JP2008288504A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを上げることなく配線低抵抗を下げる。
【解決手段】配線方向に延在し、かつ配線方向に直交する幅方向に複数配列されたダミー配線50を、半導体基板30上にゲート絶縁膜36を介して設ける。ダミー配線50の上方に、絶縁膜(層間絶縁膜37、第1及び第2保護膜39,40)を介して信号配線6を形成する。これにより、信号配線6の幅方向に沿う断面形状がダミー配線50の形状が反映されて蛇行し、断面積が増大する。構成が簡素でかつ製造が容易であるため、製造コストを上げることなく配線低抵抗を下げることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、固体撮像装置などの半導体装置、及びその製造方法に関し、特に、半導体装置内における信号配線の配線構造に関する。
近年、半導体装置の高集積化に伴って、信号配線の線幅の微細化が進んでいるが、単に微細化を行うと配線抵抗が増して動作速度が低下するため、配線抵抗の低下を図る技術が種々提案されている。例えば、半導体記憶装置では、ワード線抵抗の低下を図るために、ワード線に沿って低抵抗金属配線を設け、一定距離ごとにワード線と低抵抗金属配線とをコンタクトプラグによって接続する、いわゆる「裏打ち構造」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
固体撮像装置においても同様に配線抵抗の低下が求められている。固体撮像装置では、多画素化に伴って、信号電荷の読み出し周波数を高くすることが不可欠であり、読み出し駆動用の高周波パルスの波形を鈍りなく伝搬するためには、配線抵抗を十分低くする必要がある。ところが、固体撮像装置では、多画素化に伴う撮像部の面積増大により、その周囲の周辺回路部の配線長が長くなり、配線抵抗が増すといった問題がある。そこで、周辺回路部の配線を多層化することにより配線抵抗を低下させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、固体撮像装置において、周辺回路部に上記の多層配線化や裏打ち構造を採用すると、周辺回路部は厚みが増し、撮像部との間で段差(高低差)が生じるため、この段差をなくすように、全体に膜厚の大きい平坦化膜を形成する必要が生じる。この結果、平坦化膜上もしくはその上方に形成されるマイクロレンズの焦点距離と、その下方の受光面までの距離との関係にズレが生じ、受光特性(感度やスミア特性)が劣化するといった問題が生じる。これらの問題を解決するために、特許文献3では、信号配線下の絶縁膜に溝を形成し、この溝に導電材料を埋め込み、信号配線と一体化することで、信号配線の断面積を実質的に増大させ、配線抵抗の低下を図っている。
特開平7−45720号公報 特開平5−206426号公報 特開2006−294654号公報
しかしながら、特許文献3記載の技術では、絶縁膜に溝を形成するためのエッチング工程が必要であり、また、このエッチングによって絶縁膜下の半導体基板にダメージが生じないように半導体基板上にエッチングストップ膜を形成する必要があるため、構造の複雑化及び工程数の増加を招き、製造コストの増加が問題となる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、製造コストを上げることなく配線低抵抗を下げることができる半導体装置、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられ、配線方向に延在し、かつ前記配線方向に直交する幅方向に複数配列されたダミー配線と、前記配線方向に延在するように、前記複数のダミー配線の上方に絶縁膜を介して形成され、前記幅方向に沿う断面形状が前記複数のダミー配線の形状が反映されて蛇行した信号配線と、を備えたことを特徴とする。なお、前記複数のダミー配線は、互いの間隔を一定に保って並設されていることが好ましい。
また、本発明の半導体装置は、前記半導体基板上に形成され、入射光を光電変換して撮像を行う撮像部と、前記半導体基板上に形成され、前記信号配線を介して前記撮像部に信号を入力する周辺回路部と、を備えた固体撮像装置であることも好ましい。
また、前記撮像部は、入射光を光電変換し信号電荷を生成する複数の光電変換素子と、前記各光電変換素子により生成された信号電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部により転送された信号電荷を電圧信号に変換して出力する出力部とを備え、前記周辺回路部は、前記信号配線を介して前記電荷転送部に駆動信号を入力することが好ましい。
また、前記電荷転送部は、電極間絶縁膜を介して交互に配置された単層構造の第1及び第2転送電極を備え、前記周辺回路部は、前記第1及び第2転送電極の上面を研摩により平坦化する際の過研摩を防止するために、前記第1及び第2転送電極と同一材料で形成されたダミーパターンを備えていることが好ましい。
また、前記ダミー配線、前記第1及び第2転送電極、及び前記ダミーパターンは、ポリシリコンからなることが好ましい。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、電荷転送部を構成するように、電極間絶縁膜を介して交互に配置された単層構造の第1及び第2転送電極と、前記第1及び第2転送電極に駆動信号を入力するための信号配線とを備えた半導体装置の製造方法において、半導体基板上に第1導電性膜と研摩停止層とを順に堆積する工程と、前記第1導電性膜及び前記研摩停止層をパターニングして、前記第1転送電極と、前記信号配線の配線方向に延在し、かつ前記配線方向に直交する幅方向に複数配列された複数のダミー配線とを形成する工程と、前記第1転送電極の側部に前記電極間絶縁膜を形成する工程と、第2導電性膜を堆積する工程と、前記研摩停止層が露呈するように前記第2導電性膜を研摩する工程と、前記第2導電性膜をパターニングして、前記第2転送電極を形成する工程と、絶縁膜と金属膜とを順に堆積する工程と、前記金属層をパターニングして、前記複数のダミー配線の上方に前記信号配線を形成する工程と、を備えたことを特徴とする。
なお、前記第1導電性膜をパターニングして前記第1転送電極と前記ダミー配線を形成する際に、前記信号配線の形成位置の周囲に、同時にダミーパターンを形成することが好ましい。
本発明は、配線方向に延在し、かつ配線方向に直交する幅方向に複数配列されたダミー配線を半導体基板上に配置し、ダミー配線の上方に絶縁膜を介して信号配線を形成することにより、信号配線の幅方向に沿う断面形状を、ダミー配線の形状が反映されて蛇行した形状とすることで、信号配線の断面積を増大させている。この配線構造は、構成が簡素でかつ製造が容易であるため、製造コストを上げることなく配線低抵抗を下げる効果を有する。この配線構造により、信号配線は、高周波パルスの波形を鈍りなく伝搬することができる。
また、半導体装置が単層構造の第1及び第2転送電極を備える場合には、第2転送電極の形成に先立って、上記ダミー配線を第1転送電極とともに形成することにより、ダミー配線は、第2転送電極を研摩により平坦化する際の過研摩防止膜として作用する。また、第1転送電極とともにダミー配線の周囲にダミーパターンを形成することにより、過研摩をさらに防止することができる。
以下、本発明の半導体装置として、CCD型固体撮像装置(CCDイメージセンサ)を例に挙げて説明を行う。
図1において、CCD型固体撮像装置2は、半導体基板上に形成された撮像部3及び周辺回路部4からなる。周辺回路部4は、撮像部3の周囲を取り囲むように形成されている。周辺回路部4には、複数の外部端子5と、撮像部3と外部端子5との間で信号を伝搬する信号配線6などが設けられている。
撮像部3は、2次元状に配置され、入射光を光電変換して信号電荷を生成する複数のフォトダイオード(PD;光電変換素子)10と、PD10の垂直列ごとに設けられ、信号電荷を垂直方向に転送する複数の垂直転送部11と、各垂直転送部11の出力端に共通に接続され、信号電荷を水平方向に転送させる水平転送部12と、水平転送部12の出力端に設けられ、水平転送部12により転送された信号電荷を電圧信号(画素信号)に変換して外部に出力する出力部13とから構成されている。
垂直転送部11の転送電極には、4相の電荷転送を行い得るように、4相の駆動信号(φV1〜φV4)が特定の外部端子5から信号配線6を介して入力される。また、水平転送部12の転送電極には、2相の電荷転送を行い得るように、2相の駆動信号(φH1,φH2)が特定の外部端子5から信号配線6を介して入力される。
出力部13は、図示は省略するが、水平転送部12の端部から順に配設された、出力ゲート、フローティングディフュージョン(FD)、リセットゲート、及びリセットドレインと、FDに接続された出力アンプとからなる。出力アンプは、FDで変換された信号電圧を緩衝増幅して、撮像信号Voutを、信号配線6を介して特定の外部端子5から出力する。
図2において、各垂直転送部11に共通に接続された転送電極のレイアウトをより具体的に示す。PD10は、外形が略八角形であり、一定のピッチでPD10が配列された各列を、隣接する列と半ピッチずらして配列した、いわゆるハニカム配列となっている。転送電極は、交互に配置された第1転送電極20a及び第2転送電極20bからなる。第1及び第2転送電極20a,20bは、隣接するPD10の間を蛇行し、電荷転送チャネル(図3参照)と交差するように、水平方向に延在している。なお、図2では図示を省略しているが、電荷転送チャネルは、隣接するPD10の間を垂直方向に蛇行するように延在している。また、第1及び第2転送電極20a,20bの間には、電極間絶縁膜21が形成されている。
図3において、図2のA−A線に沿う部分の断面構造を示す。半導体基板30は、N型シリコン基板からなり、その表層にはPウェル31が形成されている。このPウェル31内には、N型不純物領域からなるPD10と、N型不純物領域からなる電荷転送チャネル32と、P型不純物領域からなる電荷読み出し領域33と、P型不純物領域からなるチャネルストップ34と、同じくP型不純物領域からなる高濃度領域35とが形成されている。
半導体基板30の表面には、ゲート絶縁膜36が形成されており、ゲート絶縁膜36上には、第1及び第2転送電極20a,20bが単層構造として形成されている。さらに、第1及び第2転送電極20a,20b上には、層間絶縁膜37を介して、遮光膜38が形成されており、遮光膜38上には、第1及び第2保護膜39,40と、平坦化膜41とを介して、カラーフィルタ42及びマイクロレンズ43が形成されている。なお、詳しくは後述するが、第1転送電極20aの表面には、製造時にエッチングマスクとして用いられたシリコン酸化膜44及びシリコン窒化膜45が残存している。
PD10は、遮光膜38に形成された開口38a下に位置しており、PD10上には、暗電流ノイズを軽減するための高濃度領域35が形成されている。電荷転送チャネル32は、第1及び第2転送電極20a,20b下に位置しており、PD10と電荷転送チャネル32との間に、電荷読み出し領域33が位置している。また、チャネルストップ34は、隣接する画素間に位置している。
マイクロレンズ43及びカラーフィルタ42を介して開口38aからPD10に入射した光は、PD10にて信号電荷に変換され蓄積される。電荷読み出し領域33上に一部が延在した第1転送電極20aに所定の電圧が印加されると、電荷読み出し領域33にチャネルが形成され、PD10内の信号電荷が電荷転送チャネル32に移動する。この信号電荷の読み出しは、各PD10について一斉に行われ、この後、第1及び第2転送電極20a,20bに4相の駆動信号(φV1〜φV4)を印加することにより、信号電荷は、電荷転送チャネル32内を水平転送部12に向けて垂直転送される。なお、上記の垂直転送部11は、電荷転送チャネル32と、第1及び第2転送電極20a,20bとによって構成されている。
なお、図示を省略するが、垂直転送部11は、水平転送部12と同様の構成であり、N型不純物領域からなる電荷転送チャネルと、単層構造の転送電極とによって構成されている。
次に、図4において、周辺回路部4の配線構造を示す。信号配線6は、一定の幅Wを持って配線されており、信号配線6の下方には、その幅方向と直交する配線方向に沿って延在するように、複数のダミー配線50が設けられている。ダミー配線50は、互いの間隔を一定に保ってストライプ状に並設されており、各ダミー配線50は、電気的に孤立している。また、信号配線6が配設されていない領域には、矩形状に複数分割されるとともに、格子状に配置され、電気的に孤立したダミーパターン51が設けられている。
詳しくは後述するが、ダミー配線50及びダミーパターン51は、第1転送電極20aと同一の製造工程にて形成され、第1及び第2転送電極20a,20bの上面を研磨して平坦化する際に、周辺回路部4が過研摩されることを抑制し、平坦性を向上させる。
図5において、図4のB−B線に沿う部分の断面構造を示す。半導体基板30上には、ゲート絶縁膜36を介して、ダミー配線50及びダミーパターン51が配設されている。ダミー配線50及びダミーパターン51は、第1転送電極20aと同一の断面構造を有しており、表面には、シリコン酸化膜44及びシリコン窒化膜45が形成されている。ダミー配線50及びダミーパターン51上には、前述の層間絶縁膜37、第1及び第2保護膜39,40が順に形成されている。層間絶縁膜37、第1及び第2保護膜39,40は、全体として絶縁膜であり、ダミー配線50及びダミーパターン51の形状に倣って堆積され、凹凸形状を呈している。
ダミー配線50の上方に位置する第2保護膜40上には、信号配線6が形成されている。信号配線6は、第2保護膜40の凹凸形状に倣って堆積されている。そして、信号配線6上には、第3保護膜46が形成され、第3保護膜46上には、平坦化膜41が形成されている。
このように、信号配線6の幅方向に沿う断面は、略一定の厚みで、蛇行した形状を呈しており、平坦面上に形成された従来の信号配線に比して断面積が大きいため、配線抵抗が低下する。この結果、信号配線6は、駆動信号の波形を鈍りなく伝搬することができる。なお、信号配線6の幅方向に沿う断面の蛇行の程度、及びこれに応じた断面積は、ダミー配線50の配列間隔により適宜調整可能である。
また、信号配線6の配線方向に沿う断面形状は、下方に配置されたストライプ状のダミー配線50の形状が反映され、配線方向に関して上下に蛇行することなく一定の形状を保っているため、従来の信号配線と比べて配線長の増大は生じない。
次に、図6〜図15を参照し、CCD型固体撮像装置2の製造方法を、撮像部3の第1及び第2転送電極20a,20bの製造過程と、周辺回路部4のダミー配線50及び信号配線6の製造過程に着目して説明する。
まず、半導体基板30の撮像部3に、イオン注入によって、前述のPウェル31、PD10、電荷転送チャネル32、電荷読み出し領域33、チャネルストップ34、高濃度領域35などの不純物拡散領域を形成する。次いで、図6(A)に示すように、半導体基板30上にゲート絶縁膜36を形成し、このゲート絶縁膜36上に、ポリシリコン(多結晶シリコン)からなる第1導電性膜60と、シリコン酸化膜44と、シリコン窒化膜45とをCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって堆積する。なお、ゲート絶縁膜36は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜を順に堆積させた、いわゆるONO膜とする。
次いで、シリコン窒化膜45上にレジスト材を塗布し、フォトリソグラフィにより、図6(B)に示すように、レジストマスク61を形成する。レジストマスク61は、撮像部3の第1転送電極20aを形成するためのパターン61aと、周辺回路部4のダミー配線50を形成するためのパターン61bと、周辺回路部4のダミーパターン51を形成するためのパターン61cとからなる。
次いで、レジストマスク61に基づいて異方性エッチングを行い、図7(A)に示すように、シリコン窒化膜45及びシリコン酸化膜44を、ほぼレジストマスク61の形状にパターニングする。この後、アッシング(灰化処理)によってレジストマスク61を除去し、シリコン窒化膜45及びシリコン酸化膜44をマスクとして、異方性エッチング行い、図7(B)に示すように、第1導電性膜60のパターニングを行う。これにより、前述の第1転送電極20a、ダミー配線50、及びダミーパターン51が形成される。なお、このエッチング方法に限られず、レジストマスク61に基づいて、シリコン窒化膜45、シリコン酸化膜44、及び第1導電性膜60を一括してエッチングしてもよい。
次いで、表面酸化及びCVD法により、図8(A)に示すように、第1導電性膜60の表面及びシリコン窒化膜45上を覆うように、酸化シリコンからなる電極間絶縁膜21を形成する。この後、CVD法により、図8(B)に示すように、全面に、ポリシリコンからなる第2導電性膜62を全体に堆積する。このとき、第2導電性膜62の膜厚は、第1導電性膜60、シリコン酸化膜44、及びシリコン窒化膜45の膜厚の合計より厚くする。
次いで、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、第2導電性膜62の表面を研摩し、図9(A)に示すように、第2導電性膜62の表面を平坦化する。このとき、第1導電性膜60上のシリコン窒化膜45をストッパ(研摩停止層)として用いる。これにより、撮像部3及び周辺回路部4の全体にわたって平坦な表面が得られる。この後、レジスト材を塗布し、フォトリソグラフィにより、図9(B)に示すように、第1及び第2転送電極20a,20bの形成領域上、ダミー配線50及びダミーパターン51の形成領域上に、レジストマスク63を形成する。
次いで、レジストマスク63に基づいて異方性エッチングを行い、図10(A)に示すように、第2導電性膜62をパターニングする。残った第2導電性膜62により、第2転送電極20bが形成される。この後、アッシングによってレジストマスク63を除去し、CVD法により、図10(B)に示すように、全面に、酸化シリコンからなる層間絶縁膜37を形成する。このとき、層間絶縁膜37の膜厚は、第1導電性膜60の膜厚より十分に薄くする。
次いで、CVD法により、図11(A)に示すように、全面に、タングステンからなる第1金属膜64を形成し、さらに第1金属膜64上にレジスト材を塗布し、フォトリソグラフィによりレジストマスク65を形成する。このレジストマスク65は、前述の遮光膜38の形成領域に設ける。この後、レジストマスク65に基づいて異方性エッチングを行い、図11(B)に示すように、第1金属膜64をパターニングする。これにより、前述の遮光膜38が形成される。
次いで、アッシングによってレジストマスク65を除去し、CVD法により、図12(A)に示すように、全面に、酸化シリコンからなる第1保護膜39を形成する。この後、CVD法により、図12(B)に示すように、BPSG(Boron Phosphorous Silicate Glass)からなる第2保護膜40を形成する。
次いで、スパッタリングにより、図13(A)に示すように、全面に、アルミニウムからなる第2金属膜66を形成し、さらに第2金属膜66上にレジスト材を塗布し、フォトリソグラフィによりレジストマスク67を形成する。このレジストマスク67は、前述の信号配線6の形成領域に設ける。この後、レジストマスク67に基づいて異方性エッチングを行い、図13(A)に示すように、第2金属膜66をパターニングする。これにより、前述の信号配線6が形成される。
次いで、アッシングによってレジストマスク67を除去し、CVD法により、図14(A)に示すように、全面に、窒化シリコンからなる第3保護膜46を形成し、さらに第3保護膜46上にレジスト材を塗布し、フォトリソグラフィによりレジストマスク68を形成する。このレジストマスク68は、周辺回路部4の形成領域に設ける。この後、レジストマスク68に基づいて異方性エッチングを行い、図14(B)に示すように、撮像部3の形成領域上から第3保護膜46を除去する。
次いで、アッシングによってレジストマスク68を除去し、図15に示すように、全体に平坦化膜41を形成する。平坦化膜41は、例えば、有機膜を形成し、この表面をCMPによって研摩することによって形成する。そして、撮像部3の平坦化膜41上に、前述のカラーフィルタ42とマイクロレンズ43とを順に形成することにより、CCD型固体撮像装置2が完成する。
上記製造方法では、半導体基板30上にダミー配線50を配し、この上方に形成した絶縁膜(層間絶縁膜37、第1及び第2保護膜39,40)を平坦化することなく信号配線6の形成を行っているので、信号配線6の幅方向に沿う断面は、ダミー配線50の形状が反映されて蛇行形状となる。この結果、断面積が増加し、配線抵抗が低下する。
なお、図6〜図15では、水平転送部12の製造プロセスを示していないが、水平転送部12の製造方法は、上記した垂直転送部11の製造方法と同様であり、並行して同時に製造される。
また、上記実施形態では、第1導電性膜60及び第2導電性膜62をポリシリコンによって形成しているが、本発明はこれに限定されず、アモルファスシリコンや、ポリシリコンにP(リン)を添加したドープトポリシリコンなどを用いてもよい。
また、上記実施形態では、周辺回路部4の過研摩を防止するためにダミーパターン51を設けているが、ダミーパターンの形状及び配置は上記の形態には限定されず適宜変更してよい。例えば、図16に示すように、互いの間隔を一定に保ってストライプ状に配置されたダミーパターン70を設けてもよい。
また、上記実施形態では、半導体装置としてCCD型固体撮像装置を例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されず、CMOS型固体撮像装置や、ロジック半導体装置、半導体記憶装置などにも適用可能である。
CCD型固体撮像装置の構成を示す模式図である。 転送電極のレイアウトを示す平面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 周辺回路部の配線構造を示す平面図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その1)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その2)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その3)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その4)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その5)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その6)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その7)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その8)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その9)である。 CCD型固体撮像装置の製造プロセスを示す断面図(その10)である。 ダミーパターンの変形例を示す平面図である。
符号の説明
2 CCD型固体撮像装置
3 撮像部
4 周辺回路部
5 出力部
6 信号配線
10 フォトダイオード(光電変換素子)
11 垂直転送部(電荷転送部)
12 水平転送部(電荷転送部)
20a 第1転送電極
20b 第2転送電極
21 電極間絶縁膜
30 半導体基板
32 電荷転送チャネル
33 電荷読み出し領域
34 チャネルストップ
36 ゲート絶縁膜
37 層間絶縁膜
38 遮光膜
39 第1保護膜
40 第2保護膜
41 平坦化膜
44 シリコン酸化膜
45 シリコン窒化膜(研摩停止層)
46 第3保護膜
50 ダミー配線
51,70 ダミーパターン
60 第1導電性膜
62 第2導電性膜
64 第1金属膜
66 第2金属膜

Claims (8)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられ、配線方向に延在し、かつ前記配線方向に直交する幅方向に複数配列されたダミー配線と、
    前記配線方向に延在するように、前記複数のダミー配線の上方に絶縁膜を介して形成され、前記幅方向に沿う断面形状が前記複数のダミー配線の形状が反映されて蛇行した信号配線と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記複数のダミー配線は、互いの間隔を一定に保って並設されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体基板上に形成され、入射光を光電変換して撮像を行う撮像部と、
    前記半導体基板上に形成され、前記信号配線を介して前記撮像部に信号を入力する周辺回路部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記撮像部は、入射光を光電変換し信号電荷を生成する複数の光電変換素子と、前記各光電変換素子により生成された信号電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部により転送された信号電荷を電圧信号に変換して出力する出力部とを備え、
    前記周辺回路部は、前記信号配線を介して前記電荷転送部に駆動信号を入力することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記電荷転送部は、電極間絶縁膜を介して交互に配置された単層構造の第1及び第2転送電極を備え、
    前記周辺回路部は、前記第1及び第2転送電極の上面を研摩により平坦化する際の過研摩を防止するために、前記第1及び第2転送電極と同一材料で形成されたダミーパターンを備えていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記ダミー配線、前記第1及び第2転送電極、及び前記ダミーパターンは、ポリシリコンからなることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 電荷転送部を構成するように、電極間絶縁膜を介して交互に配置された単層構造の第1及び第2転送電極と、前記第1及び第2転送電極に駆動信号を入力するための信号配線とを備えた半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上に第1導電性膜と研摩停止層とを順に堆積する工程と、
    前記第1導電性膜及び前記研摩停止層をパターニングして、前記第1転送電極と、前記信号配線の配線方向に延在し、かつ前記配線方向に直交する幅方向に複数配列された複数のダミー配線とを形成する工程と、
    前記第1転送電極の側部に前記電極間絶縁膜を形成する工程と、
    第2導電性膜を堆積する工程と、
    前記研摩停止層が露呈するように前記第2導電性膜を研摩する工程と、
    前記第2導電性膜をパターニングして、前記第2転送電極を形成する工程と、
    絶縁膜と金属膜とを順に堆積する工程と、
    前記金属層をパターニングして、前記複数のダミー配線の上方に前記信号配線を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1導電性膜をパターニングして前記第1転送電極と前記ダミー配線を形成する際に、前記信号配線の形成位置の周囲に、同時にダミーパターンを形成することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2018063578A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 日本航空電子工業株式会社 印刷配線の製造方法

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