JP2008291482A - エレベータ式駐車装置の昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータ式駐車装置で、ワイヤーロープの寿命を延ばし、エレベータの昇降装置が占有する空間をできるだけ狭くすることを課題とする。
【解決手段】エレベータ側に係止した4本のワイヤーロープを駆動シーブへ誘導する構成は、該駆動シーブへ誘導する2輪の水平そらせシーブと、平面視でエレベータを吊り下げたワイヤーロープの鉛直線上の巻き掛け位置で、かつ該位置を通る2輪の水平そらせシーブとの接線方向に取り付けた4輪の鉛直そらせシーブを用い、カウンターウエイト側に係止した4本のワイヤーロープを駆動シーブへの誘導は、カウンターウエイト誘導シーブだけを用いる。また、鉛直方向に回転する4輪の鉛直そらせシーブは一部が駆動シーブを駆動する電動機の取付面より下方に延出するようにする。さらに駆動シーブを駆動する電動機と減速機は平面視でエレベータの矩形の投影平面内に納まるように配置する。
【選択図】図2

Description

本発明はエレベータ式駐車装置で格納する自動車を載置したエレベータを入出庫口の階と駐車室の階との間で昇降させるためのエレベータの昇降装置に関する。
エレベータ式駐車装置は駐車棟の中央部に、入出庫口と自動車を格納するために積層して設けた複数の駐車室の階との間で、自動車を載置して昇降するためのエレベータを備えている。該エレベータを昇降させる手段の1つとして複数のワイヤーロープを使用したものがある。ワイヤーロープによりエレベータを昇降するための最上階の機械室に配備した昇降装置が占有する空間は、駐車室の確保あるいは、駐車棟全体の規模を可能な限り縮減するために、やはり、その大きさも可能な限り小さくすることが望まれる。
さらに、ワイヤーロープはその一端部はエレベータ側に係止し、その他端部はカウンターウエイト側に係止して、その中間部を、エレベータを昇降駆動させるための駆動シーブに巻き掛け、さらに、エレベータとカウンターウエイトおよび駆動シーブへワイヤーロープを誘導するための鉛直方向および水平方向に回転可能な複数の、そらせシーブを配置する。
しかし、上記したワイヤーロープを誘導するための、そらせシーブの数が多くなると、それだけ駆動シーブでエレベータを昇降する際のワイヤーロープが、そらせシーブを通過する時の屈曲回数の増加により、曲げ疲労が増加してワイヤーロープの寿命を短くする。また、そらせシーブの径の大小に起因して曲げ応力の大きさも変わるので、そらせシーブの径は大きい方が望ましい。
特開平1−263369号公報 特開平8―086112号公報 特開2005−201010号公報 特開2006−265930号公報
本発明の課題は、ワイヤーロープを使用して自動車を載置したエレベータを昇降させるための昇降装置で、エレベータとカウンターウエイトおよび駆動シーブへワイヤーロープを誘導するための、そらせシーブの数を出来るだけ少なくし、かつ、そらせシーブの径を大きくしてワイヤーロープの寿命を長くすると共に、昇降装置の設置高を低く押さえて、エレベータ式駐車装置の占有空間を出来るだけ有効に利用できるエレベータ式駐車装置の昇降装置を提供することにある。
エレベータ式駐車装置で、駐車装置の最上階の機械室に配置して、自動車を載置したエレベータを入出庫口の階と、当該自動車を格納する駐車室の階との間で昇降させるための昇降装置であって、該昇降装置は、自動車を載置する平面視で矩形状のエレベータの四角に各々一端部を係止してエレベータを吊り下げた4本のワイヤーロープと、前記エレベータを吊り下げた前記4本のワイヤーロープの各々の鉛直線上に巻き掛け位置が来るようにして、該4本のワイヤーロープを各々水平方向へ直角に屈曲させるためのワイヤーロープを巻き掛ける1条の溝を形成し、鉛直方向に回転可能に枢着した4輪の鉛直そらせシーブと、該4輪の鉛直そらせシーブで水平方向に屈曲した4本のワイヤーロープを、各々2本を1組にて、各々の組のワイヤーロープを巻き掛けるための2条の溝を形成し、鉛直方向に回転する駆動シーブへ誘導するための水平方向に回転可能に枢着した2輪の水平そらせシーブと、該2輪の水平そらせシーブで誘導された4本のワイヤーロープを巻き掛ける4条の溝を形成して、電動機により減速機を介して鉛直方向に回転する駆動シーブと、該駆動シーブに巻き掛けられた4本の各々のワイヤーロープの他端部をカウンターウエイトへ係止するために、昇降するカウンターウエイトの鉛直線上に巻き掛け位置が来るように配置して、前記4本のワイヤーロープを巻き掛けるための4条の溝を形成したカウンターウエイト誘導シーブと、前記カウンターウエイトは前記エレベータの前端部側に並列して昇降可能に配置し、前記2輪の水平そらせシーブは前記駆動シーブと前記カウンターウエイトへワイヤーロープを誘導する前記カウンターウエイト誘導シーブの略中間位置に配置し、前記1条の溝を形成した4輪の鉛直そらせシーブは、前記エレベータの四角に各々一端部を係止した4本のワイヤーロープを各々水平方向へ屈曲させると共に、各々2輪の水平そらせシーブへワイヤーロープを巻き掛ける接線方向に向かうように配置する。
さらに、前記最上階の機械室には、前記駆動シーブを駆動するための電動機および減速機を、前記平面視で矩形状のエレベータへの投影平面内に納まるように配置する。
さらに、前記エレベータに一端部を係止して、該エレベータを吊り下げた4本のワイヤーロープを水平方向に誘導するための1条の溝を形成した鉛直方向に回転する4輪の鉛直そらせシーブは、前記駆動シーブを回転駆動する電動機の取付面より下方に延出するようにして取り付ける。
さらに、前記4本のワイヤーロープは、各1本のワーヤーロープに替えて複数本のワイヤーロープを用いて構成する。
本発明によれば、エレベータ式駐車装置でワイヤーロープを使用して自動車を搭載したエレベータを昇降する昇降装置で、ワイヤーロープの端部を各々係止したエレベータとカウンターウエイトとの間で、ワイヤーロープを誘導するための、そらせシーブの数を減らし、かつ、そらせシーブの径を大きくしてワイヤーロープに作用する曲げ応力を小さくして、ワイヤーロープの疲労寿命を延ばすことで、ワイヤーロープの交換作業や、保守作業が軽減でき、さらに、昇降装置の占有高さを低く抑えることで、エレベータ式駐車装置の占有空間を有効に活用できる効果がある。
以下、本発明のエレベータ式駐車装置の昇降装置の一実施の形態を、図を引用して説明する。
図1は本発明の昇降装置を最上階の機械室に配置したエレベータ式駐車装置の正面図である。図2は図1の昇降装置の平面図。図3は図2のA−D矢視の昇降装置の側面図。図4は図2のB−C矢視の昇降装置の側面図。図5は図2のE−E矢視の昇降装置の側面図。図6は図2の本発明の昇降装置の駆動シーブと減速機および電動機の接続関係を示した平面図。図7は図6の側面図。図8は本発明の昇降装置のワイヤーロープの係止と、各シーブでの誘導状態を説明した模式図である。
図1で示すように、エレベータ式駐車装置1は建屋2の中央にはエレベータ7が昇降するための昇降路3を設け、該昇降路3の正面視で両側には各々パレット9,9,…を移載する横行レール5,5,…を具備した駐車室4,4,…を積層して設ける。また、建屋2の最上階には機械室10を設けて、本発明の昇降装置20を構成する機器を配置する。さらに、本発明のエレベータ式駐車装置1では下部に自動車60を入出庫するための入出庫口6を開口する。図1の正面視で昇降路3の両側の駐車室4,4.…および駐車室4,4.…との境であって、その手前側と奥側に各々2組のガイドレール8,8を備え、エレベータ7の四角に枢着したガイドローラ(図示なし。)がガイドレール8,8を転動して、エレベータ7が昇降動作する時に振れないようにガイドする。
つづいて、本発明に係わるエレベータ7を昇降するための最上階の機械室10に配置した昇降装置20について、図2〜図8を引用して説明する。機械室10の底部の床部材12にはH型鋼で枠組みした全体フレーム43を固設する。かかる全体フレーム43上には、図2の平面視でほぼ中央にH型鋼を平行に並べて形成した電動機フレーム29と、図示上方に位置してほぼ基本的には同じ構成でH型鋼のサイズが大きなものを用いた減速機フレーム28を形成する。この時、図7で示すように、該減速機フレーム28と電動機フレーム29の上面はほぼ同じ高さとなるようにする。
こうして、減速機フレーム28上には、2組の軸受け27、27で両側を枢軸した駆動シーブ26と、減速機23を並べて配備し、該減速機23の出力軸(図示せず。)と駆動シーブ26とをチェーンカップリング等の継ぎ手25で連結する。また、電動機フレーム29上には電動機21を取り付ける。該電動機21の出力軸(図示せず)と減速機23の入力軸(図示せず)をプロペラシャフト等の継ぎ手22で連結する。こうして、電動機21の回転駆動力を減速機23を介して減速して駆動シーブ26に伝達する。また、電動機21と継ぎ手22および減速機23は平面視でエレベータ7の矩形状の面内に納まるよう配置する。
続いて、図2の平面図と図3の側面図で示すように、前記駆動シーブ26の図示で右側にはH型鋼および鋼板を用いて形成した水平支持フレーム40を減速機フレーム28と全体フレーム43を跨ぐようにして取り付け、各々2条の溝を形成した2輪の第1水平そらせシーブ38と第2そらせシーブ39とを、前記駆動シーブ29に形成した4条の各溝へ4本のワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dを、それぞれフリートアングルが小さくなるように誘導する位置にして、水平方向に回転自在に枢着する。
図5の側面図で示すように、4本のワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dは前記第1水平そらせシーブ38と第2そらせシーブ39で駆動シーブ26の上部側へ誘導された後、下部側へ180度を超えて巻き掛ける。さらに、図5の側面図で第1水平そらせシーブ38と第2そらせシーブ39の図示で左側にも全体フレーム43上に同様にH型鋼で形成した支持フレーム42を立設し、4条の溝を形成したカウンターウエイト誘導シーブ41を鉛直方向に回転可能に枢軸する。前記駆動シーブ26に形成した4条の溝へ上側から下側へ向けて180度以上巻き掛けられた4本のワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dは前記カウンターウエイト誘導シーブ41の上側から誘導されて、90度以上屈曲されて、鉛直方向の下方に向かい、昇降するエレベータ7の前端部に並列して配列し、エレベータ7の昇降動作に相対して昇降動作するカウンターウエイト11の上側に係止するように誘導する。
つぎに、図8の模式図で示すように、平面視で矩形を成すエレベータ7の四角に設けた係止部7a、7b、7c、7dへ前記4本のワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dを誘導するための第1鉛直そらせシーブ30、第2鉛直そらせシーブ32、第3鉛直そらせシーブ34、第4鉛直そらせシーブ36を枢着して配備した状態および構成について説明する。
図2および図8に示すように、エレベータ7の係止部7aに係止したワイヤーロープ50Aは、該ワイヤーロープ50Aの鉛直線上に巻き掛け位置が来るようになし、かつ、平面視で、該巻き掛け位置と第1水平そらせシーブ38に形成した溝の巻き掛け位置とを結ぶ接線方向に向くように第1鉛直そらせシーブ30をフレーム31に鉛直方向に回転可能に枢着し、該フレーム31を全体フレーム43上に取り付けるようにする。その際、第1鉛直そらせシーブ30の一部が前記電動機21の電動機フレーム29上への取付面より下方に延出するようにする。
同様にして、エレベータ7の係止部7bに係止したワイヤーロープ50Bは、該ワイヤーロープ50Bの鉛直線上に巻き掛け位置が来るようになし、かつ、平面視で、該巻き掛け位置と第1水平そらせシーブ38に形成した溝の巻き掛け位置とを結ぶ接線方向に向くように第2鉛直そらせシーブ32をフレーム33に鉛直方向に回転可能に枢着し、該フレーム33を全体フレーム43上に取り付けるようにする。その際、第2鉛直そらせシーブ32の一部が前記電動機21の電動機フレーム29上への取付面より下方に延出するようにする。
さらに同様にして、エレベータ7の係止部7cに係止したワイヤーロープ50Cは、該ワイヤーロープ50Cの鉛直線上に巻き掛け位置が来るようになし、かつ、平面視で、該巻き掛け位置と第2水平そらせシーブ39に形成した溝の巻き掛け位置とを結ぶ接線方向に向くように第3鉛直そらせシーブ34をフレーム35へ鉛直方向に回転可能に枢着し、該フレーム35を全体フレーム43上に取り付けるようにする。その際、第3鉛直そらせシーブ34の一部が前記電動機21の電動機フレーム29上への取付面より下方に延出するようにする。
さらに同様にして、エレベータ7の係止部7dに係止したワイヤーロープ50Dは、該ワイヤーロープ50Dの鉛直線上に巻き掛け位置が来るようになし、かつ、平面視で、該巻き掛け位置と第2水平そらせシーブ39に形成した溝の巻き掛け位置とを結ぶ接線方向に向くように第4鉛直そらせシーブ36をフレーム37へ鉛直方向に回転可能に枢着し、該フレーム37を全体フレーム43上に取り付けるようにする。その際、第4鉛直そらせシーブ36の一部が前記電動機21の電動機フレーム29上への取付面より下方に延出するようにする。
上記した4本の各ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dについては、各々1本のワイヤーロープを用いた構造ないし構成について説明したが、1本のワイヤーロープに替えて2本を1組にしたワイヤーロープを用いることは勿論可能である。その場合には 第1鉛直そらせシーブ30、第2鉛直そらせシーブ32、第3鉛直そらせシーブ34、第4鉛直そらせシーブ36に形成する溝は2条となり、第1水平そらせシーブ38と第2水平そらせシーブ39に形成する溝は4条となり、駆動シーブ26とカウンターウエイト誘導シーブ41に形成する溝は8条となる。本実施の形態では、例えば、第1鉛直そらせシーブ30、第2鉛直そらせシーブ32、第3鉛直そらせシーブ34、第4鉛直そらせシーブ36と、第1水平そらせシーブ38、第2そらせシーブ39およびカウンターウエイト誘導シーブ41のワイヤーロープを巻き掛けるピッチ円直径は640mmとする。そして、駆動シーブ26のワイヤーロープを巻き掛けるピッチ円直径は730mmとする。また、各ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dを各々2本のワイヤーロープを1組にして用いる場合の各ワイヤーロープの公称径は12mmとする。
こうして、図1で示すように、入出庫口6からエレベータ7上のパレット9へ自動車60が乗り込み、運転者が入出庫口6から退出すると、最上階に設けられた機械室10に設置した昇降装置20を起動する。これにより、電動機21が回転し、減速機23で回転速度が減速されて駆動シーブ26が回転して、該前駆動シーブ26へ巻き掛けられたワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dが巻き上げられると、前記2輪の第1水平そらせシーブ38と第2水平そらせシーブ39および第1鉛直そらせシーブ30、第2鉛直そらせシーブ32、第3鉛直そらせシーブ34、第4鉛直そらせシーブ36で誘導されて、エレベータ7の係止部7a、7b、7c、7dで接続しており、パレット9を介して自動車60を搭載したエレベータ7は格納する所定の駐車室4の階へ昇降路3を上昇する。その後、周知のエレベータ7に構成した横行装置(図示なし)で各駐車室4に設けた横行レール5,5へ自動車60を搭載したパレット9を横行移乗して、該パレット9と共に自動車60を所定の駐車室4へ格納する。
前記した自動車60を駐車室4へ格納するためのエレベータ7の上昇動作で、前記した駆動シーブ26に巻き掛けられて下部側から繰り出されたワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dは、カウンターウエイト誘導シーブ41で鉛直方向に屈曲誘導されて、前記ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dの一端部を係止して吊り下げられたカウンターウエイト11が下降する。
前記した入庫動作とは反対に、駐車室4に格納した自動車60を出庫する場合には、電動機21を逆方向に回転し、駆動シーブ26に巻き掛けられたワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dは繰り出されて、前記2輪の第1水平そらせシーブ38と第2水平そらせシーブ39および第1鉛直そらせシーブ30、第2鉛直そらせシーブ32、第3鉛直そらせシーブ34、第4鉛直そらせシーブ36で誘導されて、ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dに吊り下げられたエレベータ7は入出庫口6の階へ下降する。同時に、駆動シーブ26のカウンターウエイト11側のワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dは巻き上げられて、カウンターウエイト誘導シーブ41で鉛直方向に屈曲誘導されて、前記ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dの一端部を係止して吊り下げられたカウンターウエイト11は上昇する。
以上、本発明のエレベータ式駐車装置1の最上階の機械室10に設けたエレベータ7の昇降装置20は、ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dの端部を各々係止したエレベータ7とカウンターウエイト11との間で、ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dを駆動するための駆動シーブ26の1輪と、該駆動シーブ26へエレベータ7を吊り下げた各ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dを誘導するための、第1鉛直そらせシーブ30、第2鉛直そらせシーブ32、第3鉛直そらせシーブ34、第4鉛直そらせシーブ36の各1輪と、第1水平そらせシーブ38、第2水平そらせシーブ39そらせシーブの各1輪の計2輪の誘導滑車と、カウンターウエイト11を吊り下げた各ワイヤーロープ50A、50B、50C、50Dを誘導するためのカウンターウエイト誘導シーブ41の1輪の誘導滑車で構成する。
従って、1本のワイヤーロープ50Aについては、エレベータ7の昇降動作で最大4輪のシーブに巻き掛けられて屈曲して移動するようにしたことで、屈曲の回数を減らし、かつ、駆動シーブ26および、第1鉛直そらせシーブ30、第1水平そらせシーブ38、カウンターウエイト誘導シーブ41のワイヤーロープ50Aを巻き掛けるピッチ円径を大きくしてワイヤーロープ50Aに作用する曲げ疲労および曲げ応力を小さくして、ワイヤーロープ50Aの疲労寿命を延ばすようにしている。他の3本のワーヤーロープ50B、50C、50Dも同様の構造にして疲労寿命を延ばすようにしている。
さらに、電動機21と継ぎ手22および減速機23は平面視でエレベータ7の矩形状の投影平面内に納まるよう配置して昇降装置20を設置する床面の広さを狭くすることがでる。また、鉛直方向に回転する第1鉛直そらせシーブ30、第2鉛直そらせシーブ32、第3鉛直そらせシーブ34、第4鉛直そらせシーブ36の一部分を電動機21の取付面より下方に延出して取り付けることで、設置高さも低く抑えることが可能になり、最上階に設けた機械室10を低くできるのでエレベータ式駐車装置1が占有する空間を有効に活用することができる効果が得られる。
本発明のエレベータ式駐車装置で昇降装置を最上階の機械室に備えたエレベータ式駐車装置の正面図。 図1の本発明の昇降装置の構成を示す平面図。 図2の本発明の昇降装置のA−D矢視の側面図。 図2の本発明の昇降装置のB−C矢視の側面図。 図2の本発明の昇降装置のE−E矢視の側面図。 図2の本発明の昇降装置の駆動シーブと電動機および減速機の接続関係を説明した平面図。 図6の駆動シーブと電動機および減速機の接続関係を説明した側面図。 本発明の昇降装置のワイヤーロープの係止と、各シーブでの誘導状態を説明した模式図。
符号の説明
1 エレベータ式駐車装置
2 建屋
3 昇降路
4,4,… 駐車室
5,5,… 横行レール
6 入出庫口
7 エレベータ
7a,7b,7c,7d 係止部
8,8,… ガイドレール
9,9,… パレット
10 機械室
11 カウンターウエイト
12 床部材
20 昇降装置
21 電動機
22 継ぎ手
23 減速機
24 電磁ブレーキ
25 継ぎ手
26 駆動シーブ
27,27 軸受け
28 減速機フレーム
29 電動機フレーム
30 第1鉛直そらせシーブ
31 フレーム
32 第2鉛直そらせシーブ
33 フレーム
34 第3鉛直そらせシーブ
35 フレーム
36 第4鉛直そらせシーブ
37 フレーム
38 第1水平そらせシーブ
39 第2水平そらせシーブ
40 水平支持フレーム
41 カウンターウエイト誘導シーブ
42 支持フレーム
43 全体フレーム
50A,50B,50C,50D ワイヤーロープ
60 自動車

Claims (4)

  1. エレベータ式駐車装置で、駐車装置の最上階の機械室に配置して、自動車を載置したエレベータを入出庫口の階と、当該自動車を格納する駐車室の階との間で昇降させるための昇降装置であって、該昇降装置は、
    自動車を載置する平面視で矩形状のエレベータの四角に各々一端部を係止してエレベータを吊り下げた4本のワイヤーロープと、
    前記エレベータを吊り下げた前記4本のワイヤーロープの各々の鉛直線上に巻き掛け位置が来るようにして、該4本のワイヤーロープを各々水平方向へ直角に屈曲させるためのワイヤーロープを巻き掛ける1条の溝を形成し、鉛直方向に回転可能に枢着した4輪の鉛直そらせシーブと、
    該4輪の鉛直そらせシーブで水平方向に屈曲した4本のワイヤーロープを、各々2本を1組にて、各々の組のワイヤーロープを巻き掛けるための2条の溝を形成し、鉛直方向に回転する駆動シーブへ誘導するための水平方向に回転可能に枢着した2輪の水平そらせシーブと、
    該2輪の水平そらせシーブで誘導された4本のワイヤーロープを巻き掛ける4条の溝を形成して、電動機により減速機を介して鉛直方向に回転する駆動シーブと、
    該駆動シーブに巻き掛けられた4本の各々のワイヤーロープの他端部をカウンターウエイトへ係止するために、昇降するカウンターウエイトの鉛直線上に巻き掛け位置が来るように配置して、前記4本のワイヤーロープを巻き掛けるための4条の溝を形成したカウンターウエイト誘導シーブと、
    前記カウンターウエイトは前記エレベータの前端部側に並列して昇降可能に配置し、
    前記2輪の水平そらせシーブは前記駆動シーブと前記カウンターウエイトへワイヤーロープを誘導する前記カウンターウエイト誘導シーブの略中間位置に配置し、
    前記1条の溝を形成した4輪の鉛直そらせシーブは、前記エレベータの四角に各々一端部を係止した4本のワイヤーロープを各々水平方向へ屈曲させると共に、各々2輪の水平そらせシーブへワイヤーロープを巻き掛ける接線方向に向かうように配置したことを特徴とするエレベータ式駐車装置の昇降装置。
  2. 前記最上階の機械室には、前記駆動シーブを回転駆動するための電動機および減速機を、前記平面視で矩形状のエレベータへの投影平面内に納まるように配置したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置の昇降装置。
  3. 前記エレベータに一端を係止して、該エレベータを吊り下げた4本のワイヤーロープを水平方向に誘導するための1条の溝を形成した鉛直方向に回転する4輪の鉛直そらせシーブは、前記駆動シーブを回転駆動する電動機の取付面より下方に延出するように取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置の昇降装置。
  4. 前記4本のワイヤーロープは、各1本のワーヤーロープに替えて複数本のワイヤーロープを用いて構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置の昇降装置。
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