JP2008297421A - 非球状型共重合体ラテックスおよびそれからなる紙塗工用共重合体ラテックス - Google Patents

非球状型共重合体ラテックスおよびそれからなる紙塗工用共重合体ラテックス Download PDF

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Abstract

【課題】 塗工・製造時の流動性および機械的安定性が良好で、かつドライピック強度、再分散性に優れた塗工紙を提供し得る紙塗工用バインダーとして有用な非球状型共重合体ラテックスを提供すること。
【解決手段】 (a)脂肪族共役ジエン系単量体20〜69.5重量部、(b)水溶性エチレン系単量体0.5〜10重量部、並びに(c)前記(a)成分および(b)成分と共重合可能な他のビニル系単量体30〜79.5重量部(但し、(a)+(b)+(c)=100重量部)を乳化重合してなる非球状型共重合体ラテックスであり、下記関係式(1)に示すその円形度(ε)が0.80〜0.94の範囲にあることを特徴とする非球状型共重合体ラテックス。
円形度(ε)=4*π*面積/(周囲長)2 (1)
【選択図】 なし

Description

本発明は、非球状型共重合体ラテックスに関するものである。さらに詳しくは、塗工・製造時の流動性および機械的安定性が良好で、かつドライピック強度、再分散性に優れた塗工紙を提供し得る紙塗工用バインダーとして有用な非球状型共重合体ラテックスおよびそれからなる紙塗工用共重合体ラテックスに関するものである。
塗工紙は塗工原紙の表面に紙用塗被組成物を塗布、乾燥して製造される。塗工紙は印刷物に広く利用され、高品質の塗工紙を得るために顔料と水性バインダーとを主成分とした紙用塗被組成物の研究・改良が進められている。水性バインダーとしてはデンプンなどの天然バインダーやスチレンーブタジエン系共重合体ラテックスの合成エマルションバインダーが広く用いられており、このバインダーの性能が塗工紙最終製品の品質に占める割合は大きいとされている。
近年、紙加工分野において高速塗工化、高生産化が進められている中、塗工紙に対しても従来より高い品質が求められている。すなわち、紙用塗被組成物には塗工時の性能として、高せん断下での優れた流動性および良好な機械的安定性、さらにはたとえバッキングロールを汚したとしてもすぐに取り除ける高再分散性(ロール洗浄性)が要求され、塗工紙には高いレベルのドライピック強度、印刷光沢などの高品質化が求められている。
そのため、紙塗工用に使用されているスチレンーブタジエン系共重合体ラテックスの品質設計や製造方法に関してはさまざまな検討がされ、技術改良が紹介されている。
一般的にはラテックス中のエチレン系不飽和カルボン酸などの使用量を多くすることで機械的安定性は向上するが、塗料粘度が著しく悪化し、単に使用量を多くすることは高速塗工化には適さないことが知られている。
また、例えば、特開平2003−268019号公報(特許文献1)によると、特定組成の単量体を二段階以上に分割して乳化重合するにおいて、特定の種類の単量体組成を重合する第一工程(A)と残りの単量体組成を重合する工程(B)からなり、該工程中特定の期間の重合転化率を制御することで、塗工紙のピック強度、湿潤ピック強度および耐ブリスター性との高度なバランスを有し、さらに耐ベタツキ性、ロール汚れ洗浄性、ウエットラブ特性といった塗工紙の製造工程における耐ロール汚れ適性にも優れた性能を付与するとの技術開示がある。
また、特開平10−245450号公報(特許文献2)によると、水溶性エチレン系単量体と水溶性重合開始剤の使用割合を調整することで、高濃度・高速塗工時の流動性と機械的安定性に優れ、かつ塗工紙性能および塗工操業性に優れた共重合体ラテックス、およびこれを用いた紙塗工用組成物を提供するとの技術開示がある。
しかし、これらのさまざまな改良技術は、紙塗工用共重合体ラテックスに要求される高レベルの品質を満足するに至っておらず、更なる改良が強く求められていた。
特開平2003−268019号公報 特開平10−245450号公報
本発明の目的は、塗工・製造時の流動性および機械的安定性が良好で、かつドライピック強度、再分散性に優れた塗工紙を提供し得る紙塗工用バインダーとして有用な非球状型共重合体ラテックスを提供することにある。
本発明者らは、上述の問題点を解決するため鋭意検討した結果、特定の単量体組成からなる共重合体ラテックスであって、該共重合体ラテックス粒子の円形度に着眼点を置き、本発明を完成するにいたった。
すなわち、本発明は、(a)脂肪族共役ジエン系単量体20〜69.5重量部、(b)水溶性エチレン系単量体0.5〜10重量部、並びに(c)前記(a)成分および(b)成分と共重合可能な他のビニル系単量体30〜79.5重量部(但し、(a)+(b)+(c)=100重量部)を乳化重合してなる非球状型共重合体ラテックスであり、下記関係式(1)に示すその円形度(ε)が0.80〜0.94の範囲にあることを特徴とする非球状型共重合体ラテックスを提供するものである。
円形度(ε)=4*π*面積/(周囲長)2 (1)
本発明によれば、特定の円形度を有する非球状型共重合体ラテックスを使用することによって、塗工・製造時の流動性および機械的安定性が良好で、かつドライピック強度、再分散性に優れた塗工紙を提供し得る紙塗工用バインダーが得られるという効果を奏する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における非球状型共重合体ラテックスを構成する脂肪族共役ジエン系単量体としては、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−クロル−1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタジエン類、置換および側鎖共役ヘキサジエン類などが挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。特に1,3−ブタジエンの使用が好ましい。脂肪族共役ジエン系単量体は使用する単量体合計100重量部に対して20〜69.5重量部の範囲で使用することができる。脂肪族共役ジエン系単量体の使用量が20重量部より少ない場合は、ドライピック強度が低くなり、使用量が69.5重量部を超える場合は、再分散性が悪くなる。
エチレン系不飽和カルボン酸単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などのモノまたはジカルボン酸(無水物)を挙げることができる。エチレン系不飽和カルボン酸単量体は使用する単量体合計100重量部に対して0.5〜10重量部の範囲で使用することができる。エチレン系不飽和カルボン酸単量体の使用量が0.5重量部より少ない時は、得られる共重合体ラテックスの機械的安定性および放置安定性が低下し、10重量部を超える時は得られる共重合体ラテックスの粘度が高くなり取り扱いが困難となる。
上記脂肪族共役ジエン系単量体およびエチレン系不飽和カルボン酸単量体と共重合可能な他の単量体としては、芳香族ビニル単量体、不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体、ヒドロキシアルキル基を含有する不飽和単量体、シアン化ビニル単量体、不飽和カルボン酸アミド単量体が挙げられる。
芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、メチルα−メチルスチレン、ビニルトルエンおよびビニルベンゼンなどが挙げられ、1種または2種以上用いることができる。特にスチレンが好ましい。
不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体としては、メチルアクリルレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、グリシジルメタクリレート、ジメチルフマレート、ジエチルフマエート、ジメチルマレート、ジエチルマレート、ジメチルイタコネ−ト、モノメチルフマレート、モノエチルフマレート、2−エチルヘキシルアクリレート、等が挙げられ、1種または2種以上用いることが出来る。特にメチルメタアクリルレートが好ましい。
ヒドロキシアルキル基を含有する不飽和単量体としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジ−(エチレングリコール)マレエート、ジ−(エチレングリコール)イタコネート、2−ヒドロキシエチルマレエート、ビス(2−ヒドロキシエチル)マレエート、2−ヒドロキシエチルメチルフマレートなどが挙げられ、1種または2種以上用いることができる。特に2−ヒドロキシエチルアクリレートが好ましい。
シアン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニトリル、α−エチルアクリロニトリルなどが挙げられ、1種または2種以上用いることができる。特にアクリロニトリルが好ましい。
不飽和カルボン酸アミド単量体としては、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−メチロールジメチルアクリルアミドなどが挙げられ、1種または2種以上用いることができる。特にアクリルアミドが好ましい。
さらに、上記の単量体のほかに、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の脂肪酸ビニルエステル類、アミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン等の塩基性単量体、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどを使用することができる。
本発明における共重合体ラテックスの乳化重合においては、公知の乳化剤、連鎖移動剤、重合開始剤、還元剤を使用することができる。
乳化剤として、高級アルコールの硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルエーテル型スルホン酸塩、脂肪族スルホン酸塩、脂肪族カルボン酸塩、非イオン性界面活性剤の硫酸エステル塩などのアニオン性界面活性剤あるいはポリエチレングリコールのアルキルエステル型、アルキルフェニルエーテル型、アルキルエーテル型などのノニオン性界面活性剤が1種または2種以上で用いることができる。
連鎖移動剤としては、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、t−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ステアリルメルカプタン等のアルキルメルカプタン、ジメチルキサントゲンサルファイド、ジイソプロピルキサントゲンジサルファイド等のキサントゲン化合物や、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド等のチウラム化合物、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、スチレン化フェノール等のフェノール系化合物、アリルアルコール等のアリル化合物、ジクロルメタン、ジブロモメタン、四塩化炭素、四臭化炭素等のハロゲン化炭化水素化合物、α−ベンジルオキシスチレン、α−ベンジルオキシアクリロニトリル、α−ベンジルオキシアクリアミド等のビニルエーテル、α−メチルスチレンダイマー、ターピノレン、トリフェニルエタン、ペンタフェニルエタン、アクロレイン、メタアクロレイン、チオグリコール酸、チオリンゴ酸、2−エチルヘキシルチオグリコレート等が挙げられ、1種または2種以上用いることができる。
これらの連鎖移動剤の使用量については何ら制限はなく、共重合ラテックスに求められる性能に応じて適宜調整することができるが、好ましくは単量体混合物100重量部に対して0.05〜5重量部の範囲である。
重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の水溶性重合開始剤、クメンハイドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、t−ブチルハイドロパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド等の油溶性重合開始剤を適宜用いることができる。特に過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムの水溶性重合開始剤の使用が好ましい。さらに、本発明において好ましく用いられる還元剤の具体例としては、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、ピロ亜硫酸塩、亜ニチオン酸塩、ニチオン酸塩、チオ硫酸塩、ホルムアルデヒドスルホン酸塩、ベンズアルデヒドスルホン酸塩、また、L−アスコルビン酸、酒石酸、クエン酸などのカルボン酸類、更にはデキストロース、サッカロースなどの還元糖類、更にはジメチルアニリン、トリエタノールアミンなどのアミン類が挙げられる。
本発明においては、上記共重合体ラテックスの乳化重合に際し、さらに環内に1個の不飽和結合を有する不飽和環状炭化水素を使用することが好ましい。このような環内に1個の不飽和結合を有する不飽和環状炭化水素としては、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、4−メチルシクロヘキセン、1−メチルシクロヘキセン等が挙げられるが、特にシクロヘキセンが好ましい。また、その他にペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン等の飽和炭化水素、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン等の不飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素などの炭化水素化合物を併用しても良い。これら化合物の使用量は単量体合計100重量部に対して0.1〜40重量部であることが好ましい。
本発明における各種成分の添加方法については特に制限するものではなく、一括添加方法、分割添加方法、連続添加方法の何れでも採用することができる。また、その乳化重合方法においても特に制限はなく、一段重合、ニ段重合又は多段階重合等何れでも採用することができる。更に、乳化重合において、常用の電解質、重合促進剤、キレート剤等を使用することができる。
本発明における非球状型共重合体ラテックスは、下記関係式(1)に示すその円形度(ε)が0.80〜0.94の範囲にあることが必要である。
円形度(ε)=4*π*面積/(周囲長)2 (1)
この円形度については後述する[0041]に記載された方法により測定されたものであるが、この円形度が0.80未満では粒子表面積が大きくなり過ぎ、粒子安定性を維持するため多大な乳化剤が必要になり好ましくなく、また0.94を超えるとドライピック強度ならびに紙塗工用組成物の流動性が低下するため好ましくない。また、このような円形度を有する非球状型共重合体ラテックスは、例えば重合の初期段階と重合後期に添加する単量体のSP値(溶解度パラメータ)を変えること、具体的には二段重合等の多段重合における重合初期と重合後期に添加する単量体のSP値を0.5以上、さらに好ましくは1.0以上設けることで製造することができる。
また、本発明における非球状型共重合体ラテックスは、その数平均粒子径は50〜150nmであり、かつ、物性バランス向上の面からガラス転移点が2つ以上存在し、1つのガラス転移点は(Tg1)はかならず−5〜45℃の範囲にあることが再分散性を維持するために好ましい。共重合体ラテックスの数平均粒子径については、使用する乳化剤量により調整することができる。また、共重合体ラテックスのガラス転移点については、例えば重合の初期段階と重合後期に添加する単量体の理論的ガラス転移温度(理論Tg:高分子科学序論、第2版第172頁(1981年発行))を変えること、具体的には二段重合等の多段重合における重合初期と重合後期に添加する単量体の理論Tgを5℃以上、好ましくは10℃以上乖離させ、かつ何れかの理論Tgを−5〜45℃の範囲に設定することにより製造することができる。
上述の非球状型共重合体ラテックスは、特に紙塗工用共重合体ラテックスとして使用することが好ましい。
通常、顔料と上述の共重合体ラテックスとから紙塗工用組成物を得ることが出来る。紙塗工用組成物を調整する際は、顔料100重量部に対し該共重合体ラテックスが固形物換算で2〜100重量部、好ましくは5〜30重量部使用され、さらに必要に応じてその他の結合剤0〜30重量部とともに水性分散液として調整される。
ここで、顔料としては、カオリンクレー、タルク、硫酸バリウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、サチンホワイト等の無機顔料、あるいはポリスチレンラテックスのような有機顔料が挙げられ、これらは単独または混合して使用される。
また、必要に応じて澱粉、酸化澱粉、エステル化澱粉等の変性澱粉、大豆蛋白、カゼイン等の天然バインダー、あるいはポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルラテックス、アクリル系ラテックス等の合成ラテックスを使用してもよい。
さらに紙塗工用組成物を調整するには、さらにその他の助剤、例えば分散剤(ピロリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等)、消泡剤(ポリグリコール、脂肪酸エステル、リン酸エステル、シリコーンオイル等)、レべリング剤(ロート油、ジシアンジアミド、尿素等)、防腐剤、耐水化剤、離型剤(ステアリン酸カルシウム、パラフィンエマルジョン等)、蛍光染料、カラー保水性向上剤(カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等)を必要に応じて添加することができる。
紙塗工用組成物を塗工用紙へ塗工する方法は、公知の技術、例えばエアナイフコーター、ブレードコーター、ロールーコーター、バーコーター等の塗工機によって行われる。また、塗工後は表面を乾燥し、カレンダーリングなどにより仕上げる。
以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの実施例に限定されるものでない。なお実施例中、割合を示す部および%は重量基準によるものである。
(共重合体ラテックスの製造)
(実施例1)
容量20リットルのオートクレーブに、水150部、炭酸水素ナトリウム0.25部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.20部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム0.2部と表1に示した単量体と開始剤と連鎖移動剤等を仕込み、反応温度70℃、反応時間5時間で1段目を重合した。この時重合転化率は90%であった。さらに2段目として表1に示した単量体を反応温度72℃、反応時間4.5時間で連続的に添加し重合を継続した。重合転化率が98%以上になった時点で重合を終了した。その後、得られた共重合体ラテックスを水酸化ナトリウムを用いてpH7.1に調整し、加熱減圧蒸留で未反応単量体を除去した。未反応単量体の回収が完了した後、共重合体ラテックス中に含まれる50μm以下の微細凝集物量を除去しラテックス(a)を得た。
(実施例2)
容量20リットルのオートクレーブに、水135部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.15部と表1に示した単量体と開始剤と連鎖移動剤等を仕込み、反応温度68℃、反応時間6.5時間で1段目を重合した。この時重合転化率は94%であった。さらに2段目として表1に示した単量体を反応温度80℃、反応時間3.5時間で連続的に添加し重合を継続した。重合転化率が98.5%以上になった時点で重合を終了した。その後、得られた共重合体ラテックスを水酸化ナトリウムを用いてpH7.1に調整し、加熱減圧蒸留で未反応単量体を除去した。未反応単量体の回収が完了した後、共重合体ラテックス中に含まれる50μm以下の微細凝集物量を除去しラテックス(b)を得た。
(実施例3)
容量20リットルのオートクレーブに、水165部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.45部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム0.5部と表1に示した単量体と開始剤と連鎖移動剤等を仕込み、反応温度75℃、反応時間4時間で1段目を重合した。この時重合転化率は93%であった。さらに2段目として表1に示した単量体を反応温度80℃、反応時間3.5時間で連続的に添加し重合を継続した。重合転化率が98.5%以上になった時点で重合を終了した。その後、得られた共重合体ラテックスを水酸化ナトリウムを用いてpH7.1に調整し、加熱減圧蒸留で未反応単量体を除去した。未反応単量体の回収が完了した後、共重合体ラテックス中に含まれる50μm以下の微細凝集物量を除去しラテックス(c)を得た。
(比較例1)
容量20リットルのオートクレーブに、水144部、炭酸水素ナトリウム0.15部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.9部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム0.9部と表2に示した単量体と開始剤と連鎖移動剤等を仕込み、反応温度72℃で乳化重合を行った。重合転化率が98.5%以上になった時点で重合を終了した。その後、得られた共重合体ラテックスを水酸化ナトリウムを用いてpH7.1に調整し、加熱減圧蒸留で未反応単量体を除去した。未反応単量体の回収が完了した後、共重合体ラテックス中に含まれる50μm以下の微細凝集物量を除去しラテックス(d)を得た。
(比較例2)
容量20リットルのオートクレーブに、水150部、炭酸水素ナトリウム0.15部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.15部、と表2に示した単量体と開始剤と連鎖移動剤等を仕込み、反応温度65℃、反応時間4時間で1段目を重合した。この時重合転化率は82%であった。さらに2段目として表2に示した単量体を反応温度65℃、反応時間5時間で連続的に添加し重合を継続した。重合転化率が98.5%以上になった時点で重合を終了した。その後、得られた共重合体ラテックスを水酸化ナトリウムを用いてpH7.1に調整し、加熱減圧蒸留で未反応単量体を除去した。未反応単量体の回収が完了した後、共重合体ラテックス中に含まれる50μm以下の微細凝集物量を除去しラテックス(e)を得た。
(比較例3)
容量20リットルのオートクレーブに、水150部、炭酸水素ナトリウム0.05部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.15部、と表2に示した単量体と開始剤と連鎖移動剤等を仕込み反応温度72℃で乳化重合を行った。重合転化率が98.5%以上になった時点で重合を終了した。その後、得られた共重合体ラテックスを水酸化ナトリウムを用いてpH7.1に調整し、加熱減圧蒸留で未反応単量体を除去した。未反応単量体の回収が完了した後、共重合体ラテックス中に含まれる50μm以下の微細凝集物量を除去しラテックス(f)を得た。
(比較例4)
容量20リットルのオートクレーブに、水129部、炭酸水素ナトリウム0.05部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.56部、と表2に示した単量体と開始剤と連鎖移動剤等を仕込み、反応温度67℃、反応時間4時間で1段目重合した。この時重合転化率は84%であった。さらに2段目として表2に示した単量体を反応温度65℃、反応時間5時間で連続的に添加し重合を継続した。反応温度68℃で乳化重合を行った。重合転化率が98.5%以上になった時点で重合を終了した。その後、得られた共重合体ラテックスを水酸化ナトリウムを用いてpH7.1に調整し、加熱減圧蒸留で未反応単量体を除去した。未反応単量体の回収が完了した後、共重合体ラテックス中に含まれる50μm以下の微細凝集物量を除去しラテックス(g)を得た。
(共重合体ラテックスの評価)
共重合体ラテックス(a)〜(c)および共重合体ラテックス(d)〜(g)を用いて下記の示す方法に従って測定した結果を表1および表2に示す。
共重合ラテックスの円形度測定
得られた共重合体ラテックスを走査型電子顕微鏡(日本電子製:JSM−6360LA型)を用いて写真を撮影し、画像解析装置(旭化成製:IP−1000C型)を用いて、下記関係式(1)にて円形度を測定した。
円形度(ε)=4*π*面積/(周囲長)2 (1)
共重合体ラテックスの粒子径測定
共重合体ラテックスの数平均粒子径を動的光散乱法により測定した。尚、測定に際しては、LPA−3000/3100(大塚電子製)を使用した。
共重合体ラテックスのガラス転移温度測定
共重合体ラテックスをガラス板上に流延し70℃で4時間乾燥してフィルムを作製し、このフィルムをアルミパンに詰め、示差走査熱量計(DSC6200:セイコーインスツルメンツ社製)を用いてガラス転移温度を測定し、ガラス転移点の数ならびに−5〜45℃の範囲の有無を確認した。
(紙塗工用組成物の作成)
次に、得られた共重合体ラテックスを用いて、下記の処方により紙塗工用組成物を調整した。
顔料: カオリンクレー 60部
重質炭酸カルシウム 40部
添加剤: 水酸化ナトリウム 0.18部
バインダー:共重合体ラテックス 10部
燐酸エステル化澱粉 4部
純水: 全固形分が64%になる量
(塗工紙の作成と評価)
市販の熱風塗工乾燥機MLC−100S型を用いて、塗工原紙(坪量67g/m2)に、得られた紙塗工用組成物を塗工し、塗工紙を作製した。
塗工条件:熱風塗工乾燥機MLC−100S型にて、上記組成物の塗工量が片面13g/m2となるようにワイヤーバーを用いて塗工した。塗工速度は46m/minに設定した。
乾燥条件:塗工から約0.5秒後に、150℃の乾燥炉内で、温度210℃、風速33m/秒の熱風により3秒間乾燥した。
得られた各塗工紙を、相対湿度65%、温度20℃の条件下で一昼夜調湿した後、線圧60kg/cm、温度50℃、通紙速度7m/分、表裏2回ずつ合計4回の通紙条件でスーパーカレンダー処理し、得られた塗工紙を下記に示す各試験に供して評価し、結果を表1および表2に示した。
塗工紙のドライピック強度の評価
RI印刷機で各塗工紙試料を同時に印刷した際のピッキングの程度を肉眼で判定し、5級(最も良い)から1級(最も悪い)まで相対的に評価した。
再分散性(耐バッキングロール汚れ適性)の評価
NBRゴムシート上に各塗料を並べてワイヤーバーで塗布後乾燥した後、水洗して、塗工層の洗浄しやすさを比較した。最も洗浄しやすかったものを○、少し洗浄しにくかったものを△、洗浄できなかったものを×として評価した。
紙塗工用組成物の流動性の評価
二重円筒型のハーキュレスハイシェアー粘度計(熊谷理機工業社製)を使用した。内筒ボブFを用いて、高せん断速度を与える4000rpmにおける各紙塗工用組成物の見掛け粘度(mPa・s)を測定した。数値の低い方が見掛け粘度は低く、流動性が良い。
本発明の非球状型共重合体ラテックスを紙塗工用共重合体ラテックスとして使用することにより、塗工・製造時の流動性および機械的安定性が良好で、かつドライピック強度、再分散性に優れる紙塗工用組成物を得ることが出来る。
実施例1の共重合体ラテックス(a)の電子顕微鏡写真である。 比較例1の共重合体ラテックス(d)の電子顕微鏡写真である。

Claims (4)

  1. (a)脂肪族共役ジエン系単量体20〜69.5重量部、(b)水溶性エチレン系単量体0.5〜10重量部、並びに(c)前記(a)成分および(b)成分と共重合可能な他のビニル系単量体30〜79.5重量部(但し、(a)+(b)+(c)=100重量部)を乳化重合してなる非球状型共重合体ラテックスであり、下記関係式(1)に示すその円形度(ε)が0.80〜0.94の範囲にあることを特徴とする非球状型共重合体ラテックス。
    円形度(ε)=4*π*面積/(周囲長)2 (1)
  2. 数平均粒子径が50〜150nmであり、かつ、ガラス転移点が2つ以上存在し、1つのガラス転移点は(Tg1)はかならず−5〜45℃の範囲にある請求項1に記載の非球状型共重合体ラテックス。
  3. 環内に1個の不飽和結合を有する不飽和環状炭化水素を使用して乳化重合してなる請求項1又は2何れかに記載の非球状型共重合体ラテックス。
  4. 請求項1〜3何れかに記載の非球状型共重合体ラテックスからなる紙塗工用共重合体ラテックス。
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