JP2007208685A - シフトレジスタ回路及びこれを用いた固体撮像装置 - Google Patents
シフトレジスタ回路及びこれを用いた固体撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007208685A JP2007208685A JP2006025493A JP2006025493A JP2007208685A JP 2007208685 A JP2007208685 A JP 2007208685A JP 2006025493 A JP2006025493 A JP 2006025493A JP 2006025493 A JP2006025493 A JP 2006025493A JP 2007208685 A JP2007208685 A JP 2007208685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- unit
- shift register
- block
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007787 solid Substances 0.000 title 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 43
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 18
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 26
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 4
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
- H04N25/60—Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
- H04N25/63—Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to dark current
- H04N25/633—Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to dark current by using optical black pixels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Shift Register Type Memory (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
【課題】通常読み出し用のクロックと高速読み飛ばし用の高周波数のクロックを別個に用意する必要をなくし、クロックに関する構成を簡単にする。
【解決手段】垂直シフトレジスタ回路14は、縦続接続された9段の単位回路70を備える。各段の単位回路70は、クロック信号に従うシフト動作によって信号伝達を行う第1の動作モードと、前記クロック信号とは無関係に直ちに信号伝達を行う第2の動作モードとを、選択的に行い得るように構成される。9段の単位回路70は、3つのブロックBV1〜BV3に分けられる。ブロックBV1〜BV3に対して1対1に設けられた個別切替設定部S1〜S3は、対応するブロックの各段の単位回路70が行う動作モードを、他のブロックから独立して、制御信号CONV1〜3にそれぞれ応じて前記第1及び第2の動作モードのいずれかに切り替えて設定する。
【選択図】図5
【解決手段】垂直シフトレジスタ回路14は、縦続接続された9段の単位回路70を備える。各段の単位回路70は、クロック信号に従うシフト動作によって信号伝達を行う第1の動作モードと、前記クロック信号とは無関係に直ちに信号伝達を行う第2の動作モードとを、選択的に行い得るように構成される。9段の単位回路70は、3つのブロックBV1〜BV3に分けられる。ブロックBV1〜BV3に対して1対1に設けられた個別切替設定部S1〜S3は、対応するブロックの各段の単位回路70が行う動作モードを、他のブロックから独立して、制御信号CONV1〜3にそれぞれ応じて前記第1及び第2の動作モードのいずれかに切り替えて設定する。
【選択図】図5
Description
本発明は、部分読み出しが可能な固体撮像装置、及び、この固体撮像装置等に用いられるシフトレジスタ回路に関するものである。
近年、ビデオカメラや電子カメラが広く一般に普及している。これらのカメラには、CCD方式イメージセンサを搭載した固体撮像装置、あるいは、各画素に画素アンプを配置させた増幅型やCMOS型等のX−Yアドレス方式イメージセンサを搭載した固体撮像装置が使用されている。このようなイメージセンサは、画素がマトリクス状に複数配置され、各画素にて光電変換を行い信号電荷を生成する。生成された信号電荷、又は、信号電荷に応じた電気信号は、タイミングジェネレータの指示の下に走査回路から駆動信号が出力されこの駆動信号に従って、CCDや信号線を介してイメージセンサから外部に出力される。
ところで、上記カメラは、多様な使用目的が要求されるようになり、イメージセンサの有効エリアのうち特定エリアのみを読み出す、部分読み出しが提案されている。
特許文献1には、X−Yアドレス方式のイメージセンサによる部分読み出しが開示されている。特許文献1には、読み出す必要がない行は、比較的高い周波数で高速に垂直シフトレジスタ回路のパルスをシフトさせて各画素から信号を出さず、信号を読み出す行は、通常どおり比較的低い周波数で低速に垂直シフトレジスタ回路のパルスをシフトさせて各画素から信号を出力させる撮像装置が開示されている(特許文献1の図6参照)。
前記垂直シフトレジスタ回路や水平シフトレジスタ回路は、一般的に、単に、縦続接続された複数段の単位回路で構成される。前記各段の単位回路は、クロック信号に従うシフト動作によって、当該単位回路に対する入力信号に対応する信号を当該単位回路からの出力信号として伝達するものである。この単位回路として、例えば、D型フリップフロップが用いられる。
特開平9−46600号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の部分読み出し手法には、以下に説明するいくつかの欠点が存在する。
第1に、前記従来の部分読み出し手法では、入力するクロックとして、2つの周波数のクロックを用意してそれらを切り替える必要があり、そのため、クロックに関する構成が複雑になるという欠点がある。
第2に、前記従来の部分読み出し手法では、一般に垂直駆動周波数は比較的低い駆動周波数(例えば、水平駆動周波数の数百分の1〜数千分の1程度)で駆動されるので、垂直駆動周波数に関しては高速読み飛ばしのために駆動パルスを高速にすることは容易である。しかし、水平駆動周波数に関しては、元々その撮像素子の読み出し周波数に応じた高い周波数での駆動が行われているので、高速読み飛ばしのために更に駆動周波数を高くすることには限界があり、前記従来の部分読み出し手法では、水平の部分読み出しに対しては適用が困難であるという欠点がある。
第3に、前記従来の部分読み出し手法では、ローリング電子シャッタ時の部分読み出しにおいて、大きな制約が発生するという欠点がある。この点について、図21及び図22を参照して説明する。図21は、従来の固体撮像装置のローリング電子シャッタ時の通常読み出し(全ての画素の読み出し)の様子を模式的に示す図である。図22は、従来の固体撮像装置のローリング電子シャッタ時の部分読み出しの様子を模式的に示す図である。
図21及び図22において、100は画素が2次元に配置されている画素部、101は行選択パルス(垂直シフトパルス)を出力する垂直シフトレジスタ回路、102は垂直駆動回路、103は列選択パルス(水平シフトパルス)を出力する水平シフトレジスタ回路、104は読み出し回路である。垂直駆動回路102は、行選択パルスにより選択された行の各画素に、当該画素に対応する垂直信号線への信号読み出し動作を行わせるための画素行駆動パルス(リセットパルス及び読み出しパルスを含む)を出力する。
ローリング電子シャッタは、X−Yアドレス方式のイメージセンサで特徴的な駆動方法の1つであるが、図21に示すように、垂直シフトレジスタ回路101で画素行を順次選択していくときに、垂直シフトレジスタ回路101のスタートパルスとして、先に第1のパルス(リセットパルス用の行選択パルス)を与え、この第1のパルスに対して所望の電子シャッタ期間(露光期間)だけ遅れて第2のパルス(読み出しパルス用の行選択パルス)を与える。ローリング電子シャッタは、画素行に与えるリセットパルス及び読み出しパルスを行毎に順次走査していくときにリセットパルスとその後の読み出しパルスとの時間間隔を所望の露光期間に応じた時間間隔にする手法である。
しかしながら、前記従来の部分読み出し手法の高速クロックによる読み飛ばしでは、リセットパルス用の行選択パルスと読み出しパルス用の行選択パルスの両方が同時に読み飛ばしされるので、ローリング電子シャッタ時の部分読み出しにおいては、大きな制約が発生するのである。
すなわち、ローリング電子シャッタを行わない通常の読み出しにおいて部分読み出しを行う場合において、例えば図22に示すように画素部100の中央領域100bのみを読み出す場合は、上側領域100aは高速読み飛ばし、中央領域100bは通常読み出し、下側領域100cは高速読み飛ばしとすることが、可能である。しかしながら、ローリング電子シャッタ動作で部分読み出しを行う場合は、リセット用パルスと読み出し用パルスの少なくとも一方が読み出し範囲(中央領域100b)に掛かる期間は、通常読み出しを行う必要があり、それ以外の期間のみ高速読み飛ばしを行うことができる。したがって、読み出しを行う中央領域100bの広さと、ローリング電子シャッタの電子シャッタ時間(リセットパルスと読み出しパルスとの間の時間間隔)とに応じて、高速読み飛ばしの可能な範囲が変わるので、制約が多く、制御が複雑になるのである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、部分読み出しが可能であるにも拘わらず、通常読み出し用のクロックと高速読み飛ばし用の高周波数のクロックを別個に用意する必要がなくてクロックに関する構成が簡単となる固体撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、垂直の部分読み出しのみならず水平の部分読み出しも容易に実現し得る固体撮像装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、ローリング電子シャッタ時であっても制約を受けずに部分読み出しを行うことができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
さらにまた、本発明は、このような固体撮像装置の走査回路等に用いるのに適したシフトレジスタ回路を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様によるシフトレジスタ回路は、縦続接続された複数段の単位回路を備えたシフトレジスタ回路であって、(i)前記各段の単位回路は、クロック信号に従うシフト動作によって、当該単位回路に対する入力信号に対応する信号を当該単位回路からの出力信号として伝達する第1の動作モードと、前記クロック信号とは無関係に直ちに、当該単位回路に対する入力信号に対応する信号を当該単位回路からの出力信号として伝達する第2の動作モードとを、選択的に行い得るように構成され、(ii)前記複数段の単位回路は、複数のブロックに分けられ、(iii)前記複数のブロックのうちの少なくとも1つのブロックに関して、当該ブロックの前記各段の単位回路が行う動作モードを、他の少なくとも1つのブロックから独立して、制御信号に応じて前記第1及び第2の動作モードのいずれかに切り替えて設定する切替設定部が設けられたものである。
本発明の第2の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第1の態様において、前記複数段の単位回路のうちの少なくとも1つの単位回路は、縦続接続された第1及び第2のクロックドインバータを含むものである。
本発明の第3の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第1の態様において、前記複数段の単位回路のうちの少なくとも1つの単位回路は、縦続接続された第1のトランスミッションゲート、第1のインバータ、第2のトランスミッションゲート及び第2のインバータを含むものである。
本発明の第4の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第1の態様において、前記複数段の単位回路のうちの少なくとも1つの単位回路は、縦続接続された第1のクロックドインバータ、第1のインバータ、第2のクロックドインバータ及び第2のインバータと、前記第1のインバータに逆並列接続された第3のクロックドインバータと、前記第2のインバータに逆並列接続された第4のクロックドインバータと、を含むものである。
本発明の第5の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第1の態様において、前記複数段の単位回路のうちの少なくとも1つの単位回路は、縦続接続された第1のトランスミッションゲート、第1のインバータ、第2のトランスミッションゲート及び第2のインバータと、第3のインバータ及び第3のトランスミッションゲートの直列回路からなる第1の帰還回路であって前記第1のインバータに並列接続された第1の帰還回路と、第4のインバータ及び第4のトランスミッションゲートの直列回路からなる第2の帰還回路であって前記第2のインバータに並列接続された第2の帰還回路と、を含むものである。
本発明の第6の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第1乃至第5のいずれかの態様において、前記複数のブロックのうちの前記少なくとも1つのブロックは、前記複数のブロックの全てのブロックであるものである。
本発明の第7の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第1乃至第5のいずれかの態様において、前記複数のブロックのうちの前記少なくとも1つのブロックは、前記複数のブロックのうちの一部のブロックであり、前記複数のブロックのうちの残りのブロックの前記各段の単位回路は、前記第1の動作モードのみを固定的に行うように設定されたものである。
本発明の第8の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第1乃至第7のいずれかの態様において、前記切替設定部は、前記複数のブロックのうちの前記少なくとも1つのブロックに関して、当該ブロックの前記各段の単位回路のクロック入力部に対して前記クロック信号を入力させることで、当該ブロックの前記各段の単位回路が行う動作モードを前記第1の動作モードに設定するとともに、当該ブロックの前記各段の単位回路のクロック入力部に対して前記クロック信号とは異なる所定信号を入力させることで、当該ブロックの前記各段の単位回路が行う動作モードを前記第2の動作モードに設定するものである。
本発明の第9の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第8の態様において、前記クロック信号は2相のクロック信号であるものである。
本発明の第10の態様によるシフトレジスタ回路は、前記第1乃至第9のいずれかの態様において、(i)前記複数のブロックのうちの前記少なくとも1つのブロックに関して、当該ブロックに対応して出力制御部が設けられ、(ii)前記出力制御部は、当該ブロックの各段の単位回路が行う動作モードが前記第1の動作モードに設定されている場合には、当該ブロックの各段の単位回路の出力信号に応じた信号を出力するとともに、当該ブロックの各段の単位回路が行う動作モードが前記第2の動作モードに設定されている場合には、当該ブロックの各段の単位回路の出力信号に拘わらずに所定の出力信号を出力するものである。
本発明の第11の態様による固体撮像装置は、2次元に配置された複数の画素と、前記画素の列を選択する水平走査回路と、前記画素の行を選択する垂直走査回路とを備えた固体撮像装置であって、前記水平走査回路及び前記垂直走査回路の少なくとも一方が、前記第1乃至第10のいずれかの態様によるシフトレジスタ回路を用いて構成されたものである。
本発明の第12の態様による固体撮像装置は、前記第11の態様において、前記複数の画素は、入射光を光電変換して入射光に応じた信号を生成する有効画素の他に、黒レベルの信号を生成するオプチカルブラック画素を含むものである。
本発明によれば、部分読み出しが可能であるにも拘わらず、通常読み出し用のクロックと高速読み飛ばし用の高周波数のクロックを別個に用意する必要がなくてクロックに関する構成が簡単となる固体撮像装置を提供することができる。
また、本発明によれば、垂直の部分読み出しのみならず水平の部分読み出しも容易に実現し得る固体撮像装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、ローリング電子シャッタ時であっても制約を受けずに部分読み出しを行うことができる固体撮像装置を提供することができる。
さらにまた、本発明によれば、このような固体撮像装置の走査回路等に用いるのに適したシフトレジスタ回路を提供することができる。
以下、本発明によるシフトレジスタ回路及びこれを用いた固体撮像装置について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置を示す概略構成図である。図2は、図1中の画素11を示す回路図である。図3は、図1中の垂直駆動回路16を示す回路図である。図4は、図1中の読み出し回路19を示す回路図である。図5は、図1中の垂直シフトレジスタ回路14を示す回路図である。
本実施の形態による固体撮像装置は、図1に示すように、CMOS型のイメージセンサ2と、タイミングジェネレータ3と、制御回路4とを備えている。タイミングジェネレータ3は、後述するように、イメージセンサ2の各部に駆動パルス等を供給する。また、制御回路4は、後述するように、垂直シフトレジスタ回路14及び水平シフトレジスタ回路18に制御信号CONV1〜CONVj,CONH1〜CONHkを供給する。
イメージセンサ2は、図1に示すように、n行m列に2次元マトリクス状に配置された画素11と、垂直走査回路を構成している垂直シフトレジスタ回路14及び垂直駆動回路16と、水平走査回路を構成している水平シフトレジスタ回路18と、読み出し回路19とを備えている。大部分の画素11は、入射光を光電変換して入射光に応じた信号を生成する有効画素であるが、残りの画素11は、黒レベルの信号を生成するオプチカルブラック画素(以下、「OB画素」と称す。)となっている。OB画素の配置例については、後述する。
本実施の形態では、各画素11は、図2に示すように、選択トランジスタTaと、ソースフォロアの増幅トランジスタTbと、リセットトランジスタTcと、転送トランジスタTdと、フォトダイオードPDとから構成されている。これらのトランジスタTa〜Tdは、NチャネルMOSトランジスタであるものとする。よって、トランジスタTa,Tc,Tdは、そのゲートがHレベルとなると、オンする。なお、図2において、Vccは電源である。
本実施の形態では、各画素11は、当該画素が有効画素及びOB画素のいずれであっても、図2に示す回路構成を有しているが、有効画素ではフォトダイオードPDが遮光されていないのに対し、OB画素ではフォトダイオードPDが遮光膜で遮光されている。
図1及び図2に示すように、画素11の選択トランジスタTaのゲートは、行毎に選択線20に共通に接続されている。画素11のリセットトランジスタTcのゲートは、行毎にリセット線21に共通に接続されている。画素11の転送トランジスタTdのゲートは、行毎に転送線22に共通に接続されている。画素11の増幅トランジスタTbのソースは、列毎に垂直信号線32−1〜32−mに共通に接続されている。図1に示すように、垂直信号線32−1〜32−mには、ソースフォロワ読み出し用定電流源33−1〜33−mが接続されている。なお、図2に示す画素11は、n行目でかつ1列目の画素11を示している。
画素11の各行の選択線20には選択パルスφsel1〜φselnが、画素11の各行のリセット線21にはリセットパルスφrst1〜φrstnが、画素11の各行の転送線22には転送パルスφtx1〜φtxnが、それぞれ画素行駆動パルスとして、垂直駆動回路16から供給される。画素行駆動パルスが供給された行の各画素11は、対応する垂直信号線32−1〜32−mへの信号読み出し動作を行う。
垂直シフトレジスタ回路14は、タイミングジェネレータ3から垂直スタートパルスφSTV及び2相のクロック信号φV1、φV2を駆動パルスとして受け取るとともに、制御回路4から制御信号CONV1〜CONVjを受け取り、これらに従って、行を選択する期間及びタイミングをHレベルによって規定する信号として、画素11の行毎に、垂直シフトパルスφSV1〜φSVnを出力する。垂直シフトレジスタ回路14の構成については、後に詳述する。
垂直駆動回路16は、図3に示すように、画素11の行毎に設けられた単位回路60で構成されている。各単位回路60は、アンドゲート61と、レベルシフト回路62と、ナンドゲート63と、アンドゲート64とから構成されている。各単位回路60は、前述した選択パルスφsel1〜φselnの元になる選択パルスφSEL、前述したリセットパルスφrst1〜φrstnの元になるリセットパルスφRST、及び、転送パルスφtx1〜φtxnの元になる転送パルスφTXを、駆動パルスとしてタイミングジェネレータ3から受ける。
各単位回路60は、アンドゲート61によって、垂直シフトレジスタ回路14からの垂直シフトパルスφSV1〜φSVnのうちの同一行の垂直シフトパルスと転送パルスφTXとのアンドを取って、その出力のレベルをレベルシフト回路62で必要なレベルに変えることで、その行の画素行駆動パルスを構成する転送パルス(例えば、その行が2行目ならば、φtx2)を作成し、これをその行の転送線22に供給する。また、各単位回路60は、ナンドゲート63によって、垂直シフトレジスタ回路14からの垂直シフトパルスφSV1〜φSVnのうちの同一行の垂直シフトパルスとリセットパルスφRSTとのナンドを取ることで、その行の画素行駆動パルスを構成するリセットパルス(例えば、その行が2行目ならば、φrst2)を作成し、これをその行のリセット線21に供給する。また、各単位回路60は、アンドゲート64によって、垂直シフトレジスタ回路14からの垂直シフトパルスφSV1〜φSVnのうちの同一行の垂直シフトパルスと選択パルスφSELとのアンドを取ることで、その行の画素行駆動パルスを構成する選択パルス(例えば、その行が2行目ならば、φsel2)を作成し、これをその行の選択線20に供給する。
各単位回路60は、アンドゲート61によって、垂直シフトレジスタ回路14からの垂直シフトパルスφSV1〜φSVnのうちの同一行の垂直シフトパルスと転送パルスφTXとのアンドを取って、その出力のレベルをレベルシフト回路62で必要なレベルに変えることで、その行の画素行駆動パルスを構成する転送パルス(例えば、その行が2行目ならば、φtx2)を作成し、これをその行の転送線22に供給する。また、各単位回路60は、ナンドゲート63によって、垂直シフトレジスタ回路14からの垂直シフトパルスφSV1〜φSVnのうちの同一行の垂直シフトパルスとリセットパルスφRSTとのナンドを取ることで、その行の画素行駆動パルスを構成するリセットパルス(例えば、その行が2行目ならば、φrst2)を作成し、これをその行のリセット線21に供給する。また、各単位回路60は、アンドゲート64によって、垂直シフトレジスタ回路14からの垂直シフトパルスφSV1〜φSVnのうちの同一行の垂直シフトパルスと選択パルスφSELとのアンドを取ることで、その行の画素行駆動パルスを構成する選択パルス(例えば、その行が2行目ならば、φsel2)を作成し、これをその行の選択線20に供給する。
水平シフトレジスタ回路18は、タイミングジェネレータ3から水平スタートパルスφSTH及び2相のクロック信号φH1、φH2を駆動パルスとして受け取るとともに、制御回路4から制御信号CONH1〜CONHkを受け取り、これらに従って、列を選択する期間及びタイミングを規定する信号として、水平シフトパルスφSH1〜φSHmを出力する。
読み出し回路19は、例えば特開平8−293591号公報の図5に開示された固体撮像装置で採用されている読み出し回路と同一である。簡単に説明すると、読み出し回路19は、図4に示すように、信号出力線38、暗出力線39、出力アンプ38a,39a、光信号用クロックライン41a、暗出力用クロックライン42a、水平読出し選択用MOSトランジスタTHS1,THS2,THS3,THD1,THD2,THD3、暗光信号転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3、暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3、光信号出力蓄積用コンデンサCS1,CS2,CS3、暗出力蓄積用コンデンサCD1,CD2,CD3などを有している。CHS,CHD,は、それぞれ信号出力線38,暗出力線39の寄生容量を示している。読み出し回路19は、タイミングジェネレータ3から供給される駆動パルスφRH,φTS,φTDに従って作動する。
ここで、垂直シフトレジスタ回路14の構成について、図5を参照して詳述する。説明の便宜上、図5では、画素11の行数nが9であるものとしているが、これに限定されるものではないことは言うまでもない。
本実施の形態では、垂直シフトレジスタ回路14は、縦続接続されたn段(図5では、9段)の単位回路70を備えている。各段の単位回路70の出力が、画素11の行毎の垂直シフトパルスφSV1〜φSVnである。例えば、2段目の単位回路70の出力は、画素11の2行目の垂直シフトパルスφSV2である。
各段の単位回路70は、クロック信号φV1,φV2に従うシフト動作によって、当該単位回路70に対する入力信号に対応する信号を当該単位回路からの出力信号として伝達する第1の動作モードと、クロック信号φV1,φV2とは無関係に直ちに、当該単位回路70に対する入力信号に対応する信号を当該単位回路70からの出力信号として伝達する第2の動作モードとを、選択的に行い得るように構成されている。
本実施の形態では、各段の単位回路70は、図5に示すように、前記入力信号が入力される入力部aと、前記出力信号が出力される出力部fと、一方の相のクロック信号φV1が入力されるクロック入力部bと、他方の相のクロック信号φV2が入力されるクロック入力部cと、クロック信号φV1の反転信号が入力されるクロック入力部dと、クロック信号φV2の反転信号が入力されるクロック入力部eとを有している。
単位回路70の構成の一例を図6に示している。図6に示す例では、単位回路70は、クロックドインバータを使用したダイナミック型のD型フリップフロップとして構成され、入力部aから出力部fにかけて順次縦続接続されたクロックドインバータ71,72で構成されている。図6中のC1,C2は寄生容量である。
図7は、図6に示す単位回路70の構成の更に具体的な構成を示す回路図である。図7において、図6中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付している。本例では、クロックドインバータ71は、図7に示すように、電源Vccと接地との間に直列接続されたPチャネルMOSFETQ1,Q2及びNチャネルMOSFETQ3,Q4で構成されている。同様に、クロックドインバータ72は、電源Vccと接地との間に直列接続されたPチャネルMOSFETQ5,Q6及びNチャネルMOSFETQ7,Q8で構成されている。Q4,Q8,Q1,Q5の各ゲートがクロック入力部b,c,d,eにそれぞれ接続され、Q2,Q3のゲートが共通して入力部aに接続され、Q6,Q7のゲートが共通してQ2,Q3との間の接続中点に接続され、Q6,Q7との間の接続中点が出力部fに接続されている。
図6及び図7に示す例では、クロック入力部b,dに一方の相のクロック信号φV1及びその反転信号をそれぞれ入力させるとともに、クロック入力部c,eに他方の相のクロック信号φV2及びその反転信号をそれぞれ入力させると、単位回路70は、クロック信号φV1,φV2に従うシフト動作によって、当該単位回路70に対する入力信号(入力部aに入力する信号)に対応する信号を当該単位回路からの出力信号(出力部fから出力する信号)として伝達する第1の動作モードを行うことになる。一方、クロック入力部b,cをHレベルにするとともにクロック入力部d,eをLレベルにすると、単位回路70は、クロックドインバータ71,72がそれぞれ単なるインバータとして作動して、クロック信号φV1,φV2とは無関係に直ちに、当該単位回路70に対する入力信号(入力部aに入力する信号)に対応する信号を当該単位回路70からの出力信号(出力部fから出力する信号)として伝達する第2の動作モードを行うことになる。
単位回路70の構成の他の各例を図8乃至図10にそれぞれ示している。図8に示す例では、単位回路70は、トランスミッションゲートを使用したダイナミック型のD型フリップフロップとして構成され、入力部aから出力部fにかけて順次縦続接続されたトランスミッションゲート73、インバータ74、トランスミッションゲート75及びインバータ76で構成されている。図8中のC3,C4は寄生容量である。
図9に示す例では、単位回路70は、クロックドインバータを使用したスタティック型のD型フリップフロップとして構成され、入力部aから出力部fにかけて順次縦続接続されたクロックドインバータ77、インバータ78、クロックドインバータ79及びインバータ80と、インバータ78に逆並列接続されたクロックドインバータ81と、インバータ80に逆並列接続されたクロックドインバータ82で構成されている。
図10に示す例では、単位回路70は、トランスミッションゲートを使用したスタティック型のD型フリップフロップとして構成され、入力部aから出力部fにかけて順次縦続接続されたトランスミッションゲート83、インバータ84、トランスミッションゲート85及びインバータ86と、インバータ87及びトランスミッションゲート88の直列回路からなる第1の帰還回路であってインバータ84に並列接続された第1の帰還回路と、インバータ89及びトランスミッションゲート90の直列回路からなる第2の帰還回路であってインバータ86に並列接続された第2の帰還回路とから構成されている。
なお、各段の単位回路70は、全て同じ構成の回路であってもよいし、一部の単位回路70が他の単位回路70と異なる構成の回路であってもよい。例えば、全ての単位回路70を図6及び図7に示す構成の回路で構成してもよいし、一部の単位回路70を図6及び図7に示す構成の回路で構成するとともに他の単位回路70を図8に示す構成の回路で構成してもよい。
本実施の形態では、図5に示すように、垂直シフトレジスタ回路14において、9段の単位回路70が、複数のブロックBV1〜BVjに分けられている。図5では、そのブロックの数jを3としているが、これに限定されるものではない。また、図5に示す例では、いずれのブロックBV1〜BVjも3段の単位回路70からなるが、各ブロックに属する単位回路70の数は1段以上の任意の数でよいし、ブロック毎に当該ブロックに属する単位回路70の数が異なっていてもよい。
本実施の形態では、垂直シフトレジスタ回路14は、図5に示すように、全てのブロックBV1〜BVjの各々に関して、当該ブロックの各段の単位回路70が行う動作モードを、他のブロックから独立して、制御信号CONV1〜CONVjに応じて前記第1及び第2の動作モードのいずれかに切り替えて設定する切替設定部を、備えている。
本実施の形態では、この切替設定部は、ブロックBV1〜BVjに対して1対1に設けられた個別切替設定部S1〜Sjで構成されている。各個別切替設定部S1〜Sjは、図5に示すように、オアゲート91,92及びノットゲート93,94で構成されている。これにより、各個別切替設定部S1〜Sjは、対応するブロックの各段の単位回路70を第1のモードに設定することをLレベルで示すとともに第2のモードに設定することをHレベルで示す制御信号(制御回路4からの制御信号CONV1〜CONVjのうちの対応する制御信号)を受け、この制御信号がLレベルの場合に、対応するブロックの各段の単位回路70のクロック入力部b,dに一方の相のクロック信号φV1及びその反転信号をそれぞれ入力させるとともに、対応するブロックの各段の単位回路70のクロック入力部c,eに他方の相のクロック信号φV2及びその反転信号をそれぞれ入力させ、前記制御信号がHレベルの場合に、クロック信号φV1,φV2と無関係に、クロック入力部b,cをHレベルにするとともにクロック入力部d,eをLレベルにするようになっている。
なお、図5において、ノットゲート93,94は、各ブロックBV1〜BVjに1組ずつ配置する構成となっている。しかし、この構成に限定される訳ではない。単位回路70については、b入力の反転信号をdに接続し、c入力の反転信号をeに接続する規則になっている。そのため、例えば単位回路70それぞれについて、ノットゲート93,94を1組ずつ配置する構成としても良い。この場合、必要なノットゲート数は増加するが、ノットゲート1つ当たりの駆動負荷は小さくて済むので、サイズも小さくて良い。図5の回路の様に、各ブロックごとにノットゲート93,94を1組ずつ(但し、多数の単位回路70を駆動する必要があるので、大サイズで駆動能力の高いノットゲートが必要)配置するか、単位回路70それぞれに対して小さなサイズのノットゲート93,94を配置するかは、レイアウトの都合により任意に選んで良い。
水平シフトレジスタ回路18の構成については図面に示していないが、水平シフトレジスタ回路18は、垂直シフトレジスタ回路14と同様に構成されている。水平シフトレジスタ回路18の構成については、垂直シフトレジスタ回路14に関する図5及びその説明において、垂直シフトレジスタ回路14を水平シフトレジスタ回路18と、垂直スタートパルスφSTVを水平スタートパルスφSTHと、クロック信号φV1、φV2をクロック信号φH1、φH2と、垂直シフトパルスφSV1〜φSVnを水平シフトパルスφSH1〜φSHmと、n段をm段と、ブロック数jをブロック数k、ブロックBV1〜BVjをブロックBH1〜BHk(図示せず)と、制御信号CONV1〜CONVjを制御信号CONH1〜CONHkと、それぞれ読み替えられたい。
次に、本実施の形態による固体撮像装置の動作例について、垂直シフトレジスタ回路14の動作を中心にして説明する。
図11は、通常の全画素読み出し時において垂直シフトレジスタ回路14に入出力される各信号を示すタイミングチャートである。
図11は、垂直シフトレジスタ回路14の構成が図5に示す段数(n=9)及びブロック数(j=3)であることを前提にしている。また、図11では、スタートパルスφSTVは、クロック信号φV1の立ち下がりで確定し、垂直シフトパルスφSV1〜φSVnはクロック信号φV2の立ち上がりで確定するものとしている。この点は、後述する図12、図13及び図18についても同様である。
通常の全画素読み出し時においては、図11に示すように、全ての制御信号CONV1〜CONVjがLレベルにされる。その結果、垂直シフトレジスタ回路14の全てのブロックBV1〜BVjの各段の単位回路70がクロック信号φV1,φV2に従うシフト動作による第1の動作モードを行い、垂直シフトパルスφSV1〜φSVnが順次、行選択を示すHレベルとなる。また、通常の全画素読み出し時においては、同様に、全ての制御信号CONH1〜CONHjがLレベルにされる。その結果、水平シフトレジスタ回路18の全てのブロックBH1〜BHkの各段の単位回路70がクロック信号φH1,φH2に従うシフト動作による第1の動作モードを行い、水平シフトパルスφSH1〜φSHnが順次、列選択を示すHレベルとなる。なお、図面には示していないが、タイミングジェネレータ3からの各パルスは従来の固体撮像装置と同様のタイミングで供給される。この点は、全画素読み出し時のみならず部分読み出し時においても同様である。
したがって、通常の全画素読み出し時には、順次全画素11の読み出しが行われる。
図12は、部分読み出し時において垂直シフトレジスタ回路14に入出力される各信号の一例を示すタイミングチャートである。
部分読み出し時においては、例えば、図12に示すように、垂直シフトレジスタ回路14のブロックBV1〜BVjのうちの読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックの制御信号(制御信号CONV1〜CONVjのうちの対応する制御信号)をHレベルにするとともに、読み出しを行う画素範囲に対応するブロックの制御信号(制御信号CONV1〜CONVjのうちの対応する制御信号)をLレベルとする。図12は、読み飛ばしを行う画素範囲が4行目〜6行目である例を示している。よって、図12では、4行目〜6行目に対応する2番目のブロックBV2の制御信号CONV2をHレベルとし、他の行に対応するブロックBV1,BV3の制御信号CONV1,CONV3をLレベルとしている。その結果、図12に示すように、垂直シフトレジスタ回路14の1番目及び3番目のブロックBV1,BV3の各段の単位回路70が前記第1の動作モードを行う一方、2番目のブロックBV2の各段の単位回路70が前記第2の動作モードを行うため、1番目のブロックBV1の最後の段の垂直シフトパルスφSV3から3番目のブロックBV3の最初の段の垂直シフトパルスφSV7へ飛び越す飛び越し動作が行われる。
また、部分読み出し時においては、水平シフトレジスタ回路18のブロックBH1〜BHk(図示せず)のうちの読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックの制御信号(制御信号CONH1〜CONHkのうちの対応する制御信号)をHレベルにするとともに、読み出しを行う画素範囲に対応するブロックの制御信号(制御信号CONH1〜CONHkのうちの対応する制御信号)をLレベルとする。その結果、読み飛ばしを行う画素範囲に対応する水平シフトレジスタ回路18のブロックの各段の単位回路70が前記第1の動作モードを行う一方、他のブロックの各段の単位回路70が前記第2の動作モードを行うため、垂直シフトレジスタ回路14の場合と同様の飛び越し動作が行われる。
このようにして、クロック信号φV1,φV2及びクロック信号φH1,φH2の周波数を全画素読み出し時と同じにしたまま、読み出さない画素についての飛び越し走査が行われ、全ての画素のうちの一部の画素についてのみ読み出しが行われる。
ところで、図12に示すように、部分読み出し時の全期間に渡って、読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックBV2の制御信号CONV2をHレベルにしてしまうと、対応するブロックBV2の各段の単位回路70の出力である垂直シフトパルスφSV4〜φSV6も、前段のブロックBV1の最終段の単位回路70の出力であるシフトパルスφSV3と同時にHレベルになってしまい、3行目の選択時に4行目〜6行目も同時に選択した状態となってしまう。したがって、図12に示すように制御信号CONV2を部分読み出し時の全期間に渡ってHレベルにしてしまうと、実際には、正常に画素を読み出すことができなくなってしまう。
そこで、これを防ぐために、実際には、読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックの各段の単位回路70の出力である垂直シフトパルスが同時にHレベルとなっても、読み出しを行う画素の読み出しが正常に行われるように、読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックの制御信号のHレベルのタイミングが設定される。具体的には、例えば、読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックの制御信号は、当該読み飛ばしブロックの前側で最も近い読み出しブロックの最終段の単位回路70に対応する行の画素の読み出し期間はLレベルとし、その読み出し期間後の期間において当該読み飛ばしブロックの後側で最も近い読み出しブロックの最前段の単位回路70に信号(Hレベル)を伝達するのに必要な期間はHレベルとして、残りの期間はHレベル及びLレベルのいずれかにすればよい。 その例を図13に示す。図13では、読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックBV2の制御信号CONV2は、当該読み飛ばしブロックBV2の前側で最も近い読み出しブロックBV1の最終段の単位回路70に対応する3行目の画素の読み出し期間Pの開始時点t1より若干早い時点でLにされ、ブロックBV1の最終段の単位回路70に対応する3行目の画素のシフトパルスφSV3の立ち下がり時点と前記期間Pの終了時点との間の時点でHレベルにされ、シフトパルスφSV3の立ち下がり時点から若干遅い時点までHレベルのままにされている。その他の期間(図13中のハッチングを付した期間)は、Hレベル及びLレベルのいずれでもよい。
このように制御信号CONV2のHレベルのタイミングを設定すれば、読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックBV2の各段の単位回路70の出力である垂直シフトパルスφSV4〜φSV6がHレベルになっても、その時点では、前段のブロックBV1の最終段の単位回路70に対応する3行目の画素の読み出しが終了しているので、その読み出しに何ら影響を与えることがなく、その読み出しを正常に行うことができる。
以上、垂直シフトレジスタ回路14の制御信号CONV1〜CONVjの実際のタイミングについて説明したが、水平シフトレジスタ回路18の制御信号CONH1〜CONHkの実際のタイミングについても同様である。
ここで、画素部の各領域と、垂直シフトレジスタ回路14の単位回路70のブロック分割方法及び水平シフトレジスタ回路18の単位回路70のブロック分割方法との関係の一例を、図14に示す。
図14に示す例では、画素11が2次元に配置された領域は、9個のオートフォーカス用領域R1〜R9と、領域R5を含む中央領域R10と、領域R1〜R10を含むAPS−Cサイズの領域R11と、領域R1〜R11を含む35mm相当のフルサイズ領域R12と、領域R12の2辺に隣接するL字状の領域R13とを有している。領域R13の画素11はOB画素とされ、他の領域R1〜R12の画素は有効画素とされている。
図14に示す例では、各領域R1〜R13は次のような動作で用いられる。ただし、基本的に、以下に説明するいずれの動作時にも、OB画素の領域R13は常に読み出される。OB画素の領域R13を常に読み出せば、常に基準黒レベルの出力を得ることができる。
オートフォーカス時に、領域R1〜R9のうちの1つ又は複数の領域を部分読み出しする。マグニファイヤー動作時に、中央領域R10のみを液晶モニタ等に拡大表示して使用者が確認しながら厳密にピント合わせを行うために、画面中央部を切り出して動画表示する。撮像時に、35mm相当フルサイズが選択されていると、領域R12で撮像され、クロップ動作時には、APS−Cサイズの領域が部分読み出しされ切り出されて撮像される。このクロップ動作では、35mm相当フルサイズの撮像の場合よりも、高速連写が可能となる。
図14に示す例では、垂直シフトレジスタ回路14における単位回路70のブロック分割は、図14中の各領域R1〜R13の垂直方向の境界で行い、垂直シフトレジスタ回路14の単位回路70は、図14中のブロックBV1〜BV12に分ければよい。また、水平シフトレジスタ回路18における単位回路70のブロック分割は、図14中の各領域R1〜R13の水平方向の境界で行い、水平シフトレジスタ回路18の単位回路70は、図14中のブロックBH1〜BH12に分ければよい。
本実施の形態によれば、前述したように、クロック信号φV1,φV2及びクロック信号φH1,φH2の周波数を全画素読み出し時と同じにしたまま、部分読み出しを行うことができる。したがって、本実施の形態によれば、部分読み出しが可能であるにも拘わらず、通常読み出し用のクロックと高速読み飛ばし用の高周波数のクロックを別個に用意する必要がなくてクロックに関する構成が簡単となる。
また、本実施の形態によれば、クロック信号φV1,φV2及びクロック信号φH1,φH2の周波数を全画素読み出し時と同じにしたまま、部分読み出しを行うことができるので、垂直の部分読み出しのみならず水平の部分読み出しも容易に実現することができる。
[第2の実施の形態]
図15は、本発明の第2の実施の形態による固体撮像装置の垂直シフトレジスタ回路14を示す回路図である。図15において、図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、前記第1の実施の形態では、図5に示すように、垂直シフトレジスタ回路14において、個別切替設定部S1〜SjがブロックBV1〜BVjに対して1対1に設けられ、各ブロックの単位回路70の動作モードをブロック毎に独立して設定することができるようになっているのに対し、本実施の形態では、図15に示すように、個別切替設定部S2はブロックBV2に対して1対1に設けられているものの、個別切替設定部S1はブロックBV1,BV3に対して共通して設けられ、常に、ブロックBV1,BV3の各段の単位回路70が一斉に第1及び第2の動作モードのいずれかに切り替えて設定されるようになっている点のみである。
本実施の形態は、複数のブロックの動作モードを常に連動して設定するような用途に適用することができる。このような用途としては、例えば、有効画素の領域の4辺に隣接してOB画素を配置したような場合を挙げることができる。この場合、OB画素の垂直方向の2つのブロックについて、共通して1つの個別切替設定部を設ければよい。
勿論、第1の実施の形態はこのような用途にも適用できる。しかし、本実施の形態の方が、第1の実施の形態に比べて、個別切替設定部の数が少なくなり、回路構成が簡単となる。
また、本実施の形態によれば、その他に、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
なお、水平シフトレジスタ回路18についても、本実施の形態における垂直シフトレジスタ回路14と同様に構成してもよい。
[第3の実施の形態]
図16は、本発明の第3の実施の形態による固体撮像装置の垂直シフトレジスタ回路14を示す回路図である。図16において、図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、前記第1の実施の形態では、図5に示すように、垂直シフトレジスタ回路14において、個別切替設定部S1〜SjがブロックBV1〜BVjに対して1対1に設けられ、各ブロックの単位回路70の動作モードをブロック毎に独立して設定することができるようになっているのに対し、本実施の形態では、図15に示すように、個別切替設定部S2はブロックBV2に対して1対1に設けられているものの、個別切替設定部S1,S3が除去され、ブロックBV1,BV3に対して共通してノットゲート95,96が設けられ、常に、ブロックBV1,BV3の各段の単位回路70が第1の動作モードのみを行うように設定されている点のみである。
本実施の形態は、いずれか1つ以上のブロックを常に読み出すような用途に適用することができる。このような用途としては、例えば、有効画素の領域の4辺に隣接してOB画素を配置したような場合を挙げることができる。この場合、OB画素の垂直方向の2つのブロックについて、常に第1の動作モードのみを行うように設定すればよい。
勿論、第1の実施の形態はこのような用途にも適用できる。しかし、本実施の形態の方が、第1の実施の形態に比べて、個別切替設定部の数が少なくなり、回路構成が簡単となる。
また、本実施の形態によれば、その他に、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
なお、水平シフトレジスタ回路18についても、本実施の形態における垂直シフトレジスタ回路14と同様に構成してもよい。
[第4の実施の形態]
図17は、本発明の第4の実施の形態による固体撮像装置の垂直シフトレジスタ回路14を示す回路図である。図17において、図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。図18は、部分読み出し時において図17に示す垂直シフトレジスタ回路14に入出力される各信号の一例を示すタイミングチャートである。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、前記第1の実施の形態では、図5に示すように、垂直シフトレジスタ回路14の出力である垂直シフトパルスφSV1〜φSVnとして、各単位回路70の出力がそのまま用いられているのに対し、本実施の形態では、ブロックBV1〜BVj毎に出力制御部SC1〜SCjが設けられ、各ブロックBV1〜BVjの各単位回路70の出力が出力制御部SC1〜SCjを経由して、垂直シフトパルスφSV1〜φSVnとして出力されるようになっている点のみである。各出力制御部SC1〜SCjは、対応するブロックBV1〜BVjの制御信号CONV1〜CONVjの反転信号を得るノットゲート97と、対応するブロックBV1〜BVjの各単位回路70毎に設けられたアンドゲート98であって、当該単位回路70の出力と当該ブロックに対応して設けられたノットゲート97の出力とを2つの入力とするアンドゲート98と、から構成されている。各アンドゲート98の出力が、垂直シフトパルスφSV1〜φSVnとして、垂直駆動回路16に供給される。
したがって、各出力制御部SC1〜SCjは、対応するブロックの各段の単位回路70が行う動作モードが前記第1の動作モードに設定されている場合(すなわち、対応するブロックの制御信号がLレベルの場合)には、対応するブロックの各単位回路70の出力と同じ信号をシフトパルスとして出力する。一方、各出力制御部SC1〜SCjは、対応するブロックの各段の単位回路70が行う動作モードが前記第2の動作モードに設定されている場合(すなわち、対応するブロックの制御信号がHレベルの場合)には、対応するブロックの単位回路70の出力に拘わらずに強制的にLレベルをシフトパルスとして出力する。
このため、本実施の形態では、通常の全画素読み出し時においては、前記第1の実施の形態と同じく、垂直シフトレジスタ回路14に入力される各信号を図11に示す通りとすれば、出力制御部SC1〜SCjから出力されるシフトパルスφSV1〜φSVnは図11に示す通りとなる。
一方、本実施の形態では、出力制御部SC1〜SCjを備えているので、図12に示すような制御信号CONV2のタイミング制御は不要となり、図18に示すように、部分読み出し時の全期間に渡って、読み飛ばしを行う画素範囲に対応するブロックBV2の制御信号CONV2をHレベルにしても、対応するブロックBV2の各段の単位回路70の出力である垂直シフトパルスφSV4〜φSV6は、常にLレベルに保たれ、正常に画素を読み出すことができる。なお、図18は、部分読み出し時において本実施の形態による固体撮像装置の垂直シフトレジスタ回路14に入出力される各信号の一例を示すタイミングチャートである。
本実施の形態によれば、制御信号CONV1〜CONVjに関して特別なタイミング制御が不要となるので、前記第1の実施の形態に比べて、制御回路4の構成が簡単となる。
また、本実施の形態によれば、その他に、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
なお、水平シフトレジスタ回路18についても、本実施の形態における垂直シフトレジスタ回路14と同様に構成してもよい。
また、第1の実施の形態を変形して第2及び第3の実施の形態を得たのと同様の変形を、本実施の形態に対して適用してもよい。
なお、前述した第1の実施の形態や第4の実施の形態では、垂直シフトレジスタ回路14において、制御信号CONV1〜CONVjがブロックBV1〜BVjに対して1対1に供給されるので、制御信号CONV1〜CONVjをパラレルにj本の制御線で制御回路4からイメージセンサ2に供給すると、制御線の本数が増えてしまう。この点は、水平シフトレジスタ回路18についても同様である。しかしながら、例えば、制御信号CONV1〜CONVj,CONH1〜CONHkをシリアル信号として制御回路4からイメージセンサ2のメモリ等に供給し、当該メモリ等から制御信号CONV1〜CONVj,CONH1〜CONHkをブロックBV1〜BVj,BH1〜BHkにそれぞれ供給するようにすれば、制御回路3とイメージセンサ2とを接続する制御線の本数を大幅に減らすことが可能である。特に、前記第4の実施の形態では、読み出しモードが変わらずに同じ画素範囲を繰り返し読み出す間は、CONV1〜CONVj,CONH1〜CONHkは固定されて変わらないので、このようなシリアル信号伝送に適している。
[第5の実施の形態]
図19は、本発明の第5の実施の形態による固体撮像装置の垂直駆動回路16を示す回路図である。図19において、図3中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。図20は、図19に示す垂直駆動回路に入出力される各信号等の一例を示すタイミングチャートである。なお、図19では、行数が偶数であるものとしているが、行数は奇数でもよいことは言うまでもない。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、垂直駆動回路16において、第1の実施の形態では、図3に示すように、各行の単位回路60のアンドゲート64に選択パルスφSELを共通して入力しているのに対し、本実施の形態では、図19に示すように、奇数行の単位回路60のアンドゲート64に選択パルスφSEL−ODDを入力する一方、偶数行の単位回路60のアンドゲート64に選択パルスφSEL−EVENを入力している点のみである。これにより、本実施の形態では、選択パルスを、奇数行の画素11の選択トランジスタTaを制御する選択パルスφSEL−ODDと、偶数行の画素11の選択トランジスタTaを制御する選択パルスφSEL−EVENの2系統に分けている。
本実施の形態では、このように選択パルスを2系統に分けることによって、前記第1の実施の形態において図11及び図13を参照して説明したような動作(ローリング電子シャッタではない通常の動作)の他、ローリング電子シャッタも行い得るようになっている。
ここでは、本実施の形態において、ローリング電子シャッタを行う場合について説明する。ローリング電子シャッタを行うためには、第1のパルス(リセットパルス用の行選択パルス)に対してはリセット動作を行い、第2のパルス(読み出しパルス用の行選択パルス)に対しては選択動作を行う必要がある。それは、垂直スタートパルスφSTVを入れるタイミングを制御することで実現できる。その様子を、図20のタイミングチャートを用いて説明する。図20では、制御信号CONV1〜CONV3及び垂直シフトパルスφSV5〜φSV8の図示は省略している。図20は、ローリング電子シャッタ時における全画素読み出し時の様子を示している。
図20に示すように、φSEL−ODDとφSEL−EVENには、交互にパルスを入力する。ここで、φSV1とφSEL−EVENとが重なるタイミングで、垂直スタートパルスφSTVとしてパルスφSTV−1を入れると、画素11からの読み出し動作を行わずに、リセット動作のみを行うことができる。一方、φSV1とφSEL−ODDとが重なるタイミングで、垂直スタートパルスφSTVとしてパルスφSTV−2を入れると、通常の読み出し動作が行われる。
前記第1のパルスと前記第2のパルスとの間隔(したがって、図20中のパルスφSTV−1,φSTV−2間の間隔T100)を変更することにより、電子シャッタの蓄積時間(図20中のパルスφSTV−1,φSTV−2間の間隔T100と同じ長さの時間となる)を調整することができる。なお、垂直スタートパルスφSTVを入れるタイミングの偶数・奇数により制御を切り替えるので、φSTV−1,φSTV−2間の間隔T100は、奇数行分に設定する。
ローリング電子シャッタ時における部分読み出し時には、垂直スタートパルスφSTV及び選択パルスφSEL−ODD,φSEL−EVENを図20と同様にし、制御信号CONV1〜CONV3を図13と同様にすればよい。
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる他、ローリング電子シャッタではない通常の動作のみならず、ローリング電子シャッタも行い得るという利点も得られる。そして、本実施の形態によれば、部分読み出し時に、読み飛ばしのために飛び越し走査されるブロック(例えば、図13と同様の例では、図5中のブロックBV2)は、有効な垂直シフトパルスからみると(すなわち、行選択の観点から見ると)存在しないのと等価であるため、ローリング電子シャッタ時であっても制約を受けずに部分読み出しを行うことができる。
なお、第1の実施の形態を変形して第2乃至第4の実施の形態を得たのと同様の変形を、本実施の形態に対して適用してもよい。
以上、本発明の各実施の形態及びその変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、前述した各実施の形態等では、単位回路70は2相駆動の回路であったが、本発明では、単位回路70として例えば1相駆動の回路を採用してもよい。
また、前述した各実施の形態等では、垂直シフトレジスタ回路14及び水平シフトレジスタ回路18の両方に本発明によるシフトレジスタ回路を適用しているが、垂直シフトレジスタ回路14及び水平シフトレジスタ回路18のいずれか一方のみに本発明によるシフトレジスタ回路を適用し、他方のシフトレジスタ回路として、各単位回路が前記第1の動作モードのみを行う通常のシフトレジスタ回路を採用してもよい。
さらに、本発明によるシフトレジスタ回路の用途は、固体撮像装置の垂直シフトレジスタ回路14や水平シフトレジスタ回路18に限定されるものではない。例えば、本発明によるシフトレジスタ回路は、X−Yアドレス方式の表示パネルの垂直シフトレジスタ回路や水平シフトレジスタ回路などにも用いることができる。
2 イメージセンサ
3 タイミングジェネレータ
4 制御回路
11 画素
14 垂直シフトレジスタ回路
18 水平シフトレジスタ回路
70 単位回路
BV1〜BVj ブロック
CONV1〜CONVj,CONH1〜CONHk 制御信号
S1〜Sj 個別切替設定部
3 タイミングジェネレータ
4 制御回路
11 画素
14 垂直シフトレジスタ回路
18 水平シフトレジスタ回路
70 単位回路
BV1〜BVj ブロック
CONV1〜CONVj,CONH1〜CONHk 制御信号
S1〜Sj 個別切替設定部
Claims (12)
- 縦続接続された複数段の単位回路を備えたシフトレジスタ回路であって、
前記各段の単位回路は、クロック信号に従うシフト動作によって、当該単位回路に対する入力信号に対応する信号を当該単位回路からの出力信号として伝達する第1の動作モードと、前記クロック信号とは無関係に直ちに、当該単位回路に対する入力信号に対応する信号を当該単位回路からの出力信号として伝達する第2の動作モードとを、選択的に行い得るように構成され、
前記複数段の単位回路は、複数のブロックに分けられ、
前記複数のブロックのうちの少なくとも1つのブロックに関して、当該ブロックの前記各段の単位回路が行う動作モードを、他の少なくとも1つのブロックから独立して、制御信号に応じて前記第1及び第2の動作モードのいずれかに切り替えて設定する切替設定部が設けられた、
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 前記複数段の単位回路のうちの少なくとも1つの単位回路は、縦続接続された第1及び第2のクロックドインバータを含むことを特徴とする請求項1記載のシフトレジスタ回路。
- 前記複数段の単位回路のうちの少なくとも1つの単位回路は、縦続接続された第1のトランスミッションゲート、第1のインバータ、第2のトランスミッションゲート及び第2のインバータを含むことを特徴とする請求項1記載のシフトレジスタ回路。
- 前記複数段の単位回路のうちの少なくとも1つの単位回路は、縦続接続された第1のクロックドインバータ、第1のインバータ、第2のクロックドインバータ及び第2のインバータと、前記第1のインバータに逆並列接続された第3のクロックドインバータと、前記第2のインバータに逆並列接続された第4のクロックドインバータと、を含むことを特徴とする請求項1記載のシフトレジスタ回路。
- 前記複数段の単位回路のうちの少なくとも1つの単位回路は、縦続接続された第1のトランスミッションゲート、第1のインバータ、第2のトランスミッションゲート及び第2のインバータと、第3のインバータ及び第3のトランスミッションゲートの直列回路からなる第1の帰還回路であって前記第1のインバータに並列接続された第1の帰還回路と、第4のインバータ及び第4のトランスミッションゲートの直列回路からなる第2の帰還回路であって前記第2のインバータに並列接続された第2の帰還回路と、を含むことを特徴とする請求項1記載のシフトレジスタ回路。
- 前記複数のブロックのうちの前記少なくとも1つのブロックは、前記複数のブロックの全てのブロックであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシフトレジスタ回路。
- 前記複数のブロックのうちの前記少なくとも1つのブロックは、前記複数のブロックのうちの一部のブロックであり、
前記複数のブロックのうちの残りのブロックの前記各段の単位回路は、前記第1の動作モードのみを固定的に行うように設定されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシフトレジスタ回路。 - 前記切替設定部は、前記複数のブロックのうちの前記少なくとも1つのブロックに関して、当該ブロックの前記各段の単位回路のクロック入力部に対して前記クロック信号を入力させることで、当該ブロックの前記各段の単位回路が行う動作モードを前記第1の動作モードに設定するとともに、当該ブロックの前記各段の単位回路のクロック入力部に対して前記クロック信号とは異なる所定信号を入力させることで、当該ブロックの前記各段の単位回路が行う動作モードを前記第2の動作モードに設定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシフトレジスタ回路。
- 前記クロック信号は2相のクロック信号であることを特徴とする請求項8記載のシフトレジスタ回路。
- 前記複数のブロックのうちの前記少なくとも1つのブロックに関して、当該ブロックに対応して出力制御部が設けられ、
前記出力制御部は、当該ブロックの各段の単位回路が行う動作モードが前記第1の動作モードに設定されている場合には、当該ブロックの各段の単位回路の出力信号に応じた信号を出力するとともに、当該ブロックの各段の単位回路が行う動作モードが前記第2の動作モードに設定されている場合には、当該ブロックの各段の単位回路の出力信号に拘わらずに所定の出力信号を出力する、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のシフトレジスタ回路。 - 2次元に配置された複数の画素と、前記画素の列を選択する水平走査回路と、前記画素の行を選択する垂直走査回路とを備えた固体撮像装置であって、
前記水平走査回路及び前記垂直走査回路の少なくとも一方が、請求項1乃至10のいずれかに記載のシフトレジスタ回路を用いて構成されたことを特徴とする固体撮像装置。 - 前記複数の画素は、入射光を光電変換して入射光に応じた信号を生成する有効画素の他に、黒レベルの信号を生成するオプチカルブラック画素を含むことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006025493A JP2007208685A (ja) | 2006-02-02 | 2006-02-02 | シフトレジスタ回路及びこれを用いた固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006025493A JP2007208685A (ja) | 2006-02-02 | 2006-02-02 | シフトレジスタ回路及びこれを用いた固体撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007208685A true JP2007208685A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38487738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006025493A Pending JP2007208685A (ja) | 2006-02-02 | 2006-02-02 | シフトレジスタ回路及びこれを用いた固体撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007208685A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7989745B2 (en) | 2007-10-01 | 2011-08-02 | Nikon Corporation | Solid-state imaging device with focus detection and electronic camera with focus adjustment |
WO2016103745A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | オリンパス株式会社 | 撮像素子、焦点検出装置及び焦点検出方法 |
CN112542198A (zh) * | 2019-09-20 | 2021-03-23 | 成都辰显光电有限公司 | 一种移位寄存器及显示面板 |
-
2006
- 2006-02-02 JP JP2006025493A patent/JP2007208685A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7989745B2 (en) | 2007-10-01 | 2011-08-02 | Nikon Corporation | Solid-state imaging device with focus detection and electronic camera with focus adjustment |
WO2016103745A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | オリンパス株式会社 | 撮像素子、焦点検出装置及び焦点検出方法 |
JP2016123012A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | オリンパス株式会社 | 撮像素子、焦点検出装置及び焦点検出方法 |
CN107113382A (zh) * | 2014-12-25 | 2017-08-29 | 奥林巴斯株式会社 | 摄像元件、焦点检测装置以及焦点检测方法 |
US10491803B2 (en) | 2014-12-25 | 2019-11-26 | Olympus Corporation | Imaging element, focus detection apparatus, and focus detection method |
CN112542198A (zh) * | 2019-09-20 | 2021-03-23 | 成都辰显光电有限公司 | 一种移位寄存器及显示面板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101124240B1 (ko) | 고체촬상장치의 구동방법, 고체촬상장치 및 촬상 시스템 | |
JP4582198B2 (ja) | 固体撮像装置、撮像装置、固体撮像装置の駆動方法 | |
JP4692196B2 (ja) | 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 | |
JP5076635B2 (ja) | イメージセンサ | |
JP4442669B2 (ja) | 固体撮像素子およびカメラシステム | |
JP2010098516A (ja) | 撮像素子およびその制御方法並びにカメラ | |
JP2007221273A (ja) | 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体 | |
JP5266704B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2012049912A (ja) | 光電変換装置および撮像システム | |
JP6025348B2 (ja) | 信号伝送装置、光電変換装置および撮像システム | |
JP4742666B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2001008109A (ja) | 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム | |
JP4946210B2 (ja) | 固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置 | |
JP5244520B2 (ja) | 固体撮像装置及び撮像装置 | |
JP2007166486A (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2007208685A (ja) | シフトレジスタ回路及びこれを用いた固体撮像装置 | |
JP4286091B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
JP4334950B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
US20050094012A1 (en) | Solid-state image sensing apparatus | |
US20040201762A1 (en) | Solid-state imaging apparatus | |
JP2013162421A (ja) | 固体撮像装置及びこれを用いたデジタルカメラ | |
JP4285828B2 (ja) | 固体撮像装置の駆動方法 | |
JP2009081760A (ja) | 固体撮像装置、その駆動方法及びカメラ | |
JP3607730B2 (ja) | 固体撮像装置及びその駆動方法 | |
JP2004328314A (ja) | 固体撮像素子の駆動方法およびその駆動装置並びに固体撮像装置および撮像装置モジュール |