JP2008300151A - 電磁リレー - Google Patents

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律 山本
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Abstract

【課題】端子挿通穴への端子の挿入によりベースに対するリレー本体の位置決めが可能な電磁リレーを提供する。
【解決手段】前後の寸法に関しては出力端子挿通穴21と出力端子11との差を小さくする一方で制御端子挿通穴22と制御端子12との差を大きくし、左右の寸法に関しては出力端子挿通穴21と出力端子11との差を大きくする一方で制御端子挿通穴22と制御端子12との差を小さくした。出力端子11が出力端子挿通穴21の内面に当接することにより前後方向に関して位置決めされ、制御端子12が制御端子挿通穴22の内面に当接することにより左右方向に関して位置決めされることで、リレー本体1がベース2に対して上下方向から見た面内で位置決めされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁リレーに関するものである。
従来から、電磁石装置によって接点を開閉駆動する電磁リレーが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の電磁リレーとして、図5に示すように、電磁石装置(図示せず)と電磁石装置によって開閉駆動される接点(図示せず)とが一体化された本体ブロック10を有するリレー本体1を備えるものがある。電磁石装置及び電磁石装置による接点の開閉機構については、周知技術で実現可能であるので、図示並びに詳細な説明は省略する。以下、上下左右は図5を基準とし、図5の左下−右上方向を前後方向と呼ぶ。
リレー本体1は、本体ブロック10内において接点を介して互いに電気的に接続され本体ブロック10から下方に突出する2本一組の出力端子11と、それぞれ電磁石装置のコイルの一端ずつに電気的に接続されて本体ブロック10から下方に突出する電磁石装置の制御用の2本一組の制御端子12とを備える。つまり、制御端子12を介して電磁石装置に制御用の電力を供給することにより接点が開閉駆動され、これに伴って出力端子11間の電気的な接続がオンオフされる。各出力端子11と各制御端子12とは、それぞれ金属からなり左右に扁平な直方体形状であって、出力端子11同士及び制御端子12同士をそれぞれ前後に並べ、出力端子11と制御端子12とを左右に一対一に対向させる配置で、本体ブロック10に対して固定されている。
また、上記の電磁リレーは、それぞれ出力端子11が1本ずつ挿通される2個一組の出力端子挿通穴21、並びに、それぞれ制御端子12が1本ずつ挿通される2個一組の制御端子挿通穴22がそれぞれ貫設されて図5の矢印A1で示すようにリレー本体1が組みつけられるベース2と、下面が開口した直方体形状であって図5の矢印A6で示すように本体ブロック10を収納して開口をベース2によって閉塞される形でベース2に機械的に結合しベース2とともにケース4を構成するカバー3とを備える。ベース2及びカバー3は、それぞれ例えば合成樹脂成型品からなる。
特開平8−195154号公報
一般に、ケースに電子部品を収納した装置においては、電子部品から突設された端子をケースに内外に貫通させることによって、電子部品をケースに対して位置決めすることが多い。
しかし、上記のリレー本体1においては、電磁石装置の寸法形状のばらつきや、接点と電磁石装置との位置関係のばらつきなどの蓄積のため、出力端子11と制御端子12との位置関係のばらつきが大きくなりやすい。
したがって、出力端子11の寸法形状と出力端子挿通穴21の寸法形状との差を小さくするとともに制御端子12の寸法形状と制御端子挿通穴22の寸法形状との差を小さくすることで、上方から見た位置に関してベース2に対するリレー本体1の位置決めを行おうとした場合、上記のような出力端子11と制御端子12との位置関係のばらつきにより、出力端子11と制御端子12との一方を対応する端子挿通穴21,22の位置に合わせたときに、出力端子11と制御端子12との他方が対応する端子挿通穴21,22に対して位置が合わず、両方の端子11,12をケース4外に引き出すことができないということが起こりうる。
そこで、出力端子11の寸法形状と出力端子挿通穴21の寸法形状との差を大きくするとともに制御端子12の寸法形状と制御端子挿通穴22の寸法形状との差を大きくすると、端子挿通穴21,22への端子11,12の挿入によってはベース2に対するリレー本体1の位置が定まらないため、ベース2に対するリレー本体1の位置決めのために別途の手段が必要となってしまう。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、端子挿通穴への端子の挿入によりベースに対するリレー本体の位置決めが可能な電磁リレーを提供することにある。
請求項1の発明は、電磁石装置、電磁石装置によって開閉駆動される接点、接点を介して互いに電気的に接続される一組の出力端子、並びに、電磁石装置の制御用の一組の制御端子をそれぞれ有し、各出力端子と各制御端子とがそれぞれ同じ方向へ突出したリレー本体と、それぞれ出力端子が1本ずつ挿通される一組の出力端子挿通穴、並びに、それぞれ制御端子が挿通される一組の制御端子挿通穴がそれぞれ貫設されたベースと、ベースに機械的に結合してベースとともに電磁石装置及び接点をそれぞれ収納して各出力端子及び各制御端子をそれぞれ突出させるケースを構成するカバーとを備え、各出力端子がそれぞれ出力端子挿通穴の内面により所定の出力側位置決め方向について位置決めされ、各制御端子がそれぞれ制御端子挿通穴の内面により所定の制御側位置決め方向について位置決めされ、出力側位置決め方向と制御側位置決め方向とが互いに交差していることにより、リレー本体は各出力端子と各制御端子との突出方向に直交する面内でケースに対して位置決めされるものであって、制御端子が制御端子挿通穴に挿入されていない状態であれば出力端子は出力端子挿通穴内において出力側位置決め方向に直交する方向に変位可能であり、出力端子が出力端子挿通穴に挿入されていない状態では制御端子は制御端子挿通穴内において制御側位置決め方向に直交する方向に変位可能であることを特徴とする。
この発明によれば、出力側位置決め方向と制御側位置決め方向とが互いに交差していることにより、出力端子が出力端子挿通穴に挿入されて制御端子が制御端子挿通穴に挿入された状態では各端子の突出方向から見てリレー本体はベースに対して位置決めされる。また、出力端子と制御端子との位置関係のばらつきを、出力端子挿通穴内での出力端子の位置の変動や、制御端子挿通穴内での制御端子の位置の変動によって吸収することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各出力端子には、それぞれ、他の部位よりも出力側位置決め方向の外向きに突出し出力端子挿通穴の内面に食込む保持凸部が設けられ、各制御端子には、それぞれ、他の部位よりも制御側位置決め方向の外向きに突出し制御端子挿通穴の内面に食込む保持凸部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、保持凸部が端子挿通穴の内面に食込むことにより、ベースに対するリレー本体の変位であって出力端子及び制御端子の端子挿通穴への挿入量を変化させる方向への変位が抑制される。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、各出力端子には、それぞれ、他の部位よりも出力側位置決め方向の外向きに突出した保持凸部が設けられ、各制御端子には、それぞれ、他の部位よりも制御側位置決め方向の外向きに突出した保持凸部が設けられ、各出力端子挿通穴の内面及び各制御端子挿通穴の内面には、それぞれ、出力端子又は制御端子の挿入時に保持凸部が乗り越える係止凸部が突設されていることを特徴とする。
この発明によれば、保持凸部が係止凸部に係止されることにより、ベースに対するリレー本体の変位であって出力端子及び制御端子の端子挿通穴への挿入量を小さくする方向への変位が抑制される。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、ベースにおいて、係止凸部が突設された部位に対して少なくとも係止凸部の突出方向の反対側には、空洞が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、空洞が設けられていない場合に比べ、係止凸部の突出寸法を小さくするようにベースが弾性変形しやすくなるから、ベースへのリレー本体の組み付け時、出力端子及び制御端子をそれぞれ対応する端子挿通穴に挿通する際に必要な操作力が小さくなり、組立が容易となる。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4の発明において、各出力端子と各制御端子とのそれぞれにおいて、保持凸部が設けられた部位を他の部位に対して保持凸部の突出方向に弾性的に変位可能とするスリットが設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、スリットが設けられていない場合に比べ、保持凸部の突出寸法を小さくするように各出力端子と各制御端子とがそれぞれ弾性変形しやすくなるから、ベースへのリレー本体の組み付け時、出力端子及び制御端子をそれぞれ対応する端子挿通穴に挿通する際に必要な操作力が小さくなり、組立が容易となる。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、各出力端子挿通穴において、それぞれ内面には、他の部位よりも出力側位置決め方向の内向きに突出し出力端子を出力端子挿通穴の内面との間で挟持する保持凸部が設けられ、各制御端子挿通穴において、それぞれ内面には、他の部位よりも制御側位置決め方向の内向きに突出し制御端子を制御端子挿通穴の内面との間で挟持する保持凸部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、出力端子及び保持端子がそれぞれ保持凸部と端子挿通穴の内面との間に挟持されることにより、ベースに対するリレー本体の変位であって出力端子及び制御端子の端子挿通穴への挿入量を変化させる方向への変位が抑制される。
請求項7の発明は、請求項1の発明において、各出力端子挿通穴において、それぞれ内面には、他の部位よりも出力側位置決め方向の内向きに突出する保持凸部が設けられ、各制御端子挿通穴において、それぞれ内面には、他の部位よりも制御側位置決め方向の内向きに突出する保持凸部が設けられ、各出力端子と各制御端子とには、それぞれ、保持凸部が係入する係止凹部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、保持凸部が係止凸部に係入することにより、ベースに対するリレー本体の変位であって出力端子及び制御端子の端子挿通穴への挿入量を変化させる方向への変位が抑制される。
請求項1の発明によれば、出力側位置決め方向と制御側位置決め方向とが互いに交差していることにより、出力端子が出力端子挿通穴に挿入されて制御端子が制御端子挿通穴に挿入された状態では各端子の突出方向から見てリレー本体はベースに対して位置決めされる。また、制御端子が制御端子挿通穴に挿入されていない状態であれば出力端子は出力端子挿通穴内において出力側位置決め方向に直交する方向に変位可能であり、出力端子が出力端子挿通穴に挿入されていない状態では制御端子は制御端子挿通穴内において制御側位置決め方向に直交する方向に変位可能であることにより、出力端子と制御端子との位置関係のばらつきを、出力端子挿通穴内での出力端子の位置の変動や、制御端子挿通穴内での制御端子の位置の変動によって吸収することができる。
請求項2の発明は、保持凸部が端子挿通穴の内面に食込むことにより、ベースに対するリレー本体の変位であって出力端子及び制御端子の端子挿通穴への挿入量を変化させる方向への変位が抑制される。
請求項3の発明は、保持凸部が係止凸部に係止されることにより、ベースに対するリレー本体の変位であって出力端子及び制御端子の端子挿通穴への挿入量を小さくする方向への変位が抑制される。
請求項4の発明は、ベースに設けた空洞により、ベースが係止凸部の突出寸法を小さくするように弾性変形しやすくなるから、ベースへのリレー本体の組み付け時、出力端子及び制御端子をそれぞれ対応する端子挿通穴に挿通する際に必要な操作力が小さくなり、組立が容易となる。
請求項5の発明は、出力端子及び制御端子にそれぞれ設けたスリットにより、出力端子及び制御端子が、それぞれ、保持凸部の突出寸法を小さくするように弾性変形しやすくなるから、ベースへのリレー本体の組み付け時、出力端子及び制御端子をそれぞれ対応する端子挿通穴に挿通する際に必要な操作力が小さくなり、組立が容易となる。
請求項6の発明は、出力端子及び保持端子がそれぞれ保持凸部と端子挿通穴の内面との間に挟持されることにより、ベースに対するリレー本体の変位であって出力端子及び制御端子の端子挿通穴への挿入量を変化させる方向への変位が抑制される。
請求項7の発明は、保持凸部が係止凸部に係入することにより、ベースに対するリレー本体の変位であって出力端子及び制御端子の端子挿通穴への挿入量を変化させる方向への変位が抑制される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態の基本構成は図5に示した従来例と共通であるので、共通する部分についての説明は省略する。
本実施形態は図1(a)(b)に示すように、図1(b)における上下(以下、「前後」と呼ぶ。)の寸法に関しては出力端子挿通穴21と出力端子11との差を小さくする一方で制御端子挿通穴22と制御端子12との差を大きくし、図1(b)における左右(以下、単に「左右」と呼ぶ。)の寸法に関しては出力端子挿通穴21と出力端子11との差を大きくする一方で制御端子挿通穴22と制御端子12との差を小さくしている。以下、上下方向は図1(a)を基準とする。
上記構成によれば、出力端子11が出力端子挿通穴21の内面に当接することにより前後方向に関して位置決めされ、制御端子12が制御端子挿通穴22の内面に当接することにより左右方向に関して位置決めされることで、リレー本体1がベース2に対して上下方向から見た面内で位置決めされている。つまり、前後方向(図1(b)での上下方向)が請求項における出力側位置決め方向であり、左右方向が請求項における制御側位置決め方向である。また、出力端子11と制御端子12との位置関係のばらつきは、出力端子挿通穴21内での出力端子11の左右位置の変動や、制御端子挿通穴22内での制御端子12の前後位置の変動により吸収される。
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分についての図示並びに説明は省略する。
本実施形態は、図2(a)〜(c)に示すように、各出力端子挿通穴21の前後の内面にそれぞれ保持凸部21aを突設し、各制御端子挿通穴22の左向きの内面にそれぞれ保持凸部22aを突設するとともに、各出力端子11の前後両面と、各制御端子12の右面とに、それぞれ保持凸部21a,22aが係入する係止凹部11a,12aを設けたものである。
上記構成によれば、係止凹部11a,12aへの保持凸部21a,22aの係入により、ベース2に対するリレー本体1の上下左右方向への変位を抑制することができる。
なお、係止凹部11a,12aを設ける代わりに、各端子挿通穴21,22への端子11,12の挿入時に各保持凸部21a,22aがそれぞれ適宜潰れて端子挿通穴21,22の対向面との間に端子11,12を挟持すること、つまり各端子11,12がそれぞれ端子挿通穴21,22に圧入されることによってベース2に対するリレー本体1の上下方向への変位が抑制される構成としてもよい。
(実施形態3)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分についての図示並びに説明は省略する。
本実施形態は、図3(a)〜(c)に示すように、各出力端子11のそれぞれ前後両面に保持凸部11bを突設し、各制御端子12のそれぞれ右面に保持凸部12bを突設するとともに、各出力端子挿通穴21の前後の内面に、それぞれ出力端子11が出力端子挿通穴21に挿通される際に保持凸部11bが乗り越える係止凸部21bを突設するとともに、各制御端子挿通穴22のそれぞれ左向きの内面に、制御端子12が制御端子挿通穴22に挿通される際に保持凸部12bが乗り越える係止凸部22bを突設したものである。
上記構成によれば、各保持凸部11b,12bがそれぞれ係止凸部21b,22bに係止されることにより、ベース2に対するリレー本体1の上方向への変位が抑制される。
さらに、本実施形態においては、ベース2の上面において、各出力端子挿通穴21の前後両側と、各制御端子挿通穴22の右側とに、それぞれ溝21c,22cを設けている。各溝21c,22cの下端はそれぞれ係止凸部21b,22bの位置よりも下側まで至っており、各係止凸部21b,22bについて、係止凸部21b,22bが突設された部位に対して係止凸部21b,22bの突出方向の反対側には空洞が形成されている。これにより、ベース2が図3(b)の矢印A2や図3(c)の矢印A3で示すように溝21c,22cを狭めて係止凸部21b,22bの突出寸法を小さくするように弾性変形しやすくなっているから、溝21c,22cを設けない場合に比べて各端子11,12を端子挿通穴21,22に挿通させる際に必要な操作力が小さくなり、組立が容易となっている。
なお、ベース2に溝21c,22cを設ける代わりに、図4(a)〜(c)に示すように、各出力端子11において各保持凸部11b付近を、それぞれ上端以外についてL字形状のスリット11cで他の部位から分離することにより出力端子11の他の部位に対して前後に弾性的に変位可能なばね部11dとするとともに、各制御端子12において保持凸部12b付近を、上端以外についてU字形状のスリット12cを介して他の部位から分離することにより制御端子12の他の部位に対して左右に弾性的に変位可能なばね部12dとしてもよい。この構成を採用すれば、図4(b)の矢印A4や図4(c)の矢印A5で示すように保持凸部11b,12bの突出寸法を小さくする方向へのばね部11d,12dの弾性変形により、図3(a)〜(c)の溝21c,22cと同様の効果が得られる。図4(a)〜(c)の例では、各制御端子挿通穴22のそれぞれ右向きの内面に、制御端子12のばね部12dが弾性変形時に入り込む退避凹部22dを設けている。なお、図3(a)〜(c)に示した溝21c,22cと、図4(a)〜(c)に示したスリット11c,12c並びにばね部11d,12dは組み合わせて採用してもよい。
または、上記のような係止凸部21b,22bや溝21c,22cやスリット11c,12cを設ける代わりに、各端子挿通穴21,22への端子11,12の挿入時に各保持凸部11b,12bがそれぞれ端子挿通穴21,22の内面に食込むこと、つまり各端子11,12がそれぞれ端子挿通穴21,22に圧入されることによってベース2に対するリレー本体1の上下方向への変位が抑制される構成としてもよい。
(a)(b)はそれぞれ本発明の実施形態1を示し、(a)はリレー本体とベースとを示す斜視図、(b)は下面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明の実施形態2を示し、(a)は要部を示す分解斜視図、(b)はベースにリレー本体を取り付けた状態での(a)のA−Aの位置での断面図、(c)はベースにリレー本体を取り付けた状態での(a)のB−Bの位置での断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明の実施形態3を示し、(a)は要部を示す分解斜視図、(b)はベースにリレー本体を取り付けた状態での(a)のC−Cの位置での断面図、(c)はベースにリレー本体を取り付けた状態での(a)のD−Dの位置での断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ同上の別の形態を示し、(a)は要部を示す分解斜視図、(b)はベースにリレー本体を取り付けた状態での(a)のE−Eの位置での断面図、(c)はベースにリレー本体を取り付けた状態での(a)のF−Fの位置での断面図である。 従来例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 リレー本体
2 ベース
11 出力端子
12 制御端子
11a,12a 係止凹部
11b,12b 保持凸部
11c,12c スリット
11d,12d ばね部
21 出力端子挿通穴
22 制御端子挿通穴
21a,22a 保持凸部
21b,22b 係止凸部

Claims (7)

  1. 電磁石装置、電磁石装置によって開閉駆動される接点、接点を介して互いに電気的に接続される一組の出力端子、並びに、電磁石装置の制御用の一組の制御端子をそれぞれ有し、各出力端子と各制御端子とがそれぞれ同じ方向へ突出したリレー本体と、
    それぞれ出力端子が1本ずつ挿通される一組の出力端子挿通穴、並びに、それぞれ制御端子が挿通される一組の制御端子挿通穴がそれぞれ貫設されたベースと、
    ベースに機械的に結合してベースとともに電磁石装置及び接点をそれぞれ収納して各出力端子及び各制御端子をそれぞれ突出させるケースを構成するカバーとを備え、
    各出力端子がそれぞれ出力端子挿通穴の内面により所定の出力側位置決め方向について位置決めされ、各制御端子がそれぞれ制御端子挿通穴の内面により所定の制御側位置決め方向について位置決めされ、出力側位置決め方向と制御側位置決め方向とが互いに交差していることにより、リレー本体は各出力端子と各制御端子との突出方向に直交する面内でケースに対して位置決めされるものであって、
    制御端子が制御端子挿通穴に挿入されていない状態であれば出力端子は出力端子挿通穴内において出力側位置決め方向に直交する方向に変位可能であり、出力端子が出力端子挿通穴に挿入されていない状態では制御端子は制御端子挿通穴内において制御側位置決め方向に直交する方向に変位可能であることを特徴とする電磁リレー。
  2. 各出力端子には、それぞれ、他の部位よりも出力側位置決め方向の外向きに突出し出力端子挿通穴の内面に食込む保持凸部が設けられ、
    各制御端子には、それぞれ、他の部位よりも制御側位置決め方向の外向きに突出し制御端子挿通穴の内面に食込む保持凸部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電磁リレー。
  3. 各出力端子には、それぞれ、他の部位よりも出力側位置決め方向の外向きに突出した保持凸部が設けられ、
    各制御端子には、それぞれ、他の部位よりも制御側位置決め方向の外向きに突出した保持凸部が設けられ、
    各出力端子挿通穴の内面及び各制御端子挿通穴の内面には、それぞれ、出力端子又は制御端子の挿入時に保持凸部が乗り越える係止凸部が突設されていることを特徴とする請求項1記載の電磁リレー。
  4. ベースにおいて、係止凸部が突設された部位に対して少なくとも係止凸部の突出方向の反対側には、空洞が設けられていることを特徴とする請求項3記載の電磁リレー。
  5. 各出力端子と各制御端子とのそれぞれにおいて、保持凸部が設けられた部位を他の部位に対して保持凸部の突出方向に弾性的に変位可能とするスリットが設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の電磁リレー。
  6. 各出力端子挿通穴において、それぞれ内面には、他の部位よりも出力側位置決め方向の内向きに突出し出力端子を出力端子挿通穴の内面との間で挟持する保持凸部が設けられ、
    各制御端子挿通穴において、それぞれ内面には、他の部位よりも制御側位置決め方向の内向きに突出し制御端子を制御端子挿通穴の内面との間で挟持する保持凸部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電磁リレー。
  7. 各出力端子挿通穴において、それぞれ内面には、他の部位よりも出力側位置決め方向の内向きに突出する保持凸部が設けられ、
    各制御端子挿通穴において、それぞれ内面には、他の部位よりも制御側位置決め方向の内向きに突出する保持凸部が設けられ、
    各出力端子と各制御端子とには、それぞれ、保持凸部が係入する係止凹部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電磁リレー。
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