JP2008292592A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で視覚障害者に優しく、正しいエラー解除処理を誘導可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】用紙2を収容する用紙トレイ4を備える本体3内に、用紙トレイ4から取り出された用紙2を本体3の外部へ搬送する搬送手段5と、搬送手段5上に配置されて用紙2に画像を形成する画像形成手段6とが設けられ、本体3が搬送手段5を外部に開放するカバー7,8を備える画像形成装置1において、搬送手段5が用紙2を搬送する場合に生じる搬送エラーの状態を検出する搬送エラー状態検出手段21,22,23,24と、本体に設けられ、振動を発生する振動発生手段41,42,43,71と、搬送エラー状態検出手段が検出する搬送エラーの状態に応じて、振動発生手段41,42,43,71の動作状態を異ならせる振動制御手段50と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、ジャムなどのエラーを通知するエラー通知機能を有する画像形成装置が知られている。例えば、特許文献1記載の画像形成装置は、使用者が見やすく操作しやすい位置(例えば上面)に操作部が設けられている。操作部は、画像形成装置の各種設定モードや各種状態表示を行うメッセージディスプレイ、及び、リセットキーやスタートキー、テンキーなどのキースイッチとを備える。画像形成装置は、例えば、ジャムが生じると、メッセージディスプレイにジャムが発生した旨のエラー通知を表示する。
ここで、メッセージディスプレイの位置と、ジャムが発生した位置とが異なる。そのため、使用者がメッセージディスプレイを見ながらジャム処理をするのは困難である。そこで、特許文献1記載の画像形成装置は、用紙を給紙する給紙部や、画像を形成する画像形成部、用紙を排紙する排紙部などを内蔵する本体に開閉可能に設けた前ドア内に前ドア内表示部を設け、ジャム発生時には、メッセージディスプレイに前ドア内表示部の表示を見る旨の指示表示を行い、前ドア内表示部にジャム処理画面を表示する。よって、使用者は、前ドアを開いた後、前ドア内表示部のジャム処理表示に従って処理することができ、容易にジャムを解消することができる。
特開平10−307511号公報
しかしながら、従来の画像形成装置は、エラー通知のためにメッセージディスプレイと前ドア内表示部とを必要とし、装置が高価であった。また、ユーザが視覚障害者である場合には、メッセージディスプレイや前ドア内表示部の表示内容に従って処理することができず、不便であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、安価で視覚障害者に優しく、正しいエラー解除処理を誘導可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、次のような構成を有している。
(1)用紙を収容する用紙トレイを備える本体内に、用紙トレイから取り出された前記用紙を前記本体の外部へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段上に配置されて前記用紙に画像を形成する画像形成手段とが設けられ、前記本体が前記搬送手段を外部に開放するカバーを備える画像形成装置において、前記搬送手段が前記用紙を搬送する場合に生じる搬送エラーの状態を検出する搬送エラー状態検出手段と、前記本体に設けられ、振動を発生する振動発生手段と、前記搬送エラー状態検出手段が検出する搬送エラーの状態に応じて、前記振動発生手段の動作状態を異ならせる振動制御手段と、を有する。
但し、「搬送エラー」は、用紙トレイに用紙が無い状態や、搬送経路上でジャムを生じた状態など、用紙を用紙トレイから取り出されたときから画像形成された用紙を本体の外部に排紙し終わるまでの間に生じるエラーを言う。
また、「振動発生手段の動作状態」には、振動の周期、強さ、振動時間などを含む。
(2)用紙を収容する用紙トレイを備える本体内に、用紙トレイから取り出された前記用紙を前記本体の外部へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段上に配置されて前記用紙に画像を形成する画像形成手段とが設けられ、前記本体が前記搬送手段を外部に開放するカバーを備える画像形成装置において、前記搬送手段が前記用紙を搬送する場合に生じる搬送エラーの状態を検出する搬送エラー状態検出手段と、前記搬送エラーの解除状態を検出するエラー解除状態検出手段と、前記本体に設けられ、振動を発生する振動発生手段と、前記エラー解除状態検出手段が検出した前記搬送エラーの解除状態が、前記搬送エラー状態検出手段が検出した前記搬送エラーの状態に対応する処理であるか否かを判断し、対応する処理であると判断した場合と、対応する処理でないと判断した場合とで、前記振動発生手段の動作状態を異ならせる振動制御手段と、を有する。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、前記搬送エラー状態検出手段は、前記用紙トレイに収容される用紙の有無を検出する用紙検出手段と、前記搬送手段上で発生するジャムを検出するジャム検出手段と、を含む。
(4)(2)又は(3)に記載の発明において、前記エラー解除状態検出手段は、前記用紙トレイの着脱を検出する着脱検出手段と、前記カバーの開閉を検出する開閉検出手段と、を含む。
(5)(1)乃至(4)の何れか一つに記載の発明において、前記振動発生手段は、前記本体の上面部に配置されている。
(6)(1)乃至(4)の何れか一つに記載の発明において、前記振動発生手段は、前記用紙トレイと前記カバーに配置されている。
本発明の画像形成装置は、搬送手段が用紙トレイから用紙をピックアップして本体の外部へ搬送する際に搬送エラーが生じた場合に、搬送エラーの状態に応じて振動発生手段の動作状態が異なる。そのため、表示部を設けなくても、振動によってどのような搬送エラーが生じたかをユーザに通知することが可能である。よって、本発明の画像形成装置によれば、搬送エラー通知に表示部を必要とせず、装置コストを安価にできる。また、本発明の画像形成装置によれば、視覚障害者が使用する場合でも、振動によって搬送エラーの状態を認識させることができ、視覚障害者に優しい装置とすることができる。
本発明の画像形成装置は、搬送エラーの解除状態が、実際に発生した搬送エラーの状態に対応するか否かを判断し、対応すると判断した場合と、対応しないと判断した場合とで振動発生手段の動作状態が異なる。そのため、表示部を設けなくても、振動によって搬送エラーの解除処理が正しいか否かをユーザに通知することが可能である。よって、本発明の画像形成装置によれば、搬送エラー通知や解除処理に表示部を必要とせず、装置コストを安価にできる。また、本発明の画像形成装置によれば、視覚障害者が使用する場合でも、振動によって搬送エラーやエラー解除の状態を認識させることができ、視覚障害者に優しい装置とすることができる。
本発明の画像形成装置は、用紙検出手段が用紙トレイに用紙が無くなったことを検出する一方、ジャム検出手段が搬送経路上で発生したジャムの発生を検出する。そのため、本発明の画像形成装置によれば、用紙無し状態とジャム発生状態とで振動発生手段に異なる動作させることができ、エラー表示を確認するまでもなく、用紙搬送中に発生する別種類のエラーを振動によってユーザに区別して認識させることができる。
本発明の画像形成装置は、着脱検出手段が用紙トレイの着脱を検出する一方、開閉検出手段がカバーの開閉を検出する。このため、本発明の画像形成装置は、エラー状態検出手段が検出した搬送エラー状態に対応するエラー解除処理をユーザが行っているか否かに応じて振動発生手段に異なる動作をさせることができ、エラー解除処理中のユーザにエラー表示を確認させるまでもなく、エラー解除処理の適否を振動によって認識させることが可能である。よって、本発明の画像形成装置によれば、安価な装置コストで正しいエラー解除方法を誘導することができる。
本発明の画像形成装置は、ユーザが触りやすい本体の上面部に振動発生手段を配置するので、振動をユーザに伝えやすい。
本発明の画像形成装置は、用紙トレイとカバーに振動発生手段を配置するので、搬送エラーの発生位置やエラー解除処理を行う位置によって使用する振動発生手段を使い分ければ、エラー解除処理を行う場所やエラー解除処理の適否を振動によって、エラー解除処理中のユーザに伝えやすい。
次に、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
<画像形成装置の全体構成>
図1は、プリンタ1の断面図である。尚、説明の便宜上、図中左右方向にX軸を取り、図中上下方向にY軸を取っている。
プリンタ1は、パソコン等の上位装置55(図3参照)、或いは、デジタルカメラやUSBメモリなどの外部記憶装置56(図3参照)から受信したデータを用紙2に印刷するものである。プリンタ1は、箱状の本体3を備え、本体3の底部に用紙トレイ4が備えられている。用紙トレイ4には、箱形をなし、用紙2が積層されて収容されている。本体3内には、用紙トレイ4から取り出した用紙2を本体3の外部へ搬送する搬送手段5が設けられている。搬送手段5上には、画像形成手段6が配置され、搬送手段5に搬送される用紙2に画像を形成する。
本体3は、正面側(図中+X側)から用紙トレイ4が着脱自在に装着されている。そして、本体3の正面側(+X側)と背面側(−X側)には、搬送手段5を外部に開放するためのフロントカバー7とバックカバー8とが回動可能に保持されている。本体3は、上側(+Y側)に排紙トレイ9が形成されている。排紙トレイ9は、本体3に回動可能に保持されている。
搬送手段5は、本体3に回転自在に保持される給紙ローラ11と、レジストローラ12と、排紙ローラ13とによって構成されている。給紙ローラ11とレジストローラ12と排紙ローラ13は、図示しないクラッチ手段を介してモータMに着脱可能に連結し、モータMから駆動力を得て回転する。
給紙ローラ11は、用紙トレイ4の着脱口に配置され、用紙トレイ4に収容される用紙2をピックアップしてレジストローラ12へ送り出す。レジストローラ12は、画像形成手段6の上流側に配置され、用紙2を画像形成手段6へ送り出す。排紙ローラ13は、画像形成手段6の下流側に配置され、用紙2を排紙トレイ9に排紙する。従って、本体3の内部には、給紙ローラ11とレジストローラ12と排紙ローラ13を経由する用紙2の搬送経路が形成される。
画像形成手段6は、帯電器14によって帯電された感光ドラム15の表面に、スキャナ部16からレーザを照射して静電潜像を照射する。感光ドラム15は、トナーカートリッジ17からトナー18を供給され、静電潜像が可視化される。感光ドラム15には、転写ローラ19が対向配置され、レジストローラ12から感光ドラム15と転写ローラ19との間に搬送されてきた用紙2に可視像を転写する。感光ドラム15の下流側には、定着部20が配置され、用紙2に転写されたトナー18を熱定着させる。尚、感光ドラム15は、除電ブラシ38によって表面を除電される。
ところで、本体3には、「搬送エラー状態検出手段」及び「ジャム検出手段」の一例である後端センサ21と、レジ前センサ22と、レジ後センサ23と、排紙センサ24とが内設されている。
図2は、後端センサ21の構造を示す図である。尚、説明の便宜上、図1に対応して図中左右方向にX軸を取り、図中上下方向にY軸を取っている。
後端センサ21は、給紙ローラ11に隣接して本体3に架設された支軸25に揺動リンク26が揺動可能に保持されている。揺動リンク26には、上方(図中+Y方向)にアーム27が延設され、アーム27の先端部に遮光部材28が固定されている。揺動リンク26は、コイルスプリング29によって、図中S方向へ常時付勢されている。アーム27は、用紙2の搬送経路上において、突出板部30を用紙トレイ4の内壁に係止させることにより、図中S方向への回転が制限されている。本体3には、光電センサ31が取り付けられている。光電センサ31は、図2に示すようにアーム27が起立した姿勢である場合に遮光部材28によって検出光路が遮断されるように、発光素子と受光素子が対向配置されている。
従って、後端センサ21は、用紙2を取り出さない状態では、揺動リンク26が図2に示すように起立した姿勢となり、遮光部材28が検出光路を遮る。この場合、後端センサ21は、光電センサ31が受光状態にならず、OFF信号を出力する。一方、用紙2が取り出されて突出板部30を跳ね上げると、揺動リンク26が図中R方向へ回転し、遮光部材28を検出光路から外す。この場合、後端センサ21は、光電センサ31が受光状態になってON信号を出力する。
ここで、用紙トレイ4を本体3から取り外すと、揺動リンク26は、図中S方向への回転が用紙トレイ4に制限されなくなる。そのため、揺動リンク26は、アーム27が図中S方向へ倒れた姿勢になり、遮光部材28が検出光路から外れる。用紙トレイ4を本体3から取り外したときには、モータMが駆動停止される。よって、光電センサ31がOFFであり、且つ、モータMが駆動停止している場合には、用紙トレイ4が取り外されていると判断することが可能である。この意味で、後端センサ21は、用紙トレイ4を着脱して用紙なしエラー(搬送エラー)を解除したか否かの解状態を検出する「エラー解除状態検出手段」及び「着脱検出手段」の一例になり得る。
図1に示すように、レジ前センサ22とレジ後センサ23と排紙センサ24は、所定長のアクチュエータを支軸により回転可能に保持するものであり、用紙2の搬送経路に突き出すように配置されている。レジ前センサ22とレジ後センサ23と排紙センサ24は、第1検知器32、第2検知器33、第3検知器34の各検出光路上に配置されている。
レジ前センサ22とレジ後センサ23と排紙センサ24は、自重によって図1に示すように起立した姿勢では、第1〜第3検知器32,33,34の検出光路をそれぞれ遮断する。この場合、レジ前センサ22とレジ後センサ23と排紙センサ24は、第1〜第3検知器32,33,34が受光状態にならず、OFF信号を出力する。しかし、レジ前センサ22とレジ後センサ23と排紙センサ24は、用紙2に押し倒されると、第1〜第3検知器32,33,34の検出光路から外れる。この場合、レジ前センサ22とレジ後センサ23と排紙センサ24は、第1〜第3検知器32,33,34が受光状態になり、ON信号を出力する。
ところで、本体3のフロントカバー7とバックカバー8には、「エラー解除状態検出手段」及び「開閉検出手段」の一例である第1開閉センサ35と第2開閉センサ36がそれぞれ取り付けられてる。第1及び第2開閉センサ35,36は、例えばリミットスイッチ、近接センサ、磁気センサ、光電センサ等により構成される。第1及び第2開閉センサ35,36は、フロントカバー7、バックカバー8の開状態を検出するとOFF信号を出力し、フロントカバー7、バックカバー8の閉状態を検出するとON信号を出力する。
更に、本体3には、搬送エラーが生じた場合に、搬送エラーを解除する処理を行っているユーザに振動を伝えやすくするために、搬送エラーを解除する際にユーザが操作する部位に第1〜第3振動発生手段41,42,43が取り付けられている。第1実施形態では、用紙トレイ4と、フロントカバー7と、バックカバー8は、第1振動発生手段41と第2振動発生手段42と第3振動発生手段43がそれぞれ取り付けられている。第1〜第3振動発生手段41,42,43は、例えばモータを駆動源として振動する。
<制御ブロック構成>
図3は、図1に示すプリンタ1の制御ブロック図である。
プリンタ1は、「振動制御手段」の一例である制御装置50によって搬送エラー通知処理が行われる。制御装置50は、周知のコンピュータであって、CPU51にROM52とRAM53とが接続している。ROM52には、第1〜第3振動発生手段41,42,43の動作状態を異ならせるための振動制御プログラム54が格納されている。
制御装置50は、CPU51に、光電センサ31及び第1〜第3検知器32,33,34が接続している。CPU51は、光電センサ31及び第1〜第3検知器32,33,34から受信したON/OFF信号に基づいて、搬送手段5(給紙ローラ11、レジストローラ12、排紙ローラ13)が用紙2を搬送する搬送状態を監視している。
また、制御装置50は、CPU51に、第1及び第2開閉センサ35,36が接続し、フロントカバー7とバックカバー8の開閉状態を監視している。
制御装置50は、CPU51に、第1〜第3振動発生手段41,42,43が接続している。CPU51は、第1〜第3振動発生手段41,42,43に印加する電圧を調整することによって、第1〜第3振動発生手段41,42,43が発生する振動の周期や強さを調整する。
更に、制御装置50は、CPU51に、上位装置55及び外部記憶装置56、画像形成手段6、給紙ローラ11、レジストローラ12、排紙ローラ13、モータMが接続している。CPU51は、上位装置55や外部記憶装置56から受信したデータを用紙2に印刷する処理を制御している。
<動作説明>
次に、プリンタ1の動作について図4〜図7を参照して説明する。図4は、図3に示す振動制御プログラム54のフローチャートである。図5は、図4に示す給紙エラー処理(S9)のサブフローチャートである。図6は、図4に示す機内エラー処理(S15)のサブフローチャートである。図7は、図4に示す排紙エラー処理(S18)のサブフローチャートである。
プリンタ1の制御装置50は、上位装置55又は外部記憶装置56から印刷データを受信したときをトリガとして振動制御プログラム54をROM52からRAM53にコピーし、1頁分の印刷データを用紙2に印刷する度に実行される。
すなわち、制御装置50は、ステップ1(以下「S1」と略記する。)において、印字待ち状態になっている。そして、S2において、上位装置55や外部記憶装置56から印字指令が有るか判断する。印字指令が無いと判断した場合には(S2:NO)、そのまま待機する。
一方、印字指令が有ると判断した場合には(S2:YES)、S3において、用紙ピックアップトライ回数iを「0」に設定し、初期化する。そして、S4において、モータMを駆動して給紙ローラ11を回転させ、用紙トレイ4から用紙2を取り出す。そして、S5において、第1検知器32の出力信号に基づいて、レジ前センサ22がONしているか否かを判断する。
第1検知器32の出力信号がOFFからONに切り替わらず、レジ前センサ22がONしていないと判断した場合には(S5:NO)、S6において、用紙ピックアップ待ち時間(例えば1秒)内であるか否かを判断する。用紙ピックアップ待ち時間は、給紙ローラ11を回転させ始めたときを基準として、レジ前センサ22がONするまでの時間である。用紙ピックアップ待ち時間は、予め制御装置50に登録されている。用紙ピックアップ待ち時間内であると判断した場合には(S6:YES)、用紙2が給紙ローラ11からレジ前センサ22へ搬送される途中であることを意味するので、S5に戻り、レジ前センサ22がONしたかを再確認する。
用紙ピックアップ待ち時間が経過しても、レジ前センサ22がONしない場合には(S5:NO,S6:NO)、給紙ローラ11が用紙2の取り出しを失敗したと考えられる。そこで、S7において、用紙ピックアップリトライ回数iが、用紙ピックアップリトライ最大回数Nより少ないか否かを判断する。用紙ピックアップリトライ回数iが、用紙ピックアップリトライ最大回数Nより少ない場合には(S7:YES)、S8において、用紙ピックアップリトライ回数iに1を加算した後、S4に戻る。そして、S4において、用紙2を用紙トレイ4から取り出すことに再挑戦し、レジ前センサ22がONしたか否かを確認する。
上記S4〜S8の処理を繰り返し、用紙ピックアップトライ回数iが用紙ピックアップリトライ最大回数N以上になっても、レジ前センサ22がONしない場合には(S5:NO、S6:NO、S7:NO)、給紙時に搬送エラーが発生したと考えられる。そこで、S9において、給紙エラー処理を実行する。
図5に示すように、給紙エラー処理(S9)では、S901において、光電センサ31の検出信号に基づいて、後端センサ21がONしているか否かを判断する。光電センサ31から受信する信号がOFF信号からON信号に切り替わり、後端センサ21がONしていると判断した場合には(S901:YES)、S902において、給紙ジャムが発生したと判断する。そこで、S903において、用紙トレイ4の第1振動発生手段41を、長い周期で振動させる振動パターン1によって駆動させる。これにより、給紙ローラ11付近で給紙ジャムが発生したこと、及び、給紙ジャムを解除するために操作すべき場所が用紙トレイ4であることをユーザに知らせる。その後、S904において、振動パターン1の振動を第1振動発生手段41に発生させたまま印刷動作を中止して、エラー解除待ち状態になる。
これに対して、光電センサ31から受信する信号がONからOFFに切り替わらず、後端センサ21がONしていないと判断した場合には(S901:NO)、S905において、用紙2が用紙トレイ4にない用紙なしエラーが発生したことを認識する。この意味で、後端センサ21は、「用紙検出手段」の一例になり得る。そこで、S906において、用紙トレイ4の第1振動発生手段41を、振動パターン1より短い周期で振動させる振動パターン2によって、駆動させる。これにより、用紙トレイ4に用紙2が無いこと、及び、用紙なしエラーを解除するために操作すべき場所が用紙トレイ4であることをユーザに知らせる。その後、S904において、振動パターン2の振動を第1振動発生手段41に発生させたまま印刷動作を中止して、エラー解除待ち状態になる。
それから、S907において、用紙トレイ4が本体3から取り外され、OPENしたか否かを判断する。用紙トレイ4がOPENしたことは、用紙トレイ4の取り外しによってモータMが駆動停止され、且つ、光電センサ31からON信号を受信した場合に、検出される。
例えば、ユーザが、振動発生源が用紙トレイ4であることに気付かず、誤って、フロントカバー7やバックカバー8を開いた場合には、制御装置50は、第1又は第2開閉センサ35,36から開信号を受信し、フロントカバー7又はバックカバー8が開状態になったことを認識する。この場合には、用紙トレイ4がOPENされていないと判断し(S907:それ以外)、S908において、強く振動するBパターンによって、第1振動発生手段41を駆動させる。Bパターンの振動は、用紙トレイ4がOPENされるまで続く(S904、S907:それ以外、S908)。
このように、振動が強くなったことから、ユーザは、フロントカバー7又はバックカバー8を開いてもエラーを解除できないことを知る。そこで、ユーザは、開いたフロントカバー7又はバックカバー8を閉じ、振動が発生している用紙トレイ4を正面側(図1の+X側)に引っ張って本体3から取り外す。この時点で、制御装置50は、モータMを駆動停止させ、且つ、光電センサ31からON信号を受信するので、用紙トレイ4がOPENされたと判断する(S907:YES)。
そこで、S909において、Bパターンより弱く振動するAパターンに振動パターンを切り替え、第1振動発生手段41を駆動させる。ユーザは、振動がBパターンからAパターンに切り替わったことから、エラー解除場所が正しいことを認識する。そして、ユーザは、用紙トレイ4を着脱する本体3の着脱口から詰まった用紙2を取り除いたり、或いは、用紙トレイ4に用紙2を補充することによって、エラー解除を行う。
そして、S910において、用紙トレイ4が本体3に装着され、用紙トレイ4がCLOSEしたか否かを判断する。用紙トレイ4がCLOSEしたことは、用紙トレイ4を本体3に装着することによって、光電センサ31から受信する信号がONからOFFに切り替えられ、且つ、モータMの駆動が開始した場合に、検出される。用紙トレイ4が本体3に装着されてCLOSEされるまでは(S901:NO)、そのまま待機する。
一方、用紙トレイ4が本体3に装着されてCLOSEされたと判断した場合には(S910:YES)、S911において、用紙トレイ4の第1振動発生手段41を駆動停止し、振動を停止させる。これにより、ユーザは、給紙ジャム又は用紙なしエラーが解消したことを認識する。その後、図4のS9へ戻る。
それから、S3へ戻り、用紙ピックアップトライ回数iを「0」に初期化し、次に印刷する用紙2の搬送エラーを検出する準備を行う。
ところで、第2検出器33から受信する信号が用紙ピックアップ時間内にOFFからONに切り替えられ、レジ前センサ22がONしたと判断した場合には(S5:YES)、用紙2がレジストローラ12へ送られたことを意味する。そこで、S10において、レジ前センサ22が正常に用紙2を検出したと判断する。そして、S11において、レジ前センサ22が正常に用紙2を検出してから所定時間(例えば1秒)が経過するまでレジストローラ12を回転させないレジスト開放待ち状態になる。この間に、用紙2の斜行が是正される。
そして、S12において、レジ前センサ22が正常に用紙2を検出してから所定時間(例えば1秒)が経過し、レジストローラ12が回転して用紙2を画像形成手段6へ送り出すレジスト開放が行われたか否かを判断する。レジスト開放が行われない間は(S12:NO)、S11に戻り、待機する。一方、レジスト開放が行われたと判断した場合には(S12:YES)、S13において、第2検出器33から受信する信号に基づいて、レジ後センサ23がONしたか否かを判断する。
第2検出器33から受信する信号がOFFのままであり、レジ後センサ23がONしていないと判断した場合には(S13:NO)、S14において、レジスト開放から3秒以内か否かを判断する。この時間(3秒)は、レジストローラ12が、プリンタ1が印刷可能な最大用紙サイズの用紙2を搬送し終わるまでに要する時間に合わせて一律に設定してもよいし、用紙サイズに応じて適宜設定変更してもよい。レジスト開放から3秒以内である場合には(S14:YES)、レジストローラ12が用紙2を搬送し終わっていないと考えられるので、S13へ戻り、レジ後センサ23がONしたか再確認する。
一方、レジスト開放から3秒経過しても、レジ後センサ23がONしない場合には(S13:NO、S14:NO)、S15において、機内エラー処理を実行する。
図6に示すように、機内エラー処理(S15)においては、S1501において、機内ジャムが発生したと判断する。そして、S1502において、フロントカバー7の第2振動発生手段42を振動パターン1で振動させる。周期が長い振動パターン1により、ユーザは、ジャムが発生したことを認識する。そして、S1503において、印刷を中止し、ジャム解除待ち状態になる。
そして、S1504において、第1開閉センサ35の検出信号に基づいて、フロントカバー7が開かれたか否かを判断する。第1開閉センサ35が閉状態を検出している間に、フロントカーバー7以外のバックカバー8や用紙トレイ4が開状態になったと判断した場合には(S1504:それ以外)、S1505において、Bパターンでフロントカバー8の第2振動発生手段42を駆動させ、振動を強くする。ユーザは、振動が強くなったことから、バックカバー8又は用紙トレイ4を開く操作が、正しいジャムの解消方法でないことを認識する。第2振動発生手段42は、フロントカバー7が開状態になるまでBパターンで振動し続ける。
ユーザが、振動発生源に気付き、バックカバー8又は用紙トレイ4を閉じてフロントカバー7を開くと、制御装置50は、第1開閉センサ35から開信号を受信し、フロントカバー7がOPENしたと判断する(S1504:YES)。そこで、S1506において、第2振動発生手段42をBパターンで駆動させ、振動を弱くする。振動が弱くなったことにより、ユーザは、フロントカバー7を開いてジャムを解除する操作が正しいことを確信する。そして、ユーザは、フロントカバー7を開いた本体3からレジストローラ12に詰まった用紙2を取り除く。
その後、S1507において、第1開閉センサ35の検出信号に基づき、フロントカバー7が閉じられたか否かを判断する。フロントカバー7が開いている間は(S1507:NO)、第2振動発生手段42をAパターンで振動させたまま、待機する。
一方、第1開閉センサ35から閉信号を受信し、フロントカバー7が閉じられたと判断した場合には(S1507:YES)、S1508において、第2振動発生手段42を駆動停止し、振動を停止させる。これにより、ユーザは機内ジャムが解消したことを認識する。その後、図4のS15に戻る。
図4に示すように、それからS3へ戻り、次に印刷する用紙2の搬送エラーを検出する準備を行う。
ところで、レジ後センサ23がONしたと判断した場合には(S13:YES)、S16において、第3検知器34の検出信号に基づいて、排紙センサ24がOFFしたか否かを判断する。第3検知器34から受信する信号がONであり、排紙センサ24がONしていると判断した場合には(S16:NO)、S17において、レジ後センサ23がONしてから5秒以内で有るか否かを判断する。レジ後センサ23がONしてから5秒以内である場合には(S17:YES)、排紙ローラ13が用紙2を搬送する途中であると考えられるので、S16に戻り、排紙センサ24のON/OFF状態を再確認する。
排紙センサ24が、レジ後センサ23がONされた後5秒経過しても、ONしたのままである場合には、S18において、排紙エラー処理を行う。
図7に示すように、排紙エラー処理(S18)は、S1801において、排紙ローラ13付近で生じる排紙ジャムが生じたと認識する。S1802以降の処理は、第3振動発生手段43を第2振動発生手段42に変わって振動させ、バックカバー8を操作してエラー解除する点を除き、機内エラー処理(図6参照)と同じであるので、説明を省略する。
図4に示すように、排紙エラー処理(S18)が終了したら、S3へ戻り、次に印刷する用紙2の搬送エラーを検出する準備を行う。
これに対して、レジ後センサ23がONしてから5秒以内に排紙センサ24がOFFした場合には(S16:YES)、S19において、排紙ローラ13が用紙2を排紙トレイ9へ送り終わり、排紙が正常に終了したことを認識する。その後、処理を終了する。
<作用効果>
第1実施形態のプリンタ1は、搬送手段5が用紙トレイ4から用紙2をピックアップして本体3の外部へ搬送する際に搬送エラーが生じた場合に、その搬送エラーがジャムであれば、第1〜第3振動発生手段41,42,43を振動パターン1で振動させ、用紙なしであれば、第1〜第3振動発生手段41,42,43を振動パターン2で振動させる。すなわち、搬送エラーの状態によって、第1〜第3振動発生手段41,42,43の動作状態が異なる(図5のS902,S903,S905,S906、図6のS1501,S1502、図7のS1801,S1802参照)。そのため、わざわざ表示部を本体3に設けなくても、第1〜第3振動発生手段41,42,43が発生する振動の周期よって、ジャムと用紙なしの何れの搬送エラーが生じたかをユーザに通知することが可能である。よって、第1実施形態のプリンタ1によれば、搬送エラー通知に表示部を必要とせず、装置コストを安価にできる。また、第1実施形態のプリンタ1によれば、視覚障害者が使用する場合でも、振動によって搬送エラーがジャムと用紙なしの何れであるかを認識させることができ、視覚障害者に優しい装置とすることができる。
第1実施形態のプリンタ1は、用紙トレイ4又はフロントカバー7、バックカバー8を開閉してジャム又は用紙なしの搬送エラーを解除する解除状態が、実際に発生した用紙なし又は給紙ジャム、機内ジャム、排紙ジャムの搬送エラー状態に対応するか否かを判断し、対応する場合には、第1〜第3振動発生手段41,42,43をAパターンで弱く振動させる一方、対応しない場合には、第1〜第3振動発生手段41,42,43をBパターンで強く振動させる。すなわち、搬送エラー解除状態が搬送エラーに対応すると判断した場合と、対応しないと判断した場合とで、第1〜第3振動発生手段41,42,43の動作状態が異なる(図5のS907:それ以外,S908,S907:YES,S909、図6のS1504:それ以外,S1505,S1504:YES,S1506、図7のS1804:それ以外,S1805,S1804:YES,S1806参照)。そのため、わざわざ表示部を本体3に設けなくても、振動発生手段41,42,43が発生する振動の強弱によって搬送エラーの解除処理が正しいか否かをユーザに通知することが可能である。よって、第1実施形態のプリンタ1によれば、搬送エラー通知や解除処理に表示部を必要とせず、装置コストを安価にできる。また、第1実施形態のプリンタ1によれば、視覚障害者が使用する場合でも、振動の強弱によって搬送エラーやエラー解除の状態を認識させることができ、視覚障害者に優しい装置とすることができる。
第1実施形態のプリンタ1は、後端センサ21が用紙トレイ4に用紙2が無くなったことを検出する一方(図4のS5:NO,S6:NO,S7:NO,S9,図5のS901:NO,S905参照)、後端センサ21及びレジ前センサ22、レジ後センサ23、排紙センサ24が搬送経路上で発生した給紙ジャム、機内ジャム、排紙ジャムの発生を検出する(図4のS5:NO,S6:NO,S7:NO,S9,図5のS901:YES,S902,図4のS13:NO,S14:NO,S15,図6のS1501,図4のS16:NO,S17:NO,S18,図7のS1801参照)。そのため、第1実施形態のプリンタ1によれば、用紙なし状態とジャム発生状態とで第1〜第3振動発生手段41,42,43に異なる動作させることができ、エラー表示を確認するまでもなく、用紙搬送中に発生する別種類の用紙なしエラーとジャムエラーを振動の周期等によってユーザに区別して認識させることができる。
第1実施形態のプリンタ1は、モータMの駆動停止下における後端センサ21のON/OFF状態に基づいて用紙トレイ4の着脱を検出する一方(図1及び図2、図3参照)、第1及び第2開閉センサ35,36がフロントカバー7とバックカバー8の開閉を検出する(図1及び図3参照)。このため、第1実施形態のプリンタ1は、後端センサ21やレジ前センサ22、レジ後センサ23、排紙センサ24が検出した用紙なしや給紙ジャム、機内ジャム、排紙ジャムに対応して、ユーザが用紙トレイ4やフロントカバー7、バックカバー8を開閉し、エラー解除処理を行っているか否かを確認し、エラー解除処理の適否に応じて第1〜第3振動発生手段41,42,43が発生する振動の強弱を変えることができる。これにより、第1実施形態のプリンタ1は、エラー解除処理中のユーザにエラー表示を確認させるまでもなく、エラー解除処理の適否を振動の強弱によって認識させることが可能である。よって、第1実施形態のプリンタ1によれば、安価な装置コストで正しいエラー解除方法を誘導することができる。
第1実施形態のプリンタ1は、用紙トレイ4とフロントカバー7とバックカバー8に第1〜第3振動発生手段41,42,43をそれぞれ配置するので(図1参照)、第1〜第3振動発生手段41,42,43が振動する位置によって、エラー解除処理を行う場所やエラー解除処理の適否を、エラー解除処理中のユーザに伝えやすい。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。図8は、プリンタ71の断面図である。
第2実施形態のプリンタ71は、振動発生手段72を1個しか備えず、その振動発生手段72のみで給紙エラー処理(S21)、機内エラー処理(S22)、排紙エラー処理(S23)を行う点が、第1実施形態と相違する。よって、ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、第1実施形態と共通する点は図面に第1実施形態と同一符号を付し、説明を適宜省略する。
図8に示すプリンタ71は、本体3の上面部に配置されている。本体3の上面部に配置するのは、ユーザが振れやすく、最も振動とその変化に気付きやすいからである。
<動作説明>
図9は、図8に示すプリンタ71が実行する給紙エラー処理(S21)のフローチャートである。
第2実施形態では、制御装置50は、給紙エラー処理(S21)のS902において、給紙ジャムが発生したことを認識すると、長い周期で振動する振動パターン3によって振動発生手段72を駆動させる。これにより、ユーザは、本体3内の何れかの場所でジャムが発生したことを認識する。
一方、制御装置50は、S905において用紙なしエラーが発生したことを認識すると、振動パターン3より短い周期で振動する振動パターン4によって振動発生手段72を駆動させる。これにより、ユーザは用紙なしエラーが発生したことを認識する。
制御装置50は、振動発生手段72を振動パターン3又は振動パターン4で振動させたまま、エラー解除待ちしている場合に(S904)、用紙トレイ4以外のフロントカバー7又はバックカバー8が開かれたことを認識すると(S907:それ以外)、S2104において、強く振動するBパターンによって振動発生手段72を駆動させる。これにより、ユーザは、フロントカバー7又はバックカバー8を開いてエラー解除する方法が間違っていることを認識する。
一方、制御装置50は、用紙トレイ4が開かれたことを認識すると(S907:YES)、S2103において、弱く振動するAパターンによって振動発生手段72を駆動させる。ユーザは、振動が小さくなったことから。用紙トレイ4を取り外してエラー解除する方法が正しいことを認識する。
ユーザが用紙トレイ4を本体3に装着すると、制御装置50は用紙トレイ4がCLOSEしたと判断し(S910:YES)、S2105において、振動発生手段72を駆動停止し、振動を停止させる。振動停止により、ユーザはエラーが解除したことを認識する。このようにしてエラーが解除されたら、次に印刷する用紙2のエラー検知を行う。
尚、図10は、図8に示すプリンタが実行する機内エラー処理(S22)のフローチャートである。図11は、図8に示すプリンタが実行する排紙エラー処理(S23)のフローチャートである。
図10に示す機内エラー処理(S22)と、図11に示す排紙エラー処理(S23)は、機内ジャム発生時又は排紙ジャム発生時に振動発生手段72を振動パターン3によって振動させ、フロントカバー7又はバックカバー8が開状態になったか否かによって、振動発生手段72をAパターン又はBパターンで振動させる点が、給紙エラー処理(S21)の給紙ジャムを通知する処理と異なる。これ以外の処理は、上記給紙ジャムの場合と同様であるので、説明を省略する。
<作用効果>
第2実施形態のプリンタ71は、ユーザが触りやすい本体3の上面部に振動発生手段72を配置するので(図8参照)、振動をユーザに伝えやすい。
特に、用紙なしが生じた場合には、振動発生手段72を振動パターン4で振動させ、ジャムが生じた場合には、振動発生手段72を振動パターン3で振動させるので(図9のS901:YES,S902,S2101、S901:NO,S905,S2102、図10のS1501,S2201、図11のS1801,S2301参照)、振動周期の違いによって搬送エラーの種類をユーザに認識させることができる。
しかも、プリンタ71は、搬送エラーを解除するために、ユーザが用紙トレイ4又はフロントカバー7、バックカバー8を開いた場合に、それが実際に発生した搬送エラーの状態(用紙なしエラー、給紙ジャム、機内ジャム、排紙ジャム)に対応している場合には、振動発生手段72をAパターンで弱く振動させ、対応していない場合には、振動発生手段72をBパターンで強く振動させる(図9のS907:YES,S2103,S907:NO、S2104、図10のS1504:YES,S2202,S1504:それ以外、S2203、図11のS1804:YES,S2302,S1804:それ以外,S2303参照)。よって、振動発生手段72が1個しかなく、搬送エラーの発生場所を振動発生源によって知らせることができない場合でも、振動の強弱によって正しい搬送エラー解除方法にユーザを誘導することができる。
このように、第2実施形態のプリンタ71は、振動発生手段72が本体3の上面部に1個しかなくても、振動発生手段72が発生する振動の周期や強弱によって、搬送エラーの状態や搬送エラーを解除する場所の適否を知らせることができる。よって、第2実施形態のプリンタ71によれば、装置コストを安価にできるとともに、視覚障害者に優しい装置とすることができる。
尚、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、トナーを使用するプリンタを画像形成装置の一例とした。これに対して、インクジェットプリンタや、感熱式プリンタ、複合機、コピー機等を画像形成装置の一例としても良い。
例えば、上記実施形態では、後端センサ21とレジ前センサ22の動作によって用紙なしエラーを検出したが、図1及び図8に示す用紙検出センサ37によって用紙なしエラーを検出しても良い。また、用紙なしエラーが発生した場合に、図5に示す給紙エラー処理(S9)において、S910の次に用紙検出センサ37によって用紙2があるか否かを判断し、用紙検出センサ37が用紙2を検出するまで第1〜第3振動発生手段41,42,43の何れかを振動させるようにしても良い。この場合、用紙2を補充せずに用紙トレイ4を閉じた場合にも、エラー通知をし続けることができ、正しいエラー解除方法を誘導できる。
例えば、振動の周期や強弱に代えて振動の長さ等によって搬送エラーの状態や搬送エラー解除状態をユーザに知らせても良い。また、ジャム発生時の振動を紙なしエラー発生時の振動より周期を短くしたり、或いは、正しいエラー解除した場合の振動を不正なエラー解除した場合の振動より強くするなど、振動の種類を代えても良い。
本発明の第1実施形態に係り、プリンタの断面図である。 図1に示すプリンタが使用する後端センサの構造を示す図である。 図1に示すプリンタの制御ブロック図である。 図3に示す振動制御プログラムのフローチャートである。 図4に示す給紙エラー処理のサブフローチャートである。 図4に示す機内エラー処理のサブフローチャートである。 図4に示す排紙エラー処理のサブフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係り、プリンタの断面図である。 図8に示すプリンタが実行する給紙エラー処理のフローチャートである。 図8に示すプリンタが実行する機内エラー処理のフローチャートである。 図8に示すプリンタが実行する排紙エラー処理のフローチャートである。
符号の説明
1,71 プリンタ(画像形成装置)
2 用紙
3 本体
4 用紙トレイ
5 搬送手段
6 画像形成手段
7 フロントカバー(カバー)
8 バックカバー(カバー)
21 後端センサ(搬送エラー状態検出手段、エラー解除状態検出手段、用紙検出手段、着脱検出手段)
22 レジ前センサ(搬送エラー状態検出手段)
23 レジ後センサ(搬送エラー状態検出手段)
24 排紙センサ(搬送エラー状態検出手段)
35 第1開閉センサ(エラー解除状態検出手段、開閉検出手段)
36 第2開閉センサ(エラー解除状態検出手段、開閉検出手段)
41,42,43,72 振動発生手段
50 制御装置(振動制御手段)

Claims (6)

  1. 用紙を収容する用紙トレイを備える本体内に、用紙トレイから取り出された前記用紙を前記本体の外部へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段上に配置されて前記用紙に画像を形成する画像形成手段とが設けられ、前記本体が前記搬送手段を外部に開放するカバーを備える画像形成装置において、
    前記搬送手段が前記用紙を搬送する場合に生じる搬送エラーの状態を検出する搬送エラー状態検出手段と、
    前記本体に設けられ、振動を発生する振動発生手段と、
    前記搬送エラー状態検出手段が検出する搬送エラーの状態に応じて、前記振動発生手段の動作状態を異ならせる振動制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙を収容する用紙トレイを備える本体内に、用紙トレイから取り出された前記用紙を前記本体の外部へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段上に配置されて前記用紙に画像を形成する画像形成手段とが設けられ、前記本体が前記搬送手段を外部に開放するカバーを備える画像形成装置において、
    前記搬送手段が前記用紙を搬送する場合に生じる搬送エラーの状態を検出する搬送エラー状態検出手段と、
    前記搬送エラーの解除状態を検出するエラー解除状態検出手段と、
    前記本体に設けられ、振動を発生する振動発生手段と、
    前記エラー解除状態検出手段が検出した前記搬送エラーの解除状態が、前記搬送エラー状態検出手段が検出した前記搬送エラーの状態に対応する処理であるか否かを判断し、対応する処理であると判断した場合と、対応する処理でないと判断した場合とで、前記振動発生手段の動作状態を異ならせる振動制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する画像形成装置において、
    前記搬送エラー状態検出手段は、
    前記用紙トレイに収容される用紙の有無を検出する用紙検出手段と、
    前記搬送手段上で発生するジャムを検出するジャム検出手段と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載する画像形成装置において、
    前記エラー解除状態検出手段は、
    前記用紙トレイの着脱を検出する着脱検出手段と、
    前記カバーの開閉を検出する開閉検出手段と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載する画像形成装置において、
    前記振動発生手段は、前記本体の上面部に配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載する画像形成装置において、
    前記振動発生手段は、前記用紙トレイと前記カバーに配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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