JP2008286370A - 配管継手および配管継手装置 - Google Patents

配管継手および配管継手装置 Download PDF

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友喜 西森
Makoto Ito
伊藤  誠
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

Abstract

【課題】嵌合状態の良否を外方から視認することができる配管継手および配管継手装置を実現する。
【解決手段】第1配管2に装着可能な配管装着部12と、第2配管3の延設筒部37内に挿入可能に形成された係止部14であって、第1配管2の膨拡部24と当接する第1当接部14eと、第2配管3の内径段差部38と当接する第2当接部14aとを有し、第1配管2と第2配管3とを係止する係止部14と、配管装着部12と係止部14との間に設けられ、係止部14を径方向に変位するように支持する弾性変位部13とを備える配管継手において、配管装着部12から延設筒部37の外周面上に向けて延出するように形成されたチェック用ピン15であって、このチェック用ピン15は、係止部14が延設筒部37内に嵌合されたときに、その先端が延設筒部37の外周面上を被さるように形成されている。これにより、嵌合状態の良否を外方から視認することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、雄側継手部を有する流体用配管と雌側継手部を有する流体用配管とを係止する配管継手および配管継手装置に関するものであり、例えば、車両空調用冷凍サイクルの冷媒用配管の配管継手に用いて好適なものである。
従来、この種の配管継手装置として、例えば、特許文献1に示されるものが知られている。すなわち、周部に開口が形成された筒状の雌側継手部を有する第2配管と、雄側継手部を有する第1配管と、雌側継手部に雄側継手部を内嵌したときに第1配管と第2配管との周壁間に装着して第1配管と第2配管とを係止する配管継手である係止部材とを備えている。
係止部材は、両配管の周壁間に軸方向に延設された弾性腕部と、この弾性腕部の一端に第2配管に形成された開口に係合する係止部を有している。そして、係止部材を第1配管の外周に装着して雌側継手部内に雄側継手部を挿入することによって、弾性腕部が径方向内側に撓み変形して雌側継手部内に挿入される。そして、係止部が開口に達すると、弾性腕部が径方向外方に拡径変形することにより、係止部が開口に係合される。
特公平6−31669号公報
上記特許文献1のような構成の配管継手装置では、第2配管に形成された開口に係止部が係止されることにより、雌側継手部と雄側継手部との嵌め合い状態を外方から視認することが可能である。しかしながら、第2配管に開口を形成することもなく係止部を第2配管の内側に内嵌して第2配管に係止するように構成された構造の配管継手装置もある。
例えば、図11に示すような構成の配管継手装置では、雄側継手部110を有する第1配管100と、雌側継手部130を有する第2配管120と、第1配管100と第2配管120とを係止する係止部材150とから構成されている。
雄側継手部110には、Oリング141とOリング142が嵌入される円環状の凹状溝部111が形成されるとともに、雄側継手部110の根元部に外方に突き出した膨拡部112が形成されている。この膨拡部112の後方側外周には、凹状の溝部からなる制止部113が形成されている。制止部113は、係止部材150を第1配管100の外周に装着するときに、係止部材150の位置決めを行うための溝である。
雌側継手部130には、雄側継手部110を内嵌する挿入口131と、この挿入口131よりも拡径された拡管部132と、この拡管部132から前方に延設された延設筒部133とが形成されている。挿入口131は、雄側継手部110に設けられたOリング141、142をシールするための内周面である。
拡管部132は膨拡部112を内嵌するための内周面である。延設筒部133は拡管部132よりも外方に拡径されて延設されている。延設筒部133の内周面には、凹状の溝部からなる内径段差部134が形成されている。係止部材150の係止部151が、内径段差部134内に内嵌されることにより、係止部151の一端が内径段差部134に当接され、他端が膨拡部112に当接される。
係止部材150は、第1配管100及び第2配管120に対して同軸的に形成されており、第2配管120の延設筒部133の内周側と、第1配管100の外周側との間の隙間に、配設されている。
係止部材150は、内径段差部134と膨拡部112とに係止する係止部151と、その係止部151を径方向に弾性変位させるための弾性変位部152と、係止部材150を第1配管100の外周面に装着するための配管装着部153とから構成されている。
以上の構成による配管継手装置では、第1配管100と第2配管120とを接続すると、延設筒部133内に形成された内径段差部134に係止部151が内嵌される。このとき、係止部151の後方端が内径段差部134の一端に当接することによって雌側継手部130内の所定位置に雄側継手部110が内嵌されて接続が完了されるようになっている。このように、接続が完了したときには、係止部151が延設筒部133内に隠れてしまって外方から視認することができない。
ところが、雄側継手部110が雌側継手部130の所定位置に達する直前の半嵌合の状態のときは、係止部151が延設筒部133内に覆われて、外方から視認することができないときもある。このように、係止部151の後方端が、内径段差部134の一端に当接されないときにおいても、係止部151が延設筒部133内に覆われてしまうことがある。
このとき、作業者の勘違いによる判断において、接続作業が完了したと判断してしまうと半嵌合の状態で組付け作業が停止してしまう恐れがある。つまり、上記構成の配管継手装置では、雄側継手部110と雌側継手部130との嵌合状態の良否を外方から目視で確認できるための構造になっていない問題がある。
そこで、本発明の目的は、嵌合状態の良否を外方から視認することができる配管継手および配管継手装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発明では、第1配管(2)または第2配管(3)に装着可能な配管装着部(12)と、第1配管(2)または第2配管(3)のうち、外側に位置づけられる延設筒部(37)内に挿入可能に形成された係止部(14)であって、第1配管(2)の第1被係止部(24)と当接する第1当接部(14e)と、第2配管(3)の第2被係止部(38)と当接する第2当接部(14a)とを有し、第1配管(2)と第2配管(3)とを係止する係止部(14)と、配管装着部(12)と係止部(14)との間に設けられ、係止部(14)を径方向に変位するように支持する弾性変位可能な弾性変位部(13)と、係止部(14)を延設筒部(37)内に挿入したときに、外部から視認可能な挿し込み位置を表す表示手段(15)とを具備することを特徴としている。
この発明によれば、挿し込み位置を表す表示手段(15)により、第1配管(2)と第2配管(3)との嵌合状態の良否を外方から視認することができる。
請求項2に記載の発明では、表示手段(15)は、配管装着部(12)から延設筒部(37)の外周面上に向けて延出するように形成されたチェック用ピン(15)であって、このチェック用ピン(15)は、係止部(14)が延設筒部(37)内に嵌合されたときに、その先端が延設筒部(37)の外周面上を被さるように形成されていることを特徴としている。この発明によれば、第1配管(2)と第2配管(3)との嵌合状態の良否を外方から視認することができる。
前記表示手段(15)は、前記配管装着部(12)から前記延設筒部(37)の外周面上に向けて延出するように形成されたチェック用ピン(15)であって、
請求項3に記載の発明では、チェック用ピン(15)は、係止部(14)が延設筒部(37)内に嵌合されたときに、その先端が延設筒部(37)の根元部外周に係止するように形成されることを特徴としている。この発明によれば、第1配管(2)と第2配管(3)との嵌合状態の良否を外方から視認することができる。
請求項4に記載の発明では、表示手段(15)は、係止部(14)、配管装着部(12)および弾性変位部(13)が異なる色に形成された係止部材(15)であって、この係止部材(15)は、係止部(14)が延設筒部(37)内に嵌合されたときに、一色のみ視認できるように形成されることを特徴としている。この発明によれば、第1配管(2)と第2配管(3)との嵌合状態の良否を外方から視認することができる。この場合には、別部品を設ける必要がない。
請求項5に記載の発明では、表示手段(15)は、弾性変位部(13)の径方向外方に突き出る凸部(15a)が形成されたチェック用ピン(15)であって、このチェック用ピン(15)は、係止部(14)が延設筒部(37)内に挿入したときに、凸部(15a)が延設筒部(37)による押圧力の作用で反挿入方向に押し倒されるように形成され、係止部(14)が延設筒部(37)内に嵌合されたときに、凸部(15a)が弾性変位部(13)の外周面を当接するように形成されることを特徴としている。この発明によれば、第1配管(2)と第2配管(3)との嵌合状態の良否を外方から視認することができる。
請求項6に記載の発明では、表示手段(15)は、係止部(14)の円周方向の中央部に、一方の先端が係止部(14)の径方向外方に突き出るように配設された回転コマ(15)であって、この回転コマ(15)は、係止部(14)が延設筒部(37)内に挿入したときに、一方の先端が延設筒部(37)による押圧力の作用によって反挿入方向に押し倒すように回転され、係止部(14)が延設筒部(37)内に嵌合されたときに、一方の先端が更に回転されることによって他方の先端が係止部(14)の径方向外方に突き出すことなく形成されることを特徴としている。この発明によれば、第1配管(2)と第2配管(3)との嵌合状態の良否を外方から視認することができる。
請求項7に記載の発明では、回転コマ(15)の他方の先端には、一方の先端が延設筒部(37)からの押圧力を受ける前に、回転コマ(15)が回転するのを防止するたわみ張り(16)が設けられていることを特徴としている。この発明によれば、延設筒部(37)の先端で押圧力を受ける前に、回転コマ(15)が自在に回転することを防止できる。
請求項8に記載の発明では、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の配管継手によって係止される第1配管(2)と第2配管(3)とを備える配管継手装置において、
第1配管(2)は、その外周に形成され、第1当接部(14e)に係合可能な第1被係止部(24)を有し、第2配管(3)は、その端末に形成され、第1配管(2)側に向かって延設された延設筒部(37)と、延設筒部(37)の円周方向に沿って形成され、第2当接部(14a)に係合可能な第2被係止部(38)とを有することを特徴としている。
この発明によれば、上記形状の配管継手を配管継手装置に適用できる。例えば、車両空調用冷凍サイクルの冷媒用配管の配管継手に用いて好適である。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
第1実施形態による配管継手装置を、図1ないし図3に基づいて説明する。本実施形態では、配管継手装置を車両空調用冷凍サイクルの冷媒配管に適用したものである。図1は、配管継手装置の全体構成を示す縦断面図である。図2(a)および図2(b)は、配管継手である係止部材の外観形状を示す斜視図である。図3(a)は、第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図である。図3(b)は、第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。
本実施形態の配管継手装置は、図1に示すように、雄側継手部22を有する第1配管2と、雌側継手部32を有する第2配管3と、配管継手である係止部材10とから構成される。配管継手装置は、雌側継手部32内に雄側継手部22を挿入して、第1配管2と第2配管3とを接続している。第1配管2の外周側に係止部材10が装着されており、係止部材10を介して、第1配管2と第2配管3とを係止するように構成される。
第1配管2は、冷媒を流通するために筒状に形成され、その挿入側先端部には、筒部21より拡径された雄側継手部22が形成されている。雄側継手部22には、ゴム材からなるOリング5が嵌入される円環状の凹状溝部23が、1列以上(本例では2列)形成されている。その凹状溝部23の反先端部側、すなわち雄側継手部22の根元部に、外方に突き出した第1被係止部である膨拡部24が形成されている。
膨拡部24は、外形が外方に拡径された略円筒形状に形成され、膨拡部24の後方側に配置される筒部21と膨拡部24との段差面が、係止部材10の係止部14と係止する第1被係止部26として形成されている。膨拡部24の前方側の端面は、第2配管3に形成された拡管部34の根元部に当接される。
膨拡部24の後方側の筒部21には、凹状の溝部からなる制止部21bが形成されている。この制止部21bは、係止部材10を第1配管2の外周に装着するときに、係止部材10の位置決めを行うための溝である。つまり、第1配管2と第2配管3とを接続するときに、第1配管2の外周に装着された係止部材10が、筒部21の後方側にずれることを防止するストッパー機能を有している。
本実施形態では、制止部21bを凹状の溝部により形成したが、第1配管2の筒部21外周に凸状の凸部を形成し、係止部材10側にその凸部と嵌め合うための凹状の凹部を形成して、係止部材10の位置決めを行うようにしても良い。
一方、第2配管3は、冷媒を流通するために筒状に形成され、挿入側先端部には、筒部31より拡径された雌側継手部32が形成されている。この雌側継手部32には、第1配管2の雄側継手部22を内嵌する挿入口33、この挿入口33よりも拡径された拡管部34、及び拡管部34から前方に延設された延設筒部37が形成されている。挿入口33は雄側継手部22に配設されたOリング5をシールするための内周面である。
拡管部34は、膨拡部24を内嵌するように形成されている。拡管部34の根元側は、円錐状のテーパー面35が形成されて、挿入口33の先端に繋がれている。このテーパー面35には、膨拡部24の先端側が当接される。
延設筒部37は、拡管部34よりも外方に拡径されて延設されるとともに、その先端を内周側に折り曲げることにより、延設筒部37の内周面に凹状の溝部からなる内径段差部38を形成している。内径段差部38は、係止部材10の係止部14が内嵌される。内径段差部38の先端側は、係止部14の第2当接部14aに当接するように形成されている。
これら挿入口33、テーパー面35、拡管部34、および内径段差部38は、筒部31の先端側を拡管などの塑性加工によって形成される。ここで、本実施形態の内径段差部38は、凹状の溝部を延設筒部37の内周面の全周にわたって形成したが、これに限らず、部分的に凹状の溝部を形成しても良い。
係止部材10は、第1配管2に形成された膨拡部24の反先端部側の外周に装着されている。係止部材10は、弾性変位を許容する樹脂材料によって形成される。係止部材10は、金属材料、あるいは樹脂材料と金属材料とを組み合わせて一体的に成形しても良い。
係止部材10は、第1配管2および第2配管に対して同軸的に形成されており、第2配管3の延設筒部37の内周側と、第1配管2の筒部21の外周側との隙間に、配設されている。係止部材10は、図2(a)および図2(b)に示すように、内径段差部38と膨拡部24とに係止する係止部14と、その係止部14を径方向に弾性変位させるための弾性変位部13と、係止部材10を第1配管2の外周面に装着するための配管装着部12とから構成されている。
係止部14は、軸心CLに対して対向する位置に複数(本例では2個)形成されている。この係止部14の数は、配管における圧力に応じて設定される。本実施形態では、軸心CLに対して対向する一対の係止部14が、組を成して形成されているが、複数組の係止部14が円周方向に分散して、例えば等間隔に配置されても良い。
係止部14の先端側には、凸状の第1当接部14eが形成されている。係止部14の先端内周面に形成された段差面が、第1当接部14eを構成している。この第1当接部14eが、膨拡部24に形成された第1被係止部26に係止される。そして、第1当接部14eとは反対側となる軸方向の他端側には、直線状の第2当接部14aが形成され、この第2当接部14aが第2配管3に形成された内径段差部38の先端に係止される。
つまり、係止部14の軸方向の両端面において、一方の端面である第1当接部14eが第1配管2の第1被係止部26に係止され、他方の端面である第2当接部14aが第2配管3の内径段差部38に係止されることになる。
また、第1配管2と第2配管3とが接続された後に、第1及び第2配管2、3内に流体が封入されて内部圧力が上昇すると、内圧によって第1、第2配管2、3には、それぞれ接続相手側の継手部から離間する方向(抜け方向)に力が作用する。その結果、第2当接部14aは、内径段差部38の先端と当接し、内径段差部38に係止される。
また、係止部14は、周方向に湾曲した円弧状の隆起部として形成されている。係止部14は、軸方向断面において、長方形もしくは略台形となる形状で形成されており、テーパー状のテーパー面部14bが形成されており、そのテーパー面部14bに繋がる外周面は、円筒面として形成されている。
以上の通り、係止部14の一端(第1当接部14e)を膨拡部24に係止させ、その他端(第2当接部14a)を内径段差部38の先端に係止させることにより、第1配管2と第2配管3とが接続できる。また、係止部14の先端にテーパー面部14bを設けたため、第2配管3に第1配管2を挿入するときに、延設筒部37の先端で係止部14を縮径することができ、係止部材10を延設筒部37の内周側にスムーズに挿入することができる。
係止部材10の配管装着部12は、略C型の円筒形状に形成されており、第1配管2の外周に弾性変位させて装着されている。略C型で薄肉の円筒状に形成することにより、第1配管2の外周に装着するときに、略C型の開口部を開いて第1配管2の側方から装着することができる。また、配管装着部12には、第1配管2の筒部21に形成された制止部21bに係合する複数の爪部12aが、配管装着部12の内周側に折り曲げて形成されている。
弾性変位部13は、配管装着部12の後端と係止部14とを繋ぐとともに、係止部14を径方向に弾性変位するように形成している。配管装着部12は、その一端が配管装着部12の後端から径方向外側に延びて、軸方向にUターンするように延設させ、その先端が係止部14に繋ぐように形成されている。
弾性変位部13の厚さは、係止部14の厚さよりも充分に小さく形成されている。従って、同じ樹脂材料によって形成されていても、径方向に関して充分な柔軟性を有し、係止部14が径方向に弾性変位可能に構成されている。弾性変位部13は、配管装着部12の軸心CLに対して、対称位置で対向するように、一対形成されている。
ところで、以上の構成による係止部材10は、第1配管2と第2配管3とを接続すると、延設筒部37内に形成された内径段差部38に係止部14が内嵌される。このとき、係止部14の第2当接部14aが内径段差部38の先端に当接されることにより、雌側継手部32内の所定位置に雄側継手部22が内嵌されて接続が完了される。
このように、第1配管2と第2配管3との接続が完了したときは、係止部14が延設筒部37内に隠れてしまうため、延設筒部37の外方から視認することができない。ところが、雄側継手部22が雌側継手部32の所定位置に達する前の半嵌合の状態においても、係止部14が延設筒部37内に覆われて外方から視認することができない状態のときもある。つまり、係止部14の第2当接部14aが内径段差部38の先端に当接されていないときにおいても、係止部14が延設筒部37内に覆われてしまうことがある。
これにより、雄側継手部22と雌側継手部32との挿し込み位置、即ち嵌合状態の良否を外部から視認することができない構成になっている。そこで、本実施形態では、雄側継手部22と雌側継手部32との挿し込み位置を表すための表示手段を、係止部材10に配設するように構成している。言い換えると、本実施形態の係止部材10は、雄側継手部22と雌側継手部32との嵌合状態の良否を外方から目視により確認できるように形成されている。
係止部材10には、図2(a)および図2(b)に示すように、表示手段であるチェック用ピン15が一体的に設けられている。そのチェック用ピン15は、略C型の開口部に対向する側に形成されている。チェック用ピン15は、その一端が配管装着部12の後端から径方向外側に延びて、軸方向にUターンするように延設させ、その先端が延設筒部37の外周面上を被さるように形成されている。
チェック用ピン15は、配管装着部12に対して同軸的に形成されており、配管装着部12の径方向外方に円弧状に形成されている。また、チェック用ピン15の円周方向の幅は、適宜の大きさで形成されている。これにより、チェック用ピン15を係止部材10に一体的に形成することができる。
また、チェック用ピン15は、雄側継手部22が雌側継手部32の所定位置に達する前の半嵌合のときは、図3(a)に示すように、チェック用ピン15の先端が延設筒部37の外周面上に到達しない位置に形成されている。そして、雄側継手部22が雌側継手部32の所定位置に到達して嵌合が完了したときに、図3(b)に示すように、チェック用ピン15の先端が、延設筒部37の外周面上を被さる位置に形成されている。
これによれば、チェック用ピン15の先端が指し示す位置に応じて、雄側継手部22と雌側継手部32との嵌合状態の良否を外方から視認することができる。
以上の構成による配管継手装置の組付け方法について説明する。まず、配管装着部12の略C型の開口部を拡げて第1配管2の外周に係止部材10を装着する。そして、第1配管2の雄側継手部22を、第2配管3の延設筒部37に対向する位置に配置させた後、雄側継手部22を延設筒部37内に挿入する。
これにより、雄側継手部22の先端が、第2配管3の挿入口33内に挿入される。この状態から、雄側継手部22の先端を、更に挿入口33内に挿入すると、延設筒部37の先端で係止部14のテーパー面部14bが押圧されるため、係止部14が軸心方向に縮径される。このときは、図3(a)に示すように、チェック用ピン15の先端が延設筒部37の外周面上に到達する前である。
つまり、雄側継手部22と雌側継手部32との挿し込み位置が所定位置に到達する前の半嵌合のときである。このときは、チェック用ピン15の先端が、延設筒部37の外周面上を被さっていないのが目視により観察することができる。このとき、図3(a)中に示す矢印のように、外方から径方向内側に向けて外力を掛けると、チェック用ピン15が径方向内側に撓む。
そして、膨拡部24の先端側が拡管部34に挿入される。それとともに、係止部14が延設筒部37の内周側に挿入される。そして、膨拡部24の先端側が拡管部34のテーパー面35に当接されると、係止部14は、弾性復帰して内径段差部38内に嵌合係止される。これにより、係止部14の第2当接部14aが内径段差部38の先端に係止される。
このとき、チェック用ピン15の先端が、図3(b)に示すように、延設筒部37の外周面上を被うように移動される。このように、チェック用ピン15の先端の指し示す位置が、延設筒部37の外周面上を被っているのを目視により観察することができる。このとき、図3(b)中に示す矢印のように、外方から径方向内側に向けて外力を掛けると、チェック用ピン15が径方向内側に沈むことはない。
これにより、第1及び第2配管2、3同士が軸方向に拘束されて、第1配管2と第2配管3とがワンタッチで接続される。また、チェック用ピン15の先端の位置によって、挿し込み位置を表しているため、第1配管2と第2配管3との嵌合状態の良否を外方から視認することができる。
本実施形態では、嵌合完了時に、チェック用ピン15の先端を、延設筒部37の外周面の中途に達するように構成したが、チェック用ピン15の先端を、延設筒部37の外周面のできるだけ先端を被さるように構成しても良い。これによれば、第1配管2と第2配管3との嵌合状態の良否をより確実に外方から視認することができる。
(第2実施形態)
以上の第1実施形態では、嵌合完了時に、チェック用ピン15の先端を延設筒部37の外周面上を被さるように構成したが、チェック用ピン15の先端を延設筒部37の根元部外周に係止するように構成しても良い。図4(a)は、第2実施形態における第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図である。図4(b)は、第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。
本実施形態の係止部材10は、図4(a)及び図4(b)に示すように、表示手段であるチェック用ピン15が一体的に設けられている。チェック用ピン15は、その先端が延設筒部37の根元部外周を係止するように形成されている。つまり、上記第1実施形態に記載したチェック用ピン15の先端を、軸方向に長く形成するとともに、その先端に内側に突き出す係り部15dを形成している。
そして、挿し込み位置が嵌合完了時には、図4(b)に示すように、チェック用ピン15の係り部15dが、延設筒部37の根元部外周に係止される。チェック用ピン15の係り部15dが、延設筒部37の根元部外周に係止されているため、延設筒部37の根元部外周がチェック用ピン15によって被されていることが視認することができる。
また、挿し込み位置が半嵌合時には、図4(a)に示すように、チェック用ピン15の係り部15dが、延設筒部37の外周面上に乗り上げられる。つまり、チェック用ピン15の係り部15dが、根元部外周を被さっていない、即ち根元部外周をチェック用ピン15によって被われていないため、延設筒部37の根元部外周を視認することができる。これにより、雄側継手部22と雌側継手部32との嵌合状態の良否を外方から目視で確認できる。
(第3実施形態)
以上の実施形態では、係止部材10に配管装着部12から延びるチェック用ピン15を形成したが、係止部材10を異なる色で形成しても良い。図5は、第3実施形態における配管継手装置の全体構成を示す縦断面図である。
本実施形態の表示手段である係止部材15は、図5に示すように、嵌合完了時には、係止部材10を外方から視認したときに、一色しか見えないように形成している。つまり、図中に示す符号L1の部分を黒色の樹脂材料を用いて形成し、図中に示す符号L2の部分を黄色の素材を用いて一体的に形成している。
このように、係止部材10を、延設筒部37内に隠れる部分と、見える部分との樹脂材料の色を少なくとも2色になるように区別しているので、挿し込み位置が半嵌合時には、2色の部品が外方から見える。また、挿し込み位置が嵌合完了時には、1色の部品が外方から見える。
これにより、第1配管2と第2配管3との嵌合状態の良否を確実に外方から視認することができる。ここで、本実施形態では、弾性変位部13の中途で色区分をしたが、係止部14を黄色で形成し、配管装着部12および弾性変位部13を黒色で形成しても良い。
(第4実施形態)
本第4実施形態では、表示手段であるチェック用ピン15が、係止部材10の弾性変位部13の径方向外方に形成されている。図6(a)は、第4実施形態における第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図である。図6(b)は、第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。
本実施形態の係止部材10は、図6(a)及び図6(b)に示すように、挿し込み位置が半嵌合時には、チェック用ピン15の先端側が弾性変位部13の径方向外方に向けて突き出され、挿し込み位置が嵌合完了時には、その突き出されたチェック用ピン15の先端側が弾性変位部13の径方向外方に折り曲がるようになっている。
チェック用ピン15は、弾性変位部13の径方向外方に延びる凸状の凸部15aと、その凸部15aの根元部に折り曲げ部15bとから構成される。折り曲げ部15bは、凸部15aの先端側に軸方向の外力を受けたときに、反挿入方向側に曲がるように形成されている。そして、チェック用ピン15は、延設筒部37の先端の押圧力によって係止部14が軸心方向に縮径されたときに、外方に突き出した凸部15aが延設筒部37の先端に当接される。
そして、チェック用ピン15は、係止部14が延設筒部37の内周側に挿入されると、延設筒部37の先端での押圧力の作用で反挿入方向側に押し倒される。つまり、チェック用ピン15の凸部15aが折り曲げ部15bによって軸方向に折り曲げられる。これにより、凸部15aが弾性変位部13の外周面に押し倒されて当接される。
以上の構成による係止部材10によれば、挿し込み位置が半嵌合時には、チェック用ピン15が弾性変位部13の外方に立って見え、挿し込み位置が嵌合完了時には、チェック用ピン15の先端側が、弾性変位部13の外方に重なって見える。これにより、第1配管2と第2配管3との嵌合状態の良否を確実に外方から視認することができる。
本実施形態では、凸部15aを凸状に形成したが棒状に形成しても良い。また、折り曲げ部15bは、弾性変位可能な薄肉の折り曲げ用ヒンジのように形成しても良い。
(第5実施形態)
以上の第4実施形態では、係止部材10に一体的に形成されるチェック用ピン15の凸部15aを棒状もしくは凸状に形成したが、凸部15aを、延設筒部37の押圧力を受け易いように形成しても良い。図7は、第5実施形態におけるチェック用ピンの形状を示す部分側面図である。図7(a)は、凸部15aを、山形状、もしくは三角形状に形成している。これによれば、棒状もしくは凸状の凸部15aよりも、受圧面積を大きくすることができる。従って、延設筒部37の押圧力を受け易い。
また、図7(b)に示すように、凸部15aを菱型状、もしくは矩形状に形成しても良い。さらに、図7(c)に示すように、凸部15aを円形状、もしくは楕円状に形成しても良い。これにより、これら形状の凸部15aは、延設筒部37の押圧力を受け易い。
(第6実施形態)
本第6実施形態では、係止部材10の係止部14にスリット孔17を形成し、そのスリット孔17に表示手段である回転コマ15を配設している。そして、延設筒部37の押圧力の作用により、回転コマ15を延設筒部37内に隠すように構成している。
図8(a)は、第6実施形態における第1配管と第2配管との係止部が、延設筒部37内に挿入されるときの状態を示す分解断面図である。図8(b)は、第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図である。図8(c)は、第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。
本実施形態の係止部材10は、図8(a)に示すように、係止部14の円周方向の中途に、スリット孔17を形成し、そのスリット孔17に回転コマ15を配設している。回転コマ15は、半円と半円とを繋ぎ合わせた長円状に形成されている。一方の半円には回転軸15cが設けられている。回転軸15cは回転コマ15に一体的に形成され、その両端が図示しない弾性部材を介してスリット孔17の端面に配設されている。
つまり、回転コマ15は、延設筒部37の先端による押圧力の作用を受けてスリット孔17内を回転できるようになっている。そして、係止部14が軸心方向に縮径されたときに、回転コマ15の一方の半円が、延設筒部37の先端で押圧力を受けるようにスリット孔17に配設されている。
第1配管2と第2配管とを接続するときに、雄側継手部22の先端を挿入口33内に挿入させると、延設筒部37の先端で係止部14のテーパー面部14bが押圧されるため、係止部14が軸心方向に縮径される。このとき、回転コマ15が、延設筒部37の先端で押圧力を受ける。
そして、雄側継手部22が挿入口33内に送られると、図8(b)に示すように、回転コマ15が、延設筒部37の先端で押圧力を受けて、反挿入方向に回転する。このとき、雄側継手部22と雌側継手部32との挿し込み位置が所定位置に到達する前の半嵌合の状態である。
延設筒部37の先端で、回転コマ15を径方向内側に押圧するため、係止部14は傾いた状態にある。このとき、延設筒部37の先端の内側に、回転コマ15が配置されていることが視認できる。
そして、膨拡部24の先端側が拡管部34の先端に挿入されて、膨拡部24の先端側が拡管部34のテーパー面35に当接される。このとき、回転コマ15が、図8(c)に示すように、図中に示す矢印方向に回転することにより、係止部14が延設筒部37の内周側に挿入される。
係止部14は、弾性復帰して内径段差部38内に嵌合係止される。これにより、係止部14の第2当接部14aが、内径段差部38の先端に係止される。このとき、雄側継手部22と雌側継手部32との挿し込み位置は、所定位置に到達した嵌合完了の状態となる。回転コマ15は延設筒部37内に隠れてしまい、外方から回転コマ15を確認することができなくなる。
以上の構成によれば、挿し込み位置が半嵌合の時には、回転コマ15が延設筒部37の先端の内側に見え、挿し込み位置が嵌合完了の時には、回転コマ15が延設筒部37内に隠れてしまって見えない。これにより、第1配管2と第2配管3との嵌合状態の良否を確実に外方から視認することができる。また、回転コマ15は、図示しない弾性部材を介して、スリット孔17の端面に配設されている。
(第7実施形態)
以上の第6実施形態では、図示しない弾性部材を介して、スリット孔17内に回転コマ15を配設するように構成したが、スリット孔17内にたわみ張り16を設け、そのたわみ張り16を介して、スリット孔17内に回転コマ15を配設しても良い。
図9(a)は、第7実施形態における第1配管と第2配管との係止部が、延設筒部37内に挿入されるときの状態を示す分解断面図である。図9(b)は、第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図である。図9(c)は、第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。
本実施形態のスリット孔17には、図9(a)に示すように、回転コマ15の回転に対応して、板材が撓むことのできるたわみ張り16が設けられ、このたわみ張り16の上面を転がるように、回転コマ15がスリット孔17に配設されている。
つまり、係止部14が軸心方向に縮径されたとき、回転コマ15の一方の半円が、延設筒部37の先端で押圧力を受けるようにスリット孔17に配設されるとともに、回転コマ15の他方の半円が、たわみ張り16の上面に載るように配設されている。
そして、雄側継手部22が挿入口33内に送られると、図9(b)に示すように、回転コマ15が、延設筒部37の先端で押圧力を受けて、反挿入方向に回転される。これにより、係止部14とともに、回転コマ15が延設筒部37内に挿入できる。
このとき、雄側継手部22と雌側継手部32との挿し込み位置が、所定位置に到達する前の半嵌合の状態である。従って、このとき、延設筒部37の先端の内側に、回転コマ15が配置されていることが見える。つまり、回転コマ15の先端が、内径段差部38内に収められていないことが確認できる。
そして、膨拡部24の先端側が拡管部34の先端に挿入されて、膨拡部24の先端側が拡管部34のテーパー面35に当接される。このとき、回転コマ15が、図9(c)に示すように、回転することで、係止部14が延設筒部37の内周側に挿入される。係止部14は弾性復帰して内径段差部38内に嵌合係止される。
これにより、係止部14の第2当接部14aが内径段差部38の先端に係止される。このとき、雄側継手部22と雌側継手部32との挿し込み位置が、所定位置に到達した嵌合完了の状態である。回転コマ15は延設筒部37内に隠れてしまい、外方から回転コマ15を確認することができない。さらに、たわみ張り16は、径方向内側に向けて撓んでいることでスリット孔17の窪みを視認することができる。
以上の構成によれば、挿し込み位置が半嵌合の時には、回転コマ15が延設筒部37の先端の内側に見え、挿し込み位置が嵌合完了の時には、回転コマ15が延設筒部37内に隠れてしまって見えない。
また、嵌合完了時には、たわみ張り16が径方向内側に沈むことにより、スリット孔17の窪みを視認することができる。これにより、第1配管2と第2配管3との嵌合状態の良否を、確実に外方から視認することができる。更に、延設筒部37の先端で押圧力を受ける前に、回転コマ15が自在に回転することを防止できる。
(第8実施形態)
上記第6、第7実施形態では、回転コマ15を半円と半円とを繋ぎ合わせた長円状に形成したが、回転軸15c側の半円の先端を平面状に形成しても良い。図10は第8実施形態における回転コマ15の形状を示す正面図である。
本実施形態の回転コマ15は、図10に示すように、回転軸15c側の先端を平面状に形成して、たわみ張り16に接するように配置している。これによれば、上記第7実施形態の回転コマ15よりも、たわみ張り16上に接する回転コマ15の転倒が防止できる。
(他の実施形態)
以上の実施形態では、車両用空調用冷凍サイクルの冷媒配管に適用させたが、これに限定することなく、流体を封入する配管に適用できる。
第1実施形態における配管継手装置の全体構成を示す縦断面図である。 (a)および(b)は第1実施形態における係止部材の外観形状を示す斜視図である。 (a)は第1実施形態における第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図、(b)は第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。 (a)は第2実施形態における第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図、(b)は第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。 第3実施形態における配管継手装置の全体構成を示す縦断面図である。 (a)は第4実施形態における第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図、(b)は第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。 (a)乃至(c)は第5実施形態におけるチェック用ピンの形状を示す部分側面図である。 (a)は第6実施形態における第1配管と第2配管との係止部が延設筒部内に挿入するときの状態を示す分解断面図、(b)は第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図、(c)は第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。 (a)は第7実施形態における第1配管と第2配管との係止部が延設筒部内に挿入するときの状態を示す分解断面図、(b)は第1配管と第2配管との半嵌合状態を示す分解断面図、(c)は第1配管と第2配管との嵌合完了状態を示す分解断面図である。 第8実施形態における回転コマの形状を示す正面図である。 参考例の配管継手装置の構成を示す分解断面図である。
符号の説明
2…第1配管
10…係止部材(配管継手)
12…配管装着部
13…弾性変位部
14…係止部
14a…第2当接部
14e…第1当接部
15…チェック用ピン、係止部材、回転コマ(表示手段)
15a…凸部
16…たわみ張り
24…膨拡部(第1被係止部)
3…第2配管
34…拡管部
37…延設筒部
38…内径段差部(第2被係止部)

Claims (8)

  1. 第1配管(2)または第2配管(3)に装着可能な配管装着部(12)と、
    前記第1配管(2)または前記第2配管(3)のうち、外側に位置づけられる延設筒部(37)内に挿入可能に形成された係止部(14)であって、前記第1配管(2)の第1被係止部(24)と当接する第1当接部(14e)と、前記第2配管(3)の第2被係止部(38)と当接する第2当接部(14a)とを有し、前記第1配管(2)と前記第2配管(3)とを係止する前記係止部(14)と、
    前記配管装着部(12)と前記係止部(14)との間に設けられ、前記係止部(14)を径方向に変位するように支持する弾性変位可能な弾性変位部(13)と、
    前記係止部(14)を前記延設筒部(37)内に挿入したときに、外部から視認可能な挿し込み位置を表す表示手段(15)とを具備することを特徴とする配管継手。
  2. 前記表示手段(15)は、前記配管装着部(12)から前記延設筒部(37)の外周面上に向けて延出するように形成されたチェック用ピン(15)であって、
    前記チェック用ピン(15)は、前記係止部(14)が前記延設筒部(37)内に嵌合されたときに、その先端が前記延設筒部(37)の外周面上を被さるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管継手。
  3. 前記表示手段(15)は、前記配管装着部(12)から前記延設筒部(37)の外周面上に向けて延出するように形成されたチェック用ピン(15)であって、
    前記チェック用ピン(15)は、前記係止部(14)が前記延設筒部(37)内に嵌合されたときに、その先端が前記延設筒部(37)の根元部外周に係止するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の配管継手。
  4. 前記表示手段(15)は、前記係止部(14)、前記配管装着部(12)および前記弾性変位部(13)が異なる色に形成された係止部材(15)であって、
    前記係止部材(15)は、前記係止部(14)が前記延設筒部(37)内に嵌合されたときに、一色のみ視認できるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の配管継手。
  5. 前記表示手段(15)は、前記弾性変位部(13)の径方向外方に突き出る凸部(15a)が形成されたチェック用ピン(15)であって、
    前記チェック用ピン(15)は、前記係止部(14)が前記延設筒部(37)内に挿入したときに、前記凸部(15a)が前記延設筒部(37)による押圧力の作用で反挿入方向に押し倒されるように形成され、前記係止部(14)が前記延設筒部(37)内に嵌合されたときに、前記凸部(15a)が前記弾性変位部(13)の外周面を当接するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の配管継手。
  6. 前記表示手段(15)は、前記係止部(14)の円周方向の中央部に、一方の先端が前記係止部(14)の径方向外方に突き出るように配設された回転コマ(15)であって、
    前記回転コマ(15)は、前記係止部(14)が前記延設筒部(37)内に挿入したときに、前記一方の先端が前記延設筒部(37)による押圧力の作用によって反挿入方向に押し倒すように回転され、前記係止部(14)が前記延設筒部(37)内に嵌合されたときに、前記一方の先端が更に回転されることによって他方の先端が前記係止部(14)の径方向外方に突き出すことなく形成されることを特徴とする請求項1に記載の配管継手。
  7. 前記回転コマ(15)の他方の先端には、前記一方の先端が前記延設筒部(37)からの押圧力を受ける前に、前記回転コマ(15)が回転するのを防止するたわみ張り(16)が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の配管継手。
  8. 前記請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の配管継手によって係止される前記第1配管(2)と前記第2配管(3)とを備える配管継手装置において、
    前記第1配管(2)は、その外周に形成され、前記第1当接部(14e)に係合可能な第1被係止部(24)を有し、
    前記第2配管(3)は、その端末に形成され、前記第1配管(2)側に向かって延設された前記延設筒部(37)と、前記延設筒部(37)の円周方向に沿って形成され、前記第2当接部(14a)に係合可能な第2被係止部(38)とを有することを特徴とする配管継手装置。
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