JP2010281592A - プローブ及び検査用治具 - Google Patents

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進 春日部
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Abstract

【課題】 検査用治具において部品点数を低減して構成を簡素化する。
【解決手段】 被検査物の対象部の電気的特性を検査するための検査装置用の検査用治具に取り付けられるプローブは、円筒形状部と、円筒形状部内に配置された1又は2の棒状部とを備え、円筒形状部が、一方にある円筒形状の先端部と、他方にある円筒形状の後端部と、先端部と後端部との間に形成されたばね部とを備える。そのプローブにおいては、棒状部の一方が、円筒形状部の先端部に接合されるとともに先端部から突出しており、棒状部の他方が存在するときには、その他方が、円筒形状部の後端部に接合されるとともに後端部から突出している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被検査物の検査対象部上に予め設定される検査点とこの検査を実施する検査装置とを電気的に接続する検査用治具及びその検査用治具に使用可能なプローブに関する。
本発明の検査用治具とは、被検査物が有する検査対象部に、検査装置から電力或いは電気信号を所定検査位置に供給するとともに、検査対象部から電気信号を検出することによって、検査対象部の電気的特性を検出したり、動作試験を行ったりすることを可能にする。
このような被検査物とは、例えば、プリント配線基板、フレキシブル基板、セラミック多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板や、半導体ウェハや半導体チップやCSP(Chip size package)などの半導体装置を例示することができる。
本明細書では、これらの上記の被検査物を総称して「被検査物」とし、被検査物に形成される検査対象部を「対象部」と称する。
例えば、被検査物が基板であり、それに搭載されるIC等の半導体回路や抵抗器などの電気・電子部品である場合には、基板に形成された対象部が配線や電極となる。その場合には、対象部の配線が、それらに電気信号を正確に伝達できることを保証するため、電気・電子部品を実装する前のプリント配線基板、液晶パネルやプラズマディスプレイパネルに配線が形成された回線基板に設けられた検査点間の抵抗値等の電気的特性を測定して、その配線の良否が判断されている。
そのような測定のために検査装置が用いられており、その検査装置は、被検査物の対象部の検査点に先端部を接触させて対象部に測定のための電流を供給したり電圧を測定したりするため複数のプローブを有する検査用治具を備える。
特許第4031007号 特許文献1は、周壁の一部がスプリングとなった筒体内に、直線状の接触子及び案内子からなる接触ピンを備え、接触子と案内子との間に鍔部が設けられていて、鍔部が筒体の下端に連結されているコイルスプリングプローブを開示する。
本発明は、部品点数の少ないプローブを提供することを目的とする。
本発明は、組み立てが簡易なプローブを提供することを目的とする。
本発明は、先端部から後端部までの長さを異ならせたプローブを簡易に製作することのできるプローブを提供することを目的とする。
本発明は、簡易な構造でプローブを保持することのできる検査用治具を提供する。
本発明は、プローブを固定するための部材の追加を不要とする検査用治具を提供する。
本発明は、プローブの突出する先端部の位置を設定するための部材の追加を不要とする検査用治具を提供する。
本発明は、部品点数を低減して構成を簡素化することのできる検査用治具を提供する。
そこで、本発明に係る、被検査物の対象部の電気的特性を検査するための検査装置用の検査用治具に取り付けられるプローブは、円筒形状部と、円筒形状部内に配置された1又は2の棒状部とを備え、円筒形状部が、一方にある円筒形状の先端部と、他方にある円筒形状の後端部と、先端部と後端部との間に形成されたばね部とを備え、棒状部の一方が、円筒形状部の先端部に接合されるとともに先端部から突出しており、棒状部の他方が存在するときには、他方が、円筒形状部の後端部に接合されるとともに後端部から突出していることを特徴とする。
そのプローブにおいて、円筒形状部はニッケル合金のチューブから構成してもよい。
そのプローブにおいて、棒状部はタングステン又は工具用炭素鋼又はベリリウム銅の円柱部材から形成してもよい。
そのプローブにおいて、円筒形状部の前記ばね部は、螺旋形状に形成することができる。
そのプローブにおいて、棒状部は抵抗溶接又はレーザ溶接又はかしめによって円筒形状部の先端部又は後端部に固定することができる。
また、本発明に係る、被検査物の対象部の電気的特性を検査するための検査装置用の検査用治具は、上記のプローブと、プローブを検査装置に電気的に接続するための電極部と、プローブの先端部を被検査物の対象部上の所定の検査点へ案内するためのヘッド部と、記プローブの後端部を電極部へ案内するためのベース部とを備え、ヘッド部が、プローブの先端部を係止する係止部と、先端部から突出する棒状部を所定の検査点へ案内するための貫通孔とを備えることを特徴とする。
その検査用治具において、ヘッド部に大径部と小径部とからなる貫通孔が形成されており、係止部が、小径部を形成する面によって構成するようにしてもよい。
本発明によると、部品点数の少ないプローブを提供することができる。
本発明によると、組み立てが簡易なプローブを提供することができる。
本発明によると、先端部から後端部までの長さを異ならせたプローブを簡易に製作することができる。
本発明によると、検査用治具において簡易な構造でプローブを固定することができる。
本発明によると、検査用治具においてプローブを固定するための部材の追加を不要にすることができる。
本発明によると、検査用治具においてプローブの突出する先端部の位置を設定するための部材の追加を不要にすることができる。
本発明によると、検査治具の部品点数を低減して構成を簡素化することができる。
図1は、検査用のプローブを取り付けた本発明の一実施形態に係る検査用治具の概略の構成を示す一部断面正面図である。 図2Aは、図1の検査用治具に用いることのできる一実施形態に係るプローブの概略構成を示す一部断面図である。 図2Bは、図2Aのプローブの構成部材の一部の一例を示す概略構成図である。 図2Cは、図2Aのプローブの構成部材の一部の一例を示す概略構成図である。 図2Dは、図2Aのプローブの製造方法の一例を説明するための概念図である。 図3は、図1の一実施形態に係る検査用治具の一部の構成を簡略化して示す拡大一部断面図である。 図4は、図1の一実施形態に係る検査用治具の一部の構成を簡略化して示す拡大一部断面図である。 図5は、図1の検査用治具に用いることのできる他の実施形態に係るプローブの概略構成を示す一部断面図である。
以下に、添付図面に基づいて、上記の基板や半導体装置の被検査物の対象部の検査用のプローブが取り付けられた検査用治具について説明を行う。
なお、各添付図において、各部材の厚さ、長さ、形状、部材同士の間隔等は、理解の容易のために、拡大・縮小・変形・簡略化等を行っている。
[検査用治具の概略の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る検査用治具10の概略の構成を示す一部断面正面図である。検査用治具10は、ヘッド部12、ベース部14及び電極部16を備える。ヘッド部12及びベース部14は、樹脂あるいはセラミックス等の絶縁性の板状部材からなる。ヘッド部12及びベース部14は、棒状の支持部材11及びその周囲に環装されたスペーサ11sによって所定の距離だけ離隔されて保持されている。
ヘッド部12には複数の貫通孔12hが形成されていて、それに挿入されたプローブ20の先端部22fが所定の位置に案内される。ベース部14には複数の貫通孔14hが形成されていて、それに挿入されたプローブ20の後端部22rが電極部16へ案内される。
プローブ20の後端部22rは、電極部16に固定された導線18の端部と接触しており、導線18は図示せぬ検査装置に接続されている。
図1においては、図面の簡略化のために、一部のプローブ20のみを示す。
また、図1に示すように、被検査物の検査時には、検査用治具10の下方に、検査対象の被検査物30を配置し、検査用治具10を下降させてプローブ20の先端部24eを所定の検査点、例えば、30d1に接触させ、それにより、対象部の電気的特性の検査を行う。
[プローブの構造]
図2(A)から図2(D)は、図1の検査用治具に用いることができる一実施形態に係るプローブを説明するための概略構成図である。
図2(A)は、図1の検査用治具に用いることができる一実施形態に係るプローブ20を示す。プローブ20は、導電性の円筒形状部22と導電性の棒状部24とから構成されていて、棒状部24が、導電性の円筒形状部22内に挿通されている。
円筒形状部22は、円筒形状の先端部22fと、円筒形状の後端部22rと、それらの間に形成されたばね部22sとからなり、ばね部22sは螺旋形状に形成されている。棒状部24は、円柱形状の本体部24bと先鋭形状の先端部24eとから構成されている。
棒状部24は、先端部22f、ばね部22s及び後端部22r内に挿通されている。また、棒状部24の先端部24eは、円筒形状部22の先端部22fの先端面22feから突出している。一方、棒状部24の後端部側は、円筒形状部22の後端部22rの後端面よりも内側に引っ込んだ位置にある。その引っ込んだ位置までの距離は、棒状部24の先端部24eが押されて後退した場合に、それとともに移動する棒状部24の後端部側が、円筒形状部22の後端部22rの後端面から出ない程度の大きさである。
また、円筒形状の先端部22fのP1で示す位置において、円筒形状の先端部22fと棒状部24の本体部24bとが、詳しくは後述のとおり、抵抗溶接、レーザ溶接又はかしめによって接合されていて、互いに固定されている。そのため、円筒形状の先端部22fと円柱形状の本体部24bとは一緒に移動する。また、その接合によって、円筒形状の先端部22fと棒状部24の本体部24bとが電気的に導通可能となっている。
なお、位置P1は、先端部22fの先端面22feから離れた位置にある。そのような位置において接合を行ったのは、接合の際にその部分がやや変形することがあり、例えば、図3に示すように、プローブ20を検査治具に取り付けて先端部22fをヘッド部12の貫通孔12hの大径部12h1に挿入したときに、その変形が貫通孔に影響を与えないようにするためである。
図2Bは、プローブ20を構成する円筒形状部22を示す。円筒形状部22として、例えば、外径が、約25から300μmで、内径が10から250μmのニッケルあるいはニッケル合金のチューブを用いることができる。この実施形態では、一例として、外径φ1が、約150μm、内径φ2が約125μm、全長L1が約20mmのニッケルチューブを用いるが、それに限定されるものではない。円筒形状部22の先端部22fの端面22fe及び後端部22rの後端面を除いて周面を必要に応じて絶縁被覆してもよい。
また、円筒形状の先端部22fの長さL2は約5mmで、ばね部22sの長さL3は約10mmで、後端部22rの長さL4は約5mmである。これらの値は一例であり、それらに限定されるものではない。
円筒形状部22は、例えば、次のような製法によって製造することができる。
[製法例1]
(1)まず、円筒形状部22の中空部を形成するための芯線(図示せず)を用意する。なお、この芯線は、円筒形状部22の内径φ2を規定する所望の太さ(上記の実施形態では、直径が約125μm)のSUS線を用いる。
(2)次いで、芯線(SUS線)にフォトレジスト被膜を塗布し、この芯線の周面を覆う。そのフォトレジスト被膜の所望の部分を露光・現像・加熱処理して螺旋状のマスクを形成する。例えば、芯線を中心軸の周りに回転させながらレーザにより所定の部分を露光して螺旋状のマスクを形成する。円筒形状部22においては、円筒形状の先端部22fと円筒形状の後端部22rとの間の長さL3のばね部22sに対応する位置にマスクを形成する。
(3)次いで、その芯線にニッケルめっきを実施する。このとき、芯線は導電性であるため、フォトレジストマスクが形成されていない箇所にニッケルめっきが付着する。
(4)次いで、フォトレジストマスクを除去して、芯線を引き抜き、所望の長さで筒体を切断して、円筒形状部22を形成する。芯線を完全に引き抜く前に筒体を切断してもよいことは、いうまでもない。
また、円筒形状部22は、下記の方法でも製造することもできる。
[製法例2]
(1)まず、製法例1と同様に、円筒形状部22の中空部を形成するための芯線(図示せず)を用意し、その芯線にニッケルを所望の厚さめっきして、芯線の周面にニッケルめっき層を形成する。
(2)次に、そのニッケルめっき層の表面にフォトレジストを塗布する。そのフォトレジストの所望の部分を露光・現像・加熱処理して螺旋状のマスクを形成する。例えば、芯線を中心軸の周りに回転させながら、レーザにより露光して螺旋状のマスクを形成する。円筒形状部22においては、円筒形状の先端部22fと円筒形状の後端部22rとの間の長さL3のばね部22sに対応する位置にマスクを形成する。
(3)次いで、ニッケルめっきをエッチング除去する。このとき、フォトレジストマスクが形成されていない箇所のニッケルめっきが除去される。
(4)次いで、フォトレジストマスクを除去して、芯線を引き抜き、所望の長さで筒体を切断して、円筒形状部22を形成する。芯線を完全に引き抜く前に筒体を切断してもよいことは、いうまでもない。
上記の製法は例示であり、円筒形状部の製造方法は、それらの製法に限定されるものではない。
図2Cは、プローブ20を構成する棒状部24を示す。棒状部24として、例えば、直径φ3が、約110μmのタングステン、工具用炭素鋼(SK材)、ベリリウム銅等からなる円柱形状部材を用いることができる。その直径は、棒状部24が筒形状部22内で移動自在であるため、円筒形状部22の内径よりも小さい。長さは、検査用治具のヘッド部12(図1)から先端部を突出させる長さに応じて変わるが、円筒形状部22とほぼ同じかそれよりも短くてよい。
図2Dは、プローブ20の製造方法を説明するための観念図である。まず、プローブ20の検査対象とする被検査物の対象部の所定の検査点に接触する先端部として機能する部分を残して、円筒形状部22内に棒状部24に挿入する。図2Dでは、一例として、棒状部24の先端部24eを含めて約2mmから3mm程度を、円筒形状部22の先端部22fの先端面22feから突出させている。
次に、円筒形状部22の先端部22fの先端面22feに近い位置において、円筒形状部22の先端部22fと棒状部24の本体部24bとを接合する。例えば、抵抗溶接により、対向する一対の電極部40によって挟み、加圧しながら短時間定電流を流して、その位置において、円筒形状部22の先端部22fと棒状部24の本体部24bとを溶接する。それに代えて、その位置をかしめて円筒形状部22の先端部22fと棒状部24の本体部24bとを接合してもよい。
[検査用治具の概要]
図3は、検査用治具の一部の拡大断面図である。図3に示すように、ヘッド部12の下面には板厚の薄いプレート12uが取り付けられていて、ヘッド部12には大径部12h1が形成され、プレート12uには小径部12h2が形成されている。ただし、プレート12uを用いることなく、ヘッド部12自体に大径部12h1と小径部12h2とを形成してもよい。
大径部12h1には、プローブ20の円筒形状部22の先端部22fが挿入されていて、その先端部22fの先端面22feが、大径部12h1から小径部12h2移る部分にある、小径部12h2を形成するプレート12uの面に当接している。小径部12h2には棒状部24が挿通され、先端部24eがヘッド部12から突出している。この場合、小径部12h2を形成するプレート12uの面は係止部を構成する。
一方、プローブ20の後端部22rの後端面は、ベース部14の貫通孔14hに挿入されて導線18の端面と接触している。
図3の状態においては、ヘッド部12の係止部を形成するプレート12uの面から電極部16の導線18の端面までの距離は、図2Aのように負荷のかかっていない自然長の円筒形状部22の長さよりも小さい。そのため、図3においては、その係止部によって円筒形状部22の先端部22fが押し上げられて、ばね部22sが収縮している。それにより、円筒形状部22の後端部22rが電極部16の導線18の端面に押し当てられている。そのため、後端部22rと導線18との接触抵抗値を小さく抑えることができる。
図4は、図3の検査用治具を用いて被検査物の検査を行うときの状況を説明するための検査用治具の一部の拡大断面図である。
基板等の被検査物の検査時に、検査用治具10を下降させてプローブ20の先端部24eを被検査物30の配線等の対象部上の所定の検査点30d1に当接する。それにより、図4に示すように、プローブ20の棒状部24は、押し上げられてヘッド部12の貫通孔12h内に入り込む。上記のとおり、円筒形状部22の先端部22fと棒状部24とはP1において接合されているため、棒状部24が押し上げられると、それとともに円筒形状部22の先端部22fも押し上げられる。その結果、円筒形状部22の先端部22fの先端面22feは、ヘッド部12の小径部12h2の係止部を形成するプレート12uの面から離れる。
なお、検査が終了して検査用治具10が被検査物から離れると、棒状部24の先端部24eを押し上げる力がなくなるため、円筒形状部22の先端部22fは再びヘッド部12の係止部を形成するプレート12uの面に当接し、そこに保持される(図3)。
[他の実施形態]
図5は他の実施形態に係るプローブ20vを示す。プローブ20vは、プローブ20と同様の円筒形状部22及び棒状部24を備え、さらに、短い棒状部26を備える。棒状部26は後端部22rに代わって電極部16と接触するように機能する。
棒状部26は、円筒形状部22の後端部22rに挿入されていて、P2において、後端部22rに接合されている。その接合も、プローブ20のP1の場合と同様に、抵抗溶接やレーザ溶接やかしめによって行うことができる。それにより、棒状部26は円筒形状部22の後端部22rとともに移動する。また、その接合によって、円筒形状部22の後端部22rと棒状部26との間で電気的な導通が図られている。
棒状部24と棒状部26との間には空間が設けられているので、先端部24eが後退して棒状部24が円筒形状部22の内部に入り込んだとしても、棒状部24と棒状部26と対向する端部は衝突しない。
図5の実施形態によると、電極部16とプローブ20vとの接触が、先鋭形状の端部によって行われるため、それらの間の接触抵抗を低減させることができる。
また、上記の実施形態は基板を被検査物として説明をしたが、それに限定されるものではなく、被検査物として半導体装置も含む。
また、上記の実施形態として、円筒形状部の後端部の端面は平坦として表したが、複数の先鋭形状の突出部を持つように形成してもよい。また、棒状部の先端部は先鋭形状として表したが、平坦でも半球形状でもクラウン状でもよい。
以上、本発明に係る被検査物検査用の検査用治具及びそれに用いることのできるプローブのいくつかの実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に拘束されるものではなく、当業者が容易になしえる追加、削除、改変等は、本発明に含まれるものであり、また、本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲の記載によって定められることを承知されたい。
10・・・検査用治具
11・・・支持部材
11s・・・スペーサ
12・・・ヘッド部
12h、14h・・・貫通孔
12h1・・・大径部
12h2・・・小径部
14・・・ベース部
16・・・電極部
20,20v・・・プローブ
22f,24e・・・先端部
24,26・・・棒状部
22r,26e・・・後端部
22s・・・ばね部

Claims (7)

  1. 被検査物の対象部の電気的特性を検査するための検査装置用の検査用治具に取り付けられるプローブであって、
    円筒形状部と、該円筒形状部内に配置された1又は2の棒状部とを備え、
    前記円筒形状部が、一方にある円筒形状の先端部と、他方にある円筒形状の後端部と、前記先端部と前記後端部との間に形成されたばね部とを備え、
    前記棒状部の一方が、前記円筒形状部の前記先端部に接合されるとともに該先端部から突出しており、前記棒状部の他方が存在するときには、該他方が、前記円筒形状部の前記後端部に接合されるとともに該後端部から突出している、プローブ。
  2. 請求項1のプローブにおいて、前記円筒形状部はニッケル合金のチューブから構成されている、プローブ。
  3. 請求項1のプローブにおいて、前記棒状部はタングステン又は工具用炭素鋼又はベリリウム銅の円柱部材から形成されている、プローブ。
  4. 請求項1のプローブにおいて、前記円筒形状部の前記ばね部は、螺旋形状に形成されている、プローブ。
  5. 請求項1のプローブにおいて、前記棒状部は抵抗溶接又はレーザ溶接又はかしめによって前記円筒形状部の先端部又は後端部に固定されている、プローブ。
  6. 被検査物の対象部の電気的特性を検査するための検査装置用の検査用治具であって、
    請求項1のプローブと、
    該プローブを前記検査装置に電気的に接続するための電極部と、
    前記プローブの前記先端部を前記被検査物の前記対象部上の所定の検査点へ案内するためのヘッド部と、
    前記プローブの前記後端部を前記電極部へ案内するためのベース部とを備え、
    前記ヘッド部が、前記プローブの前記先端部を係止する係止部と、該先端部から突出する前記棒状部を前記所定の検査点へ案内するための貫通孔とを備える、検査用治具。
  7. 請求項6の検査用治具において、前記ヘッド部に大径部と小径部とからなる貫通孔が形成されており、前記係止部が、小径部を形成する面によって構成されている、検査用治具。
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