JP2008295593A - 引き出し式食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体がその前後左右を平行リンクで支持されている引き出し式食器洗い機について、開蓋バネによって、洗浄槽の押し込み抵抗が増大することがなく、また、洗浄槽が自然に収納位置に保持されるように、閉蓋機構を工夫すること。
【解決手段】平行リンク16を筐体に取付ける連結ピン16a、16bに反転子30が所定範囲で回転可能に枢支され、上方に開口した切り欠32きを有し、洗浄槽12側壁に反転ピン38が突設されており、反転用引っ張りバネ35と反転子30と反転ピン38によりセンターオーバー機構が構成され、反転子30の後方方向への回転により反転ピン38を介して洗浄槽が後方に押され、平行リンク16のリンク作用で蓋体14が押し下げられ、当該蓋体14が洗浄槽12に押圧されて密封する構造になっており、閉蓋状態における開蓋バネによる開蓋方向の力よりも反転用引っ張りバネ35による閉蓋方向の力の方が大きいこと。
【選択図】 図1

Description

この発明は、引き出し式食器洗い機の洗浄槽の蓋の開閉機構に関するものであり、蓋体を平行リンクで洗浄槽に昇降自在に支持させてあり、洗浄槽の押し込み操作によって蓋体を下降させて洗浄槽を閉蓋するものについて、洗浄槽を容易に収納することができるとともに、ロック装置なしで洗浄槽を収納位置に保持させることができるものである。
引き出し式食器洗い機の蓋の開閉機構は様々であるが、その一つの形態として洗浄槽の押し込み動作によって蓋体を引き下げて閉蓋させるものがあり(例えば、特許第3537759号公報、特開2002−17642号公報、特開2002−143072号公報、特開2003−518号公報)、上記蓋体を昇降自在に筐体に支持させる一つの形態として、前後左右の平行リンクで支持させたものがある。
〔従来技術1〕
前後左右の平行リンクで支持させた蓋体を引き下げて閉蓋する機構の一つの形態として、洗浄槽の後端で蓋体を後方に押し、上記平行リンクで蓋体を引き下げる(下降させる)ものがある(例えば、上記特開2002−143072号公報)。このものは、図8に示すように、前後左右の平行リンク15,16で蓋体14を支持させ、これを開蓋バネ18で前方に付勢してあり、洗浄槽12が押し込まれると、その後端縁が蓋体14のフランジ14fに当接してこれを後方に押し、平行リンク15,16で蓋体14を引き下げて閉蓋するものである(以下これを「従来技術1」という)。
そして、洗浄槽12が筐体10から引き出されると、蓋体14はそのフランジ14fに対する後方への押さえがなくなるので、開蓋バネ18によって前方に引っ張られる。そして、蓋体14が前方に移動すると平行リンク15,16が前方に回転し、蓋体14が上方に押し上げられる。
〔従来技術2〕
また、平行リンクで支持させた蓋体を洗浄槽の側面に設けた傾斜カムで押し下げるようにしたものがある(上記特許第3537759号公報)。これは、図9に示すものであり、上記平行リンクをく字状の屈曲リンクとし、この屈曲リンクの中間部にカムローラーを設けてあり、当該カムローラーを上記傾斜カムで押し下げ、平行リンク16を回転させて、開蓋バネ18に抗して蓋体を引き下げるものである。洗浄槽12は、筐体10のレール11によって前後方向(図において左右方向)に出し入れ自在に支持されており、洗浄槽12が押し込まれて収納されたとき、その前端の前扉13で筐体10の前端開口部が閉じられる。
そして、蓋体14は前方左右の平行リンク15,15、後方左右の平行リンク16,16で筐体10の側壁17に連結されており、洗浄槽12の側壁前部と後部にそれぞれ傾斜カム120があり、当該傾斜カム120に対するカムローラー125が平行リンク15,16の中間部に設けられている。例えば、平行リンク16では、その下端が連結ピン16aで筐体10の側壁17に連結されており、上端が連結ピン16bで蓋体14に連結されている。
洗浄槽12が押し込まれると(図9−1(a))、押し込み操作の終り近くで、傾斜カム120がカムローラー125に当接し、当該カムローラー125を押し下げ、前後左右の平行リンク15,16を後方に回転させて、蓋体14を下方に引き下げる(図9ー1(b))。蓋体14は前後左右を平行リンク15,16で支持されているので水平状態で引き下げられ、洗浄槽12の開口部に当接してこれを閉じ、その下面のパッキンによって洗浄槽の上方開口部を密封する。
このとき、傾斜カム120による蓋体14の下降ストローク(又は、蓋体に対する押しつけ力)は、傾斜カム120とカムローラー125の上下方向の位置関係等に左右される。
他方、洗浄槽12が引き出されると、カムローラー125に対する傾斜カム120による押さえがなくなるので、蓋体14は開蓋バネ18によって前方に引っ張られ、平行リンク15,16によって上方に押し上げられて、洗浄槽が開蓋される(以下、これを「従来技術2」という)。
以上の従来技術1,2のいずれについても、蓋体に対する押しつけ力(パッキンに対する締め付け力)が、洗浄槽の筐体に対する組み付け誤差、平行リンク、傾斜カム、カムローラーなどの組み付け誤差、洗浄槽の変形等が蓋体のシール性能に大きく影響する。
また、従来技術1,2については、開蓋バネで洗浄槽が収納位置から自然に前方に戻されて蓋体14に対する押さえが緩んでそのシール性能が低下するので、これを収納位置にしっかり保持しなければならないという問題があり、そのために、ソレノイドで駆動されるロック装置を設けている(例えば、上記特開2002−17642号公報)。
特許第3537759号公報 特開2002−17642号公報 特開2002−143072号公報 特開2003−518号公報
〔従来技術の問題点〕
上記従来技術1,2では、蓋体が平行リンクで支持され、平行リンクで昇降されるから、蓋体に対する支持が安定し、蓋体の昇降動作が円滑で、また、安定的である。しかし、洗浄槽の押し込み操作の終り近くで、蓋体14が開蓋バネに抗して後方に押されるようになるので、開蓋バネが押し込み操作に対する抵抗になる。
したがって、従来技術1,2については、洗浄槽の押し込み操作に対する負荷が大きく、洗浄槽が開蓋バネで引き戻されて蓋体に対する押さえが緩み、シール不良を生じるという問題があり、特に、従来技術1についてこの問題が顕著である。
〔課題〕
この発明は、蓋体がその前後左右を平行リンクで支持されており、洗浄槽で蓋体が開蓋バネに抗して後方に押され、平行リンクで引き下げられ、洗浄槽が閉蓋されるようになっている引き出し式食器洗い機について、
開蓋バネによって、洗浄槽の押し込み抵抗が増大することがなく、また、洗浄槽が自然に収納位置に保持されるように、閉蓋機構を工夫することである。
上記課題を解決するための手段は、前後左右の平行リンクで蓋体の前後左右が支持されていて、洗浄槽で蓋体を後方に押し、平行リンクで蓋体を引き下げて洗浄槽の開口部を閉蓋するようになっている引き出し式食器洗い機について、次の(イ)乃至(へ)によるものである。
(イ)平行リンクを筐体に取付ける連結ピンに反転子が所定範囲で回転可能に枢支されており、
(ロ)上記反転子が上方に開口した切り欠きを有し、洗浄槽側壁に反転ピンが突設されており、
(ハ)反転用引っ張りバネと反転子と反転ピンによりセンターオーバー機構が構成されており、
(ニ)平行リンクの中間部に揺動爪が上記連結ピンと平行な支軸で枢支されていて、洗浄槽側面のガイドに係脱自在であり、
(ホ)反転子の後方方向への回転により反転ピンを介して洗浄槽が後方に押され、平行リンクのリンク作用で上記開蓋バネに抗して蓋体が押し下げられ、当該蓋体が洗浄槽に押圧されて密封する構造になっており、
(ヘ)閉蓋状態における開蓋バネによる開蓋方向の力よりも反転用引っ張りバネによる閉蓋方向の力の方が大きいこと。
〔作用〕
蓋体は、前後左右の平行リンクによって昇降自在に支持されており、洗浄槽が押し込まれて収納されたとき、その後端で蓋体が後方に押され、平行リンクが後方に回転して蓋体が開蓋バネに抗して引き下げられることは従来技術1と違いがない。
しかし、洗浄槽で蓋体が後方に押され、平行リンクが後方に回転するにつれて当該平行リンクに枢支されている揺動爪が下降し、洗浄槽側壁のガイドの下面に係合して平行リンクを係止し、これによって蓋体を閉蓋位置に保持する。
洗浄槽が引き出されると、洗浄槽のガイドが前方に移動して、上記揺動爪から外れるので、上記揺動爪による平行リンクに対する係止が外され、平行リンクがフリーになる。そして、開蓋バネによって開蓋される。
また、洗浄槽が押し込まれると、押し込み操作の終わり近くで洗浄槽側壁に突設された反転ピンが反転子の切り欠きに嵌り込み、反転用引っ張りバネに抗して反転子を回転させる。そして、当該バネによる反転子に対する付勢方向が、反転用引っ張りバネが中立位置を通過したときに、前方方向から後方方向に反転し、そして、その回転力で反転ピンを介して洗浄槽が後方に押され、平行リンクを介して蓋体が下方に引き下げられる。そして、開蓋バネによって蓋体を上方に引き戻す力よりも、反転用引っ張りバネによって蓋体を引き下げる力の方が大きいので、反転用引っ張りバネによって蓋体が洗浄槽の開口部に押圧されてこれを密閉し、
さらに、洗浄槽は反転用引っ張りバネで後方に押されて収納位置に保持されるので、開蓋バネのバネ力等で引き戻されて蓋体に対する押さえが緩むことはない。
なお、上記作用からして、反転子が平行リンク下部の連結ピンに枢支されている必要はないが、反転機構を簡略にする上で上記連結ピンに反転子を枢支させるのが望ましい。しかし、機構設計上は反転子を上記連結ピンとは別の支軸に枢支させることもでき、これによって所期の機能を奏することは十分可能である。
以上のように、洗浄槽の押し込み操作の終り近くになると、洗浄槽の反転ピンが反転子の切り欠きに嵌って反転子を後方に回転させて、反転用引っ張りバネを伸張させ、その後、反転用引っ張りバネで洗浄槽を後方に押して移動させるので、これによって押し込み操作が助勢される。したがって、途中から開蓋バネによる抵抗が加わるにも関わらず、押し込み操作は安定し、軽快であり、また、洗浄槽は収納位置に確実に保持される。
また、蓋体の洗浄槽に対する押しつけ力は、反転用引っ張りバネのバネ荷重(バネ力)で規定されるので、閉蓋機構や案内レールの組み立て誤差や洗浄槽の変形等によって影響されることはない。
それゆえ、蓋体による密閉性は安定し、耐久性は高い。
また、上記反転用引っ張りバネが密着コイルバネであるので、初期張力を大きくし、反転子の回転で伸張させて、大きなバネ荷重を反転子に与えることができる。
次いで、図面を参照して実施例を説明する。
この実施例の基本構造は、図8、図9に示す従来例と格別の違いがない。
図1において平行リンク16が連結ピン16a,16bで筐体の側壁、蓋体14にそれぞれ連結されており、平行リンク16の中間部に揺動軸25aがあり、当該揺動軸25aに揺動爪25の上端が枢支されている。洗浄槽12の側壁に傾斜カム面を有するガイド20が突設されており、揺動爪25が平行リンク16とともに引き下げられて、ガイド20の水平下面に係合し、これによって、平行リンク16を下降位置に保持して、蓋体14の浮き上がりを阻止する。
平行リンク16の下端を筐体側壁に連結している連結ピン16aに反転子30の中間部が枢支されている。したがって、この実施例では連結ピン16aが反転子30の枢支軸を兼ねていることになる(以下、これを一方において「連結ピン16a」とし、他方において「枢支軸30s」とする)。
なお、この実施例では、ストッパー40は組み付け誤差等のために反転子が後方に過剰に回転するのを阻止するためのものである。
反転子30の上部31に上方に開口した切り欠き32があり、当該切り欠き32の右側の片(右側片)が押さえアーム31bであり、当該押さえアーム31bが左側の片(左側片)31aよりも長い。上記左側片31aの先端部に切り起こし片31xがあり、この切り起こし片31xに反転用引っ張りバネ35の上端が連結されている。他方、反転用引っ張りバネ35の下端が筐体10(図2)の側壁の切り起こし部10xに連結されている。この反転用引っ張りバネ35は密着コイルバネであり、初期張力がかけられている。そして、枢支軸30sを支軸にして反転子30が左右に回転するとき、反転用引っ張りバネ35が枢支軸30sを通過してその左右に移動する(センターオーバーする)。筐体の側壁に上下のストッパー40,50があり、反転子30の下部33がこれらのストッパーに当接して反転子30の左右両方向への回転範囲が規制される。なお、この実施例では、ストッパー40は組み付け誤差や異常による反転子の後方への過剰回転を阻止するためのものである。
洗浄槽12が引き出された状態では、反転子30は前方方向(反時計方向)に回転した位置にあり、反転用引っ張りバネ35が枢支軸30sよりも前方に位置していて、反転子30を反時計方向に付勢している(図3)。この状態から洗浄槽12が押し込まれると、押し込みストロークの終わり近くで反転ピン38が上記切り欠き32に嵌り込み、枢支軸30sを中心にして反転子30を後方(時計方向)に回転させる。反転子30の時計方向への回転に伴って、反転用引っ張りバネ35が伸張しながら後方に移動して枢支軸30sに接近し、その中心線が枢支軸30sに重なり(図4)、これを通過して枢支軸30sの後方に移動する。このとき、反転用引っ張りバネ35による反転子30に対する回転方向が、反時計方向から時計方向に反転し、反転子30は反転用引っ張りバネ35によって時計方向に付勢されることになる。
なお、反転用引っ張りバネ35は反転子に対して所要の大きさのバネ荷重(バネ力)を与えるものでなければならず、また、反転用引っ張りバネ35の伸張量が小さく、そのバネ係数は小さい方が好ましい(洗浄槽12の出し入れ操作に対する負荷の変化は小さい方が好ましい)ので、この実施例ではバネ係数が比較的小さい密着コイルバネを採用してあり、これによって、大きな初期張力が反転子に与えられている。この反転用引っ張りバネ35のバネ特性は図7に示すものであり、伸び量「L+5mm」でのバネ荷重が3kgf、伸び量「L+10mm」でのバネ荷重が5kgfになっている。この例では、洗浄槽で後方に押されて閉蓋されている状態で、上記伸び量は約「L+5mm」である。
そして、反転用引っ張りバネ35による反転子の回転方向が反時計方向から時計方向に反転して、その押さえアーム31bが反転ピン38を介して洗浄槽12を後方に押し、洗浄槽が終点まで押し込まれた状態で、洗浄槽を押して蓋体14を押し、平行リンク15,16のリンク作用で蓋体を洗浄槽に押しつけることになる。そして、この状態で、蓋体14に対する所要の押しつけ力が得られるように、例えば、2〜3kgfの押し力が蓋体14にかけられている。この押さえ力の大きさについては、反転用引っ張りバネ35のバネ荷重の調節と反転子の構造設計によって適宜選択される。
洗浄槽12が筐体に押し込まれると、その押し込み操作の終り近くで反転ピン38が反転子30の切り欠き32に嵌り込んで(図3)、反転用引っ張りバネ35に抗して反転子30を後方に押し、これを時計方向に回転させる(図4)。
反転用引っ張りバネ35が枢支軸30sよりも後方に移動すると、洗浄槽12が当該引っ張りバネ35のバネ力で反転子30を介して後方に押されるようになる。そして、最終位置まで押し込まれた後も洗浄槽12は反転用引っ張りバネ35のバネ力で後方に押され、その位置に保持される(図6)。
このとき、洗浄槽12が押し込まれるにつれて、ガイド20が後方に移動して揺動爪25に接近してその下部(フック部25c)に当接し、これを反時計方向に回転させて押し上げる(図4)。他方、洗浄槽12の後端が蓋体14のフランジ14fに当接して(図4)、蓋体14が後方に押されるにつれて平行リンク16が連結ピン16aを中心にして時計方向(後方方向)に回転し、これに伴って揺動爪25が下降する。
上記のように、最初はガイド20が揺動爪25の下部(フック部)25cに当たってこれを後方に押し、揺動爪25は揺動軸25aを支軸にして反時計方向に回転して押し上げられる(図4)が、他方において、平行リンク16とともに下降するので、揺動爪25は時計方向に自然に戻って(図5)、最終的にその下部(フック部)25cがガイド20の下方に回り込み(図6)、揺動爪25の下部(フック部)25cの先端がガイド20の水平下面20bに当接した状態になる(図1−2(a)参照)。これが洗浄槽が筐体に完全に押し込まれて収納された状態である。
洗浄槽12が筐体に収納された状態(図6)から蓋体14が開蓋バネ18で引っ張られて前方に移動すると、平行リンク16が反時計方向に回転するが、このとき揺動爪25の下部(フック部)25cがガイド20の水平下面20bに当接しているので、揺動爪25の下部(フック部)25cがガイド20の水平下面に引っかかり、平行リンク16の反時計方向への回転を阻止する。したがって、開蓋バネによって引っ張られて蓋体14が洗浄槽から浮き上がることはない。
また、この実施例では、反転子30が時計方向に回転した状態(閉蓋状態)では押さえアーム31bの押さえ部31cが揺動軸25aに接近するように構成している。このようにすれば、もし、組み立て誤差、洗浄槽の変形などのために揺動爪25に対するガイド20による係止が不完全であっても、そのために上記揺動軸25aが少し上昇すると、反転子30の押さえ部31cにすぐ当接して押さえられるので、平行リンク16の前方への回転が押さえ部31cで阻止される。したがって、もし、ガイド20と揺動爪25とによるロックが不完全になっても、反転子30によって平行リンク16が直接押さえられる。したがって、蓋体14が浮き上がることはない。
洗浄槽12が筐体10に収納され、蓋体14で閉蓋された状態(図6)から引き出されると、反転ピン38が反転子30の切り欠き32に嵌っているので、反転子30が反転ピン38によって前方に押され、反転用引っ張りバネ35に抗して反時計方向に回転される。このときガイド20は洗浄槽が引き出されるにつれて前方に移動するので、その当初の段階でガイド20の水平下面20bの後端が揺動爪25の下部(フック部)25cから前方に外れる(図5及び図1−2(b))。その後さらに洗浄槽12が引き出されると、この洗浄槽の前進に伴って、その分だけ蓋体14が前方に移動し、平行リンク15,16のリンク作用で斜め上方に押し上げられる。このとき、ガイド20は前方に移動し、他方、揺動爪25の下部(フック部)25cは平行リンク16の前方への回転によって引き上げられる(図1−2(b))ので、揺動爪の下部25cはガイド20の傾斜下面20aにそって後方に移動し、ガイド20から外れる。他方、反転子30の押さえ部31cは前方に回転して揺動軸25aから斜め上方に離間してゆく。
したがって、洗浄槽12が引き出されるとき、蓋体14は揺動爪25や反転子30の押さえ部31cによって規制されることなく、上方に押し上げられる。
洗浄槽12がさらに引き出されると、反転子30はさらに反時計方向に回転して、反転用引っ張りバネ35が枢支軸30sを通過してその前方に移動し、そのバネ荷重(バネ力)による反転子30に対する付勢方向が反転し、洗浄槽12が前方に押されるようになる。その後、反転ピン38は切り欠き32から抜け出して(図3)、反転子30から前方に離れる。他方、反転子30はストッパー50に当接する位置まで回転してその位置に保持される。
は、実施例の要部拡大図 (a)は、平行リンクとガイドと揺動爪の相互関係を示す説明図、(b)は、(a)の平面図、(c)は、(a)の側面図 (a)は、揺動爪がガイドに係合する状態の説明図、(b)は、揺動爪がガイドから離脱する状態の説明図 は、図6におけるA−A断面図 は、図2の一部拡大図 は、洗浄槽の押し込み動作の説明図 は、洗浄槽の押し込み動作の他の説明図 は、洗浄槽の押し込み動作のさらに他の説明図 は、洗浄槽の閉蓋状態を示す図 は、反転用引っ張りバネの特性を示す図 は、従来例の断面図 は、他の従来例における閉蓋動作の説明図 (a)は、上記他の従来例における開蓋状態の要部詳細図、(b)は、閉蓋状態の要部詳細図
符号の説明
10:筐体
12:洗浄槽
13:前扉
14:蓋体
15,16:平行リンク
16a,16b:連結ピン
20:ガイド
25:揺動爪
25a:揺動軸
25c:揺動爪25の下部(フック部)
30s:枢支軸
31:反転子の上部
31b:押さえアーム
31c:押さえ部
32:切り欠き
33:反転子の下部
38:反転ピン
35:反転用引っ張りバネ
40,50:ストッパー

Claims (3)

  1. 前後左右の平行リンクで蓋体の前後左右が支持されていて、蓋体が開蓋バネで前方に付勢されており、洗浄槽で蓋体を後方に押し、平行リンクで蓋体を引き下げて洗浄槽の開口部を閉蓋するようになっている引き出し式食器洗い機について、
    平行リンクを筐体に取付ける連結ピンに反転子が所定範囲で回転可能に枢支されており、
    上記反転子が上方に開口した切り欠きを有し、洗浄槽側壁に反転ピンが突設されており、
    反転用引っ張りバネと反転子と反転ピンによりセンターオーバー機構が構成されており、
    平行リンクの中間部に揺動爪が上記連結ピンと平行な支軸で枢支されていて、洗浄槽側面のガイドに係脱自在であり、
    反転子の後方方向への回転により反転ピンを介して洗浄槽が後方に押され、平行リンクのリンク作用で上記開蓋バネに抗して蓋体が押し下げられ、当該蓋体が洗浄槽に押圧されて密封する構造になっており、
    閉蓋状態における開蓋バネによる開蓋方向の力よりも反転用引っ張りバネによる閉蓋方向の力の方が大きいことを特徴とする引き出し式食器洗い機。
  2. 上記反転用引っ張りバネが密着コイルバネである請求項1の引き出し式食器洗い機。
  3. 上記反転子の押さえアームがその先端に押さえ部を有し、
    洗浄槽が押し込まれて閉蓋されたとき、上記押さえ部が揺動爪の枢支軸に接近していて、当該枢支軸の上方への移動を阻止するようになっている請求項1の引き出し式食器洗い機。
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