JP2008292327A - プローブユニットおよび回路基板検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブピンの本体部からの脱落を確実に回避し得るプローブユニットを提供する。
【解決手段】第1挿通孔31aが形成された板状の第1支持部31および第1支持部31に対して対向配置されると共に第2挿通孔32aが形成された板状の第2支持部32を有する本体部12と、先端部21および基端部22が第1挿通孔31aおよび第2挿通孔32aにそれぞれ挿通された状態で本体部12によって支持されるプローブピン11とを備えたプローブユニット2であって、プローブピン11は、第2挿通孔32aよりも大径の大径部24を基端部22の一部として有し、大径部24は、弾性材料で形成されて第2支持部32における第1支持部31とは反対側の面から突出している。
【選択図】図3

Description

本発明は、挿通孔が形成された一対の支持部を有する本体部と、先端部側および基端部側が一対の挿通孔にそれぞれ挿通された状態で本体部に支持されるプローブピンとを備えたプローブユニット、およびそのプローブユニットを備えた回路基板検査装置に関するものである。
この種のプローブユニットとして、特開2000−292439号公報に開示された垂直作動型プローブガード(以下、単に「プローブガード」ともいう)が知られている。このプローブガードは、中央部に座屈部を有する複数のプローブと、プローブに接触される配線パターンが形成された基板と、複数の貫通孔がそれぞれ形成された上側支持基板および下側支持基板を備えたプローブ支持部材とを備えて構成されている。この場合、このプローブガードでは、各プローブが、上側支持基板の貫通孔および下側支持基板の貫通孔に貫通させられた状態で接着剤によって上側支持基板に固定されている。このため、このプローブガードには、プローブを交換する際のプローブの取り外し作業および取り付け作業が煩雑であるという問題点が存在する。
この問題点を解決すべく、出願人は、図11に示すように、第1挿通孔131aが形成された第1支持部131と、第2挿通孔132aが形成されると共に第1支持部131に対して対向配置された第2支持部132とを有する本体部112によってプローブピン111を支持するプローブユニット102を開発している。このプローブユニット102では、各プローブピン111の基端部122に例えばフッ素系樹脂を用いたコーティング処理を施して大径部124を形成することにより、プローブピン111の基端部122(大径部124)が第2支持部132から脱落するのを阻止する構成が採用されている。また、このプローブユニット102は、各プローブピン111にケーブル113bを接続するための接続端子113aを支持する電極板(端子支持部)113を備え、この電極板113が第2支持部132に固定されることで各接続端子113aがプローブピン111の基端部122に接続されている。
この場合、上記の第2挿通孔132aは、第1支持部131側の内径よりも電極板113側の内径の方が大径となるように形成されて、その中程に段部が形成されている。具体的には、第2挿通孔132aは、第1支持部131側の内径がプローブ本体120よりも僅かに大径で、かつ大径部124よりも僅かに小径となるように形成されると共に、電極板113側の内径が大径部124よりも僅かに大径となるように形成されている。これにより、同図における矢印Aの向きにプローブピン111が移動しようとした際に第2挿通孔132a内の段部に大径部124が当接してその移動を規制する結果、プローブピン111が第2支持部132から脱落する事態が回避される。また、プロービング時においては、先端部121が検査対象体に接触することで本体部112に対して矢印Bの向きにプローブピン111がスライドする結果、接続端子113aに基端部122を接触させることが可能となっている。
特開2000−292439号公報(第3頁、第1図)
ところが、出願人が開発した上記のプローブユニット102には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、このプローブユニット102では、プローブピン111の基端部122に大径部124を形成すると共に、第2挿通孔132aにおける第1支持部131側の内径を大径部124よりも小径で、かつプローブ本体120よりも大径となるように形成することで、プローブピン111の第2支持部132からの脱落を回避しつつ、プロービング時におけるプローブピン111の電極板113に向けてのスライドを許容する構成が採用されている。この場合、この種のプローブユニットでは、その直径が50μm程度と非常に細いプローブピンが使用される。したがって、上記の第2挿通孔132aを所望の内径(大径部124よりも僅かに小径でプローブ本体120よりも僅かに大径の内径)に加工するのが困難な作業となっている。このため、第2支持部132の製作時(第2挿通孔132aの形成時)において、第2挿通孔132aにおける第1支持部131側の内径が、所望の内径よりも僅かに大径となって大径部124の直径と同程度の径となったり、所望の内径よりも僅かに小径となってプローブ本体120の直径と同程度の径となったりするおそれがある。
この場合、第2挿通孔132aにおける第1支持部131側の内径が所望の内径よりも大径となった状態においては、例えばプロービング時においてプローブピン111の先端部121がスルーホール等に刺さった状態でプローブユニット102が上動させられた際には、本体部112に対してプローブピン111が図11に示す矢印Aの向きに相対的に移動したときに、第2挿通孔132a内の段部に対する大径部124の当接が解除されてプローブピン111(基端部122)が第2支持部132から抜け落ちてしまうおそれがある。一方、第2挿通孔132aにおける第1支持部131側の内径が所望の内径よりも小径となった状態においては、プロービング時において第2支持部132に対するプローブピン111のスライドが妨げられて、接続端子113aに基端部122が非接触の状態となるおそれがある。このように、出願人が開発しているプローブユニット102には、所望の内径の第2挿通孔132aを正確に形成するのが困難なことに起因して、プローブピン111の脱落を招いたり、基端部122と接続端子113aとが非接触となったりするおそれがあるという課題が存在する。
また、出願人が開発しているプローブユニット102では、プロービング時にプローブピン111を第2支持部132に対してスライドさせることで基端部122を接続端子113aに接触させる構成が採用されている。したがって、プローブピン111の基端部122および接続端子113aの双方に対してプロービング時に衝撃が加わることとなる。このため、この衝撃に起因して、基端部122および接続端子113aがプロービングの都度、僅かながら減耗するという課題が存在する。
本発明は、かかる解決すべき課題に鑑みてなされたものであり、プローブピンの本体部からの脱落を確実に回避し得るプローブユニットおよび回路基板検査装置を提供することを主目的とする。また、接続端子およびプローブピンの過度の減耗を招くことなく双方を確実に接触させ得るプローブユニットおよび回路基板検査装置を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のプローブユニットは、第1挿通孔が形成された板状の第1支持部および当該第1支持部に対して対向配置されると共に第2挿通孔が形成された板状の第2支持部を有する本体部と、先端部および基端部が前記第1挿通孔および前記第2挿通孔にそれぞれ挿通された状態で前記本体部によって支持されるプローブピンとを備えたプローブユニットであって、前記プローブピンが、前記第2挿通孔よりも大径の大径部を前記基端部の一部として有し、当該大径部は、弾性材料で形成されて前記第2支持部における前記第1支持部とは反対側の面から突出している。
また、請求項2記載のプローブユニットは、請求項1記載のプローブユニットにおいて、前記基端部の一部にコーティング材料をコーティングすることによって前記大径部が形成されている。
さらに、請求項3記載のプローブユニットは、請求項1または2記載のプローブユニットにおいて、端子挿通孔が形成された板状の端子支持部を備え、前記端子支持部が、弾性材料で形成されて前記端子挿通孔内に配設されると共に当該端子挿通孔内に挿通されている接続端子に密着して当該接続端子をその移動を許容しつつ支持する支持部材を備え、前記第2支持部に対して対向配置されて前記プローブピンの前記基端部に前記接続端子の端面を接触させた状態において前記本体部に固定されている。
また、請求項4記載のプローブユニットは、請求項3記載のプローブユニットにおいて、前記端子挿通孔が、前記接続端子の挿通方向における少なくとも中央部において、前記本体部側から離間するほど徐々に大径となるように形成され、前記支持部材が、前記接続端子の周面と当該端子挿通孔の内壁面との間に前記弾性部材が充填されて形成されている。
さらに、請求項5記載のプローブユニットは、請求項4記載のプローブユニットにおいて、前記端子支持部が、前記端子挿通孔からの前記支持部材の離脱を規制する離脱規制部を備え、前記支持部材が、前記端子挿通孔内における前記接続端子の移動に伴って前記内壁面から剥離可能に構成されている。
また、請求項6記載の回路基板検査装置は、請求項1から5のいずれかに記載のプローブユニットと、当該プローブユニットを移動させる移動機構と、前記プローブユニットを介して入力した電気信号に基づいて検査対象体に対する電気的検査を実行する検査部とを備えている。
請求項1記載のプローブユニットおよび請求項6記載の回路基板検査装置によれば、第2挿通孔よりも大径の大径部を基端部の一部として有してプローブピンを構成すると共に、大径部を弾性材料で形成して第2支持部における第1支持部とは反対側の面から突出させてプローブユニットを構成したことにより、例えば第2挿通孔が所望の内径よりも僅かに大径に形成された状態であっても、本体部(第2支持部)に対してプローブピンが第1支持部側に移動しようとしたときに、第2挿通孔の口縁部に当接している大径部が弾性変形して一層大径化する結果、第2挿通孔の口縁部に対する大径部の当接が維持されて、それ以上のプローブピンの移動が規制される。これにより、このプローブユニットおよび回路基板検査装置によれば、本体部からのプローブピンの脱落を確実に回避することができる。この場合、このプローブユニットおよび回路基板検査装置によれば、大径部が第2支持部における第1支持部側とは反対側の面から突出させられて大径部の周囲に広い空間が形成されているため、大径部の直径を大きく形成することができると共に、本体部等によって阻害されることなく大径部を十分に変形させることができる。したがって、このプローブユニットおよび回路基板検査装置によれば、プローブピンの脱落を確実に阻止することができる。
また、請求項2記載のプローブユニットによれば、プローブピンの基端部の一部にコーティング材料をコーティングして大径部を形成したことにより、例えば、プローブ本体とは別個に形成した大径部をプローブ本体の基端部に接着剤等で固定する構成と比較して、大径部の固定作業(接着作業)を不要にできる分だけ、プローブピンを十分に安価に構成することができる。
さらに、請求項3記載のプローブユニットによれば、弾性材料で形成されると共に接続端子に密着して接続端子をその移動を許容しつつ支持する支持部材を備えた端子支持部を第2支持部に対して対向配置してプローブピンの基端部に接続端子の端面を接触させた状態において本体部に固定したことにより、プロービングの都度、本体部112に対してプローブピン111をスライドさせてその基端部122を接続端子113aに接触させる構成の従来のプローブユニット102とは異なり、その製造時においてプローブピンの基端部と接続端子とが接触させられて、プロービング時において本体部に対してプローブピンをスライドさせる必要がないため、第2挿通孔が所望の内径よりも僅かに小径に形成された状態であっても、プローブピン(基端部)と接続端子とが非接触の状態となる事態を回避することができる。また、このプローブユニットによれば、プローブピンの基端部と接続端子との接触部位に大きな衝撃が加わることがないため、プローブピンおよび接続端子の減耗量を十分に軽減する(過度の減耗を回避する)ことができる。
また、請求項4記載のプローブユニットによれば、接続端子の挿通方向における少なくとも中央部において本体部側から離間するほど徐々に大径となるように端子挿通孔を形成すると共に、接続端子の周面と端子挿通孔の内壁面との間に弾性部材を充填して支持部材を形成したことにより、本体部からの基端部の突出量が大きいプローブピンが存在したとしても、支持部材が十分に弾性変形して接続端子の移動が許容される結果、基端部および接続端子の接触部位に過剰に大きな力が加わることなく、基端部と接続端子とを接触させた状態を維持することができる。また、このプローブユニットによれば、プロービング時においてプローブピンの変形による吸収が困難な大きな力がプローブピンに加わったとしても、支持部材の弾性変形によって接続端子の移動が許容されることで、プローブピン(基端部)および接続端子の接触部位に過剰に大きな力が加わる事態を回避することができる。
さらに、請求項5記載のプローブユニットによれば、端子支持部が、端子挿通孔からの支持部材の離脱を規制する離脱規制部を備えると共に、支持部材が、端子挿通孔内における接続端子の移動に伴って端子挿通孔の内壁面から剥離されるように構成したことにより、例えば支持部材と端子挿通孔の内壁面とが相互に固着されている構成と比較して、支持部材を容易に弾性変形させることができる。したがって、このプローブユニットによれば、プローブピンの基端部および接続端子の接触部位に過剰に大きな力が加わる事態を確実に回避することができる。
以下、本発明に係るプローブユニットおよび回路基板検査装置の最良の形態について、図面を参照して説明する。
最初に、回路基板検査装置1の構成について説明する。図1に示す回路基板検査装置1は、本発明に係る回路基板検査装置の一例であって、例えば、回路基板100(本発明における検査対象体の一例)に対して所定の電気的検査を実行可能に構成されている。具体的には、回路基板検査装置1は、同図に示すように、プローブユニット(ピンブロック)2、移動機構3、基板支持部4、検査部5および制御部6を備えて構成されている。
プローブユニット2は、図2,3に示すように、複数のプローブピン11、本体部12および電極板13を備えて構成されている。プローブピン11は、本発明におけるプローブピンの一例であって、図3に示すように、全体として針状(円柱状)に構成されると共に、先端部21および基端部22の先端がそれぞれ鋭利に形成されている。また、プローブピン11は、プローブ本体20が導電性を有する金属材料(一例として、ベリリウム銅合金、SKH(高速度工具鋼)およびタングステン鋼など)によって弾性変形可能に構成されている。また、プローブピン11の中央部23には、絶縁性を有するコーティング材料(一例として、テフロン(登録商標)等のフッ素系樹脂を用いたコーティング処理が施されている。このため、中央部23は、プローブ本体20(先端部21や、後述する大径部24を除く基端部22)よりもやや大径に形成されている。また、基端部22には、絶縁性を有する弾性材料で構成されたコーティング材料(一例として、シリコーン樹脂)を用いたコーティング処理が施されることにより、中央部23よりもやや大径の大径部24が形成されている。
本体部12は、図2に示すように、第1支持部31、第2支持部32および連結部33を備えて構成されている。第1支持部31は、非導電性を有する樹脂材料等によって板状に形成されている。また、第1支持部31には、図3に示すように、プローブピン11の先端部21を挿通させるための複数の第1挿通孔31aがその一面から他面に連通するようにして形成されている。この場合、本発明におけるプローブユニット2では、後述するように、大径部24がプローブピン11の先端部21側への移動を規制する。このため、このプローブユニット2では、第1挿通孔31aの内径を中央部23よりもやや大径に規定することで、必要に応じて、先端部21および中央部23の両者を第1挿通孔31aに挿通させて第1支持部31から先端部21を大きく突出させることが可能となっている。
第2支持部32は、上記の第1支持部31と同様にして、非導電性を有する樹脂材料等によって板状に形成されている。また、第2支持部32は、第1支持部31に対して平行(ほぼ平行)となるようにして対向配置されて、図2に示すように、連結部33によって第1支持部31に連結されている。さらに、第2支持部32には、図3に示すように、複数の第2挿通孔32aがその一面から他面に連通するようにして形成されている。この場合、第2挿通孔32aは、プローブピン11の中央部23(コーティングされている部位)よりもやや大径でかつプローブピン11の大径部24よりもやや小径に、つまりプローブピン11の中央部23が挿通可能でかつ大径部24が挿通不能な大きさにその内径が規定されている。
ここで、上記したプローブピン11におけるプローブ本体20、中央部23(コーティングされている部位)および大径部24の各々の外径、並びに各挿通孔31a,32aの各々の内径の大小関係は、次の関係式で表される。
E1<E2<I1≦I2<E3・・・式(1)
E1:プローブ本体20の外径
E2:中央部23の外径
E3:基端部22における大径部24の外径
I1:第1挿通孔31aの内径
I2:第2挿通孔32aの内径
電極板13は、本発明における端子支持部に相当し、図3に示すように、非導電性を有する樹脂材料等によって板状に形成された支持部41と、支持部41に固定された押さえ板42(本発明における「離脱規制部」の一例)とを備えて、本体部12の第2支持部32に対して対向配置された状態で、連結部14(図2参照)を介して本体部12に固定されている。また、電極板13は、各プローブピン11の基端部22にケーブル13bを接続するための(各プローブピン11を検査部5に接続するための)接続端子13aを備えている。この場合、支持部41には、上記の各接続端子13aを挿通させるための端子挿通孔41aがその一面から他面に連通するようにして形成されている。また、押さえ板42には、上記の各接続端子13aを挿通させるための端子挿通孔42aがその一面から他面に連通し、かつ、支持部41の端子挿通孔41aに連通するようにして形成されている。
この場合、図4に示すように、端子挿通孔41aは、接続端子13aの挿通方向(同図における上下方向)における第2支持部32側の端部(同図における下端部)が接続端子13aよりも大径で、かつ、一例として、前述した第2挿通孔32aと同径またはほぼ同径となるように形成されている。また、端子挿通孔41aは、挿通方向における少なくとも中央部(少なくとも第2支持部32側の端部を除く部位:この例では、第1支持部31側の端部以外のすべての部位)において、本体部12側から離間するほど徐々に大径となるように形成されている。また、端子挿通孔42aは、接続端子13aよりも大径で、かつ、一例として、上記の端子挿通孔41aにおける第2支持部32側の端部と同径またはほぼ同径となるように形成されている。
ここで、上記したプローブピン11における大径部24および接続端子13aの各々の外径、並びに各端子挿通孔41a,42aの各々の内径の大小関係は、次の関係式で表される。
E4<I3a≦I4<E3<I3b・・・式(2)
E3:基端部22における大径部24の外径
E4:接続端子13aの外径
I3a:端子挿通孔41aにおける第2支持部32側の内径
I3b:端子挿通孔41aにおける押さえ板42側の内径
I4:端子挿通孔42aの内径
さらに、端子挿通孔41a,42a内には、接続端子13aの周面と端子挿通孔41a,42aの内壁面との間に絶縁性を有する弾性材料(一例として、シリコーン樹脂)を充填して形成した支持部材43が配設されている。この場合、支持部材43は、弾性材料を充填して形成されているため、その外径が端子挿通孔41a,42aの内径と同径となっている。また、このプローブユニット2では、支持部材43が端子挿通孔41a,42aの内壁面に対して固着しないように(端子挿通孔41a,42aの内壁面からの剥離が可能に)形成されている。したがって、支持部材43は、後述するように支持部41および押さえ板42に対して接続端子13aが移動した際に、図8に示すように、端子挿通孔41aの内壁面からの剥離が許容される。さらに、このプローブユニット2では、支持部41に固定された押さえ板42によって端子挿通孔41a,42aからの支持部材43の離脱が規制されている。
移動機構3は、プローブユニット2を固定可能に構成されて、制御部6の制御に従い、基板支持部4に対して接離する方向にプローブユニット2を移動させる。基板支持部4は、回路基板100を保持可能に構成されている。検査部5は、制御部6の制御に従い、プローブユニット2のプローブピン11を介して入力した電気信号に基づいて回路基板100に対して断線検査や短絡検査などの所定の電気的検査を実行する。制御部6は、移動機構3を制御することにより、移動機構3に固定されたプローブユニット2を移動させる。また、制御部6は、検査部5を制御して、回路基板100に対する所定の電気的検査を実行させる。
次に、プローブユニット2の組立て方法について、図面を参照して説明する。
まず、各プローブピン11の先端部21を第2支持部32の各第2挿通孔32aに挿入し、第1支持部31に向けて各プローブピン11を押し込むことで、各プローブピン11の先端部21を第1支持部31の第1挿通孔31aに挿通させる。この場合、このプローブユニット2では、プローブピン11における先端部21(プローブ本体20)、中央部23および大径部24の各々の外径、並びに各挿通孔31a,32aの各々の内径が上記の式(1)の大小関係に規定されている。したがって、先端部21が第2挿通孔32aおよび第1挿通孔31aをこの順序で挿通されて第1支持部31の外側(図2,3おける下側)に突出すると共に、中央部23が第2挿通孔32aを挿通されて第1支持部31と第2支持部32との間に位置する。
また、上記したように、第2挿通孔32aの内径が大径部24の外径よりも小径のため、大径部24における先端部21側の端部(詳しくはコーティング材料の下端面)が第2挿通孔32aの縁部に当接して、それ以上のプローブピン11の挿入(突出側への移動)が阻止される。これにより、図2,3に示すように、プローブピン11の先端部21が所定の長さだけ本体部12(第1支持部31)の外側(同図における下側)に突出する(つまり、先端部21の本体部12からの突出長が所定の長さに調整される)。また、プローブピン11の基端部22(大径部24、および大径部24よりも端部側のプローブ本体20)が本体部12(第2支持部32)の外側(同図における上側)に突出した状態となる。
次いで、図4に示すように、第2支持部32の外側(同図における上側)に電極板13を対向配置した状態で、連結部14を介して本体部12に電極板13を固定する。この場合、本体部12によって支持されている各プローブピン11における大径部24の先端部21側の端部からプローブ本体20の基端部22側の端部までの距離(すなわち、上記の第2支持部32からのプローブピン11の突出長)は、プローブピン11の製造時に生じる極く小さな製造誤差に起因して各プローブピン11毎に極く僅かながら相違している。したがって、本体部12に電極板13を固定する際には、各プローブピン11の基端部22(プローブ本体20)が電極板13の各接続端子13aにそれぞれ接触するように本体部12に対する電極板13の距離を適宜調節する。
具体的には、上記のプローブピン11の突出長の相違に起因して、図4に示すように、各プローブピン11のうちのいずれかが接続端子13aに当接している状態であっても、図5に示すように、接続端子13aに対して基端部22(プローブ本体20)が非接触の状態となっているプローブピン11(突出長が短いプローブピン11)が存在することがある。この際には、図5に矢印Aで示すように本体部12に対して電極板13を接近させることで、図6に示すように、そのプローブピン11の基端部22(プローブ本体20)に接続端子13aを接触させる。この際に、上記のように本体部12に対して電極板13を接近させる以前から基端部22(プローブ本体20)が接続端子13aに接触していたプローブピン11(例えば図4に示すプローブピン11)は、本体部12に対して電極板13が接近させられることで、図4に矢印Aで示すように本体部12に押し込まれることとなる。
この際に、このプローブユニット2では、出願人が開発しているプローブユニット102のように大径部124の周囲に第2支持部132が存在する構成とは異なり、プローブピン11の基端部22を本体部12(第2支持部32)から突出させることで大径部24の周囲に十分に広い空間が形成されている。また、このプローブユニット2では、前述したように、大径部24が弾性材料(この例では、シリコーン樹脂)で形成されて弾性変形が可能に構成されている。したがって、図7に示すように、本体部12に対して電極板13が移動(接近)させられたときに、大径部24が十分に弾性変形する結果、本体部12に対するプローブピン11の押し込みが許容される。また、この際に、第2挿通孔32aの縁部に対して大径部24がたとえ僅かでも当接している限り、大径部24の弾性変形に伴って大径部24の外径が変形前よりも大径化する結果、第2挿通孔32aの縁部に対する大径部24の当接状態が維持される。したがって、それ以上のプローブピン11の挿入(突出側への移動)が確実に阻止される。
一方、各プローブピン11のなかには、図4に示すプローブピン11よりも本体部12(第2支持部32)からの突出長が長いプローブピン11(図示せず)が存在することもある。このようなプローブピン11が存在したときには、図7に示すように大径部24が変形することで本体部12に対してプローブピン11が押し込まれるだけでなく、図8に示すように、プローブピン11に当接させられている接続端子13aが端子挿通孔41a,42a内を支持部41および押さえ板42に対して矢印Bの向きに相対的に移動することで本体部12に対するプローブピン11の過剰な押し込みが回避される。
この場合、このプローブユニット2では、前述したように、本体部12側から離間するほど徐々に大径となるように端子挿通孔41aが形成され、この端子挿通孔41aおよび端子挿通孔42aと接続端子13aとの間に弾性材料を充填することで支持部材43が形成されている。このため、図4〜7に示すように、支持部材43は、接続端子13aの上記の移動方向(図8に示す矢印Bの向き:支持部41および押さえ板42に対する挿通方向)における中央部(端子挿通孔41aにおける第2支持部32側の端部に接している部位と、端子挿通孔42aに接している部位とを除く部位)において、その外径が本体部12側から離間するほど徐々に大径となっている。したがって、例えば支持部材43の外径がいずれの部位においても同径となるように端子挿通孔41a,42aを形成した構成と比較して、図8に示すように、接続端子13aの移動に伴って支持部材43に矢印Bの向きの力が加わったときに、支持部材43において大径となっている部位が十分に圧縮されるようにして弾性変形する。これにより、接続端子13aのスムーズな移動が許容される。
また、このプローブユニット2では、前述したように、支持部材43が端子挿通孔41aの内壁面から剥離可能に構成されている。このため、上記したように、接続端子13aを矢印Bの向きで移動させようとする力に起因して、大径となっている部位が圧縮されるようにして支持部材43が弾性変形した際に、支持部材43において変形前に端子挿通孔41aの内壁面に接していた部位が内壁面から剥離して接続端子13aと共に押さえ板42に向けて端子挿通孔41a内を移動する。したがって、このプローブユニット2では、支持部材43の外周面が端子挿通孔41aの内壁面に接した状態を維持しようとする力(すなわち、接続端子13aを矢印Bの向きとは反対の向きに引き戻そうとする力)が十分に小さくなっている。これにより、このプローブユニット2では、例えば、支持部材43の外周面と端子挿通孔41aの内壁面とが相互に固着している構成と比較して、支持部材43の弾性変形に要する力が十分に小さくなっており、接続端子13aの一層スムーズな移動が許容される。このため、プローブピン11または接続端子13aの破壊を招くことなく、プローブピン11(基端部22)と接続端子13aとが接続された状態が維持される。以上によりプローブユニット2の組立てが完了する。この後、プローブユニット2を移動機構3の取り付け板(図示せず)にねじ止めする。これにより、回路基板検査装置1に対するプローブユニット2の取り付けが完了する。
次に、回路基板検査装置1を用いて回路基板100に対する電気的検査を行う方法について、図面を参照して説明する。
まず、基板支持部4に回路基板100を固定する。次いで、回路基板検査装置1を作動させる。この際に、制御部6が、移動機構3を制御することにより、回路基板100に対して近接する方向にプローブユニット2を移動させる。続いて、制御部6は、プローブユニット2の各プローブピン11における先端部21が回路基板100の端子に接触した位置から所定距離だけプローブユニット2を更に移動させる。この場合、このプローブユニット2では、プローブピン11の中央部23が事前にやや湾曲させられている。このため、プローブユニット2の移動に伴ってプローブピン11の先端部21が第2支持部32側に移動させられたときに、中央部23の湾曲量が変化(増大)すると共に、湾曲量の変化に起因する弾性力によって基端部22の先端が電極板13の接続端子13aに確実に接触する。
次いで、検査部5が、制御部6の制御に従い、プローブピン11を介して入力した電気信号に基づいて回路基板100対する電気的検査を実行する。続いて、回路基板100に対する検査を終了したときには、制御部6は、移動機構3を制御して、回路基板100から離間する方向にプローブユニット2を移動させる。次いで、他の回路基板100に対する電気的検査を行う際には、上記の工程を繰り返して実行する。この場合、出願人が開発しているプローブユニット102では、プロービングの都度、各プローブピン111が本体部112に対してスライドすることで電極板113の接続端子113aに基端部122が接触する構成が採用されている。これに対して、本発明におけるプローブユニット2では、前述したように、その組み立て時において電極板13の接続端子13aに基端部22が接触した状態にセットされ、プロービング時においては、各プローブピン11の基端部22が本体部12の第2支持部32に対して静止した状態が維持される。
また、例えば、回路基板100と各プローブピン11の先端部21との間に異物が挟み込まれるなどして本体部12に対してプローブピン11を上動させようとする向きで過剰に大きな力が加わったときには、上記のようにプローブピン11の中央部23が湾曲するのと同時に、図9に示すように、本体部12に対するプローブピン11のスライド(矢印Bの向きへの移動)に伴い、支持部材43が弾性変形して接続端子13aが矢印Bの向きにスライドする。これにより、プローブピン11の基端部22および接続端子13aの接触部位に過剰に強い力が加わった状態となるのが回避される。さらに、例えばプロービング時においてプローブピン11の先端部21が回路基板100のスルーホール等に刺さった状態でプローブユニット2が上動させられた際には、プローブピン11における中央部23の湾曲量が減少する(湾曲の度合いが小さくなる)のと同時に、図10に示すように、本体部12に対するプローブピン11の矢印Aの向きへの移動に伴い、大径部24が弾性変形して変形前よりも大径化する。これにより、第2挿通孔32aの縁部に対する大径部24の当接状態が維持されて、プローブピン11(基端部22)が第2支持部32から抜け落ちる事態が回避される。
このように、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、第2挿通孔32aよりも大径の大径部24を基端部22の一部として有してプローブピン11を構成すると共に、大径部24を弾性材料(この例では、シリコーン樹脂)で形成して第2支持部32における第1支持部31とは反対側の面から突出させたことにより、例えば第2挿通孔32aが所望の内径よりも僅かに大径に形成された状態であっても、本体部12(第2支持部32)に対してプローブピン11が第1支持部31側に移動しようとしたときに、第2挿通孔32aの口縁部に当接している大径部24が弾性変形して一層大径化する結果、第2挿通孔32aの口縁部に対する大径部24の当接が維持されて、それ以上のプローブピン11の移動が規制される。これにより、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、本体部12からのプローブピン11の脱落を確実に回避することができる。この場合、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、大径部24が第2支持部32における第1支持部31側とは反対側の面から突出させられて大径部24の周囲に広い空間が形成されているため、大径部24の直径を大きく形成することができると共に、本体部12等によって阻害されることなく大径部24を十分に変形させることができる。したがって、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、プローブピン11の脱落を確実に阻止することができる。
また、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、プローブピン11の基端部22の一部にコーティング材料をコーティングして大径部24を形成したことにより、例えば、プローブ本体20とは別個に形成した大径部24をプローブ本体20の基端部22に接着剤等で固定する構成と比較して、大径部24の固定作業(接着作業)を不要にできる分だけ、プローブピン11を十分に安価に構成することができる。
さらに、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、弾性材料(この例では、シリコーン樹脂)で形成されると共に接続端子13aに密着して接続端子13aをその移動を許容しつつ支持する支持部材43を備えた電極板13(端子支持部)を第2支持部32に対して対向配置してプローブピン11の基端部22に接続端子13aの端面を接触させた状態において本体部12に固定したことにより、プロービングの都度、本体部112に対してプローブピン111をスライドさせてその基端部122を接続端子113aに接触させる構成の従来のプローブユニット102とは異なり、その製造時においてプローブピン11の基端部22と接続端子13aとが接触させられて、プロービング時において本体部12に対してプローブピン11をスライドさせる必要がないため、第2挿通孔32aが所望の内径よりも僅かに小径に形成された状態であっても、プローブピン11(基端部22)と接続端子13aとが非接触の状態となる事態を回避することができる。また、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、プローブピン11の基端部22と接続端子13aとの接触部位に大きな衝撃が加わることがないため、プローブピン11および接続端子13aの減耗量を十分に軽減する(過度の減耗を回避する)ことができる。
また、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、接続端子13aの挿通方向における少なくとも中央部において、本体部12側から離間するほど徐々に大径となるように端子挿通孔41a,42aを形成すると共に、接続端子13aの周面と端子挿通孔41a,42aの内壁面との間に弾性部材(この例では、シリコーン樹脂)を充填して支持部材43を形成したことにより、本体部12からの基端部22の突出量が大きいプローブピン11が存在したとしても、支持部材43が十分に弾性変形して接続端子13aの移動が許容される結果、基端部22および接続端子13aの接触部位に過剰に大きな力が加わることなく、基端部22と接続端子13aとを接触させた状態を維持することができる。また、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、プロービング時においてプローブピン11の変形による吸収が困難な大きな力がプローブピン11に加わったとしても、支持部材43の弾性変形によって接続端子13aの移動が許容されることで、プローブピン11(基端部22)および接続端子13aの接触部位に過剰に大きな力が加わる事態を回避することができる。
さらに、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、電極板13が、端子挿通孔41a,42aからの支持部材43の離脱を規制する押さえ板42(離脱規制部)を備えると共に、端子挿通孔41a,42a内における接続端子13aの移動に伴って端子挿通孔41a,42aの内壁面から支持部材43が剥離するように構成したことにより、例えば支持部材43と端子挿通孔41a,42aの内壁面とが相互に固着されている構成と比較して、支持部材43を容易に弾性変形させることができる。したがって、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、プローブピン11の基端部22および接続端子13aの接触部位に過剰に大きな力が加わる事態を確実に回避することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、プローブピン11の基端部22にコーティング材料(この例では、シリコーン樹脂)をコーティングして大径部24を形成した構成例について上記したが、プローブ本体20とは別体に構成した大径部24をプローブ本体20の基端部22に固定する(一例として接着する)ことで基端部22に大径部24を設ける構成を採用することができる。また、プローブピン11の先端部21にコーティング材料がコーティングされていない構成例について上記したが、検査対象体に接触する部分を除く先端部21にもコーティング材料をコーティングしたプローブピン11を採用することもできる。この構成によれば、摩擦係数の小さなコーティング材料を用いることで、第1挿通孔31aを構成する内周壁と先端部21との摩擦力を小さく抑えることができる。このため、検査時におけるプローブユニット2の移動に伴ってプローブピン11の先端部21が第2支持部32側へ移動させられる際の動作を滑らかにすることができる。
さらに、接続端子13aの周面と端子挿通孔41a,42aの内壁面との間に弾性材料(この例では、シリコーン樹脂)を充填して支持部材43を形成した構成例について上記したが、支持部41および押さえ板42や接続端子13aとは別体に構成した支持部材43を接続端子13aに固着させ(一例として接着させ)、その状態で、端子挿通孔41a内に接続端子13aおよび支持部材43を挿通させて支持部41に押さえ板42を固定する構成を採用することができる。この構成を採用することにより、接続端子13aに対して支持部材43を確実に固着させると共に、接続端子13aの移動に伴って端子挿通孔41aの内壁面から支持部材43を確実に剥離させることが可能に電極板13を構成することができる。
また、10本以上の複数のプローブピン11を有するプローブユニット2を例に挙げて説明したが、本発明に係るプローブユニットの構成(プローブピンの本数)はこれに限定されず、一例として、四端子法測定時に使用する一対のプローブピン11,11を本体部12によって支持した構成のプローブユニット(図示せず)に本発明の上記の構成を適用することもできる。このように構成したプローブユニットにおいても、上記のプローブユニット2と同様の効果を奏することができる。さらに、本体部12によって支持した各プローブピン11の基端部22に接続端子13aを直接接続した構成について説明したが、例えば、基端部22と接続端子13aとの間に異方性導電ゴム等を挟み込んで構成することもできる。この構成によれば、異方性導電ゴムが有する弾性力によって、上記のプローブユニット2における支持部材43の変形時と同様の効果を奏することができる。
回路基板検査装置1の構成を示す構成図である。 プローブユニット2の構成を示す構成図である。 プローブユニット2の断面図である。 基端部22が接続端子13aに対して接触している状態のプローブピン11の部位を示すプローブユニット2の断面図である。 基端部22が接続端子13aに対して非接触の状態のプローブピン11の部位を示すプローブユニット2の断面図である。 図5に示す状態の電極板13を本体部12に接近させて基端部22を接続端子13aに対して接触させた状態のプローブユニット2の断面図である。 図6に示すように電極板13を本体部12に接近させた際の図4に示すプローブピン11の部位を示すプローブユニット2の断面図である。 支持部材43の弾性変形によって接続端子13aの移動が許容された状態のプローブユニット2の断面図である。 本体部12に対するプローブピン11の移動に伴って支持部材43が弾性変形して接続端子13aが移動した状態のプローブユニット2の断面図である。 先端部21がスルーホール等に突き刺さった状態で本体部12が上動させられた状態のプローブユニット2の断面図である。 出願人が開発している従来のプローブユニット102の構成図である。
符号の説明
1 回路基板検査装置
2 プローブユニット
3 移動機構
4 基板支持部
5 検査部
6 制御部
11 プローブピン
12 本体部
13 電極板
13a 接続端子
13b ケーブル
14,33 連結部
20 プローブ本体
21 先端部
22 基端部
23 中央部
24 大径部
31 第1支持部
31a 第1挿通孔
32 第2支持部
32a 第2挿通孔
41 支持部
41a,42a 端子挿通孔
42 押さえ板
43 支持部材
100 回路基板

Claims (6)

  1. 第1挿通孔が形成された板状の第1支持部および当該第1支持部に対して対向配置されると共に第2挿通孔が形成された板状の第2支持部を有する本体部と、先端部および基端部が前記第1挿通孔および前記第2挿通孔にそれぞれ挿通された状態で前記本体部によって支持されるプローブピンとを備えたプローブユニットであって、
    前記プローブピンは、前記第2挿通孔よりも大径の大径部を前記基端部の一部として有し、当該大径部は、弾性材料で形成されて前記第2支持部における前記第1支持部とは反対側の面から突出しているプローブユニット。
  2. 前記大径部は、前記基端部の一部にコーティング材料をコーティングすることによって形成されている請求項1記載のプローブユニット。
  3. 端子挿通孔が形成された板状の端子支持部を備え、
    前記端子支持部は、弾性材料で形成されて前記端子挿通孔内に配設されると共に当該端子挿通孔内に挿通されている接続端子に密着して当該接続端子をその移動を許容しつつ支持する支持部材を備え、前記第2支持部に対して対向配置されて前記プローブピンの前記基端部に前記接続端子の端面を接触させた状態において前記本体部に固定されている請求項1または2記載のプローブユニット。
  4. 前記端子挿通孔は、前記接続端子の挿通方向における少なくとも中央部において、前記本体部側から離間するほど徐々に大径となるように形成され、
    前記支持部材は、前記接続端子の周面と当該端子挿通孔の内壁面との間に前記弾性部材が充填されて形成されている請求項3記載のプローブユニット。
  5. 前記端子支持部は、前記端子挿通孔からの前記支持部材の離脱を規制する離脱規制部を備え、
    前記支持部材は、前記端子挿通孔内における前記接続端子の移動に伴って前記内壁面から剥離可能に構成されている請求項4記載のプローブユニット。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のプローブユニットと、当該プローブユニットを移動させる移動機構と、前記プローブユニットを介して入力した電気信号に基づいて検査対象体に対する電気的検査を実行する検査部とを備えている回路基板検査装置。
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