JP2006214681A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源線により電源から伝送される供給電力を,室内機の制御基板に伝送する電源線及び室外機に伝送する電源線に分配する分配端子の増設に伴う部品点数の増加及びコストの増大を抑制し得る空気調和機の室内機を提供すること。
【解決手段】 電源線により電源から伝送される供給電力を,室内機及び室外機を制御する制御基板27に伝送する電源線及び室外機に伝送する電源線に分配する分配端子41を,前記制御基板27などの制御機器を収容する電装ボックス24(制御機器収容筐体に相当)の内部に前記制御機器とは別体に収容する。
【選択図】図4

Description

本発明は,制御基板などの制御機器を収容する制御機器収容筐体と,前記制御機器と室外機との接続を中継する中継端子などの中継手段と,を備えてなる空気調和機の室内機に関し,特に,前記制御機器収容筐体と前記中継手段とが本体筐体の両側端部各々の近傍に分けて配設された空気調和機の室内機に関するものである。
室内機と室外機とにより構成されるいわゆるセパレート型の空気調和機にあっては,その室内機には,前記室内機及び前記室外機を制御する制御回路が実装された制御基板(制御機器)を収容する電装ボックス(制御機器収容筐体)と,該電装ボックス内の前記制御基板と前記室外機との接続を中継する中継端子(中継手段)とが備えられている。
従来,前記中継端子は,前記制御基板との接続を省配線化させるため,上記電装ボックスの外部近傍に設けられている(例えば,特許文献1参照)。
一方,近年では,前記室内機の内部に換気装置やマイナスイオン発生装置等のオプション機器等が装着されることにより,前記室内機の内部配置構造が複雑化する傾向にあり,必ずしも前記中継端子を前記電装ボックスの外部近傍に配設することが好適であるとは言えない。そこで,前記電装ボックスと前記中継端子とを室内機の本体筐体の両側端部各々に分けて配設する配置構造が検討されるようになってきた。しかしながら,このような配置構造を採用すると,以下に説明する問題を伴う。ここに,図6(a)〜(c)は,電装ボックスと中継端子とを室内機の本体筐体の両側端部各々に分けて配設する従来の空気調和機の室内機Xにおける問題点を説明するための図,図6(d)は,前記問題点を改善し得る前記室内機Xの構成を説明するための図である。
図6(a)〜(c)に示すように,前記室内機Xの本体筐体101の左側端部には制御基板102を収容する電装ボックス103が配設され,前記本体筐体101の右側端部には中継端子104が配設されている。商用交流電源から前記室内機Xに入力される供給電力を伝送する電源線106a,106bと,前記制御基板102と室外機とを電気的に接続する電源線107a,107bとは,前記本体筐体101の右側端部から導出されて,商用交流電源或いは前記室外機に接続されている。また,前記制御基板102には,商用交流電源から室外機への電力供給の有無を切り替えるリレー(継電器)105が実装されている。このリレー105の一端には商用交流電源に接続された前記電源線106aと前記中継端子104に接続された前記電源線107aとが接続されている。このように構成された前記室内機Xにおける前記電源線106b及び前記電源線107bは,例えば図6(a)〜(c)に示すような後述の配線経路で配線される。
図6(a)に示す配線経路では,商用交流電源(例えばAC100V)に接続される電源線106bを,前記制御基板102に直接接続させている。これにより,商用交流電源からの供給電力が前記電源線106a及び前記電源線106bを経て前記室内機Xに供給される。また,商用交流電源からの供給電力を前記室外機にも供給するため,前記制御基板102と前記中継端子104とを前記電源線107bで電気的に接続させている。即ち,商用交流電源からの供給電力が前記制御基板102上で前記室内機Xと前記室外機とに分配されている。このような配線経路では,前記制御基板102における前記電源線106b及び前記電源線107bの接続部であるパターン(不図示)が電力線路の一部を担うため,該パターンを商用交流電源からの供給電力に耐え得る大きさや仕様に形成することが必要となり,前記制御基板102のサイズ拡張,ひいては前記電装ボックス103や前記室内機Xのサイズを拡張させる要因となる。
また,図6(b)に示す配線経路では,前記電源線107を兼ねる前記電源線106bを,前記本体筐体101の右側端部から左側端部を経た後,右側端部の前記中継端子104を経由させて前記制御基板102に接続させている。即ち,商用交流電源からの供給電力が前記中継端子104上で前記室内機Xと前記室外機とに分配されている。そのため,前記電装ボックス103と前記中継端子104との間に亘って配線される線材が一本増加することとなり省配線の観点から好ましくない。
一方,図6(c)に示す配線経路では,前記電源線106bを前記本体筐体101の右側端部から前記中継端子104を経由させて前記制御基板102に接続させているため,前記電源線106aと前記電源線106bの長さが異なることとなる。通常,前記電源線106a,106bは同一の長さであるため,この配線経路では前記電源線106bの配線時に該電源線106bにその長さの差分の無駄が生じることとなる。
そこで,図6(a)〜(c)を用いて説明した上述の問題点を解決するべく,図6(d)に示すように,商用交流電源からの供給電力を前記室内機Xと前記室外機とに分配する分配端子108を,前記本体筐体101の左側端部に設けることが考えられる。
図6(d)に示す配線経路では,前記電源線106bを経て伝送される商用交流電源からの供給電力が,前記分配端子108で,前記制御基板102に伝送する電源線109と前記中継端子104を経由して前記室外機に伝送する電源線107bとに分配されている。なお,前記電源線107aは,前記制御基板102から前記分配端子108を経由させて前記中継端子104に接続させている。この配線経路では,前記電源線106aを前記制御基板102に直接接続させないため,該制御基板102のサイズの拡張が防止される。また,前記電装ボックス103と前記中継端子104との間に亘って配線される線材が増加することや,前記電源線106aと前記電源線106bに長さの差が生じることがない。
特開平10−26360号公報
ところで,一般に,前記電装ボックス103や前記中継端子104で発生する電磁波の漏洩や該電装ボックス103や前記中継端子104への外乱の影響,若しくは,該電装ボックス103や前記中継端子104の焼損或いは発火による被害拡大などを防止するために,前記電装ボックス103や前記中継端子104は板金で覆われる。なお,前述したように,前記電装ボックス103の外部に配設された前記中継端子104に,前記室内機Xの設置先において線材が接続される構成では,前記中継端子104を覆う板金はその線材の接続時に着脱可能であることが必要となるため,前記中継端子104を覆う板金は前記電装ボックス103を覆う板金とは別体の,例えば板金カバー部材として構成される。
ここで,前述した図6(d)の配線経路を採用する構成,即ち前記電装ボックス103の近傍に前記分配端子108を設ける構成にも,前記中継端子104と同様に前記分配端子108を前記電装ボックス103の外部に配設する構成が考えられる。しかしながら,前記分配端子108を前記電装ボックス103の外部に配設すると,前記電装ボックス103を覆う板金や,前記中継端子104に着脱可能な板金カバー部材などに加えて,前記分配端子108を覆う板金が必要となるため,当該室内機Xの部品点数の増加及びコストの増大が問題となる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,電源線により電源から伝送される供給電力を,室内機の制御基板に伝送する電源線及び室外機に伝送する電源線に分配する分配端子の増設に伴う部品点数の増加及びコストの増大を抑制し得る空気調和機の室内機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,本体筐体の両側端部の一方端近傍に配設され当該室内機及び室外機を少なくとも制御する制御機器を収容する制御機器収容筐体の内部に,電力供給源から当該室内機に入力される供給電力を伝送する電力伝送手段により伝送される前記供給電力を,前記制御機器へ伝送する第1の伝送手段と前記室外機へ伝送する第2の伝送手段とに分配する電力分配手段が,前記制御機器とは別体に収容されてなることを特徴とする空気調和機の室内機として構成され,前記第2の伝送手段は,前記制御機器収容筐体が配設された前記一方端近傍の反対側の他方端近傍で前記第2の伝送手段を中継する中継手段を経由して該中継手段が配設された前記他方端近傍から前記室外機に向けて導出される。
本発明の構成によれば,前記電力分配手段が前記制御機器収容筐体の内部に収容されるため,該制御機器収容筐体を板金で覆うことにより,前記電力分配手段で発生する電磁波の漏洩や前記電力分配手段への外乱の影響,前記電力分配手段の焼損或いは発火による被害拡大などの防止が図られるため,前記電力分配手段を覆う別部材を必要とせず,当該室内機の部品点数の増加及びコストの増大が抑制される。なお,前記室内機では前記中継手段が設けられており,前記室内機の設置作業時に前記電力分配手段への線材の接続作業が必要ではないため,該電力分配手段を前記制御機器収容筐体に収容しても当該室内機の設置作業の作業性は低下されない。
また,前記制御機器収容筐体の内壁への前記電力分配手段の取り付け手法としては,前記制御機器収容筐体の内壁に前記電力分配手段を係合させる係合部を設けておき,前記電力分配手段を前記係合部に係合させる手法が考えられる。この取り付け手法を採用することにより,螺子などを用いる他の取り付け手法に比べて前記制御機器収容筐体の内壁への前記電力分配手段の取り付けが容易に可能となる。また,リサイクル等のために当該室内機を分解する際の作業性に鑑みた商品開発が強く望まれる近年の事情から,螺子などを用いることのない前記の取り付け手法は好適である。
本発明によれば,前記電力分配手段が前記制御機器収容筐体の内部に収容されるため,該制御機器収容筐体を板金で覆うことにより,前記電力分配手段で発生する電磁波の漏洩や前記電力分配手段への外乱の影響,前記電力分配手段の焼損或いは発火による被害拡大などの防止が図られるため,前記電力分配手段を覆う別部材を必要とせず,当該室内機の部品点数の増加及びコストの増大が抑制される。
また,前記制御機器収容筐体の内壁に前記電力分配手段を係合させる係合部を設けておき,前記電力分配手段を前記係合部に係合させる取り付け手法を採用することにより,前記電力分配手段を前記制御機器収容筐体の内壁に容易に取り付けることができる。さらに,リサイクル等のために当該室内機を分解する際の作業性に鑑みた商品開発が強く望まれる近年の事情から,螺子などを用いることのない前記の取り付け手法は好適である。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本実施の形態は,商用交流電源からの供給電力を室内機と室外機とに分配するために用いられる分配端子などの電力分配手段が,前記室内機及び室外機を制御する制御回路が実装された制御基板などの制御機器が収容される電装ボックスの内部に前記制御機器とは別体に収容されることを特徴とする空気調和機の室内機の一例を説明するものである。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機1の斜視図,図2は前記室内機1の前面パネル11,オープンパネル13及び熱交換器21を取り外した状態を示す斜視図,図3は前記室内機1の側断面図,図4は電装ボックス24の左側壁24b及び制御基板27を取り外した状態を示す図,図5は前記端子台42の取り付け手法の一例を説明するための図,図6は前記電装ボックス24内に収容される前記端子台42の取り付け状態の例を説明するための図である。
まず,図1を用いて,本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機1の外観構成について説明する。
前記室内機1は,屋外に配設された図示しない周知の室外機と各種の配管・配線で接続されることにより,所謂セパレート型の空気調和機を構成するものである。前記室内機1は,図1の斜視図に示すように,前面パネル11,キャビネット12,オープンパネル13,ドレンパン14等を具備して構成される本体筐体10によりその外観が構成されており,該本体筐体10の上部には室内の空気を吸い込む吸込口15が形成されており,該本体筐体10の下部には熱交換された空気を室内に吹き出す吹出口16が形成されている。
続いて,図2及び図3を用いて,前記室内機1の内部構成について説明する。
図2及び図3に示すように,前記室内機1は,冷媒と空気との間で熱交換を行う熱交換器21と,前記熱交換器21で凝縮された凝縮水を受ける前記ドレンパン14及び回動可能に保持されたルーバー22を有するルーバーユニット23と,当該室内機1や前記室外機の各種の制御を行なう制御回路が実装された制御基板27(制御機器の一例,図4参照)を収容する電装ボックス24(制御機器収容筐体に相当)と,前記電装ボックス24の下部に配設され室内空気を室外に排出する換気ファン25と,所定の駆動モータにより回転駆動されることによって前記吸込口15(図1参照)から室内空気を前記室内機1内に吸入すると共に該室内機1内の空気を前記吹出口16(図1参照)から室内に吹き出す送風ファン26と,前記制御基板27と前記室外機との接続を中継する中継端子28(中継手段の一例)と,前記熱交換器21に接続される冷媒用配管や前記換気ファン25に接続される換気用ダクトなどを収容するダクトスペース31と,を具備してその内部が概略構成されている。また,本実施の形態における前記電装ボックス24は前記本体筐体10を正面から見て左側端近傍に配設され,前記中継端子28は前記本体筐体10を正面から見て右側端近傍に配設されており,前記電装ボックス24から商用交流電源へ向けた配線や,前記中継端子28から前記室外機へ向けた配線は,前記本体筐体10の右側端部近傍から導出される。
このように構成された前記室内機1では,前記所定の駆動モータによって前記送風ファン26が回転駆動されると,室内空気が前記吸込口15から吸入され,前記熱交換器21を通ることで該熱交換器21の内部を流動する冷媒との間で熱交換されて冷却若しくは加熱され,その後,前記吹出口16から室内に吹き出される。
次に,図4を用いて前記電装ボックス24の内部構成について説明する。ここに,図4は前記電装ボックス24の左側壁24b及び前記制御基板27を取り外した状態を示す図であって(a)は上面図,(b)は左側面図,(c)は正面図,(d)は右側面図である。
図4に示すように,前記電装ボックス24の内部には,商用交流電源(電力供給源の一例)からの供給電力を少なくとも2以上の伝送路に分配する分配端子41(電力分配手段の一例)を有する端子台42が,前記制御基板27とは別体に該電装ボックス24の内壁の右側面24aに取り付けられた状態で収容されている。即ち,前記端子台42は,前記制御基板27に実装されずに孤立した状態で前記電装ボックス24の内部に収容されている。
前記室内機1では,図6(d)を用いて既に説明した前述の配線経路と同様に,前記分配端子41が前記制御基板27及び前記中継端子28の各々に電気的に接続されており,商用交流電源から電源線(電力伝送手段に相当)を経て当該室内機1に入力される供給電力は,前記分配端子41によって,前記制御基板27に伝送する電源線(第1の伝送手段に相当)と前記中継端子28を経由して前記室外機に伝送する電源線(第2の伝送手段に相当)とに分配される。なお,前記本体筐体10内におけるその他の電源線の配線経路も,図6(d)に示した配線経路と同様であるため,ここではその説明を省略する。
本室内機1では,前記のように前記分配端子41を有する端子台42が前記電装ボックス24内に収容されている。これにより,前記電装ボックス24を板金で覆うことによって,前記端子台42で発生する電磁波の漏洩や前記端子台42への外乱や,前記端子台42の焼損或いは発火による被害拡大などを防止することができるため,前記分配端子41を有する前記端子台42を前記電装ボックス24の外部に設けた場合に必要とされる前記端子台42を覆う別部材を排除することができる。その結果,当該室内機1の部品点数の増加及びコストの増大を抑制することが可能となる。
なお,前記端子台42が前記電装ボックス24の内部に配設されることにより,当該室内機1の設置作業時の前記端子台42の分配端子41への線材の接続が困難になることが懸念されるが,本室内機1では,前記中継端子28が配設されているため,当該室内機1を設置する作業者は,前記中継端子28と前記室外機とを電気的に接続することにより,商用交流電源と前記室外機とを前記分配端子41及び前記中継端子28を経由して電気的に接続することが可能である。そのため,当該室内機1の設置作業時に前記端子台42の分配端子41への線材の接続作業は必要にならない。
ここで,図5を用いて,前記端子台42を前記電装ボックス24内に取り付ける手法の一例について説明する。
前記電装ボックス24の内壁の右側面24aには,図5に示すように,前記端子台42の一部を係合させる係合ツメ24a−1,24a−2(係合部の一例)が形成されている。そして,前記電装ボックス24の内部への前記端子台42の取り付け時には,該端子台42を前記係合ツメ24a−1,24a−2に係合させることにより,該端子台42が前記右側面24aに固定される。この取り付け作業は,螺子などを用いて装着する他の取り付け手法に比べて容易であり作業性に優れている。また,前記係合ツメ24a−1,24a−2は,例えばABS樹脂などを用いた前記電装ボックス24と一体形成することができるため,前記端子台42の固定に螺子などを用いる必要がなく,リサイクル等のために当該室内機1を分解する際の作業性に好適である。もちろん,前記係合ツメ24a−1,24a−2を別部材として前記電装ボックス24の内壁の右側面24aに取り付ける構成であってもよい。
また,本実施の形態では,前記端子台42が前記電装ボックス24の内壁の右側面24aに取り付けられる例について説明したが,該電装ボックス24の内部に前記制御基板27と別体に収容されていれば,前記電装ボックス24の内壁の右側面24aに限られず,任意の位置に任意の状態で取り付ければよい。但し,前記端子台42の取り付け状態の如何によっては,前記電装ボックス24のサイズを拡張する必要が生じることが考えられる。以下,図5を用いて,この電装ボックス24のサイズの拡張を防止し得る前記端子台42の配設手法について説明する。
図5に示すように,本実施の形態における前記端子台42は,横寸法w,たて寸法d,高さ寸法hに形成されており,これらの寸法は,横寸法w>たて寸法d>高さ寸法hの関係にある。したがって,前記電装ボックス24の内壁の右側面24aに接触する前記端子台42の取り付け面がいずれの面であるかによって,該端子台42を収容する電装ボックス24に必要な内部寸法に影響する。例えば,本実施の形態では,前記電装ボックス24が,前記本体筐体10の奥行き方向に長く,幅方向に短い形状であるため,前記端子台42が前記電装ボックス24内に収容された状態で該端子台42の前記本体筐体10の幅方向の寸法が,前記電装ボックス24の前記本体筐体10の幅方向の寸法を超過する場合には,その分,該電装ボックス24の寸法を拡張させる必要がある。前記電装ボックス24の前記本体筐体10の幅方向の寸法を拡張させると,前記本体筐体10の幅寸法が拡張され当該室内機1のサイズが拡張されることとなるため好ましくない。
そこで,本室内機1では,前記電装ボックス24の幅方向の寸法の拡張を防止するため,図5に示すように,前記端子台42が,高さ寸法hの方向と前記電装ボックス24の幅方向とが略平行となるような状態で該電装ボックス24に収容されている。これにより,前記端子台42が,前記電装ボックス24の幅方向の寸法を拡張させる要因とはならない。なお,前記端子台42の取り付け状態(方向)は,前記電装ボックス24におけるどの方向の寸法の拡張を防止するかに応じて適宜変更すればよい。
本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機1の斜視図。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機1の前面パネル11,オープンパネル13及び熱交換器21を取り外した状態を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機1の側断面図。 電装ボックス24の左側壁24b及び制御基板27を取り外した状態を示す図。 端子台42の取り付け手法の一例を説明するための図。 従来の空気調和機の室内機Xにおける配線経路を説明するための図。
符号の説明
1…室内機
10…本体筐体
11…前面パネル
12…キャビネット
13…オープンパネル
14…ドレンパン
21…熱交換器
22…ルーバー
23…ルーバーユニット
24…電装ボックス(制御機器収容筐体の一例)
24a…電装ボックス24の内壁の右側面
24a−1,24a−2…係合ツメ(係合部の一例)
24b…電装ボックス24の左側壁
25…換気ファン
26…送風ファン
27…制御基板(制御機器の一例)
28…中継端子(中継手段の一例)
31…ダクトスペース
41…分配端子(電力分配手段の一例)
42…端子台

Claims (2)

  1. 本体筐体の両側端部の一方端近傍に配設され当該室内機及び室外機を少なくとも制御する制御機器を収容する制御機器収容筐体と,
    電力供給源から当該室内機に入力される供給電力を伝送する電力伝送手段と,
    前記電力伝送手段により伝送される前記供給電力を,前記制御機器へ伝送する第1の伝送手段と前記室外機へ伝送する第2の伝送手段とに分配する電力分配手段と,
    前記制御機器収容筐体が配設された前記一方端近傍の反対側の他方端近傍で前記第2の伝送手段を中継する中継手段と,
    を備えてなり,
    前記第2の伝送手段が,前記中継手段を経由して該中継手段が配設された前記他方端近傍から前記室外機に向けて導出されてなる空気調和機の室内機であって,
    前記電力分配手段が,前記制御機器収容筐体の内部に前記制御機器とは別体に収容されてなることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記制御機器収容筐体の内壁に前記電力分配手段を係合させる係合部が設けられてなり,前記電力分配手段が前記係合部に係合されることにより前記制御機器収容筐体の内壁に取り付けられてなる請求項1に記載の空気調和機の室内機。
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