JP2003227846A - 導通検査装置 - Google Patents

導通検査装置

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JP2003227846A
JP2003227846A JP2002321396A JP2002321396A JP2003227846A JP 2003227846 A JP2003227846 A JP 2003227846A JP 2002321396 A JP2002321396 A JP 2002321396A JP 2002321396 A JP2002321396 A JP 2002321396A JP 2003227846 A JP2003227846 A JP 2003227846A
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JP
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coil spring
contact pin
inspection device
wiring circuit
terminal
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JP2002321396A
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English (en)
Inventor
Akihiro Demura
彰浩 出村
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線回路の高密度化に伴う挿通穴の細径化に
対応できると共に,ピン沈みを防止し正確に配線回路の
良否を判定できる導通検査装置を提供すること。 【解決手段】 配線回路71と当接させるコンタクトピ
ン2と,リードワイヤー15と接続したストッパー端子
4と,両者間に介設して両者を外方に押圧するコイルス
プリング3とを有する。ハウジング5は,コンタクトピ
ンを装着するガイド孔550を穿設したガイド板55
と,リードワイヤーを挿通する端子穴570を配設した
背面ボード57と,コイルスプリングを収容する挿通穴
560を設けた複数の積層状のメインボード56とを有
している。コイルスプリング3は,一般部31よりも,
巻数が多い密巻部32又は直径の小さい細径部33を有
し,これらは,メインボード56同士のつなぎ目563
に対面して配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【技術分野】本発明は,特に高密度配線回路の検査に対
して優れた効果を発揮する,導通検査装置に関する。 【0002】 【従来技術】プリント基板における配線回路を電気導通
の有無により検査する装置としては,例えば以下のもの
が知られている。即ち,図6,図7に示すごとく,プリ
ント基板7の配線回路71に対して,コンタクトピン2
を当接することにより,電気導通の有無を検査するもの
である。上記検査装置9は,図6に示すごとく,コンタ
クトピン2と,一端をリードワイヤー15と接続したス
トッパー端子4と,上記コンタクトピン2とストッパー
端子4との間に介設されたコイルスプリング93と,上
記各部材を収納する積層状態のハウジング94とよりな
る。 【0003】上記ハウジング94は,図7に示すごと
く,ガイド板95と,背面ボード97と,両者間に配設
された複数のメインボード96とよりなる。三者は,ノ
ックピン8(図6)によって一体的に固定されている。
上記コンタクトピン2は,上記ガイド板95のガイド孔
950内に進退可能に装着されている。また,上記スト
ッパー端子4は,上記背面ボード97の端子穴970内
に収納されている。また,上記コイルスプリング93
は,上記2枚のメインボード96の挿通穴960内に収
容されている。 【0004】上記コンタクトピン2は,被検査体として
のプリント基板7の配線回路71に対向する位置に設け
てある。上記リードワイヤー15の他端は,電気導通を
検出するための検出器18に電気的に接続されている。 【0005】そして,配線回路の電気導通の検査にあた
っては,図6に示すごとく,プリント配線板7の上下よ
り,上記ハウジング94を下降及び上昇させ,上記コン
タクトピン2を配線回路71に当接させる。このとき,
該配線回路71に断線又はショートが生じていない場合
には,正常な電気導通が得られる。これにより,各配線
回路71の良否が判定できる。 【0006】また,上記コンタクトピン2の先端21を
配線回路71に当接させた際には,コンタクトピン2は
ガイド板95のガイド孔950に沿ってメインボード9
6側へ後退し,コンタクトピン2の一部分が挿通穴96
0に侵入する。これは,コンタクトピン2の先端21を
保護するためである。そして,検査後は,コンタクトピ
ン2は,挿通穴560内に設けたコイルスプリング93
によって,再び元の位置へ突出させられる。 【0007】 【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の導
通検査装置9には,次の問題がある。即ち,近年は,プ
リント基板7における配線回路71の高密度化が進み,
配線回路71のピッチがますます狭くなっている。例え
ば,このピッチは,従来は0.65mm程度であった
が,高密度配線回路においては0.2〜0.3mmと非
常に狭くなってきている。 【0008】また,これに対応するため,配線回路71
に当接するコンタクトピン2のピッチPも狭くしなけれ
ばならない。そこで,コンタクトピン2,コイルスプリ
ング93,ストッパー端子4の直径の縮小化,及びガイ
ド孔950,挿通穴960,端子穴970の孔径の縮小
化が必要とされる。 【0009】そこで,孔径に対する板厚の比が問題とな
る。即ち,穿設できる最小の孔径は板厚によって決定さ
れ,孔径を1とすると板厚は10までが限界となる。そ
のため,板厚の縮小化も必要となる。もし仮に,上記2
枚のメインボード96,96の代わりに,2枚分の板厚
を有する1枚のメインボードを配設した場合には,ガイ
ド板95,メインボード96,背面ボード97とからな
るハウジング94のうち,上記孔径に対する板厚の比が
問題となるのは,比較的板厚の大きい上記メインボード
である。 【0010】しかし,上記メインボードを薄くすると,
ハウジング94の強度低下を引き起こす。そこで,上記
メインボードを薄くすることなく,かつ,孔径に対する
板厚の比を10未満にする方法として,図6,図7に示
すごとく,メインボード96を多層化することが考えら
れる。 【0011】一方,メインボード96を多層化すると,
各メインボード96に設けた挿通穴960の軸芯が一致
せず,メインボード96のつなぎ目963において段部
969が生じてしまう。そのため,上記コンタクトピン
2の先端21を配線回路71に当接させた際に,コイル
スプリング93が,上記挿通穴960の内部に生じた段
部969に引っ掛かり,検査後においても,上記コンタ
クトピン2を外方に突出させることができなくなってし
まう。以下,この状態を「ピン沈み」とする。 【0012】そして,上記ピン沈みが原因となり,配線
回路71に断線又はショートが生じていないにも拘わら
ず,正常な電気導通を得ることができなくなる。そのた
め,各配線回路71の良否を正確に判定できなくなると
いう問題が生じる。 【0013】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,配線回路の高密度化に伴う挿通穴の細径
化に対応できると共に,ピン沈みを防止し正確に配線回
路の良否を判定できる導通検査装置を提供しようとする
ものである。 【0014】 【課題の解決手段】本発明は,プリント基板における配
線回路を電気導通の有無により検査する導通検査装置に
おいて,上記配線回路に当接させるためのコンタクトピ
ンと,一端をリードワイヤーと接続したストッパー端子
と,上記コンタクトピンとストッパー端子との間に介設
して両者を外方に押圧するよう付勢された伸縮自在な導
電性のコイルスプリングと,上記各部材を収納する積層
状態のハウジングとを有しており,上記ハウジングは,
上記コンタクトピンを進退可能に装着するガイド孔を穿
設したガイド板と,上記リードワイヤーを挿通する端子
穴を配設した背面ボードと,上記ガイド板と背面ボード
との間に配設され上記コイルスプリングを収容する挿通
穴を設けた複数のメインボードとを有しており,かつ,
上記コイルスプリングは,少なくともその一部に他部分
よりも単位長さ当りの巻数が多い密巻部分を有し,該密
巻部分は上記メインボード同士のつなぎ目に対面して配
設されていることを特徴とする導通検査装置にある。 【0015】本発明において最も注目すべきことは,上
記コイルスプリングに設けた密巻部分は,上記メインボ
ード同士のつなぎ目に対面して配設されていることであ
る。 【0016】上記密巻部分は,配線回路の電気導通の検
査時,検査後,及びその間のいずれにおいても,上記メ
インボード同士のつなぎ目に対面する位置にある。即
ち,上記コイルスプリングには,少なくとも上記メイン
ボード側に縮退している状態から上記ガイド板側に伸長
している状態までの間において,上記メインボード同士
のつなぎ目に対面する範囲に,上記密巻部分を設けてい
る。また,上記コイルスプリングには,上記範囲外に
も,上記密巻部分を配設することができる。 【0017】また,上記密巻部分は,他部分に比べて単
位長さ当りの巻数が多いため,上記コイルスプリングの
電線同士の間隙が他部分に比べて小さい。 【0018】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明の導通検査装置においては,上記コイルスプリングに
おいて電線同士の間隙が比較的小さい上記密巻部分を,
上記メインボード同士のつなぎ目に対面して配設してい
る。そのため,各メインボードに設けた挿通穴の軸芯に
ズレが生じる場合にも,上記つなぎ目に生じた段差が上
記コイルスプリングの電線同士の間隙に引っ掛かりにく
い。また,コイルスプリングにおいては,上記密巻部分
以外の「他部分」が,弾力性を発揮して,コンタクトピ
ンを配線回路に確実に当接させる。それ故,上記導通検
査装置は,上記段差に上記コイルスプリングが引っ掛か
ってできるピン沈みを防止でき,正確に配線回路の良否
を判定することができる。 【0019】なお,上記密巻部分は,上記コイルスプリ
ングを形成する電線同士の間隙が上記電線自体の直径に
対して0〜50%の間になるような,単位長さ当りの巻
数を有することが好ましい。この場合には,ピン沈みを
より確実に防止することができる。 【0020】また,上記密巻部分の長さは,0.4〜
1.0mm設けることが好ましい。0.4mm未満で
は,本発明の効果は得難く,一方,1.0mmを超える
と密巻部分以外の「他部分」の長さが短くなり,コイル
スプリングの弾力性が低下するおそれがある。 【0021】次に,プリント基板における配線回路を電
気導通の有無により検査する導通検査装置において,上
記配線回路に当接させるためのコンタクトピンと,一端
をリードワイヤーと接続したストッパー端子と,上記コ
ンタクトピンとストッパー端子との間に介設して両者を
外方に押圧するよう付勢された伸縮自在な導電性のコイ
ルスプリングと,上記各部材を収納する積層状態のハウ
ジングとを有しており,上記ハウジングは,上記コンタ
クトピンを進退可能に装着するガイド孔を穿設したガイ
ド板と,上記リードワイヤーを挿通する端子穴を配設し
た背面ボードと,上記ガイド板と背面ボードとの間に配
設され上記コイルスプリングを収容する挿通穴を設けた
複数のメインボードとを有しており,かつ,上記コイル
スプリングは,少なくともその一部に他部分よりも直径
が小さい細径部分を有し,該細径部分は上記メインボー
ド同士のつなぎ目に対面して配設されていることを特徴
とする導通検査装置がある。 【0022】該導通検査装置において最も注目すべきこ
とは,上記コイルスプリングに設けた細径部分は,上記
メインボード同士のつなぎ目に対面して配設されている
ことである。上記細径部分は,請求項1の発明の密巻部
分と同様に,配設されている。 【0023】次に,上記導通検査装置の作用につき説明
する。上記導通検査装置においては,上記コイルスプリ
ングにおいて直径が比較的小さい上記細径部分を,上記
メインボード同士のつなぎ目に対面して配設している。
そのため,各メインボードに設けた挿通穴の軸芯にズレ
が生じる場合にも,上記つなぎ目に生じた段差が上記コ
イルスプリングの電線に接触しにくい。また,コイルス
プリングにおいては,上記細径部分以外の「他部分」
が,主に弾力性を発揮して,コンタクトピンを配線回路
に確実に当接させる。それ故,上記導通検査装置は,上
記段差に上記コイルスプリングが引っ掛かってできるピ
ン沈みを防止でき,正確に配線回路の良否を判定するこ
とができる。 【0024】なお,上記細径部分の直径は,上記挿通穴
の孔径に対して50〜80%の間になることが好まし
い。この場合には,ピン沈みをより確実に防止すること
ができる。 【0025】また,上記細径部分の長さは,0.4〜
1.0mm設けることが好ましい。0.4mm未満で
は,上記細径部分による効果は得難く,一方,1.0m
mを超えると細径部分以外の「他部分」の長さが短くな
り,コイルスプリングの弾力性が低下するおそれがあ
る。 【0026】また,上記細径部分は,上記他部分よりも
単位長さ当りの巻数が多いことが好ましい。この場合に
は,ピン沈みをより確実に防止することができる。 【0027】 【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる導通検査装置について,図
1,図2を用いて説明する。本例の導通検査装置は,プ
リント基板における配線回路を電気導通の有無により検
査するものである。上記導通検査装置1は,図1,図2
に示すごとく,プリント基板7の配線回路71と当接さ
せるためのコンタクトピン2と,一端をリードワイヤー
15と接続したストッパー端子4と,上記コンタクトピ
ン2とストッパー端子4との間に介設して両者を外方に
押圧するよう付勢された伸縮自在な導電性のコイルスプ
リング3と,上記各部材を収納する積層状態のハウジン
グ5とを有している。 【0028】そして,ハウジング5は,上記コンタクト
ピン2を進退可能に装着するガイド孔550を穿設した
ガイド板55と,上記リードワイヤー15を挿通する端
子穴570を配設した背面ボード57と,上記ガイド板
55と背面ボード57との間に配設され上記コイルスプ
リング3を収容する挿通穴560を設けた2枚のメイン
ボード56,56とを有している。 【0029】また,上記コイルスプリング3は,少なく
ともその一部に一般部31よりも単位長さ当りの巻数が
多い密巻部32を有し,該密巻部32は,上記メインボ
ード56,56同士のつなぎ目563に対面して配設さ
れている。 【0030】以下,順を追って詳説する。本例の導通検
査装置1は,図1に示すごとく,ハウジング5に多数の
コンタクトピン2,コイルスプリング3,及びストッパ
ー端子4を収容している。そして,コンタクトピン2は
ハウジングの表面側に,一方,ストッパー端子4はハウ
ジングの背面側に配設されており,コイルスプリング3
が両者を電気的に接続している。 【0031】コンタクトピン2は,図1,図2に示すご
とく,ハウジング5の表面側を構成するガイド板55の
ガイド孔550に,進退可能に装着されている。そし
て,コンタクトピン2の先端21はガイド板55の外部
に突出している。また,コンタクトピン2は,その先端
21が被検査体としてのプリント基板7の配線回路71
と1対1に対向するように配設されている。また,コン
タクトピン2の基端22は,上記ガイド孔550より広
い断面積を有するメインボード56の挿通穴560内に
収容されている。 【0032】一方,リードワイヤー15は,図1,図2
に示すごとく,ハウジング5の背面側を構成する背面ボ
ード57の端子穴570に,挿通されている。該端子穴
570は,上記ガイド孔と1対1に対応して同数だけ形
成されている。リードワイヤー15の一端には,ストッ
パー端子4が接続されており,リードワイヤー15の他
端には,検出器18に接続されている。検出器18は,
配線回路71の良否を判定する演算回路や表示部(図示
略)等を有する。 【0033】上記端子穴570は,端子穴570よりも
広い断面積を有する凹部574を有しており,該凹部5
74内にストッパー端子4を収容している。 【0034】コイルスプリング3は,図1,図2に示す
ごとく,ハウジング5の中間部を構成する2枚のメイン
ボード56,56の挿通穴560に,収容されている。
上記挿通穴560は,1枚当りの板厚1.5mmのメイ
ンボード56に穿設された,孔径Bが0.16mmの貫
通孔である。 【0035】なお,ガイド板55,メインボード56,
背面ボード57は,図1に示すごとく,ノックピン8に
よって一体化されている。そして,ノックピン8を取り
除くことによって,上記三者は容易に分離することがで
きるよう形成されている。 【0036】コイルスプリング3は,図2(A)に示す
ごとく,コンタクトピン2とストッパー端子4とを外方
に向かって押圧するよう付勢されており,両者を電気的
に接続している。また,コイルスプリング3は,コンタ
クトピン2に接続される一般部31と,ストッパー端子
4に接続される一般部31と,両者間に接続される密巻
部32とからなる。該密巻部32は,一般部31に比べ
て単位長さ当りの巻数が多い。また,図2(B)に示す
ごとく,密巻部32におけるコイルスプリング3の電線
同士の間隙qは,一般部31におけるコイルスプリング
3の電線同士の間隙Qに比べて小さい。 【0037】即ち,一般部31の巻数を10回/1m
m,密巻部32の巻数を30回/1mmとする。また,
一般部31,密巻部32の直径は0.13mmである。
また,コイルスプリング3の電線同士の間隙qは略0.
003mmであり,上記電線自体の直径は0.03mm
である。なお,上記密巻部32におけるコイルスプリン
グ3の電線同士の間隙qは,上記電線自体の直径に対し
て10%である。 【0038】また,密巻部分32は,配線回路71の電
気導通の検査時,検査後,及びその間のいずれにおいて
も,上記メインボード56,56同士のつなぎ目563
に対面するよう配設されている。即ち,コイルスプリン
グ3には,少なくとも上記メインボード56側に縮退し
ている状態からガイド板55側に伸長している状態まで
の間において,上記メインボード56,56同士のつな
ぎ目563に対面する範囲に,上記密巻部分32を設け
ている。具体的には,上記密巻部32は,自由状態にお
いて,上記つなぎ目563の上方に0.5mmの範囲,
及び下方に0.1mmの範囲に配設されている。なお,
検査時には,コイルスプリング3は背面ボード57側に
縮退するため,ガイド板55側に位置する上方0.3m
mの範囲は,最低限必要な範囲である。 【0039】次に,本例の作用につき説明する。プリン
ト基板7の上下両面に設けた配線回路71の良否を,本
例の導通検査装置1により検査するにあたっては,図1
に示すごとく,ガイド板55をプリント基板7に対面さ
せ,各配線回路71に対してハウジング5を上下方向よ
り接近させる。このとき,両者の当接前(図1上方)及
び当接直後(図1下方)の導通検査装置1においては,
コンタクトピン2はガイド板55よりも突出した状態に
ある。 【0040】そして,コンタクトピン2の先端21を配
線回路71に押圧する。このとき,コンタクトピン2は
コイルスプリング3の付勢力に抗してコイルスプリング
3を縮退させながら,ガイド孔550内に向かって侵入
する。そして,コンタクトピン2の先端21は上記コイ
ルスプリング3の付勢力によって配線回路71を押圧
し,両者間の電気的導通を確実にする。 【0041】コンタクトピン2とコイルスプリング3,
及びコイルスプリング3とストッパー端子4との間も,
同様にコイルスプリング3の付勢力によって電気的導通
が確保されている。そして,図1に示すごとく,ストッ
パー端子4に接続されたリードワイヤー15を介して,
上記配線回路71,コンタクトピン2,コイルスプリン
グ3の一般部31,コイルスプリング3の密巻部32,
コイルスプリング3の一般部31,ストッパー端子4,
及び検出器18の間を接続し,配線回路71の良否を判
定する。 【0042】また,検査後は,ハウジング5をプリント
基板7から遠ざける。そして,コンタクトピン2はコイ
ルスプリング3の付勢力により,再びガイド板55より
突出し,元の状態(図1上方)に復元する。 【0043】本例の導通検査装置1においては,コイル
スプリング3において電線同士の間隙qが比較的小さい
密巻部32を,メインボード56,56同士のつなぎ目
563に対面して配設している。そのため,各メインボ
ードに設けた挿通穴560の軸芯にズレが生じる場合に
も,上記つなぎ目563に生じた段部569が,上記密
巻部32におけるコイルスプリング3の電線同士の間隙
qに引っ掛かりにくい。それ故,上記導通検査装置1
は,上記段部569にコイルスプリング3が引っ掛かっ
てできるピン沈みを防止でき,正確に配線回路71の良
否を判定することができる。 【0044】実施形態例2 本例は,図3に示すごとく,コイルスプリング3におい
て,メインボード56,56同士のつなぎ目563から
コンタクトピン2側(図3上方)に位置する部分を密巻
部32,ストッパー端子4側に位置する部分を一般部3
1としたものである。両者は電気的に接続されている。
その他は,実施形態例1と同様である。本例において
も,実施形態例1と同様の作用効果を有する。 【0045】実施形態例3 本例は,図4に示すごとく,コイルスプリング3におい
て,メインボード56,56同士のつなぎ目563から
コンタクトピン2側(図4上方)に位置する部分を細径
部33,ストッパー端子4側(図4下方)に位置する部
分を一般部31としたものである。両者は電気的に接続
されている。上記細径部33の直径dは,上記一般部3
1の直径Dよりも小さい。即ち,一般部31の直径Dを
0.13mm,細径部33の直径dを0.1mmとす
る。また,一般部31,細径部33の巻数は10回/1
mmである。なお,上記細径部33の直径dは,挿通穴
560の孔径Bに対して63%である。その他は,実施
形態例2と同様である。 【0046】本例の導通検査装置12においては,コイ
ルスプリング3において直径dが比較的小さい細径部3
3を,メインボード56,56同士のつなぎ目563に
対面して配設している。そのため,各メインボードに設
けた挿通穴560の軸芯にズレが生じる場合にも,上記
つなぎ目563に生じた段部569が,上記細径部33
におけるコイルスプリング3の電線に接触しにくい。 【0047】それ故,上記導通検査装置12は,上記段
部569にコイルスプリング3が引っ掛かってできるピ
ン沈みを防止でき,正確に配線回路71の良否を判定す
ることができる。その他は実施形態例2と同様の作用効
果を有する。 【0048】実施形態例4 本例は,図5に示すごとく,密巻細径部323は,一般
部31よりも単位長さ当りの巻数を多く,かつ直径を小
さくしたものである。即ち,実施形態例3の細径部33
の巻数を多くしたもの,あるいは,実施形態例1の密巻
部32の直径を小さくしたものということもできる。 【0049】なお,本例の密巻細径部323は,実施形
態例1と同様の範囲に配設されているが,実施形態例2
の配設範囲にすることもできる。その他は,実施形態例
1と同様である。 【0050】本例においては,ピン沈みをより確実に防
止することができる。その他は実施形態例1,3と同様
の作用効果を有する。 【0051】 【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,配線回
路の高密度化に伴う挿通穴の細径化に対応できると共
に,ピン沈みを防止し正確に配線回路の良否を判定でき
る導通検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施形態例1にかかる,導通検査装置の全体説
明図。 【図2】実施形態例1にかかる,(A)コイルスプリン
グの説明図,(B)コイルスプリングの拡大説明図。 【図3】実施形態例2にかかる,コイルスプリングの拡
大説明図。 【図4】実施形態例3にかかる,コイルスプリングの拡
大説明図。 【図5】実施形態例4にかかる,コイルスプリングの拡
大説明図。 【図6】従来例にかかる,導通検査装置の全体説明図。 【図7】従来例にかかる,コイルスプリングの説明図。 【符号の説明】 1...導通検査装置, 2...コンタクトピン, 3...コイルスプリング, 31...一般部, 32...密巻部, 323...密巻細径部 33...細径部, 4...ストッパー端子, 5...ハウジング, 55...ガイド板, 550...ガイド孔, 56...メインボード, 560...挿通穴, 563...つなぎ目, 569...段部, 57...背面ボード, 570...端子穴, 7...プリント基板, 71...配線回路,

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プリント基板における配線回路を電気導
    通の有無により検査する導通検査装置において,上記配
    線回路に当接させるためのコンタクトピンと,一端をリ
    ードワイヤーと接続したストッパー端子と,上記コンタ
    クトピンとストッパー端子との間に介設して両者を外方
    に押圧するよう付勢された伸縮自在な導電性のコイルス
    プリングと,上記各部材を収納する積層状態のハウジン
    グとを有しており,上記ハウジングは,上記コンタクト
    ピンを進退可能に装着するガイド孔を穿設したガイド板
    と,上記リードワイヤーを挿通する端子穴を配設した背
    面ボードと,上記ガイド板と背面ボードとの間に配設さ
    れ上記コイルスプリングを収容する挿通穴を設けた複数
    のメインボードとを有しており,かつ,上記コイルスプ
    リングは,少なくともその一部に他部分よりも単位長さ
    当りの巻数が多い密巻部分を有し,該密巻部分は上記メ
    インボード同士のつなぎ目に対面して配設されているこ
    とを特徴とする導通検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010281592A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Nidec-Read Corp プローブ及び検査用治具

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JP2010281592A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Nidec-Read Corp プローブ及び検査用治具

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