータ15とを備える。各相のコイル14A〜14Cの一端子は共通に接続され、各他端子は第1及び第2のトランジスタTr1,Tr2の共通接続点、第3及び第4のトランジスタTr3,Tr4の共通接続点、並びに第5及び第6のトランジスタTr5,Tr6の共通接続点にそれぞれ接続される。各トランジスタTr1〜Tr6のベースは制御回路12に接続される。制御回路12の両端子は、それぞれ電源(+B)に接続され、接地される。この実施形態で、制御回路12はカスタムICにより構成される。
図2に、制御回路12が実行する制御ロジックを概念図により示す。図3に、各相のコイル14A〜14Cに対する通電デューティ値DYの変化をタイムチャートにより示す。この制御ロジックでは、最初に、ステップ100で、エンジンのイグニションスイッチがオン操作されて起動信号が入力されると、ステップ110で、制御回路12は初期セット1回目(デューティスイープ制御)を実行する。すなわち、各相のコイル14A〜14Cに対する通電デューティ値DYを徐々に変化させる。この実施形態では、図3に時刻t0〜t1に示すように、通電デューティ値DYの値を、短い時間(小さい通電割合)から長い時間(大きい通電割合)へ徐々に増加させる。続いて、ステップ120で、制御回路12は初期セット2回目(デューティスイープ制御)を実行する。すなわち、1回目と同様に、各相のコイル14A〜14Cに対する通電デューティ値DYを再び徐々に変化させる。この実施形態では、図3に時刻t1〜t2に示すように、通電デューティ値DYの値を、再び短い時間(小さい通電割合)から長い時間(大きい通電割合)へ徐々に増加させる。このように2回の初期セットを行うことにより、マグネットロータ15が所定の初期位置にセットされる。
その後、ステップ130で、制御回路12は「強制駆動」を実行する。すなわち、図3に時刻t2以降で示すように、通電デューティ値DYを一定値(この実施形態では「50%」)として、マグネットロータ15が所定の初期位置にセットされた状態で、各相のコイル14A〜14Cのうち特定相に対して通電を行う。
次に、ステップ140で、制御回路12は誘起電圧を監視することによりマグネットロータ15の位置検出を実行する。その後、ステップ150で、制御回路12はマグネットロータ15の位置検出ができたか否かを判断する。この判断により位置検出ができなければ、制御回路12は、再びステップ130の強制駆動へ戻る。
一方、ステップ150の判断により位置検出ができたならば、制御回路12は、ステップ160で「誘起駆動」を実行し、ステップ140の誘起電圧の監視に戻る。図2に示すように、制御回路12は、誘起駆動を実行する場合には、各相のコイル14A〜14Cに対する通電タイミングを進角させる「進角制御」を実行する。この進角制御では、回転が安定するまでは進角を「0°」とする、すなわち進角させないようにしている。この進角制御の内容については後述する。誘起駆動以外の制御を実行する場合には、各相のコイル14A〜14Cに対する通電タイミングの進角を「0°」として進角させないようにしている。
図4に、図2に示す制御ロジックに対応した通電相の変化をフローチャートにより示す。この実施形態では、1回目の初期セット(デューティスイープ制御)では、W相からU相へ、すなわちコイル14Cからコイル14Aへ通電を行う。2回目の初期セット(デューティスイープ制御)では、W相からV相へ、すなわちコイル14Aからコイル14Bへ通電を行う。また、強制駆動では、U相からV相へ、すなわちコイル14Aからコイル14Bへ通電を行い、その後の強制駆動又は誘起駆動では、「U→W」、「V→W」、「V→W」、・・・「U→V」の方向と順序で各相のコイル14A〜14Cへ通電を行うようになっている。
ここで、初期セット1回目(デューティスイープ制御)から強制駆動又は誘起駆動を実行するまでの各相U,V,Wを含むステータ14とマグネットロータ15との位置関係について説明する。図5(A)〜(F)に、モータ停止状態におけるステータ14とマグネットロータ15との位置関係につき考えられる位置関係を概念図により示す。図6に、上記した制御ロジックの流れに伴う通電相の変化と、ステータ14とマグネットロータ15との位置関係の変化を概念図により示す。図5(A)〜(F)に示すモータ停止状態から、初期セット1回目(デューティスイープ制御)が行われることにより、マグネットロータ15がゆっくり回り始めて図6(A)に示す状態となる。その後、初期セット2回目(デューティスイープ制御)が行われることにより、マグネットロータ15が更に30°回転して図6(B)に示す状態となる。その後、強制駆動が行われることにより、マグネットロータ15が更に30°回転して図6(C)に示す状態となる。その後、強制駆動又は誘起駆動が行われることにより、マグネットロータ15が更に順次30°ずつ順次回転して図6(D),(E)に示す状態となる。
ここで、誘起駆動について説明する。図7に、誘起駆動時に制御回路12により実行される各相通電タイミングと各相コイル端子電圧変化をタイムチャートにより示す。制御回路12は、駆動回路13の各トランジスタTr1〜Tr6のベース(ゲート)に対する通電を制御することにより、U相、V相及びW相の各コイル14A〜14Cに対する通電を制御する。図7において、「UH,VH,WH」はそれぞれU相、V相、W相をハイレベルとするHi側ゲートを示し、「UL,VL,WL」はそれぞれU相、V相、W相をロウレベルとするLow側ゲートを示す。図7に示すように、Hi側ゲート及びLow側ゲートの通電を制御することにより、U相、V相及びW相の各コイル14A〜14Cが通電され各相コイル端子電圧が生じることが分かる。
図8に、U相、V相及びW相の各コイル14A〜14Cの端子電圧の変化をタイムチャートにより示す。このチャートから分かるように、各コイル14A〜14Cは、「120°通電」と「60°非通電」を交互に受ける。図8において、時刻t1で、非通電に切り替えられると、最初にパルス状電圧として正の逆起電力が生じ、その後に誘起電圧が増加する。次に、時刻t2で、通電に切り替えられてから、時刻t3で非通電に切り替えられるまでの間で、正の定電圧により推移する。そして、時刻t3で、非通電に切り替えられると、パルス状電圧として負の逆起電力が生じ、その後に誘起電圧が減少する。そして、時刻t4で、通電に切り替えられると、負の定電圧により推移する。制御回路12は、逆起電圧の後に生じる誘起電圧を利用してロータ位置を検出するようになっている。制御回路12は、上記のように検出されるロータ位置に基づいてU相、V相及びW相の各コイル14A〜14Cに対する通電を制御する。すなわち、制御回路12は、ステータ14の各相のコイル14A〜14Cに対する通電を順次切り換えることによりマグネットロータ15を回転させると共に、上記したように各相のコイル14A〜14Cに生じる誘起電圧に基づいてロータ位置を検出し、その検出されたロータ位置に基づいて各相のコイル14A〜14Cに対する通電を制御する誘起駆動を行うようになっている。
ここで、図2で説明した誘起駆動時の進角制御は、例えば、図7に示すように各相コイル端子電圧の推移に対する各相のコイル14A〜14Cへの通電タイミングを標準タイミングとすると、その標準タイミングよりも通電タイミングを進める制御を意味する。標準タイミングからの進角値として、例えば、「5〜15°」が考えられる。
以上説明したこの実施形態のブラシレスモータの駆動装置によれば、誘起駆動を行う前に、2回の初期セットにより、ステータ14の各相のコイル14A〜14Cに対する通電デューティを連続して2回スイープさせるので、マグネットロータ15がゆっくりと回って所定の初期位置にセットされ、ステータ14との間で起動可能(強制駆動可能)な状態となる。また、初期セットが連続して2回行われるので、2回目のスイープによりマグネットロータ15が「デッドポイント」に止まることがない。「デッドポイント」は、後に強制駆動が行われてもマグネットロータ15が回転しない位置である。例えば、モータ停止状態におけるステータ14とマグネットロータ15との位置関係が、図9(A),(B)(図5(E),(F))に示す状態にあったとする。このとき、初期セット1回目により「W→U」の通電により1回目のスイープを行うことにより、ステータ14とマグネットロータ15との位置関係は、図10(A)に示すようなデッドポイントの状態になってしまうことがある。しかし、その後に初期セット2回目により「W→V」の通電を行うことにより、図10(B)に示すように、マグネットロータ15が「60°」だけ逆転して、ステータ14とマグネットロータ15との位置関係が図6(B)と同じ状態になる。すなわち、その後に「U→V」の通電により強制駆動が可能な状態となるのである。ここで、初期セット2回目の「W→V」の通電によりマグネットロータ15がデッドポイントに止まる懸念はある。しかし、この場合における「W→V」通電前のマグネットロータ15について考えられる位置は、図11(A),(B)に示す状態であり、この状態は、初期セット1回目による「W→U」通電後の状態とは異なる。つまり、特に3相のブラシレスモータ11について、初期セットを連続して2回行うことで、2回目のスイープによりマグネットロータ15がデッドポイントに止まることを防止することができる。このため、特に3相のブラシレスモータ11につき、マグネットロータ15が何れの位置に停止しているかにかかわらず、ブラシレスモータ11を起動可能な状態とすることができる。
この実施形態では、各相のコイル14A〜14Cに対する通電は、3相全波駆動方式で行われる。従って、上記した初期セットを行うことで、マグネットロータ15がステータ14との間で効率よく強制駆動可能な位置関係となる。このため、特に、3相のブラシレスモータ11につき、効率良く起動可能な状態にすることができる。
また、この実施形態では、初期セット1回目及び初期セット2回目のスイープは、通電デューティを短い時間から長い時間へ徐々に変化させるものであることから、マグネットロータ15が停止状態から確実に回り始める。このため、ブラシレスモータ11を確実に起動可能状態に設定することができる。
この実施形態では、初期セット2回目の後、すなわちマグネットロータ15が所定の初期位置にセットされてから誘起駆動を行う前に、特定相(U→V)のコイル14A〜14Cに対して強制的に通電する強制駆動を行うようにしている。従って、マグネットロータ15が所定の初期位置にセットされた状態で特定相のコイル14A〜14Cに強制的に通電が行われるので、マグネットロータ15が確実に起動し始める。このため、誘起駆動を行う前にブラシレスモータ11を確実に起動させることができる。また、このときの強制駆動とマグネットロータ15の回転が安定するまでの一定期間の通電デューティ値DYは、所定の一定値(この場合「50%」)に設定される。従って、マグネットロータ15の起動の勢いが中程度に抑えられ、マグネットロータ15が目的位置を通り過ぎて回転することが抑えられる。この意味で、起動時のマグネットロータ15の脱調を防止することができる。
この実施形態によれば、誘起駆動では、各相のコイル14A〜14Cに対する通電タイミングを進角させるので、各相のコイル14A〜14Cへの通電タイミングに対するマグネットロータ15の回転の追従性が良くなる。一方、強制駆動とマグネットロータ15の回転が安定するまでの一定期間は、各相のコイル14A〜14Cへの通電タイミングを進角させないので、各相のコイル14A〜14Cへの通電タイミングに対するマグネットロータ15の回転の追従性が悪化することがない。このため、起動時にマグネットロータ15の回転の安定性を確保することができ、起動後にマグネットロータ15を効率良く回転させてモータ効率を向上させることができる。
この実施形態によれば、3相のブラシレスモータ11は、ハイブリッド車又は電気自動車に使用されるウォータポンプの駆動源として使用される。従って、ハイブリッド車又は電気自動車に使用されるウォータポンプのブラシレスモータ11として、上記と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して以下のように実施することもできる。
(1)前記実施形態では、最初の強制駆動の前に、1回目と2回目の2回の初期セットを行うように構成したが、この初期セットを1回だけ行うようにしてもよい。すなわち、図12に示すように、図2のステップ110,120とは異なり、ステップ130の強制駆動前に、ステップ115の1回だけの初期セット(デューティスイープ制御)を行うようにしてもよい。このときの制御ロジックに対応した通電相の変化は、図13にフローチャートに示す通りである。
(2)前記実施形態では、本発明の駆動装置を3相のブラシレスモータ11に具体化したが、3相以外の相数のブラスレスモータにも適宜具体化することができる。
ブラシレスモータとそのコントローラの構成を示す電気回路図。 制御ロジックを示す概念図。 各相のコイルに対する通電デューティ値変化を示すタイムチャート。 通電相変化を示すフローチャート。 モータ停止状態のステータとマグネットロータとの位置関係を示す概念図。 通電相変化、ステータとマグネットロータとの位置関係変化を示す概念図。 誘起駆動時の各相通電タイミングと各相コイル端子電圧変化を示すタイムチャート。 各相コイルの端子電圧変化を示すタイムチャート。 モータ停止状態のステータとマグネットロータとの位置関係を示す概念図。 初期セット1回目後と2回目後のステータとマグネットロータとの位置関係を示す概念図。 W→V通電前のステータとマグネットロータとの位置関係を示す概念図。 制御ロジックを示す概念図。 通電相変化を示すフローチャート。
符号の説明
10 コントローラ(駆動装置)
11 ブラシレスモータ
12 制御回路
13 駆動回路
14 ステータ
14A〜14C コイル
15 マグネットロータ
DY 通電デューティ値

Claims (8)

  1. 複数相のコイルを有するステータと、前記ステータに設けられるマグネットロータとを備えたブラシレスモータについて、前記各相のコイルに対する通電を順次切り換えることにより前記マグネットロータを回転させると共に、前記各相のコイルに生じる誘起電圧に基づいて前記マグネットロータの位置を検出し、その検出位置に基づいて前記各相のコイルに対する通電を制御する誘起駆動を行うブラシレスモータの駆動装置であって、
    前記各相のコイルに対する通電はデューティ制御によるものであり、前記誘起駆動を行う前に、前記マグネットロータを所定の初期位置にセットするために前記各相のコイルに対する通電デューティをスイープさせる初期セットを行うことを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  2. 3相のコイルを有するステータと、前記ステータに設けられたマグネットロータとを備えたブラシレスモータについて、前記各相のコイルに対する通電を順次切り換えることにより前記マグネットロータを回転させると共に、前記各相のコイルに生じる誘起電圧に基づいて前記マグネットロータの位置を検出し、その検出位置に基づいて前記各相のコイルに対する通電を制御する誘起駆動を行うブラシレスモータの駆動装置であって、
    前記各相のコイルに対する通電はデューティ制御によるものであり、前記誘起駆動を行う前に、前記マグネットロータを所定の初期位置にセットするために前記各相のコイルに対する通電デューティをスイープさせる初期セットを少なくとも2回行うことを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  3. 前記各相のコイルに対する通電は、3相全波駆動方式であることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの駆動装置。
  4. 前記初期セットのスイープは、前記通電デューティを短い時間から長い時間へ徐々に変化させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のブラシレスモータの駆動装置。
  5. 前記初期セットが行われてから前記誘起駆動を行う前に、特定相のコイルに対して強制的に通電する強制駆動を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のブラシレスモータの駆動装置。
  6. 前記強制駆動と前記マグネットロータの回転が安定するまでの一定期間の通電デューティ値は、所定の一定値であることを特徴とする請求項5に記載のブラシレスモータの駆動装置。
  7. 前記誘起駆動は、前記各相のコイルに対する通電タイミングを進角させて行い、前記強制駆動と前記マグネットロータの回転が安定するまでの一定期間は、前記各相のコイルに対する通電タイミングを進角させないで行うことを特徴とする請求項5又は6に記載のブラシレスモータの駆動装置。
  8. 前記ブラシレスモータは、ハイブリッド車又は電気自動車に使用されるウォータポンプの駆動源であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のブラシレスモータの駆動装置。
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