JP2008295802A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価に製造することができる上、障害釘に衝突した遊技球の跳ね返りが良好であるとともに、長期間に亘って障害釘への遊技球の衝突が繰り返された場合でも遊技盤が割れたりせず、長時間作動させた場合における遊技盤の熱変形を抑制可能な遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機1は、前面に配置された遊技盤3が、アクリル樹脂製の表層材3aとその表層材3aより耐熱性の高いポリカーボネート製の基材3bとを厚み方向に積層することによって形成されている。そして、遊技盤3の障害釘7の設置部分においては、表層材3aと障害釘7との間に隙間αが形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】パチンコ機1は、前面に配置された遊技盤3が、アクリル樹脂製の表層材3aとその表層材3aより耐熱性の高いポリカーボネート製の基材3bとを厚み方向に積層することによって形成されている。そして、遊技盤3の障害釘7の設置部分においては、表層材3aと障害釘7との間に隙間αが形成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、パチンコ機、スマートボール機等の遊技機に関するものであり、詳しくは、遊技機の遊技盤への障害釘(遊技釘)の植設方法に関するものである。
遊技機の一種であるパチンコ機は、各種の入賞口および多数の障害釘を設けた遊技盤が前面の上方に設置されている。そして、発射装置によって遊技盤の盤面の上方へ発射された遊技球が障害釘に衝突しながら遊技盤の盤面上を流下するようになっている。従来のパチンコ機の遊技盤としては、木質板の表面に合成樹脂シートを貼着したものが使用されていたが、製造コストを低減する目的や、遊技盤の切削加工時に切削屑が木質板と合成樹脂シートとの間に入り込む事態を防止する目的で、合成樹脂によって形成された遊技盤が用いられることもあった。また、近年の図柄制御装置の大型化に伴い、透明な合成樹脂によって形成された遊技盤の裏面側に大型の図柄制御装置を設置したパチンコ機も開発されている。
しかしながら、合成樹脂製の遊技盤を用いた場合には、合成樹脂の種類によっては障害釘に衝突した遊技球の跳ね返りが不十分となってしまうこともある。また、遊技球が障害釘に衝突した際の衝撃によって遊技盤が割れてしまうこともあり、長期間に亘って障害釘への遊技球の衝突が繰り返された場合には、その傾向が顕著なものとなる。加えて、遊技球が障害釘に衝突した際の衝撃によって障害釘が折れてしまうこともあった。また、合成樹脂製の遊技盤を用いた遊技機においては、長時間の作動により遊技盤の裏面側に設けられた作動装置が発熱した場合に、遊技盤が熱変形し、その熱変形に伴って障害釘同士の間隔が変化してしまう、という不具合が生じることもある。
本発明の目的は、上記従来のパチンコ機が有する課題を解消し、障害釘に衝突した遊技球の跳ね返りが良好であるとともに、長期間に亘って障害釘への遊技球の衝突が繰り返された場合でも遊技盤が割れたりせず、その上、長時間作動させた場合における遊技盤の熱変形の影響を抑制可能な遊技機を提供することにある。
かかる本発明の内、請求項1に記載された発明は、多数の障害釘および各種の入賞装置を設置した遊技盤が前面に設けられた遊技機であって、前記遊技盤が合成樹脂によって形成されたものであるとともに、遊技盤の障害釘の設置部分の少なくとも一部においては、遊技盤の表面際の部分と障害釘との間に隙間が形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、遊技盤が、表層材とその表層材より耐熱性の高い基材とを厚み方向に積層したものであるとともに、遊技盤の障害釘の設置部分の少なくとも一部においては、表層材と障害釘との間に隙間が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載された発明において、基材と表層材との間の少なくとも一部に隙間が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の遊技機は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、障害釘が、円柱状の軸部の先端にその軸部よりも大径の固着部を設けたものであり、その障害釘を遊技盤に穿設された円柱状の固着孔に打ち込むことによって、遊技盤の表面際の部分と障害釘との間に隙間が形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の遊技機は、遊技盤が合成樹脂によって形成されているとともに、遊技盤の障害釘の設置部分の少なくとも一部においては、遊技盤の表面際の部分と障害釘との間に隙間が形成されているため、安価かつ容易に製造することができる上、障害釘に衝突した遊技球の跳ね返りが良好であるとともに、長期間に亘って障害釘への遊技球の衝突が繰り返された場合でも、遊技盤が割れる事態が生じない。
請求項2に記載の遊技機は、遊技盤が表層材とその表層材より耐熱性の高い基材とを厚み方向に積層したものであるとともに、遊技盤の障害釘の設置部分の少なくとも一部においては、表層材と障害釘との間に隙間が形成されているため、長時間の作動により遊技盤の裏面側に設けられた作動装置が発熱した場合でも、耐熱性の高い基材が表層材への熱伝導を効率的に抑制するので、遊技盤の熱変形により障害釘同士の間隔が変化してしまう事態を効果的に防止することができる。
請求項3に記載の遊技機は、基材と表層材との間の少なくとも一部に隙間が形成されているため、基材から表層材への熱伝導を非常に効率的に抑制するため、遊技盤の熱変形により障害釘同士の間隔が変化してしまう事態を高い精度で防止することができる。
請求項4に記載の遊技機は、円柱状の軸部の先端に軸部よりも大径の固着部を設けた障害釘を遊技盤に穿設された円柱状の固着孔に打ち込む(ねじ込む)ことによって、遊技盤の表面際の部分と障害釘との間に隙間を形成したものであるため、製造の際に、障害釘を遊技盤の固着孔に打ち込む(ねじ込む)だけで、自ずと、障害釘と遊技盤の表面際の部分との間に均等な隙間(障害釘の軸心回りに均等な隙間)を形成することができる。
以下、本発明の遊技機の一実施形態であるパチンコ機について、図面に基いて詳細に説明する。
<パチンコ機の構造>
図1は、本発明に係るパチンコ機(前面扉を開放した状態)を示したものであり、パチンコ機1は、周囲が機枠2によって覆われており、前面の上部には、透明な合成樹脂製の遊技盤3が設置されている。また、機枠2の左端縁には、前面扉4が片開き可能に設置されており、前面扉4を閉じると、前面扉4に嵌め込まれたガラス板5が遊技盤3の前面を覆うようになっている。さらに、遊技盤3の盤面上には、レール部材6が円周状に設置されており、その内部が略円形の遊技領域Rとして区画された状態になっている。そして、遊技領域Rには、多数の障害釘7,7・・が植設されており、各種の入賞装置8a,8b,8c・・が設置されている。一方、遊技盤3の裏側には、大型の液晶画面を有する図柄表示装置9が設置されており、図柄表示装置9に表示された図柄が透明な遊技盤3の前方から見えるようになっている。
図1は、本発明に係るパチンコ機(前面扉を開放した状態)を示したものであり、パチンコ機1は、周囲が機枠2によって覆われており、前面の上部には、透明な合成樹脂製の遊技盤3が設置されている。また、機枠2の左端縁には、前面扉4が片開き可能に設置されており、前面扉4を閉じると、前面扉4に嵌め込まれたガラス板5が遊技盤3の前面を覆うようになっている。さらに、遊技盤3の盤面上には、レール部材6が円周状に設置されており、その内部が略円形の遊技領域Rとして区画された状態になっている。そして、遊技領域Rには、多数の障害釘7,7・・が植設されており、各種の入賞装置8a,8b,8c・・が設置されている。一方、遊技盤3の裏側には、大型の液晶画面を有する図柄表示装置9が設置されており、図柄表示装置9に表示された図柄が透明な遊技盤3の前方から見えるようになっている。
また、図2(a)は、遊技盤3の表面(障害釘7の設置部分において障害釘を除いた状態)を一部切り欠いて示したものであり、図2(b)は、遊技盤3の断面(図2(a)におけるA−A線断面)を示したものである。遊技盤3は、ポリカーボネート製の板状の基材3bの上に、アクリル樹脂製の板状の表層材3aを積層することによって形成されている。なお、基材3bの厚みは、約5.0mmであり、表層材3aの厚みも、約5.0mmである。そして、基材3bの障害釘7を固着させる部分には、予め、直径約2.0mm(2.0mmφ)の固着孔10が穿設されており、その固着孔10の周面には障害釘7を螺着させるためのネジ溝11が螺刻されている。また、表層材3aの固着孔10の外側に位置した部分には、障害釘7を挿通させるための挿通孔12が穿設されている。かかる挿通孔12は、直径約3.0mmであり、基材3bに穿設された固着孔10よりも若干大径になっている。
一方、図3は、障害釘7を示したものであり、障害釘7は、金属によって一体的に形成されており、直径約2.0mmの円柱状の軸部13の先端に、直径約2.5mmの円柱状の固着部14が設けられている。そして、固着部14の外周には、遊技盤3の基材3bの固着孔10に螺刻されたネジ溝11と螺合するネジ溝15が螺刻されている。一方、軸部13の基端側には、直径約4.0mmのフランジ状で外側の表面が球面状のヘッド部16が設けられている。
かかる障害釘7は、図4の如く、先端側の固着部14を基材3bの固着孔10に螺着された状態で遊技盤3に固着されている。そして、遊技盤3の表層材3aと障害釘7との間に約0.25mmの隙間(図4(b)におけるα)が形成された状態になっている。
また、図1に示すように、遊技領域Rの下方には、遊技球を貯留させるための供給皿19と貯留皿20とが、上下に連設されており、供給皿19の右側には、遊技領域Rに遊技球を発射するための発射装置(図示せず)が内蔵されている。さらに、貯留皿20の右側には、発射装置を操作するための発射ハンドル21が突設されている。一方、図示されていないが、遊技盤3の盤面の裏側には、遊技盤3に設置された各種の入賞装置8a,8b,8c・・や図柄表示装置9を作動させるための各種の作動装置が設置されている。
<パチンコ機の作動内容>
上記の如く構成されたパチンコ機1においては、遊技者等によって発射ハンドル21が回動操作されると、発射装置によって遊技球が発射され、発射された遊技球が、レール部材6に沿って遊技領域Rの上部へ誘導される。そして、誘導された遊技球が遊技盤3の盤面上に固着された障害釘7,7・・と次々に衝突しながら、遊技盤3の盤面上を流下するようになっている。そして、遊技盤3の盤面上を流下する遊技球が各種の入賞装置8a,8b,8c・・に入賞した場合(たとえば、開成した大入賞口8cの内部へ入り込んだ場合)には、賞品球として、所定数の遊技球が、遊技球払出装置(図示せず)によって払い出される。また、遊技領域Rに打ち込まれた遊技球が、変動入賞口8aに入賞した場合には、内部で抽選(乱数カウンタによる乱数の取得)を行い、所定の結果となった場合には、「大当たり」が生起し、図柄表示装置9に所定の「大当たり図柄」が表示されるとともに、大入賞口8cが所定の回数だけ断続的な開成を繰り返す。
上記の如く構成されたパチンコ機1においては、遊技者等によって発射ハンドル21が回動操作されると、発射装置によって遊技球が発射され、発射された遊技球が、レール部材6に沿って遊技領域Rの上部へ誘導される。そして、誘導された遊技球が遊技盤3の盤面上に固着された障害釘7,7・・と次々に衝突しながら、遊技盤3の盤面上を流下するようになっている。そして、遊技盤3の盤面上を流下する遊技球が各種の入賞装置8a,8b,8c・・に入賞した場合(たとえば、開成した大入賞口8cの内部へ入り込んだ場合)には、賞品球として、所定数の遊技球が、遊技球払出装置(図示せず)によって払い出される。また、遊技領域Rに打ち込まれた遊技球が、変動入賞口8aに入賞した場合には、内部で抽選(乱数カウンタによる乱数の取得)を行い、所定の結果となった場合には、「大当たり」が生起し、図柄表示装置9に所定の「大当たり図柄」が表示されるとともに、大入賞口8cが所定の回数だけ断続的な開成を繰り返す。
<パチンコ機の効果>
パチンコ機1は、上記の如く、遊技盤3が合成樹脂によって形成されているとともに、遊技盤3の障害釘7の設置部分においては、遊技盤3の表面際の部分と障害釘7との間に隙間αが形成されている。したがって、安価かつ容易に製造することができる上、障害釘7に衝突した遊技球の跳ね返りが良好であるとともに、長期間に亘って障害釘7への遊技球の衝突が繰り返された場合でも、遊技盤3が割れる事態が生じない。
パチンコ機1は、上記の如く、遊技盤3が合成樹脂によって形成されているとともに、遊技盤3の障害釘7の設置部分においては、遊技盤3の表面際の部分と障害釘7との間に隙間αが形成されている。したがって、安価かつ容易に製造することができる上、障害釘7に衝突した遊技球の跳ね返りが良好であるとともに、長期間に亘って障害釘7への遊技球の衝突が繰り返された場合でも、遊技盤3が割れる事態が生じない。
また、パチンコ機1は、遊技盤3がアクリル樹脂製の表層材3aとその表層材3aより耐熱性の高いポリカーボネート製の基材3bとを厚み方向に積層したものであるとともに、遊技盤3の障害釘7の設置部分においては、表層材3aと障害釘7との間に隙間αが形成されている。したがって、長時間の作動により遊技盤3の裏面側に設けられた作動装置が発熱した場合でも、ポリカーボネート製の基材3bがアクリル樹脂製の表層材3aへの熱伝導を効率的に抑制するので、遊技盤3の熱変形により障害釘7,7同士の間隔が変化してしまう事態を効果的に防止することができる。
<パチンコ機の変更例>
なお、本発明の遊技機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、遊技盤(基材、表層材)、障害釘の材質・形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
なお、本発明の遊技機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、遊技盤(基材、表層材)、障害釘の材質・形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
たとえば、遊技盤は、上記実施形態の如く、基材と表層材とを貼り合わせたもの(密着させたもの)に限定されず、基材と表層材との間に隙間を形成したものでも良い。図5は、基材と表層材との間に隙間を形成した遊技盤の一例を示したものであり、遊技盤33の基材33bは、上記実施形態と同様なアクリル樹脂によって形成されており、裏面に、約3.0mmの高さを有する格子状のリブ(熱伝導抑制リブ)34,34・・が形成されている。そして、遊技盤33の基材33bと表層材33aとの間には、リブ34,34・・の高さ分の隙間(図4(b)におけるβ)が形成された状態になっている。このような遊技盤33を遊技機に設置した場合には、基材33bから表層材33aへの熱伝導が非常に効率的に抑制されるため、遊技盤33の熱変形により障害釘7,7同士の間隔が変化してしまう事態を高い精度で防止することが可能となる。
また、遊技盤は、基材と表層材とが所定の距離を隔てて平行に配置しているもの(基材と表層材とが全体的に接触していないもの)に変更することも可能である。そのように基材と表層材とを所定の距離を隔てて平行に配置させるための方法としては、内面に2つの溝を所定の距離を隔てて平行に刻設したフレーム部材を利用し、そのフレームの各溝に、それぞれ、基材の端縁、表層材の端縁を嵌め込む方法等を採用することができる。かかる構成を採用した場合には、基材から表層材への熱伝導がきわめて効率的に抑制される、というメリットがある。
加えて、遊技盤は、上記実施形態の如く、遊技盤の全体に亘って基材と表層材とが積層されたものに限定されず、遊技盤の一部においてのみ基材と表層材とが積層されたものに変更することも可能である。図6は、変動入賞口8aの設置部分(所謂「命釘」の植設部分)においてのみ基材と表層材とが積層された一例を示したものである(なお、図6においては、変動入賞口8aの設置部分以外に設置された障害釘や入賞装置の記載が省略されている)。遊技盤43は、アクリル樹脂製の表層材43aの変動入賞口8aの設置部分に、立方体状の窪み(凹状部)44が予め形成されており、その窪み44に、窪み44と同一の形状(立方体状)となるように別個に形成されたポリカーボネート製の基材43bが嵌め込まれて固着されている。このような遊技盤43を遊技機に設置した場合には、耐熱性の高いポリカーボネートを多く使用する必要がないので、製造コストを安価に抑えることが可能となる。また、そのように遊技盤43の一部においてのみ基材43bと表層材43aとが積層されているだけであるにも拘わらず、基材43bが積層されていない部分において遊技盤43が熱変形して障害釘の間隔が変化した場合でも、遊技機の遊技性にはほとんど影響が及ばない。
なお、上記の如く遊技盤に形成された所定形状の窪みの中に同一形状の基材を固着させる方法としては、基材を表層材に接着する方法、基材を表層材に螺着する方法や、基材の周囲に形成した嵌合突起を窪みの周囲に設けられた嵌合凹部に嵌め込む方法等を好適に利用することができる。また、上記の如く、遊技盤の一部に形成された窪みにその窪みと同一形状の基材を嵌め込む場合には、表層材の挿通孔の直径を障害釘のヘッド部の直径よりも大きく形成しておき、基材から障害釘を抜き取らなくても遊技盤の裏面から基材(障害釘が植設されたままの基材)を抜き取ることができるように構成しておくのが好ましい。かかる構成を採用した場合には、基材に打ち込まれた障害釘が損傷したり摩耗したりした際に容易に基材を交換することができる、というメリットがある。
また、本発明の遊技機に採用する遊技盤は、上記実施形態の如く、積層構造のものに限定されず、図7の如く、合成樹脂によって一体的に形成された単層構造のものでも良い。加えて、上記実施形態の如き2層構造のものに限定されず、3層以上積層した構造を有するものに変更することも可能である。また、遊技盤を表層材とその表層材より耐熱性の高い基材との積層構造にする場合には、基材の材質は、ポリカーボネートに限定されず、ポリイミド、PEEK、PPS等のポリカーボネート以外の高耐熱性樹脂に変更することも可能である。また、表層材の材質もアクリル樹脂に限定されず、基材の材質に合わせて適宜変更することができる。
また、遊技盤への障害釘を打ち込む方法(ねじ込む方法)は、上記実施形態の如く、障害釘の固着部の基端側が基材の表面と略同じ位置となるように打ち込む方法(ねじ込む方法)に限定されず、障害釘の固着部の基端側が基材の表面より内部に入り込むまで打ち込む方法(ねじ込む方法)を採用することもできる。加えて、障害釘は、上記実施形態の如く、固着部を基材等に螺着させるものに限定されず、固着部を基材等に接着させるもの等に変更することも可能である。したがって、障害釘を固着させるための固着孔も、周面にネジ溝を螺刻したものに限定されず、単純に孔を打ち抜いたものでも良い。
さらに、上記実施形態においては、遊技盤の表面際の部分(表層材)に円柱状の挿通孔を障害釘の軸心と同心状に形成することによって障害釘と遊技盤の表面際の部分との間に隙間を形成した遊技機について説明したが、遊技盤に形成する挿通孔は、楕円柱状にすることも可能である。なお、上記実施形態の如く、遊技盤の表面際の部分に円柱状の挿通孔を形成した場合には、挿通孔の周面にクラックが形成されにくくなる、というメリットがある。
加えて、障害釘と遊技盤の表面際の部分(上記実施形態では、挿通孔の周面)との隙間(図4(b)におけるα)は、0.05mm〜5.0mmの範囲内で適宜調整することができる。なお、障害釘と遊技盤の表面際の部分との隙間が0.05mm未満であると、遊技盤の破損防止効果が不十分なものとなるので好ましくなく、反対に、障害釘と遊技盤の表面際の部分との隙間が5.0mmを上回ると、当該隙間の間に遊技球の一部が入り込んで、遊技盤面上を流下する遊技球の軌道が変化してしまうので好ましくない。加えて、図7の如く、軸部よりも大径の固着部を有する障害釘を遊技盤に穿設された円柱状の固着孔に打ち込む(ねじ込む)ことによって遊技盤に障害釘を植設する場合には、障害釘を遊技盤の固着孔に打ち込む(ねじ込む)だけで、自ずと、障害釘と遊技盤の表面際の部分との間に均等な隙間(障害釘の軸心回りに均等な隙間)が形成されるというメリットがある。
また、上記実施形態においては、遊技盤に金属製の障害釘を固着させた遊技機について説明したが、本発明の遊技機においては、遊技盤に合成樹脂製の障害釘を固着させることも可能である。
本発明の遊技機は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、パチンコ機、スマートボール等の各種の遊技機として好適に用いることができる。
1・・パチンコ機、3・・遊技盤、3a・・基材、3b・・表層材、7・・障害釘、α・・遊技盤の表面際の部分(表層材)と障害釘との間の隙間、β・・基材と表層材との間の隙間。
Claims (4)
- 多数の障害釘および各種の入賞装置を設置した遊技盤が前面に設けられた遊技機であって、
前記遊技盤が合成樹脂によって形成されたものであるとともに、
遊技盤の障害釘の設置部分の少なくとも一部においては、遊技盤の表面際の部分と障害釘との間に隙間が形成されていることを特徴とする遊技機。 - 遊技盤が、表層材とその表層材より耐熱性の高い基材とを厚み方向に積層したものであるとともに、
遊技盤の障害釘の設置部分の少なくとも一部においては、表層材と障害釘との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 基材と表層材との間の少なくとも一部に隙間が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 障害釘が、円柱状の軸部の先端にその軸部よりも大径の固着部を設けたものであり、
その障害釘を遊技盤に穿設された円柱状の固着孔に打ち込むことによって、遊技盤の表面際の部分と障害釘との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
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