JP2008297938A - 内燃機関のオイルセパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減するとともに、ブローバイガスの通気抵抗の増加を可能な限り抑制できるオイルセパレータ通路を提供する。
【解決手段】ブローバイガス中のオイルミストを分離するブローバイガス還元装置50のオイルセパレータであって、シリンダヘッドカバー30の上部を仕切る仕切壁101と、仕切壁101の所定の位置に開口し、カム室31を流れるブローバイガスが流入する流入口110と、仕切壁101の下方に流入口110の開口面と対向するように形成され、ブローバイガスが下方から流入口110へ流入するのを遮蔽する下方側遮蔽部112と、仕切壁101からフロントケース25と対向するように突出形成され、クランク室18からフロントケース25内を通りカム室31をフロントケース25側から流れるブローバイガスの流れを遮蔽して変更する気流変更部111と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ブローバイ還元装置に設けられるオイルセパレータに関する。
従来から、車両のエンジンにおいて、ピストンとシリンダとの隙間からクランクケース内に吹き抜けた未燃焼の混合気(ブローバイガス)を吸気系に導き、ブローバイガスが大気に放出されるのを防止するブローバイガス還元装置が広く知られている。
ブローバイガス中には、クランクシャフトなどが駆動することによって生じるエンジンオイルのオイルミストが含まれる。このオイルミストがブローバイガスによって吸気系に持ち出されるのを防止するため、ブローバイガス還元装置にはブローバイガスとオイルミストとを分離するオイルセパレータ通路が設けられる。
特許文献1には、フロントケース内の上部に形成されたブローバイガスの流入口をエンジンマウントボス部の壁部によって覆うように構成したオイルセパレータ通路が開示されている。このオイルセパレータ通路では、ブローバイガスの流入口がエンジンマウントボス部の壁部によって覆われているので、エンジンオイルがクランクシャフトなどによって巻き上げられても、そのエンジンオイルがオイルセパレータ通路内に流入することを抑制できる。
一方、本願発明者らは、シリンダヘッドカバーの上部を仕切る仕切壁にオイルセパレータ通路の入口を設けることを検討している。この場合、カムシャフトから巻き上げられるエンジンオイルに対する対策が重要となる。また、本願発明者らの解析により、シリンダヘッド内にも関わらずフロントカバー内のタイミングチェーンが巻き上げるエンジンオイルの影響が大きいことが発見された。
特開平05−98924号公報
ところで、特許文献1ではオイルセパレータ通路をフロントケース内に設置しているので、クランクシャフトによって巻き上げられたエンジンオイルがオイルセパレータ通路内に流入することを抑制できるが、フロントケース内のタイミングチェーンが駆動することで生じるオイルミストがブローバイガスとともにオイルセパレータ通路内に流入することを抑制することはできない。タイミングチェーンに起因して生じるオイルミストのオイルセパレータ通路内への流入を抑制するためには、オイルセパレータ通路の流入口を狭くすることが考えられるが、流入口を狭くするとブローバイガスの通気抵抗が増加してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、ブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減するとともに、ブローバイガスの通気抵抗の増加を可能な限り抑制できるオイルセパレータ通路を提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、ブローバイガス中のオイルミストを分離するブローバイガス還元装置(50)のオイルセパレータであって、シリンダヘッドカバー(30)の上部を仕切る仕切壁(101)と、仕切壁(101)の所定の位置に開口し、カム室(31)を流れるブローバイガスが流入する流入口(110)と、仕切壁(101)の下方に流入口(110)の開口面と対向するように形成され、ブローバイガスが下方から流入口(110)へ流入するのを遮蔽する下方側遮蔽部(112)と、仕切壁(101)からフロントケース(25)と対向するように突出形成され、クランク室(18)からフロントケース(25)内を通りカム室(31)をフロントケース(25)側から流れるブローバイガスの流れを遮蔽して変更する気流変更部(111)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、下方側遮蔽部は流入口の下側を遮蔽するように構成されているので、カム室内の吸気カムシャフトや排気カムシャフトが駆動してエンジンオイルを巻き上げても、巻き上げられたエンジンオイルがオイルセパレータ通路内に入り込むのを防止する。また、タイミングチェーンによって巻き上げられ、カム室内をエンジン前方から流れてくるブローバイガスは、気流変更部に吹き当たって、気流変更部と下方側遮蔽部との壁面に沿って流れるので、ブローバイガス中のオイルミストが気流変更部及び下方側遮蔽部に付着する。これにより、オイルセパレータ通路内にブローバイガスが流入する前にブローバイガス中のオイルミストを分離することができるので、吸気系に戻されるブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減することが可能となる。
また、ブローバイガスは気流変更部と下方側遮蔽部以外の隙間から流入口に流入するように構成するので、オイルセパレータ通路内に流入するブローバイガスが必要以上に制限されることがなく、ブローバイガスの通気抵抗の悪化を抑制することができる。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、エンジンのブローバイガス還元装置の基本構成を示す図である。
図1に示すように、エンジン1は、シリンダブロック10の上側に設置されたシリンダヘッド20と、そのシリンダヘッド20を覆うシリンダヘッドカバー30とを備える。
シリンダブロック10は、複数(例えば4個)のシリンダ11を有している。これらシリンダ11の内部には、ピストン12が往復移動可能に収装される。このピストン12は、コンロッド13を介してクランクシャフト14に連結する。
また、シリンダブロック10の下側には、クランクケース15を設置する。このクランクケース15の下側には、エンジンオイル16を一時的に貯蔵するオイルパン17が設けられる。ここで、ピストン12の下側であって、シリンダブロック10と、クランクケース15と、オイルパン17とによって形成される空間がクランク室18となる。
シリンダヘッド20は、混合気を燃焼室19に流す吸気ポート21と、燃焼室19からの排気を流す排気ポート22とを形成する。シリンダヘッド20には、吸気バルブ23と排気バルブ24とがそれぞれ設置される。吸気バルブ23は、シリンダヘッド20とシリンダヘッドカバー30とによって形成されるカム室31に配置された吸気カムシャフト32が回転することで駆動し、ピストン位置に応じて吸気ポート21を開閉する。また、排気バルブ24は、カム室31に配置された排気カムシャフト33が回転することで駆動し、ピストン位置に応じて排気ポート22を開閉する
一方、上記したシリンダヘッド20の吸気ポート21には、吸気を各シリンダに分配する吸気マニホールド41が接続する。この吸気マニホールド41の上流側は、吸気を流す吸気通路42に接続する。吸気通路42は、上流側から順にエアクリーナ43、スロットルバルブ44、吸気コレクタ45を備える。
このように構成されるエンジン1では、エアクリーナ43で浄化された吸気は、スロットルバルブ44でその流量が調整され、吸気コレクタ45を介して吸気マニホールド41に流れ込む。この吸気はシリンダヘッド20に設置された図示しない燃料噴射弁から噴射された燃料と混合されて混合気となり、吸気バルブ23の開弁に伴って燃焼室19に導入される。導入された混合気は燃焼室内で燃焼し、燃焼により生じた燃焼ガスは排気バルブ24の開弁に伴い排気として排気ポート22に排出される。燃焼室19で混合気が燃焼すると、未燃焼の燃料などを含むブローバイガスがシリンダ11の壁面とピストン12の外周面との隙間からクランク室18に流入してしまう。
ここで、ブローバイガスの流れについて、図2を参照して説明する。図2は、エンジン1でのブローバイガスの流れを示す図である。
未燃焼の燃料などを含むブローバイガスは、図2の矢印A1に示すように、シリンダ11の壁面とピストン12の外周面との隙間からクランク室18に流入する。クランク室18に流入したブローバイガスは、矢印A2に示すようにエンジン前方に向かって流れ、フロントケース25とシリンダブロック10とによって形成される空間(以下「チェーン室」という。)25aに流れ込む。このチェーン室25aには、吸気カムシャフトや排気カムシャフトなどを駆動する図示しないタイミングチェーンが設けられる。クランク室18とカム室31とはチェーン室25aを介して連通しているので、ブローバイガスは矢印A3に示すようにチェーン室25aを上方に向かって流れた後に、矢印A4に示すようにカム室31に流れ込む。
このようにブローバイガスはクランク室18からチェーン室25aを経由してカム室31に向かって流れ込むので、エンジン1は、図1に示すようにクランク室18に流入したブローバイガスを吸気系に導くためのブローバイガス還元装置50を備える。
ブローバイガス還元装置50は、吸気通路42からの吸気を流す空気通路51と、カム室31に流入したブローバイガスを吸気系に流す排出通路52とを備える。
空気通路51は、一端がスロットルバルブ44よりも上流側の吸気通路42に接続し、他端がシリンダヘッドカバー30に接続する。このように空気通路51は、吸気通路42とカム室31とを連通するように構成されている。
排出通路52は、一端がスロットルバルブ44よりも下流側の吸気コレクタ45に接続し、他端がシリンダヘッドカバー30の上部にPCVバルブ53を介して接続する。このように排出通路52は、吸気コレクタ45とカム室31とを連通するように構成されている。
ここで、エンジン1が低負荷運転している場合には、スロットルバルブ44は絞られて吸気コレクタ内の負圧が大きくなるので、カム室31の内部のブローバイガスは排出通路52を通って吸気コレクタ45に排出される。低負荷時は、クランク室18に流れ込むブローバイガスの量は少ないので、空気通路51からの吸気がカム室31に流れ込み、カム室31の内部を換気しながらブローバイガスとともに排出通路52を通って吸気コレクタ45に流れ込む。なお、排出通路52から排出されるブローバイガスの流量は、PCVバルブ53によって調整される。
一方、エンジン1が高負荷運転している場合には、カム室31のブローバイガス量は増加するのに対して、スロットルバルブ44は開かれて吸気コレクタ45の負圧は小さくなる。そのため、ブローバイガスは、排出通路52を通って吸気コレクタ45に排出されるだけでなく、空気通路51からも吸気通路42に排出される。
このようにブローバイガス還元装置50は、クランク室18からカム室31の内部に流入したブローバイガスを吸気系に戻し、そのブローバイガスを燃焼室19で燃焼させることでブローバイガスが外部に放出することを防止する。
上記したブローバイガス還元装置50では、ブローバイガスはクランク室18からチェーン室25aを通ってカム室31に流入するので(図2参照)、ブローバイガス中にはタイミングチェーンやカムシャフトなどの駆動によって生じるエンジンオイルのオイルミストが多量に含まれる。オイルミストを含むブローバイガスが吸気系に流れて燃焼室19で燃焼すると、燃焼室内が汚れて排気性能などが悪化するので、ブローバイガス還元装置50には、図1に示すようにブローバイガス中に含まれるオイルミストを除去するオイルセパレータ通路100をシリンダヘッドカバー30に設ける。
このオイルセパレータ通路100について、図3及び図4を参照して説明する。
図3(A)は、オイルセパレータ通路100が形成されるシリンダヘッドカバー30を示す斜視図である。図3(B)は、シリンダヘッドカバー30をB方向(シリンダヘッド側)から見た下面図である。
オイルセパレータ通路100は、シリンダヘッドカバー30の内部にエンジン前後方向に形成される。そして、図3(B)に示すように、ブローバイガスが流入するオイルセパレータ通路100の流入口110が、シリンダヘッドカバー30のエンジン後方のカム室側に設けられる。また、図3(A)に示すように、シリンダヘッドカバー30のエンジン中央近傍の上面には、PCVバルブが設置されるPCVバルブ取付孔53aが設けられる。したがって、エンジン前方から流れてきたブローバイガスは、エンジン後方に配置された流入口110からオイルセパレータ通路内に流入し、オイルセパレータ通路100の内部をエンジン前方に向かって流れてPCVバルブを介して排出通路52に流れる。
図4(A)はオイルセパレータ通路100の詳細な構成を示す。なお、図4(A)は、図3(B)におけるIV−IV断面を示したものである。
シリンダヘッドカバー30に形成されるオイルセパレータ通路100は、ブローバイガスの流入口110とPCVバルブ53との間に多孔板121と衝突板122とを備える。
流入口110はエンジン後方に配置され、オイルセパレータ通路100の下側壁101を貫通するように形成される。流入口110は、下側壁101からカム室側に延設されてエンジン前方から流れるブローバイガスを遮蔽する前方側遮蔽板111と、前方側遮蔽板111からエンジン後方に向け下側壁101と平行に形成された下方側遮蔽板112とによって覆われている。下方側遮蔽板112は、流入口110の開口面と対向するように、前方側遮蔽板111から一体形成されている。この下方側遮蔽板112の角部113は、オイルセパレータ通路100の下側壁101に形成された保持部材114によって保持される。したがって、流入口110には、図4(B)に示すように、前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112とによって遮蔽されていないエンジン後方側とエンジン側方側の隙間からブローバイガスが流入する。
一方、多孔板121は、図4(A)に示すように流入口110よりもエンジン前方側に配置され、オイルセパレータ通路100の下側壁101から上側に突出するように形成されている。この多孔板121は、板厚方向に貫通する小径の貫通孔121aを複数有する
衝突板122は、多孔板121よりもエンジン前方側であって、オイルセパレータ通路100の上側壁102から下側に突出するように形成されている。この衝突板122は、多孔板121と対向するように構成されている。そして、この衝突板122よりもエンジン前方側に、PCVバルブ53が設置される。
また、オイルセパレータ通路100の下側壁101には、ブローバイガスから分離されたエンジンオイルを集めてカム室31に戻すドレン管103が形成される。
図5(A)は、オイルセパレータ通路内のブローバイガスの流れを示す図である。
カム室31の内部をエンジン前方から流れてきたブローバイガスは、前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112とによって遮蔽されていないエンジン側方側と後方側から流入口110を通ってオイルセパレータ通路100に流れ込む。オイルセパレータ通路内に流入したブローバイガスは、エンジン後方からエンジン前方に向けて流れる。多孔板121の貫通孔121aによってブローバイガスが流れる流路が絞られるので、貫通孔121aを通過するときにブローバイガスの流速は増加し、流速が増加したブローバイガスは衝突板122に衝突する。そうすると、ブローバイガス中のオイルミストが衝突板122に付着して、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。このように衝突板122に付着したオイルミストは液状のエンジンオイルとなって、オイルセパレータ通路100の下側壁101に形成されたドレン管103からカム室31に戻る。そして、オイルミストが除去されたブローバイガスはPCVバルブ53を通って、排出通路52に流れる。
このようにオイルセパレータ通路100はブローバイガス中のオイルミストを除去するが、本実施形態のオイルセパレータ通路100では、流入口110に前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112を設けることで、ブローバイガスに含まれるオイルミスト量をさらに低減する。
図5(B)は、流入口110の近傍でのブローバイガスの流れを示すエンジン前後方向の断面図である。
カム室31の内部をエンジン前方からのブローバイガスは、前方側遮蔽板111によってその流れが遮蔽されて変更されるので、図5(B)の矢印B1に示すように前方側遮蔽板111に吹き当った後に、矢印B2に示すように前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流れる。このように。そのため、ブローバイガス中のオイルミストが、図5(B)の網掛部Rに示すように前方側遮蔽板111や下方側遮蔽板112に付着して、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。このように分離されたオイルミストは液状のエンジンオイルとなってカム室31に滴下する。また、分離されたブローバイガスは、オイルセパレータ通路100の内部に流入して、多孔板121と衝突板122とによってさらにオイルミストが除去される。
以上により、本実施形態では下記の効果を得ることができる。
オイルセパレータ通路100の流入口110には、ブローバイガスの流れを考慮して、ブローバイガスが流れてくるエンジン前方側に前方側遮蔽板111を形成する。そのため、ブローバイガスが前方側遮蔽板111に吹き当たり、ブローバイガス中のオイルミストを前方側遮蔽板111に付着させることができる。
また、流入口110の下方を遮蔽する下方側遮蔽板112を前方側遮蔽板111から延設するので、ブローバイガスを前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流すことができ、オイルミストを前方側遮蔽板111や下方側遮蔽板112に付着させることができる。
さらに、下方側遮蔽板112は流入口110の下側を遮蔽するように構成されているので、カム室内の吸気カムシャフト32や排気カムシャフト33が駆動してエンジンオイルを巻き上げても、巻き上げられたエンジンオイルがオイルセパレータ通路内に入り込むのを防止できる。
このように本実施形態では、オイルセパレータ通路内にブローバイガスが流入する前にブローバイガス中のオイルミストを分離することができるので、吸気系に戻されるブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減することが可能となる。
さらに、本実施形態では、前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112を形成し、エンジン側方側とエンジン後方側の隙間から流入口110にブローバイガスを流すように構成する。そのため、オイルセパレータ通路100内に流入するブローバイガスが必要以上に制限されることがなく、ブローバイガスの通気抵抗の悪化を抑制することができる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態のオイルセパレータ通路100を示す図である。
第2実施形態のオイルセパレータ通路100は、第1実施形態とほぼ同様であるが、前方側遮蔽板111の構成において相違する。つまり、前方側遮蔽板111に開口部111aを設けるようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
図6に示すように、第2実施形態のオイルセパレータ通路100は、前方側遮蔽板111の下方にスリット状の開口部111aを設ける。
上記のように構成される第2実施形態のオイルセパレータ通路100では、エンジン前方から流れてくるブローバイガスは、矢印B1のように前方側遮蔽板111に吹き当った後に、矢印B2のように前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流れるだけでなく、矢印B3のように開口部111aから流入口110に向かって流れる。開口部111aからのブローバイガスは、矢印B4のようにエンジン後方側から流入してくるブローバイガスと位置Qで合流し、オイルセパレータ通路100の内部に流れ込む。
以上により、第2実施形態では下記の効果を得ることができる。
ブローバイガスは、第1実施形態と同様に前方側遮蔽板111に吹き当たって、前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流れるので、網掛部R1及びR2に示すようにブローバイガス中のオイルミストを前方側遮蔽板111や下方側遮蔽板112に付着させることができる。
また、前方側遮蔽板111の開口部111aを通ったブローバイガスは、位置Qでエンジン後方側からのブローバイガスと集合する。このときブローバイガス同士が衝突するので、この衝突によってブローバイガスに含まれるオイルミストが凝集して、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。
このように第2実施形態では、オイルセパレータ通路内にブローバイガスが流入する前にブローバイガス中のオイルミストを分離することができるので、吸気系に戻されるブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減することが可能となる。
さらに、第2実施形態では、前方側遮蔽板111に開口部111aを設けて、この開口部111aからもブローバイガスを流すように構成したので、オイルセパレータ通路100に流入するブローバイガスの通気抵抗を第1実施形態よりも低減することができる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態のオイルセパレータ通路100を示す図である。
第3実施形態のオイルセパレータ通路100は、第1実施形態とほぼ同様であるが、前方側遮蔽板111の構成において相違する。つまり、前方側遮蔽板111に貫通孔111bを設けるようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
図7に示すように、第2実施形態のオイルセパレータ通路100は、前方側遮蔽板111の上方に小径の貫通孔111bを設ける。図7では、前方側遮蔽板111の貫通孔111bは1つであるが、複数の貫通孔111bを設けるようにしてもよい。前方側遮蔽板111よりもエンジン後方側には、オイルセパレータ通路100の下側壁101からカム室31に向かって突出するように壁部115を形成する。この壁部115は、前方側遮蔽板111の貫通孔111bに対向するように設置する。
また、下方側遮蔽板112には、壁部115の下方位置にエンジンオイルをカム室31に戻すためのドレン孔112aが形成される。
上記のように構成される第3実施形態のオイルセパレータ通路100では、エンジン前方からのブローバイガスは、矢印B1のように前方側遮蔽板111に吹き当った後に、矢印B2のように前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流れるだけでなく、矢印B3のように貫通孔111bから壁部115に向かって流れる。小径の貫通孔111bを通ったブローバイガスは、流速が増加して壁部115に衝突する。壁部115に衝突したブローバイガスは、矢印B4のように流入口110に向かって流れ、矢印B5のようにエンジン後方からのブローバイガスと位置Qで合流してオイルセパレータ通路内に流れ込む。
以上により、第3実施形態では下記の効果を得ることができる。
第1実施形態と同様に、ブローバイガスは前方側遮蔽板111に吹き当たって、前方側遮蔽板111と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流れるので、網掛部R1及びR2に示すようにブローバイガスに含まれるオイルミストを前方側遮蔽板111や下方側遮蔽板112に付着させることができる。
また、前方側遮蔽板111の貫通孔111bを通ったブローバイガスは流速が増加されて壁部115に衝突するので、網掛部R3に示すようにブローバイガス中のオイルミストが壁部115に付着して、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。なお、壁部115に付着したオイルミストは液状のエンジンオイルとなって滴下し、下方側遮蔽板112のドレン孔112aからカム室31に戻る。
さらに、貫通孔111bを通ったブローバイガスは、位置Qでエンジン後方側からのブローバイガスと集合する。このときブローバイガス同士が衝突するので、この衝突によってブローバイガスに含まれるオイルミストが凝集して、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。
このように第3実施形態では、オイルセパレータ通路内にブローバイガスが流入する前にブローバイガス中のオイルミストを分離することができるので、吸気系に戻されるブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減することが可能となる。
さらに、第3実施形態では、ブローバイガスは貫通孔111bを通って流入口110に向かって流れるので、オイルセパレータ通路100に流入するブローバイガスの通気抵抗を第1実施形態よりも低減することができる。
(第4実施形態)
図8は、第4実施形態のオイルセパレータ通路100を示す図である。
第4実施形態のオイルセパレータ通路100は、第1実施形態とほぼ同様であるが、前方側遮蔽板111の構成において相違する。つまり、前方側遮蔽板111に開口部111aを設け、その開口部111aを開閉可能な逆止弁116を設置するようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
第4実施形態のオイルセパレータ通路100では、図8(A)に示すように、前方側遮蔽板111に開口部111aを設ける。そして、この前方側遮蔽板111には、開口部111aを開閉可能な逆止弁116を設置する。この逆止弁116は、エンジン前方からのブローバイガスがオイルセパレータ通路100に流入している場合には開口部111aを遮蔽し、エンジン運転状態が変化してオイルセパレータ通路内のブローバイガスがカム室31へ逆流する場合には開口部111aを開くように構成されている。
そのため、カム室内をエンジン前方から流れてきたブローバイガスは、図8(A)の矢印B1のように前方側遮蔽板111に吹き当った後に、矢印B2のように逆止弁116と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流れる。下方側遮蔽板112に沿って流れたブローバイガスは、エンジン側方側と後方側の隙間から流入口110を通ってオイルセパレータ通路100の内部に流れ込む。
一方、エンジン運転状態が変化して、オイルセパレータ通路内の圧力が高くなると、図8(B)に示すように、オイルセパレータ通路100からブローバイガスがカム室31に逆流する。そうすると、ブローバイガスは、図8(B)の矢印C1のように流入口110からエンジン後方側や側方側に向かって流れてカム室31に逆流する。このとき、逆止弁116は開口部111aを開くので、矢印C2に示すように流入口110からのブローバイガスは開口部111aを通ってカム室31に逆流する。
以上により、第4実施形態では下記の効果を得ることができる。
ブローバイガスは、前方側遮蔽板111に吹き当たった後に、開口部111aを遮蔽している逆止弁116と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流れるので、網掛部R1及びR2に示すようにブローバイガスに含まれるオイルミストを前方側遮蔽板111、逆止弁116、下方側遮蔽板112に付着させることができる。このように、オイルセパレータ通路内にブローバイガスが流入する前にブローバイガス中のオイルミストを分離することができるので、吸気系に戻されるブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減することが可能となる。
さらに、第4実施形態では、オイルセパレータ通路100の圧力が高くなると、逆止弁116が開口部111aを開くので、オイルセパレータ通路内のブローバイガスが開口部111aからもカム室31へ逆流する。そのため、オイルセパレータ通路100の圧力を速やかに低減でき、再びブローバイガスがオイルセパレータ通路100に流入する場合に、ブローバイガスがオイルセパレータ通路100の内部に流れ込みやすくなる。また、カム室31に逆流したブローバイガスは、再び逆止弁116と下方側遮蔽板112の壁面に沿って流れるので、ブローバイガスに含まれるオイルミストをさらに低減することができる。
(第5実施形態)
図9は、第5実施形態のオイルセパレータ通路100を示す図である。
第5実施形態のオイルセパレータ通路100は、第1実施形態とほぼ同様であるが、前方側遮蔽板111の配置位置において相違する。つまり、前方側遮蔽板111は流入口110よりもエンジン前方側に設けるようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
第5実施形態のオイルセパレータ通路100では、図9に示すように前方側遮蔽板111を流入口110から離れたエンジン前方側に配置する。この前方側遮蔽板111は、オイルセパレータ通路100の下側壁101からカム室31に突出するように形成されている。このように第5実施形態では、前方側遮蔽板111を流入口110から離れた位置に設けているので、流入口110は下方側遮蔽板112によって流入口110の下方のみが遮蔽されるような構成となる。なお、下方側遮蔽板112は、その角部113がオイルセパレータ通路100の下側壁101に形成された保持部材114によって保持される。
上記のように構成される第5実施形態のオイルセパレータ通路100では、エンジン前方からのブローバイガスは、矢印B1のように前方側遮蔽板111に吹き当った後に、矢印B2のように前方側遮蔽板111の壁面に沿って下方に流れる。その後、ブローバイガスは、矢印B3のようにエンジン前方側から流入口110に向かって流れる。矢印B3に示すブローバイガスは、矢印B4のようにエンジン後方側からのブローバイガスと位置Qで合流し、オイルセパレータ通路内に流れ込む。
以上により、第5実施形態では下記の効果を得ることができる。
ブローバイガスは、流入口110よりもエンジン前方側に配置された前方側遮蔽板111に吹き当った後、その前方側遮蔽板111の壁面に沿って流れるので、網掛部R1に示すようにブローバイガス中のオイルミストを前方側遮蔽板111に付着させることができる。
また、エンジン前方側から流入口110に向かって流れるブローバイガスは、位置Qでエンジン後方側からのブローバイガスと集合する。このときブローバイガス同士が衝突するので、この衝突によってブローバイガスに含まれるオイルミストが凝集して、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。
このように本実施形態では、オイルセパレータ通路内にブローバイガスが流入する前にブローバイガス中のオイルミストを分離することができるので、吸気系に戻されるブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減することが可能となる。
さらに、第5実施形態では、オイルセパレータ通路100の流入口110は、下方側遮蔽板112によって流入口110の下方のみを遮蔽するような構成としたので、オイルセパレータ通路100に流入するブローバイガスの通気抵抗を第1実施形態よりも低減することができる。
(第6実施形態)
図10は、第6実施形態のオイルセパレータ通路100を示す図である。
第6実施形態のオイルセパレータ通路100は、第1実施形態とほぼ同様であるが、前方側遮蔽板111の構成において相違する。つまり、前方側遮蔽板111を形成するのではなく、流入口110のエンジン後方側を遮蔽する後方側遮蔽板117を設けるようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
第6実施形態のオイルセパレータ通路100では、図10に示すようにエンジン後方側から流入口110にブローバイガスが流入しないように遮蔽する後方側遮蔽板117を設ける。この後方側遮蔽板117は、オイルセパレータ通路100のエンジン後方側の下側壁101からカム室側に突出するように形成されている。そして、上記した後方側遮蔽板117からエンジン前方に向け下側壁101と平行に下方側遮蔽板112が形成される。この下方側遮蔽板112は、エンジンオイルをカム室31に戻すためのドレン孔112bを形成する。
このように構成される第6実施形態のオイルセパレータ通路100では、後方側遮蔽板117によってその流れが遮蔽されて変更されるので、エンジン前方からのブローバイガスは、矢印B1のように後方側遮蔽板117に吹き当った後に、矢印B2のように後方側遮蔽板117の壁面に沿って上方に流れて、流入口110からオイルセパレータ通路100の内部へ流入する。
一方、エンジン運転状態が変化して、オイルセパレータ通路100に流入するブローバイガスの流速が高速化すると、ブローバイガスが矢印B3のように急反転するように流れる。ブローバイガスに含まれるオイルミストの比重はブローバイガス比重よりも大きいので、上記のようにブローバイガスが急反転すると、急反転時の慣性力によって比重の大きいオイルミストが、矢印B4に示すように後方側遮蔽板117に向かって流れ後方側遮蔽板117の壁面に付着する。
以上により、第6実施形態では下記の効果を得ることができる。
ブローバイガスは、エンジン後方側に配置された後方側遮蔽板117に吹き当った後、その後方側遮蔽板117の壁面に沿って上方に流れるので、網掛部R1に示すようにブローバイガス中のオイルミストを後方側遮蔽板117に付着させることができる。
また、オイルセパレータ通路100に流入するブローバイガスの流速が高速化すると、ブローバイガスの急反転の慣性力によって比重の大きいオイルミストが後方側遮蔽板117に向かって流れ後方側遮蔽板117の壁面に付着する。
なお、上記のように後方側遮蔽板117に付着したオイルミストは液状のエンジンオイルとなって滴下し、下方側遮蔽板112のドレン孔112bからカム室31に戻る。
このように第6実施形態では、オイルセパレータ通路内にブローバイガスが流入する前にブローバイガス中のオイルミストを分離することができるので、吸気系に戻されるブローバイガスに含まれるオイルミスト量を低減することが可能となる。
さらに、第6実施形態では、後方側遮蔽板117と下方側遮蔽板112を形成し、エンジン前方側とエンジン側方側の隙間から流入口110にブローバイガスを流すように構成する。そのため、オイルセパレータ通路100内に流入するブローバイガスが必要以上に制限されることがなく、ブローバイガスの通気抵抗の悪化を抑制することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
エンジンのブローバイガス還元装置の基本構成を示す図である。 エンジンでのブローバイガスの流れを示す図である。 オイルセパレータ通路が形成されるシリンダヘッドカバーを示す図である。 オイルセパレータ通路の詳細な構成を示す。 オイルセパレータ通路内のブローバイガスの流れを示す図である。 第2実施形態のオイルセパレータ通路を示す図である。 第3実施形態のオイルセパレータ通路を示す図である。 第4実施形態のオイルセパレータ通路を示す図である。 第5実施形態のオイルセパレータ通路を示す図である。 第6実施形態のオイルセパレータ通路を示す図である。
符号の説明
1 エンジン
10 シリンダブロック
18 クランク室
19 燃焼室
25 フロントケース
25a チェーン室
30 シリンダヘッドカバー
31 カム室
50 ブローバイガス還元装置
53 PCVバルブ(弁機構)
100 オイルセパレータ通路(オイルセパレータ)
101 下側壁(仕切壁)
110 流入口
111 前方側遮蔽板(気流変更部)
111a 開口部
111b 貫通孔
112 下方側遮蔽板(下方側遮蔽部)
115 壁部
116 逆止弁
117 後方側遮蔽板(気流変更部)

Claims (7)

  1. ブローバイガス中のオイルミストを分離するブローバイガス還元装置のオイルセパレータであって、
    シリンダヘッドカバーの上部を仕切る仕切壁と、
    前記仕切壁の所定の位置に開口し、カム室を流れるブローバイガスが流入する流入口と、
    前記仕切壁の下方に前記流入口の開口面と対向するように形成され、前記ブローバイガスが下方から前記流入口へ流入するのを遮蔽する下方側遮蔽部と、
    前記仕切壁からフロントケースと対向するように突出形成され、クランク室からフロントケース内を通りカム室をフロントケース側から流れるブローバイガスの流れを遮蔽して変更する気流変更部と、
    を備えることを特徴とする内燃機関のオイルセパレータ。
  2. 前記気流変更部は、前記ブローバイガスがエンジン前方側から前記流入口へ流入するのを遮蔽するように形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
  3. 前記気流変更部は、ブローバイガスの一部がエンジン前方側から前記流入口へ流入するように形成された開口部を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
  4. 前記気流変更部よりもエンジン後方側であって、前記仕切壁からカム室側に向かって突出形成された壁部を備え、
    前記気流変更部は、前記壁部と対向する位置に貫通孔を形成し、
    前記貫通孔を通過したブローバイガスが前記壁部に吹き当たるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
  5. 前記気流変更部は、前記流入口よりもエンジン前方側の離れた位置に形成される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
  6. 前記流入口よりもエンジン前方側の前記シリンダヘッドカバーに前記ブローバイガスの排出量を調整する弁機構を備え、
    前記気流変更部は、前記ブローバイガスがエンジン後方側から前記流入口へ流入するのを遮蔽するように形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
  7. 前記流入口が開口する所定の位置は、前記仕切壁のエンジン後方側である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
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