JP2008287080A - ラビング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、大型基板であっても基板に形成された配向膜全体を均一な圧力でラビングすることによって表示品位の良好な液晶ディスプレイが実現できると共に、ラビング装置出荷時の搬送業務に係わる時間的、コスト的負担を低減し、設置に際しては必要となる占有面積の拡大を抑制することが可能なラビング装置を提供することにある。
【解決手段】第一の架台1上に該第一の架台1に略垂直に固定されたリニア機構支持体4の両側にリニア機構13を介して直線状に摺動自在に支持されたテーブル10を備えた主機構部24と、第二の架台2上に該第二の架台2に略垂直に立設された一対の第二のベッド支持体15a、15bに固定・支持された第二のベッド14に旋回摺動自在に支持された、ラビングローラを回転自在に支持するラビングローラ支持体17を備えた補助機構部25が分離および連結可能に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示素子の製造プロセスの1つであるラビング工程で使用するラビング装置に関するものであり、詳しくは、特に大型の液晶表示素子にラビング処理を施すラビング装置に関する。
液晶パネルの製造プロセスの中にラビング工程がある。これは、透明基板(例えば、ガラス基板)の表面に形成された配向膜を布で擦って(ラビング)微細な溝を形成する工程であり、液晶分子の分布を均一に、且つ液晶分子の配向を溝に沿って所定の方向に配列させることによって液晶パネルの全面に亘って均一な表示を得るためのものである。
ガラス基板に形成された配向膜をラビングする一般的な方法は、円筒状のローラの外周面にパイル(毛)を植設した布(ラビング布)を巻装してラビングローラを構成し、ガラス基板を所定の方向に、所定の速度で移動させながらガラス基板に形成された配向膜を回転するラビングローラのパイルでラビングするものである。
ラビング工程で使用される従来のラビング装置は、配向膜が形成されたガラス基板を該ガラス基板面の法線が重力方向とほぼ平行となるようにステージ上に保持し、ラビングローラの回転軸および/またはステージを重力方向に対してほぼ垂直方向に移動させながらラビング処理を行なうというものでる。
ところでラビング装置は、液晶ディスプレイの大型化に伴ってラビングローラも長大化する必要がある。その場合、ラビングローラの円筒の長さを長くするにつれてラビングローラ自身の重量が重くなり、ラビングローラの回転軸を水平方向(重力方向に対して垂直方向)に支持したときにラビングローラの長手方向の中央部が自重によって撓み(偏芯)、ガラス基板に形成された配向膜全体を均一な圧力でラビングすることができないことになる。その結果、液晶表示パネル全面が不均一な表示を示し、表示品位を損なった見映えの悪い液晶ディスプレイとなってしまう。
また、上述のようにラビングローラが撓んだ状態で回転すると、ラビングローラの偏芯のためにラビングローラに遠心力によるぶれが生じ、ガラス基板に形成された配向膜全体を均一な圧力でラビングすることができないことになる。その結果上記同様、液晶表示パネル全面が不均一な表示を示し、表示品位を損なった見映えの悪い液晶ディスプレイとなってしまう。
このような問題はラビングローラの加工精度を高めることで対処できるものではなく、解決手段として、ラビングローラの自重による撓みに起因する、配向膜全体に対する不均一な加圧を低減し、表示品位の良好な液晶ディスプレイが実現できるラビング装置の提案がなされている。
それは、図6に示すように、ラビングローラ50の回転軸を重力方向51と平行に保持し、配向膜が形成されたガラス基板52を該ガラス基板52面の法線が重力方向51と垂直方向となるようにステージ53上に保持し、回転するラビングローラ50とガラス基板52が保持されたステージ53の重力方向51に垂直方向の相対移動によってラビング処理を行なう装置である(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2800793号公報
ところで、液晶世代別におけるガラス基板の大きさは、主に装置の処理能力によって限定され、液晶表示パネルの開発当初を液晶の第1世代とすると約300mm×300mmであったものが、現在の液晶世代である第7世代では約1800mm×2000mmとなり、今後の第8〜10世代においては約2600mm×3000mmにまでなるであろうと予測される。
すると、ラビング処理が施されるガラス基板の大型化によってラビング装置も必然的に大型になり、それに伴ってラビング装置の設置に要する占有面積も大きくなる。そのため、ラビング装置を設置するための広い敷地と大きな建物が必要となり、土地の利用効率が低下すると共にラビング装置の稼動に関係しない土地・建物に対する固定費が嵩むことになる。
この問題対し、「特許文献1」に記載されたラビング装置は上述したように、ガラス基板の大型化に対して表示品位の良好な液晶ディスプレイを実現することが可能であると共に、ガラス基板の大型化に伴ってラビング装置の占有面積が拡大化するのを抑制する利点も有している。
但し、今後、液晶の第8〜10世代を迎えてラビング処理を施すガラス基板の大きさが極大化すると、従来のラビング装置ほどではないにしても提案されたラビング装置においても大型化は避けられない。
すると、ラビング装置の大型化に伴って、ラビング装置の組立作業スペースの確保および出荷時の搬送作業に係わる効率等の問題が発生する。
特に、搬送作業については、搬送するラビング装置が所定の大きさ以上になると道路交通法等の法的制約を受け、公道を走行するための申請書類作成業務および申請業務に係わる人件費が発生すると共に、搬送日の限定によって納期の自由度が制約される可能性がある。
さらに、大型車両を使用することによる搬送コストの大幅な経費が必要になり、ラビング装置の製作費以外の余分な経費が嵩むことになる。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、大型ガラス基板であってもガラス基板に形成された配向膜全体を均一な圧力でラビングすることによって表示品位の良好な液晶ディスプレイが実現できると共に、ラビング装置出荷時の搬送業務に係わる時間的、コスト的負担を低減し、設置に際しては必要となる占有面積の拡大を抑制することが可能なラビング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、基板に形成された配向膜に、回転するラビングローラによってラビング処理を施すラビング装置であって、
前記ラビング装置は、配向膜が形成された一対の基板の夫々を固定する一対のステージが共に重力方向に対して平行あるいは所定の角度で傾斜した状態を保持しながら個別に移動するのを制御する一対のステージ制御機構を有する主要機構部と、前記主機構部を挟んだ両側に位置して夫々ラビング布を巻装したラビングローラの該ラビングローラが対向する前記基板との距離、角度および前記ラビングローラの回転を制御するラビングローラ制御機構を有する一対の補助機構部とを具備し、前記主要機構部と前記一対の補助機構部とが分離および連結可能であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記ステージの傾斜角度は0°よりも大きく30°以下であることを特長とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1または2のいずれか1項において、前記主要機構部と前記補助機構部は、共に短手方向の寸法が3000mmを超えないことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記ステージ制御機構の駆動源がリニアモータであることを特徴とするものである。
本発明のラビング装置は、夫々配向膜が形成された一対の基板を共に重力方向に対して平行あるいは所定の角度で傾斜させ、その状態で一対の基板に一対のラビングローラで同時にラビング処理を施せるようにした。また、ラビング装置を複数の部分に分離して搬送し、設置場所で結合して組立てられるような構成とした。
その結果、ラビング処理の効率化、ラビング装置の占有面積の少スペース化、搬送業務の効率化等の優れた効果を奏するものである。
以下、この発明の実施形態を図1から図5を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は本発明のラビング装置に係わる実施形態を示す斜視図、図2は図1のA−A断面図である。なお、以下の説明において、方向に関する記載(X、Y、Z、θ)は図中に表記したX、Y、Z、およびθの各方向を示すものである。
図1、図2に示すように、長手方向をX方向とする第一の架台1と第一の架台1を挟んだ両側に配設された長手方向をX方向とする一対の第二の架台2が一体化されて架台3が形成されている。第一の架台1および第二の架台2は共に両面(1a、1b)、(2a、2b)を略平行とする平板形状を呈している。
第一の架台1の一方の面1a上には、両面4a、4bを略平行とする平板形状のリニア機構支持体4が固定されている。リニア機構支持体4は該リニア機構支持体4の略平行面4a、4bが第一の架台1の前記リニア機構支持体4が固定された面1aに対して垂直となっており、2平面1a、4aと2平面1a、4bの夫々の交線L1、L2は共にX方向に延びている。
リニア機構支持体4の両面4a、4bの夫々には、多数のマグネット5を隣り合うマグネット5の磁極の極性を交互に変えて直線状に等間隔で並置することによってモジュール化されたマグネットプレート6と、夫々マグネットプレート6を挟んで該マグネットプレート6から略等間隔に、且つマグネットプレート6に平行に配置された一対のテーブル摺動用ガイドレール7とが配設された第一のベッド8が取り付けられている。夫々の第一のベッド8に配設されたマグネットプレート6と一対のテーブル摺動用ガイドレール7はいずれも第一の架台1の長手方向(X方向)に延びている。
そして、夫々の第一のベッド8には表面に配向膜が形成されたガラス基板9を載置するテーブル10が対峙しており、各テーブル10の第一のベッド8に対向する面10aにはマグネットプレート6と対向する位置に空芯コイル(図示せず)を配接してモジュール化したコイルプレート11と、テーブル摺動用ガイドレール7と対向する位置に一対のテーブル摺動用スライダ12とが配設され、テーブル10がテーブル摺動用スライダ12を介してテーブル摺動用ガイドレール7に摺動自在に支持されている。
そして、上記マグネットと空芯コイルとによってリニア機構13が構成されており、リニア機構13によってテーブル10がテーブル摺動用ガイドレール7に沿って第一のベッド8の長手方向(X方向)に移動するようになっている。
次に、一対の第二の架台2の夫々には第二のベッド14を固定・支持する一対の第二のベッド支持体15a、15bが立設され、一対の第二のベッド支持体15a、15b同士間は夫々リニア機構支持体4上に位置する横架材16a、16bによって横架連結されている。なお。各第二の架台2に設立された第二のベッド支持体15a、15b同士は該第二の架台2の長手方向(X方向)に並設されると共に、夫々リニア機構支持体4の対向する面4a、4bと略平行に配置されている。
リニア機構支持体4の両側にあって第二のベッド支持体15a、15bに固定・支持された各第二のベッド14にはラビングローラ支持体17をθ方向に旋回させるラビングローラ角度可変用駆動部18が設けられると共に、リニア機構支持体4に対向する面17a上にラビングローラ支持体旋回摺動用ガイドレール19が円弧形状に配設されている。
そして、夫々の第二のベッド14にはラビングローラ20を支持するラビングローラ支持体17が対峙しており、各ラビングローラ支持体17の第二のベッド14に対向する面17aにはラビングローラ支持体旋回摺動用ガイドレール19と対向する位置にラビングローラ支持体旋回摺動用スライダ21が円弧形状に配設され、ラビングローラ支持体17がラビングローラ支持体旋回摺動用スライダ21を介してラビングローラ支持体旋回摺動用ガイドレール19に旋回摺動自在に支持されている。
ラビングローラ支持体17の両端部には、ラビングローラ20の両端部がローラチャック(図示せず)を介して回転自在に支持された一対のスピンドル22a、22bの夫々をテーブル10の方向に誘導するスピンドル摺動用ガイド(図示せず)と、スピンドル22a、22bをスピンドル摺動用ガイドに沿って摺動するスピンドル摺動用駆動部(図示せず)と、スピンドル22a、22bのテーブル10方向への摺動距離を制御するラビングローラギャップ調整部(図示せず)が設けられている。
一対のスピンドル22a、22bは夫々の回転軸が互いに対向する方向に延びており、一方(駆動側)のスピンドル22aの回転軸のラビングローラ20が支持されていない側の端部はラビングローラ20に回転運動を与えるラビングローラ回転駆動部23に嵌合固定され、他方(従動側)のスピンドル22bはその回転軸にラビングローラ20を回転自在に嵌合させている。
次に、上記構成のラビング装置を使用したラビング方法について説明する。まず、テーブル10の第一のベッド8と反対側の面10b上に表面に配向膜が形成されたガラス基板9を真空吸着等の方法によって固定・保持する。
そして、ラビングローラ角度可変用駆動部18を駆動し、ラビングローラ支持体17を該ラビングローラ支持体17に配設されたラビングローラ支持体旋回摺動用スライダ21を介して第二のベッド14に配設されたラビングローラ支持体旋回摺動用ガイドレール19に沿って旋回摺動させ、ラビングローラ20を所望する配向角度に設定する。
次に、各ラビングローラ支持体17に設けられた夫々のスピンドル摺動用駆動部を個別に駆動し、ラビングローラギャップ調整部で摺動距離を制御しながらスピンドル22a、22bをスピンドル摺動用ガイドに沿ってガラス基板9方向に摺動させ、ガラス基板9に形成された配向膜全面に亘って所望する圧力で均一にラビング処理が施されるようにラビングローラ20とガラス基板9の距離を設定する。
このように、ラビングローラ20のガラス基板9に対する角度および距離の設定が完了すると、ラビングローラ回転駆動部23を回転させてラビングローラ回転駆動部23に嵌合固定されたスピンドル22aを介してラビングローラ20に回転運動を伝達し、ラビングローラ20を所望する回転速度で回転させる。
そして、表面に配向膜が形成されたガラス基板9が固定・保持されたテーブル10をリニア機構13によってテーブル摺動用スライダ12を介してテーブル摺動用ガイドレール7に沿って所定の一定速度で摺動させ、ガラス基板を移動させながら回転するラビングローラ20に取り付けられたラビング布(図示せず)によってガラス基板9の表面に形成された配向膜を均一にラビングする。
その後、ガラス基板9に形成された配向膜全面に亘るラビング処理が終了するとスピンドル摺動用駆動部を駆動してスピンドル22a、22bをスピンドル摺動用ガイドに沿ってガラス基板9と反対方向に摺動し、両端部をスピンドル22a、22bに支持されたラビングローラ20を退避位置に移動させる。
最後に、ラビング処理が施されたガラス基板をテーブル10上から取り外して一連のラビング工程が終了する。以降、この工程を繰返すことによって多数のガラス基板のラビング処理が行われる。
この場合、ラビング装置の第一の架台1が重力方向に垂直な面上に設置されているとすれば、ガラス基板9を固定・保持するテーブル10の面10bは重力方向に平行となっており、よってガラス基板9は重力に平行の状態でラビング処理が施されたことになる。
ところで、本発明のラビング装置は、ガラス基板の大型化に伴う装置の大型化に対応できるように分離および連結が自在にできるような構成となっており、搬送に係わる時間的、コスト的負担を低減したものとなっている。
具体的には、本実施形態においては図3に示すようにラビング装置を主に3つの部分に分離するような構成となっている。1つの部分は、第一の架台1、第一の架台1に固定されたリニア機構支持体4およびリニア機構支持体4の両側に配設された第一のベッド8および第一のベッド8にリニア機構13を介して支持されたテーブル10を備えた主機構部24である。
他の2つの部分は、上記主機構部24を挟んだ両側に位置し、一対の第二の架台2、夫々の第二の架台2に立設された一対の第二のベッド支持体15a、15b、第二のベッド支持体15a、15bに支持された第二のベッド14、第二のベッド14にラビングローラ支持体旋回摺動用ガイドレール19とラビングローラ支持体旋回摺動用スライダ21を介して支持されたラビングローラ支持体17、およびラビングローラ支持体17にスピンドル22a、22bを介して支持されたラビングローラ20、第二のベッド14に支持されてラビングローラ支持体17に旋回運動を与えるラビングローラ角度可変用駆動部18を備えた補助機構部25である。
このように分離された1つの主機構部24と2つの補助機構部25に横架材16a、16bを加えて連結することによって、分離して搬送したラビング装置を納入先において使用に供することができる状態に組上げることが可能となる。
その結果、分離された個々の機構部はラビング装置全体としては小型、軽量化が図られており、搬送時の手間と労力が削減され、作業効率が改善されたものとなっている。特に、本発明のラビング装置は配向膜が形成されたガラス基板を架台に対して垂直に保持した状態でラビング処理が行われるような機構を採用しているため、ガラス基板が大型化してもラビング装置の短手方向の寸法を抑制することができ、道路交通法に基づく特別な申請業務が必要な幅3000mm以内に十分収まる。そのため、搬送に際して煩雑な手続業務が不要となり、分離された各機構部を搭載した車両を制約なく公道を走行して搬入先まで搬送することが可能となる。
なお、ラビング装置の分離数は多ければ多いほど取り扱いは容易であるが、それに伴って分離および連結の手間が増える。従って、ラビング装置をいくつに分離するかは、取り扱い、分離および連結、搬送等の作業効率を総合的に判断して決定される。
本発明はまた、2枚のガラス基板を個別のラビングローラで同時にラビング処理する機構となっているため、ラビング装置の占有面積に対するラビング処理の作業効率が高く、製造コストを低く抑えることができる装置となっている。
また、上記本実施形態と同一の構成で図4に示すような形態のラビング装置を実現することも可能である。それは、リニア機構支持体4の両側に支持される一対のテーブル10のガラス基板9が固定・保持される面10bを架台1の垂線Xに対して架台1に向けて開いた状態に傾斜させ、配向膜が形成されたガラス基板を重力方向に対して傾斜させた状態でラビング処理を行なうものである。
これにより、ガラス基板の重力方向側の端面に加わるガラス基板面と平行な方向に向かう自重を軽減し、ガラス基板の撓み、ラビング装置の撓み、およびラビングローラの撓みの少ない状態でラビング処理を施すことができる。
この場合、ガラス基板の撓み、ラビング装置の撓み、およびラビングローラの撓みによるラビング処理の面不均一性の限界とラビング装置の短手方向の寸法の限界を考慮すると、テーブル10のガラス基板9が固定・保持される面10bの架台1の垂線に対する傾斜角αは0°よりも大きく30°以下であることが望ましい。
なお、この形態のラビング装置も図5に示すように、1つの主機構部24と2つの補助機構部25と横架材16a、16bに分離および連結が自在な構成とすることは可能である。これにより、出荷時の搬送業務に係わる時間的、コスト的負担を低減し、設置に際しては必要となる占有面積の拡大を抑制することが可能なラビング装置によって表示品位の良好な液晶ディスプレイが実現できる。
以上説明したように、本発明のラビング装置の効果は、大型化および重量化されたラビング装置を分離することによって搬送の効率化を図ると共に、設置に際しては必要となる占有面積の拡大を抑制することが可能となる。
また、ラビング処理が施されるガラス基板が大型化しても、ラビングロールの自重による撓み、およびガラス基板を固定・保持するステージの自重による撓みの影響を低減することができ、大型ガラス基板であってもガラス基板に形成された配向膜全体を均一な圧力でラビングすることが可能なため表示品位の良好な液晶ディスプレイが実現できる。
また、ガラス基板に形成された配向膜を重力方向に対して平行または所定の角度範囲内で傾斜させた状態でラビング処理が行なわれるため、ラビング処理時に発生したラビング布等による塵埃が配向膜に付着するのを低減することができ、良好な品質を確保することが可能となる。
更に、ラビングローラの交換に際しては、ラビング装置に実装された姿勢のままでラビングローラを取り外して保管することができ、また、保管された姿勢のままでラビングローラをラビング装置に実装することができる。そのため、ラビングローラの交換作業において作業スペースが少なくて済み、且つラビングローラの姿勢の変化が少ないために取り扱いが容易である、などといった優れた効果を奏するものである。
本発明のラビング装置に係わる実施形態を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明のラビング装置に係わる実施形態を分離した状態で示す説明図である。 本発明のラビング装置に係わる他の実施形態を示す側面図である。 本発明のラビング装置に係わる他の実施形態を分離した状態で示す説明図である。 従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 第一の架台
1a、1b 第一の架台面
2 第二の架台
2a、2b 第二の架台面
3 架台
4 リニア機構支持体
4a、4b リニア機構支持体面
5 マグネット
6 マグネットプレート
7 テーブル摺動用ガイドレール
8 第一のベッド
9 ガラス基板
10 テーブル
10a、10b テーブル面
11 コイルプレート
12 テーブル摺動用スライダ
13 リニア機構
14 第二のベッド
14a 第二のベッド面
15a、15b 第二のベッド支持体
16a、16b 横架材
17 ラビングローラ支持体
17a ラビングローラ支持体面
18 ラビングローラ角度可変用駆動部
19 ラビングローラ支持体旋回摺動用ガイドレール
20 ラビングローラ
21 ラビングローラ支持体旋回摺動用スライダ
22a、22b スピンドル
23 ラビングローラ回転駆動部
24 主機構部
25 補助機構部

Claims (4)

  1. 基板に形成された配向膜に、回転するラビングローラによってラビング処理を施すラビング装置であって、
    前記ラビング装置は、配向膜が形成された一対の基板の夫々を固定する一対のステージが共に重力方向に対して平行あるいは所定の角度で傾斜した状態を保持しながら個別に移動するのを制御する一対のステージ制御機構を有する主要機構部と、前記主機構部を挟んだ両側に位置して夫々ラビング布を巻装したラビングローラの該ラビングローラが対向する前記基板との距離、角度および前記ラビングローラの回転を制御するラビングローラ制御機構を有する一対の補助機構部とを具備し、前記主要機構部と前記一対の補助機構部とが分離および連結可能であることを特徴とするラビング装置。
  2. 前記ステージの傾斜角度は0°よりも大きく30°以下であることを特長とする請求項1に記載のラビング装置。
  3. 前記主要機構部と前記補助機構部は、共に短手方向の寸法が3000mmを超えないことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のラビング装置。
  4. 前記ステージ制御機構の駆動源がリニアモータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のラビング装置。
JP2007132952A 2007-05-18 2007-05-18 ラビング装置 Pending JP2008287080A (ja)

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