JP2008292030A - 地中熱利用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構築が簡便で採熱効率に優れた地中熱利用システムを提供すること。
【解決手段】地中熱利用システム100は、地中Gを第1の領域G1と第2の領域G2とに区画するセパレータ12sと、地中Gの地下水wが保有する熱を利用する熱利用機器20と、第1の領域G1の地下水w(w1)を熱利用機器20に導く地下水揚水管25と、熱利用機器20において熱が利用された地下水w(w2)を第2の領域G2に還水する地下水還水管26とを備えるので、地下水の流れを作り出すことによって有効に利用できる地中の熱を継続して採取することができ、採熱効率が優れたシステムとなる。また、第1の領域G1と第2の領域G2とが鉛直方向に並ぶように構成されているので、鉛直方向への掘削だけでシステムを構築することが可能となり、システムの構築が簡便となる。
【選択図】図1

Description

本発明は地中熱利用システムに関し、特に構築が簡便で採熱効率に優れた地中熱利用システムに関する。
地球環境保護意識の高まりを背景に、自然エネルギー活用の一形態として、連続して放出される地中熱を再生可能エネルギーとして利用するシステムが近年採用され始めている。このようなシステムの一例として、例えば図3に示すような、深井戸地中熱採熱ケーシング管91内に採熱用Uチューブ92を配設し、採熱用Uチューブ92に熱媒体を流して採取した熱を融雪機やヒートポンプチラー等の熱利用設備93で用いるシステムがある。また、別の例として、地盤面下に設けられて第1の熱媒体を収容する地中容器と、第1の熱媒体の熱と地中の熱とを熱交換する熱交換流路とを備え、熱交換流路が、水平に又は地中容器から見て先下り勾配を有するように地盤面下に配設されている地中熱採熱システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−24342号公報(図1等)
上記の図3に示されるシステムは、地中熱を採熱してからしばらくすると採熱用Uチューブ92を流れる熱媒体と地中の熱との温度差が小さくなってきてしまい採熱効率が悪かった。他方、上記の特許文献1に記載されている地中熱採熱システムは、採熱効率が優れているものの、熱交換流路を配設するための穴をボーリングする機械を設置するために、地中容器を配設するための穴を大きく形成しなくてはならず、システムの構築に手間がかかっていた。
本発明は上述の課題に鑑み、構築が簡便で採熱効率に優れた地中熱利用システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る地中熱利用システムは、例えば図1に示すように、地中Gを第1の領域G1と第2の領域G2とに区画するセパレータ12sと;地中Gの地下水wが保有する熱を利用する熱利用機器20と;第1の領域G1の地下水w(w1)を熱利用機器20に導く地下水揚水管25と;熱利用機器20において熱が利用された地下水w(w2)を第2の領域G2に還水する地下水還水管26とを備え、第1の領域G1と第2の領域G2とが鉛直方向に並ぶように構成されている。
このように構成すると、地中を第1の領域と第2の領域とに区画して、第1の領域の地下水を熱利用機器に導き、熱利用機器において熱が利用された地下水を第2の領域に還水することができるので、地下水の流れを作り出すことによって有効に利用できる地中の熱を継続して採取することができ、採熱効率が優れたシステムとなる。また、第1の領域と第2の領域とが鉛直方向に並ぶように構成されているので、鉛直方向への掘削だけでシステムを構築することが可能となり、システムの構築が簡便となる。
また、本発明の第2の態様に係る地中熱利用システムは、例えば図1及び図2に示すように、上記本発明の第1の態様に係る地中熱利用システム100において、第2の領域G2を覆うケーシング12であって、第2の領域G2に還水した地下水w2を通す通水孔12hが上部に形成されたケーシング12と;第2の領域G2で熱を採取する熱媒体uを流す密閉配管33であって、少なくとも一部がケーシング12内に配設された密閉配管33と;熱媒体uが採取した熱を利用する熱利用設備30とを備え;地下水還水管26の地下水wを吐出する吐出口26eがケーシング12内の下部に位置するように地下水還水管26が配設され;熱利用機器20が熱交換器であり、熱交換器20が密閉配管33に挿入配置されて構成されている。熱利用設備は典型的にはヒートポンプチラーや融雪機である。
このように構成すると、熱利用設備における熱の利用が熱交換器を介して間接的に行われることとなり、メンテナンスを行うのに都合がよい。また、第2の領域に還水した地下水を通す通水孔が上部に形成されたケーシングを備え、地下水を吐出する吐出口がケーシング内の下部に位置するように地下水還水管が配設されるので、吐出口から通水孔までの距離に応じて地下水の流れをより大きくすることができ、有効に利用できる地中の熱をより継続して採取することができる。
また、本発明の第3の態様に係る地中熱利用システムは、例えば図1及び図2に示すように、上記本発明の第2の態様に係る地中熱利用システム100において、通水孔12hを介してケーシング12から導出された第2の領域G2に還水した地下水w2を地中Gの深部に導く外筒13であって、ケーシング12を覆うように配設された外筒13を備える。「深部」は、典型的には気温の変化による地中温度の影響がほとんどない部分であり、例えば地表より8m以深である。
このように構成すると、大きな流れの地下水をより確実に形成することができ、有効に利用できる地中の熱をより継続して採取することができる。
また、本発明の第4の態様に係る地中熱利用システムは、例えば図1に示すように、上記本発明の第1の態様乃至第3の態様のいずれか1つの態様に係る地中熱利用システム100において、高圧流体fを地下水揚水管25に供給する逆洗管45を備える。
このように構成すると、高圧流体を第1の領域に供給することが可能になり、地下水を導入する導入口の砂礫等による閉塞を解消することが可能となる。
本発明によれば、地中を第1の領域と第2の領域とに区画して、第1の領域の地下水を熱利用機器に導き、熱利用機器において熱が利用された地下水を第2の領域に還水することができるので、地下水の流れを作り出すことによって有効に利用できる地中の熱を継続して採取することができ、採熱効率が優れたシステムとなる。また、第1の領域と第2の領域とが鉛直方向に並ぶように構成されているので、鉛直方向への掘削だけでシステムを構築することが可能となり、システムの構築が簡便となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る地中熱利用システム100の構成について説明する。図1は、地中熱利用システム100の模式的系統図である。地中熱利用システム100は、地中Gに埋設された地下水流動筒10と、地下水流動筒10の上部を覆うように配設された外筒13と、熱利用機器としての熱交換器20と、地下水wを熱交換器20に導入する地下水揚水管25及び導出する地下水還水管26と、熱利用設備としてのヒートポンプチラー30と、ヒートポンプチラー30で利用される熱の媒体である熱媒体uを流す熱媒体管33とを備えている。
地下水流動筒10及び外筒13は、有効に利用できる地中Gの熱を継続して採取することができるようにするために、地下水wの流れを誘導する部材である。なお、採取して利用する地中Gの熱は、温熱のみならず冷熱も含む概念である。
ここで図2を併せて参照して、地下水流動筒10及び外筒13の構成を詳述する。図2(a)は地下水流動筒10の斜視図であり、(b)は外筒13の斜視図である。
地下水流動筒10は、ストレーナ11とケーシング12とを有している。地下水流動筒10は、地中Gに埋設されたときに、ストレーナ11内が第1の領域G1となり、ケーシング12内が第2の領域G2となる。ストレーナ11は、円筒状の部材で形成されており、その円筒状の上面及び下面は塞がれている。円筒状のストレーナ11の上面は、第1の領域G1と第2の領域G2とを区画するセパレータ12sとなっている。円筒状のストレーナ11の側面には、地下水wを通すが地中Gの砂利を通さない小孔が、全面にわたって多数形成されている。この小孔は、典型的には、地下水w(以下、ストレーナ11に流入した採熱されていない地下水wを「揚水地下水w1」と呼ぶ。)を揚水する地下水ポンプ21に導入させたくない大きさの砂利を通さない大きさに形成されている。
ケーシング12は、典型的には、ストレーナ11と同径の円筒状の部材で形成されており、その円筒状の下面は塞がれているが上面は開口となっている。円筒状のケーシング12の下面は、第1の領域G1と第2の領域G2とを区画するセパレータ12sとなっている。また、ケーシング12は、地下水w(以下、採熱された揚水地下水w1を「還水地下水w2」と呼ぶ。)を通す通水孔が形成された通水孔形成部12hと、通水孔が形成されていない本体部12bとを有している。通水孔形成部12hは、ケーシング12の上部に形成されている。通水孔形成部12hが形成される範囲は、円筒状の軸線方向の長さの約2分の1以下の長さの部分であり、埋設される地中Gの地層や地下水の状況によって、円筒状の軸線方向の長さの約3分の1の長さ、約5分の1の長さ、約10分の1の長さ等に適宜決定される。通水孔形成部12hには、通水孔が、全面にわたって多数形成されている。通水孔の大きさは、典型的にはストレーナ11に形成された小孔とほぼ同じ大きさであるが、ケーシング12からの地下水wの導出を容易にするために、小孔よりも大きく形成されていてもよい。ケーシング12の、通水孔形成部12h以外の部分が本体部12bとなっている。
外筒13は、ケーシング12よりも大きな径の円筒状の部材で形成されており、その円筒状の下面は開口となっている。外筒13の上面は、図2(b)では開口となっているが、地中Gに配設されたときに、ケーシング12よりも外側の部分は塞がれる。ゆえに、外筒13は、その上面がケーシング12の外径に相当する開口を残して塞がれて形成されていてもよい。外筒13は、還水地下水w2を通す外筒通水孔が形成された外筒通水孔形成部13hと、外筒通水孔が形成されていない本体部13bとを有している。外筒通水孔形成部13hは、外筒13の下部に形成されている。外筒通水孔形成部13hが形成される範囲は、埋設される地中Gの地層や地下水の状況によって、円筒状の軸線方向の長さの約2分の1の長さ、約3分の1の長さ、約5分の1の長さ等に適宜決定される。外筒通水孔形成部13hには、外筒通水孔が、全面にわたって多数形成されている。外筒通水孔の大きさは、典型的にはケーシング12に形成された通水孔とほぼ同じ大きさである。外筒13の、外筒通水孔形成部13h以外の部分が本体部13bとなっている。
再び図1を主に参照し、適宜図2を参照して地中熱利用システム100の構成の説明を続ける。地下水流動筒10は、地中Gに対して鉛直方向に掘削された穴に、典型的にはストレーナ11が地中Gの帯水層に位置するように配設されている。地下水流動筒10は、典型的には、直径が200〜250mm、長さが約20〜30mである。このため、地下水流動筒10を配設するための掘削も約20〜30mの深さでよく、オーガ掘削工法で掘削することができ、施工コストを低減することができる。外筒13は、地中Gに、その円筒状の軸(仮想軸)が地下水流動筒10の軸(仮想軸)とほぼ重なるように配設されている。また、外筒13は、その上端とケーシング12の通水孔形成部12hの上端とがほぼ揃うように配設されている。外筒13は、典型的には、直径が300〜400mm、長さが約10〜20mである。地下水流動筒10の外側に外筒13が配設されたとき、外筒13の外筒通水孔形成部13hはケーシング12の通水孔形成部12hよりも深部に位置するように形成されている。
地中Gに配設された地下水流動筒10のケーシング12内には、地下水揚水管25、地下水還水管26、熱媒体管33が配設されている。ケーシング12内に地下水揚水管25、地下水還水管26、熱媒体管33を配設した後にケーシング12の上端に蓋をしてもよい。地下水揚水管25は、地表GLよりも上方からケーシング12内を深部に向かって延び、セパレータ12sを貫通してストレーナ11内で開口している。つまり、地下水揚水管25の一端は第1の領域G1で開口している。なお、地下水揚水管25がセパレータ12sを貫通する貫通部は、止水処理が施されている。地下水還水管26は、地表GLよりも上方からケーシング12内を深部に向かって延び、セパレータ12sを貫通せずにセパレータ12sの手前で開口している。つまり、地下水還水管26の一端26eは、ケーシング12内の下部に位置し、第2の領域G2で開口している。一端26eが位置するケーシング12内の下部は、典型的には、後述の熱媒体管33の最深部よりも下方である。熱媒体管33は、地表GLよりも上方からケーシング12内を深部に向かって延び、セパレータ12sを貫通せずにセパレータ12sの手前で折り返して、ケーシング12内を上方に向かって延び、地表GLよりも上方に達している。
地下水揚水管25と地下水還水管26とは、熱交換器20を介して接続されている。地下水揚水管25には、揚水地下水w1を熱交換器20に向けて流す地下水ポンプ21が挿入配置されている。地下水ポンプ21の起動により、ストレーナ11内の揚水地下水w1が、地下水揚水管25、熱交換器20、地下水還水管26の順に流れた後、ケーシング12内の下部に吐出されるように構成されている。地下水還水管26の一端26eは、還水地下水w2を吐出する吐出口となっている。
地下水揚水管25には、内部を流れる流体を遮断可能なバルブ23が挿入配置されている。また、地下水揚水管25には、揚水地下水w1の流れ方向から見てバルブ23よりも上流側に、高圧流体fを地下水揚水管25に供給する逆洗管45が接続されている。この逆洗管45を介して、高圧流体fとしての高圧水や不活性ガス(例えば窒素ガス等)を地下水揚水管25に供給することができるようになっている。
熱媒体管33は、地表GLよりも上方で、両端がヒートポンプチラー30に接続されており、これにより熱媒体uの循環流路が形成されている。この循環流路は密閉流路となっており、熱媒体管33は密閉配管である。本実施の形態では、熱媒体uとして水が用いられる。熱媒体管33には、熱媒体uを熱媒体管33中で循環させる熱媒体ポンプ31が挿入配置されている。また、熱媒体管33には、熱媒体uの流れ方向から見てケーシング12内に配設された熱媒体管33の出口とヒートポンプチラー30との間に、地表GLより上方で、熱交換器20が挿入配置されている。熱媒体ポンプ31の起動により、ヒートポンプチラー30から導出された熱媒体uが、熱媒体管33を介して、ケーシング12内に配設された熱媒体管33内、熱交換器20を流れた後、ヒートポンプチラー30に流入し、ここで熱媒体uの熱が利用された後に再び導出されるように循環する。
熱交換器20は、揚水地下水w1と熱媒体uとの間で熱交換を行わせる機器である。熱交換器20は、揚水地下水w1が流れる系統と熱媒体uが流れる系統とが別の系統として構成されており、揚水地下水w1と熱媒体uとが混合しないようになっている。熱交換器20に導入される揚水地下水w1にはストレーナ11の小孔を通過した砂が混在していることが多いため、熱交換器20は、揚水地下水w1に混在する砂で揚水地下水w1が流れる系統が閉塞しないように、またメンテナンスしやすいように構成されていることが好ましい。
ヒートポンプチラー30は、熱媒体uを導入し、外部からの電気エネルギーを利用して、例えば冷暖房のために用いられる冷水及び温水を製造する機器である。ヒートポンプチラー30は、冷媒のヒートポンプサイクルを利用して冷媒が凝縮する際に放出する熱で水を加温して温水を製造し、冷媒の冷凍サイクルを利用して冷媒が蒸発する際に水から熱を吸収することによりこの水を冷却して冷水を製造するユニットである。このように、ヒートポンプチラー30は、ヒートポンプとしてもチラーとしても利用することができる機器である。
引き続き図1及び図2を参照して、地中熱利用システム100の作用を説明する。上述のように、ヒートポンプチラー30は冷水及び温水を製造することができるものであるが、一例として冷水を製造する場合で説明する。ヒートポンプチラー30で冷水を製造しようとするとき、ヒートポンプチラー30は冷媒の冷凍サイクルを利用して冷媒が蒸発する際に水から熱を吸収することによりこの水を冷却して冷水を製造する。冷媒の冷凍サイクルを継続するためには蒸発した冷媒を再び凝縮させればよいので、熱媒体管33を流れる熱媒体uをヒートポンプチラー30に供給して蒸発した冷媒を凝縮させる。このときの熱媒体uは、冷媒を冷却する冷却水として機能していることになる。
熱媒体uをヒートポンプチラー30に供給するために、熱媒体ポンプ31を起動する。熱媒体ポンプ31を起動すると、熱媒体uは、ケーシング12内に配設された熱媒体管33を介して地中G内を通過する。このとき、熱媒体uは、ケーシング12内に存在する還水地下水w2によって冷やされ(ケーシング12の本体部12b内は還水地下水w2で満たされている)、地中Gに入る前と比べて温度が低下した状態で地表GL上に出てくる。例えば、地中Gに入る前に25℃であった熱媒体uは23℃となって地表GL上に出てくる。地中Gの冷熱で冷やされた熱媒体uは熱交換器20に流入し、地下水揚水管25を流れてきた揚水地下水w1と熱交換してさらに温度が低下する。例えば、熱交換器20から導出された熱媒体uは21℃となっている。熱交換器20を出た熱媒体uはヒートポンプチラー30における冷却水に適した温度に冷却されており、ヒートポンプチラー30の冷媒の冷凍サイクルを継続させることができる。例えば、熱媒体uは21℃でヒートポンプチラー30に供給されて25℃で導出される。
熱媒体uと熱交換する揚水地下水w1を熱交換器20に供給するため、熱媒体ポンプ31を起動したときに地下水ポンプ21も起動する。地下水ポンプ21を起動すると、ストレーナ11内の揚水地下水w1が地下水揚水管25を介して熱交換器20に向けて圧送される。ストレーナ11内の揚水地下水w1は、例えば16℃である。地下水揚水管25に流入することによって減少するストレーナ11内の揚水地下水w1は、地中Gの帯水層に存在する地下水wがストレーナ11の小孔を通ってストレーナ11内に流入することにより補われる。地下水wがストレーナ11を通ることにより、帯水層に存在する地下水wに混在する、ストレーナ11の小孔よりも大きな砂利等が、ストレーナ11内に侵入することを防ぐことができ、熱交換器20の保護に役立つこととなる。
ストレーナ11から地下水揚水管25を介して熱交換器20に供給された揚水地下水w1は、熱媒体uと熱交換することにより温度が上昇する。熱交換器20においては、例えば17℃の揚水地下水w1が導入され、19℃の還水地下水w2が導出される。熱交換器20で温度が上昇した還水地下水w2は、地下水還水管26を介してケーシング12内の下部に吐出される。ケーシング12内の下部に吐出される還水地下水w2は、例えば20℃である。ケーシング12内に吐出された還水地下水w2は、通水孔形成部12hに向かってケーシング12内を上昇する。この還水地下水w2の上昇流が形成されることにより、ケーシング12内の熱媒体管33周辺の還水地下水w2が熱媒体uとの熱交換により温められてもいわゆる熱飽和の状態(有効に利用できる熱を採取できない状態)となることを回避することができ、熱媒体uが還水地下水w2の冷熱を継続して採熱することを可能にしている。
通水孔形成部12hに向かってケーシング12内を上昇する還水地下水w2は、通水孔形成部12hに達すると通水孔を通ってケーシング12外に流出する。ケーシング12外に流出した還水地下水w2は、外筒13の内壁とケーシング12の外壁との間を通って下降し(深部へと向かい)、外筒13の外筒通水孔形成部13hに形成された外筒通水孔あるいは外筒13の下端から地中Gへと戻る。外筒13から導出される還水地下水w2は、例えば22℃である。地中Gへと戻った還水地下水w2は、地中熱(地中Gが保有する冷熱)によって温度的に再生(冷熱利用する前の温度に戻る)され、帯水層に戻るか地中Gに拡散する。なお、上記に示した各温度条件は1つの例示であって、地中熱利用システム100が設置される地域や地中熱利用システム100の具体的な設計条件によって変わるものである。
なお、地下水ポンプ21の起動によりストレーナ11内の揚水地下水w1を揚水すると、帯水層の地下水wに存在する砂利等がストレーナ11の小孔を塞いでしまうことがある。このような場合は、バルブ23を閉にして高圧流体fを地下水揚水管25に供給することにより、ストレーナ11の小孔を塞いでいる砂利等を高圧流体fの圧力でストレーナ11から剥離させ、閉塞状態を解除することができる。
以上で説明した地中熱利用システム100は、第1の領域G1(ストレーナ11内)の揚水地下水w1を熱交換器20に導入して冷熱を利用し、冷熱を利用後の還水地下水w2を第1の領域G1から区画された第2の領域G2(ケーシング12内)に戻すので、採熱源が熱飽和することなく継続的に冷熱を採熱することができる。また、ケーシング12内で還水地下水w2の上昇流が形成されるので、熱媒体管33内を流れる熱媒体uとの熱交換によって温度が上昇した還水地下水w2が滞留せず、還水地下水w2が熱飽和することなく継続的に冷熱を採熱することができる。また、冷熱利用のために地中G(第1の領域G1)から採取した地下水wを熱利用後に地中G(第2の領域G2)に戻すので、地下水wそのもの(物質としての地下水)を消費することがなく、地盤沈下を引き起こすことがない。
以上では地中Gの冷熱を利用する場合で説明したが、地中Gの温熱を利用することもできる。温熱を利用する場合、ヒートポンプチラー30は温水を製造する。ヒートポンプチラー30で温水を製造しようとするとき、ヒートポンプチラー30は冷媒のヒートポンプサイクルを利用して冷媒が凝縮する際に放出する熱で水を加温して温水を製造する。冷媒のヒートポンプサイクルを継続するためには凝縮した冷媒を再び蒸発させればよいので、熱媒体管33を流れる熱媒体uをヒートポンプチラー30に供給して凝縮した冷媒を蒸発させる。このときの熱媒体uは、冷媒を加熱する加熱水として機能していることになる。ヒートポンプチラー30内における冷媒の蒸発潜熱により温度が低下した熱媒体uは、ケーシング12内に配設された熱媒体管33を介して地中G内を通過する際にケーシング12内に存在する還水地下水w2によって温められ、地中Gに入る前と比べて温度が上昇した状態で地表GL上に出てくる。例えば、地中Gに入る前に7℃であった熱媒体uは9℃となって地表GL上に出てくる。地中Gの温熱で温められた熱媒体uは熱交換器20に流入し、地下水揚水管25を流れてきた揚水地下水w1と熱交換してさらに温度が上昇し、再びヒートポンプチラー30に流入して冷媒を蒸発させる。例えば、9℃で熱交換器20に流入した熱媒体uは11℃で導出され、11℃の熱媒体uがヒートポンプチラー30に供給されて7℃で導出される。なお、熱交換器20へはストレーナ11内(第1の領域G1)の揚水地下水w1(例えば16℃)が供給され、熱交換器20における熱交換後の温度が低下した還水地下水w2(例えば13℃)はケーシング12内(第2の領域G2)の下部に吐出される(例えば12℃で吐出される。)。温水製造時に外筒13から導出される還水地下水w2は、例えば10℃である。熱媒体u及び地下水w1、w2の流れ、並びに地下水ポンプ21や熱媒体ポンプ31の起動については冷熱利用時と同様である。また、上記に示した各温度条件は1つの例示であって、地中熱利用システム100が設置される地域や地中熱利用システム100の具体的な設計条件によって変わるものであることも冷熱利用時と同様である。
以上の説明では、熱利用設備がヒートポンプチラー30であるとしたが、地中Gの温熱を利用する融雪機等、ヒートポンプチラー30以外の地中Gの温熱及び/又は冷熱を利用する設備であってもよい。
以上の説明では、地下水流動筒10及び外筒13が円筒状であるとしたが、軸直角方向断面の形状が四角形等の多角形や楕円形に形成された筒状の部材であってもよい。また、地下水流動筒10の長さが約20〜30mであるとしたが、この長さに限らず地中Gの帯水層の位置に応じて適宜長さを調節するとよい。
以上で説明した地中熱利用システム100において、熱媒体管33を地中G(ケーシング12内)に配設せずに熱媒体uが直接地中熱を採熱しないように構成してもよく(以下「第1変形例」という。)、あるいは、熱媒体管33及び熱利用設備としてのヒートポンプチラー30を省略して、熱利用機器を熱交換器20に代えてヒートポンプチラーや融雪機等としてもよい(以下「第2変形例」という。)。第2変形例ではヒートポンプチラーや融雪機等に直接地下水w(揚水地下水w1)が導入されることとなるので熱交換効率は向上するが、ヒートポンプチラーや融雪機等の長寿命化及びメンテナンスのしやすさの観点から、地中熱利用システム100のように熱交換器20を介して間接的にヒートポンプチラーや融雪機等が地中Gの熱を利用するように構成することが好ましい。また、地中熱利用システム100において、外筒13を省略してもよい(以下「第3変形例」という。)。外筒13を省略することでシステムの簡素化を図ることができるが、熱利用後の地下水w(還水地下水w2)の地下帯水層への戻りを円滑にする観点から外筒を備えることが好ましい。また、地中熱利用システム100において、逆洗管45を省略してもよい(以下「第4変形例」という。)。逆洗管45を省略することでシステムの簡素化を図ることができるが、ストレーナ11の閉塞による地下水wの流動抵抗の増加を抑制する観点から逆洗管45を備えることが好ましい。第1、第3、第4変形例、あるいは第2、第3、第4変形例は、それぞれ単独で適用してもよく、任意の2つ又は3つを重畳して適用してもよい。
本発明の実施の形態に係る地中熱利用システムの模式的系統図である。 (a)は地下水流動筒の斜視図、(b)は外筒の斜視図である。 従来の地中採熱システムの模式的系統図である。
符号の説明
12 ケーシング
12h 通水孔
12s セパレータ
13 外筒
20 熱利用機器
25 地下水揚水管
26 地下水還水管
26e 吐出口
33 密閉配管
30 熱利用設備
45 逆洗管
100 地中熱利用システム
G 地中
G1 第1の領域
G2 第2の領域
f 高圧流体
u 熱媒体
w 地下水
w1 揚水地下水
w2 還水地下水

Claims (4)

  1. 地中を第1の領域と第2の領域とに区画するセパレータと;
    前記地中の地下水が保有する熱を利用する熱利用機器と;
    前記第1の領域の前記地下水を前記熱利用機器に導く地下水揚水管と;
    前記熱利用機器において熱が利用された前記地下水を前記第2の領域に還水する地下水還水管とを備え;
    前記第1の領域と前記第2の領域とが鉛直方向に並ぶように構成された;
    地中熱利用システム。
  2. 前記第2の領域を覆うケーシングであって、前記第2の領域に還水した地下水を通す通水孔が上部に形成されたケーシングと;
    前記第2の領域で熱を採取する熱媒体を流す密閉配管であって、少なくとも一部が前記ケーシング内に配設された密閉配管と;
    前記熱媒体が採取した熱を利用する熱利用設備とを備え;
    前記地下水還水管の前記地下水を吐出する吐出口が前記ケーシング内の下部に位置するように前記地下水還水管が配設され;
    前記熱利用機器が熱交換器であり、前記熱交換器が前記密閉配管に挿入配置されて構成された;
    請求項1に記載の地中熱利用システム。
  3. 前記通水孔を介して前記ケーシングから導出された前記第2の領域に還水した地下水を前記地中の深部に導く外筒であって、前記ケーシングを覆うように配設された外筒を備える;
    請求項2に記載の地中熱利用システム。
  4. 高圧流体を前記地下水揚水管に供給する逆洗管を備える;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の地中熱利用システム。

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