JPS6320913Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6320913Y2
JPS6320913Y2 JP8439880U JP8439880U JPS6320913Y2 JP S6320913 Y2 JPS6320913 Y2 JP S6320913Y2 JP 8439880 U JP8439880 U JP 8439880U JP 8439880 U JP8439880 U JP 8439880U JP S6320913 Y2 JPS6320913 Y2 JP S6320913Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
well
heat exchanger
groundwater
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8439880U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS578436U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8439880U priority Critical patent/JPS6320913Y2/ja
Publication of JPS578436U publication Critical patent/JPS578436U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6320913Y2 publication Critical patent/JPS6320913Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は地下水を熱源として生活用水、道路融
雪、屋内冷房等に広く利用するための装置に関す
るものである。
地下水は夏冬関係なく略一定の温度を保つてい
るため、地上水(河川水等)との温度差に着目
し、これを種々形態で利用しているものである。
例えば冬期に於ては地下水を汲上げ路面に散水
し、道路融雪を行なつたり、夏期に於ても、室内
冷房用冷水として広く利用されている。
しかし、特公昭54−31954号公報に示されてい
るように地下水を汲上げこれを直接冷房用の冷水
として使用すると、地下水位の低下、地下水の枯
渇及び地盤沈下等の弊害が生ずるに至る。
また地下水の枯渇等の問題が生じないように、
地中に熱交換器を配して地熱を利用することも提
案(実開昭49−62636号、同52−105859号)され
ているが、熱交換器と直接地中に配した場合は、
熱交換器の周囲部分の熱しか利用できなく、利用
効率が悪い。
そこで本案は、密閉した深井戸内に熱交換器を
設置し、深井戸内では底部で取水し、地表近接部
分で地中に排水して、地下水を直接使用せず地下
水の環流をなしながらその地上水との温度差を有
効に利用せんとしたものである。
本案装置の詳細を次に図面に基づいて説明す
る。
深井戸1は約30m以上の深さに堀設したもの
で、底部周壁に取水用スリツト2及び地表近接部
分の周壁には排水用スリツト3を設けてなり、前
記深井戸1内には水中ポンプ4及び熱交換器5を
設置しているものである。水中ポンプ4は井戸の
底部に位置せしめたもので、下部吸水口aが水を
吸入し、上部放水口bより井戸上方に向つて放水
を行うもので、熱交換器5は導水管6と連通せし
めた下流管cを多数配し、放出管7と連通した上
流管dを中央に配した長い管束状からなる多管円
筒式熱交換器で、下流管cと上流管dとは井戸底
部が連結してなるものである。前記水中ポンプ4
及び熱交換器5を井戸内に設置すると、導水管6
及び放出管7を井戸外部に突出せしめ、深井戸1
の地表開口部を閉塞板8で閉塞してなるものであ
る。
而かして、水中ボンプ4を動作せしめると、地
下水は取水用スリツト2から井戸1内に入り、水
中ポンプ4で汲上げられた地下水は井戸1の地表
側へ向つて放出され、熱交換器5の下流管c及び
上流管dの周囲を通つて上昇し、排水用スリツト
3から地層中で環流される。この間に導水管6よ
り熱交換器5に外部水(水道水等)を供給する
と、外部水は下流管cを通つて深井戸1の底部近
くまで下降し、上流管dを通つて深井戸1の地表
部分まで上昇することになり、熱交換器5を通過
している間に地下水による冷却若しくは加温がな
され、放出管7より地上(井戸外部)に供給され
ることになる。
従つて冬期に於ては、第2図に示すように放出
管7と散水管9を連結して、昇温せしめられた外
部水を積雪Aの融雪水Bとして使用したり、また
逆に夏期に於ては第3図に示すように放出管7に
空調用管10と連結し、空調機器の放熱器11を
内置した放熱ユニツト12内で冷却された外部水
を散水し、空調機器の効果的な放熱を行うように
しても良い。尚この場合は、放熱ユニツト12外
に貯水槽13を設け、散水した外部水を溜め、循
環ポンプ14で前記貯水を導水管6に供給し、水
資源の有効利用を計つても良い。更にこの他外部
水を昇温せしめたり、或いは降温せしめたりし
て、生活用水や農業用水等としても使用できるも
のである。
本案は以上のように密閉された深井戸に熱交換
器を設置し、熱源となる地下水は深井戸内で底部
より取水し、地表近接部分より地中に環流するよ
うにしたもので、地下水を利用しながら、地下水
位の低下がなく、且つ地下水自体の汚染も生ぜ
ず、水質が保全されたまま地中に還元される利点
を有すると共に、広い範囲に存在する地下水を利
用するため、地下熱源としての効率が良好である
利点も有しているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部省略した本案の断面図、第2図及
び第3図は本案装置の利用機構を示すもので、第
2図は道路融雪例を示し、第3図は空調用ユニツ
トへの利用例を示したものである。 1は深井戸、2は取水用スリツト、3は排水用
スリツト、4は水中ポンプ、5は熱交換器、6は
導水管、7は放出管、8は導入管、9は散水管、
10は空調用管、11は放熱器、12は放熱ユニ
ツト、13は貯水槽、14は循環ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 深井戸を堀設し、該井戸底部周壁に取水用スリ
    ツトを設けると共に、地表近接部分の周壁に排水
    用スリツトを設け、井戸底部に井戸上方に向つて
    放水を行なう水中ポンプを内置し、外部水の導入
    管と放出管との間に多管円筒式熱交換器を連結
    し、該熱交換器を前記井戸内に設置し、井戸の地
    表開口部を閉塞してなる地下水熱源の利用装置。
JP8439880U 1980-06-17 1980-06-17 Expired JPS6320913Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8439880U JPS6320913Y2 (ja) 1980-06-17 1980-06-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8439880U JPS6320913Y2 (ja) 1980-06-17 1980-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS578436U JPS578436U (ja) 1982-01-16
JPS6320913Y2 true JPS6320913Y2 (ja) 1988-06-09

Family

ID=29446690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8439880U Expired JPS6320913Y2 (ja) 1980-06-17 1980-06-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6320913Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5124235B2 (ja) * 2007-10-30 2013-01-23 株式会社エコ・パワー 地中熱採熱システム
KR101092512B1 (ko) * 2011-06-17 2011-12-13 (주)지오쓰리에코 지하수를 이용한 냉난방 시스템
JP6681059B2 (ja) * 2018-09-14 2020-04-15 三浦 克志 揚水井戸内熱変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS578436U (ja) 1982-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4257239A (en) Earth coil heating and cooling system
US7721793B2 (en) Vapor-lift pump heat transport apparatus
US4299277A (en) Heating and cooling system employing remote buried storage areas
US20080128108A1 (en) Convective earrh coil
US4344414A (en) Solar-earth thermal system
JPS6320913Y2 (ja)
US4741389A (en) Closed loop energy exchange system
JP2003307353A (ja) 不凍液循環式地中熱利用装置
JPS5932728A (ja) 地中熱利用の冷暖房及びハウス栽培並に融雪装置
RU2143530C1 (ru) Устройство для получения пресной воды из воздуха
JPH02204511A (ja) 環流式井戸ポンプ装置
JPH061606Y2 (ja) 地中熱交換装置
JP2011017237A (ja) 熱交換式井戸装置
JPH08136014A (ja) 多目的人工水路
JPH0960983A (ja) 地中熱交換器
JPH0113021B2 (ja)
KR200313206Y1 (ko) 태양열난방시스템
JPS588937A (ja) 床下空調装置
CN216134753U (zh) 一种高速公路机房节能降温装置
CN213237355U (zh) 一种智能交通专用频爆一体灯
JPH06241608A (ja) 地熱利用ヒートポンプ装置
CN210241843U (zh) 带有引水池的浅表水热泵空调系统
JPS5937594Y2 (ja) 冷却設備
JP2808389B2 (ja) クリーンエネルギー利用消・融雪方法
JPH0959912A (ja) 地熱利用融雪システムの制御方法