JP2008286465A - 電装品ユニットならびに空気調和装置の室外機 - Google Patents

電装品ユニットならびに空気調和装置の室外機 Download PDF

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Abstract

【課題】室外機への固定強度が高められた電装品ユニット及びこれを備える室外機の提供。
【解決手段】空気調和装置1の室外機3の内部に配置され、複数の電装品を収納する電装品ユニット5は、支持部材51と、リアクタ521とを備える。支持部材51は、配置部511と、突出部512と、下方板状部513とを有する。配置部511は、複数の電装品の一部を配置することができる。突出部512は、配置部511から第1方向に向かって突出している。下方板状部513は、突出部512において配置部511側とは逆側から下方に向かって延びている。リアクタ521は、複数の電装品の1つであって、突出部512に取り付けられている。突出部512には、突出部512を室外機3の側面に固定するための第1固定部512aが形成されている。下方板状部513には、下方板状部513を室外機3の側面に固定するための第2固定部513aが形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電装品ユニット、特に、空気調和装置の室内機の内部に配置され、複数の電装品を収納する電装品ユニットに関する。また、本発明は、この電装品ユニットを備えた空気調和装置の室内機に関する。
空気調和装置の室外機は、主として、室外熱交換器、ファン、圧縮機、電装品ユニット等を備えている。これらの各機器は、難燃性材料からなる室外機ケーシング内に収納されている。また、電装品ユニットには、ファンや圧縮機等の各種機器を制御するための制御回路を構成する複数の電装品が実装された制御基板や、いわゆるトランスとして機能するリアクタ等が含まれている。一般的に、このような電装品ユニットは、例えば特許文献1及び特許文献2に示すように、圧縮機の上方に取り付けられている。
特開平7−318110号公報 特開2001−201114号公報
しかしながら、電装品ユニット内のリアクタは、電装品ユニット内に含まれるリアクタ以外の他の機器(例えば制御基板等)よりも比較的重量がある。特に、例えば日本国外のように、電源電圧が日本国内よりも高い場所で利用される空気調和装置には、その電源電圧に対応するリアクタを備える必要があるが、一般的に、電源電圧が高い程、備えられるリアクタの重量も重くなる傾向にある。
このような空気調和装置の室外機について落下試験を実施した時、電装品ユニットが室外機に対して十分に固定されていないと、リアクタの重量に耐えきれず電装品ユニットの形状や位置等が変化してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、室外機への固定強度が高められた電装品ユニット及びこれを備えた空気調和装置の室外機を提供することを目的とする。
発明1に係る電装品ユニットは、空気調和装置の室外機の内部に配置され、複数の電装品を収納する電装品ユニットであって、支持部材と、リアクタとを備える。支持部材は、配置部と、突出部と、下方板状部とを有する。配置部は、複数の電装品の一部を配置することができる。突出部は、配置部から第1方向に向かって突出している。下方板状部は、突出部において配置部側とは逆側から下方に向かって延びている。リアクタは、複数の電装品の1つであって、突出部に取り付けられている。そして、突出部には、突出部を室外機の側面に固定するための第1固定部が形成されている。下方板状部には、下方板状部を室外機の側面に固定するための第2固定部が形成されている。
この電装品ユニットは、突出部に設けられた第1固定部と、下方板状部に設けられた第2固定部との2カ所で室外機の側面に固定される。そのため、電装品ユニットは、例えば下方板状部に設けられた第2固定部のみで室外機に固定される場合よりも、より丈夫に室外機に支持される。従って、室外機に落下等の衝撃が加わった場合であっても、電装品ユニットの形状が変化したり固定位置がずれたりすることを抑制することができる。
発明2に係る電装品ユニットは、発明1に係る電装品ユニットであって、第1方向は、室外機の側面に対して略垂直となる方向である。
この電装品ユニットにおける突出部は、室外機の側面に対して略垂直、即ち略水平方向に突出している。
発明3に係る電装品ユニットは、発明1または2に係る電装品ユニットであって、第1固定部は、第2固定部よりも上方に位置している。
この電装品ユニットでは、突出部は、室外機の側面のうち、下方板状部が室外機の側面に固定される位置よりも上方に固定される。このように、突出部と下方板状部とがそれぞれ異なる位置で室外機の側面に固定されるため、電装品ユニットは、室外機に対し安定して固定される。
発明4に係る電装品ユニットは、発明3に係る電装品ユニットであって、配置部は、制御基板と、基板支持部とを有する。制御基板には、複数の電装品のうち、リアクタを除く残りの電装品が実装されている。基板支持部は、突出部の配置部側から下方に延びており、制御基板を支持するためのものである。
この電装品ユニットでは、リアクタが支持される位置とは別の位置に、制御基板が支持される。従って、発熱したリアクタが制御基板に及ぼす影響が抑えられる。
発明5に係る電装品ユニットは、発明4に係る電装品ユニットであって、下方板状部には、制御基板からの配線が接続された端子接続部が、第1固定部と第2固定部との間に設けられている。
この電装品ユニットでは、端子接続部が下方板状部に設けられているため、制御基板からの配線を、接続先に容易に接続することができる。
発明6に係る電装品ユニットは、発明1〜5のいずれかに係る電装品ユニットであって、突出部と下方板状部とは一体形成されている。
この電装品ユニットでは、突出部と下方板状部とを、同じ材質で形成することができる。これにより、突出部と下方板状部とを同時に形成することができ、製造コストを低減させることができる。
発明7に係る空気調和装置の室外機は、ケーシングと、仕切板と、電装品ユニットとを備える。ケーシングは、略直方体の形状を有する。仕切板は、ケーシングの内部を送風室と機械室とに分割するように、略鉛直に延びている。電装品ユニットは、機械室に配置され、複数の電装品を収納する。この電装品ユニットは、支持部材と、リアクタとを含む。支持部材は、第1板状部と、第2板状部とを有する。第1板状部は、仕切板とケーシングの側面との間に略水平方向に延びている。第2板状部は、第1板状部において仕切板側とは逆側から下方に向かって延びている。リアクタは、複数の電装品の1つであって、第1板状部に取り付けられている。そして、第1板状部には、第1板状部をケーシングの側面に固定するための第1固定部が形成されている。第2板状部には、第2板状部をケーシング側面に固定するための第2固定部が形成されている。
この空気調和装置の室外機によると、電装品ユニットは、第1板状部に設けられた第1固定部と、第2板状部に設けられた第2固定部との2カ所でケーシングの側面に固定される。そのため、電装品ユニットは、例えば第2板状部に設けられた第2固定部のみでケーシングに固定される場合よりも、より丈夫にケーシングに支持される。従って、室外機に落下等の衝撃が加わった場合であっても、電装品ユニットの形状が変化したり固定位置がずれたりすることを抑制することができる。
発明8に係る空気調和装置の室外機は、発明7に係る空気調和装置の室外機であって、第1固定部は、第2固定部よりも上方に位置している。
この空気調和装置の室外機によると、電装品ユニットの第1板状部は、ケーシングの側面のうち、第2板状部がケーシングの側面に固定される位置よりも上方に固定される。このように、電装品ユニットの第1板状部と第2板状部とがそれぞれ異なる位置でケーシングの側面に固定されるため、電装品ユニットは、室外機に対し安定して固定される。
発明9に係る空気調和装置の室外機は、発明8に係る空気調和装置の室外機であって、電装品ユニットは、制御基板と、基板支持部とを更に含む。制御基板には、複数の電装品のうち、リアクタを除く残りの電装品が実装されている。基板支持部は、第1板状部の仕切板側から下方に延びており、制御基板を支持するためのものである。
この空気調和装置の室外機では、電装品ユニット内の制御基板は、リアクタが支持される位置とは別の位置に支持される。従って、発熱したリアクタが制御基板に及ぼす影響が抑えられる。
発明10に係る空気調和装置の室外機は、発明9に係る空気調和装置の室外機であって、第2板状部には、制御基板からの配線が接続された端子接続部が、第1固定部と第2固定部との間に設けられている。
この空気調和装置の室外機では、電装品ユニットの端子接続部が第2板状部に設けられているため、制御基板からの配線を、接続先に容易に接続することができる。
発明11に係る空気調和装置の室外機は、発明7〜10のいずれかに係る空気調和装置の室外機であって、第1板状部と第2板状部とは一体形成されている。
この空気調和装置の室外機では、電装品ユニットの第1板状部と第2板状部とを、同じ材質で形成することができる。これにより、第1板状部と第2板状部とを同時に形成することができ、製造コストを低減させることができる。
発明1及び発明2に係る電装品ユニットによると、室外機に落下等の衝撃が加わった場合であっても、電装品ユニットの形状が変化したり固定位置がずれたりすることを抑制することができる。
発明3に係る電装品ユニットによると、突出部と下方板状部とはそれぞれ異なる位置で室外機の側面に固定されるため、電装品ユニットは、室外機に対し安定して固定される。
発明4に係る電装品ユニットによると、発熱したリアクタが制御基板に及ぼす影響を抑えることができる。
発明5に係る電装品ユニットによると、制御基板からの配線を、接続先に容易に接続することができる。
発明6に係る電装品ユニットによると、突出部と下方板状部とを同時に形成することができ、製造コストを低減させることができる。
発明7に係る空気調和装置の室外機によると、室外機に落下等の衝撃が加わった場合であっても、電装品ユニットの形状が変化したり固定位置がずれたりすることを抑制することができる。
発明8に係る空気調和装置の室外機によると、電装品ユニットの第1板状部と第2板状部とは、それぞれ異なる位置でケーシングの側面に固定されるため、電装品ユニットは、室外機に対し安定して固定される。
発明9に係る空気調和装置の室外機によると、発熱したリアクタが制御基板に及ぼす影響が抑えられる。
発明10に係る空気調和装置の室外機によると、制御基板からの配線を、接続先に容易に接続することができる。
発明11に係る空気調和装置の室外機によると、第1板状部と第2板状部とを同時に形成することができ、製造コストを低減させることができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る電装品ユニット及び空気調和装置の室外機について説明する。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置の外観図である。図1の空気調和装置1は、室内の壁面等に取り付けられている室内機2と、室外に設置されている室外機3とに分かれて構成されており、室内の冷房運転や暖房運転等を行うことができる。
室内機2の内部には、室内熱交換器(図示せず)等が収納され、室外機3の内部には室外熱交換器32(後述)や圧縮機33(後述)等が収納されている。そして、室内機2の室内熱交換器及び室外機3の室外熱交換器32は、冷媒配管4を介して接続されている。
(2)室外機の構成
次に、本実施形態に係る室外機3の構成について、主に図2及び図3を用いて説明する。室外機3は、主として、ケーシング31、室外熱交換器32、圧縮機33、送風部34及び電装品ユニット5を備える。尚、以下の説明においては、「上」、「下」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」等の方向を示す表現を適宜用いているが、これらは、室外機3が図1に示すように室外に取り付けられ、通常使用される状態での各方向を表す。
〔ケーシング〕
ケーシング31は、略直方体の形状を有しており、板金と樹脂によって形成されている。ケーシング31は、図2に示すように、ケース本体311と、ケース側壁部312と、樹脂カバー313とを有する。ケーシング31の内部は、図3に示すように、略鉛直に延びる仕切板35により機械室S1と送風室S2とに分割されている。機械室S1には、圧縮機33や電装品ユニット5が設置され、送風室S2には、室外熱交換機32や送風部34が設置されている。
ケース本体311は、ケーシング311内部に設置された圧縮機33や室外熱交換機32を覆う部材であって、図2に示すように、送風口311aと吸気口(図示せず)とが形成されている。室外機3外部から吸気口を介してケース本体311内部に吸い込まれた空気は、送風口311aに送られる。尚、送風口311a及び吸気口は、共に送風室S2側に設けられている。ケース側壁部312は、ケース本体311の機械室S1側に設置されており、ケース側壁部312には、図2に示すように、電装品ユニット5に接続された各種配線が通るための開口312aが形成されている。この開口312aは、不燃性の樹脂で形成された遮蔽板6により遮蔽されるため、仮に機械室S1内部の部品が発火した場合であっても、室外機3外部へは影響が及ぼされにくい構造となっている。樹脂カバー313は、ケース側壁部312の外部に取り付けられており、冷媒配管4の一部を覆う板状の部材である。
ここで、仕切板35は、平板状の部材であって、図6に示すように、切り欠き部351を有している。この切り欠き部351の両側には、レール352が設けられており、切り欠き部351の下部には、略長方形状の孔354を有する板状部材353が設けられている。このような形状を有する仕切板35は、ケーシング31内部を機械室S1と送風室S2とに分割するだけではなく、電装品ユニット5の放熱フィン522(後述)を支持する役割を担う。
〔室外熱交換器〕
室外熱交換器32は、吸気口を介してケース本体311内に吸い込まれてきた空気と熱交換を行うためのものであって、図3に示すように、略L字状の形状を有し、図3においてケーシング31の左側面から背面に沿うように配置されている。このような室外熱交換器32は、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管321と、伝熱管321が挿通される複数のフィンを含むフィン部分322とを有する。尚、伝熱管321は、冷媒配管4と接続されており、伝熱管321の内部には、冷媒配管4内を流れる冷媒が流れている。
〔圧縮機〕
圧縮機33は、冷媒配管4内を流れる冷媒を圧縮するためのものであって、図3に示すように、機械室S1内に配置されている。より具体的には、圧縮機33は、機械室S1内のうち、仕切板35の近傍であって、かつ電装品ユニット5の下側に配置されており、円柱状のケース331を有している。円柱状のケース331内部には、冷媒を圧縮するための機構や圧縮機用モータ等が設けられている。
〔送風部〕
送風部34は、送風室S2内の空気を室外機3外部に送るためのものであって、図3に示すように、送風室S2に設けられている。送風部34は、ファンモータ341と、ファン342と、ファン台343とを有する。
ファンモータ341は、ファン342の回転駆動源であって、電装品ユニット5内の制御基板52(後述)により回転駆動を制御される。ファン342は、3枚の翼を有するプロペラファンであって、送風室S2の空気を外部に排出可能なように、ケース本体311に形成された送風口311aに対応する位置に設けられている。また、ファン342は、ファンモータ341の回転軸341aに接続されている。そのため、ファンモータ341が回転すると、ファン342は、ファンモータ341の回転が回転軸341aに伝達されることにより回転することができる。ファン台343は、ファンモータ341やファン342を支持するための部材であって、室外熱交換器32に取り付けられている。このファン台343は、室外熱交換器32の上方において、室外熱交換器32側からケース本体311の送風口311aに向かって突出する突出部分343aを有している。突出部分343aの送風口311a側の先端は、ケース本体311の上側端部に係合されることが可能なように、下側に向かって折り曲げられている。
〔電装品ユニット〕
次に、本実施形態の電装品ユニット5について、図3〜図6を用いて説明する。電装品ユニット5は、複数の電装品を収納するためのものであって、図3に示すように、機械室S1において圧縮機33の上側に配置されている。電装品ユニット5は、図3及び図4に示すように、主として、支持部材51と、電装品の一つであるリアクタ521と、端子接続部54とを含む。
支持部材51は、リアクタ521や制御基板52(後述)等を支持するための部材であって、配置部511と、突出部512(第1板状部に相当)と、下方板状部513(第2板状部に相当)とを有する。
配置部511は、複数の電装品のうちリアクタ521を除く他の部品の一部を配置可能なものであって、仕切板35の機械室S1側に固定されている。また、配置部511は、制御基板52(後述)と基板支持部53(後述)とを有する。
突出部512は、配置部511から室外機3の側面に対して略垂直となる方向に向かって突出している。言い換えると、突出部512は、仕切板35とケーシング31の側面との間に略水平に延びている。このような突出部512には、図3〜図5に示すように、突出部512をケーシング31の側面に固定するための第1固定部512aが形成されている。より具体的には、第1固定部512aは、突出部512の一部分(即ち、図4の突出部本体512bを除く部分)がケーシング31の右側面に到達可能に延びており、第1固定部512aの端部のうちケーシング31の右側面側の端部は、下方に折り曲げられている。電装品ユニット5がケーシング31に装着された時、この折り曲げられた部分がケーシング31の右側面に係合されることで、突出部512はケーシング31の右側面に固定される。
下方板状部513は、突出部512において配置部511側(即ち仕切板35側)とは逆側から下方、より具体的には、突出部512のうち第1固定部512aを除く部分(具体的には、突出部本体512b)のケーシング31右側面側から下方に向かって延びている。このような下方板状部513の下方端側には、図3〜図5に示すように、下方板状部513をケーシング31の右側面に固定するための第2固定部513aが形成されている。本実施形態の第2固定部513aには、図4に示すように、下方板状部513をケーシング31の右側面にねじで固定するための穴513bが2カ所設けられている。そのため、電装品ユニット5がケーシング31に装着された時、第2固定部513aの穴513bにはケーシング31を介してねじが螺合されることで、下方板状部513はケーシング31の右側面に固定される。
更に、下方板状部513には、端子接続部54を取り付けるための取り付け部(図示せず)や、側壁部513c、配線支持部513d等が設けられている。取り付け部は、突出部512の第1固定部512aよりも下方でかつ下方板状部513の第2固定部513aよりも上方に端子接続部54を取り付け可能なように、設けられている。側壁部513cは、端子接続部54が取り付けられる位置の両側部がケーシング31の右側面に向かって突出するように設けられている。配線支持部513dは、端子接続部54に接続される配線を支持するためのものであって、第2固定部513a付近に取り付けられている。
ここで、本実施形態では、図3〜図5に示すように、下方板状部513の第2固定部513aは、突出部512の第1固定部512aよりも下方に位置している。そのため、下方板状部513は、突出部512が固定される位置と異なる位置でケーシング31の右側面に固定される。また、突出部512と下方板状部513とは、一体形成される。より具体的には、図7に示すように、突出部512と下方板状部513とは同じ材質で形作られた後、図7中の実線部分Aには切り込みを入れられ、点線の各部分(具体的には、点線B,C,D,E)で折り曲げられることで、突出部512と下方板状部513とが形成される。この時、突出部512及び下方板状部513には、第1固定部512a及び第2固定部513aがそれぞれ形成されるが、第1固定部512aが形成されることにより、下方板状部513には、図4に示すように、第1固定部512aと同じ面積を有する切り欠け部513eが形成される。
リアクタ521は、略直方体の形状を有し、図4及び図5に示すように、支持部材51の突出部512の下面に取り付けられている。より具体的には、リアクタ521は、下方板状部513において端子接続部54が設けられている面の裏面(即ち、下方板状部513の背面)側、即ち配置部511と下方板状部513の間であって、かつ突出部512の下面に設けられている。このようなリアクタ521は、空気調和装置1の電源用トランスとして機能する。
端子接続部54は、各種配線が接続されるためのものであって、支持部材51の下方板状部513に設けられている。より具体的には、端子接続部54は、下方板状部513の端子取り付け部により、突出部512の第1固定部512aと下方板状部513の第2固定部513aとの間に取り付けられている。ここで、端子接続部54に接続される配線の種類としては、制御基板52(後述)上に構成された各種回路から出力される信号を室外機3内のモータや室内機2に伝送するための信号用配線や、電源を室外機3内のモータ等に供給するための電源供給用配線などが挙げられる。
配置部511における制御基板52は、複数の電装品のうち、リアクタ521を除く残りの電装品が実装されたものであって、図4に示すように、基板支持部53に取り付けられている。より具体的には、制御基板52は、圧縮機用モータやファンモータ341を駆動制御するためのインバータ制御回路等が構成されるように、各電装品が実装されている。
ここで、制御基板52に実装されている電装品の種類としては、MOSトランジスタやパワートランジスタ、ダイオード等が挙げられる。しかし、これらの電子部品は、電源が供給されると発熱する性質を有する。そこで、電子部品からの熱を逃がすために、基板支持部53の仕切板35側には、放熱フィン522が設けられている(図6)。放熱フィン522は、仕切板35の切り欠き部351により支持され、電子部品からの熱を送風室S2側に逃がすことができる。
そして、配置部511における基板支持部53は、制御基板52を支持するためのものであって、図4に示すように、支持部材51における突出部512の配置部511側から下方(即ち、突出部512の仕切板35側から下方)に延びている。このような基板支持部53は、図5に示すように、配置部511側に配置された上側支持部531aと、上側支持部531aから下方に延びる側面支持部531bと、側面支持部531bの下端から下方板状部513に向かって略水平方向に延びる下側支持部531cとを有する。制御基板52は、上側支持部531aと下側支持部531cとの間に、側面支持部531bに沿うように配置される。また、基板支持部53のうち、制御基板52を支持する面の反対側の面で、かつ放熱フィン522の近傍には、図6に示すように凸部523が形成されている。この凸部523が、仕切板35の切り欠き部351におけるレール352上をスライドし、放熱フィン522の下端に設けられた係合部(図示せず)が切り欠き部351下部における孔354に係合されることにより、電装品ユニット5は仕切板35に装着される。
(3)効果
(A)
本実施形態に係る空気調和装置1の室外機3によると、電装品ユニット5は、突出部512に設けられた第1固定部512aと、下方板状部513に設けられた第2固定部513aとの2カ所で、室外機3のケーシング31の側面に固定される。そのため、電装品ユニット5は、例えば下方板状部513に設けられた第2固定部513aのみでケーシング31に固定される場合よりも、より丈夫にケーシング31に支持される。従って、室外機3が落下した時のように室外機3に衝撃が加わった場合であっても、電装品ユニット5の形状が変化したり固定位置がずれたりすることを抑制することができる。
(B)
また、電装品ユニット5の突出部512は、室外機3のケーシング31の側面のうち、下方板状部513がケーシング31の側面に固定される位置よりも上方に固定される。このように、電装品ユニット5の突出部512と下方板状部513とがそれぞれ異なる位置でケーシング31の側面に固定されるため、電装品ユニット5は、室外機3に対し安定して固定される。
(C)
また、電装品ユニット5の配置部511における制御基板52は、リアクタ521が支持される位置とは別の位置に支持される。そのため、発熱したリアクタ521が制御基板52に及ぼす影響が抑えられる。
(D)
また、空気調和装置1の室外機3では、電装品ユニット5の端子接続部54は、下方板状部513上であって、かつ第1固定部512aと第2固定部513aとの間に設けられている。そのため、制御基板52からの配線を、例えば室内機2側等の接続先に容易に接続することができる。
(E)
また、突出部512と下方板状部513とは、一体形成されている。これにより、突出部512と下方板状部513とを同時に形成することができ、製造コストを低減させることができる。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、図3や図4に示すように、突出部512及び下方板状部513が共に室外機3のケーシング31の右側面に固定される場合について説明した。しかし、突出部512及び下方板状部513は、ケーシング31の側面のうち同じ側面にではなく、別々の側面に固定されてもよい。即ち、本発明では、突出部512及び下方板状部513は、互いに異なる位置でケーシング31の側面に固定されればよい。
本発明に係る電装品ユニットは、室外機に落下等の衝撃が加わった場合であっても、電装品ユニットの形状が変化したり固定位置がずれたりすることを抑制する効果を有するため、比較的重量のある電装品を備える場合に有用である。
本実施形態に係る空気調和装置の外観図。 ケーシングの一部が取り外された室外機の外観図。 ケーシング全てが取り外された室外機の外観図。 本実施形態に係る電装品ユニットを示した斜視図。 本実施形態に係る電装品ユニットの側面図。 本実施形態に係る電装品ユニットと仕切板とを示す図。 突出部と下方板状部とが一体形成される過程を説明するための図。
符号の説明
1 空気調和装置
3 室外機
5 電装品ユニット
31 ケーシング
35 仕切板
51 支持部材
52 制御基板
53 基板支持部
54 端子接続部
511 配置部
512 突出部
512a 第1固定部
513 下方板状部
513a 第2固定部
521 リアクタ
S1 機械室
S2 送風室

Claims (11)

  1. 空気調和装置の室外機の内部に配置され、複数の電装品を収納する電装品ユニット(5)であって、
    複数の前記電装品の一部を配置可能な配置部(511)と、前記配置部(511)から第1方向に向かって突出している突出部(512)と、前記突出部(512)において前記配置部(511)側とは逆側から下方に向かって延びている下方板状部(513)と、を有する支持部材(51)と、
    複数の前記電装品の1つであって、前記突出部(512)に取り付けられたリアクタ(521)と、
    を備え、
    前記突出部(512)には、前記突出部(512)を前記室外機の側面に固定するための第1固定部(512a)が形成され、
    前記下方板状部(513)には、前記下方板状部(513)を前記室外機の側面に固定するための第2固定部(513a)が形成されている、
    電装品ユニット(5)。
  2. 前記第1方向は、前記室外機の側面に対して略垂直となる方向である、
    請求項1に記載の電装品ユニット(5)。
  3. 前記第1固定部(512a)は、前記第2固定部(513a)よりも上方に位置している、
    請求項1または2に記載の電装品ユニット(5)。
  4. 前記配置部(511)は、
    複数の前記電装品のうち、前記リアクタ(521)を除く残りの前記電装品が実装された制御基板(52)と、
    前記突出部(512)の前記配置部(511)側から下方に延びており、前記制御基板(52)を支持するための基板支持部(53)と、
    を有する、
    請求項3に記載の電装品ユニット(5)。
  5. 前記下方板状部(513)には、前記制御基板(52)からの配線が接続された端子接続部(54)が、前記第1固定部(512a)と前記第2固定部(513a)との間に設けられている、
    請求項4に記載の電装品ユニット(5)。
  6. 前記突出部(512)と前記下方板状部(513)とは一体形成されている、
    請求項1〜5のいずれかに記載の電装品ユニット(5)。
  7. 略直方体の形状を有するケーシング(31)と、
    前記ケーシング(31)の内部を送風室(S2)と機械室(S1)とに分割するように、略鉛直に延びる仕切板(35)と、
    前記機械室(S1)に配置され、複数の電装品を収納する電装品ユニット(5)と、
    を備え、
    前記電装品ユニット(5)は、
    前記仕切板(35)と前記ケーシング(31)の側面との間に略水平方向に延びる第1板状部(512)と、前記第1板状部(512)において前記仕切板(35)側とは逆側から下方に向かって延びている第2板状部(513)と、を有する支持部材(51)と、
    複数の前記電装品の1つであって、前記第1板状部(512)に取り付けられたリアクタ(521)と、
    を含み、
    前記第1板状部(512)には、前記第1板状部(512)を前記ケーシング(31)の側面に固定するための第1固定部(512a)が形成され、
    前記第2板状部(513)には、前記第2板状部(513)を前記ケーシング(31)の側面に固定するための第2固定部(513a)が形成されている、
    空気調和装置の室外機(3)。
  8. 前記第1固定部(512a)は、前記第2固定部(513a)よりも上方に位置している、
    請求項7に記載の空気調和装置の室外機(3)。
  9. 前記電装品ユニット(5)は、
    複数の前記電装品のうち、前記リアクタ(521)を除く残りの前記電装品が実装された制御基板(52)と、
    前記第1板状部(512)の前記仕切板(35)側から下方に延びており、前記制御基板(52)を支持するための基板支持部(53)と、
    を更に含む、請求項8に記載の空気調和装置の室外機(3)。
  10. 前記第2板状部(513)には、前記制御基板(52)からの配線が接続された端子接続部(54)が、前記第1固定部(512a)と前記第2固定部(513a)との間に設けられている、
    請求項9に記載の空気調和装置の室外機(3)。
  11. 前記第1板状部(512)と前記第2板状部(513)とは一体形成されている、
    請求項7〜10のいずれかに記載の空気調和装置の室外機(3)。
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