JP2008297771A - 屋根 - Google Patents
屋根 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008297771A JP2008297771A JP2007143868A JP2007143868A JP2008297771A JP 2008297771 A JP2008297771 A JP 2008297771A JP 2007143868 A JP2007143868 A JP 2007143868A JP 2007143868 A JP2007143868 A JP 2007143868A JP 2008297771 A JP2008297771 A JP 2008297771A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- water
- support member
- sub
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Images
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
【課題】屋根面材の支持構造が簡単化できて取付精度が確保できるとともに、屋根全体の水勾配に沿った長さ寸法が大きくても施工性を向上させることができる屋根を提供すること。
【解決手段】水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとに段差が形成されているので、この段差によって水上側屋根面状体10Aから水下側屋根面状体10B側に下がった水勾配が形成される。屋根面状体10が水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとに分割されているので、水勾配に沿った長さ寸法が大きい屋根であっても、各面状体10A,10Bを構成するパネル14や側方支持部材15等の各部材の長さ寸法を小さくすることができ、各部材を作業者が扱いやすくなり、例えば一人の作業者によって屋根の組立作業を実施することも可能になり、施工性を向上させることができる。
【選択図】図3
【解決手段】水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとに段差が形成されているので、この段差によって水上側屋根面状体10Aから水下側屋根面状体10B側に下がった水勾配が形成される。屋根面状体10が水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとに分割されているので、水勾配に沿った長さ寸法が大きい屋根であっても、各面状体10A,10Bを構成するパネル14や側方支持部材15等の各部材の長さ寸法を小さくすることができ、各部材を作業者が扱いやすくなり、例えば一人の作業者によって屋根の組立作業を実施することも可能になり、施工性を向上させることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、屋根に関し、詳しくは、主支持部材の上側に支持される屋根面状体を備えた屋根に関する。
従来、屋外に設けられるカーポートやテラス、サンルーム、アプローチ等の屋外構造物に設置される屋根であって、片持ち状の梁(母屋受け)等の支持材と、この支持材に交差して支持材の上側に設置される複数の母屋と、これらの母屋の上側に設置される屋根面材(屋根板)とを有する屋根構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された屋根構造では、樹脂製の屋根面材が上向き凸な全体曲面状に加工されて水下側に下がり勾配を有して設置され、この屋根面材の側端縁を把持する垂木(屋根板連結部材)を母屋に固定することで、この垂木を介して屋根面材が母屋上に支持されている。そして、垂木は、母屋に固定される受け材と、屋根面材の側端縁を上方から押さえる押え材とで構成されるとともに、屋根面材と略同一の長さ寸法かつ曲面形状を有して形成されている。さらに、母屋を支持する支持材も全体曲線状に曲げ加工され、各母屋を所定の高さ位置で支持できるように形成されている。
特許文献1に記載された屋根構造では、樹脂製の屋根面材が上向き凸な全体曲面状に加工されて水下側に下がり勾配を有して設置され、この屋根面材の側端縁を把持する垂木(屋根板連結部材)を母屋に固定することで、この垂木を介して屋根面材が母屋上に支持されている。そして、垂木は、母屋に固定される受け材と、屋根面材の側端縁を上方から押さえる押え材とで構成されるとともに、屋根面材と略同一の長さ寸法かつ曲面形状を有して形成されている。さらに、母屋を支持する支持材も全体曲線状に曲げ加工され、各母屋を所定の高さ位置で支持できるように形成されている。
しかしながら、従来の屋根構造では、支持材、垂木および屋根面材の各々が曲げ加工により曲面状に形成され、互いの取付位置に応じた所定の曲率となるように加工する必要があるため、高い加工精度が要求されることから製造コストが増加してしまうという問題がある。特に、金属製の支持材、垂木と、樹脂製の屋根面材とでは、曲げ加工による形成される曲率の誤差が生じやすく、このような加工誤差や取付誤差に伴って各部材間に隙間が発生してしまうと、雨水等が屋根面材の下方に漏れる可能性もある。
また、従来の屋根構造では、水勾配に沿った各屋根面材の長さ寸法が屋根全体の幅寸法(つまり車両の幅方向に対応する寸法)と略同一に設定されており、屋根面材一枚当たりの長さ寸法が比較的大きくなってしまうことから、前述の加工精度の確保がさらに困難になるとともに、各部材の運搬、取り付け等の取扱いも困難になって施工性の低下を招いてしまう。また、例えば、屋根全体の奥行き方向(つまり車両の前後方向)に屋根面材の水勾配を形成しようとすると、屋根面材の長さ寸法がさらに大きくなることから、加工誤差の増大および施工性の悪化がより一層顕著になる。
また、従来の屋根構造では、水勾配に沿った各屋根面材の長さ寸法が屋根全体の幅寸法(つまり車両の幅方向に対応する寸法)と略同一に設定されており、屋根面材一枚当たりの長さ寸法が比較的大きくなってしまうことから、前述の加工精度の確保がさらに困難になるとともに、各部材の運搬、取り付け等の取扱いも困難になって施工性の低下を招いてしまう。また、例えば、屋根全体の奥行き方向(つまり車両の前後方向)に屋根面材の水勾配を形成しようとすると、屋根面材の長さ寸法がさらに大きくなることから、加工誤差の増大および施工性の悪化がより一層顕著になる。
本発明の目的は、屋根面材の支持構造が簡単化できて取付精度が確保できるとともに、屋根全体の水勾配に沿った長さ寸法が大きくても施工性を向上させることができる屋根を提供することにある。
本発明の屋根は、水上側から水下側に向かって延びる少なくとも一対の主支持部材と、当該主支持部材の上側に支持される屋根面状体とを備えた屋根であって、前記屋根面状体は、水上側に設置される水上側面状体と、この水上側面状体よりも水下側に設置される水下側面状体とを少なくとも有し、これらの水上側面状体および水下側面状体は、それぞれ屋根面材と、この屋根面材における前記主支持部材と平行な側端縁を支持する側方支持部材とを有して構成され、前記水下側面状体の前記側方支持部材は、前記主支持部材上に支持され、前記水上側面状体の前記側方支持部材は、所定の高さ寸法を有した副支持部材を介して前記主支持部材上に支持され、前記水下側面状体に対して前記水上側面状体が上方に位置するような段差が設けられていることを特徴とする。
以上の本発明によれば、副支持部材を介して水上側面状体が支持され、副支持部材の高さ寸法分の段差が水上側面状体と水下側面状体とに設けられるので、水上側面状体上の雨水等が水下側面状体側に落下することとなり、屋根全体として水上側から水下側に下がった水勾配が形成される。ここで、水上側面状体と水下側面状体とは、少なくとも一対で設けられていればよく、すなわち、一の水上側面状体のさらに水上側に他の水上側面状体を設けてもよく、この場合には前記一の水上側面状体を水下側面状体とみなすことができ、逆に一の水下側面状体のさらに水下側に他の水下側面状体を設けた場合には前記一の水下側面状体を水上側面状体とみなすことができる。このように、屋根の水上側から水下側に向かう全長に関して、複数の面状体を設置して屋根全体としての水勾配を形成することで、個々の面状体(屋根面材や側方支持部材)を作業者が扱いやすい長さ寸法に設定することができ、例えば一人の作業者によって屋根の組立作業を実施することも可能になり、屋根全体の水勾配に沿った長さ寸法が大きくても施工性を向上させることができる。
また、水上側面状体および水下側面状体の各々の長さ寸法を適宜に設定して水勾配を形成することが可能になるので、従来の屋根構造のように水勾配全長に渡る長さ寸法に屋根面材を形成したり、この屋根面材や垂木を曲面状に加工したりする必要がなくなり、加工誤差や取付誤差が生じにくくでき、かつ製造コストが低減できる。さらに、副支持部材を用いて段差(つまり水勾配)を形成したことで、水勾配に沿った傾斜や段差を主支持部材に形成する必要がなく、従来の支持材のような曲げ加工が不要になるため、製造コストのさらなる低減が可能になる。
また、水上側面状体および水下側面状体の各々の長さ寸法を適宜に設定して水勾配を形成することが可能になるので、従来の屋根構造のように水勾配全長に渡る長さ寸法に屋根面材を形成したり、この屋根面材や垂木を曲面状に加工したりする必要がなくなり、加工誤差や取付誤差が生じにくくでき、かつ製造コストが低減できる。さらに、副支持部材を用いて段差(つまり水勾配)を形成したことで、水勾配に沿った傾斜や段差を主支持部材に形成する必要がなく、従来の支持材のような曲げ加工が不要になるため、製造コストのさらなる低減が可能になる。
この際、本発明の屋根では、前記副支持部材は、前記主支持部材と交差する方向に延びるとともに当該一対の主支持部材間に渡って架設される長尺部材であり、この副支持部材に交差して前記水上側面状体の側方支持部材が支持されていることが好ましい。
この際、本発明の屋根では、前記副支持部材の上面には、前記水上側面状体の屋根面材の下面に当接可能な弾性体からなる当接部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、主支持部材と交差して副支持部材(母屋)を架設し、この副支持部材で水上側面状体を支持することで、一般的な屋根の支持構造と同様の母屋を用いて水上側面状体を取り付けることができ、各部の部品や取付手順の標準化を図ることができる。さらに、副支持部材の上面に当接部を設け、この当接部を水上側面状体の屋根面材の下面に当接させれば、屋根面材の撓みを防止して風や積雪に対する強度を高めることができる。
この際、本発明の屋根では、前記副支持部材の上面には、前記水上側面状体の屋根面材の下面に当接可能な弾性体からなる当接部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、主支持部材と交差して副支持部材(母屋)を架設し、この副支持部材で水上側面状体を支持することで、一般的な屋根の支持構造と同様の母屋を用いて水上側面状体を取り付けることができ、各部の部品や取付手順の標準化を図ることができる。さらに、副支持部材の上面に当接部を設け、この当接部を水上側面状体の屋根面材の下面に当接させれば、屋根面材の撓みを防止して風や積雪に対する強度を高めることができる。
また、本発明の屋根では、前記副支持部材は、前記主支持部材に沿った方向に延びるとともに当該主支持部材の上面に固定される長尺部材であり、この副支持部材に沿って前記水上側面状体の側方支持部材が支持されていてもよい。
さらに、本発明の屋根では、前記副支持部材は、前記主支持部材に沿った複数箇所に設置され当該主支持部材の上面に固定されるピース部材であり、これら複数の副支持部材に渡って前記水上側面状体の側方支持部材が支持されていてもよい。
この際、本発明の屋根では、前記一対の主支持部材の各々に設けられた前記一対の副支持部材間に渡って母屋材が架設され、この母屋材の上面には、前記水上側面状体の屋根面材の下面に当接可能な弾性体からなる当接部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、主支持部材に沿って副支持部材を設けた場合には、副支持部材が目立たないようにできて屋根の意匠性を高めることができ、さらに、副支持部材をピース部材とすれば、使用材料を削減して製造コストの低減を図ることができる。そして、副支持部材間に渡って架設した母屋材の上面に当接部を設け、この当接部を水上側面状体の屋根面材の下面に当接させれば、屋根面材の撓みを防止して風や積雪に対する強度を高めることができる。
さらに、本発明の屋根では、前記副支持部材は、前記主支持部材に沿った複数箇所に設置され当該主支持部材の上面に固定されるピース部材であり、これら複数の副支持部材に渡って前記水上側面状体の側方支持部材が支持されていてもよい。
この際、本発明の屋根では、前記一対の主支持部材の各々に設けられた前記一対の副支持部材間に渡って母屋材が架設され、この母屋材の上面には、前記水上側面状体の屋根面材の下面に当接可能な弾性体からなる当接部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、主支持部材に沿って副支持部材を設けた場合には、副支持部材が目立たないようにできて屋根の意匠性を高めることができ、さらに、副支持部材をピース部材とすれば、使用材料を削減して製造コストの低減を図ることができる。そして、副支持部材間に渡って架設した母屋材の上面に当接部を設け、この当接部を水上側面状体の屋根面材の下面に当接させれば、屋根面材の撓みを防止して風や積雪に対する強度を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1は、本発明の実施形態に係る屋根1を示す斜視図である。図2は、屋根1を示す側面図である。
図1および図2において、屋根1は、屋外に設けられるカーポートの空間上方を覆うものであって、地面から立設された2本の支柱2と、これらの支柱2の上端から略水平に延びる支持梁3と、これらの支持梁3の上側に固定される屋根本体4とを備えて構成されている。2本の支柱2のうち、車両が出入りする一方である前方側(図2の左側)の支柱2が他方である後方側(図2の右側)の支柱2よりも長く形成され、すなわち前方側の支持梁3が後方側の支持梁3よりも高い位置に設けられ、屋根本体4が前方から後方に向かって下がり勾配となる傾斜を有して設置されている。屋根本体4は、前方側の前枠5と、後方側の後枠6と、前枠5と後枠6とを連結する左右一対の側枠7と、前枠5と後枠6との間に架け渡される複数の主垂木8(後述する図3〜図6参照)と、前枠5、後枠6および側枠7を四周枠組みした内部かつ主垂木8の上側に支持された屋根面状体10とを備えて構成されている。そして、屋根本体4における前方側(前枠5側)が水上側とされ、後方側(後枠6側)が水下側とされ、水下側の端部に位置する後枠6には、屋根面状体10上に降った雨水等を集水して排水するための雨樋6A(図3参照)が設けられている。
図1および図2において、屋根1は、屋外に設けられるカーポートの空間上方を覆うものであって、地面から立設された2本の支柱2と、これらの支柱2の上端から略水平に延びる支持梁3と、これらの支持梁3の上側に固定される屋根本体4とを備えて構成されている。2本の支柱2のうち、車両が出入りする一方である前方側(図2の左側)の支柱2が他方である後方側(図2の右側)の支柱2よりも長く形成され、すなわち前方側の支持梁3が後方側の支持梁3よりも高い位置に設けられ、屋根本体4が前方から後方に向かって下がり勾配となる傾斜を有して設置されている。屋根本体4は、前方側の前枠5と、後方側の後枠6と、前枠5と後枠6とを連結する左右一対の側枠7と、前枠5と後枠6との間に架け渡される複数の主垂木8(後述する図3〜図6参照)と、前枠5、後枠6および側枠7を四周枠組みした内部かつ主垂木8の上側に支持された屋根面状体10とを備えて構成されている。そして、屋根本体4における前方側(前枠5側)が水上側とされ、後方側(後枠6側)が水下側とされ、水下側の端部に位置する後枠6には、屋根面状体10上に降った雨水等を集水して排水するための雨樋6A(図3参照)が設けられている。
〔第1実施形態〕
次に、第1実施形態に係る屋根本体4の構造を図3〜図7に基づいて説明する。
図3および図4は、それぞれ屋根本体4を示す縦断面図である。図5および図6は、それぞれ屋根本体4を簡略化して示す分解斜視図である。図7(A),(B)は、それぞれ屋根本体4の要部を拡大して示す縦断面図である。
屋根本体4において、前枠5、後枠6および側枠7は、それぞれ略同一高さ寸法を有したアルミ形材製の長尺部材であり、前枠5および側枠7は、中空断面を有して形成され、後枠6は、上方に開口した略コ字形断面を有して形成されている。そして、後枠6のコ字形溝部によって雨樋6Aが構成されている。また、側枠7は、図4に示すように、上部の断面寸法が小さくかつ下部の断面寸法が大きな全体段付き角筒状断面に形成されており、その下部の幅広断面部分7A(図7参照)の上側に屋根面状体10が支持されるようになっている。また、主垂木8は、アルミ形材製の長尺部材であり、前枠5、後枠6および側枠7と下端面が揃えられるとともに側枠7の幅広断面部分7Aと上端面が揃えられた角筒状断面を有して形成され、この主垂木8の上側に屋根面状体10が支持されるようになっている。以上の側枠7および主垂木8によって本発明の主支持部材が構成されている。
次に、第1実施形態に係る屋根本体4の構造を図3〜図7に基づいて説明する。
図3および図4は、それぞれ屋根本体4を示す縦断面図である。図5および図6は、それぞれ屋根本体4を簡略化して示す分解斜視図である。図7(A),(B)は、それぞれ屋根本体4の要部を拡大して示す縦断面図である。
屋根本体4において、前枠5、後枠6および側枠7は、それぞれ略同一高さ寸法を有したアルミ形材製の長尺部材であり、前枠5および側枠7は、中空断面を有して形成され、後枠6は、上方に開口した略コ字形断面を有して形成されている。そして、後枠6のコ字形溝部によって雨樋6Aが構成されている。また、側枠7は、図4に示すように、上部の断面寸法が小さくかつ下部の断面寸法が大きな全体段付き角筒状断面に形成されており、その下部の幅広断面部分7A(図7参照)の上側に屋根面状体10が支持されるようになっている。また、主垂木8は、アルミ形材製の長尺部材であり、前枠5、後枠6および側枠7と下端面が揃えられるとともに側枠7の幅広断面部分7Aと上端面が揃えられた角筒状断面を有して形成され、この主垂木8の上側に屋根面状体10が支持されるようになっている。以上の側枠7および主垂木8によって本発明の主支持部材が構成されている。
屋根面状体10は、屋根本体4全体のうち、水上側の略半分の範囲に設置される水上側屋根面状体10Aと、水下側の略半分の範囲に設置される水下側屋根面状体10Bと、水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとの間に設置され水上側から水下側に向かう方向と交差して延びる交差支持部材である中母屋11とを備えて構成されている。水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとは、水上側屋根面状体10Aよりも下方に水下側屋根面状体10Bが位置するような段差を有して設置されている。すなわち、側枠7の幅広断面部分7A上面および主垂木8の上面には、一対の側枠7間に渡って副支持部材としての水上側母屋12が適宜な間隔で複数本架設されており、水上側屋根面状体10Aは、水上側母屋12の上側に支持され、水下側屋根面状体10Bは、側枠7の幅広断面部分7Aおよび主垂木8の上面位置に支持されている。また、水下側屋根面状体10Bの下側において、側枠7と主垂木8との間および主垂木8同士の間には、水下側母屋13が適宜な間隔で複数本架設されている。
水上側屋根面状体10Aおよび水下側屋根面状体10Bは、ぞれぞれ複数(例えば、図1に示すように4枚)の屋根面材(屋根ふき材)であるパネル14(水上側パネル14Aおよび水下側パネル14B)と、両端側のパネル14の側端縁を挟持して支持する両端側の側方支持部材15と、互いに隣接したパネル14の側端縁を支持する中間部の側方支持部材16とを有して構成されている。パネル14は、透明または半透明の樹脂製板材であり、水上側から水下側に向かって長い長方形状に形成されている。なお、パネル14は、樹脂製に限らず、アルミ等の金属製であってもよいし、アルミと樹脂との複合材であってもよく、また透明や半透明ではなく不透明な板材であってもよい。そして、図3に示すように、水上側屋根面状体10Aにおいて、水上側パネル14Aの水上側端縁は、前枠5のパネル保持部5A,5Bに上下から把持されて支持され、水上側パネル14Aの水下側端縁は、中母屋11の第1支持部11Aに上下から把持されて支持されている。一方、水下側屋根面状体10Bにおいて、水下側パネル14Bの水上側端縁は、中母屋11の第2支持部11Bに上下から把持されて支持され、水下側パネル14Bの水下側端縁は、後枠6のパネル保持部6B,6Cに上下から把持されて支持されている。
また、図4に示すように、パネル14の側端縁を支持する側方支持部材15は、パネル14の下面に止水材を介して当接する第1側方支持部材15A(垂木)と、パネル14の上面に止水材を介して当接する第2側方支持部材15B(屋根ふき材押え)とを有して構成され、第1側方支持部材15Aに第2側方支持部材15Bがビス止め固定されることで、パネル14を挟持して支持するようになっている。そして、水上側屋根面状体10Aにおいて、側方支持部材15の第1側方支持部材15Aは、その水上側端部が前枠5に固定され、その中間位置が水上側母屋12の上側に固定されるとともに、その水下側端部が中母屋11に支持されており、第2側方支持部材15Bは、その側端縁に取り付けられた止水材を側枠7の内側面7B(図7参照)上部の突起7Cに当接させた状態で第1側方支持部材15Aに固定されている。また、水下側屋根面状体10Bにおいて、側方支持部材15の第1側方支持部材15Aは、側枠7の幅広断面部分7A上面に固定されており、第2側方支持部材15Bは、その水上側端縁を中母屋11のパッキンに当接させるとともに、その側端縁に取り付けた止水材を側枠7の内側面7B下部の突起7Dに当接させた状態で第1側方支持部材15Aに固定されている。すなわち、側枠7上部の内側面7Bには、上下2列の突起7C,7Dが形成されており、上側の突起7Cが水上側屋根面状体10Aにおける第2側方支持部材15Bの側方に位置し、下側の突起7Dが水下側屋根面状体10Bにおける第2側方支持部材15Bの側方に位置するように設けられている。
一方、隣接したパネル14の各側端縁を支持する中間部の側方支持部材16は、パネル14の下面に止水材を介して当接する第1側方支持部材16A(垂木)と、パネル14の上面に止水材を介して当接する第2側方支持部材16B(屋根ふき材押え)とを有して構成され、第1側方支持部材16Aに第2側方支持部材16Bがビス止め固定されることで、両側のパネル14を挟持して支持するようになっている。そして、水上側屋根面状体10Aにおいて、側方支持部材16の第1側方支持部材16Aは、その水上側端部が前枠5に固定され、その中間位置が水上側母屋12の上側に固定されるとともに、その水下側端部が中母屋11に支持されている。また、水下側屋根面状体10Bにおいて、側方支持部材16の第1側方支持部材16Aは、主垂木8の上面に固定されており、第2側方支持部材15Bは、その水上側端縁を中母屋11の第2支持部11Bに設けた弾性シール材に当接させた状態で第1側方支持部材16Aに固定されている。
以上の屋根本体4において、水上側母屋12は、主支持部材である側枠7および主垂木8と交差する方向に延びるとともに、主垂木8の上面に支持されて側枠7間に渡って架設されるアルミ形材製の長尺部材であって、この水上側母屋12の上側に水上側屋根面状体10Aの側方支持部材15,16が固定されている。そして、水上側母屋12の上面には、当接部としての弾性シール材12Aが取り付けられている。
一方、水下側母屋13は、水上側母屋12と同一断面を有したアルミ形材製の長尺部材であって、この水下側母屋13の上面には、当接部としての弾性シール材13Aが取り付けられている。
これらの水上側母屋12および水下側母屋13の弾性シール材12A,13Aは、側方支持部材15,16により押しつぶされて第1側方支持部材15A,16A下面に密接するとともに、それぞれ水上側屋根面状体10Aの水上側パネル14Aおよび水下側屋根面状体10Bの水下側パネル14B下面に当接するようになっている。このように弾性シール材12A,13Aがパネル14に当接することで、パネル14の撓みが防止できるようになっている。
一方、水下側母屋13は、水上側母屋12と同一断面を有したアルミ形材製の長尺部材であって、この水下側母屋13の上面には、当接部としての弾性シール材13Aが取り付けられている。
これらの水上側母屋12および水下側母屋13の弾性シール材12A,13Aは、側方支持部材15,16により押しつぶされて第1側方支持部材15A,16A下面に密接するとともに、それぞれ水上側屋根面状体10Aの水上側パネル14Aおよび水下側屋根面状体10Bの水下側パネル14B下面に当接するようになっている。このように弾性シール材12A,13Aがパネル14に当接することで、パネル14の撓みが防止できるようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、屋根本体4を構成する屋根面状体10の水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとに段差が形成されているので、この段差によって水上側屋根面状体10A上の雨水が水下側屋根面状体10B側に流れ、屋根全体として水上側から水下側に下がった水勾配が形成される。屋根面状体10が水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとに分割されているので、カーポート等の奥行き寸法(前枠5から後枠6へ至る長さ寸法)が大きい屋根1であっても、各面状体10A,10Bを構成するパネル14や側方支持部材15,16等の各部材の長さ寸法を小さくすることができる。従って、各部材を作業者が扱いやすくなり、例えば一人の作業者によって屋根1の組立作業を実施することも可能になり、施工性を向上させることができる。
(1)すなわち、屋根本体4を構成する屋根面状体10の水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとに段差が形成されているので、この段差によって水上側屋根面状体10A上の雨水が水下側屋根面状体10B側に流れ、屋根全体として水上側から水下側に下がった水勾配が形成される。屋根面状体10が水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとに分割されているので、カーポート等の奥行き寸法(前枠5から後枠6へ至る長さ寸法)が大きい屋根1であっても、各面状体10A,10Bを構成するパネル14や側方支持部材15,16等の各部材の長さ寸法を小さくすることができる。従って、各部材を作業者が扱いやすくなり、例えば一人の作業者によって屋根1の組立作業を実施することも可能になり、施工性を向上させることができる。
(2)また、水上側面状体10Aおよび水下側面状体10Bの各々の長さ寸法を適宜に設定することができるので、従来の屋根構造のように水勾配全長に渡る長さ寸法に屋根面材を形成したり、この屋根面材や垂木を曲面状に加工したりする必要がなくなり、パネル14や側方支持部材15,16の加工誤差や取付誤差が生じにくくできるとともに、かつ製造コストを低減することができる。さらに、水上側母屋12を用いて水上側面状体10Aが上方に位置する段差が形成されるので、水勾配に沿った傾斜や段差を主垂木8に形成する必要がなく、従来の支持材のような曲げ加工が不要になるため、製造コストのさらなる低減が可能になる。
(3)また、水上側母屋12および水下側母屋13の弾性シール材12A,13Aを、それぞれ水上側パネル14Aおよび水下側パネル14Bの下面に当接させ、これらのパネル14の撓みを防止したことで、風や積雪に対する強度を高めることができ、必要以上にパネル14の長さ寸法を短く形成する必要がなくなり、部材点数の削減を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る屋根本体4Aの構造を図8に基づいて説明する。
図8は、屋根本体4Aの一部を簡略化して示す分解斜視図である。
本実施形態の屋根本体4Aは、前記第1実施形態の屋根本体4と比較して副支持部材の構成が相違するもので、その他の構成は第1実施形態と略同一である。以下、相違点について詳しく説明する。
次に、第2実施形態に係る屋根本体4Aの構造を図8に基づいて説明する。
図8は、屋根本体4Aの一部を簡略化して示す分解斜視図である。
本実施形態の屋根本体4Aは、前記第1実施形態の屋根本体4と比較して副支持部材の構成が相違するもので、その他の構成は第1実施形態と略同一である。以下、相違点について詳しく説明する。
図8において、屋根本体4Aは、前記第1実施形態の屋根本体4と同様に主支持部材としての側枠7および主垂木8と、中母屋11とを備え、水下側面状体10B側においては、側方支持部材15が側枠7の幅広断面部分7A上面に固定され、側方支持部材16が主垂木8の上面に固定され、側枠7と主垂木8との間および主垂木8同士の間に水下側母屋13が架設されている。一方、水上側屋根面状体10A側において、側枠7の幅広断面部分7A上面および主垂木8上面のそれぞれに沿って、副支持部材としての副垂木17が設けられている。これらの副垂木17は、前枠5から中母屋11まで至る長さ寸法を有した断面角形中空状のアルミ形材製であって、適宜な固定手段によって側枠7および主垂木8に固定されている。そして、水上側屋根面状体10Aの側方支持部材15,16が副垂木17上に固定されている。また、隣接する副垂木17間には、水下側母屋13と同一断面を有した水上側母屋18が架設され、この水上側母屋18の上面には、前記水上側母屋12や水下側母屋13の弾性シール材12A,13Aと同様の弾性シール材(当接部)が取り付けられ、水上側パネル14Aの下面に当接するようになっている。
なお、本実施形態の屋根本体4Aにおいて、副垂木17と水上側母屋18とは、図9に示すように、水上側母屋18が通しで配置され、副垂木17が適宜に分割されて配置されていてもよい。すなわち、水上側母屋18が一対の側枠7間に渡って主垂木8の上側に架設され、この水上側母屋18位置にてが分割された複数の副垂木17が側枠7の幅広断面部分7A上面および主垂木8上面に固定されている。
さらに、屋根本体4Aにおいて、水上側母屋18は、図10に示すように省略されてもよく、このように水上側母屋18を省略しても、副垂木17によって水上側屋根面状体10Aを支持できるようになっている。
さらに、屋根本体4Aにおいて、水上側母屋18は、図10に示すように省略されてもよく、このように水上側母屋18を省略しても、副垂木17によって水上側屋根面状体10Aを支持できるようになっている。
このような本実施形態によれば、前記(1)〜(3)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(4)すなわち、副垂木17によって水上側屋根面状体10Aを支持すれば、主垂木8と側方支持部材15,16との隙間が副垂木17によって塞がれることで、屋根1の意匠性を高めることができる。さらに、水上側パネル14Aの大きさによっては水上側母屋18を省略することができ、屋根1を下方から見上げた場合や、透明なパネル14を採用して上方から見下げた場合の意匠性を一層向上させることができる。
(4)すなわち、副垂木17によって水上側屋根面状体10Aを支持すれば、主垂木8と側方支持部材15,16との隙間が副垂木17によって塞がれることで、屋根1の意匠性を高めることができる。さらに、水上側パネル14Aの大きさによっては水上側母屋18を省略することができ、屋根1を下方から見上げた場合や、透明なパネル14を採用して上方から見下げた場合の意匠性を一層向上させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る屋根本体4Bの構造を図11に基づいて説明する。
図11は、屋根本体4Bの一部を簡略化して示す分解斜視図である。
本実施形態の屋根本体4Bは、前記第1および第2実施形態の屋根本体4,4Aと比較して副支持部材の構成が相違するもので、その他の構成は第1および第2実施形態と略同一である。以下、相違点について詳しく説明する。
次に、第3実施形態に係る屋根本体4Bの構造を図11に基づいて説明する。
図11は、屋根本体4Bの一部を簡略化して示す分解斜視図である。
本実施形態の屋根本体4Bは、前記第1および第2実施形態の屋根本体4,4Aと比較して副支持部材の構成が相違するもので、その他の構成は第1および第2実施形態と略同一である。以下、相違点について詳しく説明する。
図11において、屋根本体4Bは、前記第1および第2実施形態の屋根本体4,4Aと同様に主支持部材としての側枠7および主垂木8と、中母屋11とを備え、水下側面状体10B側は、屋根本体4,4Aと略同一の構成を備えている。一方、屋根本体4Bにおける水上側屋根面状体10A側において、側枠7の幅広断面部分7A上面および主垂木8上面のそれぞれには、副支持部材としての複数のピース部材19が側枠7および主垂木8に固定されている。これらのピース部材19は、前記副垂木17を適宜な短尺状に切断したものであって、前枠5近傍、中母屋11近傍、および前枠5と中母屋11との中間部分の複数箇所に設置されている。そして、水上側屋根面状体10Aの側方支持部材15,16がピース部材19上に固定されている。また、中間部分の隣接するピース部材19間には、前記屋根本体4Aと同様の水上側母屋18が架設されている。
なお、本実施形態の屋根本体4Bにおいて、水上側母屋18は、図12に示すように省略されてもよく、このように水上側母屋18を省略しても、ピース部材19によって水上側屋根面状体10Aを支持できるようになっている。
なお、本実施形態の屋根本体4Bにおいて、水上側母屋18は、図12に示すように省略されてもよく、このように水上側母屋18を省略しても、ピース部材19によって水上側屋根面状体10Aを支持できるようになっている。
このような本実施形態によれば、前記(1)〜(3)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(5)すなわち、ピース部材19によって水上側屋根面状体10Aを支持すれば、副支持部材の長さを最小限にでき、使用材料を削減して製造コストのさらなる低減を図ることができる。さらに、水上側母屋18を省略することで、屋根1を下方から見上げた場合や、透明なパネル14を採用して上方から見下げた場合の意匠性を一層向上させることができる。
(5)すなわち、ピース部材19によって水上側屋根面状体10Aを支持すれば、副支持部材の長さを最小限にでき、使用材料を削減して製造コストのさらなる低減を図ることができる。さらに、水上側母屋18を省略することで、屋根1を下方から見上げた場合や、透明なパネル14を採用して上方から見下げた場合の意匠性を一層向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、カーポート等に設置される屋根1について説明したが、本発明の屋根としては、カーポート等に限らず、任意の場所に設置されるものでよく、また支柱2や支持梁3に支持されたものに限らず、建物の外壁面等から片持ち状に突出した庇等に用いられる屋根であってもよく、さらには適宜な支持材によって吊り下げ支持された屋根であってもよい。
また、前記実施形態では、屋根面状体10が水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとで構成され、一段の段差が設けられていたが、これに限らず、2段以上の複数の段差が設けられていてもよい。
例えば、前記実施形態においては、カーポート等に設置される屋根1について説明したが、本発明の屋根としては、カーポート等に限らず、任意の場所に設置されるものでよく、また支柱2や支持梁3に支持されたものに限らず、建物の外壁面等から片持ち状に突出した庇等に用いられる屋根であってもよく、さらには適宜な支持材によって吊り下げ支持された屋根であってもよい。
また、前記実施形態では、屋根面状体10が水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとで構成され、一段の段差が設けられていたが、これに限らず、2段以上の複数の段差が設けられていてもよい。
2段以上の段差を設けたものとしては、例えば、図13に示すような屋根本体4Cが例示できる。この屋根本体4Cでは、主支持部材としての側枠7や主垂木8の上面に前記図8の屋根本体4Aと同様の1段目の副垂木17が固定され、さらに副垂木17の上面に2段目の副垂木17が固定されている。そして、2段目の副垂木17上に水上側屋根面状体10Aが支持され、この水上側屋根面状体10Aの両側における1段目の副垂木17上に水下側屋根面状体10Bが支持されている。さらに、水下側屋根面状体10Bよりも水下側における側枠7や主垂木8の上面に最下段の水下側屋根面状体10Cが支持されている。
この屋根本体4Cのような構成を用いれば、水勾配の傾斜角度や片流れあるいは両流れの勾配など、任意の屋根勾配を有した屋根が設計可能となり、その場合でも前述した各効果を得ることができる。
この屋根本体4Cのような構成を用いれば、水勾配の傾斜角度や片流れあるいは両流れの勾配など、任意の屋根勾配を有した屋根が設計可能となり、その場合でも前述した各効果を得ることができる。
さらに、前記実施形態では、水上側屋根面状体10Aおよび水下側屋根面状体10Bが、それぞれ複数のパネル14、側方支持部材15,16を有して構成されていたが、側方支持部材15,16は、必須ではなく適宜省略されてもよい。すなわち、水上側屋根面状体10Aおよび水下側屋根面状体10Bを、それぞれ単一のパネル14で構成してもよく、この場合には、中間部の側方支持部材16が省略可能であり、またパネル14の側端縁を側枠7などで直接支持するようにすれば、両側の側方支持部材15が省略可能である。
また、前記実施形態では、水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとの間に中母屋11を設け、この中母屋11によって段差部分を連結したが、段差部分の連結構造としては任意の構造が利用できる。
また、前記実施形態では、水上側屋根面状体10Aと水下側屋根面状体10Bとの間に中母屋11を設け、この中母屋11によって段差部分を連結したが、段差部分の連結構造としては任意の構造が利用できる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…屋根、10…屋根面状体、10A…水上側屋根面状体、10B…水下側屋根面状体、12…水上側母屋(副支持部材)、12A…弾性シール材(当接部)、14…パネル(面材)、14A…水上側パネル、14B…水下側パネル、15,16…側方支持部材、17…副垂木(副支持部材)、18…水上側母屋(母屋材)、19…ピース部材(副支持部材)。
Claims (6)
- 水上側から水下側に向かって延びる少なくとも一対の主支持部材と、当該主支持部材の上側に支持される屋根面状体とを備えた屋根であって、
前記屋根面状体は、水上側に設置される水上側面状体と、この水上側面状体よりも水下側に設置される水下側面状体とを少なくとも有し、これらの水上側面状体および水下側面状体は、それぞれ屋根面材と、この屋根面材における前記主支持部材と平行な側端縁を支持する側方支持部材とを有して構成され、
前記水下側面状体の前記側方支持部材は、前記主支持部材上に支持され、前記水上側面状体の前記側方支持部材は、所定の高さ寸法を有した副支持部材を介して前記主支持部材上に支持され、前記水下側面状体に対して前記水上側面状体が上方に位置するような段差が設けられている屋根。 - 前記副支持部材は、前記主支持部材と交差する方向に延びるとともに当該一対の主支持部材間に渡って架設される長尺部材であり、この副支持部材に交差して前記水上側面状体の側方支持部材が支持されている請求項1に記載の屋根。
- 前記副支持部材の上面には、前記水上側面状体の屋根面材の下面に当接可能な弾性体からなる当接部が設けられている請求項2に記載の屋根。
- 前記副支持部材は、前記主支持部材に沿った方向に延びるとともに当該主支持部材の上面に固定される長尺部材であり、この副支持部材に沿って前記水上側面状体の側方支持部材が支持されている請求項1に記載の屋根。
- 前記副支持部材は、前記主支持部材に沿った複数箇所に設置され当該主支持部材の上面に固定されるピース部材であり、これら複数の副支持部材に渡って前記水上側面状体の側方支持部材が支持されている請求項1に記載の屋根。
- 前記一対の主支持部材の各々に設けられた前記一対の副支持部材間に渡って母屋材が架設され、この母屋材の上面には、前記水上側面状体の屋根面材の下面に当接可能な弾性体からなる当接部が設けられている請求項4または請求項5に記載の屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007143868A JP2008297771A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007143868A JP2008297771A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 屋根 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008297771A true JP2008297771A (ja) | 2008-12-11 |
Family
ID=40171533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007143868A Ceased JP2008297771A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008297771A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010070999A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Tostem Corp | 屋根の構造 |
JP2012140816A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 屋根パネルおよびその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004285661A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Ykk Ap株式会社 | 組立屋根 |
JP2005194795A (ja) * | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Bs Door Kk | プレハブ式建築物構築物等の屋根を構築する手段 |
-
2007
- 2007-05-30 JP JP2007143868A patent/JP2008297771A/ja not_active Ceased
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004285661A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Ykk Ap株式会社 | 組立屋根 |
JP2005194795A (ja) * | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Bs Door Kk | プレハブ式建築物構築物等の屋根を構築する手段 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010070999A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Tostem Corp | 屋根の構造 |
JP2012140816A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 屋根パネルおよびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5166988B2 (ja) | 屋根構造、建物ユニット及びユニット式建物 | |
JP4612555B2 (ja) | 組立屋根 | |
JP2004308402A (ja) | 簡易構造物 | |
JP4509960B2 (ja) | 外装構造の施工法 | |
JP2008274648A (ja) | 簡易建物の屋根 | |
JP2008297771A (ja) | 屋根 | |
JP5074234B2 (ja) | 屋外構造体 | |
JP5197494B2 (ja) | 簡易建物 | |
JP7159095B2 (ja) | 屋根構造体 | |
CN214480387U (zh) | 太阳能电池模块组件及屋顶结构 | |
JP4528752B2 (ja) | カーポート | |
JP2001227110A (ja) | 屋根用パネルの支持金具と屋根施工方法及び屋根用パネルユニット | |
JP4172715B2 (ja) | 壁付式屋外構造物 | |
JP4738300B2 (ja) | カーポート | |
JP4904177B2 (ja) | カーポート | |
JP2009162023A (ja) | カーポート | |
JP4447586B2 (ja) | カーポート | |
JP2003013564A (ja) | バルコニー | |
JP6827503B2 (ja) | 屋根 | |
JP6652390B2 (ja) | 屋外用構造物および屋外用構造物の施工方法 | |
JP3873278B2 (ja) | シェルター | |
JP7171381B2 (ja) | 簡易建物 | |
JP5192418B2 (ja) | 屋外構造体及びその組立方法 | |
JP7133402B2 (ja) | 簡易建物 | |
JP7138759B2 (ja) | 簡易構造物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090312 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110627 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110809 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20111220 |