JP2008285359A - エアバッグ用ガス発生剤の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不純物として硫黄の残留を減らし、かつ、粒径のそろった高品質なBHTのアンモニウム塩からなるエアバッグ用ガス発生剤およびその製造方法を提供する。
【解決手段】5,5′−ビ−1H−テトラゾ−ルのマンガン塩を水溶媒の下、マンガン塩1モルに対して1.1〜1.3倍モルの硫化ナトリウムを添加して反応させ、マンガンを硫化物として濾別した後、得られた5,5′−ビ−1H−テトラゾ−ルのナトリウム水溶液に1.1〜1.3倍モルの塩化アンモニウムを添加し、70〜95℃の範囲から定めた所定温度に昇温し、反応させるエアバッグ用ガス発生剤の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は5,5′−ビ−1H−テトラゾ−ル(以下BHTと略称)のアンモニウム塩からなるエアバッグ用ガス発生剤およびその製造方法に関するものである。
従来より、上記BHTの塩類の製造方法としてはアジ化ナトリウム、シアン化ナトリウム、二酸化マンガンを水溶媒の下で酢酸、濃硫酸、硫酸銅の水溶液を調製して低温で滴下し、90℃で反応し、未反応のアジ化水素及びシアン化水素を留去し、BHTのマンガン塩を得ている。またこのマンガン塩と炭酸ナトリウムとを水溶媒下で反応させてBHTのナトリウム塩を製造する方法が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら上記特許文献1の方法の場合は、硫酸銅を使用しているため系内で打撃爆発性のあるアジ化銅が生成する。また未反応のアジ化水素を留去により除去しているが、同様に爆発の危険性があり、取扱いに充分注意する必要がある。また、上記特許文献1の方法の場合は、BHTのマンガン塩を濾過または遠心分離によつて得ようとすると濾過性が著しく悪く、濾過または遠心分離に長時間を要し、工業的には不利である。
さらに、上記特許文献1の方法の場合は、BHTのナトリウム塩の製造時に副生する炭酸マンガンを濾過する必要があるが、この濾過物の濾過性がまた著しく悪く、濾過に長時間を必要とするし、かつ濾過物中にBHTのナトリウム塩が混入されてかなりの量がロスになり、同様に工業的に不利である。
そこで、濾過性を向上させたBHT塩類の製造方法として、上記特許文献1の硝酸銅に代えて酢酸を使用するとともに、低温と高温の二段階で反応させることで、BHTのマンガン塩とし、このBHTのマンガン塩を水溶媒の下、硫化ナトリウムまたは水硫化ナトリウムを添加して反応させ、マンガンを硫化物として濾別した後、BHTのナトリウム塩を製造する方法が提案されている(特許文献2参照)。
また、このようなBHTのナトリウム類を、水溶媒の下、塩化アンモニウムを添加して反応させ、低毒性で取り扱い容易なBHTのアンモニウム塩にする方法も提案さている( 特許文献3参照) 。
米国特許第2710297号公報 特許第3394796号公報 特開2001−270868号公報
しかし、上記特許文献2記載の製造方法の場合、得られたBHT塩類の中に硫黄が不純物として残留するため、高品質のエアバッグ用ガス発生剤を得ることができなかった。
また、最近の研究により、エアバッグ用ガス発生剤として優れた性能を発揮するためには、得られたBHTのアンモニウム塩の粒径が所定の粒径であることが望ましいといったことがわかってきた。しかし、上記特許文献1および2記載の製造方法によって得られるBHTの塩類を上記特許文献3記載の方法によってBHTのアンモニウム塩にしたものであっても、上記特許文献3記載の製造方法によって得られるBHTのアンモニウム塩であっても、この粒径にばらつきがあった。通常、物質の粒径を調整する必要がある場合は、分散機の粉砕メディアのサイズを適宜選択し、粉砕メディアの充填率を大きくしたり、粉砕処理時間を調整することによって所望の粒径の物質を得ることができるが、エアバッグ用ガス発生剤の場合は、このような分散機を用いることができない。そのため、所望の粒径のBHTのアンモニウム塩を得るためには、生成したBHTのアンモニウム塩を、フィルターや遠心分離機を用いて、所望の粒径分布となるように分級する必要があり、作業が非常に煩わしいこととなる。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、不純物として硫黄の残留を減らし、かつ、エアバッグ用ガス発生剤として好適な粒径の高品質なBHTのアンモニウム塩からなるエアバッグ用ガス発生剤およびその製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明のエアバッグ用ガス発生剤の製造方法は、BHTのマンガン塩を水溶媒の下、マンガン塩1モルに対して1.1〜1.3倍モルの硫化ナトリウムを添加して反応させ、マンガンを硫化物として濾別した後、得られたBHTのナトリウム塩を水溶媒の下、ナトリウム塩1モルに対して2.2〜2.6倍モルの塩化アンモニウムを添加し、70〜95℃の範囲から定めた所定温度に昇温し、反応させるものである。
すなわち、本発明者等は上記した種々な課題について鋭意検討した結果、BHTのアンモニウム塩の製造工程において、硫化ナトリウムの使用量と、塩化アンモニウムの使用量を調整することにより、不純物として硫黄の残留を減らすことができることを確認し、また、塩化アンモニウムを添加後、70〜95℃の範囲から定めた所定温度に昇温し、反応させることで狙いとする粒径の高品質なBHTのアンモニウム塩を生成することができることを見出して本発明を完成するに至つた。
BHTのマンガン塩製造工程において、アジ化ナトリウム、シアン化ナトリウム、二酸化マンガンを水と共に仕込み、溶解する。酢酸を20〜40℃、好ましくは28〜33℃の低温で短時間、好ましくは30分以内に素早く滴下し、上記の低温で3〜6時間反応し、その後、高温反応に移行する。高温反応は80〜100℃、好適には88〜95℃で5時間以上、例えば5〜8時間反応する。
ついで、反応系を室温まで冷却して、0.05〜0.1倍モルの亜硝酸ナトリウム水溶液を滴下することによつて未反応のアジ化水素を系内で処理する。ついで未反応のシアン化水素を留去し、シアン化水素の除去されたBHTのマンガン塩が濾過、または遠心分離によつて得られる。
上記の反応において使用するシアン化ナトリウムは1.0〜1.2倍モル、好ましくは1.02倍モル、二酸化マンガンは0.5〜0.6倍モル、好ましくは0.51倍モル、また酢酸は3.3倍モル以上である。酢酸は氷酢酸でも工業用(90%)酢酸でもよい。
BHTのナトリウム塩製造工程において、上記の方法によつて得られたBHTのマンガン塩は、硫化ナトリウムと、水と共に仕込み50〜70℃まで加温し、1〜3時間熟成する。その後、濾過により容易に副生硫化マンガンを除去しBHTのナトリウム塩の水溶液を得る。BHTのナトリウム塩を単離する場合は水を留去した後、エタノ−ルを晶析溶媒として使用して析出させ、容易に濾過または遠心分離にて得られる。
硫化ナトリウムはマンガン塩に対して1.1〜1.3倍モル、好適には1.2倍モルを使用する。この硫化ナトリウムの使用量としては、上記した1.1倍モルよりも少ない場合には、不純物として硫黄の混入量が多くなる。また、上記した1.3倍モルを越える場合には、硫黄を含有する廃液量が多くなり環境への負荷が増大する。また硫化ナトリウムは結晶水を持つものを使用しても差支えない。
エアバッグ用ガス発生剤であるBHTのアンモニウム塩は、上記の方法で得られたBHTナトリウム塩の水溶液に塩化アンモニウムを添加し、70〜95℃の範囲から定めた所定温度に昇温し、反応後、40℃以下に冷却し、その後濾過または遠心分離することによつて容易に得られる。また、塩化アンモニウムは結晶または水溶液の何れでもよい。
この際、塩化アンモニウムはナトリウム塩に対して2.2〜2.6倍モル、好ましくは2.4倍モルである。この塩化アンモニウムの使用量としては、上記した2.2倍モルよりも少ない場合には、収量低下となる。また、上記した2.6倍モルを越える場合には、アンモニアを含有する廃液量が多くなり環境への負荷が増大する。
また、得られるBHTのアンモニウム塩の粒径は、反応温度を70℃にすると小さくなり、反応温度を95℃にすると大きくなり、温度に比例する。したがって、70〜95℃の範囲から定めた所定温度に昇温してその温度を維持した状態で塩化アンモニウムと反応させることにより、狙いとした粒径でBHTのアンモニウム塩を得ることができる。エアバッグ用ガス発生剤としては、決められた粒径よりも粒径が小さ過ぎる場合、ガス発生速度は速くなる。また、決められた粒径よりも粒径が大き過ぎる場合、ガス発生速度が遅くなってしまい、設計上のガス発生速度を確保することができない。本発明の場合、この温度を70〜95℃の範囲から選択することにより、実用的な粒径にすることができ、この70〜95℃の範囲から定めた所定温度に昇温してその温度を維持した状態にすることにより、実用的な範囲で粒径の調整を図ることができる。エアバッグ用ガス発生剤の実用的な粒径とは、50%粒径(中位径) が15μm〜35μmで、かつ、全体における15μm〜35μmの範囲の粒子の割合が30%以上である。
本発明のエアバッグ用ガス発生剤は、上記したような製造方法によって得られるBHTのアンモニウム塩を用いているので、硫黄の残留量が少なく、しかも、50%粒径を15μm〜35μmの範囲にすることができ、かつ、全体における15μm〜35μmの範囲の粒子の割合を30%以上にすることができる。したがって、不純物が少なく高品質なエアバッグ用ガス発生剤を得ることができる。
以上述べたように、本発明によると、不純物が少なく好適な粒径の高品質なエアバッグ用ガス発生剤を得ることができる。
以下、本発明を実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(BHTのマンガン塩の製造)撹拌機付き1リットル4つ口フラスコに水560ミリリットル、アジ化ナトリウム78g、シアン化ナトリウム60g、二酸化マンガン54gを仕込み、10℃以下に冷却する。90%酢酸265 gを30℃以下で15分間をかけて滴下し、25〜35℃にて3時間反応した後、90℃まで昇温し、5時間反応した。ついで、室温まで冷却し、0.1 倍モルの亜硝酸ナトリウム水溶液を滴下して、未反応のアジ化水素を系内で処理した。その後、未反応のシアン化水素を留去によつて除去し、BHTのマンガン塩を濾過し、乾燥して、BHTのマンガン塩(2水和物)122 gを得た。純度99.5%以上、収率は90%であつた。
(BHTのアンモニウム塩の製造)撹拌機付き500ミリリットル4つ口フラスコに水200ミリリットル、BHTのマンガン塩(2水和物)68g、硫化ナトリウム(9水和物)86g(BHTのマンガン塩1モルに対して1.2モルに相当) を仕込み、50℃まで加熱し、1時間熟成した。その後、濾過により副生硫化マンガンを除去し、BHTのナトリウム塩の水溶液を得た。
撹拌機付き500ミリリットル4つ口フラスコにBHTのナトリウム塩の水溶液を仕込み50℃に昇温後、塩化アンモニウム39g(BHTのナトリウム塩1モルに対して2.4モルに相当) を添加し、さらに70℃まで昇温し、0.5時間熟成した。その後、20℃まで冷却し、遠心分離によりBHTのアンモニウム塩46gを得た。収率は87%、純度は99.5%以上であった。硫黄の含有量は0.055%以下であった。また、動的散乱法により測定した粒度分布を図1に示す。その結果、50%粒径Mは約18μm、全量に占める15μm〜35μm間の粒径の割合は約46%であった。
(BHTのアンモニウム塩の製造)撹拌機付き500ミリリットル4つ口フラスコに水200ミリリットル、実施例1と同様の製造方法によって得られたBHTのマンガン塩(2水和物)68g、硫化ナトリウム(9水和物)86g(BHTのマンガン塩1モルに対して1.2モルに相当) を仕込み、50℃まで加熱し、1時間熟成した。その後、濾過により副生硫化マンガンを除去し、BHTのナトリウム塩の水溶液を得た。
撹拌機付き500ミリリットル 4つ口フラスコにBHTのナトリウム塩の水溶液を仕込み50℃に昇温後、塩化アンモニウム39g(BHTのナトリウム塩1モルに対して2.4モルに相当) を添加し、さらに95℃まで昇温し、0.5時間熟成した。その後、20℃まで冷却し、遠心分離によりBHTのアンモニウム塩45gを得た。収率は87%、純度は99.5%以上であった。硫黄の含有量は0.055%以下であった。また、動的散乱法により測定した粒度分布を図2に示す。その結果、50%粒径Mは約26μm、全量に占める15μm〜35μm間の粒径の割合は約38%であった。
[比較例1]
(BHTのアンモニウム塩の製造)撹拌機付き500ミリリットル4つ口フラスコに水200ミリリットル、実施例1と同様の製造方法によって得られたBHTのマンガン塩(2水和物)68g、硫化ナトリウム(9水和物)79g(BHTのマンガン塩1モルに対して1.06モルに相当) を仕込み、50℃まで加熱し、1時間熟成した。その後、濾過により副生硫化マンガンを除去し、BHTのナトリウム塩の水溶液を得た。
撹拌機付き500ミリリットル4つ口フラスコにBHTのナトリウム塩の水溶液を仕込み50℃に昇温後、塩化アンモニウム34g(BHTのナトリウム塩1モルに対して2.12モルに相当) を添加し、さらに95℃まで昇温し、0.5時間熟成した。その後、20℃まで冷却し、遠心分離によりBHTのアンモニウム塩44gを得た。収率は85%、純度は99.5%以上であった。硫黄の含有量は0.110%であった。
[比較例2]
(BHTのアンモニウム塩の製造)撹拌機付き500ミリリットル4つ口フラスコに水200ミリリットル、実施例1と同様の製造方法によって得られたBHTのマンガン塩(2水和物)68g、硫化ナトリウム(9水和物)86g(BHTのマンガン塩1モルに対して1.2モルに相当) を仕込み、50℃まで加熱し、1時間熟成した。その後、濾過により副生硫化マンガンを除去し、BHTのナトリウム塩の水溶液を得た。
撹拌機付き500ミリリットル 4つ口フラスコにBHTのナトリウム塩の水溶液を仕込み50℃に昇温後、塩化アンモニウム39g(BHTのナトリウム塩1モルに対して2.4モルに相当) を添加し、さらに58℃まで昇温し、0.5時間熟成した。その後、20℃まで冷却し、遠心分離によりBHTのアンモニウム塩46gを得た。収率は87%、純度は99.5%以上であった。硫黄の含有量は0.055%以下であった。また、動的散乱法により測定した粒度分布を図3に示す。その結果、50%粒径Mは約9μm、全量に占める15μm〜35μm間の粒径の割合は約22%であった。
[比較例3]
(BHTのアンモニウム塩の製造)撹拌機付き500ミリリットル4つ口フラスコに水200ミリリットル、実施例1と同様の製造方法によって得られたBHTのマンガン塩(2水和物)68g、硫化ナトリウム(9水和物)86g(BHTのマンガン塩1モルに対して2.4モルに相当) を仕込み、50℃まで加熱し、1時間熟成した。その後、濾過により副生硫化マンガンを除去し、BHTのナトリウム塩の水溶液を得た。
撹拌機付き500ミリリットル4つ口フラスコにBHTのナトリウム塩の水溶液を仕込み50℃に昇温後、塩化アンモニウム39g(BHTのナトリウム塩1モルに対して2.4モルに相当) を添加し、さらに60℃まで昇温し、0.5時間熟成した。その後、20℃まで冷却し、遠心分離によりBHTのアンモニウム塩46gを得た。収率は87%、純度は99.5%以上であった。硫黄の含有量は0.055%以下であった。また、動的散乱法により測定した粒度分布を図4に示す。その結果、50%粒径Mは約7.2μm、全量に占める15μm〜35μm間の粒径の割合は約14.8%であった。
上記の結果から、本発明に係るエアバッグ用ガス発生剤は、BHTのマンガン塩1モルに対して1.1倍モル以上の硫化ナトリウムを使用し、かつ、BHTのナトリウム塩1モルに対して1.1倍モル以上の塩化アンモニウムを使用することで、硫黄の残留量を減らすことができることを確認できた。
また、本発明に係るエアバッグ用ガス発生剤は、BHTのナトリウム塩に対して塩化アンモニウムを添加し、70〜95℃に昇温し、反応させることで、15〜35μmの50%粒径で、全量に占める15μm〜35μm間の粒径の割合が30%以上に調整されたBHTのアンモニウム塩として得られることを確認できた。
エアバッグ用ガス発生剤や発泡剤に優れた性能を発揮する5,5−ビ−1H−テトラゾールジアンモニウム塩として利用できる。
実施例1によって得られるBHTのアンモニウム塩の粒度分布を示すグラフである。 実施例2によって得られるBHTのアンモニウム塩の粒度分布を示すグラフである。 比較例2によって得られるBHTのアンモニウム塩の粒度分布を示すグラフである。 比較例3によって得られるBHTのアンモニウム塩の粒度分布を示すグラフである。
符号の説明
M 50%粒径

Claims (2)

  1. 5,5′−ビ−1H−テトラゾ−ルのマンガン塩を水溶媒の下、1.1〜1.3倍モルの硫化ナトリウムを添加して反応させ、マンガンを硫化物として濾別した後、得られた5,5′−ビ−1H−テトラゾ−ルのナトリウム塩を水溶媒の下、2.2〜2.6倍モルの塩化アンモニウムを添加し、70〜95℃の範囲から定めた所定温度に昇温し、反応させることを特徴とする、エアバッグ用ガス発生剤の製造方法。
  2. 請求項1記載の製造方法によって得られるエアバッグ用ガス発生剤。
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