JP2008287292A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投写レンズユニットを上下左右にシフトさせることとする場合でも構成の複雑化は生じにくく、また、シフト操作も容易であるレンズシフト機構を備えた投写型映像表示装置を提供することを課題とする。
【解決手段】摺動ベース3に支持されたレンズ取付部材2と、レンズ取付部材2に固定された投写レンズユニット115と、レンズ取付部材2を摺動ベース3に押圧する押圧手段6と、一側がレンズ取付部材2に係合すると共に、他側がねじ機構16に連結され、ねじ機構16の操作により投写レンズユニット115をシフトさせる連結部材と、レンズ取付部材2よりも投写レンズユニット115の光軸方向の下流側であって、投写レンズユニット115を避けた位置の摺動ベース3上に配置され、ねじ機構を手動で操作するつまみ部16aとを備えている。
【選択図】 図9

Description

この発明は、レンズシフト機構及び投写型映像表示装置に関する。
図11は3板式カラー液晶プロジェクタの光学系を例示した図である。光源101の発光部は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等から成り、その照射光はパラボラリフレクタによって平行光となって出射され、インテグレータレンズ102へと導かれる。
インテグレータレンズ102は一対のレンズ群にて構成されており、個々のレンズ対が光源101から出射された光を液晶ライトバルブ111,112,113の全面へ導くようになっている。インテグレータレンズ102を経た光は、第1ダイクロイックミラー103へと導かれる。
第1ダイクロイックミラー103は、赤色波長帯域の光を透過し、シアン(緑+青)の波長帯域の光を反射する。第1ダイクロイックミラー103を透過した赤色波長帯域の光は、全反射ミラー104にて反射されて光路を変更される。全反射ミラー104にて反射された赤色光はコンデンサレンズ108を経て赤色光用の透過型の液晶ライトバルブ111を透過することによって光変調される。一方、第1ダイクロイックミラー103にて反射したシアンの波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラー105に導かれる。
第2ダイクロイックミラー105は、青色波長帯域の光を透過し、緑色波長帯域の光を反射する。第2ダイクロイックミラー105にて反射した緑色波長帯域の光はコンデンサレンズ109を経て緑色光用の透過型の液晶ライトバルブ112に導かれ、これを透過することによって光変調される。また、第2ダイクロイックミラー105を透過した青色波長帯域の光は、全反射ミラー106,107、及びコンデンサレンズ110を経て青色光用の透過型の液晶ライトバルブ113に導かれ、これを透過することによって光変調される。
各液晶ライトバルブ111,112,113は、入射側偏光板と、一対のガラス基板(画素電極や配向膜を形成してある)間に液晶を封入して成るパネル部と、出射側偏光板とを備えて成る。液晶ライトバルブ111,112,113を経ることで変調された変調光(各色映像光)は、ダイクロイックプリズム114によって合成されてカラー映像光となる。このカラー映像光は、投写レンズユニット115によって拡大投写され、スクリーン上に投影表示される。
図12は上記投写レンズユニット115を上下方向に移動させるためのレンズシフト機構を示した斜視図である。このレンズシフト機構により、液晶プロジェクタ本体をそのままに投写映像を上下に移動させたり、映像が台形状になるのを軽減することができる。
投写レンズユニット115が固定される移動ベース121の四隅には滑り軸受け121aが設けられており、これら滑り軸受け121aにガイドシャフト122が挿通され、移動ベース121はガイドシャフト122に沿って上下方向に案内される。移動ベース121の側部には板部材121bが固着されている。この板部材121bにはねじ穴が形成されており、このねじ穴に昇降シャフト123の雄ねじ部123aが螺合されている。ねじシャフト123はその回転のみが許され、上下移動等が生じないように軸受け124によって上部及び下部が支持されている。前記軸受け124や前記ガイドシャフト122は固
定ベース129に固定されている。ねじシャフト123の下端部にはウオームギア125が固着されており、このウオームギア125にモータ127の回転軸に固着されたウオームねじ126が螺合している。前記モータ127の回転軸が回転することでねじシャフト123が回転して板部材121bが昇降し、この板部材121bに連結されている移動ベース121が昇降する。
上記レンズシフト機構においては、移動ベース121の昇降を円滑に行なうために、ガイドシャフト122はステンレス鋼などの金属製で滑らかに研削されたものが用いられ、また、軸受け121aはポリアセタール(POM)などの樹脂やオイルレスベアリングを用いている。しかしながら、移動ベース121の昇降時の軸振れを低減するためには、ガイドシャフト122と軸受け121aの隙間を少なくする必要があり、更に、移動ベース121の基準面から4個の軸受け121aまでの寸法と平行度、及び固定ベース129の基準面からガイドシャフト122までの寸法と平行度に高い精度が求められることになり、これらの公差を小さくしていくと、部品のばらつき、及び累積誤差によって移動ベース121の昇降が円滑に行なわれないことが生じる。
そして、上記従来構成のレンズシフト機構によって投写レンズユニット115の上下左右の移動を実現しようとすれば、移動ベース121、ガイドシャフト122、滑り軸受け121a、ねじシャフト123等の構成要素が昇降用と左右シフト用の2組必要になり、部品点数の増加、重量の増大、組立作業性の低下といった問題を招いてしまう。
この発明は、上記の事情に鑑み、投写レンズユニットを上下左右にシフトさせることとする場合でも構造の複雑化は生じにくく、また、シフト操作も容易であるレンズシフト機構及びこのレンズシフト機構を備えた投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、光源から出射された光を映像生成光学系にて光変調し、映像投写を行なう投写レンズユニットをその光軸に対して直交する方向にシフトさせるレンズシフト機構を備えた投写型映像表示装置において、投写型映像表示装置の筐体に固定された摺動ベースと、摺動ベースに対し摺動自在に支持された板状のレンズ取付部材と、レンズ取付部材に固定された投写レンズユニットと、レンズ取付部材を摺動ベースに押圧する押圧手段と、一側がレンズ取付部材に係合すると共に、他側がねじ機構に連結され、ねじ機構の操作により投写レンズユニットをシフトさせる連結部材と、レンズ取付部材よりも投写レンズユニットの光軸方向の下流側であって、投写レンズユニットを避けた位置の摺動ベース上に配置され、ねじ機構を手動で操作するつまみ部とを備えていることを特徴とする。
本発明の請求項1の構成によれば、ねじ機構によって投写レンズユニットをシフトさせることができるため、シフト操作を容易に行うことができる等の効果を奏する。
以下、この発明のレンズシフト機構及び投写型映像表示装置を図1乃至図10に基づいて説明する。なお、以下に示す実施形態の投写型映像表示装置は、透過型の液晶表示パネルを3枚用いた液晶プロジェクタとしており、その映像生成光学系については従来例の説明で用いた図11の液晶プロジェクタと同じにしているので、当該光学系の説明については省略し、レンズシフト機構について主に説明していく。
(実施形態1)
図1は投写レンズユニット115を直接移動させるタイプのレンズシフト機構を示した図であり、同図(a)は断面図であり、同図(b)は正面図である。レンズ取付板2の取付面には投写レンズユニット115が取り付けられており、当該取付面とは反対側の面には複数個(例えば、4個)の摺接ボス2aが形成されている。摺接ボス2aは、一体成形に限るものではなくて別体物としてもよく、この場合、円滑な摺動を行なわせるために、摺接ボス2aをポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリテトラフルオロレエチレン(PTFE)などを用いて形成するのが望ましい。また、後方レンズ115aはレンズ取付板2によって固定しているが、これに限るものではなく、投写レンズユニット115において固定されるものでもよい。
投写型映像表示装置の筐体1には偏平箱状の摺動ベース3が固定されている。
この摺動ベース3内に前記レンズ取付板2及び投写レンズユニット115の後端側部分が収容されており、前記レンズ取付板2の摺接ボス2aが摺動ベース3の内底面に接している。摺動ベース3の開放端側にはカバー部材4がねじ5によって装着されている。
カバー部材4の裏面側にはばね支持用ボス4aが複数個(例えば、4個)形成されている。各ばね支持用ボス4aには、コイルばね6が外嵌されている。ばね支持用ボス4aの先端には、前記コイルばね6の付勢を受けて摺接体7を支持付勢する座部8が設けられている。座部8における軸部分は前記ボス4aの先端側に形成された支持穴部に移動可能に嵌合されている。カバー部材4をねじ5によって摺動ベース3に装着すると、コイルばね6は縮装状態となり、摺接体7がレンズ取付板2に押し当てられ、これによってレンズ取付板2が摺動ベース3に押しつけられる。すなわち、レンズ取付板2は摺動ベース3と摺接体7との間に挟まれて弾性的に支持されて摺動ベース3に押圧される。このときの押圧力は、レンズ取付板2(投写レンズユニット115)の位置保持と位置移動とを可能とするように設定される。すなわち、利用者が投写レンズユニット115に移動のための力を加えれば投写レンズユニット115は移動し、力を加えるのを止めればその位置で投写レンズユニット115の位置が保持されるように押圧力が設定される。
カバー部材4の表面側中央部には投写レンズユニット115を囲うように円筒形状の筒状突出部4bが形成されている。筒状突出部4bの内面と投写レンズユニット115との間には投写レンズユニット115のシフト幅に対応した隙間が確保されている。
上記のレンズシフト機構においては、筒状突出部4bと投写レンズユニット115とに指をかけて当該投写レンズユニット115を上下左右の所望の位置にシフトさせることができる。また、このように筒状突出部4bに指をかけて投写レンズユニット115を移動させることができるので、投写型映像表示装置自体が移動してしまうこともない。
(実施形態2)
図2及び図3はレバー操作タイプのレンズシフト機構を示した図であり、図2(a)は横断面図であり、同図(b)は同図(a)のA矢視部拡大図であり、図3(a)は縦断面図であり、同図(b)は正面図である。なお、このレンズシフト機構は上述のレンズシフト機構と同様、カバー部材がねじによって摺動ベースに装着されるのであるが、その詳細の図示は省略している。
そして、このレンズシフト機構も前述したレンズシフト機構と同様、コイルばね6によって座部8を介して摺接体7をレンズ取付板2Aに押し当て、これによってレンズ取付板2Aを摺動ベース3に押しつける構成となっており、このときの押圧力は、レンズ取付板2A(投写レンズユニット115)の位置保持と位置移動とを可能とするように設定される。
投写レンズユニット115を囲うように角筒形状の筒状突出部4b′が形成されている。この筒状突出部4b′の大きさは、投写レンズユニット115のシフト幅及び後述する回動軸12Aの配置を考慮して定められている。回動軸12Aは投写レンズユニット115を避けるようにして筒状突出部4b′の縁側に設けられている。投写レンズユニット115を上下左右に移動させるために回動軸12Aは二組設けられている。
回動軸12Aは、筒状突出部4b′の高さ(或いは横幅)に対応した長さを有し、その一端及び他端が筒状突出部4b′に形成された穴に嵌合支持されることで回動する。回動軸12Aの一端又は他端は筒状突出部4b′の穴から突出しており、この突出部にはレバー11Aが付設されている。利用者はレバー11Aを操作して回動軸12Aを回動させることができる。また、回動軸12Aにはその軸方向に直交して突出する二つの作動片13Aが形成されている。これら作動片13Aはレンズ取付板2Aに形成された凹部に係合され、前記レバー11Aを操作することでレンズ取付板2A(投写レンズユニット115)の位置移動が行なえる。この実施形態では、先に述べたように、投写レンズユニット115を上下左右に移動させるようにしている。このため、前記作動片13Aに係合する凹部は、作動片13Aの移動方向側に対しては作動片13Aの厚みに対応した幅を有し(図3(a)参照)、これと直交する方向側に対してはレンズ取付板2Aのシフト幅に対応した幅を有する(図2(a)参照)。
また、投写レンズユニット115の自重方向に対向してレンズ取付板2Aを付勢するコイルばね14を設けている(図3(a)参照)。コイルばね14の一端側はレンズ取付板2Aの下縁面に接し、他端側は摺動ベース3の内面に接している。また、図2(b)に示しているように、レバー11Aの下面に形成された穴にはばね15が装着されており、このばね15によってクリックボール16が付勢されるようになっている。そして、レバー11Aの下面に近接する筒状突出部4b′の面には、クリックボール16が軽く嵌まり込む凹部4b′1
が形成されている。
凹部4b′1は投写レンズユニット115が最適投写位置をとることができる箇所に形成されている。なお、ばね15に替えて板ばねを用い、この板ばねに凸部をプレス加工することでも同様の作用が得られる。
かかるレバー操作タイプのレンズシフト機構であれば、レバー11Aの操作で投写レンズユニット115をシフトできるため、シフト操作が容易である。また、シフト方向は回動軸12Aに直交する方向に定まることになり、投写レンズユニット115の移動の直進性を高めることができる。また、回動軸12Aはその軸延長線が投写レンズユニット115に交わらない位置に設けられており、その長さを長くすることができる。従って、作動片13Aによる作用点をレンズ取付板2Aの移動方向中心線上に位置させることができ、レンズ取付板2Aを移動させるための力の付与において偏りを無くすことができるから、
投写レンズユニット115を直進させることにおいて、その正確さがより向上することになる。
また、コイルばね14を設けたことで、投写レンズユニット115がその自重で位置ずれが生じるのを防止したり、シフト操作の円滑化を図ることができる。
また、前記レバー11Aにおけるクリックボール16が凹部4b′1に係止されるときには、投写レンズユニット115は最適投写位置に位置することになり、この状態を利用者はクリックボール16が凹部4b′1に係止されるときのクリック感で確認することができる。
なお、レバー11Aの長さを作動片13Aの長さの2倍等に設定すれば、投写レンズユニット115を動かすための力は半分等になり、また、投写レンズユニット115の微調整移動に適したものとなる。また、レバー11Aと回動軸12Aと作動片13Aとを一体成型してもよいし、別部材構成としてもよい。
(実施形態3)
図4はレバー操作タイプの他の例を示した図であり、同図(a)は横断面図であり、同図(b)は正面図である。
このレンズシフト機構も前述したレンズシフト機構と同様、コイルばね6によって座部8を介して摺接体7をレンズ取付板2Bに押し当て、これによってレンズ取付板2Bを摺動ベース3に押しつける構成となっており、このときの押圧力は、レンズ取付板2B(投写レンズユニット115)の位置保持と位置移動とを可能とするように設定される。
投写レンズユニット115を囲うように角筒形状の筒状突出部4b′が形成されている。この筒状突出部4b′の大きさは、投写レンズユニット115のシフト幅及び回動軸12Bの配置を考慮して定められている。回動軸12Bはその軸延長線が投写レンズユニット115に交差するように筒状突出部4b′の縁側中央部に設けられている。投写レンズユニット115を上下左右に移動させるために回動軸12Bは二組設けられている。
回動軸12Bの長さは極力短くされ、筒状突出部4b′の内面に固定状態に設けられている。そして、一体化されたレバー11Bと作動片13Bとが前記回動軸12Bに回動自在に支持されている。なお、回動軸12Bが筒状突出部4b′に対して回動自在に設けられ、かかる回動軸12Bにレバー11Bと作動片13Bが固定される構成としてもよい。作動片13Bはレンズ取付板2Bに形成された凹部に係合され、前記レバー11Bを操作することでレンズ取付板2B(投写レンズユニット115)の位置移動が行なえる。
かかる構成であれば、レバー11Bを投写レンズユニット115の位置に近づけて配置させることができ、レンズシフト機構の見た目のコンパクト感が向上することになり、意匠性を高めることが可能になる。なお、作動片13Bが一つのレバー11Bに対して二つ形成されたものとしてもよく、この方がレンズ取付板2Bの移動安定性を高めることができる。
図5乃至図7は図2及び図3に示したレバー操作タイプと同様の構成のレンズシフト機構においてストッパ機構15を備えた構成を示している。なお、この図5の例では、棒状(或いは枠状)の摺接体7′を用いている。ストッパ機構15は筒状突出部4b″上に構成されている。ストッパ機構15が構成される箇所の筒状突出部4b″は内枠箇所4b″1と外枠箇所4b″2とから成り、これらの間の隙間を通って前記レバー11Aが枠外に出るようにしてある。前記内枠箇所4b″1上には例えばゴム等から成る摩擦板15aが設けられている。
そして、外枠箇所4b″2にはストッパレバー15bが軸15cによって回動可能に設けられている。ストッパレバー15bは利用者によって操作される操作片部とレバー11Aに作用する作用片部とから成る略L字状を成し、操作片部を寝かせた状態(外枠箇所4b″2に対して略平行配置状態)のときには作用片部がレバー11Aを摩擦板15aに押し当て(図7(b)参照)、操作片部の起立状態においては作用片部はレバー11Aを摩擦板15aに押し当てないようになっている(図7(a)参照)。また、操作片部を寝かせた状態の当該操作片部の頭部に対応する外枠箇所4b″2の箇所には、円弧状凹部が形成されており、利用者が操作片部の頭部に指先を係止するときの容易化を図っている。
このように、ストッパ機構15を設けたことで、例えば、投写型映像表示装置の移動の際や利用者の手が不注意でレバー11Aに当たったようなときでも、投写レンズユニット115の位置ずれを防止することができる。また、ストッパ機構15はレバー11Aを摩擦係止するものであり、回動軸12Aの回動を阻止する機構をストッパ機構とする場合に比べ、構造の簡素化が図りやすい。
図8には、ストッパ機構の他の例を示している。この図8のストッパ機構においては、レバー11Aは摩擦板15aに押し当てられて設けられており、この状態のままではレバー11Aを移動させることはできない。レバー11Aを摩擦板15aに押し当てるための手法としては、レバー11Aの弾性を利用する方法、或いは、別の弾性機構を用いてレバー11Aを摩擦板15aに押し当てる方法等が考えられる。利用者は弾性力に抗して前記レバー11Aを摩擦板15aから浮かすことで前記レバー11Aを回動操作することができる。なお、ストッパ機構は図4に示したタイプのレンズシフト機構においても適用できる。
(実施形態4)
図9はねじ機構によるレバー駆動タイプのレンズシフト機構を示した断面図である。ねじ機構16は筒状突出部4b′に回動自在に設けられ、その軸方向には移動できないように構成されている。ねじ機構16は筒状突出部4b′の外側に位置するつまみ部16aと、前記筒状突出部4b′に係止され、先端にはねじ部を有した軸部16bとから成る。軸部16bにおける先端ねじ部は筒状突出部4b′内に位置し、レバー11Cに形成されたねじ穴に螺合されている。回動軸12Cは、筒状突出部4b′の高さに対応した長さを有し、その一端及び他端が筒状突出部4b′に形成された穴に嵌合支持されることで回動する。また、回動軸12Cにはその軸方向に直交して突出する作動片13Cが形成されている。作動片13Cはレンズ取付板2Cに形成された凹部に係合されている。前記ねじ機構16のつまみ部16aを回すことで、レバー11Cが駆動され、レンズ取付板2C(投写レンズユニット115)の位置移動が行なわれる。
また、レバー11Cはねじ機構16に螺合されていることで、レバー11Cの任意の位置でその固定を行なわせる機能を自ずと持つことになる。
なお、上記の例では、ねじ機構16が利用者によって操作されるように構成したが、モータなどのアクチュエータによってねじ機構16が駆動されるように構成してもよいものである。
(実施形態5)
図10は投写レンズユニット115を直接移動させるタイプのレンズシフト機構を示した図であり、同図(a)は断面図であり、同図(b)は正面図である。その構造は図1に示したレンズシフト機構と同様であるが、筒状突出部41はカバー部材4に固着されているのではなくカバー部材4に螺合されている。筒状突出部41をねじ込むことで当該筒状突出部41によってレンズ取付板2が摺動ベース3に押し当てられ、レンズ取付板2は移動不能となる。すなわち、投写レンズユニット115を直接移動させるタイプにおいて筒状突出部41にストッパ機構を持たせたものである。ここで、筒状突出部41の奥端を直
接にレンズ取付板2に押し当てることとしてもよいが、この図10の構造では、筒状突出部41の奥端とレンズ取付板2との間に板部材17を介在させている。
なお、以上述べた実施形態においては、レンズ取付板2を摺動ベース3に向けて付勢する手段としてコイルばね8を示したが、このコイルばね8に替えて板ばね等の他のばねを用いてもよいし、或いは、ばねに限らず、ゴム等の弾性体を用いてもよいものである。また、カバー部材4にばね支持用ボス4a、コイルばね6、摺接体7等を設けたが、これらがレンズ取付板2側において設けられ、カバー部材4の裏面が摺接面となる構成としてもよいものである。また、透過型の液晶表示パネルを3枚用いた映像生成光学系を示したが、このような映像生成光学系に限るものではなく、他の映像生成光学系を用いる場合にも適用することができる。
本発明の投写レンズユニット直接シフトタイプのレンズシフト機構を示した図であって、同図(a)は横断面図であり、同図(b)は正面図である。 同図(a)は図1のレンズシフト機構の縦断面図であり、同図(b)はA矢視部拡大図である。 本発明のレバー操作タイプのレンズシフト機構を示した図であって、同図(a)は縦断面図であり、同図(b)は正面図である。 本発明のレバー操作タイプのレンズシフト機構の他の例を示した図であって、同図(a)は横断面図であり、同図(b)は正面図である。 本発明のレバー操作タイプでストッパ付きのレンズシフト機構を示した縦断面図である。 同図(a)は図5のレンズシフト機構の縦断面図であり、同図(b)は同正面図である。 同図(a)及び(b)は図5のレンズシフト機構の作用説明図である。 ストッパ機構の他の例を示した説明図である。 本発明のねじ機構レバー操作タイプのレンズシフト機構を示した縦断面図である。 本発明の投写レンズユニット直接シフトタイプでストッパ機能付きのレンズシフト機構を示した図であって、同図(a)は横断面図であり、同図(b)は正面図である。 一般的な液晶プロジェクタの光学系を示した説明図である。 従来のレンズシフト機構を示した斜視図である。
符号の説明
2 レンズ取付板
3 摺動ベース
4 カバー部材
4a ばね支持用ボス
4b,4b′,4b″ 筒状突出部
6 コイルばね
7 摺接体
8 座部
11A,11B,11C レバー
12A,12B,12C 回動軸
13A,13B,13C 作動片
15 ストッパ機構
16 ねじ機構
115 投写レンズユニット

Claims (1)

  1. 光源から出射された光を映像生成光学系にて光変調し、映像投写を行なう投写レンズユニットをその光軸に対して直交する方向にシフトさせるレンズシフト機構を備えた投写型映像表示装置において、投写型映像表示装置の筐体に固定された摺動ベースと、摺動ベースに対し摺動自在に支持された板状のレンズ取付部材と、レンズ取付部材に固定された投写レンズユニットと、レンズ取付部材を摺動ベースに押圧する押圧手段と、一側がレンズ取付部材に係合すると共に、他側がねじ機構に連結され、ねじ機構の操作により投写レンズユニットをシフトさせる連結部材と、レンズ取付部材よりも投写レンズユニットの光軸方向の下流側であって、投写レンズユニットを避けた位置の摺動ベース上に配置され、ねじ機構を手動で操作するつまみ部とを備えていることを特徴とする投写型映像表示装置。
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