JP5131106B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
プリンタや複写機、ファクシミリ等の画像形成装置は、画像形成処理に用いられた被記録媒体を排出する。排出された被記録媒体は、画像形成装置に備えられた排紙トレイ上に積載される。このような画像形成装置の中には、開口部と、その開口部に向かって延びる排紙トレイとが備えられ、開口部から被記録媒体を取り出すことが可能なものが知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載された画像形成装置は、排紙トレイを被記録媒体の取り出し位置に向けて回動可能に支持する鉛直軸を備える。この鉛直軸を中心に排紙トレイが回動することにより、排紙トレイの一部が画像形成装置から突出した状態となる。この状態で、排紙トレイに載置された被記録媒体が取り出される。
特開2003−54820号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置は、回動することにより、排紙トレイの一部が画像形成装置から突出するように構成されているため、排紙トレイを突出させるスペースが必要となる。このため、画像形成装置の設置スペースが大きくなるという問題があった。
本発明は、設置スペースが小さく、排出された被記録媒体を取り出しやすい画像形成装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、 原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部の下方に設けられ、被記録媒体の排出方向に直交する幅方向の両側において前記画像読取部に連結された一対のジョイント部と、
前記一対のジョイント部の下方に設けられ、前記一対のジョイント部に連結し、被記録媒体に対し画像形成を行う画像形成部と、を備え、前記画像読取部、前記一対のジョイント部、及び前記画像形成部により形成される空間に被記録媒体が排出され、外部へ開口する開口部を備える胴内排紙型の画像形成装置であって、画像形成処理に用いられた被記録媒体を排出する排出手段と、前記排出手段側から前記開口部側に向かって延びるとともに、前記排出手段により排出された被記録媒体を載置し、前記開口部に向かって水平方向に延びる水平面と、前記開口部と反対側に向かうほど、前記水平面から下がるように傾斜した傾斜面と、を備える排紙トレイと、上方に前記画像読み取り部が設けられ、前記排紙トレイ上に位置する第1姿勢と、前記開口部側と反対側の端部が前記排紙トレイより上方に位置する第2姿勢との間で、前記開口部側の端部が連結された回動軸周りに回動可能に構成されている可動トレイと、を有し、前記可動トレイは、前記可動トレイの前記開口部側と反対側の端部が前記水平面よりも上方に回動可能に前記傾斜面に設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記可動トレイの前記開口部側と反対側の端部は、前記第1姿勢において前記排出手段よりも下方に位置し、前記第2姿勢において前記排出手段よりも上方に位置することを特徴とする。
請求項に記載の画像形成装置は、請求項に記載の画像形成装置において、前記傾斜面は、前記水平面の前記開口部と反対側の端部に連結されることを特徴とする
請求項記載の画像形成装置は、請求項に記載の画像形成装置において、前記回動軸は、前記水平面と前記傾斜部との連結部の下方に設けられることを特徴とする。
請求項記載の画像形成装置は、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置において、前記可動トレイを前記第1姿勢及び前記第2姿勢のいずれに位置させるかを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に応じて、前記可動トレイを駆動する駆動手段を備え、前記判断手段は、前記画像形成処理が終了したことを条件として、前記可動トレイを前記第2姿勢へ位置させると判断することを特徴する。
請求項記載の画像形成装置は、請求項に記載の画像形成装置において、前記判断手段は、前記画像形成処理が開始することを条件として、前記可動トレイを前記第1姿勢へ位置させると判断すること特徴する。
請求項記載の画像形成装置は、請求項またはに記載の画像形成装置において、前記被記録媒体のサイズを検出する検出手段を備え、判断手段は、前記検出手段により前記検出された被記録媒体のサイズが所定のサイズよりも小さい場合、前記可動トレイを前記第2姿勢へ位置させると判断することを特徴とする。
請求項1に係る画像形成装置によれば、排紙トレイ上に位置する第1姿勢と、排紙トレイより上方に位置する第2姿勢との間で姿勢変化可能に構成されている可動トレイを備える。従って、可動トレイは、第1姿勢の状態で被記録媒体を載置させることができる。また、可動トレイに被記録媒体が載置されている状態で、第2姿勢に姿勢変化すると、可動トレイに載置されている被記録媒体が持ち上がり、開口部から被記録媒体が見えやすくなるので、用紙の取り忘れを低減することができる。
また、可動トレイが第2姿勢に姿勢変化すると、可動トレイに載置されていた被記録媒体が可動トレイよりも下方に位置する排紙トレイ側へ移動する。排紙トレイは開口部に向かって延びるように備えられているので、被記録媒体は開口部側へ移動することになる。従って、被記録媒体を開口部から取り出しやすくなる。
請求項2に係る画像形成装置によれば、回動軸に連結されていない可動トレイの端部は、第1姿勢において排出手段よりも下方に位置し、第2姿勢において排出手段よりも上方に位置する。可動トレイは、第1姿勢において排出手段によって被記録媒体が排出された場合でも、排出された被記録媒体が可動トレイに突き当たって詰まることがない。また、可動トレイは、第2姿勢において排紙トレイに対して十分に上方に位置する。従って、請求項2の効果に加えて、可動トレイは、第1姿勢において排出手段による被記録媒体の排出を邪魔することなく、被記録媒体を適切に載置することができる。また、第2姿勢において、可動トレイに載置された被記録媒体は開口部側へ確実に移動するので、開口部から被記録媒体を取り出しやすくなる。
請求項に係る画像形成装置によれば、画像形成処理が終了したことを条件として、可動トレイを第2姿勢へ位置させる。従って、請求項1〜6のいずれかの効果に加えて、画像形成処理の終了後、速やかに被記録媒体を取り出すことができる。
請求項に係る画像形成装置によれば、画像形成処理が開始することを条件として、可動トレイを第1姿勢へ位置させる。従って、請求項の効果に加えて、画像形成処理の開始後、可動トレイは必ず排紙トレイ上に位置するので、排出手段は可動トレイによって被記録媒体の排出を邪魔されることなく確実に排紙トレイ上に載置される。
請求項に係る画像形成装置によれば、排出された被記録媒体のサイズが所定のサイズよりも小さい場合、可動トレイを第2姿勢へ位置させる。例えばハガキなどの小サイズの被記録媒体は、開口部から離れた位置に載置される。この状態で可動トレイを第2姿勢へ位置させると、可動トレイに載置された小サイズの被記録媒体は、開口部側へ移動する。従って、請求項またはの効果に加えて、小サイズの被記録媒体であっても取り出しは容易になる。
本実施形態は、電子写真方式の画像形成部(レーザプリンタ)100及び画像読取部(スキャナ)200を兼ね備える画像形成装置に本発明を適用したものであり、以下に本実施形態を図面を参照して説明する。
1.画像形成装置1の構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の外観斜視図であり、図2は図1の左側から見た側面断面図である。
図1に示すように、画像形成装置1の下方側には、電子写真方式の画像形成部100が配置されている。また、画像形成部100の前方には、フロントカバー109が配置されている。
一方、画像形成装置1の上方側には、原稿に記載された画像を読み取る画像読取部200が配置されている。画像読取部200は、図示しない読取センサ、原稿給紙トレイ230、原稿排紙トレイ231、原稿搬送部240を備えている。原稿搬送部240は、原稿給紙トレイ230に載置されている原稿を読取センサに搬送し、読み取られた原稿を原稿排紙トレイ231に排出するものである。
また、画像形成部100と画像読取部200との間には、開口部300が配置されている。また、画像形成装置1の本体内部から開口部300に向けて延びる排紙トレイ310が配置されている。排紙トレイ310は、画像形成部100にて画像形成が終了した用紙(被記録媒体の一例)が載置されるものである。
図1に示されるように、開口部300が画像形成装置1の前方側に設けられている。これにより、例えば開口部300が画像形成装置1の側面に形成されている場合に比べて、排紙トレイ310からの用紙の取り出しは容易である。ただし、開口部300の位置はこれに限定されるものではない。開口部300は、画像形成装置1の側面又は背面(後方側)に形成されてもよい。
そして、画像形成部100と画像読取部200とは、画像形成部100と画像読取部200との間に配設されたジョイント部材400にて連結されている。以上のように、画像形成装置1は、画像形成部100と画像読取部200、及びジョイント部材400によって空間が形成されており、外部に開口する開口部300を備える。
また、画像形成装置1の開口部300側、つまり画像形成装置1の正面の上方側には、画像形成部100及び画像画像読取部200等の設定操作を行なうための操作パネル500が設けられている。
2.画像形成部100の構成
図2は、図1の画像形成装置1を左側から見た場合の側面断面図である。画像形成部100は、最下部に設けられた給紙トレイ21に載置されている用紙を、給紙トレイ21の上方側に配置されたプロセスカートリッジ80に搬送して画像を用紙に転写し、この画像が転写された用紙を定着ユニット90にて加熱してトナーを用紙に定着することにより用紙に画像を形成していく、周知の電子写真方式のプリンタである。
画像形成部100は、スキャナ部70、プロセスカートリッジ80、定着ユニット90、フィーダ部20、第1排出シュート30、第2排出シュート40、排出ローラ51及び排出コロ50から構成されている。そして、これらは骨格部材であるフレーム部材に組み付けられた状態で筐体103内に収納されている。
フィーダ部20は、図2に示すように、筐体103の最下部に収納された給紙トレイ21、給紙トレイ21の前端部上方に設けられてスキャナ部70、プロセスカートリッジ80及び定着ユニット90に用紙を搬送する給紙ローラ22、並びに給紙ローラ22にて搬送される用紙を1枚毎に分離する分離ローラ23及び分離パッド24等を有して構成されている。そして、給紙トレイ21に載置されている用紙は、筐体103内前側にてUターンするようにして、筐体103内の略中央部に配設されたスキャナ部70、プロセスカートリッジ80及び定着ユニット90に搬送される。
また、給紙トレイ21からプロセスカートリッジ80の入口には、用紙に搬送抵抗を付与して用紙の搬送状態を整える一対のローラからなるレジストローラ27が配設されている。
スキャナ部70は、筐体103内の上部に設けられて後述する感光ドラム81の表面に静電潜像を形成するものである。
プロセスカートリッジ80は、スキャナ部70の下方側において着脱可能に筐体103内に配設されており、感光ドラム81、帯電器72、転写ローラ83及び現像カートリッジ84等から構成されている。
感光ドラム81は、用紙に転写される画像を担持するものである。帯電器72は、感光ドラム81の表面を帯電させるものである。転写ローラ83は、感光ドラム81と対向して配設されて感光ドラム81の回転と連動して回転し、用紙が感光ドラム81近傍を通過する際に、感光ドラム81に帯電した電荷と反対の電荷を印刷面とは反対側から用紙に作用させることにより、感光ドラム81の表面に付着したトナーを用紙の印刷面に転写させるものである。
現像カートリッジ84は、トナーを収容し、そのトナーをスキャナ部70にて露光された感光ドラム81の表面に供給するものである。定着ユニット90は、用紙の搬送方向において感光ドラム81より後流側に配設され、用紙に転写されたトナーを加熱溶融させて定着させるものである。
第1排出シュート30は、用紙の搬送方向において定着ユニット90より搬送方向後流側に配設されているとともに、スキャナ部70、プロセスカートリッジ80及び定着ユニット90にて画像形成が終了した用紙の搬送方向を略90°転向させて用紙を第2排出シュート40に案内するものである。
また、第2排出シュート40は、第1排出シュート30に対して所定の隙間を有して配置され、第1排出シュート30にて搬送方向が略90°転向された用紙を更に略90°転向させて排出ローラ51及び排出コロ50に案内するものである。
排出ローラ51及び排出コロ50(本発明の排出手段に相当)は、用紙の搬送方向において第2排出シュート40の下流側に設けられている。搬送路を挟んで排出ローラ51と対向する位置には、排出ローラ51に圧接されて排出コロ50が設けられている。排出ローラ51及び排出コロ50は、その間に用紙を挟持し、排出口107から排出する。このとき排出ローラ51がモータによって回転駆動し、排出ローラ51に対向する排出コロ50が、排出ローラ51の回転に従って回転することにより、用紙を開口部300に向けて排紙トレイ310へ排出する。
また、図2から明らかなように、画像形成部100内を搬送される用紙は、画像形成装置1の前後方向端部にてその搬送方向が上下方向に略180°転向するようにして蛇行して搬送される。つまり、用紙は、画像形成部100において、上方から見て、画像形成装置1の前後方向に搬送されることとなる。
3.排紙トレイ300の構成
図2において、筐体103の上面側には、印刷を終えて筐体103から排出される用紙が載置される排紙トレイ310が設けられている。排紙トレイ310は、その後方側の壁340より、開口部300に向かって延びるように配置されている。そして、この排紙トレイ310は、開口部300に向かって水平方向に延びる水平面と、後方側に向かうほど、水平面から下がるように傾斜した傾斜面とで構成されており、この傾斜面の一部に、可動トレイ320が設けられている。
ここで、可動トレイ320について図3を参照して説明する。図3(a)は、可動トレイ320が後述する第1姿勢に位置する場合の排紙トレイ310周辺の拡大図であり、図3(b)は、可動トレイが後述する第2姿勢に位置する場合の排紙トレイ310周辺の拡大図である。
図3において、可動トレイ320は、排紙トレイ310の水平面と傾斜面との境界近傍より後方側(排紙ローラ51側)に備えられており、その前方側(開口部300側)の端部が、排紙トレイ310の下方に設けられた回動軸330と連結され、回動可能に支持されている。
なお、可動トレイ320の用紙の搬送方向に対する幅は、排紙トレイ310の搬送方向に対する幅よりわずかに内側に形成される。また可動トレイの用紙の進行方向の長さは、排紙トレイ310の水平面と傾斜面との境界近傍から壁340の手前までに形成される。
可動トレイ320の前方側の端部は、回動軸330の円周の一部を覆うように設けられており、回動軸330の周りを摺動することによって可動トレイ330を回動させる。
このように、可動トレイ320は、回動軸330を中心に回動することにより、排紙トレイ310上に位置する第1姿勢と、排紙トレイ310より上方に位置する第2姿勢とに姿勢変化可能である。
図3(a)に示すように、可動トレイ320が第1姿勢に位置する場合は、排紙トレイ310の傾斜面と同一平面を形成している。従って、第1姿勢においては、排出された用紙が排紙トレイ310と可動トレイ320との間に挟まることはないので、紙詰まりを防ぐことができる。
また、可動トレイ320の後方側の端部は、排紙コロ50及び排紙ローラ51よりも下方に位置している。本実施形態では、第1姿勢において用紙が排出される。すると、用紙の自重により用紙の後端が壁340に当って、積み重ね方向に揃えられる。
図3(b)に示すように、可動トレイ320が第2姿勢に位置する場合は、回動軸330に連結されていない可動トレイ320の後方側の端部が、少なくとも排紙トレイ310の水平面よりも上方に位置している。
本実施形態では、用紙が排紙トレイ310に載置されている状態において、可動トレイ320が第2姿勢に位置するように回動される。すると、可動トレイに載置されている部分の被記録媒体が持ち上がることにより、開口部から被記録媒体が見えやすくなる。また、可動トレイ320上に載置されている用紙が、開口部300側に向かって排紙トレイ310の水平面に移動する。これにより、排紙トレイ310の壁340に当接して載置されていた用紙が開口部300側へ押し出されるため、用紙の取り出しが容易になる。
4.可動トレイ320の駆動機構
次に、可動トレイ320が第1姿勢と第2姿勢との間で回動させるための、可動トレイを駆動する駆動機構(本発明の駆動手段に相当)について、図4及び図5を参照して説明する。図4(a)は、可動トレイ320が第1姿勢に位置している場合の駆動機構を示す図であり、図4(b)は図4(a)のA−A断面図である。また、図5(a)は、可動トレイ320が第2姿勢に位置している場合の駆動機構を示す図であり、図5(b)は図5(a)のB−B断面図である。
図4及び5に示すように、駆動機構は、モータ322、モータ322に駆動連結されたピニオンギヤ321、可動トレイ320の側面に設けられ、ピニオンギヤ321と噛み合うように接しているラックギヤ323、ラックギヤ323の移動を案内するガイド325、及び、モータを駆動する駆動回路327(図6)により構成されている。なお、ラックギヤ323の端部には長孔324が設けられ、長孔234には、可動トレイ320の後方側の端部に設けられた突起部326が係合している。
このような構成において、モータ322が回転することでピニオンギヤ321が回転し、それに伴って、ラックギヤ323がガイド325に案内されて移動する。ラックギヤ323の端部に設けられた長孔324には、可動トレイ320に設けられた突起部326が係合されているので、ラックギヤ323の移動に伴って可動トレイ320が排紙トレイ310に対し上下方向に移動する。
すなわち、可動トレイ320を排紙トレイ310に対して突出させたりあるいは格納させたりすることができるようになっている。尚、モータ322は正逆回転可能なモータであり、可動トレイ320の固定トレイ310から突出させる方向への移動や排紙トレイ310へ格納させる方向への移動に対応させている。
また、排紙トレイ310の下方には回動軸330が設けられており、これを中心に可動トレイ320が排紙トレイ310に対し第1姿勢と第2姿勢との間で回動可能な構成となっている。すなわち、図4の第1姿勢から図5の第2姿勢に回動する場合は、ピニオンギヤ321の回転によりラックギヤ324が上方へ移動することによって、可動トレイ320が上方へ移動する。また、図5の第2姿勢から図4の第1姿勢に回動する場合は、ピニオンギヤ321の回転によりラックギヤ324が下方へ移動することによって、可動トレイ320が下方へ移動する。
このように、本実施形態の画像形成装置によれば、第2姿勢において可動トレイ320が排紙トレイ310より上方に位置するので、可動トレイに載置されている被記録媒体が持ち上がることにより、開口部から被記録媒体が見えやすくなる。また、可動トレイ310に載置されている用紙が可動トレイ320よりも下方に位置する排紙トレイ310の水平面へ移動することにより、開口部300から手を奥まで差し込まなくても用紙を取り出しやすくなる。特に、ハガキなどの小サイズ紙は、開口部300から離れた位置に載置される。可動トレイ320が第2姿勢に位置することにより、可動トレイ320に載置されている用紙は、排紙トレイ310の水平面へ移動する。したがって、小サイズ紙であっても取り出しは容易になる。
さらに、第1姿勢において、可動トレイ320が排紙トレイ310上に、同一平面を形成するように位置するので、排出ローラ51による用紙の排出を可動トレイ320が邪魔することなく、用紙を載置することができる。
5.画像形成装置1の電気的構成
以下、画像形成装置1の電気的構成について説明する。図6は、画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。
制御部600は、画像形成装置1の全体動作を制御する。制御部600は、図6に示されるように、CPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604を主とするマイクロコンピュータとして構成されている。この制御部600は、バス607を介してASIC609と接続されている。
ROM602には、CPU601が画像形成装置1の各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。本実施形態では、可動トレイ320を回動させるためのプログラムも記憶されている。RAM603は、CPU601が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又は作業領域として使用される。EEPROM604には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC609には、画像形成部100、スキャナ部200、操作パネル500、用紙用紙検出部700(検出手段の一例)、及び駆動回路327等が接続されている。
用紙検出部700は、給紙トレイ21に備えられており、給紙トレイ21に収容されている用紙のサイズを検出し、検出結果をASIC609に入力する。
駆動回路327は、ASIC609からの出力信号等に基づいて、モータ322を駆動する。モータ322の駆動力は、可動トレイ320を駆動するため前述の駆動機構を構成するピニオンギヤ321に伝達される。
このように、制御部600はモータ322に接続されており、モータ322の駆動の制御を行なっている。また、制御部600は、給紙トレイ21に備えられている用紙検出部700とも接続されている。すなわち、用紙検出部700の検出結果に応じて、制御部600はモータ322を回転させるようになっている。さらに、制御部600は、印刷の開始と終了に応じて制御部600を介してモータ322を回転させるようになっている。
6.可動トレイ320の動作
以下、図7を参照して、可動トレイ320を動作させる処理について説明する。図7は、CPU601により実行される可動トレイ320を回動させる処理を示すフローチャートである。本処理は、画像形成装置1に電源が投入されており、印刷開始命令の待ち受け状態のときに繰り返し実行される。
まず、印刷開始か否かを判断する(S10)。具体的には、PCで作成された文書データ等の印刷開始命令を受けた場合、または操作パネル500でコピー等の印刷開始キーが押下された場合は、印刷開始であると判断する。
印刷開始ではないと判断した場合(S10:N)、印刷開始か否かを判断する処理(S10)を繰り返す。一方、印刷開始であると判断した場合(S10:Y)、可動トレイ320を第1姿勢に位置させるように判断する。(S20)。
具体的には、CPI601からの入力信号により、駆動回路327からモータへ駆動信号が送出される。モータは、この駆動信号に応じて回転する。このようにして、可動トレイ320を第1姿勢に位置させ、排出コロ50及び排出ローラ51によって排出された用紙を可動トレイ320上に載置可能な状態にしておく。
次に、画像形成部100による印刷を行なう(S30)。印刷については上述したとおりである。
次に、印刷終了であるか否かを判断する(S40)。具体的には、1つの印刷開始命令に対する印刷(以下、印刷ジョブと記す)が終了したか否かを判断する。印刷終了ではないと判断した場合(S40:N)、印刷が終了するまで印刷を行なう(S30)。
一方、印刷が終了したと判断した場合(S40:Y)、次の印刷ジョブがあるか否かを判断する(S50)。具体的には、次の印刷ジョブがRAM602に記憶されていたり、印刷終了後、所定時間内に次の印刷開始命令を受けた場合は、次の印刷ジョブがあると判断する。
次の印刷ジョブがあると判断した場合は(S50:Y)、続けて印刷を行なう(S30)。一方、次の印刷ジョブがないと判断した場合は(S50:N)、小サイズ紙か否かを判断する(S50)。ここでは、給紙カセット21に設けられている用紙検出部700によって検出された用紙のサイズが所定サイズ以下であるか否かを判断する。所定サイズとは、例えば画像形成装置1が印刷可能な最小の用紙サイズ(はがきサイズ)というように、予め取り決められていてもよいし、ユーザが予め設定したサイズの用紙であってもよい。
小サイズ紙ではないと判断した場合(S50:N)、S60の処理をスキップしてS10の処理に戻る。一方、小サイズ紙であると判断した場合(S50:Y)、可動トレイ320を第2姿勢に位置させるように判断する(S70)。このようにして、可動トレイ320に載置されている用紙を排紙トレイ310へ移動させる。その後、印刷開始か否かを判断する処理に戻る(S10)。
本処理によれば、排出された用紙のサイズが所定のサイズよりも小さい場合、可動トレイ320を第2姿勢へ位置させる。小サイズ紙の場合、用紙は開口部300から離れた排出口107側に載置され、特に取り出しにくい。しかしながら、用紙検出部700により小サイズ紙であることを検出すると、可動トレイ320が第1姿勢から第2姿勢に移動するので、可動トレイ320に載置されている小サイズ紙は、開口部300側の排紙トレイ310に移動する。したがって、小サイズ紙であっても取り出しは容易になる。
また、本処理によれば、印刷が終了したことを条件として、可動トレイ320を第2姿勢へ移動させる。従って、印刷の終了後、自動的に用紙が開口部300側へ移動するので、速やかに用紙を取り出すことができる。
また、本処理によれば、印刷が開始することを条件として、可動トレイ320を第1姿勢へ移動させる。従って、印刷の開始後、可動トレイ320が第2姿勢に位置することがないので、排出された用紙は可動トレイ320に邪魔されることなく適切に載置することができる。
また、本処理によれば、全ての印刷ジョブが終了したことを条件として可動トレイ320を第2姿勢へ移動させる。従って、1つの印刷ジョブが終了するたびに可動トレイ320を移動させる処理とは異なり、可動トレイ320を移動させる回数は最小限に抑え、効率的に用紙を開口部300側へ移動させることができる。なお、S10,S50,及びS60は、判断手段の一例である。
(その他の実施形態)
以上、本発明を実施形態に沿って説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、画像形成部100は電子写真方式の画像形成装置であったが、インクジェット方式の画像形成装置であってもよい。
また、可動トレイ320を動作させる処理において、可動トレイ320を回動させる必要がない場合は、回動する処理をスキップしてもよい。例えば、可動トレイ320の位置を示すフラグを設ける。そしてフラグに設定された値を基に可動トレイ320の位置を判断し、必要に応じて可動トレイを回動させればよい。
具体的には、上記フラグには可動トレイ320が第1姿勢に位置している場合は0を、第2姿勢に位置している場合は1を設定する。本処理において、小サイズ紙ではないと判断した場合(S60:N)、第1姿勢を維持するのでフラグは0のままである。次に、印刷開始であると判断された場合(S10:Y)、フラグには0が設定されているので、可動トレイ320を第1姿勢に移動させるS20の処理は必要ない。この場合は、S20をスキップし、印刷を行なう(S30)。このようすれば、必要に応じて可動トレイ320を回動させることができる。
画像形成装置1の正面側(前方側)外観斜視図である。 画像形成装置1を左側から見た側面断面図である。 (a)可動トレイが第1姿勢に位置する場合の排紙トレイ310周辺の拡大図である。(b)可動トレイが第2姿勢に位置する場合の排紙トレイ310周辺の拡大図である。 (a)可動トレイ320が第1姿勢に位置している場合の駆動機構を示す図である。(b)図4(a)のA−A断面図である。 (a)可動トレイ320が第2姿勢に位置している場合の駆動機構を示す図である。(b)は図5(a)のB−B断面図である。 画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。 可動トレイ320を回動させる処理を示すフローチャートである。
符号の説明
50 排出コロ(排出手段の一部)
51 排出ローラ(排出手段の一部)
107 排出口
300 開口部
310 排紙トレイ
320 可動トレイ
321 モータ(駆動手段の一部)
322 ピニオンギヤ(駆動手段の一部)
323 ラックギヤ(駆動手段の一部)
324 長孔
325 ガイド(駆動手段の一部)
326 突起部
327 駆動回路(駆動手段の一部)
330 回動軸
600 制御部
601 CPU
700 用紙検出部(検出手段の一例)
S10 判断手段の一例
S50 判断手段の一例
S60 判断手段の一例

Claims (7)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部の下方に設けられ、被記録媒体の排出方向に直交する幅方向の両側において前記画像読取部に連結された一対のジョイント部と、
    前記一対のジョイント部の下方に設けられ、前記一対のジョイント部に連結し、被記録媒体に対し画像形成を行う画像形成部と、を備え、
    前記画像読取部、前記一対のジョイント部、及び前記画像形成部により形成される空間に被記録媒体が排出され、外部へ開口する開口部を備える胴内排紙型の画像形成装置であって、
    画像形成処理に用いられた被記録媒体を排出する排出手段と、
    前記排出手段側から前記開口部側に向かって延びるとともに、前記排出手段により排出された被記録媒体を載置し、前記開口部に向かって水平方向に延びる水平面と、前記開口部と反対側に向かうほど、前記水平面から下がるように傾斜した傾斜面と、を備える排紙トレイと、
    上方に前記画像読み取り部が設けられ、前記排紙トレイ上に位置する第1姿勢と、前記開口部側と反対側の端部が前記排紙トレイより上方に位置する第2姿勢との間で、前記開口部側の端部が連結された回動軸周りに回動可能に構成されている可動トレイと、を有し、
    前記可動トレイは、前記可動トレイの前記開口部側と反対側の端部が前記水平面よりも上方に回動可能に前記傾斜面に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記可動トレイの前記開口部側と反対側の端部は、前記第1姿勢において前記排出手段よりも下方に位置し、前記第2姿勢において前記排出手段よりも上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記傾斜面は、前記水平面の前記開口部と反対側の端部に連結されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記回動軸は、前記水平面と前記傾斜部との連結部の下方に設けられることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記可動トレイを前記第1姿勢及び前記第2姿勢のいずれに位置させるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に応じて、前記可動トレイを駆動する駆動手段を備え、
    前記判断手段は、前記画像形成処理が終了したことを条件として、前記可動トレイを前記第2姿勢へ位置させると判断することを特徴する請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記判断手段は、前記画像形成処理が開始することを条件として、前記可動トレイを前記第1姿勢へ位置させると判断すること特徴する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記被記録媒体のサイズを検出する検出手段を備え、
    判断手段は、前記検出手段により前記検出された被記録媒体のサイズが所定のサイズよりも小さい場合、前記可動トレイを前記第2姿勢へ位置させると判断することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
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