JP5124235B2 - 地中熱採熱システム - Google Patents

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Description

本発明は地中熱採熱システムに関し、特に比較的小さい面積の敷地にも設置可能な地中熱採熱システムに関する。
地球環境保護意識の高まりを背景に、自然エネルギー活用の一形態として、連続して放出される地中熱を再生可能エネルギーとして利用するシステムが近年採用され始めている。このようなシステムの一例として、地盤面下に設置された貯留水槽の側壁から地中に向かって地下帯水層と平行に層内を横方向にボーリングして掘削孔を設け、掘削孔端部に配設された熱媒分水筒に向かって熱媒を流す熱媒供給管と熱媒分水筒から導入した熱媒を流しつつ地下水の熱を採熱する採熱管とを備える多管式地中熱交換器をこの掘削孔に挿入して、熱媒循環ポンプで地中熱交換機内を熱媒循環させて地下水熱を採取し、冷暖房などの熱源として利用するシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−147892号公報(図1、図3等)
しかしながら、上述のシステムでは、採熱管の周囲に存在する地下水が流動するかは気象条件や地理的条件等に影響されるために地下水が流動しない場合が多いという状況下で、地下水熱が熱飽和するのを回避して連続した採熱を可能にするために、採熱管内を流れる熱媒の流量を小さくしつつ採熱管の長さを長くするため、システムを設置する敷地が大きくなり、設置が可能なのは敷地面積が大きい比較的大規模な建物に限られてしまっていた。
本発明は上述の課題に鑑み、敷地面積が比較的小さくても敷地面積に応じて設置することができる地中熱採熱システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る地中熱採熱システムは、例えば図1に示すように、土中Gに埋設され、水を通す通水孔11h(例えば図2参照)が側面に複数形成された地中散水管11と;地中散水管11内に配設され、地中散水管11内の水wと熱交換を行う熱媒体uを内部に流す採熱管16と;地中散水管11内に配設され、地中散水管11内に地下水wが放出される複数の放出孔15h(例えば図2参照)が形成された、地下水放出管15と;帯水層Qに存在する地下水wを地下水放出管15内に向けて送水する地下水ポンプ13とを備える。
このように構成すると、地下水ポンプにより帯水層に存在する地下水を、地下水放出管から地中散水管内を経て地中散水管外の地中へと連続的に流すことが可能となり、帯水層に存在する地下水を採熱管に対して連続的に接触させることが可能となるので、熱媒体の流量を増加させても採熱が可能となり、採熱量に応じた長さに採熱管を設定することができる。したがって、敷地面積が比較的小さくても敷地面積に応じて地中熱採熱システムを設置することができる。なお、採熱管を流れる熱媒体が採取する熱は、温熱のみならず冷熱も含む概念である。
また、本発明の第2の態様に係る地中熱採熱システムは、例えば図1に示すように、上記本発明の第1の態様に係る地中熱採熱システム10において、地中散水管11が略水平方向に伸びて埋設され;地中散水管11の最上部よりも高い位置かつ帯水層Qに存在する地下水wの最高水位よりも高い位置WLで水面を保持可能な水槽12であって、地中散水管11と連通した水槽12を備える。
このように構成すると、地下水ポンプに圧力変動が生じた場合であっても水槽内の水位の変動により圧力変動を吸収することができ、地中散水管から放出される水の量を安定させることができて、安定した採熱が可能になる。
また、本発明の第3の態様に係る地中熱採熱システムは、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第2の態様に係る地中熱採熱システム10において、地下水ポンプ13が、地中散水管11の最上部及び帯水層Qに存在する地下水wの最高水位QLのいずれか高い方よりも水槽12内の水位WLが所定の高さD以上高い位置を保持する運転を行うように構成されている。
このように構成すると、地中散水管の最上部及び帯水層に存在する地下水の最高水位のいずれか高い方と水槽内の水位との水位の差に起因する水頭により地中散水管から地中に地下水を放出させ、地下水を採熱管に対して連続的に接触させることが可能となるので、安定した採熱が可能になる。
また、本発明の第4の態様に係る地中熱採熱システムは、例えば図1に示すように、上記本発明の第2の態様又は第3の態様に係る地中熱採熱システムにおいて、水槽12が、地中散水管11の一端に接続された第1の水槽12Aと、地中散水管11の前記一端とは反対側の他端に接続された第2の水槽12Bとを含んで構成されている。
このように構成すると、水槽内に保有できる水量を増やすことができ、地下水ポンプの圧力変動による影響及び水槽内水位の変動を抑制することができて、より安定した採熱が可能になる。
また、本発明の第5の態様に係る地中熱採熱システムは、例えば図4に示すように、上記本発明の第2の態様乃至第4の態様のいずれか1つの態様に係る地中熱採熱システム10において、水槽12に、水槽12内の水wを水槽12外に流出させる流出孔12hが複数形成されている。
このように構成すると、地中に放出する地下水の流量を、流速を速くすることなく増やすことができ、地下水を採熱管に対して連続的に接触させるサイクルを短くすることが可能となって、採熱量を増やすことができる。
また、本発明の第6の態様に係る地中熱採熱システムは、例えば図1及び図2に示すように、上記本発明の第1の態様乃至第5の態様のいずれか1つの態様に係る地中熱採熱システム10において、採熱管16が、地下水放出管15を囲むように配設された複数の包囲管16bと、熱媒体uを包囲管16bのそれぞれに供給する供給管16aであって包囲管16bの一端がそれぞれ間隔をもって接続された供給管16aと、それぞれの包囲管16bから熱媒体uを収集する収集管16cであって包囲管16bの供給管16aに接続されていない他端がそれぞれ間隔を持って接続された収集管16cとを有し、複数の包囲管16bのうちの熱媒体uが流入しない包囲管16bに対して熱媒体uが包囲管16bの前記一端及び前記他端のいずれか一方の近傍を通過するように構成されている。
このように構成すると、地下水放出管を囲むように配設された複数の包囲管を有するので採熱量を増やすことができ、複数の包囲管のうちの熱媒体が流入しない包囲管に対して熱媒体が包囲管の一端及び他端のいずれか一方の近傍を通過するので各包囲管を流れる熱媒体の流量がほぼ等しくなって効率よく採熱することができると共に採熱管の長さの調節が容易になる。
本発明によれば、地下水ポンプにより帯水層に存在する地下水を、地下水放出管から地中散水管内を経て地中散水管外の地中へと連続的に流すことが可能となり、帯水層に存在する地下水を採熱管に対して連続的に接触させることが可能となるので、熱媒体の流量を増加させても採熱が可能となり、採熱量に応じた長さに採熱管を設定することができる。したがって、敷地面積が比較的小さくても敷地面積に応じて地中熱採熱システムを設置することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る地中熱採熱システム10を説明する。図1は、地中熱採熱システム10の模式的系統図である。地中熱採熱システム10は、地中散水管11と、水槽12と、地下水ポンプ13と、地下水放出管15と、採熱管16とを備えている。地中散水管11及びその内部構造については、図2に示す地中散水管11まわりの部分詳細図を参照することとする。図2では説明の便宜上、地中散水管11の一部を切り欠いて示している。なお、採熱管16は、典型的にはヒートポンプチラー21に接続されており、採熱管16内を流れる熱媒体uの熱がヒートポンプチラー21の熱源として用いられる。
地中散水管11は、地下水放出管15と採熱管16とを収容すると共に、採熱管16に連続的に地下水wを接触させるように地下水wの流れを導く管である。地中散水管11は、側面(管の軸を巻くように管の内外を仕切っている面)の全体にわたって、地下水wを管内から管外へと通すことができる通水孔11hが形成されている。この側面全体にわたって複数形成された通水孔11hを随時地下水wが通過することにより、採熱管16に連続的に地下水wが接触するような地下水wの流れが形成される。地中散水管11は、土中Gに埋設されており、典型的には帯水層(地層を構成する粒子の間隙が大きく地下水によって飽和されている透水層)に没入するように配設されている。地中散水管11の埋設深度は、地下水wの水位QL(帯水層の上面)が年間で最も低くなった場合であっても帯水層Q(地下水w)に没入しているような深度であることが好ましい。地中散水管11は、略水平方向に伸びるように、つまり軸が略水平となるように埋設されている。ここでいう略水平は、水平に対して、地中散水管11内の地下水wが位置水頭によって各通水孔11hから管外に放出された場合に、各通水孔11hから放出される水量の差が許容できる程度で両端に高さの差(水平からのずれ分)がある範囲を含む概念である。通水孔11hは、帯水層Q内に地下水wが浸透していく速度にほぼ等しい流速で地下水wが管外に放出されるように、その大きさ及び数が決定されるとよい。地中散水管11には、耐食性の観点から、典型的にはポリエチレン管等の合成樹脂管が用いられる。
地中散水管11には、その一端に第1の水槽12Aが、他端に第2の水槽12Bが、それぞれ接続されている。これにより、地中散水管11の内部と第1の水槽12A及び第2の水槽12Bの内部とが連通(相互に地下水wの行き来が可能な状態)している。以降の説明では、第1の水槽12Aと第2の水槽12Bとを区別する必要がない場合は、単に「水槽12」と総称する。水槽12に対する地中散水管11の接続位置は、水槽12の下方となっている。水槽12は、連通する地中散水管11の通水孔11hから所定の流量の地下水wを放出できる水頭(揚程差)分以上、帯水層Qの上面QL(地下水wの水位)よりも高い位置(所定の高さD)で水位WLを維持できる高さを有している。水槽12の上部は、大気に開放するように、地表面GLまで伸びて形成されているか、あるいは通気管(不図示)が設けられている。水槽12は、典型的にはコンクリートで形成されており、例えば人孔が用いられる。水槽12として人孔を用いると、地中散水管11内のメンテンスを行うのが容易になり好適である。
地下水ポンプ13は、帯水層Qに存在する地下水wを地下水放出管15内に圧送するポンプであり、典型的には地中散水管11の底部よりも下方の帯水層Q内に配設されている水中ポンプである。また、地下水ポンプ13は、年間を通じて温度変化が小さい(例えば温度変化が5℃以内)深度(例えば地表GLより8m以深)に配設されるのが好ましい。また、本実施の形態では、地下水ポンプ13は、第1の水槽12Aの下方に配設されており、地下水ポンプ13の吐出口に接続された揚水管13Pが第1の水槽12Aの底面を貫通している。
地下水ポンプ13は、ポンプ収容管14に収容されている。ポンプ収容管14は、地下水ポンプ13の周辺部分に、地下水wを通すが地中Gの砂利を通さない小孔が多数形成されている。これにより、地下水ポンプ13に導入させたくない大きさの砂利がポンプ収容管14に流入することを防ぐことができ、地下水ポンプ13を保護することができる。ポンプ収容管14は、第1の水槽12Aの底部から下方に設けられているが、第1の水槽12Aとは直接連通されておらず、ゆえに第1の水槽12A内の水が直接的にポンプ収容管14内に流入してこないように構成されている。したがって、ポンプ収容管14は、第1の水槽12Aに接触していなくてもよい。しかしながら、地下水ポンプ13のメンテナンスの観点から、第1の水槽12Aの底部とポンプ収容管14の端面とを開閉可能な蓋を介して接続し、地中熱採熱システム10の運転時は第1の水槽12A内の水が直接的にポンプ収容管14内に流入してこないようにし、メンテナンス時に第1の水槽12Aから地下水ポンプ13にアクセス可能に構成するとよい。
地下水放出管15は、地中散水管11内に配設されており、典型的にはその軸が地中散水管11の軸と平行あるいは重なるように配設されている。地下水放出管15は、第1の水槽12A側の端部が揚水管13Pに接続されており、地下水ポンプ13から送られてきた地下水wを内部に導入するように構成されている。地下水放出管15の第2の水槽12B側の端部は塞がれている。地下水放出管15は、側面(管の軸を巻くように管の内外を仕切っている面)の全体にわたって、導入された地下水wを地下水放出管15外の地中散水管11内に放出する放出孔15hが形成されている。放出孔15hは、地中散水管11の各通水孔11hから放出される合計水量と同じ水量を採熱管16に向けて放出できるように、その大きさ及び数が決定されるとよい。地下水放出管15には、典型的にはポリエチレン管等の合成樹脂管が用いられる。
採熱管16は、熱媒体uの流路を形成する管である。採熱管16の内部を流れる熱媒体uは、地下水放出管15の放出孔15hから採熱管16の周囲に放出された地下水wと熱交換を行うことで地中Gの熱(冷熱又は温熱)を採熱するように構成されている。採熱管16には、典型的には架橋ポリエチレン管が用いられる。採熱管16は、地中散水管11の内部に設けられており、地下水放出管15を軸周りに囲むように配設された複数の包囲管16bと、各包囲管16bに熱媒体uを供給する供給管16aと、各包囲管16bを流れた熱媒体uを収集する収集管16cとを有している。
ここで図3を参照して、供給管16a、包囲管16b、収集管16cの接続態様について説明する。図3は、採熱管16の模式的構造図である。図3では説明の便宜のために各包囲管16bを直管で表しているが、実際には、上述のように地下水放出管15(図1及び図2参照)を軸周りに囲むように配設されている。各包囲管16bは、一端がそれぞれ間隔をもって供給管16aに接続されており、他端がそれぞれ間隔をもって収集管16cに接続されている。複数の包囲管16bのうち、一端が供給管16aの最も上流に接続されている包囲管16bAは他端が収集管16cの最も上流に接続されており、一端が供給管16aの上流側から2番目に接続されている包囲管16bBは他端が収集管16cの上流側から2番目に接続されており、以下同様に供給管16aとの接続点の上流側から見た順番と収集管16cとの接続点の上流側から見た順番とが同じ順番になるように一端が供給管16aに他端が収集管16cにそれぞれ接続され、一端が供給管16aの最も下流に接続されている包囲管16bXは他端が収集管16cの最も下流に接続されている。このように接続されていると、熱媒体uが複数の包囲管16bのうちのどの包囲管16bを流れても圧力損失がほぼ等しくなるため、各包囲管16bを流れる熱媒体uの流量にムラがなくなり、熱媒体uと地下水wとの熱交換が効率よく行われることとなる。また、地中Gの熱の採熱量の設計値に応じて包囲管16bの数並びに供給管16a及び収集管16cの長さの調節が容易になる。
再び図1に戻って地中熱採熱システム10の説明を続ける。採熱管16は、熱媒体還管22及び熱媒体往管23を介してヒートポンプチラー21に接続されている。本実施の形態では、熱媒体還管22を介して採熱管16の供給管16aとヒートポンプチラー21の熱媒体導出口とが接続されており、熱媒体往管23を介して採熱管16の収集管16cとヒートポンプチラー21の熱媒体導入口とが接続されている。ヒートポンプチラー21は水熱源ヒートポンプチラーである。ヒートポンプチラー21は、熱媒体uを導入し、外部からの電気エネルギーを利用して、例えば冷暖房のために用いられる冷水C及び温水Hを製造する機器である(以下、ヒートポンプチラー21で製造される冷水C又は温水Hの総称を「冷温水CH」という。)。ヒートポンプチラー21は、冷媒のヒートポンプサイクルを利用して冷媒が凝縮する際に放出する熱で水を加温して温水Hを製造し、冷媒の冷凍サイクルを利用して冷媒が蒸発する際に水から熱を吸収することによりこの水を冷却して冷水Cを製造するユニットである。このように、ヒートポンプチラー21は、ヒートポンプとしてもチラーとしても利用することができる機器である。熱媒体往管23には、熱媒体uを圧送する熱媒体ポンプ24が挿入配置されている。
ヒートポンプチラー21には、製造した冷温水CHを熱利用機器26に供給する冷温水往管27と、熱利用機器26で熱が利用された冷温水CHをヒートポンプチラー21に導く冷温水還管28とが接続されている。熱利用機器26は、典型的には、エアハンドリングユニット、ファンコイルユニット、融雪機等の熱を利用する機器である。冷温水還管28には、冷温水CHを圧送する冷温水ポンプ29が挿入配置されている。
また、地中熱採熱システム10は、地下水ポンプ13の運転を制御する制御装置18を備えている。制御装置18は、本実施の形態では、第1の水槽12A内の水位WLが、地中散水管11の通水孔11hから所定の流量の地下水wを放出できる水頭分(揚程差分)以上、帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)よりも高い状態(所定の高さD)を維持するように、地下水ポンプ13の吐出量を調節するように構成されている。地下水ポンプ13の吐出量の調節は、インバータで地下水ポンプ13の回転速度を調節することにより行われる。制御装置18には、第1の水槽12A内に配設された水位センサー19が信号ケーブルを介して接続されており、水位センサー19で検出された第1の水槽12A内の水位を信号として受信できるように構成されている。水位センサー19には、典型的には電極棒やフロートスイッチが用いられる。水位センサー19は、帯水層Q内の地下水wの水位QLの変動にかかわらず第1の水槽12A内の水位を検出する。このため、水位センサー19は、通水孔11hから地下水wを放出できる水頭が最も小さくなる状態である、帯水層Q内の地下水wの水位QLが最も高い状態において、帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)よりも所定の高さD高い第1の水槽12A内の水位WLを検出することができるように第1の水槽12A内に配設されている。なお、本実施の形態では、制御装置18は、ヒートポンプチラー21、熱媒体ポンプ24、熱利用機器26、冷温水ポンプ29をも制御するように構成されている。
引き続き図1及び図2を参照して、地中熱採熱システム10の作用を説明する。上述のように、ヒートポンプチラー21は冷水C及び温水Hを製造することができるものであるが、一例として冷水Cを製造する場合で説明する。ヒートポンプチラー21で冷水Cを製造しようとするとき、ヒートポンプチラー21は冷媒の冷凍サイクルを利用して冷媒が蒸発する際に水から熱を吸収することによりこの水を冷却して冷水Cを製造する。冷媒の冷凍サイクルを継続するためには蒸発した冷媒を再び凝縮させればよいので、採熱管16を流れた熱媒体uをヒートポンプチラー21に供給して蒸発した冷媒を凝縮させる。このときの熱媒体uは、冷媒を冷却する冷却水として機能していることになる。熱媒体uをヒートポンプチラー21に供給するために、制御装置18は、熱媒体ポンプ24を起動する。熱媒体ポンプ24が起動すると、熱媒体uは、熱媒体還管22、採熱管16の供給管16a、包囲管16b、収集管16c、熱媒体往管23、ヒートポンプチラー21内の順に流れる。ヒートポンプチラー21から導出された熱媒体uは、例えば25℃である。
その一方で、制御装置18は、地下水ポンプ13を起動する。地下水ポンプ13が起動すると、帯水層Qに存在する地下水wが、ポンプ収容管14に形成された小孔からポンプ収容管14内に流入する。ポンプ収容管14に流入した地下水wは、地下水ポンプ13に吸い込まれて吐出され、揚水管13Pを介して地下水放出管15内に圧送される。地下水放出管15に流入した地下水wは、地下水ポンプ13の吐出圧により、地下水放出管15に形成された複数の放出孔15hから、包囲管16bに向けて放出される。放出孔15hから放出される地下水wは、例えば16℃である。放出孔15hから放出された地下水wは、地中散水管11内に充満し、さらに水槽12内にも流入して水槽12内の水位WLが上昇する。制御装置18は、第1の水槽12A内の水位WLが、帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)よりも所定の高さD以上高い状態を維持するように地下水ポンプ13を制御する。所定の高さDは、地中散水管11の通水孔11hから少なくとも所定の流量の地下水wを放出できる水頭分の高さであり、例えば50cm〜1mである。所定の流量は、ヒートポンプチラー21で利用される冷熱量を、採熱管16内を流れる熱媒体uに与えることができる流量である。
ヒートポンプチラー21から導出された熱媒体uは、採熱管16を流れる際に、地下水放出管15の放出孔15hから放出された地下水wと熱交換を行って温度が低下する。例えば、熱媒体uは、採熱管16を流れて地下水wの冷熱を採熱することにより25℃から22℃に温度が低下する。他方、熱媒体uと熱交換を行った地下水wは、16℃から20℃に上昇する。地中散水管11内の地下水wは、第1の水槽12A内の水位WLと、帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)との差によって生じる水頭により、地中散水管11の通水孔11hから地中Gへと流出する。つまり、採熱管16の周りに、放出孔15hから地中散水管11内に放出され、通水孔11hから地中Gへと向かう地下水wの流れが発生する。この地下水wの流れは地下水ポンプ13が運転している間継続する。この地下水wの流れにより、熱媒体uと熱交換して温度が上昇した地下水wが採熱管16周辺に停滞することがなく、いわゆる熱飽和の状態(有効に利用できる熱を採取できない状態)となることを回避することができ、熱媒体uが地下水wの冷熱を継続して採熱することを可能にしている。
また、地中散水管11の通水孔11hからの地下水wの放出が、第1の水槽12A内の水位WLと、帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)との差によって生じる水頭により行われるので、地下水ポンプ13に圧力の変動が生じた場合でも、水槽12がバッファタンクの役割を果たして圧力変動を吸収することができ、通水孔11hから放出される地下水wの流量の急激な変化がなく、時間経過による採熱量の変化が少ない安定した地中熱の採熱が可能になる。また、地下水ポンプ13が何らかの原因で一時的に停止してしまった場合であっても、通水孔11hから地下水wが放出されることとなり、地中熱の採熱を継続することができる。
地中散水管11の通水孔11hから地中Gに放出された地下水wは、帯水層Q内を浸透して拡散していく。このとき、地中散水管11よりも深い位置に地下水ポンプ13が設けられているので、地下水ポンプ13の方に地下水wの水圧がよりかかることとなり、地下水ポンプ13には地中散水管11よりも深部の帯水層Qに存在する地下水wが吸い込まれることとなるため、通水孔11hから地中Gに放出された地下水wはほぼ水平方向に拡散していくこととなる。このため、帯水層Q内を拡散する地下水wが地下水ポンプ13に向けてショートサーキットすることはほとんどない。仮に通水孔11hから地中Gに放出された地下水wが再び地下水ポンプ13に吸い込まれたとしても、通水孔11hから放出されて地下水ポンプ13に至るまでに地中Gの冷熱により冷却されて、例えば16℃程度の、熱媒体uが冷熱を採熱可能な温度の地下水wに再生している。このようにして、熱媒体uが地下水wの冷熱を連続して採熱することが可能になる。
採熱管16を流れて地下水wから冷熱を採熱した熱媒体uは、ヒートポンプチラー21における冷却水に適した温度に冷却されており、ヒートポンプチラー21の冷媒の冷凍サイクルを継続させることができる。例えば、熱媒体uは22℃でヒートポンプチラー21に供給される。なお、上述のように、ヒートポンプチラー21から導出される熱媒体uは、例えば25℃である。ヒートポンプチラー21における冷媒の冷凍サイクルにより製造される冷水Cは、冷温水ポンプ29により熱利用機器26に供給される。熱利用機器26において冷熱が利用されて温度が上昇した冷水Cは、ヒートポンプチラー21に還水し、冷却されて再び熱利用機器26に供給される。なお、上記に示した各温度条件は1つの例示であって、地中熱採熱システム10が設置される地域や地中熱採熱システム10の具体的な設計条件によって変わるものである。
以上で説明した本実施の形態に係る地中熱採熱システム10は、地下水ポンプ13の揚程が、揚水管13Pから地下水放出管15を経て放出孔15hを流れる地下水wの圧力損失分と、第1の水槽12A内の水位WLと帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)との水位差分の揚程で足りるので、地下水wを地上に揚水する場合に比べて地下水ポンプ13の容量が小さくて済む(例えば、地下水ポンプ13の動力が約2分の1乃至10分の1になる。)。また、本実施の形態に係る地中熱採熱システム10は、地下水wを地上に揚水せずに帯水層Q内で循環させて冷熱を利用するので地盤沈下の問題が生じない。
以上では地下水wの冷熱を利用する場合で説明したが、地下水wの温熱を利用することもできる。地中Gの温熱を採熱する場合も、熱媒体u及び地下水wの流れは冷熱採熱時と同様である。温熱を利用する場合、ヒートポンプチラー21は温水Hを製造する。ヒートポンプチラー21で温水Hを製造しようとするとき、ヒートポンプチラー21は冷媒のヒートポンプサイクルを利用して冷媒が凝縮する際に放出する熱で水を加温して温水Hを製造する。冷媒のヒートポンプサイクルを継続するためには凝縮した冷媒を再び蒸発させればよいので、温度が高い熱媒体uをヒートポンプチラー21に供給して凝縮した冷媒を蒸発させる。このときの熱媒体uは、冷媒を加熱する加熱水として機能していることになる。ヒートポンプチラー21内における冷媒の蒸発潜熱により温度が低下した熱媒体uは、熱媒体ポンプ24の起動により採熱管16を流れる際に、放出孔15hから放出された地下水wによって温められ、地中Gに入る前と比べて温度が上昇した状態で地表GL上に出てくる。温度が上昇した熱媒体uは、再びヒートポンプチラー21に流入して冷媒を蒸発させる。例えば、5℃でヒートポンプチラー21から導出された熱媒体uは、採熱管16を流れる際に地下水wから温熱を採熱して8℃となってヒートポンプチラー21に流入する。他方、地中Gの温熱を採熱する場合の地下水放出管15の放出孔15hから放出される地下水wは、例えば15℃で地中散水管11内に供給され、採熱管16内を流れる熱媒体uと熱交換して10℃に低下して、通水孔11hから帯水層Q内に放出される。熱媒体u及び地下水wの流れ、並びに地下水ポンプ13や熱媒体ポンプ24及び冷温水ポンプ29の起動については冷熱利用時と同様である。また、上記に示した各温度条件は1つの例示であって、地中熱採熱システム10が設置される地域や地中熱採熱システム10の具体的な設計条件によって変わるものであることも冷熱利用時と同様である。
以上の説明では、地中散水管11が帯水層Qに没入するように埋設されているとしたが、地中散水管11の一部が帯水層Qに浸るように、あるいは地中散水管11全体が帯水層Qの上方に位置するように埋設されていてもよい。この場合、地中散水管11の通水孔11hから地下水wを放出させる水頭(所定の高さD)は、第1の水槽12A内の水位WLと、地下水wが充満した地中散水管11の上端の位置との鉛直方向における差となる。
以上の説明では、地下水ポンプ13が水中ポンプであるとしたが、吸い込み揚程が大気圧未満となる場合(地下水wを吸い上げ可能である場合)は、地下水ポンプ13を例えば渦巻ポンプとして地上に設置してもよい。
以上の説明では、第1の水槽12A内に設置された水位センサー19が検出した水位に基づいて地下水ポンプ13の回転速度を調節することにより、帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)よりも第1の水槽12A内の水位WLが所定の高さD以上高い状態を維持することとした。しかしながら、水位センサー19に代えて、第1の水槽12Aの内側に第1の圧力センサーを、第1の水槽12Aの外側に第2の圧力センサーを、第1及び第2の圧力センサーが同じ深度(地表面GLからの距離)に位置するようにそれぞれ設け、第1及び第2の圧力センサーが検出した圧力を信号として受信できるように第1及び第2の圧力センサーをそれぞれ信号ケーブルを介して制御装置18に接続し、第1の水槽12A内の水位WLと帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)との差を、第1及び第2の圧力センサーで検出した圧力差に基づいて検出できるように構成してもよい。この場合は、帯水層Q内の地下水wの水位QLが変動した場合であっても、第1の水槽12A内の水位WLと帯水層Qの上面QL(帯水層Q内の地下水wの水位QL)との差(所定の高さD)を一定(所定の幅に収束されている場合も含む)にすることができ、地中散水管11の通水孔11hからの地下水wの散水量を安定させることができる。なお、第2の圧力センサーは、土圧がかからないように地下水wを通すが砂利は通さない保護管(不図示)内に収容されていることが好ましい。
以上の説明では、採熱管16が地下水放出管15を取り囲むように配設された複数の包囲管16bを含むこととしたが、包囲管16bとせずに地下水放出管15と平行に配設された直管であってもよい。
以上の説明では、地中散水管11の両端に合計2つの水槽12が接続されているとしたが、地中散水管11の中程にも水槽12を設けて合計3つ以上の水槽を備えるようにしてもよい。このようにするとバッファタンクとして機能する水槽12の保有水量を増やすことができ、通水孔11hから放出される地下水wの流量変化をより抑制することができる。また、地下水ポンプ13の流量の変動が地中熱の採熱に影響を与えない場合は、第1の水槽12A及び第2の水槽12Bのいずれか一方又は両方を省略してもよい。
以上の説明では、採熱管16内を流れて地中Gの熱(冷熱又は温熱)を採熱した熱媒体uの熱がヒートポンプチラー21の熱源として用いられるとしたが、地中Gの熱を採熱した熱媒体uをヒートポンプチラー21を介さずにそのまま熱利用機器26に供給してもよい。例えば、地中Gの熱を採熱した熱媒体uを、冷却用のコイル、融雪機、熱交換器等に直接供給して熱媒体uの熱を利用してもよく(この場合は典型的には熱媒体uが循環する)、あるいは冷却用又は融雪・消雪用に熱媒体uを散水してもよい(この場合は典型的には熱媒体uは消費される)。
以上の説明のほか、水槽12に、水槽12内に貯留されている地下水wを地中Gに向けて流出させる流出孔が形成されているように構成してもよい。この場合、流出孔は、水槽12の側面及び/又は底面に複数形成される。
さらに、図4に示す変形例に係る第2の水槽12B’のように、水槽12の底面を下方に伸ばして(このとき図4に示すように伸びた部分の直径を小さくしてもよい。)、流出孔12hの合計面積を増加させてもよい。変形例に係る第2の水槽12B’のような構成は、他の水槽12(例えば地中散水管11の途中に設けられら水槽等)にも適用することができる。水槽12に流出孔12hを形成して水槽12及び地中散水管11から地中Gに流出する地下水wの流量を増加させると、地下水wの循環流量が増加することとなり、地下水wからの採熱量を増加させることができる。
本発明の実施の形態に係る地中熱採熱システムの模式的系統図である。 地中散水管まわりの部分詳細図である。 採熱管の模式的構造図である。 変形例に係る水槽の模式的構造図である。
符号の説明
10 地中熱採熱システム
11 地中散水管
11h 通水孔
12 水槽
12A 第1の水槽
12B 第2の水槽
12h 流出孔
13 地下水ポンプ
15 地下水放出管
15h 放出孔
16 採熱管
16a 供給管
16b 包囲管
16c 収集管
G 土中
Q 帯水層
QL 帯水層に存在する地下水の水位
WL 水槽内の水位
u 熱媒体
w 地下水

Claims (6)

  1. 土中に埋設され、水を通す通水孔が側面に複数形成された地中散水管と;
    前記地中散水管内に配設され、前記地中散水管内の水と熱交換を行う熱媒体を内部に流す採熱管と;
    前記地中散水管内に配設され、前記地中散水管内に地下水が放出される複数の放出孔が形成された、地下水放出管と;
    帯水層に存在する地下水を前記地下水放出管内に向けて送水する地下水ポンプとを備え;
    前記地中散水管が略水平方向に伸びて埋設され;
    前記地中散水管の最上部よりも高い位置かつ帯水層に存在する地下水の最高水位よりも高い位置で水面を保持可能な水槽であって、前記地中散水管と連通した水槽を備える;
    地中熱採熱システム。
  2. 前記地下水ポンプが、前記地中散水管の最上部及び帯水層に存在する地下水の最高水位のいずれか高い方よりも前記水槽内の水位が所定の高さ以上高い位置を保持する運転を行うように構成された;
    請求項に記載の地中熱採熱システム。
  3. 前記水槽が、前記地中散水管の一端に接続された第1の水槽と、前記地中散水管の前記一端とは反対側の他端に接続された第2の水槽とを含んで構成された;
    請求項又は請求項に記載の地中熱採熱システム。
  4. 前記水槽に、前記水槽内の水を前記水槽外に流出させる流出孔が複数形成された;
    請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の地中熱採熱システム。
  5. 前記採熱管が、
    前記地下水放出管を囲むように配設された複数の包囲管と、
    前記熱媒体を前記包囲管のそれぞれに供給する供給管であって前記包囲管の一端がそれぞれ間隔をもって接続された供給管と、
    それぞれの前記包囲管から前記熱媒体を収集する収集管であって前記包囲管の前記供給管に接続されていない他端がそれぞれ間隔を持って接続された収集管とを有し、
    複数の前記包囲管のうちの前記熱媒体が流入しない前記包囲管に対して前記熱媒体が前記包囲管の前記一端及び前記他端のいずれか一方の近傍を通過するように構成された;
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の地中熱採熱システム。
  6. 土中に埋設され、水を通す通水孔が側面に複数形成された地中散水管と;
    前記地中散水管内に配設され、前記地中散水管内の水と熱交換を行う熱媒体を内部に流す採熱管と;
    前記地中散水管内に配設され、前記地中散水管内に地下水が放出される複数の放出孔が形成された、地下水放出管と;
    帯水層に存在する地下水を前記地下水放出管内に向けて送水する地下水ポンプとを備え;
    前記採熱管が、
    前記地下水放出管を囲むように配設された複数の包囲管と、
    前記熱媒体を前記包囲管のそれぞれに供給する供給管であって前記包囲管の一端がそれぞれ間隔をもって接続された供給管と、
    それぞれの前記包囲管から前記熱媒体を収集する収集管であって前記包囲管の前記供給管に接続されていない他端がそれぞれ間隔を持って接続された収集管とを有し、
    複数の前記包囲管のうちの前記熱媒体が流入しない前記包囲管に対して前記熱媒体が前記包囲管の前記一端及び前記他端のいずれか一方の近傍を通過するように構成された;
    地中熱採熱システム。
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