JP2008287137A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のセンサを利用して転写ローラの中間転写ベルトへの当接検出を精度良く行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】このプリンタ10は、トナー像を担持する中間転写ベルト124と、この中間転写ベルト124の周面に当接し、中間転写ベルト124上のトナー像を用紙Pに転写する2次転写ローラ113と、中間転写ベルト124の周面に臨むように配置されて中間転写ベルト124上のトナーの濃度を読み取る第1光学センサ19を含むとともに、この第1光学センサ19による読取結果に基づいて、用紙Pが中間転写ベルト124から分離したことを検出する分離検出手段とを備えている。そして、分離検出手段は、用紙の分離検出に加え、第1光学センサ19による読取結果に基づいて、2次転写ローラ113がその軸方向の略全域に亘って中間転写ベルト124に所定の圧力で当接する当接姿勢で配されていることを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、カラープリンタ等の画像形成装置では、感光体ドラムのトナー像を中間転写ベルトに転写(1次転写)した後、中間転写ベルト上のトナー像を2次転写ローラとのニップ部で用紙に一括的に転写(2次転写)することで、当該用紙にカラー画像を形成するように構成されたものが知られている(特許文献1)。
このような画像形成装置では、2次転写後に用紙が中間転写ベルトから分離したか否かを検出するためのセンサ(いわゆるジャムセンサ)が上記ニップ部の下流近傍に設けられている。また、2次転写ローラは、装置外方に引出し可能な支持部材に支持された状態で装置本体内に収容されており、ジャム処理時に支持部材を装置外方に引き出すことで、2次転写ローラと中間転写ベルトとの接触状態を解除することができるように構成されている。
例えば、2次転写後に用紙が中間転写ベルトに巻付くといったジャムの発生を上記センサで検出した場合には、図6(a)〜(c)に順に示すように、装置本体11の側面に設けたカバー17を引き開けて支持部材18を表出させ、さらに、当該支持部材18を装置外方に引き出すように回動させて中間転写ベルト124および用紙搬送路111を露出させることにより、容易にジャム処理を行い得るようになっている。そして、ジャム処理が終了すると、支持部材18を装置内側に向けて回動させて装置内に収容した後にカバー17を閉めて画像形成動作を再開する。
特開平11−59962号公報
ところで、従来では、2次転写ローラがその軸方向の略全域に亘って中間転写ベルトに所定の圧力で当接する当接状態にあるか否かを、装置本体に対するカバーの開閉状態によって間接的に検出していた。具体的には、カバーが閉まっていれば、2次転写ローラが上記当接状態にあると判断し、カバーが開いていれば、2次転写ローラが上記当接状態とは異なる状態にあると判断していた。また、従来では、装置本体に対するカバーの開閉状態をスイッチ等による機械的な手段で検出していた。これらのことから、2次転写ローラが中間転写ベルトに対して片当り状態もしくは全く接触していない非接触状態となるような当接不良が発生していても、カバーが閉じていれば、2次転写ローラの当接状態が正常であると判断される場合がある。このように、従来では、2次転写ローラの当接状態の検出精度を向上させるのが困難であるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、既存のセンサを有効に利用して転写ローラの中間転写ベルトへの当接検出を精度良く行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、トナー像を担持可能な周面を有する中間転写体と、この中間転写体の周面に当接してニップ部を形成し、当該ニップ部を搬送される用紙に前記中間転写体上のトナー像を転写する転写部材と、前記中間転写体の周面に臨むように前記ニップ部の下流近傍に配置されて中間転写体上のトナーの濃度を読み取るセンサを含むとともに、このセンサによる読取結果に基づいて、トナー像を転写された用紙が前記中間転写体から分離したことを検出する分離検出手段とを備えた画像形成装置において、前記分離検出手段は、前記用紙の分離検出に加え、前記センサによる読取結果に基づいて、前記転写部材がその軸方向の略全域に亘って前記中間転写体に所定の圧力で当接する当接姿勢で配されていることを検出するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記分離検出手段は、用紙に転写するためのトナー像を前記中間転写体上に形成するのに先立って、前記中間転写体の周面にパッチ用トナーを担持させる手段と、前記パッチ用トナーを転写部材に転写する手段と、前記パッチ用トナーの転写後に前記センサにより読み取られた中間転写体上に残留するパッチ用トナーの濃度が所定の閾値以下である場合に、前記転写部材が前記当接姿勢で配されている正常状態にあると判断する一方で、前記中間転写体上に残留するパッチ用トナーの濃度が前記所定の閾値より高い場合に、前記転写部材が前記当接姿勢以外の姿勢で配されている異常状態にあると判断する手段と、前記異常状態と判断された時に当該異常状態を報知する手段と、前記転写部材に転写されたパッチ用トナーを中間転写体に戻す手段とを含むことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、トナー像を担持可能な周面を有する中間転写体と、この中間転写体の周面に当接してニップ部を形成し、当該ニップ部を搬送される用紙に前記中間転写体上のトナー像を転写する転写部材と、前記中間転写体の周面に臨むように配置されて中間転写体上のトナーの濃度を読み取るセンサを含むとともに、このセンサによる読取結果に基づいて、前記中間転写体上に形成されるトナー像の濃度および位置を補正する像補正手段とを備えた画像形成装置において、前記像補正手段が、前記トナー像に対する補正に加え、前記センサによる読取結果に基づいて、前記転写部材がその軸方向の略全域に亘って前記中間転写体に所定の圧力で当接する当接姿勢で配されていることを検出するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記像補正手段は、用紙に転写するためのトナー像を前記中間転写体上に形成するのに先立って、前記中間転写体の周面にパッチ用トナーを担持させる手段と、前記パッチ用トナーの濃度を前記センサで読み取った後に前記パッチ用トナーを転写部材に転写する手段と、前記パッチ用トナーの転写前に前記センサにより読み取られたパッチ用トナーの濃度と、前記パッチ用トナーの転写後に前記センサにより読み取られた中間転写体上に残留するパッチ用トナーの濃度との差が所定の閾値以上である場合に、前記転写部材が前記当接姿勢で配されている正常状態にあると判断する一方で、前記濃度差が前記所定の閾値より低い場合に、前記転写部材が前記当接姿勢以外の姿勢で配されている異常状態にあると判断する手段と、前記異常状態と判断された時に当該異常状態を報知する手段と、前記転写部材に転写されたパッチ用トナーを中間転写体に戻す手段とを含むことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項3または4に記載の画像形成装置において、前記センサが、前記ニップ部の下流近傍に設けられ、前記像補正手段が、前記トナー像に対する補正および前記転写部材の中間転写体への当接検出に加え、前記センサによる読取結果に基づいて、前記用紙が前記中間転写体から分離したことを検出するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、中間転写体上のトナーの濃度を読み取るセンサを用いて、転写部材の中間転写体への当接状態を中間転写体上のトナーの濃淡から検出するように構成したので、従来のように、スイッチ等の機械的な手段を用いてカバーの装置本体に対する開閉状態を検出し、このカバーの開閉状態から転写部材の配置位置を予測して当該転写部材の中間転写体への当接状態を間接的に判断する場合と比較して、上記転写部材の当接状態をより精度良く検出することができる。
また、用紙が中間転写体から分離したことを検出するための分離検出手段を有効に利用して、転写部材の当接状態を検出するように構成したので、当接検出専用のセンサ等を備えた当接検出手段を別途設ける必要がない。これにより、部品点数を削減することができるとともにコストを低く抑えることができる。また、分離検出用のプログラムを当接検出にも対応可能なプログラムに変更するだけで、用紙の分離検出のみならず転写部材の当接検出も行うことができるため、分離検出機能のみを備えた画像形成装置に、当該装置の機構を複雑化させることなく、容易に当接検出機能を付加することができる。
請求項2の発明によれば、転写部材に転写されずに中間転写体上に残ったパッチ用トナーの濃度をセンサで読み取り、その濃度の高低、すなわち残留トナーの量から転写部材の中間転写体への当接状態を判断するように構成したので、転写部材の当接状態をセンサにより直接的に検出することができる。これにより、転写部材の当接状態の検出精度を十分に向上させることができる。
また、転写部材の姿勢が異常状態にあると判断されれば、その旨をユーザに報知するように構成したので、ユーザが転写部材の当接状態を正確に把握することができる。
請求項3の発明によれば、中間転写体上のトナーの濃度を読み取るセンサを用いて、転写部材の中間転写体への当接状態を中間転写体上のトナーの濃淡から検出するように構成したので、従来のように、スイッチ等の機械的な手段を用いてカバーの装置本体に対する開閉状態を検出し、このカバーの開閉状態から転写部材の配置位置を予測して当該転写部材の中間転写体への当接状態を間接的に判断する場合と比較して、上記転写部材の当接状態をより精度良く検出することができる。
また、中間転写体上に形成されるトナー像の濃度および位置を補正するための像補正手段を有効に利用して、転写部材の当接状態を検出するように構成したので、当接検出専用のセンサ等を備えた当接検出手段を別途設ける必要がない。これにより、部品点数を削減することができるとともにコストを低く抑えることができる。また、像補正用のプログラムを当接検出にも対応可能なプログラムに変更するだけで、トナー像に対する補正のみならず転写部材の当接検出も行うことができるため、像補正機能のみを備えた画像形成装置に、当該装置の機構を複雑化させることなく、容易に当接検出機能を付加することができる。
請求項4の発明によれば、パッチ用トナーの転写部材への転写前および転写後に、中間転写体上のパッチ用トナーの濃度をセンサで読み取り、それら両者の濃度差から転写部材の中間転写体への当接状態を判断するように構成したので、転写部材の当接状態をセンサにより直接的に検出することができる。これにより、転写部材の当接状態の検出精度を十分に向上させることができる。
また、転写部材の姿勢が異常状態にあると判断されれば、その旨をユーザに報知するように構成したので、ユーザが転写部材の当接状態を正確に把握することができる。
請求項5の発明によれば、像補正手段を利用して、用紙が中間転写体から分離したことを検出するように構成したので、分離検出専用のセンサ等を備えた分離検出手段を別途設ける必要がない。これにより、部品点数をさらに削減することができるとともにコストをより低く抑えることができる。また、像補正および当接検出の両方に対応したプログラムを分離検出にも対応可能なプログラムに変更するだけで、トナー像に対する補正および転写部材の当接検出のみならず用紙の分離検出も行うことができるため、像補正機能および当接検出機能の両方を備えた画像形成装置に、当該装置の機構を複雑化させることなく、容易に分離検出機能を付加することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるプリンタの全体構成を示した断面図であり、図2は、パッチ用トナーが形成された中間転写ベルトと第1光学センサとを示した概略図である。また、図3は、図1に示したプリンタの制御系を示したブロック図である。まず、本発明に係るプリンタ(画像形成装置)10の内部構造の概要について説明する。なお、図1においてY−Y方向を前後方向といい、特に−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図1に示すように、本実施形態のプリンタ10は、箱形を呈した装置本体11内にコンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙を貯留する用紙貯留部14とが内装されているとともに、当該装置本体11の上部に定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部15が形成されることによって基本構成されている。
前記装置本体11の上面適所には、用紙Pの出力条件等を入力操作するための図略の操作パネルが設けられている。この操作パネルには、電源キーやスタートボタン、さらには出力条件を入力するための各種のキー等が設けられている。また、操作パネルには、液晶表示部16(図3参照)が設けられており、当該プリンタ10の各異常状態を表示するようになっている。
前記画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1においては後側)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色の現像剤を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色の現像剤を用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色の現像剤を用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色の現像剤を用いるブラック用ユニット12Kとが備えられている。
そして、前記各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム120および現像装置121がそれぞれ備えられている。感光体ドラム120は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像(可視像)を形成させるためのものであり、周面に強靱で耐摩耗性に優れた極めて平滑なアモルファスシリコン層が積層され、これによってこれらの像を形成させるのに適したものになっている。そして、各感光体ドラム120は、図1において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置121から現像剤の供給を受けるようになっている。
各感光体ドラム120の直下位置には帯電装置122がそれぞれ設けられているとともに、各帯電装置122のさらに下方位置には露光装置123が設けられている。そして、各感光体ドラム120は、前記帯電装置122によって周面が一様に帯電され、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が前記各露光装置123から帯電後の感光体ドラム120の周面に照射されることにより、各感光体ドラム120の周面に静電潜像が形成されるようになっている。かかる静電潜像に現像装置121から現像剤が供給されることにより、感光体ドラム120の周面にトナー像が形成されるようになっている。
感光体ドラム120の上方位置には、当該各感光体ドラム120に当接するように駆動ローラ124aおよび従動ローラ124b間に張設された中間転写ベルト(中間転写体)124が設けられている。この中間転写ベルト124は、各感光体ドラム120に対応して設けられた1次転写ローラ125によって感光体ドラム120の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム120と同期しながら駆動ローラ124aと従動ローラ124bとの間を周回するようになっている。
従って、中間転写ベルト124が周回することによりその周面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム120によるマゼンタトナーのトナー像の転写が行なわれ、ついで中間転写ベルト124の同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体ドラム120によるシアントナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、ついで中間転写ベルト124の同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム120によるイエロートナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最後にブラック用ユニット12Kの感光体ドラム120によるブラックトナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、これによって中間転写ベルト124の周面にカラーのトナー像が形成される。この中間転写ベルト124の周面に形成されたカラーのトナー像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写されることになる。なお、イエロー用ユニット12Yは、中間転写ベルト124上に後述のパッチ用トナー25(図2参照)を形成する機能も有している。
そして、各感光体ドラム120の図1における前方位置には当該感光体ドラム120の周面の残留トナーを除去して清浄化するクリーニング装置126が設けられている。クリーニング装置126によって清浄化処理された感光体ドラム120の周面は、新たな帯電処理のために帯電装置122へ向かうことになる。
画像形成部12の図1における前方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14からの用紙がこの搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ124aに掛け回されている中間転写ベルト124へ向けて搬送されるようになっている。かかる用紙搬送路111には、駆動ローラ124aと対向した位置に中間転写ベルト124の周面と当接した2次転写ローラ(転写部材)113が設けられ、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pが中間転写ベルト124と2次転写ローラ113とに押圧挟持されることによって中間転写ベルト124上のトナー像が当該用紙Pに転写されるようになっている。2次転写ローラ113は、後述するように、支持部材18に支持された状態で装置本体11内に収容されている。
前記定着部13は、画像形成部12で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部に加熱源である通電発熱体を備えた加熱ローラ131と、図1における前方でこの加熱ローラ131と対向配置された定着ローラ132と、この定着ローラ132および前記加熱ローラ131間に張設された定着ベルト133と、この定着ベルト133を介して前記定着ローラ40と対向配置された加圧ローラ134とを備えて構成されている。
そして、前記中間転写ベルト124と2次転写ローラ113との間のニップ部を通過することにより中間転写ベルト124のトナー像が転写された状態で定着部13へ供給された用紙Pは、加圧ローラ134と高温の定着ベルト133との間を通過しながら定着ベルト133からの熱を得て定着処理が施されるようになっている。
定着処理の完了したカラー画像付の用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11の頂部に設けられた用紙排出部15の排紙トレイ151へ向けて排出されることになる。
前記用紙貯留部14は、装置本体11の図1における後側壁に開閉自在に設けられた手差しトレイ141と、装置本体11内における露光装置123より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ142とを備えて構成されている。用紙トレイ142には用紙束が貯留されるようになっている。
前記用紙トレイ142は、上面が全面開口の箱体を備えて構成され、複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留可能になっている。かかる用紙トレイ142に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、下流端(図1における前端)の上面が用紙束P1からピックアップローラ143の駆動で用紙搬送路111へ向けて繰り出されるようになっており、1枚ずつ繰り出され用紙Pが搬送ローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って画像形成部12における2次転写ローラ113と中間転写ベルト124との間のニップ部へ向けて送り込まれるようになっている。
装置本体11の前面には、カバー17が設けられており、装置本体11の前部には、2次転写ローラ113や加圧ローラ134等を支持する支持部材18が内設されている。この支持部材18は、図6(b),(c)に示すように、その下部を支点として直立姿勢と前傾姿勢とを姿勢変更可能なように構成されている。そして、支持部材18が直立姿勢となったときに、2次転写ローラ113が中間転写ベルト124に当接するとともに、加圧ローラ134が定着ローラ132に当接するようになっている。そして、カバー17を開けた状態で、支持部材18を装置外方に引き出すように回動させることによって、2次転写ローラ113および加圧ローラ134をそれぞれ中間転写ベルト124および定着ローラ132から離間させるとともに、用紙搬送路111を露出させ、これによって2次転写ローラ113付近で発生したジャム処理を容易に行うことが可能なようになっている。
また、プリンタ10は、2次転写後の用紙Pが中間転写ベルト124から分離したことを検出するための分離検出手段を備えている。この分離検出手段は、第1光学センサ19(図3参照)と制御装置20とにより構成されている。
第1光学センサ19は、2次転写ローラ113と中間転写ベルト124とのニップ部の下流近傍である前記駆動ローラ124aの後方斜め上方に、当該プリンタ10の左右方向(すなわち、2次転写ローラ113の軸方向)に2つ設けられている。具体的には、図2に示すように、中間転写ベルト124の周面の幅方向両端付近に臨むように、当該中間転写ベルト124の周面と所定間隔を隔ててそれぞれ配設されている。
この第1光学センサ19は、中間転写ベルト124上のトナーの濃度を読み取る機能を有しており、図3に示すように、制御装置20に電気的に接続されている。また、制御装置20は、CPU、ROM、RAMからなり、各種信号の入力・出力および演算を行う制御部21と、データを記憶する記憶部22とを有している。そして、制御装置20が、第1光学センサ19の読取結果に基づいて、2次転写後の用紙Pが中間転写ベルト124に巻付くのを検出するように構成されている。
具体的には、用紙Pが中間転写ベルト124から分離せずに、ベルト表面に張り付いたまま移動されると、第1光学センサ19により読み取られたトナー濃度が通常とは著しく異なる値を示し、これによって用紙Pが中間転写ローラ124から分離していないと判別できるようになっている。
また、制御装置20は、第1光学センサ19の読取結果に基づいて、2次転写ローラ113が中間転写ベルト124に対して当該2次転写ローラ113の軸方向の略全域に亘って所定の圧力で当接する当接姿勢で配されていることを検出するように構成されている。このように、本実施形態では、分離検出手段が、2次転写ローラ113の中間転写ベルト124への当接検出手段を兼ねている。なお、分離検出手段による当接検出動作の詳細については下記に詳述する。
また、中間転写ベルト124を挟んで従動ローラ124bと対向する位置には、中間転写ベルト124上のトナーを除去するためのクリーニングローラ23が設けられている。
また、中間転写ベルト124の前側下方には、中間転写ベルト124上のトナーの濃度を読み取る機能を有する第2光学センサ24が設けられている。この第2光学センサ24も、上記制御装置20に電気的に接続されており、当該第2光学センサ24による読取結果に基づいて、制御装置20が中間転写ベルト124から用紙Pに転写されるトナー像の濃度や位置を補正する像補正手段として機能するようになっている。
次に、図4に示したフローチャートを参照して、上記分離検出手段による2次転写ローラ113の当接検出動作について説明する。この当接検出動作は、当該プリンタ10でジャムが発生し、そのジャム処理が終了してカバー17が閉められることにより開始されるように設定されている。
すなわち、カバー17が閉じられたことを図略のスイッチが検出し、その検出信号を制御装置20で受信することにより、ステップS1において、イエロー用ユニット12Yにより、中間転写ベルト124上の幅方向両端付近(図2参照)にパッチ用トナー25が各々形成される。このパッチ用トナー25は、例えば1辺が約2cmの正方形状である。なお、パッチ用トナーを、中間転写ベルト124の略全幅に亘る帯状に形成してもよい。
そして、ステップS2において、バイアス印加手段26(図3参照)により2次転写ローラ113に正バイアスが印加され、上記パッチ用トナー25を中間転写ベルト124から2次転写ローラ113に転写する。
次に、ステップS3において、上記各第1光学センサ19によって、中間転写ベルト124上に転写されずに残ったパッチ用トナー25の濃度が読み取られる。
そして、ステップS4において、2つの第1光学センサ19により読み取られた残留トナー濃度の両方が、予め設定されて記憶部22に保存されている所定の閾値以下であるか否かが判断される。これにより、上記2つのトナー濃度が両方ともに閾値以下であると判断された場合には、2次転写ローラ113が中間転写ベルト124に対して当該2次転写ローラ113の軸方向の略全域に亘って所定の圧力で当接する当接姿勢で配されていると判断される。そして、ステップS5において、バイアス印加手段26により2次転写ローラ113に逆バイアスが印加され、これによって2次転写ローラ113上に転写されたパッチ用トナー25が中間転写ベルト124上に戻される。
その後、ステップS6において、操作パネルの液晶表示部16に準備完了の「Ready」表示がなされ、待機状態となる。
一方、ステップS4において、2つのトナー濃度のうちのいずれか一方でも上記閾値よりも高いと判断された場合には、ステップS7において、2次転写ローラ113の中間転写ベルト124に対する当接不良が発生していると判断され、ステップS8において、液晶表示部16にその異常状態を示す「Error」が表示される。なお、異常状態の報知手段としては、上記液晶表示部16による表示のみならず、スピーカからの警報音やランプの点滅等であってもよい。
そして、ステップS9において、バイアス印加手段26により2次転写ローラ113に逆バイアスが印加され、2次転写ローラ113上に転写されたパッチ用トナー25が中間転写ベルト124上に戻される。そして、例えばユーザによってカバー17の開閉動作が行われ、再びカバー17が閉じられたことを制御装置20で受信するまで待機状態となる。
なお、上記した当接検出動作は、当該プリンタ10の起動時にも実行される。この場合には、ステップS1のパッチ用トナー25の形成に先立って、まず、カバー17の開閉確認が行われる。これは、図略のスイッチからの検出信号を制御装置20で受信することにより行われる。そして、カバー17が閉まっていないと判断された場合には、その旨が液晶表示部16に表示される。
一方、カバー17が閉まっていると判断された場合には、ステップS1において、イエロー用ユニット12Yにより、パッチ用トナー25が中間転写ベルト124上に形成される。その後の動作は、上述と同様である。
第1実施形態では、上記のように、中間転写ベルト124上のトナーの濃度を読み取る第1光学センサ19を用いて、2次転写ローラ113の中間転写ベルト124への当接状態を中間転写ベルト124上のトナーの濃淡から検出するように構成したので、従来のように、スイッチ等の機械的な手段を用いてカバー17の装置本体11に対する開閉状態を検出し、このカバー17の開閉状態から2次転写ローラ113の配置位置を予測して当該2次転写ローラ113の中間転写ベルト124への当接状態を間接的に判断する場合と比較して、上記2次転写ローラ113の当接状態をより精度良く検出することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、用紙Pが中間転写ベルト124から分離したことを検出するための分離検出手段を有効に利用して、2次転写ローラ113の当接状態を検出するように構成したので、当接検出専用のセンサ等を備えた当接検出手段を別途設ける必要がない。これにより、部品点数を削減することができるとともにコストを低く抑えることができる。また、制御装置20に内蔵される分離検出用のプログラムを当接検出にも対応可能なプログラムに変更するだけで、用紙Pの分離検出のみならず2次転写ローラ113の当接検出も行うことができるため、分離検出機能のみを備えたプリンタ10に、当該装置の機構を複雑化させることなく、容易に当接検出機能を付加することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、2次転写ローラ113に転写されずに中間転写ベルト124上に残ったパッチ用トナー25の濃度を第1光学センサ19で読み取り、その濃度の高低、すなわち残留トナーの量から2次転写ローラ113の中間転写ベルト124への当接状態を判断するように構成したので、2次転写ローラ113の当接状態を第1光学センサ19により直接的に検出することができる。これにより、2次転写ローラ113の当接状態の検出精度を十分に向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、2次転写ローラ113の姿勢が異常状態にあると判断されれば、その旨をユーザに報知する液晶表示部16を設けたので、ユーザが2次転写ローラ113の当接状態を正確に把握することができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、制御装置20が、第2光学センサ24の読取結果に基づいて当接検出を行うようになっている。すなわち、第2実施形態では、像補正手段が、当接検出手段を兼ねるように構成されている。
以下、図5に示すフローチャートを参照して、第2実施形態による当接検出動作について説明する。第1実施形態と同じく、カバー17が閉じられたことを図略のスイッチが検出し、その検出信号を制御装置20で受信することにより、ステップS11において、イエロー用ユニット12Yにより、中間転写ベルト124上の幅方向両端付近(図2参照)にパッチ用トナー25が各々形成される。
そして、ステップS12において、第2光学センサ24によって、中間転写ベルト124上のパッチ用トナー25の濃度が読み取られる(1回目の読取り動作)。
そして、ステップS13において、バイアス印加手段26(図3参照)により2次転写ローラ113に正バイアスが印加され、上記パッチ用トナー25を中間転写ベルト124から2次転写ローラ113に転写する。
次に、ステップS14において、バイアス印加手段26によりクリーニングローラ23のバイアスがOFF状態となる。これにより、転写後の中間転写ベルト124上に残留したパッチ用トナー25がクリーニングローラ23により除去されるのを防いでいる。なお、各1次転写ローラ125には、逆バイアスが印加されている。
そして、ステップS15において、上記各第1光学センサ19によって、中間転写ベルト124上に残留するパッチ用トナー25の濃度が読み取られる(2回目の読取り動作)。
そして、ステップS16において、2つの第1光学センサ19により読み取られた1回目のパッチ用トナー濃度と2回目の残留トナー濃度との差が、両方とも、予め設定されて記憶部22に保存されている所定の閾値以上であるか否かが判断される。これにより、上記2つの濃度差が両方ともに閾値以上であると判断された場合には、2次転写ローラ113が所定の当接姿勢で配されていると判断される。そして、ステップS17において、バイアス印加手段26により2次転写ローラ113に逆バイアスが印加されるとともにクリーニングローラ23のバイアスがON状態にされ、これによって2次転写ローラ113上に転写されたパッチ用トナー25が中間転写ベルト124上に戻された後にクリーニングローラ23により除去される。
その後、ステップS18において、操作パネルの液晶表示部16に準備完了の「Ready」表示がなされ、待機状態となる。
一方、ステップS16において、2つの濃度差のうちのいずれか一方でも上記閾値よりも低いと判断された場合には、ステップS19において、2次転写ローラ113の中間転写ベルト124に対する当接不良が発生していると判断され、ステップS20において、液晶表示部16にその異常状態を示す「Error」が表示される。
そして、ステップS21において、バイアス印加手段26により2次転写ローラ113に逆バイアスが印加されるとともにクリーニングローラ23のバイアスがON状態となり、2次転写ローラ113上に転写されたパッチ用トナー25が中間転写ベルト124上に戻された後にクリーニングローラ23により除去され、ユーザによってカバー17の開閉動作が行われる。そして、再びカバー17が閉じられたことを制御装置20で受信するまで待機状態となる。
第2実施形態では、上記のように、中間転写ベルト124上のトナーの濃度を読み取る第2光学センサ24を用いて、2次転写ローラ113の中間転写ベルト124への当接状態を中間転写ベルト124上のトナーの濃淡から検出するように構成したので、従来のように、スイッチ等の機械的な手段を用いてカバー17の装置本体11に対する開閉状態を検出し、このカバー17の開閉状態から2次転写ローラ113の配置位置を予測して当該2次転写ローラ113の中間転写ベルト124への当接状態を間接的に判断する場合と比較して、上記2次転写ローラ113の当接状態をより精度良く検出することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、中間転写ベルト124上に形成されるトナー像の濃度および位置を補正するための像補正手段を有効に利用して、2次転写ローラ113の当接状態を検出するように構成したので、当接検出専用のセンサ等を備えた当接検出手段を別途設ける必要がない。これにより、部品点数を削減することができるとともにコストを低く抑えることができる。また、制御装置20に内蔵される像補正用のプログラムを当接検出にも対応可能なプログラムに変更するだけで、トナー像に対する補正のみならず2次転写ローラ113の当接検出も行うことができるため、像補正機能のみを備えたプリンタ10に、当該装置の機構を複雑化させることなく、容易に当接検出機能を付加することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、パッチ用トナー25の2次転写ローラ113への転写前および転写後に、中間転写ベルト124上のパッチ用トナー25の濃度を第2光学センサ24で読み取り、それら両者の濃度差から2次転写ローラ113の中間転写ベルト124への当接状態を判断するように構成したので、2次転写ローラ113の当接状態を第2光学センサ24により直接的に検出することができる。これにより、2次転写ローラ113の当接状態の検出精度を十分に向上させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、2次転写ローラ113の姿勢が異常状態にあると判断されれば、その旨をユーザに報知する液晶表示部16を設けたので、ユーザが2次転写ローラ113の当接状態を正確に把握することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
上記の実施形態においては、本発明に係る画像形成装置としてプリンタ10を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、複写機やファクシミリ装置等にも適用可能である。また、カラープリンタに限らず、モノクロ方式のプリンタにも適用可能である。
また、第1実施形態の第1光学センサ19を含む分離検出手段が、当接検出手段に加えて像補正手段をさらに兼ねるように構成されていてもよい。このように構成すれば、第2光学センサ24を省略することができる。これにより、部品点数をさらに削減することができるとともにコストをより低く抑えることができる。
また、上記実施形態では、第1光学センサおよび第2光学センサを、軸方向2箇所に設けたが、これに限らず、1箇所もしくは軸方向の3箇所以上に設けてもよい。
本発明の第1実施形態によるプリンタの全体構成を示した断面図である。 パッチ用トナーが形成された中間転写ベルトと第1光学センサとを示した概略図である。 図1に示したプリンタの制御系を示したブロック図である。 第1実施形態によるプリンタの当接検出動作を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態によるプリンタの当接検出動作を説明するためのフローチャートである。 プリンタのジャム処理の手順を説明するための斜視図であり、(a)はカバーを閉めた状態を示した斜視図であり、(b)はカバーを開けた状態を示した斜視図であり、(c)は支持部材を装置外方に回動させた状態を示した斜視図である。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置)
12Y イエロー用ユニット
16 液晶表示部
19 第1光学センサ(センサ)
20 制御装置
24 第2光学センサ(センサ)
25 パッチ用トナー
26 バイアス印加手段
113 2次転写ローラ(転写部材)
124 中間転写ベルト(中間転写体)
P 用紙

Claims (5)

  1. トナー像を担持可能な周面を有する中間転写体と、この中間転写体の周面に当接してニップ部を形成し、当該ニップ部を搬送される用紙に前記中間転写体上のトナー像を転写する転写部材と、前記中間転写体の周面に臨むように前記ニップ部の下流近傍に配置されて中間転写体上のトナーの濃度を読み取るセンサを含むとともに、このセンサによる読取結果に基づいて、トナー像を転写された用紙が前記中間転写体から分離したことを検出する分離検出手段とを備えた画像形成装置において、
    前記分離検出手段は、前記用紙の分離検出に加え、前記センサによる読取結果に基づいて、前記転写部材がその軸方向の略全域に亘って前記中間転写体に所定の圧力で当接する当接姿勢で配されていることを検出するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記分離検出手段は、
    用紙に転写するためのトナー像を前記中間転写体上に形成するのに先立って、前記中間転写体の周面にパッチ用トナーを担持させる手段と、
    前記パッチ用トナーを転写部材に転写する手段と、
    前記パッチ用トナーの転写後に前記センサにより読み取られた中間転写体上に残留するパッチ用トナーの濃度が所定の閾値以下である場合に、前記転写部材が前記当接姿勢で配されている正常状態にあると判断する一方で、前記中間転写体上に残留するパッチ用トナーの濃度が前記所定の閾値より高い場合に、前記転写部材が前記当接姿勢以外の姿勢で配されている異常状態にあると判断する手段と、
    前記異常状態と判断された時に当該異常状態を報知する手段と、
    前記転写部材に転写されたパッチ用トナーを中間転写体に戻す手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像を担持可能な周面を有する中間転写体と、この中間転写体の周面に当接してニップ部を形成し、当該ニップ部を搬送される用紙に前記中間転写体上のトナー像を転写する転写部材と、前記中間転写体の周面に臨むように配置されて中間転写体上のトナーの濃度を読み取るセンサを含むとともに、このセンサによる読取結果に基づいて、前記中間転写体上に形成されるトナー像の濃度および位置を補正する像補正手段とを備えた画像形成装置において、
    前記像補正手段が、前記トナー像に対する補正に加え、前記センサによる読取結果に基づいて、前記転写部材がその軸方向の略全域に亘って前記中間転写体に所定の圧力で当接する当接姿勢で配されていることを検出するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記像補正手段は、
    用紙に転写するためのトナー像を前記中間転写体上に形成するのに先立って、前記中間転写体の周面にパッチ用トナーを担持させる手段と、
    前記パッチ用トナーの濃度を前記センサで読み取った後に前記パッチ用トナーを転写部材に転写する手段と、
    前記パッチ用トナーの転写前に前記センサにより読み取られたパッチ用トナーの濃度と、前記パッチ用トナーの転写後に前記センサにより読み取られた中間転写体上に残留するパッチ用トナーの濃度との差が所定の閾値以上である場合に、前記転写部材が前記当接姿勢で配されている正常状態にあると判断する一方で、前記濃度差が前記所定の閾値より低い場合に、前記転写部材が前記当接姿勢以外の姿勢で配されている異常状態にあると判断する手段と、
    前記異常状態と判断された時に当該異常状態を報知する手段と、
    前記転写部材に転写されたパッチ用トナーを中間転写体に戻す手段とを含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記センサが、前記ニップ部の下流近傍に設けられ、
    前記像補正手段が、前記トナー像に対する補正および前記転写部材の中間転写体への当接検出に加え、前記センサによる読取結果に基づいて、前記用紙が前記中間転写体から分離したことを検出するように構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
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