JP2008297446A - コンティニュアス型インクジェットインク組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】非吸収性の被記録媒体に対して、密着性が良好で、かつ印字適性も良好なコンティニュアス型インクジェットインク組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも、顔料、顔料分散剤、結着樹脂、導電性付与剤、有機溶剤を含有するコンティニュアス型インクジェットインク組成物であって、前記結着樹脂として共重合体中に占めるビニルアルコール単位の割合が4〜7質量%であるアミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体を含有し、かつ、前記共重合体をコンティニュアス型インクジェットインク組成物中に2〜15質量%含有するコンティニュアス型インクジェットインク組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、非吸収性被記録媒体に対して、密着性が良好で、かつ印字適性も良好なコンティニュアス型インクジェットインク組成物に関する。
近年、インクジェットプリンターは、文字や画像の出力機器として、広く利用されている。
現在、インクジェットプリンターで利用されているインクジェット記録方式は、コンティニュアス方式とオンデマンド方式の2つに大別される。ここで、コンティニュアス方式とは、インク液滴を連続的に飛翔させ、電気的な力で飛翔進路を偏向させることにより、記録画像形成に必要なインク液滴のみを被記録媒体に着弾させ、残りのインク液滴を回収して繰り返し利用することを特徴とするインクジェット記録方式である。一方、オンデマンド方式とは、記録画像形成に必要なインク液滴のみを間欠的に飛翔させて、そのまま被記録媒体に着弾させることを特徴とするインクジェット記録方式である。
この様な原理上の違いから、コンティニュアス方式の記録装置は、インクを加圧下でノズルから直接噴射または超音波により小液滴として飛翔させる装置に加えて、飛翔進路を偏向させるための、インク液滴を帯電および偏向させる電極が必要となり、オンデマンド方式の記録装置と比較して、構成は複雑で大掛かりとなる。しかしながら、常にインク液滴を飛翔させておくと、タイミングを計って飛翔させるよりも応答性に優れるために、より高速での記録が可能となり、また、乾燥の速いインクを用いても、吐出信頼性が高いという特徴がある。そこで、大量の被記録媒体があり、長時間にわたって記録を行う分野、また、非吸収性の被記録媒体のために速乾燥性のインクが必要となる分野において、主に産業用として使用されている。
コンティニュアス方式に用いるインクジェット記録用インク組成物としては、従来、有機溶剤として、一般にトルエンやキシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサンや灯油等の脂肪族炭化水素等が使用されているが、これらの有機溶剤は沸点や引火点が低く、また、乾燥が速いためにノズル詰まりにつながり、また労働衛生や火災などの危険性の面においても、さらにインクの性能面においても問題がある。しかも、インク保存容器やプリンタなどの装置や部品の接液部を溶解もしくは膨潤させるという問題も生じていた。
また、この種のインクジェット記録用インク組成物は、ステンレス、アルミニウム、銅等の金属、ポリ塩化ビニルのチューブ管等のプラスチック、さらにセラミック、ガラス等の各種の非吸収性の被記録媒体にマーキングのための印字を行なうのに使用されるため、これらの被記録媒体に対する良好な密着性が要求されている。
従来、この種のインクジェット記録用インク組成物では、密着性を向上させる結着樹脂として、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂、ブチラール系樹脂等が使用されているが、密着性が未だ不十分であるという問題があった。
この問題点を解決するために、水酸基を有する塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂を使用するインクジェット記録用インク組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、水酸基を有する塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂を使用したインクジェット記録用インク組成物では、密着性は大幅に改善されるものの、波打った印字物が得られる等の印字適性に問題を有するものであった。
特開平06−240192号
そこで、本発明が解決しようとする課題は、非吸収性の被記録媒体に対して、密着性が良好で、かつ印字適性も良好なコンティニュアス型インクジェットインク組成物を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決すべく研究した結果、結着樹脂として、ビニルアルコール単位部分を共重合体中に4〜7質量%含有するアミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体を使用することにより、非吸収性の被記録媒体への密着性および印字適性を改善できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(1)少なくとも、顔料、顔料分散剤、結着樹脂、導電性付与剤、有機溶剤を含有するコンティニュアス型インクジェットインク組成物であって、前記結着樹脂として共重合体中に占めるビニルアルコール単位の割合が4〜7質量%であるアミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体を含有し、かつ、前記共重合体をコンティニュアス型インクジェットインク組成物中に2〜15質量%含有するコンティニュアス型インクジェットインク組成物に関する。
また、本発明は、(2)コンティニュアス型インクジェットインク組成物が、周波数1×103〜1×106Hzの範囲において、1.2×102〜1×101Ωのインピーダンス値を有するものである前記(1)項に記載のコンティニュアス型インクジェットインク組成物に関する。
また、本発明は、(3)上記コンティニュアス型インクジェットインク組成物の粘度が2〜5mPa・s(25℃)である前記(1)項または(2)項に記載のコンティニュアス型インクジェットインク組成物に関する。
本発明によれば、結着樹脂として、ビニルアルコール単位を共重合体中に4〜7質量%含有するアミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体を使用することにより、非吸収性の被記録媒体に対して、密着性が良好で、かつ印字適性も良好なコンティニュアス型インクジェットインク組成物が提供される。
以下に、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明のコンティニュアス型インクジェットインク組成物(以下、単にインク組成物と記載することもある)に使用する着色剤としては、印刷技術分野で一般に使用されているカーボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛等の無機顔料、アゾ系顔料、ジオキサジン顔料、キナクリドン顔料、ニトロ系顔料、フタロシアニン顔料、各種染料のレーキ等の有機顔料が挙げられる。ただし、本発明に使用し得る顔料は、これらに限定されるものではない。これら着色剤は単独でまたは2種以上を混合して使用できる。
これら顔料のインキ組成物中の含有量は、0.1〜15質量%の範囲が好ましい。顔料の含有量が0.1質量%未満では、色濃度が低下し、一方15質量%を超えるとインク粘度や流動性の面から使用が困難となる。
本発明のインク組成物に使用する顔料分散剤としては、印刷技術分野で使用されているものが使用できるが、その中でも高分子分散剤を使用することが好ましく、カルボジイミド系分散剤、ポリエステルアミン系分散剤、脂肪酸アミン系分散剤、変性ポリアクリレート系分散剤、変性ポリウレタン系分散剤、ポリカルボン酸系分散剤、多鎖型高分子非イオン系分散剤、高分子イオン活性剤等が挙げられる。ただし、本発明に使用し得る顔料分散剤は、これらに限定されるものではない。これら顔料分散剤は単独でまたは2種以上を混合して使用できる。
これら顔料分散剤の使用量は、使用する全顔料100質量部に対して、通常1〜200質量部、好ましくは1〜60質量部である。顔料分散剤の使用量が前記範囲未満では、顔料分散性が低下し、一方前記範囲を超えて含有させることもできるが、それ以上効果が向上されない傾向がある。
本発明のインク組成物に使用する導電性付与剤としては、従来から使用されているものが使用でき、具体的には、無機塩類、アミンの塩酸塩類、アニオンが有機アニオンである第4級アンモニウム塩、アゾ鉄錯体、トリアリルスルホニウム塩およびその誘導体、ジアリルヨウドニウム塩およびその誘導体等を挙げることができる。
なお、これら導電性付与剤は、周波数が1×103〜1×106Hzの範囲において、インキ組成物のインピーダンスが1.2×102〜1×101Ωとなる量で使用するのが好ましい。ここで、インク組成物のインピーダンスは、周波数応答アナライザ(FRA)1255型と誘電率測定用インターフェイス1296型(どちらも英国ソーラント社製)を使用してインキ組成物のサンプル2ml、電圧200mVの交流下で測定したインピーダンスの値である。
上記の条件でインピーダンスの値が前記範囲を超える場合は、吐出安定性が低下し、目的とする場所に印字できなくなる等の問題が生じる。
これら導電性付与剤の好ましいものとしては、例えば、トリアリルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート塩およびその誘導体、トリアリルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩およびその誘導体等のトリアリルスルホニウム塩およびその誘導体、ジアリルヨウドニウムヘキサフルオロホスフェート塩およびその誘導体、ジアリルヨウドニウムテトラフルオロボレート塩およびその誘導体等のジアリルヨウドニウム塩およびその誘導体が挙げられる。
前記トリアリルスルホニウム塩およびその誘導体には、一般式(1)で表される化合物、一般式(2)で表される化合物が含まれる。
Figure 2008297446
(式中、R1、R2、R3、R4は同一または異なって水素原子または有機基を表し、X-はPF6 -またはSbF6 -を表す)。
Figure 2008297446
(式中、R5、R6、R7は同一または異なって水素原子または有機基を表す。ただし、R5、R6、R7は同時に水素原子を表すことはない。X-はPF6 -またはSbF6 -を表す)。
前記一般式(1)において、R1、R2、R3、R4で表される有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の低級アルキル基、置換された低級アルキル基等が挙げられる。低級アルキル基の置換基としては、ヒドロキシル基、アルコキシル基等が挙げられる。
前記一般式(2)において、R5、R6で表される有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の低級アルキル基、置換された低級アルキル基等が挙げられる。低級アルキル基の置換基としては、ヒドロキシル基、アルコキシル基等が挙げられる。R7で表される有機基としては、前記の未置換または置換アルキル基、あるいは未置換または置換されたアリールチオ基等が挙げられる。
前記ジアリルヨウドニウム塩およびその誘導体には、一般式(3)で表される化合物が含まれる。
Figure 2008297446
(式中、R9、R10は同一または異なって水素原子または有機基を表し、Y-はPF6 -またはBF4 -を表す)。
一般式(3)において、R9、R10で表される有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の低級アルキル基、置換された低級アルキル基等が挙げられる。低級アルキル基の置換基としては、ヒドロキシル基、アルコキシル基等が挙げられる。
前記導電性付与剤の具体例としては、下記の式(1a)、(1b)、(1c)、(2a)、(2b)、(3a)、(3b)で表される化合物等が挙げられる。
Figure 2008297446
Figure 2008297446
前記導電性付与剤の市販品としては、UVACURE1590〔前記式(1a)で表される化合物と前記式(2a)で表される化合物の混合物、ダイセル・サイテック(株)製〕、イルガキュア250〔前記式(3a)で表される化合物、チバスペシャルティー(株)製〕、アデカオプトマーSP−170〔前記式(1c)で表される化合物、(株)ADEKA製〕、アデカオプトマーSP−172〔前記一般式(1)に含まれる化合物、(株)ADEKA製〕、アデカオプトマーSP−150〔前記式(1b)で表される化合物、(株)ADEKA製〕、cata211〔前記式(3b)に含まれる化合物、荒川化学工業(株)製〕等がある。
本発明のインク組成物に使用する結着樹脂としては、印字適性や密着性の点から、共重合体中に占めるビニルアルコール単位の割合が4〜7質量%であるアミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体が使用される。
共重合体中に占めるビニルアルコール単位の割合が4質量%未満では、密着性が低下する傾向があり、一方7質量%を超えると、印字品質が低下する傾向がある。
また、前記アミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体は、アミノ基含有単位を共重体中に含有するものであり、該アミノ基含有単位の含有量は共重体中に、0.1〜5質量であることが好ましい。アミノ基含有単位の割合が前記範囲未満では、印字品質が低下する傾向がある。
さらに、前記アミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体においては、塩化ビニル単位と酢酸ビニル単位とが、質量比で塩化ビニル単位/酢酸ビニル単位=80/20〜99/1となる範囲で含有されるのが好ましい。
前記アミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体は数平均分子量が10,000〜50,000の範囲にあるものが好ましい。数平均分子量が前記範囲を超える粘度が上昇しノズルからの吐出が困難となる傾向にある。
本発明のアミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体は、例えば、塩化ビニルと酢酸ビニルとアミノ基含有エチレン性二重結合モノマーの共重合体を得、これをケン化して酢酸ビニル単位の一部をビニルアルコール単位に変換してアミノ基含有単位とすることにより得ることができる。前記アミノ基含有エチレン性二重結合モノマーとしては、一般式(4):
Figure 2008297446
(式中、R11は水素原子またはメチル基、R12、R13は独立に一価の炭化水素基であり、mは1〜6の整数である。)で表される(メタ)アクリル酸ジアルキルアミノアルキルエステルが挙げられる。前記一般式(4)において、式:(CH2)mで示されるアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、ブチレン基等が挙げられる。R12、R13で示される一価の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の炭素原子数1〜4のアルキル基等が挙げられる。前記一般式(4)で表される前記アミノ基含有エチレン性二重結合モノマーの具体例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記アミノ基含有エチレン性二重結合モノマーとしては、前記一般式(4)で表されるモノマー以外に、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、アクリルアミド等も使用可能である。
本発明のアミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系重合体を製造する他の方法としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体をアミン化合物の存在下にケン化/アミン変性法により処理して、酢酸ビニル単位の一部をビニルアルコール単位に変換すると共に、塩化ビニル単位の塩素原子の一部とアミン化合物を反応させてアミノ基を側鎖に導入してアミノ基含有単位とする方法が挙げられる。前記アミン化合物としては、脂肪族アミン、脂環式アミン、芳香族アミン等が挙げられる。具体的には、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、エタノールアミン、ナフチルアミン、アニリン、O−トルイジン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジオクチルアミン、ジエタノールアミン、N−メチルアニリン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリイソブチルアミン、N−メチルジフェニルアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
前記アミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系重合体の市販品としては、ソルバインTAO、ソルバインTAOL(以上日信化学工業(株)製)等を挙げることができる。
前記アミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系重合体のインク組成物中の含有量は、2〜15質量%であるのが好ましい。該アミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系重合体の含有量が2質量%未満では、非吸収性被記録媒体との密着性ないし接着性が低下し、一方15質量%を超えると粘度が上昇しノズルからの吐出が困難になる。
本発明では、性能が低下しない範囲で、前記アミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体以外の樹脂を併用することができる。併用できる樹脂としては、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、ロジン系樹脂、ロジンエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、石油樹脂、クマロンインデン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ系樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、ブチラール樹脂、マレイン酸樹脂、フマル酸樹脂等が挙げられる。
本発明のインク組成物に使用する有機溶剤としては、本発明で使用する前記顔料分散剤、前記結着樹脂、前記導電性付与剤を溶解できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、アミルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール、ジアセトンアルコール等の1価のアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール等の2価のアルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキルエーテル類、エチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールモノアセテート等のアルキレングリコールモノアセテート類、エチレングリコールモノメチルエーテルモノアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルモノアセテート等のアルキレングリコールモノアルキルエーテルモノアセテート類、乳酸メチル、乳酸ブチル等の乳酸アルキルエステル類、γ−ブチロラクトン等のラクトン類、ジメチルケトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、アミド類、モルホリン、ピリジン等の含窒素化合物等が例示できる。ただし、本発明に使用できる有機溶剤は、これらに限定されるものではない。これら溶剤は単独でまたは2種以上を混合して使用できる。特に、インクの電気伝導度およびインク乾燥性を高める有機溶剤として、メチルエチルケトン、あるいはメタノールまたはエタノールを含有する有機溶剤が好ましいが、前記導電性付与剤が、メチルエチルケトン、あるいはメタノールまたはエタノールに溶解しない場合は、導電性付与剤が溶解する有機溶剤を適量加える。
さらに本発明のインク組成物には、必要に応じて、粘度調整剤、防錆剤、消泡剤、インク着弾時のドットの拡がりを防止する目的および印刷皮膜の耐摩擦性等の皮膜性能を高めるために、シリコーン系界面活性剤、フッ素含有界面活性剤等の添加剤を加えることもできる。
次に上記構成材料から本発明のコンティニュアス型インクジェットインク組成物を製造する方法について説明する。
例えば、有機溶剤の一部に顔料分散剤を溶解させて溶液とし、これに顔料等を混合攪拌し、練肉機で練肉してベースインクを調製し、このベースインクに、結着樹脂、導電性付与剤を溶解させた有機溶剤の残り、さらに必要に応じてその他の添加剤を添加混合する方法等が利用できるが、これらに限定されるものではない。
前記練肉機としては、例えば、湿式サーキュレーションミル、ビーズミル、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテーター、ヘンシェルミキサー、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザー、パールミル、高圧分散機等を挙げることができ、より微細に顔料を分散させる必要があることから、前記機種の中でも湿式サーキュレーションミルが好ましい。
なお、上記の優れたインキ組成物の吐出安定性および画像形成性を達成するためには、インク組成物の粘度が2〜5mPa・s(25℃)であることが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、特にことわりのない限り、「部」、「%」はそれぞれ「質量部」、「質量%」をそれぞれ表す。
実施例1〜3および比較例1〜7
<ベースインク>
高分子分散剤としてPB821(味の素(株)製)の8部をメチルエチルケトン72部に溶解し、これに顔料としてカーボンブラックMA−7(三菱化学(株)製)20部を加え攪拌混合した後、ビーズミルを用いて練肉し、ベースインクを得た。
<コンティニュアス型インクジェットインク組成物の調製>
表1に示す組成物(各成分の配合比率は%である)を密閉容器中で、攪拌し均一に溶解し、10μmのメンブランフィルターで濾過して、実施例1〜3および比較例1〜7のコンティニュアス型インクジェットインク組成物を得た。
表1における材料は以下のとおりである。
ソルバインTAOL(日信化学工業(株)製、塩化ビニル単位/酢酸ビニル単位/ビニルアルコール単位/アミノ基含有単位=89/2/6/3質量比、数平均分子量:14,000)
VAGH(ダウケミカル社製、塩化ビニル単位/酢酸ビニル単位/ビニルアルコール単位=90/4/6質量比)
VAGD(ダウケミカル社製、塩化ビニル単位/酢酸ビニル単位/ビニルアルコール単位=90/4/6質量比)
VAGF(ダウケミカル社製、塩化ビニル単位/酢酸ビニル単位/ビニルアルコール単位=81/4/15質量比)
VYHD(ダウケミカル社製、塩化ビニル単位/酢酸ビニル単位=86/14質量比)
ニトロセルロース(エス・エヌ・ピー・イージャパン(株)製)
PMAc:プロピレングリコールメチルエーテルアセテート
BYK333:ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(ビックケミー社製)
導電性付与剤:UACURE1590(ダイセル・サイテック社製)
<性能評価>
実施例1〜3および比較例1〜7のコンティニュアス型インクジェットインク組成物の粘度、インピーダンス、吐出安定性、密着性、画像品質を以下の方法により測定、評価した。それらの結果を表1に示す。
[粘度]
東京計器(株)製ELD型粘度計を用い、測定温度25℃、測定回転数100rpmにて測定した。
[インピーダンス]
周波数応答アナライザ(FRA)1255型と誘電率測定用インターフェイス1296型(どちらも英国ソーラント社製)の測定用セルに実施例1〜3および比較例1〜7の各コンティニュアス型インクジェットインク組成物を2ml入れて、200mVの交流下、周波数1MHz〜50mHzの範囲でインピーダンスを測定した。いずれのコンティニュアス型インクジェットインク組成物も、周波数が1×103〜1×106Hzの範囲において、インピーダンスが1.2×102〜1×101Ωの範囲であった。
[吐出安定性]
被記録媒体であるステンレス板(市販品)、ポリ塩化ビニルチューブ(市販品)にコンティニュアス方式インクジェットプリンター(ドミノ社製A300)を用いて室温下で100時間連続運転で印字した。
A:連続運転中、文字が波打たずにきれいに印字される
B:連続運転中、文字が波打ちして印字される
C:文字が印字されるが判読しがたい
D:文字が全く印字されない
[密着性]
被記録媒体であるステンレス板(市販品)、ポリ塩化ビニルチューブ(市販品)にコンティニュアス方式インクジェットプリンター(ドミノ社製A300)を用いて室温下で印字した後、住友スリーエム(株)製スコッチテープ(製品番号:BK−24、スコッチ:登録商標)を用い、剥離テストを行った。
A:剥離ないもの
B:パターンの一部に剥離が発生するもの
C:パターンの多くに剥離があるもの
[画像評価]
被記録媒体であるステンレス板(市販品)、ポリ塩化ビニルチューブ(市販品)にコンティニュアス方式インクジェットプリンター(ドミノ社製A300)を用いて室温下でアルファベット文字を印字し、次の基準にしたがって評価した。
A:文字が波打たずにきれいに印字される
B:文字が波打ちして印字される
C:文字が印字されるが判読しがたい
D:文字が全く印字されない
Figure 2008297446

Claims (3)

  1. 少なくとも、顔料、顔料分散剤、結着樹脂、導電性付与剤、有機溶剤を含有するコンティニュアス型インクジェットインク組成物であって、前記結着樹脂として共重合体中に占めるビニルアルコール単位の割合が4〜7質量%であるアミノ基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体を含有し、かつ、前記共重合体をコンティニュアス型インクジェットインク組成物中に2〜15質量%含有するコンティニュアス型インクジェットインク組成物。
  2. 前記コンティニュアス型インクジェットインク組成物が、周波数1×103〜1×106Hzの範囲において、1.2×102〜1×101Ωのインピーダンス値を有するものである請求項1記載のコンティニュアス型インクジェットインク組成物。
  3. 前記コンティニュアス型インクジェットインク組成物の粘度が2〜5mPa・s(25℃)である請求項1または2に記載のコンティニュアス型インクジェットインク組成物。
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