JP2008290848A - 在庫管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】盗難発生の可能性を迅速に把握することができる在庫管理システムを提供する。
【解決手段】ショーケース300は、商品10に貼付されたRFIDタグ12の読み取り手段を備え、検出情報を店舗コンピュータ100に送信する。店舗コンピュータ100は、ショーケース300から受信した在庫情報をデータベース150に格納する受信手段120と、データベース150に記憶されている在庫情報を参照しショーケース300から取り出された商品情報に基づき所定のルールに従って盗難発生を判定する盗難判定手段170とを備える。
【選択図】 図9
【解決手段】ショーケース300は、商品10に貼付されたRFIDタグ12の読み取り手段を備え、検出情報を店舗コンピュータ100に送信する。店舗コンピュータ100は、ショーケース300から受信した在庫情報をデータベース150に格納する受信手段120と、データベース150に記憶されている在庫情報を参照しショーケース300から取り出された商品情報に基づき所定のルールに従って盗難発生を判定する盗難判定手段170とを備える。
【選択図】 図9
Description
本発明は、店舗の商品在庫を管理する在庫管理システムに関し、特に盗難防止の技術に関する。
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、商品の在庫管理とともに万引き防止対策が重要な問題であった。このような問題を解決するために特許文献1に示すような無線タグを利用したシステムが提案されている。このシステムでは、商品に無線タグを取り付け、該無線タグをレジ等で読み取ることにより在庫管理を実現している。また、店舗の出口ゲートに前記無線タグを検出するためのゲートアンテナを設けるとともに、商品販売時には無線タグを取り外す運用を採用している。これにより、ゲートアンテナで無線タグを検出した際には盗難が発生したと判定している。
特開平9−62934号公報
しかし、従来のシステムでは、店舗の出口において盗難発生を検出しているので、犯人がそのまま店外に逃走しやすいため経済的損失を防止するには至らない場合があるという問題があった。また、ゲートアンテナが設置されていない出入口(例えばトイレの窓など)から犯人が逃亡することもあり、この場合には盗難発生を検出できないという問題もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、盗難発生の可能性を迅速に把握することができる在庫管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願では、商品棚に陳列されている商品の在庫状況をコンピュータを用いて管理する在庫管理システムにおいて、前記商品棚は、商品棚上の商品に貼付されたRFIDタグと通信するためのアンテナと、アンテナを介してRFIDタグと通信を行いRFIDタグの固有識別子を検出する検出手段と、検出手段で検出した固有識別子のリストを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている固有識別子のリストと検出手段で検出した固有識別子のリストとを対比して得られる商品の在庫情報をネットワークを介してコンピュータに送信する在庫管理手段とを備え、前記コンピュータは、商品棚から受信した在庫情報を所定の記憶手段に格納する受信手段と、前記記憶手段に記憶されている在庫情報を参照し商品棚から取り出された商品情報に基づき所定のルールに従って盗難発生を判定する盗難判定手段とを備えたことを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、RFIDタグが検出状態から未検出状態に移行することを検知することにより商品が商品棚から取り出されたことを把握することができる。そして、商品が商品棚から取り出された時点で所定の判定ルールに従って盗難発生の可能性を判定・検出するので、犯人が店舗から出るまでの時間を確保することができる。
前記判定ルールの一例としては、例えば「所定時間内に商品棚から取り出された商品の個数が所定個数以上の場合に盗難が発生したと判定する」ことを含むものが挙げられる。万引きの形態としては商品を同時に大量に盗む場合が多いことから本判定ルールにより盗難発生の可能性が高いと判定することができる。
また、前記判定ルールの他の一例としては、例えば「所定時間内に商品棚から取り出された同一種別の商品の個数が所定個数以上の場合に盗難が発生したと判定する」ことを含むものが挙げられる。万引きの形態としては同一種類の商品を同時に大量に盗む場合が多いことから本判定ルールにより盗難発生の可能性が高いと判定することができる。
なお上記の判定ルールを採用する場合には、閾値となる商品個数として、所定時間内における商品の平均取り出し個数より大きい数を設定すると好適である。これにより、一般顧客による購買行動を盗難行為として誤判定する確率を低減することができる。
また、上記判定ルールを採用する場合、閾値となる商品個数は、商品価格・時間帯・曜日・商品位置等の商品の属性情報に基づき設定すると、商品毎に異なる万引きの形態に対応できるので判定精度を向上させることができる。
また本願では、前記商品棚に、盗難判定手段が盗難発生を検出すると所定の携帯通信端末に盗難発生を通知する通知手段を設けたものを提案する。本発明によれば、携帯通信端末を有する店員が盗難発生通知を受けることができるので、盗難発生の確認や犯人の監視等を迅速に行うことができる。
また本願では、店舗に撮像手段と該撮像手段の撮像方向を変更する駆動手段とを設置するとともに、前記商品棚に、盗難判定手段が盗難発生を検出すると少なくとも盗難発生に係る商品棚が撮像されるよう前記駆動手段に対してネットワークを介して指示を出す撮像制御手段を設けたものを提案する。本発明によれば、盗難発生の可能性が検出されると盗難発生直後の映像が記録されるので、証拠資料として活用するなど利便性が向上する。
また本願では、商品情報を表示する表示手段及び表示手段の情報表示を制御する表示制御手段を有する情報表示装置を店舗に設け、前記商品棚に、盗難判定手段が盗難発生を検出すると前記情報表示装置の表示制御手段に対して盗難発生を通知する通知手段に設け、前記情報表示装置の表示制御手段が、商品棚から盗難発生通知を受信すると通常時とは異なる形態で情報表示を行うものを提案する。本発明によれば、盗難発生の可能性が検出されると店舗内に設置された情報表示装置に通常時とは異なる形態の情報が表示されるので店員や周囲の顧客が盗難発生を迅速に認識できる。
また、本願では、盗難発生時用の放送コンテンツを記憶した記憶手段と店舗内放送用の音響出力手段と前記記憶手段に記憶された放送コンテンツを音響出力手段を用いて放送する放送制御手段とを有する音響装置を店舗に設けるとともに、前記商品棚に、盗難判定手段が盗難発生を検出すると前記音響装置の放送制御手段に対して盗難発生を通知する通知手段を設け、前記音響装置の放送制御手段が、商品棚から盗難発生通知を受信すると盗難発生時用の放送コンテンツを放送するものを提案する。本発明によれば、盗難発生の可能性が検出されると店舗内に盗難発生時用のコンテンツが放送されるので、店員や顧客が盗難発生を迅速に認識できる。なお、盗難発生時用コンテンツとしては、店員だけが意味を理解できる隠語的なものであってもよい。
以上説明したように本発明によれば、RFIDタグが検出状態から未検出状態に移行することを検知することにより商品が商品棚から取り出されたことを把握することができる。そして、商品が商品棚から取り出された時点で所定の判定ルールに従って盗難発生の可能性を判定・検出するので、犯人が店舗から出るまでの時間を確保することができる。
本発明の第1の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態では、栄養ドリンクなどのドリンク剤を販売する店舗において商品を在庫管理する場合について説明する。
図1に在庫管理システムの全体構成図を示す。図2に商品の外観図を示す。この在庫管理システムは、図1に示すように、店舗1に設けた店舗コンピュータ100により商品10の在庫数を管理する。図2に示すように、商品10には、固有識別子としての固有番号が埋め込まれたRFIDタグ12が貼付されている。また、商品10には、商品の種別を示す識別番号がバーコード11により表示されている。本実施の形態では識別番号としてJAN(Japanese Article Number)コードを用いている。本願発明は、店舗コンピュータ100を用いて、該JANコード及び前記RFIDタグ12の固有番号に基づき商品の在庫管理を行う。
この在庫管理システムでは、店舗内に無線LAN900が構築されている。該無線LAN900には、前記店舗コンピュータ100のほか、店員用のハンディーターミナル200、商品10を冷却した状態で陳列するショーケース300、商品10の各種情報を表示する情報表示装置400、商品10の販売後に当該商品10から回収したRFIDタグ12を収容するタグ回収箱500が接続されている。また、無線LAN900は、店舗コンピュータ100を集中管理する本部コンピュータ950とインターネットなどのWAN910を介して通信可能となっている。
まず、図3を参照してハンディーターミナル200について説明する。図3はハンディーターミナルの機能ブロック図である。このハンディーターミナル200は、商品10の入荷時に当該商品10のJANコードと商品10に貼付されているRFIDタグ12の固有番号を店舗コンピュータ100に登録する際に用いられる。このハンディーターミナル200は、図3に示すように、RFIDタグ12の読取装置を構成するアンテナ210及びタグ検出部220と、バーコード11を読み取るバーコードリーダ230と、店舗コンピュータ100に対して商品10の登録を依頼する登録処理部240と、無線LAN900に接続するための通信インタフェイス250とを備えている。登録処理部240は、商品10の登録要求として、タグ検出部220で読み取ったRFIDタグ12の固有番号と、バーコードリーダ230で読み取ったJANコードを店舗コンピュータ100に送信する。
次に、ショーケース300について説明する。ショーケース300は、図1に示すように、商品10を陳列するための複数段の商品棚301と、商品10を冷却するための冷却機構とを備えている。冷却機構については従来周知のものと同様なのでここでは説明を省略する。各商品棚301の上面には、それぞれ陳列されている商品10のRFIDタグ12と通信するためのアンテナユニット310が設けられている。アンテナユニット310は、各商品棚301の上面において左右に例えば2つずつ並設されている。また、ショーケース300の前面上部には、商品10のRFIDタグ12と通信するためのアンテナ302と、該アンテナ302に近づけた商品10のRFIDタグ12から固有番号を検出するタグ検出部303と、商品10の情報を表示する表示装置304とが設けられている。
図4にショーケース300の機能ブロック図を示す。なお、図4では説明の簡単のため在庫管理システムに関するもののみを記載し、冷却機構など他の構成要素は省略した。このショーケース300は、図4に示すように、各商品棚301の各段毎に設けた複数の読取装置320と、各読取装置320と店舗コンピュータ100との間に介在し各読取装置320を集中制御する集中制御装置330とを備えている。
各読取装置320には、図4に示すように、それぞれ対応する商品棚301に設けた2つのアンテナユニット310が接続されている。また、各読取装置320は、図5に示すように、アンテナユニット310の接続を切り替えるアンテナ切替回路321と、アンテナユニット310の通信範囲内にあるRFIDタグ12から固有番号を読み取るタグ検出部322と、各アンテナユニット310で読み取ったRFIDタグ12の固有番号を前記集中制御装置330に送信するデータ送出部323と、集中制御装置330に接続するための通信インタフェイス324とを備えている。タグ検出部322は、アンテナ切替回路321を制御して一方のアンテナユニット310と接続し、該アンテナユニット310を用いてRFIDタグ12の固有番号を順次取得する。そして、タグ検出部322は、アンテナ切替回路321を制御して接続を他方のアンテナユニット310に切り替え、該他方のアンテナユニット310を用いてRFIDタグ12の固有番号を順次取得する動作を繰り返し継続する。データ送出部323は、集中制御装置330からのデータ送信要求を受信すると、タグ検出部322で検出したRFIDタグ12の固有番号を集中制御装置330に送信する。
アンテナユニット310は、図6に示すように、薄型箱状の筐体の内部に、インピーダンス整合回路311と、ループアンテナ312とを備えている。アンテナユニット310と読取装置320とは同軸ケーブルにより接続されている。
集中制御装置330は、図4に示すように、各制御ユニット320から受信したRFIDタグ12の固有番号に基づき店舗コンピュータ100に在庫情報を送信する在庫管理部331と、該在庫管理部331において固有番号の集計処理等で用いられる記憶部332と、制御ユニット320と接続するための通信インタフェイス333と、無線LAN900と接続するための通信インタフェイス334とを備えている。在庫管理部331は、接続する各制御ユニット320に対してデータ送信を順次要求し、各制御ユニット320からRFIDタグ12の固有番号を受信すると、送信元の制御ユニット320が設置されている商品棚301を識別する棚番号とともに該固有番号を記憶部332に一時的に記憶する。ここで在庫管理部331は、制御ユニット320から受信したデータと記憶部332に記憶されているデータとを対比し、変更があった際には当該変更に係るデータを店舗コンピュータ100に送信する。すなわち、在庫管理部331は、差分情報のみを店舗コンピュータ100に送信する。
集中制御装置330は、更に、ショーケース300の前面上部に付設された前記アンテナ302及びタグ検出部303、表示装置304と接続した表示制御部335を備えている。該表示制御部335は、タグ検出部303によって読み取られたRFIDタグ12の固有番号をキーとして店舗コンピュータ100に対して商品情報の送信を要求する。そして、表示制御部335は、店舗コンピュータ100から当該商品10に関する情報を取得すると、取得した情報を表示装置304に表示する。
次に、図7を参照して情報表示装置400について説明する。図7は情報表示装置の機能ブロック図である。この情報表示装置400は、前記ショーケース300の機能のうち商品10の表示機能のみを有するものである。図7に示すように、情報表示装置400は、商品10のRFIDタグ12と通信するためのアンテナ401と、該アンテナ401に近づけた商品10のRFIDタグ12から固有番号を検出するタグ検出部402と、商品10の情報を表示する表示装置403と、表示装置403への商品情報の表示を制御する表示制御部404と、無線LAN900に接続するための通信インタフェイス405とを備えている。表示制御部404は、タグ検出部402によって読み取られたRFIDタグ12の固有番号をキーとして店舗コンピュータ100に対して商品情報の送信を要求する。そして、表示制御部404は、店舗コンピュータ100から当該商品10に関する情報を取得すると、取得した情報を表示装置403に表示する。
次に、図8を参照してタグ回収箱500について説明する。図8はタグ回収箱の機能ブロック図である。タグ回収箱500は、商品10から剥がされたRFIDタグ12を収容する上面開口の箱体501(図1参照)と、RFIDタグ12の読取装置を構成するアンテナ502及びタグ検出部503と、タグ検出部503で読み取ったRFIDタグ12の固有番号をタグ回収情報として店舗コンピュータ100に送信するデータ送出部504と、無線LAN900に接続するための通信インタフェイス505とを備えている。アンテナ502は、前記箱体501の底面に付設されている。
次に、店舗コンピュータ100について図9を参照して説明する。図9は店舗コンピュータの機能ブロック図である。店舗コンピュータ100は、図9に示すように、ハンディーターミナル200からの商品登録依頼を処理する登録処理部110と、ショーケース300の在庫状況を取得する在庫情報受信部120と、ショーケース300及び情報表示装置400に対して商品情報を提供する情報表示処理部130と、タグ回収箱500からのタグ回収情報を処理する回収情報受信部140と、種々の情報を記憶する記憶手段であるリレーショナル型のデータベース150と、データベース150に記憶されているデータに基づき在庫管理を行う在庫管理部160と、データベース150に記憶されているデータに基づき盗難発生を判定する盗難判定部170と、無線LAN900に接続するための通信インタフェイス180とを備えている。
データベース150に記憶されているデータについて説明する。データベース150には、図10に示す商品情報151、図11に示す棚情報152、図12に示す最低在庫数情報153、図13に示すタグ対応情報154、図14に示す棚在庫情報155、図15に示す履歴情報156が記録される。
商品情報151は、図10に示すように、店舗で取り扱われる商品10のJANコードと、当該商品10についての各種情報とを記録している。本実施の形態では、商品名と、バイナリ形式で格納された広告情報を記憶している。この商品情報151は、在庫管理システムの運用開始に先立ち予め入力されるとともに、取扱商品の追加や広告内容の変更等に応じて更新される。
棚情報152は、各ショーケース300についての情報を記憶したものであり、図11に示すように、各ショーケース300を一意に識別するための棚番号と、当該ショーケース300の名称などの説明文、当該ショーケース300において在庫に関する警告を発する際の警告先情報とを記憶している。この棚情報152は、在庫管理システムの運用開始に先立ち予め入力され、店舗のレイアウト変更やショーケースの棚段数変更等に応じて更新される。
最低在庫数情報153は、各ショーケース300の各商品棚301毎の最低在庫数を記憶したものであり、図12に示すように、ショーケース300の棚番号、当該ショーケース300の商品棚301を一意に識別するための段番号、当該商品棚301に陳列する商品10のJANコードと、当該商品の最低在庫数とを記憶している。この最低在庫数情報153は、在庫管理システムの運用開始に先立ち予め入力され、店舗のレイアウト変更やショーケースの棚段数変更等に応じて更新される。
タグ対応情報154は、商品10に貼付したRFIDタグ12と当該商品10の商品種別との対応関係を記憶したものであり、図13に示すように、RFIDタグ12の固有番号(図では「UID」と表示している。)と、JANコードとを記憶している。このタグ対応情報154は、登録処理部110により更新される。
棚在庫情報155は、各ショーケース300に陳列されている商品のRFIDタグ12の固有番号を記憶したものであり、図14に示すように、固有番号を取得した日時と、ショーケース300の棚番号及び段番号と、RFIDタグ12の固有番号とを記憶している。この棚在庫情報155は、在庫情報受信部120により更新される。
履歴情報156は、RFIDタグ12に関して生じたイベントの履歴を記憶したものであり、図15に示すように、イベント発生日時と、RFIDタグ12の固有番号と、イベント内容とを記憶している。この履歴情報156は、登録処理部110・在庫情報受信部120・回収情報受信部140により更新される。本実施の形態では、(a)商品10が店舗に入荷したこと、(b)商品10に貼付されたRFIDタグ12の固有番号が最初又は最後に検出されたこと、(c)商品10に貼付されたRFIDタグ12が回収されたこと、を履歴情報として記録する。
登録処理部110は、ハンディーターミナル200から商品10のJANコード及び該商品10に貼付されたRFIDタグ12の固有番号を受信すると、このJANコード及び固有番号をタグ対応情報154としてデータベース150に格納する。また、登録処理部110は、前記JANコード及び固有番号の受信時に、データの受信日時・固有番号及び入荷イベントが発生した旨をデータベース150の履歴情報156に追記する。
在庫情報受信部120は、ショーケース300から該ショーケース300に陳列されている商品10のRFIDタグ12の固有番号及び段番号のリストを受信すると、当該データの受信日時、送信元のショーケース300の棚番号とともに受信データを棚在庫情報155としてデータベース150に格納する。ここで、在庫情報受信部120は、受信した固有番号が棚在庫情報155に未だ登録されていない場合には、データの受信日時・固有番号及び初回検出イベントが発生した旨をデータベース150の履歴情報156に追記する。また、在庫情報受信部120は、ショーケース300からデータを受信した際に、当該ショーケース300の在庫として棚在庫情報155に記録されている固有番号が受信データに含まれていない場合には、データの受信日時・固有番号及び最終検出イベントが発生した旨をデータベース150の履歴情報156に追記する。
情報表示処理部130は、ショーケース300又は情報表示端末400から商品情報の取得要求を受信すると、当該取得要求に含まれるRFIDタグ12の固有番号をキーとしてデータベース150の商品情報151から広告情報など商品10の商品情報を抽出し、該商品情報を要求元に返信する。
回収情報受信部140は、タグ回収箱500からRFIDタグ12の固有番号を受信すると、当該固有番号を有するエントリを棚在庫情報155から削除する。また、回収情報受信部140は、前記固有番号を受信時に、データの受信日時・固有番号及び回収イベントが発生した旨をデータベース150の履歴情報156に追記する。
在庫管理部160は、店舗の従業員等からの要求に応じてデータベース150に格納されているデータに基づき種々の在庫管理サービスを提供する。在庫管理部160の具体的な機能としては、(a)データベース150に格納されている各情報の閲覧・更新機能、(b)データベース150の各情報を連携させて閲覧する機能、(c)在庫切れ警告機能、(d)購買行動把握機能が挙げられる。前記(b)の機能はデータベース150のリレーショナル機能を用いたものであり、該機能により在庫管理に関する情報を種々の観点から取得できる。例えば、商品情報151・棚情報152・最低在庫数情報153・タグ対応情報154・棚在庫情報155を連携させることにより、図16に示すような在庫管理表159を取得することができる。該在庫管理表159は、図16に示すように、棚名称・JANコード・商品名・在庫数・最低在庫数を抽出したものである。店舗の従業員等は当該在庫管理表159により各ショーケース300の現在の在庫状況を容易に把握することができる。なお、図16の在庫管理表159は、ショーケース300毎に在庫数を集計しているが、商品毎(JANコード毎)に集計してもよいし、ショーケース300の商品棚301毎に集計するようにしてもよい。
上記(c)の在庫切れ警告機能は、在庫管理部160が、棚在庫情報155をショーケース300毎に集計することにより在庫数を算出し、該在庫数と最低在庫数情報153に格納されている最低在庫数とを比較判定する。そして、在庫数が最低在庫数以下である場合には、棚情報152を参照して警告先を取得し、当該警告先に対して所定のメッセージを通知する。メッセージの通知手段は、警告先に応じて種々のものが選択できる。例えば、店舗コンピュータ100の画面上に表示するようにしてもよいし、管理者の携帯電話に携帯電話網を介してメールを送信するようにしてもよいし、ハンディーターミナル200に対して無線LAN900を介して送信するようにしてもよい。
上記(d)の購買行動把握機能は、履歴情報156のデータからショーケース300で検出されたRFIDタグ12の検出状況を抽出し、該抽出データから当該RFIDタグ12が貼付された商品10に対する顧客の関心度等を推測するものである。具体的には、ある固有番号のRFIDタグ12が検出されなくなった後に再度当該固有番号のRFIDタグ12を検出した場合には、顧客が商品10を手に取った後に再び当該商品10を商品棚301に戻したと把握できる。このような行動は「商品に興味はあるが購入までには至らない」という事であると推測できる。また、他の例としては、同一種類の複数の商品10について入荷時期が異なる場合に、どの商品10から顧客が手にするかのデータを蓄積することにより、顧客が商品10に対する新鮮度を求める度合いを推測できる。このように、種々の統計的手法を用いることにより、顧客の購買行動を把握してマーケティングに生かすことが可能となる。
盗難判定部170は、データベース150の棚在庫情報155に基づき所定の判定ルールに基づき盗難発生の可能性を判定する。本実施の形態では判定ルールとして「所定時間内(例えば3秒以内)に取り出された商品個数が基準個数より大きい場合には盗難が発生したと判定する」というものを採用した。また、本実施の形態では、この判定ルールはショーケース300毎に行う。図16に盗難判定部170の動作を説明するフローチャートを示す。図16に示すように、盗難判定部170は、データベース150の棚在庫情報155から直前の3秒間に取り出された商品をショーケース300毎に抽出する(ステップS1)。そして、ショーケース300毎に抽出された商品個数が基準個数より多い場合には(ステップS2)、盗難発生の可能性があると判定し、店舗コンピュータ100のディスプレイ等に異常発生の警告を表示する(ステップS3)。ここで異常発生の表示の際には、該当するショーケース300及び商品種別(商品名)などの付加情報も表示する。
このように本実施の形態に係る在庫管理システムによれば、ショーケース300から所定時間内に基準個数より多い数の商品が取り出されると、店舗コンピュータ100のディスプレイ等に警告が表示される。これにより盗難発生の可能性を迅速に把握することができるので、犯人が店舗から出るまでの時間を確保することができる。
また、本実施の形態に係る在庫管理システムによれば、ショーケース300に陳列されている商品10に貼付されているRFIDタグ12から固有番号が検出され、当該検出状況が店舗コンピュータ100に記録・蓄積されるので、商品10の在庫情報をリアルタイムに把握することができる。特に、本実施の形態に係る在庫管理システムでは、商品10の在庫状況を必要に応じてショーケース300毎や商品毎など種々の観点から集計することができるので利便性の高いものとなる。また、本実施の形態に係る在庫管理システムでは、顧客の購買行動を把握することができるのでマーケティングに資するものとなる。さらに、本実施の形態に係る在庫管理システムでは、商品10が予め設定した所定在庫数以下となると、予め設定した警告先にメッセージが送信されるので適切な在庫状況の維持を容易に行うことができる。
さらに、本実施の形態に係る在庫管理システムでは、顧客が商品10をショーケース300のアンテナ302又は情報表示装置400のアンテナ401に近づけると、当該商品10に関する情報が表示装置303又は表示装置403に表示されるので販売促進効果を期待できる。
なお、本実施の形態では、盗難判定部170における判定ルールとして「所定時間内に取り出された商品個数が基準個数より大きい場合には盗難が発生したと判定する」というものを採用した。この基準個数としては経験的に得た個数を設定するようにしてもよい。また、盗難判定部170は、通常時の棚在庫情報155のデータから所定時間内に取り出された商品の平均個数を計測し、該計測値を基準個数として設定してもよい。
また、本実施の形態では、盗難判定部170における判定ルールとして「所定時間内に取り出された商品個数が基準個数より大きい場合には盗難が発生したと判定する」というものを採用したが、他の判定ルールを用いてもよい。例えば、「所定時間内に取り出された同一商品種別の商品個数が基準個数より大きい場合には盗難が発生したと判定する」というものでものよい。経験上盗難事件では同一種別の商品を大量に盗まれるケースが多いので、このような判定ルールにより判定精度が向上する。
また他の判定ルールとしては、所定時間内に取り出され商品のうち計数対象となるものを限定する事が考えられる。例えば「所定時間内に取り出された商品価格5000円以上の商品が基準個数より大きい場合には盗難が発生したと判定する」というものが考えられる。
さらに他の判定ルールとしては、商品個数の計数時期や商品の設置場所等に応じてそれぞれ基準個数を設定する事が考えられる。商品位置(ショーケース300における段位置など)毎・時間帯毎・曜日毎・日毎に基準個数を設定することが考えられる。経験上盗難事件の発生には設置場所や時期的な偏りがあるケースが多いので、このような判定ルールにより判定精度が向上する。
また上記判定ルールでは「所定時間」を固定的に設定していたが、この値も適宜変更すると好ましい。
なお判定ルールについては上記種々の判定ルールを適宜組み合わせてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、盗難発生の可能性を検出した際に店員等が携帯する通信端末に通知を行うことにある。他の構成については第1の実施の形態と同様である。
本発明の第2の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、盗難発生の可能性を検出した際に店員等が携帯する通信端末に通知を行うことにある。他の構成については第1の実施の形態と同様である。
図18に示すように、店舗コンピュータ100は異常通知部190を備えている。異常通知部190は、盗難判定部170が盗難発生の可能性を検出すると、予め設定されたメールアドレスに対して異常発生の旨のメッセージを送信する。該メッセージは、無線LAN900・インターネット・携帯通信端末のキャリア網を介して、店員等の携帯通信端末に到達する。また、前記メッセージには、店舗コンピュータ100に表示される警告と同様の付加情報が含まれる。
本実施の形態に係る在庫管理システムによれば、店員は盗難発生の可能性を遅滞なく知ることができるので、盗難発生の確認や犯人の監視等を迅速に行うことができる。他の作用・効果については第1の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、盗難発生の可能性を検出した際に情報表示装置400に盗難発生時用の特別なコンテンツを表示させる点にある。他の構成については第1の実施の形態と同様である。
本発明の第3の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、盗難発生の可能性を検出した際に情報表示装置400に盗難発生時用の特別なコンテンツを表示させる点にある。他の構成については第1の実施の形態と同様である。
図19に示すように、情報表示装置400は、コンテンツ記憶部410を備えている。コンテンツ記憶部410には、通常時用のコンテンツ411と、盗難発生時用のコンテンツ412とが記憶されている。通常時用のコンテンツ411は、商品種別(本実施の形態ではJANコード)毎の商品情報や広告情報等と、待機時に表示する画像情報とを含む。盗難発生時用のコンテンツ412は、盗難発生時に表示させるための画像情報を含む。この盗難発生時に表示させる画像情報としては、店舗内の混乱や誤判定が生じうることを考慮して、店員だけが理解できる隠語的なものが好ましい。
情報表示装置400の表示制御部404は、通常待機時には、通常時用のコンテンツ411から待機時用の画像情報を取り出し、表示装置403に表示する。また、表示制御部404は、タグ検出部402によって読み取られたRFIDタグ12の固有番号をキーとして店舗コンピュータ100に対して該固有番号に対応する商品種別を問い合わせる。そして、表示制御部404は、店舗コンピュータ100から受信した商品種別をキーとしてコンテンツ記憶部411から通常時用のコンテンツ411を取り出し表示装置403に表示する。一方、表示制御部404は、上記通常動作時に店舗コンピュータ100から盗難発生の通知を受信すると、盗難発生時用のコンテンツ412を取り出し、表示装置403に表示する。
店舗コンピュータ100は、第2の実施の形態と同様に、異常通知部190を備えている。異常通知部190は、盗難判定部170が盗難発生の可能性を検出すると、情報表示装置400に対して盗難発生の通知を送出する。
本実施の形態に係る在庫管理システムによれば、盗難発生の可能性が生じると情報表示装置400に盗難発生時用のコンテンツが表示されるので、店員等は当該盗難発生を遅滞なく知ることができる。これにより、盗難発生の確認や犯人の監視等を迅速に行うことができる。他の作用・効果については第1の実施の形態と同様である。
なお、本実施の形態では、表示させるコンテンツを切り替えることにより盗難発生の可能性を表示していたが、他の手段により表示させてもよい。例えば、別途LED等を設け通常時とは異なる形態で点灯させてもよい。また例えば、通常時のコンテンツを点滅させたり音声を大きくするなど表示形態のみを変えるようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、店舗内にCCDカメラ等の撮像手段を設置し、盗難発生時の状況を記録する点にある。他の構成については第1の実施の形態と同様である。
本発明の第4の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、店舗内にCCDカメラ等の撮像手段を設置し、盗難発生時の状況を記録する点にある。他の構成については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態に係る在庫管理システムでは、図20に示すように、店舗内にはCCDカメラ等からなる監視カメラ600が設置されている。この監視カメラ600は常時所定のフレームレートで店内を撮影し、外部の記憶装置(図示省略)に映像を蓄積している。該監視カメラ600には撮像方向を変更する駆動装置610が設けられている。駆動装置610は無線LAN900と接続しており、該無線LAN900を介して外部からの駆動指示に基づき監視カメラ600の撮影方向を変更する。駆動指示としては、例えば「左60°回転」や「下30°回転」というものである。
店舗コンピュータ100は、第2の実施の形態と同様に、異常通知部190を備えている。異常通知部190は、盗難判定部170が盗難発生の可能性を検出すると、駆動装置610に対して監視カメラ600の撮影方向を変更するよう指示を出す。具体的には、盗難発生と判定されたショーケース300又はその近傍が撮影されるよう指示をだす。
本実施の形態に係る在庫管理システムによれば、盗難発生の可能性が生じると監視カメラ600の撮影方向が盗難発生に係るショーケース300の方向に向くので、盗難発生直後の映像を証拠資料として活用するなど利便性が向上する。他の作用・効果については第1の実施の形態と同様である。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、店舗内に音響装置を設置し、盗難発生の際に放送を行う点にある。他の構成については第1の実施の形態と同様である。
本発明の第5の実施形態に係る在庫管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、店舗内に音響装置を設置し、盗難発生の際に放送を行う点にある。他の構成については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態に係る在庫管理システムでは、図21に示すように、音響装置700が設置されている。音響装置700は、スピーカー701と、増幅器702と、マイク703と、放送コンテンツを記憶したコンテンツ記憶部710と、コンテンツ記憶部710に記憶された放送コンテンツを増幅器702及びスピーカー701を用いて放送する放送制御部720と、無線LAN900と接続するための通信インタフェイス730とを備えている。コンテンツ記憶部710には盗難発生時用の特別なコンテンツが記憶されている。盗難発生時用の特別なコンテンツとしては、店舗内の混乱や誤判定が生じうることを考慮して、店員だけが理解できる隠語的なものが好ましい。放送制御部720は、店舗コンピュータ100から盗難発生の通知を受信すると、コンテンツ記憶部710から盗難発生時用のコンテンツを取り出し、該コンテンツを増幅器702及びスピーカー701を用いて放送する
店舗コンピュータ100は、第2の実施の形態と同様に、異常通知部190を備えている。異常通知部190は、盗難判定部170が盗難発生の可能性を検出すると、情報表示装置400に対して盗難発生の通知を送出する。
店舗コンピュータ100は、第2の実施の形態と同様に、異常通知部190を備えている。異常通知部190は、盗難判定部170が盗難発生の可能性を検出すると、情報表示装置400に対して盗難発生の通知を送出する。
本実施の形態に係る在庫管理システムによれば、盗難発生の可能性が生じると音響装置700から盗難発生時用のコンテンツが放送されるので、店員等は当該盗難発生を遅滞なく知ることができる。これにより、盗難発生の確認や犯人の監視等を迅速に行うことができる。他の作用・効果については第1の実施の形態と同様である。
以上本発明の一実施の形態について詳述したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、店員等が商品の整理等を行うために商品を大量に取り出した場合にも盗難発生と判定されるおそれがある。そこで、このような管理時には盗難発生の判定を実施しないようにしてもよい。具体的には、例えばショーケース300に管理モード移行用の入力手段を設け、該入力手段により管理モードへの移行が入力された場合には、店舗コンピュータ100では盗難発生の判定を行わない。また例えば、管理モード移行用の特別な識別番号を有するRFIDタグを店員に携帯させ、該RFIDタグをショーケース300が検出した場合には、店舗コンピュータ100では盗難発生の判定を行わない。これにより誤判定を防止できる。
また、盗難判定部170は、盗難発生と判定された時の情報を蓄積すると好適である。蓄積情報としては、商品種別(JANコード)・ショーケース300の識別子・発生日時等である。さらに、蓄積した発生日時情報に基づき盗難発生が多い時間帯等を算出し、当該時間帯になると店員の携帯通信端末に警告を通知すると好適である。
また、上記実施の形態では、ハンディーターミナル200を専ら商品10の入荷時の登録作業にのみ使用していたが、必要に応じて商品10の在庫を検出する目的で使用するようにしてもよい。すなわち、店舗の運用形態によっては全ての商品10が常にショーケース300に陳列されるとは限らないので、RFIDタグ12の読取装置が設置されていない倉庫や棚に置いてある商品10について、当該商品10に貼付されているRFIDタグ12を読み取り、店舗コンピュータ100で管理するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、データベース150の棚在庫情報155に記憶されたRFIDタグ12に関するデータは、タグ回収箱500で検出されることで消し込まれ、システム上在庫として認識されなくなる。しかし、タグ回収箱500において検出不良が生じたり商品10の盗難が発生した場合には、当該商品10が無くなっているのにも関わらず、システム上は在庫ありとして認識されるおそれがある。そこで、棚在庫情報155に記憶されているデータのうち、ショーケース300から棚在庫情報として所定時間受信できないものを削除するようにすると好適である。なお、この場合には、このようなイベントが発生したことを履歴情報156に追記すると良い。
また、上記実施の形態の在庫管理システムと既存のPOSシステムを連動させるようにしてもよい。この場合にはレジスターにRFIDタグ12の読取装置を設けることにより、商品10の販売イベントを確実に把握することができる。これにより、より確度の高い在庫管理が可能となる。また、POSシステムに在庫状況をリアルタイムに提供できるので適切な発注処理が可能となる。
また、上記実施の形態では、読取装置320にアンテナ切替回路321を設けるとともに、該読取装置320に複数のアンテナユニット310を接続していたが、アンテナ切替回路321を読取装置320から分離させてもよい。具体的には、図22に示すように、読取装置320とアンテナユニット310の間にアンテナ切替回路341を有するアンテナ切替装置340を介在させる。アンテナ切替回路341と読取装置320との間は、高周波信号を伝送する同軸ケーブル351と、アンテナ切替用の制御信号を伝送する制御信号線352により接続する。このような構成により、軸径が比較的大きく取り回しが困難な同軸ケーブルの配線長を全体として削減できるので、取り付けスペースの削減やレイアウトの自由度が向上する。
ところで、上記実施の形態の読取装置320では、商品棚301に載置された商品10の数が多くなると、読み取り確度が低下する場合がある。この原因の一つとしては、商品10の数が、読取装置310とループアンテナ312とのインピーダンス整合に影響を与えるからである。そこで、図23に示すように、図22に示すアンテナ切替装置340に、さらにインピーダンス調整回路342を設けると好適である。なお、この場合にはアンテナユニット310のインピーダンス整合回路311は必要に応じて取り除くことができる。また、上記実施の形態の読取装置320にインピーダンス調整回路342を設けてもよい。
また、上記実施の形態では店舗コンピュータ100とショーケース300等を無線LAN900により接続したが、ネットワークの形態は不問である。すなわち、各装置の配置等を考慮して無線LANと有線LANとを併用するようにしてもよい。
10…商品、11…バーコード、12…RFIDタグ、100…店舗コンピュータ、170…盗難判定部、200…ハンディーターミナル、300…ショーケース、310…アンテナユニット、320…読取装置、330…集中制御装置、400…情報表示装置、500…タグ回収箱、600…監視カメラ、610…駆動装置、700…音響装置、900…無線LAN
Claims (9)
- 商品棚に陳列されている商品の在庫状況をコンピュータを用いて管理する在庫管理システムにおいて、
前記商品棚は、商品棚上の商品に貼付されたRFIDタグと通信するためのアンテナと、アンテナを介してRFIDタグと通信を行いRFIDタグの固有識別子を検出する検出手段と、検出手段で検出した固有識別子のリストを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている固有識別子のリストと検出手段で検出した固有識別子のリストとを対比して得られる商品の在庫情報をネットワークを介してコンピュータに送信する在庫管理手段とを備え、
前記コンピュータは、商品棚から受信した在庫情報を所定の記憶手段に格納する受信手段と、前記記憶手段に記憶されている在庫情報を参照し商品棚から取り出された商品情報に基づき所定のルールに従って盗難発生を判定する盗難判定手段とを備えた
ことを特徴とする在庫管理システム。 - 前記判定ルールは「所定時間内に商品棚から取り出された商品の個数が所定個数以上の場合に盗難が発生したと判定する」ことを含む
ことを特徴とする請求項1記載の在庫管理システム。 - 前記判定ルールは「所定時間内に商品棚から取り出された同一種別の商品の個数が所定個数以上の場合に盗難が発生したと判定する」ことを含む
ことを特徴とする請求項1記載の在庫管理システム。 - 前記盗難判定手段は、所定時間内における商品の平均取り出し個数を算出する算出手段を備えるとともに、前記判定ルールにおける商品の個数についての閾値として前記平均個数より大きい数を設定する
ことを特徴とする請求項2又は3記載の在庫管理システム。 - 前記判定ルールにおける商品の個数についての閾値は、商品価格・時間帯・曜日・商品位置等の情報に基づき設定される
ことを特徴とする請求項2乃至4何れか1項記載の在庫管理システム。 - 前記商品棚は、盗難判定手段が盗難発生を検出すると所定の携帯通信端末に盗難発生を通知する通知手段を備えた
ことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の在庫管理システム。 - 店舗に設置された撮像手段と該撮像手段の撮像方向を変更する駆動手段とを備え、
前記商品棚は、盗難判定手段が盗難発生を検出すると少なくとも盗難発生に係る商品棚が撮像されるよう前記駆動手段に対してネットワークを介して指示を出す撮像制御手段を備えた
ことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の在庫管理システム。 - 商品情報を表示する表示手段及び表示手段の情報表示を制御する表示制御手段を有する情報表示装置を備え、
前記商品棚は、盗難判定手段が盗難発生を検出すると前記情報表示装置の表示制御手段に対して盗難発生を通知する通知手段を備え、
前記情報表示装置の表示制御手段は、商品棚から盗難発生通知を受信すると通常時とは異なる形態で情報表示を行う
ことを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の在庫管理システム。 - 盗難発生時用の放送コンテンツを記憶した記憶手段と店舗内放送用の音響出力手段と前記記憶手段に記憶された放送コンテンツを音響出力手段を用いて放送する放送制御手段とを有する音響装置を備え、
前記商品棚は、盗難判定手段が盗難発生を検出すると前記音響装置の放送制御手段に対して盗難発生を通知する通知手段を備え、
前記音響装置の放送制御手段は、商品棚から盗難発生通知を受信すると盗難発生時用の放送コンテンツを放送する
ことを特徴とする請求項1乃至8何れか1項記載の在庫管理システム。
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