JP2008288688A - 固体撮像装置及びカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】水平読出期間に周期的なノイズが発生したとしても、画像ノイズが生じることを抑制する。
【解決手段】固体撮像装置は、水平読出期間に複数の列信号線を列順に選択することにより、画素信号を列順に読み出す。また固体撮像装置は、水平読出期間に含まれる、画素信号の品質に影響を及ぼすノイズの発生が予測されているノイズ発生予測期間に、複数の列信号線を列順に選択することを待機させることにより、画素信号の列順の読み出しを待機させる。この例では4番目及び5番目の画素周期がノイズ発生予測期間である。4列目以降の画素信号の読み出しはノイズ発生予測期間が経過するまで待機されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラ等に用いられる固体撮像装置に関し、特に、MOS型の固体撮像装置において画像ノイズを抑制する技術に関する。
一般にMOS型の固体撮像装置は、水平ブランキング期間に第N行の画素の画素信号を信号処理部に並列に検出させ、水平読出期間に、検出された第N行の画素の画素信号を外部に順次読み出させる。水平ブランキング期間における画素の駆動及び信号処理部の駆動は、各行に配された行信号線を通じて駆動パルスを供給することにより行われる。水平読出期間における読み出しは、各列に配された列信号線のうち列選択デコーダにより選択された列信号線を通じて行われる。列選択デコーダは、シフトレジスタにより構成されており、水平読出期間に各列の列信号線を列順に順次選択していく。
固体撮像装置は、第N行に関する上記動作が完了すれば、引き続き第N+1行に関して同様の動作を実行することにより、最終的に1フレーム分の画素の画素信号を読み出させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平1-122277号公報(特願昭62-279390)
近年、固体撮像装置は一般的なデジタルカメラだけでなく車載カメラや監視カメラなど種々の用途に適用されてきており、それに伴い、超高速シャッタや超高速読み出しなど、従来にはない仕様が要求されるようになってきている。発明者らがこのような傾向のもとで商品開発を進めたところ、仕様によっては水平読出期間に周期的なノイズが発生し、その結果、以下のような画像ノイズが生じることが判明した。
図20は、画像ノイズ及びその発生原因を説明する図である。
ここでは周期的なノイズの原因として電子シャッタパルスを例示している。電子シャッタパルスは、行信号線を通じて供給される駆動パルスのひとつである。従来、電子シャッタパルスは水平ブランキング期間(HBLK)に供給されているが、この例では超高速シャッタや露光時間のきめ細かな調整を実現するため、水平読出期間中の所定時期に供給されている。このように水平読出期間に電子シャッタパルスが供給されると、電子シャッタパルスに起因するノイズが回路的な結合を通じて画素信号に混入する。このノイズは水平読出期間の所定時期が到来するたびに繰り返し発生するため、撮像画面には縦線状あるいは縦帯状の画像ノイズ71として顕著に現れる。
なお、電子シャッタパルスは周期的なノイズの原因の一例であり、仕様に応じて種々のパルスが周期的なノイズの原因になり得る。
本発明は、上記課題に鑑み、水平読出期間に周期的なノイズが発生したとしても、撮像画面に画像ノイズが現れることを抑制することができる固体撮像装置及びカメラを提供することを目的とする。
本発明に係る固体撮像装置は、複数の列信号線のうち、選択された列信号線を通じて画素信号を読み出す固体撮像装置であって、水平読出期間に前記複数の列信号線を列順に選択する列選択手段と、前記水平読出期間に含まれる、画素信号の品質に影響を及ぼすノイズの発生が予測されているノイズ発生予測期間に、前記列選択手段に前記複数の列信号線を列順に選択することを待機させる選択待機手段とを備える。
本発明に係るカメラは、水平読出期間に複数の列信号線を列順に選択していく列選択手段と、前記水平読出期間に含まれる、画素信号の品質に影響を及ぼすノイズの発生が予測されているノイズ発生予測期間に、前記列選択手段に前記複数の列信号線を列順に選択することを待機させる選択待機手段と、前記列選択手段により選択された列信号線から読み出された画素信号のうち、前記ノイズ発生予測期間に読み出された画素信号を破棄する破棄手段とを備える。
ここで「列順に」とは、各列に列番号が付されているとすれば「列番号の順番に」を意味するものとする。
上記構成によれば、水平読出期間のうちノイズ発生予測期間以外の期間に、画素信号の列順の読み出しが実施される。したがって撮像画面に画像ノイズが現れることを抑制することができる。またノイズ発生予測期間に読み出された画素信号を破棄することにより、撮像画面に縦線状あるいは縦帯状の画像ノイズが生じることを抑制することができる。
また、前記列選択手段は、順方向及び逆方向にシフト可能なシフトレジスタを、クロックパルスに同期して順方向にシフトさせることにより前記複数の列信号線を列順に選択し、前記選択待機手段は、前記ノイズ発生予測期間の半分の期間に前記シフトレジスタを前記クロックパルスに同期して逆方向にシフトさせ、前記ノイズ発生予測期間の残りの半分の期間に前記シフトレジスタを前記クロックパルスに同期して順方向にシフトさせることにより、前記ノイズ発生予測期間に前記複数の列信号線を列順に選択することを待機させることとしてもよい。
また、前記列選択手段は、順方向シフト及びシフト停止可能なシフトレジスタを、クロックパルスに同期して順方向にシフトさせることにより前記複数の列信号線を列順に選択し、前記選択待機手段は、前記ノイズ発生予測期間にクロックパルスに同期して前記シフトレジスタにシフト停止させることにより、前記ノイズ発生予測期間に前記複数の列信号線を列順に選択することを待機させることとしてもよい。
これらの構成により、ノイズ発生予測期間にシフトレジスタを駆動させたまま画素信号の列順の読み出しを待機させることができる。読み出しの待機は、シフトレジスタの駆動をノイズ発生予測期間に停止させノイズ発生予測期間経過後に再開させることによっても実施可能である。しかしながら、シフトレジスタの駆動を停止して再開する場合、急激な負荷変動に伴う電源電圧変動により、かえって再開直後にノイズを発生させてしまうおそれがある。上記構成によれば、ノイズ発生予測期間にシフトレジスタを駆動させたままなので、そのような問題を引き起こすおそれがなく、画像ノイズの抑制効果を高めることができる。
また、前記複数の列信号線は、前記シフトレジスタから選択信号が伝達されることにより選択され、前記固体撮像装置は、さらに、前記ノイズ発生予測期間に前記複数の列信号線のいずれもが選択されないように前記シフトレジスタから選択信号が伝達されることを禁止する選択禁止手段を備えることとしてもよい。
この構成によれば、ノイズ発生予測期間には固体撮像装置からいかなる画素信号も読み出されない。したがって画素信号を読み出すための回路及び画像処理システムで消費される電力を低減させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の概略構成を示す図である。
固体撮像装置10は、撮像部11、負荷回路12、行選択デコーダ13、列選択デコーダ14、信号処理部15及び出力部16を備える。
撮像部11は、二次元配列された画素を有する。各画素は、フォトダイオードPD、フローティングディフュージョンFD、トランジスタTr1、Tr2、Tr3を備える。トランジスタTr1のゲートは行信号線17aに接続されており、トランジスタTr2のゲートは行信号線17bに接続されている。
本実施の形態では、主に列選択デコーダ14の構成及び固体撮像装置10の駆動方法に特徴を有する。これ以外については一般的な技術なので説明を省略する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る画素信号の列順の読み出しの待機動作を示す図である。
図2の出力信号に表記された番号は列選択デコーダ14により選択された列信号線の列番号を表している。本実施の形態では、列選択デコーダ14は、順方向及び逆方向にシフト可能なシフトレジスタから構成されており、反転走査パルスがローレベルであればシフトレジスタを順方向にシフトさせ、反転走査パルスがハイレベルであればシフトレジスタを逆方向にシフトさせる。反転走査パルスは、原則、水平読出期間にローレベルになるように設計され、画素信号の品質に影響を及ぼすノイズの発生が予測されているノイズ発生予測期間の前半期間には例外的にハイレベルになり、ノイズ発生予測期間の後半期間にローレベルになるように設計されている。このように反転走査パルスを設計することにより、水平読出期間に画素信号の列順の読み出しを実施し、ノイズ発生予測期間に画素信号の列順の読み出しを待機させることができる。
図2では、電子シャッタパルスの立上りに起因して4番目の画素周期から5番目の画素周期にかけて画素信号にノイズが混入し、電子シャッタパルスの立下りに起因して9番目の画素周期から10番目の画素周期にかけて画素信号にノイズが混入する例を示している。ここで画素周期とは1画素の画素信号を読み出すのに要する期間をいうものとする。そこで図2では4番目及び5番目の画素周期にそれぞれ2列目及び3列目の画素信号を再度読み出すことにより、4列目以降の画素信号の読み出しを待機させている。4列目以降の画素信号はノイズ発生予測期間経過後である6番目以降の画素周期に読み出される。同様に、9番目及び10番目の画素周期にそれぞれ5列目及び6列目の画素信号を再度読み出すことにより、7列目以降の画素信号の読み出しを待機させている。7列目以降の画素信号はノイズ発生予測期間経過後である11番目以降の画素周期に読み出される。
このように、画素信号の列順の読み出しは、水平読出期間のうちノイズ発生予測期間以外の期間に実施される。したがって撮像画面に画像ノイズが現れることを抑制することができる。
図3及び図4は、本発明の実施の形態1に係る列選択デコーダ14の構成を示す図である。
列選択デコーダ14は、各列に対応するフリップフロップを備え、N列のフリップフロップの入力端子(D)は、N列のセレクタを介してN−1列のフリップフロップの出力端子(Q)及びN+1列のフリップフロップの出力端子(Q)に接続されている。またN列のフリップフロップの出力端子(A)は、N列の選択信号線20を介して信号処理部15に接続されている。N列のセレクタは、反転走査パルスがローレベルのときにN−1列のフリップフロップの出力信号をN列のフリップフロップに入力させ、反転走査パルスがハイレベルのときにN+1列のフリップフロップの出力信号をN列のフリップフロップに入力させる。各フリップフロップは、クロックパルス(CKパルス)に同期して動作する。図5は、フリップフロップの出力端子(Q)の出力信号と出力端子(A)の出力信号との関係を示す。
図6は、本発明の実施の形態1に係る列選択デコーダ14の動作を示す図である。
列選択デコーダ14は、データ入力(HINパルス)をトリガとしてシフト動作を開始する。図6に示すように、列選択デコーダ14は、反転走査パルスがローレベルのときにシフトレジスタを順方向にシフトさせ、反転走査パルスがハイレベルのときにシフトレジスタを逆方向にシフトさせる。
図3乃至図6に示した列選択デコーダ14の構成及び動作により、図2に示した画素信号の列順の読み出しの実施及び待機を実現することができる。
図7は、本発明の実施の形態1に係るカメラの構成を示す図である。
カメラ50は、固体撮像装置10、画像処理部51、タイミング制御部52及びレンズ等の光学系53を備える。タイミング制御部52は固体撮像装置10及び画像処理部51に含まれている各々の機能部に制御信号を供給する。本実施の形態では図2に示すように、ノイズ発生予測期間には既に読み出された画素信号が再度読み出される(現実には、画素信号は破壊読み出しにより読み出されるので、再度読み出されたときと最初に読み出されたときとで信号レベルが異なる、もしくは、信号処理部15で複数の列信号線18の選択回路直前に増幅回路を追加することで非破壊の読み出しも可能になる。)。画像処理部51は、固体撮像装置10から読み出された画素信号のうち、ノイズ発生予測期間に読み出された画素信号を破棄する。したがって、撮像画面に縦線状あるいは縦帯状の画像ノイズが生じることを抑制することができる。
図8は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置が奏する効果を示す図である。
ここでは第N+1行の画素に供給されるリセットパルス(RSTパルス)及び読み出しパルス(TRANSパルス)が示されている。リセットパルスと読み出しパルスとを同時にハイレベルにして画素のトランジスタTr1及びTr2を同時にオン状態にすることにより、フォトダイオードPDの電位を電源電位にリセットすることができる(図8(a)符号61参照)。これにより電子シャッタが実現される。またリセットパルスのみをハイレベルにしてトランジスタTr2のみをオン状態にすることによりフローティングディフュージョンFDの電位を基準電位にリセットすることができる(図8(a)符号62参照)。さらに読み出しパルスのみをハイレベルにしてトランジスタTr1のみをオン状態にすることによりフローティングディフュージョンFDの電位をフォトダイオードPDにより生成された電荷に応じた信号電位にすることができる(図8(a)符号63参照)。電子シャッタから読み出しまでの期間が蓄積期間(露光時間)になる。
本実施の形態では、水平読出期間に電子シャッタパルスを供給したとしても、撮像画面に画像ノイズが生じることを抑制することができる。そのため画素周期単位で露光時間の長さをきめ細かく設定することができる(図8(b)符号64参照)。また1水平信号期間未満の露光時間を実現することもできる(図8(c)参照)。
(実施の形態2)
実施の形態2は、画素信号の列順の読み出しを実施の形態1とは異なる方式で待機させる。これ以外については実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
図9は、本発明の実施の形態2に係る画素信号の列順の読み出しの待機動作を示す図である。
本実施の形態では、列選択デコーダ14は、順方向シフト及びシフト停止可能なシフトレジスタから構成されており、ループ走査パルスがローレベルであればシフトレジスタを順方向にシフトさせ、ループ走査パルスがハイレベルであればシフトレジスタのシフトを停止させる。反転走査パルスは、原則、水平読出期間にローレベルになるように設計され、ノイズ発生予測期間に例外的にハイレベルになるように設計されている。このようにループ走査パルスを設計することにより、水平読出期間に画素信号の列順の読み出しを実施し、ノイズ発生予測期間に画素信号の列順の読み出しを待機させることができる。
図9では、電子シャッタパルスの立上りに起因して4番目の画素周期から5番目の画素周期にかけて画素信号にノイズが混入し、電子シャッタパルスの立下りに起因して9番目の画素周期から10番目の画素周期にかけて画素信号にノイズが混入する例を示している。そこで図9では4番目及び5番目の画素周期に3列目の画素信号を読み出し続けることにより、4列目以降の画素信号の読み出しを待機させている。4列目以降の画素信号はノイズ発生予測期間経過後である6番目以降の画素周期に読み出される。同様に、9番目及び10番目の画素周期に6列目の画素信号を読み出し続けることにより、7列目以降の画素信号の読み出しを待機させている。7列目以降の画素信号はノイズ発生予測期間経過後である11番目以降の画素周期に読み出される。
このように、画素信号の列順の読み出しは、水平読出期間のうちノイズ発生予測期間以外の期間に実施される。したがって撮像画面に画像ノイズが現れることを抑制することができる。
図10は、本発明の実施の形態2に係る列選択デコーダ14の構成を示す図である。
列選択デコーダ14は、各列に対応するフリップフロップを備え、N列のフリップフロップの入力端子(D)は、N列のセレクタを介してN−1列のフリップフロップの出力端子(Q)及びN列のフリップフロップの出力端子(Q)に接続されている。またN列のフリップフロップの出力端子(A)は、N列の選択信号線20を介して信号処理部15に接続されている。N列のセレクタは、ループ走査パルスがローレベルのときにN−1列のフリップフロップの出力信号をN列のフリップフロップに入力させ、ループ走査パルスがハイレベルのときにN列のフリップフロップの出力信号をN列のフリップフロップに入力させる。
図11は、本発明の実施の形態2に係る列選択デコーダ14の動作を示す図である。
列選択デコーダ14は、データ入力(HINパルス)をトリガとしてシフト動作を開始する。図11に示すように、列選択デコーダ14は、ループ走査パルスがローレベルのときにシフトレジスタを順方向にシフトさせ、ループ走査パルスがハイレベルのときにシフトレジスタにシフトを停止させる。このような動作により、図9に示した画素信号の列順の読み出しの待機動作を実現することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、ノイズ発生予測期間に画素信号の読み出しを禁止することが実施の形態1と異なる。これ以外については実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
図12は、本発明の実施の形態3に係る画素信号の列順の読み出しの待機動作を示す図である。
本実施の形態では、列選択デコーダ14は、順方向及び逆方向にシフト可能なシフトレジスタと、シフトレジスタの出力信号又は強制不選択信号を信号処理部15に供給する選択回路とを備えている。選択回路は出力禁止パルスがローレベルであればシフトレジスタの出力信号を信号処理部15に供給し、出力禁止パルスがハイレベルであれば強制不選択信号を信号処理部15に供給する。強制不選択信号とは、いずれの列信号線も選択させないための信号である。出力禁止パルスは、原則、水平読出期間にローレベルになるように設計され、ノイズ発生予測期間に例外的にハイレベルになるように設計されている。このように出力禁止パルスを設計することにより、水平読出期間に画素信号の列順の読み出しを実施し、ノイズ発生予測期間に画素信号の列順の読み出しを待機させるとともに不要な画素信号の読み出しを禁止することができる。ノイズ発生予測期間には不要な画素信号が読み出されないので、画素信号を読み出すための回路及び画像処理システムの消費電力を低減させることができる。
図13は、本発明の実施の形態3に係る列選択デコーダ14の構成を示す図である。
N列のフリップフロップの出力端子(A)は、N列の選択信号線20を介して信号処理部15に接続されている。N列の選択信号線20にはN列のAND回路が挿設されている。N列のAND回路は、出力禁止パルスがローレベルのときにN列のフリップフロップの出力信号に応じてハイレベル又はローレベルを信号処理部15に供給し、出力禁止パルスがハイレベルのときにローレベルを信号処理部15に供給する。このような構成により、出力禁止パルスがローレベルのとき、シフトレジスタの出力信号が信号処理部15に供給され、出力禁止パルスがハイレベルのとき、強制不選択信号が信号処理部15に供給される。これら以外の構成については実施の形態1と同様である。
図14は、本発明の実施の形態3に係る列選択デコーダ14の動作を示す図である。
列選択デコーダ14は、データ入力(HINパルス)をトリガとしてシフト動作を開始する。図14に示すように、列選択デコーダ14は、反転走査パルスがローレベルのときにシフトレジスタを順方向にシフトさせ、反転走査パルスがハイレベルのときにシフトレジスタを逆方向にシフトさせる。また列選択デコーダ14は、出力禁止パルスがローレベルのときにシフトレジスタの出力信号を信号処理部15に供給し、出力禁止パルスがハイレベルのときに強制不選択信号を信号処理部15に供給する。
以上、本発明に係る固体撮像装置及びカメラについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(1)実施の形態では、ノイズ発生予測期間の長さを2画素周期として説明しているが、本発明はこれに限られない。ノイズ発生予測期間の長さは、ノイズ発生の原因や回路構成など、種々のパラメータにより異なるものと考えられる。したがって、ノイズ発生予測期間の長さに応じて反転走査パルスやループ走査パルスをハイレベルにする期間の長さを適宜設定することが望ましい(例えば、図15及び図16参照)。
(2)実施の形態では、画素の構成を具体的に示しているが、本発明はこれに限られない。例えば、図17に示すように4つのトランジスタで構成することとしてもよいし、図18に示すように1つのフローティングディフュージョンFDを2つのフォトダイオードPDで共用するように構成することとしてもよい。図17の構成であれば、電源VDDを変調することもなく、トランジスタTr4を制御することでラインセレクト(行選択)をすることができるので、固体撮像装置の駆動を単純化することができる。また図18の構成であれば、フォトダイオードPDの数量の増加に伴い画素信号の数量が増加したとしても、画質の劣化を抑制することができる。
(3)実施の形態では、ノイズ発生予測期間にシフトレジスタを駆動させたまま画素信号の列順の読み出しを待機させているが、本発明はこれに限られない。例えば、シフトレジスタの駆動をノイズ発生予測期間に停止させノイズ発生予測期間経過後に再開させてもよい。しかしながら、図19に示すように、シフトレジスタの駆動を停止して再開する場合、急激な負荷変動に伴う電源電圧変動により、かえって再開直後にノイズを発生させてしまうおそれがある。このようなおそれがある場合には、実施の形態に示したようにシフトレジスタを駆動させたまま画素信号の列順の読み出しを待機させるのが望ましい。
(4)実施の形態2の列選択デコーダ14に、実施の形態3で説明した選択回路を適用することとしてもよい。
本発明は、例えばデジタルカメラに適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る画素信号の列順の読み出しの待機動作を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る列選択デコーダ14の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る列選択デコーダ14の構成を示す図である。 フリップフロップの出力端子(Q)の出力信号と出力端子(A)の出力信号との関係を示す。 本発明の実施の形態1に係る列選択デコーダ14の動作を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るカメラの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置が奏する効果を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る画素信号の列順の読み出しの待機動作を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る列選択デコーダ14の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る列選択デコーダ14の動作を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る画素信号の列順の読み出しの待機動作を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る列選択デコーダ14の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る列選択デコーダ14の動作を示す図である。 実施の形態1から反転走査パルスをハイレベルにする期間の長さを変更したときの列選択デコーダ14の動作を示す図である。 実施の形態2からループ走査パルスをハイレベルにする期間の長さを変更したときの列選択デコーダ14の動作を示す図である。 画素構成の変形例を示す図である。 画素構成の変形例を示す図である。 画素信号の列順の読み出しの待機動作の変形例を示す図である。 画像ノイズ及びその発生原因を説明する図である。
符号の説明
10 固体撮像装置
11 撮像部
12 負荷回路
13 行選択デコーダ
14 列選択デコーダ
15 信号処理部
16 出力部
17a、17b 行信号線
18 列信号線
19 水平信号線
20 選択信号線
50 カメラ
51 画像処理部
52 タイミング制御部
53 光学系

Claims (5)

  1. 複数の列信号線のうち、選択された列信号線を通じて画素信号を読み出す固体撮像装置であって、
    水平読出期間に前記複数の列信号線を列順に選択する列選択手段と、
    前記水平読出期間に含まれる、画素信号の品質に影響を及ぼすノイズの発生が予測されているノイズ発生予測期間に、前記列選択手段に前記複数の列信号線を列順に選択することを待機させる選択待機手段と
    を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記列選択手段は、順方向及び逆方向にシフト可能なシフトレジスタを、クロックパルスに同期して順方向にシフトさせることにより前記複数の列信号線を列順に選択し、
    前記選択待機手段は、前記ノイズ発生予測期間の半分の期間に前記シフトレジスタを前記クロックパルスに同期して逆方向にシフトさせ、前記ノイズ発生予測期間の残りの半分の期間に前記シフトレジスタを前記クロックパルスに同期して順方向にシフトさせることにより、前記ノイズ発生予測期間に前記複数の列信号線を列順に選択することを待機させること
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記列選択手段は、順方向シフト及びシフト停止可能なシフトレジスタを、クロックパルスに同期して順方向にシフトさせることにより前記複数の列信号線を列順に選択し、
    前記選択待機手段は、前記ノイズ発生予測期間にクロックパルスに同期して前記シフトレジスタにシフト停止させることにより、前記ノイズ発生予測期間に前記複数の列信号線を列順に選択することを待機させること
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記複数の列信号線は、前記シフトレジスタから選択信号が伝達されることにより選択され、
    前記固体撮像装置は、さらに、前記ノイズ発生予測期間に前記複数の列信号線のいずれもが選択されないように前記シフトレジスタから選択信号が伝達されることを禁止する選択禁止手段を備えること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の固体撮像装置。
  5. 水平読出期間に複数の列信号線を列順に選択していく列選択手段と、
    前記水平読出期間に含まれる、画素信号の品質に影響を及ぼすノイズの発生が予測されているノイズ発生予測期間に、前記列選択手段に前記複数の列信号線を列順に選択することを待機させる選択待機手段と、
    前記列選択手段により選択された列信号線から読み出された画素信号のうち、前記ノイズ発生予測期間に読み出された画素信号を破棄する破棄手段と
    を備えることを特徴とするカメラ。
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