JP2008290912A - 燃料電池用改質装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】改質ガスに含まれる一酸化炭素を更に効果的に浄化することができる燃料電池用改質装置を提供する。
【解決手段】燃料電池用改質装置は、改質用燃料を水蒸気改質させて改質ガスを生成させる改質部34と、水を加熱して水蒸気を生成して改質部に供給する蒸発部36と、改質部34で生成された改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化する一酸化炭素浄化部37とをもつ。一酸化炭素浄化部37は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化すると共に相対的に上流となる第1浄化部371と、改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化すると共に相対的に下流となる第2浄化部372とをもつ。第2浄化部372は、第1浄化部371よりも蒸発部36から離れて配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は改質用燃料と水蒸気とを反応させることにより、水素を含有する改質ガスを生成する燃料電池用改質装置に関する。
一般的には、改質装置は、改質用燃料と水蒸気とで改質ガスを生成させる改質部と、水を加熱して水蒸気を生成して改質部に供給する蒸発部と、改質部から流出された改質ガスに含まれる一酸化炭素をシフト反応により浄化するCOシフト部と、COシフト部よりも下流に配設された選択酸化用の選択酸化部とを備えている(特許文献1,2)。選択酸化部においては、COシフト部を経た改質ガスにまだ残留する一酸化炭素を酸化反応させることにより、改質ガスに残留する一酸化炭素を更に浄化する。このため、一酸化炭素を浄化させた改質ガスを燃料電池に供給することができ、燃料電池の耐久性を高めることができる。
特許文献3は、シフト部と蒸発部と熱回収部とCO酸化部と液体原料加熱部とを高さ方向に積層された構造をもつ改質装置を開示している。このものによれば、蒸発部およびCO酸化部は熱回収部を挟むように配置されている。
特許文献4は、3箇所のCO選択酸化部が改質ガスの流れ方向に沿って直列に配置されている一酸化炭素選択酸化除去装置を開示している。
特開2002−124286号公報 特開2006−143564号公報 特開平10−236802号公報 特開2003−313004号公報
産業界では、改質部において生成された改質ガスに含まれる一酸化炭素を更に浄化することが要望されている。殊に、一酸化炭素浄化部のうち下流に相当する部分の浄化性能を向上させることが要請されている。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、一酸化炭素浄化部のうち下流に相当する部分の浄化性能を向上させることができ、改質部において生成された改質ガスに含まれる一酸化炭素を更に効果的に浄化することができる燃料電池用改質装置を提供することを課題とする。
(1)様相1に係る燃料電池用改質装置は、改質用燃料を水蒸気改質させて改質ガスを生成させる改質部と、水を加熱して水蒸気を生成して改質部に供給する蒸発部と、改質部で生成された改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化する一酸化炭素浄化部とを具備する燃料電池用改質装置において、一酸化炭素浄化部は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化すると共に相対的に上流となる第1浄化部と、改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化すると共に相対的に下流となる第2浄化部とを具備しており、第2浄化部は第1浄化部よりも蒸発部から離れて配置されていることを特徴とする。
一酸化炭素浄化部は、改質部において生成された改質ガスに含まれる一酸化炭素を一酸化炭素浄化反応に基づいて低減させる部位である。一酸化炭素浄化反応は、一酸化炭素を酸化させる酸化反応、または、一酸化炭素をメタン化するメタネーション反応である。蒸発部は水を加熱して水蒸気を生成する。一般的には、水を蒸発させる蒸発部の温度は、水の気化熱(蒸発熱)の影響を受け、改質部の温度よりも低い。
第1浄化部は、一酸化炭素浄化部において相対的に上流となる部位である。第2浄化部は、一酸化炭素浄化部において相対的に下流となる部位であり、第1浄化部よりも蒸発部から距離的に離れて配置されている。このため改質装置が運転されるとき、一酸化炭素浄化部のうち下流に相当する第2浄化部における過度の冷却は、抑制される。故に、一酸化炭素浄化部の第2浄化部において過度の冷却に起因する反応速度の低下が抑制される。よって、一酸化炭素浄化部の第2浄化部における一酸化炭素浄化反応が良好に実施される。この結果、改質ガスに含有されている一酸化炭素の濃度を浄化させ易い。殊に、第2浄化部における反応活性温度が、第1浄化部における反応活性温度よりも高いときに有効である。
(2)様相2に係る燃料電池用改質装置によれば、上記した様相において、第1浄化部は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を水素を用いて低減するよりも、酸素を用いて低減する比率が高く、且つ、第2浄化部は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を酸素を用いて低減するよりも、水素を用いて低減する比率が高いことを特徴とする。本様相によれば、改質装置が運転されるとき、一酸化炭素浄化部の第2浄化部(改質ガスに含まれる一酸化炭素を酸素を用いて低減するよりも、水素を用いて低減する比率が高い反応を発生させる部位)における過度の冷却は、抑制される。故に、一酸化炭素浄化部の第2浄化部において過度の冷却に起因する一酸化炭素浄化反応(一酸化炭素を水素を用いて低減する反応、水素を用いるメタネーション反応)の速度の低下が抑制される。よって、一酸化炭素浄化部の第2浄化部において一酸化炭素浄化反応が良好に実施される。この結果、改質ガスに含有されている一酸化炭素の濃度を水素を用いて浄化させ易い。
(3)様相3に係る燃料電池用改質装置によれば、上記した様相において、第1浄化部は、第1浄化部用の触媒を担持する第1触媒担体部を備えており、第2浄化部は、第2浄化部用の触媒を担持する第2触媒担体部を備えており、高さ方向において、第1触媒担体部および第2触媒担体部は、互いに重なる高さ位置となるように隣設されていることを特徴とする。互いに重なる高さ位置となるように隣設されているとは、高さ方向において第1触媒担体部および第2触媒担体部のうちの少なくとも一部が重なっていれば良い。第1触媒担体部および第2触媒担体部のうちの一方のすべてが、他方に重なっている形態が含まれる。本様相によれば、第1触媒担体部の熱を第2触媒担体部に伝熱させ易い。このため、一酸化炭素浄化部の第2浄化部において過度の冷却に起因する反応速度の低下が抑制される。よって、一酸化炭素浄化部の第2浄化部において一酸化炭素浄化反応が良好に実施される。
(4)様相4に係る燃料電池用改質装置によれば、上記した様相において、第1浄化部と第2浄化部との間には、改質ガスの拡散を促進させる拡散促進室が形成されていることを特徴とする。拡散促進室は、改質ガスの拡散性を促進させるため、改質ガスに含まれている一酸化炭素を浄化するにあたり、ガス濃度の均一化を図り得、一酸化炭素浄化反応のバラツキ浄化に有利である。
(5)様相5に係る燃料電池用改質装置によれば、上記した様相において、改質部の中心から半径方向の外方に向けて、改質部、蒸発部、一酸化炭素浄化部がこの順に配置されていることを特徴とする。本様相によれば、半径方向において改質部の中心から一酸化炭素浄化部までの距離が確保される。このため改質装置の小型化を図りつつ、一酸化炭素浄化部の容積を増加させるのに貢献でき、一酸化炭素浄化効果を確保できる。
(6)様相6に係る燃料電池用改質装置によれば、上記した様相において、第1浄化部は蒸発部に隣設されており、第2浄化部及び蒸発部は第1浄化部を挟むように配置されていることを特徴とする。水の気化熱が奪われるため温度が比較的抑制される蒸発部に第1浄化部は隣設されている。このため、相対的に上流となる第1浄化部の過熱が抑制される。第2浄化部及び蒸発部は第1浄化部を挟むように配置されており、相対的に下流となる第2浄化部は第1浄化部よりも蒸発部から離れているため、蒸発部により第2浄化部が過度に冷却されることが抑えられる。
本発明に係る改質装置によれば、改質装置が運転されるとき、一酸化炭素浄化部のうち相対的に下流となる第2浄化部は、蒸発部から距離的に離れているため、第2浄化部における過度の冷却は抑制される。故に、一酸化炭素浄化部の第2浄化部において過度の冷却に起因する反応速度の低下が抑制される。よって、一酸化炭素浄化部の第2浄化部における一酸化炭素浄化反応が良好に実施される。この結果、改質ガスに含有されている一酸化炭素の濃度を低減させ易い。
本発明に係る燃料電池用改質装置は、改質部と、蒸発部と、一酸化炭素浄化部とを備えている。改質部は、改質用燃料と水蒸気とで改質ガスを生成させる。改質用燃料は気体状でも、液体状でも、固体状でも良い。蒸発部は、水を加熱して水蒸気を生成して改質部に供給するものであり、水蒸気生成における水の気化熱により温度が抑制されており、比較的低温に維持される。一酸化炭素浄化部は、改質部から吐出された改質ガスに含まれる一酸化炭素を低減する。一酸化炭素浄化部は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化する第1浄化部と、改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化する第2浄化部とを備えている。第1浄化部は、一酸化炭素浄化部のうち上流となる部位である。第2浄化部は、一酸化炭素浄化部のうち下流となる部位である。第1浄化部として、主として選択酸化反応させる部位が例示される。第2浄化部として、主としてメタネーション反応させる部位が例示される。
なお、一酸化炭素浄化部における上流および下流は相対的なものであり、一酸化炭素浄化部の流路長を100と相対表示するとき、第1浄化部および第2浄化部の流路長を半分づつとしても良い。あるいは、第1浄化部の流路長を10以下、20以下、30以下、40以下としても良い。第2浄化部の流路長を70以上、60以上としても良い。あるいは、第1浄化部の流路長を70以上、60以上とし、第2浄化部の流路長を30以下、40以下としても良い。あるいは、第1浄化部の流路長を絶対値として5mm以下、10mm以下、20mm以下としても良い。触媒が装填されている場合には、流路長は触媒が装填されている部分の流路長を意味する。
第2浄化部は、第1浄化部よりも蒸発部から距離的に離れて配置されている。距離的に離れている方向は特に限定されず、改質部が筒形状である場合等には、径方向に離間していても良いし、軸長方向に離間していても良いし、他の方向に離間していても良い。第1浄化部および第2浄化部は、厚み方向に互いに重なっている形態が例示される。
以下、本発明の実施例1について図1を参照して具体的に説明する。本実施例に係る改質装置は燃料電池システムに適用したものである。本実施例に係る改質装置は燃料電池システムに適用したものである。図1では、複雑化を避けるため、一部のハッチングを省略している。図1に示すように、改質装置2は、燃焼バーナで形成された加熱部として機能すると共に燃焼通路32に対面する燃焼部30と、燃焼部30により加熱される改質部34と、蒸発部36と、一酸化炭素浄化部37とをもつ。
改質部34は、鉛直方向に沿った中心軸線P1をもつ筒形状をなしており、改質用燃料を改質させて改質ガスを生成するものである。改質部34の内周部は燃焼通路32に対面し、改質部34の外周部は燃焼通路33に対面する。更に、燃焼通路33の回りを包囲するように、原料水を蒸発させる筒形状をなす蒸発部36が同軸的に形成されている。蒸発部36の回りに筒形状の一酸化炭素浄化部37が同軸的に隣設されている。
図1に示すように、改質部34は内通路34iと外通路34pと折返部34mとをもつ。蒸発部36は、燃焼通路33を流れる燃焼ガスにより加熱される。 図1に示すように、一酸化炭素浄化部37は、蒸発部36を区画する壁体36kの外側に配置されており、金属またはセラミックス製の筐体370と、筐体370内に配置され改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化する第1浄化部371と、筐体370内に配置され改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化する第2浄化部372とを備えている。第1浄化部371は、第2浄化部372に対して上流に配置されており、改質ガスに含まれる一酸化炭素を酸化させて浄化するものである。即ち、第1浄化部371は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を水素を用いて低減するよりも、酸素を用いて低減する比率が高い。これに対して、第2浄化部372は、第1浄化部371に対して下流に配置されており、改質部34で生成された改質ガスに含まれる一酸化炭素を、水素を用いてメタネーション反応により浄化するものである。即ち、第2浄化部372は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を酸素を用いて低減するよりも、水素を用いて低減する比率が高い。第2浄化部372における反応活性温度は、第1浄化部371における反応活性温度よりも高い。
第1浄化部371は、第1浄化部371用の触媒371e(例えばルテニウム系、白金系、白金−ルテニウム系等の貴金属系触媒)を担持するセラミックス体で形成された通気性をもつ第1触媒担体部381と、第1触媒担体部381の下面側のリング形状をなすガス透過部材383と、第1触媒担体部381の上面側のリング形状をなすガス透過部材384と、ガス透過部材383よりも下方の入口室385とをもつ。入口37iはリング状の入口室385に連通する。
第2浄化部372は、第2浄化部372用の触媒372e(例えばルテニウム系、白金系、白金−ルテニウム系等の貴金属系触媒)を担持するセラミックス体で形成された第2触媒担体部382と、第2触媒担体部382の下面側のリング形状をなすガス透過部材386と、ガス透過部材386の下方の出口室389と、第2触媒担体部382の上面側のリング形状をなすガス透過部材387とを備えている。出口37pはリング状の出口室389に連通する。
図1に示すように、筒形状をなす第1浄化部371は、第2浄化部372の内周側に配置されており、第2浄化部372よりも蒸発部36に近くなるように配置されている。従って、第1浄化部371は蒸発部36に隣設されている。筒形状をなす第2浄化部372は、第1浄化部371の外周側に配置されており、第1浄化部371の外方への放熱を抑制している。即ち第2浄化部372は、改質部34の半径方向(矢印R方向)において、第1浄化部371よりも蒸発部36から距離的に離れて配置されている。第2浄化部372及び蒸発部36は、半径方向(矢印R方向)において、第1浄化部371を挟むように配置されている。
図1に示すように、高さ方向(矢印H方向)において、第2触媒担体部382および第1触媒担体部381は、互いに重なるような高さ位置に設定されている。従って、第1触媒担体部381における反応で発生した熱は、第2触媒担体部382に効果的に伝達される。殊に、第1触媒担体部381と第2触媒担体部382との間には、伝熱性をもつ金属で形成されたリング形状をなす仕切部材390が配置されている。このため、第1浄化部371の第1触媒担体部381における反応で発生した熱は、仕切部材390を介して第2浄化部372の第2触媒担体部382に伝達され、第2浄化部372の温度を高温に維持し易い。更に第2浄化部372の外周側(外面側)には断熱材39が筒状に配置されているため、第2浄化部372の放熱が抑えられ、第2浄化部372の温度を高温に維持し易い。ただし仕切部材390はセラミックス材としても良い。
図1に示すように、第1浄化部371と第2浄化部372との間には、改質ガスの拡散を促進させるリング状の拡散促進室392が形成されている。拡散促進室392は、第1触媒担体部381の出口側(上面側)に配置されたリング状の内側空間393と、第2触媒担体部382の入口側(上面側)に配置されたリング状の外側空間394とで形成されている。拡散促進室392が設けられているため、第1浄化部371の選択酸化反応を終えた改質ガスは、拡散促進室392において拡散され、ガス濃度の均一性が高まる。このように濃度の均一性が高くなった改質ガスが第2浄化部372に供給されて浄化される。従って第2浄化部372における反応均一性の向上に貢献できる。
図1に示すように、改質部の中心軸線P1から半径方向(矢印R方向)の外方に向けて、改質部34、蒸発部36、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371、一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372が、この順に配置されている。改質部34、蒸発部36、第1浄化部371、第2浄化部372は、改質部34の中心軸線P1に対してほぼ同芯的に配置されており、小型化が図られている。
蒸発部36の外周部と一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371の内周部とは、互いに熱交換される。改質装置2の運転中においては、一般的に、液相状態の水が蒸発する蒸発部36の温度よりも、一酸化炭素浄化部37の温度が高い。このため、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371は、蒸発部36に熱を与える。
上記した改質部34は、改質反応を促進させる改質触媒34e(例えばニッケル系、ルテニウム系)を担持する担体を有する。改質触媒34eの活性温度域は一般的には500〜800℃であるが、これに限定されるものではない。改質部34の温度がこれの活性温度域から大きく外れると、改質部34の改質反応が損なわれるおそれがある。改質部34は下記の式(1)に基づいて、改質用燃料と水蒸気とに基づいて水蒸気改質を行い、水素を主要成分として(40モル%以上)含有する改質ガスを生成する。改質ガスは一酸化炭素を含む。なお改質部34では下記の式(2)のシフト反応も発生している。
更に、図1に示すように、改質装置2は、改質部34の重力方向下方に配置された熱交換部4と、熱交換部4の下方に配置された一酸化炭素低減部として機能するCOシフト部5と、COシフト部5と熱交換部4との間に配置された電気式のヒータをもつ暖機部47とを備えている。ここで、蒸発部36の下流に熱交換部4が設けられ、熱交換部4の下流にCOシフト部5が設けられている。
COシフト部5は、下記の(2)式に基づいて、水蒸気を利用するシフト反応を促進させ、改質ガスに含まれているCOを浄化する。COシフト部5はシフト触媒5e(例えば銅−亜鉛系触媒)を担持する担体を有する。シフト触媒5eの活性温度域は一般的には160〜300℃であるが、これに限定されるものではない。COシフト部5の温度がこれの活性温度域から大きく外れると、COシフト部5のシフト反応が損なわれ、一酸化炭素が充分に低減されないおそれがある。COシフト部5で低減された改質ガスに含まれているCOの濃度は、改質用燃料にもよるが、一般的にはモル比で0.2〜1%であるが、これに限られるものではない。
図1に示すように、COシフト部5の出口5pと一酸化炭素浄化部37の入口37iとは、浄化通路400で接続されている。COシフト部5の出口5pから吐出された改質ガス(水素を主要成分とし、一酸化炭素を含有)は、浄化通路400を上向きに矢印W2方向に流れ、第2合流域M2を経て一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371の入口37iに供給される。なお、入口37iは、一酸化炭素浄化部37の高さ方向の下部側に形成されているが、これに限定されるものではない。
図1に示すように、前記した一酸化炭素浄化部37は、COシフト部5の下流に配置されており、COシフト部5で浄化された改質ガスに含まれているCOを主に下記の式(3)に基づいて、主に酸化させて浄化する選択酸化反応を促進させるものである。酸素含有雰囲気において、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371の触媒371eの活性温度域は、一般的には100〜200℃であり、改質部34に担持されている改質触媒34e(例えばニッケル系、ルテニウム系)の活性温度域よりも低くされている。従って、改質部34の近傍に配置されている一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371については、蒸発部36により積極的に冷却する構造が採用されている。
ここで、酸素含有雰囲気において一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371の温度がこれの活性温度域から大きく外れると、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371における選択酸化反応が損なわれるおそれがある。そこで本実施例によれば、蒸発部36の外周側に一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371を隣設させた状態で接近した状態に配置し、蒸発部36により一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371を冷却し、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371における過剰高温化を抑え、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371における選択酸化反応(式(3))を効果的に行うことにしている。
式(1)…CH+HO→3H+CO
式(2)…CO+HO→H+CO
式(3)…CO+1/2O→CO
なお、COシフト部5は一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371の上流に配置されているため、改質装置2の運転時には、COシフト部5における式(2)→第1浄化部371における式(3)の順に実行される。
次に改質装置2を起動させるときについて説明する。燃焼用空気通路73を介して燃焼用空気を燃焼部30に供給する。また燃焼用燃料通路62aを介してガス状の燃焼用燃料(燃焼性燃料)を燃焼部30に供給する。これにより燃焼部30が着火されて加熱され、ひいては改質部34が改質反応に適するように加熱される。改質部34と共に蒸発部36および一酸化炭素浄化部37も、高温に加熱される。
その後、改質水通路82から改質水(改質反応前の水)が蒸発部36の入口36iに供給される。改質水は、改質装置2の高温の蒸発部36において水蒸気化される。生成された水蒸気は、蒸発部36の出口36pから水蒸気通路300を経て第1合流域M1に到達する。第1合流域M1は、水蒸気通路300を流れる気相または液相または気液混合状態の水と、改質用燃料通路62cを流れる改質用燃料とが合流する領域である。これにより改質用燃料は改質用燃料通路62cおよび第1合流域M1を経て熱交換部4の入口4iに供給される。第1合流域M1において、改質用燃料通路62cの改質用燃料と水蒸気通路300の気相または液相または気液混合状態の水とが合流して混合される。合流した混合流体が熱交換部4の入口4iに供給される。混合流体は熱交換部4の低温側の第1通路4aを通過する。このとき熱交換部4の高温側の第2通路4cを流れる高温の改質ガスと熱交換する。このため、改質反応前の混合流体が加熱される。混合流体は改質部34の外通路34pに流入し、矢印A1方向に流れ、折返部34mを経て内通路34iに流入し、矢印A2方向に流れる。このとき水蒸気および改質用燃料が混合した混合流体は、上記した(1)に示す改質反応により、水素リッチな改質ガスとなる。この改質ガスは一酸化炭素を含む。
更に、改質反応を経た高温の改質ガスは、改質部34から熱交換部4に流入する。即ち、高温の改質ガスは、改質部34から熱交換部4の高温側の第2通路4cを通過することにより、低温側の第1通路4aの混合流体を加熱する。更に、改質ガスは、暖機部47を経て、COシフト部5の入口5iからCOシフト部5の内部に流入する。COシフト部5においては、上記した式(2)に示すように、水蒸気を利用したシフト反応が行われる。これにより改質ガスに含まれている一酸化炭素が低減され、改質ガス中のCO濃度は低減される。
更に、COシフト部5においてCO濃度が低減された改質ガスは、COシフト部5の出口5pから浄化通路400を経て矢印W2方向に流れ、第2合流域M2に至る。更に改質ガスは、酸化用空気通路75(酸素供給部)の酸化用空気(酸素成分,一酸化炭素浄化部37における選択反応に使用される選択酸化用空気)と第2合流域M2において合流する。従って、第2合流域M2は、浄化通路400を流れる改質ガスと、酸化用空気通路75を流れる酸化用空気(酸素成分)とが合流する領域である。そして、合流した改質ガスは、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371の下部に形成されている入口37iから、入口室385を介して、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371内に上向きに流入する。一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371においては、上記した式(3)に示すように、酸素を利用した選択酸化反応(CO+1/2O→CO)が主として行われる。この結果、改質ガスに含まれているCOが浄化されて更に浄化される。選択酸化反応は発熱を伴う。
このように第1浄化部371において選択酸化反応により浄化された改質ガスは、拡散空間室392で拡散が促進されてガス濃度のバラツキが浄化された後、一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372に流入し、第2浄化部372を下向きに流れる。第2浄化部372において主としてメタネーション反応により更に浄化される。その後、改質ガスは、出口室389から出口37pを介して、アノードガスとして、アノードガス通路100を経て燃料電池に供給される。カソードガスとして機能する空気は、燃料電池の酸化剤極の入口に供給される。これにより燃料電池において発電反応が発生し、電気エネルギが生成される。アノードガスの発電反応後のオフガス(燃料電池から排出されたガス)は、発電反応が行われなかった水素を含むことがある。このためオフガスはオフガス通路110を経て燃焼部30に供給されて燃焼され、燃焼部30の熱源となる。
本実施例によれば、一酸化炭素浄化部37のうち相対的に下流となる第2浄化部372は、改質部34から吐出された改質ガスに含まれる一酸化炭素をCO浄化反応(主として、水素を用いるメタネーション反応)により浄化する。かかるCO浄化反応を効果的に行うため、改質装置2の運転中において、一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372は、蒸発部36によって過度に冷却されないことが好ましい。そこで、一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372を蒸発部36から第1浄化部371よりも距離的に離している。具体的には、改質部34の径方向(矢印R方向)において距離的に離している。このため改質装置2が運転されるとき、一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372における過度の冷却は抑制される。故に、上記した第2浄化部372におけるCO浄化反応(主として、一酸化炭素をメタン化するメタネーション反応)が良好に実施される。
更に説明を加える。図1に示すように、一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371においては、酸化用空気が供給される入口37iに近いため、酸素濃度が相対的に高い。これに対して第2浄化部372では第1浄化部371よりも酸素濃度が相対的に低い。従って、第1浄化部371では、酸素が消費される選択酸化反応(発熱反応)が発生し易く、その反応活性温度は一般的には100〜200℃である。これに対して、酸素が消費された側である相対的に下流に位置する第2浄化部372では、酸素を用いる選択酸化反応よりも、水素を用いるメタネーション反応(発熱反応)が発生し易い。メタネーション反応も、選択酸化反応と同様に、一酸化炭素浄化反応である。
選択酸化反応:CO+1/2O→CO
メタネーション反応:CO+3H→CH+H
ところで、上記した蒸発部36は水を水蒸気化する。このため、蒸発部36の運転温度は水の気化熱の影響を受けて、一酸化炭素浄化部37の温度よりも低く、100℃前後となる。即ち、蒸発部36は、水の気化熱の影響により、比較的低温となりやすい。一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372が蒸発部36により過度に冷却されると、上記した第2浄化部372におけるメタネーション反応が損なわれるおそれがある。特に、メタネーション反応は、良好な反応活性温度域が150〜300℃であり、蒸発部36の運転温度(約100℃)との温度差が大きいため、過度の冷却は、良好なメタネーション反応を損なうおそれがあり、一酸化炭素の浄化に不利である。この点本実施例によれば、一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372は、第1浄化部371よりも蒸発部36よりも距離的に離れて配置されている。よって一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372から蒸発部36への熱の移動が抑制される。
このため改質装置2が運転されるとき、一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372における過度の冷却は抑制される。よって一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372における一酸化炭素浄化反応(主としてメタネーション反応)が良好に実施される。殊に、第2浄化部372における反応活性温度(例えば150〜300℃)は、第1浄化部371における反応活性温度(例えば100〜200℃)よりも高いため、比較的低温となる蒸発部36から第2浄化部372を距離的に離すことは有意義である。このように第2浄化部372では、酸素濃度が減少しているため、酸素が消費されない一酸化炭素浄化反応(主としてメタネーション反応)が発生し易い。これにより改質ガスに含有されている一酸化炭素が効率よく浄化される。
以下、本発明の実施例2について図2を参照して具体的に説明する。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。共通する機能を発揮する部位には、共通の符号を付する。以下、相違する部分を中心として説明する。図2に示すように、改質ガスを一酸化炭素浄化部37の第1浄化部371に供給する入口37iは、筒状をなす第1浄化部371の周方向において複数設けられている。一酸化炭素が浄化された改質ガスを一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372から吐出する出口37pは、筒状をなす第2浄化部372の周方向において複数設けられている。これにより第1浄化部371に対する改質ガスの供給ムラが浄化され、且つ、第2浄化部372から吐出される改質ガスの吐出ムラが浄化される。このため第1浄化部371および第2浄化部372における反応ムラの浄化に貢献でき、一酸化炭素の浄化に有利である。
以下、本発明の実施例3について図3を参照して具体的に説明する。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。共通する機能を発揮する部位には、共通の符号を付する。以下、相違する部分を中心として説明する。図3に示すように、第1浄化部371の第1触媒担体部381の底面381vと、第2浄化部372の第2触媒担体部382の底面382vとは、ほぼ同じ高さとされている。このため第1浄化部371の第1触媒担体部381における選択酸化反応で発生した熱を、第2浄化部372の第2触媒担体部382に伝達させ易い。従って反応活性温度が高い第2浄化部372の第2触媒担体部382における過剰な冷却を抑えるのに有利となる。よって反応活性温度が高い第2触媒担体部382を高温に維持させるのに有利となり、第2浄化部372におけるメタネーション反応が良好に行われる。
以下、本発明の実施例4について図4を参照して具体的に説明する。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。共通する機能を発揮する部位には、共通の符号を付する。以下、相違する部分を中心として説明する。図4に示すように、第1浄化部371は筒形状をなしており、蒸発部36を区画する壁体36kの外周側において、蒸発部36に隣設されている。第2浄化部372は筒形状をなしており、改質部34の軸長方向(矢印H方向)において第1浄化部371に同軸的に隣設して配置されている。第2浄化部372は第1浄化部371よりも上側に配置されている。換言すると、第1浄化部371は、第1浄化部用の触媒371eを担持する第1触媒担体部381を備えている。第2浄化部372は、第2浄化部用の触媒372eを担持する第2触媒担体部382を備えている。高さ方向において、第2触媒担体部382および第1触媒担体部381は、互いに重複しないように異なる高さ位置となるように、隣設されている。ここで、前述したように、第2浄化部372は、主としてメタネーション反応で一酸化炭素を浄化する。第1浄化部371は、主として選択酸化反応で一酸化炭素を浄化する。上記した構造が採用されているため、第2浄化部372は、改質部34の軸長方向(矢印H方向)において、第1浄化部371よりも蒸発部36から距離的に離れて配置されている。なお、第2浄化部372の内周部は改質部34に対向していない。
改質装置2が運転されるとき、一酸化炭素浄化部37の第2浄化部372は蒸発部36から離間しているため、第2浄化部372における過度の冷却は抑制される。よって第2浄化部372における一酸化炭素浄化反応(主としてメタネーション反応)が良好に実施される。殊に、第2浄化部372における反応活性温度(例えば150〜300℃)は、第1浄化部371における反応活性温度(例えば100〜200℃)よりも高いため、比較的低温となる蒸発部36から第2浄化部372を距離的に離すことは有意義である。
(その他)
上記した実施例1では、第1浄化部371と第2浄化部372との間には、改質ガスの拡散を促進させるリング状の拡散促進室392が形成されているが、拡散促進室392を形成せず、第1浄化部371と第2浄化部372とを直接繋いでも良い。上記した実施例1では、改質部34、蒸発部36、第1浄化部371、第2浄化部372は、改質部34は筒状とされているが、これに限らず、半筒状でも良い。改質部34、蒸発部36、第1浄化部371、第2浄化部372を高さ方向に積層させても良い。COシフト部5は熱交換部4を介して改質部34に連設されているが、これに限らず、COシフト部5は改質部34や一酸化炭素浄化部37から離間していても良い。第1浄化部371および第2浄化部372において、異なる触媒や異なる触媒担体を使用しても良い。第2浄化部372においてメタネーション反応に適したものを使用しても良い。図4に示す実施形態によれば、高さ方向において第1触媒担体部381および第2触媒担体部382は互いに重複しないように異なる高さ位置となるように設定されているが、これに限らず、高さ方向において第1触媒担体部381および第2触媒担体部382は一部重複するものの、一部重複しない構成に設定できる。その他、本発明は上記しかつ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。上記した記載から次の技術的思想が把握される。
・各請求項において、前記第1浄化部は、前記第1浄化部用の触媒を担持する第1触媒担体部を備えており、前記第2浄化部は、前記第2浄化部用の触媒を担持する第2触媒担体部を備えており、高さ方向において、前記第1触媒担体部および前記第2触媒担体部は隣設されていることを特徴とする燃料電池用改質装置。この場合、高さ方向において、第1触媒担体部および第2触媒担体部は互いに重複しないように隣設されていてもよいし、一部重複して隣設されていてもよい。
本発明は燃料電池システム等に使用される改質装置に利用することができる。
実施例1に係り、改質装置のシステム図である。 実施例2に係り、改質装置のシステム図である。 実施例3に係り、改質装置のシステム図である。 実施例4に係り、改質装置のシステム図である。
符号の説明
1は燃料電池、2は改質装置、30は燃焼部、34は改質部、36は蒸発部、37は一酸化炭素浄化部、371は第1浄化部、372は第2浄化部、4は熱交換部、5はCOシフト部を示す。

Claims (8)

  1. 改質用燃料を水蒸気改質させて改質ガスを生成させる改質部と、水を加熱して水蒸気を生成して前記改質部に供給する蒸発部と、前記改質部で生成された改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化する一酸化炭素浄化部とを具備する燃料電池用改質装置において、
    前記一酸化炭素浄化部は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化すると共に相対的に上流となる第1浄化部と、改質ガスに含まれる一酸化炭素を浄化すると共に相対的に下流となる第2浄化部とを具備しており、
    前記第2浄化部は前記第1浄化部よりも前記蒸発部から離れて配置されていることを特徴とする燃料電池用改質装置。
  2. 請求項1において、前記第2浄化部における反応活性温度は、前記第1浄化部における反応活性温度よりも高いことを特徴とする燃料電池用改質装置。
  3. 請求項1または2において、前記第1浄化部は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を水素を用いて低減するよりも、酸素を用いて低減する比率が高く、且つ、前記第2浄化部は、改質ガスに含まれる一酸化炭素を酸素を用いて低減するよりも、水素を用いて低減する比率が高いことを特徴とする燃料電池用改質装置。
  4. 請求項1〜3のうちの一項において、前記第1浄化部は、前記第1浄化部用の触媒を担持する第1触媒担体部を備えており、前記第2浄化部は、前記第2浄化部用の触媒を担持する第2触媒担体部を備えており、高さ方向において、前記第2触媒担体部および前記第1触媒担体部は、互いに重なる高さ位置となるように隣設されていることを特徴とする燃料電池用改質装置。
  5. 請求項1〜4のうちの一項において、前記第1浄化部と前記第2浄化部との間には、改質ガスの拡散を促進させる拡散促進室が形成されていることを特徴とする燃料電池用改質装置。
  6. 請求項1〜5のうちの一項において、前記改質部の中心から半径方向の外方に向けて、前記改質部、前記蒸発部、前記一酸化炭素浄化部がこの順に配置されていることを特徴とする燃料電池用改質装置。
  7. 請求項1〜6のうちの一項において、前記第1浄化部は前記蒸発部に隣設されており、前記第2浄化部及び前記蒸発部は前記第1浄化部を挟むように配置されていることを特徴とする燃料電池用改質装置。
  8. 請求項1〜7のうちの一項において、前記一酸化炭素浄化部の外側には断熱材が配置されていることを特徴とする燃料電池用改質装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011207705A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Jx Nippon Oil & Energy Corp 水素製造装置及び燃料電池システム

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